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【ミ】『ヨハネスブルグの明星』 その2

426『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2019/06/24(月) 01:06:00
>>422(ウィル)
残念ながら、スロープは手前から奥に向かって上昇する
緩やかな坂になっている。登るにあたってさしたる障害ではないが、
少なくとも滑り降りることはできない。

ナツメグ:
「オレが前に出る。
 頭上と、足元と、雪の動きに気をつけろ。
 ・・・・はっはは、我ながら無茶な要求だけどよ」

   ザッ ザッ ザッ

『ナツメグ』に続き、、そのまま雪を踏んで前進を始めた。
雪は深く、足取りは捗らない。走ることすら出来ない。
視界の彼方で『ハッピー・オルガン』の巨体が立ち上がる。
まだ無事のようだが、ルンクスに追われているようにも見える。
その背中が、雪が赤く染まった一帯へと向かう──

>>403(エイノー)

カシュ!カシュ!

仲間の最後尾を志願し、
ドライヤーから『送風』『発熱』カートリッジを作り終えた。
先頭には菊川を抱えた『ナツメグ』が立っている。
その恰幅ある背中は、さながら除雪車の頼もしさだ。

この距離でも移動する『ハッピー・オルガン』の巨体と、
ルンクスであろう黒、井上であろう赤だけは見分けがつく。
『ハピオル』が立ち上がり、『赤』へと向かう──

>>425(高遠)
空中で旋回し雪を吹き飛ばすが、吹雪の中では蟷螂之斧に思われる。

着地した高遠は、即座に気が付く──
新雪の積もったこの空間は、『クレモンティーヌ』殺しだ。
柔らかく頼りない足場、足を取る大量の雪。

エイノー:
「雪は嵩張るのでそこまで水量はないだろうが『地面を隠す』『一度溶けて足首あたりで
 再凍結して足止め』くらいは可能かもしれない、慎重に進もう」

さらに加えて、この忠告が正しければ、敵の妨害は対処するべくもない。
ここはエイノー命名するところの『ガブリエル』の『聖域』なのだ。
雪が消えでもしない限り、『クレモンティーヌ』の維持は困難になるだろう。
かといって、道なりの雪を踏み固める時間はありそうにない。

無策で雪上を進むとなれば、30mの距離はけして近くはないのだ。
ともあれ、最小限の足場でスタンドを維持しながら、高遠はウィルの背中を追う。


>>424(『ハッピー・オルガン』)

傲岸不遜が具現化したような『ハッピー・オルガン』だが、
彼は『愚鈍』ではない・・・・その高い知能も『悪魔』たる所以だ。

大の字のまま思案するのも束の間、
すぐさま頭を切り替え、立ち上がった。

                             ビキ ビキッ


『完全自律型』でなければ確実に『再起不能』であろう胸の穴から、
さらに小さな亀裂が広がる。
四肢の動きに影響は感じないが・・・・これ以上のダメージは間違いなく『ヤバい』。
スタンドという存在の中心から崩壊が広がれば、消滅は免れない。


        バ   
              ビュンッ !


接近するルンクスを軽く置き去りにし、鮮血に染まった雪の縁に到達した。
縁、と表現したのは、そこに『穴』が生じていたからだ。

井上の半身二つが転がった場所──それは血の色で明らかなのだが、
そのどちらにも井上の姿はなく、代わりに人間サイズの穴が、
雪上にぽっかりと口を開いているのだ。
そしてよく見れば、雪の赤は照り返しの色で、雪上に血は一滴も残っていない。
照り返しの元となる『赤』は、謎の穴の底にあるようだ・・・・

改めて周囲を確認する『ハピオル』。
ルンクスはこちらに向かってくるが、雪原上の移動は当然遅い。距離『10m』。
想像通り、積み上げた『雪玉』からは離れている。

そして、こちらも想像通り──
見覚えのあるビヤ樽のような巨体が、雪原の彼方に現れているのが見えた。
『ナツメグ』だ。後ろに『ノロマども』も続いている。距離は『30m』程度か。
『2vs1』の一方的な戦いに終止符を打つ為の駒は、ひとまず揃った形だ。

しかし・・・・その時だった。

427『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2019/06/24(月) 01:10:35
>ALL

            ・・・ ズ   ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


             ゴ   ゴ  ゴ
ゴ       ゴ               ゴ  ゴ 

   ゴ                            ゴ

                  ゴ       ゴ

──突如、雪原が揺れ始めた。
一同が思わず立ちすくみ、バランスを取る。
揺れは『大地震』というほどではないが、地下空洞を不気味な反響で満たし、
未知の地底の怪物の存在を想起させた。


  ズ  ズ ン !

続いて、雪の床に異変が生じる。

               ズ  ズ ン !

地響きを立てて床が『落ちた』。
足元だけではない。地下墓地全体を対象に。


                            ズ ズ ン !

二度、三度、立て続けに。


地震ではない・・・・『地盤沈下』だ。
床ごと宙に投げ出されたような『浮遊感覚』。
底の見えない穴を落下していくような『恐怖』── !!

428エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2019/06/25(火) 21:23:04
>>426-427
『送風』カートリッジを『F・O・Q』左肩に急ぎ装填し他の3人に呼びかける。

「全員急いで私に近付いてくれ、『手助け』はする」



429エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2019/06/25(火) 21:59:14
>>428
途中送信失礼。

『F・O・Q』が背後を向き全力で『送風』する(自身は影響ないよう『F・O・Q』前面に密着、ついでに一度『粘着』カートリッジを抜く)。
言うまでもないが零から風を起こす能力が『送風』ではない、従って逆方向からはパワーAの『吸引』現象が生じるのだ、これで可能な限りの仲間を引き戻し次に『送風』を下方に向ける。
運が良ければ短時間のホバリング、そうでなくとも軟着陸の手助けにはなるだろう。
後はルンクスの『花嫁』に『虚空を作り出す能力』持ちがいない事を願うしかない。
それさえなければ絶対に『行き着く底』はあるのだ、反攻は不可能ではない。
実際ルンクスの罠の可能性は無視できないが低いとは思う。
そうであれば追ってきた全員が地下に着いた刹那発動させればルンクスは安全に逃走出来た筈でその方がルンクスの勝率は高かった、何か凄い『拾いもの』を見つけたらしいが麻雀だと安牌があるならめくり合いはせず逃げる時は逃げて決定的勝機を探すのがルンクスという男だろう。

430ウィル『ヴェノム&ファイア』:2019/07/01(月) 22:47:58
>>427

「空洞の 更に下が…ッ?!」

ここはエイノーに委ねる他ない。
後は『ナツメグ』が肉のクッションを作れたならいいが、『肉詰め』に丁度いいものがあるかどうか。
だがこの落下、果たしてあの『ルンクス』はどうするつもりなのか?
一応下を見て着地、あるいは受け身を取る準備をしつつも、まだ地面が見えなければ、敵やハッピー・オルガンの動向を伺う。

431高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2019/07/03(水) 21:45:31
>>426-427
「落ち……ッ」

予期せぬ落下。


姿勢を縦に保ち、空中で出来るかはわからないがエイノーに接近を行う。

コレは、確実に自分が一番死ぬ『攻撃』だ。……おそらくは『ガブリエル(仮)』の

すぐに行わなかったのは……おそらく下準備に時間がかかること。
こちらもあの通風孔を抜けるのがスムーズでなかったが為にこの攻撃を許してしまったのだろう。

最悪、この状態で雪を溶かし、凍らせる真似もしてこないとも限らないし
ルンクスはコレを把握済みでもおかしくない。

飛来物にだけ気を配り後は防衛に務める

432井上正『ハッピー・オルガン』:2019/07/04(木) 05:45:53
>>427
【おォ〜? いいねェ!】

井上を持ったまま壁に飛び、脚を埋め込んで留まる。上から瓦礫が落ちてきても問題ない、当たらんからな。
ルンクスから目を離さないでおく、追撃してもいいけどまぁ防がれるだろうしな。
下まで落ちてまだ生きてたら戦うことにしよう。

433『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2019/07/26(金) 12:07:05
>>428-429 >>431(エイノー、高遠)

突如、真下に遠ざかる雪原という名の『床』。
宙に投げ出された高遠は懸命にもがくが、
足場を失った『クレモンティーヌ』に移動の術はない。
そのまま落下を余儀なくされるかと思われたが──

         ヴォ!!
               ヴォ!
                     ヴォ!!

エイノーの咄嗟の機転!
反転した『フィストフル』の『送風』能力によって、
『接近』と『吸引』を同時に行い、最速で高遠を回収した。

前方の三人はと見れば、あちらも『ナツメグ』が救出に入ったようだ。
エイノーはひとまず『送風』ノズルを下方に向け、
沈下を続ける雪原への降下に備える。

強化された『送風』機能だが、人二人を飛行させるほどの性能は流石にない。
だが、エイノーだけであれば地面に噴射して『ホバリング』程度は期待出来る。
人二人でも、着地のショックの軽減には十分すぎるはずだ・・・・
この落下がどこまで続くのかはともあれ。

エイノーの加護を受けた高遠は、落ち着いて周囲の状況を確認できる。
その眼下に進行する状況とは──


>>430(ウィル)

「用心しろとは言ったが、まぁさか床が抜けるとはよ」

苦笑交じりの声と同時に、ウィルの肩を巨大な手が掴む。
『フランキー・アヴァロン』──『ナツメグ』のスタンドだ。
宙を踊るウィルを引っ張り、そのまま草食獣のような本体の右肩に乗せ変えた。
反対の肩では、菊川が顔を歪めながら『ナツメグ』の首に齧りついている。


「──雪の下は岩盤と人工芝だよ。底が抜けるわけない!」

分析の声も興奮気味だ。

「──これは『雪』を解除しただけだ。じきに収まるはず。
 ──それより、なんで足止めの『雪』を消すのかが『謎』だよ。
 ──ルンクスは、何を考えてるんだ・・・・?」

ウィルは改めて、ルンクスに目を移す。
スロープの坂上に立っていた『性豪』は、ウィルたちより高所から
落下を余儀なくされており、同様に中空にある状態だ。
『ハッピー・オルガン』の姿は、いつのまにか消えている。

『35m』の距離では黒人の表情までは窺えないが、動揺の気配は感じられない。
菊川の予想が正しく、この事態そのものがルンクスの指図ならば、それも道理だ。
一方でこの状態であれば、投擲の類の攻撃は問題なさそうだ。

そしてこちらも菊川の予言通り。
雪原の沈下は、ほどなくして止まった。

──意外すぎる光景を伴って。


>>432(ハッピー・オルガン)

                        ビュ バ!


手負いとはいえ、その反射速度に衰えはない。
落下の瞬間、『ハッピー・オルガン』は雪原を疾り、雪に沈んだ井上の身体を掘り出す。
想像よりは浅い場所にあった上半身を引き抜くと、浮遊し手応えのない足場を滑るように
壁際へと向かい、

             ドッ ゴム!!

岸壁に蹴り足を打ちこんで、落下を免れた。

ルンクスはといえば、当然ではあるが、落下を余儀なくされている。
しかし、態勢を崩すでもなく、顔はこちらに向けたままだ。
『ハピオル』がそうであるように、動揺も隙も見当たらない──
仮に今攻撃したところで、『エンジェルズ・ラダー』の防御は鉄壁だろう。


ペンキ缶から取り出した刷毛のように出血する、
井上の体を引っ提げたまま、『ハッピー・オルガン』はしばし、
状況の動向を注視する──

434『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2019/07/26(金) 12:08:19
>ALL

雪崩にも似た雪原の崩落は、
意外にもさしたる時間は続かなかった。

高度にして『5m』あったかどうか──
建物にすれば、一階分の落下というところだ。
巨大な墓石が完全に露出しているのを見る限り、
『雪』が解除されたという菊川の見立ては正しかったらしい。


各自の対策が功を奏し、怪我をすることもなく、
『ハピオル』以外のメンバーは沈下を終えた床に降り立った。

全員が思わず身構えたのは、戦慄から──ではない。
着地した地面が、鏡のような『氷面』だったからだ。

地下墓所の地面全てが、分厚い『氷』で舗装されている!
さながら『スケートリンク』の様相だ・・・・!


「ようやく・・・・仕上がったなァ。
 オレの新たな『花嫁』を紹介すルが『舞台』が」


自信に満ちたルンクスの声が、『鏡張り』の床に反響する。
同時に、全員が感じた・・・・

墓所の奥、その先の闇に生じた、重々しい『気配』を。



           ゴ        ゴ           ゴ    
                                      
     ゴ

435高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2019/08/22(木) 19:29:04
>>433
とりあえず着『氷』までは踊りようがないが、降り得たらまず『氷』以外の床
……墓石はどれだけ氷から露出しているか見つつテンポを落とし
近場であればそちらの墓石へ飛び移ることを試みる。(滞空中に解除されていたら再発現)

ただのスケートリンクであればフィギュアスケートと同じ、クレモンティーヌの踊り場だが
相手によって作り出され相手が自在に操作できるという一点において絶望的に致命。

かつ敵『達』からすれば盤石な状況であることは間違いないわけで
まず足元の危険を減らしたいが、すぐにでも動けそうになければ守りの構えと『気配』の主を探るに留める。

436ウィル『ヴェノム&ファイア』:2019/08/24(土) 00:55:27
>>434

地面を見る。これが『ルンクス』の用意した舞台ということか。
『氷』ということは、機動力が奪われる。新手の嫁は、それに影響がないということか?

「新たな『被害者』の間違いではないかな?」

『ファイア』を構えながら、その新手の『スタンド使い』の方を見る。
『ルンクス』もこの展開は読んでいなかったと思うが、果たしてどんな姿なのか。
もしスケートのように足場を移動するなら、近距離パワー型の仲間に氷を壊してもらう必要があるか。

437エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2019/08/24(土) 14:45:07
>>433-434
まず『発熱』カートリッジを『F・O・Q』に装填、しかるのち井上と『ハッピー・オルガン』の位置を確認し最前まで出て井上達を外す形でルンクスか物音の方向に『100℃の最大風力』を叩きこむ(井上も『ハッピー・オルガン』も確認できない場合即死する行為ではないので『幸運を祈る』)。

『水操作』の気化して吹き飛んた水がどれ位で復元するか、あるいは一時乾燥するか『』

438エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2019/08/24(土) 14:46:07
>>433-434
まず『発熱』カートリッジを『F・O・Q』に装填、しかるのち井上と『ハッピー・オルガン』の位置を確認し最前まで出て井上達を外す形でルンクスか物音の方向に『100℃の最大風力』を叩きこむ(井上も『ハッピー・オルガン』も確認できない場合即死する行為ではないので『幸運を祈る』)。

『水操作』の気化して吹き飛んた水がどれ位で復元するか、あるいは一時乾燥するか『程度』と『限界』

439エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2019/08/24(土) 14:52:41
>>437-438
多重投稿て途中送信申し訳ない。

『程度』と『限界』を知りたい。
ルンクス達に影響があるならそれに越した事もない。

440『ヴァージンロード・クルセイダーズ』:2019/08/28(水) 02:04:24



──当ミッションを『終了』する。


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