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【戦】『無限軌道』 その3

556志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/22(水) 18:17:10
・1レスを30秒、つまり、制限時間である10分は『20レス』ということになると思うが、これでよいでしょうか?

・この『20レス』は、『私のレスで数えて』―――――すなわち、『私が20レスするうちに』『ハチミツを見つける』ことができれば私の勝利と考えて問題ないでしょうか?

・文章が長くなり、2レスにわたって書いた場合。その場合は2レス分……『1分』とカウントする?それとも『30秒』?

・1レス目は限界ギリギリ、続きの2レス目は3行以下……のような場合の裁定は?

・ルール違反に関する判定は『私』、ハチミツの発見、違和感などに関する判定はそちらがする、ということで問題ないでしょうか?

・探索の進め方は、私が何か怪しい個所に対してアクションをし、それで何が起こるか、何が見つかるかそちらが判定する――――
所謂、『クトゥルフ神話TRPG』みたいな、そんな感じでよろしいでしょうか?

557久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/22(水) 20:00:36
>>556
>・1レスを30秒、つまり、制限時間である10分は『20レス』ということになると思うが、これでよいでしょうか?
>・この『20レス』は、『私のレスで数えて』―――――すなわち、『私が20レスするうちに』『ハチミツを見つける』ことができれば私の勝利と考えて問題ないでしょうか?

  おっしゃるとおり、
  『志染さんの行動レス20回』が締め切りの一つの目安になりますが、
  自分の判定基準はレス数ではなく『経過時間10分』の方になります。

  たとえば『これは1レス使ってるけどそんなに時間食う行動じゃないな』と判断したら、
  制限時間の経過も少なくなります。
  その結果、志染さんの行動レスが20回より多くなることも起こりえます。

  あんまりガチガチに『1レス=キッチリ30秒』と締め付けるつもりはないので、
  『勢い』なども込みで、志染さんには柔軟に行動してもらえればと思います。

  ※ そもそもこの『20レス』というのも前例や確信があって決めたわけではないため、
    (なにぶん自分もこのようなゲームをするのは始めてなもので……)
    途中で『20レスは短すぎたかも』と思ったら、ちょっとオマケをつけると思います。

  要するに、けっこう融通はききます。


>・文章が長くなり、2レスにわたって書いた場合。その場合は2レス分……『1分』とカウントする?それとも『30秒』?
>・1レス目は限界ギリギリ、続きの2レス目は3行以下……のような場合の裁定は?

  上記のとおり『費やされたレス数』はいっさい関係なく、
  判定の基準となるのは『レス内容を実行するのに必要な時間』となります。

  たとえば『マップの南東から北西へ移動する』という行動であれば、
  『30秒程度』での完遂は難しいと思いますので、『1レスではここまでしか移動できなかった』と返します。

  また『心情描写』や『会話』は『経過時間ゼロ』として扱います(自分もそのつもりで行動します)。
  基本的に、レス数が増えるだけなら一切ペナルティはありません。


>・ルール違反に関する判定は『私』、ハチミツの発見、違和感などに関する判定はそちらがする、ということで問題ないでしょうか?

  その認識で問題ありません。自分もルール違反には気をつけて行動するつもりですが、
  『怪しい』場合は>>553みたいな優しい忠告があるとうれしいです。


>・探索の進め方は、私が何か怪しい個所に対してアクションをし、それで何が起こるか、何が見つかるかそちらが判定する――――
>所謂、『クトゥルフ神話TRPG』みたいな、そんな感じでよろしいでしょうか?

  例示されているTRPGの詳細を理解していないので断定はできないのですが、
  大まかな流れはその認識で間違いないと思います。

558志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/22(水) 20:41:59
>>555>>557
以降も、質問とか確認とかがあったら一旦ストップしますね!


――――――――――――――――――――――――――――以下本文

「そうですねぇ。じゃ、カウントダウンして合図しますねー。合図があったらタップしてくださいね……あ、そうだ」
と、何かを思い出したように。

「たとえば私から積極的に久染さんに話しかけて、それに対して『返答』することで、結果として話が長引いたりしても……」

「『妨害』とは扱われないのでご安心ください。それは私側の『自業自得』ですからね〜〜〜〜〜」

「た・だ・し。もちろん『不必要に回答に時間をかけたり』、『ん〜〜〜〜〜〜……そうですねぇ〜〜〜〜〜〜』みたいに前振りが異常に長かったり、
『そちら側から延々と話題を振ったり』……そういうことをした場合は『妨害』と見做すのでご注意くださいねぇ」

「まぁ、私の質問に答えることができない場合なんかは、素直に『それには答えられません』とすぐに言っておけばまぁ確実に妨害には当たらないので、お勧めですよぉ」
「精神的ゆさぶりは……はっきりと反則だとは言いませんが、後で私がごねたりするのを防ぐためには、やめておいた方が無難かもです。
じゃんけんで言うところの『次は自分はパーを出すぞ』みたいなやつ、ですね」
「まぁ、戦略的にもそれをやることで逆に不利になるってのはよくあることだと思うんですけど……」
と、『会話』における妨害判定についてアドバイスしておく。
細かいルールを決めてはいるが、さなぎとしても『反則勝ち』より『ちゃんと勝つ』ほうがいいのだ。

「さて、それじゃあカウントダウンしますよぉ」
念のため、自分のスマホも10分にセットし、久染に見せる。

「モンシロチョウが三匹」

「ナミアゲハが二匹」

「オオムラサキが一匹」

「『雑木林の戦い! アゲハとタテハのハチミツ探し』スタート!」
枕詞も付け加えつつ、ゲームの開始が宣言された。

559志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/22(水) 20:47:48
「えーっと、まずは……」
隠す場所は屋上。屋上とは言ったが、屋上内にある施設に隠さなければならないとは誰も言っていない。
つまり、久染くんの鞄の中、とかに隠されている可能性もある……。

近くを見渡し、久染の荷物の存在を確認できるようなら、
「ちょっと失礼しますよぉ〜〜〜〜」
と言って、中を漁ってみよう。

無いようなら、腹の下にあった落書きを調べてみる。
荷物を調べた場合も、その後で落書きを調べてみることにする。

560久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/22(水) 22:44:11
>>558-559

スタートの合図と同時に動き出すさなぎ。


    「………………」


             ドキ ドキ


はたして、墨彦はカバンの類を持っていなかった。
食品売り場で最初に出会ったときから持っていなかった……ハズだ。

唯一思い出せる所持品といえば『スケッチブック』だが……
それはいまも墨彦の左手にある。



カバンの存在を認められなかったため、
さなぎはそのまま床に手をつき、足元の『落書き』を調べはじめる。



オリジナルらしき『ヒーローのカラーイラスト』が3点と、
黄金町の街なみを描いたとおぼしき『水彩風景画』が2点……
………扉前にあったもの(>>546) とおなじだ。

屋上の床面は『デザインコンクリート』で、
水彩画をこんな風に描き込むのは困難だろう……
しかしそれらの絵は、他所で描かれたものを『コピペ』してきたみたいに精緻だ。

絵はまるで施行されたその日からこの場所にあったと言わんばかりに、
完璧に乾燥して床面に馴染みきっている。


よく見ると『落書き』はもう一点、墨彦の足元にもあった。
彼の靴がちょうど踏んづけて影になっている。


       「…………………」


墨彦はその場を動かず、静かにさなぎの行動を見守っている。



【残り時間:9分40秒】

【現在地】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                蛹 墨                     ┃
┃              ______                      |                ┃
┃            [ 休憩用ベンチ ]                      │          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─┐ │        ッ        ┃
┃植│                               │  │ │          ズ         ┃

(マップ詳細は>>550-551

561志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/23(木) 20:29:13
>>560

(ん、ん〜〜〜〜〜〜〜〜)
さなぎは考える。

(ドアのところにあったやつと同じ……まるでそう、ペイントソフトか何かでコピーしたみたいに……。
いくら絵を描くのが上手いスタンドでも、ここまで全く同じになるものかしら〜〜〜〜〜〜〜?)

(描いたっていうかむしろ……。『貼りつけた』みたいな……。ん〜〜〜〜〜)

(直接聞いた方が早いですねぇ)

「ねぇねぇ、久染さぁん。私のスタンド……『クリサリス』って言うんですけど、これはまぁ、こんな風に私の全身を覆って身体能力を底上げしたりしてくれるんですけど……」
久染に話しかける。

「久染さんのスタンドはどんな能力ですの? 今のところ私は『スタンプの能力』か『プリントアウトする能力』とか、『絵を増やす能力』とか、その辺なんじゃあないかって睨んでるんですけど……。
んー、好きな絵を描き出す能力って線もないじゃないのかな」
もしくは、やっぱり絵自体がスタンドで……絵が子供を産む……なんて? いやまさか……。ああ、絵自体がスタンドで、それが『スタンプの能力』を持ってるって可能性もありますね……。

「あ、すみません、ちょっと足元失礼しますよぉ〜〜〜〜〜」
と、言いながら、久染に足をどけてもらい足元の絵も調べてみることにする。

「プリントアウトの能力で……たとえば『3Dプリンター』もできちゃうなら……ちょっと『怖い』ですよねぇ」

ちなみに、さなぎが現在地の周辺を探るのには理由がある。
『スタンドの力で全速力-αで駆け上ったから』……つまり、「遠くに隠すことはほぼできない」という推理……。
そして、「灯台下暗し」だ。また、久染の発言から……「まずは、久染のスタンドの秘密を解明しないといけない」とも思っている。

562久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/23(木) 22:55:33
>>561

さなぎの直接的な問いかけに、
墨彦は一瞬だけ考える素振りを見せたが、
すぐに口を開いた。


「………………
 さなぎ先輩、けっこう鋭いですね…………
 その推測は遠からず、ですよ。

 僕のスタンドは『インク・フィッシュ』と言います。
 ものすごく簡単に言えば、『動く絵のスタンド』。
 こうやって…………」


と床面の落書きを指さして―――


「………………
 ………………
 あ、いや、実践したらマズイかな。
 今やっちゃうと捜索妨害になりますかね…………」


とやや不安げな表情でさなぎを見ている。
どうやらさなぎが許可してくれるなら、墨彦は『実践』を見せるつもりらしい。
(※時間消費はしない)



「…………とと、
 先にこの絵を調べます………か?」

慌ててぴょいと一歩退き、さなぎに道をあける墨彦。

さなぎはその足元にあった落書きを調べる――
(以降、『感触を見る』『臭いを調べる』など精査したい部分を書くと情報量UP)


  この落書きは―――
  『絵』と『床面にこぼれたインクのシミ』の『中間』といった印象だ。
  おそらく元は絵だったのだろうとかろうじて判別できる程度で、
  全体を通してインクのかすれやにじみといった『毀損』がひどい。

  この絵のインクは乾ききっておらず、触れるとペトペト手にうつりさえする。
  また何かをこすりつけたみたいに、全体に擦過痕のようなものがついている。



「………………
 趣味が『チョウチョ探し』なだけあって、
 さすがによく見てますね…………」


【残り時間:9分20秒】

563久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/23(木) 23:21:05
>>562 (自レス・追記)

>(以降、『感触を見る』『臭いを調べる』など精査したい部分を書くと情報量UP)


  この部分、正確には以下の通り。


>(以降、調べ物の際は
>『感触を見る』『臭いを調べる』など優先的に精査したい部分を書くと情報量UP)


  以降の調べ物全般に適応されます。
  パッと見で分かる異常については、単に『調べる』と書くだけでも分かります。

  (『足元の落書き』は現在そのような『パッと見で分かる範囲』での情報)

564志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/24(金) 19:38:08
>>562
「『インク・フィッシュ』……『動く絵のスタンド』ですかぁ……」
と、久染の言葉を反芻する。

「んー、そうですね。では『よかったら実践してください』。……これで、『私の方から頼んだ』ことになりますから……。
異常なほど時間をかけたりとか、そういう事をしない限り『妨害』にはなりませんよ」
スタンド実践の許可が下りた。

「……あら? この絵はベタベタで……ペンキ塗りたてというか、色塗りしたばっかりの水彩画っていうか……そんな感じですねぇ」
と、率直な感想を述べる。ついでにこの絵の塗料の匂いも嗅いでみよう。
……流石に味はみないぞ。

「この『べたつき』で『スタンプ』したってことですか? それにしては結構崩れてて……あんなにきれいに写るものかなぁ、って思いますけど……」
他の落書きとこの落書きの滲み具合かすれ具合の差が気になるようだ。
この擦過痕がどのような種類のものに見えるかも調べておこう。(調べられればの話だが)
紙や布がこすれた感じだろうか? ガラスやプラスチックが擦れた感じだろうか? 素手などが擦れた感じだろうか?

565久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 00:35:46
>>564

違和感に従い、塗料の精査を行うさなぎ。
手始めに匂いを嗅いでみる……『普通の油性塗料の匂い』だ。
『マッキー』とか『油絵の具』でなじみのある香りだ。


同時にこの絵の毀損状況や擦過痕について調べるさなぎ。
あくまで推測の域を出ないが……

これは硬質な物体との摩擦による『落剥』というより、
絵の乾燥直後に『布でグッと拭き取ろうとしたような』……
そんな痛み方のように思えた。


『腹の下の絵』がこんな感じ(↓)だとすると、

        ┏         ┓
            υ_⌒_ゝ
蛹側        γ' (Å)               墨側
           υυUU
        ┗         ┛ ×5



『足元の絵』には、こんな感じ(↓)の擦過痕が
カスレやにじみの中に通って見える。


        ┏         ┓
            υ三二≡
蛹側        γ' (Å二三=        墨側
           υυ三二=
        ┗         ┛


『擦過痕』は墨彦側からはじまっており、
『にじみ』はさなぎ側に多い。

566久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 00:41:04
  「…………… 
  調べるのはそれぐらいで大丈夫です?
  では、ご希望どおり『実践』させていただきますね……」


墨彦は『腹の下』にあった絵、
今はしゃがみ込むさなぎの足元にある五つの絵を、
上からひとつひとつ順番に指さしていく。
すると―――


    シュ ル ル ル  ル ル


  点呼された絵たちが同時にうねり、
  かと思えば床面を滑るように『動き始めた』。

  墨彦が指をぐるぐると回しながらさなぎの足先を示すと、
  絵はさなぎを中心にして、その足元を囲むようにぐるぐると回りはじめる。
  訓練されたイルカのショーみたいに、優雅な隊列回遊だ。

  だが墨彦が指を回すのを早めると、
  床面を泳ぐスピードも一気に加速する。
  その速度はさなぎの『クリサリス』と同等―――すなわち『獣速』だ。
  肉眼ではどれが先頭かを追えなくなりつつあったところで……


「よし―――『ストップ』」


墨彦がパチンと指を鳴らすと、
絵は元あった位置に戻ってピタリと動きを止めた。


「ご覧になったように、
 動かすには色々と『条件』が必要なんですが………
 まあ、基本的にはこんな感じですね」


フー、とため息をついたあと、話を続ける墨彦。


  「『インク・フィッシュ』は『絵を動かす』、
   ただそれだけのスタンド――――」

                            . . .. .. . .
                 「――――では、『もちろんないです』。
            さなぎさんなら、その意味は分かりますよね?」


と、墨彦はさなぎに向かって指を三本立ててみせる。


【残り時間:9分】
(※ 会話するだけなら時間経過なし)

567志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 03:42:30
>>566
「おお……」
スピーディかつビューティな絵魚の泳ぎに息をのむさなぎ。
さなぎは蝶々が好きだが……こういう美しい物も好きなのである。

「速くてきれい……ですねぇ」
しかしこのスピード……と、なると私は自分の推理を改めなければならないのかもしれません。
『宝は隠し場所から移動してはならない』……。逆に言えば、『隠す前ならば動かしていい』。
……テープが床に付かないように気を付けて運べば、私と同じスピードで、ハチミツを遠くに隠すことが可能なはずだ。
……でも、さっきのヘッドスライディングはなんだったのかな? 意味があるのか、それともブラフか。考えることがいっぱいありそうね。

でも……私そういうの大好きですぅ!

「条件……ですかぁ」
うーむ、とうなり……。

「あ、そうだ。そちらのかすれた絵は動かせないんです?」
と、足元にあった崩れた絵を指さそう。

「ええ、もちろん。私の『クリサリス』だって……ただ身体能力を上昇させるってだけじゃありませんしぃ」
さて、さて。『インク・フィッシュ』はどんなスタンドだろう。その本質は?

「まず……絵を動かす。これは実践のとおりですね。そして、私はその足元の……一つだけにじんでかすれた絵に注目したい」
「他のはしっかり乾いているのに、それだけは乾燥直後に拭われたみたいになっていて……でも、さっき調べた時はやっぱり乾いていなかった」
さなぎは続ける。

「……だから、『インク・フィッシュ』は『絵』の……『塗り立て』と『完成』……つまり『乾き具合』を操れるんじゃあないか、って私は考察しますよぉ。
そして、そうなってくるとあのたくさんの絵は……。そうやって『塗り立て』になった『インク・フィッシュ』で『色移り』させてやった、って感じですかねぇ」
『絵を動かす』。『乾き具合を操る』。『色移りで絵を増殖する』。……なるほど、妨害には便利な能力だ。
だが……確かに便利だが、その程度のちゃちな能力で、物を隠すのに何か役に立つのだろうか?
久染くんは確かに、『宝を隠す』ことに自信を持っていた……はずだ。もしも『インク・フィッシュ』がそれだけのスタンドならば、『そんな自信』は湧いてこないはずである。
さっきの三本の指が……『インク・フィッシュ』の能力はあと3つある、って意味だったらこの推測も間違っていないはずだ。
……もちろん、少年特有の根拠なき自信、って線もあるけれど。

「ええ、そしてきっと……『他にも何かある』と思うんですよねぇ。こっちは考察じゃなくて憶測ですけど。というか願望ですかねぇ……」
さなぎは言う。
「物を隠すのに便利な……何らかの能力を持っているんじゃあないかって私は推測しますよぉ。と、いうか、持ってないと困ります」
ここまでの会話とか全部無駄ってことになっちゃうし。

「! あ、思いついちゃったかも!」
と、声を上げるさなぎ。何かが舞い降りてきたようだ。
「『インク・フィッシュ』……『塗料の魚』というネーミングと、さっきの動きから見るに……『インク・フィッシュ』は絵の魚。『絵を魚にして動かすスタンド』。
魚は当然……『水の中を泳ぐ』。つまり……『インク・フィッシュ』のいる平面。……『キャンバス』としましょうか。『キャンバス』を『水面』に変える……それが力の本質なんじゃあないでしょうか」
降りてきた自分の考えを口にするさなぎ。

「『キャンバス』を『水面』に変えて……それで『濡れる』。それを追い出して乾く。そして……水面化したキャンバスに何かを沈めることができるなら、これはとっても恐ろしい能力ですぅ」

「んー……魚なら跳ねますよねぇ。その跳ねるときの『水しぶき』……『平面しぶき』に現実の物体を巻き込んで沈める?」
床と同じ絵が壁……扉にもあったことから、『インク・フィッシュ』の遊泳は同一平面上に限らないということは明白だ。

「んー……でも沈めちゃうと座標の問題が色々グレーゾーンになりますし……グレーなら避けたいですよねぇ。グレーが黒か白かは私の一存ですしぃ」
と、白黒はっきり分かれたスタンドを身に纏うさなぎが口にする。

「そもそも平面に沈められる能力とも限らないわけですし……そうだったとして、使ってるとも限らない」

「ん……? 絵を動かすスタンド? そうだ!
ねぇ、久染さん……そのスケッチブック、少し見せてくれません?」
スケッチブックを調べたいようだ。

「そして……久染さんばっかり見せるのはアンフェアですよね……『クリサリス』」
と、さなぎは自分の肩から白い蝶と黒い蝶を出現させ、植え込みとキッズスペースを調べさせる。
蝶の射程距離は20mで、半径5m以内に限って視覚をもつ。聴覚は距離に関係なく持つ。

568久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 14:34:09
>>567

墨彦から『スケッチブック』を受けとるさなぎ。
オーソドックスな『A4』サイズ、オレンジ一色の表紙だ。


同時にさなぎは『クリサリス』――その両肩から『二匹の蝶』を発現する。
二手に別れて飛んでいく『蝶』を見て、墨彦は明確に驚きの声をあげる。


             「………………こ、これは……

              僕の『インク・フィッシュ』のように
              『名は体を表す』ものだと思っていましたが……

                    さなぎ先輩のは『それ以上』―――!」


     「まさか単なる『殻』ではなく、
      『蝶』まで生み出し、操れる『スタンド』………
      ………………だったとは」



息を呑む墨彦を横目に、
さなぎはまず5mの範囲内で蝶をはばたかせてみる――

だが『二体同時』、
かつ『特に調べたい部分を明確に意識しての操作』ではなかったため、
現時点ではどちらも全容をざっと見渡した程度にとどまった。


  ・『植え込み』は畳4枚ほどの大きさ。
   花壇の高さは膝丈ほど。(>>550
   背の低い草木と高い樹が混在している。
   土は一部、うっすらと湿っている。


  ・『キッズスペース』の情報と配置は別記の通り。(>>551
   床材は『アースゴーファー(ゴムブロック)』になっている。
   『テニスコート二面分』くらいは余裕でありそうな広さで、
   現在位置からだと蝶の射程『5m』では足りない。


これ以上の情報を得たいなら、
『明確な目的意識』(>>563) が必要だが―――


  『三つの視覚を使った調査』は、
  『広い視野が必要な哨戒』には向くかもしれないが、
  『集中が必要な注視や精査』には向かないことにさなぎは気づく。


  三つとも『隅から隅まで』――というわけにはいかない。


大雑把に全容を見渡すくらいなら問題ないが、
さなぎ本体がスケッチブックを『精査』したいというなら、
なおさら『どこに意識を集中させるか』を考える必要がある。

569久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 14:52:16

          「…………………
           …………………
           …………………」


そしてさなぎの推理に対して無言を貫く墨彦。
『マーブリング技法』で描かれたみたいに複雑な表情をしている。


「さなぎ先輩の質問についてですが………
 今の『実践』が自分から見せられるすべてです。
 僕からはこれ以上、能力について答えることはしません。

 ………ただし、」


  チラ

    「ただし、先輩の推測―――
     『白か黒かはっきりつける』方法があるとしたら、
     どうします?」


さなぎがまとうモノクロの『像』を見下ろしながら、
墨彦は続ける。



「さなぎ先輩、『推測』を『確信』に変えたいなら、
 『取引』をしませんか?

 もしさなぎ先輩が応じてくれるなら、
 僕は『インク・フィッシュ』のもう一つの能力を、
 今みたいにさなぎ先輩に『実践』してみせますよ」


    「その『能力』は間違いなく、
     『宝を隠す』ために僕が屋上で使ったものだと約束します」



「そのためにさなぎ先輩が支払う対価は―――」


そういって墨彦がふたたび示すのは、
さきほどさなぎに見せた三本の指だ。


「『制限時間3分』…………で、どうです?」


【残り時間:8分30秒】
(※ 会話するだけなら時間経過なし)

570久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 14:54:52

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

精神の水面下にて、久染墨彦は考える。



「(『インク・フィッシュ』の動作を
  さなぎ先輩に見せたのには『二つの理由』があるが……)」


      「(そのうちひとつが、先輩に
        この『取引』を持ちかけるためだった。  しかし……)」



「(想像以上に『先輩の勘が良すぎたッ』!


  あの動きだけでここまで推測されるってのは
  さすがに予想外だったぞ―――

  ズバ抜けた『動物的直感』ってヤツか?
  (この場合は『昆虫的直感』と言ったほうがいいかもしれないけど)


  クッソォ〜〜〜〜〜〜〜……

  能力の一端を見せるのは、
  もっと慎重に考えたほうが良かったか?)」




            「(いや………
             最終的には『教えても困らない』と
             判断したから教えたんだ。

             さなぎ先輩がどう推理しようと、
             現時点ではまだ『あの隠し場所』にはたどり着かないはずッ)」




「(むしろ現時点で問題ありすぎなのは――――)」

571志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 15:43:19
>>568-570

「うーむ……」
ちらりと自分のスマホで制限時間を確認する。

「今が大体残り8分だからぁ、あと5分になるんですね……んー、能力の秘密が暴けるのは魅力的なんですけど」

「制限時間を減らす以上、どうしてもタイマーを操作する必要性が出てきて……『その時間』で生じる『ズレ』は避けられませんよねぇ」
「そこのところどうなんです?」
結構細かい女だ。だが、この疑問はもっともである。

「それに3分……というのもなかなか重いですねぇ……」

572久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 16:32:15
>>571

  決して表情には出さないが、
  決して表情には出さないのだが、
  (結構細かい女だ)と墨彦も思った。



「『ズレ』というのはよくわからないですが……

 『スマホの操作時間がもったいない』ということであれば、
 そのぶんの『10秒』くらいなら『ロスタイム』をあげてもいいです。

 つまり実際に減らすのは『2分50秒』ってことになりますね―――」



当然渋るさなぎに対し、苦笑する墨彦。



「まあ、対戦相手が突然切り出してきた提案を
 素直に受けいれるのは難しいってのは、よくわかります。

 しかしさなぎさんがさっき言ったように(>>567)、
 『取引』』はあくまで『フェア』なものです。

 フェアであるということはつまり、互いにとって得をする、ということです。
 さなぎさんが望まないなら、やらなくっても構いません」


玉虫色の笑みを見せる墨彦。


「『残り6分』までならいつでも『取引』は受け入れます。
 ただ個人的な感想を言わせてもらうなら―――

 『能力を知る』ことは『隠し場所を絞る』ことにもつながります。
 つまり『早いほうがいい』………と、僕は思いますね」



(※ 会話するだけなら時間経過なし)

573志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 16:40:46
>>572

「んっん〜〜〜〜〜〜」
少し考えるが、

「それもそうですねぇ。私もこの直感に絶対の自信があるわけじゃあないですし(いい線行ってるんじゃないかとは思うけど)、
このまま悩んで時間を浪費するくらいならいっそ受けちゃった方が得かもです」
相手の性質や生態を知るのが始まりなのは、宝さがしも蝶々探しも同じですからねぇ、とさなぎ。

「決まりました。『取引に応じますぅ』」

574久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 17:11:02
>>573

「―――『グッド』ッ!」

承諾の声に親指を立てる墨彦。



「では今から『実践』―――っていうより、
 むしろ『答え合わせ』って感じですかね。


 さなぎ先輩…………
 あなたの推理(>>567) は、『正解』でした。

 そのスケッチブック、表紙をめくってみてください」


「めくりました? なら、表紙裏を見てください。
 『リアルな絵筆と絵の具の絵』が描いてあるでしょ? 

 それを――――『解除』する」


墨彦の指を掻くしぐさと同時に、
表紙裏に描かれた『絵筆と絵の具』が『現実に飛び出す』。

さきほどまで『二次元の絵』だったものが、
さなぎの手の中で手触りのある『実体の画材』になっている。


「さなぎ先輩の読みどおり、
 『現実の物体を平面に沈めてしまう』のが
 『インク・フィッシュ』のもうひとつの『能力』―――ですね」


プハ、と息を吐くと、
真剣にさなぎを見つめていた墨彦の表情がとたんに緩む。


「いや〜〜〜〜〜〜〜〜 やっぱり変でした?

 『コイツはなぜカバンを持っていないんだろう?』
 『まさかハダカでスケッチブックだけを持ち歩いているんだろうか?』
 『画材も持たずにスケッチブックだけを?』

 …………って、やっぱ相当怪しかったですかね?」


         「でもまさか『泳ぎ』を見せただけで
          あそこまでドンピシャで当てられるとは思わなかったな〜〜〜〜〜〜ッ」



と嬉しそうな表情を見せる墨彦。

墨彦にしてみれば、どうせいつかバレる(実際ほとんどバレている)能力を
貴重な『三分』とトレードできたのだから嬉しいのも当然………
ということになるのだろう。

575久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 17:24:22

「おっと、忘れてた。
 この能力について、なにか知りたいことがあれば教えますよ」


【残り時間:8分30秒⇒5分40秒】
(※ 会話するだけなら時間経過なし)

576志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 17:32:09
>>574

「あらぁ……正解だったんですねぇ。ちょっと損しちゃいましたか……ま、いいか」
残念そうにやれやれポーズをとるさなぎ。

「ちなみに、『条件』とかってあるんですかぁ? 『平面沈溺』の『条件』……まさか何でもかんでも平面化できるわけじゃあないでしょう?」
と、聞いてみる。損はできるだけ取り返したい。もっとも、この情報がプラスになるかは分からないが……。

「そうですねぇ……鞄を持ってないのも怪しかったですしぃ、宝さがしという勝負を持ちかけてきたのもポイントでしたねぇ。そういうのって自分が得意なのを提案するでしょうからぁ。
物を隠すのに自信があるんだろうなぁ、と思いましたぁ。で、絵を魚化して泳がすのであれば、まぁまず一番に思いつくのは『沈める』ですよねぇ」
うーん、もうちょっとよく考えれば3分使わずに済んだかもしれません。流石ですね……と言うさなぎ。
これも、さなぎの臆病さ……自身の無さが裏目に出た、ということだろう。

「ま、これから取り返しましょう……『まだ5分もあるんですから』」
久染さんは最初キッズスペースのあたりに居ましたよねぇ。じゃあ、キッズスペースの……アスレチックジムを重点的に調べてみましょう。
写真右のでっかい絵が気になるかなぁ。ここを見たり、撫でたり押したり叩いたりいじくってみましょう。

577久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 18:20:21
>>576

さなぎの質問を訊くや否や、浮かれていた表情を引き締め、
また少し考える素振りを見せる墨彦。が、すぐに口を開く。


「さすがに…………勘がいいですね。
 『条件』はありますよ。

 『僕が姿を見ることができなくなった』時点で
 『沈没』は――というか、『インク・フィッシュ』は解除されます。

 例外は物体の『背面』とか『裏側』に回った場合で、
 つまり足の裏とか背中なら直接見えなくてもOKってことなんですが………」


    . . .. .. . ... .. .
   つまりそれはどういう意味か。


「さなぎ先輩には能力それ自体というより、
 この『条件』の方が『大きなヒント』になるでしょうね―――」


『互いに得をする』という墨彦の誘い文句は
あながち間違いではなかった………の、かもしれない。
墨彦はまた複雑な表情をしている。



気を取り直したさなぎは、まず墨彦のいたキッズスペースに視線を走らせる……
『こがねくろうエアードーム』『アスレチックジム』『パンダの乗り物×2』だ。
なお、アスレチックジム周囲に『大きな絵』はない………どうする?


 (※ わかりにくくて申し訳ないが、
    写真はどれも『遊具』単体の参考画像であり、
    周辺環境……すなわち床面や背景は関係ないものと考えてもらいたい。

    『アスレチックジム』であれば、
    >>551に記載してあるもの以外は写真とは関係ない。)



【残り時間:5分40秒】

(※ 確認のため、時間は進んでいない)


【現在位置】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                蛹 墨                     ┃
┃              ______                      |    蝶             .┃
┃            [ 休憩用ベンチ ]                      │          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─蝶 │        ッ        ┃
┃植│                               │  │ │          ズ         ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │  │ │                ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │  │ │          ス        ┃

578久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 18:31:22
>>577 (自レス・訂正)


ごめんなさい、間違えました。


>  「さなぎ先輩には能力それ自体というより、
>   この『条件』の方が『大きなヒント』になるでしょうね―――」


このセリフは、『まるまるなかった』ことにしてください。

579志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 18:36:48
>>577

「『見る』ことが条件、ですかぁ……それじゃあ」
そう言うと、さなぎは自分の鞄を漁り……スカーフを取り出す。シルク製だ。
さなぎは肌が敏感なので、シルク製じゃないとかゆくなってしまうのだ。

「ちょっと失礼しますよ……」
と言って、久染の目元に巻きつけたい。つまり『目隠し』の形になる。

「よし、これで久染さんはノーマルタイプの技の威力が上がりますねぇ!」
と、小粋なジョークを飛ばしつつ……

「これでハチミツが解除されないようなら、『裏側』に『隠れてる』ってことですよねぇ」
まずは手始めにパンダの乗り物を調べてみよう。ひっくり返るだろうか?

580久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 18:45:18
>>579

  シルシル…………


   フワ サ――ッ


 「…………え!?
 ちょ、さ、さなぎ先輩!?


 (絵面的に)マズイですよこれは!」


当然だが墨彦は驚きと抗議の声をさなぎに上げる。

年下の少年にこんなことをしといて
小粋なジョークを飛ばせるさなぎはなかなかブッ飛んでいる。



さなぎの『視界内』に変化はない。
『蝶の視界』にも同様だ。『落下音』のようなものも聞こえない。

581久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 18:51:31
>>580
(申し訳ない、途中送信。ご迷惑をおかけする)


>>579

   シル シル ………


     フワ サ――ッ



 「…………え!?
 ちょ、さ、さなぎ先輩!?


 (絵面的に)マズイですよこれは!」



当然だが墨彦は驚きと抗議の声をさなぎに上げる。

年下の少年にいきなりこんなことをしといて
ポップなジョークを飛ばせるさなぎはなかなかブッ飛んでいる。


様子を伺ってみるが………さなぎの視界内に特段変化はない。
曇り空の下、ゴウゴウと風の音がするだけだ。
『蝶の視界』にも同様だ。『落下音』のようなものも聞こえない。



『キッズスペース東』へ移動し、『パンダの乗り物』を調べるさなぎ。
今のさなぎにはなかなか親しみのある『カラーリング』だ。

一般人なら苦労するだろうが、
さなぎのまとう『クリサリス』のパワー(B)なら、問題なくひっくり返せる。


     ゴ  ロォ


………まず手前側の一匹。
転がして底面を覗きこむが、特に違和感はない。



【残り時間:5分10秒】


【※ マップは別途追記する】

582志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 18:57:15
>>581
「大丈夫でしょぉ〜〜〜〜ま、多少はね?」
目隠しの何がまずいのかしら、とでも言いたげだ。
蝶々ばっかり追いかけてきた少女の頭はメルヘンだった。

「この方法が一番手っ取り早く視界を奪えますしぃ」
普通に目を閉じてもらえばよかったんじゃあないだろうか。

「こっちには何もないですねぇ」
もう一方もひっくり返してみよう。

583久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 19:15:04
>>582

「せ、先輩!

 僕は『目隠し』されたらコロっと『擬死』して
 簡単に捕まえられる『クロコノマチョウ』………

               じゃあないんですよ!」


かなり『さなぎ感』の強い困惑の声が本人の背中に振りかかる。
『スカーフ』を通じて『さなぎ的な何か』が墨彦に『憑依』したのかもしれない。

振り返ってみると、今まさに墨彦はスカーフを剥ぎとったところだった。
さなぎに向かってジローリ、抗議の半眼を向けている。



それはさておき、
さなぎはクールに自身の目的を完遂させる。


    ゴ   ロォ


………『パンダの乗り物』、二匹目も同様に転がした。
しかしそこにあったのは一匹目と同様、
児童を乗せる用の『鞍』の底部と、薄汚れた『人口毛皮』の足裏だけだ。




【残り時間:5分】

【現在地】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  墨                ┃
┃              ______                      |      蝶              ┃
┃            [ 休憩用ベンチ ]                      │                ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─蝶 │                ┃
┃植│                               │  │ │                ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │植│ │                    パ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │え.│ │             蛹パ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │込│ │                ┃
┃込│[8人席]   [ 席 ]           [ 席 ]       │み│ │      キ ッ ズ        ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │      ス ペ ー ス     ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]                                  │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃


※ 目隠しされた墨彦は動けず、さなぎについていくことができなかった。
※ 蝶はどちらも『5m射程』の外。現在は、聴覚のみ有効な状態。

584志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 19:23:08
>>583

「てへっ☆ そんなに怖い顔しないでくださいよぅ」
てへっじゃない。可愛く言っても駄目である。
「久染さんを捕まえる気はないから安心してくださいな。私が捕まえるのはハチミツですよぉ」

「パンダには何もないですねぇ……じゃ、次は……」
こがねくろうドームを調べてみよう。押したり引いたりしたら何か起こるだろうか?
ちなみに今更だが、キッズスペースと屋上の境界に壁のようなものはあっただろうか?

585久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 19:54:16
>>584

「…………………」


スカーフを握りしめ無言の墨彦が今何を思っているか不明だが、
さなぎはマイペースに北上し、『こがねくろうのエアードーム』に近づく。

空気はパンパンに詰まり、
底面は『ホバークラフト』のように丸くなっている。

中を調べる前にひとまず外側から人並みの力で『揺らし』てみるが、
パンダ同様、さなぎの目にも『蝶』にも特に違和感はない。

(『押したり引いたり』……がどのようなレベルか分からない。
 クリサリスの『全力(パB)』を使う?)



「ちょ…………」

さなぎに近づこうと足を一歩踏み出した墨彦だったが、
さなぎの強行を見てふたたび足を止めた。遠巻きから不安げに様子を見ている。

しかし目の前ではばたく『蝶』が不気味なのか、
あるいは『スカーフの苦い経験』があるのか、それ以上近寄ってこない。


キッズスペースと屋上の境界に壁はない。
床材が違うだけでフラットな造りだ。



【残り時間:4分40秒】

【現在地】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  |                ┃
┃              ______                      |墨     蝶             ┃
┃            [ 休憩用ベンチ ]                      │        蛹         .┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─蝶 │                ┃
┃植│                               │  │ │                ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │植│ │                    パ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │え.│ │               パ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │込│ │                ┃
┃込│[8人席]   [ 席 ]           [ 席 ]       │み│ │      キ ッ ズ        ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │      ス ペ ー ス     ┃※
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃なお、マップの外周は
┠─┘[8人席]                                  │                ┃すべてフェンス。
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃ 


『キッズスペースの蝶』のみ『5m内視覚』が有効な状態。
現在、蝶はキッズスペース側を向いている。
(前回からの蝶の視点での変化は、『パンダが転がっている』ことのみ)。

586志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 20:43:51
>>585
人間並みの力でどうにもならないならばそこは違うのだろう。
中を覗き、何も無いようならアスレチックジムを見てみよう。

「ん〜〜〜〜……」

587久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/25(土) 22:11:26
>>586
中を覗く。画像の通り、中心部に『支柱』がある。
天井から床までぐるりと眺め、支柱の裏側も見てみるが、
パッと見た限りでは何もないように思えた。

精査したわけではないが、
『インク・フィッシュ』が侵入できるような
『隙間』『切れ込み』の類もないようだ。


「………………
 ………………
 一瞬、めっちゃ怖い想像しちゃったよ……
 『こがねくろう』があのパンダみたいになるのかと……」

さなぎは『蝶』を通じ、安堵の溜息とともに
墨彦がポツリと漏らしたひとりごとを聴きとった。


目の前でさなぎに揺すられる『こがねくろうドーム』を見た墨彦は、
その姿を『ブチ転がされたパンダ×2』と重ねあわせ、
なにやら『怖い想像』をした様子。
それでさなぎの周辺には近づかなかったのかもしれない。



ともかく『エアードーム』を出たさなぎは西へと移動。
次の目的地、『アスレチックジム』の前に立つ。


さなぎの目の前には
『トンネル』『スライダー』『金網』『ゴム山』『スロープ』とある………(>>551)
さて、まずどれから調べるか―――と、


「もしも『手がかり』がない状況なら………」

    トッ
       トッ


アスレチックを眺めるさなぎの背後から
墨彦の声が足音とともに近づいてくる。


「さなぎさんから、『取引』を僕に持ちかけることもできますよ。
 『質問』でも『確認』でも『要求』でもいい…………

 それが『フェア』で、『対価』が適切だと感じたなら、
 僕も応じるでしょう」



【残り時間:4分10秒】

【現在地】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  |                ┃
┃              ______                      |       蝶             ┃
┃            [ 休憩用ベンチ ]                      │  墨               .┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─蝶 │                ┃
┃植│                               │  │ │    蛹             .┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │植│ │                    パ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │え.│ │               パ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │込│ │                ┃
┃込│[8人席]   [ 席 ]           [ 席 ]       │み│ │      キ ッ ズ        ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │      ス ペ ー ス     ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]                                  │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃ 

※ 現在、『蝶』は二匹とも『視覚共有』状態。
   中央の蝶は『南』を、キッズスペースの蝶は『南』を向いている。
  (二つの視界に特段の変化はない。さなぎに近づく墨彦が見える程度。)

588志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/25(土) 23:53:51
>>587

「……今回のルール上」
さなぎは呟く。

「普通に何の芸もなくハチミツを平面に沈めることはできないはずですよねぇ〜〜〜〜〜〜。
座標の問題が残りますからねぇ……。つまり、使うんなら何らかのギミックを利用しなければならない」

とりあえず片っ端から弄ってみますかね……と、アスレチックを片っ端から……表面、表側を押したり引いたりしてみよう。
その際、奥に行かないと……つまり、アスレチックをクリアしないとたどり着けないタイプのアスレチックならば、無視をすることにする。

「時間の関係上、奥にはないと考えるのが自然かしら」

589久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/26(日) 00:35:13
>>588

『何の芸もなく平面に沈めることはできない』。
『何らかのギミックを利用しなければならない』。
『時間の関係上奥にはない』。


「………………」


さなぎの呟きに押し黙る墨彦を蝶の視点で捉えつつ、
目ぼしいアスレチックを順番に精査していくさなぎ。


入り組んだ『スロープ』を無視して、
手前から『ゴム山』『トンネル』『スライダー』『金網』………
と次々『押し引き』してみる。


…………その四つに『変化なし』だ。
隅々調べたが、見た目にも異常はない。



「………………」

キッズスペースの『蝶』の瞳に、
タイマーを一瞥して笑みを浮かべる墨彦の姿が映った。
墨彦はすぐに笑顔を消すと、さなぎの背中に声をかける。


「では、僕の方からもう一度『取引』を打診してみましょうか。


 僕が先輩に提示するのは、
 前回と同じ………

               . . ... . .
 『インク・フィッシュ』の『もう一つの能力』です。

      . . . ... . . ..
 これも『宝を隠すために使った』―――

       . . .. . . . .
 当然、『沈没』とは別の『能力』」



    「対価は『1分30秒』」



【残り時間:3分40秒】
(※ 会話するだけなら時間経過なし)

【現在地と蝶の視界:変化なし】

590ようこそ、名無しの世界へ…:2015/07/26(日) 01:00:50
>>589
「流石にこの局面でその数字は大きすぎますよぉ」
『絵を魚にして泳がせる』。『乾き具合を操る』。『平面に沈める』。……他に能力があるのか?
だが、あるとしてもやはり1.5分は重い。

「んー……追加しましょう。『クリサリス』」
再び両肩から蝶を生み出す。これで二匹ずつ、合計四匹……出せる蝶全てだ。
新しく出した白い蝶に、スロープの中を探らせよう。白い蝶は光るので、暗い場所でも重宝するはずである。

「んー……もしピンチになったらぶっ壊すしかないのかしら。もしそうなっても、ばれなきゃいいですよね……」
というさなぎの呟きを、君は聞いてもいいし、聞かなくてもいい。

自分は身体能力にものを言わせて、スライダーを駆け上がろう。そういう遊具じゃないのなら後々い訂正する。

591志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/26(日) 01:01:14
>>590

592久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/26(日) 12:26:13
>>590-591

   ※ 自分は『スロープ』と『スライダー』が『逆』の認識だった。
      以降、『土管=スロープ』
     『スライダー=金網に挟まれた波形板』で統一する。


渋るさなぎに苦笑する墨彦。
『二度目の光景』だ。


  「まあ、そうですね………
   ですが、その答えも『前と同じ』です。(>>572)

   闇雲に探すくらいなら、
   『早く隠し場所を絞ったほうがいい』――フフ。なあーんて」


いけしゃあしゃあと墨彦はうそぶく。
先ほどの墨彦の発言、つまりこういうことだ………


    宝を隠すために『沈没』は確かに『使った』。
    だが、『使った能力はそれだけだ』とはひとことも言っていない。

    つまり『沈没』は、『宝の隠し場所』に直接関係して『いない』。
    『もう一つの能力』からさなぎの意識を外させるための『囮』にすぎなかった。


 『目隠し』しても周辺に一切の変化がなかったことから、
 さなぎには半ばわかっていたことではあるが――


       . . .. .. .
      ではどこにある?



 さなぎの考える通り、墨彦の『隠す時間』は決して多くはなかった。
 だとすれば、宝は間違いなく墨彦の『初期位置』、
 そこから決して遠くない場所にある、はずだが―――


 墨彦の言う『もう一つの能力』というのが、
 その前提に関わってくるのだろうか?



       「『残り2分』までは『取引』を受けつけます。
        さっき言ったように、
        さなぎさん側から『取引』を提案しても構いませんよ」


墨彦の声を背中で受け流しつつ、
さなぎは淡々と己のなすべきことを実行する。


      ズギュ!

                   ズギュン!


『これで最大限度』、二匹の『蝶』を新たに生み出し、
『白い蝶』の『燐光』を灯りがわりに、薄暗い『スロープ』内へ潜行させる。

視線をぐるりと一周――トンネル内をしらみつぶしに探すのだが、
頭の先から尻尾まで見通しても、『蝶』の視界に『違和感』は見つからない。



さなぎ自身は『クリサリス』を駆使し、
すばやくスライダーを登り切る。
高さ『3m弱』ほどの『金網』の頂上に立ち、高所からの視界を確保する。


      正面を見れば、墨彦の頭頂部と自身の『蝶』、
      それと『こがねくろうエアドーム』の一階部分を見下ろせる。


   西を向けば群立する『植え込み』と『蝶』、『中央入口』。
   東を向けば『ひっくり返ったパンダ』を、それぞれ上から眺めることができる。


【残り時間:3分20秒】
【現在地:変化なし】

593久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/26(日) 12:28:08
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

精神の水面下にて、久染墨彦は考える。




 「(フフ…………
   『インク・フィッシュ』の『真の能力』は『一つだけ』なんて、
   僕ひとことも言ってないもんね――――ッ。


       『能力を教えても困らない』(>>570
       ってのは、まさしくそれが『囮』だったからだ!


   誰だってあの能力を見れば、
   ペタンコにして『平面』に隠したんだろうと『思い込む』。

   その誤解へうまく誘導することで、貴重な時間を稼げたぞ!)」



                  「(ま―――実際、僕だって最初は『沈没』を使って
                    隠そうとしてたわけだから(>>544) (>>547
                    その推理は『9割正解』だったわけだけど……

                    今回は僕の土壇場の発見が活きたって感じかな!)」 フフ!



            チラ


  「(そして僕があのとき一番『問題ありすぎ』(>>570) だと思っていたのは――)」



           パタ パタ パタ ……


    「(この『蝶』! 『こいつらの存在』!
      完全に『予想外』でカンペキに面食らったし、
      一瞬『即敗北』も覚悟したけれど―――


      『こういう使い方』なら、まったく全然問題はないねッ!)」




      ズギュ!

                   ズギュン!



  「(…………………むうう! しかし、まだ『蝶』を生み出せるのか……!
    一体『操作限界数』はいくつなんだ?
    僕の『インク・フィッシュ』みたいに『∞』じゃあないだろうな…………

    でも、ま、『こういう使い方』なら大丈夫だろ…………それよりも)」



 「(僕的にむしろ今いちばんの『不安事』は、
   さなぎ先輩の『呟き』の方だな……

   いま、『ピンチになったらブッ壊す』って言ってなかった?
   『ばれなきゃいい』ってのはなにかの聞き間違い………ですよね? せ、先輩?)」

594志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/26(日) 16:38:22
>>592
「んっん〜……」
さなぎは呟く。

「物を動かす……宝を隠してから動かすのは禁じていましたけど、隠す前に動かすのは禁じていませんでしたね……」
「だから、テープがくっつかないよう気を付けてさえいれば、動かすことはできる……。
で、動かす手段ですが……まぁ、『インク・フィッシュ』って言うぐらいですし群れで協力するとかすればハチミツくらいなら運べるんじゃあないかな……」

「さっき見たところ……『インク・フィッシュ』は私と同じくらいの速さですね……と、なると……」

「……んー、どうしましょ。あ、そうだ。『インク・フィッシュ』がスタンドなら……どんな能力を持っていようと、久染さん(ほんたい)を気絶させれば……。
うん、久染さんから私への暴力は禁じられているけど、その逆は禁じられていない。いけますね。

……勝ちかそれ? そんなんで勝って嬉しいか? 自分で作ったルールの裏を自分でかくってとんだ一人相撲ですぅ」
自問自答。この呟きは……距離的に聞こえないかもしれない。

しかしこのままでは埒が明かない。植え込みを大まかに確認してから、
素早くスライダーを滑り降り(そういう遊具だよね?)、
全速力で屋上の中央部に移動しつつ、周囲を『蝶』に探らせたい。

                      プロジェクト・ライスプレス
「作戦変更。プランBで行きましょう。『作戦名:虱潰し』!」
riceではなくlice。いや、本当に全部虱潰しにするわけじゃあないけどね。

595久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/26(日) 18:04:23
>>594 (志染・質問レス)

>周囲を『蝶』に探らせたい。

現在『蝶』は下図のとおり『4匹』いますが、
どの蝶をどの方向に動かしますか?

(『同色2匹』を同時操作すると『半身マヒになる』とのことなので、
 自分が勝手に判断することはできないという考え)



>>590 時点での現在地】


出入り口(中央)
   │↑│
 ━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
             ∴                    ┃
               |       黒1           ┃
               │   墨             ┃
        ┌─白1.│                  ┃
        │  │ │                  ┃
        │植│ │  蛹 白2           パ┃
        │え.│ │      黒2           パ┃
        │込│ │                  ┃
        │み│ │                  ┃
        │  │ │                  ┃
        └─┘ │       キ ッ ズ         ┃
               │      ス ペ ー ス       ┃
               └───────────┨

北側……『こがねくろうエアドーム』
西側……『アスレチックジム』
東側……『パンダの乗り物(転倒)×2』
∴……『墨彦の身体の下にあった絵』×6

596志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/26(日) 18:15:02
>>595
順番にうまいこと操作することで、4匹で周囲を全体的に見渡す予定です。
前後左右に蝶が居る形になればベストです

597志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/26(日) 18:29:56
位置関係的には

  黒1
白1蛹白2
  黒2

みたいな感じです。

598久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/26(日) 19:18:19
>>594 >>596-597

さなぎは『西』を向き、金網の頂上から植え込みを見下ろす。
細木の枝の流れや花壇の輪郭が俯瞰してよく見える。


   だが『細木』には『瓶』を隠せるような『死角』はなさそうだし、
   パッと見たかぎり『花壇』の土が『掘り返された』ような気配も見当たらない。


上記を確認したさなぎは速攻で『スライダー』を蹴り降りると、
そのまま『クリサリス』のスピードを殺すことなく
『植え込み』を勢いよく跳び越え―――

       
   バッ

                ダン ッ!


着地、そして『屋上中央』へ最速ルートで到達する。



          「…………………
           ………………ヤッバ……」


  その『人外の跳躍』を見た墨彦が驚愕の声を漏らしたのを、
  さなぎは『黒1』の聴覚を通じて受けとった。



そして自身の移動と同時。
さなぎは自身の四方に配置するために『蝶』を操作するが……

『蝶』自体は『スピード:D』、かつ『異色2匹ずつ』、
『二回』に分けて操作する必要があるせいで、
配置には想像以上に時間がかかった。


それでも『30秒』をフルに使い、
現在は下図のような配置まで移動を終えた。


まだ『探索』と呼べるほどの行為は行えていない………
………『蝶』のスピードと操作制限を考えると、
『虱潰し』にも『選択と集中』が必要になってくるかもしれない。



【残り時間:2分50秒】

【現在地】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  ∴                ┃
┃              ______                      |                ┃
┃            [ 休憩用ベンチ ]      黒1          │          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─┐ │        ッ        ┃
┃植│                                  墨 │  │ │          ズ         ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │  │ │                ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │  │ │          ス        ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │  │ │          ペ         ┃
┃込│[8人席]   [ 席 ]      白1  .[ 席 ] 蛹     │白2.  │          |         ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │         ス         ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]                        黒2.       │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃
┃植│       │                 │                            ┃
┃え.│        │                 |         /⌒ヽ   ______    ┃
┃込│       │      ステージ.     │        { 樹 }  [ 休憩用ベンチ]..   ┃
┃み│       │                 │        ヽ_ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ┃
┠─┘       │                 │                ┌─┬─┬─┐    ┃
┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━┷━┷━┷━━┛
                                           自販機コーナー(右下)

∴……『墨彦の身体の下にあった絵』×6
(マップ詳細は>>550-501

599久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/26(日) 19:27:58
>>598 (自レス・訂正)


…………と書いたんですけど、
せっかく30秒も使ったんだから、
『配置はさなぎの思い通りに完了した』という結果に訂正します。


『蝶』の位置や蝶の視界の方向も、マップの図に関係なく、
志染さんが自由に決めた上で次のレスを行って構いません。

600志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/27(月) 21:43:11
>>598-599
ありがとうございます。
では、図の白1の位置に蛹が行き、同じ間隔で左にシフトみたいな感じでお願いします。
蝶の一部は常に久染さんを視界に入れておきます。
画面上側を北として、基本的に北に居る蝶は北方向、南に居る蝶は南方向……のように監視させたいです

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「あと3分弱……急がないといけません」
たとえば、この『座席』はどうなっているだろう? 何か仕掛けがあるだろうか?
……座席のうち、一つだけに特殊な仕掛けがあるとも思えないので、一つだけを弄ってみれば分かるだろう。
座席に特に変わった仕掛けが無いようなら、ステージを調べるつもりだ。
変わった仕掛け……ないし、何かギミックがあるようなら、座席の調査を続行しよう。

601久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/27(月) 22:49:09
>>600
(※ 配置について了解しました。)

時間を気にしつつも、手早く『座席』を調べるさなぎ。

イスは細木のように華奢な金属製で、
とてもじゃないがなにか『仕掛け』ができるような造りではなさそうだ。
テーブルにはビアガーデン用の白の『日傘』が突き立っているが、これも同様だ。
(それぞれ>>550 の画像通り)


座席から顔をあげるさなぎ。

南の『ステージ』は現在地の床面より『20cm』ほど高い。
イベント期間中ではないためか、舞台上には見事に何もなく、
奥にある南側フェンスまでこの位置からでも視線が通る。


と。


『座席』を調べながら南の『ステージ』に意識を向ける
さなぎの姿を見て、


                      「……フフ」


墨彦が『吐息のように薄い笑い声を漏らした』のを、
近くにいた『蝶(白2)』が確かに『知覚した』。


直後、墨彦はみずからの気の緩みを自覚したのか、
すぐに顔から笑みを取りはらった。
今は注意深げな表情で、さなぎと『蝶』の様子を静かに見守っているのみ。


   余って動かせない『蝶』に墨彦の動向を『監視』をさせるのは、
   間違いなく『有用』な『蝶の使い方』の『一つ』だ―――


  クイ


「…………」

墨彦は黙って右手のスマホを覗きこむ。



【残り時間:2分50秒⇒2分40秒】

【現在地】


  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  絵                ┃
┃              ______                      |                ┃
┃            [ ベンチ   黒1]                    │          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─┐ │        ッ        ┃
┃植│                                     │  │ │          ズ         ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]             墨  │  │ │                ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │  │ │          ス        ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │  │ │          ペ         ┃
┃込│[8人席]   [白1]      蛹   [ 席 ] 白2    │  │ │           |         ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │         ス         ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]            黒2                      │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃
┃植│       │                 │                            ┃
┃え.│        │                 |         /⌒ヽ   ______    ┃
┃込│       │      ステージ.     │        { 樹 }  [ 休憩用ベンチ]..   ┃
┃み│       │                 │        ヽ_ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ┃
┠─┘       │                 │                ┌─┬─┬─┐    ┃
┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━┷━┷━┷━━┛
                                           自販機コーナー(右下)
(マップ詳細は>>550-551

602久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/27(月) 23:33:24
>>601 (自レス・訂正)

大変申し訳ない、
経過時間を変更します。

【残り時間:2分35秒】

1レスにおける最低経過時間は、
現時点で『15秒』。

603志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/27(月) 23:45:35
>>601-602

……先ほど、座席の傍に降り立った時の「やっば」という反応。
今回の、座席からステージへ移動したときの笑い。

これらの反応からして、座席のあたりに宝がある可能性が高いのではないか――――と、さなぎはあたりを付けた。
これが演技ならばたいしたものだが、その時は素直に負けを認めよう。

座席の調査を続行。
金属製の座席とのことだが、背もたれや座るところを外して、その下に何かを入れるようなことはできないだろうか?
所謂クッションを外す、みたいな感じだ。(映画館とか車の座椅子みたいな感じに)

不可能な場合、この座席を折りたたむことはできるだろうか?

それと、傘はどうだろう。閉じられそうな構造ならば閉じてみよう。現在閉じている状態ならば、開くことにする。

604久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/28(火) 00:45:04
>>603

 『蝶』がさなぎと『聴覚』を共有しているイメージを
 墨彦はあまり持っていないのか――

 彼が『蝶』の前で漏らした声はどれも、
 『演技性』を感じさせない『無意識の反応』だとさなぎは直感した。



己の推理を信じ、座席の調査を続けるさなぎ。

   座席の各部はきれいに『溶接』されており、
   『クリサリス』を纏うさなぎならともかく、
   墨彦の手ではどうやっても外せそうにない。
   『折りたたむ』のも同様だ。


   また墨彦は『隠す』段階では『クリサリス』の『パワー』を知らなかった。
   何かしらの能力を使って万がいち『イス』を変形できたとしても、
   『一般人』の能力の範囲で取り出せないようなら、
   『ルール(5)』(>>540) 違反で即失格になる。墨彦はそう考えるだろう………

   つまり、この座席に『宝を隠す』ことは『不可能』だ。


さなぎは傘に視線を移す。
先ほど調べたのは開いている状態の傘だったので閉じてみる。
隅々まで眺めまわすが、こちらにも『違和感』は見つけられない。
ということは―――


  あのとき墨彦が漏らした笑み(>>601) は、
  『さなぎの興味が座席からステージに移ったこと』から来る
  『安堵の笑い声』ではなく、

  『さなぎの捜索対象がどちらも本命に至らないこと』から来る
  『余裕の笑い声』だったのか―――?



さなぎの思惑を知ってか知らずか、
墨彦はさなぎの背中に声をかけてくる。


「さなぎさん、残り『2分24秒』……『23』……『22』。
 もう僕からの『取引 (能力に関する)』をする気はないようですが――」


「さっき言ったように、
 さなぎさん側から『取引』を持ちかけることは依然できます(>>587)。
 受けるかどうかは『内容』にも寄りますが…………。
 でもたとえば、


   『宝は現時点で金属製品に触れているか?』という質問に
   『YESかNOか』答えろ。


 という『取引』であれば、僕は…………………う〜〜〜〜ん、
 そうだな…………ま、『1分20秒』で受け入れるでしょうね」



【残り時間:2分20秒】
(※ 会話するだけなら時間経過なし)

【現在地:変化なし】

605志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/28(火) 19:39:22
>>604
「その取引を受けたら残り60秒……。私も、60秒で宝を見つける自信はないですよぉ……」
苦笑いするさなぎ。
「そうですねぇ……今、私が立っている位置を中心として……屋上を4つのエリア……北西エリア、北東エリア、南西エリア、南東エリアに分けた場合。
『宝』が隠されているのはどのエリアか教えてください。 ……という取引には」

「ハチミツ何g分くらいで応じてくれますかねぇ?
あと、久染さんの言う金属云々は、ハチミツで言うと何g分です?」
制限時間でなく、賞品を使う取引の場合どうなるかを尋ねてみる。
勝っても負けてもハチミツを手に入れられることから可能になる対価だ。
ちなみにどのくらいか聞くだけであり、この段階ではまだ取引を持ちかけない。

なお、応じる応じないにかかわらず、座席の下の地面を調べてみることにする。
特に何もなければ、今度は8人席に意識を移してみよう。
……蝶でしっかり久染さんの動きを観察しておく。声は出さないように気を付けても、目線や手の動き……などに、無意識に何かが現れるかもしれない。
(余談だが、人は表情を引き締めようと気を付けていても、手などの末端部位に感情が出てしまうことが多いらしい)
昔から蝶々を追いかけてきたさなぎは、観察力には自信がある方だ。……と、思う。

606久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/28(火) 21:30:30
>>605

「………………そうですか。
 『自動販売機』や『座席』を一個一個調べるのに比べたら、
 だいぶ『手早く済む』かと思ったんですけどね――――」


などとうそぶく墨彦だったが、
さなぎの提案を聞くと顎に手を添え真剣な表情で考えこむ。


   「ムムム? 『ハチミツ』との取引ですか?
    また面白い『リソース』を考えましたね………
    と言いたいところですが――」



「僕は父さんにおつかいで『頼まれて』、
 『レンゲのハチミツ』を買いにきたわけですから、
 僕に必要なのは『その完品』だけです。
 『分けられた』ハチミツには僕にとって報酬としての魅力がない」


    「なにより『ゲームの賞品』を分配するような『取引』は、
     このゲームの『勝者と敗者』の『明暗』をボカします。
     それでは僕たちがこのゲームに『尽力』する意味まで曖昧にされてしまう」



「…………なのでその『取引』の『対価』について答えるなら、
 『レンゲのハチミツまるまる一本分』ということになってしまいますね。
 残念ながら―――」


首を振って苦笑する墨彦。
『取引』するには『別のリソース』を考える必要がある。



一方、座席の下は『デザインコンクリート』(>>560) の床面があるのみ。
テーブルの脚回りから影になっている部分まで入念に調べる。
だが…………何も見つからない。顔を上げるさなぎ。


植え込みそばの『8人席』は、テーブルが『四角』になっている(畳より一回り大きい程度)。
違いはそれぐらいで、材質はイスも含め4人席と同じ『金属製』だ。
白い『日傘』がテーブル中央に一本、開いた状態で突き立っているのも同じ。




同時に『蝶』での監視をつづけるが、さすがに墨彦はチョウチョと勝手が違う。

これまで墨彦の『本音の反応』をキャッチできたのは、
墨彦が『無警戒』な状態で、かつ『意識が緩む一瞬』があった時だった。
さなぎと対面して会話している今の墨彦は、当然『そのどちらでもない』。

『本音の反応』を引き出すには、『無警戒』か『揺さぶり』が必要だ―――


【残り時間:2分5秒】
【現在地:変化なし】

607志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/28(火) 21:52:16
>>606
「あら〜〜〜〜……そうですかぁ、残念」
取引はおいおい考えるとしよう。
しかし、私は自分が食べるために買うから、レンゲの割合がどのくらいだろうと関係ないのだが、
そういえば久染さんはおつかいでしたね……。

「んー……。見つかりませんねぇ。……テーブル、テーブルかぁ」
そういえば、さっきから椅子しか探っていなかった気がする。
たとえば、テーブルの天板を外したり……ずらしたりすることはできないだろうか? また、

「この傘……外れないかなぁ?」
と言いつつ弄ったりしてみよう。 海の家なんかにあるこういう傘は大抵テーブルから取り外せるはずだが……。
ちなみに独り言を大きめに呟くのはゆさぶりの意味がある。あとは、自分の行動を整理するためだ。

傘が外れるようなら、その後で天板が外れないかどうか確かめてみたい。

608久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/28(火) 22:08:26
>>607

『8人席』には向かわず、『テーブル』の調査を行うさなぎ。
椅子同様、天板は『溶接』されていて人間の力では取り外せないことを確認した。


続いて『白い日傘』を掴みあげる。簡単にテーブルから取り外せた。
日傘を差し込むためにテーブルに開いた穴があらたに覗けるが、
その穴にも特に違和感はない。
天板も動くようになったりはしない。


   「………………」


さなぎの『ひとりごと』に、墨彦はつとめて無反応だ。
あえて言うなら、妙に『落ち着いている』ような気がする。



【残り時間:1分50秒】
【現在地:変化なし】

609ようこそ、名無しの世界へ…:2015/07/28(火) 22:33:56
>>608

「んっん〜〜〜……傘は外せたけど、それだけですねぇ」
傘を手に取りつつ、呟く。

「それにしても……この傘……手に持ってここから飛び降りたら……」

「ふわふわ飛べそうですよねぇ〜〜〜〜〜〜」
などと、危険なことを呟いている。もちろんそんなことをしたら、飛ぶのは意識と肉片である。

8人席の方に移動してみよう。同じように傘を外してみたい。通常席との違いはみられるだろうか?
「ん〜〜〜……勝てる気がしませんねぇ……まぁ、あきらめませんけどねぇ」
弱音を吐く。残り一分弱――――ラストスパートだ。

610志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/28(火) 22:34:26
>>609

611久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/28(火) 23:04:14
>>609-610

さなぎの口から突如飛び出た、

『飛び降りたら、ふわふわ飛べそうですよねぇ〜〜〜〜〜』

というエキセントリックなフレーズに、墨彦の肩がビクッとした。
がすぐに冗談だと気づいたらしく、たちまち冷静な顔を取り戻す。


あからさまなジョークを真に受ける
警戒過多な墨彦の様子を『蝶』の視点で捉えつつ、
もっとも手近な8人席へとすばやく移動するさなぎ。


傘は4人席と同様、簡単に外れた。
両手に持った二つの傘を見比べるが、違いはまるで見当たらない。
テーブルに開いた『日傘の差込口』も同様だ。
時間を確認するさなぎ。



残り『1分35秒』。
その時間で、さなぎに一体どれだけのことができるだろう?


              . .. . . .. . .. .. .
だが『宝の地図』なら、すでにさなぎが手にしている――――




(>>545) (>>592)
『準備する時間を与えなかった』さなぎの速度。


          (>>552
          さなぎが入ってきた瞬間の墨彦の『行動』。



   (>>562) (>>565
   墨彦の足元にあった落書きの『痕跡』。



             (>>577)
             『インク・フィッシュ』の『発現条件』。



    (>>589) (>>592-593)
    『沈没』と同時に使ったという、『インク・フィッシュ』の『もう一つの能力』。



(>>587) (>>589) (>>598) (>>601) (>>604) (>>608)
 墨彦が『蝶』の前で見せた『本音の反応』。






『ヒント』は――――すでに『与えられている』。
さなぎが言うように、これが『ラストスパート』だ。



【残り時間:1分35秒】
【現在地は別途追記する】

612久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/28(火) 23:08:50
【現在地】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  絵                ┃
┃              ______                      |                ┃
┃            [ ベンチ   黒1]                    │          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─┐ │        ッ        ┃
┃植│                                     │  │ │          ズ         ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │  │ │                ┃
┃え.│        [ 席 ]       墨  [ 席 ]       │  │ │          ス        ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │  │ │          ペ         ┃
┃込│[8人席]蛹  [白1]           [ 席 ] 白2   │  │ │           |         ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │         ス         ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]            黒2                      │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃
┃植│       │                 │                            ┃
┃え.│        │                 |         /⌒ヽ   ______    ┃
┃込│       │      ステージ.     │        { 樹 }  [ 休憩用ベンチ]..   ┃
┃み│       │                 │        ヽ_ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ┃
┠─┘       │                 │                ┌─┬─┬─┐    ┃
┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━┷━┷━┷━━┛
                                           自販機コーナー(右下)

613志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/28(火) 23:34:38
>>611
さなぎは思い返してみる。自分が入ってきたとき、久染さんは何をしていた……?
そう、うつぶせ状態でスマホを操作していた。ならば……

「残り1分半……私の速度ならば、これをやっても大丈夫でしょう」

相手と同じ目線に立ってみよう。蝶の高度を地面すれすれまで下げ、低い目線から周囲を見てみたい。
蝶の視界で足りないようなら、さなぎ自身が姿勢を低くするのもいい。
クリサリスのスピードならば、うつぶせ状態からでも迅速な行動が可能なはずだ。

蝶は、入ってきたときに久染が向いていた方向……(私はキッズスペースとの境から西側を向いていたと認識しているが、合っているだろうか?)
を向かせ、探らせる。……椅子やテーブル、ベンチの裏側もよく見よう。

しかし相手の目線に立つとか言いながら寝ころぶとはこれいかに。

614久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/29(水) 00:01:29
>>613 (志染・質問レス)

到着時に墨彦の向いていた側を探索させる(高度を下げる)蝶とは、
『白1』でいいでしょうか?
それともすべての蝶でしょうか?
(『白1』以外は『5mの視覚射程外』という認識です。)


もしくは『5m射程』に入るよう、さなぎさんが移動しますか?
その場合、移動場所の提示をお願いします。

615志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/29(水) 00:20:38
>>614
では、クリサリスのスピードで>>601の位置まで戻り、
1匹だけは久染さんを監視させつつ、他の3匹で探索させたいです。
視界が足りない場合はさなぎ自身もうつぶせになります

616久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/29(水) 00:58:28
>>613 >>615


さなぎは屋上に辿り着いた瞬間の光景を思い出す。

  墨彦は――――
  確かに床に『うつ伏せ』になり、『西側』を向いて『スマホ』を覗きこんでいた。



瞬間、迅速に行動を開始するさなぎ。

屋上中央まで移動すると同時、
『白2』以外の三匹の『蝶』の高度を限界まで下げ、『西側』を三つの視界でとらえる。





  「………!? 

    こ、れは…………」


とつぜん高度を下げた三匹の『蝶』を視認した墨彦は
口元を手で抑え、驚きの表情を見せる。




『蝶』の視点で、さなぎが調べなかった座席の『椅子』や『テーブル』、
そして自販機コーナー(上)の『ベンチ』の裏側まで、丹念に調べ尽くす。
だが――――


    『違和感』 は 『なにも見つからない』。



その結果に、座席中央に立つさなぎは逡巡する。
うつ伏せになるべきか否か、まだ『自販機』は調べていない。
低高度の探索に、自分の視界も追加するべきなのか?

しゃがみ込もうと背を曲げた―――その時、



墨彦を監視させていた『蝶(白2)』は、
口元を覆う手の奥に隠された、墨彦の『本音の反応』を見た。
墨彦は―――『低地』を探す『蝶』の姿を見て、


                 ニマ ァ―――



    . .. . . .. . .. . .. . . . .. .
   まるで勝利を確信したみたいに笑っている。 





【残り時間:1分20秒】

【現在地】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  絵                ┃
┃              ______                      |                ┃
┃            [ ベンチ   黒1]                    │          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─┐ │        ッ        ┃
┃植│                                     │  │ │          ズ         ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]   墨            │植│ │                ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │え.│ │          ス         ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │込│ │          ペ         ┃
┃込│[8人席]   [白1]      蛹   [ 席 ] 白2    │み│ │           |         ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │         ス         ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]            黒2                      │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃
┃植│       │                 │                            ┃
┃え.│        │                 |         /⌒ヽ   ______    ┃
┃込│       │      ステージ.     │        { 樹 }  [ 休憩用ベンチ]..   ┃
┃み│       │                 │        ヽ_ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ┃
┠─┘       │                 │                ┌─┬─┬─┐    ┃
┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━┷━┷━┷━━┛
                                           自販機コーナー(右下)

617志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/30(木) 20:56:12
>>616

……! 笑った!?

あの時は久染さんがうつ伏せになっていたから……同じ視点になれば自ずと隠し場所の検討がつくと思っていたけど……
もしかして違うのかしら? うつ伏せなのは結果論で……低い位置から見ればわかる……というわけではない?

ハッ! そういえば!

久染さんの足元にあったあの絵……かすれていた……そう、まるで布か何かで拭ったみたいに……
久染さんの服を『蝶』で確認しよう……特にズボンに注目しますぅ……インクか何かが付いた跡はないか?

……しかし、問題なのは……久染さんのズボンにインクがくっついていたからって……たとえばあの足元の絵がスライディングによってかすれた物だったとして……
『だから何だ』? ってことだ……隠し場所への手掛かりにはならないですね……。

頭を働かせよう……情報を整理しよう。

あの『かすれた絵』……よく思い出してみよう。あれがもし……スライディングによってかすれた物だったとしたら。
久染さんはどちら側から来たという事になる?

……いや、待って。そもそも……どうして『かすれていた』のかしら。
私の読みでは、久染さんは『インク・フィッシュ』にした絵を自在に乾かしたり湿らせたりできる。
……だったら、そうやって完全に乾かせば……かすれるようなこともないんじゃあないかしら?
かすれさせなければならなかった理由は? しかも、あの絵……反対側は滲んでた。
にじませる必要があった……? そこが分かれば隠し場所も言えてくる、んでしょうか……。
時間がありません。瑠璃色の脳細胞をフル回転させるんですッ!

……さなぎは推理する。時間を消費しないように、スピーディーに思考する。

618久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/30(木) 23:37:47
>>617

疑念の霧を晴らすべく、さなぎの『蝶』は動く。
墨彦のズボンは『ドリップペイント柄』だった。

         ┌───────────────────────────────┐
         │153 名前:久染 墨彦『インク・フィッシュ』 投稿日:2015/07/06(月) 00:02:21 │
         │                                             │
         │ちなみに今日の墨彦のファッションは……                       │
         │・『HEAD PORTER』の『ドリップペイントチノ』                   │
         └───────────────────────────────┘
          (ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1432052310/153)


そのために『パッと見ではわからなかった』が、
こうやって『明確に注視』してみれば――――『見える』。


    墨彦のズボンの『膝下』あたり、確かに『新たに付着したらしいインク痕』がある。
    『足元の崩れた落書き』と同じ色、同じ質感、『同じもの』。
    『太腿側』から『足先側』へ向かって『擦過』したようなその『かすれ方』!


          ―――『ビンゴ』だ!



『落書き』に残されていた『布のようなものによる擦過痕』(>>565)。
その正体をさなぎは確かに掴んだ。
直前まで、間違いなく墨彦は『あの絵の上を動いていた』のだ。

『インク・フィッシュ』の『もう一つの能力』とは、
すなわち『物体の高速運搬』―――さなぎの推測(>>594)が確信へと変わる。




     「……………………
         …………………?」


     急に動きを止めたさなぎの姿に、
     訝しげな目線を送る墨彦。
     その表情から、すでに笑みは消えている。



構わず思考をフル回転させ続けるさなぎ。
『インク・フィッシュ』が『運搬トラック』だとしたら―――
その脳内に、喚起されるひとつの『画』があった。



  たとえば『事故現場』の『アスファルト』。


  床面に刻まれたこの『インク』。
  この『かすれ方』は―――『あれ』ではないのか?


   .. . .. . . .. . . . .
  とつぜん目の前に人が現れて、

    . ... . . ..  . . .. .. .. . . .
  『慌てて急ブレーキ』を踏んだような時にだけ、


  路面にクッキリと残される『消せない痕跡』――――



【残り時間:1分05秒】
【現在地:変化なし】

619志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/31(金) 00:14:48
>>618

! そうか!
久染さんは私の飛び出しで、急ブレーキをかけた……それがあのかすれた絵の正体!
つまり逆に言えば、その直前まで久染さんは自身を高速で運搬していた! なら……

あの絵を辿れば久染さんが自分を運搬した……運搬元が分かるッ!

だけど……じゃあ自分を運搬したのは、何のため? ハチミツを抱えて隠し場所に行こうとした?
いや、それはない。急ブレーキをかけている以上、移動中に止まったという事で……つまり中断されたという事。
もしもハチミツを持っていたのなら、久染さんはハチミツを自分の手元に隠すしかなくて。
もしそうだった場合、久染さんは既に“敗北”していることになる。明らかに1m以上動いているわけだからね。だからそれはありえない。

ん? いや、待って。あの時私は中央扉から入ったわけで。久染さんが居たのは東側……私の目の前で停止したわけじゃあなかった。
じゃあ、どうしてあそこで急ブレーキをかける必要があったのでしょう。
……いや、私の登場で、早めにブレーキをかけたって線もある。

とにかく、あの絵を急いで辿ろう。久染さんはどっち側から自分を運搬した?
そして、どこへ向かうつもりだった?

620久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/07/31(金) 00:46:42
>>619

『痕跡』――『絵のブレーキ痕』をたどるため、
墨彦の『初期位置』、『キッズスペース』へと駆けるさなぎ。



      「…………!」

      墨彦は一瞬あと、我に返ったようにその背中を追いかける。
      その評定に、明確な『動揺』を『蝶(白2)』は感じ取った。




  『宝を持っていない』のに
  『隠し手』が『急いで動く』必要があるとするなら、その理由は一つしかない。
  すなわち―――

                    . . . . . .. . . . ..
     『探し手』が来る前に、『急いで隠し場所から離れる』ためだ。



  『隠し手』の心情としては、
  できれば隠し場所からなるべく離れた位置でさなぎの到着を待ち構えたかったに違いない。


  だが『クリサリス』をまとったさなぎの到着は、
  それを許さないほど『あまりにも早すぎた』。 (>>552) (>>592



  さなぎの登場によって、
  『離脱』は不完全な形で『中断』された――
  というさなぎの考えは、おそらく間違っていないだろう。  



  だとすれば、『どちら側から運搬されたのか』?




      さなぎは『その答えをすでに知っている』。




【残り時間 ―― 『1分』 】
【現在地】


  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                蛹 絵                     ┃
┃              ______                      |                ┃
┃            [ ベンチ   黒1]        墨          │          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─┐ │        ッ        ┃
┃植│                                     │  │ │          ズ         ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │植│ │                ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │え.│ │          ス         ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │込│ │          ペ         ┃
┃込│[8人席]   [白1]           [ 席 ] 白2    │み│ │           |         ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │         ス         ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]            黒2                      │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃
┃植│       │                 │                            ┃
┃え.│        │                 |         /⌒ヽ   ______    ┃
┃込│       │      ステージ.     │        { 樹 }  [ 休憩用ベンチ]..   ┃
┃み│       │                 │        ヽ_ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ┃
┠─┘       │                 │                ┌─┬─┬─┐    ┃
┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━┷━┷━┷━━┛
                                           自販機コーナー(右下)

621志染さなぎ『クリサリス』:2015/07/31(金) 20:21:32
>>620
久染さんのズボンに付いていた『ブレーキ跡』。これは、太腿側から足元側に向かっていた。
これが意味するところは……すなわち、久染さんがバックではなく普通に……前身移動していたという事。

そして……久染さんは私が入ってきたとき東側に居て。そしてこちらを向いていた……ならば。

普通に考えて、久染さんの運搬元は東側しかありえない――――――!
平面に潜っていたとしたら、擦過痕……ブレーキ跡などできようはずもない!

「つまり……!」

さなぎはその身体能力を生かし、久染の運搬元を辿る。あの絵の東に移動する。
つまりその場所は、奇しくも最初に探したキッズスペースという事になるのか……?

622久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/01(土) 00:40:26
>>621

『宝』は絵の先、『東』にある。

足元の痕跡から確信を得たさなぎは、
ふたたび『キッズスペース』へと足を踏み入れる。



       トッ

     トッ


   「………その迷いのない足取り。
    『もう一つの能力』にまでしっかり確信を得たってわけですね」


   足音とともに、さなぎの背中に墨彦の声が届く。
   それは―――『答えへ肉薄』しつつあるさなぎの姿に、
   たしかに覚悟を決めたような声だった。

   その声色に、さなぎと『蝶』は直感する。

      . . . . .... . . . . ..
     宝は間違いなくこの場所にある―――と。


   「だけど、『ここだ』っていう絶対の確信があって
    そこに立ってるってわけじゃあないみたいですね……」


 いま墨彦は、『蝶』たちから見れば『植え込み』の陰、
 細木を背負う位置に立ち、さなぎの様子を静かに見ている。



そしてさなぎの視界内にある遊具は当然、既知の三つのみ。 (>>551
どれもさなぎの手で『一度は調べた』ものだ。 


   ・東の『パンダの乗り物×2(転置)』
    (>>579-583

   ・北の『こがねくろうエアードーム』
    (>>584-587

   ・西の『アスレチックジム』
    (>>588-594


『前回』と違いがあるとすれば、
それはさなぎと『蝶』が得た『これまで』の『情報の蓄積』だけだ。



   「『残り50秒』。
    さなぎ先輩、『お手並み拝見』です」


逡巡するさなぎの背に、墨彦の声が降り注ぐ―――。



【残り時間 ―― 『50秒』】

623久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/01(土) 00:40:43
【現在地】

  出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  絵 蛹                   ┃
┃              ______                      |                ┃
┃            [ ベンチ   黒1]                    |          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─┐ 墨        ッ        ┃
┃植│                                     │  │ │          ズ         ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │植│ │                    パ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │え.│ │          ス       パ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │込│ │          ペ         ┃
┃込│[8人席]   [白1]           [ 席 ] 白2    │み│ │           |         ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │         ス         ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]            黒2                      │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃
┃植│       │                 │                            ┃
┃え.│        │                 |         /⌒ヽ   ______    ┃
┃込│       │      ステージ.     │        { 樹 }  [ 休憩用ベンチ]..   ┃
┃み│       │                 │        ヽ_ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ┃
┠─┘       │                 │                ┌─┬─┬─┐    ┃
┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━┷━┷━┷━━┛
                                           自販機コーナー(右下)

624志染さなぎ『クリサリス』:2015/08/02(日) 00:12:09
>>622

「……ええ。そうですね〜〜〜〜……ここら辺にあることは分かっても、どこにあるかまでは分かりません」
細かい場所までは分からない。しかし……キッズスペースのどこかといえば、それは北側なんじゃあないか……と思っている。

さて。しかしどちらにしても……この周辺にあると分かった以上、他の場所に蝶を割く意味はない。
                     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
『クリサリス』の強み……それは、遠くにいる蝶を解除できるということ。
更に、その後蝶を再発現するのに要するインターバルは2秒。つまり『蝶』は、遠くから手元への移動に関してのみ、瞬間移動を可能とする……!

さなぎは蝶……白2以外を解除する。白2は普通に久染の元にまで直線移動させる。
そして2秒のインターバルの間に、こがねくろうドームを持ち上げて、その下を調べたい。
何かがあった場合でもなかった場合でも、『蝶』を出現させる。もちろん全てだ。

625久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/02(日) 01:31:36
>>624

  パタ パタ……

      「…………」


      背後から接近する『蝶(白2)』を一瞥した墨彦は、
      腰に巻いていた『パーカー』をほどくと、
      Tシャツの上にバサリと羽織り、フードを被った。

    

『蝶(白2)』の視覚から上記の光景を受け取りつつ、
さなぎは三匹の『蝶』を解除―――
そして『クリサリス』の『膂力』を行使する。


            ガシィ!


   エアードームの底に手をかけ、
   その『パワー』でもって『持ち上げる』!



                   グ・・・         オ オオ

全長『8m』のドームには、送風機から絶えず送られる空気が密に詰まっている。
そのため『片手で楽々』―――とまでは行かないが、
両手を使えばそれだけで、底を見渡すのに不便ない高さまで持ち上げるのは『たやすい』!


                         グィイ―――― ッ!


    「…………!
     やはりそのスタンドの『パワー』――」

     尋常ならざるその『膂力』を目の当たりにし、墨彦はグッと息を呑む。
     だとしてできることは何もないのだろう、
     傾ぐエアードームの様子を、一歩下がってただ静かに見守るのみだ。




さなぎは持ち上げたドームの底面に素早く目を走らせる。
だが―――異常を見つけることはできない。

視界には空気で満たされゆるやかなカーブを描く底面があるだけだ。
直下の『ゴムブロック床』も同様だ。
『宝』であるハチミツ瓶の姿も、あるいは『落書き』の姿も視界内に認められない。



      ズギュ!
                         ズギュ!
             ズギュ!



だがさなぎは結果に構わず、
『三匹の蝶』を迷いなく両肩から『再発現』する。



      「…………………!
       また『蝶』を――――!」


      背後にいる墨彦が漏らした動揺の声を
      監視役の『蝶』がさなぎへ届ける。



      「…………『残り40秒』!」



【残り時間 ―― 『40秒』】
【現在地】

626久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/02(日) 01:34:38

出入り口(西)                   出入り口(中央)
    │↑│       自販機コーナー(上)       │↑│
┏━┷━┷━━━━┯━┯━┯━┯━━━━━┷━┷━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃                └─┴─┴─┘                  絵 ∴蛹                 ┃
┃              ______                      |                ┃
┃            [ 休憩用ベンチ ]                      |          キ         ┃
┠─┐           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄               ┌─┐ │        ッ        ┃
┃植│                                     │  │ 墨          ズ         ┃
┃  │[8人席]          [ 席 ]                 │植│ │                    パ┃
┃え.│        [ 席 ]           [ 席 ]       │え白2 │          ス      パ┃
┃  │                    [ 席 ]                 │込│ │          ペ         ┃
┃込│[8人席]   [ 席 ]           [ 席 ]       │み│ │           |         ┃
┃  |               [ 席 ]                │  │ │         ス         ┃
┃み│        [ 席 ]           [ 席 ].         └─┘ │                ┃
┠─┘[8人席]                                  │                ┃
┃                                          └───────────┨
┠─┐        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ                            ┃
┃植│       │                 │                            ┃
┃え.│        │                 |         /⌒ヽ   ______    ┃
┃込│       │      ステージ.     │        { 樹 }  [ 休憩用ベンチ]..   ┃
┃み│       │                 │        ヽ_ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    ┃
┠─┘       │                 │                ┌─┬─┬─┐    ┃
┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━┷━┷━┷━━┛
                                           自販機コーナー(右下)

∴……『蝶』×3(自由に配置してよい)

627志染さなぎ『クリサリス』:2015/08/02(日) 20:38:10
>>625
『送風機』というのはどういうものでしょう?
扇風機のようなものをイメージすれば大丈夫でしょうか?

628久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/02(日) 21:18:45
>>627 (志染・回答)

大きさ・形状ともに、
『エアードーム』参考画像(>>551)の『右下』にあるものを
イメージしてもらいたい。
ttp://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/005/442/15/N000/000/008/141688587570848842177.jpg


プラスチック製のパイプを通じ、
現在も『エアードーム』内部に空気を供給し続けているのが送風音で分かる。
(それ以上のことは調べてみないと分からない)

記述し忘れていたが、『エアードーム』は正面が南向き。

629志染さなぎ『クリサリス』:2015/08/02(日) 22:56:13
>>629
ありがとうございます。

630志染さなぎ『クリサリス』:2015/08/03(月) 22:10:20
>>625
……下にはハチミツはない。まぁ、こんな簡単に見つかるはずもないが……。
とにかく、私はこのドームが一番怪しいと思いますぅ。だから……

「まずはここ……」
白1を、ドームの中を見渡させてから通気口に侵入させ、送風機まで行かせて探らせよう。
黒1はアスレチック……さっき探したところとは、逆サイドから侵入させてまだ探してないところを明白にする。
黒2は私の自由を確保するため一旦待機。久染さん、及び周囲の監視を任せましょう。
そして私は……。こがねくろうの頭部。私のパワーとスピードなら容易に飛び乗れるはずだ。ここを探ろう。
特におかしなもの、変わったことがなければドーム内の捜索に移る方がよいか。

……残り40秒、これで見つけられなかったらかなり厳しいが……。
正念場だ。ここまで来たら勝ちを狙おう。

631久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/04(火) 23:37:22
>>630


『残り40秒』から『35秒』までの『5秒間』、
墨彦の視界に映ったのは、


  ドーム内部とアスレチックコーナーへ散る『二匹の蝶の動き』、
  そしてエアードームを支えていた手を放した『さなぎの姿』。


それらを目の当たりにした瞬間、
墨彦はみずからの心の中に、『勝利の確信』が静かに広がっていくのを自覚した。

632久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/04(火) 23:44:31
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

精神の水面下にて、久染墨彦は『笑う』。



  「(フ、フフ…………先輩との『この勝負』。     .        . .
    僕はなにより『蝶』が恐ろしかった―――その『翅』が、その『飛翔』が!)」


              ┌──────────────────────────┐
              │久染 墨彦『インク・フィッシュ』 投稿日:2015/07/26(日) 12:28:0.│
              │  『蝶』! 『こいつらの存在』!       . . .           │
              │  想外』でカンペキに面食らったし、一瞬『 即敗北 』も覚悟した│
              │   けれど――― 『 こういう使い方 』 なら、まったく全然問題は│
              └──────────────────────────┘

                       ┌──────────────────────────┐
                       │久染 墨彦『インク・フィッシュ』 投稿日:2015/07/28(火) 23:04:1.│
                       │   . . ..                               │
                       │  飛べそう ですよねぇ〜〜〜〜〜』                    │
                       │  キセントリックな フレーズ に、墨彦の肩がビクッとした。   │
                       └──────────────────────────┘


           「(『蝶』を『上空へ飛ばす』こと。
             それが僕にとって一番恐ろしい『蝶の使い方』 (>>593) だった……)」



   「(でなくとも、僕は階段を走破する際に見せたあの『速度』で
     さなぎ先輩自身が『跳躍』することを恐れていた)」


                   ┌──────────────────────────┐
                   │久染 墨彦『インク・フィッシュ』 投稿日:2015/07/26(日) 19:18:1.│
                   │………………ヤッバ……」                      │
                   │           . . . . .                          │
                   │      その 『 人外の跳躍 』 を見た墨彦が驚愕の声を漏らし.│
                   └──────────────────────────┘



      「(だけどさなぎ先輩……………フ、フ、フフフ。
        僕は今の『蝶の動き』を見て、先輩の意識がまだ『平面』にあるってことを『確信』しましたよ。
        『ドーム』から手を離すべきでもなかった―――それが『最短ルート』だったのに!)」


                                               . . .. . ..
             「(まっ…… 僕があえて『インク・フィッシュ』の能力を示唆しつづけたのは、
               そうやって『底面』や『内側』へと捜索範囲を『誘導』するためだったわけで、
               この結果は僕の『作戦』がうまくハマったってことかな〜〜〜〜ッ!)」



                . . . . . .. . .. .. .. .
         「(そして 飛ばない蝶なんてイモムシと同じ! 

           残り『32秒』!
           先輩の『意識』と『蝶』、そのまま最後まで『平面』に
           へばりついていてもらうッ! )」



    「(この勝負、僕の!)」


        「( 僕 の 『 勝  ――――――――――――

633久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/04(火) 23:50:10


                       グ
                      グ
                       グ
                   ・
                   ・
                   ・


  『蝶』の操作を終えた『さなぎ』は次の瞬間、両足に篭めていた力を『解き放つ』。
  『クリサリス』の身体能力、そのすべてを注ぎ込んで『空へ』!



                  ド
                 バ   
                 ッ  /
                   ・




          「 『 勝―――――― か、…か……」


  墨彦が目にしたのは、
                      . . . . .
  彼がもっとも恐れていた『五匹目の蝶』が飛び立つ姿!




             「  『な』! 」




                  「 『にィィィィィ――――――――――――― ッ!?』 」




    地上の墨彦の『絶叫』が『蝶』を通じて耳に響く。
    だが空を疾駆するさなぎには、眼下の状況などすべて瑣末な情報だ。
    ドームの『一階部分』を足場にし、頂上へ向けてさらに加速する!



                       シュ ォォォォオオオ―――――――――― ッ!




   『クリサリス』で風を貫き、『さなぎ』は空を舞う。



                       『7m』
                           ・
                           ・

                       『8m』
                           ・
                           ・


                       『9m』  ――― 『最高到達点!』



    『ドーム』頂上を見下ろす高度――瞬間、『反射光』がさなぎの視界を射した。
    その違和感を見逃さず、さなぎは光の方向、ドーム頂上中央部へ目を向ける。

    果たして、『エアードーム』の頂点にあったのは―――




                           _l_
                            l    キラ…



                  『紫』色 の 『×印』!


               『ビニールテープ』で封印された、
                 紛うことなき『宝』の姿!



                           . . . .
                ―――― 『見つけた』!

634志染さなぎ『クリサリス』:2015/08/05(水) 19:43:59
>>631-633

蝶のように舞い――――とはいかずとも、空へと跳び上がるさなぎの耳に、久染の絶叫が響き渡る。
少しびくっとするが……しかし、それでさなぎは『確信』する。
『宝』は上にある……!

そしてその予感通り。フクロウの頭の上に輝く『宝』! 見つけた。着地して回収だ。

「よ……っと!」
精密性はCだが、柔らかいドームの上に着地する分には問題ないだろう。
まさかハチミツを踏み割るなんてヘマはしまい。

「『樹液』も『花の蜜』も上にあるものですけれど……だからってこんなところに隠すだなんてぇ……」

そっとビニールテープを剥がして宝―――レンゲのハチミツを回収し……。

「なかなか味な真似をしますよねぇ〜〜〜〜〜〜」
しっかりと抱える。

「よっと!」
そっとこがねくろうの頭部から降り……

「やりましたぁ〜〜〜〜〜〜! この勝負、私(タテハチョウ)の勝ちですねぇ〜〜〜〜〜! うふふっ」
さなぎはとても嬉しそうだ! 大好物を手に入れられる喜びで顔が綻んでいる。
喜びの声を漏らしたところで、もう使わないので『クリサリス』を解除する。
久染の傍にある蝶も、同時に消えるだろう。

「しかし、まさか上に隠すだなんて……全く予想できませんでしたよぉ。いい勝負でした。ありがとうございました〜〜〜〜!」
久染に近づき、そう言いながら、はにかんで右手を差し出す。
試合が終われば『揚羽も立羽もない(ノーサイド)』。つまり『握手』を求めているようだ。

635久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/05(水) 20:58:34
>>634

  ビニールテープを剥がしてハチミツ瓶を――念願の『宝』を取りだすさなぎ。

  すると岩陰に隠れる恥ずかしがりやの『イワナ』みたいに、
  宝の下に潜んでいた『四匹』の『落書き』がひょっこり姿を現した。
  それがこの頂点までの『運搬』につかった『四匹』――というわけだ。



宝を片手にドームから飛び降り、華麗に着地するさなぎ。
すると地上にいた墨彦は『ぐげぇ〜〜〜〜〜〜〜〜』。


il|li ○| ̄|_ il|li


もしくは、『あぅあぅあぅ…………』という擬音が似合う状態だったが、
さなぎがスタンドを解除したのを見て自身の敗北を受け入れたのだろう。
ぐぐっと立ち上がると、悔しそうな笑顔を浮かべながらもさなぎと向き合った。


「…………おつかれさまでした。この勝負―――
 さなぎ先輩、あなたの『勝ち』です。
 こんなに『悔しい』のは『インク・フィッシュ』を使えるようになって初めてですよ。
 でも、…………本当にいい勝負でした」


差し出された右手にこちらも応じる。
『Gペン』の刺青が入った掌で、さなぎの手をグッと握りしめる。


「カメラの向こうでさなぎ先輩が『スタンド』をまとったとき、その『蝶』を出されたとき、
 『目隠し』をされたとき、ドームを『揺すられた』とき………僕、ほんとにドキドキしましたよ。

 楽しい………心の底からシビれる『9分30秒』でした」


いつの間にか墨彦の表情にあった悔しさはスカッと抜け落ち、
目の前の少女の健闘を称える純粋な笑顔になっていた。


「よかったら……さなぎ先輩、次もまた遊んでくれますか?」

636志染さなぎ『クリサリス』:2015/08/05(水) 21:52:57
「ええ、私も……。既に推理した情報で『3分』取られちゃったときは『やっちゃったぁ……』って思いましたし、
新情報を1分半で買い取るかどうかは本気で悩みましたよぉ……。
『隠し場所がドームである』っていう予想が当たっていなければ、あそこであのかすれた絵のことが脳裏をよぎらなければ……膝をついていたのは私の方だったかもしれません。

うふふ、どっちが勝ってもおかしくない名勝負……本当に楽しかったですよぉ。年甲斐もなく燃えちゃいました」
齢はそんなに変わらないけど。
久染の手を握り返すさなぎの手の甲には、大方の予想通り『蝶』の刺青が彫ってある。

「流石は『漫画家志望』……『楽しませる』のがとっても上手ですぅ。隠す役(アゲハ)を久染さんに任せて正解でしたよぉ」
楽しい勝負を提供してくれた久染を讃える。

「うふふ、もちろんですぅ! また遊びましょう!」
笑顔で答える。熱い勝負の後、お互いを讃えて『友情』が芽生える……『週刊少年ジャンプ』的な展開だ。
久しく染まる少年と、志が染まる少女。ハチミツ探しを通じて、二人は確かに友達になった。


「あっ、そうだ。久染さん、もしよかったら『赤外線』しません?」
と、連絡先の交換を持ちかけるさなぎ。

637志染さなぎ『クリサリス』:2015/08/05(水) 21:53:51
>>636
>>635

638久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/05(水) 22:39:42
>>636


   ギュ―――― ッ


さなぎの手の甲の刺青が目に入るが、墨彦は特に何も触れない。
彼女がそうしないように、それはきっと今は話さなくてもいいことだ。
『友達』と身の上を語りあう機会なら、これからたくさんあるはずだろうから――― と。


>「流石は『漫画家志望』……『楽しませる』のがとっても上手ですぅ。隠す役(アゲハ)を久染さんに任せて正解でしたよぉ」


            「うッ……!」


「…………ヘヘ、ヘヘヘ。
 な、なんですかそれ……! そ、そ、そんなにホメたって何にも出ませんよ――――っ」


  さなぎのド直球なホメ言葉に思わず赤くなり手を振る墨彦。
  マンガ家志望の墨彦にとって、まさしく
  自分の『エンターテイメント性』をホメられるのは『一番うれしい』ことなのだった。


「で、でも……嬉しいです…………ヘヘ。
 こちらこそ、最後まで付き合ってもらってどうもありがとうございました!」



         ペコォ―――――― ッ


髪をガシガシ掻いて真っ赤になった自分の顔をごまかしつつ、
墨彦はさなぎに礼を返す。



「赤外線…………ああ、連絡先ですね?
 もちろんいいですよ―――」


スマホを取り出し、さなぎと連絡先を交換しながら、ふと墨彦は空を見上げる。
ハチミツひとつでこんな出会いがあるなんて、最初は思ってもいなかった。

気づけば一面曇り模様だった空の隙間から、鮮やかな夏の太陽が覗き始めている――……

639志染さなぎ『クリサリス』:2015/08/05(水) 23:10:07
>>638
「『久染さん』……っと。よし、『登録完了』ですぅ」
登録しながら、久染に倣いさなぎも空を見る。

「あら、晴れてきましたねぇ」
もしもさなぎがあのまま普通にハチミツを購入していたら。
あるいは、善意で久染にハチミツを譲っていたら。
こんな出会いはなかっただろう。『DIONモールで見かけた人』『先輩と後輩』くらいの関係だったはずだ。
人と人とのつながりは、どこで何によってもたらされるか。分からないものだ。

ハチミツをきっかけに会い、ゲームをきっかけに友人になる。太陽もそれを祝福しているようだ……。

640久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/06(木) 00:21:49
>>639

「あ………ほんとですね。
 今日からしばらく、いい天気が続きそう―――」


さなぎともに、しばし屋上から夏空を見上げる墨彦。

不思議な縁を通じて友人になった二人のあいだに、
束の間おだやかな時間が流れ―――――かけたところで、



   「 …………って僕、

    他にもおつかい頼まれてたの忘れてた ――――――― ッ ! 」



とつぜん自分の目的を思い出して大声をあげる墨彦。
そう、彼は『おつかい』でモールに来ていたのだった!


「急に大声出しちゃってごめんなさい、さなぎ先輩!
 でも僕、急がなきゃーッ!」


ペコォーと頭を下げたあと、
ドタバタと転がるように駆け出す墨彦。

出入口に向かって走りながら、墨彦は早戻しのように
屋上にまき散らかした『落書きの魚』たちを元いた棲み家へ――
『スケッチブック』へと次々引き取っていく。



  「じゃあ―――さなぎ先輩、また!
   今度はもっと『普通に』遊びましょうね!

   あるいは、もっと『奇妙』な遊びでも、僕はぜんぜんOKですけど―――ッ!」



墨彦は振りかえり、ぴょんぴょん飛び跳ねながらさなぎに向かって叫ぶ。
最後にブンブンと大げさに手を振ると、墨彦は屋上出入口から去っていく。




  空にはすっかり夏の太陽。
  今日は最後まで気持ちのいい天気になりそうだ―――そんな予感を覚えながら。

  不思議な縁を通じて友人になった二人は、ゲームの舞台を後にするのだった。




              『志染さなぎ』 と 『久染墨彦』        ⇒  『友達になる』

              『アゲハとタテハのハチミツ探しゲーム』  ⇒  『Good Game (おしまい)』

641久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/06(木) 22:42:16

>>547で久染が送信した拍手内容は、以下の通り。


┌─────────────────┤拍手開示├───────────────────┐
│                                                                  │
│  ハチミツの隠し場所は、キッズスペースにある『エアードーム』の『頂点』。                     │
│  ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org453540.jpg                                │
│                                                                  │
│                                                                  │
│  普通の人間だったらどーやっても隠せない場所だが……                           │
│  僕なら『インク・フィッシュ』をドーム表面に走らせ、                                │
│  そのまま頂点まで『運搬』させてやればいい。                                │
│                                                                  │
│  位置固定用テープはあらかじめハチミツ瓶に貼っておき、瓶ごと『沈没』させて運ぶ。           .│
│  頂点についたら沈没を解除して、                                            │
│  浮上したテープをあらためて『魚』で引っ張ってベッタリ貼り付ければOKだ!                   │
│                                                                  │
└─────────────────────┐┌───────────────────┘
                                ││
      ┌──────────────────┘└───────────────────┐
      │                                                            │
      │  なおこちらが想定するさなぎ先輩の回収手段は、                             │
      │                                                            │
      │     『送風機を外して空気を抜き、ドームをペチャンコに萎ませて取り出す』            │
      │                                                            │
      │  というもの。                                                    │
      │                                                            │
      │  なのでこの隠し場所、                                              │
      │  ルール(5):『探し手が取り出せない場所に隠してはならない』に抵触するのでは?       │
      │  という疑義に対しては、                                            │
      │                                                            │
      │   ルール(6):『ただし取り出せる条件が明示されているなら可』を満たすので問題なし!     .│
      │  と答えられるはずだ。                                             │
      │                                                            │
      └──────────────┐┌───────────────────────┘
                              ││

642久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/06(木) 22:44:20
                              ││
┌─────────────────┘└────────────────┐
│                                                    │
│  唯一不安材料があるとすれば―――                            │
│  『クリサリス』の運動能力を使われたら、                          │
│  普通にジャンプしただけでエアードームの頂点ぐらい軽く越えてしまいそう、    │
│  ってことだ………。                                      │
│                                                    │
│  さなぎ先輩が屋上に到着したら、                                  │
│  なんとしてでも彼女のスタンドを解除させるか、                      │
│  どうにか『ジャンプ』をさせない方向に誘導していかなくては………           │
│                                                    │
└───────────────────────┐┌──────────┘
                                    ││
                                    ││
                                    ││
          ┌──────────────────┘└──────────────────┐
          │                                                          │
          │  ちなみに:                                                   │
          │  最初は自分が腰に巻いている『パーカー』を隠し場所とする予定だった。           │
          │   (『インク・フィッシュ』の『接着』によってパーカーのフード内にくっつける)            │
          │                                                          │
          │  屋上内に隠したと言いつつ、                                    │
          │  実は『一緒に同行する隠し役が肌身離さず持っていた』、                        │
          │   というのは、探し手の『思考の隙』を突くいい回答だと思っていた、の、だが……        │
          │  直前で『ルール(15)』が『宝の【座標移動】の禁止』になってしまったために断念。      │
          │                                                          │
          │  現状セカンドベストの案だけど、果たしてどこまで通じるか……。                  │
          │                                                          │
          └──────────────────────────────────────┘

643久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/06(木) 22:46:45

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


    なお――――
    あまりにもさなぎの到着が『早すぎた』ために、
    実はさなぎが屋上に姿を見せた段階では

    墨彦はまだ 『宝を隠しきれていなかった』。

    そのあたりの詳細もふくめ、墨彦視点でのゲームの行動解説は以下。


                     ↓ ↓ ↓

644久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/06(木) 22:58:24

     くコ:≡                            くコ:≡
   〜〜〜〜〜〜 墨彦視点での行動と思考の流れ 〜〜〜〜〜〜
     くコ:≡                            くコ:≡



>>543-544 【隠し場所に悩む】

  拍手にあるとおり、直前に変更された『ルール(15):宝の座標移動の禁止』のせいで
  当初予定していた『自分の衣服に隠す』プランが使えなくなり迷いまくっている。(PLも)

  『チラ』『あそこも良さそう』と言及しているのは南東の『樹』の上方、枝部分のこと。
  しかし直後に言及しているように、『高所』に隠すのはさなぎの服装から心理的抵抗があった。

  最後に思いついた『逆転の発想』というのは、目立つ『木』ではなく『根元』に隠すということ。
  この段階では、『派手なエアードーム(=目立つ木)』の『底面(=根元)』に『沈没』させて隠す予定でいた。

                ※ ちなみに『グ・・・』はエアードームを軽く持ち上げた時の音で、
                   後にさなぎが同様の行動を行ったときも『同じ音』がしている。(>>625


>>547 【隠し場所の決定】

  しかし直後、ルール(13)のせいで沈没秘匿は不可能なことに今さら気づく。(PLも)

  『……オオ』とは、足元にある『送風機』の『ブオオオ』という『送風音の断片』であり、
  ガクーと膝をついたことで墨彦の耳に聴こえてきた。
  (後に>>625でドーム背面に近づいたさなぎも、やはり『同じ音』を聴いた)

  直後の墨彦のセリフの補完は『こんな単純な仕組みで膨らんでいるのか』。
  ここで墨彦は『空気を抜けるならルール5をクリアできる』という発想を得て、
  『魚で高速運搬して、ドームの頂上を隠し場所にする』ことを思いつく。

  スマホを取り出し、急いで自分と宝を『高速運搬』して離脱するのだが、
  直後のさなぎの行動が早すぎたため、彼女の到着時点で『どちらも完遂できなかった』。



>>552 【ヘッスラ姿でさなぎをお出迎え】

  早すぎるさなぎの登場に思わず『急ブレーキ(運搬中止&解除)』して離脱は中断。

  だが離脱直前に墨彦はスマホを『セルフカメラ(自撮り)』モードに切り替え、
  離脱しながら自分の『背後』にあるエアードームの姿を『視認』しつづけられるようにしていた。
  そうしてさなぎが屋上に到着した後でも、
  『宝の運搬』は隠れてコソコソ(さなぎに気付かれないようドームの背面側で)続いていた。

      ⇒メール欄 『selfie=自撮り』 『sneak up behind=背後でコソコソ』

645久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/06(木) 22:59:59
>>555 【さなぎを見上げてスマホをお手玉】

  墨彦のスマホ操作の効果音『クイクイ』は、
  スマホの『画面』をタッチ操作しているのではなく、スマホの『角度』を操作していることを表している。
  そうやって背後にある『エアードーム』の視認と『魚』の操作を続けていた。
         ※ のちに墨彦がスマホを『覗きこむ』際にも、似たような効果音が聴こえる。(>>601


  また直後にスマホをお手玉した際に出た『パシャッ』という効果音は、
  実はさなぎの接近に慌てて『誤操作でカメラのシャッターを切ってしまった音』。

  なのでもしこのとき墨彦から『カメラを取り上げた』のであれば、
  『エアードーム上方を登る魚の影』をとらえた『一撃必殺の証拠写真』をゲットすることができた。

  『スカート』を見上げて照れる描写は、>>544とあわせて
  捜索範囲から『高所』の意識を外してもらうためのPLからのちょっとした引っかけ。



>>560 【所持品&足元を調べる】

  『ドキドキ』しているのはさなぎの>>559の予想『墨彦の所持品に隠す』が『実は直前までドンピシャ』だったから。


>>562 【足元にあった崩れた落書き】

  平常時なら6匹ともちゃんと『転写解除』できたのだろうが、
  今回はさなぎの早すぎる登場による『急ブレーキ解除』、そして『離脱』と『秘匿』の『同時操作』だったために、
  一番後方の1匹だけ乾燥度をうまく調節できず、『転写』に失敗。

  後の>>618で分かるように、墨彦は急ブレーキの慣性でそのままズボンの膝あたりで『擦って』しまった。
  『作品毀損』のため『魚化』は解除、一匹だけ『半分インク』に戻っていたのはそれが理由。。



>>570 【墨彦モノローグその1】

  『インク・フィッシュ』の能力をあえて早いうちに教えた『もう一つの理由』とは、
  さなぎの捜索意識を『上空』ではなく『床面』『足元』などの『平面』に向けてもらうため。

646久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/06(木) 23:03:12

>>581 【目隠しされる】

  墨彦も考えてもいなかったさなぎの『妙手』で、マジでビックリしている。(PLも)
  さなぎが言及していない『落下音』『風の音』にまで触れているのは、
  ここで『音』に意識を向ければ『送風機の音』が聴こえる、というヒントのつもりだった。


>>584-585 【揺すられるドームにぎょっとする】

  墨彦が敗北の恐怖をもっとも強く味わったシーン。
  頑なにドームに『接近』しないのは、実は揺すられて『宝』が落ちないように
  ドーム頂上にいる『魚』を必死に操作しているから。(>>625で『一歩退がって』いるのも同じ理由)

  なのでもしこの時『蝶』で墨彦の様子を監視していれば、
  墨彦が『ドームの上方をハラハラ見上げている姿を確認できることになっていた。


>>587 【墨彦の本音の反応1】

  墨彦が考えていたさなぎの勝利法は『空気を抜いて萎ませる』『頂上めがけて飛ぶ』の二つだけで、
  『力任せにドームを転倒させる』のは墨彦にとって想定外の『第三の勝利法』だった。
  『蝶』が聴き取った墨彦の呟きはこれを指している。  
  >>625でも『ドームを持ち上げるパワー』を警戒しており、>>632の『手放さないのが最短ルート』もこの『転倒』を指す。


>>589-592 【二度目の取引打診】

  このタイミングで自分から『もう一つの能力』をバラしたのは、
  さなぎが『アスレチックジム』を登ることで『高所からの捜索』を思いつくかもしれない、という危惧から。
  また、みずから進んで『高速運搬』の存在をチラつかせることで、
  『キッズスペース』以外に捜索の目を向けさせることも狙っていた。


>>601 【座席とステージを探すさなぎを見て笑みを漏らす】

  この『笑み』は>>604で触れたように、『どちらも本命に至らないことから来る余裕の笑い声』。
  他にも墨彦の『視認範囲』をチェックできるなど、『蝶による監視』は実際かなり有効な一手だった。


>>611 【ラストスパート】

  後に>>632で触れたが、この時の墨彦は警戒過多状態だったため、
  『飛べそう』というフレーズだけに過剰反応してビクッとしている。

647久染 墨彦『インク・フィッシュ』:2015/08/06(木) 23:06:25

   『アゲハとタテハのハチミツ探しゲーム』


                『志染さなぎ』 ⇒ 『WIN』!

648稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/30(日) 01:00:00
GMつきで対戦者募集。
細かい点は相手が来てから一緒に考えたい。
なお、レスはあまり早く出来ないですが、ご了承ください。

649鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/30(日) 23:55:34
>>648

お相手がいないのでしたら僕でもいいでしょうか。

650黒畝:2015/08/30(日) 23:58:04
お二人がよければGM請け負います。

651稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/31(月) 00:01:13
>>649-650
ありがとうございます。
よろしくお願いします。

652『青き陽』対『鈴生り』:2015/08/31(月) 00:42:33
双方の合意が得られたので、以下のルールでバトルを行います。
なお、このルールは『能力相性の悪さ』をカバーするためのモノです。

・鈴元PC先行、遅れて稗田PCのレスで開始。

・鈴元PCは6レスの間『準備期間』を与えます。
 この間に『仕込み』を行うことを許可します。
 尚、『仕込み』は短縮して1レスで完了します。『拍手』推奨。

この前提で、ステージに欲しいものなどがあるなら指定をお願いします。

653鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/31(月) 01:02:27
>>652

ステージの場所にもよりますが開けた場所なら障害物をお願いしたいところです。
また風があれば嬉しいです。

『準備期間』の『仕込み』についてですが
Aの場所で行われた『仕込み』がどれだけの量になろうとも『1レス』で終わらせ
次の行動に移るという認識でよろしいでしょうか。

654『青き陽』対『鈴生り』:2015/08/31(月) 01:06:29
>>653(鈴元・回答)
概ねその理解で構いません。
ただし、あまりに『過剰な仕込み』はGMから失敗裁定、もしくは未完了判定の可能性があります。
目安としては『十数分〜三十分内』程度に終わるなら1レスで終わることにします。

655稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/31(月) 01:32:46
>>652

「攻城戦みたいなもんか……」

ある程度の広さがあれば嬉しいです。
他に希望とかはないです。GMにお任せします。

656『青き陽』対『鈴生り』:2015/08/31(月) 01:38:13
>>ALL
了解しました。追加で条件として――

・稗田PCの所持アイテムは『一つまで』。
 鈴元PCの所持アイテムは『制限なし』。

これは問題ないでしょうか?

657鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/08/31(月) 01:45:55
>>656

僕はハンデをいただいている側なので問題はありません。

それと拍手推奨ですが
『仕込み』の細かい部分は拍手に書いて、大まかな部分はレス内で行うという事でしょうか。

658稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/31(月) 01:46:44
>>656
問題ありません。
GMが適切だと考えるのでしたら、従います。

659『青き陽』対『鈴生り』:2015/08/31(月) 01:51:05
>>ALL
受理いただけましたので、アイテム所持のルールもこの通りとします。
追加で、これはパラレルでの『戦闘訓練』を行っている、という設定で行います。

>>657(鈴元・回答)
それに関しては『自由』で。
『擬音』のみ書いて、具体的な行動は省く、などもありです。

660『青き陽』対『鈴生り』:2015/08/31(月) 02:12:28
     ビ ブッ
┌─────────────────┐
│                                  │
│                      L e         .│
│                C e r c l e        │       ピッ
│                R o u g e.       │
│  ┌───────────────────────┐
└─|仮想スタンド戦闘アプリケーション                 |
    │.《ル・サークル・ルージュ》(紅い輪) ヘ ヨウコソ     .│
    │プレイヤー名 ト スタンド名 ヲ 入力 シテクダサイ      │
    │                                              │
    │NAME ≪  ≫                            │
    │STAND≪  ≫                         │
    └───────────────────────┘

┌──────────────────────────────┐
|今回ノ ステージハ..... 『プラム林と小さな家』 デス            │
|ttp://dl1.getuploader.com/g/goldenrectangle/65/826.png             |
|                                                            │
└──────────────────────────────┘

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ステージに関する補足――――

・『プラム林』の木々の生え方は描かれていないで、AAで補足します。
 概ね原作と同じ状態であると理解してください。

・風は北風(北=マップ上方)が吹き込んでいる状態です。
 基本的には『微風』(軽いモノなら宙を舞う)。
 時折、『ひときわ強い風』(紙箱程度なら宙を飛ぶ)が吹いてきます。
 もちろん、遮蔽物がある個所では風の影響も減じられます。

661鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/01(火) 00:05:43
>>660

最近悪い夢を見るようになった。
拳銃を持った男に殺されたり、どこかで見たような女生徒に殴られたり
スカウトした女性に気絶させられたり、塩緑茶をかけられたり
左肩を切られたりする夢を見た。現実にはカビ人間に襲われた。

今の鈴元にはいざと言うときに必要な強さが欠けている。
優しいとかではなく純粋な殴り合い、闘争の能力に欠ける。
もう友を傷つけないために、強くなるのだ。

NAME ≪鈴元 涼≫     
STAND≪ザ・ギャザリング≫

「店番、今日はお休み。」

本体
鈴元 涼

外見:外見:肩ほどまでの癖毛。
    和服(長襦袢+長着+帯) 中羽織
    足袋に草履

持ち物:風呂敷×2 扇子(帯で挟んでおく) 

スタンド
『ザ・ギャザリング』
手で揺らしたものを『目を奪い』心も奪う『花びら』に変える能力。

破壊力:C スピード:C 射程距離:B
持続力:D 精密動作性:C 成長性:B
能力詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/699

662稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/01(火) 00:15:51
>>660

      ピ
       ピ

NAME ≪ ヒエダ レンヒメ ≫                           
     STAND≪ ブルー・サンシャイン ≫ 

             ピッ

「体感型ゲーム……えひ。
  やらない手はないだろ、ゲーマー的に考えて。」

―――――――

掌に水晶様の『結晶』を備えた人型のヴィジョン。
結晶から生み出す『光球』で、浮かぶ物ならなんでも削り取る能力。

『ブルー・サンシャイン』
破壊力:E スピード:C   射程距離:C(6メートル)
持続力:D 精密動作性:B  成長性:C

『光球』
破壊力:なし(削り及び衝撃波:D〜B) スピード:B〜D 射程距離:C(ヴィジョンから10メートル)

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/700-701

持ち物:炭酸ジュース(缶のドクターペッパー)
外見:黒髪ロング。人形っぽい顔つき。
    青いフレームのメガネ。
    ドットでゲームキャラが描かれた水色のシャツ。
    黒い長ズボン。

663『青き陽』対『鈴生り』:2015/09/01(火) 01:00:00
>661(鈴元)

     チチチチチ・・・・・


┌─────────────────────┐
|プレイヤー認証....完了                  │
|現在 待機中ノ プレイヤー...一名ヲ確認       │
|                                          │   ピボッ
|マッチング開始....オートマッチング起動      │        ピロロー
│                    ┌───────────────────────┐
└──────────│.....マッチング完了                       │
                      │プレイヤー:鈴元ヲ 仮想戦闘空間ヘ 移行シマス      │
                      │ハンデマッチ 先行 鈴元  対戦相手ノ 出現ニハ     │
                      │若干ノ 経過時間 ガ 生ジマス                   │
                      │                                              │
                      │.....ゴ武運ヲ 祈リマス                       │
                      └───────────────────────┘

                               ピピンッ ピィィ――z_____ッ

甲高い笛のような音が響き――『鈴元』の意識が『飛ぶ』。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ドギュンッ!


『鈴元』が立っているのは『プラム林』の間の道だ。
周囲の林には鈴生りに『プラム』が生り、風に揺られている。


        ヒルルルゥ――ッ


まっすぐ進めば、その先にある小さな一軒に辿り着けそうだ。
木造の家で、経ててから何年も経過したのか、だいぶ壁が劣化している。

現在地:マップ『J区画』の路上


>662(稗田)

     チチチチチ・・・・・


┌─────────────────────┐
|プレイヤー認証....完了                  │
|現在 待機中ノ プレイヤー...一名ヲ確認       │
|                                          │   ピボッ
|マッチング開始....オートマッチング起動      │        ピロロー
│                    ┌───────────────────────┐
└──────────│.....マッチング完了                       │
                      │プレイヤー:稗田ヲ 仮想戦闘空間ヘ 移行シマス      │
                      │ハンデマッチ 後攻 稗田   仮想空間へノ 移動ニ    │
                      │若干ノ 待機時間 ガ 発生シマス タイムカウント 起動  │
                      │                                              │
                      │.....ゴ武運ヲ 祈リマス                       │
                      └───────────────────────┘

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

       ドギュウンッ

『稗田』は気づくと、何もない空間に立っていた。
目の前には『深紅のデジタル数字』。カウントが進行しているようだ。


         ピッ
                  ピッ

           ピッ

                      ピッ

             ピッ

                     ピッ


これがゼロになれば――ステージに降りたつことが出来るだろう。

664鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/01(火) 01:16:35
>>663

「さて、いこか。」

とりあえず目の前の家に向かっていく。
到着後は本体は入り口を探す。
『ギャザリング』を発現し、家の壁の下部を蹴る(パス精CCC)
老朽化しているようなので一応壊せるか調べておこう。
行く途中で『プラム』を2つ手に取っておく。

665稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/01(火) 01:26:35
>>663(GM)

「ロード時間短……えひ、いいじゃん……」

マッチングされた。ついにゲーム開始――

「……えひ?」

        「ハンデマッチぃ……
           ……ガチ勢じゃないのかな。」

  「僕もスタンドで戦うとかは……
   ふつうにガチ初心者なんだが……」

丸きりの武闘派スタンドではないのだろう。
・・・・まあ、いい。

「ハードモード…… 
 その方が、燃えるってこともある……
 えひ、マゾゲーマーじゃなくてもな……」

陰気に笑む恋姫。
時間が来るまで、座っている。

666『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/01(火) 01:49:26
>>664(鈴元)
『鈴元』は目の前に見えている家に向かって歩いていく。

         ザク  ザクザク

近づいてみると、老朽化が激しいのが目立って見えた。
壁の塗装もところどころ剥がれ、壁板自体も毛羽立っている。
窓ガラスも割れており、突き出した屋根の縁を支える柱も歪んでいる。

近づきがてらに足元に落ちていたプラムを二つ拾い上げてから……


               グォ ォ ッ

『ザ・ギャザリング』が壁に全力の蹴りを叩き込んだッ!


         バッギャアアッ

覚えた感触は――『脆いッ』。一撃で壁に大穴が空いた。
大きさとしては直径30センチを少し超えるぐらいだろうか。

その間にも鈴元自身は入口の方へと回り込んでいく。
玄関入口は床より高くなっており、数段の段差を上がる必要がある。
その板自体もかなりぼろいようだ。足を踏み抜きそうなほどに……

(※周囲にある物品は原作SBR八巻を参照すること。)

667鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/01(火) 23:56:06
>>666

「いや、ここに住むお人さんは不便やないやろか。」

こうも簡単に壊せてしまうとは思わなかった。
段差が足で踏み抜けそうなら揺らせられるか試してみるのもいいだろうか。

「まぁ、入ろか。」

鈴元はプラムを段差に投げる(パス精CCC)。潰れればいいが、潰れなければ放置しておく。
その後は部屋に侵入し、以下の物品を探す。

・『マッチ』などの火種。
・薪割りを住人がしているなら使っているであろう『斧』

『ギャザリング』は『コルト』を手に取る。

668『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/02(水) 00:47:21
>>667(鈴元)
まず、鈴元自身が全力でプラムを段差に投げつけた。

       ボヂョッ!

熟れているので半ば潰れ、半分無事、といったところだ。
完全に潰れて残骸になる、というほどでもない。
中の種が露出して、段差の板に張り付いている。
力を懸けると、思った以上に耐え、踏み抜けることはない。

          ミシ  ミシシ  ビシッ

…………負荷は十分にかかっている。
瞬間的に多大な荷重でもかかるか、重量物でも乗ればそのまま折れそうだ。

       キィ

中に入る――見渡すと、マッチと斧が目に入った。
マッチは大きな箱入りで、中に数百本のマッチ棒が詰め込まれている。
斧は片手で扱えるほどの大きさだが、ところどころ刃が欠けている。
薪ストーブがあるところからしても、かなり酷使されたようだ。
それでも、柔らかいモノを伐る分には、十分に用に足りそうだ……


             カタリ

コルトを『ギャザリング』に取らせる。六連装の輪銅式式弾倉の拳銃だ。
予備の実包は周囲になく、装填された弾がすべてのようだが……

銃を真正面から見ると、装填数が判る。入っているのは『二発』。
撃鉄を起こして弾倉を回せば、更に一発。装弾数は『三発』だ。

669鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/02(水) 01:27:05
>>668

さて、潰れた果物の汁で転んでくれでもすればいいが、そうもいかないだろう。
踏み抜けそうな床板だが踏み抜いてしまえば、面倒くさい。
まぁ、出来るという事は重要だ。出来ないよりはよっぽどいい。

(物騒やねぇ。)

『ギャザリング』は弾丸を1つだけ抜き取る。
そしてその弾丸の先端部分のみを『花びら化』。
たしか先端がくぼんだ弾丸があったはずだ。ホローポント弾とか言っただろうか。
それを作れないか試みる。

本体はマッチ箱を風呂敷で包み、斧の先端部分にくくる。
これで1つにまとめることが出来る。
そして斧を持って棚に近づき、その中身を確認する。
ロープも拾っておこう。

670『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/02(水) 01:47:44
>>669(鈴元・確認)
棚に置いて欲しいモノ、目当てのモノがある場合、その提示をお願いしたい。
また、欲しいものがある場合は事前に提示した1レス内の時間で探せるか判定する。
ない場合は、ハッキリとなかったと判定する。

(※探す時間で猶予時間の消費を避けるための処置。)

671鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/02(水) 23:30:34
>>670

ガラス製のコップを探します。

672『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/02(水) 23:55:07
>>669(鈴元)
実が一つ潰れた程度では、滑るには足りなさそうだ。
もっと数があれば判らないが、指で数えられる数では足りなさそうである。

   チリ リ・・・
               コッ

君は弾丸を一つだけ抜き取り、『花びら化』を行う……


               ハラリ  ハララ ハラァ・ ・ ・ ・

問題なく作れた。弾頭が抉られ、君の想定する形状を取る。
更にマッチ箱を風呂敷で包んでから、斧の先端部分に括りつけた。
棚に近づくと、ガラス製のコップや瓶の類が突っ込まれている。

ロープを拾い上げる。麻製でかなり使い込まれているようだ。
丸めてある為、長さはざっと見だが、30メートル以上はあるだろうか。

673鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/03(木) 00:31:19
>>672

「……敵さん。おるんやろか。」

鈴元は瓶を二本手にとってバケツに入れておく。
風呂敷(マッチ箱包み)も入れる。
紐は端を持って伸ばしておく。
そのまま小屋から出る。

『ギャザリング』は本体から斧を受け取り、刃の部分を『花びら化』
欠けた刃を『花びら化』で刃を研いで鋭い状態にする。
銃弾は銃に戻しておく。

674『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/03(木) 00:51:05
>>673(鈴元)
瓶を二本手に取り、バケツの中に入れた。
(瓶の形状は自由。保存用の広口瓶や飲料用など。)
風呂敷も中に入れ、紐は解きながら、外に出ていく。

         ギシ  ギィ


小屋から出ながら、『ギャザリング』も動いた。
『斧』は『花びら化』を行うことで刃を研ぎ、切れ味を蘇らせる。

  ヒラ  ヒラヒラ  ヒラリ

                  ホワアァ


金属の花びらが散り、刃が鋼の輝きを取り戻した。
まるで新品同様。叩き込めば、硬いモノでも両断できそうだ。
銃弾は中に戻し、再度三発装填した状態にする。

敵の出現は――『感覚で判る』。
位置は不明だが、現れたのなら判る、というのを君は理解した。
おそらくは『仮想戦闘』故だろう。感覚で伝わってくるらしい。

675鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/03(木) 01:07:47
>>674

瓶は空瓶ですか?

676『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/03(木) 01:10:48
>>675(鈴元)
中身入りか、その内容も含めて自由とする。

677鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/03(木) 01:21:38
>>676
回答に感謝します。

>>674

「こう、お相手さんを待ち伏せしてるみたいやね。」

「事実やけど。」

本体は飲料用の瓶(中身入り)を二本バケツに入れておく。

『ギャザリング』に銃を投げさせる(パス精CCC)
目標は本体の足元。銃は本体が拾う。
その後コルトの置いてあった机北側の柱を揺らして『花びら化』が出来ないかを試す。
位置は下部。床に近い部分を『花びら化』する。

678『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/03(木) 01:24:59
>>677(鈴元・確認)
柱はどの程度まで『花びら化』する?
どの程度の細さ、あるいはこの程度の強度になるまで、など。

679鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/03(木) 01:28:06
>>678

パCの打撃数発で壊れる程度の脆さにする。

680『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/03(木) 01:37:16
>>679(鈴元)
鈴元はバケツを持ったまま、『ギャザリング』からコルトを受け取った。

         ヒュン
                       トスッ

やわらかい土の地面に落ち、そのままに転がっている。
それを鈴元は拾い上げて、『ギャザリング』に柱を揺らさせた。


          ギシイッ

    ギギ   ギギギギ    ギギィ――ッ


『予想以上の揺れ』が生じる。柱どころではない。
家それ自体が大きく揺れたようだ。軽い地震でもあれば家ごと崩れそうだ。

         ハラ  ハラハラハラ  ハラハラ

さながら『鉋屑』……では『趣』というのに欠けるだろうか。

         ハラハラハラハラハラハラ
            ハラハラハラハラハラハラ  ハラハラハラ
                       ハラハラハラハラハラ

落ちる『花びら』が柱の根本に溜まり、容易く折れそうなほどに細くなる。
まるで絞られた女性の胴のように抉られ、人力でも折れそうだ。

(※鈴元本体の現在位置、家までの距離の指定があるなら提示すること。)

681鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/03(木) 01:52:51
>>680

「ホンマにこの家に住む人は大変やねぇ。」

いくらなんでも家として使うには不安が多い。
さっさと出て行こう。

本体はロープの端を林の中に投げ入れる(Cブロック南西の林)
その後、バケツを持ったまま林内(牛の肉の側)まで移動する。

『ギャザリング』は部屋の中にあるロープの端を『花びら化』した柱の根元に移動させてから
部屋に落ちている木の破片を1つ拾い、本体の側へと移動する。

682『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/05(土) 01:50:18
>>681(鈴元)
そもそも住む家なのか、どうなのか……?
少し滞在する程度でも、一夜で事故に見舞われそうだ。

鈴元本体はロープの端を投げ込んでから、林内へと入り込んだ。


        ガサ  ガサガサ

林の木々の密度は人が行き来するには十分。
馬に乗っていたとしても抜けられそうなほどだ。
木々の下の下生が濃く、高く伸びている。

          ガチャ ガチャ


バケツが揺れて、音を立てている……
スタンドである『ギャザリング』はロープの端を柱の根本に移動。
それから、木の破片を一つ掴み取って、本体の元に戻った。

それから、ほんの数分後……

(※周囲のAAは次のGMレスで開示する予定)

>>665(稗田)
タイマーに表示された時間は僅か二十数秒に過ぎない。
実のところ、『仮想空間』は『主観時間』に過ぎないのだ。
どれほど実空間で時間が立っているかも見当はつかない――が。


             ピッ

                 ピッ

それもまた無意味だ。いま大事なのは、これから……


             ピ ッ
               ピィ――――z____ッ


この甲高い音と共に降り立つ『戦場』で。


                  ドギュゥゥ――ン


――――――――『敵を狩り出して始末する』。それだけだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


          ザ  ザンッ

稗田が降り立ったのは……プラム林の中。
背面にドアがあるが……こう書かれたメモが張られている。

【現在未開通。ご使用できません】


       ヒュルルルルルルルルゥ――――ッ


風が吹き込んできている。北風だ。肌寒い気もする……

座標:H。列車に通じるドア手前。そこから通じる道の上。


>鈴元
敵が来た……それが伝わる。



       ヒュルルルルルルルルゥ――――ッ


        ザ  ザザ ァ  ザザ

葉擦れの音と共に、風が北から吹き付けてくるのを感じた……
まだ『微風』、といったところだろう。葉が落ちるほどではない。

683鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/05(土) 02:05:29
>>682

「着はったね。」

さて、どうするべきか。
どこにいるか分からない敵を攻撃することはできない。
それは自分も相手も同じことだ。
相手が自分の後ろを陣取っていなければ、のはなしだが。

本体は周囲を警戒。
この時、コルトを構えておく。

『ギャザリング』は片手で木片を『花びら化』
バケツの中に『木の花びら』を入れる。
もう片方の手で、瓶を『花びら化』
『ガラスの花びら』を風呂敷の上に散らせておく。
瓶の『花びら化』の目的は『脆化』
『ギャザリング』の一撃で瓶が割れるくらいまで弱くする。

684稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/05(土) 02:22:02
>>682(GM)

          ザ  ザンッ

「……ゲームスタートか。」

「えひ。」

     チラ

背後の扉を見る。
……未開通と来た。

       「……無駄オブジェクトぉ……?」

まあよかろう。

「……出撃(で)るぞ……
  ……僕の『ブルー・サンシャイン』。」

             「……えひ。なんてな。」

スタンドを発現。

(後ろに道はないからな……
 とりあえず前進むのは問題ないだろ……常識的に考えて。)

本体は前進する。
スタンドも、それに合わせて前進させつつ――

(……どこにいる?
 なんか大がかりな仕掛けしてたら……わかるが。)

追随状態から5m、それで足りないなら木より高く浮遊させ、周囲を見渡させる。
また、両手のチャージを開始。大まで。

685『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/05(土) 23:26:42
>>683(鈴元)
本体は周囲を経過しつつ、拳銃を構えた。
扱い慣れていない道具だ。どれほど使えるかは判らない。
(※『ホローポイント弾』は鈴元の任意で射撃出来ることとする。
   つまり、撃つ際に指定すれば『ホローポイント弾』であった、と後付けが可能。
   ただし、撃つレスの際にどの弾を撃っているかはきちんと指定すること。)


      サ ァ  ァ  ァ   ァ  ァ  アァ

風がまた一陣吹いていく……
その間にも『ギャザリング』が片手で木片、もう片手でガラス瓶を振る。

      ハラ  ハラハラハラハラ・・・・・


共に薄く、脆くなっていく。特に瓶は容易に割れそうなほどだ。
本体は周囲を警戒しているが……しかし、『敵はどこだ?』。
何処から来るかもわからない。周囲から目立った物音はしないようだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

【簡易配置図】





      木            木
  木  牛G        木  木 木
木    木鈴        木    木 木木
                    木  木
        木
      木        木木  木  木
            木        木  木
              木木  木  木  木
                  縄  木木  木
                  縄
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

         こちらは小さな家

※簡易的な位置図。位置自体に違和感があるなら、AA内の『鈴元(鈴で表記)』を動かしてよい。
  『縄』に関しても同様。適当な位置まで伸ばしても構わない。


>>684(稗田)
稗田が居るのはプラム林の只中。
道沿いに進むことも出来るが、まずは前進してみた。

              ザ   ザザ       ザザ

下生が足にかかり、ちくちくと刺さる不愉快な感触がある。
耐えきれないほどではないのが、イラつきを呼ぶかもしれない。


              ギャンッ

『BS』を発現させてから、上へと飛ばす。木より高く飛ばした。
周囲を見渡させるが……木々から伸びた枝葉が視界を遮っている。
ところどころ遮られてない空地もあるが、それも範囲は狭い。

南側に小屋があるのも確認できた。小さな一軒家だ。
更に『光球』のチャージも開始する。しばらくすれば、『中球』が両手に出来た。

未だ敵の姿は見えない……まっすぐ進めば、また別の道に行きあたりそうだ。

686稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/05(土) 23:37:30
>>685

  チク
          チク

「…………ダメージ床かよ……」

     イライライラ

林を進むのは無用なストレスになりそうだ。
音も鳴るし、奇襲にもなるまい。

(隠しアイテムがあるでもないだろうしな……)

       「えひ。」

これはスタンドの戦いだ。
ドアに隣接した道に入り、それに沿って進もう。

     (……敵がいるとしたら小屋だろうな……戦略的に考えて。
      タワーディフィンスみたいに……いろいろ仕掛けてんじゃないか……?)

よって、向かう先は、小屋方向。
スタンドは、頭が木に隠れる程度に降下させておく。

            ・・・・チャージは継続。

687鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/05(土) 23:47:11
>>685

「おらんね。」

「まぁ、そんな近くにおられたら嫌なんやけど。」

銃を持っていようがなんだろうが、自分は安易に接近戦を仕掛けてはいけないのだ。
たとえ準備をしていてもその事実は変わらない。

「でも、ホンマにどこにおるんやろうか。」

本体は風呂敷を塊にして縛る。
『ガラスの花びら』を風呂敷に包む形になる。
その風呂敷を腕に下げ、銃を構えたまま北上。
敵がいないか探してみる。

『ギャザリング』は瓶と木片をバケツに戻す。
その後、先ほど研いでおいた斧を持ってその場に待機。
こちらも視覚共有で敵が近くにいないかを調べておく。

688『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/06(日) 00:09:32
>>686(稗田)
稗田はスタンドを引き連れ、道の方へと戻った。
『ブルー・サンシャイン』のチャージは続き、『大光球』が完成する。


   ザク  ザク  ザク  ザク

道沿いに移動すると、小屋がほど近くなった。
(※図で指すところのGとHの『境目』のあたり。)

まずは目につくのは墓碑だろうか。
家屋敷それ自体がかなり老朽化しているのも見て分かる。

      ザァアアアア・・・・・

風が一陣、吹いて過ぎた。北風が吹き込んでいる……


>>687(鈴元)
本体は『ガラスの花びら』を風呂敷で包んだ。
量としては手で二掴みに出来る程度だろうか。

そのまま北へと移動するが……敵の姿はない。
『ギャザリング』に支度をさせつつも、周囲の警戒をさせた。
斧は構えて待つが……やはり敵の動きはないらしい。

689稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/06(日) 00:13:03
>>688
質問です。

・現在地から墓碑、および屋敷までの距離が知りたい。

690『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/06(日) 00:16:08
>>689(稗田・回答)
>・現在地から墓碑、および屋敷までの距離が知りたい。
屋敷およそ15メートルほど。
墓碑までの距離は20メートル程度。

691稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/06(日) 00:25:01
>>688

      ザァアアアア・・・・・

「さむっ……」

     (なんでこんなん吹かせてるんだよ……
      リアリティは凄いけど……)

    イライラ

……北風。
現状、寒いくらいで、ディス・アドバンテージもあるまい。

(……ちょい遠い、か……?
 つーか……ぼろっ。えひ、壊せそうだな……)

いずれにせよ、この距離からでは干渉できない。
道を進み、小屋へと近づこう。

屋敷から10m位の位置でストップ。

      (不意打ちもあるよな……
       隠れる場所なんて山ほどあるしな……)

    ス

右の大光球は小屋方向に翳しておく。
また、周囲のプラム林から妙な音がしないか、警戒しておく。

692鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/06(日) 00:29:55
>>688

「……風上におられたら、ちょっと嫌やったね。」

花びらが付着しなければ、『目は奪えない』
それゆえに風上に立たれるのは苦痛だ。

「そやったら、どこにおるんやろうか。」

索敵は必要だ。
あと自分が相手に見つかっていないならもっと『花びら』を作るだけだ。

本体はコルトを構えたまま南西に移動。
スタンドの元へと向かう。

『ギャザリング』はバケツを持って西に移動。
周囲に敵がいないかを調べながら行く。
斧はいつでも投げられるようにしておこう。

693『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/06(日) 00:40:31
>>691(稗田)
北風に吹かれながら、稗田は道上10メートルの位置で立ち止まった。
『ブルー・サンシャイン』の右手を持ち上げ、『大光球』を放てるよう備えた。

周囲からも、プラム林からも物音がしない……

        ヒュ  ウゥゥ  ウゥ  

                   ザ ザザァ・・・・

吹き込む風で葉擦れの音がする。
そのせいで、多少の物音なら近づなければ聴こえないかもしれない。

>>692(鈴元)
本体は南西へと移動し、『ギャザリング』と合流した。
『ギャザリング』も動き、西側へと位置どった。


        ヒュ  ウゥゥ  ウゥ  

                   ザ ザザァ・・・・

吹き込む風が木々の枝葉を揺らし、葉擦れの音が響いた。
多少の物音なら掻き消してくれそうだが、周囲の異変を聞きつけるのは遅れる。

目立った動き、ハッキリした物音は未だに聴こえない……

694稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/06(日) 00:56:11
>>693

        ヒュ  ウゥゥ  ウゥ  

                   ザ ザザァ・・・・

「……」
 
       (林に隠れんのもありかな……
         ……えひ、敵がいないのに隠れても……いや。)

恋姫は一旦、傍のプラム林の身を隠す。
『ブルー・サンシャイン』は身を隠させない。道にいさせる。

それにしても遭遇がない。
籠城でもしているのか?

       ・・・・あるいは敵も動き回っている?

(索敵が出来るような能力じゃないっぽい……?
 いや、それか出来るけどあえて……逃げ回ってる?)

「どっちにしろ……
 えひ、先に見つけたもん勝ちだな……」

そして、再度『ブルー・サンシャイン』を上昇させ、索敵。
敷地内には動きはある? また、周囲のプラム林に妙な動きはない?

695鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/06(日) 01:00:39
>>693

敵の姿は見えない。
このまま時間が過ぎて全て終わればいいが
そうとも言っていられないのだ。
強くなるためには血が流れる。
そうとは言い切れないが、それでもこの場においてはそうだ。

本体はマッチ箱をバケツから取り出し、
木片に火をつける。
付けたあとは片手で脆化された瓶を持って投擲の姿勢をとる。

『ギャザリング』はその木片についた火を『花びら化』
『火の花びら』を家の方に撒く。
斧は相変わらず構えたままだ。

696『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/06(日) 01:18:01
>>694(稗田)
本体はプラム林に身を寄せて、姿を隠した。
『ブルー・サンシャイン』は動かず、その場から上昇させる。

    ギュ z ィ ン

上昇するが、やはり動きや物音はない。
近くに居るのかも算段がつかないが――

敷地を上から見ると、何か違和を覚えた。
屋敷の入り口のある正面、地面の色と違う、何かがある……

>>695(鈴元)
本体はマッチ箱を取り出し、木片に火をつけた。

       パチパチ
             ボ  ボウ・・・・

乾燥しているので、たちまちに燃え上がった。
それを更に振り、赤く燃える『火の花びら』を落とす。

家に近い場所へと、『花びら』が落ちた……
(※現在の正確な位置を図で示してほしい。
   下の配置で問題ない場合、このまま進行する)

――――――――――――――――――――――――――――――――――

【簡易配置図】

      木            木
  木  牛G        木  木 木
木    木          木    木 木木
                    木  木
        木
      木        木木  木  木
        鈴  木        木  木
              木木  木  木  木
      G           縄  木木  木
                  縄
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

697鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/06(日) 01:28:40
>>696

火は不定形物質なので『火の花びら』は燃えていないただの花びらなのですが
今回は『燃える花びら』を作った?

698稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/06(日) 01:28:53
>>696

「…………ん?」

     ・・・・何かある。

(そういうMAP……って雰囲気じゃないな……
  まあ……十中八九、敵が仕掛けたトラップだろ……)

こちら有利に傾くものではあるまい。
……降下はさせず、本体は林から出る。

(……籠城してるなら、なんか……落とし穴とかか……?
 もうちょい見とくか……クリアリングも兼ねてな……)

           ・・・・埒が明かない。

(家の中か、どっかの道か……
 それか、林に潜んでるか……めんど……)

至近には脅威はなさそうだ。敷地内へ踏み込もう。
スタンドの俯瞰視界で、敷地内含む周囲を確認しつつ、だ。

              ・・・・右の光球は小屋方向に向けておく。

699『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/06(日) 23:01:06
>>697(鈴元・回答)
>火は不定形物質なので『火の花びら』は燃えていないただの花びらなのですが
>今回は『燃える花びら』を作った?
失礼、こちらの『描写ミス』。
『花びら』は通常のそれと変わらない。

700鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/06(日) 23:05:54
>>699

解答感謝

>>696

「嫌な時間やねぇ。待ちぼうけは慣れとるけど。」

会うのが敵なら待ちぼうけも悪くない。
悪くないが、やはり戦わねばならない。

本体は銃を構えて小屋のほうを警戒。

『ギャザリング』は『火の花びら』製造を続行。
『花びら化』によって火そのものが削られて鎮火されていくので、完全に火が消えるまで『花びら化』を続ける。
この時、『火の花びら』がどの辺りに行くか見ておく。

701『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/06(日) 23:41:39
>>698(稗田)
稗田本体は敷地内へと移動し、『BS』は上空への位置取りを継続。

         ザッ  ザッ  ザッ  ザッ


経路伝いに移動する。入口に近づくと、ハッキリと見えた。
屋敷の入り口から伸びているのは『ロープ』だ。
屋敷内から南側のプラム林へと、地面に垂れて伸びている。

稗田の現在地は『G区画』の道路上。ちょうどマップの『G』上あたり。
ロープがどこに伝わっているかは、まだ確認できていない。

>>700(鈴元)
銃を構えて、鈴元本体は待つ。敵の姿はまだ見えないようだ。
スタンドは『火の花びら』を作り続け、鎮火するまでそれを行った。

      ハラ  ハラハラハラ・・・・・


             フ  ワ ァ  ァ

ざっと一掴みほどの『火の花びら』が作り出せ、足元を漂う。
そして、吹き込む風に乗って家の方へと流れていく……

            ワ ァ  ァ ァ  ァ

流れ行く方向は……家の敷地にある、墓標のあたりだ。
この調子で流れていけば、そこで吹き溜まり、留まる形になる。

702稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/07(月) 00:00:39
>>701(質問)

質問です。

>屋敷の入り口から伸びているのは『ロープ』だ。
>屋敷内から南側のプラム林へと、地面に垂れて伸びている。

どういうルートで伸びている感じでしょうか?
屋敷の南の壁を突き破っている? それとも屋敷を迂回する形?

703『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/07(月) 00:04:33
>>702(稗田・回答)
>どういうルートで伸びている感じでしょうか?
>屋敷の南の壁を突き破っている? それとも屋敷を迂回する形?
失礼。北側の入り口から、北のプラム林に向けて伸びているというのが正しい。。

704鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/07(月) 00:05:15
>>701

「これでまぁ、あっこは大丈夫やろか。」

花びらを撒くことは有効であるはずだ。
『目を奪う』ためにはあらかじめの準備は必須なのだから。

「にしても、このへんにはおらんのかな。南のほう?」

「ちょっとあっち見に行ってみよかな。
 その前に準備せんといかんね。」

本体は南西へ移動的がいないか警戒しながら動く。
瓶を上手投げできる体勢。銃は帯に挟んでいつでも取り出せるようにしておく。

『ギャザリング』は木片を『花びら化』しながら北上。
北にある一番近い木に近づく。
花びらの動きも確認しておく。

705稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/07(月) 00:29:47
>>701

「……ロープぅ……?」

     (籠城してんなら……何が目的だこれ?
      罠でも張ってんのか……なんであっち向きに?)

意味があるのだろうか?
……向こうから近づいていたら、何か作動していたのか?

(……能力が分からんからな……初見殺しもありえるぞ。
 ロープでなんか……操ったりする能力かもだし……こわちか。)

恋姫は傍のプラム林に身を隠す。
足元に妙なものがないか、気をつけよう。

そして、スタンドはやや進み、プラム林内に何かないか確認。
何もないなら、小屋の内部が見える程度に降下し、確認する。

706『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/07(月) 01:08:44
>>704(鈴元)
本体は南西へと移動し、今度は瓶を構えた。
上手に構えたまま、南西へと移動していく。

        ザク   ザク ザク

  ブワァァァ――――z______ッ


           バサッ  バサバサッ

また一陣風が吹いて過ぎる。今のはひときわ強かった。
先程流した『火の花びら』が、一気に墓標の元へと流れ着く。

              ド  ギャン ッ

『ギャザリング』も動くが、『木の花びら』はやはり墓標へと流れていく。
北にある一番近い木――は、ちょうど鈴元のはいごにあったそれだ。
その位置まで後退する。木には『プラム』が大量に実っている……

その時……鈴元は見た。偶然……だが。


            ゴ             ゴゴゴ

『上空にスタンドが居る』。
両手にバスケボール大の『青く光る球』を携えている。

そして――――

                ク ル


『相手がこちらを振り向いた』。敵スタンドの高度は『5、6メートル』程度。
直線距離では10メートル程度だろうか。家の入口の前あたりに浮いている。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

【簡易配置図】

      木            木
  木  牛G        木  木 木
木    木          木    木 木木
                    木  木
        木
      木        木木  木  木
      G    木        木  木
              木木  木  木  木
    鈴            縄  木木  木
                  縄
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

――――――――――――――――――――――――――――――――――

>>705(稗田)


  ブワァァァ――――z______ッ


ひときわ強い風が吹き付けてきた。
軽いものなら風の勢いで吹き飛びそうだ。

稗田は警戒し、本体の姿を隠した。
ちょうど丁字路の左手側、『G』の真上に当たる位置だ。

ロープはちょうど、『稗田』の近くの林へと伸びているようだ。
ただ、投げ込まれているだけらしく……どこに繋がっているでもない。

それは家の入り口前のあたりに移動した『BS』の眼から見ても同様。
だが……いや。

                ク ル

何か……『見えた』。
プラム林に傾注していた為、まだしっかり見えていない。
何の気はなしに視界を振り向けた、『B区画』のあたり。『何かの影』がある。
影までの距離はおおよそ、上空から10メートル程度だろうか。

(※誰が居ると判別できる程度ではない。)

707稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/07(月) 01:22:44
>>706(GM)
 
       「……!」

「……えひ、やっとかよ……
 見つかる前にオワコン化するとこだったぞ……?」

本体は林の中でとどまる。
今のところ、射程的にも問題あるまい。

       ・・・・そして。

「……とりあえず……決め撃ちっ!」

     ス
   
       スス

右手を影へ向ける。
そして光球を発射。

(常識的に考えて当たらないだろうが……
 動かすことは出来る。んでもって……)

左手は小屋方向へ向けておく。
ロープが伸びているのだし、中から何かくるかもしれない。

708鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/07(月) 01:26:34
>>706

「うふふ。これは……」

(マズい?や、まだか。)

敵が空に浮いている。
スタンドはスタンドによって倒されるが、『ギャザリング』の力では上空の敵を打ち落とすのは難しい。
何せ攻撃手段といえば『花びら』か体術くらいのものなのだから。

(ちゅうか何アレ。球?)

これから楽しくバスケットボールとはいかないだろう。

「とにかく動かんと。」

本体は家の横(西側)に向かって移動。
宙に浮かぶスタンドの観察もしておこう。

『ギャザリング』はバケツを持って東へ移動。
木の集まった場所に言ってバケツからマッチ箱を取り出す。

移動後の『ギャザリング』の位置は以下の場所を狙う。

    木            木
  木  牛         木  木 木
木    木          木    木 木木
                    木  木
        木
      木        木木  木  木
          木 G     木  木
              木木  木  木  木
                縄  木木  木
                  縄
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

709『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/09(水) 00:21:16
>>707(稗田)
本体は位置を維持したまま、スタンドの右手を影に向けた。
左手は小屋の方向に向けて……そして、射出。

   シャ  ラァ ン ッ!

澄んだ音を立てて、『大光球』が飛んでいく。
威力は最大だが、それを代償としてひどく遅い――――


           オ   オ  ォ ォ――z____ッ

だが、『重機が静かに動くが如く』、不気味な存在感で進んでいく。


          ザッ  ザザッ


影が動いたのが目に入った。しっかりと焦点が合い、姿が判る。
『和服の少年』。腕を振り上げた構えをとっていた。何かを持っている。

『ブルー・サンシャイン』に気づき、一軒家の方向に移動を始めた。
林を抜けて道に出、屋敷の西側へと移動していくようだが――――

現時点では相手までの距離はまだ10メートル程度。
このまま移動を許すのなら、もっと開くだろう。

>>708(鈴元)
君は相手の動きを見、咄嗟に動き始め――

   シャ  ラァ ン ッ!


唐突に上空から音が響いた。『青く光る球』がスタンドから離れた――!
翳された右手は君に向けられていた。そのままに球が君に向けて……

           オ   オ  ォ ォ――z____ッ


――――――『ひどく鈍く進んでくる』。人間の歩く速度ほどか。
だが、『異様な存在感』がある。スタンドは左手を一軒家に向けている。
その場から動かないようだ。君はとりあえず西側に向けて移動を始めた。

          ザッ  ザザッ

移動して、道の途上に出る。遮るモノさえなければそのまま進めそうだ。
そして、『ギャザリング』を動かし、林の中へと移動させた――


          サ  サッ

狙った位置へと動くことが出来た……マッチ箱を取り出す。

710稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/09(水) 00:24:21
>>709
質問(確認)です。

・恋姫と『ブルー・サンシャイン』の距離は現在何mでしょうか?
 当方は5か、6mと認識していますが、正しいでしょうか?

711『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/09(水) 00:27:08
>>710(稗田・回答)
>・恋姫と『ブルー・サンシャイン』の距離は現在何mでしょうか?
> 当方は5か、6mと認識していますが、正しいでしょうか?
その理解でよい。動いてはいない。

712稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/09(水) 00:52:57
>>709


 「!」

       「見ぃつけた……えひっ、あいつか……!」


敵の姿を見た。
……何か持っている。

(本体だけ……スタンドはどこだ?
 出してないのか……どっかに隠してんのか……?)

       (ぜっったいなんか仕込んでるだろうな……)

離れる、ということは近接タイプではあるまい。
何か……策があるのだろう。

     ・・・・遠距離に徹するのは、悪手か。

「……いや、待てよ?」

右手は『中』までチャージを再開。
同時に、『ブルー・サンシャイン』を高度は下げぬまま、自分の近くに引かせつつ――

          「……『ボム』投下だ。
            えひひ、お前の策ごとぶっ壊してやんよ。」

小屋の屋根に向け、左の光球を発射。
これだけボロいなら、一発でもそれなりに崩せるはず。

              敵が籠城した場合、天井は無い方が有利に働く。
              それに、削られずに残った破片で、屋内の床を荒らせるかもしれない。
              恋姫には足場は関係ないし、何らかの仕掛けを埋められたら僥倖だ。

(……しかし、向こうに回る理由ってなんだ?
 あいつ、なんかハメとか持ってそうな顔してるからな……)

撃ち終わり次第、左を再度チャージ開始(大まで)。

713鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/09(水) 00:57:11
>>709

(遅い?や、早いとか遅いとか初めて見るモンやから分からんけど。)

(そういえば、今変な音した?)

発射音だろうか。
あれはスタンドによるものだ。
普通の弾丸と思ってはいけないだろう。

本体は家の近くにゆっくりと移動。
先ほど飛ばされた球を観察する。
瓶のふたを開けておく。

『ギャザリング』はバケツ内の木片を取り出し、マッチで火をつける。
その後は家のほうを観察。
敵の様子が見えるなら見ておく。

714『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/09(水) 23:10:08
>>712(稗田・確認)
既に射出した『大光球』の着弾を確認せず、『中光球』を発現する?
その場合は、解除されることになるが。

715稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/09(水) 23:21:31
>>714(GM)
それで構いません。
左については、屋根への着弾を確認次第のチャージ開始とします。

716『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/09(水) 23:54:47
>>712(稗田)
稗田は放った『大光球』を解除、右手で再度『光球』を作り出し始める。
『ブルー・サンシャイン』を己の手近に移動させていく――

        シャ  リリィン


左手の『大光球』を射出し、小屋の屋根に目がけて飛ばした。
着弾はすぐ――というワケにはいかない。数秒はかかるだろう。

それから左手の『光球』もチャージを始める。
相手の動きは止めなかった。小屋の方に近づいている。
今のところ、林の陰になる位置なので稗田自身からは見えない。
高度を保った『BS』の眼からは、一軒家の西側に移動したのが見えた――


       タ  タタタ

相手が持っているのは『ガラスの瓶』のようだ。
移動し続けており、屋敷の西の陰になる位置手前、墓標のあたりだ。

>>713(鈴元)
鈴元が『光球』を確認していると途中で――

       “フッ”

『消えた』。解除されたようだ。そしてスタンドが動く。
高度は変えぬまま、位置を変えて林の上空に移動した。
偶然にも『ギャザリング』の隠れている林に近い。
距離は高度差を除いて、林を挟んで7メートル程度だろうか。

鈴元自身は一軒家の方へと道沿いに移動を続ける。


        シャ  リリィン

今度はスタンドが左手の『光球』を一軒家に目がけて放った。
やはり遅い。その間にも一軒家の墓標の付近にまで移動できた。
『ギャザリング』は木片を取り出し、マッチで点火する。

         ボ  ボボボ・・・・・


点火――それから敵の様子を見上げる。
と……見上げた拍子に、林の陰に何かが居るのが見えた……!
ちょうど、『ブルー・サンシャイン』の真下のあたりに誰かいる……


          ゴ             ゴ  ゴゴゴ  ゴゴ

717稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/10(木) 00:03:06
>>716(確認)

>左手の『大光球』を射出し、小屋の屋根に目がけて飛ばした。
>着弾はすぐ――というワケにはいかない。数秒はかかるだろう。

>それから左手の『光球』もチャージを始める。

左手のチャージは着弾後にする(>>715)と変更しました。
分かりにくい書き方だったなら、申し訳ございません。

また、これは質疑で確認すべきなのかもしれませんが、左光球が屋根に着弾する前にチャージを開始したら、左光球は消えてしまうのではないでしょうか?
認識ミスでしたら、申し訳ございません。

718鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/10(木) 00:17:12
>>716

「あら?」

どこかへ行ってしまう。
向こうの狙いは自分であるはずだが、何か不具合があったのだろうか。
それとももっと何か別の狙いがあるのだろうか。
例えば自分を誘い込んでいるとか、自分のスタンドを探しているとか。

「好都合なんかな。」

本体は家の方へと走る。
家の側についたら瓶の中身を頭から被る。

『ギャザリング』は火を『花びら化』
『火の花びら』の行く方向に注意しつつ、敵スタンドの下に誰がいるのか
もしいた場合、どんな姿勢でどこを向いているかを確認する。

719『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/10(木) 00:21:19
>>717(稗田・回答)
>>左手の『大光球』を射出し、小屋の屋根に目がけて飛ばした。
>>着弾はすぐ――というワケにはいかない。数秒はかかるだろう。

>>それから左手の『光球』もチャージを始める。

>左手のチャージは着弾後にする(>>715)と変更しました。
>分かりにくい書き方だったなら、申し訳ございません。

>また、これは質疑で確認すべきなのかもしれませんが、左光球が屋根に着弾する前にチャージを開始したら、左光球は消えてしまうのではないでしょうか?
>認識ミスでしたら、申し訳ございません。
申し訳ない。左手のチャージはなし、もしくは『小光球』発現、維持のいずれかを稗田は選んでいいとする。

720稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/10(木) 00:48:33
>>719(確認)

では、『小光球維持』を選択します。

>>716(GM)

「……ガラスの瓶?
  ……能力に関係あんのか……?」

あるいは単なる鈍器か?
なぜ本体が持っているのかは、不明だが――

          「……行くぞ『ブルー・サンシャイン』。」

とりあえず林にとどまっていては攻撃が出来ない。
敵は逃げ回っているようだし、ここは……あえて、追おう。
とりあえず、林から下方向に出る。小屋の入り口は要警戒。

そろそろ光球は着弾するだろうか? 
したら、左のチャージ(大まで)を再開。

721『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/10(木) 01:34:06
>>718(鈴元)
鈴元本体は家の元に走る。家の西側の陰に隠れることが出来た。
それから瓶の中身をかぶろうとした……その時!


           バッ グ  ォ オ  オ  ン ッ !!

一軒家の屋根の上から炸裂音が鳴り響いた!

『光球』がその屋根に直撃したのだ。
意識を向けていなかった為、直視はしていないが、瞬間眩い閃光が散った。


         ォ  ォ   ォオ   ォ  オォ  ォ


直撃を受けて、衝撃のあまり板張りの屋根が崩れている。
が……何かが『おかしい』。何か……足りない気がする。
さながら爆発の如く、屋根が吹き飛んだというのに……『破片などがない』。

『ギャザリング』は燃える木を揺らし、再度『花びら』を作り出した。
足元を流れていき、縄の上を伝って入口のあたりに向かっていくようだ。

          ビュゥゥゥゥウ――――ッ


風は絶えず吹き続けている。と……相手が動いたようだ。
林から出ていくのが見える。一軒家の入り口のあたりを見ているようだ。
スタンドの左手には『小さな光の球』があったが、すぐに『野球ボール大』となる。
右手の『光球』は既にバスケットボールほどの大きさになっているようだ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【簡易配置図】


      木            木                    木
  木  牛          木  木 木      木
木    木          木    木 木木      木
                    木  木
        木                              木
      木        木木  木  木        木    木
            木G       木  木    木    木
              木木  木  木  木  木        木
                  縄  木木  木  木    木  木
                  縄              稗           
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ (こちらは一軒家方向)


>>720(稗田)
稗田は林の中から飛び出した。
林から南側に出て、道へと飛び出す。

その時――『大光球』が一軒家に直撃した。


           バッ グ  ォ オ  オ  ン ッ !!


『炸裂』! 隕石の直撃を食らったように、屋根が吹っ飛んだ。
衝撃を受けて屋根が崩れ、飛び散った破片が『跡形もなく消えている』。
『宙にあるモノを消し飛ばす』――『光球』の威力を過たずに示した。

しかし、敵がそれを目撃したかは判らない。
敵は一軒家の西側に隠れてしまったようだ。

相手までの距離は算段がつかないが、家までの距離は変わらない。
『10メートル程度』。『大光球』までのチャージが始まり、『中光球』が出来た。
もう片手には『大光球』がすでに発現されている……

一軒家の入り口の周囲には何もない。
風に流されたか、無数の『何かの薄片』の如きものがある程度だ。
観る限りは『花びら』にも似ている気がする。

722稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/10(木) 02:30:46
>>721
質問です。
俯瞰での目測で、小屋のサイズは何m四方程度か判断できますか?

723『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/10(木) 02:51:13
>>722(稗田・回答)
>俯瞰での目測で、小屋のサイズは何m四方程度か判断できますか?
おおよそ、8メートル四方に収まる。

724稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/10(木) 03:07:37
>>721(GM)

           バッ グ  ォ オ  オ  ン ッ !!

ボムの炸裂。閃光。衝撃。轟音。
己のスタンドの『輝き』を、見せつける。


「……えひ、きんもちぃ〜〜…………」

             ニタ〜〜ッ

アイドルしかり、ゲームしかり、スタンドしかり。

          ――『輝く』ことは、きもちいい。
             心根の闇を、眩ませてくれる。

・・・・ともかく。

  チラ

        「……ん? なんだこれ……」

花びら――に似た何か。
おおかた自然物には見えないが……まあ、触るのはよそう。

(……あ、破片……は、どうなった……?)

恋姫は高度を保たせたスタンドと共に、小屋の東側の敷地へと移動したい。
つまり、小屋西側の敵と、小屋を挟んで戦うことを狙いたい。
向こうには小屋を超える飛び道具も、崩すパワーもないはず。

              並行して俯瞰の視界で、屋内を確認しておく。何か妙な動きがないかも見える……はず。
              衝撃波がおよばず、余波で砕けた天井が、消えずに床に落ちていれば僥倖だ。

725鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/11(金) 00:37:02
>>721

(なんやこれ。なんでなんも飛んで来ぉへんのやろか。)

(破片を消す能力?それともなんか別の能力?)

詳細な情報は不明ではあるが、なにか種があるだろう。

(当たった対象を消し去るとか?やったら、かなり嫌な相手。)

(いや、出てきはった。ん?)

球が大きくなっていく。
それも能力のうちなのか?

本体は瓶の中身を被り、コルトを構える。
使用後の瓶はその場に置いておく。

『ギャザリング』は火の花びらを作りつつ、東に移動。
動きに注意しつつ敵の背後をとりに行く。
移動の際、墓標付近の『火の花びら』が家そのものに触れているか見ておく。

726『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/12(土) 00:42:39
>>724(稗田)
破壊の余韻に酔いながら、稗田本体はスタンドを上空に浮かばせたまま移動。
一軒家の東側に回り込み、小屋を挟んだ位置を取る。改めて小屋の壁を見るが……


            ボ ロ ォ

かなり老朽化が進んでいるようで、如何にも脆そうだ。
一軒家の入り口のある壁には割れた窓があったが、こちらにはない。

しかし上から『ブルー・サンシャイン』に様子を伺わせる。

        ギュン
          ギュン

上から見えるのは……部屋の惨状だ。『木片が散らばっている』。
机などがあり、あとは投げ込まれたロープが屋敷内に届いてるのが判る。
(他の物品は視界が遮られている為、近づかないと視認困難)


         ビュゥゥゥゥゥゥゥゥ――――ッ

風が吹き付けてくる……相手の物音は聞こえない。
どう動いているのか、この位置からでは判別がつかないだろう。

>>725(鈴元)

           パシャパシャ

鈴元本体は更に瓶の中身を被り、拳銃を構えた。
『ギャザリング』は操作し……簡易マップ上の東の方向へと移動する。


          ドギュ――ン

移動する過程で、稗田が一軒家の左側に回り込んだのが見えた。
(※マップ画像上でどのあたりまで移動するかの明示をお願いする)

墓標付近の『火の花びら』は風に煽られて、家の付近に近づいたようだ。


          ビュゥゥウウ――ッ

            ハラ  ハラハラ 

家の下に潜りこんでいる。あの軌道なら、柱のあたりにも触れてそうだ。

727鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/12(土) 02:02:36
>>726

来る。
敵と出会うときは近い。
ただ無策で突っ込むのはまずい。
しかしどうするべきか。あの球の正体が分からない以上、安易につつけない。
あの破片を消し去った球は恐ろしい。

「僕のは最初の一回目が肝心要やからねぇ。」

「種がばれたらキツいわな。」

撃たせる必要がある。
敵の能力を知るために、危険を冒す必要が。

本体は家の西側の壁に体当たり(パス精CCC)
壁をぶち抜いて内部への侵入を試みる。
突撃後は低い姿勢をとる。

『ギャザリング』は西側の木に燃える木片を立てかけ
バケツを持って南下する(スC)。斧を振り上げた姿勢で行う。
以下の位置への移動を狙う。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【簡易配置図】


      木            木                    木
  木  牛          木  木 木      木
木    木          木    木 木木      木
                    木  木
        木                              木
      木        木木  木  木        木    木
            木        木  木    木    木
              木木  木  木  木  木        木
                  縄  木木G 木  木    木  木
                  縄                          
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ (こちらは一軒家方向)

728稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/12(土) 06:06:38
>>726

「…………」

ここまで敵の攻撃は皆無。
……何が狙いだ?

        ――敵の能力は?
          ――そもそもヴィジョンは?

(まあまあ壊せたか……これなら籠られてもやりやすい。
  ……にしても反応ないな……えひ、死んでんのかな……)

『B・S』の高度を2mほどまで落としつつ、小屋に寄せる。
 
      ズイッ

本体も、小屋に寄っておこう。
……なにせ、小屋には壁がある。
透視でも出来ないなら、中からの奇襲はないはず。

(……このままやってても……時間制限とかなさそうだしな……)

そのまま、壁伝い、小走り気味にMAP下方向へ移動。
小屋南東の角辺り(KとJの境目くらい)まで進もう。この時、スタンド視界で背後は確認。

729稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/12(土) 06:13:27
>>728(訂正)
高度は追随モードになるまで落とす。
また、背後の確認は首だけ振り向かせて行う。

730『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/12(土) 23:38:09
>>727(鈴元)
本体は壁に向けて、思い切りタックルを叩き込む!

             ドッガ!


                 ドグシャア――z__ッ

全力の体当たりが見事に、腐っていた壁に穴をブチ開ける。
しかし、少なくない衝撃が身体に帰ってきた。低い体勢を保つ。
天井に大穴が開いている以外は、内装は先程と変わらない。
窓は北の入り口の両脇。南に一つある。そこに敵の姿はない。



          バラ       バラバラ ・ ・ ・ ・ ・

衝撃に揺すられて、天井から木材の破片が落ちてくる……
『ギャザリング』は燃える木材を立てかけてから、一軒家の方向に移動を始める。


      ススゥ  ス

一軒家の北側方面へと、斧を振りかぶりながら移動していった。
その時、敵のスタンドが降下していくのが見えた。家の東側の陰に隠れる。
敵本体の位置は見えていないので、これで完全に判らなくなった。

>>728-729(稗田)
稗田はスタンドを降下させてから、壁にピタリと身を寄せた。
そのまま急ぎ足で、一軒家の角の位置にまで移動していく――


      スス  ススゥ――


             ドッガ!


                 ドグシャア――z__ッ

移動したその時! 西側の壁から『破壊音』!
どうやら『相手』が仕掛けたようだ。いかなる破壊を行ったかは判らない。
スタンドが振り返って確認するも……背後には敵の姿はない。

南側の壁が見えてきた――ガラスの破れた窓が一つある。
しかし、角の位置から出は中を見ることは出来ないようだ。

731稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/12(土) 23:58:35
>>730(質問)
質問です。

・恋姫の現在地はどの辺りでしょうか?
 既に角の位置までは到達していますか?

732『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/13(日) 00:01:32
>>731(稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』)
>・恋姫の現在地はどの辺りでしょうか?
> 既に角の位置までは到達していますか?
到達している。

733鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/13(日) 00:05:20
>>730

「ッ〜。」

壁をぶち抜く経験などない。
衝撃の予想など付かなかったが、なんとかなった。
この家には今三つの穴があることだろう。
『ギャザリング』が開けたもの、敵が開けたもの、そして今鈴元が開けたもの。
風通しがよくなった。天井の穴からは暖かな太陽の恵みを得られるだろう。
同時に大空から雨を受ける可能性も出ているが。

(ここまでしたら気付きはるよな?)

そうなればあの敵が攻撃してくるだろう。
あの球を撃ってくるはずだ。

本体は家の中を北上、東の方を向いて警戒しながら
コルトのあった机の側による。
壁からなにか飛んでこないか見ておく。

『ギャザリング』は西側に移動を開始(スC)。
先ほど敵の本体が行ったと思われる場所へと向かう。
この際、その辺りの木の枝を斧で二本切ってバケツの中に入れる。

734稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/13(日) 00:12:52
>>730

      スス  ススゥ――


             ドッガ!


                 ドグシャア――z__ッ

「……えひっ……!?」

(なん、っだ……この音……
 壁壊したのか……!? どうやって……?)

スタンド……なのか?
いや、この脆そうな感じ。蹴破ったりも出来るのか?

         ――考えていてもキリがない。

(向こうは僕のこと見えてるのか……
 見えてないのか……)

見えてるなら屋内からの不意打ちがありえる。
自分のような中〜遠隔操作スタンドなら、造作もないことだ。

         ス

           (僕からも……仕掛けるか……?)

だが、壁を破った何者かは存在する。
対処を強いれば、どこかに片割れを潜ませていても、そちらの動きは疎かになるはず。

「クリアリングだ……僕の『ブルー・サンシャイン』。」

スタンドを移動させ、右の大光球を南の壁(MAPで言うなら『薪』がある辺り)に叩きつける。
壁を破って、屋内へ侵入させる。

恋姫自身は角のあたり、南寄りで待機。
壁を破って出来るであろう穴からは見えない程度の位置に。
つまり、JとKの境目を越えたあたりだ。周囲は警戒しておく。

735『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/13(日) 00:51:18
>>733(鈴元)
低い体勢を保ちながら、家に空けた穴の数を数える。
南の壁に比較的小さい(30センチ)ほどのモノが一つ。
西の壁に人間一人が出入りすることが出来るものが一つ。
そして天井に、巨大な穴が一つ。これも人が出入りできそうなサイズだ。

家の中を入口の側、北に向けて動きながら東を警戒。
机の傍に寄り、壁から何かが飛んでこないか警戒した。

が、東側の壁には窓がなく、穴のようなモノもない。
現在地は一軒家の西の壁寄り。鈴元の手前には机がある。
相手の動きは見ることが出来ない。並行して『ギャザリング』も動く。


         バヂッ バヂンッ

行く途中で木の枝を二本落とし、バケツに入れた――その時。


   ドッグォンッ!

         バグシャアアアッ

南側の壁に――――『閃光』! 『炸裂』! 『大穴が開いた』!
破片が飛び散るも閃光に触れた瞬間に『掻き消えている』。
跡形もなく消えて……遮るモノもなく……『スタンドの姿』が見えた。


            ゴ               ゴゴゴゴ

中へと、踏み入ってくる。鈴元本体との距離は――『5メートル』。
左手に『野球のボール大』の『光球』が輝いているのが見える。
『ギャザリング』の現在地は地図上『F区画』の角に出た位置。
一軒家までの距離は『3、4メートル』といったところだ。

>>734(稗田)
相手の行動について思案し――――それから!

   ドッグォンッ!

         バグシャアアアッ

本体自身は角の位置に待機しつつ、『BS』が『大光球』を叩き込んだ!
天井と同様に脆い。破片も残さずに掻き消えて、人が出入り出来る穴が開く。


             スイ


中に踏み入る。『相手の姿』が見えている。



            ゴ               ゴゴゴゴ


『和服姿の少年』。片手には『リボルバー式の拳銃』を携えている。
『ブルー・サンシャイン』との間には、皿やバケツの乗った机がある。
相手までの距離は、おおよそ『5メートル』。『敵スタンド』の姿は――『ない』!

736稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/13(日) 01:08:10
>>735

「…………えひっ。」


      「見ぃつけたぁ……
        やっぱお前か、鈴元……」


出会いざま、掌を向け、右の光球を乱射。
狙いは『顔』だ。本体に『対処』を強いる(パス精DBB)
まともに受ければ当然動きを封じられるし、防ぐなり避けるでも行動リソースを奪える。

「スタンド……どこやったんだ? 
 隠してると……『ラストエリクサー』みたいに……」

「使うまえに、墜ちちゃうぜ……えひひ。」

(不意打ち来るかな……
 まあ……そう好きにはさせない……)

本体は周囲――特に背後を確認。
スタンドは『手を向け撃つ』だけだ。リソースはそう食うまい。

        「僕の『ブルー・サンシャイン』の弾幕……えひ。
         気合避けなりグレイズなりして……ノーコンクリア、してみろよ。」 

ちなみにわざわざ表記を変えるのもなんだが、会話は全てスタンド会話だ。

737鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/13(日) 01:35:02
>>735

「こんにちはぁ。」

「僕は鈴元涼って言いますぅ。」

挨拶は大事だ。
たとえ敵であっても。
楽しい挨拶で楽しい日々だ。

「そしてさいなら。」

敵の弾は今、『閃光』によって『破片』をかき消した。
壁を壊せる威力を持っている。
破壊は『炸裂』によるものか?
あの閃光はマズイ。
しかし敵は次の弾の準備が出来ている。
撃たれるだろう、多分。

本体は出口側に移動(スC)。
相手への警戒は続ける。

『ギャザリング』は家に向かって斧を投擲(パス精CCC)
その後、マッチでバケツ内の枝に火をつける。

738『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/13(日) 01:55:09
>>736(稗田)
『ブルー・サンシャイン』は『待たない』。
『即座』に! 『正確』に! 『顔面を撃つ』ッ!

      シャリャリャリャリャァ――ッ

       ピシバシバシピシシシッ!

鈴元の顔面に『小光球』が立て続けに着弾!
吹っ飛ぶほどではないが、相手の動きは停まっている!

スタンドの姿は……まだない。

>>737(鈴元)
即座に出入口の側へと移動。同時にスタンドも操作。
斧を投げ込もうと構えたその時――


      シャリャリャリャリャァ――ッ

       ピシバシバシピシシシッ!

『敵スタンド』の右手から『小さな光球』が放たれた!
連射されたそれが……『顔に着弾』! 立て続けに『炸裂』する!

『痛い』。激痛だが――顔が抉られる、というほどではない。
それも眼に当たれば相応の痛手を負うであろうし、『集中力』を削られている。
『ギャザリング』が投げた『斧』は狙いを外し、地面に突き立てられてしまった。
続く行動も出来なかった。とにかく痛い……! 咄嗟には動けない!

739稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/13(日) 02:00:25
>>738
質問です。

・『ブルー・サンシャイン』と『机』の距離が知りたいです。

740『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/13(日) 02:02:07
>>739(稗田・回答)
>・『ブルー・サンシャイン』と『机』の距離が知りたいです。
5メートル。鈴元の手前なのでほぼ同じ位置。

741鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/13(日) 02:05:06
>>738

両手だ。両手を使う。
そういう能力。
そして先ほどのバスケットボールよりもはるかに小さい弾を撃つ。
今撃たれている球は小さく早い。
先ほど撃たれたのは大きく遅い。
さらに言えば、壁を壊した力をこの小さな弾は持っていないようだ。

(大きさで速度と力が変わる。)

着弾すると弾は炸裂していた。
炸裂と閃光の関係は先ほど理解した。
だが自分の顔が消えていないのはどういうことだ?

(まだなんか、種がある?)

本体は机の影に移動。
敵の弾から身を守るのを優先する。

『ギャザリング』は斧を拾って家に向かう。
この時、墓標付近に撒いていた『火の花びら』の『花びら化』を解除する。
家に火がつくかもしれないが、鈴元は先ほど瓶の内容物を被っている。
火がつきやすい液体でなければ火傷をすこしは防げるかもしれない。

742稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/13(日) 02:28:46
>>740
回答感謝です。
では、恋姫と鈴元PCの距離はどれくらいでしょうか?
当方は恋姫からスタンド、スタンドから机の距離の合計、と考えれば6m位と認識しています。

743『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/13(日) 02:30:20
>>742(稗田・回答)
>では、恋姫と鈴元PCの距離はどれくらいでしょうか?
>当方は恋姫からスタンド、スタンドから机の距離の合計、と考えれば6m位と認識しています。
概ねのその通りでよい。ギリギリ射程内。

744稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/13(日) 02:43:30
>>738(GM)

……釘づけにして殺すのが最善だ。
本体とスタンドが向き合い、こちらは一方的に攻撃できる。
敵はなにかしてるにせよ、ただちに恋姫に影響を与えるほどではない。

                 ・・・・このチャンス。

(逃す手はないわな……
 でも、マジでこいつ……何仕込んでるんだ……?)

疑念は晴れない。
スタンドはどこだ? 花弁は?

「えひ……」

          「……悪い顔してるもんな……
           脳筋ボスじゃなくて……『黒幕』の顔……」

乱射は続ける。手で防ぐなら本体の視界を潰せる。
防がないなら、顔への痛みでリソースを削り続けられる。
避けるにしても同じだし、こちらは再照準にも手を動かせばいいだけだ。

「えひひ……ところで僕の愛機……『バリア』もある。」
           
そして、『ブルー・サンシャイン』の左手を前に翳して鈴元へと接近させる。(スC)
余計なスタンド操作にリソースを裂いているならこの僅か5m、手を伸ばせば4m。

             ・・・・机にひっかからないよう、やや浮遊もさせる。

745『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/14(月) 23:17:36
>>741(鈴元)
      ピシバシバシバシガガガガガガガッ!!

顔面に叩き込まれ続ける『光球』!
咄嗟に机の陰に隠れるが――まだ撃ってくるッ!

       ビシビババババッ
          ガッガッガァァ――z_____ッ


机の脚は短く、低いので身体の半分がやっと隠れる程度だ。
それでも顔を守ることに成功したが、卓上のカップなどが吹っ飛ぶ。

     パシッ  パシアッ

『閃光』と共に炸裂すると、『丸い穴』が空いているのが見えた。
更に更に放たれる『光球』が、身体の隠せない範囲に命中する。


               ズ     ォ ン

相手のスタンドが鈴元に向けて、左手を翳しながら近づいてくる。
『ギャザリング』は家に向かわせる。が、まだ『痛みの動揺』が強い。
何とか家の入口前まで接近させた。同時に『火の花びら』化を解除。

これで家の真下に火が発生するが――『間に合うか』?
敵のスタンドと鈴元の距離は、『1メートル弱』。

>>744(稗田)

       ビシビババババッ
          ガッガッガァァ――z_____ッ

敵は咄嗟に机の陰に隠れるが……その隙を縫って『小光球』を連射ッ!
周囲に未だスタンドの姿は見えず、『花びら』も落ちてはいないようだ。
机の陰に隠れられたので、若干相手の位置が低くなるが――当てることは可能。
机の脚が短い為、身体の半分がやっと隠れる程度。露出した箇所に当てる。


     パシッ  パシアッ

巻き込まれて卓上のカップの類が吹っ飛ぶが、問題はない。
今のところ邪魔はない――『更に更に接近』! 敢行するッ!

               ズ     ォ ン

鈴元までの距離は――『1メートル弱』にまで縮まった。
文字通り、手を伸ばせば届く距離だ。

746稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/14(月) 23:24:50
>>745
確認です。

・机の様子はどんなものでしょうか?
 家同様にかなり劣化している? それほどでもない?

747『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/14(月) 23:26:57
>>746(稗田・回答)
>・机の様子はどんなものでしょうか?
> 家同様にかなり劣化している? それほどでもない?
比較的劣化の程度は軽い。
だが、それ自体が重いモノではなさそうだ。

748稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/14(月) 23:29:04
>>747
回答に感謝。
加えて質問です。

・机のタテ、ヨコの幅はどれくらいでしょうか?

749『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/14(月) 23:37:39
>>748(稗田・回答)
>・机のタテ、ヨコの幅はどれくらいでしょうか?
タテ:40cm、ヨコ:150センチ。
長方形の、いわゆる長机に近い形状。

750鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/14(月) 23:57:01
>>745

『火の花びら』の火はただの火だ。
鈴元もそれは知っている。
だが、燃えてもらわねば困る。
自分があの机の上のカップのようにならぬために。

「……痛いんは嫌い。」

本体は『ガラスの花びら』を包んだ風呂敷を敵スタンドに投擲(パス精CCC)
目標は敵スタンドの左手。
あの弾丸に貫通性がないのなら、風呂敷包みは十分な盾になる可能性がある。
それにこの距離だ。痛みによる妨害もあるものの、投げれば届く距離だろう。

『ギャザリング』は本体の行動に集中するため待機。

751稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/15(火) 00:09:01
>>745

「……えひっ。攻撃技は持ってないのか……?」

「ヴィジョンは……どうしたんだ?
 えひひ、序盤のスライムでも……通常攻撃くらいはするんだぞ?」

        残り2m。

            ・・・・1m。

そして――


「残機ははなっからゼロ――」

       左の大光球を――

            「……食らって、墜ちろ!」

                 ――鈴元の目の前の『机』に叩き込む! 


初めから狙いはこっちだ。(>>744メ欄 左手 やや下狙い意識)
一撃必殺は望めまいが、本人を狙うよりもワンタイミングか、それ以上に早く到達。
敵の『反撃の手』を潰せる可能性は高まる。幅的にも、大光球で完全に掻き消えることはない。
いくら『それほど重くない』素材でも……獣並の膂力と速度で大型の木材を叩き込むのはダメージになるはず。
また、机越しとはいえ、炸裂の衝撃や爆発的な閃光は多少のダメージにはなるだろう。

         ……その後、反動移動で『ブルー・サンシャイン』を先ほど開けた壁の穴に引き戻す。

752『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/15(火) 00:29:59
>>750-751(ALL)
鈴元は痛みに耐えながら、持っていた風呂敷包みを放り投げる――

      ヒュ ・ ・ ・

               カ″
                 オ
                    、
                     ノ
                       ツ

が――それすらも掻き消すのが『ブルー・サンシャイン』の『大光球』ッ!
消し切れなかった『花びら』が宙に舞うが、それを意に介さずに腕を振るうッ!

             ドッギャアア ッ


           バッグォオオオ――z____ンッ!


閃光と炸裂が生じ、机ごと鈴元が吹き飛ぶッ!
盾を介しても尚、その衝撃は殺しきれない。机は半ばから二つに割れる。

そして、まとめて床を擦りながら吹き飛ばされて、


                     ドッズウウッ!

割れて半分になった机の残骸が、鈴元の胸部に突き立った。
深々と刺さり……心臓を、肺腑を、ひどく傷つけている。大量の出血。
意識が眩んで、呼吸をすることも出来なくなっていく。『致命傷』だ。


                   ギュオオンッ
                              スタッ!

『ブルー・サンシャイン』が入ってきた大穴へと退避。
そこから、稗田が『撃墜した対戦相手』の姿を見る――――

753鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/09/15(火) 00:38:05
>>752

痛み。恐怖。苦しみ。
ただそれだけだ。ただそれだけが自分の身の回りでぐるぐると渦巻いている。
夢では何度も死んだ。
しかし、いまだに死の恐怖にはなれない。

「……はぁ。」

              「まだまだやね。」

花びら舞うこともなく死ぬ。
なんとも無様な結末である。

死人に口なし。直にいつものような笑顔も言葉も消えうせる。
ただそれだけだ。

754稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/09/15(火) 00:51:20
>>752

「…………?」

       「……え、マジで墜ちた……?」

                  「えっ…………おわり……?
                   おかしくね、常識的に考えて……」

(ルナティック難易度なつもりで挑んだのに……
 いや、難易度とかじゃないだろこれ……えひ……)

開幕打のつもりが――ゲームクリアとは。

「……最初のチュートリアル敵に……えひ。
 間違えてラスボスの……EDフラグ立てちゃったかな……?」

          ・・・・ともかく。

ゲームはおしまい……だ。
こうなったのだし、これで終わり……なのだろう。

           「……連コするかな……」

……ゲームからログアウトする瞬間を、待つ。

755『青き陽』と『鈴生り』:2015/09/15(火) 00:59:31
>>753-754(ALL)

           バチ   バチバチバチ

不意に一軒家の床下から弾ける音。
火が回ってきたようだが……もはや遅く。


       バチ  バチバチバチ・・・・・・


鈴元の意識が消える時……共に『仮想戦闘』から離脱する。


        ドギュゥゥ――ン

――――――――――――――――――――――――――――――――

┌─────────────────┐
│                                  │
│                    L e        │
│                C e r c l e        │       ピッ
│            R o u g e.        .│
│  ┌───────────────────────┐
└─|仮想スタンド戦闘アプリケーション                 |
    │.《ル・サークル・ルージュ》 ヲ 終了シマス            │
    │マタ ノ 戦闘参加ヲ オ待チシテオリマス.....     │
    └───────────────────────┘


勝者⇒稗田!       敗者⇒鈴元

――――――――――――――――――――――――――――――――

756モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/19(土) 01:24:34
『GM付きパラレルバトル』の対戦相手を募集します。

757藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/20(日) 00:28:42
>>756

スンッ……

「……似たモン同士の匂いがしよんの」

758モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/20(日) 00:35:23
>>757

「ああ、匂ってたまんねーな」

「やろうぜ」

(GMを募集してきます)

759『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/26(土) 23:53:56

バトルルール:
・GMレス前に相手のレスを絶対に読まない。
・GMレス後は読んでよいが、「見えないことは知らない」ロールを心掛けること。
 相手の台詞への対応などは推奨。
・相手に読まれたくない行動は拍手に投稿し、拍手とメル欄で伝えること。


戦場:フィットネスジム
ttp://muchcolor.jp/facility/

開始位置:
モンド:ストレッチコーナー西(16)

藤堂:フロント(2)

760モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/27(日) 23:33:35

「さてと…… やるかよ」

スタンド:『サイドウォーク・スラム』
詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/622-624
所持品:上着、左腕に巻いた3枚のバンダナ

761モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/27(日) 23:34:25
>>760
服装:上下ともにジャージ、靴

762藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/27(日) 23:53:21
能力詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/710
服装
秋映の制服
所持品
愛用のシャベル(鉄製)

763『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:06:25
>>760-761(モンド)
──モンドは、
フィットネスジムの一角にいる自分に気が付いた。

場所はストレッチコーナー。
柔らかな素材の青いシートが敷かれた空間だ。
周囲にはカウンターや血圧計の置かれた長机、
北側には無数のマシンが並んだ広いコーナーがある。
東へと壁沿いに進めば、廊下が続いていることも確認した。

ここでの目的は・・・・ただ一つ。
敵スタンド使いを見つけ出し、勝利することだ。


>>762(藤堂)
──モンドは、
フィットネスジムのフロントにいる自分に気が付いた。

目前には木製のカウンターに、パイプ椅子。
東を見れば談話室があり、植木に囲まれたソファとテーブルがある。
落ち着いた雰囲気のある空間だ。
だが・・・・ここで落ち着いてはいられない。

ここでの目的は・・・・ただ一つ。
敵スタンド使いを見つけ出し、勝利することだ。

764『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:07:00
>>760-761(モンド)
──モンドは、
フィットネスジムの一角にいる自分に気が付いた。

場所はストレッチコーナー。
柔らかな素材の青いシートが敷かれた空間だ。
周囲にはカウンターや血圧計の置かれた長机、
北側には無数のマシンが並んだ広いコーナーがある。
東へと壁沿いに進めば、廊下が続いていることも確認した。

ここでの目的は・・・・ただ一つ。
敵スタンド使いを見つけ出し、勝利することだ。


>>762(藤堂)
──藤堂は、
フィットネスジムのフロントにいる自分に気が付いた。

目前には木製のカウンターに、パイプ椅子。
東を見れば談話室があり、植木に囲まれたソファとテーブルがある。
落ち着いた雰囲気のある空間だ。
だが・・・・ここで落ち着いてはいられない。

ここでの目的は・・・・ただ一つ。
敵スタンド使いを見つけ出し、勝利することだ。

765モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/28(月) 00:08:15
>>763

「ストレッチコーナーか」

『サイドウォーク・スラム』を発現。
自分を重量操作し、『ボクシングスタイル』になる。

766藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:18:31
>>763
「ほぉ、金持ちはこがいなとこでダイエットしたりするんか…」

周囲を軽く見回すと、談話室コーナーに移動。

「………これでえぇかの」

少し考えた後、『オリンポス』でテーブルの足を引っつかんで持っていく。
さらに施設の奥へと進みたい。

767『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:23:16
>>765(モンド)

 ズギュン!

           ス   スス ス

『ナックル』を発現し、体の各所に触れる。
重量バランスを操作し、『拳闘』に特化させれば、
『ボクシングスタイル』の完成だ。

>>766(藤堂)

スタ スタスタ
 
             ガシィ

談話室まで歩き、ガラステーブルを持ち上げた。
(地図下部の写真も参照)

サイズは小さく、『オリンポス』の膂力からすれば、
負担は皆無に等しい。ガラス張りだけに、耐久力はなさそうだ。

768藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:33:48
>>767
「とりあえずは十分じゃ」

シャベルを肩に担いでさらに奥へ。
シンボルツリーが目に入ったら、それも『オリンポス』に掴んで持ってこさせる。

769モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/28(月) 00:34:44
>>767

「準備は半分完了。次は……」

ストレッチコーナーの中には、『細い壁』があるはずだ。
(写真で緑と白の椅子が置いてある辺り)
それを掴んで『建物全体』から『重量吸収』する。
もし厚くて掴めない場合、『サイドウォーク・スラム』の殴打(破壊力B)で壁を削ることによって薄くして掴めるようにする。

770『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:44:23
>>768(藤堂)
しゃべるを肩に(本体でよい?)、通路を西へ進む藤堂。
ほどなく、シンボルツリーが見つかった。

ガシィ!

土台部分を含めれば、高さは胸ほどもある。
重量はかなりあり、大の大人でも一人では難儀しそうだが、
『オリンポス』なら片手で十分だ。

現在、左手にツリー、右手にテーブルを持った状態。


>>769(モンド)
手ごろな仕切り壁を見つけ、移動するモンド。
(仕切り壁は東側ストレッチコーナーの南側とする)

       ズギュ!ズギュン!

ひとまず、『50kg』の重量を吸収した。
(どちらの拳で?)

771モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/28(月) 00:46:39
>>770

(吸収するのは、『右拳』)

続いて、『左拳』のナックルで『重量吸収』し
左右ともに『50kg』の状態にしたい。

772藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:49:47
>>770
本体はシャベルを、『オリンポス』はテーブルとシンボルツリーを、それぞれ持ってどんどん進む。
曲がり角では足を止め、奇襲を警戒。

「どこにおるんじゃ…あんまり女を焦らすなや」

口元をにやにやさせながら、奥へ奥へ。

773『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/28(月) 00:57:22
>>771(モンド)

 ズギュ! ズギュウン!

続いて左拳。
限界である『100kg』まで、両拳に吸収を終えた。

>>772(藤堂)
そのまま西へと前進。
三叉路の前で立ち止まり、慎重に死角を伺うが、
敵の姿、物音ともに感じられない。

三叉路を右に曲がれば、女子用ロッカールームや
リラクゼーションルームへと続く。

前方『15m』ばかり、壁沿いにまっすぐ進めば、
カウンターが設置されてある。当然だが、無人だ。

774モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/28(月) 01:07:51
>>773

「これで『ケンカ』の準備は完了だ」

その場から少し左側に移動し、『スタジオ2(15)』『トレーニングマシーンコーナー(13)』
『ニューマシーンコーナー(14)』『筋力トレーニングマシーンコーナー(12)』をぐるっと目視して確認。
トレーニングマシンが邪魔であまり視界は通らないだろうが、一応それでも敵がいないか見る。

「さーて、どこにいやがるんだ?」

775藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/28(月) 22:36:42
>>773
「はよ来いやァ!準備体操はもうえかろうがァ!」

闘争心をグツグツに煮えたぎらせながら叫ぶ。

ブ ン ッ

『オリンポス』にシンボルツリーをブン投げさせ、無人のカウンターに叩き込む。
深い意味はない。八つ当たりと景気づけだ。

776『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/29(火) 00:37:21
>>774(モンド)
準備を終え、地図左(西)へと移動。
並んだ木製ベンチの傍まで動いた後、周囲を見回す。

北方向に広がるマシーンコーナーは、
様々な大型トレーニング機器が並んでいる。
数は多いが、間隔は適切に取られてあり、
『ボクシングスタイル』でも、移動に難はなさそうだ。

西側の扉はスタジオ2。
扉が閉じており、中は伺えないが、
暖ヨガが可能ということで、室温が高く設定されているようだ。

と──その時。

       メギ
             ド ゴォオオ ン  !!

視界の外だった東方向で轟く、破壊音。
見れば、南東のカウンター、その東端が凶悪に破壊されている。
一帯には大量の土と太く短い樹の幹があり、
これがどこかから飛来した、ようだ。

敵影は──そこには見えない。


          「はよ来いやァ!準備体操はもうえかろうがァ!」

──いや。東から声が届く。
闘争心にはやる、敵の『叫び』だ!


>>775(藤堂)

          「はよ来いやァ!準備体操はもうえかろうがァ!」


闘争心のままに咆哮し、
シンボルツリーをカウンターへ叩き込む!
『15m』の距離をものともせず、宙を突き進んだそれは、
木製のカウンターに衝突し、

       メギ
             ド ゴォオオ ン  !!

シンボルツリーごと、カウンターを破壊した。
人ひとり通れそうな『入口』をカウンターに設け、
ツリーは大量の土を拡散している・・・・!

777モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/29(火) 00:42:53
>>776

「何考えてんだ、あんにゃろー!」

口ではそう言いつつも、顔は笑っている。

飛来したところは見えなかったが、あんなものが来るとしたら
地図右下の通路からだろう。

「待ってろ! 今行くぜー!」

こちらも負けじと叫びつつ、全力で地図右・右下と移動して通路に躍り出たい。

778藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/29(火) 01:03:54
>>776
「フン………こンくらいすれば、ちったあやる気も出るじゃろ」

うそぶきながら穴の開いたカウンターへ。

メキメキ

シンボルツリーの残骸の、幹を再度『オリンポス』で掴み上げ、周囲を見回す。
鉢はあらかた砕けてしまったろうが気にしない。根にはまだ土は残っているか?

779『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/29(火) 01:13:16
>>777-778(モンド、藤堂)
モンドは藤堂の位置に気付くと、
全力で東の壁際へと向かう。

そして藤堂も、投げつけたツリーを回収すべく、
壁際をカウンターへと歩を進める。


  ド ン !

               ド ン !


両者が対峙したのは、カウンター付近。
モンドの位置──カウンター北(地図の数字16の真下)。
藤堂の位置──通路から開けた空間に出たところ。

『ボクシングスタイル』が有利に働きx、
藤堂がカウンターに着く前に、モンドはカウンターに着き、
そして互いを認識した。

藤堂自身はスコップを肩に担ぎ、
大型なスタンドの手には、小型のガラステーブル。

モンドは所持品を持たず、その両手に『ナックル』が輝く。


       ドッ  ド  ド
                    ド ド ド  ド ド ド

両者の距離──『8m』。

780モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/29(火) 01:19:28
>>779

「よおおお! よく出会ったな!」

「オレは『モンド』! スタンドは『サイドウォーク・スラム』!
 さあ、行くぜー!」

互いの間に障害物はない。小細工はなしだ。
大声で自己紹介しながら、敵に向かって迷わず一直線に前進する!

781藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/29(火) 01:51:27
>>779
位置的には、16の写真で言えばこちらは画像奥の本棚らしきものが見えるあたりということ?

782『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/29(火) 02:06:08
>781(藤堂・回答)
その認識でよいが、通路から出た所の為、本棚のすぐ横ではない。
本棚までは『4m』ほど離れている。

783藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/29(火) 02:31:42
>>782
回答に感謝。

>>779
「こがいなええ女ァ待たすなや。男が廃るじゃろ」

ギザっ歯を剥いて笑う。笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である。

プニッ

小柄な体躯に似合わない爆乳、デカ尻。腹の肉さえなければダイナマイトボディだが、いかんせん今はダメナマイトボディだ。

ズ ズ ズ ズ ズ ズ ・ ・ ・

そしてその傍に立つ、モンドすらも見下ろす巨躯の『スタンド』。
ムッキムキの、ギリシャ彫刻めいた『人型』だ…!!

「ええ身体しとる。一発で終わらんとええんじゃがのォ…!!」

ド ゴ ン(走り出した音)

走って間合いを詰める。
詰めながら『オリンポス』は並べられた白と緑の二色の椅子(画像中央右)の間に右腕を差し入れ、なぎ払うようにして、モンドめがけて次々にブッ飛ばす!
もし右腕にテーブルを持っていたなら手放し、上記の行動を取る。

784藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/29(火) 02:42:38
>>783訂正)

>>779
「こがいなええ女ァ待たすなや。男が廃るじゃろ」

ギザっ歯を剥いて笑う。笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である。

プニッ

小柄な体躯に似合わない爆乳、デカ尻。腹の肉さえなければダイナマイトボディだが、いかんせん今はダメナマイトボディだ。

ズ ズ ズ ズ ズ ズ ・ ・ ・

そしてその傍に立つ、モンドすらも見下ろす巨躯の『スタンド』。
ムッキムキの、ギリシャ彫刻めいた『人型』だ…!!

「ええ身体しとる。一発で終わらんとええんじゃがのォ…!!」

ド ゴ ン(走り出した音)

走って間合いを詰める。詰めながら『オリンポス』は並んでいる白と緑の二色の椅子(画像中央右)を右手で薙ぎ払い、文字通りの『手当たり次第に』モンドめがけて次々にブッ飛ばす!(破ス精:ACC)
もし右腕にテーブルを持っていたなら、テーブルを同じように振り抜き、椅子にたたき付けて同じようにブッ飛ばしていく(この際テーブルが壊れても構わない)。

785『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/29(火) 23:46:45
>>780>>782(モンド、藤堂)
大声で自分の名を叫びながら、
モンドは滑るような足取りで、前方に距離を詰めていく。

同時に、藤堂も前進。
破壊されたカウンターを左に見ながら北西へと動き、
低い壁沿いに並んだ椅子を吹っ飛ばすべく、手を伸ばすが──


          ──ドシュウ!

その懐に、一気にモンドが間合いを詰めた。
そのフットワーク、本物の『アウトボクサー』以上。
本体自身は生身である藤堂を遥かに上回るスピードで、
『オリンポス』の巨体の懐まで詰め寄った。

藤堂は、
椅子に手を伸ばす隙を突かれた格好だ──!
その距離、『2m』!
(ガラステーブルはまだ右手に所持している)

786藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/30(水) 00:02:53
>>785
「ほぉ………!!」

予想外の速さに、むしろ喜色満面になる。
この間合いでは、椅子を飛ばすより速く向こうの拳が来るだろう。
なら止まるか?否!勢いがついた挙動の後、無理に止まってもそれは新たな隙になるだけだ。

インファイト
接近戦を挑む相手の間合いに、まんまと乗ってしまった時、自分がいつもとって来た行動はたったの一つ───

ド ゴ ン(踏み込んだ音)

──超接近戦。
被弾を臆せずさらに踏み込む。伸ばした腕も予定通り振り切る。
打撃と言うのは適切な間合いでこそダメージ足りうる。近すぎても、遠すぎてもいけないのだ。
完全に拳に体重とダメージが乗り切る前に、『オリンポス』は腕を振った勢いで………『ショルダータックル』!!

787モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/30(水) 00:09:54
>>785

>「こがいなええ女ァ待たすなや。男が廃るじゃろ」

「おおーッ! その通りだなァァァァーッ!」

そのまま減速せず、両拳を前に揃えながら『拳』の射程まで接近!
投擲に備え姿勢を下げるとか、一応ガードしておくとか、そういうことはしない!
この状況なら下手な保険をかけるよりも、直線を最高速のフットワークで突き進んだ方が『強い』と考えたからだ!

>「ええ身体しとる。一発で終わらんとええんじゃがのォ…!!」
          . . . . .
「おうよ! その通りだァァァァーッッッ!! 『サイドウォーク・スラム』――」

そして当然、次に繰り出すのも自身が可能な中で『一番強い』と考えている攻撃だ!

        『ノー・ニード・トゥ
       「  ゴ タ ク は ―――――
                                 アポロジャイズ』
                         ――― い ら ね ェ ェ ェ ー――ッ!!!」


左拳を擦るように右拳を一直線に繰り出し、敵を必殺の『サイドウォーク・スラム・ノー・ニード・トゥ・アポロジャイズ』で殴りつける!パス精ABC
当たったら、敵を『100キロ加重』する!

788『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/30(水) 00:40:03
>>786(藤堂)

           ブ ォン!!

椅子に手を伸ばした為、低姿勢を取っていた『オリンポス』を、
その勢いそのままに、正面から突撃させる藤堂。

肩を打ち付ける必要性から、振り回した腕は攻撃に間に合わない。
だが、敵の間合いを『潰す』ことを最優先した戦法は、正しい選択だった。

敵は眼前において、『ボクシング』のアップライトスタイルから、
『両の拳を前後させる』という、謎の構えに移行したのだ。

およそ一般的ではないその『構え』に、秘められた意味──
その意味ごと、『オリンポス』は吹っ飛ばした。


             バ ゴォォオオオンッッ!!


車に撥ねられたように、モンドの体が西方向へ飛ぶ。
『10m』ばかりも飛んだか──
青いマットレスの上に、足から落ちていく。

よく飛びはしたが、手応えはない。
前方に突き出した二つの拳が、ガードとして働いたようだ。


>>787(モンド)
しょっぱなから『最強』の技を繰り出すモンド。

                          ス  ス

『ノー・ニード・トゥ・アポロジャイズ』。
拳を前後に重ね、擦るように放つことで得られる『100kg』の拳撃は、
いかな巨体のスタンドであれ、対抗しうる威力を秘めている。

           ブ ォン!!

だが──モンドの計算は、
藤堂の『勇気』によって、狂わされた。

『ノー・ニード・トゥ・アポロジャイズ』の構えを取るには、
当然だが構えを変え、発射する『二挙動』が必要となる。
これは格闘技においては、『隙』となる──
相手も他の挙動をしていればその余地があるが、
眼前の藤堂は、たった今、
あろうことか捨て身でスタンドの巨体を突っ込ませてきた。
最短にして最速の攻撃で、モンドの計算を読み取ったように、
その『出鼻』を潰しにかかったのだ!

             バ ゴォォオオオンッッ!!

『ショルダータックル』を浴びせられ、
後方遥か、高さにして天井近くまで吹っ飛ぶモンド。
態勢が崩れず、ダメージも軽微で済んだのは、
構えていた拳がガードの役目を果たしたからだ。
とはいえ、この威力──下手な『トラック』ほどにも凶悪だ!

カウンターを右に見下ろしながら、
モンドの空の旅の終わりが見えてきた。
距離にして『10m』近く。
真後ろ、西方向にあるストレッチコーナー、その青いシートの上だ。
今の状態なら、足先から着地することが出来そうだ。

789モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/30(水) 00:54:57
>>788

「うおおおおお! 何イイイイイイイイイ!?」

声は驚いているが、顔は笑っている!
笑いながら、重力とぶちかまされた勢いのまま吹っ飛んでいく。

「はっははははははは! すげえオレ飛んでるぜええええ!」

とはいえ距離にして『10メートル』、高さは『天井近く』まで吹っ飛ばされた以上
スタンドならぬ身のモンドがこのまま着地すれば、『トラック』に撥ねられて叩き付けられるのと同様確実に『重症』だ。
おまけに『拳闘』に特化した『ボクシングスタイル』のまま『着地』という不適な行動を行ったら、どんな滅茶苦茶に転ぶか分からない。

なので、飛びながら能力を『全解除』。
落ちる位置が柔らかい『シート』であることを生かし、着地時に一回転するようにして『受身』を取りたい。

敵を目の前にしながらチャージした重量と『ボクシングスタイル』を捨てるのは痛いが
どうせ傷を負えばフルスペックは出せなくなるのだ。やむをえない。

790藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/09/30(水) 01:54:07
>>788
「うしっ!!」

ド ゴ ン(ガッツポーズしながら足踏みした音)

刹那の交錯。運も味方したか。しかしあの構え…。

(……自信満々なだけに気になる……ゆうより、あれはヤバいやつじゃ)

喧嘩の鉄則は先手必勝・一撃必殺。
であるなら、あの男がやろうとしていた謎の構えこそが、それに当たるはず。

「怖いのォ、おまけに速い……どぉ〜〜〜〜〜したもンかのォ!!」

ド ゴ ン

『ショルダータックル』の勢いを捨てずに追撃・追跡。間合いを詰める。
宙に浮いた状態では攻撃も防御もままなるまい。もう一押しするチャンスだ。

「うちァ藤堂!藤堂虎鈴ッ!
こんなァは『オリンポス』………………ッだらァ!!」

ゴ シ ャ ァ !

マットの上に落ちていくモンドへと、地を擦るような軌道のアッパーで床を砕き、その破片散弾を飛ばす。
狙いはガードもし難く、同時に今着地せんとしているモンドの体勢を続けて崩せ、さらにあのフットワークも奪うことのできる『両脚』だが…。
ここは命中重視で、ひとまず当ててダメージを積み重ねることを優先したい。

791『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/09/30(水) 23:33:26
>>789(モンド)
思わず笑ってしまうほどの、圧倒的膂力。
しかし、笑いながらも着地に気を配ることをモンドは忘れない。

       ザッ
              グル グルン
                         ──シュバ!

空中でスタイルを解除し、素の身体能力で後方転回。
勢いをナチュラルに軽減させて、四つん這いの姿勢で停止した。

 
          ビュ ヒュ ン!

その頭上を、幾つかの瓦礫が通過していく。
方向からして、敵の仕業だろう。
立ち上がっていたならば、当たっていたかもしれない──
『重量』はすべて失われたが、モンドはいまだ無傷。

──敵までの距離は、『10m弱』だ。


>>790(藤堂)
ショルダータックルが命中したことで、
『オリンポス』の突進力は飛ばされたモンドに移っている。
勢いは止まり、吹っ飛んだ『10m』を即座に埋めることは、
全力で投げたボールを自分で捕れないように『不可能』だ。
(まして藤堂の体型ではなおさらだ)

数歩は駆け寄るも、モンドが着地に入った為、
やむなく『10m弱』の距離から拳を床に叩き込む藤堂。

                ド ッゴ !!


地を擦るようにして放ったアッパーに、
西方向へ無数の瓦礫が散弾となって放たれる──が、
距離がありすぎ、精度はあったものでない。

          ビュ ヒュ ン!

それでも数発はモンドの傍に飛ぶも、
モンドは勢いのままシート上を後ろ受け身を行った。
止まった状態は、こちらを向いてしゃがんだ恰好。
どうしても浮き上がる瓦礫では、低位置の的には当たらず、
男の頭上を通過してしまう。

──敵までの距離は、『10m弱』。

792モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/09/30(水) 23:53:10
>>791

「うおっ、あぶねっ!」

ヒュンヒュンと飛んでくる瓦礫を見て、肝が冷える。
姿勢を崩されたところへの追撃、下手すれば当たっていただろう。
着地地点がシートだったことも含めて、運が味方したか。

「(この位置じゃ『重量吸収』も『ボクシングスタイル』も無理だな)」

現在のモンドは『素手』同然、まともに戦うには再び能力で自らを強化しなければならないが
敵には凄まじいパワーがある以上、この射線が通った状態で静止するのは自殺行為だ。

「お前やるじゃねえか! 破る方法考えるからちょっと待ってろ!」

起き上がりながら自分の左手首を右手で掴んで、適当に『重量吸収』して『身軽』になりつつ
ベンチを飛び越えて北方向に走り出し、マシーンコーナーに入り込む。
このままではまた何か飛んできたときに防御もままならないので、とりあえず『射線』を切りたい。

793藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/01(木) 03:19:24
>>791
「飛んだ飛んだァ!
…ゆうかお前飛ばしすぎなンじゃァもぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

『オリンポス』を詰りながら、振り上げた拳を裏拳で振り下ろさせる。

バゴォッ!!

瞬間、床から伸びる『鉄塔』!!
日本人ではないモンドでも、その形には見覚えがあるだろう。それは今、日本で最も高い『建造物』───『東京スカイツリー』!!

ベキッ

『オリンポス』は丁度展望部を鍔に見立てて掴み、床から『東京スカイツリー』の『ミニチュア』を引っぺがすと、本体がシャベルを担ぐのと同じように担ぐ。
手にしたテーブルと合わさって、その姿は古代ローマの剣闘士(グラディエーター)のようだ。

「まあええ、上からブッ叩けば飛ばンでブッ潰せるじゃろォ」

そのまま悠々、モンドに向かっていく。
さっき飛ばした瓦礫を投げつけられたら、半身になって『東京スカイツリー』を盾にして防ぐ。完全に身を隠すことは当然できないが構わない。
ちらりと、着地したマットレスを確認。流石に一枚の巨大なマットレスではなく、複数のマットレスがいくつか敷き詰めてあるタイプだと思われるが、一枚
あたりの大きさはどれくらいになっているだろうか?

794『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/01(木) 23:17:24
>>792(モンド)

──ズギュ!

自らの手首を握り、ひとまず『10kg』、右の拳に吸い取り、
体重を軽くしながら移動。
多少不安定だが、この程度なら確実にスピードが上がる。

       バッ

ベンチを乗り越え、ニューマシーンコーナー(14)へ移動した。
周囲には林のように、金属製のトレーニング機器が置かれている。
モンドの体格、そして機器の構造的に身を隠すのは難しいが、
射線を遮る程度なら、ひとまずは十分だろう。
この手の機器の重量は、かなりのもののはずだ。

現在位置は、ニューマシーンコーナー(14)中央。
藤堂が大股に、血圧計の北まで歩いてきた。
先行するスタンドの右手にはガラステーブル。
左手には何処から作り出したか、『東京スカイツリー』が担がれている。
無論本物ではないが、柱ほどもある『タワー』を持つ姿は、
背筋に冷たいものが走るに十分だ。

互いの距離は、『15m』。


>>793(藤堂)

バゴォッ!!
           ベキッ

床を殴って『名所』──『東京スカイツリー』を作り出すと、
床から取り外し、左肩に担いだ。
右手にはガラステーブル、右手にはタワーという状態のまま、
西方向へと前進する──と、


       バッ

意外にもモンドはこちらに向かっては来ず、
軽やかにベンチを飛び越え、ニューマシーンコーナー(14)へと距離を取る。
そこは無数のマシーンが乱立した場所だ。
頑丈かつ安定した鉄の機器の林の向うに、モンドが頭一つ抜き出ているのがわかる。
射線は複数の機器で通らず、投擲では当てられそうにない──
モンドもまた、こちらに気付いているようだ。

互いの距離は、『15m』。

795『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/01(木) 23:17:59
>>794(藤堂)
追記。

現在位置は、血圧計のすぐ北。

796モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/01(木) 23:39:40
>>794

「なんだありゃ、『エッフェル塔』じゃねーか!」

違う。『東京スカイツリー』だ。
『スタンド能力』の産物に違いない。『塔を出す能力』か?
とにかく、あの『破壊力』に『凶器』を出す能力……
正面から当たれば、命はないだろう。

「(しかしよォ、思わずこっちに来ちまったが……
  このエリア…… めちゃくちゃマズくねーか?)」

何せ、相手には人間を十メートルもぶっ飛ばす『パワー』があるのである。
いくら『トレーニング機器』が重かろうが、本気を出せば自由に持ち上げて投げ飛ばすことができるに違いない。
つまり、こちらにとっての『障害物』は、相手にとっては『蹴散らせる程度』……
むしろ『便利な武器』にすらなるのだ。
同様に、半端な『重量付加』では敵本体の動きは鈍っても、スタンドに対する負荷にはならないだろう。

「(このケンカ、生半可な相手とはいかなそうだぜ!)」

左手で付近にある『トレーニング機器』のどこかを掴んで『重量吸収』したい。
その姿勢から可能そうなら、右手で別の『トレーニング機器』を掴んでそれも『重量吸収』する。

797藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/01(木) 23:49:02
>>794
「はァ〜〜〜〜?
まァだうちを待たすとか、どンだけじゃァお前はァ!!」

ポイ

ガラステーブルをその辺に捨てると、先ほどカウンターを派手に破壊した、シンボルツリーを改めて回収。
鉢は割れているだろうが別に構わない。『オリンポス』が幹を鷲づかみにして持つ。

「10、9、8、7……!」

ガン! ガン! ガン! ガンッ!

勝手にカウントダウンしつつ、煽るように、あるいは使い心地を試しているかのように、棍棒代わりの『東京スカイツリー』で床を叩きながら、モンドの追跡を開始する。

798『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/02(金) 00:01:10
>>796(モンド)
機器の間はちょうど人が通れる程度の距離。
両手で掴むには手ごろな感じだ。

ズギュ!ズギュ!ズギュ!ズギュ!


藤堂がすぐに追ってこなかったこともあり、
限界まで『重量』を吸い切った。
右に『40kg』(『10kg』は自重)、左には『50kg』だ。


        ガゴォン!ガゴォン!

その間、藤堂は何故か一旦通路を引き返し、
『タワー』で床を殴りながら、同じ『血圧計北』まで戻ってきた。
恐るべき音は、床を破壊する『タワー』の音色だ。

>>797(藤堂)
ガラステーブルを捨てると、藤堂は来た道を引き返す。
シンボルツリーはカウンター東端に命中した為、取るなら戻る必要があるからだ。

          ズボォ!

シンボルツリーは植木鉢が壊れた為、幾分小さく、重量を半分以上減らしている。
それを持ち上げ、戻った道を再度、西へと進む──

        ガゴォン!ガゴォン!

タイル張りの床を『スカイツリー』で破壊しながら、
口でカウントダウンしながら、
ひとまず元いた血圧計北まで来た。

(答え忘れたが、安全シート一枚のサイズは2×2m)

799モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/02(金) 00:16:36
>>798

「(『床を破壊』だと!? 『ボクシングスタイル』使えねーじゃねーか!)」

「(さっきぶっ飛ばされたように
  オレと奴の格闘能力は『ボクシングスタイル+必殺技』で『何も知らない素手のあいつ』とようやく『互角』……
  つまりこのままじゃ、オレの速度に警戒している『凶器を持ったあいつ』に勝ち目は万に一つもねえ)」「(『このまま』じゃな)」

「(あのばかでかい凶器を平気で振り回す奴に対する『攻め手』……
  何個か思いついたが、さて、どうしてやるか)」

東(マップ右)方向に駆け出し、左手で『壁』を殴打。
『壁→床』という機動で『10キロ(マシーンの重さの一部)』の『重量鉄片』を敵に向かって飛ばしたい。

800藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/02(金) 00:32:19
>>798
「……3、2、1、0!もーえーじゃろ、なァ?」

ガン! ガン! ガン!

相変らず『東京スカイツリー』で床を叩きながら、モンドの跡を追いかける。
シンボルツリーは根が前方を向くように持って行く。

ガン! ガン! ガン!

とりあえず今は、距離を縮めることが最優先だ…見たところ相手は殴り合い専門、こちらと違い飛び道具(物理)は持っていない。
いわゆる『待ち』をしていても、勝手に向こうから来てはくれるだろうが、そんなもの誰が喧嘩と言うだろうか?
…とは言え、彼我の距離は注意しておきたい。先の高速のステップワーク…あれは中々に厄介だ。開幕と同じ轍を踏む気はさらさらない。

(ふン…ゆうてもまァ、うちがその気になればどうとでもなるんじゃがの、あがいなもンは……)

801『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/02(金) 00:55:34
>>799(モンド)
頭をフル回転させながら、モンドは東の壁際に向かう。
敵はなおも床を破壊しながら、向きを北に変え、こちらに向かってくる。
破壊しながらなので足取りは遅いが、距離を詰められれば窮地に陥るのは確実だ。

        ド ゴォ!

                      ジャラララララ──ッ

左の『ナックル』が壁をとらえる。
同時に現れた無数の『鉄片』が、壁を斜め下へ滑り出した。
行き先は南──壁から床に伝い降りた先に、藤堂の姿がある!
現在の距離、『10m』。

>>800(藤堂)

ガン! ガン! ガン!
                ガン! ガン! ガン!

床を砕きながら、北へと向かう藤堂。
気持ちとは裏腹に、その足取りは遅々として進まない。
破壊の手間ももちろんだが、
周囲を破壊するということは、自身の進む道も荒らすことになるからだ。

その間に、モンドは機器の間を抜け、西の壁際まで到達した。
藤堂も向きをそちらに変え、なおも破壊と前進を続けるが──

        ド ゴォ!

モンドが、何故か壁を殴った、わずかに後。

                      ジャラララララ──ッ

壁沿いを滑るように向かってくる、無数の『鉄片』。
魚の群れが泳ぐように素早く(B)、斜めに下り、床に到達し、
なおも──床上を滑走して、藤堂に迫る!!

『鉄片』までの距離は『3m』。モンドまでは『10m』。
藤堂は血圧計から5m北地点。

802モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/02(金) 01:07:46
>>801

鉄片が相手に向かっていったが、当たるとは思っていない。
真正面から撃つ程度の飛び道具など、持っている『東京スカイツリー』をチョイと降ろして盾にすればそれで終わりだ。
そして武器の『10キロ』程度の増加、あのスタンドのパワーが意に介すとは思えない。

「よし、今だ!」

とはいえ、『対応』させることはできるだろう。
モンドはその場からいったん西(←)方向に走り出し、左手で更に自らの『10キロ』の体重を吸い取りつつ
途中で直角に北(↑)方向にカーブ。『スタジオ1』の入り口を目指す。
大柄なモンドの体重は『約100キロ』、吸い取ってもまだ余裕がある。

803藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/02(金) 01:13:39
すまん、>>800のメール欄は消し忘れじゃ。

>>801
「気づいたみたいじゃの。くっく……………」

思ったほどアホでもないらしい。
まあ、解ったところで止めようもないだろうが……。

「ほォ!こがいなもンも出せるんか……!!」

予想外の飛び道具。しかしむしろこれは嬉しい驚きだ。

ガンッ!!

『オリンポス』が前に出つつ、今まで床にしていたように、『東京スカイツリー』で『鉄片』を叩いて潰す。
…今まで行ってきた行為の繰り返し、それに3メートルの距離に到達するまで挙動を見ているだけの時間もあった。
スピードの差はあるが、間に合わないということもあるまい。

現在、モンドとこちらの間に障害物はあるだろうか?

804『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/03(土) 23:23:12
>>802(モンド)

       ── ド ゴォオ!

背後で轟く破壊音。
モンドの想像通り、地を這う軌道の『鉄片』は
比較的避けやすく、また守りやすい。

 ズギュ!

モンドは自重をさらに吸収し、『即席ダイエット』しながら、
西へ、そして北へとマシーンの林を抜けていく。

現在、地図(13)表示地点。
スタジオ1(11)までは直線で『20m』。
途中も無数の機器が並び立っているが、障害にはならなそうだ。

>>803(藤堂)

            ジャララララ────ッ

床を滑ってくる『鉄片』に対して、
力任せに、『スカイツリ-』を振り下ろす。

       ── ド ゴォオ!

スピードはあるが、投擲物と違い、三次元的に捉える必要がない。
軌道を見ていたこともあり、『オリンポス』は十分に『鉄片』を捉え、
そして『叩き潰した』。

                   ズギュ!

床から持ち上げた『スカイツリー』が、幾分重くなっていることに気が付く。
とはいえ、『オリンポス』の膂力からすれば、まだ誤差の範囲だ。

改めてモンドの姿を探すと、迎撃の間に北西方向
(地図(13)表示地点。)まで移動している。
距離にして、ここから『15m』。

両社の間には無数のトレーニング機器が並び、
射線は通っていない。唯一、長身のモンドの頭が見えているだけだ。

805モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/03(土) 23:39:51
>>804

左手のナックルで近くの適当な機器を小突き、『50キロ』の重量を付加し重さを捨てる。
その左手で自らを掴み『重量吸収』。
安定して走れなくなるギリギリまで『ダイエット』をしながら北上を続ける。

「(さてと…… 奴はどう来る!?
  足場の破壊をやめて、さっさと追いかけてきたくなったんじゃないか?
  それともじっくり攻め続けるつもりか?)」
「(どっちでも構わないぜ! なぜならオレが考えていることは……!)」

近くには、複数の『鏡』がある。
可能ならそれで敵のおおまかな位置やシルエットを確認しつつ、『スタジオ1』までダッシュで進む。
特に敵のパワーなら、『付近のマシンを投擲して大雑把にこちらの動きを塞ぐ』みたいな攻撃をしてくる可能性があるので
そういう音や仕草には気をつける。

806藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/04(日) 04:37:21
>>804
「さっきからチョロチョロとォ〜〜〜〜ええ図体してはしこいのォ」

大あくびをしながら追いかけていく。
現状、上手く地の利を使われていると言えるだろう。

「…んん〜〜〜〜〜?
ふん……ふん…ほぉ…『触ると重くなる』ゆうところか。飛び道具でそうなるゆうことは、普通に殴られてもまァだいたいそうなるじゃろ。
直なぶん、余計キくと思ったほうがええじゃろなァ。

……………殺すか(ビキッ」

乙女の目方を増やそうとしておいて、よもや生きて帰れるとは、モンドのほうも思ってはいまい(そうじゃろ?)。
追跡はするが、『鉄片』には気をつける。トレーニングマシンの乱立するこのエリアは、踏み込めば隠れ潜んで地を這ってくる『鉄片』は見切り・見つけ難いだろう。
とはいえ殴打というモーションがいる様子からして、モンドの行動を見、打撃音を聞いておけば、その『起こり』はわかる筈だし、軌道もあちらの自由自在という訳でもない。

「あっちは…なんじゃったか。
待ち伏せか?それとも単純に、広くて障害物のないところで戦いたいんか?

まァええ、そろそろ……ッ!!」

ドガァッ!!

手近なマシンに飛び乗り、視線を上げる。
『オリンポス』は別のマシンを蹴倒すと、マシンに片足をかけて踏み台にしつつ…『東京スカイツリー』を大きく横に振りかぶり、そのまま全力でモンドめがけて投擲!!
…トレーニングマシン並び射線が通っていないとのことだが、それはあくまで『普通の』『人間の』レベルでの話だ。
二メーター半の『オリンポス』よりは小さなモンドの頭が見えるなら、マシンに足をかけた『オリンポス』なら胸から上、低めに見ても肩から上はマシンの林を抜けるはず。
ともあれ持ち味の一つである長身と膂力を生かし、強引に射線を通し、背後から急襲したい。

807『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/05(月) 00:54:47
>>806(藤堂)
青筋を立てながら、モンド抹殺に動く藤堂。

  ガ 
       ガ
               バッ!

手近なマシンによじ登り、視界を確保。

『オリンポス』には視聴覚の共有は『ない』──
だが、藤堂自身が高みに立てば、
スタンドの高身長を生かして、上から狙うことは『可能』だ。

モンドの現在位置は、『20m』先。
その派手な後頭部は、依然、はっきりと確認できる。

         ブンッ!

横凪ぎに払われた『スカイツリー』が、
風切り音とともにその手を離れ、横回転しながらモンドに向かう!

>>805(モンド)
            ガッ!

『ナックル』で機器を小突き、『50kg』を付与。
さらに左手で自重を吸い取るが、『10kg』ごとにかかる『1秒』は、
逃走時には遅すぎる・・・・まずは、『10kg』。

その時だ。
                 ガ ガ  バッ

背後で聞こえる、奇妙な音。
迷わず振り返った、いや見上げた先には、
機器の上に登ったのであろう、藤堂の鬼気迫る顔と、
マシンの林を遥かに凌駕する、敵スタンド『オリンポス』の巨大な姿。

         ブンッ!

その手から、横なぎに振り放たれる『スカイツリー』。
高速で回転しながら、まっしぐらに自分の頭目がけて迫ってくる!!
距離にして『20m』。スピードは『C』。

808モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/05(月) 01:13:22
>>807

敵スタンドの手から、横なぎに振り放たれる『スカイツリー』!

「うおおおおお! マジかよ何考えてんだあいつはあああああ!」

『インファイト』対決で敗北を喫したから戦法を変えたのに、『遠距離戦』でまで圧倒されている!
あんなものを頭部に喰らったら、確実に『即死』だ。
敵のパワーを考えれば『防御』も無理だろう。
なので、『回避』する。

「クソーッ! 狙われ放題じゃねーか! だからこっち側には来たくなかったんだああああ!」

走っている勢いのまま、前方(北方向)に『ヘッドスライディング』するようにして『スカイツリー』の直撃を避けたい。
頭より下は、『トレーニングマシン』の群れが邪魔で狙えないだろう。
『ダウン』することで能力が解除されてしまうかもしれないが、命には代えられない。

809藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/05(月) 02:38:28
>>807
「よッ」

ド ゴ ン(着地音)

投げ飛ばした『東京スカイツリー』がどうなったか、確認することなくマシンから降り、モンド追跡を再開する。
先は『鉄片』への対応で時間を稼がれた感があるが、今度はこちらがモンドに対応策を取らせて時間を奪う番だ。

「こいつは打ち返せんッ!!返せるとしたら……」

したら、あの開幕に見せた『あの動き』くらいだろう。
普通にこの破壊力を乗せた質量を打ち返せるなら、こちらに尻を見せるようなことはすまい。
万一の可能性を考え、『オリンポス』は姿勢を低くし、自分共々今度は逆にマシンの林の中に身を隠しつつ、マシンの間に間に見えるモンドの姿に注視する。
射線が通っていなくても、視線は普通にしていても通るはずだ。

「さっきのお返しじゃ!!たっっぷり食ろうとけ!!」

あえて大声で注意を促し、モンドを足止めさせる。
片手を開けた低い姿勢は、ここから如何様にも対応できる体勢でもある。『オリンポス』はシンボルツリーを片手に、ひたすら追う!!

810『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/06(火) 20:13:44
>>808(モンド)
頭部めがけて迫りくる、『スカイツリ-』。

叫びながら、走りながら、
モンドは身を屈め、北方向に『ヘッドスライディグ』する。

                 ブンブンブンブンッ
          ズザザザ

マット地の床は体が滑らず、距離はほとんど稼げなかったが、
投擲物の風切り音は、頭上高くを通過していく。
ひとまず、これで危険は──

                         ド ゴォオ !

だが、北方向に顔を上げたモンドは、思わず瞠目する。
やり過ごした『スカイツリー』が、真一文字に壁にめり込み、突き刺さっている。
問題はその位置だ──
スタジオ1(11)の扉に重なるように、
さながら真横に閂(かんぬき)をかけたように!扉を塞いでしまっている!

「さっきのお返しじゃ!!たっっぷり食ろうとけ!!」

藤堂の狙いはこちら──単なる投擲ではなかったのだ!(拍手)


     ゴ ゴ ゴ    ゴ ゴ ゴ ゴ

スタジオ1の扉まで、『15m』。
背後からは着々と、藤堂の足音が迫る。
そして、ヘッドスライディングしたことで、
操作した『重量』は、再び解除されてしまっている・・・・!

>>809(藤堂)
器具から飛び降り、一目散に北を目指す藤堂。
飛び降りる間際、モンドは頭を下げたのか、見えなくなった。
今も無数の器具の陰になり、その姿は見えない・・・・
とはいえ、近づけば確実に見えてくるはずだ。

                 ブンブンブンブンッ

                                 ド ゴォオ !

『スカイツリー』が横一文字に、
スタジオ1の扉と、それを挟む左右の壁に突き刺さるのが見えた。
狙いは入口の破壊だったが、多少狙いが外れたようだ。
とはいえ、結果は大差がない。

スコップを担いでいる為、全力とはいかないが、
藤堂はしゃにむにモンドの姿を求め、北へと走る──!

811藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/06(火) 23:54:51
>>810
「おお、よォめりこんだのォ。
……………うん?まァええわい、あっちに行けばそのうち会うじゃろ」

粉砕するつもりだったが、まあ問題ないだろう。ひたすら全力で追う。
『オリンポス』にはアメフトかラグビーの選手のようにシンボルツリーを抱え、低い姿勢を取らせておく。
……相手の姿が見えないこの状況、一番警戒すべきはやはり『鉄片』だろう。
視界が悪く、殴るモーションが見えず、周囲は入り組んでいる。
おまけにターゲットであるこちらは近づいてきているのだ。遠い相手よりも近い相手のほうが当てやすいのは当然の道理。

ズン…!!

なので、『鉄片』の接近に気づき次第、『オリンポス』には床を殴らせ、『新宿新都庁』を生み出して盾にして、ガードしたい。
モンドの動きを見逃さないよう、『新宿新都庁』の間から、視界は確保しておく。

812モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/06(火) 23:58:15
>>810

「くっ! 上手くいかねえか!」

『スタジオ1』を利用した戦法を考えていたのだが、敵の手によって封じられた。
今さら入り込もうとしても、第二第三の『スカイツリー』が背後から飛んでくると考えれば、不可能だろう。

横にあるトレーニング機器の陰に隠れ、しゃがんで隠れた状態から自分をタッチ。
『ボクシングスタイル』になりたい。

813『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/07(水) 00:16:33
>>811(藤堂)
前方に『シンボルツリー』を構え、
いつでも『鉄片』を迎撃するよう低姿勢で、
藤堂は『オリンポス』もろとも、マシーンセンターを突っ切る。

そして──見つけた。

前方『10m』。
一台のトレーニングマシンの陰に隠れた状態で、
モンドが中越しで立っているのが見える。

二人の間には複数のマシンが並んでいるが、
通行を阻害するような状態ではなく、接近するだけなら障害はない。
あるのは、モンドが隠れたマシン一台だけだ。

>>812(モンド)
スタジオ1への扉は、『スカイツリー』で閉ざされた。

ひとまず、立ち上がり、傍のマシンの陰に隠れるモンド。
大柄な体では全体を隠すべくもないが、少しでも時間を稼ぎつつ、
自身の殻だに触れる・・・・

                      ス  スス

『ボクシングスタイル』──
中腰の状態で、両手の『ナックル』が戦闘の構えを取った。

そして──モンドもまた、藤堂の姿を見つける。
南方向、『10m』。
『シンボルツリー』を前方下段に構え、低姿勢の『オリンポス』を前に、
大きな足音をたて、藤堂が一心に駆けてくる。
その表情から、自分が発見されたことに気が付いた。

二人の間には複数のマシンが並んでいるが、
通行を阻害するような状態ではなく、接近するだけなら障害はない。
あるのは、モンドが隠れたマシン一台だけだ。

814モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/07(水) 00:27:54
>>813

「(ちっ、向かってきやがった!
  だがどうする? この『ボクシングスタイル』で奴に一撃くれてやる方法は……)」

目の前にある『トレーニングマシン』を左手で掴み、『重量吸収』する。
相手が辺りの物体を投げるなどの攻撃をしてきた場合、同重量の『トレーニングマシン』では防ぎきれないと思われるので
いつでもマシンから手を放して『フットワーク』で離れられるように心構えをする。

815藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/07(水) 00:59:03
>>813
「あんま走らせんなやァ〜〜〜〜たいぎぃンじゃァ〜〜〜」

彼我の距離、『10メートル』!やっとここまで追いついた。
さらに距離を詰める。『オリンポス』はいつでも『新宿新都庁』を出せるようにしておく。
こちらが仕掛けるのはもう少し近づいてから……そう、距離4、5メートルほどか。

ブンッ

それくらいまで到達したなら、『オリンポス』は身を起こしつつ、横なぎに、シンボルツリーを振う。
当然当たらない、当たらないが、根に絡んでいる『土』は飛ぶ。動き回っている間にだいぶ落ちてしまっているだろうが、それでも一回こっきりの
『目潰し』くらいは出来る量はまだ残っているはずだ。

816『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/07(水) 01:25:51
>>815(藤堂)
左手を開け、下段に垂らした状態で、
藤堂とオリンポスはさらに間合いを詰める。

モンドはマシンを盾にした状態のまま、動こうとしない。

距離が詰まる・・・・『5m』。

                   ブンッ

左下から右上へ──
『逆袈裟』になる形で、『オリンポス』がツリー』を斜めに払った。
巨体とはいえ、間合いが届かないのは承知の上。

そして、狙い通り──


                  シュバ バ ババババババ!!

モンド目がけて、土塊の『目潰し』が飛来する!
ただの目潰しではない──『剛腕』が振るえば、もはや『兵器』だ。

>>814(モンド)

                  ド ド ド   ド  ド ド

藤堂と『オリンポス』が、じっくりと距離を詰めてくる。
スタンドの左手は『シンボルツリー』を離れ、だらりと下がった。
『ツリー』を持つ右手もまた下段。背を丸めた低姿勢のままだ。

           ズギュ ズギュ!

『2秒』──敵の動きにいつでも反応できるよう、
神経を張り詰めさせながら、モンドは『左ナックル』に『20kg』を吸収した。

そして『5m』──藤堂が、動く。

                   ブンッ

左下から右上へ──
『逆袈裟』になる形で、『オリンポス』がツリー』を斜めに払った!
巨体とはいえ、『5m』はさすがに間合いの外。
だが、次の瞬間、彼女の狙いが打撃でないことに気付く。


               シュバ バ ババババババ!!

ツリーの根に残った、わずかな土──
それが剛腕で払われ、モンドを中心に叩き付けられる!
土の『目潰し』──それが狙いだ!

817モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/07(水) 01:34:54
>>816

「(『5メートル』!
  ここより離れたら接近できねえし、ここより近づいたら奴の『パワー』には抵抗できない!
  『フットワーク』を生かせる射程はここしかねえ!)」

マシンの陰から飛び出す。
姿勢を低くし、右手を顔の前にかざすことで、『目潰し』を防ぐ。

「『サイドウォーク・スラム』! ぶるあああああっ!」

飛び出しながら『ボクシングスタイル』の『フットワーク』で敵の懐に一気に接近。スB
左手のナックルで、敵を殴打する。パス精BBC
当たったら、敵を『20キロ加重』する。

818藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/07(水) 02:17:59
>>816
「心配すな、すぐに『洗わせ』ちゃるけぇ!!」

振り上げたシンボルツリーを捨て───そして続けて、『オリンポス』は踏み込みながら拳を振り下ろす!!
これも命中打を狙ったものではない。振る勢いで相手をけん制できればよし、できずとも──

ドゴッ!

『オリンポス』は振り下ろした拳で(空手で言う『鉄槌打ち』だ)床を打つ。
踏み込むことでモンドを能力の届く射程内に入れ込みつつ、満水状態の『黒部ダム』の『ミニチュア』を発現!!
可能なら自分自身はぎりぎり『黒部ダム』の外に居るようにしたいが、無理なら無理で構わない。
その場合、床から浮かび上がる『黒部ダム』の縁に手をかけて上昇、水面下に没しないようにする。
……途中で捨てたが、そもそもテーブルはこれをするための準備(踏み台)だったのだ。
(自身の体重を支えるには強度的にやや不安だが、『浮力』も計算に入れればぎりぎり耐えれる、と読んでいた)

「くくく……やァっと、この距離に入れたのォ。
ゆうかァ〜〜〜〜〜お前ぶちはしこいけぇ、こうでもせんと足を殺せンのじゃァ。つまりィ…」

モンドの動きに、『水の抵抗』で負荷をかける。
この状況下では普段どおり動けるかは、パワーが決めることだ。
…モンドの能力、おそらくパンチ力は相当あるのだろう。だが………。

「こン水の中で、何時もどおり動けるくらいの、パワーはあるんか、とゆうとるンじゃ」
..............
パンチ力と、力は別だ。そして『オリンポス』には『力』がある。この状況下でも、ほぼ普段と変わらないパフォーマンスは発揮できる!

819『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/08(木) 23:21:42
>>817-818(モンド、藤堂)
砂の目潰しを前に、あえて前に飛び出す選択をするモンド。
右手を顔の前に構え、目に砂が入るのを防ぎながら、
マシンの陰から飛び出した。

             ビス! ビススススス!!

叩き付けられた砂は、強烈な痛みを伴う。
ダメージこそないが、肌に血が滲んでいる。
眼球に受けていれば、失明してもおかしくないほどだ。

「『サイドウォーク・スラム』! ぶるあああああっ!」

              シュ
                        ダンッ!!

雄叫びを上げながら『砂嵐』を掻い潜り、
『ボクシング』のフットワークで軽やかに接近する。
目潰しを防いだ為、敵の位置ははっきりとは見えないが、
元いた位置、そして足元さえ見えれば、
インファイターは戦い続けることが可能だ。

        ドゴッ!

その目前で、床を叩き付ける『オリンポス』の拳。
敵の上半身を間合いに捉え、モンドは条件反射に『ナックル』を繰り出す。
だが、その時──

            ゾゾ ゾゾゾゾゾゾゾゾゾ!!

恐るべきスピードで、周囲が水没した!
視界を狭めたモンドにはわからなかったが──
藤堂の発現した『名所』・・・・それは『黒部ダム』。
全長『492.0 m』、堤高『186.0 m』の大型ダムは、
全長『約5m』、堤高『約2m』の『ミニチュア』として、
モンドの四囲を阻み、豊かな水をも再現した。

水の高さは『150cm』ばかり。
水面はモンドの胸元までもある。

                バシャア  ドゴン!
                                ズギュ!

放った左『ナックル』の一撃が、
床を打った『オリンポス』の右肩に命中するも、
水の抵抗に邪魔され、確かな威力はない。
『20kg』の『重量』は付与したが・・・・果たして、効き目はあるか?

一方、藤堂自身は『黒部ダム』発現時、
その堤の縁に乗るような形で、『2m』上に上昇した。
『オリンポス』は床を打った為、乗ってはきていない。水の中だ。
上から見れば、『ダム』の水面は、
ほぼワゴンカーの面積に収まっていると思われた。
即ち、『横2m×縦4m』の中だ──

モンドの一撃を『オリンポス』が受けた瞬間、
ダメージ以外の変化が、藤堂の体に生じた。
右肩に『20kg』もの荷重がかかったのだ!

それが藤堂のバランスを崩し、堤の上で前方にふらつく・・・・!

820モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/08(木) 23:43:41
>>819

「(ちょっと待てよ『土』だろ!? なんでこんな痛てえんだよ!)」

敵の砂の散弾に潜りつつ一撃入ったが、まともな威力はなかった。
そして加重したところで『20キロ』…… 人間でも十分背負える重量だ。
柱を片手で振り回す『パワー』を持つ敵にとっては、わけのない重さだろう。

敵の能力はよく分からないが、周囲が『水』に包まれた。
この至近距離、もはや能力を使う暇はない。

「(もう一度『攻撃』するか!? いや……)」

水中では、『ボクシングスタイル』でいることは大きな能力減少を引き起こす。
この状態から無理に攻撃したところで、敵がほぼ無傷であることも合わせて、敵を倒すことはできないだろう。
そしてパワー差を考えれば、『相打ち』になればこちらは『即死』だ。

「ここは――!」

『防御』の姿勢を取る。
敵の攻撃を受けることで『吹っ飛び』、水中からの脱出を狙いたい。

敵が『掴む』とか『挟む』とか『叩き付ける』みたいな攻撃を繰り出してきたら『即死』だが……
重量付加された敵が焦って、『最速の打撃』を出してくれるのを祈るしかない。

821藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 01:40:35
>>819
「ぬわッ…?!」

『重くなる』のは予想していた。が…ここまでピンポイントとは…!!
…仮に『体全体』が『重く』なったなら、単に動きが鈍るだけですむだろう。
しかし部位レベルで重量を付け足されたなら、今は未だふらつく程度で済んでいても…!!

「……ッ……お前〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」

『だが』!
『それがどうした』!!
今更離れる選択肢はない。既に『接近戦』での殴り合いは選ばれた!!
『どこまで』『どこに』『重さ』を付け足されるかは解らないが、仮にこの状況を解除したとて『重さ』までも消える道理は無し!!

グンッ……!!
                             ドバァ!!

床を殴りつけた低い姿勢から、右肩にあたった拳を押し返すように身を起こしつつ、、『オリンポス』は反撃の『チョップ』でモンドを打つ(破ス精ACC)!!
パワーで無視できるとは言え、拳よりも『手刀』のほうが抵抗は少ない。それに少しでも『腕のリーチ』を稼ぐことで、速度で劣るぶんをカバーする。

「ようも乙女の目方、増やしてくれたのォ…うちが1キロ落とすのにどンだけ苦労しとると思うんじゃ死ね!!」

ゾババババババッ…!!

さらに、砂に続き、『水』を力で跳ね飛ばすことで、打撃よりも先に、再度『水弾目潰し』を飛来させる。
たった今行った行為を、まさか続けて行うとは思うまい。砂はガードされたが、逆にガードさせたことで安心もさせたはずだ。
本体は深呼吸。万一落っこちても、息が続くようにする。

822『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/09(金) 02:18:37
.>>820-821(モンド)
周囲は水中──当然、こんな環境は『ボクシング』にはない。
圧倒的に不利な状況に持ち込まれたモンドに対し、

           ズァ アア
                     バシャアアア

『オリンポス』がその巨体を起こし、右手を振り上げる。
胸までつかったモンドに対し、敵は腰程度。
動きは『ボクサー』に比して遅いが、リーチとパワーの差は歴然だ。

           バ バ ッ !

咄嗟に『クロスアームブロック』を構えるモンド。
だが、作戦は失敗に終わることを予感する。
敵の攻撃は『振り下ろし』だ──
受け止められても、吹っ飛ぶことは『ない』。

             ブ ン ッ

                          ガッ シィイイイ !!

オリンポスの攻撃は『チョップ』。
ブロックは十分に間に合ったが、左腕に走る電撃にもにた激痛。

           ベ ギン

自慢の左腕が、前腕からあっさりと叩き折られた。
『サイドウォーク・スラム』のパワーは、『重量変化』によるもの。
単純な腕力で比較すれば、人間と差はないのだ。

                    ゴボォ オ !

さらに、パワーに抗い切れず、腰から斜め後方に沈没する──
地上なら店頭確定だったが、ここは水中が幸いし、床に尻を付けずに済んだ。
距離が『1m』開き、互いに間合いの一歩外に出る。

さらなる追撃を考えていた藤堂だったが、
自身にもその余裕はなかった。

                      グラ グラ
                               バシャァアア〜〜〜ンッ

ミニチュアのダムの縁という不安定な場所で、
突如、『20kg』の重りをかけられれば(部位はなく全体だった)、
誰だってバランスを崩す──スタンドを操作していれば、なおさらだ。

『チョップ』を浴びせた直後、藤堂はダムから落ち、水中に没した。
今度は藤堂がピンチになる番だ。
身長『153cm』の藤堂にとって、水面は頭の上。
さらに『20kg』の重りを抱えているのだ・・・・反撃どころでは、ない!

(拍手は『不可能』。
 ミニチュア上にミニチュアは作れない)

823藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 02:35:35
>>822
『深呼吸』は間に合ったんかの?

824『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/09(金) 02:55:40
>>823(藤堂)
深呼吸は間に合った。

825『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/09(金) 02:56:48
>>824(藤堂)
訂正。
『深呼吸』と呼べるほど、深くは吸い込めていない。

826藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 03:17:16
>>825
ド ボ ン ッ

(ちッ…しゃァないのォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)

『黒部ダム』の水底に着地。
反撃どころではない…のは、その一瞬のこと。落下し水没する可能性は、(それに対する『保険』は不発になったものの)既に織り込み済みだ。
『深呼吸』とは行かなかったが、息も吸えた。

(なら、一発くらいはイケるじゃろ………!!)

後ろにコケたモンドは、いわば空中にいるも同然の状態だ。
ここから踏ん張るかあえて倒れるか。どの道『殴る』どころの状況ではない。

ズ アッ!!

『オリンポス』と共に(こちらは半ば泳ぐように)前進。
…皮肉なことに、このピンチのはずの『水中』という状況は自身に『浮力』を与え、むしろ外よりも動きやすいはず。
そしておそらく、モンドも知っての通り、巨漢の一歩は常人の一歩を凌駕する。

ボッ

さらにもう一歩踏み出すようなモーションで、モンドの腰、下腹部の辺りを狙う『踏みつけ』の追撃。
身体を起こそうが倒そうが、人間の動きの基点は『腰』。上肢や下肢を狙えば二分の一で外すかもしれないが、『中心』はブレない…!!

この踏み付け後、攻撃の成否に関係なく『黒部ダム』は解除しておく。

827藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 03:17:49
>>822
ド ボ ン ッ

(ちッ…しゃァないのォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)

『黒部ダム』の水底に着地。
反撃どころではない…のは、その一瞬のこと。落下し水没する可能性は、(それに対する『保険』は不発になったものの)既に織り込み済みだ。
『深呼吸』とは行かなかったが、息も吸えた。

(なら、一発くらいはイケるじゃろ………!!)

後ろにコケたモンドは、いわば空中にいるも同然の状態だ。
ここから踏ん張るかあえて倒れるか。どの道『殴る』どころの状況ではない。

ズ アッ!!

『オリンポス』と共に(こちらは半ば泳ぐように)前進。
…皮肉なことに、このピンチのはずの『水中』という状況は自身に『浮力』を与え、むしろ外よりも動きやすいはず。
そしておそらく、モンドも知っての通り、巨漢の一歩は常人の一歩を凌駕する。

ボッ

さらにもう一歩踏み出すようなモーションで、モンドの腰、下腹部の辺りを狙う『踏みつけ』の追撃。
身体を起こそうが倒そうが、人間の動きの基点は『腰』。上肢や下肢を狙えば二分の一で外すかもしれないが、『中心』はブレない…!!

この踏み付け後、攻撃の成否に関係なく『黒部ダム』は解除しておく。

828<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

829モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/09(金) 09:48:32
>>822
「ガボガボボゴ(うおおおおおおおおおおお! いってええええええええ!)」

左腕が破壊され、水中に叩き込まれた。
焼かれたり、肋骨を折られたり、フナムシになったり、色々あったが、やはり肉体を破壊されるのは何回やっても慣れない。

しかし、敵も自ら作り出した『水中』に落ちてしまったようだ。

「ガボボボボボガボ(奴は水中の中でどのくらい呼吸できる? 息を吸う暇はあった。
  いきなり落ちて脳が酸素を無駄にした分を差し引いて、『20秒』…… いや『10秒』くらいか!?)」

短めにしてなお、絶望的な計算式が出た。
戦闘中の『1秒』がどれだけ長いかは、先ほど体験済みだ。
敵は溺死を避けるため最終的には能力を『解除』するしかないだろうが…… それまでに何回こちらを攻撃できる?

「ガボガボ(って、ていうか…… オレもこのままだと窒息するんじゃねえの!? いきなり叩き込まれたから息吸ってねえぞ!)」

「(オレはもはや片腕だし、『スタイル』のせいでまともに動けねー、だが敵は『20キロ』のウェイトを持っていようが動ける……
  水に漬かってない上半身から出すパンチはもちろん、奴のパワーなら水中から『キック』を繰り出しても
  水圧をねじ伏せてオレを強引に殺せるだろう)」

今のモンドはパワー、リーチ、スピード、ダメージ量、攻撃手段、全てにおいて……
ついでに先に水の中に落とされ、『深呼吸』をする暇もなかった以上、呼吸の量でも負けている。
水中という有利なフィールドに引きずりこむ敵の選択が的確だったこともあるが
『インファイター』などと呼ばれていても、真っ当な近距離型のスタンドの射程距離に入り込めば、結局はこれだ。

「だが、それは諦める理由にはならねー!」

状況は絶望的だが、モンドの中に絶望は、ない。

『サイドウォーク・スラム』のパワーは、『重量変化』によるもの。
『ナックル』は特性として、溜め込んだ重量の『ON』『OFF』を切り替えることが可能であり
『OFF』の状態でパンチを繰り出し、命中する瞬間に『ON』にすることで『重量』を得て、人間を越えた破壊力を発揮しているのだ。

つまりパンチを繰り出し、意識的に『ON』のままにすれば、数十キロの重量に肉体が『引っ張られる』ことになる。
全力を出せる普通の状態でそんなことをすれば関節が壊れるだろうが、幸いここは『水中』だ。

「ガボボゴボボボ(『サイドウォーク』)…… ゴボボ(『スラム』)!」

床にしっかり足を付け、『クロスアームブロック』のポーズから残った右腕で、斜め後方に『裏拳』を繰り出しつつ、重量を『ON』。
水中で数十キロの物体に『引っ張られる』ことで、殴られた勢いも利用して敵スタンドから距離を取りたい。
また、敵がいきなり能力を解除して水が消えることで、バランスを崩して転ぶ可能性があるので、意識して注意する。

830藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/09(金) 21:40:38
>>825
今見返して気付いたンじゃが……。
『体を起こしながら』『水を撥ね飛ばしつつ』の『チョップ』、つまりうちとしては『水平に近い打ち上げ』の軌道で打っとるつもりじゃったんよ。
つまり『振り降ろし』にはならんはず。うちの描写不足が原因で苦労かけるのは申し訳ないが、訂正してはくれンかの。

831『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/09(金) 23:17:19
>>830(藤堂)
水平とは水面に対して平行(横方向)、つまり重力とは垂直となる方向だが、
『垂直』(上下方向)の間違いではないか?

また、チョップ(手刀)とは、
基本的に打ち下ろすもので、あっても水平打ちまでだが、
下から上に『チョップ』という攻撃は『あり得ない』。

その前提でなお、訂正が希望であれば、今回のみは受け付ける。
(GMに伝わらない表現で齟齬が生じた場合は、
 基本、描写不足を含め参加者側のミスとなり、訂正は受け付けない)

832藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/10(土) 00:19:16
>>831
ほうか…なら、訂正を取り下げて>>827のレスで続行する。
以後は描写に注意するけぇ、今回の無作法、GMと対戦者、ご両人とも勘弁してつかあさいや。

833『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/11(日) 23:37:27
>>827>>829(藤堂、モンド)
かろうじて吸えた『一呼吸』を頼りに、
藤堂は水中を前進しつつ、『オリンポス』にモンドを攻撃させる。
大きく一歩を踏み出し、片足を持ち上げての『踏み潰し』だ。

藤堂の想像以上に『20kg』のハンデは大きく、
浮力の『プラス』は水の抵抗の『マイナス』を上回るものでは全くないが、
条件は相手も同じ──ならば、攻撃が届かぬ道理はない。

だが、モンドも苦境にあって、転びっぱなしではなかった。

         ── ブンッ!
                    シュボ!

右の裏拳を放つと同時に、『ナックル』の重量を顕在化。
突如発生した『数十kg』の拳が、モンドの巨体を引っ張り、
ただ逃げる以上のスピードを与える!

地上でやっても態勢を崩すだけの突貫戦法だが、
ここは『水中』──転ぶこともない。


 ゴボォ オオオ──!
                      スイッ

結果、『オリンポス』の踏み潰しは水を激しくかき混ぜる留まり、
モンドは『2m』──『黒部ダム』の壁まで逃げ延びた。
これ以上は距離を取れず、追い詰められるところだったが、

                  フシュ!

藤堂は、攻撃後に『黒部ダム』を解除。
予期していたモンドも、かろうじて転ばずに済む。

トレーニングマシンの並ぶコーナーで、
不自然に開かれた『4m』四方ばかりの『リング』。

互いの距離『2m』の状況で、再度、両者は対峙する・・・・!

834藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/11(日) 23:42:16
>>833
一応確認じゃ。
『黒部ダム』を解除した以上、服も濡れとらん……そういう事でええんじゃな?

835『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/11(日) 23:47:54
>>834(藤堂)

>『黒部ダム』を解除した以上、服も濡れとらん
『YES』。

836藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/12(月) 00:13:40
>>833
「ほォ………やりよるのォ」

わしゃわしゃと髪を掻く。逃れられはしたが、どこか楽しそうだ。
モンドは転ばずには済んだようだが、それは『転ばずに済んだ』ということだ。万全の体制とは、とても言えないはず。

ゴッ

『オリンポス』は踏み込みの動きのまま、床を打つ。

ゴ バ ァ ッ

そして自身とモンドの間に『ピラミッド』を再現し…………。

ド ン !

『相撲』で言うところの強烈な『突っ張り』で、モンド目掛けて吹き飛ばしたい。

「ここがお前の墓場じゃ!立派な墓ァプレゼントしちゃるわァ!!」

837モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/12(月) 00:36:35
>>833

「(こいつ…… 『解除』したか!)」

敵はあのまま『水のリング』で戦いを継続するより、いったん解除することを選んだようだ。
当然といえば当然だろう。敵はいつでも、あれと同じものを『再び展開』することができるのだ。
いったん呼吸をリセットし、今度こそ徹底的にこちらを仕留めるつもりに違いない。

こちらの片腕は折れており、敵は『20kg』の重量を受けているものの、未だ『ノーダメージ』で健在だ。
何よりあの高いパワーを持つスタンドは、20キロくらいなら能力の低下は『わずか』だろう。
一旦逃げたところで、あの『水のリング』を盾にされて『投擲』でじっくり攻められれば、もはや片手では打開できない。

「(『敵スタンド』と『相打ち』になれば、パワー差とダメージ差で先にオレが死ぬ。
  次の一撃を『回避』して『カウンター』…… それも『一撃必殺』を狙うしかねえ)」

これが最後の攻防だ。
『逆転』のためには、一気に敵を叩くしかない。

モンドは一瞬、心の中でため息をして、敵を真正面に見据えた。

「――行くぜ! 『サイドウォーク・スラム』!」

『フットワーク』で踏み出し、敵の間合いの直前で一気に姿勢を低くしながら『右斜め前』にステップ。
敵スタンドの『巨体』の脇を潜り抜け、『敵本体』の『顔面』に向かって右手でパンチを繰り出す。

「うおおおおおおおお!! んぶるあああああああああああああああっ!!!」

先ほどは『5メートル』の距離で、こちらの『砂を防御しながら物陰から飛び出し、数メートル前進して敵を殴る』という長い行動と
敵の『地面を殴り猛烈な勢いで水のリングを出す』という短い行動で、「全身が水没する前に、一応拳が当たる」くらいの僅差だった。
距離『4メートル』、敵に20キロというわずかとはいえハンデがあり、妨害も障害物もない状態なら――『こちらが速い』!

838『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/12(月) 01:07:35
>>836-837(藤堂、モンド)

「ほォ………やりよるのォ」

全身にのしかかる『20kg』の重量を感じながら、
藤堂はさらなる攻撃に出る。


       ゴッ

『オリンポス』は踏み込みの姿勢のまま、剛腕を振るい、床を打つ。

「――行くぜ! 『サイドウォーク・スラム』!」

同時に、飛び出すモンド。
姿勢は崩れていたものの、
それでも床を踏みつけた状態から、足元を殴ろうとする
『オリンポス』の攻撃よりは、速い──!

      ゴ バ ァ ッ

それでも正面から行けば、『オリンポス』の巨体と拳が障害となり、
攻めあぐねる間に『名所』が完成しただろう。
だが、モンドは間合いの目前で右斜め前にステップ。

                シュ シュバ!

芸術的なフットワークで『オリンポス』の拳をパスし、
その脇を潜り抜けた!
                     ド ン !

その背後で突き上がる『ピラミッド』が、空を切る。
同時に、右から回り込んだモンドは、藤堂本体を間合いに捉えた。

一連の動きを、藤堂自身は一歩退いた位置から追えていた。
それゆえ、本体が反応する余裕はある。あるが──

            ビキィ!

モンドの右『ナックル』に、力が籠る──!

839モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/12(月) 01:26:23
>>838

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

敵を射程に捉えた!
とはいえ先ほど、敵スタンドの一撃をこちらが片腕を犠牲にどうにか耐えられたように
『防御』することができれば、『即死』は免れるだろう!
その間に敵スタンドが振り向き、豪腕によってモンドに必殺の反撃を喰らわせるに違いない!

だが、敵に付加されている『20kg』の『重量』!
怪力無双のスタンドならぬ身である敵本体は、確実に行動が遅れるはずだ!
『ハンデ』を持ったまま『ボクサー』の拳に対応できる『速度』が、敵本体にはあるか!?

「『サイドウォー――――――――――――――――――――ク・スラム』ッ!!」

敵本体の顔面を一直線に、右手の『ナックル』で殴る!
殴って殴って殴って殴って殴り抜ける! そして!

「んぶるあああああああああああああああああ
 ああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああっ!!!!!」

敵スタンドの反撃が飛んでくる前に、『右手だけのラッシュ』で敵本体を殴り尽くす!

840藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/12(月) 01:28:26
>>838
「ええ踏み込みじゃ……!!」

本体は腕で顔を庇いつつ、身体を捻るようにして倒れ込む。
確かに、こちらはリーチでもスピードでも劣るが……モンドの拳の起動は読みやすい。

ド ン

何故なら、モンドと比較して、圧倒的に、こちらが『小さい』からだ。
身長差実に50センチ以上!確実に『打ち下ろす』軌道になるのはもはや必定。
加えて今の今までモンドは自身を超える巨漢である『オリンポス』と戦っていた。
いかに距離感を読むことに長けたボクサーと言えど、標的の大きさがここまで極端に変わったなら……?
……クリーンヒットは、難しいはずだ。

「ふんッ!」

顔を腕で庇ったのも、ただのガードを意味してはいない。
全力で踏み込んできたモンドの足に、倒れこみつつの『肘』を落とす!!
              モノ
「お前がうちにくれた『重量』、今返しちゃるけェの!!」

841『サイドウォーク・スラム』 vs 『オリンポス』:2015/10/12(月) 02:02:43
>>839-840(モンド、藤堂)

「ええ踏み込みじゃ……!!」

うそぶく藤堂に対し、モンドの答えは『唯一つ』。

「『サイドウォー――――――――――――――――――――ク・スラム』ッ!!」


            ギャウ ン!!

繰り出される『鉄拳』に対し、藤堂の手が上がり、顔面を庇って見せる。
この展開になることは、回り込まれた時点で想定済みだった。

加えて、勢いよく前方に倒れこむ。
自重に加えて『20kg』を注ぎ込んだ渾身の『肘』を、
がら空きのモンドの脚に叩き返すのだ──!


            ド ゴ   ォオ オ  !!


                                  ・   ・   ・


衝撃と炸裂音が轟いた刹那、二人の時間が止まる。
モンドの拳は、狙いあやまたず藤堂の顔面を捉えていた。
身長差はハンディだが、それ以上にスピード差が圧倒的だ。
『ボクシングスタイル』のモンドに対し、藤堂は『20kg』のハンデを背負っている。

だが、防御は成功した。
顔の前に上げた腕が『ナックル』を止め、
腕こそ殺されたものの、頭部への致命撃を防いだ・・・・

──はずだった。
藤堂が、前方に倒れこまなければ。
全体重に加え、『20kg』の重さをモンドに向けなければ。


           ・・ ・ ・ ミシィ イ  ィ

『カウンター』になったモンドの『ナックル』は、
腕をへし折って有り余り、藤堂の頚骨を損傷させ、
その頭部と内側の脳を、ガードの腕ごと揺らした。

一瞬──藤堂の意識が途切れたのは一瞬だけだ。
だが、近接戦では、それが全て。

「んぶるあああああああああああああああああ
 ああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああっ!!!!!」


          ドゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!


右手一本の不器用なラッシュが、藤堂の大柄な体に叩き込まれる。
『ピラミッド』が蜃気楼のように消え、『オリンポス』の体にひびが走り──


                            『ズドォ オオオ ン!』



足音に負けぬ地響きを立てて、藤堂は床に崩れ落ちた。



── モンド『サイドウォーク・スラム』 ⇒ 『Win!!』

842藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/10/12(月) 02:23:41
>>841
(ええパンチじゃァ…………もうちぃと、殴り合いたかったのォ………でも目が覚めたら殺す)

最後まで、凶暴な笑みを浮かべたまま、轟沈した。


藤堂虎鈴『オリンポス』 →『LOSE』

843モンド『サイドウォーク・スラム』:2015/10/12(月) 02:29:52
>>841

「へ、へへ…… か、勝ったぞ」

息を切らし、倒れた敵を見下ろしながら、ボソリと呟く。


「このケンカ、オレの……」

  左腕は砕け、右腕も無理な連打でボロボロだが……
   体の痛みは、もう感じない。

「オレの――――――――――――勝ちだッッッッ!」

    漲るのは、『勝利の歓喜』だけだ!

.

844目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/11/29(日) 20:51:28
【場】DIONモール その3  より移行
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1432052310/316-338

《確認》
・GMの募集は無し、で良いでしょうか?
・いちおうマップを用意してみましたが、使ってもよろしい?(グリッドは1m×1m)
ttp://dl1.getuploader.com/g/goldenrectangle/105/%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88.png

(目黒→K16 藤堂→N16 オリンポス→O15、O17、N15、N17のどこか
 L16に椅子が転がっている、と見てしまってもOK?)
(そちらに立ち位置の希望があるなら従います、自分はどこでもいいです)

845藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/01(火) 01:09:12
>>844
おう。立ち位置もそれでええよ。
ほうじゃの……なら『オリンポス』の位置はN17にしとく。

後はそっちの質疑待ちじゃな。

846目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/01(火) 22:55:02
お待たせしました。それじゃ、やろうか

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【これまでのあらすじ】
DIONモールのフードコート内にて、藤堂虎鈴『オリンポス』と目黒真実『ディバイン・ゼロ』は、喧嘩をすることになった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

服装:ダボついた長袖、ダボついたズボン、ゴーグル、ダウンジャケット、マフラー
持ち物:十円玉4枚 フリーペーパー コップ

能力詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/749-750


   『キキュゥゥゥゥ――――バリバリバリバリイィッ!!』


 『ディバイン・ゼロ』の翼を広げ、敵本体直前へと迫らせる!彼我の距離は2m。『2秒』かけて、

   (まずは緩めに……『速度:C』で接近させてやる。これなら貴方も対応できるだろう?)

 その2秒、相手が『ゼロ』を気にしている間、自分は尻モチをついている状態から回復せねば…立ち上がる。
 
  (手加減したって言ってたが、ゴリラみたいなパワーだった… 負傷はどうなってる アバラを折ったか?)


目黒:K16で立つ
『ゼロ』:N16へまっすぐ

【スタンドエネルギー残量:10秒→8秒】

847藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/02(水) 02:08:27
>>846
服装:秋映学園の冬服 青島コート
所持品:なし
能力詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/716


──藤堂虎鈴は、考える。
藤堂虎鈴は、普段考えるということは滅多にしない(苦手だからだ)。
しかし、『喧嘩』の際は例外である。

この時既にいくつかの『ヒント』が、藤堂虎鈴には齎されていた。

『決して反応しきれないものでないこちらの攻撃を咄嗟に防御しなかった』
『「やるかやられるか」「一方的になるかも知れない」という台詞』

この二点から導き出される可能性のうち、最大のものは───

『防御を捨てた攻撃一辺倒』
『かつ一撃がこちらの反射を超えた速度』またはやや確率が下がって『本体もスタンドもこちらの手の届かない位置からの攻撃に終始する』

──この二つだ。
『速度』『距離』ではなく『一撃が必殺の威力』のパターンもあるが、それなら『一撃で終わる』『勝負にならない』等等の物言いになるはず。
『一方的に』に自然に続く言葉をつけるとしたら、それは『一方的に攻撃し続ける』となるだろう。
『やるかやられるか』という発言も、ノーガードの殴り合い上等な能力ならば納得できる。
(後は『戦闘機』みたいな見た目も『それっぽい』と言うのもあるが、まあこれは傍証レベルである)
また『一方的に攻撃し続ける』必要性があるということは、むしろ一撃の威力は並かそれ以下とも考えられる。

であるならば、こちらが勝つにためにしなくてはいけないの事は、たったの二点だ。

『逃がさない』『攻め続ける』『────本体を!』

「はッはァ!!」

本体は左右の腕で顔面と胸部をブロックしながら、『オリンポス』ともども目黒目掛けて突っ込み飛び掛る。
目黒の『戦闘機のスタンド』は(どうせ避けられるだろうが)『オリンポス』の腕で打ち払う。
『投げた椅子を防御できない』レベルの、ガードの貧弱な目黒の能力に、これを止めるすべはないはずだ。

848目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/02(水) 03:15:43
>>847
目黒は逃げる。藤堂から見て右奥(I-14)にアワアワ逃げだす。

 「私の『ゼロ』の性質をだいたい察したな、 正しいですよッ 賢いッ」
 「本体に狙いを定める、急所を隠す、正解。」
                               ディバイン
「そして貴方はまたひとつ気づくでしょう…それが『神性たるゼロッ』」
 
   「ちなみに、貴方がこれから追いかける奴の名前は『目黒(めぐろ)』です、いっぱい叫びなさい。」  

 

    藤堂は顔と胸の急所を両の手で隠し、
    『オリンポス』はまっすぐ進みながら飛行するスタンドを払いのけようとした…(M-16に移動?)
     相手スタンドの選択は…


      躱さない。ガードが貧弱なのではないのか…!?
 
 
    (いや、『ディバイン・ゼロ』は
     『スタンド』によるあらゆる干渉を、幽霊のように、

            ―――――『透過する! そして奪う!』)

(その腕からモロにパワーを奪い、)
(貴方は、その腕に疲れを覚えただろうッ!少しの間だが狙いもパワーも落ちたかな…それは隙だッ!)
(小生はスタンドパワーを10秒分得れたはずだぞッ!)


(そして相手スタンドが真っすぐ来ていて…ならば、狙おう)
(これから、腕を抜けたなら、斜め上に舵を切り、ちょい加速(スB精密A) 
 …それだけで、つぎは『足』がむこうからやって来ていて、)

(二回目の透過…ふたたびエネルギー10秒ぶん奪取!)
(貴方の足に突然の虚脱感だッ わずかだが、本体の移動やキックに支障をきたすッ!さらに隙ッ)

(鬼ゴッコだ!)
(ついでに、小生が相手のパンチとかを喰らってフッとばされたら…さらに距離をとれるな 痛いけど)

  【スタンドE残量:8秒→7か6秒くらい】

849藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/03(木) 04:41:30
>>848
 ゾ ワ ッ

「ぬあッ……?!
………なるほどのォ、そォゆうことかいやァ!!」

避けるどころか『すり抜けた』挙句に、腕に感じる『疲労感』。
…成るほど、事実上、直接攻撃はむしろ悪手ということか。
『触れると疲労』、その上『遠距離タイプ』…………『一方的』の理由も、これで解った。

(思うた以上に厄介じゃのォ……………。
距離さえ取ってもうたら後はやりたい放題、少なくともやられることはないゆうわけじゃ。

うちにひたすら纏わりついて『疲れさせる』……『ただのそれだけ』…捻りもなンも無いが、それを避ける事も受けることもも、うちにはできん…………!!)

シンプルではあるが回避も防御もできない攻撃……が、しかし。

「………ッたく、早々これを使うハメになるとはのォ」

先の突進で現在位置はK16と言ったところか。ぶつくさ言いつつ………『オリンポス』が無事な腕で床を殴打。

「まァ、ようはあれじゃ。お前を逃がさんどいたらええンじゃ。その位ならなンも難しないわい」

   ゴ  ボ  ボ  ッ

最大サイズ、かつ満水の『黒四ダム』を構築。自分を巻き込まず、目黒と『ディバイン・ゼロ』を囲うように。難しいなら目黒さえ押さえれればそれでいい。
『オリンポス』が構築できる『名所』『史跡』の大きさはワゴンカー並み、つまりおおよそ5メートル弱はあるわけだ。現在の彼我の距離なら届かないものではない。
目の前に競り上がる壁、足元から湧き出す水、二つの障害物で目黒を捕まえる。

「…………いくらこいつがうちらの拳をスカスカ抜けるゆうても、お前まではそうもいかンじゃろ?」

850目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/03(木) 23:33:37
>>849
地面から迫り出す約1.8m半のコンクリート壁。威容!
ミニチュアといえど、大きさはワゴンカー大に設定されているのだ!          

        /´::::> ,.-.、_
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       ./:::::/ /::::://::7
      /::::::< └-' 〈_:/
    /:::;へ::::\                   「何とッ!」
    ∨  丶;::::>
         `
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
>藤堂が出現させたのは『黒部ダム』、これは1963年に建設された日本を代表する超大型ダムのことを指すッ   <
> 堤長492m、高さは国内一の186m、貯水量は約二億立方メートルで、これはタンカー1000隻分に相当!    <
> あまりの巨大さゆえ、建設中に作業員が行方不明になったというエピソードまで存在しているッ!         <
> 観光施設としても知られ、毎年訪れる観光客は100万人を超えているそうだッ!!!  (ナレーション:大川透 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
 

 それが『目黒』とそのスタンドを囲み、両方ともが水に浸かる!
 少年のような背丈の『目黒』は、ほぼ全身水の中!

      ジャバ  
            ジャバ
   
   「ぷはッ  … 防寒具が水を吸う…重い」

   「そして相手の足を…狙おうとしたせいで …ゴボっ
    「『実体化型スタンド』を『透過』できない『ゼロ』が…
     …水に搦め取られ、泳ぐしかない…速度も空戦機動も殺されたッ…ごボッ」




奥の手が成功した藤堂、非常に有利な状況ッ!
そして目黒にとって、  致 命 的 な 一 打   だったッ!
            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  
…ただ、藤堂に『唯一』、不利な点があるとしたら

     「 ゴボッ 」

…『オリンポス』が、共有すべき『視聴覚フィードバック』を持たないということだ。
……藤堂の身長(153cm)では、堤越しに敵を覗きこむ事すらできない。…声しか聞こえねェ。



―――――――――【目黒の思考】―――――――――――――――
(まず私本体、近場のテーブルに浮上したい…着衣遊泳はヒラ泳ぎ推奨だったかな…)
(『ゼロ』は泳げ、1m強、上に泳がなくては)
(いま唯一のいい事は …大きな実体化スタンド内部を泳ぐ、掠り続けることになるから) 
(『スタンドEを数秒分』確実に貰ったですね…これだけ多い水なら5秒くらいがいいな…ゴボっ)  

【『ディバイン・ゼロ』、現スタンドE残量:17秒】


※視聴覚については、【供】『暦』供与スタ質問スレッド【他】>>224 より。
 能力詳細からの引用ではないので、そちらに不満があれば、訂正します?

851藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/04(金) 00:33:20
>>850
く、黒四の詳しいキャプションがついとる…。
それはそれとして…こっちの受けた『疲労』はどれくらいで回復するンかの?

852目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/04(金) 00:57:21
>>845
疲労は残ってるでしょうが隙は出ないです。

ただ、『腕に関しては、あと4回くらい透過されたら、異常が出続けるレベルで疲れそうだな』
…という感覚がありそうです。

853藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/05(土) 02:40:32
>>852
いやうちは回復するのかしないのかを知りたいンじゃが…。
まァええわい。仮にするにしてもどっちみち、即座にゆうわけにはいかんじゃろ、多分。

>>850
「ふーん…。
こいつはすり抜けれンのか、基準がいまいち解らんのォ」

実体のあるものは『すり抜け』できない、ということか。
まあ何にせよ、次にすることは決まっている。

 ゴ ッ

『オリンポス』は手近な椅子を、軽く殴打。

        /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''

椅子から、『塔』を思わせる建築物が生えてくる。倒れないよう、『オリンポス』の手で支えた。
椅子に生やした分、床に生み出した『黒四ダム』より、その先端は高い位置にあるので、目黒にも見ることはできるだろう。
大きな声で、中で泳ぎもがく目黒に叫ぶ……。

「いい忘れたけぇ説明しとく!こいつの名前は『オリンポス』ッ!!
世界中の『名所』『史跡』を、まァ『ミニチュア』じゃが本来の機能を持たせた状態で作り出せるッ!!
……ちなみに今お前が浸かっとるンは『黒部の太陽』こと『黒四ダム』、でもって今生やしたンが、『江ノ島シーキャンドル』ッ!!

江ノ島の夜のお洒落なデートスポットにして、日本初の、由緒ある民間灯台じゃ!!」
(ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E3%81%AE%E5%B3%B6%E7%81%AF%E5%8F%B0)

カ ッ ・ ・ ・ !

『江ノ島シーキャンドル』の先端に、眩い閃光が燈り、その全体がライトアップされる。灯りが水面を滑り、サーチライトのように撫でた。

「お前が今何を考えとるかどーかはしらンが、うちがこれからどーするかは教えちゃる。
         シーキャンドル クロヨン
なあに簡単じゃ、『こいつをそこに投げ込む』!!ご覧のとおりこいつには電気がかよっとる。それをそこに投げ込んだら『どーなる』?」

グイッ

予告どおり、いつでもそれを投げ込めるように、掴んで支える『オリンポス』。

「降参せェ!仮にそッから抜け出しても、『濡れたまンま』のお前が逃れる方法はないけェの。
それでもまだなンとかできるゆうならええわ。続けちゃる」

854目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/06(日) 18:38:21
>>853
出現する、鉄筋コンクリや金属の柱が絡み合って出来た『灯台』、
これが『江の島灯台』、俗称『江の島シーキャンドル』!冬仕様のライトアップにより、神秘的な青白い光を纏うッ!
使用される電圧は100〜200ボルト、これなら、『浴槽』程度の水ならいっぱいに回路を作ることとなる!
そして頂上のLEDを灯すために使っている電流は、最低値ですら1アンペア以上ッ、すなわち致死量!

それを藤堂は利用しようと考えたッ!


   「ぎりぎりぎり…」
   おおっと目黒、歯を食いしばる!

「ううううううッ〜〜〜〜〜〜……」
「くッ」「ぐゥゥゥゥ〜〜〜〜〜ッ」

ビショ濡れの状態でもなお、汗をダーダー流しながら考えているッ!

   
   (家庭用電流…『交流』!すなわち電気風呂ッ  『電気柵』から漏れるような『単流』とは訳が違うッ)

   (一般用電気コードなら、コードからなるべく離れれば…いや、向うの『電圧(ボルト)』も分からんではッ)
   (漏電ブレーカーが働き…働…くのか?) 
   (周囲に金属製の椅子やテーブルに足が存在するし、電気はそっちに逃げるか…?)
   (実際かなり怪しい、こちらが助かる可能性が、実際に五分五分くらいなのが困りものッ)   
   (いや、命を懸けてない喧嘩に、そこまでッ…賭けはできないッ)
   
   (当方のスタンドの速度で、コードを捕まえ…いや、配線なんて分からん!)
   (ならばせめて、機銃で相手の目を潰す…わりと可能ではあるが)
   (そこまでやったらお互いの為にならないッ)




   「くッ…降…伏……ッ」

  「…スタンドを解除する…ケンカで命を賭けるのは…小生の使命でも無い……ッ」

855藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/07(月) 04:33:02
>>854
「おしッ、聞き分けのええ子はおねーさん大好きじゃ&hearts;」

 ズ  キ ュ ゥ  ン

床に沈みこむように、『黒四ダム』が、椅子の上から『江ノ島シーキャンドル』が消えていった。
(ついでに濡れた身体も乾いた)

「さて……………」

『オリンポス』と共に指をボキボキ鳴らしながら目黒に近づく。そして…。

ヒョイ

無事な腕で目黒を抱えると、そのままダッシュで走り去る。
ポリが来る前に離脱。停学・休学・退学などは以ての外だ。

「逃げるッ!どうせ今の見た誰か通報しとるじゃろ、うちのはどーも派手でいかんのォ!!」

藤堂虎鈴は札付きの不良だが────真面目な学生なのだ。これでも。

856目黒真実『ディバイン・ゼロ』:2015/12/07(月) 22:44:16
>>855
「おわ」
「そんな大袈裟な……」



     彡⌒ミ
   ⊂(;ω;`)  アイツラ ガ アバレテマシタ


<ナンダトォ  マァテェェェ 
 <ニガサネエゾ オルァァァ
  <フンガー


  「……」
 「…『既に』だッ!」 「急げ急げェェェ〜〜〜〜〜ッ」



ギャンギャン叫ぶ。

「もっと早く走ってくださいッ」


抱えられながら偉そうに指図しよう。

857藤堂虎鈴『オリンポス』:2015/12/09(水) 01:13:06
>>856
「『オリンポス』の『史跡再現』はフツーの人間には理解し難い光景じゃけぇの。
色々スッ飛ばして、とにかく騒ぎを起こしおるゆう風にだいたい脳内で落ち着くみたいじゃ」

ドズッドズッ

そのままDIONモールを後にした。

「阿呆ォ!こー見えてもうちは50メートル走で7秒2、クラスの女子ン中では速いほうじゃ!!」


→【場】メインストリート その4 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1424962526/ へ…


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