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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>421
「…いや。考えすぎじゃあないな」
パスタを巻く手をぴたりと止め、ふと顔を上げる。
「この町に限っちゃあ、十中八九はスタンド使いだと思う。
外国人の、アブネー集団にも目ェ付けられてる町だし」
そうじゃなくとも、と続け。
「……それに。朱鷺宮さんだって、考えたことない?」
高天原は、じっと瞳を覗き込み、問う。
「『パワーがあって、何か飛んできても防げる、他の人には見えない力』」
「それだけか?」
「もっと色々できるんじゃあないか?
それも、誰にもバレずに。フツーじゃ出来ないこと」
「ちょっとしたズルから、法律じゃあ禁止されているようなタブーまで」
声音は落ち着いている。
先ほどまでの、チャラついた調子ではない。
その目は朱鷺宮を見ているようで―――
「意外と他人事じゃあないんだぜ」
「普段フツーに生活してる人ほど、そういう欲に目覚めちまう」
もしかして、自身に問いかけているのかもしれない。
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