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賎のおだまき・武家の時代の男色

128名無しさん:2011/07/30(土) 12:11:29
念者・三五郎と念友・大蔵の「義兄弟の契」を結ぶのは、春の宵、三五郎の部屋の寝所(小座)で、「花に潤う春雨や、軒の玉 水音繁く。色こそ見えね春の雨、裏打ちのみ音ぞして人の寝静まる宵ならば大三今は堪えかね、闇はあやなし梅の花、袖に匂いの薫りきて、風に柳のようなる風情に似たる三五郎を、、、静まり返る小座の内、花のようなる三五郎をば、深くい抱きしめ思いもかけぬ 恋の名を、かけてぞ解くる雪の肌、触れて契を結びける。」

美童・三五郎の危難を救った大蔵は、三五郎を「稚児」にすることができたのだ。大蔵は寝所で美童の薫りする三五郎を硬く抱きしめ、三五郎が刀に手をかけてまで守ろうとした、
帯に手をかけるのです。

藩の荒くれ男三人から強姦・輪姦の恥辱を受けようとしていた美童・三五郎の危難を救った吉田大蔵は、三五郎を「稚児」にすることができたのだ。大蔵は、13歳の藩一の美堂三五郎が「ぜひに」と家へ来てとすがるのを振り切って馬で返ってしまう。
その後二人は昼も夜も相手の事思って恋い焦がれるのです。

大蔵も10歳年上の若い侍、性欲も旺盛のはず。その場で三五郎の願いを聴いて
すぐ一緒に三五郎の自宅に云ってっていれば、すぐにでも契りを許してもらでしょうが、
美堂三五郎を抱きしめ体を一つにできたはず、大蔵はそれをしなかったのだ。

そして二人とももう耐えられないほど相手のことを恋い焦がれるのだ。
それが良かったのだ。
しかも、義兄弟の契りを結ぶのは、人も寝静まる深夜。

大蔵は、目の前にいる美童似ても出さずずっと人も寝静まる深夜まで、三五の笛を聴いたり
談笑したりしてすごす。
人も寝静まる深夜、軒の玉 水音繁く 色こそ見えね春の雨、春雨の雨音だけの
寝所に美童・三五郎を迎え入れるのです。

大蔵はようやく寝所で美童の薫りする三五郎を深くい抱きしめ、三五郎が刀に手をかけてまで守ろうとした、
帯に手をかけるのです。

そして三五郎もすべてを委ねます。
そして下帯の結び目に手がかかっても抵抗せず委ね解かれ、積もり積もった欲情もはげしいはずです。
三五郎は時にやさしく時に激しい愛撫に身を委ね一つになるのです。

こうした話を薩摩の塾などでは元旦にはいつも回し読みするのが通例だったと「イタセクスアリス》にあるが、鹿児島の塾とは
明治以降にもあったという「郷中」の塾である「学舎」などでしょう。
実態として、「男色」に依って10代から20代までの女を排斥する事を誓う異年齢の男だけの若者が集まる組織で、こんなことがおこなわれていたのでしょう。


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