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【場】『私立秋映学園』 三学期
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「……次。問いの3、下線部を『和訳』せよ」
うららかな午後の教室。
心地よい暖気と、わずかに開けた窓から流れ込む春風。
……絶好の昼寝日和だ。
「最も正答率の低かった問題だが……
……『既に』。基本的な文法は説明してあったはずだ」
その『教師』は、まるで嫌がらせのように、抑揚のない声で淡々としゃべる。
石と石をこすり合わせたような、重苦しく掠れた声が、一層と眠気を誘う。
多くの生徒たちは、懸命に眠気と戦っている…!
既に幾人かは意識を落とし… 或いは、勤勉な者はそれでもノートに食らいつく。
科目は英語。新学期開けて早々の、抜き打ちテストの返却&解説の時間だ。
「……>>402。答えてみなさい」
と、一人の生徒に指名が飛ぶ。
正しく答えられるか、あるいはそもそも聞いていたかは、その生徒の普段の学業への態度次第だろう。
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