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【場】『黄金原駅』 その2

1ようこそ、『黄金町』へ:2014/04/12(土) 22:33:16
北:メインストリート(商店街)
南:ネオンストリート(歓楽街)
西:黄金港


    郊外
                     ┏┛
                   ..┏┛
    ┌┐           ┏┛黄金川
  ┌┘ │     ┌――┐ 
  │  │ ┌――┘   │   
  └┐┌ .│      ┌┘ 
  ┌┘ ―┘      │
―┘          ┌┘   ◎ショッピングモール
―┐ S湖     ┌┘   ┌┐
  │      ┌┘   .┌ ..│ 
   ┐     │    ┌ ┌┘     住宅街
   │    │   ┌  │
    ┐   │  ┌  ┌..       黄金原駅
     │  └─┘┌―      ┏ ━■■━ ━ ━
  ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
       │      └―┐黄金港  繁華街  
       └┐   ┌――┘
 ─────┘   └――――――――――――

     太 平 洋


――――――――――――――――――――――――――――――――――
前スレ
【場】『黄金原駅』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1323641730/

944鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/06/29(月) 03:05:49
>>943

「これが景品?」

(なんで女の人ばっかりなんやろ。)

なにかそういうのを引き寄せる性質でもあるのだろうか。
別に何の問題もないが。

(お兄ちゃんの部屋においといたろかなぁ。)

「ふんふん。揃えたなるよねぇ、こういうん。」

収集癖はないが、揃えないとすわりが悪い。
また利用するのもいいかもしれない。

「これ揃えたらどうなるんやろかぁ?」

945マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/06/29(月) 23:22:28
>>944
『カポッ』
              『カポッ』
         『カパッ』

「ネネネ!やったネー!
 いっぱい揃ったネー!嬉しいネー!」  『ヤッタゼ』

スタンドと対になったフィギュアを持って大はしゃぎ。
空の『カプセル』は『モット君』に食べてもらおうね。
そうだねエコだね。

「揃えたらネ!
 なんとそのスタンド使い特有のめちゃめちゃ格好いいギミックがドーンネ!
 でもどんなギミックが起きるかは揃えるまではクエスチョンネ!
 例えばネー!」

『坂下 佳侑希』&『レイルウェイ・チルドレン』
『薬師丸 幸』&『レディ・リン』
『ジョセフィーヌ・フォン・ジョバーナ』&『エレメント・オブ・クライム』
『穴闇』&『ストラング・アウト』

が揃った訳だが、
何が起きるんだろうね。頼むぜ『フープル社』

946マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/06/30(火) 00:15:46
>>945


シイィィ―――――――――ン


「なんでネーッ!
 なんで何も起きないネー!ミーわかんないネー!ハハハハ!」

947鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/06/30(火) 00:23:06
>>945

(おぉ…)

ぽんぽこ出てくる『カプセル』に少し驚いた。
ちなみに鈴元の持っている『カプセル』は食べさせるつもりはない。
フィギュアを手に持って歩き回るわけにはいかないからだ。

「ギミック?からくり人形みたいな感じやろかぁ。」

ちょっと期待が高まる。
どうなるんだろうか。教えて『フープル社』

>>946

シイィィ―――――――――ン

(なんも起きへん。)

なぜ何も起きないのか。
出したスタンド使いに分からなければ鈴元に分かるはずもない。

「…まぁ、今日はそういう日ぃやったんやわぁ。」

「自分で集めて知れっちゅうことなんかもねぇ。」

948マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/06/30(火) 00:35:38
>>947
「あ、でもミーの持ってるフィギュアはこんな感じネ!」

  ボオンッ

ハンターハンターよろしく『カプセル』の中から
おまけファイルを取り出し、コンプしたフィギュアを出します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『マフィー』と『モット・ザ・フープル』を組み合わせると・・・・


『YO―――ッ!』

    『ポン』

『ポン』
          『ポン ポン』

『ポン ポン ポン ポンッ』

・・・・小さな『カプセル』が、次々と吐き出された!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「こんな感じネー!
 すごいネー!格好いいネー!」

949マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/06/30(火) 00:37:42
「あ!ちょ、ちょっと待つネ!!!」

――――――――――――――――――――――――――――――――


『坂下 佳侑希』と『レイルウェイ・チルドレン』を合わせると・・・・


「……――『レイルウェイ・チルドレン』」

『時刻表』のページが捲られ、数字が変更された!


――――――――――――――――――――――――――――――――


『薬師丸 幸』と『レディ・リン』を合わせると・・・・


「私が売るのは『幸運』」
「ハッピー。ラッキー・・・私のスタンドはそれを操るからね。」

               『リリン!』

スタンドの指先で、『金鈴』が鳴り響いた!


――――――――――――――――――――――――――――――――


『ジョセフィーヌ・フォン・ジョバーナ』と『エレメント・オブ・クライム』を合わせると・・・・

「――――愉快なオブジェにしてあげる!」

   キュィ――――z____ンッ!!
           ズバッ
                 ジュビィン!

『エレメント・オブ・クライム』の『指先』が、回転した!


――――――――――――――――――――――――――――――――


『穴闇 鋒頼』と『ストラング・アウト』を合わせると・・・・

「私の名前は穴闇鋒頼。『朱雀院家雑用係』――」
「いただきます」

              バ ク ゥ !!

『ストラング・アウト』の口が、ばっくりと広がった!


――――――――――――――――――――――――――――――――

「カ、カ…
 カッチョイイネェェ〜〜〜!!!!!!!!」

目をキラキラさせた。

950鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/06/30(火) 00:44:15
>>948-949

「おぉ…」

思わず声が漏れる。

「すごぉ。これが最近のフィギュアなんやぁ……」

(これはすごい技術で作られとるに違いないわぁ。)

どういう仕組みなのかじっくりみている。
分かったところでどうしようもないが気になるらしい。

「…なんやエラい集めたなってきたわぁ。また、利用させてもろてもエエ?」

951マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/06/30(火) 00:55:08
>>950
「ハハハハ!勿論ネ!」『YOッ! ハッ』


            
       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
   /  .`´  \
     ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    (・∀・∩<またまた閃いたネ!
    (つ  丿 \_________
    ⊂_ ノ
      (_)


         ズオォォッ

『受け取れYOォ〜』

フィギュアを仕舞って、
ビラが詰まった『ダンボール』を鈴元さんに押し付けるよ!

「実はミー達、先ほどペラペーラ話した通り、
 これからオープンする『ガチャガチャ屋』の宣伝の為に、
 ビラ配りしてたけど飽きて『モット君』と紙飛行機選手権してたネ!ネネネ!
 このチラシあげるからユーもいっぱい宣伝してほしいネ!」

952鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/06/30(火) 01:09:28
>>951

(……なんちゅうかヤな予感…)

姉や兄が暇になったとき決まって鈴元の元へ無茶振りが回ってくる。
おそらく、いや確実にそういった類のことではないのだろうが
近い雰囲気を感じた。

ズオォォッ

(あ、やっぱりぃ…)

なんというか。斜め上の頼まれごとである。
ダンボールいっぱいのビラを見つめる。

(紙飛行機ににするぐらいやし、そない真剣にならんでエエんやろか…
 や、でもせっかく頼んでくれてはるし、適当にいなすんは失礼やろ。)

「わ、分かったわぁ。ビラ配るわ。宣伝したらエエんよねぇ?」

「……もしかして、これ全部ぅ?」

953マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/06/30(火) 01:18:38
>>952
「あ!でもそれは流石に悪いネ!じゃあ50枚くらいでいいネ!
 モット君!ボッシュートネ!」   
『YO!』           ヒョイッ

ダンボールの中から適当にビラを取って渡すと、
後はモット君が回収するよ。

ちなみにビラには――


   _圭_____
    ///////.ヘ.
  //////// `lへ.
   ̄||ニlニ厂|ニlニ「l~「 ∩ l ̄
    |`┴ノ l`┴' || | | |
    レ'l´l^'i'^l`lヽ || | | |
    L.LL.L.LL.LLl -

あの『モッ君のガチャガチャ天国』が黄金町に上陸!
近日オープン予定!住所は(このへん)問い合わせは(あのへん)』


なんて感じの事が書かれてる。

「友達に見せて欲しいネー!
 そしてミー達はそろそろお暇・イン・ザ・ハウスネー!」

ジャバダバジャバダバ!

って感じに走り去っていった。

954鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/06/30(火) 01:24:30
>>953

「あ、それぐらいやったら。」

(頑張れば一月もせんうちに配りきれる…や、どうやろ。)

ビラに書かれた家は
なんというか豚と間違えられて捨てられた異星の王子がいそうな感じだが放っておこう。

「おおけぇ、はばかりさん。」

立ち去る彼を見送る。

「……」

「とりあえずお兄ちゃんの部屋にフィギュア置いといたろ。」

カラコロカラ
               カラコロカラ

カラコロカラ

下駄を鳴らしながら、彼も帰っていった。

955鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/02(木) 00:07:47
「…暑い。」

街路樹の側で和服を着た少年が一人立っていた。
樹の影で休みながら扇子で顔に風を送っている。

「やっぱりお散歩止めとけばよかったやろかぁ。」

汗を流すのもいいかと思ったのがアダとなった。

(お人さん多いしぃ…余計に暑いわぁ……)

(どっか、移動しよかなぁ…)

もう少し涼んでいるべきか考えながら道行く人々を目で追う。
なにか見つけられるかもしれない。

956黛 四季『エルドラド』:2015/07/02(木) 01:20:24
>>955
鈴元の視界の端に、若干珍しいものが引っかかる。

──『日傘』だ。
それも年配の女性ではなく、うら若い女性。

『日傘』を使うのも納得の、抜きんでて白い肌。
エアリーショートの茶髪を気恥ずかしげにいじりながら、
駅の階段を降り、町の雑踏を見回す──

アイスクリーム屋を見つけ、目を輝かせる。

957鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/02(木) 01:30:51
>>956

(あ、アイスクリーム屋さんあるんやぁ。涼むんには丁度エエわなぁ……)

(ありゃ?)

日傘を差した少女を見つけた。
白い肌と日傘に少し親近感を覚える。

(アイス屋さんの方見てはるわぁ。なんや買わはるんやろか。)

樹の近くにおいてあった『和傘』を開き、アイスクリーム屋の方へと近づく。
少しだけ彼女のほうを気にしておく。

958黛 四季『エルドラド』:2015/07/02(木) 01:38:16
>>957
鈴元の予想通り、少女と日傘はまっすぐ、アイス屋に向かう。
店舗ではなく、屋台に近い素朴なアイス屋だ。
すでに何人か、女性を中心とした列が出来ている。

日傘はその一番後ろにつく・・・・わけではなく、
少し外れた場所で立ち止まった。
視線は情熱的なまでにアイス屋と、その客の手に注がれているが、
表情はいかにも悩ましい感じだ。

「う……ん……」

髪をいじりながら、しきりに思案している。

959鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/02(木) 01:43:53
>>958

(んー。どないしはったんやろ。)

あれだけの熱視線を送りながら列に並ばないとはどういうことだろうか。
減量中か?とも思うが実際のところは定かではない。

(……まぁ、無視する必要もないわなぁ。)

彼女の元へと歩いていく。

「どないかしはりました?」

「や、その、なんやろ。並ばへんのぉ?」

優しい笑みを浮かべながら、ゆっくりと相手の目を見ていった。

960黛 四季『エルドラド』:2015/07/02(木) 01:52:38
>>959
鈴元の見る限り、女性はダイエットが必要な体型ではない。
背は人並みだが、むしろ華奢な部類だ。
とはいえ、女性は常に体重を気にするもの。
アイスを前に悩んでいても、不思議はない。

「──あ。どうもすみません」

四季は背後の声に気付き、大きく列から退いた。
鈴元を『自分を最後尾と間違えた客』だと思ったらしい。
童顔だが、服装や化粧から見て、女子大生というところ。

「ちょっとまだ悩んでいます。
 買われるなら、お先にどうぞ」

丁寧な口調で、四季は見知らぬ少年に列を譲ろうとする。

961鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/02(木) 02:11:36
>>960

「や、そのぉ。悩んでるだけやったらべつにかまんのやけどぉ…」

ただ悩んでいるだけならそこまで気にする必要は無いだろう。
と黒い癖毛の小さな少年は心の中でつぶやいた。

「あ、別に並ぶわけや無いんよ。」

別に買ってもいいのだが、そういう意図で声をかけたわけではないと意思表示しておく。

「なんや悩んではるみたいやったから、どないしたんやろぉって思たんよぉ。」

「あ、何頼むか決めかねてる感じやろかぁ?」

悩むくらい魅力的な商品があるのかもしれないと思い聞いてみる。
もしアイスを買いたくなったら参考意見にするつもりだ。

962黛 四季『エルドラド』:2015/07/02(木) 02:22:17
>>961
「いえ……」

歯切れ悪く、言葉を濁す。
だが、せっかく自分を心配して声をかけてくれたのだ。
適当な理由をつけて誤魔化すのは、道義に反する。
四季はそう結論し──鈴元の目を見て、答える。

「……『贅沢』かな、と考えておりました」

行きつけでなく、紹介された美容院で髪をいじったおかげで、
予想外の出費を強いられた。
アルバイトはしておらず、手元の現金も心もとない。
誇りにかけて、実家に工面を頼むつもりはない。
夏休みのアルバイトまで、手持ちで凌ぐしかない。

──以上を淡々と説明し、理解を求める。


「それに涼を求めるだけなら、いつでも出来ますし」

そう言いながらも、視線は今しもアイスに注がれている。

963鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/02(木) 03:19:00
>>962

「……」

相手の目を見て、ちょっと考える。

「『贅沢』かぁ……」

「あんさんの言うことはエエことや思うよ。」

誇りや信念のある生き方はすばらしい。
自分を律する基準であり、人生の彩りを加えるものだと鈴元は思う。
だからか目の前の女性に少し尊敬の念を抱いた。

「せやったら。無理に勧めへんよ。
 手持ちのお金を上手く使わんとねぇ。」

「それに、涼はすぐに求められるわなぁ?」

扇子を彼女に差し出した。
白い色をした扇子である。

「これ使い?僕はアイスで涼むわぁ。」

無理にでも彼女に扇子を渡して、アイス屋の列に加わる。

964黛 四季『エルドラド』:2015/07/02(木) 23:39:16
>>963
「いえ、『貧乏』なだけです」

一度、使ってみたかった言葉だ。

「あ……、ありがとうございます」

いきなり扇を渡され、若干面くらう。

『自前』はあるのだが、厚意を断る方が失礼かもしれないと考え、
断ることなく、扇子を受け取った。


「………………」

                 パタパタ

生ぬるい風を受けながら、
いつの間にか笑顔になっている自分に気が付いた。

965鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/03(金) 00:37:51
>>964

(貧乏ねぇ……)

同意するわけにはいかず
しかし否定してもいいものか気になり特に何も言えなかった。
顔は笑っているが少し反応に困った。

少しして、彼は黛の所に戻ってきた。
手に二つのアイスを持って。

「なんやエエことでもあったぁ?」

笑った黛の顔を見ると鈴元はそう言った。

「人間楽しぃ顔してる方がエエなぁ。」

けらけらと笑った。

「はい。はばかりさん。」

和傘を持っていない方の手に持ったアイスを相手に差し出す。
渡した扇子と同じ白い色のアイスだ。

「溶けてまわんうちにおあがりやすぅ。」

受け取れ、ということらしい。

966黛 四季『エルドラド』:2015/07/03(金) 01:09:05
>>965
「……ご厚意が嬉しかったので」

戻ってきた鈴元と、その手にあるものの数に目を丸くする。

「………………」

少し考えた末、鈴元に言った。

「大変申し訳ありませんが、施しを受ける謂れはありません」

一礼し、受け取った扇子も手渡しする。

「『風』だけいただきます。ありがとうございました」

967鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/03(金) 01:32:02
>>966

「別に厚意っちゅうほどのことでも…」

鈴元としては純粋に涼んで欲しかったから渡しただけだ。
そこまで深く考えた行動ではない。

「…施しぃ?」

苦笑いを浮かべた。

(そういうんやないんやけどなぁ。)

「でも僕二つも食べたらお腹冷やして、壊してまうし……」

「扇子持ってもろたお礼って、考えてもらわれへんやろかぁ?」

968黛 四季『エルドラド』:2015/07/03(金) 01:43:50
>>967
「では、そのアイスはあの子にあげてください。
 私は、それで満足です」

四季の指さした先には、アイスを屋を見上げている一人の少女。
親は近くに見当たらず、羨ましそうに指を咥えている。


「──私は黛 四季といいます。
 私はもう行きますが、お名前を伺ってもよろしいですか?」

969鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/03(金) 02:01:26
>>968

「……まぁ、無理強いはせんよ。」

「あんさんがそういうんやったら、それがエエんやろぉ。」

素直に少女にアイスを渡しに行く。

「お嬢さん。これな、そこのお姉ちゃんがくれはるって。」
                                              
                                            「知らない人に物貰っちゃだめって。」

「えぇ…僕は鈴元 涼。ほら、知らん人やないやろ?」

                                            「うん?」

「じゃあ持ってき。」

屁理屈をこねながら少女にアイスを渡した。

「あんさん。慎ましいちゅうか芯のある人やね。
           今度はもっと上手い屁理屈考えとくわぁ。」

彼女の方へと戻るとけらけら笑った。
溶けかけたアイスが手についているが気にしない。

(でも、あんさんはアイスをよう見とった気ぃするんよなぁ。
                モロ
 ……あの女の子はすぐ貰てくれたけど。)

「僕は鈴元 涼。和菓子屋『鈴眼』店員。これからも縁があったらよろしゅう。」

970黛 四季『エルドラド』:2015/07/03(金) 02:14:52
>>969
「そう、でしょうか」

『慎ましい』はいざ知らず、『芯がある』とは思えない。
今でもつまらないことで悩み、くだらないことに時間を割く日々だ。
『あの時』に得た『家族』が今の自分を見たら、幻滅するかもしれない。

だが──自分にとっては、
この『くだらない日々』こそ、ようやくにして得たもの。

「鈴元さんは京都の方ですか?
 あちらでは夏の和菓子に、竹筒入りの羊羹があるとか」

「私は、和菓子も大好きです。
 『鈴眼』ですね。覚えておきます。
 訪ねるのは、お給料をいただいてからになりますが」


一礼し、鈴元に日傘を向ける四季。
アイスは食べられなかったが、
一陣の風が吹き抜けたように、心は涼しくなっていた。

「それでは、また」

971鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/07/03(金) 02:32:22
>>970

鈴元はスタンド使いではあるが、相手の過去を見抜くことはできない。
受け取らぬという言葉を曲げずにいた彼女に
誇りを持っている彼女に、芯を感じただけの話だ。

「そやけどぉ。竹筒…あぁ水羊羹やろか、うちでも作っとるよ。」

7月8月の限定商品にするつもりだ。
鈴元の声のトーンが少しだけ上がった。

「うふふ。そやね。待ってますわ。」

「それじゃあ。また今度。」

(なんちゅうか、なかなか見ん感じのお人さんやったなぁ。)

祭りの日でもない限り歩き食いはしたくない。
立ち食いもちょっと恥ずかしい。
ベンチを探してどこかへと歩いていく。

―――――知らない人に物貰っちゃダメでしょ。
―――――知らない人じゃないもん。

どこかからそんな会話が聞こえた気がした。

972鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/03(金) 23:37:11
「………」
黄金原駅構内、その中の屋台の一つから誰かが飛び出してくる。
その手には焼き鳥が握られていた。

「……ぐ…ううう…」
じっと見つめているだけだ…なにかためらう雰囲気を見せている。

(だいじょうぶだいじょうぶ大丈夫…
 もういきなり食おうとしてくる奴なんて居ねぇ…
 だからだいじょうぶ…)
まるで自分に暗示をかけるかのように心の中で反芻している。
はたから見れば彼女は妙な行動をしている人間にしか見えないだろう。

973火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』:2015/07/03(金) 23:55:35
>>972(鶫)
のっしのっしのっし……
201cm135kgの巨体を揺らしながら。

「ほ〜り〜・うぉ〜〜〜ぅっ♪」
なんかの洋楽を口ずさみながら。

「おや、あれは確か、ご近所の肉屋さんの……」
メインストリートのご近所(かもしれない)の八百屋さんが通りすがるのだ。
知り合いかもしれないし、知り合いじゃないかもしれない。

「大丈夫かい?」
声をかけてみる。

974鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 00:01:46
>>973
「んー…ん…ん?」
しばらく焼き鳥を確認し続けていた鶫であったが…

「おっ…あんたは…」
妙にでっかい男の姿を見て、見上げて顔を確認する。

「だ、大丈夫だよ…
 この程度…」
そう言ってまた焼き鳥を見ようとしたところで…

「あ、そう言えばアンタ、近くの八百屋で働いてるよなァ?」
ふと思い出した様に答える。

「余った分の野菜、売りに行ったりしてた…っけなァ?
 大根とか、トマトとかよぉ。」
余った文をセットで売りつけたり、『かとう青果店』に売りに行ったりしている(と思われる)のだ。
顔はよく確認している。

「…肉に合う野菜って何か無いかなぁ?」

975火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』:2015/07/04(土) 00:12:52
>>974(鶫)
「いつもお世話になっております。
 『かとう青果店』の火島(かとう)です。火島 辰也(かとう たつや)。」
自己紹介。

「ええと、たしかあなたは『代々薙精肉店』の……」

「肉に合う野菜……?ネギとかタマネギとかキャベツとかピーマンとかですか?」

976色摩京子『ゴッタ・ラヴ・イット』&『ジャックポット』:2015/07/04(土) 00:17:17
>>974-975
「スプラウト!!
 鶏肉に合う野菜だったら断然スプラウトブロッコリー!!」

ちっこい女が出てきた。

977鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 00:17:55
>>975
「そうだった、よろしくお願いするよ。
 あ、そうそう。ウチは『代々薙精肉店』の代々薙鶫(よよなぎ つぐみ)だぜ。」
そう言って軽く手を振ってみせた。

「…そうだな、それだ。」
そう言って焼き鳥を見せる。

「…肉嫌い克服の第一歩として…
 大量の野菜と一緒に食おうと思うんだ。
 とりあえず、あったら欲しいなァ。そう言うの。
 ウチの栽培してる中には、良さそうなのがなくてなァ。」
困り顔で答える。でも目つきは蛇のように鋭い。

978鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 00:19:32
>>976
「…ん?スプラウトブロッコリー?
 それもウチにはねぇなぁ…」
少し考えながら、突然出てきたちっこい女の言葉に首を傾げる。

「…で、急にびっくりしたな。」
そう言ってじっとその女性の顔を見る。
別に睨んでるわけではない。が、目付きが悪いので睨んでるように見えそうだ。

979火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』:2015/07/04(土) 00:32:27
>>976(色摩)
「お姉さん、通だね!」

「ケモプロテクション(ケモ防止ではなく栄養学)の第一人者!
 ジョンズ・ホプキンス大学のポール・タラレー博士の!
 発見したスルフォラファンがたっぷりの!
 スプラウトブロッコリーを勧めるとは!」
説明セリフ。

>>977-978(鶫)
「そうそう。看板娘の鶫ちゃん。
 そうか。鶫ちゃんは肉屋さんなのに肉が嫌いなのか……大変だね」

「ちなみに僕は八百屋だけど肉も野菜もなんでもよく食べるぞ!」

「うーん、今は野菜の持ち合わせがないなぁ。
 今日は八百屋じゃなくてトレーニングの帰りだからね。」

980色摩京子『ゴッタ・ラヴ・イット』&『ジャックポット』:2015/07/04(土) 00:38:34
>>978(鶫)
「ひえッ」

睨まれた気がしたのでビビった。

「育て方はよくわからないけれど、
 近所のスーパーや八百屋で買えると思うよ!
 ご入用の際はかとう青果店(今聞いた)をよろしくね!」

>>979(ドラゴン・ガイ)
「通っていうか、
 私八百屋の娘なんで…
 いや、本当急にでしゃばってマジごめん」

       「って」

「うおッお兄さんデッケーーーー!!!
 スカイツリーよりでっけーーーー!!!」

驚いた。

981鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 00:47:18
>>979
「いろいろあってさぁ…しょうがねぇーんだわ。
 働かなきゃ金、もらえねーし…」
そう言って軽くため息を付いた。

「…ウチは肉が嫌いなだけであって
 それ以外のものならだいたい食えるんだけどなぁ」
変に対抗意識を持っている。

「…八百屋なのに何でそんなに体鍛えてるんだぁ?
 何かの大会にでもでてるのか?」
妙にでっかい上に鍛えまくっている。ちょっと疑問に思って尋ねてみる。

>>980
「そうか、それなら大助かりだなぁ。
 ウチは野菜ならなんでも食える。」
ちょっと嬉しそうに答える。

「…で、あんたもそのかとう青果店の
 看板娘なのか?」

982火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』:2015/07/04(土) 00:59:15
>>980(色摩)
「おお、野菜屋さんの娘さんですか
 僕は『かとう青果店』の火島(かとう)です。火島 辰也(かとう たつや)。」

「さすがにスカイツリーよりは小さいです……」
申し訳なさそうに体を小さくする。

>>981(鶫)
「何事も体が資本だからね。色々食べないと。」

「ん、む〜……大会というか?
 レスリングを少々……というか?」
ばつが悪そうに体を小さくする。

983色摩京子『ゴッタ・ラヴ・イット』&『ジャックポット』:2015/07/04(土) 01:04:37
>>981
「いや私は今は諸事情でただのプーです…。
 というか麻雀で生計立ててます…」

私は一体どこに居住を構えているんだろうか。

>>982
「私は、『色摩京子ちゃん』です!

984色摩京子『ゴッタ・ラヴ・イット』&『ジャックポット』:2015/07/04(土) 01:06:20
>>981
「いや私は今は諸事情でただのプーです…。
 というか麻雀で生計立ててます…」

私は一体どこに居住を構えているんだろうか。

>>982
「私は、『色摩京子ちゃん』です!
 って、そんなマジレスしなくても!

 あッ、ていうか私『ジャックポット』探してるんだった!
 ごめん!ばいばい!」

走り去っていくぜ!
スレも残りわずかだしな!

985鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 01:08:45
>>982
「…魚の肉は普通に食えるから…
 一応肉を食わなくても問題なかったんだぜ。」
そう言って両手を組んで後頭部につける。
確かに、ダボダボな格好で目立ちにくいが、スタイルはかなり良さそうだ。

「へー、レスリングやってんのかぁ?
 やっぱ、健康のためにやってるのか?」
ちょっと楽しそうに答える。
「まぁ、その体格ならいい線いけそうだなぁ。大会でも。」

>>984
「まさか…麻雀で2000万でも稼いでんのかぁ?
 夜中にやってたアニメで見たことあるぞ。」
妙に偏った知識で答える。

「…ジャックポット?
 誰のことだかわからないが、見つかるといいな。」
そう言って手を振り見送っていった。

986火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』:2015/07/04(土) 01:24:19
>>984(色摩)
「ばいばーい!」
大きく手を振る。

>>985(鶫)
「やっぱり『好き』だからというのが一番大きいですね。『好き』だから続けられるんですよ。」

「そう考えると、鶫さんが無理に肉好きになる必要はないのかもしれないですね……
 嫌いなものは続きませんから……難しい!」

987鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 01:28:20
>>986
「なるほどなぁー…好きだから…か」
少し考え事をしてから口を開く。

「まぁ…トラウマが原因だから、肉の味が嫌いってわけじゃねえし…
 色々と趣向を増やすためにも、肉ぐらいは食えるようにしとかないと
 いけねぇかな…ッて思ってるってのが本音なんだけどなぁ。」
ちょっと申し訳無さそうな顔である。

988火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』:2015/07/04(土) 01:43:30
>>987(鶫)
「トラウマならなおさら無理をする必要はない、と思いますが、
 克服したいと言うのなら協力もやぶさかではありませんし……ううむ」

「ところでこうして話しているうちにも、『焼き鳥』は冷えていってしまうので
 適温のうちに、パクっと行ってしまった方がいいかも?」
鶫の手の焼き鳥を見る。

989鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 02:03:36
>>988
「…色々と原因がわかったから、
 克服してぇなって思うんだ。」
軽くため息を付いて答える。

「む…そうか…
 そうだ。」
ふと、考えてみる。

「目を閉じればいいんだ!」
そう言ってグッと目をつぶって

ア〜ン

焼き鳥を口の中へ…いくらなんでも奥に突っ込み過ぎだ!

990火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』:2015/07/04(土) 02:19:45
>>989(鶫)
「目を閉じれば多少は……って、あぶあぶ、あぶないですっ!」
大きな手で、鶫の焼き鳥を持つ手を掴んで引く。

991鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 02:24:59
>>990
「む、うんっ!?」
ふと、手を引っ張られたのを感じて軽く目を開ける。

「おっ…むぐっ…」
おかげで奥に突き刺さる心配はなくなったが…
目を開けたせいで若干視界にダメージが入った。

「む…むぐむぐ…」
恐る恐る鶫は焼き鳥をモグモグしてから答える。

「あ、う、まい…な…」
冷や汗は出ているが…ちゃんと食べられた。美味しいらしい。
「なんだか…すまねぇことしちまった…
 ウチ、危なっかしいな。」
はぁ、と溜息をついて、焼き鳥の串を残念そうな顔で眺める。

992火島 辰也(ドラゴン・ガイ)『ドラゴンランド』:2015/07/04(土) 02:31:39
>>991(鶫)
「おいしいならよかったです……」
ホッとした顔をする。

「危なくはありますが、トラウマを克服しようとする意思は大事ですよ。
 まぁ、野菜が足りなければ、いつでもうちの店に来ればいいですし、相談にはのりますよ!」
最後に店の宣伝をしながら、

「それでは僕はこのへんで……。」
去っていく。

993鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/07/04(土) 02:34:03
>>992
「…ありがと…」
若干苦しげな顔で挨拶した。

「わかった…
 とりあえず、その気になったら相談に行くよぉ。
 また、八百屋か精肉店で会おうぜ」
そう言って軽く笑うと、
「じゃあなー」
手を振りながら見送っていった。

「…結局、肉を食うのにもこんなに気分が影響するな…
 まだまだ道は遠いぜ…」
ため息をまたしても付いて、鶫は駅から精肉店へと帰っていった。


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