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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>509
「ま、学校の七不思議の1つとでも思ってて」
怖がるヤーコの頭を撫でながら、共に『渦巻き』の中へ沈んでいく。
足先から胴体、首、そして頭が『暗闇』へ飲み込まれる。
次にヤーコが見た光景は、どこまでも果てしなく続く『水平線』だった。他にも、
『ソファ』、本棚、枯れ木、自販機、大きなゴミ箱、ベッド、高そうなデスク、おもちゃ箱、ショッピングカートなど、
周囲にあらゆるものが雑多に存在し、不気味な赤色に染まった夕暮れの空がヤーコの制服を染める。
暁利はのんきに歩き出し、二人の前方にある『ソファ』へと歩き出す。向かい合うように設置された、一組の高級そうな『ソファ』。
地面は硬質だが、暁利が歩くごとに水面のように波紋が広がる。
天頂には、渦を描く真っ黒い『何か』。大きくなったり小さくなったりして、『脈動』を続けている。
「さ、座って。飲み物出せなくてごめんね」
そう言って、暁利はソファへ腰掛けた。
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