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【ミ】『彩の箱庭』

1『胎より産まれ棺に朽ちる』:2015/10/31(土) 22:28:47
「俺は、『密室トリック』より『密室』の方が好きなんかもしれん」

 「――こんなミステリはどうかな。
  不思議、としか言えん密室状態での殺人事件が起きる。
  居合わせた者たちはただ呆然とし、恐怖する。

  やがて探偵はみんなの前に進み出、
  黙ったままそのドアを板と釘で打ちつけると一同を振り返り、
  ひと言だけ告げる。『さぁ、帰りましょう』……」

 ――――有栖川有栖『孤島パズル』より引用。

45『黄の石窟』:2015/11/09(月) 23:10:59
>>40(鈴元)
>>41(久染)
>>43(鈴元)
二人は飲み物を購入し、準備を済ませる。
旅館の電話番号は地図の右下に記載されている。
XX-1048-5969(湯治は極楽)、覚えやすい語呂合わせだ。

「『源泉洞』までなら『電波』も通じますから、
 もしも迷ったりしたら、早めに連絡を下さいね。

 すぐに、若い者を向かわせますからね」

従業員に強く念押され、二人は旅館を出る。
外はチラホラと観光客らしき老人達や、地元の住民を見かける。
『源泉道』は山道を直進し、先ほどの二股カーブを縦断する形になる。


              ブブブ・・・・
                          ブブブ・・・・


虫の羽音が聞こえてくるが、田舎では決して珍しくはない。
やがて、二人は山道の入り口へと到着した。
二人を出迎えるのは、赤々と鮮やかに色付いた紅葉のドームだ。
但し、色彩に見惚れていると雨にぬかるんだ地面に、足を滑らせるのは必至だ。

>>41(しづゑ)
木製の湯桶を手にし、露天風呂にやってきた。
先客がいる。三人の中年女性だが、バス内で見かけた顔ではない。
恐らくは地元の住民か、別経由でやってきた観光客だろう。


        「あらー、貴方のところにも来たのー?」

            「そうよー、旅館のところに足運べないじゃない?
             ウチは主人が役場の方だからねー、
             まぁー、配慮しなくても、って考えてじゃあないのお?」

        「にしてもねぇー、もう二週間でしょう?
         こっちは夫も息子も駆り出したっていうのに、
         被害者面ァされたらかないませんよねェ」

            「わざわざ何しに来たのか知らないけどねェ、
             ……まるで『神隠し』じゃあないの、イヤになるわあ」


三人はウワサ話を囁いていたが、
『しづゑ』が近づいてくると口を噤んで軽い会釈をした。

>>44(真理亜)
ゴミ袋と火バサミを持ち、『真理亜』は周辺を散策する。
住民達は怪訝な様子で遠巻きに眺めているが、声を掛けることはない。
……そして、寂れても『観光地』。ゴミと呼べるものは大して見当たらない。
『真理亜』が手を入れずとも、旅館の周囲は立派に掃除がなされている。


         「おねーさんさー、何してるの?」

             「……あのさー、ゴミ掃除?
              だったら、ボクもうやっちゃったよ。
              朝6時から、……ニンニンジャー見れなかったし」

         「おねーさん、掃除したいの?
          『雪かきボランティア』とか、そーいう感じで来たの?」


『真理亜』のゴミ袋に何の収穫も入らないまま、一人の少年が話しかけてきた。
小学校1〜2年生くらいだろうか。野球帽からはみ出た襟足が長く、ヒネた表情をしている。
『真理亜』の周辺をウロウロしている。どうやら、興味があるようだ。

46鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/11/09(月) 23:41:52
>>45 (GM)

「なんやエラい念押しされてもうたねぇ。」

「……しょうがないんかな。」

『源泉洞』に行くまでの道で鈴元は久染に言った。
この旅行における時間の都合だったりを気にしているのだろうか。
まぁ、地元住民ではないし大人という年齢でもない二人だ。
色々心配をかける年頃ではある。

 >ブブブ・・・・
                          >ブブブ・・・・

「僕、あんまり虫さん得意やないんよねぇ。」

虫除けスプレーでも持って来ればよかったか?
夏場ではないにしろ虫のいる季節だ。
なるべく近寄っては欲しくないものだ。

「墨彦さんは、こういうん大丈夫なん?」

むしろ好きそうな印象はある。

……       ……        ……          ……

「墨彦さん、見てぇ。」

「きれぇやねぇ。」

四季の美しさにため息が漏れる。
やはり美しいものは素晴らしい。

「足元、気ぃつけなね。」

「うふふ。転ぶん心配やったら手ぇでもつないでみる?」

と言っても着替えの風呂敷と和傘を持っているため両手はふさがっているも同然である。
いつもの冗談だろう。


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