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【個】学生寮『白亜荘』 その3
556
:
古田 火温『エフェッティ・ディ・ルーチェ』
:2015/06/30(火) 01:20:41
>>554-555
(この男……ッ!朱鷺宮さんの名前を忘れていた……?
ぶっきらぼうなんじゃなくて単に『記憶力がない』……いや、まさか、気のせいですわ)
「はじめまして。わたくし古田 火温(ふるた かのん)と申します。
実は……思うところあってスタンド使いになったのですが、それを理由に親に勘当されましたの。
無一文で着の身着のまま、飢え死にしかけていたところを朱鷺宮さんに助けていただいて。
それで、ここであればわたくしのような行く当てのない者にも、住むところが得られると聞いてきたのですけれど……
ただ、わたくし、本気で無一文ですの。(『リアルマネー』に含まないお金も)びた一文ありませんの。
正直半信半疑なのですけれど……」
スカートの裾をつまんで挨拶をしたあと、身の上話と、お金の話をした。
557
:
『白亜荘』
:2015/06/30(火) 01:34:43
>>555-556
カノンの内心の驚愕に気づいているのかいないのか、
管理人は投げ捨てられた名簿が『一瞬』で消えたのをよそに
うんうんと頷きながら朱鷺宮の紹介と、カノンの身の上に耳を傾けている。
「なぁるほど?」
もみあげから伸びた髪を指に巻きつけながらしばしの思案顔。
……尚、ひとまとめにした髪はそれなりに長いし、出る所は出ている体型である。
「朱鷺宮くんも、なかなかおもしろい子を拾ってくるねぇ」
「で、年はいくつ? あれば学年もだけど」
558
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/30(火) 01:39:25
>>556-557
「…まぁこんな事情がある人なんですが…
どうなんでしょうね?
私個人としては…
その…彼女をここに住まわせてあげたいところなのですが…」
そこか心配そうに彼女と、管理人を交互に見る
(…どうしよう…
学校については…正直に言うべきなんだろうか…)
一番の心配はそれであった。
学校が違う場合、転入などの手続きも必要なのだろうか。という心配だ。
559
:
古田 火温『エフェッティ・ディ・ルーチェ』
:2015/06/30(火) 01:54:22
>>557-558
(あっ、女性でしたか……?
>>556
の「この男」は「この女(ひと)」に訂正したいと思います)
「えっ……」
寮の運営には当然、先立つものが必要なはず。
お金は大事だ。それが、多少ひとよりも裕福な家庭で育ったわたくしにとって当然のことだった。
そのお金がないという話を、面白いと切って捨てたのか、今。
「え、ええ、16歳、高校一年生ですけれど……実はわたくし、『秋映学園』の生徒ではありませんの。
こちらはあのマンモス校の学生寮、ですわよね?
先生も、友達も、みんなわたくしから離れていってしまったから……かつての母校に今さら、思い入れはありません。
わたくしの意思だけでそれが可能なら、転入してでも、と思っていますけれど……常識ではあり得ないですわよね」
親の許可も、転入前の学校の許可もなく、学生本人の意思だけでホイホイ学校を転校できるものでないことは
世間知らずのお嬢様であるわたくしにだってわかる。
560
:
『白亜荘』
:2015/06/30(火) 02:03:19
>>558-559
「うん、うん……高1ね…… あぁいいよいいよ、心配しないで。
家なき子の編入なんぞちょろいもんですよ」
『 フ ッ 』
言うが早いか、小さめのクリップボードを
やはり何処からか一瞬で取り出し、書類を止めていく管理人。
が、その動きがふと止まる。
「……ン? ちょっと待って?
いまフルタ・カノンって言ったよね?」
クリップボードを半ば放りつけるように差し出しながら問いかける、というより確認するような口調。
ボードには入寮契約書と説明パンフレットがはさまれている。
『 フ ッ 』
反対側の手にまたもいつの間にか、
またも名簿のような物が『現れた』
561
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/30(火) 02:10:11
>>559-560
「ああー、良かったです。
何というか…ひとまず大丈夫なんですね」
そう言って頷くと、
「ヨカッタですね。
これで大丈夫です。」
カノンに対しても嬉しそうに微笑んだ。
と
「?…管理人さん、一体どうしたんです‥・?」
不思議そうな顔で管理人さんの動きを観察する。
562
:
古田 火温『エフェッティ・ディ・ルーチェ』
:2015/06/30(火) 02:14:40
>>560
「な、な……まさか」
現れては消える書類、クリップボード、名簿。
これが『スタンド能力』だということまでは、なんとなく察しがついていたのだが、
単に普通の文書を、『どこでもドア』のようにどこかに仕舞っているとか、そういうことだと見ていた。
(ただの『書類』じゃあ、ない……?)
何かある。何があるかはまったくわからないが、何かあると思った。
しかし、追求するのはやめておこう。なんとなく。
「ええ、古田 火温……それがわたくしの名だと、確かにそう言いましたわ。
それがなにか……?」
>>561
「ありがとうございます!
なにか……底知れないものを感じもしますけれど
とにかくこれで天井と壁の心配はしなくて済みそうですわ」
他人のことを自分のことのように喜んでくれる。
朱鷺宮のことを本当にいい人だと思った。
563
:
『白亜荘』
:2015/06/30(火) 02:28:48
>>561-562
「うん、重ねて言うけどちょっとまってね?
確か『ココ様』のリストにあったはず……」
名簿がバラバラと音を立て、目にも留まらぬスピードでめくれていく。
バシッ!!
やがて、一つのページを指し示した。
カノンが、『財産目録』から供与を受けた事などが事細かに書かれていた。
そして、端っこに書かれている『MISSING』の文字……。
「あったよやっぱり……こんな前の日付で……
よく生きてたねカノン様。お待ちしておりましたよ」
驚嘆と感慨が混ざったような声が、管理人から漏れる。
564
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/30(火) 02:34:07
>>562
「やれやれ…
まぁ、次は働き口ですね。」
そう言ってため息を付いた。
「なにはなくとも…
お金は大事ですし。」
住処の心配がなくなれば、涙音は今度は
生きていくための糧についてを思い始める。
>>563
「…むっ…
そのリストは…もしや」
そう言って、覗きこもうとしている
「カノンさんがおっしゃっていた、『供与者』の『ココ』さんの持ち物…?
というより…まぁ、確かに飢え死にしそうでしたけど…」
感極まったような表情を見ながら、少し驚きの表情で答える。
565
:
古田 火温『エフェッティ・ディ・ルーチェ』
:2015/06/30(火) 02:49:42
>>563
「えっ……なんで……この寮、あの方とどういう……
学生寮と、カフェの供与者。二つの接点がまったく繋がらない。
(PL的には
>>1
に思いっきり書いてあるけど)
「そう……そんなことまで知っているのですわね」
スタンド使いであることを隠し、両親の元で暮らした日々。
それが明るみに出て、放浪の毎日。
スタンドを得てからどれくらい経ったのだろう?
やっとここが、安住の地になるのだろうか。
まだわからない。わからないが……
「うう……うっ……」
急に実感がわいてきた。ちょっと涙が出た。
「ありがとうございます……これから、よろしくお願いいたしますわ」
>>564
「そうですわね。どこか見つけないと……
初頭部なら給食も出るでしょうけど、高等部は学食でしょうし……」
放浪生活で鍛えた残飯漁りスキルが火を噴きますわ!なんてみっともない姿はなるべくなら避けたい。
566
:
『白亜荘』
:2015/06/30(火) 03:02:44
>>564
「おっと、おいたはNGの方向で頼むよトキちゃん」
『 フ ッ !』
名簿はどこかへ行ってしまった。
「あんまり漏洩すると私の首が飛ぶんだぜ! 物理的に」
内容とは裏腹に、顔はいたずらっこのそれである。
>>565
「それじゃ、案内しようか。
……なに、お昼が心配ならうちを使えばいい。
料理から弁当まで何でも出るから」
芝刈り機を置き去りにして、門の奥、大きな館へと歩き出す管理人。
「うちはあそこの管轄で動いてるのさ。だからリストも来るんだけど……
カノン様の場合は、親の勘当の後消息がわからなかったんだよね。
しかしよく生きてたよねホント。サバイバルの才能有るんじゃないかな?」
藍染め液に転落した犬の尻尾のような髪を揺らしながら冗談めかした声が飛ぶ。
567
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/06/30(火) 20:53:16
>>565
「…まぁ、最初のうちは飲食店のアルバイトなんてのがお勧めですよ。
ひょっとしたらまかないをもらえるかもしれませんし。」
と、アルバイトの場所を考えてみる。
「まぁ、学校に通うとなったら、休みの日にやることになるかもしれませんが…」
>>566
「あ…個人情報ですか?
それは、申し訳ございません…」
慌てて頭を引っ込める。
「管理人さん、と言うか白亜荘のことはまだよくわかってませんね…
色々とここのこと、教えてくれるといいです。」
そう行って涙音も館の方へと歩いて行く。
「入居する場所の手続きはとりあえず大丈夫だと思います。
私は…自分の部屋に戻ることにしますね。」
そう行って、どんどんと館の中へと入っていった。
568
:
古田 火温『エフェッティ・ディ・ルーチェ』
:2015/06/30(火) 22:07:45
>>566
「なん……だと……
料理・弁当つき!?ですの!??」
勢い余って口調が変わるほど驚いた。
我が家を思い返す……現金がテーブルの上に置いてあって、
その金で三食済ませなさい、という家庭だった。
「わたくし、もうクソ両親のことは綺麗さっぱり忘れます。
ここの子になりますわ」
管理人さんについて歩き始める。
「サバイバルの才能……ですか?
そんな、きっと運がよかっただけですわ……でもまあ、人間、やろうと思えば出来てしまうというか、
落ちようと思えば落ちてしまうというか……あまり思い出したくありませんわ……」
忘れたい。乙女として。
>>567
「そうですわね、ここで食事が出るといっても、優雅なレストランで食事をしたい時だって
誰かと遊びに行きたいことだってあるかもしれませんもの、お金は必要ですわ。
料理は心得があります。飲食店もいいかもしれませんわね」
子供の頃は習い事として料理を勉強したこともあれば、
本来の主である母親が立つことのないキッチンで、ただ自分のために自炊をしたこともあった。
我が家は裕福であったが、成り上がりもので真の上流階級ではなく、家政婦などは雇っていなかった。
家のことはわたくしが大体やらされたものだ。
思えば、その経験がサバイバル生活で役に立ったのかもしれない。
「ありがとうございました。朱鷺宮さまはわたくしの命の恩人ですわ。誇張なくそう思います。
もしあなたが困難に出会うことがあったら何でも言ってください、必ずお助けしますわ。
そしてこれからは隣人としても、よろしくお願いいたしますね」
569
:
『白亜荘』
:2015/07/01(水) 00:08:13
>>567
「普段無造作に使ってると、つい人がいても
やってしまってね。癖って怖いね」
なくて七、あって四十八。
「仲介と……なにより、見つけてくれてありがとねトキちゃん」
自室に戻ろうとする朱鷺宮を、そんな言葉で送る。
>>568
「いいのよ」
あっさりと了承するクンリニン=サンであった。
「築一桁年だからね。
きっと君も気に入るだろう」
扉を開ける管理につづいて、君は『白亜荘』中央棟へ入っていく。
カノンのこれからの根城となる個室には、
整った調度品と、清潔なシーツのしかれた温かい布団。
そして、入居を歓迎するホットティーと、サンドウィッチが置かれていたとか。
古田 火温『エフェッティ・ディ・ルーチェ』 ⇒ 『新住居獲得』『白亜荘へウェルカンム』
570
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/01(水) 00:15:51
>>568
「ほほう、料理ができるんですかー。
なら大歓迎かもしれませんね。
腕の見せどころです!」
軽く応援をしながら答える。
「ふ、ありがとうございます。
恩人なんて言われるとちょっと照れちゃいますが…
古田さんも、また困ったことがあったら私に頼ってください。
これからは隣同士、助けあいましょう。」
そう言って軽く微笑んだ。
>>569
「まぁ、気をつけたほうがいいですね…
こっそり見られでもしたら色々と…大変です。」
ちょっと申し訳無さそうな顔をしながらも答える。
「いえ、私は人助けのつもりでやったので…
こちらこそ、古田さんを住まわせて頂いて、ありがとうございます。」
そして、中央棟へ入る中で、涙音は自分の部屋の方に顔を向ける。
「じゃあ、古田さん…これから私は、自分の部屋に戻ります。
なにか困ったことがあったら、また呼んでください。
ノックするだけでいいです。」
「ではまた!」
そう言って手を振り、自分の部屋へ戻っていった。
…ちなみに入った直後に転んで鳩尾に何かがぶち当たって悲鳴を上げてしまったらしい。
571
:
古田 火温『エフェッティ・ディ・ルーチェ』
:2015/07/01(水) 00:41:53
>>570
「はい!ああ、ここでお別れですのね……また、ですわ!」
名残を惜しみ、一緒に中央棟に入り、そして分岐点で別れ、それぞれの部屋に入った。
>>569
「名前に似合わず新しいんですのね……」
意外ッ!築一年!
なになに荘とつくアパートは古いものという先入観を打ち砕かれた。
部屋に入り、また驚く。
「このシーツ、サンドイッチ……そして淹れたての温かいミルクティー……
まるで、わたくしが来ることが予めわかっていたかのような……?」
ともあれ座り、ミルクティーを飲む。
その暖かさが骨身に沁みた。
それは久しく触れていなかった、人の世の暖かさであるようにも思えた。
「外の気温は暑いくらいだというのに。
私の心は、家を追い出されたあの寒空のまま、凍えていましたのね……」
しばらく黄昏ていたが、
「ああ……。
まずはお風呂とお洗濯ですわね……」
やるべきことを思い出し、部屋を出て行く。
この日はそうして過ぎていった。
572
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/11(土) 23:36:13
白亜荘の朝―――――
「…はぁ…今日は休みの日だった…」
庭の方に顔を出して軽く顔をこする。
「…たまにはこんな日もいいか…」
そう言ってゆっくりと、人工芝の有る地面に移動して、ゆっくりと土下座の姿勢を取る…
そして…
「フンッ!!」
勢い良く地面を蹴り飛ばし、
そのまま逆立ちの姿勢を取り始めた。
彼女の日課なのだが、普段は部屋の中で行うため、
あまり他の人には見られていないはずである。
573
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/13(月) 20:13:05
「…ああ、疲れた…」
涙音はとりあえずまた寝ようと思い、部屋へ戻っていった
574
:
高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』
:2015/07/19(日) 00:08:03
照り付ける陽光、焼ける土の匂い。踏まれた芝の、むせる様な青臭さ。
言い訳の仕様がないほど、夏だ。
つまり、野球の季節だ。
甲子園。オールスター。交流戦。ビールと枝豆。扇風機。そういう季節なのだ。
(……キャッチボール、してぇな)
ぽつーん
高天原は現在、白亜荘の芝生い茂る庭にいる。
ボールが一つ。グローブは二つ。誰ともなく、人影を探してうろうろしている。
575
:
赤夜 玖赦『ウインドミル』
:2015/07/19(日) 12:28:39
>>574
―ガラガラガラガラ
そんな折、その白亜壮の中庭へと小さな車輪が転がる音が君の元に聞こえてきた。
「全く……インターホンを鳴らしても家主が出てこないのは
寮としてのシステムがなってないんじゃないかな?
僕の経営下なら、即、ロバの刑だね、ロバの」
「ぅーん 芝の香り 太陽で程よく照らし焦げる土の薫り。
こう言う日は、体を程よく動かしてカラメルシロップを小さじ4杯
ヤギの乳を適量で混ぜ合わせたアイスコーヒーでも飲みたいねぇ……と、おや?」
中庭にその人影が姿を現す。
麦わら帽子を被り、白を基調としたブラウス。
コルセット状になっているハイウエストの紫暗色のスカートで
足は夏らしく適度な装飾が施されたサンダルを履いている。
顔立ちは、お淑やかそうで淡褐色の目をしている。麦わら帽子から
零れる背中まで垂れた長髪は、夕焼けのように赤い。
「 ―やぁ 」
そう、三日月のように微笑み片手を掲げ高天原へ歩み寄る。
576
:
高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』
:2015/07/20(月) 11:09:43
>>575
「おおっ?」
車輪の音と人の声。
その音源を辿り、人影を見つける。
赤夜の前に現れたのは、私服姿の男だ。
青みがかった癖毛、やや小柄でなで肩。手にはボール、脇にはグローブを抱えている。
見知らぬ顔を見、少し警戒したような顔色を見せた。
「あぁー… えーと、どちらさん?
入寮希望者なら…今ちょっと寮母さん、いなくてさ」
「つっても、苦学生にゃ見えねーケド」
手の中でボールを弄びつつ素性を訪ねる。
優雅で、だが垢抜けない印象。
いきなり不躾に、不審者の疑いをかけなきゃいけないような相手じゃあなさそうだ。
577
:
赤夜 玖赦『ウインドミル』
:2015/07/20(月) 17:09:06
>>576
ジィー―……
君の前に一メートルあるかないかの距離で立ち止まる僕。
無遠慮だけど、その青みがかった愛嬌のある癖毛、ヘッドフォンが似合う髪型。
健康そうで少し華奢に見えつつも筋肉のある腕から足まで視線上から下に交互に向ける。
「――フフッ」
クスクスクスクスクスクス
何がそんなに楽しいのか、君は知る由もないけれど。
僕は口元を片手で行儀よく隠しつつ小さく笑いを零すよ。 けど、君の事を馬鹿にしてる訳じゃないんだ
満足するまで笑い終えたら、口に添えた手を外して破顔しながら
その君の持ってるグローブを指して、告げる。
「―キャッチボール、してたのかい?」
そして、グローブから自分に指の方向を変える。
「良ければ、僕とキャッチボールしようよ。
なに、君にとって僕は得体の知れない初対面の主かも知れない。
けど、僕にとっての君はそうでないかも知れないからね。
その一つの矛盾を綺麗に解消するには、キャッチボールと言う
種目は最適だと僕は思うね……で、するかい?」
悪戯めいた微笑と共に小首を傾げて、君を自然と上目遣いに見上げるポーズで尋ねる。
蛇足だけど、僕の身長は160㎝だ。君より五㎝低いね
578
:
高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』
:2015/07/21(火) 19:04:04
>>577
> ジィー―……
「な、なんスか……?」
戸惑いは隠さない。
こちらの質問に返答はなく、こっちを知っているようなことを仄めかしている。
やはり不審者だ。警戒を強める。
……だが、害意は感じない。
そも、この寮で暮らしていては、怪しくない輩の方が珍しい。
(……それにかわいい。しぐさの一つ一つが可憐だ。
かわいいってのは重要なことだぜ、男子大学生的に考えて!)
グローブをトスする。
警戒はするが、追い払うほどでもないだろう。適当に相手をして、様子を見ることに決めた。
「まーいーッス。キャッチボール、したかったんだけど相手いなくてさ。
女の子が相手なら大歓迎だぜ。ついでに色々、聞かせて貰っちゃおうかな」
579
:
赤夜 玖赦『ウインドミル』
:2015/07/21(火) 19:36:12
>>578
>「まーいーッス。キャッチボール、したかったんだけど相手いなくてさ。
>女の子が相手なら大歓迎だぜ。ついでに色々、聞かせて貰っちゃおうかな」
クスクスクス
片手で口元を隠しつつ、目を細めて君の言葉に笑う。
そうだね、君からすれば僕は圧倒的な不審者だ。
でも、僕にとって君は……。
いや、止めておこう。秘密とは女性を煌びやかす魔性の一つ
神秘のヴェールを行き成り全て剥ぎ取るのは野蛮と言うものだよね? 咲哉
「初対面かも知れない淑女相手に、色々聞かせて貰う、なんて。
その言い回しは余り紳士であるならば良くない。
野性的な君、と言うのも僕は結構好みかも知れないけどね」
グローブを受け取りつつ。微笑みながらそう答える。
懐からマニキュアを取り出し、爪に塗装、そして片手に嵌める。
ボールを受け取るのに爪割れを万が一したら大変だからね。
こう言う繊細な気遣いが狙った男性を落とす基本にもなるんだよ。
「でも僕はそう言う君の少々強引な部分 好きだよ」
朗らかに笑い背中を向けてキャッチボールをするに適した場所の間隔まで歩く。
あぁ、持ってるものは歩きがてら服の内側に戻すよ。
12歩ぐらい進めてから、ゆっくり背を回してグローブを掲げる。
キャッチボール開始だ。投げる側は君 受け取るのは僕
「――さて、僕の何を一番最初に聞きたいかな?」
580
:
高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』
:2015/07/21(火) 19:57:22
>>579
>「初対面かも知れない淑女相手に、色々聞かせて貰う、なんて。
>その言い回しは余り紳士であるならば良くない。
> 野性的な君、と言うのも僕は結構好みかも知れないけどね」
「ハハ… さすがにいきなり体重とか年齢聞いたりはしねーッスよ。
けど、ちょっと前にブームになったっしょ? なんか肉食系とか言って」
本当に、『こちらを知っている口ぶり』だ…。
だが、此方の記憶にはない。
> 「でも僕はそう言う君の少々強引な部分 好きだよ」
(……えっ、何、ドッキリ?
謎の女性がいきなり行為を示して、鼻を伸ばしてたら
草蔭から看板とカメラ持って、みんなで出てくるやつ?)
警戒心を強め、周囲をキョロキョロと見渡すが…
「えー、じゃあ最初は……『俺たち、どっかで会ったことある?』」
尋ねつつ、ボールを投げる。
名前やここを訪れた目的よりも、『なぜ彼女は自分を知っているのか』『自分にとって、彼女は何者なのか』それを見極めたい。
581
:
赤夜 玖赦『ウインドミル』
:2015/07/21(火) 20:20:56
>>580
―シュッ
>『俺たち、どっかで会ったことある?』
パシッ。
ボールを受け取りながら笑みを濃くする。あぁ、やはり君は『良い』
「良い質問だ。その質問はとても良いものだ
僕と君の縁、それはどの深海と山頂よりもはっきりと知れる。
答えは『yes』だ。
君は僕を忘れたかも知れない、君と約束し合った事も何もかも
幼少の頃の淡い思い出として、記憶の底に沈めてしまったかも知れない。
でも、僕はそんな事は気にしない。今こうして、出会えてる事の
喜びより何よりも勝る事はない、そう思えてるからね」
クスクスとグローブで口元を覆いつつ、返答を終えると投球の
フォームへ移る。蛇足だけど僕の投げ方はソフトボール式の投げ方だよ。女の子だしね
「では、次にこちらからの質問だね」
「今、君はどうして『この町で暮らしている?』」
シュッ
そう言いながらボールを投げるよ。
582
:
高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』
:2015/07/21(火) 20:53:35
>>581
「……マジ?」
記憶にはない。記憶にはないが…
もし彼女の言うとおり、何か約束をして、それを忘れているのだとしたら…
「それは、……申し訳ないッス」
不義理を詫びる。
だが、彼女はそれでも再会を喜ぶと言った。
それが額面通りの意味なら、その約束も、関係も、
悪いものではなかったのではないか…? と、予測する。
パシッ
「この町に来た理由? いやぁー……まあ、プチ家出? みたいな?
大学生にもなるし、ちょっと親元離れて、独り暮らし始めてみたくなったっつーか…」
「そんな感じ?」
別段、黄金町でなければならなかった理由はない。
ただ、来てよかったとは思っている。
「じゃ、次はこっちの質問ッスね。ベタだけど」
「『それ、いつの話?』」
「その… マジで申し訳ねーんだけど…
ちょっとその、約束? とか、アンタのことも、思い出せそうにねーんだ。
アンタはそれでもいいのかもしんねーけど、やっぱりさ…
その辺のけじめとか、ちゃんと、しときたいじゃん。俺にも、思い出させてくれよ」
583
:
赤夜 玖赦『ウインドミル』
:2015/07/21(火) 21:13:38
>>582
>それは、……申し訳ないッス
「あぁ、謝らなくても良いよ。真実言えば最初に出会った時点で
気づいて欲しいと言うのが本心だけど。でも、僕はそこまで演出や漫画のように
再会を果たした運命の男女が〜、と言う演出には期待してないさ。
まぁ、そりゃあ、多少、ちょっぴり、心の中で少しも期待してなかったと
言えば嘘になってしまうかな……とは思う、けど」
口元を手で隠しつつクスクス笑いながら、最後の部分は少し目を左斜めに向けて返答する。
うん、本当なら目と目が逢った瞬間に『玖赦……かい?』とか、そう言う劇的な
台詞を言って貰えれば凄く嬉しいのが女心と言うものだけど。それは期待し過ぎだって分かってるとも。
>独り暮らし始めてみたくなったっつーか…
「思春期特有、それでいて男子なら備えている自分の確立と言う為、か。
まぁ確かに君の境遇を思えば家を出て気ままな一人暮らしをしたくなるのも
分らない話でもない。君の所も中々窮屈そうだとは僕もあの頃は少し感じてたしね」
そう、穏やかに。咲哉 君を見つめつつ思うよ。
でも、君が君としての自己を損なう事なく、君らしさを依然と忘れぬまま
今、この僕と対話してくれている事を嬉しく思うよ。
>それ、いつの話?
>ちょっとその、約束? とか、アンタのことも、思い出せそうにねーんだ。
>アンタはそれでもいいのかもしんねーけど、やっぱりさ…
>その辺のけじめとか、ちゃんと、しときたいじゃん。俺にも、思い出させてくれよ
……
「……そうだねぇ。『あの頃』はね」
「僕も子供だった。君と出会った時は『小学校』だったけども
それでも君は最初、僕の事は生意気で、お転婆で、学級でカースト制を
無意識に築いている悪女、と言うのが見解だったんじゃないかな?」
ホゥ……と、吐息を短くしつつボールを軽く弄びつつ続ける。
「瞳が茶色、そして僕の髪より茶褐色が混じっていた『あの娘』が僕は
羨ましかったよ。君にその気は無かっただろうし、あの頃の僕たちに
恋愛だとか、そう言う概念での距離なんて殆ど無意味だったろうけど。
でも、僕は嫉妬してたなぁ。けど、それは全て過去の産物だと受け流せる」
グッ……とボールを胸元に構える。この『投球』が君の心に届く事を祈り。
「―さて 『咲哉』 次が最初で最後の質問」
シュッ
「―僕を思い出してくれる?」
ボールを 投げる。
584
:
高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』
:2015/07/22(水) 21:38:19
>>583
「………、」
記憶を辿る。辿る。辿る。
情報を元に、面影を。名前を。
小学校の時分、同じクラスで…
どこの学校でもある男女カーストを強いてきた。
心当たりは幾つもあれど、そのいずれの像も重ならない。
ボヤけて、「虚ろ」なままだ。けれども「無」ではない。
高天原はーーー、
「……覚えてる」
「って、嘘ついてアンタに合わせてやれれば、
きっとアンタを喜ばせられるんだろうけどな…」
受け取ったボールを返さず、グローブの中のそれをじっと見ている。
「それよりも、アンタに嘘つきたくねー。
なんでか知らねーけど、俺のこと色々考えてくれてるみてーだし。
だから、答えは『分からない』。思い出せない。幾らでも罵倒してくれていーぜ」
あるいは。
互いの共通の知り合いもこの場にいれば、また話は変わるのかも知れないが…
高天原単独では、ここが限界だ。
585
:
赤夜 玖赦『ウインドミル』
:2015/07/22(水) 22:14:48
>>584
>それよりも、アンタに嘘つきたくねー。
>なんでか知らねーけど、俺のこと色々考えてくれてるみてーだし。
>だから、答えは『分からない』。思い出せない。幾らでも罵倒してくれていーぜ」
――ザ ァ ァ゛……
風が吹く、君にとっては向かい風だ。逆風だね けど、その風もね 咲哉
君と僕を結びつく為に吹き付けると言うなら 其れすらも愛おしい。
嗚呼 だからこそ僕は君に冷たくならざるを得ない。君の為なら魂まで
砕ける事すら無辜の喜びなれど、君はきっと喜んでくれないだろうから。
「『見ろ』 咲哉」
「-僕じゃ無い…… そのボールを良く『見ろ』」
僕は君に命じる。さっきまでの微笑を拭い去り、怒るように鋭い語調と
顔つきで君に。 突きつける指が君の心を痛めると思うだけで 僕の心も息苦しくなる
君はボールを良く見るだろう。 そして、気づく筈だ。
・・・ヒョコッ
『 …… 思イ出シテ』
――┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ボールの内側には……『紙人形』が居た! 内側に貼りつくようにぴったりと
紙人形がだ。其れは咲哉 君のほうへ風に乗って首元に貼りつくように移動しつつ
耳元で囁くだろう! 其れは今、僕と一心同体なのだから。
>>579
メ欄 『ウインドミル』能力発動。
背を向けた後に、『マニキュア』で『短冊』に『願い事』を書く。
『紙人形』は懐に
>>583
グッ……とボールを胸元に構える。この時点でグローブのボールに『紙人形』を貼りつかせる。
(※拍手送信をする事も考えましたが。危害を加える意図は皆無ですし
そこまで仕込み、そちら側に煩わしい思いをかけるのも何だと思い省略しました)
「僕は君と出会った」 『僕は咲哉と出会った』
「最初こそ僕は君を嫌っていた」 『僕は君のその在り方が妬ましかった』
「だけど、あの時、君は僕を救った」 『嬉しかった 生まれ変われたと思えた』
『ウインドミル』と共に声を紡ぎながら、僕は歩く。君との距離を狭めて答えへと。
「……ねぇ、本当に分からないかなぁ 咲哉?」
僕は呆れた顔をしてるかな? 微笑んでるかも知れない、泣き笑いの表情かも。
けど今こうして、久しく君と話せて、君の有りの侭の気持ちを曝け出してくれる事に対して
僕は感無量の気持ちを抱いてる事は間違いない。 今夜は眠れないかも
そして、僕は答えを出す。
「僕の名前は 赤夜 玖赦(しゃくや くしゃ)」
「…… ―君の『許嫁』だろう? 」
586
:
高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』
:2015/07/23(木) 20:12:01
>>585
『 … … 思 』 『 イ 』 『出――……
気づいた段階で、その『声』は止まる。
強く握りつぶしたグローブの中に、『ボール』ごと押しとどめられる。
高天原が彼女を思い出したかどうか――
その顔には血の気がない。
表情もない。
グローブを握りつぶしたまま、少しの間、固まっている。
「……アンタが『誰』だろうと」
「……ここは、『俺の実家』じゃない。『許嫁』とか、そういうルールもない」
背後には、鶯色の肌をした人型の『スタンド』――『ウィーピング・ウィロウ』が控えている。
高天原は顔を上げず、赤夜の顔を一度も見ることもなく、
・ ・ ・ ・
「それが嫌で、俺は家を出たんだ。悪いな、玖赦」
その名を呼んだ。
「寮に入ンなら、管理人室で手続きしろよ」
ぶっきらぼうに言い捨てて。
赤夜に貸したグローブを回収することなく、背を向け、立ち去る。
587
:
赤夜 玖赦『ウインドミル』
:2015/07/23(木) 21:10:43
>>586
「 ・ ・ ・ ……」
背を向け立ち去る君に掛ける言葉が見つからない。
また、君を傷つけてしまった。
折角、君に出会えたと言うのに 喜びをただ純粋に分かち合えるかと思っていたのに
勝手な 自分勝手な『願い』で 君を傷つけてしまった。
それだけがとても悲しくて とても心苦しい。
「……ねぇ、咲哉」
去ってしまった君の居た場所に呟く。
「僕は、君の思い出の中に 消し去りたい程の肖像だろうか?
或るいは、君の辿ってきた軌跡は、僕との淡い煌めきも褪せてしまう程に
辛く物悲しい時が経てしまったかな。ねぇ……咲哉」
「 」
掛けたい言葉は、今や手遅れで。
それは、短冊に願う事すら出来ぬ、望郷。
暫し、その過ぎた場所を見つめてから。ゆっくりと俯き
引き連れていたキャリーバッグを引き摺り寮の正門を出て行った。
588
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/23(木) 22:45:56
与えられた試練は、殺人。
少女は仲間を探していた。
殺人に加担させることになるが、少女自身の手で殺す必要がある。
そういった条件から考えたのは
【仲間募集!
呪殺屋からの護衛、もしくは探知要員
1名募集
報酬 100万円くらい(多分)】
防御型、もしくは感知型の募集だった。
そして『この場所』
いるのは大体『スタンド使い』だし、元々『依頼主』の傘下の地であるため都合がいい。
「……フスー…………フスー……」
あとは果報は寝て待て。という話である。
少女は張り紙をアイマスク代わりに顔に乗せて、ソファーで眠っていた。キョンシーみたいな見た目だ。
589
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/24(金) 23:41:07
>>588
「ハヮッ!」
少女は落下した夢を見た時のようにビクリと動くと、
のそのそと起きてスマホを確認。
それから紙に書き足して、また寝た。
【100万円くらい→200万円くらい。
応募者自身じゃなくても、紹介してくれたら3万円紹介料払う】
590
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/25(土) 20:21:32
>>589
「ヨッ」
『ジャー』
コップに水を入れて、灰羽のところへ持ってくる。
「ホッ」
『チョロッ』
そして口元の辺りに、紙の上から少し水を垂らす。
濡れた紙は口に張り付き、呼吸がし辛くなるって寸法よ。鼻呼吸には無効。
591
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/25(土) 20:23:11
>>589
「あれ…何でしょうかこの看板…」
何気なく入って来た涙音は、その看板を目撃する。
「…一体何なんでしょうね…
んんん…?」
なんとなく写メを取ってみる。そして改めて確認…
「…随分と物々しいものですが…」
592
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/26(日) 00:25:45
>>590
「………………フスゥ……」
どうやら鼻呼吸のようだ。
しかしそれでも多少息がしづらくなったか、口元が濡れて気持ち悪いのか、
横になったまま両手を空中にさまよわせ始めた。ねぼけてるのだろうか。
>>591
看板というか、単なる紙だ。
これが看板だとしたら立て札は寝ている人間ということになる。
写メっていると、少年がやってきて、紙を濡らし始めた。拷問だろうか?
寝ている人(服装と髪の毛の長さからして少女だ)は手を虚空にさまよわせ始めた。
593
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/26(日) 00:52:24
>>592
「にゃにぃっ」『バンバン』
目論見が外れて悔しがるアレクセイ。
しかし虚空に腕をさまよわせ始めた少女を見て、また新たなイタズラを考える。
「きらーん」
>>591
「れっつごー」
朱鷺宮の背後に回り込み、少女の方へとめがけて突き飛ばそうとする。
ひょっとしたら朱鷺宮の実際豊満なバストに少女の手が触れるのではないかという甘い期待である。
朱鷺宮がかわしたらアレクセイが突っ込むハメになるかもしれない。
594
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/26(日) 00:59:50
>>592
「うーん…あ、この人は確か…
ミスコンでスタンドと一緒に参加していた…」
おぼろげながらミスコンの時を思い出して様子を見てみる。
「まさかこの子がこんな物騒な張り紙を自分にくっつけて…?
いや、もしかしたら単なるイタズラかも…」
不思議そうな表情で彼女の様子をじっと見守る…
そんな中…!
>>593
(…そういえばなんであの人は紙を濡らして…?)
妙な気分になりながら、アレクセイの行動をしばらく見ていたが…
(……しかし200万円か…すごいな…4ミスコンくらいの…)
妙な数値を出しながら、その紙に書かれた依頼内容を見るのに夢中になり始め…
たところで
ドンッ!!
「ウェッ!?」
急に背中を押されて、ふらふらっと灰羽の方へと進んでいく!
涙音のバストと灰羽の手の位置がひょっとしたらちょうどいいかもしれないが…
「あ、危なっ…!」
タッチするかどうかはまだわからない!確実に灰羽の腕へと迫る!
595
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/26(日) 01:12:10
>>593-594
「…………………」
ズギャアアアン!
少女は……『スタンド』を発現した。
アクセレイも朱鷺宮も見たことがある、大柄な女性型スタンドだ!
『ぐあぁ……』
そしてスタンド――『アクエリアス』は朱鷺宮を横目で見て、あくびをした後、髪の毛をぽりぽりと掻いた。
なんの障害もなく朱鷺宮は灰羽に突っ込んでいった!
モミィ
や、やった!
596
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/26(日) 20:15:37
>>595
> ズギャアアアン!
「!!」
「あっ、あれは…!あとちゃんのスタンド!本体が寝ているにも関わらず発現されたッ?!」
「『アクエリアス』は自立型のスタンドッ!まさか、本体の危機を感じて自ら現れたというのかァ〜ッ!」
>『ぐあぁ……』
> モミィ
「違ったァ───ッ!全っ然関係ねェ───!!本体のことなんか
うるせぇだけで中身空っぽの街頭演説よりも興味ねぇって面ァしてやがるぜェ〜〜〜〜〜!!」
『パシャパシャパシャパシャ』
叫びながらスマホのカメラを連射して百合百合シーンを保存しておく。
「まぁそれはそれとしてあとちゃん起こそうか。詳しく聞きたいし」
賢者タイム。
紙の濡れた部分に指を突っ込んで穴を開け、灰羽の口に直接コップの水を注ぎ込む。
597
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/26(日) 20:21:50
>>595-596
モミィ
「ふぁっ…」
がっしり!と掴まれたかはわからないけど
ちゃっかりと灰羽は涙音の胸を鷲掴みにしたと思われる。
「…あっ…
スタンド…そういえばこのスタンドの人もミスコンを…」
特に問題なし、とでも言いたげにあくびをしている『アクエリアス』に視線を向けてから…
顔を赤くし始める。
「で…その…」
横でなにか色々としゃべっているアレクセイの言い方から、スタンド使いであることを即座に看破した涙音は、
わなわなと顔を赤くしながら震わせ…
「なに撮影してんだこらぁ!!」
ドォン!!
涙目になりながらスタンドを発現!
軍人みたいなスタンドがアレクセイの前にファイティングポーズで立ちふさがった!
598
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/27(月) 00:20:32
>>596-597
撮影するアクセレイに、モミモミされる朱鷺宮。
怒ってスタンドを発現する朱鷺宮。
横になっている人間の口に水を注ぎ込むアクセレイ。
「ゴボォッ ガボボ……!」
突然口に水を入れられた灰羽はちょっとしたパニックになり、じたばたと暴れる。
灰羽の手は、朱鷺宮の胸に触れるほどの距離にある。
偶然、いや、これは朱鷺宮が背負った運命から来る必然だろうか……
そこはつまり、朱鷺宮の腹部にも手が届く位置だった。
ドゴォ!
や、やった!(言い切り)
599
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/27(月) 00:34:44
>>597-598
「ぴゃっ?!」
目の前に屈強そうな軍人のスタンドが出てきたらビビるだろ?
誰だってビビる、俺もビビる。思わず床に正座だよね。
「てへっ。アリョーシャくんったらちょっぴりお茶目が過ぎちゃった☆メンゴ・メンゴ」
両手を合わせて、可愛らしくウインク。
なんという愛くるしさか、後光に天使が見えるようだ。
これにはこの巨乳あほ毛ちゃんも許してくれるに違いない…と確信していたら。
> ドゴォ!
「あっ」
600
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/27(月) 00:45:11
>>598-599
「ん…ううう…と、ところでいつまで触って…
と、いうか…」
顔を赤くしてモミモミされている。
こんなかんじなのでスタンド以外の迫力は皆無!
「さ、さっきスマホで撮ったものはどっかに流したりとか
保存したりなんてしないでしょうね!や、やめてくださいよ本当に!」
そう言って怒った表情をする。顔がいろいろな感覚のせいで綻んでいるが。
そんな中…
>「ゴボォッ ガボボ……!」
アレクセイはこんなことをしていたので灰羽が暴れだした
「あ、ちょっと…さすがにそれ以上は危ないで…」
慌てて止めようと手を伸ばした刹那!!
ドゴォ!
「シグふぅっ!!」
灰羽の強烈なストレートが鳩尾に突き刺さった!
「ごふっ…に、200万レベルのパンチ…
か…これ…が…」
ガクッと座り込み、
その場にうずくまって苦しそうにしている。
「…えっと…うー…
そろそろ…おきる…かな…」
601
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/27(月) 00:54:35
>>599-600
「がはぁっ……はぁっはあっ……うぐ、ぐぐう」
その後ソファから転げ落ち、四つんばいになってゲホゲホ言っていたが、
しばらくしてから顔を上げる。むせたせいか涙目だ。
『アクエリアス』もフィードバックで苦しかったのか、アクセレイを恨めしげに見ている。
「ごほォっ……これは、まさか『呪殺屋』の攻撃……!?
ハッ……あなたたたちはッ……!
まさかどちらかが……いや、実は二人組みで私を先んじて始末しに来たということかッ!?」
なにか被害妄想を炸裂させている。
いや、実際被害にあっているのだから一概に妄想とも言えないか。
朱鷺宮に対してはむしろ被害に遭わせているが。
602
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/27(月) 01:05:08
>>600-601
「・・・・・」
うずくまり悶えている少女が一人、転げ落ちて四つん這いでむせている少女が一人。
なんなんこの悲痛な光景…(片方は自分のせいだけど)。
「えっとォー…とりあえずこのアホ毛の子とは初めましてだからその心配はいらないよォ」
というかこの寮で争いを起こそうなどというのは自殺行為であるのは
何となく感じているのでそんな真似はノーセンキュー。
「その張っ付けてた紙だけどさ、あとちゃん誰かから仕事頼まれたのかなァ?」
603
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/27(月) 01:08:47
>>601
「いやっ…その…
こっちからすれば私が…呪殺されんのかと…」
うずくまったまま片手を前に出して静止のポーズを取る。
「…あの、私です…その…
ほら…ミスコンに出てた…あの…」
そう言って顔を上げた。赤いメッシュの前髪と
2本生えている頭頂部のアホ毛。印象深いかもしれないしそうじゃないかもしれない。
「えー…この人は初対面です。
確実に…」
そう言って視線をアレクセイへと向けた。
「で…その顔についた紙は…一体何なんでしょう…?」
苦しげな表情のままで答える。
どうにか本筋に戻れる…かもしれない。
604
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/27(月) 01:23:11
>>602-603
「そう言われればここは本拠地……と言わないまでも支部のようなもの。
ここで仕掛けてくるほど敵も馬鹿ではない、ということですか……。
紙……あっ、せっかく書いたのに破れてェる。なんで? っていうか濡れてる」
『アクエリアス』がそっと朱鷺宮に寄り添い。さすさすと背中をさすった。
苦しそうだったからだろう。背中をさすられた所で腹の痛みは和らがないが。
「……ああ、ええっと、ココさんって知ってますう?
『財産目録』って言ったほうがいいかな?
その人からの仕事なんですけど……
あー、えーと、そっちの人(朱鷺宮)はお腹に刺青ありましたっけ、じゃあ知らないかな……」
朱鷺宮がミスコンで水着を着ていたのを思い出したようだ。
アクセレイも、後から白亜荘に来たのを立ち会っているので、
『カフェ』経由では無いと予想がつく。
「まあ、とにかく、お金は私が出すんじゃあないんですけどォ
呪殺屋っていうわるものを倒すことになりまして、仲間が欲しいなぁぁー〜って。
私が倒さなきゃ駄目って言われてるんで、防御型か探知型がいいかなって思ったんですけど……
もしかして心当たりとかありますぅぅ〜?
呪いっていうくらいだから、単純な防御が有効かわからないし、探知型のほうがいいかなぁ」
605
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/27(月) 21:11:47
>>603-604
>「そう言われればここは本拠地……と言わないまでも支部のようなもの。
> ここで仕掛けてくるほど敵も馬鹿ではない、ということですか……。
>
> 紙……あっ、せっかく書いたのに破れてェる。なんで? っていうか濡れてる」
「ナンデダロウナー。フシギダナー(棒」
口笛を吹きながら目線をそらす。
「ココさん?んー、ここの建物とか学園の留学生とかに関わってる人かなァ。
まぁとりあえず、スタンド絡みのお偉いさんって認識でいいのかにゃ?」
ふむふむ、と頷いて。そしてあとちゃんにずいっと顔を近づけて。
「そんで敵の情報はどれくらいあるの?シチュはこっちから暗殺?それとも防衛?」
「探知型はどれくらいの能力が欲しいの?射程内の生物が分かるくらい?
それともスタンド使いを見破れるとか?更にもっと詳しい情報が欲しい?」
「また求める仲間の戦闘能力はどれくらい?探知にスペック全振りで
戦えなくてもいい?ある程度は強い方がいい?」
606
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/27(月) 21:25:03
>>604-605
「あ…えっと…
背中は大丈夫なので…」
優しく撫でてくれるアクエリアスに感謝を示しつつも、取り敢えず
苦しそうな顔で応じる。
「ココさん…?
えっと…一応名前は聞いたことがあります…
確か、カノンさんがその名前を…
供与者さんでしたっけ…?」
どうやら話だけは知っているらしい。
「私は、刺青を彫ってもらって得た能力ですが…
一応、ここにいる人とちょっとした縁がありましてね…」
そこまで言ってから、ようやく立ち上がる。
「…アレクセイさんの能力も、灰羽さんの能力もよくわかりませんけど…
なるほど、何者かと戦うつもり…ということですか…」
まだ苦しそうな顔で帰している。
「…うーむ、私が詳しい能力を知ってる人はそこまで居ないんですよね…
私はパワー型で…一応防御も出来なくはない能力持ちなんですが…」
そう言ってスマホをいじくり、自分の登録している友達リストを確認する。
「しかし…アナタみたいな子がそんな危険な依頼を受けるなんて…」
涙音は心配そうに灰羽の顔を見下ろす。
身長は涙音のほうが高い上にスタイルも…なので、
同年齢なのにまるで年上のような姿になってしまっている。
607
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/27(月) 22:22:14
>>605-606
「いえ、そのォ……詳しい情報はこれからッ……ってことらしいんですよね。
今のトコは、『呪殺屋』って名前とわるものってことくらいしか聞いてなくて。
調べてる間に仲間でも探しておいて〜ってことらしくて」
アクセレイが顔を近づけると、灰羽はその分だけ後退した。
そして大した情報を持っていないせいか、身を縮こまらせて自信の無い様子だ。
朱鷺宮からはさらに小さく見えるだろうか。
「まあ、多分、こっちが攻める側……なのかなぁ。多分。
相手のこと全然わかんないから、どういう能力がいいかとかはわかんないンですけど……
私のサポートってことなので防御とか探知のほうがいいかなと思っただけで……
やっぱ無理ありますかねぇ〜、この条件」
608
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/27(月) 22:43:16
>>606-607
「別に無理って事ァないよォ。『スタンド』はそれこそ無限に近い能力の可能性があるんだしィ」
「だから条件に合致するスタンドもいずれは見つかるんじゃない?」
「時間がいくらでもあるんならだけどネ!」
『HAHAHA!』
肩をすくめて、アメリカナイズドされた笑い声。
「まぁぶっちゃけ、あとちゃんにどんな人間が欲しいのか明確なヴィジョンが
ないと探し辛いよねェ。ボクちゃんは元々友達少ないから意味ないけど」
「これ防御向きじゃね?って思って連れてきても違ァうってなったらアレだし」
「んじゃあ試しにそこのアホ毛ちゃんに能力見せてもらったらどうカナ?」
「防御向きで戦闘能力もそこそこありそうだしねェ」
そう言って巨乳あほ毛ちゃんを指差すぜ。
609
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/27(月) 22:54:03
>>607-608
「むむ…調べてる間に…ですか。」
その言葉に少し不安そうな顔を見せる。
「しかし、呪い殺すなんてまさしく『スタンド』はそんな感じの現象に見えますがね。
これだけでは、どんな能力なのかもわかりません…」
涙音も困っているようだ。
防御型や探査型…
「小角さんは一応探査…なのかもしれませんが、
あの人はあんまりそういう物騒なことに呼びたくありませんし…」
なんだかんだで友だち登録している人のことが心配なようだ。
「えっと…そうですね。そこの人の言うとおり…
具体的にどんなふうな能力がほしいのかがわかれば一番なんですけど…
ん?」
ふと、自分が指差されたような気がして振り向く。
「えっと、私の能力ですか?
それは…まぁ今たしかに…
やろうと思えば出来る感じですけどね…」
と、自分の隣にあるスタンドを確認する。
背中にライフルを背負っているらしい。
610
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/27(月) 23:00:47
>>608
「だって敵のことがよくわかんないのに、めいかくなヴィジョォンって言われても困りますよ!
だから私は無理あるって言ったんだ!」
誰に言ったのかというと依頼主(ココ)にだろう。
そんなことをここで言われても(洒落ではない)困るだろうが。
>>609
「……」
『じー』
灰羽と『アクエリアス』が見つめてくる。
『アクエリアス』は声にまで出している。
ちなみに小角とは知り合いだったが、名前を覚えていなかった(探偵さん、と呼んでいる)
「なんか攻撃的な感じしますけどォ……銃だし。
うーん、まあ、相手がよくわかんないし、戦闘力はあって損は無いかなあ」
611
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/27(月) 23:20:15
>>609-610
「だって依頼受けたんだルルォ?!じゃあやるしかないやろ!!」
おらっ、くらえほっぺむにむにアタック。
「というかむしろ、前情報がないんじゃあんま考えても仕方ないよね。
とりあえずあとちゃんがコイツ使えそーって思った人でええやろォ」
そんで朱鷺宮(まだ名前は聞いてない)の方を見る。
「はいはいはい!巨乳あほ毛ちゃんのちょっといいトコ見てみたーい!!」
612
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/27(月) 23:26:22
>>610-611
「ふむ、確かに戦闘力はある方ですね…
その…隣の人も結構やってほしそうにしてますから…そうですね。」
と、涙音はスタンドに銃を構えさせ、狙いを近くの天井に向ける。
「さて、撃ちます!よ!」
そう言って天井に向けて引き金を引いた!
ドゴォン!!
激しい銃声!しかし天井に穴が空くことはなく…
ジャリリリ…
着弾した天井には、サンドバッグがぶら下がっている。
まるでもともとそこにあったかのように…
天井に鎖で繋がれたサンドバッグが現れたのだ。
「…とりあえずこれが私のスタンドの能力…
『的』を創りだすことです。」
そう言って、軽く空を見上げた。
613
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/27(月) 23:30:40
>>611
「ひゃめてくだふぃあい」
ほっぺたを引き伸ばされながら喋ったので、涎が垂れた。
アクセレイの手についた。
>>612
「ふひゃほひゃ」
『的を作り出す能力! ……って要するにどうなるんでしょう?
探知……は無いですよね。
呪いが的に向かったりする感じィ?』
ほっぺたむにむにされててうまく喋れないので、スタンド会話してきた。
『アクエリアス』が『サンドバッグ』をツンツンしている。
614
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/27(月) 23:57:50
>>612-613
「的ねェ。攻撃を肩代わりさせたりするのかなァ?」
そして的と言って『サンドバッグ』を出せる辺りからして、それなりに種類はあるようだ。
単純に物質を創造できるだけでも、防御能力はそれなりにあると見ていいだろう。
「たってたってよっこよっこまーるかいてちょんっ」
ぐにぐにとあとちゃんのほっぺを引き延ばして満足したので放す。
「銃も撃てるから遠距離能力もそれなりってねェ。どうよあとちゃァん?」
615
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/28(火) 00:02:43
>>613-614
「…あ、そうですね。
例えばサンドバッグの的とかの場合…
それを狙った『打撃』に当たりに行きます。」
と、答える。
果たしてツンツン程度でサンドバッグが誘導されるかはわからないが、すぐ近くなのでまず激しく動かないだろうが。
「的に向かうのではなく、的『が』向かうんです。
そういうのが私の能力…です。」
その他、涙音は詳しい使い方の説明(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/662-663)をしてみた。
「…ふう、い、いっぺんにしゃべるのは大変です。」
と、アレクセイにも目線を向けた。
「…そういえば、アナタのスタンドも何か有るんですか?
…せっかく能力を見せたので、互いに能力を知り合うのも悪くはない…と、思いますけど。」
そう言って少々期待の目線を向ける。
616
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/28(火) 00:11:31
>>614
「……」
灰羽はほっぺたを押さえて、半眼になってアクセレイを見た。
睨んだというより、すごく眠いのを我慢してるような顔つきだが、ちょっと怒ったらしい。
『るがぁ』
背後から現れた『アクエリアス』がアクセレイの頬に手を伸ばす。仕返しする気だ。
>>615
「ほーほー。
呪いっていうから、具体的に何かが飛んで来るのかっていうと、微妙なところですけど、
情報が無いからしょうがないですねェ……。
『アクエリアス』の能力ですか? 『アクエリアス』……『アクエリアス』?」
アクセレイをちょっと睨む(?)と、朱鷺宮に向き直る灰羽。
逆に『アクエリアス』は『サンドバッグ』から離れてアクセレイの元へと向かっていた。
灰羽が呼びかけるが、『アクエリアス』はアクセレイに襲い掛かっている。
「……ええと、『アクエリアス』は盃……まあ、平たい茶碗みたいな? なんかそういうのを出す能力で、
液体を吸い込んだり吐き出したりする……まあそんな感じです」
こう、とジェスチャーを交えて説明するが、ジェスチャーを見ると逆にわからなくなりそうなへたくそさだった。
617
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/28(火) 00:30:27
>>615-616
「攻撃の誘導まではいかないかァ。それでも十分高性能だけどねェ」
腕を組んで、うんうんと頷く。
と、そこに背後から『アクエリアス』が忍び寄ってきた。
「ふぎぃ」
だがしかし、マフラーが頬を掴む邪魔をする。つまりマフラー越しなので
そんなに痛くないのだ。やったね!
そして手に持ったままのコップに片方の指を突っ込む。
指を引き出すと、そこには1cmほどの水の立方体ができていた。
「オレ様のスタンドは、簡単に言うとこの水のキューブをあらゆる『水源』に変える能力ってとこだぜェ」
「深ァい海の底とか、早ァい激流の河とか、そういうのとかを再現できるのさァ」
618
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/28(火) 00:35:47
>>616-617
「相手が少なくともこちらのスタンドより遅ければ、
私にとっては問題ないのですが…」
少し考えた顔をしてから答える。
「…平たい茶碗で…液体を吸い込んで…はきだして…
ふむ、つまり。水場での強みということですか…?」
アクエリアスの動きと、灰羽のジェスチャーを同時に確認し…
なんとなく答えてみる。
「そして、アナタのスタンドは、水源に変える能力…
水があふれるほどにあれば、こちらに有利、でしょうかね?」
二人のスタンドの能力を考えて、軽く口を開いた。
「…私の場合は探査に向くというわけではありませんが…
一発でも相手に当てられれば、位置を知れる…
不安は探査能力…でしょうか?」
619
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/28(火) 00:41:48
>>617-618
まさかこの夏にまでマフラーをつけているとはッ……!
寮の中だから冷房が効いているのか……いや、だからといって夏にマフラーは……
『……ぐるるる』
だが『アクエリアス』はパワーB、精密動作性A。
マフラーによる防御など紙にも等しいと知るがいいのだ!
「そうですねぇ。『アクエリアス』は液体を使いますが、産み出すことはできません。
水場があるといいですけど……こっちが攻撃するんだから場所を選ぶことはできなさそうですね」
「それと、紙にも書いたと思うんですけど……
参加は私ともうひとりだけ……2人までなんですよォ」
620
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/28(火) 01:30:11
>>618-619
>だが『アクエリアス』はパワーB、精密動作性A。
>マフラーによる防御など紙にも等しいと知るがいいのだ!
「ひゃめええぇぇぇ」
くやしいっ。でも、感じちゃう…!
「でもボクちゃんも水を消費するわけじゃないから、ある程度あれば
そこまで気にならないかなァ。持ち込めれば多少はなんとかなるかも?」
「あともう一人?んじゃああとちゃんここで決めちゃうゥ?」
621
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/28(火) 08:24:31
>>619-620
「…連れていけるのはもう一人だけどは…
全く、その人は!よくわからない敵と戦う!
というのに無茶な要求をいたしますねー」
涙音は少し怒った、風に見える顔で答える。
「…こっそりもう一人なんてのはさすがに無理なんですか?
私としては、仲間は多いほど良いというふうに思っていますが…」
と、心配そうに答える。
「うーむ…
もしそうではないならば…
今の状況でどちらかを…っていうことになるんでしょうかね。
いえその…どちらも違うならば構わないのですが…」
不安が涙音の中にある。
622
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/28(火) 13:57:51
>>620-621
「まあ色々と事情がありましてェ。
こっそりもう一人はちょっと困りますね……」
灰羽の試験という点も強いのだろう。多分。
『アクエリアス』はアクセレイに復讐して満足したのか、遅ればせながら
赤い『盃』を両手に出現させて見せたりしている。
「うーん、どちらか……
の前にィ……ふたつ。言っておきたいんですけど。
まず、殺される可能性があります。
いや、知らないけど、呪殺っていうくらいだからそうなんでしょう。
次に、相手を殺してはいけない。
生け捕りにしなきゃダメーってわけじゃなくて、
さっきも言いましたけど、私が倒さなくちゃ駄目ってだけなので、
私が死んだら、その後なら別にいいんですけど。
この2点は了承して欲しいです」
623
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/28(火) 20:14:31
>>621-622
>「うーん、どちらか……
>
> の前にィ……ふたつ。言っておきたいんですけど。
> まず、殺される可能性があります。
> いや、知らないけど、呪殺っていうくらいだからそうなんでしょう。
> 次に、相手を殺してはいけない。
> 生け捕りにしなきゃダメーってわけじゃなくて、
> さっきも言いましたけど、私が倒さなくちゃ駄目ってだけなので、
> 私が死んだら、その後なら別にいいんですけど。
> この2点は了承して欲しいです」
「いんじゃね?」
『アクエリアス』から解放されて、マフラー越しにほっぺをさすさすしながら涙目で答える。
あとちゃん審査へのかわいさあぴーる。きゃるんっ☆
「つーかあとちゃんはオレらでいいん?連絡先だけ交換して
他にも候補さがしてみるってのでもいーけどォ」
624
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/28(火) 20:37:30
>>622-623
「…ふむ…そうですか…」
その言葉を聞けば少しは涙音もたじろぐだろう。
「…多分その名前はハッタリではないんでしょうね。
きっと本気で戦う相手なんでしょう…
…後は、あなたが倒さなきゃダメ…ですか。
やっぱり、そういう物騒な話だったんですね。」
彼女の言葉はどこか重いものを感じる。
「し、しかし…
あなたは何故、そこまでの相手を仕留めようと…
殺そうと…考えているんです?
単なる一攫千金とも思えないんですけど…」
そういえば、とでも言うかのようにそもそもの疑問を尋ねる。
「…一応は、私と連絡先を交換した人に、この情報を送ってみたいんですが…
今すぐじゃなければそれでもいいですか?
ついでに、私もあなたの連絡先を聞いてみたいところなんですが…」
そう言ってスマホを見せる。
ちょうど先ほど、紙をアイマスクにしていた灰羽の姿が写っている。
625
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/29(水) 00:14:26
>>623
「……確かに。
なるほどですねェー」
灰羽はコクコクと小さく頷いた。
アクセレイの可愛さに対する反応は無かったが、
その提案はもっともだと思ったらしい。
『アクエリアス』はアクセレイの可愛さアピールを評価したのか、頭を撫でてきた。
ナデ……ナデ……
>>624
「いやまあ、情報無いのでわかんないですけどね。
なんかヤクザの下請けとか言ってた気がするから、
あれかなぁ。依頼を受けて呪殺する感じの仕事人? とか?」
本当に名前しか知らないので、ハッタリである可能性も……まあ、無くはないか。
呪殺屋とかいう名前のくせに超物理で襲ってきたりとか……?
しかし殺し合いということは確実だろう。
「えっ、えー……そこは、まあプライベートな問題と言いますかぁ……
まあ、将来のため? みたいなぁぁ?
うぁわ、なんて写真を撮ってるんですか。
……まあ、紙も濡れて破れちゃったし、書き直すの面倒だからいいですけど」
灰羽はスマホを取り出して赤外線通信する。
「あっ、5万はアレですからね。紹介した人が選ばれたらですからねッ。
適当に10人紹介したから50万クレ! っていうのは無いですから」
626
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/29(水) 00:58:05
>>624-625
「(ノω;`)」
あまりのノーリアクションっぷりに凹むアレクセイ。
そこへ『アクエリアス』が慰めをかける。
「おお…!ボクちゃんの気持ちを分かってくれるのはあくちゃんだけだ…!心の友よォ〜〜〜!」
ガバッと抱きつこう。スタンドだけど愛さえあれば関係ないよねっ。
それはともかく、自分も買いたてのスマホを取り出して連絡先を交換しよう。
友達はヒムカちゃんしかいないけど。
627
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/29(水) 01:11:14
>>625
「依頼を受けてですか…
まぁさすがに私みたいなどこにでもいそうな中学生に殺し屋を差し向けるような人は…
多分いないですよね。」
そう言ってハァ、と溜息をついた。
「だんだんと湧いてきますね、その…こういう実感っていうのが」
改めて、スタンドを得たことの重みを感じるのであった。
「将来のため…なかなか曖昧ですね。
親の敵…とかではないですよね。或いは依頼した人から何かもっと良い条件を…
それに…200万くらいだったら、将来の貯金としてはちょっとだけ足りない感じです…」
大いに、将来という言葉に悩む涙音。
…まぁ理由なんて考えてもわからないだろうが…
「じゃあ、あとさんの連絡先を貰っておきますね。」
灰羽のスマホにも、涙音の連絡先が送られてくるはずだ。
「う、もちろんですよ…
さすがにそんなにお金を欲しいってわけじゃ…ないですけど…」
一瞬残念そうな顔をしたような…気がする。
>>626
「あ、それから…」
そう言ってアレクセイにもスマホ(開運キーホルダーまみれ)を向ける。
「コレも何かの縁です。
私達も連絡先を交換しませんか?」
そう言って軽くスマホを操作している。
628
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/29(水) 01:16:54
>>626-627
「はいピッピー」
『……ぐが……ぐ』
口でピーと機械的な音の物まね(?)をしながら、アクセレイとも赤外線を通信する。
『アクエリアス』は抱きつかれて困惑した様子だ。
「それじゃぁー、いつになるかは、あっちの都合もォ、あるんで、わかンないですけど
よろしくお願いしますねぇぇ〜」
629
:
アレクセイ・В・С『タンガロア』
:2015/07/29(水) 01:43:12
>>627-628
「モチのロンよ。同じような依頼があったらお願いするかもしれないしねェ」
「しっかしキーホルダーじゃじゃらなのは若者っぽいけどセレクションが独特だねトッキー」
うんうんと頷いて、『アクエリアス』から離れると朱鷺宮とも連絡先を交換する。
ついでにここで名前を初めて知った。
「あいよー。んじゃあオレは部屋で寝てくるから、あとちゃんもお仕事頑張ってねェ〜〜〜」
「トッキーもまた今度ォー」
そう言って二人に手を振って部屋を出る。
どうでもいいけどアレクセイよりアクセレイの方がアクセル踏んでる感じがしてカッコいいよね。
630
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/07/29(水) 01:49:13
>>628
「よし、交換終了…
まぁ、一応いろんな人に伝えてみますね。
…知ってる人は多いほうがいいですし」
そう言って軽く頭を下げた。
「詳しい話がわかるなら、
またお伝え下さい。」
軽く微笑みながら答える。
>>629
「こういう場所では、連絡を取り合えるのが最適ですね。
万が一の時に…」
と、軽く微笑んでみる
「と、トッキー?
…まぁその…そういうのが気になる性格なんです。」
軽くごまかしながら、ポケットにスマホをしまい込む。
「…私もそろそろ疲れましたし…
私も部屋に戻りますよ。
…じゃあまたいつか、あとさん、アレクセイさん。」
いつになく真剣な表情で、部屋から出て行った。
(…どうするか…か)
631
:
灰羽『アクエリアス』
:2015/07/29(水) 01:54:36
>>629-630
アクセレイ……アレクセイ……!
……!! すまぬ……すまぬ……
「アリガトー アリガトー」
二人にお礼を言って見送った。
「……あれだなー、殺しとか聞いても意外と反応カルいなぁぁ……
っていうか、殺しに紹介できる友達とかいるの? マジ? って感じダナ……」
『……ぐるる』
そしてなにかブツブツ言いながら、今日のところは灰羽も部屋に帰っていった。
632
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/04(火) 23:38:53
【26:15 白亜荘、ロビーにて】
「メシ…メシ…」
「夜食…夜食…」
パジャマ姿の少年がヨロヨロ歩いている…
「…ハラヘッタヨ…」
633
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/09(日) 23:47:48
>>632
「…ふぁー…
暑い、暑くて死ぬ…」
白亜荘のロビーに足音が近づいてくる。
(そうだ!
ロビーの冷蔵庫に大事にとっといたアイスモナカを保存してあったんだった!
名前も書いてあったし、多分食われてはいないはず。)
と、ロビーにちょっとウキウキした顔で少しずつ近づいて行く!
「あれ…?どなたか居るんですかー?」
と、ひょっこり顔を出してみる。
そこには…?
634
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/10(月) 00:06:10
>>633
「 アアアアアア 」
「 オオオオオオオ 」
「ハラヘッタ ハラヘッタ」
しましまパジャマを着た猫背の少年がいた。
月光が反射して、血走った瞳が爛々と輝く……
「 オゥ… 」 「ダレッスカ … アンタ… 」
朱鷺宮のほうを見た。凝視している。
「 ジュル 」
口からヨダレが垂れたぞ。
635
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/10(月) 00:13:37
>>634
「…………」
愕然とした表情で太田垣の…
血走った瞳をぎらつかせた獣のような表情を見る…
「ふ、ふしんしゃ…
もしかして不審者…?」
めっちゃやばそう!涙音はなんとなく直感しつつ
「ななな、あなたこそ誰ですかっていうか…
よだれを垂らして私を見ないでください!」
ドギュゥン!
そう言って思わずスタンドを背後に出現させた。
「ふしんしゃですか…それとも…
普通にここの人ですか…?」
恐る恐る近寄っていく
636
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/10(月) 00:22:15
>>635
「 オオオオオオオマエ 」
「モッテンダロ… ナンカ」
「ジュルジュルジュル」 「肉…」
朱鷺宮をものすごく見ている。君の胸元を見ている。そして…
ヨタ…ヨタ…
「ハラヘッタハラヘッタハラヘッタ」
ゆっくり近づいてくる …変な男の瞳に、『ターゲットスコープ』が反射した。
「寄越せ…ヨコセ…」
【互いの距離:3メートル】
637
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/10(月) 00:28:18
>>636
(肉…えっと…肉って言うと…
まさか…)
相手の視線と、自分を重ね合わせて…
ピンときた
「うええええ!?
むり、無理無理無理です!
食べないでください!」
そう言って胸を両手で隠し、冷蔵庫の方へと勢い良く駆け出していく!
スタンドに警戒させながら…
「ほらここ!
ここに食材がありますよ!
食べ放題じゃないけどありますよ!」
必死で冷蔵庫を指さす。
とにかく飯を食いたいというのがこの不審者(じゃないかもしれない人)の狙い!
なら取り敢えずこれでなんとかなるかもしれない!
638
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/10(月) 00:36:22
>>635
冷蔵庫を見た。
「 …うア……」 「何言ってんのお前それただの灰色の立方体じゃん」 「ググゥ」
…駄目ッ!不審者(仮)少年にはもうッ!『それが食材であるか否か』という事しか識別できていない!
「オナカスイタァ おなかスイタァ グルルルル…」
不審者くん(仮)は両手を朱鷺宮に向かって伸ばし、再び行進を開始する。互いの距離は、【残り2メートル】。
639
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/10(月) 00:44:38
>>638
「…これが立方体に見えると…?」
思わず表情をこわばらせる。
もはや一刻の猶予もないぞ!
「うぐぐぐ…
こうなったら…しょうがない!」
思い切って冷蔵庫を開け、
自分のスタンドにあるものを握らせた!
「こいつを受け取れええ!!」
そう言って勢い良く太田垣のそのだらしなく開いた口へ向けて!!
バヒュゥゥン!
せっかく勝っておいたモナカアイスを投げ込んだ!
涙音のスタンドの精密さならば出来る!口の中に放り込むことが!
640
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/10(月) 00:58:38
>>639
『FUS』の手から放たれた『モナカアイス』は――――
「はぐッ」
――命中ゥゥッ!不審者くんのだらしねえ口にジャストミートだッ!!!
「はぐっ」「はぐッ」「はぐはぐ」「バリバリバリバリ」
不審者くんは犬のようにアイスを貪りだしたぞ。粉がめっちゃ散ってる。
「ムシャムシャムシャ」「…ハッ」 「あっ」
不審者くんは…モグモグしながら朱鷺宮の方を見た。
「…あっ……あの…これ…」
「もしや…」
「…」
地面に一切れだけ残ったアイスと朱鷺宮、アイス、朱鷺宮、アイス、朱鷺宮、と交互に見ている。
焦った顔…。
641
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/10(月) 01:03:18
>>640
「………(ドキドキ」
彼が犬のごとくもなかアイスを食い散らかしていくのを見ながら
どうなるのかどうなるのかと心配そうな顔で見つめる…が
「…あっ、正気に戻ったっぽいですね。」
ほっと一息ついて、彼の様子を確認する。
「…えーっとそれは、私のアイスでした。
その…はい…すっごくお腹をすかせていたので…はい…」
そう言って地面にこぼれ落ちたアイスを指さした。
642
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/10(月) 01:18:28
>>641
「(この女…傍らに銃を持った『スタンド』)(『スタンド使い』ッ)」
「(コイツのアイスを喰ってしまった…)」
「ヤベエ」
「(半殺しッ…このままでは自分は!)」
「あッあの…これは…ッスねッ!!」
立ち上がって、朱鷺宮に近づ……
グチョッ
V ニュルッ
V
喰い残しモナカを盛大に踏みつけて…
「うわあ〜〜〜〜ッ!!!!」
転んだ――――ァッ!!盛大にブっ倒れる!
このままでは! 太田垣の『頭』が! 朱鷺宮の『鳩尾』にッ 『直撃コースだ』ッ!!!!!!!
643
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/10(月) 01:26:07
>>642
「…あの…
その…」
涙音の方は涙音の方でめちゃくちゃ太田垣を警戒気味である。
「あの、そのアイスはアナタを助けるために…!」
と、両手をあげようとしたところで
グチョッ
V ニュルッ
V
「あれっ…?」
完全にモナカからは意識が離れていたのでそのいきなりの動きに対応できず…!
ボゴフッ!!
「ゴヘハッ!!」
太田垣の頭が見事に鳩尾に突き刺さる!!
まさしく完全な直撃だった!!!
644
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/10(月) 01:40:09
>>643
>「ゴヘハッ!!」
普通、女の子が出してはいけないような声を聞いて、不審者くんは後ろに下がる…
「うわわわわッ」
「もうッ、申し訳ッ」
「(ヤバいマズい、ブチ殺し確定だ。
翌朝、潰れたモナカと潰れた太田垣がなかよく並んでいる所まで想像が行ったッ)」
「 申し訳ありませんでしたァ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!! 」
土下座だ…不審者くんは土下座をしている…
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
645
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/10(月) 01:43:56
>>644
「ぬぐううううおおおお」
そのまんま地面に突っ伏してしまった!
強烈なインパクトだったらしい。
「………」
しばらくうつ伏せになって短い時間が流れ…
「と、取り…敢え…ず!!」
と、涙音は苦しげな声を上げながら起き上がり
「正気に…戻った…んで…すね!
マジで、ヤバい人なのかと思って…ましたが…!」
あんまり怒ってる感じには見えないが…
「運がいいのか悪いのか…わからないです…!」
ちょうど片膝をついたくらいになっている。
646
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/10(月) 01:57:46
>>645
「ヤバい人なんてそんな…」
「さっきのは…その…眠気と空腹が絶妙なハーモニーを奏でただけで」
「…ワタクシ普通の人間にございます…」
汗をたらして震えながら土下座をしている。
『恐怖』状態ではあるが、『正気には』戻ったようだ。
「その…アイスに関しては…」
「ご勘弁を…ご勘弁を…っ」
「あす十個ほど冷蔵庫に入れておきますので…」
「お名前をば…」
「アアアアア アアア」
647
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/10(月) 20:30:43
>>646
「…あれが空腹のハーモニー…
そうですかね…?」
先ほどの太田垣の暴れっぷりを思い出して首を傾げる。
(普通の人間?スタンド使いじゃないのかな…
でもビビり方がちょっと…)
不思議に思いながらも取り敢えず、ちょっとスタンドを近づけてみる。
「アイス?それは…
ズイッ
当然もなかアイスになりますね?」
彼の言葉を聞いて目を輝かせて一気に近寄っていく。
「涙音という名前もぜひ書いておきたいところなんですが…
どうでしょうか?」
さっきまで心配してたようなきがするのだが…
先ほどのモナカアイスはそれほどまでに惜しまれる犠牲だったのだろう…
648
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/10(月) 23:49:57
>>647
「ア…ア…」
> ズイッ
「ぎょえッ」
「アイスモナカ買います、かかかいます」「ゆゆゆゆるして」「うたないで」
「ガクガクガク」
『FUS』は見えているようだ。『白亜荘』居住者の『スタンド使い枠』なのだろう。
[ カタカタカタカタ ]
体からは、『アイスモナカっぽい』…もとい、『タイル様』のビジョンが薄ゥ〜くチラ見えしている。
太田垣は、『白亜荘』居住者、『スタンド使い枠』だ。
「アアアア」
「モレチャウ
649
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/10(月) 23:53:51
>>648
「あ…ごめんなさい。
もう平気ですから。はい」
そう言ってスタンドを解除させる。
フッ
「ほら、もう大丈夫ですよ。」
そう言って軽く微笑むと
「…アイスモナカみたいなスタンドが見えます…
あ、やっぱりアナタもスタンド使いなんですねー」
そう言ってのんきに答えていたが…
「も…れ…?
ちょっと…」
そう言ってトイレの方を指さす。
「は、早くトイレに行ってください。
ここでしてしまうのはさすがに事です!」
650
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/11(火) 00:14:21
>>649
…生き永らえたッ
「(……安心したら『ユルく』なってきた…決壊が近い…)」
「……それじゃお花を摘んで参るッス…」
「…で、『トイレ』経由で外のコンビニまでひとッ走りして来まスんで」
「ここだけの話…トイレ付近は監視カメラ少ないんスよね」
「カメラも高い塀もなんのその」
「この『太田垣』、逃げるのと隠れるのとコソコソするのは大得意ッスから…」「ウヘヘヘヘ」
太田垣は、『お花摘み』の後、『門限破り』を試みるようである。明日の朝までにモナカ十個を調達する気のようだ…
651
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/11(火) 00:21:46
>>650
「…あ、はい。
ゆっくり摘んできて、くださいね。」
少し心配そうな顔で答える。
「…門限破っちゃうみたいですが…
大丈夫そうですか?
個々のセキュリティは結構すごいらしいですけど…」
そしてまたしても別の理由で心配そうだ。
「明日の朝でもいいんですけどね…
買いに行くのは…」
652
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/11(火) 00:44:50
>>651
「ヘヘヘ…」
「ここのメイドの緩さは尋常じゃ無いッスよ…実質、『人的障害』が無いんス」
「俺の『スタンド能力』使えば楽勝ッス」
「…自分は『コソ泥的』『イタズラ犯的』なんで」
「『スタンド能力』もそうなった……」
「何が可能なのか、何をしてあげられるのか」
「―――自分には何が出来るか、それって大事なコトだと思うんスよ」
「だからいますぐモナカ買ってくるッス」
「あとオシッコもれそう」
653
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/11(火) 00:48:34
>>652
「はぁ…
以前に騒ぎ(
>>378-414
)があったようにも思いますが…
そういうものなんでしょうか?」
少し不思議そうな顔で答える。
「なるほど…アナタにとってはそれを知るための行動でもあるってことですか…
ならば、止める必要はありませんね。」
どうやら彼の言い分に納得したらしい。
そして
「早くトイレに行きましょう」
ちょっと必死になって答えた。
654
:
太田垣良『ザ・サードマン』
:2015/08/11(火) 01:08:15
>>653
「ウス」
「…………それじゃッ」
「(この女、自分より年下っぽいが、多分自分より『強そう』だし…)」
「(物腰は柔らかくても、銃と軍人のスタンドだぜ…精神もちょっちアレなんだろ……)」
「……つぎ会うときは『仲間』がイイッスッ…」
モレチャウ モレチャウ モッチャウ
少年はガニ股でトイレの方向まで走って行った…
655
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2015/08/11(火) 01:12:57
>>654
「えーっと、まぁ多分仲間だと思いますよ?
あの、悪い人には見えないですし。あなたは」
そう言って軽く微笑んだところで
「あ、気をつけてくださいねー」
そう言って見送っていった…
「…あ、モナカアイス、きなこ味だって伝えるの忘れてた」
アチャーといった顔をしながら、涙音はしばらくして部屋の方へ戻っていった。
656
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/07(月) 23:24:34
「ふむっ……なんだかすごく久しぶりに来た気がしますねっ」
白亜荘の門を潜る。
そういえば例のあのプールはまだあるのだろうか…。
657
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/07(月) 23:27:58
>>656
門をくぐっていく巫女さんのその後ろからちょこちょことついてくるのは…
「わーっ、おっきーの!
ここがおうちなのー?」
興味津々であっちこっちを見ている。
全体的に少女の姿は小汚い。
658
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/08(火) 00:36:03
>>657
「いやいや違いますよ。ここは借りてるだけです。
…と言っても私、ほとんど使ってないんですが…………」
しかし考えれば考えるほど不安になってきた。
ここは学生寮であって児童福祉相談所ではないのだ。
(何とか状況改善のめどが立つまででもいいんですけどね……)
659
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/08(火) 00:40:48
>>658
「ふーん、ふだんはどんなおうちにいるの?」
こんなおっきいところなのに?
とリルカは若干気になっているのだ。
「そういえば、おうちのなかに、はいってもいいのかな、なのー。
ここ、かり、ないとなんだっけなの」
ちょっと遠慮がちに門の奥の建物に足を向ける。
だが、その目は明らかに興味津々である。
660
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/09(水) 01:32:54
>>659
「あっははははは、そりゃあ巫女さんなんですから神社ですよ神社。海でもちょっとお話しましたけど。
ここは遠くから学校に勉強しに来た人のために、毎日遠くから通わなくてもいいように、学校に通ってる間だけ借りれるおうちなんです。
あと大きいのはそういう人がたくさん居るからで、別に私一人だけが住んでるんじゃあないんですよ」
リルカの言葉にむう、と思案顔になる。
「…そうなんですよね、誰でも借りれるという訳でもないんですよねえ。
なあに大丈夫ですよ、もしお断りされてもその時はその時、また考えますから、ええと」
そうだった。名前も聞かずに連れて来てしまったことにいまさら気づく。
「そう言えばまだ、お名前お伺いしてませんでしたねっ。
私の名前は久々宮縁組、『ひさびさみやさん』でも『ぐみぐみ』でも『くぐみん』でも、何でもお好きな呼び方で呼んでくれていいですよ」
661
:
『白亜荘』
:2015/09/09(水) 23:13:52
>>659-660
片方は思案しながら、もう片方は興味津々に門の奥を見ながら
君たち二人は白亜荘の前に立っていた。
「おやくーみん様。来客かな?」
門近くの木の裏から何やら聞こえてきた。
久々宮にとっては聞き覚えの有るような。ないような。
「それとも、同伴?」
662
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/09(水) 23:22:04
>>660
「へー、がっこのちかくに
こういうのがあったなのー?」
どうやら今までリルカは知らなかったらしい。
「だいじょーぶ。
だめでもだれかにおとまりさせてもらうのー。」
どうやらあんまり気にしてないらしい。
最も、住処がほしいのは間違いないようだが…。
「へー、ながいおなまえなのー。
じゃあ…『くぐみん』でいい?」
ちょっと上目遣いで尋ねる。
「あー、それとわたしのなまえは、
たかいど リルカ っていうの。
いろんなおなまえでよんでいいからねなのー」
大きく両手を振りながら元気良く応える。
>>661
「あ、だれかななのー。」
ふと、声のした方へ振り向いてみた。
「このおうちのひとなのー?」
軽く首を傾げながら尋ねる、ちょっと小汚い少女。
663
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/10(木) 01:23:05
>>661
(?) アイドル
「同伴とは聞こえが悪いですねっ。私は『偶像』…同伴も朝帰りもNGですっ」
ブブーッ
左右の人差し指で×を作った。誰だろう。
「いやそれがですね、話せば長いことながら……いろいろありまして」
>>662
(リルカ)
「むむむ、まあそうですね…」
実際今まではそうしてきていたのだろう。
しかしまあ物騒な昨今のこと。今まではトラブルなく済んでいたがこれからもそうとは限るまい。
「どうぞどうぞ。ではよろしくですね、リルカさん」
スタンドつかい
何故なら彼女は『守護霊憑き』…そして『守護霊憑き』はその善悪を問わず、惹かれ会うのだから。
そう、自分と彼女のように。
664
:
『白亜荘』
:2015/09/10(木) 01:37:58
>>662
(高井戸)
「誰かと聞かれましたら」
出てきた。
「私が、管理です。とお答えしようかね」
青と灰の混ざったような長い髪を後ろで適当に結ったスタイルだ。
表情はにこやかで、それが全体的に特徴が有るようなないような印象を持たせる。
「泊まる場所をお探し、ということでOK?」
>>663
(久々宮)
「その前置きをする時は、たいてい
話さなきゃわからないから話すことになるのだよ」
姿を表した誰かさんは、管理人だった。
一度位は見たことがあるかも知れない。
尚例のプールは今も設置されている。
一時期プールに艦船が浮いていた時代もあったりしたが、今は普通にプールだ。
「で、どういういきさつ?」
665
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/10(木) 21:17:55
>>663
「よろしくよろしくなの。」
そう言って嬉しそうにうなずいた。
そしてしばらくいろいろ考えていたリルカは。
「もしもだったら、
くぐみんのおうちにする!」
と、突然言い出した。
>>664
「かんり…さん…
つまり、このおうちのひとってこと?なの。」
少し首を傾げながら尋ねる。
リルカは、見た感じあまり頭はよくなさそうである。
「そう、なの!おとまりできるところなの!
おうちなのかな?なの…ここにすめるのかなの?」
どこか心配そうな表情だ。
666
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/10(木) 23:30:05
>>664
(白亜荘)
プールがあるなら例の像もあり、そして賽銭箱もあるだろう。
随分ほったらかしにしていたが…きっとさぞかしたんまりと貯まっているに違いない。
「それはまあそうですが、こんなところで立ち話もなんですし…あ、これどうぞ」
菓子折り(羊羹)をそっと差し出した。
「…ちょっと本人の前では話し難いこともありますので」
>>665
(リルカ)
「勿論それも考慮していますよ。
でもうちは辺鄙ですからね……………たまに遊びに来るには最適なんでしょうけど」
667
:
『白亜荘』
:2015/09/10(木) 23:48:53
>>665
(高井戸)
「モチのロンよ。
ただちょっとだけ話する必要が有るから、
アメちゃん舐めてちょっと待ってて」
ニヤリと笑いながら何も持ってない手をクルッと回し……
『シャッ』
たと思ったら唐突にクンリニンの手にあめ玉が出てきた。
大粒だ。表面にザラメがたっぷり付いた紅白マーブルだ。
君は、いちごみるくっぽいそれを手にとって食べても良いし食べなくてもいい。
>>666
(久々宮)
「いやまぁ、さ」
菓子折りを持った手を引いて
ちょっとだけ高井戸から遠ざけられた君に遠ざけた主が囁く
ひそ ひそ
「ズバリ行くけど、ココの毛色については知ってるんでしょ?
じゃぁつまり有るはずだよね、『アレ』
それあれば別にいいんだからさ、そっちだけ言っとくれよ」
ひそ ひそ
668
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/10(木) 23:56:43
>>666
「ちょっととおいなのー。
あるくのたいへんなのはこまるかなのー。」
ちょっと心配そうな顔で応えるリルカ。
こう見えても一応、学校には通ってたのだろう。
>>667
「おはなしするの?
…あ!」
心配そうな顔だったリルカは…
差し出された飴玉を見て
「わかったの。ゆっくりとまってるからねなのー!」
迷ったりせずにすぐさま飴玉を受け取って口の中に放り込んだ。
飴玉を舐めるリルカの顔はこれまでになく幸せそうだ。
669
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/11(金) 00:55:37
>>667
(白亜荘)
「え?ええ。小耳には挟んでますけど」
ヒソヒソ
釣られてささやき返すが、管理人の一言に素っ頓狂な声を上げた。
「そうなんですか!?
……とと、それならあります。ばっちりと」
>>668
(リルカ)
「まあ、そういうわけで。
ここの方が何かと暮らしやすいですよ、たぶん」
アメちゃんにニコニコなリルカの前で、水着やタオル、空のランチボックスの入ったスポーツバッグをあける。
中からバスタオルを引っ張り出すと、それを大きくひらひらと動かして──
バサッ
「……こうやって、遊んでくれる、お友達もたくさん居ますし、ね」
ひときわ大きく翻せば、マジシャンのように、砂浜で出会った、『姫カット(10歳)』がそこに現れる。
670
:
『白亜荘』
:2015/09/11(金) 01:10:47
>>669
(久々宮)
「よし成立だ。とりあえず面倒なことは先にしてしまおうか」
スポーツバッグを開ける動きを妨げずぱっと手を離すのだ。
「ココ様から聞いちゃいるけど、相変わらず面妖だよねソレ」
これは姫カットの登場に、である。
まぁスタンドである時点で面妖も何もないのだが。
>>668
(高井戸)
ウマイ! これはアナタの大好きな(多分)あめ玉だ!
幸せそうな君を一旦置いて、クンリニン=サンはくぐみんと話していたが
やがて手ぶらだったはずの右手に何やらペーパーホルダーを掴んで戻ってきた。
「リルカちゃんって言ったね。
とりあえずここに入るのにはひとつ必要な事があるから聞いてちょうだいな」
「まぁどうってことでもないんだ。ここにサインをして
『わたしはここにすみます!』という考えを表してもらうだけだからね」
はくあそう にゅうりょうあんない
ホルダーに挟まれている紙は 『白亜荘 入 寮 案 内 』。
項目からなにから、パンフレットまで全部よみがな付きだ。
671
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/11(金) 01:17:15
>>669
(久々宮)
「ふんふん…
ずっとすごしやすいかなーなの」
そう言って嬉しそうに口の中で飴玉を転がしていると。
「あっ、さっきのひと!
すごいすごい!
おともだちがいっぱいいるの!」
どうやらリルカは素直に感動しているようだ。
驚くよりも楽しそうなのである。
「じゃあ、ここにいたらいっぱいおともだちできるってことだねなのー!」
>>670
(白亜荘)
「ん、んー。だいじなこと?」
不思議そうに首を傾げていたリルカの前に差し出されるのは
ふりがなつきの入寮案内書だ。
「そっかなのー!ここにさいん…えっと…
さいん…あ、」
と、近くにあるであろうペンを手に取ろうとする。
「なまえ、ってかいてあるところにおなまえかいたらいいんだねーなの!」
そう言って、楽しそうに字を書き始める。
…規約内容をちゃんと読んでいるのか心配になりそうな素早さだ。
672
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/11(金) 01:31:33
>>670
(白亜荘)
「確かにちょっと変わってますよね、どこからどうみても人間っていうのは」
かつてはそうとは思わなかったが、さまざまな『守護霊』と接するにつれ、この特異性に気づいたものだ。
……己に助力してくれる『神様』それ自体が、あらゆる面でイレギュラーな存在なのだと。
「ありがとうございます。
残る問題は…………彼女の保護者をしている、ご親族のほうですね。
……………たぶん彼女、いわゆる『児童虐待』を受けて、家出中みたいなんです」
ふう、とため息をつく。
...................................................
「ここ最近は彼女が『じっとしていた』から、特に『何もなかった』みたいなんですけど」
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…』
砂浜での会話を思い返す…………。
『じーっとしてるから、なんにもない』
……そこに、致命的な認識の齟齬があるとは、知る由もなかった。
>>671
(リルカ)
「ちなみにその子の名前は『久々宮月組』さんです」
「……………」
ペコリ
『姫カット』が、リルカに小さく会釈をした。
「そりゃもう。さっきも言いましたけど色んな人が居ますから。まあ月組さんは普段はここにはいませんけどね」
673
:
『白亜荘』
:2015/09/11(金) 01:49:28
>>671
(高井戸)
「そういうこと、リルカちゃんは大物になれるなー」
うむうむと頷くにつれ後ろで青灰の髪がぷらんぷらん揺れている。
規約内容:あさははやくおきよう
ごはんはまいにちきちんとたべよう
はみがきをわすれないようにしよう
こんな感じのことが結構な量書いてあった。
>>672
(久々宮)
「なるほど?……ま、学校側からどうにかするよ
仕事増やしすぎるなってこってりギューされる程度で済むからね」
「じっとしてたから、何も……ねぇ」
君の発言になんとなく妙な感じでもしたのか眉をひそめる管理人だが、
とりあえず置いといて、することにしたようだ。そんなジェスチャーをしている。
「……部屋はくーみんのところの側がいいかね?」
674
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/11(金) 23:10:57
>>672
「へー、そういうおなまえなの?
じゃあ、つきちゃんははいもーとさん、なのかな?なのー」
もうすでに姫カットの少女に名前をつけた。
それで正しいのかは分からないが
「それじゃー、ここにいるひと…
いっぱいあってこようかな、なのー。
ここにすんでみたらなのー」
これからが楽しみだと言いたそうなくらいニッコリ微笑んでいた。
>>673
「むー、いつかおっきくなりたいのー。」
大物、という言葉を身長的な意味でとらえたらしい。
夢は大きいらしい。
「きやく ないよう」
と、ここで改めて幾つかの内容を確認する。
「うーん、ぜんぶやるのはむずかしそーなの。
わたしに、できるかなー なの」
改めて見返してみたが、リルカにはまだ難しい物もありそうだ
「あ、でもがんばるからなのー!」
それもあまり気にせずに元気に手を振った。
たかいど りるか
と、名前を書き終える。小学生っぽいやや汚い字だ。
675
:
『白亜荘』
:2015/09/12(土) 00:14:13
>>674
(高井戸)
「なるなる、絶対なる」
君が書き終えたばかりの記入ページをホルダーから外す管理人。
『シュッ!』
そのページが一瞬で消え去るのを一顧だにせず、
規約の描かれたページを君の手に戻すと、
「手続き完了だよ。ようこそ『白亜荘』へ、だ」
「とりあえず、部屋については希望を言ってくれれば対応するよ。
そうでない場合は最近流行りの自動振り分けでやるからね」
とても軽い手続き、と気づくかどうかは不明だがともあれそんな感じだ。
676
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/12(土) 00:28:48
>>675
「わかったのー、それじゃあいっぱいおっきくなるなの!」
どうやら自信満々のようだ。
「わー、きえたの。すっごーい!」
さて、そんなこんなでようやく手続きを終えたリルカであるが
「うーん、おへやのきぼー?
それじゃあ…」
そう言って少し考え事をしてから
「やわらかーいおふとん、べっど?と、
あとは、きれーなおへやがあったらいいかなーなのー。」
と、口頭ではあるが応える。
希望としては割と普通な方だろう。この白亜荘には普通に有りそうだ。
677
:
『白亜荘』
:2015/09/12(土) 00:37:33
>>676
(高井戸)
「柔らかいベッドときれいなお部屋……おーけーぃ、
場所は自動振り分けでゴー!だ」
『じゃんっ』
何やら今まで出たり消えたりした時とは違う物音とともに
管理人の両手に部屋のカギと敷地内見取り図が出てきた。
「というわけで進呈だリルカちゃん。私は別件で買い出しをしてくるから
後はそこのくーみんとお話したり、
中央棟を探検するなり好きにするが良い。君は自由であるぞ」
そういうと更に押し付けてきた。受け取りたまえ。
「あ、男子棟もあるから入る時は気をつけてね?」
じゃーのーと言いながら君と久々宮を置いて管理人は去るのだ。
高井戸リルカ『アングラガルド』 ⇒ ようこそ『白亜荘』へ
678
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/12(土) 19:08:21
>>677
「わーい!おへやのかぎー!」
嬉しそうに部屋の鍵と見取り図を受け取って微笑んだ。
「…わかったのー。
くぐみんといっしょにちょっとおはなししてるなの!」
そう言って嬉しそうに見送っていった。
ひとまず久々宮とはしばらく話をする予定だ。
679
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/12(土) 21:13:48
>>673
>>675
>>677
(白亜荘)
「と言うかこれ法律的には未成年略取ですよね……。
あとでおまわりさんが来たら……」
《信者にしてしまえばよかろう。警吏も、件の娘の育て親もの》
「そういう問題じゃありません!!」
ムル ムル
《それが一番じゃと思うがの………ま、そなたの好きにするがよい》
『名状しがたき像』が姿を現し、蠢いて(たぶん肩をすくめた)再び消えた。
「全くもう………。
ともあれ、ありがとうございました」
去り行く管理人に一礼した。
>>674
>>676
>>678
(リルカ)
「妹……そう、まあ、妹分、ですねっ。大体そんな感じです。
他にもたくさん居ますけど、そちらはまた追々という事で」
さてと。
「まずはどこをご案内しましょうか。といっても私、滅多にここは使わないんですよね………。
………………あ」
ぽん、と手を叩く。
「今とっっっても大事なことに気がつきました!
はい!こっちですこっち、お部屋に上がる前にまずはここに寄ってもらいます!!」
ガシッ
リルカの両肩をつかむと回れ右してぐいぐい押していく。
680
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/12(土) 21:36:41
>>679
「へー、いっぱいおともだち…
じゃなくって、かぞくいるんだなのー!」
ちょっと羨ましそうだけど、まぁ寂しそうには見えない。
「ここのなかだったら、どこでもいいんだけどなの。」
ちょっと考えてから口を開く。
そもそもリルカはここのことを知らないので彼女に任せるつもりだろう。
ガシッ
「ん?」
と、両肩を掴まれたのに驚いているうちに
「あ、どこなの、どこなのかなー!」
そのまま押されるままに足を進めていく。
どこに行くんだろうとかそういうことを思っているようだ。
681
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/12(土) 22:30:02
>>680
一度自室に寄ってから、リルカをぐいぐいと押していった先にあったもの、それは…。
「はい、まずはここです!
………丁度私も潮風にあたって身体が塩っぽくなってるので一緒に入りましょう!!」
【 大 浴 場 】
…の、札が下げられていた。
「リルカさんも部屋に上がるのはまずは身体を洗ってからです!いいですねっ!」
お風呂セットはや着替えは自分のを貸す方向で。
682
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/12(土) 22:35:02
>>681
どんな感じの場所なんだろう、とウキウキしながら押されていった先には…
「…おふろ…?」
目をまん丸くしてその大浴場の札を確認した。
「これっておふろってことなの?
…あ、あつくないかななの。」
急に心配気味な顔をしながらも、とりあえず洗い場にまで入っていく。
ちなみにここに来るまでに着替えていたので今の格好は水色のポロシャツと
ショートパンツである。あと、ゴーグルを頭につけている。
683
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/12(土) 23:19:54
>>682
「その通りです!
ふっふっふ…………隅々まで綺麗にしてあげますから覚悟してくださいねっ」
両手の指をわきわきわせる。
「大丈夫大丈夫、なんなら水風呂もありますし……。
……熱いお風呂、苦手ですかっ?」
指の動きをとめて問い返した。
684
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/12(土) 23:23:03
>>683
「きれーに?
わーい。おふろはだいすきなの!」
どうやらお風呂は好きな方らしい。
「うー、まってなの。
ここのおふろがどれくらいなのか、みてみたいなのー」
そう言ってゆっくりとお風呂の方に顔を向ける。
685
:
『白亜荘』
:2015/09/12(土) 23:27:02
>>683-684
(ALL)
『でーでん』
『でーでん』
(もはや若人は知らない某有名鮫映画のメロディ)
風呂を見るとなぜかそんな音楽が聞こえた気がした……
686
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/13(日) 00:10:23
>>684
(リルカ)
「ふむっ、それは確かにもっともですねっ」
カラカラ
入り口のドアを引き開けた。
「そういえばここも使うの初めてですねっ。露天風呂まであるとは聞いていますが…」
>>685
事案じゃないですよ!?同性だし……。
687
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/13(日) 00:14:34
>>685
「んー?」
風呂場の中を覗き込むと、妙な音楽が流れてる…?ような気がした
「だれかー、いるのー?」
湯船の中とかを確認してみる。
>>686
「そうなんだ、くぐみんもここつかうのはじめてなのー。
…でもきもちいーおふろだったら、わたしはまんぞくなのー。」
とりあえず様子を見てみる。
なんか誰か居そうなので。
688
:
『白亜荘』
:2015/09/13(日) 00:18:53
>>686
(久々宮)
『同性か異性か』が問題なのではない。
『品性の問題』なのだ――(どやあ)。
>>687
(高井戸)
『バチャン!』
『ピチピチ』
わあふしぎ。おふろのなかにはおさかなさんがたくさんだ。
『バシャバシャ』
ていうか風呂なのかこれは。『生け簀』か、『生け簀』なんだな!
689
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/13(日) 02:23:31
>>687-688
(リルカ、白亜荘)
「ええ、基本的に自宅通いですから……………え?」
ぴちぴちと跳ね踊る魚たち…魚!?
「えっええー……………」
呆然と見つめる。どうしてこうなった…。
690
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/13(日) 02:27:47
>>688-689
「あ、おさかなさんいっぱい!」
なんだか嬉しそうに浴槽の近くまで入ってくる。
「なんでこんなにいっぱいいるのかなーなの。
あ、ここっておさかなさんのおふろ?」
よくわからない超理論を展開している!
「くぐみん、しってるなのー?
ここっておさかないっぱいいるみたいなの!」
そう言いながら、捕まえようと手を伸ばす。
ピチピチ跳ねている魚が普通の人間には簡単にはつかめない!
691
:
『白亜荘』
:2015/09/13(日) 02:36:08
>>689-690
(ALL)
浴槽内を泳ぎ回る魚の群れ!
ちょっと量が多すぎてたまに跳ねて逃げそうになってる。
『ガラガラガラ』
『ことり』:
「さて、実験を」
「ば?」
『メイド』が一人姿を現した。
バケツを両手に下げている。
「……ここは今立ち入り禁止ございますが。
あ、そういえば看板がなく………………」
メイドは背後へと振り返り、
「かげりー! ちゃんと立て看しておきなさいッ!
おねえちゃんが恥をかいたでしょ! おばか!」
「…………失礼いたしました。すぐに片付けさせていただきます」
ペコォ――
692
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/13(日) 03:05:01
>>690-691
(リルカ、白亜荘)
「いやいや知ってましたら連れて来てないですよ……」
脱ぐ前で良かった…いやそうじゃなく。
「今使えないんですか!?それは困りましたね……」
さあどうしたものか。と言うか皆はどうしてるんだろう。
693
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/13(日) 20:13:00
>>691
「うーん、つかまえられないのー
よーし、それなら!」
そう言ってリルカは何かを思い出したように
「『あんぐらー!』」
と、何かを呼びだそうとしたところで
「ん?…
こんにちはなのー。
あれ?もしかしておさかなさんにおふろさせてたのー?」
と、近くに現れたメイドに目を向けて首を傾げた。
>>692
「くぐみんもしらないことなんだなのー。
…でもこれだとおふろはいれないの…
どうしたらいいだろうなのー。」
かなり困った表情で目線を久々宮に向ける。
困った顔だ。
694
:
『白亜荘』
:2015/09/14(月) 23:23:32
>>692
(久々宮)
『ことり』:
「すみません、新式の発電システムの燃料でして。
今のところ内風呂はご利用いただけないことになっております」
「露天風呂はご利用いただけますが、如何でしょうか。
『狙撃班』が待機しておりますので、のぞき魔もおそるに足りません」
>>693
(高井戸)
『ことり』:
「その通りでございます。
お風呂に入ったおさかなさんは、これからお仕事をするのですよ」
『ザボッ
バシャア』
バケツ一杯の魚を汲み上げた『片目隠れメイド』。
もう一つのバケツにも汲むと、一礼して去ろうとする。
「尚、実験として『電気風呂』も用意してございますのでお試しくださいませ」
695
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/15(火) 00:14:35
>>694
(白亜荘)
「狙撃犯!?」
頭に国際的スナイパーの顔が浮んだ。
「そ、そうですかっ。それならご安心ですねっ。
……ええと、露天風呂はどこからどう行けば…………?」
脱衣所とかも独立しているのだろうか。
>>693
(リルカ)
「……だそうですよ」
696
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/15(火) 00:18:07
>>694-695
「へー、おしごとおしごとがんばってなのー。」
そう言ってぺちぺちと魚を叩いてみる。
子供なだけにちょっと容赦無い。
「でんきぶろ?
すごくきになるのー。」
どうやら興味があるらしい。
とはいえ
「ろてんぶろー。どんなのかはわからないけど、
おふろならはいりたいなのー!」
すぐに露天風呂の方に興味が湧いたようだ。
「うん、そっちにはいろなのー!
そこについてくのー!」
久々宮に対してもニッコリした表情で応える。
どうやらそれで良さそうな感じだ。
697
:
『白亜荘』
:2015/09/15(火) 00:52:27
>>695-696
(ALL)
『ことり』:
「ええ、頑張ってもらわねば。
この白亜荘が完全に独立して動けるようにするために」
「露天風呂はこちらからになります。
ああ、『神様』の謹製でございますので、若干経路が歪んでおります」
「下がってるのに上に行ってたりしますから、お気をくださいますようお願い申し上げます」
『 サッ 』
『片目隠れメイド』が指した先にはドアがある。
木造りのスイングドア。鍵などはないようだ。
「ただ真っ直ぐにお進みください。曲道は……
ああ、神様がお憑きの久々宮さまには無用の助言でございましたね」
「すぐに着くでしょう。ご安心ください」
698
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/15(火) 01:11:25
>>697
(白亜荘)
「地下のと言い、また私の知らない間に……!
ともあれ、ありがとうございますっ」
メイドに手を振り、木戸を開ける。
>>696
(リルカ)
「電気風呂は弱い電気が流れているお風呂ですね。
電気の刺激で血の流れがよくなるんです」
リルカと手を繋ぐと、露天風呂を目指した。
「露天風呂っていうのは、お外にあるお風呂ですよ。それじゃ行きましょうか。
曲がり道には何かあるみたいだから、真っ直ぐ行きますよっ」
699
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/15(火) 01:19:24
>>697
「わー。このおうち、うごくの?
すごーい!あしがぽーんってでて、
てもこんな、こんなかんじでぽーんってでてうごくんだねなのー!」
さながらロボットのような想像をして居るリルカ。
そんなにワクワクする事なのだろう。
「んー、みちにまよっちゃうの?
それはいやだなのー。」
そう言ってとりあえず大丈夫とされている久々宮に寄り添いながら歩いて行く。
>>698
「へー、びりびりしちゃうのかなーなの…
からだうごかなくなっちゃうなのー?」
若干心配そうだが、
とりあえず大丈夫だろうと考えているようだ。
「おそとのおふろ?
それってもしかして。」
そう言ってリルカは、円柱の形を手のひらで表現し
「こーいうのにおみずをいっぱいいれて
ぼーぼーってあっためるのなの?」
と、不思議そうに尋ねた。
…要するにドラム缶風呂ということなのだろうか。
妙に知識が偏っているような気がしなくもない。
700
:
『白亜荘』
:2015/09/16(水) 00:11:31
>>699
(高井戸)
『ことり』:
「電気風呂を使用するには、これをお使いくださいませ。
風呂の横にある穴に放り込んでください。そうすると電気が流れます」
『小魚』を一尾、渡された。ちょっと生臭い……
「では行ってらっしゃいませ。備え付けのバスローブや入浴具がございます」
>>698-699
(ALL)
『ヌローン』
《スマンのう。ここの土地は元は儂のモノじゃからな。
いろいろと弄りやすいんじゃ。建物の内装など容易いことよ》
『久々宮』が木戸を開ける――と、その先はすぐに。
『カポーン』
露天風呂になっていた。しかもどうやら……この位置。
『ビュゥゥウ――――ッ』
吹き込む風。見える風景。ここは中央棟の真上のようだ。
そこに植樹や敷石が用意されて、露天風呂となっている。
個人用の壺風呂や、ジャグジー、電気風呂などもあるようだ。
701
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/16(水) 00:52:39
>>699-700
(リルカ、白亜荘)
「大丈夫ですよ、安心してください。
電気といっても、ちょっとお肌にちくちくするくらいです。
……後それは露天風呂じゃな…いえ、でもある意味…ま、まあそれがもっと大きくなった感じだと思ってくれればオッケー!」
『小魚』を覗き込む。
デンキウナギとかそういうのだろうか……?
「またまた初耳ですよ!?
……いえ、と言う事はつまりこの土地は代理人である私のものでもある……?
うっでも税金とか考えると権利の主張は必ずしも…ブツブツ」
何事か考え始めるその背後に、『名状しがたい像』が現れる。リルカが見るのはこれで二度目(一度目は
>>679
)だ。
「ほんとに直ぐですね……ふむっ、これは雪の日なんかは絶景の予感ですよ……!!」
とりあえず脱衣所を探した。
702
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/16(水) 00:59:32
>>700-701
(白亜荘、久々宮)
「んー?
これをいれたらなの?
ふしぎなのー。」
なんとも妙な表情をしながらとりあえず、小魚は近くにおいておくことにする。
ちょうど金魚鉢のようなものに入っている、と考えておこう。
「ちくちくするくらいなのー?
それならあんしんなのかなのー。
ちくちくって、これくらいかなーなの。」
そう言って指でツンツンと自分の手のひらを触る。
「えー、それがおっきくなったのって…
ふつーのおふろくらい、もっとかななのー。」
どうやらだんだん楽しみになってきたようだ。
「んー、そういえばくぐみんの、そのうしろの…ひとは
いかさんなのかなーなの?」
名状しがたい像を見て不思議そうに応える。
そんなこんなしながらようやくたどり着いた露天風呂
「あー、やっとついたのー!」
どうやらたどり着いたらしい。
「ほんとーに、おそとにおふろなんだねなのー!
おそらがきれーなのー!」
嬉しそうな顔でお風呂を確認し、
久々宮と一緒に脱衣所へと向かう。
703
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/17(木) 23:40:26
>>702
(リルカ)
「そうですね……こう、芝生の上に寝転がるくらい、でしょうか…」
《烏賊!?否、儂は『神』也!!》
ムル ムル
ぐねぐねと蠢く『像』。憤慨?しているのだろうか…。
「ふふふ、ちょっとした健康ランド並みですねっ」
脱衣所で衣服を脱ぎ、お風呂セットを借りていこう。
ドン!
「私、脱いでも脱がなくてもスゴいんですよ!!」
カメラ目線で誰に言うともなく脱衣所でジョジョ立ちをしていた。
704
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/17(木) 23:58:18
>>703
「ふーん、それくらいだったらへーきかも、なの。」
「えー。かみさまー?
かみさまなのに、あんまり…
かわいくないなのー。」
よくわからない基準でリルカはかみさまを見つめる。
「かみさまってー、どんなおねがいもかなえてくれるのー?」
と、名状しがたい像に向けて答えているうちに
「あ、まってなのー。」
そう言って釣られるようにリルカも脱衣所で衣服を脱ぎ始める。
「くぐみん、おとななのー。」
どこを見ていってるのかは分からないが、関心したように頷く。
…リルカの服の下には、どこか痛ましい傷跡が刻まれている。
705
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/18(金) 21:55:20
>>704
「まあそもそも『神様』という存在は……」
神道を学ぶものとして自分なりのアニミズムを話そうとして止めた。
「…色々居ると言う事で。
あっ私は好きですよ『神様』のその………こう、マニョマニョしたところとか…!」
《ふぉろーになっておらぬぞ!?
……まあよいわ、そうじゃな、何でもという訳にはゆかぬな。唯一絶対の神ではないゆえに。じゃが…!》
ガラガラ
触手めいたものを大きく広げて見得を切る『神様』………を他所に、脱衣所のドアを開けて、露天風呂に向かう。
「ふふ、リルカさんも大きくなれば大人になれますよ」
《あっこら最後まで話を聞かぬか!》
706
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/18(金) 22:02:23
>>705
「ふんふん…かみさまは
いっぱいいるってことなのかなーなの…
そういえばわたしはたこもいかもすきなの。」
しばらく、その神様らしき名状しがたい像の話に聞き入っていたが、
「あ、ごめんなさいなの。
おふろはいってくるの!」
露天風呂に入るときたら、
話を一旦打ち切り、露天風呂に入っていく。
「わーい、おとなおとな!
わたしもおっきくなるー!
いっぱいごはんたべるの!」
と、ニコニコ笑いながら応える。
そういうところで、リルカは我先にという感じで
露天風呂の湯船に近寄る。
「…ふんふん…」
とりあえずまずは温度を確かめようとちょっと手を入れてみる。
707
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/18(金) 22:45:38
>>706
「ふむっ………」
手を入れた瞬間は熱く感じるものの、すぐに肌に馴染んだ。
…そんなふうに温度を見ているリルカを、後ろからじっと見ている。
「ふむっ…。
そうそうリルカさん、入る前には身体にかけ湯をしてから、ですよ。
いえ……先に身体を洗ったほうがいいかもですね。背中を流してあげますから、つかる前にこっちに来てください」
何事か考え込みながら、お風呂椅子と手桶を用意した。
708
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/18(金) 23:04:01
>>707
「あ、ちょっとだけあつい…
けど、もうだいじょうぶなの。」
少し顔をしかめたりしたけど、
大丈夫だな、ととりあえず安堵の表情を浮かべる。
「うん、えーっと…
おふろのおゆを…こうやってかな、なの。」
お風呂の椅子に座り、手桶を持ち上げて…
お湯をいっぱいすくってみせようとするが…
「あー…
もう!」
重たくて持ち上がらないらしい。
「じゃー、このひとにまかせるの!」
ドゴォン!!
リルカは即座に自分のスタンド『アングラガルド』を出現させて、
軽々と手桶を持ち上げさせた。
709
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/19(土) 00:05:14
>>708
「なるほど、普段はそうしていたわけですね………。
でも」
ヒョイ
サラサラ
手桶を横取りして、リルカに少しずつ浴びせた。
「今ここには私が居ます。せっかく一人じゃないんですから、私に頼ってくれませんか」
710
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/19(土) 00:19:19
>>709
「あっ」
スタンドが持っていた手桶はあっさりと久々宮に持っていかれる。
「うーん、そうなの…
わたし、あんぐらちゃんにいろいろさせてたから
そういうの、わすれてたの…」
ちょっとごめんなさい、という表情に見える。
「あ、でもきもちいなの。
あったかい、なのー…」
ふと、振り向いて笑顔を向けた。
いつも以上に暖かい表情に見えた。
「ありがとなの。」
711
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/19(土) 00:24:46
>>710
「そう、だったんですね。けれど……これからは違います。
みんなが居ます、まだリルカさんが会ったことのないたくさんの人が、ここに」
もちろん私もです、と付け加える。
「どういたしまして、さて…………どこから綺麗にしてあげましょうかねっ…!!」
両手をわきわきさせると、身体が冷えないようにさらにざぶざぶとお湯をかけてから、まずはリルカの髪から洗い始めた。
712
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/19(土) 00:31:14
>>711
「それは、とってもうれしいの!
おともだちいっぱいなの!」
どこか嬉しそうに応える。
先程から楽しそうにし続けているような気がする。
「うわー、あったかいなのー!」
ザバザバとお湯をかけられているリルカの反応はいちいち新鮮である。
本当に久しぶりなんだろう。
彼女の土気色でところどころに白い毛が混じった髪の毛も、
ボサボサしていたのがしっとりとし始めた。
こうしてみると少し汚れが目立ち、綺麗な質感ではない。
「つめたいおみずなら、かぶったことあるけど
あったかいのはひさしぶりなのー。」
そう言ってワシワシと、自分の髪の毛を撫で回し始めた。
「つぎはおせなかがいーのー」
713
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/19(土) 01:09:46
>>712
「これからの季節はどんどん寒くなりますからねっ。
まだこれくらいのうちにリルカさんをお連れ出来てよかったですよ」
バシャバシャ
自分も頭から被って、顔をこすって、咳払いをした。
「いけませんねこれは……。
随分、ちゃんと洗ってないんじゃないですかっ?あ、もっと優しくやらないと、髪が痛んじゃいますよ…ほら、こんな風に…」
言いながらシャンプーより先に、お湯と指で丁寧に髪を解していく。
714
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/19(土) 01:11:00
>>712
「はいはい、お背中ですねっ………痛くないですか?沁みませんか?」
続いて背中にもたっぷりお湯をかけていく。
715
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/19(土) 01:15:53
>>713
「うーん、たしかになの。
さむかったらどうしようとおもったなのー。」
安心した表情で同意し頷く。
「そうみたいなの…
ずっとその、おふろはいってなかったし、
うみでおよいでたくらいしかないの…」
少し残念そうに応える。
海水を絶えず浴びていたのならば、髪の毛は塩水で傷んでしまうだろう。
よく見れば髪の毛の先端付近はチリチリしている。途中でちぎれたかのような形状だ。
「あ、でもこれはきもちいのー。」
丁寧に髪の毛を解されて、気持ちよさそうな表情になった。
ちょっとずつだが汚れが取れていっているような気がする。
716
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/19(土) 01:20:20
>>714
「うわーい。
おゆは…だいじょうぶなの。
あったかくてちょーどいいなの。」
そう言って微笑みかける。
どうやら古傷のようである。
お湯をかけたくらいでは痛まなそうだ。
717
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/20(日) 00:11:26
>>715-716
(むむっ、相当野外生活が長かったみたいですね………)
白髪交じりなのはストレスか、あるいは栄養不足か…。
ともあれ、あのタイミングで出会うことができたのは本当に僥倖だったと言える。
「髪もちょっと、切りそろえたほうがいいですねっ。普段はどうしてたんですか?」
流石にさっきの『アングラガルド』で引きちぎるとかではあるまいが…。
髪を解し終えると、シャンプーを手に取り洗い始めた。
718
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/20(日) 00:26:51
>>717
「そっかなのー。きったらもっときれーになるのかななの!」
どこか嬉しそうに応える。割とオシャレも解するのだろうか。
「かみのけは…そういえばぐっとひっぱったりしてたかななのー
おじさんとおばさんもそーしてくれたからなの…」
まるで当然のように答えた。
かなりワイルドに髪の毛を短くしていた…のか?
「あ、でもくぐみんのやりかたできれーになるなら
そういうのはやめるからねなのー。」
割と素直に久々宮に対して答えた。
そして、シャンプーで頭を洗われ始めると
「あふー、とってもきもちいなのー!」
両手足をぴーんと伸ばして、癒やされている顔になった。
719
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/20(日) 00:55:51
>>718
「それは………髪に良くないので止めたほうがいいですねっ」
奥歯をかみ締める。
「まあ、これからは普通に切りましょう!
とりあえず明日のお風呂の時に、少し毛先を揃えてあげますねっ」
本格的なカットは無理にしても、それくらいならしてやれるだろう。
髪は優しく、頭皮はしっかりマッサージ。
「フフフ、ヘアケアにボディケア、スキンケアなどなどはお任せください。
何せ私、美少女なもので……!!」
ザバザバ
シャンプーを流し落とすと、今度はタオルにボディソープをつけて泡立て、リルカの背中をこすっていく。
「痒いところはありますか、リルカさん?」
720
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/20(日) 01:01:13
>>719
「わかったの、やめておくのー。
くぐみんとやくそくー。」
のんきに返していくリルカ。
言ってることは割と重たいというのに。
「ふつーのきりかた、
おしえてほしーの。」
そう言って、またその顔は気持ちよさそうなものになった。
「じゃー、とことんきれーにしてもらっちゃおっかなーなの。
おふろにきたんだからいーっぱいきれーになるの!」
嬉しそうに両手を振って応える。
ちなみにスタンドは出しっぱなしだ。ちょっと存在感が有る。
「うーん、おせなかの…
ここのあたり、ちょっとかゆいの。
だけどちょっとてがとどかなくってなのー。」
そう言って背骨の中心辺りを指差す。
位置的に見て手が届かない場所だ。ここがかゆいのは辛いだろう。
…若干かさぶたができているのもかゆい理由かもしれない。
721
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/20(日) 01:15:34
>>720
「ちゃんとしたカットは流石に専門外ですね………と言うか流石に専門家に頼んだほうがいいかも。
まあ、そこの辺はまたその時に考えましょう。
フフフ言いましたね?覚悟してくださいよリルカさん綺麗になることに関して私妥協はしない性質なので…!!」
存在感なら『神様』も負けてはいない。
…しげしげと、『アングラガルド』を見つめている。
「なるほど、ここですねっ?
ところで、さっきの『神様』のお話の続きですが………私の『神様』な『唯一絶対』の『神様』ではないので、『なんでも』は不可能です。
スタンド
けれど『いくさ』に、『守護霊』に関してならば、相当凄いことができますよっ」
かさぶたを避けてタオルでこすり、かさぶたの近くは直接手指に塗って泡立てたボディソープでそっとこする。かなりくすぐったい。
722
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/20(日) 01:25:47
>>721
「かみをきってくれるところとか、
あったらそこにいこっかなーなの。」
そう言って軽く自分の髪の毛をつまんでみてみる。
先端がチリチリしているのを改めて気づいた。
「わーい!
いっぱいきれいになれてうれしーの!」
とても嬉しそうである。リルカも、自分にかかったボディーソープを
腕に伸ばしたりして洗い始めている。
アングラガルドの姿は人型といえど、かなり異形の姿である。
手足の長さは同等で、頭部はまるでマンホールのふたか、真実の口が嵌めこまれたかのような
円状の形をしている。見た目からするとパワーはかなりありそうだ。
「なんでもは、できないんだなのー。
…いくさ、たたかい?それとすたんど?すたんどっていうと…あふ」
と、そこまで行ったところで、優しく優しく指で背中がこすられる。
「あふう、くすぐったいなのー。
あはっふひっあうー!」
体をくねらせて大笑いする。隣りにいた『アングラガルド』は
くすぐったいせいかちょっと像がぶれている。
723
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/22(火) 00:36:06
>>722
「その、リルカさんの傍に立ってる彼のこと、ですよっ。
私の『神様』は彼らを強くしたり、新しい力に目覚めさせたりできるんです!すごいんですよっ!!」
《如何にも、儂は凄い!さあ讃えるがよい……!!》
モニョニョニョニョニョニョ
触手のようなものを万歳するみたいに天に挙げ、像をぶるぶると波打たせる『神様』。
「……ふむっ。
お肌のお手入れもお任せですよっ、この傷跡も、少しずつなら……消せる、と思いますから」
シャボンに混じり、指先から滲み出させた『霊水』を、古傷に塗りこんでいく。
時間はかかるが、いつか癒せることを願って。
724
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/22(火) 01:00:33
>>723
「へー、あんぐらちゃんのほんとうのおなまえなの?
そういえば、あのいれずみぐーるぐるのおにーちゃんがそういってたかもなのー!」
納得したような表情で自分のスタンド、『アングラガルド』に視線を送る。
「くぐみんの『かみさま』とおんなじなんだなのー。
ほんとにすごいなのー。」
何がすごいのかはわかってなさそうな表情だが、
感心しているらしい。
「あうー。じゃぁ、その『かみさま』のちからで、おはだきれーになるかなーなの。
くぐみんみたいなおはだじゃないけどなのー。」
そう言って時々見える久々宮の腕をチラッと見る。
衣服で見えない部分に古傷が多く有るようだ。
「でもなんだかきもちーなーっておもうのー。」
725
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/23(水) 00:47:32
>>724
「本当の名前、と言うよりそういう種類、というか…。
ほら、私やリルカさんには、それぞれ名前がありますけど、私もリルカさんも同じ『人間』ですよね?
スタンド
それと同じです。彼はリルカさんの『守護霊』、そして名前が……」
『アングラガルド』をビシッと指差す。
……名前が解らないので、リルカと『アングラガルド』を交互に見た。
《否否否否!!儂は『神』也!『同じ』ではないわ!!》
…言い張るが、リルカがどこまで理解できるかは不明である。
「…なりますよ、だからまた、私とお風呂しましょう!!」
ゴシゴシ
リルカの言葉に頷くと、背中を流した。
「………あ、ちなみに『神様』から力を授かるにはお金が要りますのでそこのところは宜しくお願いします」
…………いい雰囲気が台無しである。
726
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/23(水) 00:54:46
>>725
「あ、そっかなのー。
おんなじ『にんげん』だったのー。」
どうやら納得したらしい。
ひとまずそれでわかったようだが…
「あ、おなまえは『あんぐら』ちゃんなのー。
…あ、いれずみいっぱーいのおにーちゃんは
『あんぐらがるど』っていってたかなーなの。」
そう言って挨拶をさせてみた。
「えー?なら『あんぐら』ちゃんもかみさまなのー。」
のんきな表情で応える。
久々宮がおんなじと言っているので、神様と一緒と判断してるようである。
「わかったのー。
いっしょにおふろはたのしーのー。」
嬉しそうにうなずいて応える。
と、
「…おかねぜんぜんもってないのー。
おかししか、かえないのー。」
はぁ、と残念そうにため息を付いた。
727
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/23(水) 23:51:26
>>726
《ええい、だから違うと……!》
「まあまあ…。
…確かに、私の『神様』も、リルカさんの『アングラガルド』も…どちらも人の精『神』が源にあるわけですから、そういう意味では同じかも知れませんねっ。
人は誰しも己のうちに、神様を宿らせている…リルカさんの場合、それが『アングラガルド』なのでしょう」
厳密には『神様』…『ザ・プレイヤー』は己の精神の産物ではないのだが。
それは取り合えず、この際は横に置いておこう。
「残念です!でもまあ、見たところリルカさんの『アングラガルド』は既に十分な力を持っている様子。
無理に強くなったとして……いえ、意味のない強さを得たとしても、それはやはり『無意味』です。だから一先ずはこのままでいい、と私は思いますっ」
ザブザブ
しっかり洗って、『霊水』を塗ってから、またお湯をかけて流していく。
「さあ、次はリルカさんが、私の背中を流す番ですよっ」
728
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/24(木) 00:07:26
>>727
「ふーん…
わたしとくぐみんのほかにも、いーっぱいかみさまをもってるひとがいるんだねなのー。」
どこか嬉しそうな表情でリルカは応える。
彼女にとって、自分と同じ力を持つ人は嬉しいらしい。
「わかったのー。
あんぐらちゃんは、これでもじゅーぶんつよいってわかってるからなのー。」
そう言って嬉しそうに体を流される。
リルカはもうすっかりすっきりした様子になっている。
「んっ?あっわたしがくぐみんの
おせなかながすんだねなの!」
納得したようにリルカは立ち上がって席を譲る。
そして…
「んーふふー。
あわあわ〜!」
石鹸をくしゃくしゃいじってあっという間に両手に大きな泡の塊を作り上げた。
そして、久々宮の背中にゆっくりとかぶせて
「ごーしごーしなのー。」
ちょっと力を入れてそうな勢いでタオルで背中を撫で始めた。
力の加減がややできていない。
729
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/24(木) 01:29:32
>>728
「『八百万』、それだけの数の『神様』がこの世にはいると言われてますからねっ。
この『白亜荘』の人たちも、皆そうみたいですし…」
ふむっ、と『アングラガルド』を見やる。
「見た目かなり力はありそうですね…それだけでも私としては羨ましいですよっ。
はい、じゃあお願いしま痛い痛い、あのっもうちょっと優しく……!」
730
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/24(木) 01:34:45
>>729
「はっぴゃくまんもいたら、かぞえきれないかもなの…
ここにすんでるひとみーんなもってるの?」
ひどく驚いた表情だ。
「わーい!じゃぁあんぐらちゃんと、ほかのこのすたんど、
みせあいっこしよなのー!」
どこか浮かれ気分である。
隣のアングラガルドもマンホール上の頭に
こんな表情→(^^)
を終始浮かべている。
「んー、つよいからだいすきなのー!
…あっ」
と、痛そうにしている久々宮を見て少し手を止める。
「ご、ごめんなさいなの。
けがしたらたいへんだよねなの…」
動きを小さくして、先程よりも優しくタオルでこすり始めた。
コレでひとまず痛くないはずである。
731
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/28(月) 00:12:37
>>730
「ええまあ…リルカさんの入寮が認められたのも、その辺りが理由ですし。
ああ、突然出されると驚く人もいるかも知れないので、気をつけてくださいね。
スタンド
『守護霊』がらみで怖い思いをした人も、中にはいるでしょう。犬にかまれて怪我をした人に、いきなり犬を見せたりしたらいけないのと同じですよ」
楽しそうなリルカに、一応釘を刺す。入寮早々、トラブルは拙い。
「すみません、しかし力の入れすぎはこれまたお肌の敵!
リルカさんもご自分の体を洗う時は、力を入れすぎないようにしたほうがいいですよ。
…でもきれいにしてあげようという、リルカさんの気持ちは伝わってきましたけどねっ」
フォローしつつ、今度は適度な力加減に、気持ちよさそうに息をつく。とりあえずこの間に、髪は自分で洗うとしよう。
732
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/28(月) 00:23:16
>>731
「あー…そっかなの。
じゃあおともだちになれるよねーなの。」
自身が湧いてきたらしい。
「わかったのー。すたんど、みたらこわいひともいるってことなのねなのー!
じゃー、みせてっていわれたりしたらみせよっかなーなの!」
ウンウン、とうなずいて応える。
トラブルを起こさなければ彼女も普通の女の子に見えなくもない。
「これくらいのあらいかたしかしらなかったみたいなの…
ごめんなさいなのー。
…きれいにするのはほんきだから、こんどはゆっくりやるねなのー。」
嬉しそうな顔でゆっくりと久々宮の背中を洗うリルカ。
この調子ならそろそろ背中を流してもいいだろう。
733
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/28(月) 00:56:13
>>732
「一人だと解らないことだらけですよね。
だからこれから、いろいろな人とお友達になって、解って行けばいいと思いますよ」
誰もが通る道だ。
リルカはちょっと進むのが遅くなっただけなのだ…。
髪を洗い終えると、髪と身体と、まとめてお湯で流していく。
「さて、それじゃあ待望の……!!」
いよいよ露天風呂に。
浸かると肩こりのもとの胸が浮ぶ。足をしっかり伸ばせるのは、家風呂では味わえない醍醐味だ。
「ふぅ…………」
734
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/28(月) 01:03:04
>>733
「そーさせてもらうのー。
おそとのことはあんまりわからなくってなのー。」
そう言ってとりあえず体を洗うのを終える。
そして遂に
「わーい、おふろなのー!」
待ってましたとばかりに彼女は露天風呂に飛び込んだ。
肩の上くらいまで深く湯の中に入り込んでゆっくりと足を伸ばす。
「うわー、あったかくて、きもちいーのー!」
そう言って両手を大きく上げた。
所々に古傷は耐えないが、傷に沁みるということは幸いないらしい。
「こんなにおふろってきもちいのかなのー。」
ニコニコ微笑みながら久々宮に視線を向けた。
735
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/28(月) 23:44:21
>>734
「リルカさんの今まで使っていた『お風呂』はもっとずっと狭かったでしょうからね…。
それに温かくない時も多かったみたいですし…」
うんうん、と頷く。
「けれどこれからはもう心配要りませんから。
毎日こうして、一日の疲れを、しっかり体中解して……癒してください」
可愛い過ぎるので思わずハグした。
736
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/28(月) 23:49:27
>>735
「そうなのー、すごーくあついときもあったけどなのー。」
いろいろと大変だったのかもしれない。
だがリルカはそれでも表情は穏やかだ。
「わかったの…
あっ…なんだか」
抱きしめられて、リルカはまんざらじゃないように思える。
「こんなふーにされると…
おねーちゃんみたいなの…」
そう言って少し目を閉じる。
「かぞくってこういうのなのかなのー。」
そう言ってふぅ、とため息を付いた。
737
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/09/29(火) 23:48:30
>>736
「ふふふいいんですよお姉ちゃんと呼んでも!」
あんまり可愛いので髪をわしわしした。
「というか今日からここがリルカ家みたいなものです。
なら、一緒に住んでる人はみんな家族と言ってもいいのではないでしょうか…!!
……ところで」
入る時に持たされた、『魚』を指差す。『電気風呂』に必要とのことだが…?
「せっかくだからそれ、使ってみませんか?」
738
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/09/29(火) 23:57:11
>>737
「んー、じゃあ、おねえちゃんってよぼっかなーなの。」
割とすぐに嬉しそうに応える。
「おっきなおうちがぜんぶわたしのおうち。
とってもうれしいのー。」
そう言って嬉しそうに髪をなでられる。
「あ、けっこうあたまはすきなのー。」
どうやらなでられるのが嬉しいらしい。
そのまま癒やされた表情を浮かべている。
「…あ、そういえばなの。」
そうだ、と目を開けて久々宮に顔を向けた。
「わすれちゃうところだったの!
うん、つかってみようよなのー!」
そう言って魚を軽く自分のスタンドに握らせる。
739
:
『白亜荘』
:2015/09/30(水) 00:10:38
>>737-738
(ALL)
二人揃って電気風呂を使うことに決めた。
電気風呂の位置は――判りやすく看板が立てられている。
何か他にも注意事項があるようだが、詳細は解らない。
近づいて読む必要があるだろう。
740
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/02(金) 00:55:27
>>738-739
「ふむっ、何か書いてありますね…」
露天風呂から上がると、電気風呂の看板とにらめっこした。
741
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/02(金) 00:57:51
>>739-740
「えー、なにがかいてあるんだろうなのー!」
リルカも釣られてその注意書きを覗き込んで見る…
…もし漢字表記だったら読めないかもしれない。
まぁその時でも久々宮が読んでくれるならば彼女にとっては問題ないことだ。
742
:
『白亜荘』
:2015/10/02(金) 23:30:13
>>740-741
(ALL)
┌────────────────┐
│ │
│ 電気風呂 │
│ 下の穴に魚を入れてください │
│ マッサージは練習中です │
│ │
└────────────────┘
看板にはこう書かれている――――
電気風呂の傍らには穴があり、そこに魚を入れるようだ。
さらに電気風呂内にも、小さな穴と思しきものがある。
排水口や循環用の穴にしては、若干小さい。
743
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/04(日) 14:17:09
>>741-742
「…………どういう意味でしょうねこれ…………練習中…?」
リルカに魚を穴に入れるよう、促した。
「……まさかとは思いますけど…この穴…………」
744
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/04(日) 14:23:25
>>742-743
「うーん…よくわからないけど、
ここにいれたらいいんだねなのー!」
納得したように頷くと、傍らに設置されていた穴に向けて
魚をポトンと落としてみる。
「れんしゅーちゅー?
れんしゅーはだいじだよなのー。
…それで、このあなはなんなのかなーなの…」
興味深そうに魚が吸い込まれる穴を確認してみる。
…そしてもう片方の、電気風呂の穴も興味深そうに見つめ始めた。
745
:
『白亜荘』
:2015/10/04(日) 22:05:53
>>743-744
(ALL)
『高井戸』が魚を穴に落とす――
『ポチョ』
『ヌルリ ヌルーリ』
浴槽の穴から、何かが出てきたようだ。
細く、透明だが……ビニールのような質感に近い。
『プルプルプル』
水中で揺れている……。これが電気風呂なのだろうか?
746
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/07(水) 01:25:05
>>745
「デンキウナギかデンキクラゲか何か………?!」
このコレジャナイ感。エコロジーと言えばエコロジーだけど…その……。
入った後の絵面がどう考えてもよくない。よくないですよこれは…!!
「……どういう発想でこういうの作ったんでしょうね………」
さすがにちょっと躊躇う。
………まあ触手に絡まれることは割とよくあるがこれはこれだ。
747
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/07(水) 01:35:19
>>745-746
「む、むむむー?」
浴槽から飛び出してきた何かに、リルカはひどく興味を持った。
「こーれーは。
なるほど、ようせーさんなの!」
どういうわけかいっぺんに納得してしまう!
「くぐみんー。わたし、さきにはいってみるなのー。
このようせーさんの、お風呂はいってみたいからなのー。」
久々宮が少し戸惑っている間に…
リルカはもうすでに片足をお風呂の中に突っ込んでいる!
果たしてこれはいいのか悪いのか…?
748
:
『白亜荘』
:2015/10/07(水) 02:09:47
>>746
(久々宮)
想像される絵面は確かによくない……
一部のボーイズ&ガールズは期待しているだろうが、常時sageの18禁スレでもなければ不可能だ。
が、そんなことを気にしないでお子さまが一歩踏み出した!
>>747
(高井戸)
『ボチャン!』
足を踏み入れる、と――――
『ビ ビ ビ ビ ビ ビ ビ ビ』
『痺れる』! ちくちくと針を刺すような感覚が足にある!
これが電気風呂のようだ。耐えきれないほどではない。
『ウニョン』 『ウニー』
ゆっくりと揺れていたそれの動きが激しくなった。
どうやれこれは『触手』のようだ。『電気クラゲ』だろうか?
749
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/08(木) 00:48:20
>>747-748
《うむ、まったくけしからぬ………!!》
ミョミョミョミョミョ
腕組みをする『神様』。
そしてやはり、風呂場の中で泳いでいるのは『電気クラゲ』のようだが…?
「いやいやけしからぬって『神様』も建造に一枚かんでるんですよね!?
というか『電気クラゲ』は毒の棘に刺されると痺れるから、『電気』ってなっただけで別に電気を起こしてるわけじゃ…」
750
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/08(木) 01:18:11
>>748
「んんんんうううううう?」
初めて感じるような妙な感覚にリルカは目を白黒させ、
体をブルブルとふるわせている。
「ああああれえええええ?
なんだかへんなかんじなのー。」
どうやらまだあんまり慣れてないようだ。
まぁ、耐えられないほどではないので、そのうちなれると思うが…
>>749
「うううふふー。
ねー、くぐみんー。」
そう言って彼女の方にも振り向いて応える。
「なんだかー、おもしろいおふろだよーなのー。
は、いってみよーよーなのー。」
ちょっとプルプルと体を震わせつつ微笑む。
電気信号か何かなのか、口元が若干ピクピクしてるように見える。
751
:
『白亜荘』
:2015/10/08(木) 01:24:39
>>749
(久々宮)
《儂は知らぬがの、推量はつくぞ》
《あやつらは『うーま』の研究をしておるのじゃ。
スタンド能力を持った生物じゃな。あの女の弟が特に好んでおった》
《『100年生きているうーま』も居ったぞ。ただの馬じゃったが。
おそらくはこれは最近見付けたモノじゃろう。利用しているのではないか?》
観ている限り、触れていないのに『高井戸』は痺れている。
本当に電気が流れているらしい。そういう能力なのだろうか。
>>750
(高井戸)
『ウニン ウニン ウーニウニ』
更に何本かの触手が現れ、『高井戸』の足に向けて寄ってきた。
あくまで触れずに、その場に待機するように揺れ続けている。
そういえば、『マッサージは練習中』と看板にあった。
やってくれるのだろうか? 触れてくるのを待ち構えているらしい。
752
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/10(土) 01:17:50
>>750-751
「ええ………だ、大丈夫なんですか?痺れて動けない、とかなってませんよね?」
口元をピクピクさせているリルカに困惑した。
「『うーま』………『UMA』、の事ですかっ?
……まあ確かに、そういう生き物がいるのは知ってますけど……」
神社に伝わる古文書に記された、ある島の伝承。
そこに住む奇妙な動物たち。そのうちの一体の『遺骨』がかつて神社で起こした騒動のことを思い出す。
「…どうやって言うことを聞かせ……あ、だからあの魚を?あれで餌付けしてた……?」
753
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/10(土) 01:39:41
>>751
「うわー、なんだかかわいいーなのー」
そう言ってとりあえずどんどんと風呂の中に入り込んでいく。
「…れんしゅーちゅーって、
かいてあったんだよねなの」
少し首を傾げながら少し微笑んでみせる
「おねがいしまーすなの!まっさーじ!」
足を投げ出すように軽く伸ばして応える。
>>752
「へーき、へーきなのー!
むしろちょっときもちよくていいかんじなのー!」
微笑みながら久々宮に声をかける。
「ねーはいっちゃおーよなのー」
754
:
『白亜荘』
:2015/10/10(土) 01:50:04
>>752
(久々宮)
《解らぬが、おそらくは。観たところ害のある気配は覚えぬぞ》
《じゃが、マッサージは練習中じゃから気を付けたほうがよかろう……》
『ウンニ ウニウニ』
『神様』が解説している……その間にも!
お子さまは迷うことなく足を突っ込ませた!
《のの! そこなおさなご! やめるんじゃー!》
『事案発生』か――!!
>>753
(高井戸)
『ピリピリピリ』
痺れる感覚にも慣れてきた。触手もそれに応じて動く。
更なる本数が現れ、君に向けて伸びてくる……
『ヌルゥ ヌルルロロォ 〜 ン』
君の足に絡みつき、優しく圧力を加えてきた。
ポイントポイントで電流を流してくるが、それも刺激程度だ。
(※教育的によろしくない絵面ですが、彼らは善意でやっています。
スレ主も善意です。善意なんです。善意なんだってば!)
755
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/11(日) 00:18:26
>>753-754
(………も…物怖じしない子ですね…………)
色々通り越して感嘆しつつ、やれやれ、とため息とともに微苦笑。
「大丈夫ですよ『神様』、危ないと思ったら止めますから…」
本当に危ないと思ったら止めればいい。
何でもかんでも頭ごなしに駄目駄目言うのもあんまりよろしくないだろう。
まあ…ギャラリーもいない訳だし。セーフセーフ(か?)。
「くしゅんっ」
……くしゃみが出た。むしろこっちのほうが問題か。
隣に、別の風呂があるならそっちに入って、冷えないようにしよう。
756
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/11(日) 00:29:09
>>754
「んー?かみさまー、
これってなんだか…
きもちいんだけどなの…」
足に感じる優しい圧力を感じてなのか、
若干リルカの声も子供ながら艶やかである。
まぁただ単にマッサージで気持ちいいってだけなのだが
「あっふう…
なんだか、とってもいいきもちなのー。」
すっかり和んでいるようだ。
>>755
「あふー…
かぜひいちゃうよなのー。
いっしょにはいろなのー!」
どうやら見た感じ今のところは問題なさそうだが…
「むー?」
757
:
『白亜荘』
:2015/10/11(日) 00:38:51
>>755
(久々宮)
《頼んだぞ。白亜荘の命運がかかっておるからな。
管理人の怒りに触れた場合はどうなることか》
神にのみ許されたメタ発言であった。
事案発生と感じたら即座にお止めください。
《おおう、風邪を引いてはならぬぞ。巫女や。
そこの個人風呂がよかろうて。暖まるじゃろう》
指した先には個人風呂――壷湯がある。
いくつかあるが、隣り合っているので『高井戸』とも総距離は開かない。
>>756
(高井戸)
『ヌルン ヌルヌル』
『ズズズ』
更に触手が増え、脚全体を覆うように包んだ。
『ビ ビ ビ ビ』
若干電圧が上がる。痺れる感覚が強くなってきた。
『ビビビビビ』
ちょっと…………強すぎる気がする。
痺れが強すぎて、足が痙攣しそうだ。
758
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/11(日) 00:59:46
>>756
(リルカ)
「フフフ私はリルカさんより大人なので色々とアレですから止めておきますよ今回は。
ああリルカさん、ちょっとお手を拝借」
ペタリ
リルカの手のひらに『割符』を貼る。
「これさえ貼っておけば、もし何かあっても大丈夫、なはずです!」
>>757
(『白亜荘』)
「……でもそもそもこれ作るのに手を貸してるんですよね、『神様』…………」
白い目で見る。
私に罪はないので出禁にしないでくださいね管理人さん(保身のために『神様』を売る勢い)。
これ以上身体を冷やさないように壷湯につかった。
759
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/11(日) 01:15:35
>>757-758
「そーなの?
うーん、よくわからないけどそうならしょうがないの…」
そう言って、言われるがままに手のひらを差し出して、
割符がくっついた。
「なにがあってもへーき?
…なんなんだろうなのこれはなの…」
興味深そうにペタペタと割符に触る。
さて、そんなこんなしていくうちに
「んー、なんだかきもちい…
きもち…ん…」
段々と足を包み込んでいく触手、その結果としてなのだろうか…
「き、もち…いけど…
な、んだか…」
段々と痺れる感覚が強くなっていき、
ちょっと体がビクビクし始めた。
「ん、あっ…
あうぅ…これって、きょーいくなの?
なんだか、うー、ひさしぶり…なのー。」
どうやらビリビリを受けてるせいかちょっと顔が苦しげである。
「んー…
ちょっと、いいかななの…!」
リルカはとりあえずお風呂の外に出ようと体を持ち上げようとしている。
760
:
『白亜荘』
:2015/10/11(日) 23:21:37
>>758
(久々宮)
《儂はここまでの移動を縮地で繋げるのに協力しただけじゃー!
細かい設備まで儂は面倒見ておらんぞ。そこまで手伝っておらぬわ》
『プンプーン』
『神様』は遺憾の意を示した。
やらかしたのはここの管理人たちです神様悪くない。
『ザバァ』
壷湯は熱い。人の出入りがないので湯が覚めていない。
浸かっていれば、しばらく浸かれば体の芯から暖まりそうだ。
>>759
(高井戸)
『ヌルリヌルルー』
身体を離すと、『触手』が引っ込んだ。
そのまま穴の中に引っ込んでいく。
《練習中じゃからのう。あとで感想を伝えてやるとよい》
761
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/12(月) 00:31:01
>>759-760
「やっぱり………ほら、掴まってください、リルカさん」
『割符』の力で手を繋ぎ、リルカを『壷湯』の中に引っ張り込む(狭いけど)。
「まあ何にしても、マッサージはしばらく中止ですね。
男子のほうで練習して貰いましょうフフフ」
改めてくつろごう。
「……………ふう…………」
762
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/12(月) 00:37:55
>>760
「あうー…
ちょっとしびれたのー。」
ちょっと疲れた表情でとりあえず湯船から顔を出す。
「…さいしょはきもちいよかったんだけどねなのー…
もうちょっとちからよわくしたらちょーどいいとおもうなの…」
感想を伝えてやってほしいと言われ、
何気なく答えてみる。ひとまずは、強さが問題であるらしい。
>>761
「んー、あっ…
はなれてるのに、なんだかてがのばせるのー!」
割符のちからで、リルカはスルリと湯船から上がり、
入っていた壷湯に潜り込むことになった。
「うーん、それがいいのかなーなの。
おとこのこのほうがつよいもんねなのー!」
そう言ってちょっと久々宮に密着しながらゆっくり湯に浸かることにした。
「やっぱりふつーのおふろだとゆっくりあったかいなのー。」
ちょっとぎゅうぎゅうだからなのか、余計に暖かく感じる。
763
:
『白亜荘』
:2015/10/12(月) 00:48:07
>>761
(久々宮)
《なるほど。男子風呂へ移すように伝えておこうぞ》
ゴ ゴゴ
ゴゴゴ
次回、男子風呂に迫る危機。
男たちは如何にして電流触手に屈服していったのか。
白亜荘の日々、第129話「僕を責める青いイナズマ」
次回も見てくれよな!
>>762
(高井戸)
《さようか。よっしよし、ちゃんと意見が言えてえらいのう》
《それでは儂はこれにて消える。また会おうぞ》
ズズズ
『神様』は姿を消した――。これで二人きりだ。
764
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/12(月) 02:16:06
>>763
(白亜荘)
「お願いします」
(見れないのが残念ですけど……)
>>762
(リルカ)
時空を超えて引っ張り出されるリルカ。
「出たら一緒に牛乳飲みましょう牛乳。
その後はまた、案内してあげますから………………それとも今日はもうお休みしますか?」
リルカを後ろから抱きしめながら、改めて大きく、息をついた。
765
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/12(月) 02:26:09
>>763
「んふふー。
そんなにえらいー?」
なんだか悪い気はしないらしい。
嬉しそうだ。
「じゃーさよならまたねなのー。」
そう言って軽く手を振り、見送るのであった。
>>764
「ぎゅーにゅー…
あ、のんでみたいなのそれー!
きゅーしょくのぎゅーにゅー、おいしいからなのー!」
そっと抱きしめられているが、それでもリルカはどこか元気そう。
「…んー…
そうだなーなの…」
長く湯に使っていたからかちょっとぼんやりしている。
「……いっぱいいろんなことあってつかれたのー。
もっといろんなところみてみたいけど、
きょーはもうおへやでぐっすりしたいかなーなの。」
そう言って、どんな部屋が来るかなーなんて楽しみそうな目を見せた。
もうすっかり元気だ。
コレならばおそらく大丈夫だろう
766
:
久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』
:2015/10/16(金) 02:04:06
>>765
「じゃあそうしましょうか。明日になってもここは逃げませんしねっ」
ザバッ
壷湯から上がる。
「それに、そろそろリルカさんがのぼせちゃいそうですし。そうなる前に出るとしましょう。
…今日は牛乳は私がおごっちゃいますよ!!」
767
:
高井戸リルカ『アングラガルド』
:2015/10/16(金) 20:35:12
>>766
「わーい!またあした、いろんなことしてみるねなのー!」
そう言ってリルカも元気よく壷湯から飛び出した。
「うーふー、ちょっとくらくらしたの…
でもだいじょぶなの!
おいしいぎゅーにゅーのむなの!」
そう言って久々宮の直ぐ側をついていく。
「おかね?
わーい!いっぱいのみたいなのー!」
とりあえずこうは言っていたが…
彼女はおいしく風呂あがりの牛乳を楽しんだという。
彼女が白亜荘にどんなトラブル、騒動、ドラマを生み出すのか?
それはまだわからない。
768
:
太田垣
:2015/10/21(水) 23:27:30
ミッション名 『マザー・ガンガと戦って!』
危険度:D
難易度:D
(短期、小規模ミッション的なあれ)
(『今回は』お一人さま限定)
(寮生でなくてもOK)
(かるい戦闘があります。ケガする可能性はかなり低めです)
(腕試し、試運転などの軽いノリでどうぞ)
(吟遊注意報)
(自スタンドの考察、語りを したい/されたい 方、なんとかします。歓迎。)
(指摘があれば、スレを変えて行います)
769
:
『白亜荘』
:2015/10/23(金) 00:58:37
>>768
『パープー』
『パープー』
『かげり』:
「誰か来ませんかねえ」
ラッパを吹きつつ支援する。
(※場スレ巻き込まれ導入なら、導入レスとしてこんな状況、というのを入れよう!
あと、報酬があるなら開示しておくと金で釣り……興味を持ったPLが寄ってくるぞ!)
770
:
<ガオンッ>
:<ガオンッ>
<ガオンッ>
771
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/12(木) 22:40:21
【場】『黄金原駅』 その3
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1436178024/264-284
から、鷲ノ巣に案内されてやって来た。
772
:
『白亜荘』
:2015/11/12(木) 22:47:52
>>771
(宝塚)
『 ゴ ゴゴゴゴ 』
『寮』! 巨大な門の向こうには、文字通り『白亜の建物』が見える。
それと渡り廊下でつながる形で、左右に二つの建物がある。
中央にあるのは『中央棟』――『管理棟』のようだ。
左右はそれぞれ『男子・女子寮』に分かれている――
「…………と、いう感じです。はい」
と、『鷲ノ巣』が説明してくれた。
門を真っ直ぐ抜けると、そのまま『中央棟』に着けそうだ。
773
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/12(木) 22:56:37
>>772
「おお……割としっかりしたとこだな。
『寮』なんて見るのは高校時代以来か」
『白亜の建物』を見やって呟く。
「廉、案内してくれてありがとな。
取りあえず……『中央棟』に向かえば良いのか?」
鷲ノ巣に感謝しつつ、『門』を抜けて真っ直ぐ歩き出す。
774
:
『白亜荘』
:2015/11/12(木) 23:04:43
>>773
(宝塚)
君は『中央棟』に向かってまっすぐ進んでいく。
『中央棟』までの路地は綺麗に掃かれ、チリ一つ落ちていない。
真っ直ぐ向かうとガラスの扉があり、奥に大鏡が飾ってあるのが見える。
「あ、一応紹介します、から。……
えと、あちらが、私を知ってます、の……で」
『鷲ノ巣』も一緒に来るようだ。入口は掃除の途中か半ば開いている。
足拭きマットがどかされ、周囲が濡れており、バケツが置かれていた。
775
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/12(木) 23:10:33
>>774
「へえ、しっかり整備されてんな……」
管理者のマメさが窺える綺麗な路地に、
感嘆の声を漏らした。
「ああ、そういう話だったな。
頼りにしてるぜ、廉」
鷲ノ巣の歩調に合わせて歩みを進める。
マットが無いようなので、入り口前で床を踵で叩き、
軽く汚れを落としてから中へ。
776
:
『白亜荘』
:2015/11/12(木) 23:30:34
>>775
(宝塚)
君は中に足を踏み入れる。『鷲ノ巣』はそれに続く形だ。
『 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 』
中に異常はない。しかし……人も居ない?
玄関に当たるここでは、傍らに事務室と思しきスペースが併設されている。
玄関と事務室は窓口によって繋がっているが、そこにも人はいない。
「管理人の人。…………居ない、です……か?」
777
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/12(木) 23:35:40
>>776
「……ありゃ?」
『入り口は開いている』のに『人がいない』。
奇妙な状況に、思わず周りを見回す。
「いやいや、『無人』ってことはねえよな。
入り口前も、思いっきり『清掃中』って感じだったしよ」
少し建物内に踏み込んで、様子を見てみる。
778
:
『白亜荘』
:2015/11/12(木) 23:41:01
>>777
(宝塚)
周囲からは物音がしない。人の気配もない。
「…………ちょっと、私は、あたり……見てきま、すね?」
『鷲ノ巣』は中央棟の中を探しに行くようだ。
近場には階段などがあり、二階に続いている。
また、窓口越しに、事務室内が明かりが点いているのが見える。
779
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/12(木) 23:49:52
>>778
「ああ、アタシもちょっと探してみるぜ、廉」
「しかし本当に気配一つねえな。
休憩中? いやいや、にしても無用心過ぎるだろ」
等と呟きながら目を走らせ――事務室の明かりに目を留める。
「……明かりつけて留守ってことはねえよな」
少なくとも『何か』いるだろう、と判断して事務室の方へ向かう。
780
:
『白亜荘』
:2015/11/13(金) 00:00:43
>>779
(宝塚)
「はい。……すぐに戻りますから。……」
『鷲ノ巣』は小走りで移動していった。
君自身は事務室の方へと向かっていく。
『事務室』は玄関に上がった先にある扉で通じている。
そこには鍵がかかることもなく、半開きになっているようだ。
《チチチ……》
……何か、物音が聞こえた気がした。
781
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/13(金) 00:09:58
>>780
「あー、扉も開いてるし、やっぱ誰かいるんじゃ……ん?」
『物音』。
しかし、あまり人の立てる類の音とも思えない。
「何だ?『何』がいやがる」
半開きの扉の側まで寄って扉に張り付き、
覗き込むように『事務室』内を窺おうとする。
782
:
『白亜荘』
:2015/11/13(金) 00:15:59
>>781
(宝塚)
扉に張り付き、半開きのそれから中を確認する。
『 ス ス 』
中にあるのは事務机がいくつかと、書類の類。
何か『履歴書』のようなモノが置かれている。
それ以外に特に目立ったモノはなく――
《チチチチ》
『 ド ビャアッ 』
扉の隙間から何かが飛び出してきた!
783
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/13(金) 00:27:27
>>782
「……いや、別に変わったトコはねえか――」
『飛来物』!
どうする?『止める』か『掴む』か『叩き落す』か。
「――『ヴェルサイユ』ッ!」
とりあえず扉から身を引き、
こちらに向かってくるようなら『ヴェルサイユ』で叩き落とさんとする。
784
:
『白亜荘』
:2015/11/13(金) 00:45:45
>>783
(宝塚)
咄嗟に飛び出したそれを叩き落とさんと構えたが――
『 バサッ バサアッ 』
飛び出してきたのは……『小鳥』だ。
君に気づくと避けて、そのまま床に着地。
《チッ チッ》 《チチュン》
『ピンッ ピピッ
ピュンッ』
床を跳ねて回り、小首を傾げて君を見上げている。
『ガタッ ガタガタッ』
その時……事務室の中から物音が響いた。
785
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/13(金) 00:52:52
>>784
「何だ――って、『小鳥』ッ?」
意外ッ!って顔で小鳥を見る。
別に見た目に変わったところも無いのだろうか。
「おいおい……今度は何だ?
ネズミでも出るのか?」
物音に、今度は扉を完全に開け、事務室へと踏み込む。
786
:
『白亜荘』
:2015/11/13(金) 00:59:22
>>785
(宝塚)
『小鳥』は雀にも似ており、足元を跳ねまわっている。
ちょっと見たことのない種類の鳥のようだ。
物音からネズミを連想しつつ、中へと踏み入った。
『ガチャ・・・・・』
事務室内には異常はない。やはり人影は存在しない。
物音は聞こえ続けているが、その音源の位置は――
『ガタッ ガタガタ』
事務机の下だ。椅子に隠れているが……その椅子自体も揺れている。
787
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/13(金) 01:04:53
>>786
「…………」
物音を潜めて、机に歩み寄る。
(上から叩いて『ノックしてもしもォ〜し』ってのも良いが、
何か『ヤバい』可能性も0じゃねえからな)
「そんなわけで椅子を引っ張り出す……何やってんだか知らんがな」
椅子を引いて、下にいるものを確認する。
人の力で引けなければ『ヴェルサイユ』の怪力を使おう。
788
:
『白亜荘』
:2015/11/13(金) 01:15:13
>>787
(宝塚)
机に歩み寄る。たった今作業中といった態だ。
机の上には二枚の履歴書が並んで置かれている。
音は止まない為、椅子を引いて軽く動かす――
『キキィ』
中には……人がいる。『メイド服の女性』。
だが、その姿は異様だ。身体を折り畳み、膝を抱え込んでいる。
「……うぅ うぅっ」
『ガタ ガタガタガタ』
789
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/13(金) 01:24:04
>>788
誰かの『履歴書』――あまりジロジロ見るものでもないだろう。
一応チラッと名前を見ておく。
「……何やってんだ?」
問いかけつつ、辺りを見回す。
何だか分からないが、異様な状況だ。
この『メイド』をここまで怯えさせる原因がどこかにあるのか……?
(いや、ひょっとしたら原因は『アタシ』かもしれんがね)
790
:
『白亜荘』
:2015/11/13(金) 02:34:53
>>789
(宝塚)
君はまず、卓上の履歴書を確認した。
まず真っ先に目につく名前欄にはそれぞれこうある。
『ロビナ(苗字不詳)』、『ホンファ(紅花と書く。苗字不詳)』。
脇には写真の欄に少女の顔を映したものが張りつけられている。
どうやら『入居者』のプロフィールのようだが――空欄が多い。
ファイルするためのパンチ穴が開いており、これから書き込むようだ。
確認を終えてから、君は『メイド』に話しかける。
『みどり』:
「……だ、誰です!?……ちょ、まだいます、居ますか、居るの、居ないの!?」
「咄嗟にゴミ箱に放り込んだけどうおわああああああぁあ!?
いま撫でられれれれれ!?? ちょっと早くどうにかしてください早くッッ!」
――――『メイド』は異常なまでに動転している。
明らかに冷静ではない。何が起きているのか……?
少なくとも、彼女の言う『居る』という存在は、君の視界内にはない。
791
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/13(金) 16:51:39
>>790
「『紅花』……いい名前だな。中国系か――?
こっちは『ロビナ』か、随分『国際的』だな」
などと言いつつ、テーブルの下に意識を向ける。
「あー……まあ、『落ち着け』。何のことか分からん。
ついでにそこにいられちゃ確認も出来ねー……
こっちに来なよ」
『グイイッ』
とりあえず状況が見えないことには話にならない。
少々手荒いが、『メイド』の腕を掴んでテーブル下から引っ張り出す。
「で……『何』がいたんだ?
『小鳥』か?『幽霊』か?
……それとも『ゴキブリ』か?」
792
:
<ガオンッ>
:<ガオンッ>
<ガオンッ>
793
:
『白亜荘』
:2015/11/13(金) 23:09:38
>>791
(宝塚)
『みどり』:
「落ち着けますかァァァ――ッ! ああッ、口を開くと中にびッ」 『ペッペッ』
君は椅子をどかすと、『メイド』を中から引っ張り出した。
『メイド』は膝を抱え込んだ状態のまま、丸まっている。
君の言葉は聞いているが、ひどく怯えているのは変わらない。
「いたんだ、じゃなくて『居る』じゃないですかッ!
『ムカデ』でです! あれはもう私耐えられなくて虫の中でも一番嫌いッ」
『 シ ィ ィ ィ ン 』
『メイド』の言葉に嘘はなさそう――に聴こえる。
当人は真剣だ。だが周囲に虫どころか、羽音の一つすらない。
「出てきたんです箱の中から! なんでこんなに居るのッ!?」
794
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/14(土) 00:15:15
>>793
「あーあー、確かに『ムカデ』はちと神経にクるデザインだが……
『ムカデ』?」
あえて確認するまでもなく――
そんなものは『存在しない』。
「ちょっと待て。
アタシにはそんなものは『見えない』んだが……」
何かが起きている、のは間違いないようだが……
当惑気味に、『メイド』に尋ねる。
795
:
『白亜荘』
:2015/11/14(土) 00:39:50
>>794
(宝塚)
『みどり』:
「ウソ言わないでくださいッ!
だって今も足に齧りついたりしてきてるじゃないですかッ」
君は当惑気味に尋ねるが、『メイド』は主張を変えない。
だが、君にはあくまで『見えない』。
『このメイドにしか見えていない』のか……?
『パタタタタ パタタタ』
君は、頭上から物音がするのを聞いた。
796
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/14(土) 00:49:54
>>795
「い、いや……何を言われても『見えない』もんは『見えない』。
一体どうなってんだ?」
ここまで『認識』が食い違うというのも珍しい話だが、
このままでは埒が明かない――どうしたものか。
「――ん?」
ふいの物音に、視線を『天井』に向ける。
797
:
『白亜荘』
:2015/11/14(土) 00:57:58
>>796
(宝塚)
『みどり』:
「…………そんなッ!? ……『幻覚使い』?
でもそんなスタンドを使うコは私の記憶じゃ……」
君は天井を見上げた――
『ボ ンッ』
見上げると同時に『落ちてくる』。小さな手持ち鞄か?
天井の証明で逆光になり、はっきりとは見えなかったが……
落ちてきたそれが、頭に命中。当たった。だが痛みは特にない。
《チチューン》
798
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/14(土) 01:06:01
>>797
「またサラッと……『スタンド』ね、なるほど……
こりゃ話は早そうだな」
『メイド』の口から漏れた言葉に、合点がいったようにうなずく。
なるほど、ここは『そういう』所なのだろう。
「――うわッ!?」
天井から降って来たのは『鞄』?
突然のことで、反応も出来なかった。
まだ頭の上に載ってるなら、手で取っておく。
「今の『鳴き声』は……さっきの『小鳥』か?
そういやアンタ――ええと、名前聞いてなかったな。
この『事務室』で、『小鳥』を見なかったか?」
799
:
『白亜荘』
:2015/11/14(土) 01:28:55
>>798
(宝塚)
君は頭にぶつかった鞄を、咄嗟に受け止めようとした。
『ボン ボボッ
ボンッ』
まるでお手玉を受け取り損ねたように、ポンポンと手を跳ねる。
それ自ら動いているのではない。『異常に軽い』のだ。
見れば藤製の鞄のようで、軽いのも判るが……それにしても。
『 ボ ボンッ 』
鞄は机の上に落ち、そのままだ。口が大きく開いている。
『みどり』:
「…………小鳥? ことりさんは私の双子の」
「って、そっちではなく本物の? あ、痛い痛い噛んでるクソッ!」
『 バシバシバシバシッ 』
『メイド』に尋ねると、動転しながらも返答が返ってきた。
見えない虫を必死になって払って、凌ごうとしている。
「小鳥は見てませんッ! 気づいたら小さな箱が置いてあったんです!
見たことがないものなので開けたら、ビックリ箱みたいに開いて」
《ヂチュ》
《ヂュヂュゥ》 《ヂューゥ》
800
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/14(土) 01:38:31
>>799
「何だこりゃあ……か、『軽い』ッ」
掌に収まらないほど『軽い』鞄――
とても『実用』に耐えうるとは思えない。
つまり……
「『タダの鞄』じゃねえってことだな」
「なるほど。それで、その『箱』が開いてどうしたんだ?
その『ムカデ』が急に現れたのか?」
メイドに尋ねながら、『ヴェルサイユ』を発現。
左掌に『直径5cm』の『シャンデリア』を作成し、点灯。
ぽっかり開いた『鞄』のなかを照らし見ようと試みる。
801
:
『白亜荘』
:2015/11/14(土) 02:34:49
>>800
(宝塚)
『鞄』は動くこともなく、そのまま鎮座している。
重量が軽すぎるのもあるが、非常に奇妙だ。
『みどり』:
「ですッ! 部屋一面がムカデに覆われて掃除どうしようかと」
ズギュンッ
『ヴェルサイユ』が発現され、掌に『シャンデリア』が現れた。
開いた鞄の中を確認せんと、明りを灯し、照らす。
『 パ ァ 』
中は……照らしてなお、『暗い』。
まるで洞窟に続いているかのようだ。そしてその中から。
《ヂュゥ ヂュヂュゥ》
《ヂュアアアア――ッ》
『ドバアアアアアアアアアアッ』
鞄の中から大量の『ネズミ』が姿を現したッ!
飛び出した群れが君と『ヴェルサイユ』目掛けて跳びかかってくる!
802
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/14(土) 06:28:19
>>801
「なるほど……どうやら『きっかけ』は分かったな」
『中を覗く』のがこの『現象』のきっかけ……
そう考える。さっきから『蓋は開いていた』のに、
『ネズミ』が現れたのは中を窺った『今』だ。
「そしてアタシの前には『ネズミ』が現れた――
アンタには見えるか?」
おそらく『見えていない』と思われるが、
念のため『メイド』に確認する。
(『条件』はわかった)
(次はこの現象の『終わらせ方』か)
寄ってくる『ネズミ』は、『ヴェルサイユ』で払いのける。
触った『実感』はあるのか、確認しておきたい。
803
:
『白亜荘』
:2015/11/14(土) 23:03:08
>>802
(宝塚)
君は現れたネズミの群れをスタンドで払い除けつつ、『メイド』に尋ねた。
『みどり』:
「いえ、そんなモノは欠片も。
やはり幻覚のスタンドのようですがこの感触や痛みはリアルとしか」
『バシバシバシッ』
ネズミの群れは実際のそれと同じようだが、ひどく敏捷で片端から跳びかかってくる。
殴った手応えがあり、叩き潰すことは可能だ……数が尋常ではない。
瞬く間に部屋中に広がり、四方八方から飛びかからんとしてくる!
『ドッバァァァァ――――z____ッ』
804
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/14(土) 23:19:06
>>803
「やっぱりな……つまりこれはあの『鞄』の見せる『幻』――
……つーか、おい、鬱陶しいにも程があるってんだよッ!」
雲霞のごときネズミの群れを見て呟き、
中空に、『ヴェルサイユ』の拳を一振りする。
「マトモに相手をしてたら『キリがねえ』な。
幸い相手は『ネズミ』だ。『地べたを這う』……なッ」
『ズギャン ッ』
空間に『直径1m』『チェーン20cm』のシャンデリアを作成。
そいつに飛び乗り、ネズミたちと距離を取る。
『幻?』とはいえネズミはネズミ、常識を逸脱した動きは
取れないのではないか……と予想する。
「……やっぱ、あの『鞄のフタ』を閉めれば
『止まる』と考えるのが自然だよな……しかし、
まともに『手に取れない』ようなものの
『フタを閉める』ってのは……骨が折れそうだ」
「おっと、そうだ。アンタもこっち来なよ」
ついでに『メイド』も『ヴェルサイユ』で
シャンデリア上に引っ張り上げたい。
地面で丸くなってるよりはだいぶマシだろう。
805
:
『白亜荘』
:2015/11/14(土) 23:35:52
>>804
(宝塚)
君は『ヴェルサイユ』の拳で空を薙ぎ、『シャンデリア』を設置した。
『ズギャン ッ
シャラ ラァ ッ』
設置した『シャンデリア』の上に這い上がり、『ことり』を引き上げる。
『ことり』はおっかなびっくり上り、君の胴へと腕を回し、しがみついてくる。
『みどり』:
「このような『近距離パワー型』のスタンド……。
うちの住民でも同胞でもないのに、何故ここに居るかの疑問はありますが」
「感謝いたします。ですが、この状況。なかなかにへヴィでございます」
『 ドドドドドドドドド 』
まるで水道の蛇口をぶち壊したかのような勢いで、『ネズミの群れ』が溢れる。
『ことり』の目には『ムカデの群れ』が見えているのだろう。『幻覚』だが、始末に困る。
《チ チ チューン》
《俺っちの能力はどーよ?》
『みどり』:
「………………今、何かおっしゃいましたか?」
806
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/14(土) 23:43:14
>>805
>設置した『シャンデリア』の上に這い上がり、『ことり』を引き上げる。
> 『ことり』はおっかなびっくり上り、君の胴へと腕を回し、しがみついてくる。
(この『ことり』は『みどり』のこと、でOK?)
「あー、その。『知り合い』のツテで
ここに入居さしてもらおうと思ってよ。
それでやって来たらバッチリ巻き込まれたってワケだ」
『メイド』にいきさつを説明しつつ、ウンザリした顔で
溢れる『群れ』を見下ろす。そこへ――
「……!
いや、『アタシじゃねえ』。それに『アンタでもない』な」
「その『鳴き声』は、さっきの『小鳥』かッ!?」
謎の『声』に呼びかけつつ、辺りを見回す。
呼びかけてきた――ということは、こちらの様子が
『見えている』ということ。そう遠くにはいないはずだ。
807
:
『白亜荘』
:2015/11/15(日) 00:10:28
>>806
(宝塚)
(※失礼、GMのミス。その理解でよい。)
『みどり』:
「なるほど……そしてこの声ッ!
どこの誰のスタンドか知りませんが、もうやめなさいッ!」
君は『みどり』と共に『声の主』に向けて呼びかけた。
『ヒュンッ』
『ヒュヒュンッ』
飛び回っているが――異常に速い。
しかし、羽ばたきながら制止し、君と『みどり』を見下ろしてくる。
『 パタタタタタ 』
《ビンゴ〜。その通り、小鳥ちゃんでーす》
《俺っちの能力をご主人サマに理解してもらってんだー。
俺っちの目にはよーく見えるぜ。アンタらそんなのが怖いのー?》
《……いや、そっちは違うかな。コワさが『浅い』や。
マジでブルっちまう相手への反応って感じじゃねー》
『小鳥』が喋っている。よくよく見ればその姿、本物の鳥とは異なる。
羽を広げると、その翼に奇怪な模様が浮かび、尾羽もひどく長い。
最後の言葉は君に向けたモノのようだ。
確かに君は恐怖を強く感じてるわけではない。
さきほど『ネズミでも出てくるかも』と考えただけだ……
《ご主人サマは俺っちを制御出来るスタンド使いってわけじゃねー。
だから、とりあえず動かすイメージ掴んでもらおーと思ってんだけど》
《アンタらその材料にはちょうどいいや。付き合ってくれねーか?》
808
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/15(日) 00:19:12
>>807
(回答感謝)
「『怖さ』……なるほど、箱の中を見た奴の――
恐らくは『苦手なもの』の『イメージ』を映し出すのが能力か。
アンタは『ムカデ』が出るかも……とか考えたのか?」
(そういや『奇妙』な見た目の『鳥』だったな……
どうやら『遠隔操作』の『スタンド』ってわけか)
そういえば、『ネズミ』のことを考えていた気もする。
『メイド』にも尋ねてみよう。
「いや、人を実験台扱いするんじゃねぇよ。
せめて『解除条件』を言え」
『小鳥』にボヤキつつ、『鞄』はまだあるのかチラッと確認する。
809
:
『白亜荘』
:2015/11/15(日) 00:31:41
『フラフラ』
『フラ〜』
『』
>>808
(宝塚)
《ナルホドぉ〜。そういう能力なのか俺っちってば》
『ことり』は君の推測に勝手に納得しているようだ。
羽ばたきながら、君の頭上近くにまで移動してくる。
《いや。『知んねー』。マジなのよこれがさぁ。
ほら、俺っちって生まれたばかりのひよこちゃんで超かわいいじゃん》
《ある程度『ルール』は判るんだけどねぇー。
だからまあほら、そこらへんも含めて付き合ってほしいっていうか〜》
『みどり』:
「…………なんという無責任なッ! 本体はどこです本体は!」
《え〜、教えるとご主人サマにメーワクかかるじゃァァ〜ん》
『鞄』は動いてはいない。ネズミの群れが溢れかえって、直視は出来ない。
だが、ネズミが出ている一点から、位置が変わっていないは判る。
810
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/15(日) 00:43:23
>>809
「何だとォ!?」
わかんねーのかよ!と言わんばかりのリアクションをとった。
「『目覚めたばかり』のスタンドってことか……?
とりあえず把握してる限りの『ルール』を説明してみな」
「(廉も戻ってこねーし)暫くは付き合ってやるけどよォ……
アタシはあんまり気が長くねえ。覚えとけよ」
『小鳥のスタンド』を睨む。
「とりあえず……あの『ネズミ』が沸いて出てくる『中心』に
『鞄』があるのは分かる」
「『机ごと』ぶっ壊してもよければ『鞄』をどうにかできるかもしれねえが、
確か『履歴書』が載ってたか……」
「あ、そうだ。おい、アンタ。
あの『履歴書』に載ってた二人は、『入居予定者』か何かなのか?」
ふと思い出して、『みどり』に尋ねてみる。
811
:
『白亜荘』
:2015/11/15(日) 00:56:09
>>810
(宝塚)
《そーなのォー。あの鞄は俺っちが持ってきたんだけどね。
俺っちが触ったモノは籐細工みてーになるっぺーや》
《なんでもそーじゃねーけど。で、試しにアンタに触らせたんだ。
そしたら口がいきなり開いて〜、中からネズミが超出てきた》
『みどり』:
「じゃあ、箱を持ってきたのもあなたですか!」
《そーだよー。俺っちからプレゼントのつもりだったんだけど……ごめんちゃい》
『パタタタタタタ』
『小鳥のスタンド』は君の問いに対し、ナメた態度で答えてくる。
更に、『みどり』に『履歴書の人物』について尋ねた。
『みどり』:
「ええ、左様でございます。今日入居してきて……
能力に関しては『まだ未知数』なので、要注意と言われていたのですが」
《それご主人サマだ〜。なんでえ知ってんじゃん、ちぇーッ》
『ド ドドドド』
その時、不意に君は気づいた。『ネズミの群れが増えている』
『ドドドドドドドドドド』
密室の中、溢れ続けるネズミが互いを踏みつけて重なり、這い登ろうとしている。
さながら水位が上がるように、ネズミの群れが部屋の中を満たしてきている……!
812
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/15(日) 01:13:42
>>811
「『籐細工』……お前の姿といい、まるで『昔話』だな」
「多分、変化するのは『箱型のもの』だけだろう。『蓋』も必要なんじゃねえかな」
そういえば、こいつの姿、『箱』、そして中から沸く『大量のもの』。
『聞いたことがある』気がする。
「やっぱり履歴書に載ってたどちらかが『本体』か。
――ん?」
『ネズミ』の海が水かさを増したのに気付く。
さすがにこれだけの量が蠢くのは気色が悪い。
「げっ……こいつら『物量』で昇ってくるつもりかッ!
マズいな……『幻のネズミ』で『窒息死』なんて洒落にもならねえ、
おい『鳥野郎』!お前、
自分より『小さい箱』は持ってないのか?」
尋ねながら、空間を『ヴェルサイユ』で殴る。
『直径2m』『チェーン2m』のシャンデリアを作成。
『ネズミ』をその重量で押し潰し、事務室の出口までの『足場』を確保したい。
813
:
『白亜荘』
:2015/11/15(日) 01:24:53
>>812
(宝塚)
《あー、ご主人サマが似たよーなコト言ってたな。
ジャパンの童話だっけェー? まあ、どっちでもいいけどォ〜》
《あー、そうそう。蓋ッつーか開けたり閉めたり出来ねーとダメっぽい》
『みどり』:
「私には見えませんが、この『幻覚』は危険ッ!
その確信があるのでお任せいたしますッ!」
『ズギュンッ』 『 ジャラ ジャラ
ジャラァ z ッ 』
君は新たに『シャンデリア』を発現し、空中から吊り下げた。
『ドガッシャアッ』
現れた『シャンデリア』がネズミの群れを圧し潰し、同時に足場となるッ!
出口までの足場としては十分だ。『小鳥のスタンド』は急いで戸口に向かっている。
《『籐細工っぽく』したのなら何でも持てるよォー。
だけど今は材料がねェーな。そこら辺触って回ったんだけど、落ちてるかも》
814
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/15(日) 01:31:02
>>813
「やっぱりな……だいたい分かったが、
肝心の『解除』の条件だけがなあ……っとォ」
シャンデリアの『足場』に乗り移り、
「ほら、アンタも早く……いや、見えてないから問題ねえのか?
まあいいや、来なッ」
『みどり』の手を引いて戸口に向かう。
「『落ちてるかも』だと?
この部屋を探す気はちょっと起きねえなあ……
ま、そっちはこの部屋抜けてからでもなんとかなるかな」
815
:
『白亜荘』
:2015/11/15(日) 01:44:54
>>814
(宝塚)
《解除されっと困るなァー。すげー楽しくねーェ?》
《チチチチチ》
君は『みどり』の手を引き、事務室の外へと出た。
『みどり』は不安な顔だが、君任せといった感じだ。
事務室の外に出る。だが、開いた扉からまだ出てこようとしている。
『ドド ドドドォ――ッ』
《アンタらの『恐怖のエネルギー』がパワーになってんだねー。
そういうのが感覚で解るぜ。心底で怖いほうがもっと幻覚のパワーが強くなるのか?》
『小鳥のスタンド』は勝手なことを呟いている。
816
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/15(日) 01:55:43
>>815
「テメー、気楽な立場だからって好き勝手言いやがって……あ」
気付いた。
「よく考えたらよォ……お前は『見えてない』し『実害もない』よな、アレ」
『ヒュ』
『ヴェルサイユ』の手を伸ばし、
その『スピード』でもって『小鳥』をとっ捕まえようとする。(破ス精BBB)
「お前があの『鞄』やら『箱』を閉めれば、それで良いんじゃねえのか?
ついでに言えば……お前はこの『現象』が起きてる間、
ずっとこの周りにいたよな――」
「つまりお前が一定距離離れると、この『現象』が終わる可能性もあるってことか」
817
:
『白亜荘』
:2015/11/15(日) 02:08:54
>>816
(宝塚) マボロシ
《そりゃねーね。だってあれ『幻覚』じゃァァ〜〜ん》
君は『小鳥のスタンド』に向けて手を伸ばす――
『ド ヒャアッ』
《うわッ!》
《………………ノロくねェー?》
『 ギュ ギュギュゥンッ 』
『小鳥のスタンド』が目を瞠る速度で避けた。『異常な速度』だ(ス精:AB相当)。
単に捕まえるというのは難しそうだ。『小鳥』は羽ばたいて滞空している。
『みどり』:
「くう、ムカデさえいなければわたくしがどうにかするのですが……」
《『距離離れりゃ戻るかもしれない』?》
《そいじゃご主人サマのところへ戻ってみるぜー。
実はさっきから呼ばれてんだよねー。メンドいから行かなかったけど》
818
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/15(日) 08:43:20
>>817
『スカァ〜ッ』
「なッ……てめーが『速い』んだよ、この鳥公」
(『遠隔操作』でこの『スピード』……やっぱ
ほとんど『パワー』は持たないタイプか)
驚異的な『スピード』に思わず言葉が漏れる。
もしほんの少しでも触れたら(
>>816
メ欄)、
チェーン2mの『極小シャンデリア』をそこに作成、
それを踏みつけて『逃げ』を封じるつもりだったが……
「あっ、オイ……ちょっと待て」
「『呼ばれてた』?
本体の方で何かあったのか?」
本体のところに戻ろうとする『小鳥』に問い掛ける。
819
:
『白亜荘』
:2015/11/19(木) 21:28:16
>>818
(宝塚)
《多分ねーぇ。なんか人が来たとかなんとかかんとか》
《…………うーん、めちゃ困ってるぽいなァ。
手っ取り早い解決法教えるから助けてくれなぁい?》
『ドドドド ドドド』
『ネズミの群れ』は溢れ出るのが止まりそうにない。
《それどこかお礼するからマジで》
『みどり』:
「ええいその軽薄な口調を止めませんかッ」
820
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/19(木) 22:40:20
>>819
「…………解決法?なんだそりゃあ、まさか目ェつぶれば良いとか言わねーよな」
『小鳥』に尋ねる。
「なんだか分からんが、そういうことなら教えてくれ。
お前の『本体』が困ってる事情も知りたいしな」
さっきまで同様、こちらをおちょくったノリではあるが、
どうも『困ってる』のはマジらしいので、
『小鳥』の提案に前向きに応じてみることにする。
821
:
『白亜荘』
:2015/11/19(木) 23:20:34
>>820
(宝塚)
《カーンタン。事務室の扉閉めなよ》
マボロシ
《幻覚なんだぜ。ドアが開けられるわけない》
『チチチチチチ・・・・・・』
『小鳥』が君の肩に乗ろうとしている。
協力する意図があることを示すためだろう。
822
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/19(木) 23:30:45
>>821
「……………………」
「ま、そりゃあそうだ」
何となく悔しいから『盲点』だった、とは言わずに
静かにドアを閉めることにした。
「まあ、これでこの場はとりあえず問題ないか。
んじゃまあ、行こうぜ。お前の『本体』んとこによ……
道案内よろしくな」
そう『小鳥』に声をかける。……肩ぐらいは貸してやろう。
823
:
『白亜荘』
:2015/11/19(木) 23:45:42
>>822
(宝塚)
君は静かにドアを閉めた。
『ピタァ』
『ゴソ ゴソゴソゴソゴソ』
扉越しに蠢く音は聞こえるが、これも幻覚の範疇だろう。
出て来れることはない。確かに問題ない対処法であった。
《そいじゃ参りましょう。俺っちは……》
《…………俺っちってそういや名前ねーな。
うわ困るからみんなの愛しい小鳥ちゃんって呼んでくれて構わないよ》
『みどり』:
「呼ぶか空飛ぶドブネズミ風情がッ」
「さあ、急いで参りましょう。スタンドはともかく本体が心配です」
『小鳥』は君の肩に乗り、『みどり』は君にしがみついたままだ。
君はこの状態のまま、移動を始めても構わない。
824
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/20(金) 00:06:49
>>823
「名前ねぇのかよ? ――よし、行こうぜ『鳥公』」
彼の提案した小粋なネーミングは断固拒否することにして、
歩き出す――ところで、しがみついたままの『みどり』に気付いた。
「……あー、アンタ。そういや名前聞いてなかったな……
大丈夫かい? その、いつまでもしがみ付かれてると
ちょいと歩き辛いんだが」
825
:
『白亜荘』
:2015/11/20(金) 00:39:28
>>824
(宝塚)
《『鳥公』ゥゥ? えー、ナニ俺っちブルース・リーの真似したりクチバシ歪めて笑うのォ〜?》
『みどり』:
「ええい、おこがましい。力不足で役者不足です小鳥風情がッ」
『ギャーギャー』
『メタ発言』をかましつつ、『みどり』は『鳥公』と君と一緒に移動しようとしていた。
『 パッ 』
だが、君の指摘を受けて、慌ててて離れる。
深々とお辞儀をし、非礼を詫びた。
『みどり』:
「申し訳ございません。神戸みどりと申しましてこの寮のメイドでございます。
あまりに収まりがよかったもので大変失礼いたしました。
…………それはそれとして、どうかご助力をお願い申し上げます。
見えるだけのスタンド使い未満の者なので、まさかこうも早々に目覚めるとは……」
《ご主人サマだいじょーぶかなー、あっはっはっは》
『みどり』:
「……あの脳味噌爪の垢大のスタンドでは頼りになりませんッ! お願いしますッ!」
826
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/20(金) 00:49:44
>>825
「みどり、か。よろしくな――アタシは宝塚、宝塚 亜綺良だ。
『見えるだけ』ってのは、『目覚めかけ』ってことだよな……
この『ピヨすけ』の本体も、『そう』だったってことか。
ま、アタシでよけりゃいくらでも力を貸すぜ」
(……? しかしなんで一介の『寮』に、そんな
『目覚めかけのスタンド使い』が何人もいるんだ――?)
疑問を抱きつつ、今度こそ歩き出す。
場所は『小鳥』が知っている、彼の案内に従おう。
「にしても『緊張感』ねぇのな。
そこまで緊迫した様子じゃあないのか?」
移動しながら、『小鳥』に聞いてみる。
827
:
『白亜荘』
:2015/11/21(土) 23:22:16
>>826
(宝塚)
君は『みどり』からの依頼を改めて請け負った。
『みどり』:
「助かります。では急ぎましょう。
あてがった部屋は相部屋でしたので……」
《大丈夫じゃねーのォ? なんか逃げ回ってるとかなんとか―》
《『でっかい眼の女子』が『でっかい眼の虫の化け物』みたいなのを連れてんだって》
『小鳥』はくちばしで指し、女子寮の方角を指示した。
『みどり』が向かおうとしていた方角と同じようだ。
828
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/21(土) 23:32:03
>>827
「『相部屋』……すると『困ってる』理由ってのは
ひょっとして相部屋に入る『もう一人』のことか?」
などと『みどり』に疑問を投げつつ歩いていたが、
>《『でっかい眼の女子』が『でっかい眼の虫の化け物』みたいなのを連れてんだって》
この一言に、目を見開いた。
「なっ…………そりゃあ、まさか……
確かに様子を見に行ったっきり戻らないから、
妙だとは思ってたけどよ」
『彼女』の実力は誰よりも認めている。
だからこそ、しばらく戻らなくても不安は覚えなかったが――
(そういや、わりと『トラブル』も起こすっけか……
いや、まだ『そう』と決まった訳じゃねーけどよ)
無意識に、歩調が早まる。『ヴェルサイユ』が
今まで作成した『シャンデリア』を全て『解除』、
作成枠を『フルに』残しておく。
「急ぐぜ『鳥野郎』」
『小鳥』に声をかけ、更にスピードをあげる。
829
:
『白亜荘』
:2015/11/21(土) 23:42:07
>>828
(宝塚)
君は移動しながら、『鳥公』に質問を続けた。
《半分当たりィ〜。同じ部屋のヤツも俺っちのご同輩が出せたんだって》
《そっちは俺っちと違っていうこと全然聞かねェーらしいよ。
そのでっかい眼の女子になんか仕掛けちまったとか……うおおう》
『ピシンッ』
『鳥のスタンド』の頬にはすられたような傷が浮かび上がる。
ダメージと言っても詐称だが、これは本体のほうにダメージがあった証拠だ。
『みどり』:
「危険ですね。わたくしの能力ではこの場では役に立てませんし……」
「ともかく案内だけはさせていただきますッ!」
『みどり』が誘導しながら、君たちは女子寮へと向かう。
『ザッザ ザッザ ザッザ』
女子寮の渡り廊下を抜けて、階段を登る。
『みどり』曰く、二階のようだが――――
《キャルルルォオォオオ〜〜ッ》
「だめ! 脅かさないでッ!」
「繰り返しますが……解除しない、なら。……」
「どうしたらいいか判らないんですッ!」
830
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/22(日) 00:08:12
>>829
「『なるほど』な」
だいたい合点は行った。
「しかもスタンドが『暴走』――いや『独り歩き』か?
厄介なことこの上ねえな……!」
ほとんど走るようにして、二階に向かう。
「この『声』――やっぱりかッ」
もう『案内』は必要あるまい。
声のする方へ、駆け、そして部屋へ入る。それだけだ。
「――――『廉』!
何があったッ!?」
831
:
『白亜荘』
:2015/11/22(日) 00:16:29
>>830
(宝塚)
君は急いで声の聞こえた部屋へと走る――
『ザザッ ザン!』
君が観た光景は、『鷲ノ巣』が部屋の前に立っている姿だった。
ドアは大きく開かれており、部屋の中からも声が聞こえる。
『鷲ノ巣』:
「………………これ、本当に抜けませ、ん……ね。……
痛みがない……け、れど。……問、題……ない、と……は言えない、かな?」
「………………アキラさん? いま、なんとかしま、すから」
『クルリ』
『鷲ノ巣』が振り返る――と、その胸に異様なモノがあった。
黒く焦げた木の杭のようなモノが、深々と突き刺さっている。
『みどり』:
「ホンファ! ロビナ! 何をしていますか! 無事でしょうねッ」
『鷲ノ巣』と入れ違いに、『みどり』が部屋の中に入りこむ。
すると、それと同時に何かが動いた――
『ギュ ォ オォ』
《キャルルルルルルルゥ――ッ》
832
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/22(日) 00:32:50
>>831
「な……ッ!?
ま、待て――抜いたらヤバい気がするッ」
鷲ノ巣の、異様な姿に息を呑んだ。
「一体何がどうしてこうなったんだ……
! 『何か』いるな……」
『鳴き声』に反応し、『ヴェルサイユ』ごとそちらに振り向く。
なにか飛来して来たなら、拳で叩き落すつもりだ。
833
:
『白亜荘』
:2015/11/25(水) 23:38:37
>>832
(宝塚)
君は鳴き声の相手に向き直り、スタンドごと振り向く。
《キャシャーッ キャシャラルゥ――ッ》
『メラ メラメラ
メラ メラメラメラ・・・・・』
君の目に映ったのは『中国龍』の姿をしたスタンドだ。
全長は2メートル以上あるが、身体は細く、小型に見える。
異様なのはその全身が『燃え盛る火』に覆われていることだ。
『フシュゥゥ――――ッ』
『 ボ アァァ z ッ 』
口から火を吐きながら、『龍』は君を威嚇している。
《俺っちと比べて愛嬌のないヤツー。
兄貴ィー、やっちまっておくんなましよ〜》
『鳥公』は無責任に君を煽り叩てくる。そこへ『鷲ノ巣』が近づく。
「…………触るのを警戒して、まだ殴ってません。……
あのスタンドが出てきたら、いきなり胸にこの杭が。……」
834
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/26(木) 00:28:08
>>833
「……これは、『龍』か?
見るからに触ったらヤバそうな見た目してやがる」
なにせ全身『炎』に包まれているのだ。
『感覚』として『熱』は感じるのだろうか。
「『触ってない』……
となると、その『杭』みたいなのはどういう『条件』で現れた……?
あの『龍』が現れる前に、何かしてたことはないか」
鷲ノ巣に尋ねる。
とにかく、『杭』と『龍』の因果関係をはっきりさせなくては、
迂闊に攻撃もできやしない――鷲ノ巣に危険が及ぶ可能性がある。
「廉、どうも『痛み』はないみたいだが、その『杭』、どんな感じだ?
体内に『刺さってる』のか、それとも『生えてる』感じなのか……」
『ガッシィイン』
『ヴェルサイユ』が両手を打ち合わせ、両拳に『直径10cm、チェーン2m』の
シャンデリアを一つずつ作成しておきたい。
835
:
『白亜荘』
:2015/11/26(木) 00:45:21
>>834
(宝塚)
君は『龍』を観察しながら、『シャンデリア』を発現する。
『ガッシィイン』 『 ジャラ ラァ 』
『シャンデリア』を発現する姿を警戒し、相手も身をくねらせている。
火は燃え立っており、威嚇するようだが――不思議と熱を感じない。
『鷲ノ巣』:
「杭――……は、『生えてきた』、ん……です。……
え、え、と。……あれと、目が合って、それから、不意に。……」
『みどり』:
「申し訳ございませんッ! 本体はこのコなのですが、制御が出来ないようですッ。
止むを得ませんので、攻撃を仕掛けてきたら、どうか自衛してくださいませッ」
『みどり』が中に居た少女の一人の手を握り、話を聞いているようだ。
見るからにアジア系だが、目鼻立ちは日本人にはない雰囲気がある。
《アレはホンファちゃんの相棒なのねん。
で、でー、俺っちなんか手伝うことあるなら手伝うけどォー》
836
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/26(木) 01:01:25
>>835
「『目線』で、体内から『杭』を生やす――『目的』がまだ分からねえ。
『生えてきた』なら、とりあえず『致命的』な状態じゃあ無さそうだが……
どこから『生えてる』か、感覚的に分かったりしねえか?」
ちらりと『みどり』の方を窺い、すぐに視線を戻す。
鷲ノ巣から生えた『杭』に、色、形以外に特筆するような
特徴はあっただろうか……と、考える。
「……『暴走』してる『スタンド』か……
『加減』ってものが無いだけに厄介だが、
大して『敵意』も感じねえな……」
「とにかく、『反応』を見るためにも行動しねえとな。
『鳥公』、ちょっと『廉』――そこの子だ――
の様子を見てて……何か変化があったら教えてくれ」
『小鳥』にそう頼むと、右手に作ったシャンデリアの
チェーンを『1m』余して手に持ち、
シャンデリアをぐるぐると『鎖鎌』のように回転させる。
「悪く思うなよ。……薔薇ァッ!」
そのまま、シャンデリアを『分銅』のように
『龍』の体めがけて投じる。
837
:
『白亜荘』
:2015/11/27(金) 23:34:03
>>836
(宝塚)
君は『鷲ノ巣』の胸の『木杭』を観察した。
それから、『鳥公』に『鷲ノ巣』の動向の確認を頼む。
胸から生えた『杭』はまるで焼いたように黒い。
そして、トーテムポールのように『彫刻』されたようにも見えるが――
その『形状』。見覚えがある気がする。君自身がよく知っているモノだ。
『鷲ノ巣』:
「痛くはないので、大丈夫だと思うんですけど。……
ちょっと、動かないでいます、ね。お任せします、から。……」
ブロー
《リョーカぁイ。ヘイ、兄弟、大人しくしと》
《キシャー》
《あ、俺っちじゃ無理です任せたァ〜》
君は『シャンデリア』を鎖鎌のように振り回し、投擲する。
『ギャリンギャリンギャリンギャリン』
『龍』は『シャンデリア』の動きを眺めていたが――
『ギャ ラララ ア ッ』
射出された『鎖鎌』が真っ直ぐ飛んでいくッ!
だが、それでもなお、相手の眼差しは冷静だ。
《ルシャゥゥウ――ッ》
『 ギュ ォ ン 』
放たれる動きを見ながら――真っ向から飛び込んできたッ! (ス精:BB相当)
君の手を睨みつけながら、再度間合いを詰めて来ようとしている……!
838
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/27(金) 23:51:04
>>837
『見覚えのある』形状――この宝塚 亜綺良にとって、
身近な『意匠』とは何か?
(――『バラ』?)
憶測が正しいかどうか、考えつつ――迫る『龍』に対処する。
スッ
左手でもう一つの『シャンデリア』を持ち、右手を『龍』の『視線上』に置く。
その接近を引き付け――
「『目を合わす』のがヤバい、ってのは――もう聞いてるぜ」
ポイ
おもむろに『シャンデリア』を持った左手を、視線に『割り込ませ』る。
カ ッ
そして、間髪入れずに『点灯』させる。
『ヴェルサイユ』の『黒い掌』に視界を集めさせてからの『目くらまし』。
『視覚』を能力の『トリガー』とするならば、これは
相当『効く』はずだ。
839
:
『白亜荘』
:2015/11/27(金) 23:59:05
>>838
(宝塚)
君はその身近な『意匠』について考える。
『薔薇』――ではない。焦げている為解りづらかったが、人間のようだ。
その顔のあたり。『美化』されているようだが……『見覚えがある』。
おそらく、女性の君ならば毎日幾度となく見ているはずだ……『鏡』で。
君は『シャンデリア』を『龍』の視線の上に置いた。
そして――――
『 カ ァ ッ 』
『点灯ッ!』 眩い光が発され、相手の目を奪う――はずだった。
『ギュン ギュィ――ッ』
だが、相手は動じない。視線を注いでいたのは警戒の故だ。
そして狙いは端から君ではなかった。『龍』が口を開くと――
『ビュォォォ――――ッ』
一条の細い火炎を吐き出し――『鷲ノ巣』へと吹き付けたッ!
自分への攻撃を『鷲ノ巣』も予想していなかった。
『鷲ノ巣』:
「狙い……は、私ッ!?」
『ボッ ボボボォッ』
火が『鷲ノ巣』の胸に当たり、そのままローソクの火のように点される……!
840
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/28(土) 00:19:17
>>839
「――『アタシ』? 廉ッ!」
『意外』!それは『自分の顔』!
(……案外、わからねえもんだな。まあ、じっくり『化粧』して、
ってわけでもないが――)
「そして……狙いは徹底してアタシじゃあないって訳か。
…………」
「ナメんじゃねえぞ」
「廉!その『火』、消せそうか?『ホンモノの』燃えてる感覚はあるか?」
あの『像』のサイズからして、即座に燃え尽きるということはないだろう。
問題は、あの『火』が『現実』かどうかだ。
鷲ノ巣に呼びかけ、『ヴェルサイユ』の左手に持ったシャンデリアを、
『横手投げ』で、こちらから見て左から『弧』を描くように、
龍目掛けて投げる。
※宝塚、龍、鷲ノ巣の間の『距離』、及び『位置関係』を把握したいです。
841
:
『白亜荘』
:2015/11/28(土) 00:28:12
>>840
(宝塚)
君は『彫刻の正体』に気づき、『鷲ノ巣』に声をかける。
『鷲ノ巣』は仰け反って、倒れかかるが――
『鷲ノ巣』:
「………………」
「え……え? 『熱くない』。……」
『鷲ノ巣』は自らの手で胸に触れるが、その手に延焼する様子もない。
点火されたのは『木杭』だ。その先端が燃え上っているが……君も熱を覚えない。
《俺っちと同じこけおどし系〜?》
《シャルルルルーッ》
《アイツ違うっていってんぜ〜》
『龍』は威嚇するように身をくねらせていたが……君の手を再度睨んでいる。
そこへ、君は左から横手に、弧を描く軌道で『シャンデリア』を投げつけた。
『ギュ ォ ン』
『龍』は垂直に飛び上がり、下方と君の手を睨み続けている。
そして、時折君の顔を観ようと、視線を送っているようだが――
| |
| | 君と龍の双方の距離は2メートル程度。
| 龍 | 鷲ノ巣は君の背後、50センチ程度の位置に居る。『鳥公』も同様。
| |
| 宝 扉
|鷲 |
842
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/28(土) 00:47:46
>>841
>《アイツ違うっていってんぜ〜》
「――『だろうな』。アタシも、そう思う。
『廉』!すぐにこいつをボコる――信じて、待ってろ!」
(『廉』から『アタシ』の『像』――それが、『燃えている』。
ロクな結果は想像できねえな。
しかも、どうやら『手』で消せるもんでもないようだ)
ダ ン ッ
最初から、単純な『投擲』が当たるとは思わない。
だが、龍がなんらかの『回避行動』をとるなら、そこに
接近する『隙』が生まれるはず。
左手の『シャンデリア』を『龍』がかわす間に、屈みこみ、大きく踏み出す。
『1m』以内に接近してしまいたい。
「――そんなとこにフワフワ浮かんでよォ……
だが『目を合わす』必要はねえ」
ドゴォ
『ヴェルサイユ』で地面を叩く。
『直径1.5m、チェーン5cm』で、『龍の足元』に
ttp://www.idea-housewares.jp/chandelier/1-2/cdl99-s.html
のシャンデリアを作成する。
高さ『2.65m』のサイズを活かし、空中にいる『龍』の撃墜を狙う!
「『叩き落して』やるからよ」
843
:
『白亜荘』
:2015/11/28(土) 00:54:56
>>842
(宝塚)
君は『シャンデリア』を完全に回避される前に、大きく踏み出した。
1メートル内まで距離を詰めることに成功。『龍』は手の動きを観ていたが――
『 ドゴォ 』
『ズギャアア』
床を叩くッ! 『シャンデリア』が設置され、天井目掛けて伸びるッ!
『龍』の観察していたのは君の手。『鎖の伸びたシャンデリア』だ。
故に、この方向からの攻撃は一切想定していない――
《キャロロォッ》
『 ギャア ン
ドバギャアアッ 』
天井と『シャンデリア』に挟まれるように、下から突き上げられたッ!
ピシリとヴィジョンに亀裂が走り、挟まれた状態からもがいている。
《 キァアラルルル…… 》
『グニ グニグニィ』
その細い身をくねらせて、挟まれた状態から抜け出そうとしている……
844
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/28(土) 01:16:07
>>843
「おっと……あの『スピード』だ、かわされるかと思ったが」
「『期待以上』ッ!」
表面が『クリスタルガラス』で出来たシャンデリアの『装飾』に
目を向け、『目を合わす』ことなく、『串刺し』の『龍』を捕捉する。
「そして一度動きを止めたなら――
『逃がす』わけにはいかねえな」
右手の『シャンデリア』は、初めからチェーンを『1m』余して持っていた。
『ヴェルサイユ』を飛ばし、抜け出そうとする龍の『首』に、
『輪』のようにした『チェーン』を引っ掛け、その『怪力』でもって、『締め』て動きを封じたい。
(一応、『DF』があるとマズいので、『死なない』程度に締め上げる)
「さあ……能力を『解除』しろ。それともこのまま『折る』か?
難しい『選択』じゃないはずだぜ」
845
:
『白亜荘』
:2015/11/28(土) 23:07:11
>>844
(宝塚)
君は分銅のように垂らした『シャンデリア』を、『龍』目掛けて飛ばす。
『ギャリャア ッ』
『ジャリ リィ ン』
《キャロロロォ――ッ》
首に絡みついた『シャンデリア』が、『龍』を拘束した。
パワーは然程でもないらしく、もがいて抵抗を続けている。
《キャルルルルル――ッ》
《えー、なになに……》
《『我が主に無礼を働いたその報いを受けさせるまでは云々』。
……カレ、アタマがカッタいわァ。スクエアってやつだァねェー》
『鳥公』が何を言っているか訳した。
つまるところ、『降伏するつもりはない』らしい――
『ガシッ』 『ガシイ ッ』
と……ふいに君の両肩を、何者かの手が掴んだ。
《あ、ヤバッ! 逃げて逃げてッ》
846
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/28(土) 23:34:03
>>845
「…………なるほど、『脅迫』には屈しないってか」
「――上等だぜクソ野郎」
更に締め付けを強め、『龍』の意識を断ち切らんとする。
が――
> 《あ、ヤバッ! 逃げて逃げてッ》
「ッ!?」
今、肩を掴める相手はそう多くはない。
その手を『ヴェルサイユ』で振り払いながら、振り返りたい。
847
:
『白亜荘』
:2015/11/28(土) 23:43:59
>>846
(宝塚)
君は『ヴェルサイユ』の腕で、肩を掴んだ手を振り払った。
『ミシ ミシィ』
『 バシ バシイッ』
『人外の膂力』で拘束されていたが、『ヴェルサイユ』が振り払う。
咄嗟に振り返るが……、そこに居るのは先程と同じく『鷲ノ巣』。
『ド ド ドド ド』
窓から差し込む陽で、顔が逆光になってその表情が伺えない。
そのスタンドである『ゴールディー』は両腕を構え、両手に『大輪』を掛けている。
『 ジャ ジャジャッ
パッシィーz_ン』
『ゴールディー』が両腕に直径1メートルの『大輪』を構え、様子を伺っている。
『鷲ノ巣』の胸に突き刺さった『焦げた木杭』は更に燃え盛っているように見える……
『ジャリ ジャリリンッ』 『ジャジャッ』
《あ! チャイニーズドラゴン野郎が逃げますぜッ!》
『鳥公』は羽ばたいて、『龍のスタンド』に傾注している。
848
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/29(日) 00:25:49
>>847
「…………チッ……」
(『信じて、待ってろ』――か)
何となく――
こうなる気は、していた。
> 《あ! チャイニーズドラゴン野郎が逃げますぜッ!》
「行かせてやれ……
何か妙なマネしやがったら、
そん時は知らせてくれ。次は『へし折る』」
やむを得ないだろう。
目の前の『ゴールディー』と鷲ノ巣は、龍を拘束しながら、だとか――
そんなハンパな状況で相手ができる存在ではないし、
そんなハンパな状況で相手をしていい存在でもない。
「――――『廉』。
どうした……?」
言葉を投げかけながら、
『ヴェルサイユ』の両拳のシャンデリアを構え直し、対峙する。
一人と一体の動きを、注視する。
決して、何も、見逃しはしない。
849
:
『白亜荘』
:2015/11/29(日) 00:33:53
>>848
(宝塚)
君は『ヴェルサイユ』と共に、『鷲ノ巣』と対峙した。
『ス ススゥ』
『ゴールディー』が応じるように動き、構える。
右腕の『大輪』を突き出し、左腕は引いた。
『鷲ノ巣』――本体は。
『鷲ノ巣』:
「……………………」
『ポ ヤァ』
顔面が……紅潮している。恥らうように、とでも言えばいいだろうか。
君のほうを直視出来ないようで、視線が重なることはない。
だが――――
『ギュオ ォ ッ』
『シュバウッ』
突き出した右手の『大輪』が素早く突き出された! (破ス精:BBB相当)
850
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/29(日) 17:16:49
>>849
「…………来いッ」
(なんだ……顔が『赤い』……?)
少し、鷲ノ巣の表情に『違和感』を覚える。
『楽しむように』戦う少女ではあるが、そんな『顔』は浮かべまい。
(『龍』の野郎の能力――いや、それは後だな)
攻撃は待ってくれない。考えるのは、後回しだ。
「まずは『輪』で『リーチ』を伸ばして一撃かッ」
グイ ィッ
『ヴェルサイユ』の両腕を『クロス』させ、
右手で左手側の、左手で右手側の『チェーン』を、
それぞれ根元から『50cm』ほどの位置で掴む。
ジャッ
そしてクロスした腕を素早く開き、
二本の『チェーン』で『輪』を受け止めたい。
仮に腕を開くのが間に合わなくとも、
『クロス』した腕での『ガード』は間に合うはずだ。
851
:
『白亜荘』
:2015/11/30(月) 23:22:47
>>850
(宝塚)
君は両腕を十字に重ねて、そこから二本のチェーンで受け止めんとする。
『 ドヒュウウ ッ
ガッギィン 』
右腕の『大輪』がクロスされたチェーンに直撃ッ!
強く押し込んだ『大輪』が撓み、反射的にか、スタンドの左腕が跳ね上がる。
そちらの手にも『大輪』が携えられているが、続けての打ち込みはない――
『鷲ノ巣』:
「…………こ、この『感覚』ッ」
「燃え上がるような、この『思い』ッ」
「アキラさんなら――受け止められますよねッ!?」
眼の色が変わっている――――戦いを楽しむという態ではない。
何か、別の意図で『興奮している』ようなのだが……
《キャリャリャゥ キャローォ》
《うわ、なんていうメンドっちい能力ッ!
自分で解除できねーのかよォー》
あちらではスタンド同士の会話が聞こえてきた。
《龍野郎は拘束から逃れたっスよー》
852
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/11/30(月) 23:44:47
>>851
「ッ……『相変わらず』、いいパワーしてやがるッ!」
幾分久しぶりに受ける『ゴールディー』の一撃。
こんな状況だが――
自分はどんな顔をしているだろう、とふと思った。
「ああ、全部受け止めてやる」
「もっとも、受け止めるだけじゃねえけどなッ」
(……? なんか――『雰囲気がおかしい』ような……)
『困惑』を滲ませながら、
打ち込まれた『輪』の『衝撃』をチェーンに伝え、
『ヴェルサイユ』の両腕を内側に閉じるように捻る。
ブ ォ
『シャンデリア』を前腕の動きでハネ上げ、
鎖に伝わる『衝撃』を使って両脇から挟むように
『カウンター』を狙う。
「……おい鳥公!
龍のやつ、なんか言ってたな――
『廉』が妙だ、お前何を聞いた?」
853
:
『白亜荘』
:2015/12/01(火) 00:40:28
>>852
(宝塚)
君は鎖を跳ね上げて、両脇から挟むように、『シャンデリアの大鋏』でカウンターを狙う。
『鷲ノ巣』:
「………………!
それ……ッ! 『覚えてるッ』」
『グ クウンッ』
だが――その時、『撓んだ大輪』が跳ね戻るッ!
その反動を活かして後方に飛び退き、『大鋏』の間合いから――
『ヒュ バアン』
『ガギイ ン ッ』
『跳び離れた』! 『シャンデリア』が噛みあい、衝突。互いに砕ける……
双方の間合いは1.5メートル程度にまで開いた。未だ互いの射距離程のうちだ。
《『ヤケボックイ』だってさ! それに再点火するとかなんとか》
《古い気持ちをよみがえらせてそれに必死にさせるんだってよー!》
『ゴールディー』が両腕の『大輪』を構え直し、君の挙動を伺っている――
854
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/01(火) 16:28:56
>>853
「ははッ……やっぱ『覚えてた』か……!」
……この『カウンター』を覚えていてくれたことがどこか『嬉しい』。
あの時は、凄惨なことになったものだが。
「『仕切り直し』と行こうぜ」
シャンデリアが『砕けた』なら、残骸は残るが、
恐らく『チェーン』は解除されているだろう。
背後の大型シャンデリアを解除し、『直径15cm、チェーン5cm』の
シャンデリアを『ヴェルサイユ』の右掌に作成。
「その『輪』と正面から当たるなら……リーチがいるからなッ」
それを『手槍』のように握り込み、
「次はアタシから行くぜ、廉。受けてみせなッ!」
正面から『突き』を敢行するッ!
「……おい」
「ところで――焼け木杭、ってどういうこった」
「古い気持ち……?廉の、アタシへの古い気持ち……ええと」
察しが悪い。
855
:
『白亜荘』
:2015/12/01(火) 23:07:16
>>854
(宝塚)
君は再度『シャンデリア』を発現、『手槍』のようなサイズだ。
構えた『シャンデリア』を真っ向から突き出すッ!
『ドヒュウウ』
「『リーチの差』なら――こっちのが勝ってるッ」
『ギャンッ』
『バッシイ』
『ゴールディー』は飛び込むように、間合いを詰めてくる。
横合いから右手の『大輪』が薙ぎ払われ、『シャンデリア』の切っ先が逸れた。
そして、共に突き込む勢いを活かして……カウンターの一撃ッ!
『バゥ ンッ』
左手の『大輪』が顔面狙いで叩き込まれんとするッ!
《気持ちまでは知らね〜。でも、多分『火』が『引き金』だぜ。
アレがなきゃ、能力は発動しなかったんだからさあ〜〜》
《ブキャラァァ――ッ》
ブロー
《へい、兄弟。俺っちはこっちに着くのよぉ〜ン》
856
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/01(火) 23:32:02
>>855
「だろうな――だがッ」
弾かれるその瞬間、『ヴェルサイユ』は『手槍』を解除する。
槍で伸ばしたリーチの分だけ、『拳』は『後ろ』にあり――
そして、こちらの狙いは最初から『シャンデリア』の『空中設置』にある。
「アタシの左手はまだ『フリー』だからな……完璧とは言わねーが、
『受ける』のは不可能じゃない。そして」
左手で繰り出された『輪』をガードする。
完璧に防ぐ必要はない――クリーンヒットを避け、
『空中設置』したシャンデリアが現れるまでの『一拍』。
それさえ持てば、十分だ。
作成する『シャンデリア』は『直径1m、チェーン50cm』。
デザイン→(ttp://www.idea-housewares.jp/chandelier/6/cdl29-6am.html)
迫る『鷲ノ巣』との間に現れ、それ以上の『接近』を阻み――
「まだ、アタシの攻撃は『続いて』るんだぜ」
ドガァ!
『ヴェルサイユ』が、それを蹴り上げる。
ちょうど蹴りだされた『振り子』のように、『シャンデリア』は
鷲ノ巣と『ゴールディー』へと向かうはずだ。
『カウンター』を狙い、突っ込んできた鷲ノ巣への
更なる『カウンター』を狙う。
「つまりあの『火』を何とかして鎮めればいいのか?
とは言っても水や風で消える代物とも思えないけどよ」
857
:
『白亜荘』
:2015/12/01(火) 23:41:11
>>856
(宝塚)
手槍にした『シャンデリア』は解除、更にフリーの左手で『輪』を受ける。
『バグゥ ゥ ン』
ビリビリと左手に強い衝撃が走った。だが動作支障が出る程ではない。
そして、次の瞬間に――『空中設置』した『シャンデリア』が現れるッ!
『ズギャンッ』
「…………忘れてた。『空中設置』かッ」
『ドガァ!』
蹴り出された『シャンデリア』――に対し、『ゴールディー』。
突っ込む勢いを活かしたままに、思い切り前方に頭を振り抜くッ!
『バッギャァオオ』
『シャンデリア』が半壊、フレームが大きく歪みながら、叩き返された。
だが、相手にもダメージがある。『鷲ノ巣』の眉間から血が滲んでいるのが見える。
「うふ……ふぅ。……面白く、なって……きたッ!」
『パタタタタタ』
《判んねーから、いろいろ試してみたら?
実際に熱くねーけど、方法はあるかもしれねー》
《欲しいモノがあるなら探してくるぜ〜。
『籐細工』にしたら軽くして運べるからさ〜》
858
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/02(水) 00:02:52
>>857
「頭突きで、『スチール』の『シャンデリア』をッ――」
「いや、そうだった、そういうヤツだよな、お前は」
確かに両腕を使った以上、それが最善の防御策だ。
……そして、それを躊躇なくとれるのが、『鷲ノ巣 廉』だ。
「――どうしたもんだかな」
「お前のその『火』、止めないとマズいんだろうが」
「『楽しい』……だが」
半壊した『シャンデリア』を挟み、左手で、右の肩を叩く。
生み出すのは、『直径50cm、チェーン5cm』の、『大型シャンデリア』。
(ttp://www.redrock.jp/item/010102_detail.php?id=W00004484)
その重量を『右腕』の怪力で支え、
半壊シャンデリアの上を超えて、『長槍』を放つ。
「やっぱりアタシは、正気の廉と戦りたい」
「あー、鳥公、
そうだな……試す前から諦めるのもナンだ。
水入れた『バケツ』か『ペットボトル』でも持ってきてくれねえか」
859
:
『白亜荘』
:2015/12/02(水) 00:19:29
>>858
(宝塚)
空中設置した『シャンデリア』を挟み、左手で右の肩を叩く。
君は続けて『シャンデリア』を発現しようとする。
『 ド ドン 』
「足……」
だが『発現までの一拍の間』。それ以前に『近距離での動作』。
そこから生じる隙を見逃さない『鷲ノ巣』ではなかった。
『ザ ザァァ――――ッ』
スタンドと共に『スライディング』ッ! 超低高度の蹴りが迫るッ! (ス精:BB相当)
『シャンデリア』発現は間に合ったが……蹴りが突っ込んでくるのと同時ッ!
突き出される長槍の如きそれの真下を抜けて、迫ってくるッ!
《まっかせーてぇー》
《恩義があっからねぇ〜ン》
『パパパパパパ』
『ギュンッ』
瞬く間に『鳥公』は飛んでこの場から離れていった……
860
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/02(水) 17:26:43
>>859
「ッ――やべ、ッ」
油断。いや、気の迷いか。
隙を晒していい相手でないことは、分かっているはずなのに。
幸い、『長槍』の作成は間に合っている――
『半壊シャンデリア』の上を通過する『長槍』の
『軸』に体をあずけ、両足を浮かせる。
軽く、『長槍』に腰掛けるような格好で、
スライディングの回避を試みる。
『シャンデリア』の性質上、根元より先端の方が『重い』。
ちと『土台』が不安定なのが気がかりだが、
短時間の回避であれば、問題はないと思いたい。
またその際、首尾よく『長槍』の上に乗れたなら、
右掌から伸び、大型シャンデリアと繋がる『チェーン』を
『ヴェルサイユ』の手刀で切断しておきたい。
861
:
『白亜荘』
:2015/12/07(月) 23:13:23
>>860
(宝塚)
君は咄嗟に『長槍シャンデリア』の上に乗らんとする。
『ダンッ ジャララッ』
手をかけて軽々と乗る――乗らんとした、その時に。
『ゴールディー』が動いた。その両腕は、『大輪』を掴んだまま『空いている』。
「スライディング――を、選んだ理由、の一つ……は。…………
両手を自由にしたまま……『対処が出来る』ように」
『ゴッ ゴゴッ』
先端のほうが重い『シャンデリア』。だが、真下を抜けていく『鷲ノ巣』。
掴んだ『輪』を『シャンデリア』に叩きつけて、君の『バランスを崩す』。
『グ ラ ァ ア』
『ズン ッ』
床に足が触れ――次の瞬間。滑りこんでくる『ゴールディー』の脚。
その両足は『カニの爪』のように大きく『開いている』。
「二つ目の理由――は。……『蹴り倒す』んじゃ、なく……」
『グ ァ シン ッ』
『開いた脚』が君の足に『絡みついた』。そのまま、半身を『捻る』。
『ギュル ラ ァァ ッ
ドグシャアアッ』
上体が崩れ、身体が右横に大きく傾いていく。このままだと倒れる……!
862
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/07(月) 23:53:38
>>861
「――『カニ挟み』ッ」
即座に『長槍』を解除。体勢を崩した今、
シャンデリアと『繋がった』ままなのは危険だ。
こちらも、両手をフリーにする必要がある。
結果的に、寄りかかっていたものが消える。
『宝塚』の身体は、右側面を下にして、重力に従って床へと落ちるだろう。
「『倒される』のはシャクだからよォー……」
「自分から『倒れる』ことにするぜ、アタシは」
『ドゴォッ』 『コツン』
倒れ際に、『ヴェルサイユ』の右拳を床に叩きつけ、
その『反動』で転倒の衝撃を軽減する。
「勿論――ただで倒れてやるつもりは無いぜッ」
『カニ挟み』されたのがどちらか片方の足なら、
空いた足で『ゴールディー』の足を蹴り、逃れようとする。
両足ならば、『挟まれた』まま、両足を持ち上げ、
『ゴールディー』の足を地面に叩きつけ、ふりほどこうと試みる。
幸い……お互いに倒れた体勢なら、『輪』は
(互いに足を向けている関係上)届かないはず。
怖いのは輪の『発射』だが、倒れているなら、
『的』はかなり小さくなる。『ヴェルサイユ』のスピードを持ってすれば、
反応できない攻撃では無いだろう。
863
:
『白亜荘』
:2015/12/08(火) 00:05:48
>>862
(宝塚)
君は自身に設置した『シャンデリア』を解除し、あえて後ろに倒れ込んだ。
『 ド ン ドッ 』
『 ズ ジャアアッ 』
功を奏した――スタンドで床を叩き、衝撃を殺す。問題はない。
そして、空いた片足で足を蹴り、一旦拘束を逃れる。
共に倒れ込んだ体勢。スタンドも同様――そこで『鷲ノ巣』が動く。
「…………『乗っかろう』。……そう思ってました、が。……」
『ブオ ォ ン』
『ゴールディー』が思い切り、片腕を振るい――天井目掛けて、『輪』を投げるッ!
直撃したそれは大きく撓み、跳ね返ってくる。仰向けになった君に目がけてッ!
「倒れた……なら、倒れたままやれることを、やれ、ば……いい。……」
『ギュ ィ ィ』
『ゴールディー』が身を起こしながら、空いた片手の拳を固めている。
864
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/08(火) 01:24:10
>>863
「『跳弾』か……!そういや天井は低かったなッ」
しかし『落下』してくるだけの『輪』、
対処自体は十分間に合うはずだ――だが。
(クソ、アレに反応してる間に……)
(廉に『一手』余裕を与えちまう)
(勿論、待ってくれるような相手じゃねぇし――)
「チッ……だがしょうがねぇか、『ヴェルサイユ』ッ!」
先ほど地面を『ヴェルサイユ』で叩いた際、
もう一度軽く地面を『小突き』、『直径5cm、チェーン2m』の
シャンデリアを作成、右掌に握っておいた。
ジャ ッ
両腕でこのシャンデリアのチェーンを引っ張り、
『輪』を受け止める。
余裕があれば、左側にチェーンを長めに『余して』おき、
輪を受け止めた後、身を起こした『ゴールディー』目掛け、
シャンデリアを投擲したい。
865
:
『白亜荘』
:2015/12/08(火) 23:14:01
>>864
(宝塚)
君は隠して発現しておいた『シャンデリア』のチェーンを張る。
それを以て、落ちてくる『大輪』を受け止めるために備えた。
『ビィ ン』
『ビビギッ』
反動を受けて跳ね返ってきた『輪』は相応に重い。
だが、それでも受け止めるだけなら不可能ではない。
そのまま、身を起こした『ゴールディー』に『シャンデリア』を投げつけるッ!
『ドヒュウ ッ』
『ジャララララララ』
鎖の音を立てながら飛んでいく――が、相手もそれは予期している。
身を起こしたのは対処の際、容易く行えるように……
「逸らしなさい、『ゴールディー』」
『ビシ!』
『ゴールディー』が叩いて『シャンデリア』を逸らし、更に間合いを詰めた。
倒れ込んだ君と『ヴェルサイユ』にのしかかる形にならんと……
《うぇいうぇーい! 持ってきたよォー》
『ダパパパパパパ』
忙しい羽音を鳴らしながら、『鳥公』が戻ってくる。
クチバシに『籐細工』になった『瓶』を銜えているのが見えた。
ちょうど君の真上のあたりを旋回するように飛びまわっている。
866
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/09(水) 02:51:24
>>865
「……チッ、かわしてくれれば――良かったんだがな」
手元のチェーンを、弾かれた方向に思い切り『張る』。
その反動で、強引にシャンデリアの『軌道』を修正し、
『ゴールディー』の背後にある、『半壊シャンデリア』に引っかけようと試みる。
半壊しているシャンデリアは、あちこちの『枝』が飛び出している状態。
そこに、小さなシャンデリアの『枝』をフックよろしく引っ掛けたい。
「そんなに『乗っかかり』たいなら――良いぜ、来なよ」
「タダとは言わねえけどなッ」
グイッ
もし引っかけられたなら、チェーンを引き、
『半壊シャンデリア』を引いて、背後から『ゴールディー』にぶつけ、倒そうと試みる。
引っかけられなかった場合は、手元のチェーンを掴んで
体勢を安定させ、接近する『ゴールディー』の足元に
蹴りを放って、倒すことを試みる。
「……戻って来やがったか……だが」
「この状況じゃ、胸に水は掛けられねえな――」
『ちょっと待て』と、『小鳥』に目で合図する。
867
:
『白亜荘』
:2015/12/09(水) 23:22:42
>>866
(宝塚)
君の狙いは正面の『鷲ノ巣』にはなかった。
背後――『半壊シャンデリア』に目がけて投げ込み、『チェーン』を張るッ!
『 ギャリリン 』
『ゴォ――ッ』
釣り上がったそれが、『ゴールディー』の背後に迫る――
「……後ろッ! 叩き逸らしてッ!」
『ギャァ ン』 『バグシャアアッ』
『鷲ノ巣』はスライディングの体勢から変わっておらず、仰向けに近い状態のまま。
その眼には『半壊シャンデリア』の動きは、ハッキリと見えている!
反射的な動作で、『ゴールディー』が半身を捻って『シャンデリア』を叩いたッ!
距離は変わらず、『大輪』を背後から来た『シャンデリア』に向けて叩きつけた状態だ。
《リョーカァイ》
《あと、解除しねーと水出ねーからね。
OKってタイミング教えてねん》
『鳥公』は君の指示を受けて、羽ばたいて待機状態を保っている。
868
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/09(水) 23:48:02
>>867
「よし……『反応』したなッ」
小型シャンデリアのチェーンの『根元』を握ったまま、
『ゴールディー』が『半壊シャンデリア』を
叩いた瞬間を見計らい、半壊シャンデリアを『解除』する。
「ほとんど壊れかけだからな――『消して』おくぜ。
だけど、一回ついた『勢い』は消えねー。つまり」
グン ッ
本来、半壊シャンデリアに叩き込まれた『ゴールディー』の『パワー』は、
それに『引っかかって』いた『小型シャンデリア』に伝わるはずだ。
それによって『軽い』小型シャンデリアは勢いよく吹っ飛び――
部屋をぐるりと一周して、半壊シャンデリアより『手前』にいる
『ゴールディー』に『巻き付く』はずだ。
勿論、そのままでは『回転速度』が落ちてしまうだろう。
そこで『ヴェルサイユ』に手元でチェーンを(『分銅』を回す要領で)ぐるりと回させ、
速度を維持する『アシスト』を行う。
この部屋の横幅は分からないが、少なくとも『直径1.5m』の
シャンデリアを出せる程度の余裕はあったのだから、
今回の行動も十分に可能と考える。
「鳥公――『今だ』ッ」
首尾よく『拘束』に成功したなら、振り解かれる前に、
『小鳥』に呼び掛ける。
『鷲ノ巣』が起き上がる前――このタイミングを逸する訳には行かない。
869
:
『白亜荘』
:2015/12/10(木) 00:00:13
>>868
(宝塚)
君は『半壊シャンデリア』を解除し、張り切った『チェーン』を解放させる。
そして、その勢いに『小型シャンデリア』を引っ張らせた。
『ギャリギャリギャリギャキャキャァァ――z___ッ』
「…………な、んです、って!?」
『ギャルルギャルルルッ
バッシィイーz_ンッ』
『小型シャンデリア』が投げた鎖分銅のように絡み、『ゴールディー』を拘束した。
鎖自体はスタンドのパワーで断ち切れないほどではないが――この瞬間は動けないッ!
《おっけおっけ〜。トスるから、ぶっ飛ばしてチョーダイ》
『ズギュ!』
『ヒュンッ』
『鳥公』が君の眼前に『水入りボトル』を放りだした。
『鷲ノ巣』は鎖が絡んだ状態がフィードバックし、動けていない……!
870
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/10(木) 01:56:29
>>869
「何とか……とっつかまえたぜ」
『ヴェルサイユ』の半身を起こし、『トス』を待ち受け、
「これで本当に『消える』か分からねーが」
胸の『焼け木杭』に うまく水がかかるよう、持ち前の
『精密さ』で『軌道』を調節し、ボトルを放る。
「『頼む』――いつもの『廉』に戻ってくれ」
その間も、もう一方の手で『チェーン』を押さえておく。
『怪力』であれば、千切るのは容易い『束縛』。
この機を逃せば、また『振り出し』だ。
祈るように、ボトルの行き先を見据える。
871
:
『白亜荘』
:2015/12/12(土) 23:12:01
>>870
(宝塚)
君はトスされたボトルを叩き飛ばし、『鷲ノ巣』の胸元にぶっかける。
『チェーン』を抑えることで、拘束も万全の状態だ。
『ブワッシャン』 『シュゥー
シュゥー』
胸元の焼けた『木杭』の火が消えた。
途端に『ゴールディー』が先程までの昂ぶりが嘘のように大人しくなる。
「…………………………ん……? あ、れ……?」
『ズズズズ・・・・・』
『ゴールディー』とともに、本体も大人しくなった。
目を瞬かせて、今の現状が掴めていない様子だ。
『みどり』:
「…………だ、大丈夫でしょうか〜? こちらの二人はもう気絶しそうなんですが」
872
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/12(土) 23:31:15
>>871
「おお、試してみるもんだな――マジでただの『火』だったのか?」
そういえば、『幻』の対抗策も『シンプル』なものだったか。
考え過ぎは良くない、と思いつつ、どうやら正気に帰ったらしい鷲ノ巣に声をかける。
「よ、『廉』。あー、何があったか覚えてるか?
アタシと廉とで、ちょっとした『組み手』みたいなもんが起きてたんだが」
火がついてからはともかく、それ以前の記憶は
恐らく残っているだろう。事の次第を聞いてみたい。
「気絶――?
ああ、そうか、そういや『スタンド』出しっぱなしだな」
「おい『鳥公』、ありがとよ……あと、無事か?」
『DF』があるかは分からないが、『持続力』の
限界という奴だろうか、などと考えながら、
みどりの声がした方に目をやる。
そういえば、『小鳥』は無事だろうか。
873
:
『白亜荘』
:2015/12/14(月) 23:20:25
>>872
(宝塚)
『鷲ノ巣』:
「いえ、私は全然覚えて……でも、身体は痛みます、ね。……
火が点いたところまでは覚えてますから、そのあとは。……
『みどり』:
「いえ、お二人の戦いにびっくりしたというかなんというか。
ああ、大丈夫ですスタンド使いは皆ああじゃありませんからね、皆」
『みどり』はガタガタと震えている少女二人を抑えている。
『パチチチチチ』
《全然平気ィ〜。いやあ、よかったよかったご主人無事で》
『鳥公』は君の頭上を旋回し、様子を伺っている。
《そーいやアンタらここの人なの? お仲間?》
874
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/15(火) 16:22:35
>>873
「む……やっぱりそこまでしか覚えてねえか。
ま、ちょっと『昔』の廉を思い出したぜ、アタシは――っと、立てるか?」
そういえば、鷲ノ巣も自分も倒れたままだ。
起き上がり、手を差し出しながら、体の調子を確認したい。
「あ、ああ――そりゃ悪かった。怖がらせちまったか。
ま、何だ……全然大したことはしてねえって」
「で、ええと。その子たちが、『龍』と『小鳥』の本体なんだな」
頭を掻きながら、『みどり』と、側にいる二人の少女に声をかける。
「ん、いや……今んとこは『部外者』だ。
アタシはこの街に来たばっかで、住むとこを探しててな」
さっきまで戦ってた『廉』は、古い知り合いでさ。
そんで、ここを紹介してもらったんだが……」
875
:
『白亜荘』
:2015/12/16(水) 23:02:46
>>874
(宝塚)
君は『鷲ノ巣』を助け起こしつつ、体調を確認。
同時に、『みどり』と少女二人に話しかける。
『みどり』:
「そうでございます。新入りの……」
「あらまあ、完全に気を喪って。
いろいろと慣れぬことが続いたからでしょう」
少女二人は挨拶する余裕もなく、コトリと首が落ち、気絶したようだ。
君自身は身体に若干の痛みを覚えるが、後に残るほどの違和感はない。
「なるほど。確かに資格があることを私この目で確かめさせていただきました。
家賃は元より要りませんので、是非にこの寮に入ってくださいませな」
『みどり』が立ち上がると、ぺこりと頭を下げる。
「手続きはすぐに済みます。こちらに記入を願えますか?」
『ことり』はボードに挟まれた書類を示した。
記入する欄には名前や生年月日、性別などの欄がある。
これと言って特に特殊な記述が求められるところはない。
876
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/16(水) 23:17:26
>>875
「ありゃ……まあ、疲れたろうな、色々と」
苦笑いを浮かべながら、書類に目を落とす。
「『資格』? それはその、『スタンド使い』ってことか?」
「ま、入らせてもらうぜ。『家賃』タダってのはありがたいぜ……っと」
サラサラと、存外達筆な字で記入項目を埋めていく。
「そういや、廉はここには入ってねえんだっけか」
877
:
『白亜荘』
:2015/12/16(水) 23:29:09
>>876
(宝塚)
『みどり』:
「その通りでございます。
この寮は、スタンド使いに住んでいただくのが目的なのです」
「そちらの方は……資格はございましたが」
『鷲ノ巣』:
「…………あ、……えー、と。
ちょっと諸事情がありまして、ハイ。住んでいないんです」
『鷲ノ巣』は言葉を濁した。
『みどり』は君の書いた書類を確認している。
「問題ございません。お部屋にご案内させていただきます。
この二人に関しては、わたくしの妹に任せるといたします」
「それではこちらへどうぞ。
家具などはすぐに用意させていただきます。
お望みの者がございますなら、お申し付けくださいませ」
878
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/16(水) 23:36:27
>>877
「そうか……同じ寮に暮らすのも、楽しそうだと思ったんだが、
ま、事情があるんならしょうがねーな」
うん、と鷲ノ巣の言葉にうなずいた。
あまり踏み込む問題でもあるまい。
「ああ、案内頼むぜ。しかし『スタンド使い』限定の寮なんて、
また随分と変わった趣向だな」
「まあ、『スタンド使いの犯罪者』限定の『賞金稼ぎ』なんてのも
あるからな――案外、そういう世界はあちこちにあるもんかね」
喋りながら、『みどり』についていく。
「ええと、デカい『ソファ』があったら良いな。
あとは、あんまこだわらねえよ。タダで住ましてもらうわけだしな。
『照明』は、自前でいじれるし」
879
:
『白亜荘』
:2015/12/16(水) 23:44:37
>>878
(宝塚)
『鷲ノ巣』:
「また遊びに来ますから。……」
『みどり』:
「この寮のオーナーが多様なスタンド使いの交流を求めているのです。
元はこの寮は保護したスタンド使いを住まわせていたのですよ。
ですが、それだけだと偏るということで、門扉を開いたのです」
君の注文に頷きつつ、『みどり』が鮮度する。
気づくとその手にはスマートフォンが握られていた。
「『ことりさん』に伝えております。わたくしの双子でございます。
ただいま用意している最中ですので、着いた頃には用意が――」
揃って階段を何階分か昇っていった。
だが……何か違和感がある。窓から見える風景が変わらない。
そもそもこの寮の高さ……こんなに階数が高かっただろうか?
880
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/16(水) 23:52:27
>>879
「おうよ、そんときはよろしくな、廉」
「ふーん……『保護』ってえと、ここは確か『学生寮』だったよな。
『訳アリ』の連中を匿ってた、って感じか」
昇る。更に、昇る。
そのうち、景色の異変(正確には『変わらなさ』だが)に気付いた。
「…………なあ」
「さっきからあんまり、上がってる感じがしないんだけどよ」
「気のせいなら、良いんだが」
『みどり』に尋ねる。
881
:
『白亜荘』
:2015/12/16(水) 23:59:01
>>880
(宝塚)
『みどり』:
「スタンドが自身、周囲への害になるタイプですね。
あるいはその素養があるか。先程の二人は後者でございます。
なにぶん、人には要領の良し悪しというものがございます。
上手く隠せるタイプなら、社会でも成功者になれますが――」
「力を誇示する意識が強ければ、核爆弾を持ったチンピラ。
力を制御出来なければ、自爆するかもしれない幼子のようなものでして……」
『みどり』が説明を続けていたが、君の問いに首を傾げた。
「景色……。ああ、寮の説明が足りませんでした。
この寮は『神様』と呼ばれるスタンドのような存在が建てたモノなのです。
なので見た目通りの中身になっておりません。空間も歪んでおります」
「窓は見ないで階数のみを確認してくださいませ。
尚、わたくしが確認した限りは九十九階までございました」
882
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/17(木) 00:25:25
>>881
「なるほどな。確かに、あの二人はいまいち
能力を制御できてねー感じだったな」
「コントロールの効かないスタンド能力の危なっかしさは、
アタシもいくつか覚えがあるな。本体に害を及ぼしたり、
途方もないような被害をもたらしたり――」
これまでのいきさつを振り返りながら、頷く。
「『神様』!? そりゃまた突飛な話だが、
あー、要は、ここは一種の『異空間』ってわけか」
「ま、『エレベーター』に乗ってると思えばいいか……
ええと、目的は『何階』なんだ?」
883
:
『白亜荘』
:2015/12/17(木) 23:11:13
>>882
(宝塚)
『みどり』:
「よく判らないカミサマです。うにょうにょしてます。
次の階ですのでご安心を。『エレベータ』は近々実装予定……」
君は案内されて部屋の前に立つ。
部屋の前では『みどり』とそっくりなメイドが立っていた。
おかっぱに近い鏡像のようにアシンメントリーな髪型。
前髪で片目が隠れており、覗けている目がそれぞれ違う。
『ことり』:
「わたくしはことりと申しまして……ともあれこちらに。
カタログからある程度選ばせていただきました。
他に欲しい家具があるのなら今おっしゃってくださいませ……」
『キィ』
部屋のドアを開け、中に入るように『ことり』が案内してくる。
884
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/17(木) 23:28:57
>>883
「うにょうにょ……って」
「ん、着いたのか。案内してくれてありがとな」
少々想像しがたい形容に、言葉に詰まりつつ、
部屋の前へとたどり着く。
「おお、サンキューな、ええと……ことり。
ま、とりあえず入ってみてから考えるぜ」
『そっくり』な二人のメイドに、見分け方を覚えておかないと
いけないな、などと考えながら、ドアを開けて部屋に入る。
「さて、どんな具合か……っと」
885
:
『白亜荘』
:2015/12/18(金) 22:12:51
>>884
(宝塚)
君はドアを開けて、部屋の中に入る。
『ガチャリ』
部屋は広めのアパートの一室という雰囲気。
床はフローリングで、壁際に大きめのソファがドンと置かれている。
他に小型のカラーボックスやタンスが申し訳程度にあった。
『ことり』:
「具体的な指定がないため、このようにさせていただきました。
他に欲しいモノがございますならば、わたくしがご用意させていただきます」
『ズギュン!』
『ことり』の手から、一冊の分厚い本が現れた。
表表紙には大きな眼が備えられ、ギョロギョロと動いている。
886
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/18(金) 22:44:36
>>885
「おお、ちと殺風景だが……悪くないじゃねぇか」
部屋を一通り見回したあと、『本』を発現させた
『ことり』に目を向ける。
「それが、アンタの『スタンド』かッ」
「部屋の『リクエスト』か……そうだな、
部屋の真ん中に『深紅の絨毯』、なんて頼んでも良いか?」
887
:
『白亜荘』
:2015/12/18(金) 23:30:17
>>886
(宝塚)
『ことり』:
「近い能力でございますね。
管理する部屋であれば、それに対応するミニチュアを出せます」
「絨毯がご希望でしたら、どうぞこれを」
『ズ ォ ワ ァ』
『ことり』はスタンドを開くと、中から小さな布を巻いたようなモノを取り出す。
それを部屋の中に放り上げると、広がって……一瞬で絨毯となる。
「すぐに敷かせていただきます。他にご入用なモノは?」
現れたのは『深紅の絨毯』。如何にも高級で、分厚く柔らかく、足が沈みそうなほどだ。
888
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/19(土) 05:27:31
>>887
「おお……すげえな、アッと言う間だ。ありがとな、ことり」
文字通り一瞬で現れた『絨毯』に、驚きの声をあげる。
「めちゃくちゃ手際が良いな……そうと分かると
やりたいことも色々出てくるが」
「しかしそーいうのは際限が無いからな」
「そうだな、部屋の調度品を『深紅』と『黒』をベースに
色調を統一したい。出来るなら、頼むぜ。
今は、それ以外には特に必要ねえかな」
889
:
『白亜荘』
:2015/12/19(土) 23:17:42
>>888
(宝塚)
『ことり』:
「お任せくださいませ。
では少々お待ちを――『サンセット・パーク』」
『バク クン』
スタンドが大きく開かれる――と、開いた箇所から『ドールハウス』が立ち上がった。
『ドールハウス』は一面の壁が外されており、『宝塚』のモノと思しき部屋がある。
『ことり』は面相筆と絵の具を取り出すと、ドールハウスの壁を塗っていく。
『ピタ ピタァ ススゥ――ッ』
『ザザァ ザッ ザアァァ z ッ』
色のなかった壁に、刷毛で塗られたように色がついていく。
真紅と黒に塗り分けられていくが、所々に金で飾るよう縁取りがされていく。
『ことり』:
「……………………」
『みどり』:
「…………あの、ことりさんほどほどに、ほどほどにね」
「(……放っておくと延々やりますよ! シンナーで色を落として最初からとか平気で!)」
890
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/19(土) 23:26:32
>>889
「……本当にすげえな、これ……
この『金』のアクセントがまた、こう――『分かってる』よなあ」
素直に驚きながら、『ことり』の作業風景を見守っていた、が。
「(……そうなのか!? アタシはもう大満足だぜ)」
「あー、ことり。そのくらいで大丈夫……
っつーか、十分過ぎるくらいだぜ。期待した以上に良い感じだ」
『みどり』の耳打ちを受けて、部屋が十分に塗装される
タイミングを見計らい、『ことり』に声をかける。
891
:
『白亜荘』
:2015/12/19(土) 23:35:19
>>890
(宝塚)
『ことり』は黙々と金で飾りを入れていく。
先端の細い筆を使い、丁寧に丁寧に丁寧に……偏執狂気味だ。瞬きしてない。
『みどり』:
「そうですそうです、もういいです」
『ことり』:
「いえでもまだ天井画……」
『みどり』:
「ことりさん!? いいから、もういいからね。
あとで自室でやりましょうね。自分の部屋なら誰も文句は」
『ことり』:
「スゴク試したい画法が」
『みどり』:
「いいの! もういいの!」
『ガシッ ズルズル』
『ことり』は無理やり自身のスタンドから引き剥がされた。
『サンセット・パーク』が閉じ、ミニチュアも中へと引っ込む。
『鷲ノ巣』:
「画法……って。…………」
『みどり』:
「これを始めさせると止まらないので。
またご希望の品がございましたら、お申し付けくださいませ。
わたくしは管理室に居りますし、ご用命とあらば内線でお呼びください」
『ペコォ――ッ』
これで一通り部屋の支度は終わった形になる。
他の家具も順次追加していけばいいだろう。
892
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/20(日) 00:16:48
>>891
「か、完璧主義っつーのか……すげえ『凝り性』だな」
呆れ半分、感心半分の声を漏らし、
改めて塗装を施された我が部屋を見回す。
「おう、分かったぜ。色々とありがとな」
「…………ふう」
『みどり』と『ことり』を見送り、一息入れる。
「いや、しかし『入寮』以前に一騒動巻き込まれるとはな」
「ツイてるのか、ツイてないのか」
893
:
『白亜荘』
:2015/12/20(日) 00:23:24
>>892
(宝塚)
部屋の装飾はロココ調とでも言えばいいのか。
過剰なまでに飾り付けられ、家具もそれに沿っている。
二人はそのまま去っていった。
『鷲ノ巣』:
「…………はは。……いや、ごめんなさい。
騒動って私自身がそうでしたね。……ごめんなさい」
「前もこの寮に誘われたんですけど、人が多いそうなので断って。……
この町に来たのも、ここの人たちに誘われたから、なんです。……」
「他のスタンド使いも居るそうですから、アキラさんの知り合い増えるといいかなー、って」
894
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/20(日) 14:08:41
>>893
「……誰かにアタシの好みでも聞いたんだろうか」
趣味に合った、内装だ。
思わず何度か頷いてしまった。
「いや、気にすんなよ。久々だったからいい運動になった。
それにあの『龍のスタンド』の影響だしな。廉が謝ることじゃない」
「そうだな……少なくとも退屈はしねーみたいだし、
気の合う奴も見つかると思うぜ」
「ま……その前に仕事だな。昔の貯えがあるにはあるが」
895
:
『白亜荘』
:2015/12/22(火) 23:33:56
>>894
(宝塚)
『鷲ノ巣』:
「え、ええ。……紹介して、よかった、です。
あ、でも……他にもスタンド使いがいるので、その。……」
「『気を付けて』、ください、ね?
この町にも結構……多い、見たい、ですか……ら。……」
『鷲ノ巣』は二人きりになって、気恥ずかしそうだ。
……ふと気づくと、窓から差す陽が弱い。日が暮れてきたようだ。
「あ。……それじゃ、そろそろ。……
連絡先、変わってないので、また連絡してください、ね」
『鷲ノ巣』は立ち去ろうとしている。
特に呼び止めなければ、このまま去るだろう。
896
:
宝塚『ヴェルサイユ』
:2015/12/22(火) 23:44:46
>>895
「――ああ、気ィ付けるぜ」
そう言いながら、口元にはうっすら笑みが浮かぶ。
……『楽しみ』なのだ。
「おお、すっかり夕方だな。冬は日が短いからな……
それじゃあな……いや、送ってくぜ。そこまで遠くは無いんだろ?」
立ち去ろうとする鷲ノ巣に声をかけ、そう申し出る。
もっとも、『一人で帰る』と言い出すかも知れないが。
「廉も疲れただろうしな――変に気ィ使う必要は無いぜ。
ここ紹介してくれた『お礼』だと思ってくれよ」
返事を待たずに、外套を羽織る。外は、寒いだろう。
長旅の荷を解くのは、その後で十分だ。
897
:
『白亜荘』
:2015/12/23(水) 00:26:19
>>896
(宝塚)
「…………え、え?」
「そ、それなら是非にッ。
最近は早く陽も落ちて夜道は物騒ですしッ」
君は『鷲ノ巣』を送って帰ることにした。
家自体はさほど遠くなく、十分も懸らずに送り終えた。
どうやら家族とではなく、祖父母と暮らしているようだ。
それから君は寮に戻ると――
『ドーゾ受け取ってねん かわいいことりさんより』
如何にもな箱――の中には、『銀貨』が一枚入っていた。
『宝塚』⇒『無傷』『再起可能』『銀貨(10万円相当)』ゲット!
『白亜荘へようこそ』
898
:
朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』
:2016/02/01(月) 21:15:02
【白亜荘の涙音の部屋にある荷物が届いた】
「 涙音へ
もうすぐ節分ね。
ようやく退院出来たことは嬉しく思うけど
とにかく前方不注意と体調にだけは気をつけてね。
あなたの歳の数と、豆まき用の分だけ、お豆を送ります。
息災で居てくださいね。
母と父より 」
…という内容の手紙とともに、幾つもの豆が同封されていた。
「…やっぱりゲン担ぎなんだなぁ、お母さんたちも…」
そう言ってため息を付きながら豆を確認した。
「…とは言いつつ、私も
ちょっと心配だったんだけどね。
ちょうどいい…かなぁ」
そう言ってひとまず豆をまこうかなーと、辺りを確認した。
「えーっと…
縁の下に投げるんだったかな…」
そう言ってガラリと窓を開け、同時にエントランスの方にも目を向ける。
「ちょっと早いけど…
…鬼はァァァァ外ぉォォォォ!!!」
随分と気合の入った声で、周囲に豆を投げ始めたのであった。
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