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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>491
「…………別に、無理に押し付けるつもりはないが」
ガラじゃない、なんて言う稲積に、まずそう前置きする。
「音楽が『ガラじゃない』人間なんてそうそういないと、俺は思う」
「人間、大抵は音楽が好きだ。そういう風にできてる」
どこか確信めいた物言い。
薄く笑みを浮かべながら、当然の事だと言わんばかりに板踏は語る。
「良い『音楽』が流れれば……自然と体がリズムを刻みたくなる」
「俺が特別音楽好きな人間だって自覚はあるが、これは別に珍しい感覚じゃないだろう?」
「誰にだってあるはずだ、そういうのは」
「その感覚に、『音』を乗せる。それだけでいい」
「流れてくる『音楽』に、こっちも『音楽』で返事をするってのは、楽しいぞ」
別に楽器でなくとも、歌とか、ただ体を揺らすだけでもいいのだ。
そこから始まって、それが全て。
それがたまらなく楽しくて、板踏は音楽をやっている。
「その書き込みだって、大した量じゃない。本当はもっと色々書きたいんだ」
「楽譜との『コミュニケーション』……なんというか、うまく言葉にして書き込めないんだ」
「この俺の中で渦巻いてる気持ちを、もっとちゃんと言葉にしたい。まだまだ未熟だ。だから音楽はやめられない」
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