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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>149
「『マダガスカル』ゥゥーッ!『骸骨』をどけろッ!」
「『甲冑』を触れさせるなァァーッ!」
カシィン ヒュ!
ガ ギギギギギ
『!?』
『野郎ッ!』
「あ、 遅ッ――
ドゴォ オオオオ──z___________ン!!
『マダガスカル』がコンクリートに叩きつけられ、中山も伴ってコケる。
一撃死の圧殺……と思いきや、『マダガスカル』のヴィジョンは通常物質を透過した。
『僥倖』、わかりやすく言えば――『かなりラッキー』だ。
『合一』となった『クライムウェイヴ』に捕まってしまったのは『アンラッキー』。
こちらがかなり後れを取っているのに対して、敵は殆ど傷つけられていない。
つまり『敗色濃厚』、わかりやすく言えば――
「――――ッッ!!」 「マジにヘヴィィー…ッ!」
本体である中山はとりあえず受身をとって過剰なダメージは避ける。
一方の『マダガスカル』は敵に掴まれた状態だ。
だが、『捕まってしまっている』といっても全身を拘束されているワケではない。
逆に考えれば、脱出は困難だが『こちらから相手の腕にしがみついている』とも取れる。
ガシ! ガシィ!
―――ならばそれを『完遂』する。
幸い、掴まれている箇所は『頭部のみ』。
つまり手足の自由は利く……現時点では。
小柄な『マダガスカル』は全身を使って『合一体』の腕に絡みつく。
それこそ歯でも何でも使えるものは使って、何が何でも放さないつもり。
力負けしてしまう恐れは大いにあるが、たかだか『手で頭を押さえつけただけ』だ。そこから多段展開する行動は考えにくい。
仮に、頭部を握りつぶすとかそういう行動に出るとしても、
『合一時』は『骸骨時』と異なってそれほどスピードが出ないようだ。
こちらが先に行動に出ることは可能だろう。
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