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【個】『幽き流れの畔にて』【場】

1ようこそ、名無しの世界へ…:2014/09/21(日) 03:14:19




    ――――この世界は、君が言うほどつまらなくはないよね。





.

2大槻キツネ『マッド・マッド・ワゴンパーティ』:2014/09/21(日) 03:14:54
※当スレは『マッド・マッド・ワゴンパーティ』の『コンテナ』の内部、あるいはその周辺です。
 基本的には『自由度の高いパラレル場スレ』という認識で構いません。
 他の場スレでは出来ない『設定』や『シチュエーション』をやってみたい方は是非。

 使用する場合、雑談スレなどでの『お題』あるいは『演者』の募集を『推奨』します。
 誰もいない時は『マッド・マッド・ワゴンパーティ』の主である大槻が対応します。

詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/489

3ようこそ、名無しの世界へ…:2014/09/21(日) 09:07:35
>>2少々質問させて頂く。

・『舞台』が展開してる途中の乱入等の参加は可能か?

・『舞台』で『一般人』が演者として参加する場合、他の参加してる
演者のスタンド使いのスタンドも『マッド・マッド・ワゴンパーティ』
の能力で視認させる事は可能なのか?

4大槻キツネ『マッド・マッド・ワゴンパーティ』:2014/09/21(日) 14:17:44
>>3
回答(転載)。

↓↓↓供与スレより転載↓↓↓
>・『舞台』が展開してる途中の乱入等の参加は可能か?
主催の判断によるわね。
例えば『即興劇』で乱入OKにするなら可能よ。

>・『舞台』で『一般人』が演者として参加する場合、他の参加してる
>演者のスタンド使いのスタンドも『マッド・マッド・ワゴンパーティ』
>の能力で視認させる事は可能なのか?
可能よ〜。ただし、これは『観客に認識できるようにする』という
前提ね。結果として一般人の演者にも見えるようになる、ってことよ。
この設定は事前に選べて、特定のスタンドだけ見えるようにも出来るわ。

5ようこそ、名無しの世界へ…:2014/09/21(日) 18:17:17
>>4
回答感謝、スレッドが賑わう事を祈っている

6大槻キツネ『マッド・マッド・ワゴンパーティ』:2014/09/28(日) 04:49:46
【場】メインストリート その3 より
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1395578072/557-572

あらすじ:
『キツネ』が『MMWP』に乗って走っていると人が集まってきた。
これはいけない、と暴力で解決しようとするも『牡丹』に鞘を収められる。
『アウレア』はそっちには別段興味も見せずに『もし自分が40歳だったらお前なんか余裕』と『アラベル』を牽制!
売り言葉に買い言葉!『こちとら伊達や酔狂でキャラ作りやってんじゃねえ』と返す『アラベル』!

これは良いネタになるぞ!『MMWP』は初仕事に喜び勇んで『コンテナ』を開放する………

どちらがよりBBAなのか!?半ば強制的に開かれた『コンテナ』!
あざとい女PCのプライドを賭けた『バトル』が始まる――――!



    【お題】 『もしも40歳だったら』
                                 ⇒ 『開演』

7アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2014/09/28(日) 23:16:38
>牡丹
「…………」

すう、と目を細めて、アウレアは牡丹に笑いかけた。
先程までのふざけた、軽い感じの雰囲気に僅かに切れ目が走る。
その奥から覗くのは、重苦しく冷徹な色の『何か』だ。
牡丹の視線や言動から、ある種の敵対心や対抗心を受け取ったのだろうか。
とはいえ、表立って挑発したりといった争い事に進展させるつもりはないらしい。


>>6(アラベル、大槻)
「面白い」

こと美貌に関して、アウレアは自信という言葉ですら足らないほどの自負を持っている。
自分の容姿こそ最高、という形で、価値観が形成されてしまっているのだ。
だから他者の価値観が違ってもそれは『そいつの価値観が間違っている』となるので、
そもそも比べることに意味を感じない。それでも、『四〇年後の自分がどうなっているか』という
疑問については、単純な好奇心を感じる。自分がどう変化しているか、と言うのは誰しも気になるものだ。

「受けて立とう。『四〇歳の自分』かーどうなんだろうなー」

そもそも未来というのは現在の行動によって変わる訳で、
子供を生んだり怪我を負ったりといった『突発的な事情』が関わってくるわけだが、
この場合は『このまま順当に進んだ場合の未来』ということなのかしら?
とかなんとか、『未来というものの解釈』について小難しく考えながら控室へ移動。

8アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/09/28(日) 23:58:29
>(牡丹)
弾み踊る胸を押さえて隠してみた。


          「………………ウシュゥゥ……?」

  クンクン

巨乳の匂いがするのに姿が見えないことに違和を覚えているようだ。
完全に動きが野生動物のそれである。

   《ママンママン、巨乳は怖くなーい、怖くなーい》

「…………ふむ、気のせいだったかしら」

あ、素に戻った。

>>(大槻)

       「な」  「なにィィ――ッ」
                             トレ・エクセラン
「なんてご都合主義な能力! 気に入りましたわ、素晴らしい!」

             ダダダダダッ

超突っ走った。一番乗り大好きだからな!
『小鬼の群れ』もそのあとに続いて乗り込む。

>>7(アウレア)

       キッ

睨みつける!

「絶対負けませんわよ! 覚えてなさいませねッ!」

          ガチャンバダンバダンバダン

多分、楽屋?は個室にわかれているんだと思う。
だから、どっちがどうなるかすぐ判断は利かないだろう。

9牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2014/09/29(月) 00:24:21
>キツネ

   「どっどどどういう意味の沈黙だぁああコラァ――ッ!!」

 鋭くて厳しい指摘よりも、優しい沈黙の方が人を傷つけることもある。
 キツネちゃんの優しさは、むしろアタシの勝負魂に火を点けたッ!

   「だいたい全員『40歳』ならアタシ独りだけ年上とか関係ねェーだろーがッッ!!」

 つーわけで、アタシも『MMWP』に乗り込むよ。


>>7(アウレア)

   「……」

 …女の子、っていう『目』じゃねェーな。
 一目見て綺麗な子だとは思ったが、こりゃあれだ。
 火とか刀みてーな、危ないモンを綺麗だと思う気持ちにすげーよく似てる。

   「…最近の若いもんは、ホントにもう」

 背中に向けてため息を吐く。


>>8(アラベル)

   「…その娘、ヘビかなんかなのかい?」

 小鬼に尋ねる。
 揉まれたり叩かれたり睨まれたり揉まれたりしたことは山ほどあるけど、威嚇されたのは今日が初めてだ…

   「べ、別に巨乳ってほどデカくはねー…と、お思うんだけど」

 ややドモりながら言い逃れ。





 しかし、あれだね。
 この勝負、一見アタシにゃ勝ちの目がないように見える。
 事実、二人ともお人形さんみてーな美少女じゃないか。

   だが、勝機はある――たった一つのシンプルな真実。



             胸 は ア タ シ の 方 が で か い !


 しかも、数cmとかそういう差じゃねェ… 贔屓目に見ても、饅頭とスイカくらいの差はあるよ…
 今までこんなもんぶらさげて、重いし変な目で見られるしセクハラされるしいい事なんてひとっつもなかったが…
 40代のマダムになったとして、アタシの勝てる目はそこだ!

 待ってろよ、大人の魅力ゥ―――!!       楽屋に乗り込む。

10大槻キツネ『マッド・マッド・ワゴンパーティ』:2014/09/29(月) 01:20:47
>>7(アウレア)

    「はン……大した自信だな」
    「テメーみてェな高慢な女が『敗北』すんのを見てェモンだぜ」

    「ま、期待して待たせて貰うわ!」

控え室に向かうアウレアに憎まれ口だけ聞いて送り出す。
多分この女に『敗北』という感覚は有り得ないのだろうが。


>>8(アラベル)

    「おォ、『ご都合主義』なら任せろ」
    「これからドンドン展開させていきてェからよ、贔屓にしてくれよな」

    「『美人の血統』……楽しみに待たせてもらうぜ!」

アラベルと『小鬼』達を送り出す。
確かに『美少女』かも知らんが、ギャグ担当っぽい雰囲気あるからな、『期待』してるぜ。


>>9(牡丹)

    「えっ…参加すんの?まァ、止めはしねェケド」
    「こう、現実に差し迫ってるモノを『あえて見る』ッつーのは……」

    「……だがまァ、『覚悟こそ幸福』という言葉もあるぐれーだしな」

    「………グッドラック!」  グッ

牡丹をサムズアップで送り出す。
その勇気ある行動、『MMWP』も祝福してるぜ……


>ALL

                       ゴゴ ン!

                 ズ  ズズ ズ   ズ  ・・・…

地下に沈んでいく『MMWP』。残ったのは、巨大な『コンテナ』のみ。
各々が『控え室』へと向かう―――


……あの『コンテナ』のどこにこんなスペースがあるというのか。 
『ネームプレート』入りの『控え室』は各人に用意されていた。
いわゆるテレビで芸能人が待機してる『楽屋』のそれに近い。

扉を開ければ、およそ『20畳』程度の広さ。
入って左側には、壁一面を利用した横長の『鏡台』と『椅子』が数脚。
反対側には『ロッカー』、『テーブル』、その周りに『座布団』。
『テーブル』の上には簡単な飲食物や、誰が贈答したのか、『花束』もある。

               『祝 ☆ 初 興 行
                             M M W P』

……どうやらあの『ムカデ』からのほんの気持ちらしい。
能力上、持ち出すことは出来ないのだが。

また、『花束』には『メッセージカード』が差し込まれている。

    【 この度はMMWP初舞台にご出演頂き誠に有難うございます。
      『鏡台』に座ると自動的にセッティングが行われます。
      腰掛けたなら、今回のお題、『40歳の自分』を想像しながら目を瞑ってください。

      望まない結果になったとしても、『MMWP』は決してウソを吐きません。
      良きにつけ悪しきにつけ、貴方の今後の行動次第で『未来』は変動します。
      ご了承の上、行動指針としてお役立て下さい。
                                      それでは佳き『夢』を、佳き『未来』を。】

11アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2014/09/29(月) 01:37:33
>>10
中に入り、目をつぶる。
四〇歳の自分は一体どうなっているだろうか。
自分の美貌はどうなっているか……ということに全く興味がないとは言わないが、
アウレアがまず最初に考えたのは、『ウィルとの家庭』のことだった。

子供は何人生まれているだろうか? ――わたしは五人くらいほしいな。
最初の子供は何歳くらいに産むだろうか? ――何年かはウィルと二人っきりで過ごしたいから、二五歳くらいかな。
――最初の子供は男だろうか、女だろうか? ――女の子がいいかな。わたしに似てきっと可愛いんだろうけど、性格は似てほしくないな。
最初の子供は自分が四〇のときにちょうど一五歳くらいで、中学生で、女の子で、反抗期真っ盛り。
自分に反抗期の子供をちゃんと育てることができるだろうか? 子どもはおろか結婚すらしていないアウレアには、想像ができない。
でも、ウィルと一緒に子育てに悩んでいる自分の姿を想像すると、不思議と優しい笑みがこぼれる気がした。

――目を開ける。
鏡には、やはりアウレアの想像通り若々しい、女優と見まがうような美貌があった。
しかし、その目に鋭さはない。角ばった石が川の流れの中で丸くなるように、穏やかな風だった。
その笑みも、挑発的というよりは優しく見守るような、そんな雰囲気を感じさせる。

「……ちょっと、驚いたかな、これは」

微々たる変化かもしれない。
だが、にも拘らず別人かと思う程に『変わった』姿が、そこにあった。

12アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/09/29(月) 01:52:13
>>10(大槻)

「えーと、四十代、ですわよね。
 つまりカウントすると……14歳だから……
 26年後のアタクシということになりますわね!」

「26年後26年後……世界を股にかけて盗みに勤しむ……」

「理想は峰不二子、峰不二子……出来ればライダースーツが似合う感じで――。
 あ、それなら『ゴールドフィンガー』……オナー・ブラックマンとかなら……」

全開で妄想! イメージに従うのかは解らない。
だがやってみて損はないはずだ! やる、やってやるのだ!


       《 《 《 《 26年後〜♪ 26年後〜♪ 》 》 》 》


            モヤモヤモヤモヤ・・・・・・


「…………ふふふむ、これならいか」

            デ ィ ・ ド ン
          「なんですってェ!?」

               《 《 《 《 オーララ――ッ! 》 》 》 》

13牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2014/09/29(月) 02:07:50
>>10

  「……ヘェエーッ、結構いい部屋じゃあないか」
    「結構やるじゃないか、アンタ」

 ぽんぽん、と励ますか褒めるように、内壁を叩くよ。
 これがあの『ムカデ』が即席で用意したってンなら驚きだ。特に花束なんて、気が利いてんじゃないか!
 さて、感動もそれなりにして、早々に鏡台の前に腰かける。



 にしても、40代のアタシ…か。そういや考えたこともなかったね。

   白髪、は…どうだろ。これでも苦労してっからなー… 早めに生えそうだね…。
   小皺も免れないだろうけど…まっ、そこは化粧でどうとでも誤魔化せるだろ?
   身体は鍛えてるし、むしろ体力的には意外と全盛期かも? この歳でも現役で活躍するアスリートもいるしな。
   自慢の腹筋だけど、くびれ…とまで贅沢は言わねえ、せめて鉄板並みに割れてて欲しいね。

 …あれ? 意外と今と変わらないンじゃあないか? って十年後くらいならそんなもんか。


   あとは環境だな。えーと、実家は繁盛…してて欲しいね。というか繁盛しろ。しろ。
   旦那…いやいや、贅沢は言わないよ… でもせめて良い人の一人や二人や三人や十人…
   あっ、胸… 今ほどとは言わないけど、あの、もうちょっとしぼんでくれるとありがたいなー… つーかもう膨らまないでください…


   オッケ、想像出来たッ!
                     ソォ〜〜〜〜ッ

 恐る恐る目を開けるよ…

14『美魔女達は眠らない』:2014/09/30(火) 00:44:55
>>11-13
それぞれがそれぞれの『未来』を夢想し、『メイクアップ』は完了した。
想像したものに近づけたか、はたまた全く違う『未来』か……

                       ピンポーン

                           ギィィ …

……『控え室』のある廊下からチャイムが響く。
そして、ひとりでに開く扉。『開演』の時間のようだ。

といっても観客はいない。
……少なくとも『今のところ』は。

    (※モブ客として参加可能。勝手に来て勝手に帰ってよい。
      ただし、参加時は必ず『名乗る』こと。
      名もなき一般人として参加する場合は、観客『一般人』と名乗る。
      複数人いる場合は観客A、B、C…のように記号をつけること。)


一体誰が真の『美魔女』となり得るのか……挑発しあった少女達(と『お姉さん』)。
それぞれの想いを胸に、煌々と照る『ミラーボール』に照らされた『垂れ幕』の前へ……歩み出る。


               ゴ   ゴゴ   ゴ ゴ     ゴ

15アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2014/10/01(水) 21:17:36
>>14
        ザッ
                            、 、
ステージに最初に現れたのは金髪碧眼の少女だった。
いや……違う。厳密にはそうではない。
少女にしか見えない『若作り』をしてはいるが……
佇まい。内臓や骨格など目には見えない部分の年月が、
少女にしか見えない彼女の実際の年齢を姿勢として教えている。

外見面で変わったのは――殆どないに乏しいが、
それでも彼女は別人と見まがうほどの変化を生み出していた。
表情の柔らかさや目元の吊り上がり具合、肩の力の入れ具合など、
それだけでは気付きようもないくらい些細な『精神的負荷』が取り除かれた結果、
『雰囲気』という言葉でしか言い表せない領域で決定的な変化が発生している。

あとは、成長期が終わっていたはずの彼女の胸が何故か僅かに大きくなっている程度か。
ちなみに女性の乳房は授乳を経て多少大きくなったり萎んだりするらしい。

           「………………」

色々と『四〇歳の自分』の身体は確認済みなのか、金髪碧眼の彼女は微妙に恥ずかし気にしていた。

16アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/10/01(水) 21:54:50
>>14(GM)

――――必要なのは気分の切り替えだ。
楽屋というのなら、替えの衣装ぐらいはあるだろう。

「オマエたちのことは忘れることにする」

    《それは横暴だと思うんだけど》
    《姉さんに賛成。どうなんですか、それは》

        《俺は別にいーけどォ》
        《私はどっちのが……ファックショイッ!》

「うるさい。黙れ。
 さっさと服を持ってきてッ」

――――――――――――――――――――――――――――

        《ママンが衣装替えするので、ちょっと待ってねー》

ステージの方へと呼びかけた。

17牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2014/10/01(水) 22:20:11
>>14



            ――――ビキニ水着で入場する。



       ドゥードゥー   テレレレー  ペー
                              ドゥードゥー   テレレレー  ペー



  …………すごく、『イイ』。                             テンション
  張り詰めている、というべきか……今までにないくらいの、肉体の『緊張』………


      「フシュウウウウウウウウ……」 コォオオオ

                              ディセイ ソンフォー ザ ブローケンハーテー♪


  『くびれ』だとか『彫り』だとか、そんな生易しいもんじゃあない。                    マッスル
  皮膚という薄皮一枚の下に、凝縮して凝縮して凝縮して、搭載されている―――アタシの『筋肉』ッッ!!
  40代とは思えない、アスリートの如き筋肉美。皺や弛みは一切ねえッ!

  最高だ…最高の肉体を手に入れてしまった… 今ならゴリラともタイマン張れるぜ…


        ・ ・ ・              ・ ・ ・
      「なじむ―――実に!    なじむぞ…
           『四十年』ッ!! 連れ添ったアタシのカラダがァアアア―――ッ」

  二十代後半にもなって若い子の着るようなドレスを着させられ…
  『魔法少女 マジカル☆ぼたん』とか… そんな『汚名』はここで返上だッ!

  今のアタシは、さながら『グラップラー牡丹』ってとこだぜ…


    「アタシより強い奴に会いに行く」  「ィヤァアアア―――――オ!!(雄叫び)」


  (入場BGM:なかやまきんに君のテーマ…ttps://www.youtube.com/watch?v=9SKFwtgUJHs)

18『美魔女達は眠らない』:2014/10/01(水) 23:21:32
>>15(アウレア)
アウレアの外見は大袈裟な変化こそ遂げなかったものの、
川上の石が長い年月を経て角を落としながら川下に流れ行くように、
誰もが二度見するような表面的な魅力よりも、
磨かれた内面の魅力が『佇まい』となってその表情に現れていた。

男性で言えば、『脂の抜けた』状態だろうか。
しかし未だ『枯れず』、足つきはしっかりしている。

    大槻:「ほォ……コレは『意外』…ッつーか。

        「ズイブンしおらしくなってまァ。
         あの『高飛車』な雰囲気のまま突っ走るワケじゃあねェんだな」

くわえタバコに腕組みをしながら、
品定めするように細目で『少女』を見る。

        「……アンタ、『恋人』いるだろ。
         どんなヤツかは知らんが、『感謝』するんだな」


>>16(アラベル)

    大槻:「おォ、何でもあんだろーよ」

        「一番手がなかなか『やり手』だぜェ。
         せいぜい追いつかれねェよーに飾ってくるこッたなァ」

観客席から小鬼に声をかける『座長』。

『楽屋』のロッカーには幾らでも衣装が入っている。
衣装に限らず小道具の類も準備できそうだ。
アラベルの望むものは何でも揃っているだろう。


>>17(牡丹)
牡丹の外見は恐るべき変化を遂げていた。
『アスリート』というよりも『ボディビルダー』に近い肉体の型。
『筋肉』の躍動を表すかのように、滑らかに繋がった皮膚からは
蒸気がオーラの如く噴出している。(ように見える)
心なしか肌も黒く焼けているのではないか。俺は魔界を見た!(錯乱)

>    「アタシより強い奴に会いに行く」  「ィヤァアアア―――――オ!!(雄叫び)」

    大槻:「…………」
        (やはり一人だけ違う方向に……)

    MMWP(地下):『…………』
                                 グ ラァ

不穏な空気を感じ取ったのか、ステージを支える『ムカデ』が少しだけ揺れた。

    大槻:「……『美魔女』と呼ぶには少し属性過多だが…
         ま、年取ったら男も女も『筋肉』は必要だよなァ」

        「『らしい』ッつーかよォ、『潔さ』は評価するぜ」

これはこれで1つの解である。
もっとも、個々の『未来』に最適解などないが。

19アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2014/10/01(水) 23:53:34
>>18(大槻)
此処で、今までのアウレアなら――憎まれ口の一つでも叩いていたはずだ。
『そんなことは分かっている』『お前に言われる筋合いはない』
『それよりアンタは良い人の一人でもいるの』などなど……尖り切った彼女は、
高圧的な態度に対して屈服することを絶対に良しとしなかった。
が。

「ふふっ」

大槻の台詞に、にっこりと、喜びを零すように笑い。

「そうね。感謝しても、しきれないかなあ――」

誰かに思いを馳せるように、遠くを見たままこっくりとうなずいた。
……と、ここまでならば美談的な雰囲気で片付いたのだが。


>>17(牡丹)
ずるり、とアウレア(40)の身体が傾く。
あまりの『予想の斜め上』加減に、ずっこけそうになったみたいだった。

「な、何よあれ……?」

それでも口調が崩れていないあたり、おそらくこの長い年月で
矯正したのだろう。多分子供の教育に悪影響を及ぼさないようにとかそういう事情で。

20アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/10/02(木) 00:30:16
>>18(GM)
「よし、よし、よし――」

思い出せ、思い出せ。
若い頃のお婆様、八ミリ、お爺様がトチ狂って撮ったアレ。
DVDに焼いたのをたまに見せようとしてきた。

アレだ、アレ。あのノリなら。


      「ッすゥ――ッ」

息を深く吸い、パンと頬を叩いた。
優雅だが、挑むような笑みを浮かべて進む。

         カツンッ  カツンッ

――――ステージに現れた姿は。
黒のレザーのパンツに、ハイネックのシャツ。
ダブルボタンのジャケットの金ボタンが照明を反射し、輝いている。
鍔広の帽子は若干斜めに被り、鍔で片目が隠れるよう角度だ。

             カツンッ
                     カツンッ


高い身長やスラリとした体型はそのままに、表情からは稚気が抜けていた。
眼差しに迷いはなく、遠くを見据え、余裕のある笑みをたたえた口元。
順当に歳を重ねた故、目元や口元にはシワが寄っている。
しかし、それも風貌に違和を覚えさせず、『強かな野生動物』を思わせた。

               カツッ

                     カツ――ンッ

片手に携えているのは黒いステッキ。
ひときわ強く、ステージの床を突くと、そっと握りに両手を重ねて置く。
大きく両脚を開いて、まっすぐに立ち……あたりを『睥睨』した。

                 ニッ

他の三人に、歯を剥いて笑ってみせる。悪戯っけのある笑みだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

        《おお、やってるやってる》  《母さん、頑張ってるな》


                  《で……》  《いつ出ようか?》

21牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2014/10/02(木) 00:51:30
>>18(GM)

 彼女こそ悲しき女尊男卑の運動の犠牲者。
 『男性性』を履き違え、女を捨てた暴力の求道。

「おうレフェリー!」 「これはどうすりゃ勝ちなんだい!」

 サイドチェストのポーズで胸筋の厚みをアピールする。

    ゴゴ   ゴゴゴゴ

                     ゴゴゴゴゴ・・・


>>19(アウレア)

  「……」

  惚気る元少女を、物寂しそうに見つめる。
  恋は女を綺麗にする。

  …筋肉にまみれたアタシの姿が意味するのは、ただ一つだ。


>>20(アラベル)

 「チキショウッ…、戦う前だというのに負けた気分だよ…」
  「まさか、あの娘も… 男の一人や二人や三人も…!?」

  不安そうな目で、アラベルを見つめている。
  仲間にしますか?

22ようこそ、名無しの世界へ…:2014/10/02(木) 01:35:26
>>19(アウレア)

    大槻:「…すっかり牙が取れたみてェだな」

少なくとも『この場』では。
『強く』なるということは、牙の『使いどころを知る』というコトでもある。

・・・・・・と、『2番手』の牡丹の変貌ぶりにズッコケる。
自分とは違う方向に『強く』なった結果らしい。
全身に『魔闘気』とも呼べるものを纏っている。

そして『3番手』のアラベル……。
『素材』『方向性』の違いはあれど、これもまた『強さ』だ。


>>20(アラベル)
『3番手』としてステージへと向かうアラベル。
自分の祖父が見せてくれたフィルムを思い出しながら入場する。

             カツンッ
                     カツンッ

    大槻:「なるほどなァ……映画っぽい雰囲気出てんじゃあねーか?」

               カツッ

                     カツ――ンッ

小道具の『ステッキ』を捌きつつ立ち止まり、辺りを一瞥。笑って見せた。
年齢相応の衰えはあるものの、それに屈しない精神を築き上げた『女傑』のそれだ。
ピンと伸びた背筋は若々しく、自信に満ち溢れている。

    大槻:「こういう『変化』か、納得だぜ」
        「丸くなって落ち着くだけが『大人』じゃあねーんだよなァ」


>>21(牡丹)
胸筋をアピールして周囲を威嚇する牡丹。
悲しすぎるほどに力強い。

    大槻:「牡丹サン、アンタ『ルール』間違えてねェか?」

ツッコミを入れる『座長』。
これは、彼女に『良い人』がいないからなのだろうか。
『嫁き遅れ』を極めた結果自立した精神が、想像を超えた『肉体』を生み出したのか。

    大槻:「最近のオトコは『草食』だとか言うからな、
         ある意味、『求められてる女性像』ッつー部分もあるだろうよ」(あるとは言っていない)

        「ウチは割と気に入ってるぜ、アンタのそういうトコ」

23『美魔女達は眠らない』:2014/10/02(木) 01:36:59
>>22

24アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2014/10/02(木) 23:36:42
>>22(大槻)
「年月は人を変える……というものね。
 なーんて達観してみちゃったり?」

そう言って、アウレア(40)は悪戯っぽく笑う。
『悪戯っぽく』なんて柄じゃない年齢なのは間違いないが、妙に様になっていた。
どうやら茶目っ気のある言動は変わっていないらしい。
ただ、皮肉っぽさは感じられない。茶目っ気がただの茶目っ気にしかなっていない。

「他の二人も……結構変わったみたいねぇ。
 どうも、まともに社会に順応できたのはわたしだけみたいだけど……」

ちょっとニガイ顔をしながら。
アラベルはともかく牡丹のこれは流石にどうなんだろう?
自分達と違い一〇年ちょっとしか経っていないはずなのだが……、
まさか、此処まで『アレ』な成長を遂げてしまうとは。やはり恋は大事なのか。

25アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/10/02(木) 23:53:11
>>21(牡丹)

  サッ

両腕を広げて、受け入れる構えをとった。

>>22(GM)

「――ゾッとしました。
 お婆様の若い頃にそっくりで」

「これも私の『可能性』の一つ……」


        ドドドド   ドドドドドドドッ


舞台袖から騒音。歳を重ねたアラベルは片目をひくつかせる。


>>ALL

       《ママンだけが変わったんじゃないわ!》

      《そうです、ラン姉さんの言う通り。
       私たちもほら、この通り――》

         ドドドドドドド――ッ

出てきたのは――

            ドン!

伸びた頭身!


               ボンッ

突き出た胸!

               キュッ

絞られた胴!

               ボーン

張り出した尻――本体は体格の成長はほぼないが。


《これぞ! 成長したアタシたち『ダウンタウン・フィクション』の姿!》

                ドォ――z___ン

成長して、完全な人型となった『ダウンタウン・フィクション』。
『小悪魔めいたヴィジョン』に変わった『盗賊姉妹』の姿がそこにあった。


「………………フッ。まさか、こういうケースがあるとは」

冷笑を浮かべる本体。
年を重ねただけあって動じない――    ギリギリギリ

あ、ステッキが折れんばかりに握りしめられている。

(※成長後の『DtF』は以下のURLの画像をイメージしてください。
  ttp://www.kotaku.jp/2014/09/inferno-superlog.html)

26アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/10/02(木) 23:54:08

時を経て、成長した『ダウンタウン・フィクション』。
完全な人型となり、パワーや精密動作性も向上した。
能力も任意で発動するかを選択できるようになった。
『プロの盗賊』であり、暴力行為は忌避している。
行うのは『盗み』のみ。破壊行為や暴力は行わない。

スタンドパワーは強くなったが、自立性も高まった。
『完全自立型』に近く、『本体との繋がり』は薄い。
繋がりを維持しているのは本体の払う『報酬』である。
本体のあらゆる指示に対し、姉妹は常に報酬を求める。
それが支払われない限り、絶対に指示に従わない。
より難易度の高い命令ほど、報酬は高額となるようだ。

報酬を他者が支払うなら、払った者の指示に従う。
また上回る報酬を支払うことによる買収も可能。
受けた指示を打ち消し、行動を無効化させられる。

尚、幼児期と比較して若干性格も変化している。

『ダウンタウン・フィクション』
(ver.『ウィー・ジャスト・ウォナ・ラン』)
破壊力:なし スピード:C  射程距離:B
(パワー:C)
持続力:D  精密動作性:A 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――

※補足:この成長は『ダウンタウン・フィクション』の『妄想』。
     当人たちの未来の理想図が強く反映されている。

27牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2014/10/03(金) 00:39:25
>>22

 「う、ふぐっ……」  「だ、だって…」

  ハッと我に返る。
  アタシの変化はテンションだけでは誤魔化しきれない、確実な『敗北』だからね…

 「だ、だって仕方がないじゃないか…さんざっぱら『男女』だとか『花火馬鹿』とか…
  まともに女扱いされたことの無いアタシがさぁーーーッ! この子らに、美しさで勝てるわけ…ないから……、うっ、うっ」

  心身ともに『老熟』し、角が取れた結果ますます美しさに磨きをかけたアウレア。
  そして、お転婆な殻を脱ぎ捨てて、劇画の主のような『風格』を身に纏ったアラベル。
  例えるなら、【年代物のワイン】ってとこかい。時間が彼女たちに『深み』を与えたんだ。

    けど、アタシは……
         、、
    肉体のキレでいったら、全盛期。けれど二人とは違う。
    萎みそうな胸や、たるみそうな肌を、筋肉で誤魔化しているだけ。
    二十七にもなれば、体も心もある程度落ち着いちまったからね。そこから大した成長は見込めなかったのさ。

    彼女たちにとっての老いが『完成』なら、私にとっての老いは『停滞』だったんだ。
    そういう形もある、ってことさね…。



 「うっ、ううっ、うぇ…」

  舞台端に移動し、聞こえないような嗚咽を漏らすよ。
  涙もろくはなったかもしれない。

28『美魔女達は眠らない』:2014/10/04(土) 00:27:02
>>24(アウレア)

    大槻:「はン、『社会適合』…ねェ〜?
         傍若無人なツラして意外に真面目なトコあんだな」

他の『40歳』を微笑ましく見るアウレア。
歳の取り方というのは人それぞれである。
また、何が起こるかわからない。

この『未来』が覆るコトだってあるだろう。
希望も絶望も、あるいはそれ以外だとしても、
ひとくくりに『経験値』に出来るほど簡単なものではない。

これは言わば『平行世界』の1つの型、
それも『MMWP』が生み出したバーチャルに過ぎないのだ。

    大槻:「ま、アンタの努力次第ではこういう『未来』もやってくる…
         …って程度のハナシさ。でも、満更でもねェだろ」


>>25-26(アラベル)
文字通り『成長』し、本体よりも女性らしい体つきになった『DtF』が入場する。
グラマラスな娘達に、ひとりステッキを握り締めるアラベル。
(今回の『舞台』のケースは)外見は変われど中身が成長しているワケではないので、
あくまで『お年頃』の少女の感覚はあるのだろうか。

    大槻:「ほォ、『子は親に似る』ッつーケド」
        「似ねェケースもあんだな、特に肉体的な面」

        「ウチも人の事言えるようなカラダじゃあねーケドよ」


    大槻:「ま、チビ達は『自立』って意味じゃあ良い成長ぶりなんじゃねーのか?
         『スタンド』……つまり精神の『自立』ッつーこったな」

『肋骨』代表の座長もすかさずツッコミ(&フォロー)を入れる。
『スタンド』が成長するということは、本人の精神の成長に他ならないのだから。


>>27(牡丹)
柄になく、さめざめとすすり泣く牡丹。
頬を伝う涙は人生の悲哀の味がした。

    大槻:「……えーと」

        「『老成』だけが答えじゃあねーんだぜ、タブン」
        「ずッと走り続けるッつーのは誰にも出来ることじゃあねェ、タブン」

        「それに…念のため言っておくケドよ。
         ……これは『約束された未来』じゃあねェからな」  フゥーッ

タバコの煙を吐き出し、一呼吸置く。

        「縛り付けられるこたァねェ。
         今後のアンタが、『未来』を作るんだ」

        「ま、『これから』の参考にしてくれよな」

気に入らない『未来』なら今から書き換えれば良い。
それに伴う痛みで削れる『角』もあるだろう。

それをささくれ立たせるのも、磨き上げるのも、他ならない自分自身である。

29アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2014/10/04(土) 00:42:39
>>28
「分かっているわ。未来は移ろい揺らぐ水鏡の像。
 こうして知ってしまった時点でパラドックスは生まれるし、
 次に同じことをしたら悲惨な傷跡を抱えたわたしになるのかもしれない」

ふ、と笑う。陰のある笑い方だ。
中身は変わっていない。これは、実際に変化した自分の身体を前に
一時的に気分が変わった程度――そう、精々が付け焼刃といったところか。
つまり、こういった感傷に浸る側面の因子を、既に持ち合わせているということだが。

「でも、こうして――」

『少女』は、そう言ってお腹を撫でる。
ほんの数分前まで二〇歳にもなっていなかった彼女には、
自分の身体の変化が痛い程分かるのだろう。『そこ』にあった、確かな変化が。
   ヴァーチャル
「――『仮想』でも、流れた時の流れに思いを馳せられる。
 今わたしのしていることは、無駄じゃないって思える。それって、とっても嬉しいことだと思うの。
 元に戻ったら、きっと素直には言えないだろうから、今のうちに言っておくね」

そうして、静かに大槻の方に向き直り、

「…………ありがとう。本当に。けっこう、救われたかも」

にっこりと、笑う。

30アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/10/04(土) 23:23:32
>>28(GM)

《ありがとう! スゴイ視線高いのが新鮮!》

『眼帯の小悪魔』が手を握って感謝の意を示した
全員若干デザインに変更があるようだ。
共通しているのが露出が増えているということだろうか。


        シャカカカッ
            カカカカッ  カッ


   《ふふふ、この姿をデッサンしておけば――》

洒落たデザインの眼鏡を掛けた『五女』が嬉々としてスケッチブックに描いている。


「………………まあ、いいとします。
 私も楽しんでますし、レクリエーションと思えば」

「より、『悪党の親玉』っぽくなりましたね。
 まずはこれを目指すとしましょうか――『未来』は」

艶やかな笑みを見せ、さっとステッキを一振りしてみせた。

「…………悪くない、ですわ?」

31牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2014/10/04(土) 23:57:53
>>28(GM)

  いっそ回遊魚にでも生まれてくることができたなら…
  動き続けることを止めたそのときに、命も止まれば救われたかもしれないね…


   「……ホントに?」  ズビッ

  …ま、未来が約束されてるなんざ、あんまり気分いいもんじゃあないからね。
  だいぶ救われるよ。
  仮にキツネちゃんの言葉が、アタシを慰めてくれるための嘘だったとしても。

       ゴシゴシゴシィ――ッ


    「……まっ、いいか」  「泣いたらスッキリしちまった!」

  アタシゃ振り返らない女。
  二人と比べて劣るってだけで、別にこの姿も気に入らねぇってわけじゃないさね!

32『美魔女達は眠らない』:2014/10/05(日) 00:49:08
>>29(アウレア)
自分の歩んでいる方向が、その到達地点が定まって見える幸福。
『未来』を覗く事で、ごく当たり前の日常もアウレアの中で突然価値を帯びる。

    大槻:「……次聞くのは憎まれ口だけにしとけよな。
         ま、感謝されるに越したこたァねーケドよ」

        「ウチからも、『MMWP』の主として言わせて貰うぜ」

        「『初舞台……出演ありがとうございます』…ッてなァ」

照れ隠しなのか、タバコをふかす速度を早める。
まぁ、頭は下げないが。


>>30(アラベル)

    大槻:「おう、ドーモドーモ。ズイブン『過激』なカッコだが、
         自分らの『理想像』がそのままカタチになったみてェだな」

『長女』に煙を吹きかけながら握手に応じる。

    大槻:「それもこれも『成長』だわな」

        「『悪党の親玉』だか何だか知らねーケド、
         目指すモンがあるッつーのはイイコトだ」

        「……ま、若ェッつーか、少々痛々しくもあるケドよォ」

ステッキを一振りして決めるアラベルを横目に見ながら。


>>31(牡丹)

    大槻:「『未来』を作るのに遅すぎるッつーこたァねーんだぜ。
         少しはサッパリ出来たかァ?」

ハンカチを手渡す大槻。
…おっと、これはハンカチじゃなくて仕事で使うクロスだった。
つまり、機械油にまみれているな。

    大槻:「前向きッつーのはそれだけで価値のあるモンだ。
         ウチ自身にも耳の痛ェ話ではあるケドよ」


>ALL

    大槻:「……さて。
         ズイブン『堪能』出来たみてェだし」

        「そろそろ『閉演』かァ?」

                         フッ       フォン        フォン
                   フッ                    フッ

座長の言葉に呼応するように、少しずつ『ステージ』の外装が解けてゆく。
もちろん、3人の衣装や背格好、変化したルックスや筋肉も。


                            ガラァァ 〜ン


残るのは『コンテナ』と、元通りの姿に戻った3人、5匹のチビッ子たち。
そして、役目を終えた『MMWP』も地上へとせり上がっていく。

                        グ    ゴ ゴゴゴ  ……

    MMWP:『………』 ←物足りなさそうな表情

    大槻:「『マッド』君は物足りねェみてェだケド、
         ウチも休憩時間終わっちまうしな」

        「今回は『試運転』ッつーコトで勘弁してくれや」

33アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2014/10/05(日) 00:54:34
>>32
「ふふっ――」

照れ隠しをする大槻に、微笑ましいものを見たような余裕の笑みを返し、

「――……さて、サービスの時間は終わりだ」

『元に戻る』。
それはもう鮮やかに、外見こそ殆ど変わっていないはずなのに、
『まるで別人』といえるほどの領域で変化を遂げる。
それはまさしく二二年という歳月の偉大さを感じさせるだけの変化だっただろう。

「んで、結局勝敗ってどうなってんの?」

他の元に戻っているであろう連中を見渡しつつ問いかけてみる。

34アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/10/05(日) 23:15:35
>>32(GM)
――――――元に戻った。
意匠はブカブカ……にはならない。

が見るからに着られてる感が漂う。
メイクも濃い目にしていたので、それもチグハグだ。

 オーララ
「あらまあ……ポーチ持ってらっしゃい!
 メイク落としで落とさないと。肌にも悪いですわ!」

     《ママン! 私頑張ればチャリエン見たくなれるのね!》

「…………まあ、頑張りなさい。
 さあ、早く持ってくるの。急いでね」

              《 《 《 《 ウィ、ママン! 》 》 》 》

お子さまたちは希望を胸に抱いたようだ。
やれやれと首を振り、薄く笑う。

「ま、楽しかったからいいとしますわ〜。
 何事につき、楽しければ問題ありませんもの」

「…………決着はめんどくさいですし、どうでもいいような」

35牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2014/10/06(月) 00:11:48
>>32

  「…そうだなァ。むしろ『老い』への覚悟が出来たってゆーか…」
    「『逃げ』じゃあなく、『挑み』の気持ちで… 過ごすことが出来る」


  「ありがとね、キツネちゃん」 「それと、アンタもな」

 コン、とムカデをノックする。

 クロスを受け取るよ。
 肌触りとか匂いとか、そういうのあんまり気にしない主義なんだ。仕事柄ね。

       グシグシグシ   ヌルゥ―ッ





   「……って、あっ、ま、待って」

   「アタシ、勢いとテンションで水着なんか着ちゃったけどッ」
     「これ、元のアタシと、サイズ、違、ちょッ」

   「き、着替えるまでまっておくれよォオオ―――〜〜〜ッ!!」


 青ざめながら嘆願する。

36『美魔女達は眠らない』:2014/10/06(月) 00:54:37
>>33(アウレア)
『元に戻る』アウレア。
その目つきや所作に以前通りの鋭さが戻るようなカンジだろうか。
他の参加者も『戻って』いく。

    大槻:「まァ、別に勝敗も何もねェやな」
        「それぞれ『ジャンル』が違いすぎてるしよ」

年齢が及ぼす変化が十人十色であるのは当然だが、
歳を重ねるにつれ、それぞれの『生き方』は顕著に現れるというものだ。

この体験をもって、アウレアの『他人を見る目』が変われば良いが。
あるいは、変わらないのも良いだろう。


>>34(アラベル)
『元に戻る』アラベル。
平常通りのサイズに戻った『DtF』も、『夢』を見ることは出来ただろうか。
他の参加者も『戻って』いく。

    大槻:「そうだなァ、生きるのは必然、『楽しむ』ためにある」
        「あてがわれた衣装に振り回されてちゃあ面白くねェだろ?」

        「……今のアンタみてェに『着られてる』ようじゃあ、な」

何か上手いことを言ったみたいなドヤ顔で得意げに煙草をふかす大槻。

この体験をもって、アラベルの『理想像』もしっかりと地盤を固めることが出来ただろう。
その行く末は、いささか『少女幻想的』(中2病とも言う)ではあるが。


>>35(牡丹)
小突かれたムカデは、照れくさそうに脚を縮める。
内気な性格のようだ。

そして『元に戻る』牡丹。
無慈悲にも、合わないサイズの衣装のまま、だ。
ピチピチかもしれないし、ブカブカかもしれない。
他の参加者達も『戻って』いく。

    大槻:「……南無」

薄目で、困ったような顔を作りながら牡丹を哀れむ。
……もしかしたらこの先も、この人はこういう役回りなのかもしれない。

ともあれこの体験をもって、牡丹も『老後』、じゃなくて『未来』を少しは覚悟できただろう。
不明瞭なヴィジョンを鮮明にするのは、自分自身だ。
『MMWP』はその背中を押してやるぐらいしか出来ない。


>ALL

    大槻:「ま、面白ェモン見させてもらったぜ」

        「それと、記念すべき『初舞台』だからな。
         身内とかに自慢すんのもいいだろ、宣伝にもなるし」

        「ウチらの『舞台』は、こういう趣旨のもの以外にも使えるぜ」

        「台本があれば、本人が『演じているという自覚』なく『演じる』コトだって可能だ。
         詳しい説明は省くケドな……(メタ的に)」


        「『マッド・マッド・ワゴンパーティ』に」
                               「不可能はねェ……!」


                             ビ  ッ シ ィィ ――― ッ!


ニット帽の端をクイッとやりながら得意げにポーズを決める座長。
『ムカデ』も心なしか胸を張っているように見える……

こんなヤツはほっといて、とりあえず着替えたりすると良いと思います。

37アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2014/10/06(月) 01:00:52
>>36
「フーン」

勝敗はない、という言葉に、多少興を殺がれた様子のアウレアだった。
まあ、自分以外の誰が選ばれてもそれはそれで不満なのだろうが、
お遊びなのだから適当に選んじゃっても良いのに、という気持ちである。

「んじゃ、わたし着替えるわ。
 この服、何となく地味だし……」

ポーズを取っている大槻に普通に背を向けて控室に戻る。
ちなみに今回の服装は薄橙のチュニックを中心としたコーディネートでお送りしました。

38アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』:2014/10/06(月) 01:18:03
>>36(GM)

「フッフフ、いつか着こなしてみせますわ……」

表情に稚気が戻り、ステッキをブンブン振り回した。
道化た振る舞いは如何にも年相応に見える。

「あ、写真撮っとくんでしたわ。お婆様に見せたかったですわ〜」

              《……(クイクイ》

「…………アンタのデッサンは絵ですわ。
 まあ、これもこれでいいとしましょうか。面白いし」

「さて、アタクシは帰りますわね。     オールヴォワール
 皆さままたお会いしましょう。それではさ よ う な ら」

39牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2014/10/06(月) 02:09:30
>>36

   「わっ、ちょ、待っ…」


 胸は萎んだのを筋肉で誤魔化してたみてーなモンだ…
 サイズ自体は、『今が全盛期』… したがって、水着はサイズが小さい。
 風船みたいに膨らみ始める乳に、ボンレスハムの糸みてーに食い込んでいくビキニ。

      グ   ググ  グ  ギュウウウウウ〜〜〜ッ

   「いてててて痛い痛いちぎれる!」


 逆にケツは、筋肉で思いっきり膨張してたからな…
 筋肉が失われる分、『収縮する』。 したがって、水着はサイズが大きい。
 ずり落ちようとする布を、なんとか手で摘まんで放送コードを死守。

   「い゛ゃぁあ゛あ゛ああッ… き、キツネちゃん、助けてぇえええーーー…」



 なんともみっともない『27歳』だ…
 てゆーかよくよく考えたら女しかいねーんだから、何を恥じるかとも思うかもしれないが…

 ああ… さっきの方が、迫力あってよかったかもなぁ…

40『美魔女達は眠らない』:2014/10/06(月) 23:44:11
>>37-39
『舞台』も終わり、身支度を整える参加者達。

ひとり哀れなままのb…お姉さんがいるが、座長は「やれやれ」とばかりに首を振る。
かわいそうに思った『MMWP』は、設備を駆使して着替えを手伝ってあげたりする。


    大槻:「あれだけ好き放題セッティングして、後片付けがいらねーッてのはラクだな」
        「ここで作業すりゃあ午後からの仕事もパパッと片付いちまうんだけどなァ?」

                                MMWP:『………』  フルフル

    大槻:「あ?『それはムリ』ッてか?
         『マジメに働いた方が将来の為になる』…だとォ?」

        「…ズイブン生意気なコト言うね。」

                           ド  カ ッ   (乗車)

                                MMWP:『……!!』  ハッ


    大槻:「ウチ、今期は『無遅刻無欠席』で『マジメ』に働いてるからなァ〜?」
        「あ〜……時間も無いし、ちょっと運転荒くなっちゃうかもなァァ〜?」

                                MMWP:『…!……!!』  プルプル


    大槻:「………震えてねェでフカさんかい…」

                                MMWP:『………!!』  ガクガク

                  シャカ
             シャカ          シャカ      シャカ
                                                シャカ
                             シャカ            シャカ

                       ギャルッ!        ギャルルッ!
                                           ギャルゥッ!

アクセルペダルで遊ぶかのように回転数を上げさせる飼い主。
そしてクルリと3人の方を向いて。

    「また会おうぜ、今度はもっとちゃんとした『ネタ』持ってくッからよォーッ!」

                 「それじゃあ、な!」
                                 ドギャギャギャギャルッッ!

                                        ギャルゥゥ―――z___ ン!

『時速60km』の壁を越え……物凄い勢いで走り去る。(それでもやはり原付程度)
空き地の路面は『MMWP』の巨大な脚で削られ、砂煙をあげた。

とはいえ、クソ真面目に交通法規を遵守する『MMWP』のおかげで、
不良オンナ座長はやっぱり遅刻してしまったとか。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

        『アウレア』 ⇒ 『未来体験』 『幸せな家庭を築けそう』 『爆発しろ』

        『アラベル』 ⇒ 『未来体験』 『歳いってもこじらせてた』 『やっぱ血筋か』

        『牡丹』    ⇒ 『未来体験』 『筋肉はトモダチ』 『恋愛しろよ』

        『キツネ』   ⇒ 『遅刻』

        『MMWP』 ⇒ 『筋肉痛』



        『 美魔女達は眠らない 〜もしも40歳だったら〜 』

                                     ⇒  『クランクアップ』  『お疲れ様でした』


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