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日本凋落

24南無阿弥陀仏:2008/10/27(月) 05:33:58
中国の寄付金額は少なくとも給料に比例する。結婚式の祝儀も葬式の香典もそうだ。しかも、記名式とあればなおさら金額は熟慮を要する。中国の寄付のやり方がいいか悪いかは別として、彼女は「郷に入れば郷に従う」べきだった。相応額がわからなければ、総務や人事に相談するのが正解だっただろう。結果、「上海で働く日本人」にミソがついたのは言うまでもない。

 上海には日本人向けの特殊なポジションがある。学歴不問、専門能力不問、語学不問という「日本人職」だ。筆者も上海で勤務をしていた頃、人材紹介会社から3つの不問、つまり“3F”人材をたくさん紹介してもらった。これらの層は想像以上に厚く、「日本人」のみで採用が決まる上海には、常に絶え間なく半端な若者が流れ込んでいることがわかる。

「日本人職」が求められるのは、1つには「日本人担当者なら安心する」という取引先ニーズがあるためだ。「中国人担当者しかいないの?日本人寄越してよ」、そんなリクエストはしょっちゅうで、日系企業は日本語が堪能な優秀な中国人より、多少、出来が悪くても日本人を信頼する。採用する日系企業にとっては、計算高い中国人よりも、思考パターンが類似している日本人が安心だ。しかし、ビザを発給する公安当局はその履歴書が腑に落ちない。「なんであんたの会社はこんな日本人を雇うわけ?」と嫌味を言われた日系企業もある。

 一方、“ダメ日本人”を雇った結果の難題もある。

「なんで中国語も話せない日本人が8000元(約12万円)も給料をもらえるんですか」

 中国人と日本人が同居する企業ではしょっちゅうこんな議論が繰り返される。アタシの方が学歴もあるし、日本語、英語も堪能なのに……。納得できない優秀な人材はどんどん辞めていってしまう。一方、当の“ダメ日本人”は尻尾を巻いて帰国するどころか、コケむすまで中国に居座る。日本には就職先がないためだ。中国沿海部を上から下に、あるいは東南アジアを転々とする姿もある。中には帰国便の航空券代さえ捻出できない貧しい日本人もいる。

「何も考えないでとりあえず上海に行く、現地で就職してもすぐやめる、そして再び登録する。中国ではそんな循環の20代後半〜30台前半の日本人が目立ちます」とある人事コンサルタントは現状を指摘する。
中国=富、日本=貧?
憧れではなくなった日本人

 2001年、中国のWTO加盟を境に日本企業が大挙して上海に進出した。当時、日本のパスポート(=日本人であること)はまだまだ有効、ソニー、松下もまだまだ中国人の憧れだった。日本製品はすごい、日本の技術はすごい、日本人はすごい――。上海人にとっても日本への留学、日本企業とのビジネスは将来の富裕を約束していた。日本人男性と結婚することも、上海人女性の未来を明るくするものだった。が、こちらも様子が違ってきた。

「今の上海人女性は日本人の男性には興味はないわね、お金ないから。私?日本人と結婚したことを後悔しているわよ」

 経済格差がある限り、こういう現象は存在するだろうと思うが、所詮、日本人は金ヅルだったのか。非常に衝撃的な発言だ。

 一方、“一部の殿方”が大好きな上海の「カラオケ」業態にも変化が。月収100万円は下らないとウワサされる日本の商社マンといえば、かつては上得意客だった。上げ膳、据え膳でもてなされたものだが、今は主客逆転。自分の月収を説明するのに1本指を立てるカラオケのママさんも1人や2人ではない。偉そうに振舞う日本人に、最近は「ふん! あんたよりもらっているのよ!」の罵倒が飛ぶこともあるそうだ。

 上海の不動産賃貸業といえば、世界各国から集まった駐在員を顧客に、そのマーケットをたちどころに膨らませた業界だが、彼ら営業の最前線は、日本人のボリュームゾーンを「ロワーミドル」と位置づける。


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