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【ミ】ミクロキ

1黒樹:2014/07/14(月) 23:35:18






 ひっそりと黄金色の光の片隅で  一筋に流れし無我の詩(うた)

 
『六』つの悪魔に魅入られた者たちの 愚かで疎かな詩の


        始まり    始まり

319『ニエノユメ』:2015/08/01(土) 23:19:19
>>312->>318

『西』は『ニエノユメについて』、そう題名記された便箋を見て呟くと
『稗田』へ言葉をかけながら渡した。

 『稗田』は低い笑みと共に便箋の封を破り中の手紙らしきものを
取り出す。紙は折り畳まれてる為、開かないと内容は見れない。
 読もうと開こうとした瞬間『宗海』から声が上がった。
どうやら彼女の言によると、自身のスタンド『エトセトラ』が解除さた。
 その事実と状況から察するに南に位置する部屋、其処に括られていた
犬こそ、この悪夢めいた世界の『本体』であると推測を告げる。
 彼女は言いながら先導となり、くの字型の鉄棒を握り進む。
『ブリジット』は袈裟を引っ張られ破りかけた事、大嫌いである犬が
本体であるんではないか? と連続してちょっとした災難といえる
事が続き、少し憤りを浮かべつつ西の扉を開けた。
『宗海』 『ブリジット』 『西』 『稗田』の順番で
西側出口を抜けて中央鉄の処女部屋へ戻っていく。
『ブルー・サンシャイン』のスタンドは背後で50㎝浮かばせて警戒させる……。

320『ニエノユメ』:2015/08/01(土) 23:22:09
次レス投下前に、確認をしたい。

 各自のいま現在の携行品だが、どのようにして携帯して
持っていくのだけ確認しても宜しいでしょうか?

例:缶詰の品をそのまま取り出して手で持っていくのか?
  
例:缶詰のまま中身を所有して片手に持っていくのか?

321宗海『エトセトラ』:2015/08/01(土) 23:26:38
>>320
ブラックジャック三つを左手の小指に引っ掛ける。
スタンドである『エトセトラ』に重量はないので、
『革袋』の負担しか指に掛からないでしょう。

右手にナイフを持ち、左手で『鉄棒』を引きずっていく。

322ブリジット『チープ・セックス』:2015/08/01(土) 23:28:04
>>320
缶詰から取り出して所持しているつもりです。

323稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/01(土) 23:30:46
>>320
便箋は、左手で抱え込んでおく。
缶詰からは、渡された時点で出ているはず。

324西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/01(土) 23:34:03
>>320
中身(写真と香水)だけ持っていきます。

325『ニエノユメ』:2015/08/01(土) 23:46:52
>>321->>324(回答感謝、扉を閉めるまでサービスで追記)

 『宗海』は左手に『革袋』を指に引っ掛けるようにして所持しながら
鉄棒を持って右手にナイフを持って出る。

 『ブリジット』は『ビーフジャーキー』の入った包装を持ってだ。

 『西』は自分の能力を使用するにあったて重要な『写真』、そして
『香水瓶』を両手で大事に包み。

 『稗田』は左手に抱え込むようにして便箋を持つ。

 四人が中央部屋へ戻る為に西側出口を四人とも出て行く。
そして起こり得る缶詰達の暴走を予想して直ぐに扉を閉めて『エトセトラ』
と協力しての封鎖を試みようとする……が。


          シィィ―――zノン


 ・・・?

 ……西側の部屋からは何も物音もしない。

『西』が『缶詰』を二つ持って出た時は、あんなにも騒がしく激しく覚醒していた
『缶詰蟲』達が覚醒する音も、何か不自然な物音も生まれてこない。
だが用心の為に『宗海』は『エトセトラ』へ窪みを作らせ
 鉄棒で扉を封鎖した。(※自動成功の処理とする。もしそのまま鉄棒を
携行していきたいのなら次レスでその旨を伝えれば、この行動は無効にする)
これで万が一にも何かが出てくる事はない……東側と西側の出入り口を完全に
閉じ込めた形に至った訳だ。

 君達はそのまま何事もなく南側のドアまで辿り着いた……。

326稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/02(日) 07:57:59
>>319 >>325(GM)

「……? 
 えひ。フラグ不足、かな……」

『缶詰蟲』は来ないようだ。
違いがあるとすれば、缶そのものを持っていないことか?

まあ、解く必要のある謎ではあるまい。
対処は打ってある(っぽい)し、イケる。

「……んじゃ、まあ……キーアイテム、『取り』にいこうぜ。」

ドア開け担当の『ブリジット』の動きを待つ。
『ブルー・サンシャイン』は、宗海の傍に移動させる。

           (犬……いきなり襲ってくるとかじゃないらしいが……)

327宗海『エトセトラ』:2015/08/02(日) 21:10:10
>>325(GM)
>>326(恋姫)
「ブリジットさん、『ジャーキー』をこちらに。
 この『エサ』で犬を誘き寄せるのよ。
 貴方が犬と戯れたいのなら、止めるつもりはないけれど」


ブリジットが『南の部屋』に行く前に、『ジャーキー』を受け取りたい。
受け取り次第、恋姫と共に『アイアンメイデン』の前に行く。


     「『一つの命』と『一人分の血』、
      これでピースの『片方』が手に入るわね」


           「貴方のように言うならば、
            『フラグ』の片方が処理出来る、ってことかしら」


『ナイフ』を引き抜いて後ろ手に隠し、犬が出てくるのを待つ。

328西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/02(日) 21:36:20
>>325
「………私の方は別任務ね」

フロアにある『陰部のない死体』の方まで行き、
香水を満遍なくかけておこう。
本来、相当、不快な作業ではあるが………
『現実味』のないこの空間に浸り、自らの『そういった』感覚は麻痺させておこう。

329ブリジット『チープ・セックス』:2015/08/02(日) 21:49:27
>>325
「それじゃあ…
 宗海さんの打ち合わせ通り、行くわよ…ええいままよ!」

  ガララッ

ビーフジャーキーを宗海さんに手渡し、
意を決し犬の部屋の扉を開きます。

330『ニエノユメ』:2015/08/02(日) 22:10:51
>>326->>329

 『西』は東側に倒れ伏す『死体』へと歩み寄る。
沈黙し、動く気配のない死体は何も語りかける事はなし。貴方は香水瓶の
蓋を回し、パシャパシャと降りかける。
 香りは薔薇の成分が強いらしく、その強い香料が貴方も感じながら死体は
腐臭を覆い尽くすように薔薇の匂いで包まれた。
 
 
 『稗田』は、缶詰蟲が襲ってこない事を缶詰自体を持ち出してるか
持ち出してないかの違いかと思考してみるものの、既にこの牢獄めいた
環境から脱出するにあたって無用の長物だと直ぐに思考を止める。
 『宗海』と共に『鉄の処女』の直ぐ近くへ待機する事にした
『ブルー・サンシャイン』には彼女を護衛するように移動させる。

 『宗海』はでナイフを背後に回しつつ、『ブリジット』から
包装入りの『ビーフジャーキー』を受け取る。
 脱出の材料が手に入る事を待ちわびつつ、南側の部屋に注意しつつ
『稗田』と共に待機する。

 『ブリジット』は『宗海』へビーフジャーキーを渡した。
そしてトラウマ、もとい自分にとって大嫌いな生物と直ぐ間近で
対面しなくてはいけない精神的苦痛を押し殺し、意を決して扉を開く。

  ―ガチャ


 犬は中心の杭の場所に……。




  ―いない。

 犬は、中心の杭の場所からいなくなっている。

 ただ、周囲の状況で少しだけ変貌した部分も貴方は気づいた。

 まず北西に位置する瓶の横側にある人らしきもの……それが
うつ伏せの状態で倒れてる事だ。


          
                   ―ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

331ブリジット『チープ・セックス』:2015/08/02(日) 23:09:58
>>330

「なッ」

「なんですってェ―――ッ!
 犬がッ!犬が何処にも居ないじゃないの!
 何処よ!何処に行ったのよッ!!
 『時間』がッ!『時間』がもうないのに!!」

思わず部屋と侵入し、
死体、部屋の角、瓶の裏など、とにかく『犬』を探します。

332西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/02(日) 23:42:35
>>330
「………これで、いいのかな」

腐臭が消え去ったのなら、
南の様子を確認しつつ、三人と合流を図りたい。

333稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/03(月) 00:19:01
>>327(宗海)
>>330(GM)
>>331(ブリジット)

「……まあ、そんなとこかな。
  一緒によけいなフラグまで立たないことを祈ろう……」

自分の仕事は犬が来てから。
一応、余計な茶々がないか、周囲を見まわして警戒はしておく。
 
             ・・・・もちろん、上も。

「……?」

そして、ブリジットの様子を見る。
犬が……いない? とか何とか。

「……えひ……ありえんこと、言ってない? あいつ……」

再度言っておくが――周囲の確認を怠らない。
警戒のためだ。上も、足元も、周囲も。

また、自身は『宗海』に寄り、スタンドは二人に同時に手が届くような立ち位置に。

334宗海『エトセトラ』:2015/08/03(月) 12:25:43
>>330
『ビーフジャーキー』の包装をナイフで切り開ける。
その間、予想だにしてない『絶叫』が響き渡った。


「な、何を言って!?」


    「あの部屋は『密室』のはず、
     そうでなくても『犬』の出入りする穴くらい、見つかるはずよ」

335『ニエノユメ』:2015/08/03(月) 20:36:09
>>331->>334

336『ニエノユメ』:2015/08/03(月) 20:56:24
>>331->>334

 『ブリジット』は焦る。目当ての犬が中心地帯に居ない。
楔を切られても、その辺をウロウロしているだけだろうと考えてたのも束の間の突如の消失。

貴方はとりあえず倒れてる死体の方向へ向かおうとする……と。



   ――シュッ

         タッタッタッタッタッ   
                 タンッ!!

 『……ワフッ!!』

 居た! 犬は君の裏を掻くように南西、君を正面から見て左手の瓶を
死角にするようにして踊り出てきた!

 小型犬、とは言えど、その脚力は普通の人間の速度を超える。
小型犬はその南西の端から一挙に駆け抜けると……

 ―貴方の入ってきた南側の出入り口を抜けた!

 『西』は『宗海』『稗田』の居る場所へと戻り
『宗海』はナイフで封を切り、『稗田』はスタンドを隣の彼女も
守れる立ち位置に動かして『ブリジット』の絶叫を聞いた。

 怪訝と驚きを露わに周囲を見渡す。他の部分で特筆として異常が起きた
気配はしない。ただ、こころなしか……いま貴方達のいる空間全体が今までより
若干『薄暗く』なっていると、そう感じられる。

 タッ――。

 『グルゥ!!?』

 と、同時に南側出入り口から小さな黒い影が飛び出してきたのが見える。
それはブルー・サンシャインの光源も含め見たところ『小型犬』だ。
 ブチ模様で、痩せこけている……。

 だが瞳は生気を保ち、貴方達を見て驚愕したかのように疾走する体を
慣性の法則で僅かに体を滑らし静止しながら見つめる。

  ――タッ

 『……ガフ!!』

だが、直ぐに逃走を小型犬は再度開始する。君達を抜けようとするように
北側方面へ向かって疾走する……。

337稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/03(月) 22:15:39
>>336

「……こんな馬鹿広い部屋で……わざわざこっちに来る?」

      「スコアになりたいのか」

                 「それとも……」


          キィィィーーーーーーーン


「宗海、ちょっと目、閉じろ……」

犬がこちらに向かって来る。
作戦とはもはやかけ離れているが、『宗海』と自分の身は守ろう。

     ブォーーン

『ブルー・サンシャイン』の左の大光球を、南方向の床に叩きつける。

「……気でも失ってくれたら楽なんだが……」

これにより、こちらに全力疾走してくる犬の視界を一瞬なり奪う。
犬の視界は低い。また、(恋姫は知らないが)光への感度も高い。
ゆえに、この『フラッシュバン』は効果覿面のはずだ。

……なお、反動移動は行わない。
また、右の大光球も、気持ち振り上げ気味に構えておく。

338西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/04(火) 00:04:30
>>336
「………犬……居たようね!」

『香水』をかけてきた後での合流なので、
ちょうど犬が疾走してくるのに鉢合わせた感じだろう。
流れ的におそらくはほかの三人より犬から遠いところに居るのだと思うが……

手はずだと『宗海』がこの犬をどうにか『捧げる』はずだが、
この状況は想定内なのだろうか。
一応、『写真』に目をやっておき、万が一の状況に対処出来るようにしておく。

339宗海『エトセトラ』:2015/08/04(火) 21:18:11
>>336(GM)
>>337(恋姫)

>「宗海、ちょっと目、閉じろ……」


       「解ったわ。
        ……お願いね、『ゲーマー』さん」


両目を瞑り、『ブラックジャック』の封を開き、
さながら『皮袋』を三重にするように『ブラックジャック』を重ねる。
その中に自身の右手を入れ、


       「こっちは、『屠殺』の準備をするから」


右手首を『ナイフ』で真一文字に切り、流血させる。
顔を顰め、焼けるような痛みに耐えようと奥歯を噛みしめる。

340ブリジット『チープ・セックス』:2015/08/04(火) 22:37:40
>>336
「ゲェーッ!
 入り口の方へ行ったわ!お願い!!塞いでッ!」

入り口の前に居る恋姫さんがなんかしらの方法で捕縛してくれるであろう、
と信じて先ほどと同じように目を閉じます。

341『ニエノユメ』:2015/08/04(火) 22:50:38
>>336->>340

 ―タッタッタッタッ!!

 小型犬は全力疾走と言うものを文字通り表現する動きで
『稗田』『宗海』『西』の方向へ、やや北向きへと走り抜けようと駆ける。

 その背後で『ブリジット』が捕まえるように叫び。

『宗海』は右手に淡い熱、そして刃物特有の鋭い痛みを感じつつ
その血液がブラックジャックの袋へ滴り落ちる。

『西』は手持ちの写真を掲げ、何時でも動けるように構え……そして。

>「……気でも失ってくれたら楽なんだが……」

―ヒュ ――ン

           ノ\゜   ァ   ン!!

 『――キャゥ ン!!?!』

 稗田の操作するスタンド『ブルー・サンシャイン』の光球が地面へ炸裂する。

 赤黒い部屋の発光こそあるものの全体的には暗色の空間で眩く一点に放たれた
凄まじき発光は、兵器である閃光弾にも劣らぬ威力を存分に発揮する。
 何より貴方の予想通り視線が下方に向けられた小型犬に対しては相性抜群。
 小型犬は細い悲鳴染みた鳴き声を上げると同時に、その場で横向きに倒れた。
舌をダラリと垂らし眼球がヒクヒクと揺れる……死んではいないものの
意識が覚醒するには数分の目途が要りようだろう。

 それと共に部屋全体の空間が一分前より更に暗くなった気がした……。

342稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/05(水) 23:15:11
>>341

「……きたこれ。」

上手く行ったらしい。
再度チャージを開始しておく。

(上手く行きすぎんのもびっくりするな……
  えひ、まあ……GJ、僕の『ブルー・サンシャイン』。)

       「んで……」

          チラ

……倒れた犬を見る。次に、宗海を。
ここからは、宗海が受け持ってくれる部分だ。

「……あー……」

      「〆る、なら……
       今のうち……だと、思う。」

やや遠慮がちに言う。
……殺さなくては、ここから出られない。

             ・・・・犬に罪がなくても、だ。

(こいつを生け贄にしてでも……生き残りたいからな……)

343西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/07(金) 00:28:22
>>341
眼前で行われる光景を『西』はそれこそ『ユメ』のように感じていた。
それが現実だと思うには奇妙な事が多すぎる。
なので、『犬』が『生贄』に殺される事態に特に抵抗を感じない。
(仮に現実でも、自分が助かる為ならやむを得ないと感じるだろうが)。

「………それが、『生贄』になってくれるなら。
  ………それで、私は」

いまいち何も出来ていないのは申し訳ないが、
『トドメ』を刺すのは準備している者に任せよう。

344宗海『エトセトラ』:2015/08/08(土) 22:03:25
>>341(GM)
切りつけた右手を掲げ、全員に集合の合図を送る。


    「恋姫さんがやってくれたわ。
     後は『捧げる』だけよ。
     ――――貴方達、『拷問具』まで運んでくれる?」


手首の負傷を見せながら、三人に犬を運ぶように頼む。

345ブリジット『チープ・セックス』:2015/08/08(土) 22:46:00
>>341
「ね、ねぇ…、
 あの謎の声は『いのち』を捧げよ、って言っていたわよね。
 殺しちゃあ駄目なんじゃないかしら。

               ええい」

気絶してる犬をひったくり恐る恐る『アイアン・メイデン』の元まで運びます。

「ブリス達、
 ずっと宗海さんのおんぶにだっこだったし、
 せめて、嫌な役回りくらいはさせて頂戴。ああ、気持ち悪いわね!」

346西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/08(土) 23:16:57
>>344-345(宗海、ブリジット)
「………なるほど」

生きているうちにあのアイアンメイデンに『捧げる』という事か。
ブリジットを手伝い、犬を運ぼう。

347『ニエノユメ』:2015/08/08(土) 23:24:51
>>342->>345

『稗田』は自分のスタンドの行動が成功した事を確信して心中
で己の能力に賞賛を漏らしつつ『ブルー・サンシャイン』の空いた手に
再度光球をチャージする。光球は貴方の望む部分までチャージされるだろう。

『西』は今この状況に現か夢幻なのか、その境界線を引けずにいた。
もしかすれば、これは本当に出来の悪いただの悪夢なのかも知れない。
 それとも、本当に何か作為的に生まれた現実における空間のものなのかも、と。
他の者達の動向も見守りつつ貴方は控えめに犬を生贄にする事へ支持する。

『宗海』は自分自身で切り付けた右手を掲げて集合の旨を告げる。
やるべき事はやった、後は結末へ向けて儀式を行うのみ。
他の者達へ犬を鉄の処女の中へ入れるように指示を下す。

『ブリジット』は最後のトリ。後味の悪い役目を果たすと犬を拾い上げた。
小型犬は僅かに痙攣するものの先程のフラッシュの効果により未だ
覚醒するには至らない。貴方は嫌悪感を露わにしながらも小型犬を
鉄の処女の前まで運ぶ。

 鉄の処女内部には>>217での缶詰虫達の残骸の名残……。
黒豆、チーズ、針金、ポケットティッシュやボルト
定規や鉛筆の芯、粘土や装飾品、宝石類。
役に立つのか疑問に思える品が、大の人間一人が丁度丸まれば
すっぽり入る空間の台座に散らばっている。

 小型犬はその台座に散らばってるものを無視して入れても
収まりそうだ……。

348稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/09(日) 00:12:15
>>347(GM)

「……えひ、そうか。
 殺したら生け贄でも何でもないわな……」

ブリジットに気づかされた。
まあともかく。

      (……僕だけサボってるみたいじゃん……)

   ソ

「……嫌なことはみんなでシェアしよう……」

小型犬に下から手を添えておく。
一応重さは分散されるはず。

         ・・・・と。

「……これ、どけた方が良いか……?」

止められないなら、鉄の処女内部のゴミ類を足でざっと払う。
不純物が混ざると不味い可能性もないではない。

349西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/10(月) 00:05:34
>>347-348(GM、稗田)
「………結果論だけど、『缶詰』の誘導はよくなかったな」

反省しつつ、『稗田』と共に、散らばったものをアイアンメイデンから退ける。
あらかたとれたなら、犬を中に入れる手伝いをしよう。

350ブリジット『チープ・セックス』:2015/08/10(月) 00:15:54
>>347
「うひェ、
 ブリスが犬触ったのって、
 小学生の時に噛まれた時以来だけど生暖かいのね…。

 そうね…嫌な事は皆で協力して消化する、
 これこそ私達日本人の美徳よね…。皆、準備はいい!?

 いくわよ!せーの!」

アイアン・メイデン内部のゴミ類が払われた後、
全員の合意が取れたら犬を内部へ放り込みます。

351宗海『エトセトラ』:2015/08/10(月) 21:41:26
>>347(GM)
>>348-350(ALL)


     >「………結果論だけど、『缶詰』の誘導はよくなかったな」

『西』の述べた反省の弁に対し、黙って首を振った。


 「いいえ、あれこそが最大の『ヒント』になったわ。
  『コレハチガウ』、『コレ』が何を指すか……、少なくとも『手段』じゃあない。

  『コレ』とは『供物』のこと。つまり、『コレ』ではない別の『供物』を探せばいい。
  例え、『失敗』だったとしても、あの行動こそが『活路』を見出した」


       「あの『拷問具』に何かを捧げるのは、決して『間違い』じゃあなかった。
        それが解った以上、貴方達の『失敗』に意味はあったのよ」


三人が『犬』を拷問具へ捧げようとしている。
その様子を見届けながら、ゆっくりと血染めのナイフを逆手に構える。
そして、再び、そのナイフを己の右手首に這わせ、傷口を抉っていく。


   「捧げるのは、『一つの命』に『一人分の血』。
    ――――ほら、何をしているの? その犬でさえまだ『半分』。

    『供物』は犬だけじゃあない。私達の『血』、それこそがピースの半分。
    『一人分の血』、つまり四人で『四分の一』ずつ血液を流せば『一人分』になる。

    医学的な見地では、失血によるデッドラインは『三分の一』。
    つまり、『四人』で『公平』に血を与えれば、私達は『死なない』のよ。

    だからこそ、私達『四人』が選ばれた! 最初から『ヒント』はあったのよ!」


『恋姫』、『西』、『ブリジット』、三人を流し目で眺めながら、『血液』を与え続ける。

352『ニエノユメ』:2015/08/10(月) 23:05:58
>>348->>351

『稗田』『西』『ブリジット』三人は共に手をかけて
小型犬を運ぶ。一人では少々重くても三人で掛かれば容易い……。
 鉄の処女内部にある残骸を軽く一掃して地面へ落とし、小型犬を
投げ込もうとする……。

 と、その時に『宗海』から声が掛かった。

ブラックジャックの袋へと、宗海は傷口を痛々しく抉る。
 その激痛は筆舌するだけでは物語れない熱と刺激を右手に与えるものの
先にある命よりも今この時の右手の犠牲が必要と貴方は歯を食いしばり
そしてその血を与える行為を三人にも促す……。
 血液は袋の中にある程度溜まる。だが、一人分には足りないだろう事は
貴方自身が伺える……。

353宗海『エトセトラ』:2015/08/10(月) 23:24:02
>>352
ブラックジャックを投げ捨て、『拷問具』の内部に『流血』を垂らしていく。
『激痛』が襲うも、既に『一人分の血』の正体に確信を抱いている。
この『犬』だけでは足りない。『8kg』の犬だとして、その血量は微々たるものだ。


        「『血』を、流しなさい――――」


             「この痛み、『夢』から覚めるにはピッタリでしょう?」

354稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/11(火) 00:12:37
>>351-353

「ちょっ……うわ、何やってんだお前……」

宗海の手からやや目を背けるが――


             「……血?」

  
      ドクン

「……マジで……いや、マジだよな……
  ……ここまでお前の作戦に、乗ってきたのは僕らだし……」

         (……やばいなこいつ……どんなメンタルだよ……)

    ドクン

          ドクン


(で、でも……そうだよな……ち、血もいるんだ……
 しかも、ひ、一人分……えひ、4人で……わ、分け合って……)


「……や、やらないと出られないんだ。
 えひ、僕って貧血気味だから、足りるか分からんけど……」

匕首を持っていたはずだ。
離した覚えもないし。無いならだれかに刃物を借りたい。

「て……手首切るのって……えひ……っ。
 そ、そういうファンサは、さ、流石にないんだよな……」

           「リスカとか……し、したことないし……」


           カタ

             カタ

「ぁああ……や、やばいな……
 絶対いたいぃ…………えひ、ごめん、うるさくて……」

        「……はぁ〜〜……
          よし……え……ひ、ひ……」

               ズ

      「ぐひ、ぅっ……!」

(あ、や、やばい、深く、お、押し込み過ぎた――?)

刃を、手首の血管に、強めに押しつける。
目を逸らして――

            ドズッ……

「……っ……」

(……今は、まだ、痛み……来てない……)

一気に。

        ・・・・その血は、鉄の処女の中へ。

355西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/11(火) 00:29:28
>>351-354(GM、宗海、稗田)
「………『血』?」

なるほど、たしかにそうだった。『一人分の血』。
しかしそれを四人で賄うとは………。
デッドラインが『三分の一』だとしてもそれはあくまで目安。
また、公平に『四分の一』を流す事が可能なのか?
誰かが多く流せばその者の命は危うくなる。
いっそ私の『群衆』にやらせた方が………。

様々な思いが『西』の胸中を往来するが、
すでに実行し始めている『宗海』、そして『稗田』の姿を見て、腹を括る。

持っている刃物といえば、『缶きり』か。
その小さい刃では致命傷になる事もないだろう。
あとはこの場の『非現実』に自らの意思を委ね、『恐怖』を消すだけだ。

   「………ッッ!」

『左手首』を缶きりで缶を開けるような動作で抉っていく。
流れる血は全て『アイアン・メイデン』の中へ―――

356ブリジット『チープ・セックス』:2015/08/11(火) 00:35:27
>>351-355
「ええッ…?
 これ、もしかしてブリスもリスカしなきゃいけない流れ?
 もう…なんて厄日なのかしらッ!
 跡が残ったら責任取ってよね!!」

         ザシュッ

           「痛〜ッ!」

手に持つダガーで自身の左手首を切り、
3人と動揺に流れる血を『アイアン・メイデン』へと満たし――

「いくわよッ!」

『宗海』さんの思惑通り、規定量の血で満たされたら
気絶している『犬』を『アイアン・メイデン』の中へ放り込みます。

357宗海『エトセトラ』:2015/08/11(火) 00:45:26
>>354(恋姫)
>>355(西)
>>356(ブリジット)
「いいわ、まずは『一人』、『二人』、『三人』。
 『横』から切る『リストカット』は『致命傷』にならないわ。
 収縮する『血管』と血小板が、傷口を塞ぐからよ。

 本当に命を断つなら、血管を『縦』に裂くの。
 だから、安心して『自傷』してくれていいのよ」


全く安心出来ない情報を呟きながら、
己を襲う痛みを紛らわせるように思考を続ける。


    「懸念するとすれば、『別解』があった場合。
     『毒入りチョコレート事件』と同じ、真実はヤブの中ならば……」


    「――――その時は、私達の『勝利』よ。
     裁判でもそうでしょう? 『弁護側』は『可能性』だけ提示すればいい。
     私達は示された前提条件に対して、過不足のない『答え』を出した」


    「『ゲーム』ならば『ルール』がある。
     強者にも弱者にも、平等な『ルール』こそが『絶対』よ」

358『ニエノユメ』:2015/08/11(火) 00:53:13
>>353->>356

 『宗海』の言葉に三者三様に少し動揺を露わにする。

だが、然し次の瞬間には意を決していた。そして携行してる刃物を取り出す

『西』は缶切りで

『ブリジット』はダガーナイフで

『稗田』は匕首で

『宗海』はそのまま血が流れ出る血を鉄の処女内部に垂らし。

噴き出す血と生まれる痛みは現実と相応しい感覚ながらも、この空間で
起きた様々な異常と悪夢のような黒い幻想が貴方達の感覚を麻痺させたのだろう。

 血の幾らかが鉄の処女の中を濡らし……そして適量だと思える頃合いになり
気絶した小型犬を放り投げる。

 『ギャッ゛』


           ―力゛シャン


   ―力゛力゛力゛力゛力゛力゛力゛力゛力゛力゛……!!

小型犬が内部の鉄棘に突き刺さり覚醒と同時の悲鳴を上げかけたのと
鉄の処女の扉が閉まるのはほぼ同時だった。

 肉がミキサーに掛かればこんな音なのだろう、と思える洗濯機を
回すような、いや、それよりも野太い音が中央部屋へと響く。
 砂時計の針が十分以下となった時から暗くなりつつある、その空間に
やがてその粉砕と回転音が徐々に収まり。


   ――ジョロロロロロロロ……。

 ……鉄の処女の首の場所にある三つの管から血が流れ出てくる。
幾らかは流れ出てくるだろう、血。それが一体何から出てきた液体なのかは
貴方達が痛い程理解している。それを近くにある机に置いてある

 三つのゴブレットで受け止めるかどうかも貴方達次第だ。



    ―そして……。

359『ニエノユメ』:2015/08/11(火) 00:59:37
>>353->>356




…………



            オ



            ワ



            リ





     ……ギィィ……。



   ……何時の間にか、上に設置していた『砂時計』の流れ落ちる音が止まっていた。


   部屋は段々と明るさを失い……。数十秒経たずに部屋全体の明るさが
消えていこうとする。


 だが、一番注目すべしは……。

 鉄の処女の扉が『再び開かれ』 そこには先ほどあったであろう犬の死骸
及び全体を覆う鉄の棘は無くなり。そこには人一人分が抜けられるだろう
異空間に通じているであろう出入口が備え付けられている事だ!

 鉄の処女の背後を見ても鉄で形成された像を補う外皮があるのみ。
その先へ先へと続くであろう細い道の先は真っ暗ながらも遠くの方に
僅かながら夜空に浮かぶ一点の星にように光が眩いてる……。

360宗海『エトセトラ』:2015/08/11(火) 23:01:21
>>358-359
聞くに堪えないミキサー音が終わり、
やがて開かれた拷問器具の奥から一筋の道を見出した。


    「集団自殺で終わらなくて良かった。
     早く出ましょう。長居は無用、傷の手当もしないと」


この結果に『確信』を抱いていたかのように、平然とした面持ち。
腰を屈めて拷問器具の奥へと足を進めていく。

361ブリジット『チープ・セックス』:2015/08/11(火) 23:17:37
>>360
「痛ッ…
宗海さんの言う通り本当に開いたわね…。
結局ブリス達宗海さんにオンブにダッコだったけど…。
もし、この穴をクグったら夢から醒めました!
って感じになるかもしれないし、先に皆に言っておくわ。
『ありがとう』ってね。
もし記憶が残ってたら今度皆で『女子会』でもしましょう」

纏っているボロ布の袖で手首を抑えながら、
『アイアンメイデン』の奥へと進んでいきます。

362西『セブン・ワールズ・コライド』:2015/08/11(火) 23:24:27
>>358-359
「………終わった、の?」

血が抜けてフラフラとする頭と身体。それでも『オワリ』という言葉と、
『アイアンメイデン』から開かれた『出口』の存在は確認した。

 「………あなたの想定どおり、って事だったのね。
   ………ありがとう。助かった」

『宗海』に感謝の言葉を述べておく。

『ひとつの命』と『一人分の血』。まるで『生贄』のように設置された『犬』。
他の動くものはいかにも『怪物』めいていたが、あの『犬』だけは至って普通だった。
この凄惨な空間の中で、唯一、現実に繋がる『鍵』として束縛されていた、という事だろう。


    現実―――

       一匹だけ、やけに浮いた、現実そのものの、『犬』。

       そういえばあの人(宗海)は『犬』が
        この空間の『本体』じゃあないかって予測していたけど……


                                「………あ」

ここでひとつ、妙な可能性を思いついてしまう。

目覚めた時に『四人』であり、眼前には『四つ』の部屋。
当然、『参加者』は四人だと考えてしまう。
だが、実際のところ、『主催』から『参加数』を明言された事は一度もない。
これらがすべて『ミスリード』で、ここに来た
  『参加者』が『四人』だけではなかったとしたら―――

                     「………まさか、あの『犬』も?」

これは『呟き』だ。
他の三人には聞き取れるか聞き取れないかくらいの。

聡明な『宗海』あたりはすでにその可能性に気付いていて、
それでも、あえて言及しないのかもしれない。
『クリア』した今では役に立たず、そして少し不快になる想像。
もしこれが事実なら、皆で行った『犬殺し』は『ユメ』ではなくなってしまうのかもしれない。
そして、仮に『参加者全員で脱出』する事を『完全クリア』とするならば、
『四人』はそれを成す事が出来なかった、という事になるのだろう。

 ………

そもそも、まるで見当外れの『妄想』かもしれない。
そんなアヤフヤなもので『オワリ』を濁す必要もないだろう。
『憶測』は『憶測』、『呟き』は『呟き』のままにしておき、
あえて、これ以上、公言しない。


 何事もなければ、開かれた『出入口』に入りたい。

363稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/08/11(火) 23:27:50
>>358-359

          ―力゛シャン


   ―力゛力゛力゛力゛力゛力゛力゛力゛力゛力゛……!!


音がやけに大きく聞こえた。
脳に焼き付いた恐怖は、恋姫を掴み、引きずり込む。

        太陽の届かないところへ。


     ・・・・

            ・・・・
                  ・・・・

              「……はっ、はっ、はっ……」

  「マジで……悪趣味だ……」

……短く荒く、呼吸を繰り返す。
痛みは激しい。熱い。

                    ……ギィィ……。

「えひ……」

         「……これで、クリアってことか。
          …………最っ低の……クソゲ―……」

宗海に続き、拷問器具の奥へ。
手首は、もう片方の手で押さえておく。

364フェール『マシーン・ドラム』:2015/08/12(水) 00:17:46
>>360->>363

 『悪夢』は終わった……。四人の胸中にそんな感情が伴いながら
鉄の処女内部にある異空間。恐らくは外界に通じるであろうと予測してる
細長い道へと向かう。

 細長い道は、本当に真っ暗闇であり『ブルー・サンシャイン』の光球でさえ
四人の姿を淡く照らす以外で地面も周囲の空間も黒一色の闇で染まりきっている。
 『宗海』は全ての行動に一点の曇りない正解を抱きつつ三人を促して先頭を歩き
『稗田』は今まで在った空間に対して皮肉や他の感情を混ぜ合わせた感想を唱えつつ二番目を歩く。
『西』は先頭の彼女へ礼を言いつつ、生贄にした小型犬について思い巡らしつつも
言葉にせず歩いて。
 そして最後に『ブリジット』は周囲の闇に合わぬ明るい調子で
この空間が夢で醒めたなら、再会しあった時に女子会でも行おうと冗談交じり
けど半ば本気で告げながら感謝の声を紡ぐ。

 大団円。その眩い光は君たちを暖かく迎えようとする。

ほら、見えた。その光の先に開く 現実への暖かい光   が


         ―――プツン




……?

 それは突然だった。出口であろう光へと距離が狭まった。そう思えた瞬間


  光が途絶えた。一体 何故?  どうして!? 生贄は捧げた筈なのに……。   
君達がそう思った束の間だった。その時



  ㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶ
  ㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶ
  ㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶ  
  ㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵ
  ㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵ
  ㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵ
  ㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵ



 ――何かの哄笑が  轟いた。

 その哄笑と共に君達の目前に赤と黒の鉄錆の匂い、そして視界全体
全ての周囲一体の景色をそれが蠢く。まるで何かの生き物の内部の中のように
君達のもってる品物も、何時しか鉄錆に変貌している。
 『スタンド』も衣類も、肉体すらも。全てが鉄錆へと……

365『ニエノユメ』:2015/08/12(水) 00:18:02
>>360->>363

 『悪夢』は終わった……。四人の胸中にそんな感情が伴いながら
鉄の処女内部にある異空間。恐らくは外界に通じるであろうと予測してる
細長い道へと向かう。

 細長い道は、本当に真っ暗闇であり『ブルー・サンシャイン』の光球でさえ
四人の姿を淡く照らす以外で地面も周囲の空間も黒一色の闇で染まりきっている。
 『宗海』は全ての行動に一点の曇りない正解を抱きつつ三人を促して先頭を歩き
『稗田』は今まで在った空間に対して皮肉や他の感情を混ぜ合わせた感想を唱えつつ二番目を歩く。
『西』は先頭の彼女へ礼を言いつつ、生贄にした小型犬について思い巡らしつつも
言葉にせず歩いて。
 そして最後に『ブリジット』は周囲の闇に合わぬ明るい調子で
この空間が夢で醒めたなら、再会しあった時に女子会でも行おうと冗談交じり
けど半ば本気で告げながら感謝の声を紡ぐ。

 大団円。その眩い光は君たちを暖かく迎えようとする。

ほら、見えた。その光の先に開く 現実への暖かい光   が


         ―――プツン




……?

 それは突然だった。出口であろう光へと距離が狭まった。そう思えた瞬間


  光が途絶えた。一体 何故?  どうして!? 生贄は捧げた筈なのに……。   
君達がそう思った束の間だった。その時



  ㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶ
  ㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶ
  ㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶㇶ  
  ㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵ
  ㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵ
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 ――何かの哄笑が  轟いた。

 その哄笑と共に君達の目前に赤と黒の鉄錆の匂い、そして視界全体
全ての周囲一体の景色をそれが蠢く。まるで何かの生き物の内部の中のように
君達のもってる品物も、何時しか鉄錆に変貌している。
 『スタンド』も衣類も、肉体すらも。全てが鉄錆へと……

366『ニエノユメ』:2015/08/12(水) 00:33:21
耳元で声がした。


  ――お前たちは『過ち』を犯した


                 ――犯した


  ――知を捨てて目前の血を求めた


                 ――求めた


  ――血と命 命と血  狭間にある真理を解けなかった


       ―愚カ   ―愚カ  ―愚カ  ―愚力

 ――愚か者には『知』は必要ない


 ――さようなら 愚かで知を忘れたイケニエ達


 ――何時かまた 乙女に見初められた時     


       



         ――マタ  オ  イ  デ

367『ニエノユメ』:2015/08/12(水) 00:34:17
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iiijj⊇....--‐',゙,゙,,
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,..r‐ '" ̄゛ . _..yrー''“''''"    . _,,.. -;;ニニコニ;;r‐
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_..-‐'' 二ニ  ―ニニ`-'”'"゛     .,_iiir=`-''''"´

368『ニエノユメ』:2015/08/12(水) 00:45:32
 

   チュンチュン

         チュンチュンチュン    チュン


 ……朝日の光に、君達は目を開く。
起きる君達、今日も『何事もない目覚め』だ。どうにも起きる前に
とても嫌な出来事があった気がしたが君達全員『夢の記憶』がない。
 となれば、正直どうでも良い夢だったのだろう。体に張り付く嫌な汗と倦怠感
君達はシャワーなり何なりで流して忘れようと立ち上がろうとする。


        ……ヨロッ。


 ? ……君達は立ち上がろうとしてふらつく。
どうも、今日は何時にもまして『体が鈍い』
まるで『貧血』でも起こしかけてる見たいだ。そう貴方達は思いつつも
 そこはスタンド使い。今日はただちょっと何時にもまして体が少し
不調なだけだと思い込み、気合を軽く入れて立ち上がり歩く。

 そうすれば何てことはない。    ――何時もの一日だ。



 『宗海』⇒『悪夢の記憶の消去』『貧血(五日程度で収まる範疇)
   起きた時に軽く『両腕に人型の圧迫跡』があった……不気味。
      何かしらの嬉しい日常のハプニングで『15万』get!

 『西』⇒『悪夢の記憶の消去』『貧血(五日程度で収まる範疇)
      何かしらの嬉しい日常のハプニングで『15万』get!

 『ブリジット』⇒『悪夢の記憶の消去』『貧血(五日程度で収まる範疇)
      何かしらの嬉しい日常のハプニングで『15万』get!

 『稗田』⇒『悪夢の記憶の消去』 『貧血(五日程度で収まる範疇)
     何かしらの嬉しい日常のハプニングで『15万』get!



                
                ノーマルEND『知を奪われし帰還』


  To be continued…


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