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日本凋落

5南無阿弥陀仏:2008/07/13(日) 15:57:40
福田、アフリカ諸国の取り込み失敗…温暖化対策めぐり



親しげに談笑するムベキ南ア大統領とサルコジ仏大統領をうらやましそうに眺める福田首相=7日午後、ザ・ウィンザーホテル洞爺(代表撮影)(クリックで拡大)

 7日に開幕した北海道洞爺湖サミットで議長役としてデビューを果たした福田康夫首相だが、拡大会合では早くも温暖化対策をめぐってアフリカ諸国の取り込みに失敗し、日本のみならず国際的なひのき舞台でも指導力不足を露呈した格好となった。

 日本政府は当初、アフリカ7カ国の首脳が加わったアフリカ開発に関する拡大会合で、地球温暖化問題を中心に議論することをもくろんでいた。主要8カ国(G8)がアフリカ支援の重要性を確認する代わりに、温暖化対策へのアフリカ諸国の支持を取り付け、同対策に腰が重い米国への圧力とする“作戦”を描いていたわけだ。

 拡大会合の会場となったホテルの部屋に最後に入った福田首相は、ブッシュ米大統領から促されて議長席の前に進むと、テーブルにあったスプーンでグラスを鳴らす粋な方法で、開会を告げた。「欧米ではよく見られる、親しみを込めた合図」(首相周辺)という。

 だが、福田首相の思惑と異なり、議論はアフリカ側の意向で食糧や原油価格高騰に集中。南アフリカのムベキ大統領らが温暖化対策を主要議題とすることに難色を示したためだ。

 実際、拡大会合後に行われたムベキ大統領との個別会談でも、福田首相は2050年までに温室効果ガスの半減を目指す長期目標について「主要経済国が共有することが大事だ」と理解を求めたが、大統領は「改めて9日にお話しする」と述べるにとどまった。

 そもそもアフリカへの働きかけは、5月末に日本で開かれたアフリカ開発会議(TICAD)でも行われ、日本は温暖化対策への支持獲得を試みた。ところが、アフリカの関心は食糧問題に絞られ、最終日に採択した「横浜宣言」では、日本の温暖化対策を「支持する」としていた草案が、アフリカ側の意向で「評価する」に書き換えられた経緯もある。

 それだけに、永田町有力筋の1人は「福田首相は経済格差が広がるアフリカ側の事情やニーズを読み間違えていたのでは」と解説する。

 欧州連合(EU)当局者は7日、記者団に対し「2050年までに温室効果ガス排出量を半減するとの長期目標に合意できなければ、今回のサミットは失敗だ」と述べ、議長国の日本に対して合意に消極的な米国の説得に向け厳しい対応を求めた。

 日本で初開催となった79年6月の東京サミットを前に、退陣に追い込まれた父の故赳夫元首相の無念を晴らすためにも張り切る福田首相だが、プレッシャーは強まるばかりのようだ。


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