[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【場】メインストリート その4
991
:
小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』
:2015/12/29(火) 02:34:22
>>990
「お金?変な事を言うのね。」
「まぁ、いいわ。そういうこともあるわよね。」
噛みあっているのかいないのか分からないが、少なくとも小鍛治の中では会話になっているらしい。
「ええ高いわよ。今時のゲームなんてね。」
「私、あまりこういうのはしないけれど。」
ちらりと横目でハードたちを見るが、小鍛治はそこに価値を感じられない。
興味をあまり持てないでいた。
「そう。残念ね。」
「あれだけ楽しみにしていたのに可愛そう……だから私が―――なんて思わないわ。」
「私とあなたはついさっき会ったばかりだし。」
「いえ、たとえあなたが私の妹だったっとしても、お金で甘やかしたくは無いの。」
小鍛治は淡々と告げる。
もとより金を貸そうなどと言う思考は無い。
それは小鍛治にとって堕落の証明であるからだ。
「お金を貸すときはお金をあげると思って貸しなさい、そう言われたわ。」
「あげられないわ。あなたにも誰にも。」
少なくともそこまで信用できる相手が今の小鍛治にはいない。
「お金を稼ぐか親御さんにねだるかしなさい。」
「厳しいかもしれないけど、私が言えるのはそれだけよ。」
992
:
葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』
:2015/12/29(火) 02:44:13
>>991
穂風は元より、借りる気などない。
自立を是とする穂風には、そもそも金借りは気に合わない。
キョトン
「……え、あ、は、はい。
そう、ですよね。お金を貸すのは良くない、って。」
淡々とした釘刺しに、少しきょとんとして。
「教えて、もらいました。
だから、厳しくないと思います。
……あの。案内、ありがとうございました。」
ペコリ
それから、小さく頭を下げる穂風。
そして――
「では、また。」
「……」
(素直に、お洋服ってお願いしてればなぁ……)
トボ
トボ
一つ穂風は失敗した。
けれど、これからまだ、時間はいくらでもある。
・・・・背中をやや丸めて、店を去る。
993
:
小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』
:2015/12/29(火) 02:52:13
>>992
「ふうん。教えてもらったの。」
「いいじゃない。教えてくれた人を大切にするのよ。」
葉鳥を見送る小鍛治。
帰るのは小鍛治も同じだが、一緒に店を出ようとは思わなかった。
(……あの子、なんでスクールバッグだったのかしら。)
(聞きそびれたわ。)
別に何を買うわけでもない。
何の用も自分はこの店に無いのだ。
ぐるりと一周して見て回り、やはりここが自分の興味を引かない場所だと感じ、小鍛治は店を出る。
(……いたずらじゃなかったのよね。)
(少し、悪いことしたかしら。)
(今度会ったら謝ろうかしら。いえ……どんな言葉をかけるというの?)
(……)
心にもやがかかったような気分だ。
不思議な心持で小鍛治は帰っていった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板