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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>489
「『やること』?」
……バイトとかだろうか。
高校生ともなればバイトをしている生徒も珍しくないし、まぁそんな感じなのだろうと板踏は結論付けた。
ちなみにこの板踏という男、自分のクラスの人間の顔と名前すら満足に一致しない。
部活仲間や親しい友人なんかは流石にわかるのだが、興味が無いことに関してはあまり記憶の容量を裂いていないのだ。
ので、当然だが同学年の稲積のことを知っているはずもなかった。
一度も顔を合わせたことがないということもないだろうが、学生などそんなものだろう。
「『もったいない』な」
「見たところ筋肉の付き方は悪くないし……そうだな、『打楽器』なんか向いてそうだが」
心底、板踏はそう思う。
みんな『音楽』をやればいいのにと、板踏はいつも思ってる。
そこに深い理由は特になく、『だって楽しいから』という一点のみ。
それは楽しい遊びに知り合いを誘う、そのぐらいのニュアンスだ。
「ん、ありがとう。これで『三枚』か」
「この調子なら、特に問題なく集まりそうだな」
とりあえず、教室を出て今度は音楽室へ向かうのだ。
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