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【場】『私立秋映学園』 三学期

635後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』 【大3】:2015/07/07(火) 11:27:20
>>634

 >「見えるんですか〜? わたし〜、見えるひとに会ったことなくて〜」「霊感強いひとなんですか〜?」

「君のその傍らに存在してるものの通称は『スタンド』と言われてるよ。
この黄金町じゃあ例えるなら道を歩いていて野良猫に道すがら遭遇する確率よりは
出逢う確率が高いと思うよ。君と同じ力を抱いてる人間には」

 そう、柊ネキリに対し通称名を優しく教授する事にする。

「君の持ち合わせてる力は人間の精神力を霊体的に具現化した存在と言えばいいのかな。
人型、物体型、昆虫や動物etc、かなり別々の種類の力を持ってる人を見かけた事や
知り合いを僕は知ってる。例えば……」
 
 ズズゥン……。

「そう言って、分かりやすく『ザ・パラダイム・シフト』の『ダーツ』を
掌から浮かびだすように一本発現して見やすいように差し出す。

 「これが、僕のスタンド。基本的に一人につき一体、そして特殊な能力を
各自備えている。僕の能力は……謂わばコレで刺した後に人が寒いとか暑いとか
そういった感覚を両方十五分程度で感じていれば、その寒いって感覚を暑いって
感覚に誤魔化すことが出来ると言う、かなり使いどころが狭まるスタンドだけどねぇ」

 「あと、君はどうやら刺青をしてたりとか、そう言う感じじゃないね。
この黄金町では刺青を彫ってもらうとスタンドを使えるようにしてくれる人や
ちょっと違う場所でもそう言う事をしてくれる人が居るんだけど。
 どうも君の発言を見る限り、物心付いた時から持ってる感じだね?」

 ネキリの微妙な普通のスタンド使いと違う。純朴な感じ

それを知覚で理解しつつ問いかける。




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