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【ミ】『特攻兵団ミサイルマン』

1『Missile Man』:2014/12/30(火) 01:08:46

世界が俺の代金
俺の欲望の必要経費

おエライさんが俺の未来を祝福した
だから俺は炎を揮ってその未来を守る

オマエたちは拳を突き上げて あたりを行進してる
都合よくオマエらの欲しいモノなんか手に入らないのに
俺がオマエたちを皆ブチ込んで墓穴に放ってやるぜ
そして残った連中は窒息するほどの欲望で包んでやる

這いながら俺と共に明日の世界に飛び込め
さもなきゃオマエらを墓穴に引きずり込んでやる

俺はオマエたちの子供の中に深く潜んだ
奴らは俺の名においてオマエらを裏切るだろう

 ――――――――炎の中で眠っちまえ

Rage Against The Machine 『Sleep Now in The Fire』

268『潜む死神』:2015/09/27(日) 21:42:33
夜、ネオンストリートのカフェ。
奥まった一角、周囲を見渡せる席から店内外の様子を伺っている。



                       ポ ポン  スウィ


「…………終わったか?」


                       「終わったァー」

                       「慣れねェなァ、この手の道具はよォ。
                        『便利』ッつのは認めるがね……」


「連絡さえすればいいんだ。
 直接電話すればいいだけだろう」


                       「そこは『野暮』ってヤツよ。
                        二人して楽しくやってんだからなァー」

                       「じゃあ、俺らも楽しくやりますかい……?」


「…………そうだな。
 ソレもいいが……まずは」
      . .
「そこの『ハエ』――――」

                       「耳障りってだけじゃねェ――ッ」

                       「そろそろ目にも障ってきたぜッ」

269『潜む死神』:2015/09/27(日) 21:42:50




            シャゴガッ
                      ガショガショガショッ


     シャッカッカカカァァ――――ッ


    バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッ
   ガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンッ

270『潜む死神』:2015/09/27(日) 23:18:39

欲望のため、悪は善を惨殺する。
善は持てる力のすべてを尽くして悪の試みに抵抗する。



                             マクシリミアン・ロベスピエール

271『潜む死神』:2015/09/27(日) 23:19:07


    「………………」



           ファン  ファン ファン  ファン
         ファン ファン ファン ファン  ファン


                           「ほう……。パトカーか。
                            この町の警察は腐っていると聞いていたが」


                           「アリバイ作りかな。周囲を回ってるだけか……」



    「か」

          「ふゥ……」



                           「動くべきじゃあない。無駄だからな」

                           「貴様はもう『生きながら死人の身体』。
                            如何なる能力の持ち主だろうが――――」

                           「これから速やかに……私が心臓の動きを停めてやる」



    「…………ナメるな」


        ゴ        ゴ  ゴゴゴ




   「私がたとえ死んでも」

   「これからここに来るスタンド使いがッ」

                        ドギュウ ッ


                           「――――『シェルショック』」 「『無駄口』も聞かない」

272灰羽『アクエリアス』:2015/09/27(日) 23:30:42
>>271

┌──────────────────────────────────────┐
│                          スタンド名─『アクエリアス』                          │
│                               本体─灰羽 あと                         │
├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
│       .破壊力─B      │      .スピード─C       │     .射程距離─E     │
├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
│       持続力─B      .│     精密動作性─A      │      .成長性─B       │
├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
│          能力─その手から生み出される盃は液体を吸い集める。              │
│                二つの盃の間を、液体を行き来させることも出来る。             │
|              ヴィジョンは大柄な女性型スタンドで、独自の意思を持つ。         |
└──────────────────────────────────────┘
  A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

能力詳細 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/461

持ち物:水筒(水) ペットボトル(コーヒー牛乳) 
     ペットボトル(トマトジュース) ペットボトル(自作聖水)
     ポーチ(液体ノリ・絵の具(赤)・財布・スマホ) お守り 破魔矢 パワーストーン

273灰羽『アクエリアス』:2015/09/27(日) 23:43:42

本体詳細 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311711936/195

274『潜む死神』:2015/09/27(日) 23:48:29
>>(灰羽)
灰羽 あとはネオンストリートへと呼び出しをされていた。
その理由は――『標的のスタンド使いを補足した』という報告があったからだ。

依頼した【The Outfit】の配下の情報員が指定した場所に来ていたが――


      ファン  ファン  ファン  ファン  ファン  ファン


サイレンの音が鳴り響く……どうやら、付近で『何か起きた』ようだ。
確か記憶では、騒ぎが持ち上がってる付近にはカフェがあった覚えがある。

灰羽が一番乗りしたらしい。連絡をした後の二人はまだ来ない……

275灰羽『アクエリアス』:2015/09/28(月) 00:11:22
>>274

―補足―
・吸える液体は、『盃』ひとつにつき一条。
・『盃』が吸着するのは『アクエリアス』の手のみ。
・『アクエリアス』は独自の感覚と自我を持ち、本体を操作しなくても行動できる。
 本体とはテレパシー的な意思疎通が可能だが、言語的なイメージの共有は難しく、
 『アクエリアス』から伝わってくるのは印象程度に限られる。

------------------------------------------------------


「ンッ、警察かぁぁ〜……?」


周囲を見回しながらうろうろと同じところを行ったり来たりしている少女。灰羽である。
腰にポーチをつけ、そこにペットボトルホルダーを接続し、4本ものペットボトルを保持する様は
彼女にとって普段どおりの格好であった。
本日はそのうち一本が頑丈な水筒になっていたり、ポーチの中にも使えそうなものを少し入れてあるが。


「うーん……私、怪しいかな」


だが、お洒落といえば貰ったチョーカーくらいで、いつもはセールで売ってそうな服を着ていそうなくらい
無頓着な服装をしている灰羽は、今日は一風変わった格好をしていた。
両手に装着するは、指貫皮手袋。これはまあ、中学生的に考えてカッコイイファッションといえなくもない。
だが、安全靴、肘当て、膝当て、額にゴーグルをも装備した姿はちょっと目立つ。
さらにそこにパワーストーンやお守りをじゃらじゃら身に着け、破魔矢を指した姿は少々異様である。

命がかかっているゆえの彼女なりの武装であったが……
かっこ悪いからという理由でヘルメットを選択肢からはじいたということは秘密であった。


「何があったか気になるが……待ち合わせの場所を離れるのはいかんよなァー」

276『潜む死神』:2015/09/28(月) 00:20:31
>>275(灰羽)
現在の灰羽の居る場所は、ネオンストリートの車道に面した場所。
周囲にバスのターミナルがあり、待ち合わせにも使われる場所だ。
だが、今はトラブルが起きたせいで、そちらに野次馬が集まっているようだ。


      ブロロォォ――・・・・
                    キキィ

その時、灰羽の目の前に一台の車が停まる。
助手席のスモークガラスが滑るように開かれ、車内が覗けた……


        「……は」 「灰羽」

         「灰羽 あと……スタンド使いの……ゴホッ」

サングラスをつけた一人の男が……運転席に座っている。
丈の長いロングパーカを羽織っているが、『血に染まっている』。

       「乗って……ください。
        いま行かないと……見失う……」


                 ゴ            ゴゴゴ

                      ゴゴ               ゴゴゴ

277灰羽『アクエリアス』:2015/09/28(月) 00:31:50
>>276
「ええー……びっくりした。
 大丈ォ夫ですか?」


何かもう事が起こっているらしい。
警察もその関係だろうか?
灰羽は周囲をチラチラとうかがい、『スタンド』を発現した。
『アクエリアス』。大柄な女性型のスタンドだ。


「えっと……怪我されてて、しかも急いでそうなんでスゴク恐縮なんですけど……
 2つ問題がありましてぇ……
 まず、まだ他の2人が来てないんですよね。
 次に、ぶっちゃけ初対面だから信用できないっていうか……初対面ですよね? 私達。
 なんか無いんですか? あの人の配下とかの証明的な?」

278『潜む死神』:2015/09/28(月) 00:39:27
>>277(灰羽)
スタンドを発現し、一応警戒の構えをとった。
男は息を切らしながら、汗に濡れて蒼白の顔を苦悶に歪めている。

周囲には人が殆ど居ない。まだ仲間たちが来る気配はない。

『???』:
「お二人は……連絡をして、合流を……」


「すみません、私は『情報員』で……
 『配下としての証明』、は……これを、見て……」

ダッシュボードに置いてある、携帯電話を操作した。
純白の手袋に覆われた手が、苦痛のあまりか震えている。

           ス

画面には、いつの間にか撮影されたのか『君の写真』が映っている。

「ボスから……送られた画像です」

「……これを見て、貴女を……」 「ぐ ぅ……」

「急がないと……仲間が」 「あの二人に……」

279灰羽『アクエリアス』:2015/09/28(月) 00:53:28
>>278
「写メですかぁ。うーん」


いつのまに撮られたのだろうか。なるほど、写真を見て探し出したということらしいが、
だからといってその写真が、今回の依頼主――『ココ』さんから送られてきた保証にはならない。
『アイスクリームの皇帝』かもしれないし、灰羽は会った事がないが『星群』という人かもしれないが……
とにかく、この男は大怪我してまで職務を果たそうとする忠誠心の厚い人らしい。演技でなければ。
仲間とか言っているので忠誠心というよりも仲間意識かもしれないが。


「ンー、あなたも大変そうですし、時間も無いみたいですから、乗らせていただきましょう。
 悪いですけど、念のため掴ませてもらっていいですかね?」

『うがぁ』


男の首を『アクエリアス』に掴ませ、車に乗り込みたい。
男は『スタンド』が見えている風だろうか?

280『潜む死神』:2015/09/28(月) 01:01:21
>>279(灰羽)

『???』:
「問題ありません……」

「私はどうせ助からない……なら……
 任務だけでも果たす。それが私の……」

息を荒くしながら、『アクエリアス』に首を掴まれるのを許す。
振り向いたところから見ると、動きを目で追っているようだ。

確かに『スタンド使い』。灰羽は車に乗り込む。
仲間の二人はまだ来ないが、車がその場から動きだす……

          ブロロロォ・・・・・


「二人の能力には謎がまだありますが……一人は解る」

「『武器使い』……私はそいつに撃たれて」

車は緩やかに進んでいく。運転すら覚束ない感じだ。
ハンドル捌きが危うく、時折車がふらついて揺れる。

「仲間の二人を……呼んでもらって」 「お願い……」

「どこに居るかの説明も……」

281灰羽『アクエリアス』:2015/09/28(月) 01:13:35
>>280
「えっ……もうヤバイ系ですか……?
 私の能力じゃ傷は治せないのはもちろん、輸血もできないからなぁぁ……。
 『アクエリアス』、ちょっと手当てとかしてやってよ。
 片手ふさがってるって? 頑張れよ!」


男は死を悟っているようだ。
『アクエリアス』に怪我を診させておく。
武器使いと言っているが、怪我からどういった武器かはわかりそうだろうか? 聞いたほうが早いかもだが。

やはりどうにもならなさそうなのだろうか。
瀕死でもなんでも、生きていれば『直す』ことができる能力者は彼らの身内にいることを灰羽は知っているが……


「敵は2人で片方は武器使いですかぁ……
 呪殺屋っていうのが標的だって聞いてたんですけど、どっちかわかります?
 まあ多分どっちもやらなきゃ駄目な感じだと思いますけど。

 どこにいるかっていうか、どこに向かってるんですか?」


とりあえず集合地点から車で移動していること、敵がもう動いているらしいことをメール。

282『潜む死神』:2015/09/28(月) 01:19:53
>>281(灰羽)
『アクエリアス』に怪我を確認させようとする。
傍目から見ると、『出血多量』というところだろうか。

羽織ったパーカのフードから袖から、あらゆる箇所が血に染まっている。

『???』:
「…………『拳銃』。不意打ちでした。
 咄嗟にガードして、致命傷を避けようとしましたが……」

「向かってるのは……あいつらのアジト、で……」

「私の傷の心配はいいです、から……
 スタンドを備えて、おいてくださ……」

灰羽はメールをし、二人の応答を待つ。


                ベチュ  ベチュア

                  ブチョ  ブチュブチュ

『濡れた音』。『くぐもって聞こえる』。『距離は近い』。

    ベチャ  ベチャベチャ

『窓』。車のドアの窓から聞こえる……!

283灰羽『アクエリアス』:2015/09/28(月) 01:35:32
>>282
「銃かぁぁー、私はあんまり得意じゃないなぁ。
 他になにか情報あります?」


銃ということはやはり内臓もかなりやられている感じなのだろうか。
詳しくない灰羽にはわからない。
手当てをしている暇もなさそうだ。


「……電話繋げとくかなあ。
 これ以上メールしてる暇なさそうだし」


アレクセイに電話をかける。
同時に『アクエリアス』に男の首から手を離させ、両腕に最大サイズの『盃』を発現。
窓からの眺めはスモークガラスなのであまり期待できない。
影でも見えるようならば片方投擲する(破スBC)
直進して通行人に当たったり、敵に破壊されたりする可能性があるので投げた後は命中の可否に関わらず解除する。


「そういえばお名前とか聞いていいですか?」

284『潜む死神』:2015/09/28(月) 01:45:43
>>283(灰羽)

『???』:
「………………私は、『松倉』といいます。
 覚えているのは……拳銃を立て続けに出して……」

「『切れ目ない銃撃』…… ゴホッ ゴホゴホッ」

傍目から見て、どれほどの負傷かは判らない。
アレクセイに電話しつつ、『アクエリアス』が『大盃』を発現する。

スモークガラス越しに見えるのは……『小さな人影』。
小人のようなサイズのそれが、ガラスにピタリと張り付いている。

まるで覗き込んでいるようなそれに対して――

         ドヒュウッ

                  バギャアンッ

パワーもないのか、窓ガラスごとに一撃で吹っ飛んだ。
砕けたガラスが外へと散らばり、中へと風が吹き込んでくる。


「……敵…… 急がなきゃ」

「……飛ばしますよ……!」

               ギャロロロロロロロォ――ッ


一気にエンジンの回転数が上がった!
急加速し、他の車を追い越しながら進んでいく。


              ベチョ  ベチョベチョオ


………………『音がする』。先程と同じ音。
距離は……近い。今度居るのは……『背後』。後ろからだ。

285灰羽『アクエリアス』:2015/09/28(月) 19:29:28
>>284
電話は、こっちの声で状況が伝わるだけでも意味はある。
そういう意味ではなんなら留守電でもいい。


「銃の連射ってマシンガンとかぁ〜……? どこら辺が呪いなんですかねそりゃ。

 ン? 群……体?」


後ろで近い、というのは車の後ろではなくてもしかして車内、つまり後部座席だろうか?
今度は『最小盃』を発現し、腰のペットボトルから少し液体を吸わせ、視線は敵へ。
複数なのか、横の窓にいたやつが移動したのか、今はわからないが、
どっちにしても視野を広く持つ必要がある。よって攻撃ではなく警戒態勢だ。


「なんかちっちゃいのが来てますッ
 えーとー、さっき言ってた見失うって言ってたってことはグズグズしてると、
 敵がアジトをすぐ移動しちゃって逃げられるってことですよね。
 で、急がないと仲間がドーとか言っていたから、アジトに松倉さんの仲間が捕まってる?
 ってことでいいんですかねっ?
 なのになんか来てるってことはこれもしかして3人目の敵ですかねコレェェ?」

『るがぁ?』


それとなんだか湿っぽい音がしているがなんだろうか。
車外にいるならば窓ガラスが濡れてたりするのが見えるだろうか。
車内にいるならば当然ばっちり見えるだろうが。


「まあ遠隔操作型かもしらんけど……
 一応聞いておきますけど、松倉さん、もう『スタンド』出せない感じですぅ?」

286『潜む死神』:2015/09/28(月) 23:16:09
>>285(灰羽)

『松倉』:
「あれは……『呪殺屋』じゃない。
 おそらくはもう一人……『武器使い』が……」

「そうです、仲間が……
 仲間から、我々の情報を引き出される可能性も……」

湿っぽい音の位置は、後部座席のようだ。
最小盃を用意し、後部座席へと視線を向けた。


      ウジュ  ジュルルゥ

『居る』。ガラス越しに見えた『小人』のようだ
それが、後部座席のところに張り付き、君を見上げている。
液体だけで構成され、手足や頭の形状も簡素なモノ。
ただ涙滴をくっつけて人型を構成したような形状だが――――

       ジュルン

                     ジュルリ


その身体は『血液』で構成されたような、深い色の赤だ。
松倉は更に車を加速させている。町中というに若干飛ばしすぎのきらいがある。

「私のスタンド……戦闘向きでない……」


       ジュルル  ルバッ!

その時――『液体の小人』が跳躍した!
凄まじい速度で、灰羽の顔に向けて飛びかかってくるッ!(スピード:A相当)

287灰羽『アクエリアス』:2015/09/28(月) 23:59:27
>>286
「赤い液体……『血で出来たスタンド』……松倉さんの血かァァ?
 うわあこっちきた」


複数いるわけではなく、やはり素早いのか。
『アクエリアス』で対抗できる速さではない。
こちらの一番早い攻撃『液体弾』でも追いつけない速度。そもそも液体に液体で攻撃するのは望み薄だ。


「『アクエリアス』……任せたッ」

『ガ……!』


灰羽は目と口を閉じ、手で顔をガードする。間に合えばだが。

『アクエリアス』は『最小盃』を振るう(破ス精BCA)
もちろん、間に合わない。
だが、『盃』には『液体吸引能力』(破スCC)が存在する。範囲は『半径50センチ』。敵の狙いからして射程内だろう。
大した吸引力ではないが、『液体の小人』がただヴィジョンがそう見えるだけでなく外見通りの『液体』で、パワーが弱いのならば吸えるかもしれない。
『盃』に捕らえたのならば、両手の『盃』を貝のようにあわせて閉じ込めたい。

288『潜む死神』:2015/09/29(火) 00:12:52
>>287(灰羽)
咄嗟に本体である灰羽は、目と口の急所を手で覆った。
『アクエリアス』は『最小盃』を振るい、同時に『吸引』を発動するッ!


         ジュルル ゥ――ッ

                   ビジュウアッ

上手く図に当たった! 『アクエリアス』がスタンドを閉じ込める。
その様を直接に灰羽は見ていないが、『アクエリアス』から意思が伝わる。
成功だ。『敵のスタンド』を捕縛した。相手は抵抗もしない…………?


       ボソ   ボソボソ

『アクエリアス』が――――『囁き』を聞いた。
『盃』の中の『血の小人』が、声を発している。
ごく近い、『アクエリアス』だけが、その声を聴くことが出来る。


         《 キケン キケン キケン 》

    《松倉なんて存在しない 偽情報員 逃げだせ》

 《敵の能力は『武器を取り出す』 『針を刺して呪いにかける』》

   《針に気をつけろ針に気をつけろ針に気をつけろ》

    《松倉と名乗る男がミサイルマンのスティンガー》
        . . .
      《呪殺屋だ逃げ出せ逃げ出せ!!!!》


その時、『アクエリアス』が視界の端に捉えた。

                 ドギュンッ

                       ズズ

松倉から、立ち昇るように……奇怪な針だらけのヴィジョンが姿を現した。
そして、真横に居る視界を塞いだ灰羽に向けて、手を伸ばしているッ!

289灰羽『アクエリアス』:2015/09/29(火) 00:33:03
>>288
(ちょっと無能かなぁ〜と思ってたけど敵だった?
 もう誰を信じていいのかわかんねーよねこれェ……)

『クゥン……』


騙すためだとしても、首を掴ませることを許すとは大胆な敵だ。
まあ、結局仕方なく首からは手を離したわけだが……
だからと言って無警戒だったわけではない。
いつでも蹴りを入れられるように『アクエリアス』の下半身はセット済みだ(>>283:下を構える)


「とりあえず脱出!」


松倉(スティンガー)に蹴りを入れ、反動で車のドアをぶち破って車外へ出たい。
直に触れるのではなく、座席を破壊して松倉(スティンガー)に当てる形でいきたい。
さすがにヴィジョンの外見の問題だと思うのだが、蹴るには痛そうなデザインだ。

松倉(スティンガー)の反応が素早く、蹴りが間に合わなさそうならば、
『液体の小人』を開放して、水滴の『液体弾』を乱射して牽制しつつ上記の行動を行う。

290『潜む死神』:2015/09/29(火) 00:50:01
>>289(灰羽)

  「…………ゥゥ ふゥ――ッ」

「やはり、柄に合わんな。だが、『近づけはした』」


            ビュオ ア ッ!


松倉が呟く……同時に伸ばした手が敏速に動くがッ!


            ゴガシャアアッ!

『アクエリアスの怪力』! それが椅子の背もたれを蹴飛ばした!
咄嗟に伸ばした手で受け止めるも、跳ね上がり――


              バグ ン ッ

伸ばしたが吹っ飛ばされ、その反動で灰羽の側のドアが外れるッ!
灰羽はそのまま車道へと転がり出んとするが――

   「なるほど。『近距離パワー型』……
    『シェルショック』よりパワーがあるようだな」

「そして考えることも同じか――」

                        「逃さんッ!」

          ビュ ションッ!

『針が突き出たスタンド』から……数本の針が射出されたッ!(破ス精CAB)
敵スタンドも、松倉の身体も、大きく背後に向けて傾いている……

291灰羽『アクエリアス』:2015/09/29(火) 01:11:33
>>290
さっきの時点で9割敵だったが、確定敵でよさそうである。
ちなみに『血の小人』が敵で松倉が味方だった場合、
もう助からないと言っていたので死んでも問題ないかと考えていた灰羽だった。


「発射するの!?
 うっわこっちも速ァい!」


となれば『血の小人』は確定味方だ。捕らえる意味は無い。
というか援護してくれるかもしれない。スピードだけならスティンガーの針と同等だ。
『最小盃』を放り出し、今度こそ水滴弾を連射(破ス精BBA)
手から離れた盃からの射撃であっても、問題は無い。『アクエリアス』の精密性ならば。


『ぐ……!』
            ズキュン
                     ズキュン


同時に空いた両手に『最大盃』を発現。
鋼鉄並みの硬度を持つそれを盾として使用する。
この2手をもって、『針』をなんとか防御し、外へ逃げたい。

さらに同時に『最大盃』の『液体吸引』をオン。『最大盃』の吸引射程は3m。圏内だろう。
血に濡れたスティンガーの血を吸い取ることで、スティンガーの注意を分散させたい。
フードから袖まで、かなり血まみれとのことなので、
相手の体勢、こちらの体勢がうまく噛み合えばスティンガーの視界を塞ぐことも出来るかもしれない。
そこまではあまり期待しないが。

やることは多いが、神経を使うのは液体弾くらいだ。いけるだろう。

292『潜む死神』:2015/09/29(火) 01:29:55
>>291(灰羽)
咄嗟に、『最小盃』から『小人』を開放するッ!
数発放たれた『針』――それを、小人がッ!

              ビャッ
                    ブシュッシュッ

さながら寒天に突き立てたように受け止めた――しかし全弾は無理だ。
同時に『アクエリアス』も、『最小盃』から『液体弾』を発射するッ!

           Mexican standoff
      「……クソッタレな状況だな」

「だがこの私に『タダの射撃』は――――」


              ブシュンッ ブシュンッ


              「…………なにィッ!
               弾が――『停まらない』だとッ!」

              ドバァアア――ッ!

『鮮血』! 松倉の左肩と、脇腹のあたりに着弾し、血が噴き出たッ!
だが、既に放たれた『針』が狙いを違うことなく、灰羽へと突き立つ!
ガードのために『大盃』を発現しようとしていたが、間に合わない――

                 ドスウッ!

痛い――が、耐えられないほどではない。注射程度の痛みだ。
ささったのは首のあたりだが、動脈も傷ついてないらしく、血も出ない。
明らかにダメージの大きさで言えば、相手のほうが深手を負った!


        ガタン
            ガッガ  ガッガ ガッガァア――z___ッ

灰羽は背後へと転がり落ちる。幸いなことにドアが一緒だ。
ちょうど背にする形。舗装された道路にぶつかる衝撃は、ドアが受け止めてくれる――


      バッギャアアンッ

             ギャリギャリギャリギャリイイ――ッ

それでも、扉が地面にぶつかった衝撃は相応に大きい。
灰羽が車から振り落とされることで、敵の姿は見えなくなる…………


        ドガバギャアッ
         ギャリギャリギャキイイイイイ――ッ


                     ト″
                      ク″

                       シ
                         ヤ
                            ア
                              ツ /
                               ・ /
                               ・

ただ聞こえたのは、走りゆく車がどこかにぶつかった音だけだった……

293『潜む死神』:2015/09/29(火) 23:02:02

         「おーうおーう、派手にやってくれてよォ〜」



     「俺の立つ瀬がねェーッ! ぜッ!
      なァンだってなァァ――ッ 『派手な仕掛け』は……」


     ズギュンッ!  ズギュンッ! ズギュンッ! ズギュンッ!


                  「俺の得手だからなァア〜〜」

294『潜む死神』:2015/09/29(火) 23:05:16
>アレクセイ
>朱鷺宮


        ダッダッダッダッダッダッダッ!


アレクセイと朱鷺宮は――走っていた。
唐突な連絡、ネオンストリートへの招集、たまたま途中で二人が行き会った。

だが、何か事故があったらしく、途中でバスが停まり、降りる羽目になった。
今も周囲がパトカーが行き交い、通り過ぎていく。剣呑な雰囲気だ。

あと少しで、集合場所に着く――そこで。


                    ヴヴヴヴヴ


アレクセイの電話が着信を告げた。

295アレクセイ・B・C『タンガロア』:2015/09/29(火) 23:28:59
>>294

「なぁ〜んかマズくない?もう始まっちゃってんのォ?」

「もし既にあとちゃんやられちゃってたらどうしようねェ。その時点で任務失敗カナ?」


軽口を叩きながら走る。と携帯電話が着信を告げていた。

                    ヴヴヴヴヴ


「おっ、噂をすればあとちゃんじゃん」「でも声がイカついおっさんとかだったらどうしようかなァ」

取り出して、電話に出る。

「ピッとしてもしもォ〜し」



┌──────────────────────────────────────┐
│                            スタンド名─『タンガロア』                        │
│                               本体─アレクセイ・B・C                      │
├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
│       破壊力─なし     │    .スピード─B〜E      │     .射程距離─B      │
├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
│       持続力─B      .│     精密動作性─D    .│      .成長性─B       │
├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
│          能力─触れた水面から液体のキューブを引き出す。                    .│
│                キューブは色んな水源を再現することができて                    │
│                本体の意思で滑るように動かせる。                           │
│                                                                            │
└──────────────────────────────────────┘
  A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ




能力詳細 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/473

本体詳細 ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311711936/274

持ち物:マフラー、ショルダーバッグの中にスマホ、財布、500mlペットボトル(飲料水)×2。

296朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/29(火) 23:29:50


┌──────────────────────────────────────┐
│                   スタンド名─『フォートレス・アンダー・シージ』                │
│                               本体─朱鷺宮 涙音                      │
├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
│       .破壊力─B      │      .スピード─B       │     .射程距離─E     │
├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
│       持続力─C      .│     精密動作性─B.    │      .成長性─B       │
├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
│          能力─銃を撃つか、拳で叩くか。どちらでも的を設置できる。              .│
│                的は拳や弾へと向かっていく性質を持っている。                    │
│                                                                            │
└──────────────────────────────────────┘
  A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

能力詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/662-663
能力補足
・破壊力に関係なく『攻撃』に当たりに行く。
・打撃の対象は『掴む』『触る(能力発動のためなど)』も含まれる。
・『的』は、誘導する攻撃ではない場合は、(的の用をなさないほど破損しないかぎりは)何発でも攻撃があたっても消滅しない。

持ち物:手提げかばん(金言部用・百科事典、手持ちサイズのシャンプーボトル)、ビー玉10個、メモ帳2冊(左胸のポケット)、お守り(家内安全)、パワーストーン、スマホ

本体詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311711936/228
服装:秋映学園学生服(開運グッズがいっぱい)、頭頂部に2本のアホ毛、前髪の幾つかに赤メッシュ。
   靴下と靴の色は赤(血の色に近い)。
=======================================

「はぁ、はぁ、…あとさん!
 まさか一人で出くわしたっていうんですか!?」
自分のスマホにかかってきた情報に涙音は目をまんまるくしていた。
一応準備はしていたものの、やはり急な召集というのは焦るものだ。

「…あ、アレクセイさん!
 あなたも連絡貰ったんですね!」
振り返ればそこには同じ場所に向かっているアレクセイの姿も見える。
どうやら連絡をもらったのはほぼ同時、ピッタリの時間ということだろう。

「…えっと、確か集合場所はあそこで間違いないですよね…」
あたりを見回してみると、事故が起こったらしく何か騒然としているような気がした。

「まさかもう、戦闘が始まってるんじゃ…」
かばんをぶら下げながら、周囲から聞こえる音を聞いた。

…その後に聞こえてきたのは携帯電話の音。
アレクセイの持つ携帯から聞こえてきた。

297『潜む死神』:2015/09/29(火) 23:42:08
>>295>>296(アレクセイ、朱鷺宮)
二人の現在地はネオンストリートの車道に面した通り。歩道上だ。
車道とは縁石で分けられており、雑居ビルや飲食店が立ち並んでいる。

揃って移動を続けながら――アレクセイが通話を開始!

――――――――――――――――――――――――――――

「そして考えることも同じか――」

                        「逃さんッ!」

          ビュ ションッ!



「発射するの!?
 うっわこっちも速ァい!」

              ビャッ
                    ブシュッシュッ

           Mexican standoff
      「……クソッタレな状況だな」

「だがこの私に『タダの射撃』は――――」


              ブシュンッ ブシュンッ


              「…………なにィッ!
               弾が――『停まらない』だとッ!」

              ドバァアア――ッ!


――――――――――――――――――――――――――――

生々しい実況中継が聞こえた……!
どうやらすでに灰羽は鉄火場に飛び込んでいるようだが、場所が判らない。

その時――――――

                   ギュルルロオオオオアアア――――z____ッ

二人の居る歩道に並列してある車道を一直線に車が走っている。
明らかに指定速度を超過。ハンドルコントロールを失ったように車体が若干揺れている。
ちょうど、二人が目指していた方向からやってきたようだ。このままなら互いに行き過ぎる。

298アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/09/30(水) 00:02:32
>>297

「・・・・・・・・・・」


>――――――――――――――――――――――――――――

>「そして考えることも同じか――」

>                        「逃さんッ!」

>          ビュ ションッ!



>「発射するの!?
> うっわこっちも速ァい!」

>              ビャッ
>                    ブシュッシュッ

>           Mexican standoff
>      「……クソッタレな状況だな」

>「だがこの私に『タダの射撃』は――――」


>              ブシュンッ ブシュンッ


>              「…………なにィッ!
>               弾が――『停まらない』だとッ!」

>              ドバァアア――ッ!


>――――――――――――――――――――――――――――


「トッキー」

向こう側からやってくる、いかにもハンドルの怪しい車を指差す。

「『アレ』止められる?」「ひょっとしたらあの中にあとちゃんたちがいるかもしれない」
「もし違ったら、心の中でゴメン!って言っとけばいいからさァ」

訊ねながら、指差したもう片方の手でバッグからペットボトルを取り出そう。
携帯電話には引き続き耳を傾けておく。

299朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/30(水) 00:09:26
>>297-298
「…なんだか電話から妙な会話が聞こえてきましたけど…
 これって…!」
一応携帯電話の声は聞こえてきていたが…
それと同時に

>                   ギュルルロオオオオアアア――――z____ッ

一直線に車が走りだしている!

「ま、まさかあの車にあとさんが!?
 だとしたらまずいです…!」
一体何が起こっているのか…!
それはともかくだ!

「…なんとかやってみせます!
 なんであれ人助けですから…!」
そういうが早いか

『フォートレス!』

       ドギュン!
           涙音の傍らに現れる軍服をまといしスタンド

               『アンダー…』

                       バシュウン
                 スタンドは一目散にその暴走する車の前に立ち、

『シージ!!』
全力で押し出すように両手で突撃する!(パスBB)
それで止められずとも、せめて減速をさせられれば!

300『潜む死神』:2015/09/30(水) 00:18:12
>>298-299(朱鷺宮、アレクセイ)
アレクセイは車を見て、状況を察した。
何かが起きている。朱鷺宮に指示し、それに応じる朱鷺宮は――

      ドギュウンッ

スタンドを発現ッ! 車道へとスタンドを進ませる。
咄嗟に、車を止めて踏みとどまらせようとする、が……

      バッギャアアンッ

唐突に車の助手席のドアが外れた。そして見えるのは灰羽の顔!


             ギャリギャリギャリギャリイイ――ッ

さながら激流に乗った木の葉の如く、車道をドアの上に乗って滑るッ!
独楽のように回転しており、あのままでは灰羽もドアから振り落とされる……!


              ギャッ
                  ギャアア――z___ッ

二人の居る歩道の側に向けて、灰羽が急接近してくる!

>灰羽

      バッギャアアンッ

             ギャリギャリギャリギャリイイ――ッ

ドアごと落ち、その上に乗った状態で振り回されている!
落ちた勢いでドアが車道上を高速でスピンしており、振り落とされそうだ!

301灰羽『アクエリアス』:2015/09/30(水) 00:32:36
>>300
服に滴る血の回収は効果がなかったか。
まあ、元々注意が少しでも逸らせればもうけもの程度の気持ちだったので問題ないが。
手放した『最小盃』は解除する。


「っ……まっずいこれ……」


ダメージは無視できる程度。
だが問題はそこではない。この『針』。
『液体小人』が言うには、刺さることが『能力発動条件』。
灰羽は明らかに術中に嵌った。
『液体小人』にも刺さっていたようだが……大丈夫なのだろうか?


「んお!? ん……んん? ぬ、ぬわー!」

『ぬがー!』


空中での一瞬の思考が終わり、地面に落ちる
ドアが直接の激突を防いでくれるが……視界が回る!


「あっあっあっあく……アクエリアス! とめって!」

『ぐ、ぐおお』


片腕の『大盃』を手放しドアの凹凸を掴み、もう片腕での『大盃』を
ドアの破れた窓の部分に突っ込んで地面をこすってブレーキをかけたい。

302アレクセイ・B・C『タンガロア』:2015/09/30(水) 00:34:46
>>300

「謝らずにはすんだかなァ?」

用済みとなった通話を切り、片手でバッグに入れる。
しかし確かに車を止めるようには頼んだが、自ら体を張って止めるとは思っていなかった。
確かに車内の安全を考えるとそれが一番なのだろうが、朱鷺宮のリスクは大きい。
j彼女はそういう性格なのだろう。

ペットボトルのキャップを開き、中心から広がる螺旋を描くように中身をこぼしていく。
可能な限り少量で広い面積を濡らせるように。
『タンガロア』は、陣地を形成していく遅行タイプ。即座に灰羽を助けることはできない。
自分は準備を整えつつ、車の動向に注意を払う。
灰羽が助手席から弾かれるように降りてきた以上、恐らく『運転手』が敵だろうから。

303朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/30(水) 00:39:57
>>300-301
>>300
「って…!?
 あとさんが吹き飛んでます!!」
車を止めるつもりで居たが、今はそうも行かない!

「あとさんの保護を優先!
 あの外れたドアを止めます!」
スタンドは急遽方向をドアの上に乗ったあとに変更!

「止めますよ!」
そう言って涙音はあとの元へ急行!
またしても


 「ええい…!止まれぇ〜!」
回転するドアを止めるように両手を伸ばし、
彼女の出すスタンドに当たらぬよう注意しつつその回転を止めにかかる!

304『潜む死神』:2015/09/30(水) 01:26:05
>>301>>303(灰羽、朱鷺宮)
『大盃』の発現や『血の吸引』は間に合わなかった。
朱鷺宮は改めて『大盃』を発現し、割れた窓から突き出す!

      ギャギギギィ――z___ッ

不愉快な金属音! それが鼓膜を破らんばかりに響く!
だが、それでも回転する勢いは大きく衰え! そこに朱鷺宮!


            グオン
                   ガッシ !

『FUS』が腕を伸ばし、回転する灰羽を受け止めた!
無事に停まる。灰羽も朱鷺宮も怪我はない!

       バ ァ ――z__ ン


……だが、灰羽の首に針は刺さったままだ。これは朱鷺宮からも見える。
肌に浅く刺さっているようで、血が流れ出ることもない。痛みもない。


         キラ  キラキラ

脆い、ガラス質のようだ。多面体の切子のような煌めきを放っている。

>>302(アレクセイ)
朱鷺宮に灰羽の救助は任せて、アレクセイは自身の備えを始めた。


  キュ ポ
                 ダ ラァ―― ・ ・ ・ ・ ・

ペットボトルが螺旋を描き、魔法陣のように水の輪が地面に描かれた。
邪魔もなく、おおよそ直径50センチ程度の輪を描くことに成功した。
このままの調子なら、1メートル程度まではいけるかもしれない……


>>ALL

        ドガバギャアッ
         ギャリギャリギャキイイイイイ――ッ


                     ト″
                      ク″

                       シ
                         ヤ
                            ア
                              ツ /
                               ・ /
                               ・


三人は車が衝突する音を耳にした。どうやらどこかに突っ込んだようだ。
ちょうど『Y字路』の中心、二つに分かれる道の間にある店に衝突したらしい。
飲食店だったようだが……まだ開店準備中で、客はいなかったようだ。


         ボン!  ボ ボンッ

             ボッボッ  ボアアアッ!


                   バッグォオオオオオオンッ!


横転した車が轟々と燃え上がり、周囲を明るく照らしている……
事故が起きたのに気づき、周囲に居た一般人は血相を変えて離れていく。

そして……アレクセイがまず気づいた。
車道に何か……『クッションのようなモノ』が転がっている。


        「『まず一人』……てきとうに事故で片付けようと思ってな」

305『潜む死神』:2015/09/30(水) 01:27:15



                          グ  グンッ

              ドバッ!


クッション――いや、あれは『車の座席』だ。表面が破れ、中が露出している。
座席を折りたたんで体を挟んでいた人物が、立ち上がって姿を見せた。


       「だが、教えるヤツが居た。仲間のスタンドではないらしい。
        さきほど殺した奴……その能力が『自動的』に動いているのか」



              ゴ                ゴゴゴ

                          ゴゴ                      ゴゴゴ



立ち上がった男は、ゆっくりとロングのパーカを脱ぎ捨てて、地面に落とす。


             バサア

複眼のような大きな眼。神経質そうな顔立ち。
白一色の揃いの上下を纏っている。手袋も白、靴も白だ。
若干、先程の脱出行のせいで汚れているようだが、それに目を落とし……


                  「…………ああ、だからイヤなんだ」

            「『接近戦』はリスクが大きい。
             さきほどもあの汚らわしいスタンドに触れられてしまった。
             病気になったらどうしようか…… 熱い風呂に入って念入りに洗わねば……」


                      「念のため……」     「念のため……」



            ゴソゴソゴソ   カパア

                                ザララァ――



男はポケットに手をやると、大きなピルケースを取り出した。
掌に大量の錠剤を落とし、それを口の中に放り込む。頬張って、念入り念入りに……


                      バキ バキバキバキバキ

噛み砕いている。それから、別のポケットから、小型の水筒を取り出した。


           キュポッ          グビ グビ


                             「…………ふゥ。不愉快極まりない……が、今日は『耐えよう』」

                            「数少ない、『仲間と呼べる男』の……敵討ちもしなきゃならない」

                              「貴様らのごとき追っ手、かかずらってはいられんでな」


                                           「おっと」

                                                      グィ


口元についた、白い液体の汚れを拭うと……憂鬱そうな表情で三人を眺める。
真っ白い衣装がオレンジの炎の照り返しを受けて、まるで怒りに燃え上がるようだ。



             「『二代目松倉組系朝倉組内大日本勇義団』」



      「この名前は『借りたモノ』だ。組織の一員になるためにな。
       だから、真の名と思える『通り名』を名乗らせてもらおう――――


              『ミサイルマン』の『呪殺屋』……スティンガー」


スティンガーは灰羽と反対の運転席から降りたようだ。その為、ちょうど正反対の位置取りになる。
燃え上がる車の突っ込んだ店を正面に見て、三人は車道の左側の歩道、スティンガーは車道の右側の歩道手前。
真正面に向かい合う形で、双方の距離はおおよそ『8メートル』といったところだろうか。

                        ドギュウウン!

スティンガーの傍らに現れるのは……『骨貝を擬人化したような人型』。
全身から大小様々のサイズの針が突き出ており、ガラス質に煌めいている。

306『潜む死神』:2015/09/30(水) 01:27:45



              「征くぞ……『シェルショック』」


                      「その『呪い』、七たび生まれ変わらんと忘れられぬほどに……」


             「刻み付けてやれ! 奴らの精神にな……ッ!」


             シャキンシャキンシャキンシャキンッ! シュカカカカカアッ!

      バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ――――z___ッ!


『シェルショック』の全身から突き出た針が、三人に目がけて放たれるッ! 針自体は小さいが……数が多い!(破ス精DABラッシュ相当)

307灰羽『アクエリアス』:2015/09/30(水) 21:28:49
>>304-306
「あ、あや……?
 朱鷺宮さん、なぜここに。
 アレクセイさんも」

『ぐるぐる……』


灰羽からしてみれば敵に連れ去られ集合場所から引き離されたと思ったところだ。
偶然仲間に出会えるとは考えていなかった。
だがこれはいい偶然だ。


「ハッ、それよりもォッ! ……電話、聞いていましたか?
 呪殺屋の他に、もう一人、『武器使い』がいるらしいです。気をつけてください。
 呪殺屋は『針』を飛ばします。凄まじい速度です。ですがパワーはそれほどではありませェん、盾が有効です。
 刺さると呪われるようです。私はまだ効果はでていませんが……
 って言ってるそばからぁぁァァ! きやがりましたよ!」


『針』の速度はやはり脅威。だが手の内を見ている。
今しがた激突から救ってくれた車のドアを引っ掴み、盾とする。
いかに距離があるとはいえ、針が発射されてからでは厳しいかもしれないが、
上着脱いだり薬飲んだりしている様子をボーっと眺めている理由もないので、
その時間を有効活用すれば間に合わないはずもない。
摩擦で多少削られたドアだが、あの『針』の威力ならば貫通は無いだろう。
まだ立ち上がっていないので体勢的にも体は隠れる。

それから首の『針』の処置は迷うところだが、一応抜いておこう。
灰羽の手で、直接『針』に触れないよう服の裾ごしに掴んで抜く。


「私の自己紹介は……いらねーか。
 初対面から呼び捨てで写真まで持ってたしなぁぁ」


とはいえ呪いで予想外のことが起きて失敗する可能性もある。
腕が動かなかったりすれば足で、スタンドが動かなかったりしたら本体で、
目がかすんで見えなくなったりしたら記憶を頼りに。
まあ、どうなるかわからないが、そこらへんを『覚悟』して、動揺せずに他の方法で同じ行動が出来るように頑張りたい。
どういった呪いかわからないが、『停止』がキーワードだろうか? 全身止まったらさすがにどうしようもないが。
その場合は朱鷺宮のフォローに期待するしかない。

308朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/09/30(水) 23:12:38
>>304-307
どうにかドアを止めることが出来たのでホッと一息ついて
スタンドを
「ふう…無事で…はなさそうですね…」
すぐに分かる。
彼女の首にささった『ふつうのものとは思えない』針。

「ひとまず抜いてみたいところですが…」
と、ちょうどそこに『敵』が現れた。
そう、奴こそが標的の『呪殺屋』ということだろう。

「…アンタが敵ってことですね…
 見ればわかります。」

気味が悪いくらいの潔癖症に見える男にライフルを構えさせる。
彼の言葉を聞いて何となく分かるにはわかったが…

「…えっと、もう一人の敵で…
 そして針を飛ばして…
 なるほど!」
あとの言葉を噛み砕いて聞いた涙音は、
針を発射すると聞いて
そこで予定を変更!

「『下』だ!」
ライフルを自分の少し前の『地面』に向けて発射する!

針は早く見えたが、この動作では(ス精BB)こちらのほうが速いはずだ。
地面に着弾すればそこから『スポーツウォール』を出現させる。
横幅は2m、高さは3メートルほどのコンクリート製の物が望ましい。
そんなアイテムなら、針程度では傷を付ける程度にしかならない。
(ミサイルマンのスティンガー…
 アレクセイさんは…!間に合わないか…?!)

…気がかりなのはアレクセイに防御手段が有るかどうかだ。

309アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/09/30(水) 23:14:35
>>304->>307

既に敵と正対している状況、準備ができる時間は極めて少ない。
可能な限りの『水面』は確保しておきたいが、果たしてそれだけの猶予があるか。
車から飛び出てきたクッションのようなもの───正確には敵が折りたたんだ座席───を見ながら思う。

すぐにそこから立ち上がる一人の人間。服装は病的なほどに白。


>                      「念のため……」     「念のため……」



>            ゴソゴソゴソ   カパア

>                                ザララァ――


相手の言動からして、かなりの『潔癖性』であり、『微に入り細を穿つ』性格のようだ。
イカれたタイプは危険なその精神性が恐ろしくもあるが、その分これらは『使える』可能性もある。
記憶に留めておく。

そうして敵が出したスタンドは、まるで剣山のような外見を呈する人型。いかにも攻撃的な外見だ。
もし可能であれば、敵の口上の間に備えとして、今完成している水面から『50cm』立方体のキューブを引き出しておく。

「なるほど、飛び道具ねェ」

灰羽の言葉に頷きつつ、備える。
放たれた針は身を縮め、そのキューブの陰に隠れておくことで回避したい。
その際にキューブはロシア沿岸の海を再現、『サケ』を無数に産み出しておく。
別に魚の種類はどうでもいい。ただ針が刺さった生物がどうなるのか、調べておきたい。
人間よりもサイズが小さい以上、『毒』の類なら早く効果が回ってくるかもしれない。
キューブのサイズは隠れられるギリギリだが、幸いにして針は人型から三人へと
放射状に放たれている。数は多いが、離れれば離れるほど針の感覚は広がる。
うまく隠れられれば、恐らく当たるまい。

もしキューブを引き出す時間がなければ、即座に転倒するように地面に横になる。
車道と歩道を分かつ『縁石』を盾代わりにする。その場合は、針の射出が終わり次第キューブを引き出しつつ、立ち上がる。

310『潜む死神』:2015/10/01(木) 00:24:54
>>307(灰羽)
灰羽は咄嗟にあったドアをスタンドに立て掛けさせ、針を遮る盾とした。


  ヂャキヂャキヂャキヂャキヂャキヂャキヂャキヂャキ

           ヂャキキキキキキキキィ――z___ン

飛来する針は壁にぶつかって細かく砕けて、ガラスのように散る。
やはり、ひどく脆いようだ。小さいだけに尚更脆く、粉のように散っている。
これ以上の被弾はない。その間に、首の針を触れて引き抜こうとする。

          ピシィ ン

…………失敗した。力を籠めると、半ばで折れてしまった。
ちょうど突き刺さった先端が、皮膚に潜り込んだままになっている。
痛みや異常は今のところない。『呪い』……と呼べる現象も生じていない。


         ギュアアン!

その時、朱鷺宮のスタンドが足元を撃ち、コンクリート製の壁を発現した。
灰羽をカバーできるサイズ。これでドアを立て続けなくてもよさそうだ。
しかし、視界も同時に遮られている。スティンガーの姿が見えない。

>>308(朱鷺宮)

          ガァン


         ギュアアン!


咄嗟に足元を狙い撃ち、『コンクリート製のスポーツウォール』を発現した。
強固な壁の上に脆い針が当たり、細かく砕けていくようだ。


                ヂャギャギャギャギャギャギャッアァ――z__ンッ

自身と灰羽をカバーすることには成功した。しかし、スティンガーの姿は見えない。
そして、若干位置のずれたアレクセイはカバーできる範囲から外れている。

>>309(アレクセイ)      キャラクター
敵の姿や挙動から、相手の 人 格 を想像した。
そして、前口上の間に素早く、『50cm辺のキューブ』を発現した。


        ズ  ォ ワ
                ゥ

                  ブ ン ブルルン

発現された『キューブ』! それに身を縮めて隠れ、針に対する遮蔽とした。
圧倒的な弾数に対し、『水のキューブ』の『防御性能』は――――


        ヂャバババババババババババババ
            ババババババババババババババババ――ッ


――――『良好!』 当然と言える結果だ。水は運動エネルギーを容易く吸収する。
『キューブ』内に針が沈み、重力に引かれて、地面へとそのままの形で落ちている。
また、着弾の衝撃に耐えきれず、砕けて散ったモノも『キューブ内』に沈んでいる。


              バシャア  バシャン  バシャン

水中を乱す針に対し、『サケの群れ』は泳ぎ回っている。何体か刺さったようだ。
だが、動きに今のところ以上は生じていないようだ。泳ぐ動きで針が折れている。
非常に脆いようだが、半ばで折れて、サケの皮膚下に残っているようだ。

>>ALL


           「ほう……咄嗟にこの対処。
            『この町のスタンド使いが優れている』」


        「その認識はあったが……目の前にすると少しは驚かされるな」


           「『水の塊』」  「『コンクリートの壁』」 「『奇妙な盃』」

バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ
バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ
バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ


スティンガーは掃射を続けながら、呟き続けている……と。


                「『観たか』? やはり私は『戦闘向き』じゃない」

                                      . .. . .
             「こういう手合いを吹っ飛ばすのは――お前の仕事だ」

311『潜む死神』:2015/10/01(木) 00:26:19



                                             「へーいへい。派手な仕事は俺好みだがよォ――ッ」


                                           「三人相手となりゃよォ――ッ
                                              オジサンってば張り切るぜェ〜〜」



……声はスティンガーの居る歩道の側から聞こえた。アレクセイのみがその姿を視認している。


                       ゴ               ゴ  ゴゴ


猪首に短躰、筋肉質で腕が太く、纏っているコートがはち切れんほどだ。悠々と歩いてきた。
その身体から……『奇怪な腕』が何本も生えている。総本数は『六本』。その多腕が――――

                     ガッシャアアン


            「名乗るぜ。『ミサイルマン』の……『壊し屋』のトウだ」

          「観ての通り、これが俺のスタンドで、『得物』はコレよォ。
           コンクリ壁がぶっ壊せるか、まずお試しと行くかねェー」


バカでかい『重機関銃』を携えている……! しかも『二挺』!

【ブローニング M2 キャリバー.50】
ttp://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?%BD%C5%B5%A1%B4%D8%BD%C6%2F%A5%D6%A5%ED%A1%BC%A5%CB%A5%F3%A5%B0%20M2


                          「ちなみにこれを避け切ったヤツは過去にゃ『一人』しかいねェー」


                       「ソイツも死んじまったらしくてなァ。哀しいぜ……
                        ま、それはそれ。去るヤツは追わねェ。逝くヤツはこれから送り込むからよォ」

                   「そいじゃいっちょう始めようや……、ブチかますぜッ!
                     『バニシングゥゥゥゥ――ッ』 『レェェギィオオオオオオオオオンッ』」

スティンガーが針を放つのをやめ……、即座にトウが射撃を始めるッ!
狙うのは……朱鷺宮の発現した『スポーツウォール』ッ! 二挺の重機関銃から火箭が迸った!


                ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
                  ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
                   ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
                  ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァァ――――z___ッ


圧倒的弾数と破壊力が、スポーツウォールをチーズのように切削していくッ!(破ス精BBBのラッシュ×2相当)
このままでは遮る壁が粉砕され、朱鷺宮と灰羽に向けて到達するッ!

312アレクセイ・B・C『タンガロア』:2015/10/01(木) 23:21:00
>>310-311

「…」

『キューブ』の中に沈みゆく針を眺め、小さく頷く。己がスタンド、『タンガロア』の防御力。この程度の針で貫けはしない。
が、だからこそ警戒する必要がある。この針は、単純な殺傷目的でないことの裏付けとなるからだ。
この針の特徴として、鋭いだけでなく非常に脆いことがあげられる。また、現状『サケ』の動きに変化はない。
遅効性の『毒』や、何かの行動をトリガーとして発症する能力の可能性もあるが、
あるいはこのように半ばで折れ、体内に潜むことに意味のある能力かもしれない。
『キューブ』を水面の上から一つ分横に移動させつつ、自分も付随。
経過を観察するため、そして引き続き『シェルショック』への盾とするため、この『キューブ』は残しておく。(αと呼称)


>バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ
>バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ
>バシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュッバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ


針の射出に弾数や間隔の制限はないらしい。だが、これだけでは特に脅威に当たらない。
直接戦闘より、弾速や射程を活かした『奇襲・暗殺向け』のスタンドだろうか―――――。


>                「『観たか』? やはり私は『戦闘向き』じゃない」

                                      . .. . .
>             「こういう手合いを吹っ飛ばすのは――お前の仕事だ」


>                                             「へーいへい。派手な仕事は俺好みだがよォ――ッ」


>                                           「三人相手となりゃよォ――ッ
                                              オジサンってば張り切るぜェ〜〜」


『新手のスタンド使い』。コンビなのか、こいつらは。

いや、問題なのはそれよりも。そいつの『スタンド』と、それが手に構えている武器。
『ブローニングM2重機関銃』。完成から80年以上経た現在でも使われ続けている、西側の傑作重機関銃だ。
当然ながら重機関銃である以上、銃本体だけでも40kg近くあるため、人間が持って撃つ用途は想定されていない。

「二人ともォー、向こう側に『新手』だヨ。あとちゃんの言ってた武器使いっぽいねェ」
「『身体から生えた六本腕のスタンド』、今は二挺の『重機関銃』を持ってる」
「めっちゃくちゃな使い方してくれちゃってマァ・・・・・」

それならこちらもkord重機関銃を支給してほしかった。もっとも、トウと名乗った男のように持ち歩けはしないので意味はないが。
始まる銃撃、狙いは朱鷺宮の発現した壁。こちらを狙わなかったのは、即座の危険性は低いと判断したか、水の壁を嫌ったか。
即座にこちらも動く。水面から二つ目の『キューブ(50cm立方・β)』を作り出し、縁石の間を通らせトウへと向かわせる。スC
注意が『キューブ』へと向けば、コンクリの壁への射撃も止むかもしれない。
その間にペットボトルを傾け、『水面』を更に広くしつつ、手をかざしながら背後に展開する建物に少しだけ目を向ける。
いざという時、針と銃弾の嵐から逃れられる隠れ家になるかどうかだ。

313灰羽『アクエリアス』:2015/10/02(金) 23:42:42
>>310-311
「ウエエエ! やンばいです! っていうかなんだよ機関銃って!?」

『ドガガ!?』


アレクセイの注意とそれに続く暴力的な破壊音に慄く灰羽。
『アクエリアス』ではこんな攻撃はいくらなんでも防げない。
となれば、相手に攻撃させたくなければ、防御に回らせればいいのだ。


『最小盃』を発現。スティンガーとトウの方に投げつける(破スBC)
当然、隠れていて視界が利かないので当てることはできない。
なので投げる方向自体はは、スティンガーとトウに向けてだが、上空斜め上あたりを通る形になる。
そこから手元の対の『最小盃』に自作聖水を吸い、『水滴弾』を乱射して降らせるのだ。

スティンガーにとって『水滴弾』は既知だし、攻撃としても密度が低いが、
迎撃のために重機関銃がそちらに向けば、取り回しの情報を得ることもできる。
弾丸の速度が凄くても、取り回しが遅ければ避けられる可能性はあるのだ。
それに銃弾の消費にもなる。
『針』で迎撃しようとする可能性もあるだろうが、『針』と『水滴弾』ならば『水滴弾』のほうが威力に勝る。
こちらが有利だろう。


「朱鷺宮さん防御は任せますからね、ほんとぉ。頼みます」


重機関銃は2丁ある。『盃』の迎撃に動いたとしても、片方だけかもしれない。
となれば防御は朱鷺宮に任せるしかない。
朱鷺宮が動くならば灰羽も一緒に動こう。

314朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/03(土) 00:44:38
//供与スレッドにて質問した結果↓
//ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1419344985/843-844

//>・命中すれば、動いたかどうかに関係なくカウントされる。
//という回答を頂きました。(誘導の対象となる攻撃であれば、6発までしか受け止めない)

次以降の判定はお任せします。

>>310-313
「…やれやれ…
 間断なくとはこのことですか…」
着弾している針の威力でわかる。
この無限の針は大した脅威ではない。当たらなければ、の話だが。

そして…
    別の声が聞こえてくる!
「…新手…
 そして六本腕のスタンド…
 重…機関銃!?」

>                ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

「このクソがあぁっ…!
 ここは日本だろうがぁっ!!」
機関銃相手ではスポーツウォールに耐え切る力は持っていない。
ならばどうすればいいのか…!

(…銃程度なら弾ける…?
 いや、駄目だ!相手は重機関銃を『二挺』持っているっ…!
 いくら私のスタンドでもさばけるわけ無いっ!!)

「…あとさん、ちょっと場所、変えますよ。
 アレクセイさんが、心配です!」
そう言って、まだ壁が耐えられるうちに、急いでアレクセイの声がした方向へ

「一気に…突っ走りつつ行きますよ!」
そう言ってスタンドに地面を触れさせつつ、一気に奔る!
あとも一緒に動いてくれることを願うばかりだ。

同時に通り道に次々と触れた地面から、相手の側に1メートル程度の『壁』を隙間なく作り出して気休め程度の防御をする。
相手が急旋回できないならば特に良いが…
もし一気に動きを変えられたら…とても危ないだろう。

315アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/04(日) 17:17:54
>>312 追記

キューブへ向けてトウの射撃が来た場合、50cmの水で威力を殺せない場合を想定し、策を備えておく。

316『潜む死神』:2015/10/04(日) 22:56:50
>>315(アレクセイ・確認)
・策とは具体的になんだろうか?
 『拍手』の場合、確認するので教えてほしい。

317アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/04(日) 23:14:38
>>316
了解しました、『拍手』にて送ります。

318『潜む死神』:2015/10/04(日) 23:57:00
>>312(アレクセイ)
二人に『新手のスタンド使い』の存在を伝えつつ、新たなる『βキューブ』を発現する。
本体であるアレクセイは『αキューブ』と共に、僅かに横へとスライドして動いた。

 ズギュ
          ブルルン
                             ズズズズ・・・・・


『βキューブ』が接近すると、トウが嫌そうな顔を浮かべた。

「『水』!」 「水ねェー。
        単なる弾じゃ吹っ飛ばせねェーしィー」


「私は触るのが嫌だ」


「聞いちゃねえよ、スティンガー」
「カベをぶっ壊してカワイコちゃんの顔観てから考えッか!」

あえて見過ごしたようだ。トウは射撃を続けている。
『βキューブ』の相手までの距離は6メートルまで詰まる。
スティンガーは動かず、キューブの動きを見ている……

>>313(灰羽)
ズギュン  シュバウッ!

『最小盃』を発現し、それを『ウォール』を飛び越えるように投げるッ!
敵の位置は正確ではないが、それでも大まかな位置は射撃音で判る。

         ブシュンッ  ブシュシュンッ!

放たれる『水滴弾』! 着弾の確認は――――

>(『アレクセイ』視点)

「お? お? 『盃』ィ? それとも『御猪口』――」


「!」  「警戒しろ、トウッ!」
「それは『謎の弾丸』を撃ってくるッ!」


             ギュインッ

スティンガーの『シェルショック』が咄嗟に構えた。
放たれる『水滴弾』に対し、『最小盃』を狙って針を射出し始める!


         ブシュンッ  ブシュシュンッ!

               シャカカカカカカカカカッ!

            ヂギンッ!
                        ヂギヂギィッ!


『針』が吹き飛ばされながらも、正確な狙いで『最小盃』を敵が撃つ!
着弾せぬように跳ね飛ばし、狙いを逸らし続けている。
『最小盃』は落ちることを許されず、宙を舞った。

「そうか……弾は『水』か? 『液体を扱う能力』……!」
「ならば納得できる。防げなかったわけだ……!」

スティンガーが呟き、ニヤリと笑った。
同時に『最小盃』が地面に落ちる。

>>314(朱鷺宮)
能力に関する判定ミスはこちらのミスなので。今回は『参加者の利益』を優先。
次レス以降、この質疑を前提にするが、今回は『通し』とする。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


               ガガガガガガガガガガガガガガッ!


『重機関銃』の射撃が、最初に発現した『スポーツウォール』を粉々にした。
そして……向こうに『重機関銃を構えた男』の姿が見えたが――――


        「ケッ!」  「取り回しが悪いねェ」
     どうぐ
    「武器を変えるとするかァ。壁も水もまとめて吹っ飛ばせるっていうとォー」


     ボッ  ボボンッ   ボウッ


トウが『重機関銃』を放り投げた。すると、それが地面へと――――


                ズブ  ブブン


『沈んだ』。落ちた位置は三人から見て右手。トウからは左手側になる。
轟々と燃え上がる車の炎に照らされて、トウから伸びる『影』へと……


           ズオウッ  ズズ  ズ

六本の腕がトウのコートの陰へと伸び、何かを探るように動いている。
その間にもアレクセイの傍らへと、灰羽と共に朱鷺宮は移動していく。


          ドン   ドドン
                         ズオオオッ!

壁を遮蔽物にしつつ、アレクセイの元に二人で合流することができた。
しかし、壁が視線を遮る為、三人とも敵二人の姿が見えなくなる。


        「なんでェ、壁をいくつも出せんのかァ?
         じゃあ、コイツはよォー、グッドチョイスってやつゥー?」

319アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/05(月) 00:20:58
>>318

すみません、質問があります。

・手元の『水面』は50cmより広がりましたか?
・背後の建物は、いざという時に逃げ込めそうな作りでしたか?

320『潜む死神』:2015/10/05(月) 00:24:24
>>319(アレクセイ・回答)
>・手元の『水面』は50cmより広がりましたか?
概ね八十センチ程度まで広がった。水が切れ、これが限界。

>・背後の建物は、いざという時に逃げ込めそうな作りでしたか?
可能。雑居ビル一階のコンビニのようだ。店員は既に逃げている。

321灰羽『アクエリアス』:2015/10/05(月) 01:23:21

>>318
「ウワアア怖ぇー!
 くっそー視力いいなァァ。液体撃ち落すとは……」


危険すぎる重機関銃から逃げ出し、
ひとまずアレクセイと合流した灰羽たちだったが……


「なんか……なんかよくわかんないけどヤバいです!
 せっかく合流してなんですけど、ああやっていくらでも武器を取り出せるんじゃあ
 遠距離戦では勝ち目が無いですぅ!
 針に刺さる危険も大きくなるし、腕が六本もあるんじゃ接近戦も強いかもしれないけどぉぉ……
 遠距離戦よりマシです。なんとか突っ込みたいんですけど援護とかって頼めます?
 朱鷺宮さんはどうしますか? 後ろから援護します? 一緒に接近しますゥ?」


またアレクセイとは離れる……というか敵に接近する必要がある。
と訴えた。

322アレクセイ・B・C『タンガロア』:2015/10/05(月) 01:55:01
>>318-321

当然、敵も百戦錬磨の『壊し屋』だ。壊せるモノと壊せないモノの区別はついている。
単純な物理攻撃を一切無効化する水の壁、そう容易く突破できるものではないという自負はある。
故に無視するというのならそれも結構だ。水は緩やかに、ひっそりと、敵を溺れさせるものだ。
しかし、あの神経質そうな男(スティンガー)は冷静に『キューブ』を観察している。油断ならない。

「…」

「『アクエリアス』の『盃』、『シェルショック』の『針』にて迎撃」「『シェルショック』はやはり液体の攻撃は防げないみたいだねェ」

壁に遮られてその先が見えない二人に、現状を報告。どうやら、『アクエリアス』。スティンガーとの相性は悪くないようだ。
そしてスティンガーの援護を受けて、ひたすら撃ち続けたトウが、朱鷺宮が作り出した壁を破壊する。

>        「ケッ!」  「取り回しが悪いねェ」
     どうぐ
>    「武器を変えるとするかァ。壁も水もまとめて吹っ飛ばせるっていうとォー」


>     ボッ  ボボンッ   ボウッ

>                ズブ  ブブン

「『影』?」「銃を取り出すってのはあとちゃんから聞いていたけど、その能力は『影』がトリガーっぽいネ」

例えば『影』を収納空間とし、そこから自在にモノを引き出す六本腕のスタンド。
と仮定すると、あのコートを取っ払えば大型のものは出し辛くなりそうだが。
けれど敵の能力よりも先に警戒すべきは、これから
『タンガロア』と『フォートレス・アンダー・シージ』の防御を上回る攻撃力を持った武器を取り出すということ。
と、そこで再度作り出された壁の内側で、灰羽が作戦案を出す。

>「なんか……なんかよくわかんないけどヤバいです!
>せっかく合流してなんですけど、ああやっていくらでも武器を取り出せるんじゃあ
>遠距離戦では勝ち目が無いですぅ!
>針に刺さる危険も大きくなるし、腕が六本もあるんじゃ接近戦も強いかもしれないけどぉぉ……
>遠距離戦よりマシです。なんとか突っ込みたいんですけど援護とかって頼めます?
>朱鷺宮さんはどうしますか? 後ろから援護します? 一緒に接近しますゥ?」

「あとちゃんに賛成するよォ」「『シェルショック』は弾数も無限、『バニシング・レギオン』はあの圧倒的な破壊力」
「このまま遠距離戦を続けてもちょいジリ貧カナ?カナ?」

『タンガロア』の性質だけで言えば、それでもなお遠距離戦の方が有利だが、仲間の二人は
遠距離戦もそこそここなせるといえど、やはり本質は近距離パワー型。近距離戦が二人の間合いだ。
『タンガロア』は新たなキューブ、『80cm立方』の『γ(灰羽用)』と
『δ(朱鷺宮用)』を取り出し、二人が接近する際の先頭に立たせ壁とさせる。まずは縁石を回り込ませて二人の進路上に位置させよう。
また『β』は見えない環境下でも位置は把握できるので、真っ直ぐは進めておく。
直接ぶつけることはできずとも、少しでもトウとの距離を詰めておきたい。

「ってことでトッキー、壁の解除よろしこォン」

朱鷺宮が共に攻め込むにしろ、援護に徹するにしろ、灰羽の接近に合わせて一旦解除するだろう。
新たなトウの武器への対処は二人にはそれぞれのキューブで援護するつもりだが、
余裕があれば自分の守りのために同じキューブの『ε』を出しておきたい。
もし間に合わなければ、近くにある若干小さめの『α』で代用するしかない。その際は、サケの様子に少し注目しておく。

仮にトウの攻撃を無事凌げたなら、二人に合わせてアレクセイも『α』『(出せたなら)ε』を従えて後方から少し近付くとしよう。
一定以上仲間と離れない方が、お互いにカバーしやすいからだ。

323朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/05(月) 01:57:29
>>318>>322
「…くっ、弾切れか…?」
そして何かを投げ捨てたのを見て、涙音は何かを考えた。
スタンドに銃を構えさせる。
(…影に武器を収納できるというのがヤツの能力?
 …だとしたら少しまずいかな…)
武器をいくつでも取り出せるのだとしたらそれは実質的に無限の武器を持つということだ。
コートから何かを取り出す可能性がある…
それは果たして手榴弾か、あるいはロケットランチャーか…?

「あとさんここは…落ち着きましょう。
 相手はこの壁をぶっ壊すような装備を使うと思います。
 いずれにしろ、守りに徹したら負けます。」
自分でも驚くくらい冷静に語る。

「了解です、アレクセイさん。
 このまま引きこもってても負けるだけなら…
 私たちは接近を選択します…!」
アレクセイにも視線を向けて応える。
そして…キューブが出現したのを確認すると。

「…あとさんも、準備はいいですね?」
と、少し不安げに応える。

324灰羽『アクエリアス』:2015/10/05(月) 02:26:21
>>318>>322>>323
結局あの重機関銃は本物だったということなのだろうか……


「アレクセイさんありがとです!
 朱鷺宮さんも一緒に行きますか……!
 準備はァァ……」


『最小盃』をさらに発現。
ペットボトルのコーヒー牛乳を吸わせる。


「ぼちぼちです!」

『うっがぁ!』


朱鷺宮が壁を解除したと同時に、車のドアを手裏剣のようにトウに投げつけ(破ス精BCA)
体勢を低くして『キューブ』に身を隠しながら接近を開始する。
ドアの狙いは足元だ。

トウは一体どんな武器を持っているのだろうか?

325朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/05(月) 02:30:53
>>324>>318
「よし…よろしい!
 では参りましょうか…!
 私の…!」
そう言って涙音は、ぐっとライフルを敵の方向、ななめのあたりに構えさせ…


『フォートレス・アンダー・シージ!』
涙音たちの目の前を覆っていた壁を解除!
キューブに身を隠しつつ、一気に接近する!
相手の武器を確認しつつ、トウの足元へ『壁』を出現させる弾丸を発射する!

326灰羽『アクエリアス』:2015/10/05(月) 03:11:50
>>324 >>325
「狙い被ってるぅぅー!」

『がーん!』


このままだと車のドアが『フォートレス・アンダー・シージ』の壁ではじかれて終わるので、
狙いはスティンガーに変更。
スティンガーがトウの近くにいてどっちにしろ壁で隠れそうなら、投げるのは中止して保持したままにしておく。

327『潜む死神』:2015/10/07(水) 00:16:53
>>322(アレクセイ)
敵の能力を推察しつつ、更なる『キューブ』、『γ』『δ』を発現する。

   ブブンッ  ブルルルンッ

縁石を回り込むように車道へ下し、仲間二人の前を先行する位置をとった。
『ε』の発現は間に合わない。そのまま、二人が移動するのを待ち構える。

        バシャッ   バシャバシャ

『αキューブ』内のサケの群れは未だに泳ぎ回っている。
攻撃を加えられた衝撃から立ち直っていないらしいが――――

>>324>>326(灰羽)

    オォンッ!

『最小盃』に『コーヒー牛乳』を吸わせ、殺し屋たちに挑む。
アレクセイが『水のキューブ』を一つ、灰羽の前に動かした。

              ズ  ズンッ

目の前にある『壁』が消え……、スティンガーの姿が見えたッ!
即座に構えておいたドアを、敵影目掛けて投げつけるッ!

           ブォオンッ

                      「むン……」
                   「水のブロックは、まだ出せるのか」

              「小賢しい真似を……!
                 小細工でッ! 私を倒せると思うかッ!」

飛んできたドアは手裏剣のように回転して、足元に向けて飛んでいく。
狙いは過たず、両脚をへし折らんばかりの勢いでぶつからんとするが――

        ギャンッ  ギャンッ

                   ズドガガガガガガガガッ!

『シェルショック』が神速で前方へ飛び出し、飛んでくるドアの上に。
着弾する僅かな間、圧倒的な数の拳弾を叩き込んで、その切っ先を逸らす(破ス精CAB相当)。

       ガガガガッ
                  ガィイ――z___ンッ

ドアが斜めに傾き、飛んでいく着弾地点が逸らされ、スティンガーの手前に落ちた。
地面を擦れて火花を散らしながら、迫るそれを『シェルショック』が受け止める。
ひっくり返ろうとするそれを、受け止めたので、そのまま立て掛ける形になる。

              「これで『盾』が用意出来たな」
               「やれ、トウ」 「お前の仕事だろう」

             ガシャンッ  ガシャガシャ

トウが装備している武器が、灰羽の眼に入る――――

>>325(朱鷺宮)

    「おうおう、かーわいいーねーェ」
    「俺のムスコの次の次の次に」

             ジャキン   ジャキジャキイッ

トウから生えた『六本の腕』、武器を構えているのはその内、『四本』。

一つは『コルトM79』。
ttp://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?%A5%B3%A5%EB%A5%C8%20M79

もう一つは『イサカM37』。
ttp://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?%A5%A4%A5%B5%A5%AB%20M37

三つめは『CZE Vz61』。
ttp://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?%C3%BB%B5%A1%B4%D8%BD%C6%2FCZE%20Vz61

最後の一つは――――『見えない』。
背中に担ぐようにして、トウが己の背後に隠している。
残る二本の腕は、ポケットに手を突っ込み、待ち構えているようだ。

               「能力の端々はちょいとだけだが解った」

              「殴って出したり、撃って出したり出来るんだなァ?」

      ガァンッ!

朱鷺宮が足元を狙って弾を打ち込む――が。それと同時に跳び退って離れるッ!
動いた方向は三人から見て左手側。そして、構えた一挺、『コルトM79』をぶっ放した!

                       「アンタは特に気に入った」

                       「が! 殺るのはよォォ――ッ」

             ズオ ワァア アン

トウを遮るように、『スポーツウォール』が発現された。狙った相手は――――

328『潜む死神』:2015/10/07(水) 00:17:10
>アレクセイ

      ボウンッ

             ギュオオオ ッ

アレクセイの居る位置に向けて――直射で『榴弾』をぶっ放してきたッ! (ス精BB相当)
狙いは大まかだ。直撃はしないだろう。それは狙ってのことだ。

         ド        ドドドドドドド

「榴弾なら狙う必要はねェー」  「爆裂すりゃ破片が散る」

      「『ハンバーガー』の材料になってもらうぜッ
            ズタズタのミンチ肉によォ――ッ」

榴弾がアレクセイに向けて迫ってくる! 『α』は前面にあるが、それを越して飛んでくる。
このままなら、着弾位置はアレクセイの背後。爆裂すれば……無防備な背面に破片が刺さるッ!
『βキューブ』の位置は四メートルほどまで近づけさせられたが――――

             ズオ ワァア アン

新たに朱鷺宮が発現した壁が、トウへの進路を遮っている!

329灰羽『アクエリアス』:2015/10/07(水) 01:44:57
>>327>>328
質問です。
灰羽のドア投げが届いたということは、スティンガーは壁に隠れない位置という理解でいいのでしょうか。
また、スティンガーとトウの位置関係を知りたいです(どちらが前にいるか、横の距離など)

330『潜む死神』:2015/10/07(水) 01:51:35
>>329(灰羽/回答)
>灰羽のドア投げが届いたということは、スティンガーは壁に隠れない位置という理解でいいのでしょうか。
その理解でよい。

>また、スティンガーとトウの位置関係を知りたいです(どちらが前にいるか、横の距離など)
現在は二者間は2メートル弱。直列して並ぶ位置にある。

現在の位置関係の整理の為、周囲の状況を簡易ながらAA化する。
投稿は明日になるので、レスはそれまでせずともよい。

331『潜む死神』:2015/10/08(木) 00:42:55
【簡易配置図】

                  歩    道
───────────────────────────

                  トウ    ステ
                  壁壁


                  β
                    γ  δ
                    朱  灰
                  α
                  アレ


───────────────────────────
                  歩    道

マップ左手には車が突っ込んだ店舗。轟々と燃え盛り、周囲は明るい。
トウとスティンガーまでの距離は朱鷺宮/灰羽が『5メートル』。
アレクセイは少し下がって『6メートル』ほど。

332灰羽『アクエリアス』:2015/10/08(木) 01:15:48
>>330-331
ありがとうございます。


>>327-328


「アッ、アレクセイさんッ……!」


『榴弾』が飛ぶ。
アレクセイも心配だが、灰羽自身も他人を気にしている余裕は無い。
後ろからは破片が飛んで来るかもしれないし、前にはスティンガーがいる。


「ぐぬぬぅ」


『アクエリアス』にコーヒー牛乳が入っていない方の『最小盃』を投げさせる。
これまた、上空に向かって投げ、対の『最小盃』からコーヒー牛乳を吸い上げ、上空から『液体弾』発射(破ス精BBA)
スティンガーに向かって攻撃する。今度の『液体弾』は水滴ではなく水球。針でそう簡単に相殺できるものではない。

同時にもう片方の手でさっき拾った銃弾(>>324たま拾う)をバラ撒くように投げつける(破ス精BCA)
あの重機関銃が実物だというのならば、そこら辺に銃弾はポロポロ落ちてるだろう。
もし拾えてなかったら装備しているパワーストーンを複数千切って投げよう。
前後からとはいかないが、ニ方向からの同時攻撃である。
『水球弾』はともかく、銃弾はスティンガーの言によると『停止』することが可能なようだが、
それはそれで実際どうなるのか興味がある。未だに『針』の能力は謎なのだ。

攻撃は『アクエリアス』に任せ、灰羽は移動に集中。
一瞬だけでも全速力で走り、キューブの前に回りこむ。

つまりスティンガーへの盾であったキューブを背後への盾に変え、
同時に前方から攻撃されないためにも、こちらから攻撃することでスティンガーを防御に回らせるのだ。

333灰羽『アクエリアス』:2015/10/08(木) 19:41:58
>>332
メール欄追記
落ちたほうに半分送っておくが、邪魔にならないようにちょっと打ち上げておく。できるだけ静かに。
無理ならばやめておく。

334アレクセイ・B・C『タンガロア』:2015/10/08(木) 22:27:14
>327-328

「гранатомет」
「дробовик」
「Пистолет-пулемет」

「・・・何でも出すなァ。トウえもんって呼んでいいィ?」

能力で『飛び道具』なら何でも出せるのか、それとも既にどこからか入手して影の中にストックしてあるのか。
ただ後者だとしても、このコレクションっぷりなら大抵の銃器は持っているとしていいだろう。
そして気になるのは、あの男(トウ)が背中に意図的に隠しているモノだ。
わざわざ隠しているからには、そこに何らかの狙いがある。
見られて対策されるとマズいものか。だが、それをわざわざ出したからには、それがこちらに効果的であると踏んだのだろう。
つまり、後幾つあるのかは分からないが―――第一の『切り札』ということだ。


      ボウンッ

             ギュオオオ ッ


「モテる男はつらたん」

トウのグレネードランチャーにより、こちらへと放たれた『榴弾』。
障害物や塹壕などで銃撃戦が効果的でなくなった場合、手榴弾などによる爆発物の投擲は定石だ。
となると、『αキューブ』を使うしかあるまい。
しかし榴弾の着地点が分からない以上、攻撃の方向が分かっていた先ほどのようにキューブを盾に使うのは、難しい。
サケを被検体とした『シェルショック』の能力観察は諦める。そしてこちらも『切り札』を使おう。能力を、見せる。

『α』は動かさず、すぐに本体が両足で跳躍。キューブ前方の淵に少しだけ両足の踵を乗せると同時に、すぐさま『水源』を模倣する。
場所はアメリカのイエローストーン国立公園にある、『ジャイアント間欠泉』だ。
最大75mにも達する、下から吹き上げるこの圧倒的な水圧。人間一人吹き飛ばすなどわけないことだろう。
とはいえ今回は上への移動ではなく、横への移動が目的である。ので、キューブの淵をわずかに踏むことで弾かれるように前へと飛ぶのだ。
ただ単純に横へと流れる水流ではこうはいかない。これにより、瞬時に2、3mほど離れた前方へと移動したい。
空中にいる間にも、他の『キューブ』を操作。『β』は本体がぶつかりそうなら前方へと移動させ、当たらなければそのままの位置で停止。
『γ』『δ』はそれぞれ二人の背後の位置へと付け、榴弾の破片から二人を守る。
本体は弾き飛ばされた後、、地面にそのまま伏せるように手をついて着地したい。
爆発物への対処の基本である、『爆発物から離れる』『姿勢を低くする』を同時に行う。
その場合、背後に置き去りにしてある『α』は地面へと設置させておく。浮いている僅かなスキマから破片が来ないとも限らないからだ。

335朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/08(木) 23:41:57
>>327-328
「ちっ…そうですか…
 盾ですか…!」
忌まわしい。
        僅かに涙音に灯る黒い感情。
何故こうもこちらの攻撃を防がんとするのか。

「ならばそれでせいぜい守ってくださいよ…!」
そう言って涙音は、進軍を続行する。
しかし後方が心配だ。

(っ…!)
涙音もひとまずキューブに見を隠せるくらいに体を低い姿勢に保ち、
今は前方も心配である以上は、後方の守りばかりを気にしてもいられない。

だから、涙音は狙いをスティンガーへ向ける。
狙うのは彼が持っている『ドア』だ。

そこへと射撃を行い、的を設置する。
もし、あの擲弾がスティンガーのところまで飛ぶのであれば
こちらに引き寄せられ、態勢を崩せるかもしれない。
もし引き寄せられるならば狙いは明白だ。
できれば涙音のすぐ近くまでドアを誘導させたい。

336『潜む死神』:2015/10/09(金) 00:41:22
>>334(アレクセイ)
「イイねェ〜、その呼び名」 「ぜひ呼んでくれ。ただし――」

「ガラガラうがいしながらしゃべるときだけな?」

      パガ ン  シャコ ボッ   コンッ

『M79』を折ると、中から空薬莢を掴み出し、再装填。
現在、トウの姿は壁に隠れ、半身だけが見える状態だ。
アレクセイは目の前に『αキューブ』に目がけて、跳躍!

       ダンッ

「なんだァ、ハデな動きを――」

     バショオオッ
            ブオワッ!

「なにィ! その『水』! 吹っ飛ばせるのかッ!」

見事な跳躍! それにより前方へと吹っ飛び、転がりながら着地。
体勢を低くし、『α』を地面に設置することで僅かな隙間も失くす!

      ド
        ツ  
         グ
           オ           ド
            \           バ  ド
              ン /            バ
               ・              ド
                              ン

爆発する榴弾! 散らばる破片――だが、アレクセイには当たらないッ!
トウは更に左側へと動き、目の前の壁が覆っている範囲から離れた。
眼前には『β』、右手側には『γ』、前進した朱鷺宮までは2メートルの距離だ。

>>332-333(灰羽)
ズズズ  ズン ブルンッ

『δキューブ』が灰羽の動きを待たず、背後に回る。

      ド
        ツ  
         グ
           オ           ド
            \           バ  ド
              ン /            バ
               ・              ド
                              ン

背後で爆発が生じるが、『キューブ』が受け止めた!
そして、『最小盃』を投げてから――『液体弾』を発射ッ!

         ヒュン  ブシュブシュッ!

「その攻撃――『二度目』だな」
「忠告してやるが……『隙』があるぞ」

「そのちっぽけな皿一枚投げる間があるならッ!」

   グンッ
        バション  バショォッ

――既に『スティンガー』は盾となる、ドアをゲットしていた。
体勢を低くし、それを掲げることで『液体弾』を受け止める!
だが、灰羽の狙いはそれだけではない……

         シャ キィン

「もう一度食らってもらおう」

              ドヒュウッ  バ  ザ
                      ス   ス
                       バ   ウ
                        ス   ッ

      「……なにィ!」

今まさに攻撃せんとしたスティンガーに対し、拾った弾を投げつける。
掲げたドアの隙間を縫い、スティンガーの足に着弾した!
何発かがその勢いのままに突き刺さった! 敵の攻撃はない!

337『潜む死神』:2015/10/09(金) 00:44:17
>>335(朱鷺宮)

       ズ  ズズ

『γキューブ』がアレクセイの操作で朱鷺宮の背後に回りこんだ。
身体を低く保ながら前進、更にスティンガーに向けて射撃するッ!

             ガァンッ  ズギュッ

的が設置される――と同時に榴弾が着弾!

      ド
        ツ  
         グ
           オ           ド
            \           バ  ド
              ン /            バ
               ・              ド
                              ン

背後で爆発が起きるが――『キューブ』が盾になる!
何とか防御することに成功するが、『ドア』は動かない。
『榴弾』の爆発で生じた破片は『狙った攻撃』ではない。
それ故に、ドアが引き寄せられることはなく――――

「じゃあ次だお嬢さん。アンタもかなり厄介でねェ」

  ガガガガガッ  ブシュンブシュブシュッ!

              ドジャアアッ

銃声! 左脚に激痛! 警戒していなかったトウの射撃!
痛みのあまりに転び、顎を地面に強くぶつけるッ!
何発か着弾し、激しい出血が生じた。地面が赤く濡れる……

           ドグ  ドグ ・ ・ ・ ・

「やはりいいねェ――ッ! 『スコ〜〜〜〜ピオンンンン〜〜〜〜ッ』」

  「……これで走れなくなったよなァ?」

トウは壁から離れて、マップ左側の方向に立っている。
相手までの距離は……『僅か三メートル』ほどだが――

「まずは一人目……といこうか」  ガシャ ンッ

トウは『散弾銃』をスライドさせ、弾倉に弾を送り込み……狙いをつけている。

                   ド ドドドド   ドドドド

――――――――――――――――――――――――――――――――――

【簡易配置図】

                  歩    道
───────────────────────────

                        ステ
                  壁壁
              トウ
                    朱
                  β
                  アレγ 
                        灰
                        δ
                 
                  α


───────────────────────────
                  歩    道

338灰羽『アクエリアス』:2015/10/09(金) 02:37:13
>>336-337
訂正希望です。
アレクセイのキューブ移動が入ったためかと思いますが、
全速力でキューブの前方に回り込む必要は無くなっても、灰羽が移動に集中していることには変わらないつもりでした。
よって前レスまでよりはスティンガーに近づいているはずです。
キューブが後ろに回りこんだのに着いて来ているかはアレクセイ次第ですが、
朱鷺宮も似たような状況でキューブγも後ろに回りこんだ後に前に進んでいるようなので問題ないかと思います。

わかりづらくなってしまったのは私のレスが先であるためということもあるかと思いますのでご容赦願いたいです。

339『潜む死神』:2015/10/09(金) 23:10:15
>>338(灰羽・回答)
了解。レスではブロックより先行することを意図したと読んだ。
問題はないので、今回はレスを訂正する。
スティンガーとの距離は『2メートル半』で、移動は継続中。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

【簡易配置図】

                  歩    道
───────────────────────────

                        ステ
                  壁壁
              トウ
                    朱  灰
                  β
                  アレγ
                       
                        δ
                 
                  α


───────────────────────────

340朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/09(金) 23:14:36
>>337
一つ質問です。
・今ある光源は車の炎だけですか?

341『潜む死神』:2015/10/09(金) 23:16:46
>>340(朱鷺宮・回答)
>・今ある光源は車の炎だけですか?
他にもあるが、最大の光源は車が突っ込んで燃える店の炎。
街灯などは距離が遠く、店や雑居ビルの室内灯は道を照らすほどではない。

342灰羽『アクエリアス』:2015/10/10(土) 00:32:00
>>339
感謝いたします。


>>336-337
「食らった……のか!?」


いや、今『シェルショック』は『針』を撃とうとしたはずだ。
そのまま放てばこちらが威力で勝っていてもある程度は相殺できたはず。
単にふいをうたれてそのまま食らっただけだろうか?
それとも、食らったように見えるが『針発射』ではなく別の方法で防御したのか。


「だとしてもォォ
 押し切らせてもらう」


防御したと仮定した場合わかることは、自動防御ではないということだ。
意識しないでも防御できるならば、防御は自動に任せ『針』で同時に攻撃すればいい。
つまり、攻め立てて相手を防御に回らせるというのは正解ということになる。


「ところでその盾、邪魔じゃあないです?」


灰羽の投擲!(破ス精CCC)
これはなんでもいい。破魔矢でもパワーストーンでも。攻撃の意思があれば。
朱鷺宮がつけてくれた『的』がドアを引っ張ってくれる。
これは成功する可能性が高い。なぜなら『フォートレス・アンダー・シージ』の動く的はまだ未見のはずだからだ。

そして『アクエリアス』は『大盃』を発現。



「『アクエリアス』ッ 攻撃!」

『ま』


最初の『大盃』発現は失敗したし、『大盃』を見せるのは初めてだ。
ある程度注意を向けることができるはず。
だが『大盃』で攻撃するわけではない。これはいわば囮だ。

343灰羽『アクエリアス』:2015/10/10(土) 00:33:43
>>342

------------------------------------------------------------


投擲以前コーヒー牛乳を吸わせた時、
最初に発現した『最小盃』……『最小盃1A』にも、一緒に吸わせている(>>324 両方に)

そしてさきほど空中に投げた方の『最小盃2A』にはカーブをかけていた。
その狙いは>>318で落ちた『最小盃1B』の射程だ。
>>332 カーブ(落ちたので当てる位置に調整))(→落ちたの(『最小盃1B』)で当てる位置(射程内)に調整)

ところで『最小盃1A』は『アクエリアス』の手元にはない。
さきほどドアを投擲した時、その影に隠すように最初に発現した『最小盃1A』を投げていたのだ。
ドアは威力を殺され、奪われたが、『最小盃1A』はスティンガーの足元近くに落ちただろう。
そしてそれはスティンガーには見えなかったはずだ。ドアが邪魔で。
>>324 影に最初の→ニ)(→ニは上がドア、下が『最小盃』を表している)
トウもこちらに視線をやっていない。見えていないはずだ。

さらに、弾丸を投げつけた時、落ちた弾丸の一つが『最小盃1A』に当たるように調整していた。
これは、『最小盃』の射角を広げるための行動だ。『最小盃』が揺れれば射角は広がる。
また、灰羽の首に刺さって折れた『針』も『最小盃1A』に入るように投げておいた。(>>332 調整、針)

そして>>333(落ちたほうに半分送っておくが、邪魔にならないようにちょっと打ち上げておく。できるだけ静かに。無理ならばやめておく)
であらかじめ液体を半分『最小盃1B』に送り、打ち上げておいた。

------------------------------------------------------------

上記の行動を今利用すると、
つまり液体を吸わせておいた『最小盃1A』から『最小盃1B』に液体を送り込み発射することで、
カーブをかけて、その液体弾が当たる位置に投げた『最小盃2A』の向きを変えることができる。
もちろん狙いはスティンガーである。

さらに『最小盃1B』から打ち上げておいた液体が落ちてきたところを再度吸い、
射角を広げておいた『最小盃1A』に送って『水球弾』発射。
さらに『水球弾』には『シェルショック』自身の『針』が含まれている。自分の刺さるとどうなるのかは興味がある。
もちろん狙いはスティンガーである。

これによりスティンガーは今行なった2方向攻撃の直後に
ドアを取られ(うまくすればその時体勢を崩し)3方向攻撃を受けることとなる。

問題は、いかに『アクエリアス』の精密性が高いとはいえ、これほどの仕込みは困難であろうという点だ。
そのため、スティンガーに対する弾丸投げは特に狙いをつけなかった
(目くらましだし、どうせ止められるだろうと思っていたという理由もあるが)
それでも『最小盃1A』に『針』を入れるのはさすがに失敗しているかもしれない。
また、『最小盃1A』の液体を『最小盃1B』に送り打ち上げておくというのも、無理ならばやっていないつもりだ。
その場合、『最小盃1A』から『最小盃1B』に液体を送り込む時に半分残しておいて、それを発射する。
考えてみればこれについてはどっちでもそう差は無いかもしれない。

まとめると今取る行動は
『アクエリアス』は『大盃』を発現。
落ちた『最小盃1B』から液体弾を放ち、投げた『最小盃2A』に当ててスティンガーに当てる。
次に落ちた『最小盃1B』に液体を吸わせ、足元の『最小盃1A』から液体弾を発射しスティンガーに当てる。
今回もさすがにひとつひとつの狙いをつけている余裕は無い。当たればいい。
もしも精密Aならこの程度楽勝で、狙いをつける余裕があるならば足を狙う。

灰羽は攻撃の意思を持ってパワーストーンかなにかを投げる。
そして灰羽はさらにスティンガーに接近する。

アレクセイに何か言っている暇は無いが、キューブが『最小盃1A』に当たりそうだったりしたら、
灰羽の移動を多少緩めたりして調整する。キューブは灰羽を基準に動かしているだろうから。
まあ、キューブの速度ならまだそこまで到達することはないだろうが。

344アレクセイ・B・C『タンガロア』:2015/10/10(土) 00:33:51
>>336-337

「弾もいっぱいあんのねェ・・・」

再装填される『M79』を見ながら、溜息を吐きつつすぐさま立ち上がる。
遮蔽物が多いならともかく、屋外でこの開けた場所。なまじ遠距離は危険だ。中距離戦へとシフトしよう。
放物線を描く『グレネードランチャー』、障害物への距離が近ければ近いほど、それを避けるためには角度をつける必要がある。
つまりアレクセイとキューブがともに近付けば、キューブを避けて本体を狙う、という行為が困難になる。
また、キューブの横をすり抜けて撃つ手もあるが、その場合も近距離ならば自爆の危険性がある。
とはいえ、その圧倒的な破壊力は直に食らえば危険なことに変わりはない。他の銃器と同じく警戒は必要だろう。

>  ガガガガガッ  ブシュンブシュブシュッ!

>              ドジャアアッ

そこで朱鷺宮の被弾を確認。『Vz61スコーピオン』。少し古いが、取り回しの良いサブマシンガンだ。
脚に食らい倒れた朱鷺宮に、トウが『イサカ』を構える。

「得物は渋いセンスしてんなァ、さっすがオジサマ」

朱鷺宮とお互いのキューブを『切り替え(スイッチ)』。
眼前にある『β』をそのまま前方へと移動させ、朱鷺宮の側、トウの射線を塞ぐように配置。
同時に『γ』を動かし、自分は斜め右前方へと移動しつつそれと交差させるように配置し、自分とトウの射線も断ち切る。
そして姿勢を低くして『γ』の影に隠れ、狙いが自分へと向けられた場合の対処を行おう。
『δ』は少しだけ左にずれながら、灰羽の後を追うように進ませる。

「トッキー、動けるゥ〜?」

腰を折った状態で、傍らの朱鷺宮に話しかける。視線はトウへと向けておく。
ただ『散弾銃』をキューブへ撃ってくるなら好都合、対策はいくらでもある。
警戒すべきは『第四の武器』と、横をすり抜ける狙いの『グレネード』か。
トウの動作に注目しつつも、攻め手を怠りはしない。
『α』は再び浮かせ、トウの背後へと回り込むように動かす。
トウの眼前には敵二人と、障害物となるキューブ。こちらへと注目しているのであれば、視界の外でこっそり動かすこともできよう。

345朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/10(土) 00:49:43
>>340
ありがとうございます。

>>337-338
「あぐぁっ!!!」
突然右足に走った激痛で涙音は足を止め、その場に倒れこむ。
顎を地面にぶつけてしまい。その場にうずくまるほどの痛みが走った。

「ぐあ…うっ…!」
涙音が感じた痛みは、今までの鳩尾に何かを食らうのとは違う。
初めて感じた、別方向からの、別方面からの痛み。
だが涙音は…それでも倒れたままトウを睨む。

「うっ…ぐっ…フ…ヒヒヒ…
 ちょっと、見直…しま…したよ…
 影で…何をするかと思いましたけど…」
溢れ出しそうな感情が今の激痛ではっきりと覚める。片目だけを閉じつつ
余裕がありそうな顔を見せるが、その表情は、激痛に歯を食いしばって涙目で耐えているそれに見える。

(…守るしか無い…
 でもどうやって…!)
銃口が自分の頭に向けられているのはわかるが…
キューブで守られる事を祈る他にない。
「…平気…
 とはいえませんね…
 アレクセイさん…世話をかけます…」
涙音は涙目になりながらアレクセイに応える。
今の自分にはスタンドで弾かせるしか無いが、
散弾ではそれも望めない。


「私にできるのは…これくらい…
 …頼みます、アレクセイさん…!」
そう言って涙音は体を起こしつつも、自分の体はできうる限り丸め、周囲のキューブに体が隠れるようにする。
スタンドにはキューブに当たらない場所からライフルを発射させる。(ス精BB)
…が、その狙いはトウではなかった。

  成功したならば、飛んで行くのはトウの後ろ…『炎上した車』とトウの中間の地面だ。
そこに高さ3m、横幅2mの『スポーツウォール』を出現させ、
 炎上する車から発せられる光を隠す。

…これでなにかよい効果が見られたならばそのままだが…
より一層強くなりそうならば即座に解除だ。

ちなみにスタンドにもなるべくガードはさせる。

346朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/10(土) 00:53:13
//申し訳ありません。
//少し供与者へと質問したいと思いますので、ちょっとお待ち下さい。

347朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/10(土) 01:24:35
>GM様
//申し訳ありません。
//質問内容ですが…
//ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1419344985/871-872
//能力詳細に追加し忘れていたみたいです。
//今回の追加事項と考えることにしますが、判断はGM様にお任せします。
//多分反応して動いたとしても、撃たれるのに代わりはなさそうなので

348『潜む死神』:2015/10/13(火) 00:31:32
>>342-343(灰羽)

   ド    ドド   ドドドドド

君の心臓が高鳴っていく。緊張感からだろうか。
だが、スティンガーからの攻撃はない。そこにパワーストーンの投擲ッ!

         ド ヒュゥ    グ ォ  ン ッ

『FUS』が設置した的が――『的』を前面へと引っ張り寄せるッ!
それにより、遮られたスティンガーの姿が露わになった。
既に保持をやめて立て掛けるだけにしたらしく、軽々と離れる。
スティンガー自身は、片膝をついて、君を睨んでいる……

「…………この『ドアを引き寄せたパワー』」
「貴様の能力じゃない。警戒に値するが――――」 「『依然問題はない』」

『大盃』を発現した『アクエリアス』。灰羽と共に更に接近を続ける。
そこで『最小盃1B』から投げた『最小盃2A』に当てる。
『2A』の角度を変えつつ、スティンガーに向けて『液体弾』を着弾させるッ!

     ドボ ォ アッ!

   「くッ……!」

身をかがめた『スティンガー』の足に着弾した――その時。

            ド   ドドドドド  ドドド

       グ ラァ      ドシャンッ

灰羽が眩暈を覚えて、意識が一瞬途切れた。その場に思わず膝を突く。
気分が悪い……まるで『低血圧』のようだ。スティンガーまでの距離は1メートル内に達しているが――

(※行動が整理されてないので『非常に複雑かつ難解』。
   加えて、メール欄の内容への『後付けの補足』が多すぎる。
   特に>>333の行動はメール欄が未開示の次点では、何を指すか判断不能。
   判定が困難なので、今後は最初から段階を追って、『拍手』に投稿することを推奨する。)

>>344(アレクセイ)

「その通りだぜ坊主。年寄りの意見だがねェ……」
  どうぐ
 「武器とオンナは古馴染のが具合がイイのよ」

        ズオ  オオッ

複数の『キューブ』を動かし、トウへの射線を塞いだ。
ニヤニヤと笑いながら、トウはそれを観ている。
だが、それを断ち切るように――朱鷺宮の射撃ッ!

  ガァアン  ド ギュンッ  ズオオッ!

壁が発現されて、光源が遮られた。
壁から伸びる影が、トウにも朱鷺宮の元にも長く伸びる。

「ほお、更に壁かァ?」 「まあ、問題はねェ」
「コイツはちょっと『レア』でな。こんな時のためにィィ――ッ」

                  ガシャン

だが、トウは動じない。背面に隠していた銃を取り出し、構える。
残っていた二本の腕が動き、トウの腰のあたりから生えた。

現れた銃は――『USSR APS / СССР АПС』。
ttp://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?USSR%20APS
水中で使われる、特殊な自動小銃だ――!

「水のブロックもよォ、これなら抜けられるだろォ?
 ッつゥワケで、あまり長くない付き合いだったが――」

           ガガ  ガガガガッ!

                      「サ・ヨ・ナ・ラ……!」

弾を散らすように――朱鷺宮とアレクセイに射撃ッ!
『単なる水の塊』ならば、銃弾は容易に貫く……!
朱鷺宮とアレクセイを守るキューブ目掛けて、弾丸が迫るッ!

【簡易配置図】

                  歩    道
───────────────────────────

                        ステ
                  壁壁
                        灰
      壁    トウ    β朱  δ
                γ  
                  アレ
                       
                       
                 
                  α


───────────────────────────

349アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/13(火) 13:39:25
>>348

すみません、質問があります。
当PLの『拍手』は成功したでしょうか?

350アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/13(火) 18:08:16
>>348-349

追加で質問があります。
・『α』を動かすことには成功したでしょうか?それとも、まだ動かせてはいないでしょうか?

351『潜む死神』:2015/10/13(火) 23:34:27
>>349-350 (アレクセイ・В・С/回答
>すみません、質問があります。
>当PLの『拍手』は成功したでしょうか?
失礼。成功している。

>・『α』を動かすことには成功したでしょうか?それとも、まだ動かせてはいないでしょうか?
申し訳ない。書き抜けていた。
動かすことには成功しているが、背後には回っていない。
また、訂正も抜けていたが灰羽の背後には『δ』が存在する。
これも並行して操作している状態にある。

正確な位置関係は以下となる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【簡易配置図】

                  歩    道
───────────────────────────

                        ステ
                  壁壁
                        灰
      壁    トウ    β朱  δ
                γ  
          α      アレ
                        
                       
                 
                 


───────────────────────────

352灰羽『アクエリアス』:2015/10/14(水) 00:25:35
>>343
>ドアを取られ(うまくすればその時体勢を崩し)3方向攻撃を受けることとなる。
今さら気づきましたが、『大盃』での攻撃は無理があると考え取りやめたので
ここは「2方向攻撃」です(すでに終わったことですが一応訂正)

>>348
大変申し訳ありませんでした。
以後、気をつけます。

質問なのですが、

『最小盃2A』はどうなりましたか?
(足に当たったのは『液体弾』で『最小盃2A』はまだ当たっていない? あるいは無理のある操作だったので外れた?)

灰羽が意識を失った時、『アクエリアス』もやはりフィードバックで動けない感じですか?
(精神的な影響ではなく、肉体的なダメージによるもの?)

貧血状態は続いている? 一瞬だけ? あるいは、まだ時間が経っていないのでわからない?

灰羽の首筋に刺さり、折れた『針』はどのくらいの長さが刺さっているかはわかるでしょうか?

353『潜む死神』:2015/10/14(水) 00:44:30
>>352(灰羽/回答)
>『最小盃2A』はどうなりましたか?
>(足に当たったのは『液体弾』で『最小盃2A』はまだ当たっていない? あるいは無理のある操作だったので外れた?)
レスが読み取りづらかったが、『液体弾』も『最小盃A2』も当てるつもりなら後者のみ命中。
『液体弾』を当てることを優先したい場合は、掠めたが失敗した、という判定となる。

付け加えると、盃を跳ね飛ばしながら『液体弾』を当てるのは『非常に困難』。
硬い弾体ではない為、当たった時点で『液体』が散ってしまうため。
相手への直撃を狙いつつ、掠めて撥ね飛ばす程度であるなら可能。

>灰羽が意識を失った時、『アクエリアス』もやはりフィードバックで動けない感じですか?
>(精神的な影響ではなく、肉体的なダメージによるもの?)
瞬間的に、意識が揺らいだような感覚。
『アクエリアス』の発現が途切れるほどではなかった。
『アクエリアス』への影響は、今のところ分からない。

>貧血状態は続いている? 一瞬だけ? あるいは、まだ時間が経っていないのでわからない?
続いてる。心臓の動悸が激しく、気分が悪くなってきている。

>灰羽の首筋に刺さり、折れた『針』はどのくらいの長さが刺さっているかはわかるでしょうか?
1センチ程度。筋肉にまで達さず、浅く潜った程度。

354朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/14(水) 01:13:19
>>348
質問します。

・現在、トウの腕の状態を詳しく確認できるでしょうか?できる場合どんなふうに見えていますか?
・涙音の足の状態は?どの程度動ける?
・現在の『車のドア』はどこにありますか?

355『潜む死神』:2015/10/14(水) 01:23:31
>>354(灰羽/回答)
>・現在、トウの腕の状態を詳しく確認できるでしょうか?できる場合どんなふうに見えていますか?
本体の腕は親指をポケットの縁に掛けた状態。待機状態。
『六本の腕』――『バニシング・レギオン』はそれぞれ以下の状態。
両肩の付け根から四本生えており、それぞれが銃を携えている。
銃は先に挙げた四つ。特に狙いはつけず、構えているのみ。
射撃中の『APS』は片手で構えて射撃中。弾をばら撒いている。
残る二本は腰のあたりから生えており、だらりと垂れさがっている。

>・涙音の足の状態は?どの程度動ける?
小型の銃弾が叩き込まれており、ズタズタで出血量は多い。
だが、歩くことは不可能ではない。走れば苦痛は大きそうに思える。

>・現在の『車のドア』はどこにありますか?
スティンガーと灰羽の間。
位置は石を投げて誘導した灰羽が決めてよい。

356アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/14(水) 01:24:55
>>348

「フムフムなるほどねェ。参考にさせて頂きますわぁ」

被さった影は、トウに対して影響なし。どうやら周囲の暗さは弱点になる類のものではないようだ。
となると、別方向のアプローチとしては強い光を浴びせる、か。
影から取り出した『銃』、その性質も影と同じであれば、光を浴びせることで消え去るかもしれない。
もっとも、それをじっくり試している余裕はない。

「・・・おいちゃん、そんなモンよく持ってたねェホント」「ウチんとこの国から持ってきたん?」

『APS水中銃』。自分が生まれた国で作られた、水中での戦闘を想定して作られた銃だ。
内部のメカニズムは浸水しないよう徹底して防水構造になっており、
弾丸もまた、水の抵抗を受けにくいように鋭く長いものが使われている。
ただの水の塊なら、容易く貫通してしまうだろう。よって。

               「『タンガロア』」

『βとγ』には、とある『水源』を模倣させる。
世界三大瀑布の1つ、『イグアスの滝』。その中でも最大流量を誇る『悪魔の喉笛』。
『β』や『γ』のサイズならば模倣可能だ。毎秒7000tという膨大な水が流れ込む巨大な滝。
その圧倒的なパワーを持って、水中銃から放たれた弾丸が『キューブ』へと触れた瞬間、
先端から地面へと叩き落とし、強制的に向う先を変える。
さしもの『水中銃』といえど、空中から流れ落ちる滝を貫通する用途は想定されていない。
ただの水の塊でも、『スティンガーの針』は防げる。水中銃の弾丸も同じく、同じような鋭さに加え
銃弾のパワーと弾丸の重みがあったとしても、それを圧倒的に上回る水圧であれば貫けまい。

そして『α』はそのまま、斜め後方(簡易図でいう左下)に進め、そして可能ならばトウの足に突っ込ませる。
『δ』はそのまま真っ直ぐに進ませる。視界外であるため、細かい操作はできない。灰羽もそれを計算に入れて動くだろう。
最後に、新たに作り出した『ε』。そのサイズを活かし、朱鷺宮の右側(MAP上部)からトウの左側(同じくMAP上部)へと移動させる。
その間も、トウの次の動作には注目しておこう。

357灰羽『アクエリアス』:2015/10/14(水) 18:48:14
>>353
回答ありがとうございます。
『液体弾』と『最小盃2A』、特にどちらが優先というような意識はありませんでした。
強いて言えば停められないと言われている『液体弾』ですが。

なぜ、そのような回答
(当たった時点で『液体』が散ってしまうため、盃を跳ね飛ばしながら『液体弾』を当てるのは『非常に困難』)
が出てくるのかわからなかったので、おそらく理解がすれ違っていると認識しました。
本当に分かり辛すぎて申し訳ありません。

まず、『最小盃1』のABが対、『最小盃2』のABが対です。ここの説明が足りませんでした。
どちらも液体弾を放ちましたが、
空中にある『最小盃2A』に液体を発射してスティンガーに誘導したのが『最小盃1B』
スティンガーに直接『液体弾』を放ったのは『最小盃1A』で、別の盃になります。

ひとまず図にしてみました。
ttp://yui.oopsup.com/browse.php/goldenrectangle/setumei.png


①:『最小盃1A』から『最小盃1B』に液体を送り、『最小盃2A』の方向を変える。
②:『最小盃1A』から『最小盃1B』に送った液体を全部発射せずに半分残しておき、
  『1B』から『1A』に送り返し、スティンガーに『液体弾』として発射する。
という流れです。

対の盃で行う以上、『最小盃1B』(2A盃方向変え)→『最小盃1A』(液体弾直接攻撃)という順番になるので
液体弾での攻撃は次レスに回すべきでした。申し訳ありません。
(スCで投げた『最小盃2A』の誘導と、『液体弾』(スB)では後者の方が早いので
 どちらが先に当たるかわからないということもあり、1レスで書いてしまったというのもあるのですが)

>>333「打ち上げ」については、「送られてきた液体を半分残して、送り返す」でも考えてみれば
時間的に大差無い上に労力もかからず、説明するのも後者の方が簡単ということで後者で説明しております。

358朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/14(水) 19:06:22
>>355
了解です。もう一つ聞きたいのですが…

・今まで、トウ『本人』の腕はどうしていたか、見える範囲で教えて下さい。

359『潜む死神』:2015/10/14(水) 23:03:25
>>357(灰羽/回答)
図示してようやく位置関係などもはっきりと理解できた。

それでも、行動の成功判定は『不可能』とする。

まず、どの『盃』同士が対なのかが、また盃の正確な位置関係を
明示出来ていない状態では、どういう狙いなのかGMも把握出来ず、
メール欄の情報だけではそのあたりは読み取れない。これでは
やはり『判定不可能』としか言いようがない。せめて、当初から
それぞれの盃の位置関係がハッキリしているなら、唐突に
盃を呼称されてもどれがどれなのか、GMも理解できない。

そもそも『図示が必要なほどの行動』を、行動を圧縮して
書く必要があるメール欄で行う、というのが困難だと思われる。
メール欄を使うな、ということではなく、シンプルな仕込みは
『メール案』、複雑な仕込みは『拍手』という形で使い分けてほしい。

行動の大筋自体は不可能ではないが、判定ができない時点で
『失敗』に等しいと判定せざるを得ない。レスの訂正は行わない。
>>348にレスを返してほしい。

>>358(朱鷺宮/回答)
>・今まで、トウ『本人』の腕はどうしていたか、見える範囲で教えて下さい。
特に動かさず、フリーにし続けていた。

360朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/14(水) 23:32:55
>>359
回答感謝です。

>>348
「影ではない…?」
影で覆い隠しても、敵は問題なく攻撃を仕掛けようとしている。

(…好きな様に好きな場所から無尽蔵に呼び出せるなんてそんなチートあるわけ無い…
 そういえばさっきから、コートの中から取り出してたけど…
 それになんで…六本全部使わずに四本だけで武器を使うんだ…!)
気になったのはそれだ。
もしかしたら。

「…トウえもん…ですか。
 もしかしたら言い得て妙なのかも…」
敵の出してきた水中銃を前にしても、
アレクセイはどうにか対処を続けているようだ。
防御はアレクセイに任せるほかなく…

「勝ち誇らせて…
 たまるか!」
トウは今『勝ちの手を見つけた』と思うはずだ。
もちろんこれでうまく行けば限りなく負けに近づく。
だが、それは同時に油断となって…

「喰らえっ…!」
キューブの左側から、少しだけ顔を出してライフルを構えて射撃を狙う!
狙うのは…垂れ下がっているトウの『スタンドの左手』だ!
(…なんでその腕は先程から使ってないんだ?
 六本の腕があるのに…!六本とも使わない理由は!)
狙うのは手のひらに『パンチミット』を着けることだ。
重量は、本格的なスポーツ用に使う重いもの。
どんなにパワーがあっても急にやってくる重みには対処不可能なはずだ!

本体は…念の為に、いろいろとアイテムが揃ったかばんで体をガードしておく。
気休めでも迫ってくる攻撃を防がなくては!

361灰羽『アクエリアス』:2015/10/14(水) 23:54:48
>>359
あ、判定については特に文句もありません。
ただ、誤解が生じているようでしたので解いておいたほうがいいかと思いまして。
盃の位置関係(スティンガーが撃ち落とした位置、ドアと一緒に投げて落ちた位置)
はこちらで勝手に決めるというわけにもいかず。
呼称はメール欄には「最初の」などと書いていましたが、
1のAB、2のABというのは説明を書いている時に必要だなと思い立った次第でした。遅かったですね。
重ね重ね申し訳ありませんでした。


>>348

「よし、このまま―――うぇっ?」

『うっが?』

「ふぁ……『呪い』……?」


たった一本刺されただけで一瞬とはいえ意識を奪うことができるのか。
いや、単に刺された場所が首筋というのが悪かったのかもしれない。
『停める』というキーワードから連想すると、血流を止められでもしたのか。
液体を止められない様子なのに血流に影響というのもおかしいのでまだわからないが……
しかし自由自在に止められるならば、もっと使ってもよさそうなのである。
一本だから効果が出るまでに時間がかかったか。
あるいは一本につき一回しか発動できないのか。


「ぬ、ぬぬぬ〜」


このまま接近してごり押しする気だったが、足を止めてしまった。
さらにはトウにも狙われる可能性のある位置だ。


石を投げた位置は、ドアを取れる位置(>>342[投げる位置は取れる場所])
とはいえ、灰羽は足を止めてしまっているため、未来予測に誤差は出ている。
ドアに手は届かないだろう。が、少なくとも、灰羽とスティンガーの間にはある。
ある程度は体が隠せるだろう。
(特にどこにドアを誘導したかは具体的には想定していなかったが、
 >>355の「位置は石を投げて誘導した灰羽が決めてよい」という言葉に甘えるのならば、
 壁にぶつからない、灰羽から見て右手側だろうか。
 真正面だと『最小盃1A』の『液体弾』が通らないので)
すぐ地面に倒れるだろうが。

アレクセイの方も大変なようだ。こちらも操作を頼む余裕はない。
キューブはまっすぐ進むのだろう。
よって、灰羽はドアで体を隠しつつ、横(右手側)になんとか体を動かし、
キューブに当たらないようにしたい。
どのくらい足が動くかわからないが、可能ならば、その後キューブの後ろに回りこむ。

『アクエリアス』は灰羽の首筋の『針』を抜く。
『アクエリアス』の精密性を持ってすれば、折らずに抜くことも可能かもしれないが、時間が惜しい。
どうせ浅く刺さっているだけだし、周囲の肉ごと抉ってしまおう。

また、『最小盃1AB』を解除しておく。

362『潜む死神』:2015/10/15(木) 01:34:41
>>356>>360(アレクセイ、朱鷺宮)
 ホッカイドー
「北海道でスペツナズ出身の食い詰めたロシアンマフィアと会ってよォ〜。
 ススキノのいい店紹介してもらうついでにもらったのよ。使い道がねェーからってな!」

「『水使いの坊や』」 「今ンとこはテメーが一番『こっち側』だなァ」
「だからッ! 容赦はしねェッ! 惜しみなくよォォ――ッ
 レアな札も切らせてもらって……確実に始末してーからなァァ――ッ!」

        ガガガガガガガガガガガッ

高速で連射された水を貫く弾丸! 『水のキューブ』に対し、的確な選択ッ!
だが――『トウ』は『全貌を知らない』。アレクセイのスタンド、『タンガロア』の能力をッ!

     ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″
    ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″
      ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″
     ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ ト″ 

                           タマ
「…………ン なにィ!?」 「俺のッ! 俺の弾丸がッ」
                       ll
                     ノ \

                        ア
                      オ
                     、         バシ
                     /          バシバシィッ
                       ツ

「弾かれてるじゃねェェかよォォオオ――ッ!
 さっきとは『水の性質』が違ェ――ッ! 水の動きを変える能力か……ッ」

アレクセイの防御に、トウが驚愕――その隙に朱鷺宮が多腕の一つを撃つ!

           ガン   ズオオ ッ

                           「おォ ッ!?」

『バニシング・レギオン』の一つを撃たれて、思わずトウの身体が――沈む。
垂れ下がった腕が地面へと触れる。光源を遮られて、伸びた壁の影へと。

         ズブ ズブズブ

「なるほど。理解できた。
 これが能力だなァ――ッ…… お嬢ちゃんのッ!」

「ガンバったから教えてやるよ。
 俺のスタンドは『バニシング・レギオン』。『影を武器庫にするスタンド能力』。
 どこの『影』だろーがどんな武器もしまえるし、取り出すのも『自由自在』」

         ズブ  ズブブブ  ズブンッ

垂れ下がった腕……『パンチミット』が影の中に溶けて沈むッ!
腕に装着されていたのが、まるで蕩けたように腕から解け、消えていく……!

「『小せェ影』から『デカい武器』は取り出せねェがねェ〜。
 スタンドも、スタンドの道具も、スタンドの能力の産物も……『武器』と同じだからよォーッ。 
 『道具型以外のスタンド』は操れねェーが、こういう道具なら俺の『武器』になるッ!」

『パンチミット』の位置感覚が消えた。解除しようとしても、戻らない。
更に、朱鷺宮は『FUS』の『残弾数』が一つ減ったのも、感覚として理解できる……
そして、『バニシング・レギオン』。腰から伸びた二本のそれは既に『影』に触れている。

「ハデに行こうぜ! もっともっともっともっとッ! ハデによォォォ〜〜〜ッ」

                    ズウオオオオ――――ッ!

現れ出でるのは――『大型の車両』ッ! 装甲に覆われた車体ッ!
ルーフが展開するようになっており、そこにトウの身体が滑り込んだ。
よく見れば、ルーフには銃座とスピーカーが備え付けられているのが二人には判る。

「これが俺の――『ハンヴィー』だ」  「V8! V8! V8!」

      ガ  キュッ  ドドドドドドドドッ

【ハンヴィー】
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC

アレクセイは『αキューブ』をトウに接触させようとしたが――代わりに車が現れた。
このまま突っ込ませる分には成功しそうだ。だが、トウ自身には当たらないだろう。

            ドドドドドドド       ヴゥ ゥン

エンジンを高鳴らせながら、ハンヴィーのスピーカーがうなりを上げる……

363『潜む死神』:2015/10/15(木) 01:36:07
>>361(灰羽)

        ズリ  ズリズリィ
                     ガシイッ

『灰羽』はドアに手を伸ばし、それを遮蔽物として構えた。
心臓の動悸が激しく、激しい動きは難しい。『貧血の感覚』に近い。
『キューブ』を避けて……それが精一杯だ。後ろには回れない。

『アクエリアス』は首筋に触れる――と。『異様な感触』。
『腫れている』、『堅い』、『皮膚の下に何かが出来ている』。
これが首の片側の頸動脈を圧迫し、血流を止めているようだ。

               スクッ

スティンガーが立ちあがる。その足に弾の当たった傷はない。
あるのは『液体弾』を食らって抉られた痕跡だけだ……

「貴様のスタンドが触れているのは……『真珠』だ」
「『真珠を作る体質』に変える。それが私のスタンド――『シェルショック』」

スティンガーがニヤリと笑う。しかし、その瞳には隠しきれぬ殺意がある。

「食べるだとか、何かを肌に刺すだとか……身体に入ったモノは『真珠』になる。
 無尽蔵にどこまでも大きくなり、最後には肉体を内側から突き破って『殺す』」

「貴様の場合、深く食い込まなかったお蔭で圧迫程度で済んでいるがな」

「私自身はこの体質が完全に定着している。
 何かが皮膚下に潜れば速やか『真珠』になり……それ以上食い込まない。
 そして、皮膚の下にあるそれを『シェルショック』は傷つけずに取り出せる」

「『銃撃』は無意味……だと思っていたよ。オマエに会うまではな。
 これは……我が『運命の啓示』と受け取ったぞ、灰羽あと……」

「――――オマエを乗り越えることは、『天敵』を乗り越えること……!
 キサマに勝利できるのならッ! 私の運命の前にッ! もはや敵はないッ!
 なんであろうと、キサマを倒し…………あの男の代わりに仕事を果たすッ!」

            シャキキィンッ

『シェルショック』が長い針を備えた腕を水平に伸ばして構えた……!

>>ALL
トウは車の座席に立ち、その位置から上半身をルーフから突き出している。
散弾銃と短機関銃を構えた腕が両肩から生え、残りの腕は足から伸びている。
どうやらその腕が、車のハンドルやアクセルを内部から操作しているようだ。

         ドン! ドン! ドン!

ハンヴィーのスピーカーがうなりを上げて、大音響を吐き出した。
流れだす音楽――(ttps://www.youtube.com/watch?v=Xrgg_AzZqRc)。

          ガシャ ガシャアッ


「南極から北極までェェェ――――ッッ
  ジャングルからァァァ――ッ ツンドラまでェ――ッ♪」

歌うトウが散弾銃と短機関銃を構え直し、狙いを定めた。
歌声に呼応するように、スティンガーも狙いを定める。

                    ミサイルマン
「マンハッタンより安い値で―― 俺 た ち が競り落とすッ!」

         「『シェルショック』……! わがままを通させてもらうッ!」

それぞれが狙いを定めたのは――――

          シュカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカッ!
          ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!

超高速の無数の針が――――朱鷺宮に向けて。(破ス精CABのラッシュ相当)
短機関銃の乱射が――――――灰羽に向けて。(破ス精BBCのラッシュ相当)

狙ってか、偶然か。いや、『二人のコンビネーション』だろう。
トウは車に乗り込むことで射角を高くし、上から灰羽を撃てるように。
そしてスティンガーはトウを囮にして、朱鷺宮から自身への意識を逸らした。

          ド           ドドドドドドド

『呪いの針』が、『蠍の射撃』が……二人を襲う!

                 ドドドドドドド          ドドドドド

364アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/15(木) 19:55:36
>>363

質問があります。
・『ハンヴィー』の銃座には何か備え付けられいますか?
・『イサカ』はどちらの方向に向けられていますか?

365『潜む死神』:2015/10/15(木) 22:24:40
>>364(アレクセイ・回答)
>・『ハンヴィー』の銃座には何か備え付けられいますか?
回転弾倉式のグレネードランチャー。

>・『イサカ』はどちらの方向に向けられていますか?
灰羽と朱鷺宮の中間あたり。
力まずに、即座に動かせるようフリーにしてあるように見える。

366灰羽『アクエリアス』:2015/10/16(金) 00:43:33
>>363
「真珠を作る……体質ゥゥ?」


『針』が『真珠』になったということか。
だがひとまず皮膚を破って『真珠』化した『針』を摘出する分には問題ないはず。
手間は変わらないし、取り出せているだろう。
何か想定外の事態が起こったなら、時間もないしやめておくが。
(指が皮膚の下に触れると即座に『真珠』化したりするのだろうか?)


「天敵ってくらい相性バツグンならよかったンだけどなぁぁ
 これ、ちょっと厄介レベルでしょ……」


『最小盃』を再発現。


「うるさいなぁぁ〜……
 げ。 朱鷺宮さんッ! スティンガーがッ」


元よりトウに狙われる可能性のある位置だということは自覚済みだ。
灰羽と『アクエリアス』で2方向の警戒もできる。
大声で歌うトウに気づかないはずもない。
とはいえ、厳しい状況だ。

警告を飛ばしながら、ドアを適当に朱鷺宮の方に放り投げる。
正確には、朱鷺宮の手前くらいだろうか?
まあ、ドアには『的』がついている。追尾性も動く速度も『的』任せでいいから、
本当に意識に割かずに適当でいいのだが。
朱鷺宮自身も防御はするだろうが、うまくすれば大分『針』は防げる。

そして灰羽も他人の心配をしている場合ではない。
仮に『真珠』を首尾よく取れたとしても、体がすぐ動くようになるかもわからない。



「うー、コレをやるしかねぇぇぇ! 痛いだろうけど……『アクエリアス』!」

『ヴルルン……』



『アクエリアス』はドアを放り投げた勢いのまま、片腕を背中に回す。
灰羽は水筒を手に取り、『アクエリアス』のもう片方の腕に。
両手には『大盃』のほか、さきほど発現した『最小盃』がある。

自分の『スタンド』で自分を動かすことはできない。
それは自分で自分を押すようなものだからだ。
自分の『スタンド』で自分を殴り飛ばすのも同じだろう。
だが、『スタンド』が作り出したものならば話は別だ。

足を地上から離し、水筒から吸った水を、自分の背中に当てて発射!(破ス精BBA)
『盃』からの液体発射は反動が存在しない。
よって自分の手に持った『盃』から発射した液体で自分を吹っ飛ばすことが可能!
トウの銃弾を回避すると共に、スティンガーに体当たりを仕掛ける!

体当たりと言っても直接『シェルショック』に触れては
『針』が刺さりまくりそうということもあり、『大盃』を突き出す形にしておこう。

トウの銃撃は乱射なので、多少その場から動いたとしても当たる可能性もあるが、
アレクセイの『キューブδ』が先行している。
灰羽が前に進めば、『キューブδ』が盾になる。
銃撃が効かないスティンガーをも巻き込んだ射撃になる可能性については、壁が邪魔となりすぐには銃弾は届かないはずだ。

367朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/16(金) 01:13:43
>>363
一つだけ質問を

・この辺の道の傾斜はどうなっている?

368『潜む死神』:2015/10/16(金) 01:15:32
>>367(朱鷺宮/回答)
>・この辺の道の傾斜はどうなっている?
殆どない。あるとしても意識できるほどではない。

369アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/16(金) 21:50:03
>>362
>                       ll
>                     ノ \

>                        ア
>                      オ
>                     、         バシ
>                     /          バシバシィッ
>                       ツ


「マジっすか。その人ボクちゃんの知り合いだったらウケるなァー」

いかような『武器』であれ、牙を剥いた『自然』に敵うものはない。
このまま一気に勝負を決めさせてもらう。そのつもりだった、が。

>「ハデに行こうぜ! もっともっともっともっとッ! ハデによォォォ〜〜〜ッ」

>                    ズウオオオオ――――ッ!


「・・・・・ワンマンアーミーかよォ。オレらみたいなガキに奮発し過ぎだってトウえも〜〜〜ん」

トウの次なる一手は、『武器』を超えた『兵器』。
高機動多用途装輪車両、その頭文字を取って『ハンヴィー』と呼ばれる軍用車だ。
先ほど影の中に沈んだ『パンチミット』のように、ああやって『武器・兵器』を
影の中で保持しているのか。つまり、トウへと打撃を仕掛ける際に
『パンチミット』を使われる可能性があることは、意識しておこう。

この間にすぐさまできる『下準備』はしておこう。
ハンヴィーのすぐ側にある『α』は、右後輪に触れさせタイヤの半分ほど浸しておく。
『βとγ』は普通の水に戻して床に接触させ、地面に叩き落とした『水中銃』の銃弾を取り込んでおく。
水圧で弾くのではこうはいかない、『滝』ならではの利点だ。

そしてハンヴィーから聴いたことのないJ-ROCKが流れ始め、豪快に歌いながらトウが銃を構える。
あの高さはマズい。『キューブ』で射線を防ぐことができない。
灰羽の言葉(>>366)からして、スティンガーも攻撃態勢に移っているようだ。
可能な限り迅速に。対応する。

「初めて聴くけどこの曲結構イイじゃんなァ─────ッ!!」

まずは守りの『β』。即座に地面から浮かせ、MAP上方へ移動させつつ『ジャイアント間欠泉』に変える。
先ほど取り込んだ『銃弾』を吹き上げて、スコーピオンの射線に割り込み少しでも弾きとばしたい。
先ほど灰羽が『ブローニング』の弾丸を利用していた事からして、
銃が影に沈んでも弾丸は解除されないことは分かっている。
水中銃の弾丸の長さと重さは、短機関銃の軽い弾丸を防ぐのに役に立つはずだ。

次に『δ』。これは視界外故に、やはり真っ直ぐ進ませるしかない。
ただし『水源』は、2,800m³の水量が時速65kmで横へとなだれ込む『カナダ滝の手前』とする。
水流の向かう先は、灰羽からスティンガーへと。スティンガーの針が『δ』に向かった場合
弾き返すのはもちろんのこと、灰羽がキューブに触れた場合、水流の援護を得てスティンガーへとより接近できるように。

そして攻めの『α』。模倣する水源は深海の『チャレンジャー海淵』。その水圧はcm²辺り1,086kgとなる。
その圧力でタイヤをパンクさせ、ついでに右後輪付近を固定させる。これでハンヴィーは動けなくなるはずだ。
あくまで半分ほどしかキューブを浸さないのは、タイヤに空気の抜け道を作らなければパンクしないからだ。

『γ』も同じく『チャレンジャー海淵』を模倣、そしてハンヴィーの右前方へと叩きつける。
上記の通りの水圧をもってすれば、ハンヴィーとて容易く押し除けられる。
しかし右後輪は『α』が固定している以上、前方から『γ』が押し込んだ場合、右前輪からかなり浮き上がるような形になるはずだ。
こうしてハンヴィーに傾斜を取らせることでトウの狙いを定めさせる行動も、
備え付けられた銃火器を使う行動も阻害させたい。ルーフから転落してくれたら僥倖だ。

『ε』は自分の側へ高速で移動させつつ、本体もγの後を追うように前へと進みたい。
『ε』は本体の移動に付随させ足元右側で待機させておく。トウの行動に備える。

朱鷺宮の守りが気になるが、それはスティンガーを相手取る灰羽に託す。
そしてその灰羽を、可能ならば『βキューブ』で守る。向こうが攻めのコンビネーションならば、
こちらは守りのコンビネーションを行う。

370朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/16(金) 22:39:46
>>368
了解です。
更に質問ですが…

・ハンヴィーまでの距離はどのくらいでしょうか?

371『潜む死神』:2015/10/16(金) 23:07:42
>>370(朱鷺宮・回答)
>・ハンヴィーまでの距離はどのくらいでしょうか?
4メートル。

372『潜む死神』:2015/10/16(金) 23:23:40
>>371(GMレス・訂正)
失礼。訂正する。
距離は4メートルではなく、3メートル。

373朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/16(金) 23:44:51
>>371-372
ありがとうございました。

>>362
「消えた…!?
 …やっぱりそうか…
 あの能力は『陰』の!!」
彼の名乗った能力の詳細。
まるで余裕を見せるかのようだ。

「…まぁ構わないですよ…」
壁は相手を有利にするだけだとわかった。
迅速にこの場に残る火のついた車の近くの『壁』を解除する。
取り出す前に解除は間に合わないだろうが、
炎に照らされて消えるなら良し。
そうでなくとも炎に照らされた影は形が細長く変化する。
車高が高いあの車ならば、車の下にまで影が潜り込む。
そうなれば『ハンヴィー』をしまうことは出来ないだろう。

「…後ろにも…
 前にも…?
  そんな…」
声が響いたように聞こえた。
スティンガーは『こちら』を狙っている
もうこれまでか…?

そう思ったが…
すぐにその懸念を打ち払う。

(…違う…
  これはチャンスなんだ…!)

そう、攻撃を両者は『遠い方』へと切り替えたのだ。
これは逆にまたとないチャンス!!
(スティンガーは灰羽さんを無視してこちらを狙い、
 トウは私を狙わずに、灰羽さんを狙った!
  …不意をつかれたんじゃない…
   愚かにも不意を作ったのは…あいつらだ!!)

…『的』の動きでわかる。先ほどのドアは自分へと向かっている…
(信じます…!あとさん…そして…!)
『的』の動きはある程度操作できる。
ちょうど『FUS』にキャッチさせられるように移動させ、
ドアをキャッチする!それ以上の誘導を避けるために
ドアの『的』は解除させる。

「派手にやるのは、私の方も同じです…!」
そう、これは武器としても使える…!
もし、スティンガーの攻撃が打ち止めになれば…
そのドアを『トウ』の居る座席へと突き刺すように投げつける!
キューブの壁の隙間をぬって!

374朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/16(金) 23:49:00
>>373(訂正)
座席と言うよりは、
トウに向けて

375灰羽『アクエリアス』:2015/10/17(土) 00:15:40
>>366
捕捉・訂正
>(指が皮膚の下に触れると即座に『真珠』化したりするのだろうか?)
仮に『真珠』化したりして、首に指がくっついた場合、無理やり引っぺがす。
というか予想外の事態が起きても、可能なかぎり下記の行動を優先する。

>水筒から吸った水を、自分の背中に当てて発射!(破ス精BBA)
灰羽自身に当てるのは、『水球弾』。
勢いをつけるため、可能な限り多くの水を使用し放つ。

>足を地上から離し
可能ならば、自分の足でも前に跳ぶ。
勢いをつけるためと、『水球弾』のダメージを減らすため。

376朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/17(土) 01:07:50
>>373
追加。
スタンドもドアの後ろで低姿勢になって、ガラスあたりの攻撃を防ぐ

377『潜む死神』:2015/10/17(土) 23:37:40
>>369(アレクセイ)
「がははははははッ! あることだぜェ――ッ?
 この天地は狭ェ! 俺やオマエのような奴にゃァなァ〜〜?」

「そして! オトナの醍醐味はよォ――ッ!
 ガキに対して大人げねェトコを見せて羨ましがられるコトだッ!」

哄笑するトウ。しかし、その間には『αキューブ』は右後輪に触れさせた。
更に他の『キューブ』を操作し、狙った配置へと動かす。


           ブワッショォォ――――ッ

『βキューブ』の『ジャイアント間欠泉』が発現し、弾丸を跳ね上げた!
更に短機関銃での射撃を遮り、巻き込んだ弾が銃弾を吹き飛ばす!

   バシバシバシバシバシイッ

「……うわわははははッッ! やっぱよォ――ッ!
 そうこなきゃなァァァァ――ッ! もっともっともっと来い……ッ!」

     ギャル ギャルルルッ
                            バック
その時、『ハンヴィー』が後退を始める。ギアを後退に入れていたようだ――

>>373(朱鷺宮)
壁を解除し、長く伸びた影を消した。
だが、その間にもスティンガーの放つ、針の雨は迫っている。

       ザグンッ !  ザグザグザグシャアッ!

間に合わず、何本かが朱鷺宮に突き立つ――が。
そこに灰羽のドアの投擲! それを受け止めて、盾に変えるッ!

         ヂギギギギギギィインッ!

針を防ぐ――が、すぐさまトウが狙いを変える。
既にポンプした散弾銃を朱鷺宮に向け、引き金に指をかけている。

「『一粒弾』だァ。アメリカのマッスルカーならいざ知らず……
 この距離なら日本の優秀な自動車のアルミのドアなら貫けると思うがどうよ?」

ハンヴィーを後退させがら――、引き金を引き

>>369-373(アレクセイ、朱鷺宮)

              ボ ヴ ゥ ン  
       ブシュ  ブシュッ     ブシィィ――ッ


「…………ンなにィ? この音」  「パンクかァ?」

         ガ  ガ グンッ
                      ボ ガァンッ!

       「チイッ! 『無駄弾』をよォォ――ッ」

             「追い打ちは勘弁願うゼッ」

ハンヴィーの車体が、ガクガクと揺れている。散弾銃は暴発!
素早くルーフから車内に飛び込まんとした――その時ッ!

           ギュル ル ァ  ン

    「はッ!」
                 ドグシャアッ!

朱鷺宮がドアを投げ込んでくる! トウは咄嗟に銃を盾にした。
だが、散弾銃はへし折れ、短機関銃はそのままに吹き飛んでしまう。
『バニシング・レギオン』の六本の内二本に……大きな亀裂が走った。

   「イ痛″ゥゥゥゥ――ッ! そう簡単にゃやられねェってかァ」
      「面白くなってきたぞ……もっとだ! もっときやがれェェァアアア――ッ!」

         ギャンッ  ギャギャンッ

残る『バニシング・レギオン』が長く伸び、『グレネードランチャー』を保持。
引き金に手を掛けて、揺れる車体の上から狙いを定めんとしている。
更にもう一本の『バニシング・レギオン』が、コートの下に潜りこんだ。
トウは現在、運転席へとかけて、ギラギラ輝く双眸で二人を睨んでいる。

378『潜む死神』:2015/10/17(土) 23:43:03
>>366>>375(灰羽)
「実際の真珠と同じだ。核が小さければ育つのに時間がかかる。
 言っておくが、ただ取り出せはしないぞ。それが出来るのは私だけだ」

   ガリ  ガリガリ

肌を引っ掻き、無理やりに破る。破れ目を作るだけで難儀だ。
何故か爪が立たず、皮膚が少ししか傷つかないようだ。

       ジュル  ジュルル

観れば爪の先が……『真珠の光沢』を帯びてキラキラと輝いている。
これが爪の先端を丸めて、食い込むのを阻害しているようだ。
その間に『アクエリアス』は朱鷺宮に対してドアを放り投げて託す。

         ヂギギギギギギィインッ!

「フン。もう用は足りた。ヤツも死ぬ」
                  ....
「『天敵』だ」  「他には何も怖くない」
「『刃物』も『毒物』も『銃弾』も、絶対に通用しない」

      ザンザンザンザッ

スティンガーと『シェルショック』が接近してくる。
『シェルショック』は拳を固め、針山のグローブの如きをそれを構えている。
更に『最小盃』で自らを撃ち、吹き飛ばさんとするが――

        バウンッ!

得られる勢いは大きくない――! 至近で着弾し、肌を抉る。
そこでエネルギーがかなり減衰し、吹き飛ばす、というほどの勢いが得られない。
だが、それを補佐するのが『仲間の力』。『タンガロア』の能力がそれを補う。

  ドドドドドドド
                ブワッシャアアア――z____ッ

大量の水量を押し流す『滝のキューブ』が灰羽を吹っ飛ばすッ!

          グオオオオンッ

                    「……貴様ッ! 悪足掻きをッ!」

前面に突き出した『大盃』が真っ直ぐスティンガーに向けて突き出される。

            ズッシャアアッ!
                        ドグシャアッ!

不意打ちを食らい、カウンター気味に放たれた『シェルショック』の拳。
『大盃』との到達は同時。その刃の縁が、スティンガー肌へ食い込んでいる……
だが、それは『灰羽』も同様だ。『シェルショック』の針が胴部に突き刺さった。
深々と、刃物のように――皮膚下どころか、筋肉の下にまで達している。

         「――か、はァ」
                     バラ バラリ バラ

トウが呻き声と共に、『シェルショック』の手から、何かを落とした。
その手が、顔が、眼が……異常なまでに、痙攣している。

                ガク  ガクガクガクガクガクガクッ

379アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/18(日) 00:11:20
>>377

すみません、質問があります。

・現在『γ』及び本体の位置は、ハンヴィーまで後何mほどでしょうか?

380『潜む死神』:2015/10/18(日) 00:14:48
>>379(アレクセイ・回答)
>・現在『γ』及び本体の位置は、ハンヴィーまで後何mほどでしょうか?
失礼。『γ』は既に前輪に触れて圧力で固定状態。
接触しており、同時にアレクセイは2メートル弱まで近づいている。

381アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/18(日) 00:32:31
>>380

説明不足で申し訳ありません。
『αキューブ』はタイヤにキューブを浸した後に深海に変えて圧力をかけたので、
内部に存在するものに対して圧力をかける形になっています。
対して『γキューブ』は深海に変えた後に動かして、タイヤに触れようとしているので、
その圧力を外側に向けて、タイヤをはねのける動きにしようとしていました。
通常ならハンヴィーを後退させる動きになりますが、『α』で後輪をロックしているので
車前方をウィリーさせる形になることを狙っていました。
この場合『γ』はタイヤに触れた直後で、これからはねのけようとする所になりますか?

382朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/18(日) 00:38:52
>>377
一つ質問します。

・グレネードランチャーはどういう形ですか?弾頭はむき出しか、それとも銃口内に収納されている?
・グレネードはどちらに向けられている?

383『潜む死神』:2015/10/18(日) 00:50:54
>>381(アレクセイ・回答)
>『αキューブ』はタイヤにキューブを浸した後に深海に変えて圧力をかけたので、
>内部に存在するものに対して圧力をかける形になっています。
>対して『γキューブ』は深海に変えた後に動かして、タイヤに触れようとしているので、
>その圧力を外側に向けて、タイヤをはねのける動きにしようとしていました。
>通常ならハンヴィーを後退させる動きになりますが、『α』で後輪をロックしているので
>車前方をウィリーさせる形になることを狙っていました。
>この場合『γ』はタイヤに触れた直後で、これからはねのけようとする所になりますか?
失礼、描写が抜けていた。後退し始めた為、若干座標がずれた。
タイヤに触れてはいるが、まだ押し上げるほどに入っていない。
フロントが少し浮き上がった段階で止まっている。

>>382(朱鷺宮・回答)
>・グレネードランチャーはどういう形ですか?弾頭はむき出しか、それとも銃口内に収納されている?
輪胴弾倉式の大型のモノ。弾頭はむき出しではない。
シリンダー内に装填された状態にあり、外部からは見えない。

>・グレネードはどちらに向けられている?
朱鷺宮たちの居る側。

384朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/18(日) 21:11:26
>>383
ありがとうございます。
もう一つ質問したいのですが

・涙音の体のどこに針がどの程度刺さっていますか?

385『潜む死神』:2015/10/18(日) 23:06:59
>>384(朱鷺宮・回答)
>・涙音の体のどこに針がどの程度刺さっていますか?
右肩から背中にかけて。

386朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/19(月) 00:29:36
>>377-378

「ぐっ…う!」
突き刺さった針の重みが軽く伝わってきたように感じる。
間違いない。『呪い』は貰ってしまったのだろう。
だが…

>「フン。もう用は足りた。ヤツも死ぬ」
…その言葉にムッと来た。

「そんなコスい能力で…偉そうにしくさって…!
 私は…長生きするつもりなんですからね!
 …コズエ…さんのためにも…おばあちゃんのためにも…!」
こんな時に悠長だ…そうは思っていたが、
それでも構わない。
 呪いなんぞ何ほどのものか…!

「…私はまだまだ…
 用が足りてないのでね!」
そう言って、ライフルを構えさせた。
相手が額ついたハンヴィーの上に乗ったままになっている…
それでもこちらを仕留めようとグレネードランチャーで狙う。


「…楽しいですか?
 フヒヒ…私も…!
 そうですよ!」
『ハンヴィー』が『武器』でいられるのは
アレに備え付けられた『グレネードランチャー』が理由だろう。
ならば、あの『武器』を使い物にならなくしてしまったら…?

「『狙い撃つ』先が…
  バッチリ『視えて』ますからね!!」
そう言ってアレクセイに目で合図を送った。

自分に向けられているランチャーの『銃口』へ向けて

ガキンッ!

引き金を引いたのだ。的を着けるものではない。
通常の弾丸(パス精CBB)だ。
(…あの時に亀裂が入ったのは、衝撃に耐えられずなのか?
  それとも…あの武器が壊されたからか…?)
相手がこちらに発射しようとしているのならば、
発射の瞬間に銃弾を相手の弾頭に命中させ、
近距離で爆破させるのだ。
このスタンドの精密さがあればこの距離では可能だ。
それで、グレネードランチャーが粉砕され、あわよくばあの腕にも
 『衝撃』を食らわせられるかもしれない。

(行けっ…!!!)
涙音も、かばんを前に抱えつつも移動の態勢に入り始めた。
スティンガーの『呪い』を跳ね除けられるか…!?

387アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/19(月) 00:43:05
>>377

「ホンットお茶目なオッサンだよなァ〜〜〜〜〜アンタ」
「一回くらい同じ仕事して、終わったら朝まで酒飲んで話してみたかったよォ」

無事に『β』による灰羽の防御は成功、灰羽から渡されたドアで朱鷺宮も大部分の針を防ぐ。
『一粒弾』、大型の単発弾丸の射撃も『α』のパンクを誘発することで弾道を逸らす。
そこへ朱鷺宮が、先ほど盾にしたドアを投擲。二丁の銃を破壊し、更に『バニシング・レギオン』のヴィジョンにもダメージが見て取れる。
優れたパワーだ。

「ナァイス、トッキー」

トウの次の動きは、車上に備えられた『グレネードランチャー』にスタンドを伸ばす。
被弾覚悟で至近距離を狙うつもりか。もう一本は懐の中、新たな得物を取り出すようだ。
そうはさせまいと『γ』を進ませようとしたところで、朱鷺宮の声を聞いて止める。


>「『狙い撃つ』先が…
>  バッチリ『視えて』ますからね!!」


アレを狙うつもりか。だがあるいは、『フォートレス・アンダー・シージ』の精密性ならば。
戦友を信頼し、『γ』はまだ動かさず本体は更に近付きつつスライディングして、爆発に備える。
もし『γ』を動かしてしまえば、車体が動き狙い辛くなってしまうだろうから。
車上で『グレネードランチャー』が爆発した場合、その破片は周囲に広がる。
そこで車のすぐ近くに低い姿勢で入り込み、被害を避けるのだ。『α』でタイヤをロックしている限り、そう簡単に車体が動くことはない。
その間に、広げた自分の手のひらに『ε』は地面から移動させておく。

そして『フォートレス』の弾丸が着弾した瞬間、『γ』を即座に踏み込ませる。
『80cm』もタイヤを弾きあげれば、その角度はなかなかのものになるだろう。手元の銃で前方の自分たちを狙うのにも、車のフロント部分が邪魔になるはずだ。
弾きあげた『γ』はそのまま、運転席の真下へと位置させたい。次の行動への布石にする。

『β』は他と同じく『チャレンジャー海淵』を模倣させつつ、こちら側へと一直線に接近させよう。
朱鷺宮の防御用、及びこれからトウを仕留めに向かうための補助だ。
しかし『δ』は、ひとまず一時停止させよう。
向こうの現状を把握するまでは、即座に動けるよう待機させておく。

388灰羽『アクエリアス』:2015/10/19(月) 00:57:19
>>378
「ぎゃうう!
 助かった……けどこれキューブだけでよかったやつじゃね?」

     『ぐうぅ……』


水をぶち当てて移動となると水量からしてちょっとキツそうとは思ったが、
さすがに1m以内の距離なのに届かないとは……
アレクセイには感謝の限りだ。


「ぐへえ……これ致命傷じゃない?」

     『イタイ』

「ん、なんか落ちた……?」



刃物も効かないと言っているが……どうなのだろうか。
切り傷から皮膚の下に行ってしまうからか? 爪もすぐ『真珠』になってしまったようだし。
打撃なら効くのか? 刺さるので素手ではやりたくないが。
なんだか震えているが、効いていないのだろうか?
突っ込んでいった衝撃は軽くは無い。途中で止まる分、威力を逃がせずに衝撃は大きいと思うのだが。
なにか落としたようだが、灰羽が見ておきたい。


「まあ、即死じゃあ無いんだ。死ぬ前に殺すしかねぇなァァァ。
 今日は遺書忘れてきたし……」

   『がうぅ〜』


体に食い込んでいた弾丸だろうか? それとも、トウから手榴弾でも受け取っていたのか。
後者ならさすがに蹴っ飛ばしたりしないとまずいが。
とにかく、スティンガーが何を落としたのだとしても、刃物が効かないのだとしても、
震えているのが実は一斉発射の準備だったとしても、
ここまできたらもうやるしかない。それも出来るだけ早くだ。



 「死ィ」

       『ね!』


両手にあるのは『大盃』と『最小盃』(指で挟んで保持しているイメージだ)
そして『盃』は接触した物体から、内包した液体を奪い取れる。
もし体が動かなかったとしても、ほんの少し指を調整できればそれでいい。
自分の体という血袋から『血』を抜いて、発射するには十分。
キューブで吹き飛ばされたということもあって、刺さる位置は制御できなかったが、
どの部位が近いだろうか? 心臓、首、頭部、一番近い急所を一点狙いで小さめの『水球弾』を連射だ。
(破ス精BBA)

自分の血を使うのは、行動速度を重視してのことだ。
これが腰の残ったペットボトルを盃に注ぐとかだと、
素の速度で大幅に負けている上に体の自由が利かない現在、遅すぎる。
もっとも失血死しても困るので、『水球弾』を発射しながら、
多少遅れてもいいから灰羽がペットボトルを片手で持ち、吸水側の『最小盃』へ持っていくが。

さらに、もう片方の手の水筒で頭部をガードする。
即死していないといっても、続く攻撃で頭部をやられたら即死する可能性はあるためだ。
まあ、さすがに間に合わないかもしれないが、やれるだけやっておこう。

389アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/19(月) 01:02:26
>>387
追記。スライディングはやや斜め前に、ハンヴィーの『運転席側』寄りに移動したい。

390『潜む死神』:2015/10/24(土) 00:05:18
>>386(朱鷺宮)
 . .
「いや」  「スティ公が狡っからいとこは認めるがねェ」

トウが小さく呟く。今、まさに横転しようとしているハンヴィー。
構えているランチャーの銃口が激しく揺れているが、この距離。
一心に集中すれば、その銃口を狙い撃つことは難しくない。

       バリ  バリバリ
                                、、 、
だが、『軋む音』『裂ける音』『背中に違和感』『脚に激しい違和感』。

「『呪殺屋は嘘は吐かねェ』」
         . .         バリ バリバリバリッ
   「アンタは死ぬ」    バリイッ      バリバリイッ

銃弾を食らった左脚が裂けている。内側から膨れ上がるように。
激痛が襲い、『FUS』の構えた銃の銃先が揺れてしまう。

「『シェルショック』は『体内の異物を真珠にする能力』」
「アンタにゃァ既に弾を何発もぶち込んでおいたワケよ。
 核がデカいならよォ――ッ! 出来上がる『真珠』もデカくなるッ」

     ボゴア ッ  バリ ンッ バリリイィ――ッ
          ブショォオアアア――z___ッ

左脚が内側から破裂するように割けた。間欠泉のように血が噴き出す。
『大量出血』。寒気を覚えた。これは放置すれば『致命的』だ。
そして何より、思わぬ負傷によって射撃のタイミングが遅れる。

                   ジャギイッ

その時、トウが『バニシング・レギオン』の一つで拳銃を構えた。
『拳銃』、『自動式』でも『輪胴弾倉式』でもない、『単発式』の――――

>>387(アレクセイ)
ザッザァァ―――ッ
                     シュン

アレクセイはスラディングして、車体の手前にまで滑り込んだ。
同時に掌へと『ε』を移動させ、車の真ん前にまで移動する。

『εキューブ』――『朱鷺宮』の『血溜まり』から作り上げた。

――――――――――――――――――――――――――――――
【拍手開示】

>>334(アレクセイ拍手)
朱鷺宮の傍らで腰をかがめた際に、その血溜まりに触れて
『9cm』立方の『εキューブ』を作っておきたいです。
また周囲に弾丸か薬莢、あるいは小さな瓦礫が散らばっていた場合、
そのキューブの中に沈めておきたいです。
――――――――――――――――――――――――――――――

更に、『βキューブ』を近づけようとした――その時。
『単発式の拳銃』を、コートの影から『ヴァニシング・レギオン』が抜き払う。

【Thompson/Center "Contender″】
ttp://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?%A5%C8%A5%F3%A5%D7%A5%BD%A5%F3%20%A5%B3%A5%F3%A5%C6%A5%F3%A5%C0%A1%BC

          ガ ガァンッ

即座に射撃ッ! 狙うのはハンヴィーの手前。起きる現象は――――
                .
「この銃なら……どんな弾だろーが合わせられるからよォーッ」
「さっそく使わせてもらうぜ」 「『フォートレス・アンダー・シージ』ッッ!」

              ズ  ォ  オ ォ  ン

見たことがあるッ! 『幅3メートルのスポーツウォール』ッ!
『βキューブ』と朱鷺宮を遮るように、コンクリートの壁が出現したッ!

                ドド   ドドドドドド

「うォらァあッ」
             グァア ン   ドガシャアアッ

トウが運転席から飛び出した。そのまま着地し、アレクセイの前に立つ。
先程まで放とうとしていた、グレネードランチャーは……『手放した』。

391『潜む死神』:2015/10/24(土) 00:06:26

「そろそろ離れてチクチクやりあうのも飽きたからよォォ――ッ。
 『真っ向』から……と行こうや。あの嬢ちゃんはもう死ぬぜ」

「出血多量なら一、二分ってトコロだからよォ。      ロック
 次はテメーだ。名乗りな小僧……そして俺と」    「勝負しようぜ」

             ビシイッ

指を突きつけ――決闘を持ちかけるトウ。
『ヴァニシング・レギオン』の内、二本は既にへし折れている。
それはそのままに、一本をコートの裾の中に入れて、待ち構える。

「これから俺が使うのは『スタームルガー ブラックホーク』」
「六連発のシングルアクション」 「『早撃ち』用にチューニングしてあらァ」

「合図はコインだ」 「落ちたら撃つ」
「ノらねェーなら、もっとツマらねェ決着の付け方をすらァ」

「構えたンなら……『OK』と認識するぜ」

            ド          ドドドド   ドドドド

アレクセイとトウの距離は2メートル弱。もはや接近戦の間合いだ。
相手は自らの手にコインを乗せて、いつでも弾けるよう親指を構えている。
構えたなら即座にコインを弾き、そのまま決闘に入るだろう。
そして、『つまらない結末』のためにか……コートのポケットに『VL』を突っ込んでいる。
 Do or Die
「殺るか死ぬか」  「ザクゥッ! と……」  「決めようじゃねェか」

           ドド   ドドドドド    ドドドド

>>388(灰羽)
         コロ  コロコロ

足元に転がったのは……非常に大粒の『真珠』。デカいビー玉ほどある。
『大盃』の縁は――『皮一枚』。それ以上食い込んでいない。
出血がないだけではない。『盃』の縁が真珠の光沢を帯びて、刃を鈍らせている。
衝撃は相応にあったはずだが……、対するスティンガーの反応は。

「ナメるなよ」  「この程度の痛み、意に介さんッ」
「そして、今、さっき受けた借りを返すぞ……ッ」

         ボン! ボン!

灰羽が動くより早く、『真珠』が音を立てて解除された。
そして、その中に封じられていたモノが『飛んでくるッ』!

         ドズ ドズウウッ

灰羽の足に、『先ほど投げつけた銃弾』が突き刺さった。
思わず足が崩れ、その場にしゃがみ込み、片膝をついてしまう。
灰羽は『小盃』に水からの血液を吸わせ、放つ用意をするが……

「『真珠』化はその『運動エネルギー』も『停める』」
「解除すればそれは蘇り……今のように『再発射』可能だッ!」

「我が『シェルショック』は『無敵』だッ!」
「このまま真珠を孕んで死んでいけェェェェ――ッ!」

「シェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェル
 シェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェル
  シェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェルシェル
   シェルシェルシェルシェルルルルッ シェリャリャァアァァァ――z______ッ!!」

 ズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャ
  ズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャ
   ズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャ
    ズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャ

『シェルショック』がラッシュを叩き込んできた。圧倒的な手数。それでも即座に死ぬほどではない。
頭部をガードしているのが功を奏した。意識を断ち切られるような衝撃からは守られている……が。

         ズギュン! ズギュン!  ズギュン! ズギュン! ズギュン!

大量の針が全身に突き刺さり、折れて体内に残り……『真珠化』していく。
一粒一粒は大きくないが、数が危険だ。肌が腫瘍でも出来たように膨れ上がる。
このまま食らい続ければ全身が内側から弾けて……ズタズタになるッ!

392『潜む死神』:2015/10/24(土) 00:07:35
>朱鷺宮
睨んでいたハンヴィーの前には、『スポーツウォール』が発現した。
敵は『FUSの弾丸』を己のモノとして使い、防壁として発現させたのだ。

壁の向こうの様子は見えない……が。灰羽とスティンガーの様子が横目に見える。

 ズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャ
  ズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャ
   ズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャ
    ズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャズギャ

スティンガーが一方的に灰羽にラッシュを叩き込んでいる。
灰羽の眼の光はまだ死んでいない。このままでは時間の問題だが……

       ドボ  ドボドボドボ・・・・・

出血は止まっていない。意識が眩む……が。『朱鷺宮もまだ動ける』。

【簡易配置図】

                  歩    道
───────────────────────────

                       
                  壁壁  ステ
              壁        灰
      壁車車  壁β  朱  δ
          トウ  壁γ  
            アレ
                        
                       
                 
                 


───────────────────────────

・スティンガーと灰羽は実際にはほぼ同座標。ほぼ密着状態。
 朱鷺宮はトウまでの距離は3メートルで変わらず。
 スティンガーまでの距離は2メートル程度。灰羽までは1メートル。

393朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/24(土) 00:24:39
>>392
質問
出現したスポーツウォールは感知できるのですか?

394『潜む死神』:2015/10/24(土) 00:28:03
>>393(朱鷺宮・回答)
>出現したスポーツウォールは感知できるのですか?
位置感知は出来ない。相手のコントロール下にある。

395朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/24(土) 00:32:01
>>394
了解。
もう一つ質問ですが…

・今のスティンガーはこちらを向いている?それとシェルショックの状態は?

396『潜む死神』:2015/10/24(土) 00:33:52
>>395(朱鷺宮・回答)
>・今のスティンガーはこちらを向いている?それとシェルショックの状態は?
スティンガーは完全に朱鷺宮から意識を外している。
『シェルショック』は拳を振り上げて、ラッシュを叩き込み続けている。

397『潜む死神』:2015/10/24(土) 01:31:13
>>392(GMレス・訂正)
【簡易配置図】

                  歩    道
───────────────────────────

                       
                  壁壁  ステ
              壁        灰
      壁車車  壁β  朱  δ
          トウ  壁   
            アレ
                        
                       
                 
                 


───────────────────────────

訂正。『γキューブ』は車の下にある。

398朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/24(土) 22:12:05
申し訳ありません。
詳しく確認しなおしましたがどうしても納得行かない点が見られたので質問させていただきます。

>「この銃なら……どんな弾だろーが合わせられるからよォーッ」
>「さっそく使わせてもらうぜ」 「『フォートレス・アンダー・シージ』ッッ!」

>>329のこのシーンなのですが…
流石に能力の使用法に納得出来ないのです。

まず能力詳細には
・『ライフル』と『銃弾』は『FUS』にしか扱えない
と記載されており、他の人物が使用することは『不可能』です。
これは供与時の質問でも聞いていますので間違いないです。
さらに『どんな弾だろーが』と言っていますが、流石に『FUSのライフル』にしか合わないのではないですか?
そうでなければ銃弾だけ他者の銃型スタンドに渡せることになってしまいます。

どんな能力なのかはある程度わかりますが、
これだと「FUSの能力制限を書き換えられる」ということになってしまい
バニシングレギオンがFUSよりも(強い弱いとかではない)上位スタンドであるかのようになってしまいます。
糞スタ相手だというのは承知していますが流石にこれはやり過ぎではないでしょうか?

もう一つですが
・銃弾を命中させた相手に『的』を設置する能力であり、銃弾そのものが『的』になっているわけではないのでは?
触れても的を設置することが可能である以上、銃弾そのものが変わるわけではないと思います。

さらにもう一つですが
・『パンチミット』として発現させていたのに銃弾に戻っている理由は何でしょうか?
『能力の射程外になった場合、自動的に解除されて再装填される』と能力詳細に書かれています。
この場合異空間は『射程外』と判断され、自動解除されて再装填されるのでは?
でなければ弾込めをどうやってるんでしょうか?

それと
・『的』の弾として使用するのであれば『破壊力ゼロ』のこの銃弾は武器として扱われないのでは?

これらに関してのご返答をどうぞ宜しくお願いします。

399アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/25(日) 00:22:24
>>390-391

「こいつはヤバそォーね」

スライディングをしつつ、後ろから聞こえる、骨肉が裂ける音を耳にして思う。
『シェルショック』の能力、詳しくは分からないが『バニシング・レギオン』との相性はいいらしい。
トウが相棒らしく登場したのは伊達ではなさそうだ。早期に決着をつけなければ、朱鷺宮が危険だ。

>「この銃なら……どんな弾だろーが合わせられるからよォーッ」
>「さっそく使わせてもらうぜ」 「『フォートレス・アンダー・シージ』ッッ!」

「・・・・・マジで?」


>              ズ  ォ  オ ォ  ン

こちらと朱鷺宮を分かつ壁。それは間違いなく、先ほど彼女が撃ち込んだ『FUS』の弾丸に寄るもの。
『トンプソン・コンテンダー』。簡単なカスタム次第で、ありとあらゆる弾丸を放てる拳銃。
だが、それがこんな特性を持っているとは。この状況での『グレネードランチャー』は─────。


いや。それを手放した。トウは、ここに来てタイマンの撃ち合いを望んでいる。

「・・・・・くっ、はは」
「戦場でこんなサムライみてェーなことする人いんだなァ」

掌の上に展開してる『ε』キューブを差し出すように、右腕を伸ばす。トウの言葉通りに、構えた。
更にトウの後ろの『γ』キューブも、もしトウとの間にタイヤなどか邪魔していれば、少し動かして射線を確保させる。

「こういうガチシリアスなの、ボクちゃん苦手なんだけどォ〜〜〜〜〜、オッサンのこと嫌いじゃあないから付き合ってやるよォ」


「アレクセイ・ヴィクトロヴィチ・スヴィーニン」「アンタのドッグタグは拾っとくよん」


そのままトウがコインを弾くのを待つ。コインが床に触れたなら───即座に動く。それは同時。

トウへの距離が近い『γ』キューブ。その中には、先ほど(>>369)入れた『弾丸』がある。
深海の圧力は、内部から外へも働くため、弾丸のようなものを圧縮することはできない。よってそのままに近い形状で置かれているだろう。
その『γ』キューブはトウの方へと向けて、灰羽の援護に使った『カナダ滝手前の激流』を使う。
その中に仕込んだ大量の弾丸を、トウへと向けて放つ。しかし、これだけでは先制を取れても一撃には遠い。

よって、本体もコインの音が鳴ると同時に前方へと飛び込みながら、『ε』キューブを変える。
このキューブのサイズは『9cm』。直接攻撃にも、防御にも心もとない。
しかし小型ならではの移動速度。そして小型だからこそ再現可能な水源がある。
それは『放水砲』。その中でも最も威力の高い、12気圧のものを模倣する。水を50mも飛ばすことのできるパワーだ。
気圧というものは意外に重く、1気圧でも1㎡辺り約10tの力がかかっている。
その12倍の力を加算して、『ε』キューブの中に仕込んだ弾や瓦礫を吹き飛ばす。
精密な射撃などは望むべくもないが、それは近付いて補う。例えるなら、これは『タンガロア』の散弾銃だ。

敵の銃は早撃ちに向いた『ブラックホーク』。しかしこちらは、銃口を向け、トリガーを引くよりも、能力の発動は早い。
視界外からの攻撃で、トウの射撃の姿勢が崩れ、精度が落ちること。
そして放水砲で瓦礫を撃ち出す、その弾丸のパワーが『ブラックホーク』の弾丸を弾き逸らすことも期待する。
もしこの一発で仕留めきれなければ、手持ちの弾はなくなる。その時は、更に踏み込んで接近するだけだ。

400『潜む死神』:2015/10/25(日) 23:31:47
>>398(朱鷺宮・回答)
>・『ライフル』と『銃弾』は『FUS』にしか扱えない
>と記載されており、他の人物が使用することは『不可能』です。
>これは供与時の質問でも聞いていますので間違いないです。
>さらに『どんな弾だろーが』と言っていますが、流石に『FUSのライフル』にしか合わないのではないですか?
>そうでなければ銃弾だけ他者の銃型スタンドに渡せることになってしまいます。
銃弾の光景を合わせること含めて、武器を扱う『ヴァニシング・レギオン』の能力。
メタ的な説明をすれば『すぐ取り出せる拳銃でライフル弾を撃てる銃』であるが、
『単発式』のため、それで『使い切り(連射出来ない)』にしてしまうため。

>どんな能力なのかはある程度わかりますが、
>これだと「FUSの能力制限を書き換えられる」ということになってしまい
>バニシングレギオンがFUSよりも(強い弱いとかではない)上位スタンドであるかのようになってしまいます。
>糞スタ相手だというのは承知していますが流石にこれはやり過ぎではないでしょうか?
GMとしての個人的見解となるが、『やり過ぎ』ではない。
前提条件があり、無制限に使えるわけではない。
この場合、奪った弾が『一発』なので、『一発』のみしか使用できない。

>もう一つですが
>・銃弾を命中させた相手に『的』を設置する能力であり、銃弾そのものが『的』になっているわけではないのでは?
>触れても的を設置することが可能である以上、銃弾そのものが変わるわけではないと思います。
『着弾地点に的を設置する弾』として取り込んだ。

>さらにもう一つですが
>・『パンチミット』として発現させていたのに銃弾に戻っている理由は何でしょうか?
>『能力の射程外になった場合、自動的に解除されて再装填される』と能力詳細に書かれています。
>この場合異空間は『射程外』と判断され、自動解除されて再装填されるのでは?
>でなければ弾込めをどうやってるんでしょうか?
『FUSのパンチミット』を沈めて、コントロール下に置き、解除を行って『銃弾』に戻した。
『影に沈めた武器を扱う能力』によって、『FUS』の能力の範囲から外れている。

>それと
・>『的』の弾として使用するのであれば『破壊力ゼロ』のこの銃弾は武器として扱われないのでは?
破壊力の有無は『武器』か否かの定義ではない。定義を挙げるなら、
『スタンドの道具(道具型スタンド、スタンドの生成物で道具と言えるモノ)』は対象となる。

401朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/28(水) 01:17:42
>>400
了解です。
ありがとうございました。

>>390-391
「…私が死ぬわけが…!」


「   あ
        が
   はぁっ…  」
全身を引き裂いた何か、
それは激痛とともに…とてつもない寒気を感じさせた。

壁が目の前に現れた。
トウの姿が消え、横目にスティンガーが見える…

(…このまま死ぬのかな…
   父さん…母さん…
  …コズエちゃん…ツルおばあちゃん…
    …また…会いたかっ…)
意識が混濁して死にそうになった…
でも、視界の横に、そしてスタンドを通して見えたのは…

(あ…と…さん?
 あなたまで…私だけじゃ…なくてあなたまで…)
光を失いそうになっている灰羽あと。

(…やだな…)
涙音は…気がつけばスタンドに指示を出していた。
構えていたライフルを素早く…シェルショックへと向けた…
スティンガーは自分を倒したつもりなのか?
ならばそれは大間違いだ…

(…このまま…
  あいつらの思い通りになって死ぬのは…)
引き金を引いた。狙ったのはラッシュされている腕……
相手のスタンド『腕』に『キックミット』をつけようと思った…

(絶対…
   絶対…
    ぜったいに…!)

「い
    や 
        だ!!」
相手の腕の横にキックミットを付けるつもりで使用した。
ついたならば全力で…!

ライフルを手放し、
ラッシュを打ち込んでいく。
全力で、シェルショックへ向かって!!
キックミットを誘導させるのだ。
あとを避けるようにシェルショックを引き剥がして、こちらに釘付けにして、灰羽あとに、すべてを決めさせるために!
スティンガーは…あとさんから離れるな!とだけ願う!

「あとさん…
   今です…スティンガーに…
    最後の…
     トドメをおおおおお!!!」」

自分のスタンドの力が尽き果てるまで!

『ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
  ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
   ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
    ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの                       ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
      ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
       ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの                       ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの                       ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
          ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
           ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
            ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
              ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのォォォォォ!』

徹底的に!!
   無我夢中に!
「さ
    ら

   な
      る



 ダメ押しだアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

402灰羽『アクエリアス』:2015/10/28(水) 01:33:28
>>391
弾丸。とはいえ所詮『アクエリアス』が投げたものなので反応できるスピードだったはずだが……
まあ、バラまいた程度のものだし、灰羽も『真珠体質』になっているのだ。ダメージ自体は少ないはず。
しかしということは、『大盃』の衝撃も『真珠』に閉じ込められた先端に封じられている可能性がある。
持っていてはスティンガーの意思で衝撃が蘇り、体勢を崩されるかもしれない。
手放すしかない。保持をやめる。元よりこの状況では役に立たない。



プロの殺し屋。
1人でやるか、もう1人連れてきていいと言っていた『財産目録』の条件が、
2人連れてきていいと変更されたほどの相手。
実際はトウも出てきたわけだが……
『財産目録』はこいつらが組んで動いていることを知って条件を変更したのか、
それともスティンガーだけを見て3人がかりでなければ難しいと見たのか。
多少相性が良かろうとも、灰羽では勝てない相手ということなのか。



だがとにかく、先ほどとやることは変わらない。
自分が死ぬよりも早くスティンガーを殺す。それしかない。
殴られて体が揺れようが、スティンガーが次の瞬間どう動こうが、
手に持った『最小盃』に自らの血を吸わせ、もう片方の『最小盃』から発射する。
血を吸わせるのには一瞬、凄いスピードで発射。
スピードでは『シェルショック』に劣るが、パワーでは勝る。
それがこの場で灰羽の最速、最大効果の攻撃であることは変わりない。
だからそれをやる。

狙いは、心臓か。
いや、邪魔な肋骨の隙間を通す精密性があっても、透視ができるわけではない。
眼球からの脳破壊だ。
眼球に納まるくらいに小さめの『血の水球弾』
灰羽が失血死するか、殺されるか、スティンガーが死ぬまで撃ち続ける。

スティンガーの意識の外にあるであろう地面に落ちた方の『最小盃』からも発射するとか、
『アクエリアス』と同時に動けることを生かして灰羽も蹴りをくれるとか、
『大盃』でスティンガーの血を吸い目くらましをするとか、
そういうことはしない。


これが最速最大の攻撃だと信じたから、それだけに集中する(破ス精BBA)


相手の方が早い以上、急所狙いは腕を犠牲にして防御されてしまう可能性があるが、
動く限りに両手を使うことで対処する。
体勢を崩し膝をついたということは片腕を後ろに回した状態ではなくなったということ。
体に接触しているのは左右どちらの『最小盃』でも同じだ。どちらで撃ってもいい。
片方の『盃』の射線を防御されたら反対側で撃てばいい。一発当たれば視界の制限もできる。


余計な思考は消えうせて、もう弱音も恐怖も無い。
殺意だけに身を任せる。


「…………」


もう言葉も要らない。

403『潜む死神』:2015/10/29(木) 01:03:48
>>399(アレクセイ)         、 、、 、
「ンだってよォォォ〜〜〜〜ッ」 「オモシロくねェのよ」
                     ワザ
「折角の『使うヤツ』だ。俺だって技術ってモンを見せてェ」
「生きる甲斐ッてェのは、……『雇われ仕事』にゃねェからな」


        ゴ          ゴゴ

                 ゴ            ゴゴゴ

いつでも銃を引き抜けるよう、接近戦の間合いで『トウ』は構えている。
対するアレクセイも小さな『εキューブ』を手の中に掲げ、伸ばして構えた。

「俺の名は――――」
               ビュォォォーz_ッ
    タグ
「……札はねェ。帰るトコもねェからな」

トウの名乗りは風の中に巻き込まれて消える。聞きつけたのはアレクセイだけ。

       ビ ンッ

そして、コインが指先で弾かれ……宙を舞い、そして。

                                     チリリーン

鳴る――同時、動く。双方共に――『アレクセイ』は『γ』を変化。
中に仕込んでおいた弾丸が『滝の激流』に変化し、トウ目掛けて放たれる。

          バションッ バショバショォッ

「そっちは――『予想済み』よォ」
                    ザザァッ   グン  ググンッ

鳴ると同時、トウは前方へと倒れ込むように。四本の『VL』も動く。
腕はピタリと背後を庇うように回り――被弾面積を小さく! 更に急所の頭部も庇う!

          ビシッ ビシビシイッ

それでも庇い切れぬ弾が掠めるが――既にトウは抜いている。
流麗な、水が流れるが如き動作。抜き払われるのは『西部を支配した銃』を象る――

【スタームルガー ブラックホーク / Sturm Ruger Blackhawk】
ttp://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?%A5%B9%A5%BF%A1%BC%A5%E0%A5%EB%A5%AC%A1%BC%20%A5%D6%A5%E9%A5%C3%A5%AF%A5%DB%A1%BC%A5%AF

                           「『バニシング』」
          ガ 
            ガ             「『レギォォォォ――ン』」
          ガ  ァ
               ン
                ッ / /
                 ・ ・

瞬く間の――『三連射』ッ! 銃声が重なって、殆ど一発に聞こえるッ!
ファストドロウで抜きながら撃鉄を起こし一発、扇ぎ撃ちで左親指で撃鉄を起こし更に一発!
続けざまに左中指で撃鉄を起こし三発ッ! 『曲撃ち』の技術だが殺人技まで高めたそれッ!
人より速度と精度に優れた『バニシング・レギオン』が行えば名を違わぬ『必殺』となるッ!

「この距離ッ! そして三発同時ッ! 躱せねェ!」

           「く ら ェ」         ブワショ――z___オオオンッ

だが、アレクセイの――狙いは、外れない。『超高圧をかけた瓦礫と銃弾』。狙うことなどそもそもしない。
散らばる弾は銃弾に命中し、勝ちあい弾となって弾かれ、逸らされ……直撃を免れるッ!

               ドズウッ
                             ド ボ ドォンッ

                「がッ うぐェェッ」

アレクセイの『散弾』はそのまま防御となった。弾は命中するが一発のみ。
それも脇腹を貫いて抜ける。散らばる散弾は倒れ込んだトウの顔面を貫き、抉った。
右眼からドロリと眼球が垂れ落ち、ひときわ強く痙攣。エビのように反り返るが――

404『潜む死神』:2015/10/29(木) 01:03:58
「が」   「が」  「ががあッ」 「がッ ががッ」  「がははッ」

       「はははッ ははははははあはははああはははッ!!」


「……――――誰かおいらを買ってくれ」  「生きてる奴ァ! どいつもこいつも気に食わねェェッ」

『ブラックホーク』を突きつけ……心臓目掛けて銃口を据え、撃鉄を起こそうと……


          「 ハ  テ″
                  に
                      来 い
                           や
                             ァ _____
                                     /
                                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ツ 」

トウは笑って…………『待ち構えている』。

405『潜む死神』:2015/10/29(木) 01:05:16
>>401(朱鷺宮)
朱鷺宮は意識が溶けて落ちそうな心地だが――それでも『FUS』の射撃ッ!

   ガ ガァンッ      グ グ ゥ ン

「痛くも痒くもないぞ。死人の足掻きなど通用するとでも……」

  ブオンッ

「……拳を突き出して、何を殴っているつもり……」

              グォォ  オ ン ッ

           「この……動き、『パワー』はッ」

『FUS』が突き出した拳――に応じるように、『シェルショック』が引かれる。
その狙いは過たず、キックミットがが敵のスタンドを引きずり寄せた。

「ミットが私のスタンドを――最期は雄々しく散るつもりか?」
「邪魔は……させんぞッ!
  シェルシェルシェルシェルシェルシェルゥゥ――ッ」

     バギャバギャバギャバギャバギャバギャッ
       ドガバギィベギャドゴガギャボギャベギギィドッゴォッ

空間に火花が散るようなラッシュが叩き合わされ、互いに圧し合う。
敵はミットを盾に活かし、その速度で拳を逸らして、直撃を避ける。

「貴様はもう手をかけるまでもないッ! スタンド力を使い果たして死ねッ!」

最後の全力で……ラッシュを放つが。血を流し過ぎた。
朱鷺宮の意識は途切れかかる……だが、その眼に映る光景は……

>>402(灰羽)
『大盃』をあえて捨てた――余計な思考も捨てる。
己が信じる『最高の一発』。ただ、それに灰羽は『賭けた』。

その時、不意に『シェルショック』のラッシュが止む。
傍らに『シェルショック』が居ない。遮るモノはなく、敵の大きな眼が見える。
だが、それすらも意識に留まらない。狙うのは顔面の急所。『眼球』――

「貴様はもう手をかけるまでもないッ! スタンド力を使い果たして死ねッ!」

         ト″
             ホ″      「 な に ィ 」  「悪足掻きをッ」
               オ  、 
                  ノ
                   ツ    「……『シェルショック』ッ! 守れェェ――ッ!」

『シェルショック』が戻ろうとするが――『FUS』の殴打が引き寄せ! それを遮るッ!

                   ボ  グ ォ!
                              ブジュゥンッ

眼球を破裂させ、頭蓋が爆ぜ割れる。頭部が砕け散り、脳味噌が飛び散った。
頭を半分まで吹き飛ばしながら――『シェルショック』がまだ動く。両腕を大きく開き……

             「止まら……ん、ぞ」  「私が殺す」
             「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すゥゥ――ッ!」
             「私の命が尽きるかッ! 呪いの成就が先かッ!」

      ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンジャキンッ!

          「『シェエエウルルルルショオオオオオクッウゥゥウ』」
           「最後の力を振り絞れェェェ――ッ!!」

全身から突き出た針を起こし――最初に見せた『針の射撃』の構えッ!
だが、灰羽も『アクエリアス』も……射撃を止めないッ! 更なる連射を叩き込むッ!

            ドバドバドバドバドバドバドバドバババァァァ――ッ!

『血の弾丸』がスティンガーの顔面に叩き込まれ……グシャグシャに潰れていく……

406朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/29(木) 01:27:56
>>405
「フ…ヒ…
 フヒャハハハハ!!」
ラッシュを止めたスタンド…
もはやその隙を逃す訳にはいかない
もうそれでいい。

ラッシュは
     継続だ

「…この程度が…呪いですって…!
  小学生の時から…ほぼ毎日鳩尾に一発食らってる私には…!
  毛ほども…怖いものじゃ…ない…です…よ…」
途切れ架かる意識の中で…無我夢中に吠えた。
シェルショックに
   呪殺屋に
             スティンガーに

 己の    呪い を

「あなたの不幸は…
 どうやら…
  私…
    だった…
  みたい…
    ですね…」
何度も何度もラッシュを打ち込み続けた。
本当に、
     意識を
          手放す…
   まで…
目の前に有るスタンドへ…
「そして…これが…本当に…最後の…」

ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
  ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
   ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
    ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの                       ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
      ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
       ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの                       ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの                       ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
          ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
           ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
            ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの
              ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しの



「だめ…
     おし…
  だ…」

ドサッ…

(……ざまぁ…ないわね…
  私…
     ホント…

   不幸…)

そして涙音は…
倒れこんで意識を手放した。

407灰羽『アクエリアス』:2015/10/29(木) 01:46:59
>>405





    死ぬまで撃ち続ける。




.

408<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

409アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/29(木) 20:57:46
>>403-404

放たれた『ε』のショットガン。同時に神業とも言える技量で放たれた『ブラックホーク』。交錯する弾丸。

「ッ・・・!」

己が脇腹を、銃弾が貫通する。だが、知らない痛みではない。
そしてこちらの放った散弾は、超高圧のパワーをもって、相手の頭部を粉砕する。
しかしなおも、死に体で陽気に唄いながら、『ブラックホーク』を構えるトウ。

だが、こちらは弾丸を撃ち切って既に接近している。
地に伏せたトウが構えた腕を狙い、蹴り飛ばす。

「───ま、今回はアンタの番だったってことでェ」

そして掌の『ε』キューブを『深海』に変え、真上からトウの頭蓋に振り下ろす。
その水圧を利用して、半ば崩れかけた頭部をコンクリートに叩きつける。

「オレの番までに、美味い酒用意しといてくれよォ」

お望み通り、派手に散らしてやろう。それが自分からトウへの手向けだ。




「さってさて」「おーい、みんな生きてるゥ〜〜〜〜〜?」

全てが終わったなら、仲間の無事を確かめよう。状態次第ではすぐに救急車を呼ばなければ。

410『潜む死神』:2015/10/29(木) 23:41:18
>>406(朱鷺宮)
意識を手放す――もはや立ち上がる気力も尽きた。
だが、『粉砕した』。その確信を胸に、朱鷺宮は目を閉じる。

          ド  ザ ァ

>>407(灰羽)

      ドドドドドドドバァァ――z____ッ

掃射される針――よりも速く、速く、速く。
『液体弾』が跡形も残らぬほど、スティンガーの頭を粉々に粉砕した。



    「………………」



                ズシャ ア

物言わぬ骸と化し……『呪殺屋』は倒れる。

┌─────────────――─────────────────――────――─┐
│スタンド名:『シェルショック』                                                │
│   本体名:スティンガー             ⇒  頭部完全粉砕。『死亡』 『再起不能』。             │
└───────────────――─────────────────――――───┘

灰羽は全身にチクチクとした痛みを覚えるが……あまりダメージは深くない。
能力が解けて、刺された痛みが残るだけだ。比較的軽傷、と言えるだろう。
それよりも……朱鷺宮が危険だ。意識を失ったようだ。搬送が間に合うだろうか。

>>409(アレクセイ)
 ウォン

振り上げる『超高水圧キューブ』を、『最硬の鈍器』を……頭に叩き込む。

      「いつかいつかと思っちゃいたが」

         「『今日で』」 「『お前か』」

    「――――待ってるぜ」

                 ドグシャアアッ

コンクリートに叩きつけられたトウの頭部は、粉微塵に砕けた。
『多腕』も消え去り、武器は周囲にそのまま転がっている。
車のスピーカーは、未だ吠え立てるような歌声を発している……

┌─────────────――─────────────────――────――─┐
│スタンド名:『バニシング・レギオン』                                           │
│   本体名:トウ                     ⇒  頭部完全。『死亡』 『再起不能』。            │
└───────────────――─────────────────――――───┘


アレクセイは朱鷺宮と灰羽の元に近づく。灰羽は無事なようだ。
だが、朱鷺宮は血を流しすぎている。一刻の猶予もない――


>>ALL

         ヴヴヴヴ

灰羽にメールが届いた。画面にはこう表示されている。

―――――――――――――――――――――――――――
交戦……そして撃破を確認した。
今、迎えの車が来る。それに乗れ。

               ALD
―――――――――――――――――――――――――――

411朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/10/29(木) 23:53:00
>>410
意識は完全によどみ、
遥かに底へと沈んでいった。


(…呪い…なんて…
  私には…怖くなんか…)


    …
       …

意識をなくした彼女は
後はただ、他の誰かに身を任せるのみであった。

412灰羽『アクエリアス』:2015/10/30(金) 00:07:29
>>410

「…………は」


そしてしばらくして灰羽は、呼吸することを思い出し、肺に僅かに残った空気を吐いた。
夢から覚めたように、後から何が起こったのか状況を理解する。
スティンガーはやはり、プロの殺し屋で、
恐るべき相手だったのかもしれないが、灰羽は一人ではなかった。


「『ドアを引き寄せたパワー』……警戒に値する……と言っていたがァ……
 女を……殴るのが……楽しくて……警戒を忘れていたようだな……」


『疲レ……レレレルレ……』


「はあっ ふう……

 ありがとうございます、助かりましたぁ……朱鷺宮さん。
 ……朱鷺宮さん?」


『真珠体質』は解けてしまえばダメージは少ない。
むしろ失った血のほうが問題だろう。
とはいえ、今は自分よりも朱鷺宮のことだ。血というなら彼女のほうが危険域にある。
とりあえず止血だ。


「まてよォォ まだトウが生きてるならアレクセイさんへの援護……は、いらなそうですね」


トウが死に、朱鷺宮も気絶では奪われた『フォートレス・アンダー・シージ』の弾丸の壁も解除されているだろう。
アレクセイの姿が見えるはずだ。
と、そこへメールが送られてくる。あっちこっちに顔を向けて灰羽も忙しい。


「見てたんかい……ってまあ見てて当然かもだけどぉ」


迅速な手配だ。朱鷺宮もきっと助かるだろう。灰羽たちはこれでいい。別に文句も無い。
だが



     【  「だが、教えるヤツが居た。仲間のスタンドではないらしい。
         さきほど殺した奴……その能力が『自動的』に動いているのか」  】



彼……彼女かもしれないが、灰羽を救ってくれた『血の小人』
灰羽たちの戦いの観察が出来た『財産目録』達だって、その時はまだ間に合わなかったのだろう。
見殺しにしたなどということは、きっと無いのだろう。
案外、スティンガーが殺したと思っていても、助けられて生きているかもしれない。
それでも、灰羽は『血の小人』のいた場所に、小さく黙礼して車を待った。

413アレクセイ・В・С『タンガロア』:2015/10/30(金) 00:34:05
>>410-412

「トッキーテラヤバス!」

スマホを取り出すが、同時に灰羽にも連絡が入ったのに気付く。
事後処理の点を考えれば、恐らく『依頼主』と思われる人間に任せた方が良いか。
というわけで、とりあえず止血処理だけをしたら『依頼主』に任せよう。

「今夜の晩メシ何にしようかなァ〜〜〜?やっぱ頑張った自分へのごほーびってヤツは必要だもんねェ」

414『潜む死神』:2015/10/30(金) 00:52:30
>>411(朱鷺宮)
意識を失くしたまま、後は仲間に託す。
もはや出来ることはない……

>>412(灰羽)
メールを確認し、助けが来るのを待ち構える。
助けてくれた……『血の小人』。居た場所に小さく黙礼する。

>>413(アレクセイ)
仕事を終え、日常に戻る……
いや。これもアレクセイの『日常の一部』。

ひときわ強いつむじ風が、通り過ぎただけのようなモノだ……

>>ALL

 ガロロォ――ッ

一台のリムジンが来たらあとは早かった。
そのまま病院に運び込まれ、丁寧な治療が施される。
       ミ ッ シ ョ ン
――――『殺し屋殺し』は完了だ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【最終結果】

『灰羽あと』  ⇒  『全身に刺傷』『軽度の打撲』『全治一か月』『二〇〇万円ゲット!』

『アレクセイ』 ⇒  『無傷』『二〇〇万円ゲット!』

『朱鷺宮 涙音』⇒   『出血多量』『背中に刺傷多数』『右脚に重度の裂傷』
              『全治三ヶ月』『二〇〇万円ゲット!』

『スティンガー』 ⇒    『死亡』『再起不能』『犠牲者は多数』
『トウ』          『情報部員』から得た情報は『仲間』に送る。

『名もなき情報員』⇒ 『死亡』『スタンド』は――『独り歩き』

『ミサイルマン』 ⇒    『復讐の相手』を獲得。この町での『暗殺対象』が追加。
              『標的の情報』は画像と名前のみ確認済み。

  /└────────┬┐
 <     to be continued   | |
  \┌────────┴┘

415『Missile Man』:2015/10/30(金) 00:53:35
 ミサイルマン
【特攻兵団】残り残弾数 ⇒ 2

シレイラ『ザ・グラスハウス』×
マーベリック『ファイン・フェザーズ』×
メイス『フォーリング・ダウン』×
トウ『バニシング・レギオン』×
スティンガー『シェルショック』×
ミストラル『スモーク&フレッシュ』
アグニ『アンダー・ザ・ヴォルケイノ』

416『潜む死神』:2015/11/06(金) 23:54:19
┌──────────────────────────────────────┐
│                      スタンド名─『シェルショック』                            │
│                      本体─スティンガー                            │
├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
│.       破壊力─C      │      .スピード─A      │     射程距離─D.      │
├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
│       持続力─B.      │    精密動作性─B       │      .成長性─C        │
├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
│                                                                            │
│          能力─針を刺した生き物を真珠が出来る体質にする。                    │
│            身体に異物が入り込むと、それが真珠になっていく。                │
│                                                                            │
└──────────────────────────────────────┘
  A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

(ttp://yui.oopsup.com/browse.php/goldenrectangle/SS.jpg)

417『潜む死神』:2015/11/06(金) 23:54:36
┌──────────────────────────────────────┐
│                      スタンド名─『バニシング・レギオン』                       │
│                            本体─トウ                               │
├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
│.       破壊力─C      │      .スピード─B       │     射程距離─E     .│
├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
│       持続力─A.     │    精密動作性─B.     │      .成長性─C       │
├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
│                                                                            │
│          能力─影の中にあらゆる武器をしまい、また取り出す。                  │
│                どんな影からも出せるが、小さい影から大きな                 │
│            武器は取りだせないみたいだ。                               │
│                                                                            │
└──────────────────────────────────────┘
  A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

(ttp://yui.oopsup.com/browse.php/goldenrectangle/VL.jpg)


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