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【戦】『空高くスカイハイ』 3

1ようこそ、名無しの世界へ…:2015/04/24(金) 00:33:39
バトル専用スレッド。

GMを希望する者は点呼スレにて募集すること。

219春夏秋 冬樹『メメント・モリ』:2015/11/25(水) 00:18:06
>>218
(供与文より抜粋)
>『麦角』・・・・
>その正体は麦類の穂に寄生する菌類であり、
>不気味な外見から『悪魔の黒い爪』とも呼ばれたが、
>誤って食した際の症状は、まさに『悪魔』そのもの。
>手足は末端から腐れ落ち、流産を誘発し、
>錯乱、痙攣、意識不明といった『精神異常』を引き起こす。

『麦角菌』による『痙攣』は『脳神経系』への障害を起因とするものであり、
『幻覚』や『錯乱』と原因は同じ、『精神異常』の一種であると考えます。
(ささやかなソース
ttp://www.myu-syoku.jp/university/faculty/Introduction/labo/introductionID/8)

220音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』:2015/11/25(水) 00:41:45
>>219
解りました。レスを訂正します。


        ズシャッ!


頬のキズを抉られ、『麦角』を刺し貫かれる。
そして、流し込まれる『LSD』の薬理効果――――


          ぐにゃぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜っっ


       「ぅ、ぁぁぁ、な、ん、だ――――」



        ガスッ!
                     ――――シュォォォ

『痙攣』を始める肉体、唯一の『幸運』といえば『盾』の位置だ、
『頬』への攻撃を逸らした際、顔の付近に構えていた『盾』。
それを微かにズラすことで、『ナイフ』の一撃はガード出来る。
その攻撃を吸収し、『皿』の紋章と共に『ナイフ』の紋章を盾上へと浮かび上がらせる。


             「あ、ぁ゙ ぁ゙ . . .」

             「ご、お、ぢを、
                         おぢで ヴヴえぇぇぇぇ!!」


『痙攣』の症状はヒドいが、即座に『倒れ伏す』程ではない。
何故なら、与えられるのは『麦角中毒』ではなく、あくまでも『LSD』の症状だからだ。
――――しかし、それでも『肉体』への効果は絶大だ。
『痙攣』により、その身体能力は大きく減じられる。(パス精DDDへ)

『ジュリエット』の切っ先はダラリと地面に落ち、辛うじて『盾』だけを構えたまま、
ナイフを持った『手』に『盾』をあてがったまま、身体を離していく。
『盾』に触れている間は、それを押しのけようとするパワーさえも『吸収』してしまうのだ。

221春夏秋 冬樹『メメント・モリ』:2015/11/25(水) 01:08:45
>>220
(麦角の細かい効果については後ほど質疑応答で判断を仰ぎたいと思います。
お手数をおかけしてしまい、申し訳ありません)

「・・・最後はどうにも『泥臭い』ねえ。
まあ、それが、あっしか」

ナイフが『吸収』された。盾を『押しのける』こともできない。
右手は、互いに『封じ手』だ。
代わりにこちらの『左手』は自由に動き――
『顔』への攻撃を防いだ結果、『ボディ』はがら空きになる。

「下がるヒマは、あげらんないよ。悪いけどねえ」

ゴズッ
『メメント・モリ』の『スピード』を利して、
後退しようとする『音無』の下腹部に『左膝』を叩き込み、
『急所』への打撃で動きを止めたい。

ドズ ドズッ ドズッ

膝のあとは『左腕』――がら空きのボディに『杭打ち』よろしく
パンチを叩き込んでいく。

盾が『押しのける力』を吸収するなら――
逆に言えば、こちらが盾に『力』をかけている限り、
『音無』はこの打撃から逃れられない――はずだ。

222音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』:2015/11/26(木) 23:09:39
>>221

           ズザッ!

                    ゴグッ!


      「ぬあ……グゥ!」


下腹部に『飛び膝蹴り』が捻り込まれ、
息を吐き出す間も無く、追い打ちの『ラッシュ』がぶちこまれる。

       「ば、ばぁだだァ―――」


               「ばだ、ぁ、あべ、」

『ジュリエット』を振るおうとするも、その刃は輝かない。


           ドゴゴゴゴゴゴォォォ――――z_____


脳に与えられたのは『痙攣』の病のみ、
この『敗北』は決して、『幻覚』ではない……。


音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』→『敗北』

223春夏秋 冬樹『メメント・モリ』:2015/11/26(木) 23:16:56
>>222
「――『死を忘れるな(メメント・モリ)』」
「それがあっしのスタンド」

倒れた音無を見下ろす。
アサシンは、勝利を誇らない。

「一歩間違えば、倒れているのはあっしだったろう」
「……さあ、帰ろうかね」


春夏秋 冬樹『メメント・モリ』→『勝利』

224宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/27(日) 23:56:06
「『年末進行』? 何だそりゃあ」
「アタシは年中無休だ。『ケンカ』しようぜ、ケンカ」

『パラレル』でバトルを希望です。
進行、GMの有無などは先方の希望に添います。

225イザベル『アーキペラゴ』:2015/12/28(月) 00:55:23
>>224

「『対戦希望』……と行きてェんだが、その前にひとつ確認取っときてェ」

「アタシの『アーキペラゴ』は防御力がほとんど無くてよ。
 場合によっちゃアッサリ終わっちまうかもしれねェんだ。
 もちろんそうならねェように全力で戦うつもりだが……それでもいいか?」

226宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/28(月) 01:17:51
>>225
「構やしないぜ。どうせ死ぬときは『一瞬』だしな」
「つーわけで――戦ろうか」

応じていただき感謝。よろしくお願いします。
ルール等は、どうしましょうか?

227イザベル『アーキペラゴ』:2015/12/28(月) 01:26:08
>>226

「上等ッ!」

GMは、有った方がありがたいです。
MAPなどもGMに決めて頂く形が一番かと(できれば屋内がいい、と言う程度の希望はありますが)。
進行はリアルでもまったりでも、どちらでも構いません。

228宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/28(月) 01:40:36
>>227
了解しました。
では、告知スレにてGMを務めて下さる方を募集、
どなたか名乗り出られたら開始、ということで。
進行については、リアルなら『23〜25時』の範囲内で可能ですが、
そのあたりはGMの方とも調整して決定した方が良いかと思います。

229イザベル『アーキペラゴ』:2015/12/28(月) 01:47:04
>>228
了解、当方もそれで問題ありません。>リアル時間
では申し訳ありませんがGMの募集はお任せいたします。

230宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/28(月) 01:56:11
>>229
承りました>GM募集
申し訳ありませんが、今日は落ちます。
改めて、よろしくお願いします。

231宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/30(水) 01:09:18
>イザベルPL

告知スレッド
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1447763210/117)
にて、ハイジさんから申し出がありました。
上記スレッドで提示された形式で問題がなければ、
バトルを開始したいと思いますが、如何でしょうか?

232イザベル『アーキペラゴ』:2015/12/30(水) 23:06:12
>>231
反応が遅れて申し訳ない。
当方としては、それで問題ありません。

233宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/31(木) 05:20:44
>>232
申し訳ない、見落としておりました。
了解しました。

234『イザベル VS 宝塚』:2016/01/01(金) 22:19:42
>>224-233
長らくお待たせしました。
これより、『イザベル VS 宝塚』を行います。

【ステージ:釣り堀】
ttp://maruyo.jp/GIF%20Folder/8dai22.GIF

【ステージ補足:ホームページ】
ttp://maruyo.jp/HP/riyou.html

【初期位置】
★先攻★  宝塚『ヴェルサイユ』→『生け簀5号』
★後攻★  イザベル『アーキベラゴ』→『トイレ』

双方、『スタンド概要』、『能力詳細』、『持ち物』を記載し、
行動レスを記入し、『セルフバトル』での試合を行って下さい。

235宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/01(金) 22:34:35
>>234
(感謝。
改めてよろしくお願いします>イザベルPL)
「さて――行くぜ」

ガ シ ィ ン ッ

『ヴェルサイユ』の拳を打ち合わせ、気合を入れる。
足場の悪い『生け簀』の上、バランスに気をつけながら、
『4号』、『3号』と渡るルートをとり、『休憩場』のある『桟橋』を目指して
移動を開始する。

=================================
『概要』:
殴ることで『シャンデリア』を設置する。
『空中』にも設置可能。最大数は、5つ。

『ヴェルサイユ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C
『詳細』:
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/731
『所持品』:
小銭入れ、携帯電話

236イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/01(金) 22:52:32
>>234-235

生け簀を渡り歩き、移動する宝塚(まだ『3号』の位置)。

         「さて」

        コキ
            コキ

   「やるかい、アタシの『アーキペラゴ』」

対してこちらは、首を鳴らして肩を回しながらトイレを出る。
開けた場所であるため、少し見回せばお互いの存在はすぐに察知できるだろう。
慌てず騒がず、敵の動きを注視しながら『ワンショルダーリュック』を小刻みに激しく振る。


――――――――――――――――――――――――――――――――

【概要】
『遠隔自動操縦型』スタンド。
本体が触れた『水面』を『領海』とし、『領海』を『濁らせた』者を襲う『狩人』を呼び出す能力。
『狩人』は縄で繋がれた『三又槍』を投擲し、対象を『領海』へ引き摺り込んで『石像』へと変える。

『アーキペラゴ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:B(40m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:E

【詳細】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/755-756

【所持品】
ワンショルダーリュック
→中に500mℓペットボトルのコーラ×2
→中に缶コーラ×2

237宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/01(金) 23:16:46
>>236
『リュック』を振る『イザベル』。
中に入った『ペットボトル』と『アルミ缶』が、
ぶつかりあって音を立てる。

『生け簀』の上を歩く、派手な『真紅のスーツ』が見える。
傍らには、『スタンド』が発現しているのも、分かるだろう。
=========================
「お、見えたな……あいつが、今回のケンカ相手ってわけかッ」
「しかし、何やってんだ、あれ」

リュックを振るイザベルの姿を認めながら、桟橋への移動を継続する。
歩くついでに、『小銭入れ』から『100円玉』を数枚取り出し、
『ヴェルサイユ』に握らせておきたい。

238イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/01(金) 23:36:47
>>237

『ヴェルサイユ』に小銭を握らせながら、桟橋まで移動した『宝塚』。

     「おーおー、派手なカッコしやがって」

   「つーかデケェなアイツ。アタシより40はデケェんじゃねェかあれ」

まだ彼我の距離は遠く。仕込みの時間は相応にある。
というわけで『リュック』から『ペットボトルコーラ』を取り出し、改めて激しくシェイク。
十分に振ったところで……自分にかからないように注意しつつ、『前方3m』の地面に向けて蓋を開けるッ!

       ブ バ ッ

激しくシェイクされたコーラは、勢いよく飛び出して前方に『水たまり』を作るだろう。
ちなみにここで言う前方とは『宝塚』に向けた方向、と言う事だ。

239宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/01(金) 23:50:57
>>238
十分に『シェイク』したコーラの蓋を開けるイザベル。
勢い良く噴き出したコーラが、イザベルと宝塚の間、
灰色の桟橋に黒褐色の『水溜まり』を作る。

=========================

「おお……ありゃ、『コーラ』……か?
やっぱり何がしたいかさっぱり分からねーが、
『無意味』とは思えねぇ」
「『能力』と関係ある……そう考えた方が良さそうだぜ」

警戒しながら、イザベルのいる桟橋へと歩み寄る。
彼我の距離、『7m』ほどの位置まで接近したい。

240イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/02(土) 00:02:32
>>239

問題なく、橋を渡って接近する『宝塚』。
右手に『魚〆場』、というポジションだ。

    「よォ、デケェの」

そんな『宝塚』に、声をかける。
かけながら、しゃがみこむ。
手元のコーラは『放水』されたため……勢いを失った後は線となり、『水たまり』と『イザベル』を繋ぐはずだ。
とはいえ、まだ『領海』にはしない。右手はいつでも『水たまり』に触れるようにして、左手はリュックの中に突っ込む、

  「先に言っておくが、相手するのはアタシじゃねェ――――」

       「――――アタシの『守護天使』様だ」

241宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/02(土) 00:44:42
>>240
屈み込む『イザベル』。
それを見据えながら、『ヴェルサイユ』の掌中のコインを
一枚スライドさせ、右手の親指と人差し指で挟む。

「……『守護天使』?
そりゃまた大層なモンが付いてやがるな……」

ピ ィ ン
親指で、挟んだコインを弾き上げる。
そして落ちてくるのを待ち――

「『試して』やるぜ」

ド ゴ ォッ
左拳の渾身の『アッパー』で、コインを斜め前方へと跳ね上げる。
「本当にお前を『護ってくれる』かどうかなッ!」

上空に打ち上げたコインに、『直径200cm』の『シャンデリア』を作成。
(デザイン:ttp://le-vent.blogdehp.ne.jp/article/14002345.html)
チェーンは『5cm』。放物線を描いて、イザベルの方へと飛来するはずだ。
一応、コインを打ち上げる際に、『ヴェルサイユ』の『精密さ』でもって、
イザベルのいる辺りに落ちるように角度を調節する……もっとも、
落とすものは『直径2m』のシャンデリアのため、
そこまで精確にコントロールは付けない。『だいたいその辺り』というレベルだ。

「この距離で『しゃがむ』ってのはよ……ちょっと『危ない』んじゃねぇか?
少なくともこの『宝塚アキラ』と『ヴェルサイユ』にとって」
「そこは十分――『射程圏内』だぜ」

242イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/02(土) 01:08:07
>>241

   (『コイン』? 何を――――)

        ドギャンッ

  「どわァァ―――ッ!?」

投擲ぐらいならまだしも、予想だにしないド派手な『範囲攻撃』ッ!
咄嗟に『水たまり』に触れて『領海』――――『透明な水たまり』に変えつつ、大きく右手に飛ぶ。
地図で見た方向で言えば下方向。無様でもなんでも、必死に転がってでも避ける。
そして『放物線』を描いている以上、多少時間的余裕があり……どうにかこうにか、直撃は回避。

          ガシャァァァァァンッ!

    「ぐっ」

が、『着弾』によって砕けた『シャンデリア』の破片はイザベルの露出した手足を僅かに傷つけた。
もっとも、かすり傷程度ではあるが。
だがそれ以上に、地面に転がっているという体制がマズい。起きるには少し隙ができる――――――が。


         ニィィ

          『キサマ』

       『犯しタな……我ガ『領海』ヲッ!』


ところでホームページを見て頂ければわかるが、このエリアの地面は『砂利』である。
当然地面には砂埃が溜まっていて……落下した『シャンデリア』の破片は、確実に『領海』に着水するはず。
そして、少しでも『領海』をかき混ぜる要素があれば、確実に『砂埃』は『領海』を『濁す』だろう。
それはすなわち、『領海』から『狩人』が発現し、『宝塚』に対して『三又槍』の投擲を開始するということッ! パス精BBA

243宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/03(日) 00:55:25
>>242
『コーラ』を『領海化』し、すんでのところで飛来する
『シャンデリア』をかわす『イザベル』。
飛び散ったシャンデリアの破片が『領海』に着弾し、
その『澄んだ』水面を汚していく。
(このエリア、すなわち『桟橋』は『コンクリート製』である。
ただし、立地上『砂埃』が溜まっているのは『自然』と
思われるので、『領海』は十分に濁った、と判断する)

「おいおい、スッ転んでる場合じゃねぇぞ――」

『弧を描く』軌道の『シャンデリア』、
もとより『回避』されるのは予測のうちだ。
本来の狙いは、『回避』によって出来た
『隙』をつき、『射程圏』へと入ること――

だが。

>          『キサマ』

>       『犯しタな……我ガ『領海』ヲッ!』

「――何ッ!?」

現れる『狩人』ッ!『イザベル』に注意が行っていた
宝塚もこれにはビビった!

「こいつ『水面』から……! 『ヴェルサイユ』!
『槍』を弾き落とせッ!」

ブ ォ ン ッ

『ヴェルサイユ』が咄嗟に『手の甲』を振るい、
『三叉槍』を叩き落とさんとする。
不意を付かれたものの、幸いなのはその『距離』!

宝塚はイザベルから『7m』の距離を取っていた。
であれば、彼女の前方『3m』ほどに広がる『領海』から現れた『狩人』とも、
『4〜5m』の間隔があるはず。

『アーキペラゴ』と同等の『パワー』『スピード』(破ス精BBB)を持つ
『ヴェルサイユ』ならば、『槍』を掴もう、などと色気を出さず、
ただ『叩き落す』ことに専念すれば、十分に対応可能ッ!

ザリ ッ
「――痛ッ」
        カ ラ ァ 〜 ン ッ

手の甲の皮を少し削ぎ取られながら、どうにか槍を叩き落す。
そのまま『桟橋』後方(地図では『右側』)に飛びのき、
『狩人』の現れた水面から距離をとりたい。
『イザベル』が体勢を崩している今、接近したいのは山々だが、
突っ込めば背後から攻撃される恐れがある。

「まだアンタの『天使様』の能力もわからねえからな――
いったん、距離を取らせてもらうぜ」

244イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/03(日) 01:27:59
>>243

      トプンッ

叩きおとされた『三又槍』は即座に引き戻され、『水面』に沈む。
追撃は――――こない。
一瞬だけ水底に姿を見せた『狩人』も、姿を消している。
『水たまり』と『宝塚』の距離は『6m』ほど。イザベルは『水たまり』から南方向に『2m』という位置だ。

      「――――『距離を取る』ってのは……賢いなァ。
       確かにテメーはアタシの『守護天使』様をちょいと見かけただけで、まだ何もわかってねェだろーからよ」

『宝塚』が後ろに下がっている隙に、イザベルは立ち上がる。
そのまま右手をリュックに突っ込み……改めて、『缶コーラ』を取り出して激しくシェイク。

       「だがテメーの能力は今のでなんとなく察しがついたぜ……」

   「典型的な『近距離パワー型』。強く、素早く、そして正確な動きをするタイプだ」

     「そして能力も王道……『触れた物に特定の何かを設置するタイプ』。
      見たとこ『照明器具』かなんかか? 『シャンデリア』がコインにくっついて出て来るってのはよォォォ〜〜〜……」

そして『缶コーラ』をシェイクしながら……前に歩く。『水たまり』の広い部分に近寄るように、斜め前にだ。

245宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/03(日) 18:18:29
>>244
歩く『イザベル』。

「……『縄』のついた『槍』か」
「少し――アタシに『似た』能力だ」

膝立ちの体勢で、様子を窺う。

「『追撃』が来ねぇ。『射程外』なのか、
単純にこちらの動きを見ているだけなのか……」

コインを、一枚弾く。
『狩人』の現れた『水面』に着水するように、
調節しながらだ。

「ま、だいたい合ってるぜ。『80点』ってとこだ。
……ところで、そう言うアンタの能力は普通の
『近距離型』じゃあねぇな」
「『面』を起点にして現れる……アンタ、
『シャンデリア』を避ける前に、『水面』に
触れていたように見えたぜ」
「おまけに、アンタが『体勢』を崩してるにも
関わらずに攻撃してきたってことは、
本体と『スタンド』との『繋がり』が『薄い』ってことだ」

「『自立型』……あるいは『自動操縦』。
何にせよ、その『水面』に近づくのは得策じゃあねー」

「『コイン』を『水面』に近づけることで、
その『攻撃基準』を測らせてもらうぜ。
『接近するもの』全てを攻撃するのか、
あるいはなにか『対象』があるのか――」

コインが『着水』したあとも『攻撃』が来ないようなら、
『ヴェルサイユ』の『右腕』を少し突き出す。
具体的には、先ほど攻撃された『距離』までだ。

もし『攻撃』が来たなら、先ほどの要領で叩き落し(破ス精BBB)、
現在地まで素早く腕を引き戻したい。
『来る』のが『予測』できるなら、叩き落すのは
さきほどよりも『容易』になるはずだ。

246イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/03(日) 23:02:01
>>245

『コイン』は―――――

      チャパンッ

――――何も起こらない。その間にイザベルは移動し、『水たまり』の最先端と横に並ぶ形になるだろう。
そして腕を突き出せば――――

         ギュンッ

      『犯しタなッ!』

         『我ガ『領海』ヲッ!』

再び『狩人』が発現ッ! 『三又槍』が飛来する――――が。

          ガキィィンッ!

来ると分かっていれば、『ヴェルサイユ』による対処は容易ッ!
問題なく『三又槍』は弾き落とされ、そしてまた『水面』に引き戻され…………

         「じゃあアタシは50点ぐらいやってもいーぜ」

    「まだまだアタシの……イザベル様の『アーキペラゴ』のカラクリを解き明かしたとは言えねェけど」

             「なッ!」

                     ブシュゥゥゥゥッ

間髪入れずに、手に持った『缶コーラ』のフタを開け、中身を勢いよく『宝塚』目掛けて『放水』するッ!
『領海』に横並びになっているため、気をつければ中身が『領海』にかかることもないだろう。

247宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/03(日) 23:51:50
>>246
「――なるほど、な。『来ると分かっている』
にも関わらず……二度目の攻撃に『工夫』がねえ。
最初のと、まるっきり同じだ。つまり」
「こいつは『考えて』攻撃してるわけじゃねーってこったな」
「『自動操縦型』で……ついでに射程はこの範囲内――パッと見、
水面から『4、5m』ってところか」

一人、納得したように呟く。
そこへ『イザベル』が『放水』を仕掛けるッ!
『領海』の先端からの『放水』であれば、もちろん
領海を濁す心配はない。

「うわっ、ぷ」
ビシャ ア ァ ッ

咄嗟に腕で顔面を庇うが、相手は『液体』だ。
それなりの量をひっかぶる……ただ、
『領海』の端からでも『6m』ほどの距離があるため、
流石にびしょ濡れとはなるまい。

「……アタシのスーツに『コーラ』ぶっかけるとはなァ。
いい度胸してやがる」

凄んで見せるが……この位置はまずい。
先ほどの行為と同様、これは『水面』を広げるための行動。
しかも、阻止しようにも『接近』を試みれば
『狩人』の自動的な攻撃が待っているだろう。
おまけに、こちらはまだ『攻撃開始』の条件を把握していない。

「チッ……まずいな。『自動操縦』なら
『領域内』から休まず攻撃できるだろうし……
そうなったら先に消耗してやられるのはアタシだ」
「ここは……一旦退くぜ。
突っ込んだら、相手の思う壺だ」

更に『後退』し、『休憩場』のある桟橋の奥
(マップ上の右端)を目指したい。

248イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/04(月) 00:28:54
>>247

    「『水も滴るなんとやら』ってなもんだぜ、男女よォ」

『後退』する『宝塚』。
イザベルはそれをせせら笑いながら、『追う』。
途中、噴出させた『缶コーラ』……それを新たに作り出した『水たまりB』の先端部分に逆さに落とし、『水たまり』を広げておく(まだ『領海』にはしない)。
良く振ってから噴出させたとはいえ、中身が全て飛び出したわけではないのだ。さほど大きいものではないが、新たな『水たまり』ができるだろう。
そのままイザベルはマップで言うところの『左右のエリア』を繋ぐ桟橋付近まで移動し……手を伸ばして、『海面』に触れる。

        「――――『狩人』の射程を見極めたとこで、ご褒美に一つ教えといてやる」

      「アタシの『アーキペラゴ』の射程距離は――――『40m』だ」

そこを『領海』にする。
範囲はイザベルを起点に『半径40m』……この戦場のほぼ『全域』となるだろう(上の方は足りない可能性もあるが)。
まだそこから『狩人』が出て来る気配はないが、『宝塚』の手や服などは現在、びしょ濡れと言うほどでは無いが『濡れている』。

             「で、どうする?」

         「また投げるか? 『シャンデリア』をよォォォォォォ〜〜〜ッ!」

249宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/04(月) 01:00:25
>>248
『イザベル』の手から離れたコーラが『水溜り』に落ちる。
コプコプと音を立てて、流れ落ちるコーラが水溜りを広げていく。
更に桟橋のスキマから海面に手を伸ばす――

バ シ ュ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ッ

ほぼ『戦場全域』を『領海化』――ここは世界で最も
『危険』な海域と化したッ!

「チッ……今のうちに言っとけッ」

悔しいが、現状は『言わせておく』しかない。
だが、状況は時間をかけるほど悪化するのは
目に見えているのも事実。

「今の『動き』――『海』に『能力』を使いやがったな……
クソ、『攻撃』の『条件』が見えねーが、これじゃあ『隠れる』場所が――」

『ニヤリ』。

「――『一つしか』ねえじゃねえか。なあ?」

『真紅のスーツ』は、不敵に笑う。
ドゴッ! ドゴォッ!

『ヴェルサイユ』が宝塚の足元の地面を叩く。
生み出すのは、『直径2m』『チェーン5cm』のシャンデリア。
デザイン:ttp://eljewell-chandelier.com/?pid=11448236

『高さ3m』のシャンデリアを、地面から『生やし』、
更にもう一発。シャンデリアの先端から、
同じデザインのものをもう一つ生み出し、
上空『6m』まで、宝塚を『押し上げる』ッ!

「……これで『高度6m』だ。
さて――で、アンタの『天使の槍』は、ここまで届くのか?」

250イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/04(月) 01:16:13

     「…………ヒュゥ」

          「『なんとかと煙は』ってか? いやマジに驚いたし、確かにそこに『槍』は届かねェー……」


       「…………が」


水たまりを踏まないように気をつけつつ、後退する。
リュックから『ボトルコーラ』を取り出して、シェイクしつつ。
なお、『領海』となった海面は完全に『透明』になっているため、変化が一目見てわかるはずだ。

           「アタシはもうテメーに『近寄らない』」

        「そっからどーするつもりだ?」

     「いくらテメーのスタンドが物を投げようと、こんだけ距離がありゃあアタシも避けるのはワケねーぜ」

現在の位置関係は、おおよそ以下のようになっているだろう。



┌──┐
│    │
└││┘         ││               ││       ││
┌││──────││─────┐  ┌──││────││────┐
│                  ■■■■■■│  │                       │
│     海海海海     ■■■■│  │                      │
─         海海        ★ 水  ───                      │
                水水水水水水                          ☆ │
─                     水水  ───   ■■■■■■■■■■■■│
│                         │  │   ■■■■■■■■■■■■│
│                          │  │   ■■■■■■■■■■■■│
└───────────────┘  └──────────────┘

★→『イザベル』
☆→『宝塚』
海→『領海』
水→『水たまり』

251イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/04(月) 01:27:32
>>250(追記)
なお、今後識別のため、

一番最初に作った水たまりを『水たまりA』ないし『領海A』と呼称。
二番目に作った水たまりを『水たまりB』と呼称(『領海』にした場合は『領海B』と呼称)。
そして『海面』を『大領海』とそれぞれ呼称するものとする。

252宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/04(月) 19:23:59
>>250(マップ作成に感謝&水面呼称了解)

後退しながら、『ペットボトル』を振る『イザベル』。

それを『6m上空』より見渡す。

「なるほどな――こっからなら良く見えるぜ。
アンタの触れた『コーラ』が、『透き通って』やがる……
それが能力の性質なら、攻撃の条件はそこに『映る』ことか、
『踏み込む』ことか――だが、アタシは『シャンデリア』を投げただけだ」
「『領海を犯した』――そう奴の『天使』とやらは
言ってたが……ふ〜む」

考えつつも、体は動く。
攻撃条件は分からないが、近づき方なら『分かっている』。

「まあ良い……で、『近寄らない』って?」
「安心しな、こっちから行くからよォ」

イザベルに投げつけたシャンデリアを『解除』(残骸も解除される)。
そして『ヴェルサイユ』を『2m』前方(こちらから見て『右手』方向)
へと飛ばし、拳を『空間』に放つ。

グ ニ ィ 〜

空間が歪に変形し、『一拍』の間。

ズギャンッ!

空間に、先ほどと同一デザインのシャンデリア
(直径2m、チェーン1m)が現れる。

「よっ……と」

今乗っているシャンデリアから、新しく作成した
『空中シャンデリア』へと、転落しないように、
そのチェーンを掴みながら乗り移りたい。

「これで『2m』、距離が縮むことになる」
「『空中作成』は『一拍』間があるから、
ガンガン前進とは行かねーがな」

253イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/04(月) 23:05:50
>>252

   「空中に…………ッ!?」

空中に『シャンデリア』を発現し、『2m』前進する『宝塚』ッ!

  「……さっきからそれしか出さねーことから考えるに、『シャンデリア』を出すのがテメーの能力か」

     「『照明器具』なら、別に6mぐらいの街灯もねーわけじゃねェからなァ」

    「で、そいつは空中に『吊る』こともできるってわけだ」

対してイザベルは、下がる。
『水たまりB』に触れて『領海B』に変えつつ、『トイレ』の辺りまで下がることにする。
もちろん、対戦相手に注意は向けたままだが。

       「……しかしテメーの言う通り、『1発2m』じゃあスットロイよなァ〜?」

254宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/04(月) 23:43:53
>>253
『領海』を増やしつつ、後退する『イザベル』。

「……また『能力』を使ったな。
これで『水面』は『3つ目』――数に制限があるのかどうか」

さきほど使った『シャンデリア(>>249で作成した二つ)』を解除。
その上で、もう一回『空間』への『足場作成』を行う。
確かにスッとろい歩みだが、しかし堅実に『前進』できる行動でもある。

「アタシの能力については――そうだな、ほぼ『正解』だ。
ま、解いても『プレゼント』はねぇけどな」
「こっちからあげられるものってーと、今は無いんでな。悪ィけど」

コツ バギ バギィッ

足場を渡る際に、元いた『シャンデリアの足場』から、
『電球』を『一掴み』、『5、6個』ほど、屈んでむしり取っておきたい。
いまは『それだけ』だ。
この位置から、有効な攻撃は行いにくい。

255イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/04(月) 23:56:30
>>254

『電球』を毟りながら、また『2m』。
少しずつ、しかし確実に進む『宝塚』。

    「ハッ、気にすんな。あれが欲しいこれが欲しいってねだるガキでもねェんでな」

 (『投擲』……さっきとは違って、真っ直ぐ投げて来る『シャンデリア』)

    (ヤローが仕掛けてくる攻撃としちゃあ、そんなとこだろう)

       (あるいは『チェーン』掴んで振り回してくるか? いずれにせよ……)

   (……『来る』と分かってて避けれねー攻撃ってほどじゃあねェ)

トイレのある辺りまで下がりながら……『缶コーラ』も取り出して、良く振っておく。
良く振ったら、コーラは二つともリュックの中にしまうとしよう。

256宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/05(火) 00:45:12
>>255
下がりつつ、『リュック』にコーラをしまう『イザベル』。

「ちと『スロー』過ぎるが……これで『6m』。
ようやく『圏内』だ」

更に『足場』を作り、渡る。これで『6m』の前進――初めの『足場』とあわせれば
『8m』。これだけ進めば、桟橋と桟橋との『中間』辺りまで
進めているはずだ。

「そしてこの『一つ』で」

更にもう一つ、足場を作る。
こいつのチェーンは『1.5m』に設定しておく。
間に合うのなら、乗り移っておきたい。

「さっき攻撃された『水溜り』の
上まで到達する――はずだぜ」

257イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/05(火) 01:01:01
>>256

『領海B』の、そして『領海A』の上空付近まで到達する『宝塚』。
攻撃は――――本人の宣言通り、来ない。『射程外』なのだ。
だが、乗り移る際、靴についた『砂』や体に付着した『コーラ』などが下に落ち、下の『領海B』を汚すだろう。
それでも攻撃は――――やはり、来ないが。

     「ほー、それで……」

   「……来るのか?」

彼我の距離は、『6、7m』ほどか。
そこに加えて、『6m』の高低差。
イザベルはじりじりと……南側に歩く。

258宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/05(火) 18:30:22
>>257
「おうよ、『待たせた』な。
ここまで寄れば、『十分』だ」

『足場』の上で、片膝をつき、南へ歩くイザベルを見据える。
狙いを定めるように、その姿を指差す。

「行くぜ『長槍』、いや……今回は『橋』か」

『足場』の前方側面、やや下部の金属パーツを
『ヴェルサイユ』が叩く。
生み出すのは『直径2m、チェーン5cm』の
シャンデリア。
デザイン:ttp://www.why3.info/guide02/07.html
『斜め下』に向けて、高さ『5m』の『長槍』を生み出し――

ガシィッ

宝塚と『ヴェルサイユ』は、その先端から一段後ろの『傘』の部分を掴む。
斜め下への軌道で『6m』を降下する衝撃を減らし、
『シャンデリア』が『生える』勢いを利用し、
一気に『イザベル』へと肉薄したい。
(高さが『足りない』ように見えるが、
『幅』が2mあるため、『地面に着かない』ということは無いはず)

「勿論――そうすりゃ『槍』が来る。
だが、今のアタシには『壁』がある。『シャンデリア』のな」

上空の『足場』、そしてこの『長槍』。
その大きな『シャンデリア』が、宝塚の姿を
『狩人』から隠し、また『槍』を防いでくれるはずだ。

「さっきから考えてたが――
アンタの『天使』は何を探知してるんだろうな?
『音』や『匂い』じゃあなさそうだ」
「ただ静かに『腕を突き出す』だけで攻撃してきたからな……
『熱』か『視覚』か、ともかく……これで、
確実にアンタとの距離を詰められるぜ」

259イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/05(火) 22:44:59
>>258

   「ちィっ――――」

――――速い。
真っ直ぐ、『飛びかかってくる』。
そして確かに……この『シャンデリア』は、邪魔だ。
『シャンデリア』は透明で隙間もあるから、『狩人』が完全に『宝塚』を見失うということは無いだろう。
だが――――『邪魔』だ。

       『領海ヲッ!』

              『犯しタなッ!』

      ヒュオッ

                ガシャァンッ

接近に反応した『狩人』が、横合いの『領海A』から『三又槍』を投擲!
しかし、その攻撃は伸びる『シャンデリア』に突き刺さり、多少砕く程度に留まる!
槍が引き戻されて『二投目』が打ち出されるより……『肉薄』の方がずっと速いッ!

         (ヤベェなァ! 『射程圏内』……逃げられねェッ!)

イザベル自身は、咄嗟に両腕で胸と頭を庇いつつ左手後方(MAPで言えば左上方向)に跳ぶ。

260宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/05(火) 23:14:39
>>259
飛び退く『イザベル』。
『長槍』はその手前で地面にぶつかる。
砂埃が、舞い上がるだろう。

ザシャアァァッ

「よッ……と」

バシィ バシィッ

それと合わせ、『ヴェルサイユ』の拳でシャンデリアを叩き、
着地の『衝撃』を『ヴェルサイユ』の『パワー』で
『相殺』しつつ、『飛び箱』よろしく身体を跳ね上げ、
シャンデリアの前方へと転がり出る。

「勝負はこっからだぜ――
背後からの『槍』を『シャンデリア』が防いでるうちに、
アンタを仕止めなくちゃあいけない」

――飛び退いた『イザベル』を見据える。
彼我の距離はどのくらいか……少なくとも、
『6m』あった距離をシャンデリアでおおよそ『5m』詰めたのだから、
『3m以内』には確実にいると推測する。

「まずは――確実に捉える」

飛び退いた『イザベル』、飛び出した『宝塚』。
両者、『体勢を崩している』のは共通しているはず。
であれば、『生身の人間』と『ヴェルサイユ』との
『スピード』の差が、次の『一手』の差になるだろう。
出来るだけ素早く、体勢を立て直したい。

261イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/05(火) 23:38:41
>>260

      「ああ」

   『我ガッ!』

      「勝負は」

   『『領海』ヲォッ!』

『狩人』による二度目の『投擲』。
当然それも『シャンデリア』に阻まれ――――『否』。

        ヒュオッ

『高いパワー』『素早いスピード』『超重量』。
そんな『長槍』が地面に叩きつけられて……当然勢いよく『砂埃』は巻き上がり、撒き散らされる。
その『砂埃』はどこに行くのか?
イザベルは下がっていた。トイレ付近……つまりマップの『左端』の辺りまで。
この巻き上がった、あるいは撒き散らされた『砂埃』が『海面』に触れないとは考えづらく――――


            「こっからだなァッ!」
            『犯したタなァッ!』


――――『大領海』が『濁り』、『二投目』は『海面』から飛び出してくる。
位置的に近い、『真北』から『三又槍』が飛来することだろう。『狩人』には、射線が通る位置取りを選ぶ程度の知能がある。
イザベル自身は、頭と胸を防御したまま体制を立て直す。

262宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/05(火) 23:58:42
>>261
「その通り――」

『シャンデリア』が起こす『砂埃』。それによる『狩人』の出現。
この展開は、初め(>>242)と全く同一であり――
すなわち、『予想』と『対策』は、出来ている。

「『こっから』だぜ」

『ヴェルサイユ』は、先ほど屈みこんだ(>>254)際に、
掌に『直径5cm、チェーン1m』のシャンデリアを作成(同メール欄)し、
これを握りこんで隠しておいた。
『チェーン』は指に結わえて隠してあり(>>256)、
『投擲』の際は、素早く解くことが出来る。

「シャンデリアの『鎖分銅』――トッ捕まえるのは、アンタだ」

『ヴェルサイユ』が、まだ体勢を立て直しつつある『イザベル』に、
『鎖分銅』を投げてその腕に『巻きつける』。
『頭と胸』を防御している腕は、体の前にあり――『格好』のターゲットだ。
そして、『ヴェルサイユ』の『怪力』でイザベルの体を『引く』(破ス精BBB)。
――しかし、どこへ?

「アタシは『南』へ歩くアンタの方に飛び、
アンタは『北』に飛びのいた。つまり」

グイィッ

そう――第二の狩人の放った『槍』の、その『射線上』へ、だ。

「『解除』できるんならしときなよ――
自分の能力で『串刺し』になりたくなきゃあなッ!」

263イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/06(水) 00:25:08
>>262

       「うお――――ッ!?」

               グィッ

チェーンが右腕に絡みつき、引っ張られる。
『狩人』と『宝塚』の直線状――――すなわち『射線』。

    (解除は―――――『できる』)

そう願えばいい。そう願うだけで、『狩人』は攻撃をやめ、姿を消す。
いつだってそうだ。
この熾烈な『守護天使』サマは、やめてくれと言えばいつでも全てを赦してくれた。

        (―――――だが)

     (――――――――だがッ!)


           「解除は『しねェ』……ッ!」

     「テメーが怪我するのが嫌だから『帰ってくれ』なんて言えるかよ、なァッ!」


『三又槍』を――――受けるッ!

        ドスッ

            「うげッ」

脇腹に突き刺さる『三又槍』。
『チェーン』の長さは『1m』。当然『イザベル』と『宝塚』の距離は極至近のはず。
『三又槍』に押し込まれる形となって、イザベルはさながら砲弾の如く『宝塚』めがけて飛んでいくことになるだろう。

264宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/06(水) 00:42:42
>>263
「な……ッ!?」

『イザベル』が選んだのは、『あえて』
攻撃を食らう道ッ!
これは『予想外』――
二人は勢い良く激突し、地面に転げるッ!

「こいつ……」
「……てめーの『スタンド』に対して」
「それだけの『想い』を持ってやがるかッ」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

「いいぜ」
「『尊重』するッ」

『槍』は『引き戻される』。
先ほどまで、散々見てきた『光景』だ。
『至近距離』で、余った『分銅』の鎖を
『ヴェルサイユ』が『イザベル』の首にかける。

そのまま、分銅を引き絞り、首を『締め落とす』。
『槍』がイザベルの体を『引く』動きが、
その助けになるだろう。

「あくまで『解除』しないなら……
てめーの『能力』で『落ち』る道を……」
「選ばせてやる」

265イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/06(水) 00:51:24
>>264

   「ガ、ハッ」

     「あり、がとよ……」

  「わざわざ、乗ってくれて、よォ……」

首を絞められる。
万力で絞られるそれに対し、長くは持つまい。
刻一刻と意識が暗転へと転がっている。『数秒』。それだけ持てば上等か。
その僅かな時間にイザベルができることは――――

          がしぃっ

――――『宝塚』を、掴んだ。

        「それ、で……」

   「てめェ、は」「誰が」

     「『抑えといて』、くれるんだ……?」

槍は『引き戻される』。
当然――――イザベルと、イザベルが掴む『宝塚』ごと。
怪力で、勢いよく、『海面』目掛けて『引き戻される』。

266宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/06(水) 01:04:45
>>265
「……」

引かれる。北へ、引かれる。

「アンタはアタシを『南』に転がした。そうだろ?」

『宝塚』は、ぽつりと呟く。
『狩人』は、真北。ならば、転げた方向は、真南。
そして右手側には、いまだ『シャンデリアの橋』がある。

「アタシの『ストッパー』は、まだそこにある」

ガ ッ

『ヴェルサイユ』が、地面を蹴る。
ほんの僅かで良い――軌道を『右』にズラせれば。
二人は『シャンデリア』に突っ込み――その『重量』が
『引き寄せる』動きを『遅滞』させる。
その『遅滞』が――イザベルを『落とす』に十分であることを信じよう。

地面に倒れたこの体勢、真っ向から『狩人』のパワーに
抗うのは『不可能』だろう。
だが、引かれる力に逆らわず、『横』に動くならば、
『ヴェルサイユ』をもってすれば十分に可能なはず。

「『締め落とす』か、『引きずり込む』か、『ギリギリ』の勝負、
その僅かな『猶予』を作るッ!」

267イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/06(水) 01:14:41
>>266

    「ハッ、そうだなァ――――」

引かれる、引かれる。
『海面』目掛けて二人は引かれ、地面を引きずって進んでいく。
その動きが、ピタリと止まった。


   (――――ッたく)


        (……ダッセェ)


『狩人』が消えた。
海もまた、再び元の色を取り戻した。


イザベル『アーキペラゴ』 → 『再起不能』

268宝塚『ヴェルサイユ』:2016/01/06(水) 01:22:58
>>267
ガシャアァアンッ
衝突。なおも引く『狩人』。そして『静寂』がやってくる。

「……………………痛ェな」

当たり前だ。
『シャンデリア』に突っ込んだのだから。
それでも、何とか、生き残った。

「もし『引きずり込まれ』てたら、どうなってたのか……ゾッとしないが」
「……凄え『執念』だった。戦えて、良かったよ」

イザベルに声をかけ、ゆっくりと歩き去る。

宝塚『ヴェルサイユ』→『勝利』


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