iPhoneにもパーソナルデータベース──「Bento for iPhone and iPod touch」配信開始
ファイルメーカーがiPhoneやiPod touchで活用できるパーソナルデータベースアプリ「Bento」の配信を開始した。Mac用アプリケーションソフト「Bento 2」との同期もできる。
Bento for iPhone and iPod touch(以下Bento for iPhone)は、連絡先(アドレス帳)から写真、蔵書目録、ToDo、買い物リストなどを含む、さまざまな情報をまとめて管理できるパーソナルデータベース。iPhoneやiPod touchの連絡先やカレンダー、地図、メール、Safariなどともシームレスに連携できるのが特徴で、Bento上で連絡先を編集するとiPhoneの連絡先情報も更新される。カメラを開いて写真を撮ったり、電話番号をタップして電話をかけたりも可能だ。
Mac用のアプリケーションソフト、Bento 2(以下Bento 2 for Mac)を組み合わせると、さらに活用の幅が広がる。Bento 2 for MacとBento for iPhoneはデータの同期ができ、もちろんiPhone上でもデータの編集が可能だ。Bento 2 for Macならフォームを自分の使いやすいデザインや項目配置にも変更できるので、Macユーザーで、なおかつより深くBento for iPhoneを使いこなしたければ、ぜひ入手しておきたい。Bento 2 for Macの希望小売価格は5040円。パッケージを購入後、ファイルメーカーのWebサイトから、無料アップデーターをダウンロードしてBento 2.0 v4にアップデートすることで、Bento for iPhoneとの同期が可能になる。
なおBento 2 for Macで作成できる計算フィールドや、メディアフィールドに入っている動画や音声、関連レコードリストフィールドなどはBento for iPhoneでは表示のみが可能で、新たに作成したりはできない。またiCalのイベントやタスク、ファイルリスト、自動カウンター、メッセージリストなどのフィールドや、スマートコレクションなどは同期されないという制限がある。
新型iPhoneは今夏発表──「iPhone OS 3.0」はコピペ、プッシュ通知、Spotlightなどサポート
Appleが3月17日(現地時間)、iPhone/iPod touch向けの次期OS「iPhone OS 3.0」の概要を明らかにした。新バージョンではカットやコピー&ペーストがサポートされるほか、プッシュ通知機能、検索機能など多数の機能向上が図られている。
iPhone OS 3.0の“青写真”をイメージしたロゴ
米Appleは3月17日(現地時間)、米国で報道関係者向けの説明会を開催し、iPhoneおよびiPod touch向けの次期OS「iPhone OS 3.0」で実装予定の新機能を明らかにした。iPhone OS 3.0を搭載した次期iPhoneは今夏発表予定で、既存のiPhoneへのアップデートは無料で提供される。なお初代iPhoneでは、新機能の一部は利用できない。iPod touch向けのアップデートは、9.95ドルになる。
新APIを多数公開、新たな課金方法も提供
iPhone OS 3.0では、約1000の新しいAPIを開発者向けに提供しており、これまでよりもさらに柔軟かつ自由なアプリケーション開発が可能になる。この日の発表では、開発者向けの機能として大きく6つの注目に値する新機能が紹介された。
アプリ内での決済
Bluetoothによるペアリング不要のP2P接続
アプリへのプッシュ通知
マップのアプリ内利用
周辺機器との通信、制御
iPhone/iPod touch内の音楽ライブラリーアクセス
そのほかにも、アプリ内で動画を再生する場合に、接続形態(無線LAN、3G、GSM)に合わせて映像のクオリティを変更する機能や、SMSのフォワード・個別削除、ボイスメモ、株価アプリの詳細情報(高値/安値表示、チャートのランドスケープモード表示)、メモのシンクロ、“shake to shuffle”機能、無線LANのオートログイン、iTunesアカウント作成、YouTubeレーティング、ペアレンタルコントロールなどなど、枚挙にいとまがない。
なお、iPhone OS 3.0には、iPhoneをPCのワイヤレスモデムとして利用する“tethering”と呼ばれる機能も搭載されるようだ。ただし、実際の利用にはキャリア側の対応が必要なため、この機能が利用できるようになるかどうかは分からない。
FileMaker、新製品 Bento for iPhone and iPod touch を発表
アップルの App Store でダウンロード開始
わずか 600 円の iPhone アプリで、外出中も楽しく簡単に情報の整理整頓
デスクトップソフトウェア Bento 2 for Mac とも同期
ファイルメーカー株式会社(東京都千代田区二番町、代表取締役社長:粟倉 豊)は、本日、新製品 Bento for iPhone and iPod touch を発表しました。この製品は、iPhone や iPod touch と同じくらい使いやすい超人気パーソナルデータベースの携帯バージョンです。Bento for iPhone and iPod touch を使うと、これまでになく簡単に、忙しい毎日のさまざまな情報すべてを、この新しい iPhone アプリケーションの中で整理整頓して活用できます。この新しいソフトウェアは、アップルの App Store にて、わずか 600 円(税込)でダウンロードすることができます。
Bento for iPhone and iPod touch に付属している 25 種類のテンプレートからどれかひとつを選んでライブラリを作成し、そこに情報を追加していくだけで、忙しいビジネスやパーソナルライフのあらゆる問題に今すぐ取り組み始められます。テンプレートには次のようなものがあります。
ビジネスに:問題のトラック、請求に関する情報、顧客、支出、販売する製品、在庫、プロジェクト、イベント計画、販売済み製品、機材(Issue Tracking, Time Billing, Customers, Expenses, Products For Sale, Inventory, Projects, Event Planning, Items Sold, Equipment)*
パーソナルライフに:連絡先、To Do 項目、ダイエットの記録、エクササイズの記録、支出、クラス、レシピ、デジタルメディア、車の保守点検、在庫目録、イベント、メンバーシップリスト、メモ、寄付(Contacts, To Do Items, Diet Log, Exercise Log, Expenses, Classes, Recipes, Digital Media, Vehicle Maintenance, Home Inventory, Events, Membership List, Notes, Donations)*
Bento for iPhone and iPod touch は、基本機能だけの味気ないデータベースでも、単なる強力な To Do 項目オーガナイザーでもなく、また、iPhone にビルトインされた連絡先の代わりになるだけのものでもありません。連絡先を一箇所にまとめ、仕事関係の販売記録からデジタルメディアやレシピまで、なんでもトラッキングすることができます。顧客の情報を持ち歩き、イベントやパーティーの準備をし、iPhone や iPod touch で変更を加え、それをデスクトップソフトウェアの Bento 2 for Mac とワイヤレスで同期することができます。
どのライブラリに入っているレコードについても、「コレクション」を作成して整理することができます。コレクションは、iTunes のプレイリストに似ています。たとえば、あなたが Bento 2 for Mac の中にデジタル写真のライブラリを持っている場合、風景、動物、好きな建築物の写真をそれぞれ保存する整理されたコレクションを作成することができます。また、タスクのライブラリを持っているなら、仕事、パーソナルライフ、ボランティアのタスクをそれぞれ保存しておくコレクションを作成することができます。
Bento for iPhone and iPod touch と Bento 2 for Mac 間のワイヤレス同期
Bento for iPhone and iPod touch は、スタンドアロンで使用できるアプリケーションですが、Bento 2.0v4 for Mac とワイヤレスで同期することもできます。たとえ情報がMacで編集されても、モバイルデバイスで編集されても、アップデートすれば、ユーザは自動的にデスクトップとモバイルデバイスを常に最新に保つことができます。
既存のほかの情報、アプリと連動
Bento for iPhone and iPod touch は、連絡先や Safari、メール、Google マップなどの iPhone アプリケーションと連動するので、統合された iPhone エクスペリエンスを得られます。
Bento 2 for Mac のアップデートを提供
FileMaker は 5 月 5 日に、Bento 2.0v4 for Mac をリリースしました。Bento 2 for Mac をご利用中のお客様は、このデスクトップソフトウェアのアップデートを無料でダウンロードいただけます。新しい Bento 2.0v4 for Mac は、Bento for iPhone and iPod touch との同期に対応したもので、このほかの問題も解決されています。
FileMaker の iPhone 戦略の重要点
FileMaker は、iPhone ユーザのデータベースの選択の幅を広げます。個人ユーザ向けの新製品である Bento for iPhone and iPod touch に加えて、企業ワークグループのユーザも、FileMaker Server 10 またはFileMaker Server 10 Advanced で提供される FileMaker PHP iPhone Site Assistant により、iPhone を使ってクリティカルなビジネス情報にライブでアクセスしたり更新したりすることができます。FileMaker Server PHP Site Assistant for iPhone は、さまざまな種類のビジネスデータを iPhone へ配信するのに利用することができます。たとえば、スケジュール、サービスチケット、フィールドデータコレクション、イメージ、見込み客、受注履歴、資産管理、在庫状況などです。
コメント:
FileMaker, Inc. の Ryan Rosenberg(マーケティング&サービス担当バイスプレジデント)は次のように述べています。
「たくさんの見栄えの良い今すぐ使えるテンプレートのおかげで、Bento for iPhone and iPod touch は大変魅力的であると、ユーザの皆様に認めていただけるものと思います。同窓会の企画やクラブの部員の管理、支出のトラッキング、ジムでのエクササイズ記録など、Bento for iPhone and iPod touch を使えば、外出先でも素早く簡単に行なうことができます。」
市場調査会社 Interpret, LLC(ニューヨーク州ニューヨーク、カリフォルニア州ロサンゼルス)の Michael Gartenberg 氏(戦略&分析担当プレジデント)は、次のように述べています。
「モバイルアプリケーションがデスクトップとのネイティブな同期を提供できる能力は、市場において重要な差別化要素であり、そうしたアプリは消費者に積極的に採用されます。」
* Bento for iPhone and iPod touch は、英語版のみのためテンプレートは英語のみです。ただし、Bento for iPhone は、複数の言語での入力をサポートしており、どの言語の Bento 2.0v4 for Mac とも同期できます。Bento テンプレートは、Bento 2.0v4 for Mac の各国語対応バージョンにて、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語で、利用可能です。
FileMaker, Inc. について
FileMaker, Inc. は、数々の賞を受賞しているデータベースソフトウェアを開発しています。同社の製品には、 Windows、Mac および Web 対応の伝説的な FileMaker Pro 製品ライン、および Mac 対応の Bento パーソナルデータベースが含まれます。FileMaker Pro は、米国において 2003 年から 2009 年の間に 52 個の賞を獲得し、次席以下 8 つの競合相手が獲得した受賞数の合計を上回っており、世界中では同期間に 134 個の賞を受賞しています。個人から大きな組織にいたるまで、何百万人ものお客様に、情報を管理・分析・共有するのに、FileMaker, Inc. のソフトウェアを信頼していただいています。FileMaker, Inc. は、 Apple Inc. の子会社です。ファイルメーカー株式会社は、FileMaker, Inc. の子会社です。
そういえば半年ほど前にはWiMAX EXPOのQuantaブースにあったOpenBookプロトタイプがなぜか「Manufacturer:SONY」表示になっていたというよく分からない話もありました。まもなく発表されるVAIO New Mobileは安価な横並びネットブックとは一線を画す製品のようですが、それとは別に「ネットブック」VAIOも期待できるかもしれません。
Flo's Weblogと呼ばれるドイツのブログが、AppleのiPhone OSの次期版であるバージョン2.2の動作画面とされるスクリーンショットを公開した。iPhone OS 2.2では、Google Street Viewのサポートなどに加え、iPhoneやiPod touchユーザーが、端末をパソコンに接続してiTunesを経由しなくてもポッドキャストを端末に直接ダウンロードできる機能が追加されているという。
新型iPhoneは今夏発表──「iPhone OS 3.0」はコピペ、プッシュ通知、Spotlightなどサポート
Appleが3月17日(現地時間)、iPhone/iPod touch向けの次期OS「iPhone OS 3.0」の概要を明らかにした。新バージョンではカットやコピー&ペーストがサポートされるほか、プッシュ通知機能、検索機能など多数の機能向上が図られている。
iPhone OS 3.0の“青写真”をイメージしたロゴ
米Appleは3月17日(現地時間)、米国で報道関係者向けの説明会を開催し、iPhoneおよびiPod touch向けの次期OS「iPhone OS 3.0」で実装予定の新機能を明らかにした。iPhone OS 3.0を搭載した次期iPhoneは今夏発表予定で、既存のiPhoneへのアップデートは無料で提供される。なお初代iPhoneでは、新機能の一部は利用できない。iPod touch向けのアップデートは、9.95ドルになる。
新APIを多数公開、新たな課金方法も提供
iPhone OS 3.0では、約1000の新しいAPIを開発者向けに提供しており、これまでよりもさらに柔軟かつ自由なアプリケーション開発が可能になる。この日の発表では、開発者向けの機能として大きく6つの注目に値する新機能が紹介された。
アプリ内での決済
Bluetoothによるペアリング不要のP2P接続
アプリへのプッシュ通知
マップのアプリ内利用
周辺機器との通信、制御
iPhone/iPod touch内の音楽ライブラリーアクセス
そのほかにも、アプリ内で動画を再生する場合に、接続形態(無線LAN、3G、GSM)に合わせて映像のクオリティを変更する機能や、SMSのフォワード・個別削除、ボイスメモ、株価アプリの詳細情報(高値/安値表示、チャートのランドスケープモード表示)、メモのシンクロ、“shake to shuffle”機能、無線LANのオートログイン、iTunesアカウント作成、YouTubeレーティング、ペアレンタルコントロールなどなど、枚挙にいとまがない。
なお、iPhone OS 3.0には、iPhoneをPCのワイヤレスモデムとして利用する“tethering”と呼ばれる機能も搭載されるようだ。ただし、実際の利用にはキャリア側の対応が必要なため、この機能が利用できるようになるかどうかは分からない。
“米Appleが2010年に7〜10インチのマルチタッチ・スクリーンを搭載したタブレット型ネットブックを700ドル未満で販売する準備をしている”といううわさが再燃している。これは、Apple関連情報を集めた「AppleInsider | Apple Insider News and Rumors」に投稿された記事によるもので、調査会社Piper Jaffrayのアナリストによって書かれた報告書が引用されている。
会場となるMoscone Center Westには、おなじみとなった大きな白いリンゴマークが張り出され、大きく「WWDC 09」と書かれている。しかし2009年の今年、いつもと少し違うのは、この巨大なガラス張りの建物の1階の窓を埋め尽くしているのがアップル製品のアイコンではなく、他社製品のアイコンであること。そう、これは世界中の開発者が作ったiPhone用アプリケーションのアイコンなのだ。開発者が主役であるWWDCには、まさにうってつけのディスプレイである。
WWDC会場に飾られた横断幕には「One year later. Light-years ahead.」(1年後。数光年先)と書かれている。そう、iPhoneが日本を含む世界81カ国で発売されたのも、iPhone向けのアプリケーションをアップル以外の開発者が提供できるようになったのも、実はまだ1年弱しか過ぎていない。しかし、この1年で、iPhoneのアプリケーション開発は、とても1年とは思えないような革新を世の中にもたらしてきた。
●新iPhone? MacBook Air? 発表されるのは何?
WWDC会場内、本日は1階の登録受付しか開放されていなかったが、他社のiPhoneアプリのアイコン以外では、「iPhone 3.0」と「Mac OS X “Snow Leopard”」の横断幕が飾られていた。つまりアップルは今年、iPhoneのOSとMacのOSを同時にメジャーアップグレードすることになる。どちらもすでにある程度の概要は明かされているOSであり、今回のWWDCのメインテーマであることは明白なので、あえて隠すまでもなかった、ということだろう。
となると、やはり期待が高まるのが、これらのOSがいよいよリリースされるのか、という点だ。これについてiPhone 3.0は、すぐにでもリリースされる可能性が高いが、一方でMac OS X “Snow Leopard”については、リリースまでもうしばらくかかりそうという予測が多い。
基調講演ではiPhone 3GSに搭載する新OS「iPhone OS 3.0」の概要も紹介。従来のiPhone OSではできなかった「コピー&ペースト」ができるようになったほか、本体を振ることで「アンドゥ(操作のやりなおし)」に対応している。また、「Find my iPhone」機能も搭載した。利用できるのは同社の有料モバイルサービス「MobileMe」ユーザーに限られるが、万一iPhoneをなくしてもPCから端末の位置を確認したり、ディスプレイにメッセージを表示したり、情報を削除したりできるようになった。「iPhone OS 3.0」は6月17日にリリース。現行のiPhoneユーザーには無料で、「iPod touch」ユーザーには9ドル95セントで提供する。
基調講演ではiPhone 3GSに搭載する新OS「iPhone OS 3.0」の概要も紹介。従来のiPhone OSではできなかった「コピー&ペースト」ができるようになったほか、本体を振ることで「アンドゥ(操作のやりなおし)」に対応している。また、「Find my iPhone」機能も搭載した。利用できるのは同社の有料モバイルサービス「MobileMe」ユーザーに限られるが、万一iPhoneをなくしてもPCから端末の位置を確認したり、ディスプレイにメッセージを表示したり、情報を削除したりできるようになった。「iPhone OS 3.0」は6月17日にリリース。現行のiPhoneユーザーには無料で、「iPod touch」ユーザーには9ドル95セントで提供する。
iPhone for everybodyキャンペーンを適用すれば、
16GBモデルが一括で5万7600円、24回払いで月々2400円。「月月割」を引いた実質負担額は、一括で1万1520円、24回払いで月々480円。
キャンペーン非適用価格では、一括で6万9120円、24回払いで月々2800円。「月月割」を引いた実質負担額は、一括で2万3040円、24回払いで月々960円。
噂の Apple 製タブレットの詳細をアナリストが公開
8月10日9時1分配信 japan.internet.com
噂になっている Apple のタブレット型デバイスについて、これまでさまざまな情報を提供してきた投資会社 Piper Jaffray のアナリストが、アジアの情報筋からの話として、さらに詳しい情報を掲載したレポートを発表した。秘密厳守の Apple にとっては最悪と言えるほどのリーク情報になるかもしれない。
6月10日13時23分配信 japan.internet.com
Apple の「WWDC 2009」が6月8日に開催され、噂に広まっていた新型 iPhone「iPhone 3G S」が公開されたばかりであるが、台湾大和総研のアナリスト黄文尭氏によると、Apple は年内にも ARM プロセッサを使用した「Smartbook」を発売する見通しだと指摘した。
黄文尭氏は、「Apple が発売する Smartbook は ARM 系 CPU を使った10インチの Netbook のような製品で、年内の登場が予想される」との見通しを述べている。Smartbook とは、フォームファクタ的には Netbook と同様であるが、常時接続を想定したアプリケーション向けの製品である。6月2日から5日に台北で開催された「COMPUTEX Taipei 2009」では、Qualcomm が SnapDragon+Android を出展し、また、複数の台湾系 ODM 企業がすでに開発を進めている。
仮に、Apple を始めとする各社が ARM プロセッサベースの Smartbook を投入すれば、Android OS との相乗効果で Windows 陣営に大きな打撃を与えるだけでなく、将来的には優位性が逆転することにも繋がる可能性がある。Android はスマートフォンに止まらず、正に本丸とも言うべきノート PC 市場への浸透を急速に拡大する可能性があるだろう。
Apple のノート PC 生産の大部分は、クアンタ(Quanta Computer=広達電脳)が担っている。同社では「秘密兵器」と呼ぶマルチタッチパネル技術を完成済みで、こうした技術が Smartbook に使用されてくる可能性も大いにあり得るだろう。クアンタのマルチタッチパネルは、iPhone のような小型ディスプレイのみならず、10インチ以上のディスプレイに対応した製品となる見通しだ。