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【場】『DIONモール』 その2

1ようこそ、『黄金町』へ:2014/03/23(日) 21:37:29
郊外型の『総合ショッピングセンター】。
日用雑貨からファッション、ペットまで、
揃わぬものはない圧倒的な品揃え。
三階のゲームセンター・フードコートは、
近隣の学生たちの溜まり場として人気。
4階の催事場では、しばしば展覧会や画廊が開かれ、
それを楽しみに訪れる住人も多い。

『黄金原駅』からは、バスで『10分』。
立体駐車場も完備している。


―┘          ┌┘   ◎DIONモール
―┐ H湖     ┌┘   ┌┐   住  宅  街   
  │      ┌┘   .┌ ..│...      ‖
   ┐     │    ┌ ┌┘       ‖
   │    │   ┌  │         ‖
    ┐   │  ┌  ┌..       黄金原駅
     │  └─┘┌―      ┏ ━■■━ ━ ━
  ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛    ‖
       │      └―┐黄金港.. 繁 華 街  
       └┐   ┌――┘       倉庫街
 ─────┘   └――――――――――――

前スレはこちら

【場】『DIONモール』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1325620718/

950門倉『ソウル・ダンジョン』:2015/05/10(日) 04:57:11
>>949
『退室』し、『芥川』の後をついて進む『門倉』。
『解除』したのか、二人が出た後、ほどなく『ドア』は消えた。

「『部屋』が好きか? ええ、とても。『部屋』は住む者の心が投影される。
 親しくなった者の『部屋』は逐一見て回りたいぐらいに好きだ。
 ………もっとも、この事を女性に話すとたいてい疎遠になってしまうんだけどね」

そう言いながら『門倉』は『芥川』に『名刺』を渡す。
そこには『門倉不動産、門倉良次』と書かれている。

「こういう仕事をしているのも、『部屋』が好きな理由のひとつ」

951芥川『ロフト・シンガーズ』:2015/05/10(日) 05:04:11
>>950

エレベーターは幸いにもすぐに来た。
乗り込み、階数ボタンを押す。4。

「ああ、これはどうも……
 そうだ、私も名刺を作ったのだった。」

両手で名刺を受け取った後、それを仕舞った代わりに、己の名刺を取り出した。

「私は――異能博物館『ロフト・シンガーズ』の学芸員(キュレーター)」

      「『芥川 晴乃丞(あくたがわ はれのじょう)』です。以後よろしく。」


名刺には、なるほどそのままの事が書き記されていた。

      『チーン!』

……そして、エレベーターは4Fに着いた。

      「……こちらです。」

歩いていく方向は、やはりゲームセンター。
このモールのゲームセンターは、比較的本格的で、大きい。

952門倉『ソウル・ダンジョン』:2015/05/10(日) 05:24:41
>>951
「異能博物館………ああ、こちらこそよろしく」

互いに名刺交換を終えると、四階に辿り着く。

『芥川』に言われるがまま、歩を進める『門倉』。
ゲームセンターの喧騒が耳に届く。
本当にこんなところに『秘密の部屋』などあるのだろうか………。

953芥川『ロフト・シンガーズ』:2015/05/10(日) 05:46:23
>>952

暫く進むと――そこは子供向けゲームの並ぶコーナーだった。
客は少しいたが、二人にはあまり関心を向けていなかった。

……このコーナーの壁には、なんだか楽し気なイラストが描かれている。

               ――その中に、『扉』の絵がある。

                          ――一見、ただの絵だ。浮いてもいない。
                                   だが……芥川はそれを指さした。

「……ここです。
 まずは私が入るので――そのあとに、どうぞ。」

そして迷わず歩いていき……絵に触れて、


               『シュン!』

……『入って』行った。

つづき→【個】異能博物館『ロフト・シンガーズ』 にて。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1367334847/

(*門倉PCの次レスは当DIONスレにお願いします。
  その後、↑のURLのスレに芥川の返レスを行います。)

954門倉『ソウル・ダンジョン』:2015/05/10(日) 09:57:04
>>953
「この『絵』が? 一見、何の変哲もない『絵』だけど………」

『門倉』は興味深そうに『扉』の絵を確認する。
これも『スタンド』の産物なのだろうが、
なるほど、『秘密』にする、という観点から見れば、
こちらの方が自分の『ソウル・ダンジョン』より優れているだろう。

言われたとおり、『芥川』に続いて、『門倉』もその絵に、触れた。

955稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/12(火) 00:41:06

                    ――DIONモール4F ゲームセンター
                         現在時刻 14:30

「……」

(あつ……)

青いパーカーを着て、青い眼鏡を掛けた、黒髪桃瞳の少女――恋姫は汗を拭く。
ある一件以来、ダンスゲームをよくやるようになった。今はそのあとだ。

(……ま、本業はこっちだけどな……
             でも、今日は気分じゃあないし……)

わずかに存在するSTGの台を通りすぎ、最新型の格闘ゲーム台へ。
……向かいの台が空いた席に座り、乱入待ちでゲームスタート。

956朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/12(火) 00:45:10
>>955
恋姫のちょうど向かい側…楽しそうに歩いてくる中学生の姿がある。
秋映学園の制服だ
「さーて、さて、さてと。
 たまには新作にも手を染めてみますかねーっと」
ちょうど向かい側のゲーム機に座って、コインをチャリ〜ンと入れた。

「…お、対戦出来るっぽいね。
 誰かはわからないけど…やってみますか。」
どうやら恋姫に乱入バトルを仕掛けようとしているらしい

957稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/12(火) 01:11:55
>>456

       「お……?」

乱入者のお早い登場に期待する恋姫。
だったが――

(……秋映の……中等部……)

              チリ……

            (…………まじ最悪……けど、知らん奴みたいだし……
                    ……一人でゲーセンってことはこいつもアレだろ……)

「……」

(……格の違いを見せてやんよ。)

乱入を許可した。  
画面が対戦モードに切り替わる。   ……手を抜く気はない。
                    崩壊する友情もないし。

958朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/12(火) 01:17:08
>>957
「お、早速…
 よし、私の腕を見せて…あげますよっと」
対戦モードに切り替わったのを見て、
楽しそうに涙音は操作を開始する。

(えーっと、このキャラってどれくらいのダイアグラムだったかな…
 ん?…まあいいか。)
涙音が選んだキャラはスピードタイプ。
少々扱いづらいが、コンボを決めやすいキャラだ。

「さ〜!ゴーゴー!っと!」
涙音の格ゲーの腕前はうまい方だ。
少なくとも涙音のクラスの生徒の中では上位に入るくらい、というふうに思っている。

なので動きも悪くはない。コンボの決め方も割りとうまくやって見せている。
「…相手はなかなか強いみたいですね。」
楽しそうにゲームをやっているのが筐体越しでも伝わってきそうだ。

959稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/12(火) 01:30:04
>>958

(…………げ、こいつかよ……
            ……まあキャラ差はウデでカバーできる……)


恋姫は――『ゲーマー』だ。
ゲームは趣味であり、己の『能力』を見せつけるステージでもある。

              『カチャ』  『タン』  『タタタ』
 
      (……)
                   (上手いな、こいつ。)

朱鷺宮が学校にいるとき、恋姫が何をしているか。
――ゲームだ! 引きこもりになって半年以上、恋姫はゲームに己を費やした。
 
                    ……アイドルとしてのあれこれとか、ゲーム以外のこともしてるが。


「……えひ……」

互角――と言っていい勝負だ。
ここから先はどちらがミスるか、そしてそこにつけ込むか。

(*勝敗はそちらでどうぞ。)

960朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/12(火) 01:36:10
>>959
「フヒヒ…何だか久しぶりにファイトのわく相手じゃあないですか!」
涙音だってゲームを人並みにはしている。
だが、心底楽しむ!ということが彼女の腕を挙げさせるのかもしれない!

「よし…もう少しもう少し!」
互いにほぼ一進一退。
ライフバーの削れ方もだいたい同じくらいだ。

止めの一撃を決める、といった所で…

「あっ…ちょっとおそ…」
動作がわずかに遅れることになった。
タッチの差で、恋姫のキャラの攻撃が涙音のキャラにヒット!

「…あと一歩だったが…
 残念だった…」
涙音は惜敗を期することになった。


「こんなにいい勝負が出来るなんて…
 どんな人でしょうか?」
ちらりと、向かいに居る人の顔を確認してみようと思う

961稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/12(火) 02:02:20
>>960

「……えひひ。」

勝った。
どーでもいい初心者を狩るのとは違う喜び。

(……秋映にこんな『できる』やつがいたとはな……
                     えひ……もう一戦行くか……?)

恋姫としても温まってきた頃だし、後ろに人もいない。
連コと行くか――と思ってコインケースを開ける。

そして朱鷺宮は『対戦相手』の姿を見る。
長い黒髪に、桜色の瞳。青い金属フレームのメガネをかけた、小柄な、人形の様な少女。

……面識のない二人。
                    だが! 二つ。知っている可能性がある。

可能性1.『稗田恋姫』を知っている。
同じ中等部の学生だ。苛めの対象となり――現在不登校。

可能性2.『こいひめ』を知っている。
この町のご当地アイドルだ。あまりメジャーな存在ではないが。

962朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/12(火) 17:48:36
>>961
覗きこんだ先に居たのは…
「…お、私と同い年…或いは年下くらいに見えますが…」
長い黒髪と桜色の瞳、小柄な少女だ。
…ちなみにむしろ歳上なのだがソレは気づいていない。

「……あれ、誰かに似てるような…」
ふと、目の前の少女の姿を見て…
なんとなく、過去を紐解いていく

…一つは中学生のいつの日にか見たかもしれないということ。
だがソレはあまりにも漠然としており、すぐに思い出すのは難しそうだ。

だがもうひとつは明白にわかる。
(黄金町のアイドル、『こいひめ』にそっくり!)
そう、彼女の輪郭がちょっとこいひめに似ていると思えてきたのだ。
何を隠そう、涙音は彼女の歌が大好きなのだ。デビュー曲を着メロにするくらい大好きで
おまけにイベントがあれば見に行ったりもしているのだ。

(まさか『こいひめ』ちゃんがゲーマー?…まさかねえ…)
色々と考えていたが、
(…連コをしようとしている…!)
彼女の動作を見て一旦その考えを止める。
彼女はもう一度勝負をする、と無言の宣言をしているのだ。

「フヒヒヒ…ここで受けぬはゲーマーの恥!
 受けて立ちます!」
視線をまたゲーム画面に戻し、勝負を再開する。

「さっきは不覚を取りましたが…
 次は、勝たせていただきますよ!」
二度目の勝負。これもまた互角の勝負である。

「ぬぬぬ…なかなか…やる…!」
時たま飛び道具技を挟んだり当身技をタイミングよく入れたりと、
その場その場での判断が勝敗を分けることになりそうだ。

(※今度はこちらが、勝敗をお任せします。)

963稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/12(火) 23:10:17
>>962

輪郭どころか、この瞳の色。髪質。仄かに漂うミントのような匂い。
コスプレにしては出来過ぎなくらい、彼女はみんなのお姫さまこと、『こいひめ』だ。
そしてへヴィーなファンの中では常識だが――彼女の趣味はゲームだ。
アイドルとしてのキャラクターも暗く、『ソレ』っぽい。

              ……ともかく。

「えひ、いい度胸してる……」

二戦目が始まったことこそ重要だ。

            『カチャ』    『カチャカチャ!』

やはり実力はほぼ同じ――のようだ。
もっともキャラ差や経験差など、未知数な要素も多いのでなんとも……でもある。

               ――そして。

「あっ」
                「あ、あ……!」

        イラ……

(……やられた……) 

恋姫が入力をミスったところにつけ込み、ここは朱鷺宮が勝利した。
……恋姫はメガネを外し、パーカーの裾でレンズをぬぐう。

「…………お前。
 もう一戦……やる? 僕はやる気だけどな……えひ。」

筐体越しに、声をかける。

964朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/12(火) 23:21:07
>>963
「よし…なかなか…これでとどめと!」
今回はタッチの差での勝利だった。
ふう、と汗を拭うような動作をして、ちょっと冷静になりながら考える。

(…改めて見てみると本当に本人にしか見えない…
 むしろコスプレでここまでする人間は見たこと無いし…
 それにこいひめの趣味はゲームをすること…と聞いたことがある…
 あの暗い雰囲気だって…まさしく…)
だんだんとその人以外に思えなくなってくる。
考えるほどにそう思える。

「フヒヒ、なかなか強いですね。
 これで勝負はイーブンの状況なわけですから」
そう言って軽く顔を出す。

「次で勝敗を決めてしまうのはどうです?
 このまんまだと楽しすぎて、延々と続けてしまいそうです。」
条件をつけながらも、楽しい勝負だということを認めているようだ。

(れんひめとバトル出来るっていうのも悪くない…
 それに、ここまでいい勝負できるのは楽しいなホントに…)
久々にゲーマーとしての血が騒ぎだしている。なんて思いながら、
次の勝負を心待ちにしているようだ。

965朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/12(火) 23:21:48
×れんひめ
○こいひめ

(ファンなのに間違えるなよ自分…)

966稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/12(火) 23:37:56
>>964

「えひ、いいよ……乗った。
 んじゃ、次で決着ってことでひとつ……」

にやりと陰気な笑みを浮かべて、三枚目のコインを投入する。
……そして三戦目が始まった。

(このキャラはあんまバトッたことなかったが……
              ……二戦もすれば、だいたいわかる……)


恋姫自身、操作の熱は今までの二戦でよく高まっている。
三戦目にして、最高のコンディションだ!

                 「えひひ」
 
           『カチャ』   『カチャチャチャ!』

                『ズォォォーーーン!! ドガッ!!』

一糸も乱れぬ操作で、少しずつ削っていく――が、敵もさる者。同じく削られていく……!

967朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/12(火) 23:50:02
>>966
「フヒャハハ!望むところ!」
不気味に笑いながら、涙音は力強く応じた。

(さっきのでなんとなくこの人の動きは読めたけど…
 本気っぽいから通用しないかもな)

『チャッ』
     『ガキンッ!』
涙音もまた、本気で仕掛けるというつもりで仕掛けに行った。
最初こそ一進一退、だが…

(相手の動作に一糸の乱れもない…か!)
時間が経過するうちに涙音の方の動きに乱れが生じ、

バシィッ!
(隙ができたか…!
 このまま押してくる…!)
一気に涙音は追い込まれていった。

そして…

YOU LOSE!

先ほどよりもライフの差は開いていたが、
それでも惜しい所で負けてしまった
「ううむ…ありがとうございました。」
負けてしまったが、ちょっと清々しい気分になった。

「『こいひめ』さんと勝負ができたことは、
 きっと私にとっては嬉しい思い出となります。」
ゲーム機の座席から立ち上がって、顔を見せてからおじぎをする。
ガツンッ
「いたいっ。」
何だか筐体に頭をぶつけた気がする。

「…ふう、とにかくありがとうございます。」

968稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/13(水) 00:19:42

>>967

      『YOU WIN!』


「……えひ。
 おつ。僕の勝ちだけど……ま、ナイスゲーム……」

顔を覗かせて陰気に笑った。

               「……でも……」

               「僕は『レンヒメ』だからな……
                オフってのはあるだろ……常識的に考えて。」

恋姫的には――これはゲーム勝負だ。
稗田恋姫が挑んだのであって、アイドルのファンサではない。

「えひ。」

頭をぶつけたのを笑いつつ、席を立った。
そして別のゲームの方に行く。

「ま、再戦とかはいつでも……僕は基本ココと、あと……
               ……駅前のウォーターメロンわかるか? あそこがシマ。」
 
と、声はかけておく。
また、着いてくるならそれは止めたりはしない。

969朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/13(水) 00:28:37
>>968
「アイタタ、私も久しぶりに
 白熱のバトルが楽しめました。
 感謝します。」
そう言って親指を立てる。

「れんひめ…。ん…
 そうか…」
ふと、おぼろげだった記憶につながりが感じられた。

(そう言えば、ちょっと前にそういう名前の生徒がいたような…)

「すいません。恋姫さん。
 これから、オフのときはそう呼びます。」
しっかり頷いて答えた。
ゲーマーとして戦った以上、アイドルという肩書は関係ない。
そういう風に涙音は思えた。

「駅前の…ああ、あそこに行くこともありますね…
 了解です。またいつでも!」
そう言いつつ、恋姫が次はどんなゲームをやるのかもちょっと確認する。

(…もしかして同級生だったかな…?)

970稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/13(水) 00:55:33
>>969

「えひひ、んじゃそういうことで……」

……恋姫は完全に朱鷺宮に背を向けて歩いていく。
向かう先は……最新型のSTG筐体だ。

ドーム型の筐体に入って、立体感とか臨場感を楽しむやつだ。
恋姫はその中に入った。多分しばらくは出てこない。


                       ……恋姫は、現在中二だ。
                          もしかしたら、知っているかもしれない。

                          彼女は本来もう一学年上で、何らかの理由で一年休学していたこと。
                          その原因は、同級生からのいじめだということ。
                          そして、今年も初めこそ来ていたが、すぐ来なくなったこと。

……プレイ時間は数分以上に及ぶゲームだ。
何もないなら、立ち去っても問題ないだろう。

971朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/13(水) 01:16:59
>>970
「はい、どうも…」
そう言って手を降って見送った。

最新のシューティングの筐体を眺めながら…
ふと物思いに耽る
(…そう言えば…
 稗田、恋姫…噂を聞いたことがあるな…)
過去を思い返してみる。

(いじめの問題とかそういう話は聞いたことがある…
 でも、その渦中の人のことはよく知らないけど…)
恋姫のに関する噂を、なんとなくだが思い出し始めていた。

(…今年の最初…
 私が『スタンド』に目覚める前にもたしか見たことある…
 でもすぐに見えなくなって…結局話を聞けなかった。)

(…こうしてみると、かなり貴重な体験な感じがするな。
 案外私って…知ってる人少ないのかも。)
そう思いながら、彼女はまたゲームセンターでゲームを再開する。
先ほどの格ゲーをしながら、また物思いに耽る事にした。

972稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/05/13(水) 01:43:27
>>971

――――DIONモール 4F 休憩スペース

朱鷺宮が格ゲーに向かい、物思いに耽るうちに、恋姫は筐体を出ていた。
ここはゲーセン横の休憩スペース。

「……」

恋姫は思う。
あの秋映ゲーマーとは、また出会うだろうと。

そして、願う。
それが願わくば、今日のような『ライバル』のままでの再開であることを。

          「……えひ。」

缶のぶどうソーダを飲み乾しながら。

973鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/18(月) 23:58:50
DIONモール内の書店。和服に身を包んだ一人の少年がいた。
小説のコーナーをうろうろしており、時折本を手にとってぱらぱらとページをめくる。
しかし手に取った本を買うわけではないようで、本棚に返してまたうろうろと歩き回る。

(どないしよかな。題名では中身わからんし、立ち読みして確認するんもやらしいなぁ。)

そう考えてはまた本をとり、ページをめくり、棚に戻す。
もはや一種の検品作業のようにも見える行動だ。

彼が店に入ってそこそこ時間もたっているが、まだ買いたい本が見つからないらしい。

974ようこそ、名無しの世界へ…:2015/05/19(火) 00:59:08
>>973
ふと、何かが聞こえる。


『えんぴつたろう は いいました
 おれがじかんをかせぐ・・・』


本屋で立ち読みしながら朗読までしている……!
しかも絵本!
しかしその声は、一般人には聞こえていないようだ。

975鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 01:06:04
>>974

(『えんぴつたろう』?エエ絵本読んではる。いや、店の中で音読したらアカンやろ。)

周囲を確認するが、ほかの客は意に介していないようだ。
しかし自分には聞こえている。名作えんぴつたろうの朗読が。

(『スタンド』?いや、さすがに神経質すぎ?)

とりあえず本を吟味するのは中止だ。
声の主を探す。

(絵本こうてもエエねぇ。)

976灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 01:13:03
>>975
『しんがおれちまったぜ・・・えんぴつたろうはいいました。
 ポティマハッタヤさんによろしくな・・・
 たろうー! たろうー! すなけしのすけのさけびごえがひびきわたりました』


絵本コーナーで立ち読みしているのは、中学生、もしかしたら小学生かもしれないくらいの少女だった。
そして、傍らには女型だが、大の男を越える背丈の『人型スタンド』が猫背になって絵本を覗き込んでいる。


『にくしみのれんさはおわらない・・・』


一般人にはスタンド音声も、スタンドもわからないが、
中学生くらいの女の子が絵本読んでる時点で結構目立っている。

977鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 01:25:02
>>976

(あぁ、えんぴつたろう……哀しいお人や。誰よりも正義感が強かったために……)

自分の記憶の中の『えんぴつたろう』を辿る。
思えば彼はすなけしのすけの方が好きだった気もする。

声のほうへ向かうと一人の女の子を発見する。
なんというか、すごい神経をしていると思う。

(スタンド使いに見つかってなんやかんやされたらどないするんよ。
     
                          まぁ、『ギャザリング』より強そうやけど。)

ふと周りの様子を確認すると、何人か客がこちらの方を見ているのを確認した。
彼女が絵本を読んでいるのがそんなに不思議なのだろうか。
彼からすれば四十過ぎのおじさまが絵本を読んでいても違和感はない。
絵面の問題はあるが、おかしいとは思えない。

(なんよ。別にエエやろ。)

なんとなく自分がそういう扱いを受けているように考えてしまう。

(スタンド使いみたいやし、ちょっと話してみよか。)

彼女が本を読み終えるのを待つか。それとも彼女のほうが気づくのが先か。
どっちにしろ、彼女に接近する。

978灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 01:32:40
>>977
あとよく見たら少女はスタンド発音に合わせて口をパクパク動かしていて、
よりいっそう変人だった。


「まじかよ……なんでラストですなけしのすけ? けしごむちゃんじゃないの?
 もしかしてけしごむちゃんて死んでる? 文字だと触れられてないけど段々小さくなってるんだよなぁ」


鈴元が接近すると、
少女は今度は普通の言葉で、だが小声でぶつぶつ言い、
絵本をぱらぱらとめくっている。気づいた様子はない。


『……うがぁ?』


が、傍らの大柄な女性型スタンドは鈴元に気づいたようだ。
髪で隠れた目が、じっと鈴元を見ている気がする。

979鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 01:38:40
>>978

「あぁ、こんにちはぁ。エエ絵本、読んでるみたいやねぇ。『えんぴつたろう』。」

スタンドには気づいている。しかしここでスタンドを出して、敵意むきだしだと思われたらキツい。
殴られて怪我などしたくないし、鈴元自身争いごとは得意なほうではない。
面倒な争いごとは適度に茶化して煙に巻く。そういう男だ。
だからスタンドは出さないし、いつも通り外面を取り繕って笑顔で話しかける。

「怪しい人やないんよ。(怪しい人は皆そういうけど。)」

戦闘の意思がないことをやんわりと伝えていく。
スタンド使いだと思われているいないは関係ない。
彼女と正常に会話が出来るならそれでいいのだ。

980灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 01:46:05
>>979
「ほぁ」


声をかけられた少女は口を半開きにして間の抜けた声を出した。
声というよりは鳴き声だった。


「えっ、これ有名な絵本なのォ……?
 ……ええと、それで、怪しくない人は、何か用ですか?」


人型スタンドということもあり、見た目からして射程が短そうだったが、
話しかけるほど近寄ったせいか、射程距離に入ったらしい。
女性型スタンドは鈴元を見たまま、横移動して鈴元の斜め後方に動いた。
息遣いが伝わってくる(妙に近い)

981鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 01:53:54
>>980

>えっ、これ有名な絵本なのォ……?

「いや、少なくとも僕の友達(片手で足りる)の中に読んどる人は、おらんかったねぇ。」

あまり知られていない。元は文房具達をモチーフにした覇権争いの絵本。
『えんぴつたろう』はその第一部であるが、その内容の激しさや
劇中のシーンが教育上よろしくないのではないかと指摘され、人気が出なかった。
が、二部での大幅な方向転換で人気が出始め、内容を差し替えて第一部も火の光を浴びるようになった。
名作だ。第一部の初版を除けば。

(ちゅうか近っ。怖い怖い、食べてもおいしないでぇ。殴ってもおもろい反応できへんで、痛いから。)

スタンドに恐怖を感じつつ、会話を続行する。

>……ええと、それで、怪しくない人は、何か用ですか?

「鈴元 涼。っていうんよぉ。君は?」

自分から名乗り、自己紹介を促す。
怪しいだろう、それは。

「ちょっと、僕の後ろのお友達を下げて貰えると嬉しいんやけどぉ。」

「あと、それどうやった面白かった?」

982灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 02:02:39
>>981
「……私は灰羽です。灰羽あと」


少女……灰羽は絵本を棚に戻すと、
さすがに怪しさを感じているのかちょっとためらいがちに、それでも名乗り返してきた。


「ん? ああ……『スタンド使い』の人ですゥ?
 『アクエリアス』」


灰羽が声をかけると、女性型のスタンド、『アクエリアス』がのそのそと灰羽のところで戻る。


「どう?」

『ぐああ、えんぴ ごあああ げああ けし』


そして絵本について尋ねると、何故か灰羽は『アクエリアス』に答えさせ、
『アクエリアス』は棒読みの断末魔みたいな謎の鳴き声に文具の固有名詞らしきものを混ぜたような発音をしながら、
シャドーボクシングとエアギターを混ぜたような踊りを披露した。
これが彼女の感想らしい。

983鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 02:11:54
>>982

(分からん。喜び?や、盛り上がったちゅうことか?同じこと二回聞くんはアレやし。)

(アクエリアスちゅうたかな。アレに『肉体言語』で話されたら嫌やし。)

思考する。とめどなく考え続けないと嫌なことが起きるかもしれない。
嫌なことは痛いことだ。

「なるほどぉ。」

理解したよ。というサインだ。
実際はまだ答えがんなのか考えているが、踊りに見える動きから『不機嫌』ではないと見た。
怒っているなら足踏みぐらいしてもいいだろう。

「そういう考えなんやねぇ。僕、好きなんよ『えんぴつたろう』」

あえて僕で切る。僕もなら同意だし、僕はなら反対の意見を述べているように聞こえる。
だからあえてぼかす。自分が『えんぴつたろう』が好きという事実のみを伝える。

「エエよねぇ。いかにも、正義の味方って感じやし。うん。」

「そういうのっちゅうか、本とか好き?」

984灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 15:42:44
>>983
「うーん。本ですかァ。まあ、漫画は好きですね。
 難しい本はあんまり好きじゃないです」


普通な答えだ。
見た目からして難しい本を読みそうな少女には見えない。
『アクエリアス』は本棚から絵本を引き抜くとずいずいと鈴元に押し付けるように示した(近い)
絵本のタイトルは「ねこロンダー地底世界探検」
これが好きということなのか。


「うーん、やっぱり絵本がいいのか……
 お前がものを持つと普通の人からはものが浮いているように見えるからやめロッテ」


灰羽がたしなめたため、鈴元がねこロンダーとキスする前に本はどけられた。


「鈴元さんは本屋に何を買いに来たンですか?」

985鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 22:37:49
>>984

「はぁ。まぁ、人によるよねぇ。本の好みは。」

うんうんとうなずき同意する。
相変わらず『アクエリアス』が気になっているようだ。

(え、何?何やのその絵本。買わへんで。)

絵本を押し付けようとする『アクエリアス』に面食らう。
なぜこのスタンドはこんなにも距離感が掴めていないのだろうか。
彼の顔に本がどんどんと近づいてくる。

>うーん、やっぱり絵本がいいのか……

「え?この子、自分の意思があるん?」

純粋な疑問だった。
スタンドとコミュニケーションを取れるとは彼は考えていない。
彼自身のスタンドは彼が命じなければ動かないからだ。

(危うく初めてのキスがねこロンダーになるとこやったで。)

純粋な恐怖だった。

>「鈴元さんは本屋に何を買いに来たンですか?」

「んー小説でエエのないかなって思たんやけど、なかなかなくて。」

検品作業にも似た先ほどの行動を思い出す。
無理に買う本を探す必要はないのだが、来てしまった以上何か買いたいとも思う。

「あ、灰羽さんは何の本買いに来はったん?」

とりあえず聞いてみる。

986灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 22:50:19
>>985
「ありますよ〜。
 最初はあんまりなかったんだけどぉ、好きにさせておいたら
 言葉がわかるくらいになりました。って言ってもあんまり賢くないんだけど……
 知り合いのスタンドでも意思があるのって何体かいますけど、賢いんですよねぇ」


『アクエリアス』は怒られた犬のようにしょんぼりした雰囲気を漂わせながら、絵本を棚に戻す。
ちゃんと絵本を棚に戻すあたり、犬よりは賢いかもしれない。


「小説ですかぁ……ちょっとわかんないデスね。
 私は……漫画の単行本を……」


灰羽は少し恥ずかしそうに言った。漫画ばっかり読んでると思われそうだからだろうか。
実際漫画ばっかり読んでるのだが。

987鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 23:08:08
>>986

「あるんや。僕のは無いからなんや新鮮やわぁ。」

(スタンドって精神そのものや思とってんけど、それだけのモンでもないんかな。)

人それぞれのモノだということは分かっていたものの
面と向かってそれを確認するのは初めてだったはずだ。
珍しいモノを見る顔で『アクエリアス』を見つめる。
なかなかに愛嬌があるじゃないか。

>「小説ですかぁ……ちょっとわかんないデスね。
 私は……漫画の単行本を……」

「あぁ、エエねぇ。僕も漫画はよう読むよぉ。何買いはるん?
 別に教えたくない、っちゅんやったらええけど。」

ちょっと聞いてみる。
面白そうなら買って帰るつもりだ。

988灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 23:17:11
>>987
鈴元が『アクエリアス』を見つめると、『アクエリアス』も鈴元を見た。


『……』


そして近づいてきた。


「TOBIRAMAの途中の巻が抜けてたのでそれを買いに来たんですよォ。
 買ったはずだし、部屋でしか読んでないはずなのになんで無くなるんですかね……?」


大人気SINOBI漫画TOBIRAMA……あまり忍者らしくない忍者たちのなかで卑劣なまでに忍者らしさを持つ主人公の話である。
それでいて卑劣なだけでなく、合理性と善性を持つところが人気のゆえんか。
それはそうと『アクエリアス』が近い。

989鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 23:29:45
>>988

「無くなるねぇ。この子がなんかしたとか?いや、ないかなぁ。」

(近い近い近い。初めてキスがスタンドはもっと嫌。)

顔は笑っているが内心かなりビビっている。
それでも笑顔を崩さないのは長年の経験ゆえだろうか。

「あぁ〜TOBIRAMA僕も読んでるんよぉ。最新刊だけまだ買うてないけど。
 買って帰ろかな。」

(逆に近づいてみるかぁ?いや、ぶつかったら嫌やしなぁ。)

首にじんわりと汗がつたうのを感じる。
店内はそんなに暑くないはずなのにおかしなことだ。

990灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 23:35:04
>>989
「スタンド使いになる前から時々無くなってたから関係ないかなぁ……」


PLのリアル体験なんだけど、なぜ無くなるのか(管理が杜撰)
それはそうと『アクエリアス』からはフスフスという空気の動くような音がかすかに聞こえる。
においでも嗅いでるのかもしれない。
ふと、それをみた灰羽が何かに気づく。


「鈴元さん暑いんですか? 和服着てるからぁ(?)」


気づいたことは気づいたが原因までは気づかなかった。

991鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/19(火) 23:48:58
>>990

>「鈴元さん暑いんですか? 和服着てるからぁ(?)」

「え?暑ないけど……あっ。」

いくら外面を取り繕おうと内面から出るものは抑えられないのだろう。
観念して全て白状することにした。

「や、あの……近いんよぉ。あんさんのスタンド、あんま言いたないんやけど
 その、『遠野物語』の山女を思い出すっちゅうか……あんま見られると、こわなる。」

怖い、とストレートには言いたくなかった。
しかし言わなければ駄目なのだからしょうがない。
相手の顔色を伺うように反応を見る。

992灰羽『アクエリアス』:2015/05/19(火) 23:57:46
>>991
「『アクエリアス』、こわいって……」

『……うるるる゛る゛る゛』


『アクエリアス』は悲しげな鳴き声をあげると、できるだけ身を縮めようとしてか、
体育座りっぽいポーズになった。
それでも鈴元を見ているのか、かすかな上目遣いの視線を感じる。


「山女とかぁよく知りませんけど、まあ〜、確かにでかいですからねえ〜
 って言っても人型スタンドってわりと大きめな気がしますけど……
 鈴元さんのはどんなのなんですぅ?」


灰羽は自分のスタンドがこわいとか言われてもあんまり気にしていない様子だ。

993鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/20(水) 00:08:07
>>992

「いや、悪ぅ思わんとってなぁ。ほんま、その距離やったら大丈夫なんやけど……」

近いのはいやだ、とは言わない。さすがに失礼だと思ったからだ。
心を落ち着かせて笑い直す。

>鈴元さんのはどんなのなんですぅ?

「え?あぁ『ザ・ギャザリング』。」

彼の後ろに成人男性ほどの人型のヴィジョンが出現する。
鈴元自身が大きくないので割と身長差があるように思える。

「『うちの人』は意識がないんよ。ちょっと『アクエリアス』さんが羨ましいわぁ。」

994灰羽『アクエリアス』:2015/05/20(水) 00:16:39
>>993
灰羽はそもそも近さにあまり気づいていなかった様子である。
端から見るとそんなでもなかったのだろうか。
単に灰羽という少女の感覚がおかしいのかもしれないが。


「オー、普通だ……」


『ザ・ギャザリング』に対するそれ以上の感想は特に出てこなかった。
『アクエリアス』も興味があるのかチラチラ見てくるが、
こわいと言われたのを気にしてか体勢は変えない。


「そうですかァ?
 ほら『アクエリアス』、羨ましいってさ」

『……ゥゥゥ』

「スネてんのかぁ……?」

995鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/20(水) 00:30:59
>>994

「ごめんなぁ。」(ホンマに怖かったし。でも、いらんこと言うたかなぁ。我慢すりゃよかったんやけど。)

『アクエリアス』に対して平謝りする。
申し訳ないと思っている。そう告げる。

「お詫びってわけでもないけど……」

懐から手拭いを取り出し、『ザ・ギャザリング』に手渡す。
すると『ザ・ギャザリング』が手拭いを振り始めた。

フワァ

手拭いを振るたび『桜の花びら』が舞う。

「これが『うちの人』の能力。楽しんでもろたら幸いやわ。」

996灰羽『アクエリアス』:2015/05/20(水) 00:42:11
>>995
「オー」

『……』


灰羽は爆弾を見つけた黄色ピクミ○のような声を上げた。
『アクエリアス』は座ったままじっとヒラヒラと花びらを見ている。


「いいものを見ました。
 『アクエリアス』も機嫌直ッた?」

『ぅぐるるるう』

「よし。
 それじゃあそろそろ私は漫画を買って帰りますね」


なにがよしなのかよくわからないし、
機嫌が直ったのかどうかも定かではないが、どうやらそろそろ帰るらしい。

997鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2015/05/20(水) 00:53:51
>>996

「まぁ、なんか縁があったらまたよろしゅうに。」

丁寧に礼をし、スタンドから手拭いを受け取る。

(だいぶ薄なってるなぁ。)

そういう能力なのだから仕方がないことだが、少しもったいない気もする。
ただ相手の機嫌を直せたなら必要経費だろう。
直っていなくても何一つ問題は無いけれど。

「僕もそろそろ帰りますわ。TOBIRAMA買ってね。」

漫画コーナーへと足を向ける。
最新刊を買って帰るつもりだ。

998灰羽『アクエリアス』:2015/05/20(水) 01:00:09
>>997
「はい、またー」

『……』


と言いつつ、一緒に漫画コーナーへ行く。
買う漫画が巻こそ違えど同じなので当然だった。
移動となると、さすがに『アクエリアス』も立ってちゃんと歩いてついてくる。


   チーン
            アリヤトッシタァ


「ではー」

『うう゛ぅ』


お会計も済み、店の前で別れる。
最後に名残惜しそうに(?)振り返った『アクエリアス』も小さく手を振った。

999ようこそ、名無しの世界へ…:2015/05/20(水) 01:52:08
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