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【場】『黄金原駅』 その3
438
:
人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』
:2016/01/08(金) 20:59:13
>>437
「…………………………………………」
『怯え』と『驚き』が入り混じったような表情で、『石動』を見た。
「いいえ、何も…………ううん、ごめんなさい。見えました」
「ぼやっとした……『影』のような、ロウソクの『灯り』のような」
誤魔化そうとして、やめる。『嘘』をつき通せる自信はなかった。
「えっと……その。何か『しよう』としても、
それを『できる』としても、『実行』しなければ……
思うのは、自由だと思います」
「わたしも、小うるさい『課長』がどこかに
『転属』にならないかなぁ、って思うこともありますから……」
ぽつりぽつりと、思い浮かんだことを喋っていく。
言葉が途切れるのが怖いからだ。
439
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/08(金) 22:11:24
>>438
「そう、ですか……『惹かれあう』って話、本当だったんだなァ」
まだ『スタンド』に目覚めて数日。
しかし『相手にも見える』ということの意味は、判っている(はずだ)。
「『夢』を見たんですよ。その後だったなァ、『超能力』に目覚めたのは。
それで思ったんです。この力があれば、今までとはまったく違う人生を生きることもできる、ってね。
潰れる寸前の会社なんか行かなくたっていい。『持たざる者』から欲望のままに奪って生きる事だってできる。
でも、同時に思ったんですよ、本当にそれでいいのか、って。
それまでの人生をすべて投げ捨てて『自由』を手にしたとして、それは本当に俺の欲しているもんだろうか。
考えてもわからないんで、とりあえずこのまま……会社を辞めたりしないで過ごすことにしたんです。
『レール』か、『自由』か。
何らかの『分岐点』までは、レールの上をもう少し進んでみよう、って」
遠くで踏み切りの鳴る音がする。二人が乗るはずの電車が近づいている証拠だった。
そろそろ時間だ。
440
:
人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』
:2016/01/08(金) 22:34:56
>>439
「『スタンド使い』は『惹かれあう』……」
「そうかも、知れませんね」
自分が、これまでに会った人々を思い出す。
「自分の人生を変えられるような『力』……
でも、あなたはそれに溺れないでいるんですね。
凄いことだと、思います。うん」
たとえそれが『判断の保留』に過ぎないのだとしても、
そこで一旦『踏みとどまる』ことが出来るのは、やはり
良いことなのだろう。ふと、そう思った。
「『分岐点』まで――えっと、上手く言えないですけど……
頑張ってください、とっても、大切な判断だと思いますから」
「……ふわ、ぁ。
ごめんなさい、ちょっと安心したらぁ……急に眠く……」
たどたどしく、思いつくままに言葉を紡いだあと、
緊張の糸が切れたように欠伸をする。
パァアーーッ
列車が、ホームに入ってくる。
気だるそうに立ち上がり、そちらに目をやった。
「……そういえば、これからお仕事だったかしらぁ……
行きましょうか、……ええと、お名前、伺っても?」
441
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/08(金) 22:44:53
>>440
「あー……うん。
自分じゃ優柔不断なばっかりだと思ってたけど、アンタ、いい人だな」
ガタンゴトン ガタンゴトン プシューーーーッ
電車が到着し、ホームに停車した。
「俺は石動 遥道(イスルギ ハルミチ)。スタンドの名は『アルター・ブリッジ』」
ほぼ同時に名乗る。一拍をおいて電車の扉が開く。
442
:
人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』
:2016/01/08(金) 23:00:29
>>441
「石動さん、ですね。よろしくおねがいします……
あっ、わたしは人吉 佐和子(ヒトヨシ サワコ)と申します」
『メヘェェェ』
鞄から、『枕みたいな羊』の『スタンド』が顔を出した。
「この子は『クラウド・ボーイ』」
「それじゃあ、そうですね……うふふ、
これも何かの縁ですし、降りるまではご一緒しましょうか?」
そう言って微笑みかけ、列車に乗り込む。
『〜♪』
発射のジングルがなる。ゆっくりと、汽車が駅を離れていく。
……道中、人吉が何度と無く眠りに落ちかけたのは、また別の話だ。
443
:
石動 遥道『アルター・ブリッジ』
:2016/01/08(金) 23:16:11
>>442
「人吉さんですか、よろしく。
『羊』……か。なるほど、これは奇妙な縁かもしれませんね。
夜の夢でスタンドに目覚めた私には……」
多眠症の気がある女性と、眠りに関係していそうな『羊』のスタンド。
『ファム・ファタール』との関係は……偶然だが、『出来過ぎ』だと思った。
「はい、まあ、どっちかの降りるところまで」
プシューン
ガタンゴトン……ガタンゴトン……
二人は電車に乗り込み、扉は閉まり、走り出した。
人吉は席に座り、俺はその前で立っている。
その後は話らしい話もなく……どちらか先に降りる方の駅で、別れた。
444
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2016/04/03(日) 23:18:11
駅前、監視カメラの真正面でベンチに寝ころび、
顔に帽子を被せている。眠っているようだ。
445
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2016/04/04(月) 00:06:45
>>444
ふらりと立ち上がると、そのまま歩き去った。
446
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2016/09/28(水) 22:58:54
駅から出入りする人間から見える位置のベンチでスマートフォンを弄っている。
447
:
青田『トライブ・コールド・クエスト』
:2016/09/29(木) 09:08:23
>>446
男は居なくなっていた。
448
:
坂下 佳侑希『レイルウェイ・チルドレン』
:2018/12/29(土) 21:04:40
タタン
タタン
タタン
タタン
この時期の電車は混み具合が本当に読めなくってうんざりするんだよ。
変な時間の上りが妙に混んでたり、朝イチの下りに人が溢れてたり、
私がどうにかこうにか意を決して乗り込んだずっとずっと遠くまで行く電車が、
ずっとずっと遠くまで行きたい人でそれなりに繁盛しちゃってたり。
すっごく遠くまで行こうっていうのに、立ちっぱなしってのは流石にしんどいんだよね。
タタン
タタン
タタン
タタン
だから私は、惜しげもなくズルを、イカサマをインチキをしてしまうんだ。
『誰がいつどこで降りるか』が『分かって』、そのタイミングを好きにいじれる私の『裏技』。
使いすぎると自分がどんどん弱っていって甘えていってつまらなくなっていくような気がするけれど、
だけどだからって言って、この街を出るのってのに最後だからってのに使わないってのは、
それはそれで違うじゃん?
タタン
タタン
タタン
タタン
「『レイルウェイ・チルドレン』って、いうんだよ」
誰に聞かせるともなく呟いて、私は座席を確保する。
そのくらいは、私の『手のひらサイズの未来予知』があれば、まるっきり楽勝って感じなんだ。
思えば、色々なことがあって、その色々が大体全部いいことで、
思い返してみれば、私の人生って奴はどうやらうまいこと行ってるみたいで。
だから、
タタン
タタン
タタン
タタン
だからやっぱり私は、行かなきゃいけないんじゃないかって思うんだ。
もっと色々なことがあって、もっといいことがあって、もっとうまく、行ったらいいと思うから。
「たくさん考えると、疲れちゃうよねえ」
この電車は座席の下からも暖房が効いていて、
ひとたび座ったらたちまち私の身体は暖められて、どうにも抗いがたい眠気に襲われるんだ。
疲れていて、暖かくなっって、眠たくなって。
だから今から私が眠ってしまうのも、きっと無理のないことだと思う。
次に目を覚ましたら、きっとずっと遠いところに辿り着いているんだろうけど。
それでも、それって別にさみしいことじゃないって思うから。
だから私は、薄く笑って瞼を閉じる。
楽しいこととたくさん遭って、楽しいことがたくさん待ってて。
まったく、ひょっとして私の人生、最高なんじゃないか。
タタン
タタン
タタン
タタン
両耳を塞ぐイヤホンからは、昔のヒット曲が絶え間なく流れている。
居場所の要らない女の子が人の心を渡っていくような、そんな歌。
車輪のリズムと慣れたメロディに包まれて、
どうしようもなく本当にまるっきりおめでたくて幸せな私は、小さく一つ呟いて、意識を手放してみるんだよ。
「ぐんない」
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