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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>385 (小角)
第三の質問は『その本は友人に見せるために持ってきたのか』
答えは当然『いいえ』
これは転校してきた学園に少しでも早く馴染めるようにと彼の姉が渡した本だ。
暇つぶしに読もうと思って持ってきたもので、誰かに見せるために持ってきた本ではない。
(でも、あんまホンマのこと言うたら見抜かれるかもしれんなぁ。)
彼女はこの謎解きに意欲的な姿勢を示していた。しかも自分の推理力に自信を持っている。
日常生活で推理する場面がそんなにあるとは思えない。ただの自信家だろうか。
それとも本当に人より高い推理力を持っているのか。
真実は今の彼には分からないが、どちらであったとしても彼は本の内容を知られてはならないことは同じだ。
(や、まだええか。この質問は本の種類を把握するためのもんや。
まだ、核心を突く質問やないやろ。)
侮っているわけではない。彼女が高い推理力を持ってる可能性も考慮したうえでの決定であった。
「『いいえ』誰かに見せるためや無く、自分が読むためだけに持ってきた本。」
鈴元、ここでも答えの偽装行わず。
別に質問の答えをごまかさずとも、何の本かをごまかせばいいだけなのだ。
そこまで答えに気を張る必要は無いのだと心の中で呟く。
(あくまで核心を突きそうなときだけ、偽装しよか。
下手に嘘ついて疑われるほうがマズイわ。)
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