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【ミ】『業の華 ― black ― 』

1『KARMA』:2015/04/16(木) 22:25:52
永久に美しく

814板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/18(水) 23:36:56
>>810-811
申し訳ない。ではバットは行間で拾って小脇に抱えていたということで。


             ♪

  ♪      (――――――それで)            ♪

                            ♪
          ♪
    ♪          (その能力は、いつまで持続できるんだ――――――?)
              ♪
                       ♪       ♪

『演奏』を、止めない。
『ウィズイン・サイレンス』の火炎が消えるのは、種火が『完全燃焼』を起こした時か、その『演奏』が止まった時だ。
アーチ状の炎の帯はソファと言う新たな『種火』を生み出しながらも、依然『炎の帯』としてそこにある。
『延焼操作』を続行――――火炎を『寿理馬射摩』に纏わりつかせるように、『火の海』に変えて燃やし続ける。

相手はその身を鉄に変える寸前、『深呼吸』したな?
つまり、『奴は身体を鉄に変えている間は呼吸ができない』。

               ♪           ♪                    ♪
      ♪
         (それとも、『呼吸比べ』をするか? 日頃からこんな環境で『副流煙』にまみれたお前がッ!)

           ♪         ♪                  ♪
                              ♪
    ♪                  
                 (この、『吹奏楽部』の『板踏甲賀』とッ!)    ♪

       ♪                    ♪      ♪

奴が『音を上げる』まで、『演奏』を続ける。
例えこちらの呼吸が限界を迎えても、『ブレス』を挟んで演奏を続ければそれでいい。
その瞬間火勢は勢いよく弱まるが、次の一瞬にまた『演奏』は再開され――――再び『火の海』を作る。

一瞬のスキをついて『呼吸』をするか? そら、みるみるお前の周辺の酸素は燃焼されていくぞ。
それとも一瞬のスキに『火炎』に触れ、『鋼鉄』に変えて逃げることができるか試してみるか?
いいぜ、酸欠でフラフラのお前にそんなことができるのかどうか――――そして、『山田浅海』の前でそんな無様を晒して、一体どうなるのか試してみるか。

        ウィズイン・サイレンス
        (『静寂より来たれり』――――良い音は、常に良質な『呼吸』という一瞬の『静寂』から生まれる)


                 (そもそも、『呼吸比べ』で負けるつもりもないがな……ッ!)

815山田 浅海『アーカム13』:2015/11/18(水) 23:51:46
>>813

理解しました。
彼我の速度差は同じスCなのに加え、>>810で一瞬態勢が崩れる、とありましたので、
十分に間に合うものかと思っておりました、失礼しました。
また再度質問なのですが、『日野』は『鉄』となった状態で動いていたという認識でいいでしょうか?
(『ソファ』を超えて炎が直撃した時点で『日野』が『鉄』となり動けなくなった場合、
 次の一歩を踏み出せずにそのまま前方に転倒すると予想しているので)

816『悪童ウォーズ』:2015/11/18(水) 23:53:16
>>815
描写不足大変失礼しました。
また『寿理馬射摩』は『鉄』の状態でも動いております。

817山田 浅海『アーカム13』:2015/11/19(木) 00:20:57
>>811>>814


>         ド
> 
>              ォ  オ ォ ンッ!


「がッ…?!」

誤算が『二つ』。掲げていたソファを振り下ろすよりも、『日野』のタックルの方が早かったこと。
何より─────『日野』は身体を『鉄』と化した状態でも動けるという事。
関節は『鉄』と化していないわけではないだろう。
全身『鉄』と同じ強度を備えつつも、身体は柔軟に動く。『スタンド能力』とはそういうものだ。
あえなく後方に吹き飛ばされる。

「チィッ 脳筋女がァ・・・・・ッ!」

地面に手を付き、可能な限り離れないように努めたち。対処すべき問題が増えた。鉄壁の防御というヤツが。
その防御の瞬間には、『フィスト』を攻撃させられないという欠点はあるものの、面倒なことには変わりはない。

「面倒なだけだがな」

その防御には、やはり『呼吸』という弱点が付いて回る。そして自分と板踏の能力には、それを攻める手段がある。
『アーカム13』の最大射程、『3m』以内『2m』以上まで再度接近する。
鉄となっている『日野』及び『フィスト』へと、いつでも殴りかかれるようにだ。

818『悪童ウォーズ』:2015/11/19(木) 00:58:02
>>817(山田)

            ズズズズズ…!

後方に吹っ飛ばされる『山田』ッ!
距離を放されまいと地面に手を付き衝撃を殺す事を試みるッ!


       ゾ …   ゾ… ズズ…


             ゾ ゾゾ…ッ   …

――止まったッ!
だが『鉄』化した『フィスト』の破壊力は凄まじく、
『アーカム』のパワーで『ソファ』で威力を削いだにも拘わらず、
呼吸をする度にタックルを受けた『胸骨』に鋭い痛みが走る…。
(恐らくへし折れているだろう)

            『ノぉ〜キぃ〜ン?
             だってウチ『スリヴァイルマ』だヨ?
             ねぇねぇ山Pぃーッ。
             『スリヴァイルマ』って言葉の意味知ってるゥ?』


体勢を整えようとする『山田』に対し、
『フィスト』を通して『寿理馬射摩』が問いかける…。
(現在の距離は10m程。まだ距離は詰めれていない)

>>814(板踏)
  
      ♪    ♪   ♪
         ♪   ♪     ♪

『ソファ』に引火した『火』を新たな『種火』と認識し、
『延焼操作』を行う『板踏』ッ!魂の調べを奏でッ!
全身を『鋼鉄』と化した『寿理馬射』に炎を纏わせるッ!
         

             『へぇー』『へェーッ』

             『そーか、そーかッ
              ”根競べ”ってやつかァー。
              オトコノコはど根性だもんねェーッ。
              いいよぉー付き合ってあげるっ!』

          ググゥーッ

全身に火が回る事を嫌ったのか、
『寿理馬射摩』が『フィスト』と共に『ソファ』へとダッシュッ

           『でも、やっぱやーめた』

              ガァンッ!

そして『フィスト』で『ソファ』をサッカーのコーナーキックの要領で
思い切り斜めへと蹴り上げ『鋼鉄』化を解除ッ!
だが『帯』は既に『寿理馬射摩』の上半身を覆っておりッ!


         ボボボボボボボボボボボボボボボボッ!!


その上半身に『引火』ッ!
髪もッ!ブレザーもッ!
見る見る内に焼かれていくッ!

               「キャハ…
                熱い!痛いよッ!
                ああァッ! あああ」

   「でもッ!」   ボオォォォォォォォ!!

               「最高に生きてるって感じがする!」


    「キャハハハハハハッ!」   ボオォ…!!

傍らの『フィスト』はまだ自身の『鋼鉄』化を行わない…。
『寿理馬射摩』の背後に立ち、何か…何かを待っている。

819山田 浅海『アーカム13』:2015/11/19(木) 01:18:50
>>818

「わたしの知る国の言葉にそんなモノはないな」「『イルマ・グレーゼ』なら知っているが」

こちらも呼吸に障害か。だが、必要な時に腕と足が動けばいい。
痛みで精密な動作には支障が出るかもしれないが、ヤツを倒す際には必要のないものだ。こちらは一人ではないのだから。
『アーカム13』、元より打てる小細工はそう多くない。必殺の拳を叩き込む為に、接近する。
もちろん両者の動向には注目し、いざという時は『アーカム』で迎撃する構えだ。

820板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/19(木) 01:24:12
>>818
申し訳ないが一つ確認したい。

・『ソファ』はどの方向に、どのぐらい飛んでいった? こっちに向かってきていたりする?

821『悪童ウォーズ』:2015/11/19(木) 01:42:43
>>820(板踏)
『ソファ』はマップ南方向、斜め上に飛んで行きました。
『板踏』さんの頭上、遥か上です。

822板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/19(木) 03:22:30
>>818

    (なっ――――――!?)

……イかれてる…………
炎に焼かれて、笑ってやがるぞ……

……どうする? 奴は何か『仕込み』をしているはずだ。
この状況を打開する、何かを。
なんだ? 蹴り上げたソファーにまつわる何かか?
…………『投擲』と『落下物』に警戒しつつ、『演奏』を続行する。元より、できるのはこれだけだ。
奴は今、なにかを『鋼鉄』に変えている。それによる攻撃を想定している……のだと思う。

『火炎強化』の内容は、やはり『延焼操作』。
一度爆発的に火炎を広げ、『寿理馬射摩』の全身に炎を及ぼす。
そして一瞬だけ『ブレス』を挟んでから、強化を『温度強化』に変更。
一度燃え移った炎は、『延焼操作』を解除しても残ったままだ。
そうして全身に撒いた火炎の温度を上げていく。『鋼鉄』も溶かしてしまわんばかりに、熱く、熱く。
金属だって、相応の温度があれば燃えるのだ。

     (『クレッシェンド』だ……こいつは、『火加減抜き』の『フォルテッシシモ』じゃなきゃ仕留められない……!)

823『悪童ウォーズ』:2015/11/20(金) 00:02:23
>>822(板踏)

         〜〜♪

                       〜〜♪  「キャハッ」
                〜♪

                             「キャハハハ」

火に焼かれたまま笑みを漏らす『寿理馬射摩』。
だが『板踏甲賀』に油断はない。深く、そして広く読みながら、
その火のように滾る『熱意』をトランペットに込め、『演奏』を続ける…。


          ボオォォ―――ッ

『火』は更に『延焼』。
赤から青へと移り変わった『炎』が『寿理馬射摩』の皮膚を、髪を焼く。
油の燃える匂い、眼前で爛れゆく女性の肌…。
だが『板踏』の『熱演』は止まらない――。

>>819(山田)

  ボ  ボ ボボ…
             ボォオ…ッ

  ボオォォォォ ォォォ  ォォ  ォ ォッ

既に上半身へと回った火に焼かれながらも
笑みを浮かべる『寿理馬射摩』に必殺の一撃を叩き込むべく、
痛みに堪え一歩また一歩と距離を詰める『山田』。

                         スリヴァイルマ
                        「”精霊酔い”…」

                   「スタンドに目覚めてしまったせいで、
                自分を特別な人間と勘違いしてしまった
                      哀れで愚かな小さな人間…」

  ボオォォ ボボボボ…

「パパがどんな意味を込めて、
 ウチにそんな名前を付けたのかは ガボォッ
 わ が ら ないけど ォ ォ    キャハ」
                            「なんてゆーか、
                             それでいいと思うの」 ボボボ

『山田』が『アーカム』の射程距離へと踏み入れる。
互いの距離約『3m』。
限りなく『詰み』に近づいたこの状況。   「ウチは燃えでるがら」


        「『フィ・・・ズド』ォ」         ビリィッ バリィッ  バリィッ!

『寿理馬射摩』の背後に立つ『フィスト』が強引に、
その燃え滾る『ブレザー』を引火する事さえ厭わず引き裂きッ!
そして――
        
               フアワァァッ ビョォォッ

その勢いのまま距離を詰める『山田』目掛け、
強引にッ!投げつける!『山田』の眼前に『炎』の塊が迫るッ!(スB)

824板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/20(金) 03:26:42
>>823

   (――――――――どうする?)


『寿理馬射摩』は――――瀕死だ。
イかれた精神性によるものか、まだ意識を保って戦闘を続けているが……
……だが、長くは持つまい。
正直に言えば、これ以上は命に関わるレベルだ。

……指が震えないといえば嘘になる。
やり過ぎだと俺の中の良心と常識が自制を促す。
『火加減無し』とは言ったが、それにも限度がある。
やめておけ、それ以上は殺してしまうぞ。そうだな、俺もそう思う。

    (だが―――――)

       (ここでやめれば、殺されるのは『こっち』なんじゃないか――――?)

相手の、この異常なまでの好戦性。
どちらかが倒れるまでは止まるまい。
火は劇物だ。全身の『20%』を超える面積に火傷を負えば人は肉体の機能に異常をきたし、速やかな入院を必要とする。
これ以上は『オーバーキル』もいいとこだが……どうやってこいつを倒せばいい?
これは『喧嘩』だ。殺人なんて犯す気は、無い。

     (山田先輩……俺たちの『デュオ』が終わるまで、舞台から降りないでくれよ……!)

火炎の強化を『延焼操作』に変更。
『山田先輩』に投げつけられた『ブレザー』の火炎を、後ろに引き延ばすように燃やす。
こうすることで、『山田先輩』に引火する可能性を少しでも避ける。……熱量は、下げようがないが。
同時に『寿理馬射摩』を取り巻く炎にも干渉し、とにかく周辺に炎を幕のように広げることを試みる。
狙っているのは、『酸素の燃焼』だ。竜の形をした炎が酸素を喰らうように、周辺に炎を拡散させる。
ここまでの『炎上』と『火傷』、『酸欠』の要素は十二分であるし、重症加減から考えても、流石にそう長く立っていることはできないと思うが……

825山田 浅海『アーカム13』:2015/11/20(金) 21:58:32
>>823

「わたしには全く理解できん」「そんな言葉を娘に名付ける親の気持ちはな」
「『スタンド』を扱う部族がいることの方がまだ興味がある」

もっとも本人が喜んでいるのならば、余計な口を挟むつもりもないが。
ともかく既に火だるまと化している『日野』。このままなら間も無く生き絶えるだろう。
自らも炎も鉄に変えることもなく。死ぬつもりなのだろうか。
すると『フィスト』にブレザーを引き裂き、こちらへと向けて投げてくる。

だが、避けるのに問題はないだろう。
そもそも『アーカム』の射程である『3m』以内、恐らく『フィスト』の射程である
『2m』以上の位置に到達するつもりであった(>>817)。『3m』に到達した時点で勢いはほぼ落としている。
そして相手の挙動に注意を払っている中での、上着を破り、投げるという『二手』。対応する時間に余裕がある。
故に、上着を目視して横へと回避する。
万が一だが、もし『上着』の軌道と勢いが、遥か後方の『板踏』へと辿り着くものであれば、延焼を覚悟で『右手』で弾く。

『アーカム』は、『フィスト』が自身や本体を『鉄』にしようとした瞬間に殴りかからせる為に、前方で待機させる。

826『悪童ウォーズ』:2015/11/21(土) 00:42:54
>>824(板踏)

                    「ぐぅッ、
                     あッはッ!痛ッ!
                     ハァ …  ハァ… !」

                    「キャハハハハッ!」
         カタッ  カタッ

笑い声、痛み、酸素が交じり更に延焼する『寿理馬射摩』。
服を破り捨て『種火』から逃れたが『一時しのぎ』だ。
露出したブラウスに、髪に、その褐色の肌に『火』が燃え移る。
血肉の焼ける匂いが『板踏』の鼻腔を刺激する。

             ボオォォッ

だが『寿理馬射摩』は止まらない。
焼かれる事すら楽しんでいるかのか、ただ笑う。
『板踏』は狂気に満ちた『寿理馬射摩』を、
殺してしまうのではないかという恐怖を抱く、
……バルブを抑える指が震える。

            ビュオォォォッ
                             〜♪
だが『熱情』は止まらない。
山田に投げられた制服に移った『炎』を逃さんと『演奏』。
炎の規模があまりにも大きく『気休め』程度にしかならないが、
これが今の状況での『板踏』の『最前手』である。

>>825(山田)

              「キャハッ!
メラメラ             あ、ああ、

               それでいいんだ、別に。
               誰かに ああ、ッ
      
理解して貰いたい訳じゃないし、
誰がに 見てもらいたい訳じゃないし…       メラメラァッ
ウチも『パパ』の部族にはキョーミあるけどね」

火に焼かれながら、
耐え難い『熱さ』に悶えながらも、
ただ笑う『寿理馬射摩』。狂人だ。

              むあぁっ

眼前に迫る『ブレザー』。そして炎、熱気、煙。
広がった『ブレザー』が『山田』の視界を一瞬覆うが、
『山田』は『ブレザー』の行方を『目視』をしている。
引火した炎の勢いもあってか『集中』を要したが、回避――


                 「でも、その『ブレザー』は
                  見てもらう為に投げたけどね」

自らの『スタンド』の種が割れているこの状況、
行動を注視されていれば『鋼鉄』化を警戒されるのは必然。
その『警戒』を僅かに緩める為、意識を僅かに反らす為、
つまり『鋼鉄』化を行う、
その為だけに『寿理馬射摩』は『上着』を投げた。


         ズギュンッ

無理やりに作った『隙』を突き、
『フィスト』が自身を殴打し『寿理馬射摩』と共に『鋼鉄』化。
その体を焼いていた炎が『鎮火』する。

          『あ ァ〜〜ッ。
           『10秒』、
           息を止めている『10秒』だけ、
           思い切り暴れたいなァーって思うんだ』

     ザァムッ   ビュオォォッ


『鋼鉄』化で炎を振り払った『フィスト』が、
『アーカム』へと殴りかかる―(スB)

827山田 浅海『アーカム13』:2015/11/21(土) 22:00:46
>>826

質問があります。
現在の両者の位置はどの辺りになりますか?(周囲に何か柵や建物はありますか?)

828『悪童ウォーズ』:2015/11/23(月) 22:23:21
>>827
現在の両者の位置は下記AA参照で。
また山田は現在『建物』を背にしている状態です。

.――――――――――.
|□□□□□□□□□□|
|□□■■■■■□□□|
|□□■◇◇◇■□□□|
|□□■◇◇◇■□□□|
|□□■◇◇◇■□□□|
|□□■■■■■□□□|
|□□□□↑□□□□□┗――――――¬
|□□□□□□□□□□□□□□□□□.|
|□□□□□□□□□□□□□□□□□.|
|□□□□□□□□□□□□□□□□□.|❚
|□□□□□□□□□□□□□□□□□.|❚
|□□□□※※□□□□□□□□□□□.|❚
|□□□□◆◆※□寿□□□□□□□□.|
|□□□□※※□□□□□□□□□□□.|
|□□□□□□□□山□□―――――――
|□□□□□□□□■■■|
|□□□□□□□□■■■|
|□□□□板□□ハ■■■|
|□□□□□□□□■■■|
.―――――――――――.

829山田 浅海『アーカム13』:2015/11/23(月) 22:53:13
>>828

回答に感謝します。また、続けて質問をさせて頂きます。
・山田(建物及びアーカム)から日野(フィスト)までの距離はどのくらいでしょうか?

830『悪童ウォーズ』:2015/11/23(月) 22:56:07
>>828(訂正)
.――――――――――.
|□□□□□□□□□□|
|□□■■■■■□□□|
|□□■◇◇◇■□□□|
|□□■◇◇◇■□□□|
|□□■◇◇◇■□□□|
|□□■■■■■□□□|
|□□□□↑□□□□□┗――――――¬
|□□□□□□□□□□□□□□□□□.|
|□□□□□□□□□□□□□□□□□.|
|□□□□□□□□□□□□□□□□□.|❚
|□□□□□□□□寿□□□□□□□□.|❚
|□□□□※※□□フ□□□□□□□□.|❚
|□□□□◆◆※□□□□□□□□□□.|
|□□□□※※□□ア□□□□□□□□.|
|□□□□□□□□山□□―――――――
|□□□□□□□□■■■|
|□□□□□□□□■■■|
|□□□□板□□ハ■■■|
|□□□□□□□□■■■|
.―――――――――――.

831板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/23(月) 23:24:07
>>826

     (10秒……!?)

           (これだけやられて、ここからさらに『10秒』呼吸が持つって言ってるのか……!?)

どういうタフネスをしているのだ、こいつは……!
周辺の二酸化炭素濃度がどう、とかそういう次元ではない。
そもそも、全身が爛れるほどの火炎を受けて、まだ動けるということ自体が『異常』なのだ!
本当に、本当にこいつは『死ぬまで止まらない』のではないか……!?

       (ええい、あと俺にできることは……!)

『温度強化』による『アーカム13』の強化……持続力の関係で一撃しか持たない。その上、パワーしか上がらない。

同じく『温度強化』による『フィスト』の『完全燃焼』……相手の持続力がわからない以上博打の要素が強い。
また、『アーカム13』がさらにスペックで不利になる。

……あとは『延焼操作』による視界妨害ぐらいか。

『延焼操作』……『炎上バイク』の火を操作し、『フィスト』と『寿理馬射摩』の顔面へと二条の火炎の帯を伸ばす。
これによって相手の顔を覆い、視界を遮るのが狙いだ。

832山田 浅海『アーカム13』:2015/11/24(火) 00:36:50
>>826

「フン!最後の一撃ってわけか・・・?」

上半身を焼く『火炎』により酸素を取り込めていない状態での『鉄化』。
呼吸を止めた状態で動けば動くほどより酸素の消費は激しくなる。
炎が付着した時点で全身を『鉄化』して防げば良かったものを、それをしなかったのは
酔狂からか、はたまたこちらが射程内に入るのを待っていたか。
『10秒』、その間に確実に仕留めるために。

『アーカム13』、自分を対象に『絞首刑』を発動。部位は胴体、滑車は真後ろの最上位置。
同時に左拳のスイッチを押し『開閉型』を起動、即座に『鉄』と化した『日野』を階下に叩きつける。
『上着』に目を奪われていたとは言え、その過ぎ去るスピードを考えれば一瞬。
その間に『鉄』となったのなら、接近して殴る間にスイッチを押すだけの事は可能だろう。
肋骨を負傷した状態であと『10秒』回避し続けるのは厳しいかもしれない。
ならばまずは階下へと叩き落とし、更にそこへと『追撃』を加える。
『日野』が階下へと落下したならば、『ロープ』を伸ばしておこう。
『板踏』の炎なら問題なく階下へと伸ばせるだろう。

833『悪童ウォーズ』:2015/11/24(火) 23:20:58
>>831>>832(板踏・山田)



             ハルマ:
             「来るッ!」

♪       ♪   ♪

         ボオォォォ―――ッ!
           ボォォォ―――ッ!

冷静に、今自分ができる事…
再度『トランペット』を奏で『炎』を操作する『板踏』ッ!
二条の帯と化した火炎を対峙する『山田』と『寿理馬射摩』の間に伸ばす。

              『…ッ!』   ビクゥッ


『板踏』の狙い通り視界を遮られた
『フィスト』の動きが一瞬止まる。

               『ハッ、キャハハ…!
                ハハッ、 ハハハハ
                ――『フィスト』ッ!』

            ギイィンッ

『寿理馬射摩』は『アーカム』に向けた『フィスト』の拳、
その軌道を咄嗟に変え『炎の帯』を殴打ッ!
再びッ『鉄塊』の奇怪なオブジェと化す『炎の帯』ッ!
だがそれで充分…『寿理馬射摩』の足止めは既に終えている。


              ガコンッ!

『寿理馬射摩』が『板踏』が伸ばした『炎』に足止めされている間に、
『アーカム』の『絞首刑』は既に完了している…。
宙に吊るされた『山田』の足元の『床』がガコンと音を立てて開き

           『あ、れ、ェ
            ェエェ  ッ! ああッ!』

    —―ヒュルゥ〜〜〜ッ

『鋼鉄』と化した『寿理馬射摩』はスタンドと共に落下ッ!
成すすべもなく階下へと堕落していく…。
この状況、『寿理馬射摩』は一切の身動きが取れないッ!

834『悪童ウォーズ』:2015/11/24(火) 23:26:30


         「グッ」    ヒュルゥゥーッ

               「…ッ」

         「プハァ」  ひゅるる〜〜ッ



落下の瞬間、予期していなかった衝撃のせいか
閉じていた『寿理馬射摩』の口が開く。
――抑えていた呼吸が漏れ、

             ズギュンッ  ズギュンッ


『鋼鉄』化が、解除された。

835板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/24(火) 23:51:49
>>833-834

『ウィズイン・サイレンス』に、再度息を吹き込む。
これが本日、最後の『演奏』 になろう。


     (これで『フィナーレ』だ……ッ!)

 
                     (行け、山田先輩ッ! これが最後の、『フォルテッシシモ』だ……ッ!)


『温度強化』――――『アーカム13』のパワーを、一瞬だけ強化する。
山田先輩はここから追撃に入るはずだ。その追撃の、インパクトの瞬間だけパワーを強化。
例えここからさらに相手が『鋼鉄化』をしても、そのパワーには耐えきれまい……!
なお、『完全燃焼』が発生しないように、1秒経過した時点で『アーカム13』を『温度強化』の対象から排除する。

836山田 浅海『アーカム13』:2015/11/24(火) 23:55:54
>>833-835

「実に手を焼く『悪童』だったよおまえは」「だが『酔い』の覚める時間が来たということだ」

『ロープ』を伸ばし、接近しながら呟く。
階下までどの程度の距離があるのかは分からないが、『3m』以内に近付くのはそう時間はかかるまい。
態勢を整えられて反撃される前に、決着をつけさせてもらう。
『アーカム13』、元より優れたそのパワーに更に『板踏』の演奏を加える。
これで一瞬の間に再度『鉄』となったとしても、問題なく砕けるだろう。


               「『正義執行』ォォ──────────ッ!!」


射程距離内に入り次第、床に倒れた『日野』へと『ストンピング』のラッシュを食らわせてやる。

837『悪童ウォーズ』:2015/11/25(水) 00:21:12
>>835-836(板踏・山田)


       バァムッ

             「あうッ」 ドサァッ

             「ぁあァ…
              まだ戦いだ…いッ。
              まだ、まだぁ―――ッ」  ギィィンッ


「『正義執行』ォォ――――――ッ!!」  ビュオォッ

              『だ、がらァ
               ゴボッきがないッてのーッ。
               それじゃあ『鉄拳」は砕けない”ッ」

床に叩きつけられた『寿理馬射摩』。
迫りくる『アーカム』の『ストンピング』に備え
満身創痍の身体に鞭を打ち、再度身体を『鋼鉄』化する。
口の端を歪め笑う。『防御』を確信したかのような笑み。

                  プオォォォ―――♪


                  だが――
                  『板踏』の『魂』が鳴り響く、
                  『山田』の『魂』を燃やす為に。

             ボボォ…   『えッ』

    ボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ボ ッ!

その音色に呼応し『アーカム13』の身体が、
真っ赤に『燃え上がる』――『完全燃焼』。
唖然とした表情を見せる『寿理馬射摩』、
そのスタンドの胸目がけ――

838『悪童ウォーズ』:2015/11/25(水) 00:31:06


   メキィッ  『あ、がァ…ッ』

『フィスト』の『鉄板』、
『鋼鉄』の厚い胸板に亀裂が入る――

              メキメキィッ

              更にストンピング。

バギャッ!

             ギィン…

    バギバギバギバギバギバギバギバギバギ
     バギバギバギバギバギバギバギバギバギバギバギ
      バギバギバギバギバギバギバギバギバギィィィ――――ッ!


           「あ、あああああああああ
            あァああぎゃあぁぁァァぁァァァァー―ッ!!!!」

『アーカム』の火の点いた『ストンピング』の猛攻ッ!
その圧倒的な破壊力に耐えきれず『フィスト』の『鋼鉄』の肉体が砕けるッ!
『寿理馬射摩』の絶叫ッ!

           「あ… 
            あァ…ッ? あが、ま、負げ?
            ウチの?
            まだ、もッと、ただがッあ、 あ」

      『ゴボォ』

『寿理馬射摩』が吐血し、その場に倒れた。

839板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/25(水) 00:46:05
>>837-838

『ウィズイン・サイレンス』から、口を離す。
静寂から来た音は、再び静寂に帰るのだ。

    「――――はぁっ、はぁっ……」

同時に、がくりと膝が落ちる。
疲れた。負傷が痛む。それ以上に――――本当に、恐ろしい敵だった。
本当に、本当に、最後まで戦いを望む狂気。
それが何よりも恐ろしく、それが倒れたことによる安堵が、板踏の体から立つ力を奪った。

     「…………『アンコール』は、無しだ」

       「もう、『演奏』は終わりだ……休め。本当に。頼むから。だから――――」

とはいえ、最後にもう一仕事。
肩で息をして、深呼吸をして。

          スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――――

                         ヘッド
    「―――――『寿理馬射摩軍団』の『頭』、『日野寿理馬射摩』は『山田浅海』が討ち取ったッ!」


     「このイかれた『演奏会』はおしまいだッ!
      戦争は、『1組』の勝ちだッ!」

最後に、学校中に響かせるつもりで、勝鬨をあげよう。

840山田 浅海『アーカム13』:2015/11/25(水) 00:58:48
>>838

「・・・・・・・・ここまで戦いの妄執に取り憑かれているとはな」
「フン!その点に関してだけは敬意を払ってやる」「ともあれ決着はついた」

攻撃を止め、ロープを引き上げる。『赤西』にヤツがやられた様を直接見せてやれなかったのは残念だが。
ともあれ、これで決着だ。無益な『抗争』とやらもこれで終わるだろう。
負傷者も多く出ているだろう、救急車を呼ぶべきか。いや、少なくとも個人的には呼びたいところである。
大声を出すのも辛い、勝鬨は『板踏』に任せよう。

841『悪童ウォーズ』:2015/11/26(木) 00:32:55
>>839(板踏)

                   

          ザムッ

『貯水タンク』が設置された屋根へと続く梯子を上り、
校庭を見下ろす『板踏』。


                 ザワッ
        ザワッ…             ザワッ…

校庭、傷付きながらも立つ、
『キー坊』を始めとする『1組』の面々。
そして無数の『スリヴァイルマ軍団』達。

>    「―――――『寿理馬射摩軍団』の『頭』、『日野寿理馬射摩』は『山田浅海』が討ち取ったッ!」


>     「このイかれた『演奏会』はおしまいだッ!
>      戦争は、『1組』の勝ちだッ!」

                        …

          一瞬の静寂。

キー坊:
「お、お 、おぉ」

       ウオオオォォォォォォォォ
     オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
        オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
       オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!

眼下から湧く歓声。喜びの声。
――『戦争』の終結だ。

>>840(山田)

           キリキリキリッ

気を失った『寿理馬射摩』に言葉を掛け、
ロープを引き上げ屋上へと戻る『山田』。


       ウオオオォォォォォォォォ
     オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
        オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
       オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!

校庭から、歓喜の雄叫び。
どうやら『板踏』が『戦争』に幕を引いてくれたようだ。

                   ハルマ:
                   「よ…おォ… へへッ。
                    見事だったぜ『大将』…。
                    この戦争、俺達の勝ちだな、ヘヘ」

壁に腰かけた『ハルマ』が、
屋上に戻った『山田』に労いの声をかける。
その体は『満身創痍』だ。
救急車を呼んでやってもいいかもしれない。

842山田 浅海『アーカム13』:2015/11/26(木) 01:17:45
>>841

「よくやってくれたよ・・・『板踏』も『多渕』も そしておまえもな」
「ゆっくり休め」「今度ここへ来る頃には昨日までよりも平和な日々が過ごせるだろうよ」

まあ仮にそうなったとしても、やはり『秋映』よりは騒がしい日常だろうが。
胸元の伊達メガネをかけ、深く息を吐きながら前髪を下ろす。
『赤西』もそうだが、『日野』もかなり重傷だろう。このまま放置するわけには行くまい。
あの戦闘狂とも言える性格、これに懲りて少しは改善すれば良いのだが。

しかし、入院してしまうとそのままクラスのアイツらとはお別れとなるわけか。
無論別れが惜しいのではないが、このままゆっくりと言葉も交わせず終わるというのは、どうにもすっきりしない。それだけだ。
とはいえ面々がこの傷では、流石に『病院』へと連絡を取らざるを得ないだろう。自分や板踏の負傷もある。

843板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/26(木) 01:20:45
>>841

     「……これで、ほんとのほんとに、終わったか……」

今度こそ膝をつき、大の字になって寝転がろう。
疲れた。本当に。ガラじゃあないのだ、こういうのは。

                ラプソディー
       「ったく、とんだ『狂想曲』だったぜ……」

         「ちょっと、メンテの時間をくれ……」

救急車、一台や二台では足りないだろう。
病室の数は足りるだろうか。そんなことを考えながら、空を仰いだ。

844『悪童ウォーズ』:2015/11/26(木) 22:53:01
>>842-843(山田・板踏)

             「ヘヘ、俺ぁ平和主義者だかんな。
              こんなドンパチはゴメンだっての」

『救急車』の手配を済ませ、
伊達眼鏡を掛け臨戦態勢を解く『山田』。
そして大の字になって空を仰ぐ『板踏』。


                「とりあえず、お疲れさん。
                 今はゆっくり休もうぜ!」

           グラァ…

心地良い疲労感が『山田』と『板踏』を包みこむ。
全身にそよ風を受けながら、校庭のクラスメイト達の歓喜の声を
子守唄変わりに2人は深い眠りへとつく…。
           ゲロコー    テッペン
此処が、この場所が『月路高校』の『頂点』だ…

845『悪童ウォーズ』:2015/11/26(木) 23:04:27

【14日目 PM15:03】

あの『戦争』から4日が経過した。
『山田』と『板踏』は『黄金町』駅前にある
『マイケル・マクドウェル記念病院』へと搬送され、
『黒人の医者』による適切な処置を受けた後に、
『ハルマ』と『キー坊』共々4人部屋の病室へと送られた。

            キー坊:
            「けどよおォォッ!
             あーんだけ派手に暴れても
             スルーってッ!なぁ!!」

地元の警察による事情聴取もあったが、
「まぁゲロ高だし」という理由で無罪放免。
(他のクラスメイト達も警察署へと出向き事情聴取を受けたらしい)

             ハルマ:
             「まぁまぁ。
              にしても、警察にパクられてたからッて
              見舞いにもこねーって薄情な奴らよのぉ」

あれから『スリヴァイルマ軍団』の襲撃もなく、
4人は病室で暇を持て余していた…。
今日が『短期留学』の『最終日』だ…。

846板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/26(木) 23:23:51
>>845

   「俺としては、経歴に傷がつかなくて助かったがな」「流石に『前科者』は勘弁だ」

ここ数日で何度も目を通した音楽雑誌のページを片手で捲りながら、気だるげに答える。
大学進学にせよ、就職にせよ。
そのどちらにしても、前科がつくと色々困る。
そりゃあ音楽はどこでだってできるが、良い環境でやるに越したことはないのだ。

     「……あと脱獄してまで会いに来られても困るぞ」

          「少しばかり『留学』の時間は短くなったが、まぁ、二度と会えないわけでもない」

      「少なくとも、お前らとはもうしばらく顔合わせたままだろうしな……」

寂しいといえば、寂しいか。
四日……他の連中と顔を合わせる時間が短くなったことになる。
先生やら、クラスメイトやら、あの汚い校舎やら。
本当にクソみたいな場所だったが……それでも、寂しいという感情は湧き上がる。

847山田 浅海『アーカム13』:2015/11/26(木) 23:33:51
>>844-845

「この街の『警察』はおおむね腐っているからな」「今回ばかりはそれが好都合だったが」

センター試験の問題集に目を通しながら、『多渕』の言葉に応える。
普通の事件に関しては取り締まるが、『スタンド』絡みとなると見ざる聞かざるを貫くのが彼らだ。
『悪(クズ)』を取り締まるにはあまりに力不足。故に、この山田 浅海が頂きに立つ必要がある。
もっとも彼らも『スタンド』に気付かず、本当にただの少年の『抗争』だからとスルーしているのかもしれないが。
まぁ、今となってはどちらでも良いか。

「ハッ・・・別に構わん」「病室では静かにすべきだからな」
「あんな騒々しいヤツらに来られては ゆっくりと休むこともできん」

『赤西』の言葉を耳にして鼻で笑う。
そして読み終えた問題集を隣に置くと、代わりに近くの本屋で買った一冊の本を取り出す。
『自動二輪免許の取り方』、そう書かれていた。

848『悪童ウォーズ』:2015/11/26(木) 23:52:18
>>846-847(板踏・山田)
短くはあったが『ゲロ高』での騒がしい日々、
騒がしい面々の事を思い出し一抹の寂しさを覚える『板踏』。
『ハルマ』の言葉に対し鼻で笑う『山田』だが、
その手には『自動二輪』取得の為の本が握られている…。

                ハルマ:
                「んだよなァ。
                 今日でお別れだってのに」

                キー坊:
                「アイツらよおぉぉッ、
                 後で地獄見せて あ?」

 ゾロ ゾロ
   ゾロ  ゾロ ゾロ…

『キー坊』が視線を向けた先、
開いた扉から『1組』の面々がゾロゾロとやってきた。
皆が皆、体の各所に『名誉の負傷』を負っているが、表情は明るい。

       「大将ぉ〜。
        見舞い遅れちまって悪ィなぁぁ。
        『コレ』の為にバイトしてたんよ」
       「皆でカンパしあって。なぁ皆?」

         ドンッ!     ドンッ!

クラスメイト達がその手に持った、
洒落たデザインの包装紙に包まれた巨大な『箱』状の物を、
『山田』と『板踏』に1個ずつ差し出す。

                  ハルマ:
                  「…それ?もしかして、
                   『餞別の品』ッてやつ?」

849山田 浅海『アーカム13』:2015/11/27(金) 00:12:33
>>848

『赤西』の言葉を耳にして、顔を上げ扉の方を見る。

> ゾロ ゾロ
>   ゾロ  ゾロ ゾロ…

「・・・・・おまえたち」

傷を負った『1組』の面々が、病室に入ってくる。
そうして取り出したのは、らしくない綺麗な包装紙に包まれた箱状のモノ。

「・・・フン」「似合わん気遣いをしやがって」

「・・・・・・・・だが まぁ」


               「・・・・・感謝する」

やや小さめの声で礼を述べつつ、伊達メガネを指で押し上げる。

「ここで開けて見てもいいのか?」

850板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/27(金) 00:15:00
>>848

    「お、おまえら……」

驚愕に目を見開き、雑誌を取り落とす。

   「馬鹿じゃないのか、おまえら……」「こんな、洒落た箱で……」

      「『お別れにプレゼント』ってガラじゃないだろう、おまえらは……」

茫然としたまま、半ば反射的に憎まれ口を叩きながら。
信じられないという表情で、額を抑える。

    「……開けてもらっても、いいか。左腕にヒビが入ってるんでな」

851『悪童ウォーズ』:2015/11/27(金) 00:33:48
>>849>>850(山田・板踏)

        「おうッ!
         開けてくれッての!」

         キー坊:
         「あッ板踏のは俺開けんぞ!」

ガサゴソ
           バリィッ

包装紙を剥がし巨大な箱の封を開ける『山田』と『キー坊』。

               カパッ

『山田』の箱の中には『テナーバス』を収納するための
『鳶色』のレザーが張られた『楽器ケース』が入っていた。
そして『板踏』の貰った箱には『黒色』の『楽器ケース』が。
形からして『トランペット』を収納する為の物だろう。
どちらもシンプルながらも高級感の漂うデザイン。安物ではないだろう。

              ハルマ:
              「お、お前ら…!」

「流石に『楽器』を買うのは無理だけど、
 俺達の『大将』を手ぶらで帰らせる訳にはいかねェーって」

           ナァ、ミンナー?   オォォォ!!

852山田 浅海『アーカム13』:2015/11/27(金) 00:50:16
>>851

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「『美しい』 な」

『トロンボーン』の楽器ケースを端から端まで眺め、手に取り、持ち上げる。
手触りや軽さなどから、いい品であることが分かる。『バイト』をしてこれを買う金を貯めるのは、楽ではなかったろう。



「『板踏』」「今度『曲』を考えておこう」
「トランペットとトロンボーン・・・演奏できる曲は幾らでもある」

「こいつらにまた聴かせに行ってやらねばな」

ゆっくりと、頂いた『楽器ケース』を膝の上に置く。

「・・・・・・・大切にしよう」

853板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/27(金) 01:08:27
>>851-852

    「………………」

『楽器ケース』を、静かに右手で撫でる。
……確かな質感。それが安物でない証。

   「……ああ」

      「そうだな」

  「『ヴィゴローソ』に……楽しい曲を聞かせてやろう。
   俺たち二人とお前らで、演奏会だ」

     「このケースにトランペットを入れて、な」

口元を吊り上げ、ニヤリと笑う。
どうせならJ-POPがいいか。こいつらでも知ってる曲で、いっそ歌える曲がいい。
俺と山田先輩が演奏して、こいつらが思い思いに歌って……それができたら、きっと楽しい。

      「……ありがとう。大事に使わせてもらうよ」

854『悪童ウォーズ』:2015/11/27(金) 23:26:26
>>852-853(山田・板踏)

              キー坊:
              「やったなぁぁお前らぁぁ!
               演奏会だってよォォ!
               そん時はお行儀よくしねえとなァァ!」

『悪童』達の粋なプレゼントに、
笑みを浮かべる『板踏』と感嘆の声を漏らす『山田』。
少々『背伸び』した品ではあるが、
この品に込められた彼らの想いは間違いなく『本物』だ。

       ワイワイワイワイ  ワイワイワイ…


                 「おぉォ〜〜、
                  お邪魔するよぉーっ」

 サドチャン!      サドチャン!   オセーヨ サドチャン!

病室の外から聞こえたは担任の『茶渡』の声。
『山田』と『板踏』に群がる『悪童』達が道を開け、
『茶渡』を二人の前へと通す…。

              「うんうん、
               4人とも、いや、皆大変だったみたいだねェ。
               『戦争』?だっけ?頑張ったみたいだねェ。青春青春」
出会った時と同じ、
人の良さそうな笑顔を二人に向ける『茶渡』…。

                「せっかく『月路高校』に来てくれたのに、
                 こんな所で最終日を迎えさせるハメになっちゃて、
                 僕の責任だねぇ。本当にごめんねぇ」

855山田 浅海『アーカム13』:2015/11/27(金) 23:47:00
>>854

「『茶渡』先生」
「この度はご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした」

いわゆる『よそ行き』の態度を示しつつ、頭を下げる。
だが、この結果が彼のせいだというその点に関しては、首を振る。

「…いえ、お気になさらず。これは私たちが、彼らと共に選んだ選択肢ですから」
「それにこれでも、私は大変充実した時間を過ごせたつもりです」

856板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/28(土) 00:46:37
>>854-855

    「『茶渡先生』……」

……いや、『青春』で済ませるのか、あれを。
結局この人は、最初っから最後まで底が見えない。
どこまで『マジ』なのか……あるいは、全部『マジ』なのか。

     「……ああ、そうだな」

      「楽しい『短期留学』でしたよ。
       今こうしてベッドで寝てるとこまで含めてね。
       悪くない経験でした。だから、先生が謝ることもない」

いずれにせよ、笑って応じよう。
心からの、俺の答えだ。

857『悪童ウォーズ』:2015/11/28(土) 01:03:27
>>855-856(山田・板踏)

        「うんうんッ」

        「だから言ったでしょ。
         皆、根はいい子達ばかりだって。ね?」

ウンウン  オーヨ   ワハハハ!

振り返る『茶渡』に対し、
満面の笑みを返す『悪童』達。

         「日野さんもちょっと暴れん坊だけど、
          根はすっごいいい子だからねっ!
          君達が此処に来てよかった、と思ってくれたように
          彼女もきっと君達に出会えてよかったなぁって思う筈だよ」

          ニッコリ

          「それじゃあ僕は、退散しよっかね。
           せっかくの『月路高校』最後の日だ。
           心行くまで皆とお話ししなさいな。よかったらまたおいで」

笑みを何度も何度も、
そして最後に飛び切りの笑みを向け、
病室を後にする『茶渡』…。

858山田 浅海『アーカム13』:2015/11/28(土) 22:56:37
>>857

「・・・・・・・・・・・・・・・」
「そうなることを願っておりますよ」

この教員も大概常識では計れん人物だ。
やけに知った風な口を利くが、あるいは全てを見ていたというのか?
この男もまさか、実は『スタンド使い』だとでもいうのだろうか。どちらにしろ、油断ならない人間だ。

ともかく、『日野』もこれに懲りて『精霊酔い』から少しは脱却してくれれば望ましいが。
まぁ今ばかりは、そういった煩雑なことは考えずとも良いだろう。
あと少しばかりは、こいつらの下らん話に付き合ってやるのも悪くない。
そんな気分だ。

859板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』:2015/11/28(土) 23:16:02
>>857

   「だといいんですがね……」

あの、狂気としか言いようのない戦闘と勝利への執着。
『寿理馬射摩』の今後は……正直、予想もつかない。
生きてきた世界が、あまりにも違うのだ。
過去も、未来も、現在も。あの女のことは、まったくわからない。

    「……先生も」「ありがとうございました」

   「きっとまた行きますよ。いや、必ず行きます」

だが、さておこう。
あるいは次に『月路高校』に来た時にでも……その時にでも、顔を合わせてみればいい。
わからないのであれば、わかるように努めればいい。それが『コミュニケーション』というもので、それもまた『音楽』だ。
その時までは……まず、怪我の療養を済ませるのが最優先だな。

860『悪童ウォーズ』:2015/11/29(日) 22:34:04
>>858-859(山田・板踏)

好々爺とした『茶渡』の態度が
芝居なのか生来のものかは不明ではあるが、
害意がない事だけは確かだろう。

              ワイワイッ
                     ガヤガヤ


炎に燃やされながらも笑いながら向かってきた、
狂気の女――『日野・ジュリアド・寿理馬射摩』…。
彼女が今後がどのような未来へと進んでいくのか、
気にならないと言ったら嘘になるだろう。

だが今はとりあえず『仲間』達と過ごせる、
この最後の時間を楽しむべきだろう。

861『能力開示』:2015/11/29(日) 22:36:40
  ゲロコー  スリヴァイルマ                       スリヴァイルマ
【月路高校の精霊酔い】こと【『業の華』構成員】日野・ジュリアド・寿理馬射摩のスタンド


インディアンを連想させる褐色の肌の人型スタンド。
能力は『鉄拳』。

殴打したものを『鋼鉄』化する能力。
『鋼鉄』化は瞬時に行われ、物体は勿論『炎』や『水』なども
『認識』さえできれば殴打での『鋼鉄』化が可能
(『気体』や『液体』としての機能を失いその場に固定される)

また生物の『鋼鉄』化は現時点では不可能だが、
本体及びこのスタンドだけは『例外』であり、
スタンドの拳で触れる事で一瞬で『鋼鉄』化が完了する。
自身の『鋼鉄』化は『呼吸』を止めている間しか持続しない。


『フィスト』
破壊力:B(A) スピード:B 射程距離:E
持続力:E 精密動作性:C 成長性:D
※()は『鋼鉄』に変化時

862『能力開示』:2015/11/29(日) 22:39:02
【スリヴァイルマ軍団】『酒井大我』のスタンド

極彩色の人型のヴィジョン。能力は『酔拳』。

本体の帯びている『酒気』に応じて、
その身体は巨大化し、スペックが上昇するが、
『アルコール』が本体の『許容量』を超えた場合、
スタンド自身が『爆発』を起こす事で『リセット』をする。
またスタンドを発現している間はスタンドに『酒気』を奪われる為、
『強化』を行うには絶え間なくハイペースで飲酒する必要がある。

『ガス・バッカス』
破壊力:D〜A スピード:D〜A 射程距離:C
持続力:本体次第 精密動作性:D 成長性:B

863『最終結果』:2015/11/29(日) 22:54:56
山田浅海『アーカム13』⇒『30万円』+『ゲロ高最強の称号』get
             『治療済』

板踏甲賀『ウィズイン・サイレンス』⇒『30万円』+『ゲロ高最強の称号』get
                  『治療済』

日野・ジュリアド・寿理馬射摩『フィスト』⇒『敗北』『全身火傷』『治療済』
                     『芸能界へ殴り込み』


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