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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>391 (小角)
(違うけど。)
四つの質問、その全てを本心で答えた。
答えをごまかさず、自分の思うままの返事をした。
(正直、当てられるんちゃうか、とおもたけど。はずしてはる。)
ハウツー本でもエッセイでもなく詩集であった。
この時点では、はずれだ。ここで彼が『はい』と答えれば、彼にとって最高の終わりを迎える。
彼女は正解したと思うだろう。彼女は自分の推理力にさらなる自信を持つかもしれない。
彼はそもそもの目的である、友達を作ることを目的とした怪しげな本を読んでいたとバレることもない。
win-winだ。誰も損はしないはずだ。しないはずなのだが。
(この自信満々なとこ見とると、ちょっと申し訳なくなるわ。)
「答えは『いいえ』」
静かにだがはっきりと言った。
(ここで『はい』というのは簡単。でもどうなんやろ、なんも知らん女の子を騙すのは背中の桜に反するんやないやろか。)
背中に彫られた桜の刺青を思う。華やかで気高い桜のようになりたいと願い彫ったのだ。
それに従うべきなのかもしれない。
「一つだけ、聞いてええかな。『君は推理することになんか特別な感情を抱いとる?』」
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