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【ミ】『黄金色ハッピーテール』

1『薬師丸』:2015/03/29(日) 00:42:24

他人を幸福にするのは
香水をふりかけるようなものだ。

ふりかけるとき
自分にも数滴はかかる。

―ユダヤのことわざ


*ここは『薬師丸』がミッションに使うスレです。

935立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/03(月) 00:27:42
>>932-933
(え? なに……? 二十分だと?
 もしかして警察が来るまでの時間か? お、遅くないか?)


重村さん達も時間稼ぎしてくれているが(というか砂原組が勝手に余計なことをしているが)
あんなの精々数十秒だろう。まあ、小さな時間稼ぎでも積み重なれば大きくなるが……
それにしたって20分は長すぎる。
ここは一旦帰ってもらうほうがいいのかもしれないが、実際に枝は切られていないのだし、
現行犯ならばともかく、不法侵入と脅しくらい、それも特に証拠無しの証言だけではどうも弱そうに思える。


(スタンド使いではないようだし、ノしてしまったほうが……
 いやいや、俺がやれるならともかく、実際戦うのは涙音ちゃんだしな……危険なことはあまりさせたくない)


少なくとも住所はわかったようだ。これで早くなるのを祈るしかないか。

936エリー『ラフカディオ』:2015/08/03(月) 00:32:49
>>933-934
「(あ、え、ええぇと……
  近くにピンクの家があって、住所は……え? なんて?)」

エリーは完璧超人ではないので住所を一度読み上げられただけでは分からない。
……が、スマホを見せてもらって、再度読み上げてもらえば何とかなる。

「(ええと、黄金町四丁目……(※以下略)って感じだぞ!)」

何とか住所を言い終えた。
これで警察署とか派出所とか交番とかから人が来てくれるはずだ……。

937『木陰のきみと宝もの』:2015/08/03(月) 01:40:21
>>934 >>935(朱鷺宮と立花)

20分。確かに遅い。
何かの間違いか、それとも黄金町の警察は特別遅いのか――

            ……ともかく。

朱鷺宮はエリーに正確な住所を伝えた。
こうなれば、あとはそう長い時間耐える必要もあるまい。


>>936(エリー)

『朱鷺宮』:
『(エリーさん!わかりましたよ、ここの住所!
 場所は… 『S県S市黄金町4丁目(※以下略)』ですよ…!)』

朱鷺宮からの最大の援護射撃。
これは実際相当効果的だろう。

『警察』:
「『S県S市黄金町4丁目(※以下略)』……了解しました!
 ここまで分かれば、そう時間はかかりません。
 厳しい状況でしょうが――どうか、もう少しだけご辛抱を。」

警察は力強い語調で言い切った。
ここまで言うなら、まあ、20分も待たされたりはするまい……

……電話を切るのも、掛けたままにしておくのも自由だ。
どちらにせよ、エリーの位置からできることはもう少ない。

938『木陰のきみと宝もの』:2015/08/03(月) 01:43:43
>>ALL

            ゴソゴソ

『重村』
「では、改めて――」

『砂原』
「今度こそ、お目見えだぜェ〜」

『取り巻きA』          『取り巻きB』
「へへ、楽しみですね親分。」   「ホントっすね!」

向こうの状況も、左程進んでいない。
こちらが電話で2、3交わす間なので、当然かもだが。

ただ、ついに連中の前に『ニセ木』が出されるのは、進歩か。

939エリー『ラフカディオ』:2015/08/03(月) 02:14:07
>>937-938
「(う、ううっ……頼むぞ)」

携帯の通話は切らない。
不測の事態があるかも――ではなく、心細いからだ。

そのまま、『ラフカディオ』の視界を介して状況を見ている。
あ、一応『ラフカディオ』に指で〇を作らせ、通報が成功したことは伝えておこう。

940立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/03(月) 02:27:50
>>937-938
とにかく、通報はうまくいったらしい。
となれば後は待つばかりだ。


「スー……スー……」


まだ寝たフリを続ける。
出番は、砂原組が口封じに脅しに来たらだろうか。
あるいは枝について短いだとかなんだとか不満を言ったりする可能性もある。
その場合、ごまかすためにこちらから騒ぎ出す必要があるかもしれない。
様子をうかがおう。

941朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/03(月) 19:51:15
>>937-938
『(よしっ!さすがですよ!
 これで一先ずは…大丈夫でしょうかね)』
どうやらしっかりと連絡ができたらしい。
ちょっとスタンドにガッツポーズをさせながら答えた。

(どうやらしっかりと連絡は出来ましたけど…
 後は、どう動くかを見ておきましょうかね。)
そう考えた涙音は、目の前の取引がどう進むかを見守る。

このまま何も起こらないのがいいかもしれないが…
そうだとすると警察への説明が少々面倒だ…

942『木陰のきみと宝もの』:2015/08/04(火) 00:09:08
>>939(エリー)

『警察』
「……こういう不安な時は……あー。ええと。
 例えば、そう。何か楽しいことを考える。
 そうすると、不安な時間は少し早く過ぎる……かも。」

警察はなにか気の利いたことでも言おうとしているらしい。
残念ながら、さして気は利いていないが。

ともかく、『ラフカディオ』で外にサインを送る。
あとは耐えるだけか、あるいは何か干渉するか。

>>940 >>941(立花と朱鷺宮)

      『○』

『ラフカディオ』の指が丸を描いた。
つまり、通報が成功したのだろう。

あとは待ちつつ、時間を稼ぐだけか。
少なくとも、こちらから罪を誘発する必要性はあるまい。


>>ALL

         …コロン

袋の中から、『偽物の枝』が出てきた。
それは、そう、小さかった。

『砂原』
「……オウ、ジジィ。随分、ちっちぇなァ。
 ヘタれたか? え?」

『重村』
「い、いや……」

『砂原』
「もうちょっとこう、ガッと行ってほしいもんだがなァ〜。」

砂原が重村にイチャモンをつけ始めた。
……ある意味想定内かもだが、さて、どうするか。

ほおっておいても話は進みそうな気もする。

943立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/04(火) 00:59:50
>>942
(まあそうだよなあ)


しかし、いちゃもんはいちゃもんで時間稼ぎになる。
あるいは、これをダシに、「今からさらに切れ」「今は昼間だから一目につきすぎる」
とかいう問答になればさらに時間が稼げる。


(重村さん達にかかる負担は大きいが……すまないな。
 まあ、こっちは子供だから許してくれってことで……)


まだ大丈夫だろう。これ以上険悪な雰囲気になったら騒ぐ必要もあるかもしれない。
あるいは本当に切りに行かされそうになったりした場合か。

944朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/04(火) 01:11:32
>>942
(通報オッケー…
 なるほど大丈夫そうですね。)
取り敢えず自分のスタンドにも、片手で
グッジョブ!のサインを送っておいた。

(…にしても…
 ただの刺青持ちってことでしょうかね?
 さっきから…どうやら大丈夫そうですし)
砂原の様子を見て不思議そうな顔をする。

「…むう…
 大丈夫かなぁ…」
ここでいきなり飛び出したらいけない。
涙音は取り敢えずスタンドを出したまま様子を見続けるしか無い。

945エリー『ラフカディオ』:2015/08/04(火) 20:40:19
>>942
「(楽しいこと……楽しいこと……)」

ぼんやり呟きながら楽しいことを考えることにする。
とっととヤクザ達を捕まえて、また遊ぶのだ。
コズエも交えて遊ぶことができたらきっと楽しいだろう……。

946『木陰のきみと宝もの』:2015/08/04(火) 23:31:11
>>943 >>944 >>945(三人)

        コチ

            コチ


時間はどんどん過ぎていく。
警戒していたような、砂原がスタンド使いということもない。

『警察』
「……たった今、黄金町の者から連絡がありました。
 既に場所は分かったので、現在向かっているようです。
 ……そういえば、玄関のカギは空いていますか?」

まあ、この家の構造なら玄関が閉まっていたところで問題あるまい。


『重村』
「し、しかし、伐る大きさの指定は……」

『砂原』
「オウ、そんな屁理屈は聞いてねぇーんだよ。
 こんな量じゃ、いくらなんでもちいせぇって分かるだろが!」

『葦人』
「……すいません。」

『砂原』
「謝られたって、一銭にもならねえ。
 どうするかなァ〜。今、斬っちまうか! え?
 どうせ俺が来たんだからよ、俺自らの手でよ。へへ。」

『取り巻きA』         『取り巻きB』
「そりゃ名案ですね親分!」   「どうせ斬るなら、ばっさりっすよね。」

『葦人』
「……砂原さん、木を伐るのは案外難しい。
 それに、今は真昼間だ。近隣住民の目も……」

『砂原』
「オウオウオウ、お前らのミスの尻拭いの話をしてんだぜェ〜?
 よくもまあ、そんな風に楯突けたもんだな、オウ。」

『葦人』
「……しかし……」

向こうの話も、おおむね立花の予想のように進んでいた。
朱鷺宮は彼らの身を案じるような声を出したが、反応はない。

介入すれば、間違いなく時間は稼げるだろう。
……もっとも、安全性と天秤に掛けることになるが。

947立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/04(火) 23:48:07
>>946
(馬鹿っぽいな)


わざわざ夜に重村さん達に切りに行かせたというのに、
明るいうちから自分で切るとか言い出す。
苦渋の決断ならまだしも、口調は軽い。
こんなリスク計算も出来ない男が、今まで捕まらずに組を率いることができるのか。


(まさか。本当は『スタンド使い』でこっちを釣ろうとしている……?)


考えすぎだろうか。見たままの人物である可能性の方が高いのだろうが。
だが、なんにせよここは介入時だろう。本当に切られたら困るのはもちろん、
庭に目を向けられて、『家憑き虫』の効果が途中で切れたりしたら面倒だし。


「コラー! 待ちなさい!」


急にこんなこと言い出すと、誰か見てた場合に不審がられるので、
一応、起きた演技を挟んでから、声を上げる。

948朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/04(火) 23:57:24
>>946
(…やれやれ、やっぱりそう来るか…
 木を切り倒そうとか、やっぱ穏便に帰ったりはしてくれないよな…)
涙音は心のなかではそう思いつつも、
隣にいた立花が起きた(演技をした)後に声を上げたのを見て

「あう…ちょ、ちょっと待って下さい!!
 それだけは!」
ちょっと怖がってるふうな演技をして答える。
縛られてるのに強気なのは不自然なのでここは、我慢できなくなって声をかけた。
というふうに見せかけることだ。

949エリー『ラフカディオ』:2015/08/05(水) 00:00:41
>>946
「(あ、う、えーっと……
  分からないぞ! でも多分鍵が締まってても入れるから平気!)」

       「(そ、それよりヤクザ達がなんか騒ぎ出して……)」

                     「あわわ」

『ラフカディオ』の視覚から見たことを警察に伝える。
どうにかしたいが……『ラフカディオ』の射程は
そのパワーやスピードに比してあまりにも短い『一メートル』。
どうしようもない。

950『木陰のきみと宝もの』:2015/08/05(水) 00:32:25
>>947(立花)

実際に伐るつもりかは分からない。
笑みを浮かべた表情を見るに、彼流の冗談のつもりか?

             ・・・・あるいは、自信の笑みか?

どちらにせよ、頭がよくないのは間違いなさそうだが。
……あるいは砂原組は、『彼が考えて動かしている組織』ではないのかもしれない。

なんにせよ――立花は決意した。
それは恐らく、悪い方には傾くまい。


>>948(朱鷺宮)

デカい木を差し出したら、騙されてくれたかもしれない。
だが、作戦優先で小さい木を選んだ以上、ある意味やむなしか。

そして決意したのは、朱鷺宮も同じだった。
どうせ決起するなら二人まとめての方が怖くないかもしれない。
 

>>949(エリー)

『警察』
「なるほど、それなら大丈夫です。
 ……いいですか、どうか、彼らを刺激しないように。
 そのまま、押し入れから出ないでください、本当に。」

警察はヤクザへの対処法を教えてはくれない。
彼らは彼らの業務―市民の安全―をするだけだ。

『警察』
「もう、かなり近くまで来ているはずです。
 どうかあと少しだけ、耐えてください。」

>>ALL

「コラー! 待ちなさい!」

            「あう…ちょ、ちょっと待って下さい!!
             それだけは!」

二人の声が響いた。
……凍ったように静かになる。
『砂原』
「……ガキが起きたかァ。
 え? 随分な口の利き方すんじゃねえか、オウ。」

         ギロ

砂原は二人を、それから葦人と重村を睨む。
いくら知性が低そうでも、その眼光は凶暴だ。
『葦人』
「……砂原さん、今はガキどもよりも……」

『取り巻きA』
「親分、ガキどものしつけは俺達がやりましょうか?」

『取り巻きB』
「親分の手を煩わせるまでもねえっすよ!」

……これからどうなるかは分からない。
だが、今まさに……状況は引っ掻き回されている。
時間を稼ぐ分には、これ以上ない。

951立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/05(水) 00:39:50
>>950
「うう……」


怯んだ様子を見せる立花。
あんまり騒いでは口をふさがれるかもしれない。そうなれば面倒だ。
ということで演技も入っているが、そもそも前世の知識があるとはいえ、
その前世自体が別に軍人だとか、格闘家だとかそういうわけではないのだ。
こういう事態に対する慣れはなかった。
だが朱鷺宮も一緒に声をあげた以上、怯んでばかりもいられない。


「あの、なんで木を切るんですか?
 あの木はおばあさんが大切にしている木なんです……」


怯えた様子で、それでも質問を繰り出す。
まあ、なんで木を切るかということ事態は知っているが、
今まで寝ていたということになっているし、違和感のない無駄質問で時間が稼げるならそれでよしだ。

952朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/05(水) 00:43:44
>>950
(…やれやれ、立花さんが声を上げた以上、自分もどうにかしてこの場を稼がないと…!)
心のなかでは覚悟を決める。
ちなみに涙音の後ろではスタンドが臨戦態勢だ。
掴みかかりでもしたら、手加減しつつも攻撃を仕掛けられるようにしておくのだ。

「ずっと、我慢していようと思ってたんです。
 それくらいならって…でも、やっぱりそこまでして欲しがる理由を教えて下さい!」
ちょっと泣きそうな感じに言う。

「その木はなんでもない普通の木じゃないですか。
 なんで、切り落とすなんてひどいことするんです。」

953エリー『ラフカディオ』:2015/08/05(水) 00:54:46
>>950
(りっか!? おねーさん!? 何で……警察が来るのに!)

エリーは、警察への対応に追われていて立花達の状況を見ていなかった。
ゆえに……突如急変した状況に、理解が追いつかなくなる。
何かしらの問題が発生し、それによって二人がアクションを起こさざるを得なくなった……。
そう理解する。

(警察の人は、押し入れから出ないようにって言った)

……………………上手く行き始めていた『流れ』に、綻びが生まれる。
エリーは、彼女という人間は……根本的に我慢ができる人格などではない。
ただでさえ不安定な環境に置かれていて、しかもこの状況……。

(でも、本当に言う通りにして良いのか!?
 りっかや涙音おねーさんが危ない時に、わたしだけ!)

             『…………ッ!』

『ラフカディオ』が押入れの扉に手をかけ、

     『……』

『何故木を切るのか』という問いで、動きを止める。
そこはエリーも気になっていた部分だ。

954『木陰のきみと宝もの』:2015/08/05(水) 23:32:02
>>951 >>952(立花と朱鷺宮)

危険な場面で演技はするものではないが……砂原の知性は低い。
幸いにも、朱鷺宮の覚悟は気づかれていまい。

『砂原』
「なんで木を斬るか……だとォ〜?
 オウ、ガキに分かるような話じゃあねんだよ!」

『取り巻きA』             『取り巻きC』
「へへ、大人の世界ってワケ。」 「それも、ワルの世界だぜ。」


威圧的に返答する砂原。

聞いたところで、教えてはくれまい。
そもそも、金目当て以上の理由があるのかは謎だが。

『葦人』
「……ガキども、黙った方が良い。
 余計な怪我は、したくないだろう。」

葦人が二人に言う。
彼は恐らく、砂原の動きを警戒している。

『砂原』
「オウ、調子乗ってるガキには、しつけがいるかもなァ〜。え?」

          ガ

……後方で、『ラフカディオ』が動いた気がする。

エリーも、この光景を見ている。
彼女は、一人だけ傍観していられるほど、『大人』……か?


>>953(エリー)

          ガ

押入れに手を掛ける『ラフカディオ』。
その気持ちは――ある意味当然だ。

少なくとも、この物語が知っている『エリー』にとっては。


『砂原』
「なんで木を斬るか……だとォ〜?
 オウ、ガキに分かるような話じゃあねんだよ!」

エリーが知りたい、答えは教えてくれないようだ。
……さて、どうする?

一度は踏みとどまったが――このまま、押し入れを開くか?
それとも、警察の言う通り、利口な決断をするか。

955立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/06(木) 00:44:31
>>954
「あっ……うう……」


ビクッとする立花。
それは砂原にビビッた風に見えるかもしれないし、実際3割くらいはそうだが、
エリーの動きに対する反応が7割だ。
エリーが一番安全な位置で、裏からの支援で、通報役。それは立場的にも能力的にも正しい。
しかしエルヴィラ=グリーンコーラルという少女の、性格ということから考えると、必ずしも正しいとは限らないのだ。


「わ、わかるもん。
 この木が特別な木だからでしょ。
 精霊が宿ってる木だから……
 でもそんなことしたらバチが当たるよ」


とはいえ、エリーに何か言えば、そこに誰かいると砂原に伝えるようなものだ。
スタンド会話が出来る朱鷺宮に任せるしかない。

立花は、(砂原達にとっては)的外れであろう言葉を口にする。
人間、あんまりにも的外れなことを言われると訂正したくなるものだ。
もしかしたら正解を口にするかもしれない。あんまり期待はできないが。


「精霊がいる」「バチが当たる」という言葉で、『フォートレス・アンダー・シージ』が攻撃した場合や、
エリーが我慢できずに産女を呼び出した場合、
目の前の子供達の仕業ではなく、精霊の仕業、と誤認させる狙いもある。
まあ、それでコズエに被害が行けばそれはそれでまずいのだが、
木を傷つけたから精霊に攻撃された、と思えば、さらに木を傷つけようとは思わないだろう。……普通なら。

956エリー『ラフカディオ』:2015/08/06(木) 02:02:13
>>954-955
     「この……!」

あんまりな言いぐさに怒りの色を多分に交えた呟きを漏らす。
声を潜めるのも、この期に及んでは忘れつつある。だが。

           「!」 「……りっか……」

『まだ』押入れは開けない。
話を聞く限りだと、まだ立花が食い下がっている。
あの話し方が演技だということはエリーの血が上った頭でもまだ分かるので、
立花がどうにかして情報を聞き出そうとしているのだろうということは察せる。

すぐにでも飛び出していきたいが……まだ、堪える。
エリーは『子供』ゆえに我慢ができないし、衝動的に動いてしまう。
だが同時に、『子供』ゆえに好奇心は旺盛だ。
立花が自分の気になっていた真相を聞き出そうと演技しているのなら、
(演技するという余裕がある事実があることもあって)まだ……留まれる。

    『…………!』
              ピク  ピクピク

ただ、代わりに『ラフカディオ』が怯えた様子を見せ始める。
スタンドのコントロールが不十分になりつつある証拠だ。
意に沿わない決断は、当然ながら本体にストレスを与えてスタンドの制御を甘くする。
今は張りつめた弦のような不気味な均衡を保っているが……。

957朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/07(金) 00:01:12
>>954-956
「でも…」
何故木を切りたいのか、それがわからないのはやはり納得がいくものではない。

「…そうですね。
 わざわざこの木を選んでるのは特別な力とかを信じちゃってるからなんですね…!」
取り敢えず強がりを言う…感じで答える。

だが、涙音のスタンドは押入れから今にも飛び出さんとしているエリーに目が行った。

『エリーさん。ちょっと待ってください!』
相手にはスタンドが見えていない。
ということは会話も聞こえないだろう。そう思った涙音はエリーに呼びかけた。

『わかってください。エリーさん!
 今ここで警察に知らせたことが、到着するより早くにバレてしまったら…
 今まで考えていた作戦もダメに成ってしまいます!』
…作戦はうまく行ったかもしれないが、知らせたことを相手に知られるのはまずい。

『…コズエさんのことも、私たちのことも心配なのはわかります…
 けど、お願いします。
 私のスタンドのパワーと…それから立花さんのことばと…
 あの二人を信じましょう!
 それに…』
そう言ってスタンドはグッと拳を握る

『最悪の場合の力づくは…
 私の役ですよ。フヒヒッ!』
そして軽くおどけるように笑いを返す。
エリーの心を少しでも落ち着かせることが出来るならば、これでいい。

958『木陰のきみと宝もの』:2015/08/07(金) 01:32:02
>>955 >>957(立花と朱鷺宮)

『砂原』
「精霊? ばち? 特別な力?……へへ、なんじゃそりゃ。
 そんなおとぎ話、信じるとでも思ってんのか? オウ。
 それとも、漫画の読みすぎか? ガキどもォ〜。
 こいつはただの、高く売れる古い木だろうが! え?」

砂原は立花の言葉を信じない。
的外れな事を言われれば訂正したくなる……それは正しいかもしれない。
だが、これは砂原にとっては、冗談にもならないレベルの話らしい。
朱鷺宮の強がり(挑発?)も、『完全にナメられている』であろう現状では動揺を誘えない。

だが、一つ分かったのは、『コズエの木』の事情――コズエの存在は、この男は知らないということだ。
そして、不明瞭だが……『なぜ高く売れるのか』も、知っているのかは怪しい。
とにかく、『高く売れること』は知っているようだが、その事実の真偽も、今となっては怪しい。

『取り巻きC』         『取り巻きB』
「へへ、お笑いだぜ。」   「まったくっすね。」

取り巻きたちも、ヘラヘラ笑うばかりだ。
彼らが知っているわけでも、おそらくは、ない。
連中……砂原組は、何ら『有益な情報』は持っていない。
単なる、『略奪者』に過ぎない。

『砂原』
「そういう無駄口はよォ、躾してほしいって判断するぜ?
 俺はよォ、ガキでも女でも、容赦しないんだよ、オウ。」

そう言いつつ、いまだ殴っては来ない。
まあ、女はともかく子供に躊躇いなく暴力を振るえるやつもそういまい。

『葦人』
「……砂原さん。
 ここは穏便に……」

『砂原』
「……あ? 葦人ォ、いつからそんなに、偉くなったんだ? え?」
        
              ピク  ピクピク

後方では、『ラフカディオ』が……より、切羽詰まった雰囲気を出している。
つまり、エリーはまだ、踏みとどまってくれている。

>>956(エリー)

『砂原』
「精霊? ばち? ……へへ、なんじゃそりゃ。
 そんなおとぎ話、信じるとでも思ってんのか? オウ。
 こいつはただの、高く売れる古い木だろうが! え?」

砂原の返答は――エリーの知的好奇心を満たすようなものではない。
単に、彼自身の、事情への『無知さ』だけが分かった。

              ピク  ピクピク

『ラフカディオ』は何とか操作を保っている。
だが――このままでは、いつ糸が切れるかは分からない。

・・・・その時に、『妖怪』を保っていられるのかもだ。

『警察』
「あと少しで到着するようです。
 ……何か、ありましたか?」

エリーのつぶやきを聞いたらしい。
警官の声が、電話から聞こえる。

『エリーさん。ちょっと待ってください!』

『わかってください。エリーさん!
 今ここで警察に知らせたことが、到着するより早くにバレてしまったら… 
 今まで考えていた作戦もダメに成ってしまいます!』

『…コズエさんのことも、私たちのことも心配なのはわかります…
 けど、お願いします。
 私のスタンドのパワーと…それから立花さんのことばと…
 あの二人を信じましょう!
 それに…』

『最悪の場合の力づくは…
 私の役ですよ。フヒヒッ!』

そして、朱鷺宮の声が聞こえてくる。
砂原や葦人の声も、スタンドの聴覚が拾っている。

959立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/07(金) 13:07:50
>>958
「……売るって、誰に売るの?」


まあ一応、高く売れるから、という理由があると訂正してくれたわけだ。
しかし重村さんも言っていたと思うが、やはりそれ以上の理由については知らなさそうである。
となればあとは誰に売るのかだが……これはあんまり答えを期待できない。まあ一応聞いておく。


「わたし達をどうする気なの……ですか?」


ここでこれ以上反抗すればさすがに危うい。
出来ればスタンドでの干渉は、警察が来た時、逃がさないために使いたい。
かといって、黙っていてはまた木を切るほうに話が流れる可能性がある。
ここは処遇を尋ねてみよう。
……さっき演技が入ったせいでいまいち口調が定まらない。

960エリー『ラフカディオ』:2015/08/07(金) 22:27:06
>>958
「こらえなくちゃ……」

震えながら、呟く。
朱鷺宮の言葉はきちんと届いている。届いているがしかし……。

「こらえなくちゃ……いけないのか……!?
 こんなやつら相手に……!!」

警察官の声も、耳にする。
『頼れる大人』の声だ。少なくとも現状では、無条件にエリーの味方をしてくれる者の声。
その大人が、『もう少しで到着する』と言っている。

「わたしは……いつまで待てばいいんだ……?」

ゆっくりと肩で息をして、自分を落ち着かせる。

961朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/07(金) 22:47:49
>>958
(…まずいな、そろそろエリーも…
 我慢の限界っぽい…)
落ち着くように言い聞かせているものの、エリーはそろそろ落ち着きをなくしかねない状態だ。

『とにかく、待ってください…
 私達は絶対平気です。コズエさんも!』
とにかく力強く答えつつ、
改めて相手のヤのつく人たちの様子を見る。

「…ふむ…」
(誰に売るか…
 たしかにそれがわかればおおよその検討はつくかもしれない。)
そう思い、タチバナの様子を見守る。
そして、涙音のスタンドは取り敢えずの臨戦態勢だ

962『木陰のきみと宝もの』:2015/08/08(土) 00:02:40
>>959 >>960 >>961(立花、エリー、朱鷺宮)

『砂原』
「オウ、大人の世界だっつってんだろが!
 いい加減、生意気にも程があるんじゃねえか? オウ。」

立花の質問は取り合ってもらえない。
そして何か納得するような声を上げた朱鷺宮に、取り巻きの一人が目をつける。

『取り巻きA』
「……でも親分、このガキども、脅したってバラしちまいそうじゃないですか?
 特にそっちのデカい方のガキ。さっきまでビビってたとは、思えねーな。」

つまるところ、演技がばれた。

『取り巻きB』               『取り巻きC』
「……ムチャなまいきっすね。」    「演技だったってわけだぜ。」

・・・・ヘタな演技は、しないほうがよほどいい。
相手が一般人のヤクザなので、なんとでもなると言えばなるゆえの失敗か?

エリーは自制に努める。
それは極めて優れた――しかし難しい判断だ。

              ビリ

スタンドが――精神の像が揺れる。
朱鷺宮の励ましが聞こえてくる。警察が電話口で、何か言った気がする。

もしここで妖怪によって裁けたなら、どれだけ気分が良いだろう。
そうでなくても、怒声を上げることが出来たら。

『砂原』
「へ、そうだなァ〜。それなら本格的に、口封じと――」

               キキィーーーーーッ  ・ ・ ・・・・


・・・・外から、ブレーキ音が聞こえた。
それも一つではない。二つか、三つほど聞こえた。

『砂原』
「……? なんだ……」

砂原は怪訝そうな顔で足を止めた。
エリー達だけが、その意味を知っていた。

               ドタドタドタ

963立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/08(土) 01:01:54
>>962
質問は空振りか。
まあ、誰に売ろうとしていたのかなんて警察の取調べでわかることではあるのだろうが……
立花達にその情報が回ってくるかというと来ない気がする。


「……」


それはともかく、来た。
ここでダメ押しに挑発して、人質にでもとられて、罪を増やしてもらう……というのも手だが、
そこまで危険を冒す必要も無いか。

だが、挑発するまでもなく、こちらに向かってくるようならば足元に『XTC』を発現して蹴躓いてもらおう。

964エリー『ラフカディオ』:2015/08/08(土) 01:09:12
>>962
『それ』の意味するところを理解したエリーは、静かに笑みを浮かべた。

   「もう、待たなくて良い」
                 、、 、、 、、、 、 、、
             「……そういうことなんだな?」

呟きは、電話口の警察官に対してだ。
そして、エリーは……彼女本来の勝気な笑みを取り戻して、
『ラフカディオ』に押入れの扉を思い切り開けさせる。

            バ
              タ
               ァ  /
             ン   ・

     「――――そこまでだぞ、悪党ども!!」

               「話は全て聞かせてもらった!! 神妙に、お縄につけい!!」

そうして掲げるのは、紋所……ではなく。
まだ警察官と繋がった携帯電話だ。

                     「(せっかくだしキメ台詞の一つでもお願いするぞ)」

勝利確定した瞬間に図に乗る馬鹿である。
ほんとはまだ自棄になったヤクザが暴れる可能性もあるのだが、
エリーはやっと出番がきたのでそんなこと考えない。

965朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/08(土) 01:11:46
>>962
(…まずったな…
 エリーさんに注意をはらいつつ演技…
 なんてのはさすがに難しかったか…)
いつの間にか涙音はエリーに注意を向けていたせいで
演技がおろそかになっていたようだ。

「…まぁ、その…
 それはつまり…その…」
取り敢えず外からなにか音が聞こえてきた。

そしてガラッと、エリーが現れる…

「えーとつまり…まぁその…
 助けてください!」
そう言ってまたしれっと演技をしてみせる。
取り敢えずブレーキ音のした方へと

966『木陰のきみと宝もの』:2015/08/08(土) 01:48:49
>>963 >>964 >>965(立花とエリーと朱鷺宮)

『警察』
「……はい。よく、耐えてくれました。
 後は全て……我々警察にお任せを。ご協力感謝します!」

エリーの受話器から警官の声が聞こえた。
そして押入れの外では――

『砂原』
「……ナメ腐ってんじゃァーーーねぇぞッ! クソガキがァ〜〜ッ!!」

朱鷺宮の態度に、足を止めていた砂原がキレた。
一気に駆け寄ってきたが――


            『ズギュ!』

『砂原』
「ヌォあっ!?」

            ズデン!

立花の発現した『XTC』が、その足を取った!

『取り巻きA』        『取り巻きB』
「や、野郎ッ!? 親分!」   「なんだあの車っ!?」

『砂原』
「く、クソがァッ……!?」

            ――その瞬間!


            バ
              タ
               ァ  /
             ン   ・


押入れが開き――大見得を切るエリー!

『砂原』
「……!!? な、なんだテメェはァ〜ッ!
 携帯……お、オウッ! なんだ! 何を粋がって――」

           ドタッ!


               ドタドタッ!!

                    ドタドタドターーッ!!!


『警官A』
「そこまでだッ! 手を挙げて動くな!
 砂原、お前の年貢の納め時だァーーッ!」

『警官B』
「全隊、包囲ーッ! 絶対に逃してはいけませんよッ!
 それと、子供たちの保護を!」

『砂原』
「な、なッ……なんだとォォーーーッ!!
 が、ガキどもッ! 葦人テメエェ! 一体何のつもりだ、こりゃァ!」



                   ザザザーーz___ッ!

『葦人』
「……こういうことです、砂原さん。」

そして瞬く間に……警官たちが、砂原たちを包囲した……!
それは紛れもなく、エリー達三人が掴んだ、『正義の勝利』の瞬間だ。

967エリー『ラフカディオ』:2015/08/08(土) 03:35:02
>>966
「正義は、勝つ!!」

          ド  ン ッ

胸を張って勝利のドヤ顔をかますのだ。
あ、警官の指示にはちゃんと従おう。
携帯の通話も切る。(もちろんお礼はちゃんと言う)

ついでに『ラフカディオ』に結んでいた縄をほどかせる。

968朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/08(土) 11:57:02
>>966
「た、助かりました!
 その…ありがとうございます!」
警察、と、エリー。
その両者にむけて嬉しそうに答えた。

「あ…そうですね…
 とりあえず…」
今の涙音なら余裕で縄を解けるが…
それだとさすがにウソっぽいかなと思いつつ、取り敢えず待機している。

(逃げないように目を光らせとかないとな…)
だが、スタンドに関しては違う。
部下たちが別の場所に逃げようとするならば、
先回りして足を引っ掛けるなどしてすっ転ばせるぞ!

969立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/08(土) 12:32:59
>>966
できれば警察がくる前に『XTC』を解除したいところだが、その暇もなかったなら
出しっぱなしでいるしかあるまい。


「名指しかよ……」


まあ、地元警察だからおかしくはないが、やはり砂原は前から警察に目をつけられていたらしい。


「ありがとうございます。
 あ、そちらのお二人は悪者ではないので……」


一応、重村さん達を弁護しておく。
まあ、そこらへん詳しくはこの後の取調べとか事情聴取になるだろうが。

970『木陰のきみと宝もの』:2015/08/08(土) 23:54:23
>>967 >>968 >>969(三人)

『XTC』を解除する程度の暇はあった。
『ラフカディオ』によって、紐を解かせるのも、そう時間はかからない。


『砂原』
「ち、畜生がァ〜ッ! 俺をハメやがったのか!? ふざけやがってェ!」

         ビュオッ!

砂原は警官に殴りかかった。
……が。

      ガシッ!

『警官A』
「オラッ! 公務執行妨害も追加か!? 砂原ァ!」

『砂原』
「ぐぉあっ! は、離しやがれ!」

あえなく捕らえられ――

         ドザザ --ッ

『警官A』
「よぉし、大人しくしろよォ〜ッ!
 お前には聞きたいコトがたっぷりあるからなァ!」

複数の警官によって、地面に押さえつけられた。
何やら罵詈雑言を叫んでいるが、もはや描写の必要もあるまい……

『警官B』
「いえ、到着が遅れましてすみません!
 ええと、そちら――?」

『葦人』    『重村』
「…………」  「…………」

  ソワ
     ソワ 

『警官B』
「……まあ、詳しいお話は署の方でいろいろと!」

警官B(婦警だ。)が朱鷺宮や立花に応対する。
葦人はやや浮き足立って見えるが、重村は気まずそうだ。

『取り巻きA』       『取り巻きB』
「お、親分! 畜生ッ!」  「に、逃げ……」

            ダダ

        ガシッ

「うわぁッ」
            「うげッ!?」


その一方で、次々捕まっていく砂原の取り巻き。
そして――

『取り巻きC』
「く、クソ……! 捕まるなんて御免だぜ!」

         ダダダ

何を思ったか、立花たちの方へ走ってくる取り巻きの一人。
しかし、そこで、

              ガス!

『取り巻きC』
「ウギャッ!!?」

朱鷺宮の『FUS』が足払いを掛け、倒した。

すぐさま警官たちが彼を押さえこむ。
……すでに、まともに動けそうな砂原組はいない。

『警官A』
「『砂原勝守』、家宅侵入罪で現行犯逮捕するッ!」

        ・・・・正真正銘、これで決着、だろう。

971エリー『ラフカディオ』:2015/08/09(日) 00:19:36
>>970
「…………」

ドヤ顔のまま、捕り物劇の終幕を見守っていた。
ちょっと……勝利宣言のタイミングが早かったかな?

    「りっか、涙音おねーさん、大丈夫か?」

縄をほどいたならそう問いかける。
いやまぁ、特に問題ないことは『ラフカディオ』の
視界から見ていたので知っているのだが、
最後の局面はそれどころではない面もあったし。

972立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/09(日) 00:26:28
>>970
「なんとかなったか……」


立花達は……どうなるのだろうか?
やっぱり警察署に行って話をするのか。警官Bさんもそんなようなこと言ってるし。
立花達が何も聞かれないと重村さん達も巻き添えで逮捕されそうだし、それは仕方ないが、
つるお婆さんが帰って来るまでに戻れるだろうか……
その間、留守番できない形になるのも少々気になる。
まあ、元々つるさんも、居れる範囲でいいと言っていたが。

973朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/09(日) 00:27:42
>>970
「ふう、やりましたねー。
 警察の皆さん、ありがとうございます。」
そう言って軽く起き上がった。
縄をほどいてあるのならば…
そのまま起き上がる。

「事情は…
 そうですね。あの二人は脅されて…
 半ば無理やりやらされていた…んだと思います。」
そう言って二人を優しげに見つめている。
事情を離す必要があるならば、取り敢えず警察署に誰かだけを生かせるように提案は出来るかもしれない。

「後はやっぱり…誰が欲しがっていたのか…ですかね」
そう言って砂原らを見つめる。

>>971
「フヒヒッ、私があんな人達に遅れを取るはずがないでしょう?
 私にはあの通り」
そう言って『FUS』を軽く指さした。

「とってもつよーい、
 守護霊の軍人さんがついてるんですからね。」
そう、大丈夫だ。怪我一つもありはしない。
確かにコズエも、立花も、自分も、もちろんエリーも。
葦人さんも重村さんも…
誰一人傷つけることなく守り切った…。

974立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/09(日) 00:36:04
>>971
「ああ、大丈夫。
 エリーちゃんも、最後のアレはちょっと驚いたが……
 よく耐えたし、よくやってくれたよ。ありがとう」


エリーの頭を撫でて……というか、布団をかぶって乱れたエリーの頭髪を整えておく。

975『木陰のきみと宝もの』:2015/08/09(日) 00:44:40
>>971(エリー)

……まあ、勝利は決まっていた。
ちょっと早いくらい問題あるまい……

『朱鷺宮』
「フヒヒッ、私があんな人達に遅れを取るはずがないでしょう?
 私にはあの通り」

「とってもつよーい、
 守護霊の軍人さんがついてるんですからね。」

朱鷺宮は、誇らしげにそう返してくれた。
立花も、無事であることは明らか。

『警官C』
「お嬢ちゃんが、通報してくれたのかい?
 なんて言えばいいのか分からないが……ありがとう。
 きみたちが頑張ってくれたおかげで、砂原を捕まえられた!」

警官の一人が、そんな言葉を投げかけてきた。

>>972(立花)

これからいろいろ聞かれることはあるだろう。
もっとも立花は子供だし、今すぐ無理やり連れていかれたりはすまい。

あるいは、また後日――ということになるかもしれない。
今は、砂原組の取り調べが優先だろうし。

『警官D』
「大丈夫ですか? 嫌なことされなかった?
 到着が遅れてごめんね。耐えてくれてありがとう。」

若い警官が声をかけてくる。

>>973(朱鷺宮)

全ては上手く行った。誰一人傷つかない、誇りある勝利。
傷つけることを選ばなかったことは……なにより素晴らしい。
そして、二人の無実を優しげな顔で説明する朱鷺宮だが――

『警官B』
「は? ええと、なにをでしょうか!?
 あの二人も共犯……ということですか!?」

警察が知っているのは砂原組が家宅侵入したことだけ。
そもそも重村達の立ち位置も知らないのだ。

              ・・・・つまり。

『警官B』
「欲しがっていた……ええと、砂原組はなにか盗もうとしたんですか?
 あの! 詳しく聞かせてもらってもいいですか! 出来れば、署の方で!」

つまり、墓穴を掘った形になる。
葦人は緊張した面持ちで事態を眺めている。
>>ALL

            クソガーッ
  
    ハナセーッ

砂原組は警官に抑えられつつ、連行されていく。
少なくともこれ以上の被害はあるまい。

『取り巻きA』
「あ、葦人ォッ! お前っ、お前も捕まれよ!
 ジジイ、お前も共犯だろうがっ!」

……取り巻きの一人がそんなことを叫んでいる。
ちょうどいま、その二人に疑いの目が向いたところだ。

976立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/09(日) 02:00:51
>>975
「あ、はい。大丈夫です。ありがとうございます。
 あっ……」


心配してくれる警官Dに応えていると、
重村さん達が注目されているのが目に入る。


「いえ、違うんです。その……」


事前に考えてあったあの設定>>868を説明しよう。

つまり、朱鷺宮の言うように、あの二人は脅されて木を切りに来たが、
無人だと思っていた家に立花達がいたことで断念(不法侵入はしていないことにする)
しかし砂原達を諦めさせることもできないし、砂原達が直接来ることも予測していたため、
翌日に、重村さん達は注意を喚起しに、家に訪れる。
子供達は木を守るために、警察を呼ぶことにするが、来てからでないと捕まえてもらえないと考え、捕まったふりをする……

というまあ、大体事実なのだが。
重村さん達が持っていた枝は騙すための無関係の枝なので問題なし。
砂原達が枝を切った場所を確認したというのは……まあ、砂原達の妄言ってことで通そう。どうせ証明不能だ。


「危険なことはわかっていたんですけど、木を守りたかったんです……
 ごめんなさい……」


実際砂原達をハメたわけだが、警察だって囮捜査とかするし。危険を犯した点は警官に説教されそうだが、仕方ない。
来る時の砂原との電話がなければ、「本当に来るとは思わなかった」とかで言い逃れも出来たかもしれないが……
エリーちゃんたちには悪いが、立花的には問題ない(履歴に残らない的な意味で)

977朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/09(日) 14:01:25
>>975
「あ、いえ、その…」
いきなり言ったのはまずかったか?
と、涙音は一気に不安になるが…

立花が話をうまくまとめてくれたようで…
「た、助かります。立花さん。」
感謝の言葉を述べて大きく頭を下げた。

「…それで、そのお二人は…
 どうなるのでしょうか…?」
心配そうだ。少なくともこの二人は逮捕されて刑務所行き…
なんて事にはなってほしくないとも思っている。

978エリー『ラフカディオ』:2015/08/09(日) 16:18:08
>>975
「馬鹿め! おじーさん達はわたし達の味方だぞ!
 つかまったりするもんか!」

立花が警察に事情の説明している横で、
エリーは取り巻きに言い返している。

979『木陰のきみと宝もの』:2015/08/09(日) 23:39:16
>>976 >>977 >>978(三人)

あわや、と思われたが、立花のフォローが光った。

『警官B』
「……なるほど、そんな事情が。
 まあ、詳しい取り調べは後日改めて行うとします!
 逮捕するかは、砂原組含めて……いろいろ調べて、それからですね!」

取り調べが行われたとしても、重村達が罪を被るような証拠は何もない。
立花たちの、そして葦人の思惑は、上手く行くだろう。

          ……ス

警官が朱鷺宮に。
それから、立花に目線を合わせる。

『警官B』
「私どもがこんなことを言うのは、無責任ですが……
 これからは、こんな危険な事は、しないでください。」

……それほど長い説教にはならなそうな雰囲気だ。

『砂原』
「クソっ! クソっ!!
 覚えていやがれェ〜ッ! テメェら! ガキどもッ!」

『警官A』
「オラッ砂原! 無駄に暴れると罪が増えるぞッ!!」

           ・・・・砂原達は邸内から連れ出された。

『警官たち』
「ご協力ありがとうございました!」

警官たちもそれに続くように、外へ出ていく。

『重村』
「……わ、ワシらは……」

『警官C』
「……ひとまず、ご同行願えますか?
 聞きたいこともあります。今後のことも、そちらで。」

重村達も、ひとまずは連行されるようだ。
まあ、それはある意味当然かもしれない。

980立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/08/10(月) 00:26:04
>>979
「はい……すいませんでした」


謝りつつも、ほっとする。
重村さんたちも話を聞かれるようだが、問題はあるまい。


「ふう。疲れた……眠い」


あとは、コズエに終わったことを伝えて、つるさんにもメールをしなければ。
まあ、警察の前で木に話しかけたりメールしたりするのもなんなので、後でいいか。

981エリー『ラフカディオ』:2015/08/10(月) 00:31:10
>>979
「ふんっ」

最後まで砂原達に対して言い返し、彼らが見えなくなるとすっと鼻を鳴らした。
ひとまず、エリーの溜飲は下がったようだ。
溜飲が下がったのは良いが、最後の方だいぶ勝手なことをしていたことについて
エリー自身も清算しなくてはならない的なことにはまだ思い至っていないが。

「……でも、これでようやく終わったんだな……」

まだ全部終わったわけではないが、ひと段落はついた。
ふうっと一息つく。

982朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/08/10(月) 00:40:01
>>979
「んー…ありがとうございます。
 それで、お願いします。」
ホッとため息を付いた。
取り敢えずは、大事にはならなくて済みそうだと思う。

同時に、重村さんたちの様子を見て少しさみしげな表情をする。
「す、すいません…
 私達も…あの木がとっても大事だったから…
 何が何でも守りたくて…」
そう言ってコズエを見る。
今はどうなっているんだろうか。彼女は見てるだろうか。

「…多分大丈夫ですよ。お二人共。
 その、あと、ごめんなさい…
 色々と巻き込んでしまって…」
そう言って二人に頭を下げた。
口を出してしまったのもあるから、罪悪感を感じるのはしょうがないかもしれない。

983『木陰のきみと宝もの』:2015/08/10(月) 01:22:11
>>980 >>981 >>982(立花、朱鷺宮、エリー)

『警官B』
「はい。それでは、私もこの辺りで。
 また後日、何かお話を聞かせてもらうかもしれません。
 その時は、また、よろしくお願いします!」

「それでは、ご協力ありがとうございました!」

警官は去って行った。
残っていた警官たちは――

         パシャ

            パシャ

現場写真とでもいうのか?
木や、家屋の写真を撮っていたが、じきに去って行った。


     ・・・・場には静寂が広がる。


『重村』
「……ワシらも、本当は罰を受けるべきじゃ。
 何も……謝る必要はないわい。」

『葦人』
「……ああ、謝られる筋合いは、ない。
 ……ひやりとはしたが、な。」

朱鷺宮が罪悪感を感じる理由は、ないようだった。
そして――


       オ オ ォォォ ・・・


コズエの木は、そこにあった。
その木陰には、少女がいた。

   ≪ …………ありがとう。
     本当に……ありがとう、三人とも。 ≫


         ・・・・三人で守った、宝ものだ。

984『木陰のきみと宝もの』:2015/08/10(月) 01:24:47

――ここからは、次のスレで。

○次回のスレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1439137290/


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