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アチャ子さんが欲求不満を晴らすスレ(SS用) part1

206名無しさん@冒険中:2015/03/14(土) 13:12:09 ID:CzbzRumI0
258 名前:名も無き冒険者[sage] 投稿日:2015/03/14(土) 00:15:43.46 ID:FFgCVjdM
セントヘイブンに向かう飛空挺に乗るため
乗り場の階段に足をかけると、小さな叫び声に続いて、カラカラと何かが転がる音。
靴に当たって止まったそれは、細身の万年筆だった。
拾い上げると、中腹では一人の女の子がばらまかれたバッグの中身を拾い集めている。
万年筆を手渡すと
「あ、ありがとうございますにゃ!」
感謝の言葉を残し、彼女は葉っぱのフレアスカートをひらめかせながら、
あぶなっかしげな足取りで急いで駆け上がっていった。
やれやれ、そう思いながら階段を上りきると、無情にも出発する飛空挺。
次の便まで、あと二十分以上。夜中近い時刻には人もまばら。
待合室に入り、椅子の冷たさが気にならなくなりはじめたころ、
さっきの女の子、あくろちゃんが待合室に入ってきた。
「にゃい、これ。さっきのお礼ですにゃ。」
そう言うと、この乗り場で売られているバッタジュースをオレの方に差し出す。
「いいよ気にしなくて。それに、オレより先に行ったのに船に乗らなかったの?」
「にゃい、というか…なんでかにゃ。にゃんとなく、にゃ、いい人だったからかにゃ…」
口ごもる彼女。そして、
「にゃっ!」
と、短く声をあげると、不思議なものを見るような
そうでいて少しとまどったような目でオレの顔を見つめて言う。
「ふき飛びなたいっ!」

207名無しさん@冒険中:2015/04/16(木) 03:32:34 ID:W3BkzeO.0
693 名前:名も無き冒険者[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 00:44:56.98 ID:7W2GnKn7
クエスト、ネストを一人で終わらせてセントヘイブンに戻る単調な日々を続けていた俺
ふと最近彼女を見かけないと思いギルメンに声をかけた
「なぁ、ボウマスちゃんどこにいるか知らない?」
「あれ?知らないの?ここのところずっと修練場に行ってるみたいだよ」
「へぇーそうだったのか、ちょっと様子でもみてくるかなぁ」
弓の修練場に向かうと目を閉じて精神統一をしているボウマスちゃんがいた
その場を離れようとすると、こちらに気づいたようだった
「わるい、邪魔したね」
「いえ…それより見てください、修練によってより高い威力の技を放てるようになったんですよ」
最近姿を見ないと思っていたらどうやらずっとここで修練をしていたらしい
呼吸を整え、ゆっくりと弦を引き絞る、そして「つらぬけ!」の声と共に勢い良く矢が放たれた
「すごい」 的を吹き飛ばすほどの威力に俺は驚いた
と、同時にボウマスちゃんは倒れそうになり、咄嗟に支える
「フラフラじゃないか、こんなになるまでしなくても…」よく見ると手は腫れ、血が滲んでいた
「あ、ありがと…でも私は火力を出すために努力をしないと…私にはそれしかないから
足手まといにはなりたくないから、みんなと一緒に戦いたいから、だから…これくらいのことはなんでもありません」
「わかったから、怪我の手当てをしよう」と促すと、頷き微笑んで言った
「これで…少しは役に立てるかな?」

なんてことがあったら絶対に好きになっちゃうだろ?


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