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【場】『湖畔』 その4
85
:
座木 劉一郎『プロペラヘッド』
:2015/12/13(日) 01:38:33
>>84
「ああ……帰るんだな。
……おまえの場所に」
湖を後にする河津の背中を、
男は目を細めて見つめ──そして『作業』に取り掛かった。
86
:
葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』
:2015/12/13(日) 04:49:28
――湖畔公園。
シャァァーーッ
赤いロードバイクで穂風は風を切る。
近頃、あまり乗れていなかった。
学校に心奪われ過ぎて、他のことをしていなかった。
・・・・だから。
ガコ
「ぁっ……!」
ガシャン ドサ
「うぐぅ……」
ちょっとした石に引っ掛かり、転ぶ。
≪お嬢様……≫
「……大丈夫。
これくらい……平気だよ。」
もっとも、少し体を打っただけで、重い怪我はないが。
運転が少し下手になったな、と穂風は思った。
「いたた……っ」
グイ
(……また、練習しなきゃ。
学校、お休みの日、とかに……!)
立ち上がりながら、そう思う。
学校。今の穂風にはほとんどのことが明るい未来に思えた。
87
:
葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』
:2015/12/13(日) 21:41:45
>>87
(撤退)
シャァァーーー
キキッ
「……ふぅ。」
(こんなもの……かな。
とりあえず、今日はもう、帰ろう……)
・・・・しばらく走ったのちに、家に帰った。
88
:
ジェイク『一般人』
:2016/01/01(金) 23:41:55
一年が終わり、新たな一年を迎える。
循環。一が零となりまた一が始まる。
時計の針がぐるりと一周したように暦を一からはじめる季節。
それは平穏であり恵まれた幸運な人間の理論だと考える男がいた。
男には月日の概念が薄い。
日が昇れば朝であり沈めば夜。
今日は生きる日か死ぬ日かという中で生きている。
それが、ジェイコブ・ケイディ・ワイアットである。
「……朝か。」
湖畔の近くで目覚めた。
自分の尻に敷かれていた麻袋を手に持ち、歩き出す。
目的地など無い。あたりを散歩する。
89
:
ジェイク『一般人』
:2016/01/04(月) 01:39:57
>>88
一年の始まりだからと言って何かあるはずが無い。
そう、これは365分の1。全ては自然のままに。
全ては何一つ変わることなく回り続ける。
「ここの水は飲んではいけない。」
ぶつぶつと唱え、どこかへと消えていく。
これも全て自然の中の1つだ。
90
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2016/07/17(日) 23:35:47
男が一人、湖畔で湖を見ながら立っている。
澱んだ瞳に幽鬼染みた雰囲気で、
そのまま入水自殺してもおかしく無さそうにも見えるし、
そうした事はしない人物であるようにも見える。
91
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2016/07/18(月) 00:48:44
>>90
男はふらりと立ち去った。
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