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【場】メインストリート その3

1ようこそ『黄金町』へ:2014/03/23(日) 21:34:32
住宅街を南北へ抜ける、『黄金町』の大動脈。
アーケードの下には様々な店舗が並ぶ。
道幅は広く、平日は人通りも少なく見えるが、
様々なイベントが催される祝日・週末には、
ちょっとした祭りとなり、人並みが押し寄せる。


―┘          ┌┘   ◎
―┐ S湖     ┌┘   ┌┐   住  宅  街   
  │      ┌┘   .┌ ..│...      ‖
   ┐     │    ┌ ┌┘       ‖←メインストリート
   │    │   ┌  │         ‖
    ┐   │  ┌  ┌..       黄金原駅
     │  └─┘┌―      ┏ ━■■━ ━ ━
  ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
       │      └―┐黄金港  繁華街  
       └┐   ┌――┘
 ─────┘   └――――――――――――

     太 平 洋

前スレはこちら

【場】メインストリート その2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1356867542/

951高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』:2015/02/19(木) 20:22:04
>>950

>    「ま、そん時だけだろーケド!」


  「……やっぱそーなるよなぁ」

                     は ぁ あ ・ ・ ・


 あっけらかんと言ってのけるキコと正反対に、深いため息を吐く。

 つまりその『長い付き合い』というアドバンテージを、
 一時の享楽のために利用するか、という話だ。
 引き換えとして、それは二度と使い物にならなくなるだろうが。


 それは出来ない。

 その手段がダメだ、というわけではなく。
 思い出を、そうやって損得や駆け引きで考えることが、だ。


  「ん……」

      「『自分を大切に』、ね……」


   少しだけ素を吐いた、それを合図にしたかのように
   つないだままの手を、自分寄りに掲げる。


   「…まあ、キコの『優しさ』って、
    そーゆーのと表裏一体だろうからさ。
     無理して変えてストレス溜まるよりは、
      今のままの方が、たぶん楽だと思うよ」


   軽く肩を突き飛ばして、手近な壁か、さもなくば電柱に押し付ける。


     「……けど、俺が『どう思うか』って聞かれたら、
      たぶんその子と同じ答えだな。大切にして欲しいって思う」


   そして、迫る。逃げられないように、相手の股の間に、自らの膝を滑り込ませて。


    「……『拒まない』理由はなんなん?
     いつか言ってたみてーに、壊されたいワケ?」


           「こーゆー事されて、『嫌だな』って思わん?」

   「止めて欲しいとか、殴って逃げ出そうとか、
    二度と会わないで、連絡先も変えてやろうって」


      「そう思ったなら…そうすればいいと思うぜ」


   いつか、見たような構図だ。
   傍から見れば、それこそアベックか、少なくとも積極的に言いよる男にしか見えないだろう。

   ……ただし、キコから見ればその様相はまるで異なる。
   罪悪感から、視線は顔すらまともに捉えようとせず、どこかに逃げたまま。
   繋いだ手には汗が滲み、足の隙間に挟んだ膝は、今にも震えだしそうだ。

   よく言えば小心者の蛮勇、悪く言えばヤケクソ…というやつだろう。

952中山キコ『マダガスカル』:2015/02/19(木) 22:52:39
>>951

  「……ッ」
                ドンッ

急に突き飛ばされるが、コレといって抵抗する素振りは見られない。
追い詰められたように壁に押し付けられる小さい身体を
抱き寄せるのは、高天原が考えているよりきっとずっと簡単だろう。

  「………ククッ」

  「ホントやさしいのな、『サクヤ』ぁ」

目を合わせられないのはお互い様だ。
チラリと顔を見る。

  「優しさってスゲー真っ白でさぁ」

  「眩しくて、痛くて、溶けそうでさぁ」

もっと侮辱めいたような仕打ちや、手荒く扱われたこともあったと思う。
だからそういう行為が『嫌だ』とか『気持ち悪い』とか思うことはない。

ただ、どんどん暴かれていく自分が怖くて、
背中から浸入してくる冷や水のような幼馴染が怖くて、


  「……アタシ今スゲービビッてる」


言うが早いか、ポケットから手を抜き、
高天原の首に、怯える腕を絡めるようにして手繰り寄せ、

               グッ

            (……ほっせェー首)


         ガリ

近づいた唇を咬む。

握りつぶされる寸前のドブネズミが指を咬むような抵抗。
弱弱しく震える唇からは溶けたチョコレートの香りがする。

953高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』:2015/02/19(木) 23:44:20
>>952


    「いづッ…!」
                  ブチ

  時頃は冬、乾いた唇からは容易に血が出る。
  だが、こちらがそれを拒むことはない。
  追い詰めたのは自分の方だからだ。

  だから、


     「……」

          ガリ


  こちらも、唇を咬み返す。


   「……『逆』だ」

  吐息を交換するような距離で、語りかける。
  弱弱しく震えた唇が触れるだろうか。
  あるいは、互いの血の味だって分かるだろう。


  「逆だよキコ… 優しいのは『キコ』で、ビビってるのが『サクヤ』だ」
  「今までだってそうだったろうが…」

  本当に、傍から見れば、どこにでもいるカップルでしかないだろう。


  そして―――、



  もうひとつの目的を果たす。

  自分自身でキコの視界をふさぎ、キコの上着のポケットに手を伸ばす。
  つまり、チョコの回収だ。

954中山キコ『マダガスカル』:2015/02/20(金) 21:26:34
>>953


           ブツン

  「痛ッ!」

反撃は想定内ではあったが、『思ったより痛かった』。
結局、自分が思ってるより、血を流すのが怖かったのだ。
寸前まで溜め込んでいた涙も、咬まれた痛みでついに流れる。


  「や…めろ…ッ!……やめろ…ッ!」
  「怖ェんだ…もうムリなんだよ……!」

自分を認めることが、自分を否定することになる矛盾。
絡めていた腕を外し、さっきとは打って変って抵抗を始めるが力は入らない。
ジャンパーから覗く手首はどこか骨ばっている。

  「『大丈夫だ』って言ってくれよ……!」
  「ヘーキだよって……フツーだよって……」

仮にそう言われたとしても、明日から同じ顔で居られる自信はないが。
高天原の腕に追いすがるようにうなだれる。
頭を上げれば、ヒドい顔をしているのだろう。

もたれかかるような恰好になった高天原を退けてチョコの回収を阻むほどの気力は残っていない。
血の味がチョコレートの香りを暴いていくように瓦解する。

955高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』:2015/02/20(金) 23:16:58
>>954


  弱弱しく抵抗を見せる腕を掴む。
  チョコレートは、自分のポケットへしまう。とても大切なものだ。


     「…………」


    大丈夫だ、とは言わない。
    平気だとも、普通だとも。
    くしゃくしゃの顔を隠すように、そっと頭を抱え、肩に押し付ける。
    キコが見られないように、ではない。俺が見てしまわないように、だ。

    求められた言葉はかけない。
    お互いに、相手にとって都合のいい存在にはなれない。


                    「………」


   慰めるように、自分が傷つけた唇を舐める。
   しばらく、そうしている。少なくとも嗚咽が止まるまで。

956中山キコ『マダガスカル』:2015/02/21(土) 00:08:55
>>955

       「言えよ…サクヤッ!」

  「言えよ……!」


    「う……ぐ…」

嗚咽を挟みながらも、頭を抱えられる。
抵抗の名残りが邪魔する、ハンパな距離のある抱擁。

             グッ


       「………ッ」  「……ッ!」


肩を縮め、怯えたように受け入れる。
今までの軽薄なそれとは違う唇は血の味がした。

眩しそうに目を閉じ、痛みに震え、
溶けた化粧が頬に黒い線を描いていくのがわかる。
嗚咽は止んでいき、徐に力が抜けていく。

それは高天原が目を開かなくても伝わるだろう。

957高天原 咲哉『ウィーピング・ウィロウ』:2015/02/21(土) 00:36:29
>>956


     「……はは、なんか」

     「会うたびに、困らせてるような気がする」


  最低の男だと自虐しつつ、ゆっくり腕の力を抜く。
  どんな理由があっても、男が女を泣かせるというのは。

  こちらが求めているのは、単なるエゴイズムだ。
  憧れた相手が、強くて、優しい人であってほしいというだけの。


       「わりィ……」


  昔は、奔放な彼女に振り回されていたのは、臆病者のこっちの方だった。
  いつから反対になってしまったのだろう。それが男女ということだろうか。
  眉根を寄せ、詫びる。

958中山キコ『マダガスカル』:2015/02/21(土) 23:52:59
>>957
高天原の言葉は、うつむいた首をふって否定するのが精一杯だった。
汚れた顔を隠すように頭をもたげながら、離れ―――『ない』。

  「………」   グッ

壁に押し付けられた恰好のまま、胸倉をつかむ。

 スキだとかキライだとか、そういうのは良く分からない。
 使うのをやめ退化してしまった目は、文字通り目先のものしか映せない。

   「………」

顔をあげる。
目の前にある『目』は汚れた自分の顔の先に何を見ているのだろうか。

 歩いてきた道が間違った道だったとしても、
 引き返すだけの足は、まだ自分に残ってるんだとは思う。
 だから、目先のものしか映せなくなった自分を導いてほしかった。
 手を引いて連れて行ってほしいとは思わないが、向かうべき場所を教えてほしかった。

                グィィ

目を閉じ、思いきり引っぱって再び唇を重ねる。
これ以上、自分を見透かすような『目』を見つめるのが怖かっただけかもしれない。
まだもう少しこの時間が続いてほしいと思う自分も、案外イヤではなかった。

959アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/22(日) 23:09:25
「…………」

メインストリートの歩道脇に、一人の少女が佇んでいる。
金髪碧眼の、洋画に出て来そうな美貌を持つ少女だ。
少女はその美貌を不機嫌そうに歪ませ、歩道を歩く人達を見ている。

960稲本 亮二『アックス・リヴァーボーイ』:2015/02/22(日) 23:26:19
>>959

「すっげえ可愛い子がいる」

スーツ姿の男が、金髪の美少女を見て足を止めた。
右手には缶ビールと生鮮食品がたくさん入ったビニール袋を持っている。

(こういう時に使う言葉は、そうだなー。「ねえ、ちょっとお茶しない?」か?)
(いやなんか、こういう本当に可愛い子に、そういう安っぽい言葉はかけたくないな)

男の歳は23歳、背丈は180前後で、顔は「ややイケメン」だ。

「んと、こんな所でどうしたの?」
「なにか困っているなら、まあ状況によっては手を貸すよう?」

悩んだ末に男から出た言葉は、やや無難なもの。
さわやか風な笑顔を彼女に向けながら問いかけた。

961アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/22(日) 23:29:50
>>960
「……」

声をかけられた少女――アウレアは、じろりと稲本の方へ視線をやった。
かなり横柄で、不愛想な態度だったが――それは
『ナンパなんて慣れている』というナメきった類の態度ではない。

「『人殺し』でもか?」

『試す』ような口調で、稲本に問う。

962稲本 亮二『アックス・リヴァーボーイ』:2015/02/22(日) 23:37:56
>>962

(いいねぇ、この態度、この眼、この声)
(────『ゾクッ』と来たッ)

身体を走る電流を、稲本は確かに感じていた。

仮初めの笑顔が、本当の笑顔に変わる。

「理由と『アナタ』次第、かなー」
「なるべく人の道は外れたくないって思っていたけれど」
「こんなに可愛い子の為なら、ちょっとぐらいは良いかも、なんて思っているよ」

にっこりと笑いながら、彼女へ言葉を返す。

963アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/22(日) 23:43:48
>>962
「――そういう意味ならタダ働きになるかもしれないが」

アウレアはその笑みを見て、くすりともせずに、

「ただ、アンタに『その気』があっても
 『資格』がなけりゃ此処でオサラバだがな」

――その身体が、『夕陽のような真紅の輝き』を帯びる。
いや、違う。『輝き』だけではない。
その小さな身体から乖離するように、
二メートルにも及ぼうかと言う大男のヴィジョンが現れたのだ。

「……ま、ほんとに殺しをやるわけじゃねェが、
 『売られた喧嘩を買いに行く』。
 だが、敵は強い。頼れる『仲間』を集める必要がある」

……だからといって、こんな道端で勧誘など
信用できるかどうかという確認を済ませていないという意味でも
あまりに確実性が薄いと言わざるを得ない。
冷静な風を装っているが、かなり『キレ』ているのかもしれない。

964稲本 亮二『アックス・リヴァーボーイ』:2015/02/23(月) 00:00:10
>>963

「いや、僕は輝いているものが好きなんだ」
「アナタが、僕が殺人を犯すに値するぐらい『ステキ』ならいいな、って」

相変わらず機嫌の悪そうな彼女の態度にも、稲本は笑顔を崩さない。
まるで不快感やストレスを感じていないようだ。

そして、目の前に現れるヴィジョン──


「あー、なるほど。そういうこと? 」
「じゃあ、一応資格はあるよ」


「あんまり、人に見せたくはないけどさ」
「アナタがこんな、誰に見られるかも解らないところで見せてくれた心意気に免じて──」

稲本の笑顔が、社交辞令程度のもに変わる。

 ピョコンッ

稲本の足元に現れるのは『帽子をかぶったビーバー』のビジョン。

「でもまあ、ちょっとアナタ、あせりすぎじゃない? 」
「他に知り合いはいないのかな? 」

小声でぼそりと付け加える。

「『スタンド使い』の、さ」

965アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/23(月) 00:05:11
>>964
「いるが、『足りない』……な」

焦りすぎ、と言われても特にアウレアは変わった様子を見せない。
リスクを理解した上での行動なのか、
あるいは言われてもリスクを直視できないほど焦っているのか。

「ところでアンタ、ニュースは見るか?
 『チャンネルG』は?」

いつまでもスタンドを出すのは不用心と心得ているのか、
稲本のスタンドを一瞥し『真紅の紳士』は消え失せた。

966稲本 亮二『アックス・リヴァーボーイ』:2015/02/23(月) 00:22:16
>>965

「『足りない』、かー」
「相手はそんなに強いの? それともたくさんいるの? 」

稲本も足元のビーバーを『消す』。

「テレビはまあ、人並みには見るけど」
「『チャンネルG』? 」

ピクリと眉を動かす、『ややイケメン』。

『スタンド』に関する事で思い出されるのは、あの──

        リップサービス
──くだらない 宣 戦 布 告。

「あー、アイツらね」
「確かに強そうだし、多いねえ」

「何か、因縁でも? 」

967アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/23(月) 00:32:41
>>966
「『婚約者』にちょっかい出されてな」

肩を竦めて答える――が、
その表情は全く冗談めいてはいない。

「標的の名は『ルンクス』。
 『女の敵』の馬並ヤローだ」

『馬並』……というのは、無論その『カバー』のことである。
『女たらし』ではあると思うが、『女の敵』とまで言われるほどらしい。

「能力は…………少なくとも、『男を女にする』」

――『婚約者』にちょっかいを出された。
――『男を女にする』能力。

……つまり、この少女は……。

968稲本 亮二『アックス・リヴァーボーイ』:2015/02/23(月) 00:48:16
>>967

(『婚約者』。男を女にする。なるほど、ねえ)
(ああ、チ○コカバーの奴か)


顎に手をあてて、しばし思案する。

(こんなかわいい子の『婚約者』ってことは―、『輝いている』んだろうなあ)
(少なくとも俺よりイケメンで、俺よりカッコいいってことか)

(超可愛い女の子が、超かっこいい自分の婚約者の為に『殺す』、か)


(──いいね、最高だね)

(普段なら『女同志でも結婚できる国もあるから、気にしないで。ドンマイ!』)
(──とか、言っちゃうんだけど)


「なるほどね、いいよ」
「『手を貸す』、よ」

また、稲本は満面の笑みを浮かべる。

「と言っても、僕の『アレ』は戦闘が得意じゃない」
「それに、僕は、まあ『そういう知り合い』が全然いないからね」
「あんまり力にはなれないかも、だけど」

969アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/23(月) 01:28:14
>>968
「それならそれでも良い」

アウレアは真面目な顔でそう言った。
一瞬、稲本の足元に視線を移す。
『アックス・リヴァーボーイ』の姿を思い出しているのだろう。

「スタンドは適材適所だ。ガチの殴り合いが苦手なヤツだって
 いるだろうし、別に協力を強制したりはしないさ。
 それに、『仲間』ってのは一緒に戦うだけでもない」

つまり、情報を拡散する相手。
そういう意味合いもある、というわけだ。

「知り合いが出来たら、今の情報を教えてくれるだけで良い。
 情報の集積は――メインストリートの『Straits』ってダイナーに
 行けば、そこの店員を介してやることができる」

そこまで言って一息吐き、

「協力、ありがとう。……正直助かるよ」

と、少しだけ表情の力を抜いた。

970稲本 亮二『アックス・リヴァーボーイ』:2015/02/23(月) 02:03:17
>>969
「なら、いいんだけどね」

彼女が少しだけ力を抜いたのを見れば、逆に
稲本の顔から笑みが徐々に引いていく。

(あー、やっぱりいいねえ)
(こういう子の為には、頑張りたくなるねえ)

「『Straits』か。解った」
「アナタが王子を守る為のお手伝い、させてもらうよ」
「ね、『お姫様』」

彼女に見える角度も計算した、意図的に作ったキメ顔でそう言えば
スーツの胸ポケットから名刺を取り出して、渡す。

「あー、もうクビになっちゃったから、名前の部分しか役にたたないけどね」


名刺に書かれているのは彼の名前と、有名なアイドル事務所の名前と住所等。

「じゃ、またね」

(手を振りながら、遠ざかっていく稲本)


(これは、別にアウレアが気づいてもいいし、気づかなくてもいいのだが)
(『稲本』がアイドルをクビになったのは、彼が中途半端なイケメンであることよりも)
(彼が、結構な『間抜け』である事の方が起因している)

(その証拠にほら──)

(背を向けて歩いている彼のスーツの尻は破け、中からはバラがらのトランクスが顔をのぞかせている)

971アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/23(月) 02:12:50
>>970
『お姫様』と言われ、アウレアはきょとんとした表情を浮かべ、
そのまま名刺を受取って稲本のことを見送った。
アウレアに惚れて……とか、覚えをよくしたくて……といった
動機で味方するものは多くいたが、ウィルという『相手』がいるのを
分かった上で、それを受け入れた上でああいう物言いをする人間というのは、珍しい。

    「……ぷふっ」

その後姿を――『間抜けな失敗』も含めて見送った後、
アウレアはおかしそうな笑みを浮かべて踵を返す。

        「……まだだ。まだ『足りない』」

その表情からは既に、笑みは消え失せていた。

972百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/23(月) 23:01:17

  パキカシュッ  もっちゃもっちゃもっちゃ

「うまー」

チョコを貪りつつ歩く女子中学生@褐色系。

973貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/23(月) 23:54:08
>>972
「ダイナーぁ」 「出張ダイナーでぇーす」

というわけで、(ロール的には)久々に屋台を引いてるわよ。

「食後のスイーツから小腹を埋めるハンバーガーまでありますよー」
「ファストフード店で出て来る、どこ産のものかも分からない、
 誰が何入れてるかも分からない安物じゃない、正真正銘の『おいしい』ハンバーガーですよー」

昨今の事情を鑑みた宣伝も怠らないわよ。
でも、みんな意外と『本物の』ハンバーガーの味って知らないのよね。

974百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/24(火) 00:01:39
>>973(貝橋)

「のうーん」

   ヒクヒク

匂いを嗅ぎつけて近寄っていく。

「バーガーの屋台す? パステウはねえす?
 とりあえず野菜増し増しのがいいす」

ちなみに袖口や襟が擦れてテカテカのコートを着ている。
首には使い古して痩せてしまったロングマフラーだ。
やたらごつくて古い瓶底眼鏡を掛けている。

975貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/24(火) 00:10:53
>>974
「ぱすてう???」

何? ぱすてうって……あたしそんなの知らないわよ……。
っていうかハンバーガーだって別に詳しいわけじゃないしさァー……。
メニューにあるヤツ頼めよ……ここにメニューあるし……。

           ゴソゴソ

              『(フミャアーオ……)』
              (詩織さま、『パステル』です。『パステル』。
               ブラジルの代表的な軽食です…………)

と、そこで『バベット』のヘルプを聞くわ。
実はこの屋台、内側にはなァーんにもなくて、『バベット』がいるだけになってるのよね。

    あ
    た―┐
    し.バ|
    |ベ|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
簡単に図にするとこんな感じ。
ちなみに中は小さいながらも寛ぎやすい空間になってるわよ。

    「(で、出せんの……その『パステル』っていうの)」

                     『(ニャンニャン)』
                     (出せますよ。『軽食』ですので)

屈んで『バベット』との会話を済ませると、顔を出す。
あ、ちなみにあたしと『バベット』は口に出して会話する必要ないんだけど、
なんか最近は口に出して会話することが増えたのよね。部屋にいる時とか普通に話すし。

     「え、えーと、出せるっぽいですねー」
     「お代はハンバーガーと同じで構いませんよ」

976百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/24(火) 00:18:25
>>975(貝橋)
 really
「マジでー? それならバウルーがいいす。
 あ、ショコラッテとバナナもあるといいすなー」

『パステル』とは『ブラジル』の屋台の軽食!
でっかい餃子みたいに皮で具を包んである!
バウルーとはそれの『ハムとチーズ、トマト詰』だ!

「スゲエす。ニッポンの屋台は何でもあるす。
 コンビニでも何でもあるのと同じなんすな」

       ウキウキ

屋台に身を乗り出して、期待の眼差しだ。

977貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/24(火) 00:51:20
>>976
「ば、ばうるー?」 「しょこらって?」

        『(マア〜オ、フミャウン)』
        (ハムとチーズ、トマトが詰められたものですよ)
        『(ミャーア)』
        (ショコラッテはチョコレートベースのドリンク)

   「(そ、そんなもんハムチーズトマト詰めで良いじゃない……。
     何でいちいち専門用語っぽくすんのよ? カッコつけたい年頃か?)」

     『(フギャア……)』
     (いえ、母国語だからだと思いますが……)

       「お、おほほ」

       「ウチが、このダイナー『Straits』が特別なんですのよ」
       「本店はメインストリートのあのへんの向こう側にあるので是非」

宣伝しつつ、『バベット』が『ばうるー』を取り出すのを見て、

 「はい、こちらバウルーになります。
  あとは……えっと、ショコラッテとバナナでしたっけ?」

は、発現時間の五秒があるから、若干時間かかるわね……。

978百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/24(火) 00:59:22
>>977
「あよーん。そんな店があるす?
 それなら今度行くす。いいこと聞いたァー」

『バウルー』を受け取った。ホカホカだ。
齧れば――

           ザクッ

「揚げたてェー。マジすごいす。 れーとー
 揚げもののフライヤーねえす。 冷 凍 じゃ、この歯触り無理だしィ」

「あ、タピオカドリンク頼むす。もちろんあるすな?」

         キラキラ

眼鏡の向こうの眼が期待で輝くぞ。

979貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/24(火) 01:13:15
>>978
「え、ええ。あるわよもちろん……」

ないって言いづらいわね……まあタピオカなら普通に分かるから良いけど。
っていうかこの子、メニュー見ろよ。タピオカジュースなんてねェーから。

   ゴトゴト

『バベット』が出したドリンクを受け取ってそのまま出すわ。

「五〇〇円になります」
「これだけの本格仕様でワンコイン! 素晴らしいでしょう?」

980百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/24(火) 01:39:07
>>979(貝橋)
「スゲエす! サイコーす!
    おとーと
 今度  弟  パシらせて買占めさせるす!」


     ジュルジュルジュバー

音を立てて啜る。欧米圏寄りのはずだが、マナーがなってない。
(※欧米では音立てて食べるのはよくないことなのだ。)

「500円ぐれェなら安いモンす。
 あ、ショコラッテ早くしてー」

           ゴソゴソ

おもむろに……リボンが銃身に飾られた拳銃を取り出した。
コートのポケットに突っ込んでいたようだが――


            チカチカ

『赤銅の銃身』に『白鑞の用心鉄』、『象牙のグリップ』には『真珠の飾り』。
…………なんとも、実用的とは言い難い、悪趣味なリボルバーだ。
(※白鑞はしろめ、平たく言うとスズの合金だ! 食器とかで使うぞ!)

                    「えっへっへっへ」

                 「食べさせてやるす。融けたのもだいじょぶかー?」

銃に話しかけている……かなりキモかった。

981貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/24(火) 01:53:45
>>980
「買占めは許しませんよーおほほ」

音たてて飲むんじゃないわよ……マナーがなってないわね。
江戸っ子の食べ方とか、あたし下品としか思えないのよ。
音を立ててすするのが粋なんだよってあんたらバカなの? って思うわ。

    「…………」

け、拳銃……。
玩具……かしら? 子供向けの。
なんか意外とカラフルだし……。

              『(ミャウ、ナーオ)』
              (あれは……白鑞ですね。スズの合金です)

『バベット』が顔を出して言うわ。

     「(鈴ゥ……?)」
                  『(ナン。マアオ、ニャア〜オ)』
                  (そっちではなく。『スズ』です。食器に使われたりする)

   「へえ〜……」

『バベット』のウンチクに感心しつつ(コイツの知識ってどんだけ幅広いの?)、
『拳銃の玩具』をまじまじと見るわ。

982百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/24(火) 21:15:59
>>981(貝橋)
        きょー
「ぬへへぇー。今 日の気分はどうす?」

       チキチン

           ジャリリリリ・・・・・・

『拳銃』の撃鉄を起こし、弾倉を回転させている。
ひどくて慣れた手つきだ。そこで貝橋の視線に気づく。
                   espirto
「ショコラッテ頼むす! 『守護霊』にメシ食わせなきゃ。
 チョコしか食わねえす。スッゲ偏食だと思わね?」

    キーリキリキリ
               ジャッ

用心鉄に掛けた指を軸に銃を回すと、銃身を掴んだ。
銃把を貝橋へと向けてみせ、ニヤリと笑う。
  espirito
「『守護霊』もハラ減るらしいす。多分」

983貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/24(火) 23:11:16
>>982
「き、気分……? い、良いですよ、そりゃあ」

お客さんの手前だから笑顔を維持して言うわ。
うーんこの客、最初の感じからうすうす分かってたけど、
やっぱダメなタイプの人だわ……。まあ外国人のお客って
何かとキャラが濃い人多いし気にしたら負けよね……。
なんかキャサリンみたいな名前の顔してるし(失礼)。

……えすぴりと?

              《ミャウミャウ、ナオウ……》
              (エスピリトはブラジル語です。この方はブラジルの
               出身なのでしょう。そして意味は英語で『スピリット』。
               ですが、この場合は……)

『バベット』? 何でいきなりテレパシーに切り替えて……、
しかもなんか警戒してるし。ただ玩具を見せびらかしてる子供に見えるんだけど、
…………『バベット』が警戒してるってことは、何かあるのかしら?

と考え、ショコラッテを出しつつ警戒するわ。

984百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/24(火) 23:25:40
>>983(貝橋)
         nah
「あよん? うんにゃ、おねーさんじゃないす。
  dude
 コイツ、『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』す」

『拳銃』を掲げて見せた。
それから『ショコラッテ』を受け取る。

「『スタンド』とも言うす。
 『ヒトのカタチ』してるのがフツーかなァ?
 コイツはヒトじゃねえけど、チョコは食うの」

 ザクリ  バリバリ

齧って穴を開けると、片手で補弾孔の蓋をずらす。

  チカン
        ツイ  ジュルルル――ッ

そして、露出したチョコを補弾孔に触れさせると――吸い上げていく。
『チョコを食う』、とはこういうことなのだろうか? 勘違いしているのかもしれない。

985貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/24(火) 23:31:52
>>984
         《ニャン……》
         (この場合は……)

  《フミャア》
  (『スタンド』)

         「な……」

     「何ィィ――ッ!?」

  ザ ザアッ!

目の前でいきなりスタンドを見せられて、しかもそいつが
弾丸(みたいなモン)を装填してる様を前にして驚かねースタンド使いがいたら、
そいつはよっぽどの自信家か、あるいはアホかのどっちかよ。
そしてあたしはそのどっちでもないただのスタンド使い。当然、飛び退くわ。

 「あんた……新手のスタンド使いかッ!」

構えながら言うわ。

986百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/24(火) 23:53:08
>>985(貝橋)
「あややーん? 何言うす?」

『瓶底眼鏡の褐色女子』はよく解らないとばかりに首を傾けた。
その間も『パステル』のチョコが吸い上げられていく。

            ズジュー

「よく食べたすな〜。でもあとで撃つから意味ね?」

「……そーいや、スタンド使いとも言うすな。
 なんか問題あるす? よくわかんねェー」

        シャリリッ  トスッ

用心鉄に指を引っ掛けると、そのまま回転。
今度はポケットに落とした。撃つ気はないようだ。

「…………うーん? 遊ぶんすか?」

           アチョーン

両手を高々と上げて、片足も上げた。
荒ぶるなんとかのポーズ! っぽい。

987貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/24(火) 23:57:03
>>986
「アンタ……それが『スタンド能力』ってことね」
「チョコを『撃ち出す』能力……?」

いや、『それだけ』とは思えないわ。
経験上、スタンド能力ってのはそんなに甘い能力じゃない。
もっとチョコならではの……『チョコでコーティングする』とか……
いやもっと、あるいは『撃った相手をチョコにする』くらいの。

   「そのスタンドで、一体何をするつもり?」

     「『遊ぶ』ってのは……」

戦いを『遊び』と表現するような、
戦闘に特化した脳ミソ筋肉民族には、
あたしは何人か心当たりあるけど……こいつも……?

988百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/25(水) 00:30:57
>>987(貝橋)
            ダマ
「そす。『チョコ 弾 』撃てる銃す」

「ナニするッてェ――ッ。
 こーいう感じす。見ててー」

       グイ

褐色女子は銃を再度掴み出した。
銃把をしっかり握り、自分の顔に突き付けると。

       ガボオ

口の中に突っ込んで――

        ガン! ガンッ!

二連射! 自分に目がけてぶっぱなした!

989貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/25(水) 00:51:19
>>988
「な」 「にィィィィ――――ッ!!」

  「馬鹿なッ!」 「自分に『スタンド能力をッ――!」

あ……あたしとは別に『バベット』が『お茶』を飲んで、
『集中向上』と『敏捷向上』の効能を得ていたから、
この距離ならこっちに銃口を向けてきた時点で『銃口を躱しつつ』接近することで
銃撃を完封できる……手筈だったんだけど、まさか自分に撃つなんて!

まさかコイツ――――

    「あたしの『バベット』と同じタイプの能力ッ!」

990百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/25(水) 00:57:41
>>989(貝橋)

      ズル リ

口から銃身を引き抜く。

「あッつゥゥーッ、でもこれでいいす」

       ズギュン
          ズギュン

目の前の女子中学生の肌が――肌理が細やかに!


      パァン  ピカ カー

褐色の肌色がより鮮やかに。健康的な色に変わった!
それから鞄から台本を取り出している。

「『美肌効果』と『記憶力強化』を撃ったす。
 これで今日の練習でもセリフとちらねーし……」

    「あにょ? 『同じタイプ能力』ゥゥ?」

   「ナニ言ってるす? よくわかんね」

991貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/25(水) 01:07:08
>>990
「……こういうことよ」

   シュタタッ

         『ナァ〜〜オ』

           ペコォ

あたしの身体を足場に、屋台の上に飛び乗った『バベット』がお辞儀する。
『バベッツ・ギャスタブッド』……あたしのスタンド能力。
そして――

     ど じゃああ ん

『お茶』を一杯発現する。

  「『お茶会の準備』をする――能力」
  「さっき出した軽食は、その応用よ」

      「『同じタイプ』っていうのは――」

     クイッ

  ゴ ゴ ゴ

           ズギュッ  ズギュ!

       パ ァア ア

そして一飲みした直後、あたしの肌も同じように
『きめ細やか』になる……『超一流』の効能でね。

  「こういうこと」 「『超一流』の効能よ」

    「スタンド能力レベルにね……」

992百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/25(水) 01:30:07
>>991(貝橋)

「おぉおぉぉぉぉおぉお〜〜(↑)」

『バベット』を見! 感心した!

「おぉぉぉぉおおおおおぉぉおぉ〜……?(↓)」

が、その後がダメだ。全然わかってねえぞコイツ!

「よくわかんね。ナニ言ったす?
 ちょっと考えさせてほしいー」

       チッ   チッ チッ  チッ


(考えてます)


「…………あ、『バレット』と触るす?
 考えてる間弄ってていいす」

        ポーイ

無造作に銃を投げた。


        チッチッチッチッチ

(まだ考えてます)
(アホの子なんです)

993貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/25(水) 05:13:21
>>992
「あ、うん」  パシッ

代わりに『バベット』がキャッチするわ。
……なんか考え込んじゃったわね。
考えてる間、あたしヒマね。

     チャキッ

『バベット』が興味を示してるわね……。……あたしに撃ってみたら?
いや、別にダメージないって分かってるんだし。
それに、ちょっとやってみたいことがあるのよね。だからほら。

       『……ニャア』
       (やれやれ)   チャカ

『バベット』が拳銃を向ける。でも、それは人間の素早さよ。
さっき得た『敏捷』の効能(集中は美肌がとってかわった)なら、

    サッ
            ガン!
        スッ
           ガン!

こーやって回避することが――、

          ガン!
               ピシャッ
       「あづっ」

しまった、三弾目にして被弾しちゃった。
『集中』の効能がないから、一発二発くらいは運よく躱せても
それ以降は『目』が追いついてくれないわ……。

994百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/25(水) 22:50:27
>>993(貝橋)

      パウン!

思わず掠めて着弾――弾が破裂したようだ。
濃いチョコレートの匂いも漂うが……何か、何か……

          グ   グググ

そう……『違和感』が……

              ググ――ン

          パチィン!

               「あだッ! なにするす!
                ボタンがこっちに飛んできたす!」

『きな粉クリーム入りチョコ弾』を当てたようだな。
その効能は――『女性ホルモン活性化』による『女体化』!
女性に当たればより女性らしくこう『ふわ〜お(例のSE))みたいな感じに!


       ド  ドォ   ン

貝橋 ⇒ ボンキュボーン。撮影班が待たれる。

995八夜 菖蒲『ザ・ファントム』@撮影犯:2015/02/26(木) 18:57:23
>>993-994


    「はぁ〜〜〜〜、退屈、退屈、退屈……
     なにか面白い事件でも転がってないかしら」


   「ん? アレは……」


    物騒なことを呟きながら『報道部』登場(唐突)。
    取材のネタ探しなので、デジカメ片手にうろついてます(ご都合主義)。

    そして偶然、あすこにいるのは見知った顔。
    前回は碌にお話も出来ず別れてしまいましたからね、挨拶に伺わねば。


    「や、どうも、貝橋さん… でしたっけ? 覚えてます?
      ホラ以前、地下のダンジョンにメイドさんを探しに……」


>          グ   グググ


        「えっ」


>              ググ――ン

>          パチィン!



     こ、これは…!

     い、いや… 同じ『女』として…
     そういう『悩み』は分かりますが…… そんな…
     『スタンド能力』を使ってまで… 貝橋さん…


  「…………、……」

               カチッ      ピピ!
                             ウィーム…


     パシャ!  パシャ、パシャ!


  「……、…………」


      ススッ
                   ススススス・・・


    「……」    「ご、ごゆっくり…」      ガチャ バタム!

996貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/26(木) 21:40:52
>>994
「う、」 「うおおおお!?」

 「こ、これはヤベー……」 「人類の夜明けだわ……」

   「(あたしも同じことできるけど)
    なかなかに完成された能力……」

おっぱいが増量されたのを見て、思わず驚愕するわ。
衝撃でブラが弾けた……この威力。

      「弾けたボタンが攻撃力すら帯びるとは!」

  『…………』

      『……ナア〜オ』
      (はい、もう終わりです)  グイッ
                    ホルモン
あ……ああッ!? 『バベット』が『生理調整』の効能を持つ『タンポポ茶』を飲んでる!?
倍増した女性ホルモンが調整効果によって上書きされて元に戻る……って考えね!
自分の能力も似てるから効果を見て大体どんな理屈でやってるかすぐ察して、
的確にそれを潰す効能を選んできたってこと……!? 良いじゃないちょっとくらい!

          シュシュシュン・・・

   「戻っちゃった……」

       『フニャンニャン』
       (天下の往来でみっともないですよ)

     「う〜……」

それはそうだけどさァ〜……。

      『ミャ〜ン、ゴロロ』
      (あと、見てはいけない物を見た方が
       いらっしゃるようなので、後で始末せねば……)

な、なんか物騒なこと言ってる!?

997百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/26(木) 23:40:49
>>995(八夜)
アリガトウ撮影班!
あとで演劇部の『シェイクスピアのマクベス 〜どきどき☆女子高編〜』の取材もお願いします。
女子高を舞台にシナリオを書き換えました。愛憎ドロドロ百合ものです。

>>996(貝橋)
「にょわわー。すげえすッ!
 元に戻せるすな!」

         ガバァッ

超食いつかれた……!


「なるほど、解った気がするす。
 つまりおねーさんの『守護霊』と『バレット』は……」
 irmao
「『兄弟』みたいなもんなんすな!
 カタチは違うけど、多分親戚か何かなんす!」

――――やはり、スタンドに対する理解が根本的に足りてないらしい。
説明するなら話が長くなりそうなので、いっそ店に戻ったらどうかな?
(※スレの残り容量に対する心配ととあっちに出張ってることを誤魔化したいステマ)

998貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』@ダイナー店員:2015/02/26(木) 23:49:09
>>997
「いや、ちょっと違うけど……」

そもそも、形が違う時点で同じタイプとは言い難いっていうか……。
『バベット』って、出来ることが多いからか『同じタイプのスタンド』と
会うことが意外とあるのよね……こないだあった人(三ツ矢)もそうだし。

   『ニャウニャウ』
   (話すと長くなりますし、
    お店に移動したらどうでしょう?)

         「……それもそうね」

  「本店、今から戻るから、ちょっと来なさい」
  「そこで詳しいことを話してあげるから」

そう言って、屋台を引き始めるわ。

999百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/02/26(木) 23:59:03
>>998(貝橋)
「うぇーい。どこまでもついてくす」

「あ、遅くなるなら言ってェー。
おとーと
  弟  に迎えに来させるす」

後ろから屋台を押しつつついていくのだ……
というワケでスレ移動!

【個】ダイナー『Straits』その2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1367417060/

1000ようこそ、名無しの世界へ…:2015/02/27(金) 00:02:40
そして新スレである

【場】メインストリート その4
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1424962526/




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