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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>539
「モ、モンゴル。はぁ、さいですか。」
(うっ…はずいはずい。)
また若干耳が赤くなる。
恥は苦手だ。ただそれでも笑顔を崩さないのは流石といえるのではないだろうか。
「歴史書…ふぅん。そう。エエねぇ。帝王学はよう知らんけど。」
活字離れだなんだと言われる世の中だが、このように本を読む人間がいるのはいいことだ。
そう鈴元は思う。
「趣味、散財。まぁ、エエと思うよ。個性的で。」
嫌味ではない。
常識離れの趣味も相手の個性として認めるくらいの人間性はあるのだ。
ふと机の上に視線を移すと、ノート達が開きっぱなしなのに気がついた。
ノートの上の文字はミミズのようになっている。
若干湿っている部分がある気もするが気のせいかもしれない。
「あ、なおさんとイカンね。」
慌てて机の上の本やノートを閉じ、積み重ねる。
そして自分の隣の椅子を引いた。
「もうちょっとお話しようや。部長のこともっと知りたいし。
エエやろか?」
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