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【個】学生寮『白亜荘』 その3

887『白亜荘』:2015/12/18(金) 23:30:17
>>886(宝塚)

『ことり』:
「近い能力でございますね。
 管理する部屋であれば、それに対応するミニチュアを出せます」

「絨毯がご希望でしたら、どうぞこれを」

              『ズ ォ ワ ァ』

『ことり』はスタンドを開くと、中から小さな布を巻いたようなモノを取り出す。
それを部屋の中に放り上げると、広がって……一瞬で絨毯となる。

「すぐに敷かせていただきます。他にご入用なモノは?」

現れたのは『深紅の絨毯』。如何にも高級で、分厚く柔らかく、足が沈みそうなほどだ。

888宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/19(土) 05:27:31
>>887
「おお……すげえな、アッと言う間だ。ありがとな、ことり」

文字通り一瞬で現れた『絨毯』に、驚きの声をあげる。

「めちゃくちゃ手際が良いな……そうと分かると
やりたいことも色々出てくるが」
「しかしそーいうのは際限が無いからな」

「そうだな、部屋の調度品を『深紅』と『黒』をベースに
色調を統一したい。出来るなら、頼むぜ。
今は、それ以外には特に必要ねえかな」

889『白亜荘』:2015/12/19(土) 23:17:42
>>888(宝塚)

『ことり』:
「お任せくださいませ。
 では少々お待ちを――『サンセット・パーク』」


        『バク クン』

スタンドが大きく開かれる――と、開いた箇所から『ドールハウス』が立ち上がった。

  『ドールハウス』は一面の壁が外されており、『宝塚』のモノと思しき部屋がある。
  『ことり』は面相筆と絵の具を取り出すと、ドールハウスの壁を塗っていく。


           『ピタ  ピタァ  ススゥ――ッ』

        『ザザァ  ザッ ザアァァ z ッ』

  色のなかった壁に、刷毛で塗られたように色がついていく。
  真紅と黒に塗り分けられていくが、所々に金で飾るよう縁取りがされていく。

『ことり』:
「……………………」

『みどり』:
「…………あの、ことりさんほどほどに、ほどほどにね」

「(……放っておくと延々やりますよ! シンナーで色を落として最初からとか平気で!)」

890宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/19(土) 23:26:32
>>889
「……本当にすげえな、これ……
この『金』のアクセントがまた、こう――『分かってる』よなあ」

素直に驚きながら、『ことり』の作業風景を見守っていた、が。

「(……そうなのか!? アタシはもう大満足だぜ)」
「あー、ことり。そのくらいで大丈夫……
っつーか、十分過ぎるくらいだぜ。期待した以上に良い感じだ」

『みどり』の耳打ちを受けて、部屋が十分に塗装される
タイミングを見計らい、『ことり』に声をかける。

891『白亜荘』:2015/12/19(土) 23:35:19
>>890(宝塚)
『ことり』は黙々と金で飾りを入れていく。
先端の細い筆を使い、丁寧に丁寧に丁寧に……偏執狂気味だ。瞬きしてない。

『みどり』:
「そうですそうです、もういいです」

『ことり』:
「いえでもまだ天井画……」

『みどり』:
「ことりさん!? いいから、もういいからね。
 あとで自室でやりましょうね。自分の部屋なら誰も文句は」

『ことり』:
「スゴク試したい画法が」

『みどり』:
「いいの! もういいの!」

              『ガシッ  ズルズル』

『ことり』は無理やり自身のスタンドから引き剥がされた。
『サンセット・パーク』が閉じ、ミニチュアも中へと引っ込む。

『鷲ノ巣』:
「画法……って。…………」

『みどり』:
「これを始めさせると止まらないので。
 またご希望の品がございましたら、お申し付けくださいませ。
 わたくしは管理室に居りますし、ご用命とあらば内線でお呼びください」

             『ペコォ――ッ』

これで一通り部屋の支度は終わった形になる。
他の家具も順次追加していけばいいだろう。

892宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/20(日) 00:16:48
>>891
「か、完璧主義っつーのか……すげえ『凝り性』だな」

呆れ半分、感心半分の声を漏らし、
改めて塗装を施された我が部屋を見回す。

「おう、分かったぜ。色々とありがとな」
「…………ふう」

『みどり』と『ことり』を見送り、一息入れる。

「いや、しかし『入寮』以前に一騒動巻き込まれるとはな」
「ツイてるのか、ツイてないのか」

893『白亜荘』:2015/12/20(日) 00:23:24
>>892(宝塚)
部屋の装飾はロココ調とでも言えばいいのか。
過剰なまでに飾り付けられ、家具もそれに沿っている。

二人はそのまま去っていった。

『鷲ノ巣』:
「…………はは。……いや、ごめんなさい。
 騒動って私自身がそうでしたね。……ごめんなさい」

「前もこの寮に誘われたんですけど、人が多いそうなので断って。……
 この町に来たのも、ここの人たちに誘われたから、なんです。……」

「他のスタンド使いも居るそうですから、アキラさんの知り合い増えるといいかなー、って」

894宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/20(日) 14:08:41
>>893
「……誰かにアタシの好みでも聞いたんだろうか」

趣味に合った、内装だ。
思わず何度か頷いてしまった。

「いや、気にすんなよ。久々だったからいい運動になった。
それにあの『龍のスタンド』の影響だしな。廉が謝ることじゃない」

「そうだな……少なくとも退屈はしねーみたいだし、
気の合う奴も見つかると思うぜ」
「ま……その前に仕事だな。昔の貯えがあるにはあるが」

895『白亜荘』:2015/12/22(火) 23:33:56
>>894(宝塚)
『鷲ノ巣』:
「え、ええ。……紹介して、よかった、です。
 あ、でも……他にもスタンド使いがいるので、その。……」

「『気を付けて』、ください、ね?
 この町にも結構……多い、見たい、ですか……ら。……」

『鷲ノ巣』は二人きりになって、気恥ずかしそうだ。
……ふと気づくと、窓から差す陽が弱い。日が暮れてきたようだ。

「あ。……それじゃ、そろそろ。……
 連絡先、変わってないので、また連絡してください、ね」

『鷲ノ巣』は立ち去ろうとしている。
特に呼び止めなければ、このまま去るだろう。

896宝塚『ヴェルサイユ』:2015/12/22(火) 23:44:46
>>895
「――ああ、気ィ付けるぜ」

そう言いながら、口元にはうっすら笑みが浮かぶ。
……『楽しみ』なのだ。

「おお、すっかり夕方だな。冬は日が短いからな……
それじゃあな……いや、送ってくぜ。そこまで遠くは無いんだろ?」

立ち去ろうとする鷲ノ巣に声をかけ、そう申し出る。
もっとも、『一人で帰る』と言い出すかも知れないが。

「廉も疲れただろうしな――変に気ィ使う必要は無いぜ。
ここ紹介してくれた『お礼』だと思ってくれよ」

返事を待たずに、外套を羽織る。外は、寒いだろう。
長旅の荷を解くのは、その後で十分だ。

897『白亜荘』:2015/12/23(水) 00:26:19
>>896(宝塚)
「…………え、え?」

「そ、それなら是非にッ。
 最近は早く陽も落ちて夜道は物騒ですしッ」

君は『鷲ノ巣』を送って帰ることにした。

  家自体はさほど遠くなく、十分も懸らずに送り終えた。
  どうやら家族とではなく、祖父母と暮らしているようだ。

それから君は寮に戻ると――

    『ドーゾ受け取ってねん かわいいことりさんより』

如何にもな箱――の中には、『銀貨』が一枚入っていた。

『宝塚』⇒『無傷』『再起可能』『銀貨(10万円相当)』ゲット!
      『白亜荘へようこそ』

898朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2016/02/01(月) 21:15:02
【白亜荘の涙音の部屋にある荷物が届いた】

「 涙音へ
  もうすぐ節分ね。
  ようやく退院出来たことは嬉しく思うけど
  とにかく前方不注意と体調にだけは気をつけてね。
  あなたの歳の数と、豆まき用の分だけ、お豆を送ります。
  息災で居てくださいね。
                  母と父より           」

…という内容の手紙とともに、幾つもの豆が同封されていた。
「…やっぱりゲン担ぎなんだなぁ、お母さんたちも…」
そう言ってため息を付きながら豆を確認した。

「…とは言いつつ、私も
 ちょっと心配だったんだけどね。
 ちょうどいい…かなぁ」
そう言ってひとまず豆をまこうかなーと、辺りを確認した。

「えーっと…
 縁の下に投げるんだったかな…」
そう言ってガラリと窓を開け、同時にエントランスの方にも目を向ける。

「ちょっと早いけど…
 …鬼はァァァァ外ぉォォォォ!!!」
随分と気合の入った声で、周囲に豆を投げ始めたのであった。


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