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外来種ペットブームについて

374風来坊:2007/03/31(土) 00:40:59 ID:19k2IX/E
1999年11月24日植物検疫所は新たに生きたクワガタ・カブトの輸入を44種許可した。
このとき、日本昆虫協会は、2002年2月ニュースレター42号で以下の警告をしている。
*昆虫のブラックバス化が起りえる状態となった。
植物防疫所が開示したインターネットホームページの最後には以下の文言が掲示されている。「植物防疫法では、有用な植物を害する昆虫類等(検疫有害動物)の輸入を禁止していますが、検疫有害動物でなければ、輸入することは可能です。中略、また、国内外には、外来動植物により在来種の生態系が乱されるという、植物検疫法とは異なる問題点の指摘もあります。外国産の昆虫を野外に放さない配慮も必要でしょう。」
今回の植物防疫所の判断は法律上の解釈問題よりも愛好家のなかや、もしくは一般社会でどのようにうけとめられるかである。1000万円のクワガタ報道にあったようにいきすぎた投機的クワガタブームのさなかでもあり、また、日本の自然とはどういうものであって欲しいという思想的発想が日本ではふらついているため恐い面をも浮き彫りにしている。
生きた外国産クワガタやカブトがかなり自由に入ってこれるとなると、結果的に他の動物のように野外に放す人達もでると予想される。熱帯系の種類は寒さや乾燥の厳しい冬をのりきれないだろうから問題にはならないと思えるが、北方系の種は日本に居つけるはずで、その場合は今までいた種と交わったり置き換わる可能性もある。そうなると日本古来の固有種がいなくなり外国種や雑種が生息することもありえるのだ。

元の場所にいない虫を放す放蝶や放虫は昆虫愛好家にとって結論がでていない問題である。絶対反対が昆虫愛好家の9割近く、少数が限定賛成。全く自由にやってもいいという意見は昆虫愛好家にはなかったはずで、それを許せるのは昆虫の生き様にそれほど深い興味を持っていない人達だけといえる。放中はこれまで主に日本の中での種類の移動だったが、今回は、大幅に種類が増えたため、特にクワガタに関しては外国産昆虫のブラクバス化が起きえる土壌ができたことになる。
放っておけばなしくずし的に放中が進行していくことになり、早急に一般の人達にも受け入れやすいルールを作って、昆虫からみた日本の自然を今後どのようにしたいかを検討すべきだと思う。今まで、結論がでなかった一つには絶対反対が強すぎた面もあり、共に相いれることなく現実にはあちこちで放虫がどんどん進行している。オールオアナッシングではなく、我々昆虫愛好家の知恵を結集して各種毎の放虫に於ける現実的な影響等を明確にしつつ、さらに放虫や増虫したい人の気持ちも汲んだ一定のルールを示し、そのルールを普及させて、むやみに放虫出来なくする雰囲気をつくるべきなのではないだろうか。
以下略
植物防疫所が有用な植物を害する恐れがないということだけで無責任に輸入を解禁したことが原因としか思えない。
日本の自然をどうしていくかという発想を確立しない限り解決しないだろう。


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