レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
【場】『私立秋映学園』 三学期
-
>>835
アミーガ
「気にすんなよ、『お友達』。
だいたい、礼ならおまえが学校に通えるようになってからだろ?」
ニヤリと笑って、ウィンクをひとつ。
俯く穂風の視線を、見上げて真っ直ぐ見つめ返す。
「勉強はしてた、と……学力調査とかは、まァ後回しでいいな」
まずは、親の問題をどうするか、だ。
「家の方の動向はわかんねェかァ。
まァそうだよなァ。するってェと大分不気味だが……」
閉じ込められていた、という。
……時代遅れの、座敷牢のようなものだろうか。
しかし、彼女が『忌み子』であるようにも思えないが。
目と髪の色か? 赤い瞳が珍しかったか? ……推測の域は出ない。
「…………」 「なぁ」
少し悩んでから、切り出す。
穂風の顔は曇っていた。それが少し、心苦しい。
「思い出したくもねェかもしれねェけどよ……
おまえが家でどんな暮らしをしてたのか、教えてくれねェか。
おまえの家はどんな家で、どんな奴が住んでいて、どんな風に暮らしていたのか」
「――――聞かせちゃくれねェかな」
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板