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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>829
「おー、つってもこの後四限あるんだけどな。
三限は授業取ってねーから、外に飯でも食いに行こうかと思ってよ」
そういうことらしい。
授業の中抜けは大学生特有の概念なので、穂風に理解できるかどうかは少々疑問が残るが。
イザベルはニシシと笑って、右手をまたポケットに突っ込んだ。
「ん……」
しかし声を落とす穂風の様子を見て、こちらも真剣な顔をする。
どうも、世間話という風でもないらしい。
「学校の偉い人……っつーと校長とか理事長とかか」
なんだってそんな人に用が? と小首を傾げて。
しかもこの物言い、明らかに『部外者』の発言だ。生徒なら普通に校長室にでも行く。
イザベルは穂風のことを『どこか余所の学校に通っている女の子』と認識していたが……平日のこんな時間に部外者が来るものか?
そういえば前も会ったのは昼過ぎ頃。
普通の中高生なら、授業を受けている時間帯だった。
「まァ事前に話通すなりすりゃあ会えないことも無いとは思うけどよ。
なんだってウチの偉い人なんぞに用があるんだ?」
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