レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
【場】『私立秋映学園』 三学期
-
>>920
「はい、おはようさん」
ぼくは校門前で、登校する児童を出迎える。
『教師』であるところのぼくにとって、それは当たり前のことだ。
「はい、はい、君たちも急ぎなよ。
朝礼に間に合わなくなっても知らないぞー」
何やら『注目』を集めている子がいるようだ。
ぼくは、とりあえず人の目を散らすことにした。
こと、子供の世界では『目立つ』ことは、必ずしも
いい結果に繋がるとは限らない。
――それが『好奇の目』なら、なおさらだ。
「おはよう、高井戸さん」
ぼくは、その『目立つ子』に声をかける。
彼女のことは――学校側からある程度説明を受けている。
まあ、この学校じゃ、複雑な事情を抱えた子は珍しくはない。
接し方を変える必要は、ないだろう。
「きみはご飯が好きなんだね。
いいことだ、生き物は食べなきゃ、生きていけない」
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板