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【個】『御蔵神社』弐【場】

554小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/01/16(金) 08:06:39
>>551

「うむ、そうさせてもらおう。いざという時はよろしくお願いさせていただく。」

(か、カメラ? なんだろう。記念撮影とかするのかなぁ。)

……コートを畳み、置く。
その上に帽子も置く。長手袋も。

「……うう。」

外で探偵衣装を脱ぐのは、なんとなく頼りなく感じた。




・・・・そして。

(ううむ、よくないなぁ、よくないぞ……さっそくいざという時が来てしまった。)

今、小角は困っている。
『そして』などと言ったがさっきから一分も経ってない。

小角の横には着ていた服が置いてあり、前には今から着る衣装がある。

「うう、なんとも情けない姿だ。」

小角自身は、元から着ていたらしき肌着とスパッツだけという、初期アバターめいた格好だ。

「え、縁日さぁーん……」

おそらく待機してるのであろう『縁日』に呼びかける。

555牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/01/16(金) 23:16:44
>>551
>神社、アウレア

「はいよッ、お任せあれ! ……と、言いたいところだが」
「ドラム缶は、アウレアちゃんのパワフルなスタンドの方が向いてそうだね?」

 さりげに仕事を割り振る。
 適材適所さ。サボりじゃあないよ。ほ、ホントだよ!

 アウレアちゃんがドラム缶を運んでくれるなら、新聞紙の束を担当したい。

「ふーむ。要は、暖を取れればいいのかい?
 他に火種になるようなモンを探したりとか…」

556アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/16(金) 23:29:50
>>551
「なんか便利遣いされてる気がしないでもねェが……」

ぶつくさ言いつつ、別に苦労でもないので『ラヴ・ランゲージ』を使い、ドラム缶を抱える。
……ホントは転がすつもりだったのだが、『ラヴ・ランゲージ』は
不器用なので狙った方向に転がせなさそうな疑惑があるのだった。
それにいくら大きいといっても、『ラヴ・ランゲージ』の握力で持ち運べないわけでもないだろうし。

「たき火ねえ……」

枯れ枝とかでなく新聞紙とかしか使わないあたり、焼き芋でも作るのか? と一瞬思った。
流石に季節じゃないし、何より口に出すと食い気ばかりだと思われそうだったので言わなかったが……。

557『年越しの祓』:2015/01/19(月) 01:09:22
>>552(ココロ)
「持って帰ってもええし、そこの榊に結び付けてってもええよ」

直脇に植えられた、榊の木を指す『メガネ』。
観れば確かに、幾つものおみくじが結び付けられていた。

「……それはそれとして、御守り要らへん?
今なら300円でお安ゥなってますけど…………?」

『メガネ』の目がすーっと細くなり、値踏みするような視線をココロに向けてくる。

「いや別におみくじの結果がどーだこーだ言うワケやないんやけどね、まァついでに…ね?」

>>554(小角)
スササッ

小角が声を掛けるや否や、襖が開いて、デジカメを手にした総白髪の女性………『縁日』が入ってくる。
皆まで言うな、とばかりに何度も頷き、白衣を手に取り、小角に着せていく。

>>555-556(牡丹、アウレア)
「済みませんっ、今の私はその……諸事情で何にも『触れない』ものですから。
どうか力を貸してください、お願いしますっ」

アウレアの言葉に、申し訳無さそうに、頭をかきながらおねがいする『ボブカット』。
ドラム缶を『ラヴ・ランゲージ』が担ぎ上げ、牡丹が新聞紙の束を手に提げる。

後はバケツだ。水道もバケツも、すぐ傍にある。

「火種は直に雪組さんが持ってくるとして、後はさっきの騒ぎで折れた木の枝を。
片付けついでに使っちゃおうかな、と」

>>552(ココロ)
探し出し、歩き出すココロ。
……1分も経たないうちに、先ほどの三人が社務所の裏で何かしているのが見えた。
      スタンド
『人型の守護霊』がドラム缶を担ぎ、長身の女性が、新聞紙の束を提げているようだ。

558アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/19(月) 01:41:52
>>557
「へぇ? また面白そうな事情だな」

申し訳なさそうな様子よりも『触れない』という事情に興味を示した。
『そういうスタンド能力』というところだろうか。やはり巫女だけあって特殊な能力揃いだ。

「そういうことなら枝くらい持ってくよ。このままでもヒマだしね」

ドラム缶を所定の位置に置いたら、そう言う。
ついでに、あたりを見渡して火種を持ってくるという『雪組』を探してみよう。

559ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/01/19(月) 08:09:32
>>557(GM)

「アッ」

(あそこですね。)

小走りで駆け寄る。

「あの」
「私に……手伝えることなどは?」

(人手は足りてそうですが……)

ドラム缶、新聞に目線。

「燃料集めとか」

燃料が足りないように見えたらしい。

「火も用意出来ますが……」

近くには水がある。
『イースト・ミーツ・ウェスト』の火は水で消せないが、ゼンチの意思で解除出来る。

560小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/01/19(月) 08:24:36
>>557

「わっ」

(は、はやいぞ。待ち構えていたのかな……?)

ちょっと思ったより早かったので驚いたが……

「う、うむ……」

何度も頷く縁日。

(や、やはり、不思議なひとだなぁ……)

その勢いに元から丸い目をよけい丸くしつつ、大人しく着せられる。

561ココロ『RLP』:2015/01/19(月) 08:40:33
>>557

「じゃ、じゃあ記念に……持って帰ろうかしら。」

お守りをポケットに入れた。
何か理由があるとかではない。

(それじゃ、そろそろ帰……)

「え」
「お、お守り……」

(べ、別にいらない……けど、こ、この感じ、買った方がいいのかしら……?)
(と……というか、300円って安いの……? や、安いんだとは、思うけど……で、でも……)

財布にはまだ余裕がある。

(ど、どうしましょう。運勢、中吉だし……で、でも……)

「…………」

目が合う。
すぐにココロから逸らす。

(……さ、300円くらい、新年早々ケチって、それで後でなんか嫌なことあったら、後悔するわ……)

(……で、でもお守り買ったのに嫌なことあったらもっと後悔するんじゃあ……?)
(い、いきなりしっかりしてないじゃないの私ったら……さっきの決意へなに!? ほんと駄目ね……)

(…………か、買いましょう。)
「か、買いましょう。」

思考がそのまま声に出た形だ。
財布から小銭を出す。

(巫女さんがわざわざ……い、いいえ、これは多分商売魂だけど……)

(と、とにかく、勧めてくれてるんだし、新年早々ケチるのも、なんだか今年自体なケチがつきそうだし……)
(買わない理由がケチ以外に無いものね、ええ、ええ。そうよ。)

お守りを受け取るだろう……

562牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/01/19(月) 22:35:05
>>557

「アタシに関しちゃあお気づかいなく。
 ちょっとした恩帰しのつもりですから。
 それに力仕事は、若い方がやってくれてるしね」

 新聞をドラム缶に突っ込んで、バケツの水を汲みに行く。
 あとは火が点けやすくなるように、余裕があれば新聞にワックスでも染み込ませとこうかね。

「そういや、その『雪組』とかって何です? タカ○ヅカ?」

 神社のことはそんなに詳しくないので聞いてみる。

563『年越しの祓』:2015/01/20(火) 02:11:30
>>558(アウレア)
「あっちこっちにリソース裂いてるものですから。
おかげで出来ることが少なくって………」

ドラム缶を、先ほどの流星群でなぎ倒された荒地へと運んでいく。
折れた木はそこかしこにある…燃料には困らないだろう。

>>559>>562(ゼンチ、牡丹)
「そうですね、それじゃバケツをもう一つ、お願いできますかっ?」

牡丹とゼンチに、消火用の水を用意してもらうと、雑木林へと戻る一行。
………『ツーサイドアップ』の舞はますますダイナミックになっている。社交ダンスやワルツのような優美さとは真逆の、タヒチだとかバリだとか、
あるいはアフリカとかに残っている、荒削りで原始的なダンスを思わせる動きだ。
合わせて、周囲の『煌き』も強くなっている…。

   キラッ
                                  キラッ
               キラッ

ホ ェ ェ ェ ・ ・ ・

『像』もくつろぎきった様子で伏せ、仔鹿とじゃれあっているようだ。
牡丹の問いに、『ボブカット』は首を横に振る。

「名前ですよ名前。さっきそこに居た黒髪姫カットの人が『雪組』さん、金髪ギャルな人が『花組』さん。
後今社務所でおみくじや御守りを売ってる、もしゃもしゃメガネの人が、『月組』さんですっ。

……『雪組』さんと『花組』さんは、パーティで見かけませんでしたかっ?」

>>560(小角)
「人を可愛らしく着飾らせた後、写真撮るのが『縁日』さんの趣味なんですよ………。
ですから済みませんけれど、後で写真を撮らせてあげて下さい」

『姫カット』がやや呆れた、或いは何かを諦めた様子で、襖の向うから解説する。
そうこうしている間に、髪を軽く櫛で整えられ、簪を挿された。

「……………」

着付けた小角を見て、しばらく考え込む『縁日』。ややあって桐箱を開けると青い水晶の勾玉でできた首飾りを、小角の首にかけた。

「……………」

……どうやら納得がいったようだ。何度も頷くと、姿見を小角の前に押しやった。

>>561(ココロ)
「おーきにィ。ほなおみじくと同じ用に、代金はその箱に入れてんか。で……」

おみくじ置き場の隣に、着物の端切れと思しき布で作られた、消しゴムくらいの大きさの、小さな巾着袋がずらっと並んだ籠がある。

「お一つどうぞ。
うちの『座長』の手作りやで、中身は…………観たらあかんよ?」

564アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/20(火) 23:20:42
>>563
「大変そうだね……誰か雇えばいいのに」

神社でも巫女さんはバイトを雇うと聞いたことがある。
まあ本職の巫女さんがいるなら雇う必要もないが、
手いっぱいになるまで一人で頑張るくらいならバイトの一人でも雇った方がラクになるのでは?
……と、アウレアは思ってしまう。

折れた木は『ラヴ・ランゲージ』が拾い、大きすぎるようなら適度にへし折ってドラム缶の近くに転がす。

565ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/01/20(火) 23:30:54
>>563

「バケツですね。」
「このゼンチにお任せください。」

バケツで水を汲んできた。
そして。                           
ホ ェ ェ ェ ・ ・ ・

「おお……」

「これは」
「何か……神秘的な。」

その光景を目に収めておく。
サングラス越しにはなるが。

566ココロ『RLP』:2015/01/20(火) 23:54:57
>>563

「え、ええ……」

(そうよ、ケチケチするほどの値段でもないわ、これくらい。)
(一年間の開運を考えれば……)

      ちゃり

小銭を入れた。
そして、籠に視線を向ける……

「沢山あるのね……」

(リサイクル……? って言うのかしらこういう場合……な、なんでもいいわよね、ええ。)

(……全部同じ効能、なのかしらこれって。それとも……で、でもそれなら言うわよね、先に。そうよね、ええ……)

(……中身、なんなのかしら? まさか爪とか……? か、髪の毛、とかありえるわ……それとも、もっと巫女的な物が……!?)
(あ、開けないわ、開けないけど……き……気には、なるわ。)

「……ま、ま、迷っちゃうわね……どれにしようかしら?」

籠の中からいくつか掬っては見て、戻してを繰り返す。

(……色は緑っぽいのがいいわね……どうせ買うのなら……な、中身……いいえ、中身なんて関係ないのよ、ないの。)

567牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/01/21(水) 01:21:28
>>563

>ホ ェ ェ ェ ・ ・ ・

「なんだい、ああしてると愛嬌あるじゃあないか」

(しかし、……やっぱりタカラ○カなんじゃあ…?)
「っと、申し訳ない。商売柄、人の顔は覚えてる方なんだが……」

 つまり、相当消し去りたい記憶ってことだ。
 男の人に跨ったり、服が食われたり……うーんむむむ。


「……ホント、すごい踊りだね。舞ってのはどこもあーゆーのなのかい?
 見たことあるようで、どれとも違う動きだ。……そんで、キレーな……、……」

 バケツを持って、もう一往復しつつ、踊りも見物。

568小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/01/21(水) 21:53:16
>>563

「な、なるほど……うむ。」

「ちょっとびっくりしたが……べつに写真くらい、かまわないよ。」

満更でもない顔だ。

(巫女の格好をすることなんて、なかなかないことだしなぁ……)

経験として珍しいし、可愛く着飾ったのなら写真くらい撮りたい。

小角と縁日の利害が一致した形……だろうか?
大人しく着せ替えられる。

「……に、似合う……かなあ。ふふん……」

首飾りをかけられ、姿見の前へ。
自分では、わからない。

「……」

      くるっ

その場で回ってみせる。
なんとなく、納得出来る感じだ。

569『年越しの祓』:2015/01/24(土) 22:58:11
>>564(アウレア)
「自分たちで出来ることは、出来る限り自分たちでやりたいものですから。
ああ、でも。こっちじゃなく、別件で募集するって言ってましたっけ」

ぽん、と手を叩く『ボブカット』。
                           スタンド
「『座長』は探してるんですよ。腕の立つ、強い『守護霊』に護られた『使い手』を。
何でも近いうちに、何か大きな揉め事に巻き込まれそうだから…ここぞというタイミングで召集できる『攻め手』が欲しい、って」

>>565(ゼンチ)
「あっちはもう大丈夫そうですね。
後は『座長』が休憩する時、私たちが代打で入れ替わるくらいです。
あ、そのバケツは適当にその辺に置いておいて下さい」

>>566(ココロ)
巾着に触れた感じでは、中身は薄い板状のもののようだが…。

「まあネタバレすると、ご神木の欠片なんやけど。
木片の一枚一枚に、ウチの『座長』が『皆が今年も幸せに暮らせますように』ゆうて祈りをこめて何か書いたみたいやね」

迷うココロを咎めも急かしもせず、『メガネ』は他所を向きながら説明する。

>>567(牡丹)
「あはは、随分混沌としてたみたいですし、無理もないですよっ」

屈託無く笑うと、牡丹の言葉に頷く。

「そうですね、小学一年生の頃に家を継ぐと決めてから、祭礼や神楽を勉強してきてますから、努力値はそりゃあると思いますよ。
ただまあ、今のアレは、『座長』だけの力じゃないですね。

…見えます?暗いですし、木が繁ってますし、余程強く意識して無いと、『煌き』に目を奪われてそこまで目が届かないんですけど…」

『ボブカット』が『ツーサイドアップ』の背後のあたりを指し示す、そこには…。

    ムル       ムル

言葉ではその姿を説明しがたい、蠢く混沌が居た。

「あそこに居る『神様』、『座長』の纏うあの『煌き』はその『神様』の『加護』なんですよ。
………………『神様』の復権を手伝う代わりに『加護』を借り受けれるように取り計らえる。それが『座長』の能力です」

        /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''

>>568(小角)
フンス フンス

「…………」

ジーッカシャッジーッカシャッジーッカシャッ

一回転する小角の姿に、興奮気味の面持ちで、『縁日』が素早くデジカメのシャッターを何度も切る。

「……あの、もう良いでしょうか?」

襖の向うから、やや遠慮がちに『姫カット』が声を掛けてくる。

570ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/01/24(土) 23:14:09
>>569

「……の、ようですね。」
「よいしょ」

バケツを手頃な所に置く。

「しかし」

「『座長』というと。」
「まるで『劇団』ですね。」

特に意味のない……雑談だ。
視線は舞いの方に。

「巫女一般の文化なのですか? そういうのは。」

耳慣れない言葉ゆえか、多少好奇心が湧いたらしい。

571アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/24(土) 23:20:06
>>569
「ああ……そういえばそんな話があったっけ」

前に社交会に行った時に聞いた覚えがある。
アウレアは、自分の敵で手いっぱいだからできないが……。

ガラゴロと、木材を転がしつつ頷く。

「確か……あの時は『現状の戦力で手は打ててる』って言っていたが……
 『新たな問題』か? 何かあるなら教えてほしいモンだけどね」

アウレアは『胡蝶』の事件を知らないから、
『この街にある危険』=『ヨハネスブルグ』と思っている。
つまり、『座長』――縁組の言う『何か大きな揉め事』が
『ヨハネスブルグ』の新たなたくらみだと思っているのだ。

572ココロ『RLP』:2015/01/24(土) 23:54:32
>>369

「そ、そうなの……なんだか、神聖な感じだわ……うふふ。」

        スリスリ…

今手に取っている巾着を撫でる。
……水色のやつだ。

(……や、やだわ。商品にあんまりベタベタするの、よくないわよ。)

(でも、これ……もしかして、縁ってやつじゃないかしら? き、気のせい……?)
(け、けど、よ。)

(……けど。どうせ、選ぶ基準なんかないんだし……色、とかは、別にいいわよね、この際……)

あまり長々迷っているのも、よくない気がしたのだ。

「……」

「じゃ、じゃあ、これ。これ……いただける、かしら?」

財布を開きつつ、その巾着を差し出す。

573小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/01/25(日) 00:01:29
>>569

ジーッカシャッジーッカシャッジーッカシャッ

「……ふふん。」

      フフン!

こうなると、気分はモデルだ。
自尊心をくすぐられ、表情は笑顔が強くなる。

            びっ!

妙な不要なポージングまでし始める始末だ。

……そして。

「……む、こんなものかな?」

声に気づき、平静を取り戻す。
笑みは口元に浮かんだままだ。

574牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/01/25(日) 00:08:07
>>569

「小学一年生から! そりゃあ、年季入ってるねぇ。
 若いからって見くびってたつもりはないけどサ、
 アタシはそんくらいの時、家を継ぐとか考えてなかったよ」

 こういうのは、ただ好きだからって出来るもんじゃあない。血統ともまた違う。
 環境とか、才能とか、運とか……。
 人がいわゆる『選ばれた』仕事に就けるのには、色んな要素が絡んでるもんだ。

 ま、あえて言うなら、この巫女さんは『向いていた』んだろうね。
 ちょっと感心したように巫女さんを見つめる。が、



     「……な、」   「なんだい、アレ……」


              /´〉,、     | ̄|rヘ
        l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
        二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
       /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
       '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                     `ー-、__,|     ''


    突如として現れた『蠢く混沌』!
    なんだろう…見ているだけで、精神や正気をゴリゴリ削られるような…
    あ、あれが『神様』だって!? どっちかっつーとさっきの『像』の方がそれっぽいだろーがコラァー!

    ……い、いや、相手を見かけで判断するのはよくない、よくないよ。
    聖書とかでも、神様の描写はすげーことになってるって聞くし。
    神様的には、あれがスタンダードなのかもしれない。
    人とか動物のような姿をしているってのは、アタシらの勝手なイメージに過ぎないんだ……


    だ、だが…… バケツも落とし、ただ複雑な気持ちで神様をボーっと見ている。


     「あー……その、『大変』だね。色々と……」

575『年越しの祓』:2015/01/25(日) 13:35:16
>>570(ゼンチ)
「あはは、なかなか、鋭い勘してますねっ。
まあ……私たちだけだと思いますよ、こんなのは」

…とは言え『歌舞伎』とて源流は、出雲大社の巫女の踊りだとされている。
そういう意味では、ある種源に立ち返っている、と言えるのかも知れない。

>>571(アウレア)
「ええ。何て言うか、『奇襲』や『闇討ち』───『イレギュラー』に対応するための『隠し玉』が欲しい、と。
…『奇襲』を仕掛けて来るということは、こちらの戦力をそこそこ把握してて、このタイミングなら戦力が分散してるだとか、邪魔が入らないだとか、
今なら怪我人が多くて戦力ダウンしてるだとかで、有利と踏んでるからするわけです。そうじゃないなら只の特攻ですからね。
               スタンド
でももしそこに、強力な『守護霊』の使い手が、計算外の一人がピンポイントで召喚できたなら、これは逆に…相手への『奇襲』になりませんか?」

ウインクしながら、指を一本立ててみせる。

「常に手伝ってくれる、居てくれる必要はありません。もしかしたら出番は無いかも知れません。
けれどもし、『ここぞと言う時』、召喚に応じて一働きしてくれたら……これだけ出す、と『座長』は言ってましたよ」

>>572(ココロ)
「せやから、もしええことあったらその御守りのご利益ゆうことして、悪いことあったらその御守りのお陰でこの程度で済んだ、ゆうことにしとき」

箱にお金を入れてもらうと、笑顔で一礼。

「おおきに。
ほなまた来年、その御守り持ってうちに来てや。お焚き上げするさかい」

>>573(小角)
ジーッカシャッジーッカシャッジーッカシャッジーッカシャッ

小角の緊張が解れ、ポーズをとり出すとさらにシャッターを切る『縁日』。
…ややあって、するすると襖が開き『姫カット』が顔を出す。

「済みません、つき合わせてしまって…ではこちらに来ていただけますか」

ため息混じりに歩き出す『姫カット』。

ジーッカシャッジーッカシャッ

…移動中も『縁日』はシャッターきりっぱなしだった。

>>574(牡丹)
「子供心に、お母様の舞う姿に憧れたんだそうです。
『実は結構ギリギリでやばかった』と言ってましたけどね。何しろ覚えることが多いものですから。
………もっとも今は色々あって学習速度が5倍くらいに加速したので、逆に余裕出てきちゃったみたいですが。

そう言えば『仮組』さんがサングラス持ってましたね。貸してあげるように言わないと…」

『ボブカット』は……『蠢く混沌』については全く気にしていないようだ。既に見慣れた光景なのだろう。

「ま、まあまあ、そんなどん引きしないであげてくださいよっ。
ああ見えてちょっとドジだったり、私たちのことを孫みたいに可愛がってくれたり、何より色々助けてくれるんですからっ。
こほん、ちょっと交代してきますねっ」

逆に牡丹にフォローを入れると、手を振って駆け出していく。
舞う二人と合流して、言葉を交わすと…今度は『サイドポニー』が抜け出してきた。

「あのこれ、よかったらどうぞっ。若干軽減されますからっ」

軽く息を切らせながら、サングラスを牡丹に差し出した。

576ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/01/25(日) 23:05:06
>>575

「なるほど。」
「そんなものですか。」

「ひとくちに巫女といっても、いろいろあるものですね。」

何度か頷く。

「……」

「何か、やりましょうか?」

手伝いが必要ならする。
ないなら、舞を鑑賞しておこう。

577アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/25(日) 23:08:03
>>575
アウレアは無言だったが……その表情は真面目だった。
バカにした様子は一切ない。素直に感心しているのだ。
奇襲を想定した、奇襲に対する奇襲――確かに有用だ。相手へのインパクトもある。

「…………一〇万?」

一本指を立てた『ボブカット』に、胡乱げな視線を向けて問いかける。
少々安すぎる気がしないでもないが、人手不足の神社ならそれくらいが限界かもしれない。
それに『ヨハネスブルグ』相手なら報酬がなくてもやり合うのがアウレアの『普通』だ。

そして、こうして問いかけているということ自体、
アウレアの本心を語っているともいえる。

578ココロ『RLP』:2015/01/25(日) 23:10:38
>>575

「……! そ、そうね…………そう考えたら、気が楽かもしれないわ。ありがとう……」

笑みを浮かべる。

(そうだわ……そう考えたら、お得感もあるわ。やっぱり専門家は言うこと違うわね……)

今までのお守りへの見方が変わったような、そんな気分のココロ。

「ええ、きっと来年も……ええ来るわ。きっと。」

「……」

……お守りを握りしめる。

「じゃあ、そろそろ……帰ろうかしらね、私は……」

(誰に報告してんのかしら……?)

「……その、ありがとう、いろいろ……いろいろ。」

と言って、小さく頭を下げる。
そしてその場から去るだろう。

(……そういえばあの騒動、全部片付いたのかしら……?)

……一応、帰る前に……少しだけ見ておこう。確認だ。確認。

579小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/01/25(日) 23:14:46
>>575

『姫カット』に着いて歩き出す。

「いや、いいのさ。手伝ってもらったのだし……」

ジーッカシャッジーッカシャッ

「……ふふん。」

……やはり、満更でもなさそうな表情であった。
さて、歩いてる内に、疑問が湧いて来た小角。

「……これから例の準備をするのかい? その、甘いものとかの。」

「それとも別のこと?」

つまり、今から自分が何をさせられるのか……だ。

580牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/01/25(日) 23:50:12
>>575

「そ、そっか……ずいぶんと親しみやすい神様なんだね」
「その……見かけによらず」

 でもガン見する。
 なんてーか、こう、深淵を覗き見てるような気分だ。

「ま、お祭り好きな神様なら、人間とも仲良くやってけるんだろうけど」

 アタシの知る限り、そういう逸話って多いからね。
 グラサンを受け取る。でもガン見はする。


「ウンウン、親の背中ってやつね。
 じゃあ、あそこでああやって踊れるのはまさしく本望なワケだ。
 白鳥は優雅に泳いでいるようで、実は懸命にバタ足してるって話を思い出すねェ」

「綺麗に見える仕事ほど、実は大変って話だけど。
 やってる本人は、案外その『バタ足』が楽しかったりするもんだよね」


 巫女さんの話に、勝手に何か共感するものを見つけちまったので、深く頷いて返すよ。
 しかし、色々と目に毒な神社だ。

581『年越しの祓』:2015/01/29(木) 02:10:30
>>576(ゼンチ)
「いえいえいえいえ、お客様にこれ以上何かさせたらバチが当たっちゃいますよ。
本当なら火の準備とかも私達がするべきなんですから………」

『サイドポニー』は大慌てで手を振った。

「………やっぱりアルバイト、雇ったほうがいいですかね…」

>>577(アウレア)
「いえ、『100万』です。無料で負傷の治療つきで。
……まあ、治療はうちの『座長』の『信者』になることが条件なので、オプションになりますけど」

……一桁多かった。

「呼び出される状況が状況ですから。危険も大きいですし。
せめてそれくらいは払わないと、割りに合わないじゃないですか。
……これでも安いとは思いますけど、まあ、大目に見て欲しいところですねっ」

>>578(ココロ)
「まいど、また何時でもお参りに来てや」

ひらひらと手を振る『メガネ』。
頭を下げつつ、『御守り』を手に雑木林を覗き込む、と………。

ホ エ ェ ェ ェ ・ ・ ・

くつろいだ様子の件の『像』と、それに寄り添う仔鹿。
そして桜色の『煌き』を残像のように残しながら舞う、『ツーサイドアップ』の『巫女装束の少女』。
騒ぎは無事に収まったようだ。

ようだ、が………今度はその『巫女装束の少女』の姿から、『目が離せない』…!!

>>579(小角)
「ええ、そうです。
今の私達は限界までリソースを複数に裂いているので、触ったり持ち上げたりが一切できないものですから。
まあ、くっきり見える幽霊みたいなものだと思って下さい」

ジーッカシャッジーッカシャッ

先頭に『姫カット』、その後ろに小角、最後に『縁日』の順番で廊下を歩き…。

「ここです」

障子戸を指し示すと、『縁日』がすかさず開ける。そこにあったのは年季の入った、まさに台所と言うのが相応しい『台所』だ。
見ればコンロの上に、いくつかの鍋が並べられている…。
(ttp://ookamikodomonohananoie.jp/secret/MOMO4268.jpg)

「そこの鍋をお願いします」

…給食用、とまでは行かないが、かなり大きい。持ち上げようとすると、結構ズッシリ来る。

「それと…これを手に貼って下さい」

『姫カット』が、半分に割れた『お符』を手渡してきた。裏面がぺたぺたしており、シール状になっているようだ。

>>580(牡丹)
「そうですっ、見た目で判断しちゃダメですよっ」

どうやら『巫女装束の少女』は、『神様』に大きな信頼を置いているらしい。
牡丹の言葉に、笑顔で応える。

「ええ…。
…『座長』も言ってました。自分が培ってきたものを存分に発揮できるんですから、辛いどころか楽しくて仕方ない、と。
前は体力が足らなくて朝までが限界だったけど、今回は………と」

582ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/01/29(木) 02:19:35
>>581

「そうですか。」

人が働いてる。
自分は、何もしなくていい。

どうも落ち着かない。

(まあ、お店とかなら、そんな物でしょうが。)

客と言われれば、確かにまあ、そうなのだが……

「バイト。……巫女のですか?」

「なるほど」
「求人を出せば、食いつく方はいそうですね。」

珍しいバイトだし、そういうのが好きな人はいるだろう。

583ココロ『RLP』:2015/01/29(木) 02:25:08
>>581

ホ エ ェ ェ ェ ・ ・ ・


「……」

(な、何だかわからないけど……収まったらしいわね。)
(よかったわ。)

(よかったわ。……あ、あら、何でかしら……)
(帰らなきゃ、なのに……)

……ココロの視線は、一点に釘付けになっていた。

舞う、巫女装束。

(な、何で……? 目が、目が離せないわ……何で?)

(き、き……綺麗、だけど……でもこんな、おかしい……)
(『目が離せなさすぎる』……! わ、私、どうなって……変よ、こんなの……)

目を手で隠したり、しようとするができない。
目を、離せない……

      ふら

「う、ぐぐぐ……!」

(か、か、帰りたいのに……でも見ていたい……!)

少しずつ脚が動く……混沌の中に行こうとしてしまう……

584牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/01/29(木) 02:33:03
>>581

「朝まで!」

 ぶったまげた。いや、神職にも体力仕事はあるとは思ってたけどサ。

「はぁー……あんまり才能とかそーゆーことを言いたかないけど、
 そいつを楽しいって言えるんだから、やっぱり天職ってことなんじゃあないかって思うね」

 とりあえず、バケツに水は汲んで来た。
 例のドラム缶の側に置いておくよ。

「好きこそものの上手なれってゆーかね。それで、次は何すりゃあいいんだい?
 そーいや水汲んでくる途中に、なんか美味そうな祭りやってんのも見たけど。イイね、アレ」

585小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/01/29(木) 02:34:09
>>581

「なるほど。それならわたしに任せてくれたまえ。」

ジーッカシャッジーッカシャッ

いい感じにテンションが温まってきた小角は歩く。

そして、着いていく。

「あ、ありがとう……ございます。」

『縁日』が開けた戸をくぐり、台所に踏み入った。

「なんだか伝統的な感じだ。」
「よし、あの鍋だね?」

鍋に近寄って、持ち上げようとするが――

            ずし

「む、ぬぐ、ううむ、思ったより重いぞこれは。」

「よし、イルソンくんにも手伝ってもらおう。」

『イル・ソン・パティ』を発現。

「よぉし……」
「……ん、これは? シールみたいだけど……」

とりあえず言われるがまま、手のひらに貼ってみる。

586アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/29(木) 23:20:24
>>581
「……は?」

唖然、という表情。
一〇〇万なんて額、ぽんと出せるヤツは風俗時代でもいなかった。
一〇〇万円ポンとくれたぜ、なんて軍人時代の上司に言いたくなるレベルだ。
いや、軍人時代なんてないが。

(いや、いやいや。コイツの口ぶりからして一〇〇万は序の口って感じだぞ。
 そのくらい安全保障に本気ってことなのか……あるいは羽振りがいいのか。
 どちらにしても、)

先程も言った通り、アウレアの返事は既に決まっている。

「あ、ああ。大目に見るっつーか、連中とやり合う目的なら、
 別に金はいらねェって感じだが……良いよ、その役、引き受けてやる」

さくっと返事をしないとさらに話がこじれそうな雰囲気だったので、
多少動揺しつつも二つ返事だった。まあ、相応の危険が伴うのだろうが、それは今更だ。

587『年越しの祓』:2015/02/01(日) 13:08:33
>>586(アウレア)
「済みません、ちょっと安すぎですよね…………でも私達にも色々都合がありまして…」

アウレアの唖然とした顔を別の意味に受け取ったのか、節目がちに、チラ見しながら伺う。

「ありがとうござ………連中?
知ってるんですか、その………………『胡蝶』を」

>>584(牡丹)
「勿論『座長』だけじゃ無理ですよ。
『神様』の『加護』で、今の『座長』は体捌きの技術も格段に向上していますから、可能な限り無駄な動きをしない、力を使わないことで体力の消費と疲労を抑え込めれるんですっ。
.....................
完全にリラックスした状態での舞い──これが舞い続けられる秘訣です」

まるで自分のことのように、得意げに話す『サイドポニー』。
                                             ........................
「あえて『神様』の加護は最低限にして、ひたすら体力と精神力を消耗して、限界を迎えることで限界の先に行く舞い。
…実はそっちのほうが、『座長』の本来のスタイルなんですけど、今回はこの後も初詣で忙しいですからね。
ちょっと申し訳ないですけど、省エネモードで満足していただくってことで」

>>582(ゼンチ)
「んふふ、でもそのお気持ち、凄く嬉しいですっ。
ええ。やっぱり色々不都合がありますし…接客とかだけなら全然平気なんですけど、それだけと言うワケにも中々いきませんから。

……それに可愛い女の子がいっぱい!となれば集客効果も………」

…後半やや不埒な言動が混じっているのは気のせいだろうか。

「ただここ、ちょっと辺鄙ですからね…。
募集を躊躇ってるのはその辺もあるんですよ。交通費支給しなきゃいけないかなとか…あっ」

不意に声を上げ、駆け出していく。
その視線の先には……。

>>583(ココロ)
一歩、二歩、三歩……七歩目を歩いた所で。

サッ
                ササッ

……突然、視界が淡いブルーに染まる。
顔に手をやると、どうやらサングラスをかけさせられたらしい。
それと同時に………その視線への吸引力が落ちたのが解った。

「危ない危ない………大丈夫ですかっ?」

サングラスを掛けさせてくれたと思しき人物……同じく『巫女装束』の『サイドポニー』の少女が、じっとココロを見つめている。

>>585(小角)
「持っていくのに苦労するかと思いましたが、そうでもない感じですか?
それなら余り必要ないかも知れませんが……まあいいでしょう。
貼ると、その…………説明がやや難しいのですが、『感じる』はずです。対になる『割り符』を」

ペタリ

手のひらに貼ると、確かに感じる…『半分』が例の雑木林にあるのが。

「感じたらそれと、『手を繋いで』下さい。そうすれば一気に、『跳べ』ますから」

588ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/02/01(日) 23:33:17
>>587

(なんというか)
(意外と……俗い。)

(まあ、神社といえど仕事……お金の問題も当然ですよね。)

「確かに、家の場所によっては」
「中々」

来づらい位置ですね、と言おうとしたが――

「……?」

(おや?)

「何か……?」

向かった先に視線を向ける。

589ココロ『RLP』:2015/02/01(日) 23:33:57
>>587

(ど、どうなってるの……こんなの絶対変よ、変……)

「変……よ……」

……と。

サッ
                ササッ

「え?」

突然の青色に驚き、辺りをキョロキョロを見回すココロ。

「あっ……?」

(さ、サングラス……? あら、そ、そんなに……見たくないわ。これのおかげ?)
(……だ、誰が……?)

「あ、あら……」

……そして『サイドポニー』の姿を見つけた。

「あっ……あの、その……あ、ありがとうございます……」

「だ、だ、大丈夫です……ご、ごめんなさい、ご、ごっ、ご迷惑、おかけして、その……」

しきりに頭を下げる。

590小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/02/01(日) 23:34:39
>>587

「そうだね苦労は……するかもしれないけど。出来るぞ。」

……とはいえ、楽が出来るならしたいのが本音だ。

ペタリ

「……」

「むっ。な、なんだか不思議な感じだが……分かる。向こうの方にあるみたいだ。」
「鍋は持ったまま……かい?」

(……ん、だとすれば、どうするのだろう?
 片手で鍋で、もう片手で繋ぐのかなぁ……?)

とりあえず、鍋を持つ。

「ええと、わたしのタイミングでいいのかな、これは。」

いいようなら、『割符』を貼った出で、もう片方と『手を繋ぐ』。

(……ううむ、しかしこれは……スタンド能力なのだろうか? んん? この人の能力は、例の『壁抜け』ではないのか……?)
(あ、いや、壁抜けは違うのか? ううう、わからん……)

591アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/02(月) 00:59:29
>>587
「……『胡蝶』?」

聞いたことのない名だ、とアウレアは思う。
『ヨハネスブルグ』の別名……という線はなさそうだ。
となると、勘違いということになるが…………、

「そういや、どっかで聞いたことがあったような
 なかったような……うーん……『ヨハネスブルグ』とは別件か……」

とはいえ、町を脅かす敵という点は変わらないし、
一〇〇万円の報酬は魅力的だ。話を聞く姿勢になる。

「『ヨハネスブルグ』じゃなくて?」

一応確認はしてみよう。

592牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/02/02(月) 01:16:00
>>587

「そこまでいったら、もうアスリートだね…」
「つまり、『持久力』の勝負になってくるワケだ」

 あれだ、長距離走に感覚が似ているんじゃあないか。ランナーズハイ的な。
 今のご時勢じゃ、職場としてはかなり『ブラック』みたいな感じで捉えられちまいそうなもんだが…
 これは『そういうことじゃあない』。


「申し訳ないことないサ。ちゃあんと考えて立派じゃあないか、胸張ンなッ!」

 ぽん、と背中を軽く叩くよ。

593『年越しの祓』:2015/02/02(月) 03:25:33
>>588(ゼンチ)
物理的な距離と言うより、交通の便の問題だろう。つまり──

『バスが少ない』。

繁華街からも住宅街からも離れ、この辺りに来る人間と言えば殆どが湖の釣り客くらいのものだ。
この街に神社が一つしかないとでも言うならまだ、不便でも来るかも知れないが。

『サイドポニー』は何時の間にか来ていた、ちょっとおどおどオーラの出てる少女にサングラスをかけさせていた(ゼンチと同じだ)。

>>589(ココロ、アウレア)
「んふふ、気にしない気にしない、一休み一休み!
『煌き』を遮光して、しっかり意識すれば目を奪われなくて済みますから。

それは差し上げますから、お持ち帰りになってくださって結構ですよっ」

ココロにサングラスをかけさせた『サイドポニー』は、アウレアの言葉に首を傾げる。

「『ヨハネスブルク』…………?
………どこかで聞いたような…ついこの前、テレビで見たような…………。

ええ、はい。別件…のはずです。たぶん」

>>592(牡丹)
「えへへ、ありがとうございます。『座長』も喜びますよ。
………んっ?」

照れ笑いをしながら、髪を弄る『サイドポニー』が、その手をちらりと覗きこんだ。
その手には半分に分割された『御札』が張り付いている。

「…………」

何かを掴むような動作をする『サイドポニー』、それと共に……。

>>590(小角)
「ええ、鍋は片手で掴んでいて下さい。それからこれも。
……これはポケットにでも入れておけばいいでしょう」

『姫カット』に、マッチを手渡される。

「感じますか?そうです、それで───」

>>588-592(ALL)
ぐいっ、と手を握り合う、柔らかく温かい感触がしたかと思うと、小角はあの雑木林に居た。
目の前には『サイドポニー』の『巫女装束の少女』。
牡丹やアウレア、ココロやゼンチたちの目からは、不意に小角が現れたように見える。

「どうもありがとうございますっ。
それじゃあ、そのお鍋は……あ、その前にマッチとか預かってませんか?」

594ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/02/02(月) 03:41:10
>>593

(おや、サングラス。)
(つまり)

「私と同じ、ですか。」

小さく会釈する。
ココロは『同級生』だ。

さらに。

「……おや。」
「貴女は。」

不意に現れた『小角』は――二度ほど、『町の危機』に同席した。

もう一度会釈する。

「巫女装束。お珍しい。」
「……鍋ですか?」

一応、話しかける。

595ココロ『RLP』:2015/02/02(月) 03:46:10
>>593

「あ、あ、ありがとう、ありがとうございます……ほんとに。」

(さ、サングラス……べつに、嬉しくなくはない……け、けど、けど何よ? 何……?)
(嬉しいのよ。さ、サングラス、持ってなかったもの……)

「嬉しいわ、ええ。」
「大切に使う……」

……そういえば、知った顔が何人かいる。
社交会で見た面々と、同級生だ。

「……ど、どうも……」

一応、会釈でもしておこう。
……と。

「ひっ、ひいっ!?」

「……み、巫女っ、巫女がいきなり……な、なんで……?」

突如現れた『小角』に、目を白黒とさせる。

596小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/02/02(月) 03:54:45
>>593

「うむ、わかった。ポケット……ここかな。」
「では、いってくるぞ。」

マッチをしまい込み、鍋は片手に。

     ぐいっ

そして、手に引かれて――

「うわっ、とっとっ……」

「ここは……な、なるほど、跳ぶものだなあ。」

「きみが引いてくれたのかい? ありがとう。」
「マッチならここにしまったよ。」

空いた片手でマッチを取って、サイドポニーに手渡す。

そして。

「ふふん、今日は巫女の日なのだ。特別にね。」
「……む、驚かせたならすまない。」

疑問の声には答える。

597アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/03(火) 23:30:54
>>593
「べ、別件か…………」

なんかちょっと肩の力が抜けたような気がしないでもない。
そして、『胡蝶』というのもどこかで聞いたような覚えがあったが……
今すぐに思い出せないということは、聞き流していたとかなのだろう。
どのみち町の危機の一つであるのは間違いない。

「まあそれはそれとして。
 『ヨハネスブルグ』の連中も危険だから気をつけなよー」

だがせっかくだし注意喚起はしておく。
『胡蝶』に『ヨハネスブルグ』……この街はトラブルに事欠かないな、と思った。

598牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/02/03(火) 23:37:35
>>593

  「うぉうッ!?」

 突如現れた女の子。なんだ、神隠しかい…!?
 おのれ、やっぱり邪神……というおふざけは、口に出さないようにして。

  「あれ、他にも巫女さんいたのかい。
   けど、他のえーと、雪組さん?とかとは違う雰囲気だね」

599『年越しの祓』:2015/02/05(木) 04:05:27
>>596(ゼンチ、小角、牡丹)
「その通りですっ!
……すみません、驚かせちゃいました」

驚く牡丹に悪戯っぽく笑うと、皆に手のひらを開いてみせる。
そこには小角が手に貼ったものと同じ、半分に分かたれた『御札』があった。

シュゥゥ…

…役目を果たしたのか、『御札』は目の前で消滅していく。

「ふむっ……?顔見知りさんでしたか。
ええ、神社のほうをお手伝いしてもらおうかなと…まあうちの『着替えさせマニア』の仕業でもあるんですけど…。
あ、どうもどうも」

小角とゼンチのやりとりに小首をかしげながら、牡丹に小角のことを説明した。
マッチを受け取ると、『サイドポニー』は火を点けて古新聞や枝の入ったドラム缶に放り込む…やがて直に、オレンジ色の炎が上がり始めた。

「じゃあそのお鍋は、そのままこう…ドラム缶に蓋をするみたいに…ちょうど嵌るはずです」

>>595(ココロ)
手のひらの、消え行く『割符』を、ココロに見せる。

「そういう『御札』なんです。
人と人とを、空間と空間を繋げる『割符』……出せる枚数も少ないですし、一度使ったら消えちゃいますけど。

…ところで今から『お騒がせしてすみませんでしたの会』をしようと思うんですが…よかったら甘いの、食べていきます?」

>>597(アウレア)
「そうみたいですねっ……それにしても相変らず、危険がいっぱいな町です。
これはやっぱり、有りがたい、奇跡の『霊水』の本格販売を始めなきゃ……」

使命感に燃える『サイドポニー』。

「その人たち…確かこの前、テレビに出てませんでしたかっ?
そのおかげで顔は割れてますから、警戒はしやすいかもですね。それだけ自信があるのかもですけど。

『切り札』の件、詳しい条件というか、お話はまた『座長』としてください。ああ、気が変わったら拒否しちゃってもいいですから」

600ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/02/05(木) 08:20:44
>>599

「ええ、度々。」
「仲間として。」

普段から会うような仲ではない。
妙に危険な場でばかり会う。

まあ、『仲間』だ。

「つまるところワープですか……かなり、便利そうですね。」

「あ、持ちます。」

『小角』が許すなら鍋を貰い、ドラム缶に嵌め込むように置く。

年長者だし、やはり何となく手持ち無沙汰だから。

601ココロ『RLP』:2015/02/05(木) 08:31:47
>>599

「そ、そんなお札もあるのね……」

(あ、ありえないわ……つまりスタンド能力だわ、これ……わ、私ったら変に慣れちゃってる……?)

(……というか、毒されてるのかしら? で、でも……てっ、適応って考えたら、そんな悪い話でも……ないわよね? そうよね……)

非日常が日常にありつつある。
逃れられない……気がする。

(だって、私自身、非日常だわ。よく考えなくても……)

「……」

「え、あっ……あ、甘いもの? そんな、お騒がせなんて……」

(でも、断る方が失礼よね……別に私のために、とかじゃないけど、それでも……)

「……せ、せっかくだし、いただこうかしら……」

どうせだし、お言葉に甘えることにしたのだ。

602小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/02/05(木) 08:52:59
>>599(GM)
>>600(ゼンチ)
>>597(アウレア)

(あ、消えてゆく……しかし便利なお札だ。すり抜けるも、ちょっと困るけど便利だ。)

感心する小角。
この能力はすごいと思ったのだ。

「やはり、巫女ともなるとスタンドもすごいものだなぁ……!」

「まあもっとも、わたしは探偵一筋だけどね。」
「能力だって……負けてないぞ。」

などと言いつつ。

「む……す、すまないな。」

『ゼンチ』に鍋を取られる。
自分でやるつもりだったが、協力を拒むほどではない。

「これでけっこう重たいから、気をつけてくれたまえ。」

完全に手渡すと、手ぶらになった。
なんとなく手持ち無沙汰。

「……どうだい、きみぃ。似合ってるかな? ふふん。」

これは知り合いである『アウレア』に対して。

さっき『縁日』に褒められたので、ちょっと調子に乗ってるのかもしれない。

603アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/06(金) 01:33:11
>>599
「了解了解。
 ……当座の雇い主になる人相手だし、失礼のないようにしないとね」

冗談めかして言う。
考えを翻すつもりはない、と暗に言っているわけだ。


>>602(小角)
「おー、可愛い可愛い。
 『馬子にも衣裳』ってヤツだね!」

満面の笑みで言う。
ちょっと見てると褒めてるようにしか見えない笑みだが、
言葉の意味は明らかにからかっていると言えるものだった。

小角が意味を知っていても面白いし、知らなくても面白い――という考えである。

604牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/02/06(金) 07:40:24
>>599

「へェー……貸し着せもできるンだ…」 ウズッ


 ……あっ、いや、変な意味じゃないよ。
 さすがにアタシも自分の年齢はわきまえてるつもりだしね。
 こういうのは、このくらいの小さな娘がやるから可愛いのさ。

「おっと、鍋料理か。炊き出しってやつかね」
「甘味か、いいねェ。あったかい汁粉なんか、この寒さじゃ体に沁み入るからね」

 こっそり火で暖を取り始める。
 アタシの『ウェイト・アンティル・ダーク』もこれぐらい融通が効きゃあいいんだけどね。

605『年越しの祓』:2015/02/08(日) 21:40:18
>>600>>602(ゼンチ、小角)
「縁は奇なものですね、んふふ……。
『座長』は常々言ってました。ここはそういう人たちが集まって、力を貸し合って、縁を結び合って…この大切な町を護る、ネットワークの中心の一つになれたら、って。
だから、よかったら、用がなくても遊びに来て下さい。
偶然の出会いが、一人では不可能だった、『縁』の力を生み出すか……それって凄く、興味ありませんか?」

…現にこうして、『スタンド使い』は集まっている。
いずれこの偶然の出会いが、どこかで何かの役に立つかも知れない…。

「いやいや……私達がじゃなくて、『神様』が凄いんですけどねっ。
ほほう、探偵さんですか…………………結構今まで、色々ご活躍を?」

問いかける。
これは小角にだけでなく、組んだこともあるらしいゼンチにも向けての質問だった。

>>601>>603-604(ココロ、アウレア、牡丹)
「ちなみにうちの神社は、参拝客の皆さん向けに、普段から茶店みたいなこともしてますから。
遊びに来てダベっていったりするのもオススメですよっ。レッツ女子会!!

……まあ、交通の便は今一なんですけど。『座長』もバスを逃がした時は自転車で片道一時間くらいかけて通ってますしね…」

ポイポイ

ドラム缶の腹に開けられた四角い穴へ、『サイドポニー』が折れた木を次々に放り込むと、鍋からは少しずつ、湯気が立ち上り始める。

>>ALL
そして社務所のほうから、『姫カット』と、四十代と思しき、総白髪の『巫女装束の女性』がやってきた。

「皆様、改めて本日はお手数をかけました。『座長』に代わり、改めて御礼を言わせていただきます」

謝辞を述べる『姫カット』。

「お口汚しですが、今すぐにご用意できるものはこれくらいです。どうかご容赦ください」
「あ、足りない分はこちらでばっちり、皆さんの一年が良いものになるようにご祈祷を捧げることで一つ、お願いします!」

頭を下げる『姫カット』の隣で、同じ様に『サイドポニー』もまた頭を垂れた。
その隣で、器を配る総白髪の『巫女装束の女性』……『縁日』が、ちらりと牡丹を見て、器を持っていたほうと反対の手に握られていた一升瓶を掲げてみせる。

606ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/02/08(日) 23:57:37
>>605

「ええ、実に。」

「興味深い、お話です。」
「『縁』とは……本当に、すばらしいもの。」

深く頷く。
……縁。ゼンチはそれを、大切だと思っている。

繋げたい。
失いたくない。

「小角さんは。」
「マア、よい力を持った……」

「ええ」
「探偵です。」

笑みを浮かべる。
……と。

「いやはや……」
「ありがとうございます。」

器を受け取る。

607小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/02/09(月) 00:00:34
>>603(アウレア)

「ふふん、わかってるねきみ……」

「……」
「お、おほんっ! 騙されないぞ。ひどいことを言ってくれるね!」

毅然たる態度で応じた後……

>>605(GM)

巫女達の方に振り向く。

「う、ううむ、神様か。やはりいるのだなあ……」

探偵としてオカルトに屈するのはやや悔しい、が。

(イルソンくんを使ってる手前、そんなことも言ってられないぞ。お化けだっている。もっととんでもないやつも……)

……『コフィン・ネイル』。

夏の頃の話だが、記憶は鮮明だ。
恐ろしいスタンド能力の悪霊。

「……ん? わたしの活躍?」
「あるにはあるぞ。話せば長くなるかもしれない。」

「……とはいえ、わたしだけの活躍ではないけどね。」

何となく誇らしげだ。

「あ、どうも。」

器を受け取る。

608ココロ『RLP』:2015/02/09(月) 00:18:43
>>605

「そ、そうなのね。」

(じょ、女子会……のためにここまで来るのも……)
(……でっでも、誘ってくれてるわけだし、一度くらい……なんて、そんな嫌々行ってもかえって迷惑なんじゃ……?)

ポイポイ

「湯気だわ……」

(……そりゃ湯気でしょう。当たり前のことだわ。)

湯気をぼーっと見ていると……

(……あら。)

姫カットと女性に気づいた。

「あっ、え、そんな、お、お口汚しだなんて、そんなこと……」

(……と、というか……これ、私いてもいいの? この人たち、皆お手伝いした人なんじゃ……わ、わっ、私だけ場違い……)

(なにしれっと混じってんだとか思われてるかもしれないわ……ど、どうしましょう……)

不安げに辺りを見渡す。

609アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/09(月) 00:19:04
>>607(小角)
「はっはっは、流石に分かっちゃうかー」

ノリツッコミを受けて、笑って誤魔化す。
まあこの作業的なイジリからも本心が分かるというものだろう。


>>605
「……私は神社を茶店代わりに使うほど神を畏れない人間じゃないからなぁ……」

信心深いんだかそうじゃないんだか分からない性格なのだ。
出された食べ物もそこそこに、『座長』……縁組を目線だけで探してみる――が、
これから会が催されるというのなら水を差すのも無粋だ。日を改めた方が良いかもしれないな。と思った。

610牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/02/09(月) 00:33:56
>>605

    ニィ イ

「分かってらっしゃるゥ」 「一献、お注ぎしましょうか」

 やっぱめでたい日は酒が無いとね!
 白髪の巫女さんにさりげなーく着いていくよ。一番偉い人かな?

「末永くお付き合いしたいモンです。商売的な意味でもね」

 まっ、アタシゃ『女子』って年じゃあないけどサ。
 こんな日くらい、若いのに混ざっててもバチは当たらないだろ。

611『年越しの祓』:2015/02/11(水) 02:35:56
>>ALL(牡丹以外)
鍋から掬って、器に取り分けられたのは……黄色い団子の入った『汁粉』だった。

「さつま芋を潰して練りこんだ『芋団子汁粉』ですっ!
砂糖は控えめ、皮ごと練りこんでありますから食物繊維多めで、身体にもいいんですよっ!!」

>>606(ゼンチ、小角)
「います!ほら、そこに」

『サイドポニー』が指差した先、桜色の『煌き』を纏って舞う『ツーサイドアップ』の背後。

ムル
                     ムル

『名状しがたき、蠢く混沌』が。
…心なしか、その『混沌』も、楽しそうに踊っている(ように見える、触手の動きをしている)。

「ね?どうしても『座長』に目がいっちゃいますから、気をつけてないと意識しそこねがちになるんですけど。
あれが私達、というか『座長』を『加護』してる『神様』です。ちなみにうちの神社の祭神とはまた別ですから、そこのところ、誤解しないよう気をつけて下さい。

ふふふ、長話なら大好きですよ、お茶菓子を用意してまってますから。いつでも来て下さい」

…ツッコミどころ満載のセリフだが、『サイドポニー』は全く気にしていないようだ。

>>608(ココロ)
「ほらほらっ、温かいうちに食べて下さい!」

不安げなココロの手を包むように握る、『サイドポニー』。

「皆で食べたほうが美味しいですよっ。ねっ?」

>>609(アウレア)
探すまでも無く、すぐに目に飛び込んでくる。

キラッミ☆

桜色の『煌き』を纏うその姿は否応無く目に入り、そして………『出て行かない』。『目が離せない』。

「むっ、ここにも一人!!」

スチャッ

いきなり視界が、薄青に染まる………『サングラス』だ。
そう言えばちらほら、『サングラス』をかけている人間が、見える。夜なのに。

「直接の目視は危険ですよっ。とりあえずこれで凌いで下さい」

>>610(牡丹)
「………………………」

トクトクトク…

『巫女装束の女性』は頷き、まずは牡丹の器に清酒を注ぐ。
微かに立つ湯気から、瓶ごと燗してきたらしい。
そして牡丹に、一升瓶を手渡した。

「んふふ、甘いののほうがよかったら、何時でもこっちに来て下さいねっ」

杯を交わす二人に、『サイドポニー』がお玉で鍋をコンコンとたたいて見せた。

612ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/02/11(水) 04:18:44
>>611

「これはこれは」
「温まりそうな……」

「それでは」

   す…

と、口をつけそうになるが。

「ワッ……!」

   ビク!

名状し難い『神様』に驚く。

「……ははあ、なんとも。」
「神様……」

要領を得ないリアクション。
……と。

「あ」「すみません」
「もう、いただいても……?」

許されるなら、すする。

613小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2015/02/11(水) 04:29:55
>>609(アウレア)

「当たり前だ! わたしは探偵になるんだからね。」

機嫌が良いようだ。
小角も、べつに本気で怒ってるわけではないのだ。

>>611(GM)

「おいしそうだ!」

と、目を輝かせていたが……

「……ん?」
「わ、わっ……なんだ、あの何だかぶき……神さまっ!?」

「か、神さまかあ……」
「ううむ」

あんな神様とは思ってなかった。
しかもこんな近くにいるとは。

「……う、うむ、そうだね。また今度お邪魔しよう。」

提案に頷く。
そして。

(……これ、もう食べてもいいのかな。いや、いただきますをしてからかな。)
(うう、お腹が空いてきたぞ。)

お汁粉を食べてもよいものか、多少悩むところだった。

やはり皆で食べ始めるのを合わせるものか? という考えである。

(みんなはどうしてるのだろう。)

辺りを見回して、なんかもう食べていい感じなら……

「いただきます。」

食べ始める。

614アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/11(水) 04:32:39
>>611
「……神を直視したら目が潰れますよってこと?」

すぐにサングラスをかけてしまったので、自分の身に起きたことがあんまり理解できなかった。
だが、何か『見るだけで効果を齎す』タイプの能力ということは分かった。

(外部に頼るあたり、大した殺傷力はなさそうだがな……。
 しかしサングラスで防げる威光っていうのも格好がつかないか。
 アレが『座長』とやらのスタンド能力ってことかね)

これからものを食べるのに物騒なことばかり考えても仕方がない。
適当に思考を切り上げて、お汁粉を受け取って食べる。

615ココロ『RLP』:2015/02/11(水) 04:45:33
>>611

いきなり、手を包み込まれた。
ココロとしてはかなり動揺する。

「えっ、あっ、え……!?」

(み……見透かされた……? そりゃそうよね、こんなキョロキョロしてたら……さっさと食えって思われるわよね。)
(……は、早く食べちゃいましょ、せっかくのご厚意だし……)

などと、非常に卑屈なことを考えそうになるが……

「……あ……」

続く『サイドポニー』の言葉に、虚を突かれたような顔。

「……そう、よね。」
「皆で食べた方が……ええ、私もその通りだと思うわ。」

(そ、そうよね……私ったら、変に気を遣わせちゃったみたいだわ。)

「……ごめんなさい、あの……ありがとう。」

得心した顔で、多少気恥ずかしそうにしつつも、器を受け取り、

「……いただきます。」

食べ始める。

616『年越しの祓』:2015/02/15(日) 09:58:29
>>611

617牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』:2015/02/16(月) 00:27:17
>>611

 「おっとっとっと」

   「『雪見酒』ってやつだね。風流なモンです」


 寒気に染まる社を眺めつつ、受け取った一升瓶で、お相手の器に注いで返す。
 こいつぁいい肴だ。


 「さすがに、お酒も飲んでそっちも、となれば欲張りすぎだ。
  ありがたいけど、アタシらはこっちの方でいいさ。太っちまう」

 巫女さんにお礼しつつ、乾杯。

618『年越しの祓』:2015/02/17(火) 05:33:48
>>612-613(ゼンチ、小角)
「………?不思議なことに何故だか皆そういうリアクションなんですよね……どうしてでしょうか…」

冗談でもなんでもなく、『マジでそう思ってる』顔で首を傾げる『サイドポニー』。
問い掛けるゼンチに、笑顔で答える。

「ええ、いいですよっ。
冷めないうちにどうぞっ!!」

>>614(アウレア)
「いいえいいえ、別に『神様』自体は見ちゃっても全然平気ですけど。
『神様』の力を借りて、行使してる『座長』は直視すると……人によってはこのまま『座長』が舞うのを止めるまで、ここで棒立ちになっちゃうかもですから。
風邪引いちゃいますよ、そんなの」

>>615(ココロ)
「んふふ、どういたしましてですよっ」

>>617(牡丹)
牡丹の、その言葉に引かれたのか、ちらりちらりと、粉雪が舞い始める。
軽やかに舞う『ツーサイドアップ』の周りでは、ますます激しく桜色の光が踊る。

『雪見酒』と『花見酒』、それが同時に味わえるなど──そうそう、ある事ではないだろう。


>>ALL
──『芋団子汁粉』の団子は見た目以上にボリュームがある。
団子自体は甘みよりも塩気があり、その分汁粉を甘く感じた。

「もち米は身体を温めます、お団子には加えてない分、お汁粉本体には砂糖を大目で甘めに。
白砂糖より吸収は遅いですけど、これも身体を温める効能がある甜菜糖を入れてあります。
甜菜糖にはオリゴ糖が含まれてて、これは腸内のビフィズス菌の活性化もしてくれるんですよっ」

──熱い酒気が、牡丹の五臓六腑に染み渡る。
ドラム缶の焚き火に当たりながら、冬空の下飲む熱燗は格別だ。

「美味しいものたくさん食べて、飲んで………今年一年も元気に、幸せに乗り切りましょう!!」


ゼンチ『イースト・ミーツ・ウエスト』
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
ココロ『RLP』
牡丹『ウェイト・アンティル・ダーク』
                               →この後、『お年玉』に『1万円』貰った

『ワンダラー・ファンタジア』
                               →この後、仮のお社に戻った



「…………ちょぉぉぉぉまぁぁぁぁぁッ!?何で誰も戻ってこないわけ!?ぶっちゃけありえないんですけど!?!?!?」

『花組』
                               →この後、気がつくまで一人で参拝客の整理に駆け回った

619仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/20(金) 22:55:15
「神様〜か〜みさま〜」

今回は年末のリベンジ・・・ではなく、
例の喫茶店『SLAYGROUND』にて
『神社に行くと良いことがある』みたいな
情報を手に入れたので、その『良いこと』を
体験する為に神頼みにやってきたのであった。

ちなみに『良いこと』はオンナノコと
きゃっきゃうふふする方向で考えている。
懲りない女だ。

620『御蔵神社』:2015/02/21(土) 02:19:41
>>619
件の神社は、年末年始の雑踏がウソのように静まり返っている。
まあ…二月も半ばを過ぎた神社に用事がある人間は少ないだろう。

目当ての人物は………居た。桜色の千早を白衣の上に羽織って、石畳の上を掃いている。

キラ キラ

相変らず、その周囲は昔の少女マンガ張りに『煌いて』いる。『尊さ』を感じる光景だ。

621仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/21(土) 02:23:48
>>620
「なむなむ〜」

思わず手を合わせて拝む。尊い。
しかし、今回はナンパ目的ではないので
理性を失い押し倒したりとかそういうことは
しないのだ。普通に歩み寄り、

「こんにちは〜」

にっこり挨拶。

622『御蔵神社』:2015/02/21(土) 02:29:02
>>621
手を止めると小首をかしげ、数瞬物思いに耽る『巫女装束の少女』。
と……仕舞屋のことを思い出したらしい、ぽんと手を叩いた。

「あっ、あなたはいつぞやの!
あの時は失礼しました。でもいけませんよっ、お付き合いには順番と言うものがありますからっ」

どうやら、締め落としてタクシーで送らせたことを言っているようだ。

「それはそれとして…今日は参拝ですかっ?」

623仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/21(土) 02:33:24
>>622
「いえいえ〜私もあの時はどうかしてたし〜」

仕舞屋も本来はあんな感じに
我を失うタイプではないのだが、ちょっと
『煌き』に気を惹かれ過ぎてついつい
やっちゃったのだ。色々とかみ合わせが
悪かったと言えよう。ところで順序って
言った時点で仕舞屋は脈ありだと判断する。
頑張ろ。

  「参拝といえば参拝かもね〜」

  「『喫茶店』で、『神様』にお願いすると
   なんか良いことあるって聞いたから〜」

  「・・・『神頼み』〜?」

おそらく通常の意味での参拝ではないだろう。

624『御蔵神社』:2015/02/21(土) 02:59:59
>>623
「………………。
ああ……!そう言えば最近、全然していませんでしたねっ」

ややあって(仕舞屋のことを思い出すよりも時間をかけて)から、何度も頷く。思い当たる節があるのだろう。

ムル ムル

そして───その背後で、蠢く『混沌とした、名状しがたき何か』。

《…そなたその「りあくしょん」……………これが儂の本来の仕事であるはずじゃが………》
「あはは……いやあ、最近はイベントとかに傾注していましたし…………とにかく、お願いしてもいいですかっ?」

『巫女装束の少女』のリアクションに、どことなく複雑そうな『何か』。
誤魔化すように仕舞屋に向き直り、手を合わせる。

「すみませんっ。
ええと、それは多分ですけど、『託宣』のことだと思います。
                                                  スタンド
私の『神様』の御力は、『金銭』を『対価』として支払うことで『加護』を授ける『力』…『守護霊』に新たな力や、さらなる強力を施す『力』!」

目を閉じ、祈りを捧げる『巫女装束の少女』。

「ただし、それには貴女が、己自身の『守護霊』と深く強く絆を深め合って、力の『受け皿』を己が内に作り上げていることが条件です!」

625仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/22(日) 21:04:32
>>624
「なるほど〜」 「『託宣』」

  「便利なものね〜・・・」
  「でも、そういうことなら
   心配は要らないわね〜」

 ・・・ズ

発現する、『クリスタル・クリプト』。
スノードームがその掌の上に収まる。

  「私はこのスタンドを、文字通り
   『掌握』しているからね〜・・・」

根拠のない自信に満ち溢れている。

626『御蔵神社』:2015/02/24(火) 23:42:23
>>625
「…………ふむっ」

『巫女装束の少女』はかっと目を見開き、腰に提げていた大福帳に筆ペンで何かを書き付けていく…。

┌─────────────────────┐
│《仕舞屋、および『くりすたる・くりぷと』の『奉納金』》│
│                               │
│《──『0円』》                       │
│                               │
│《今少しの精進なり》                   │
└─────────────────────┘

「……っ、とのことですねっ。
『神様』のニュアンスからすると、後もうちょっと、と言ったところみたいですよっ。

ところで…よかったらお茶でもいかがですかっ?」

書き付けたページを破り取り、仕舞屋に手渡した。

627仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/24(火) 23:52:37
>>626
「あら〜・・・」 「残念」

やっぱり根拠のない自信だったようだ。

「ところで、この『0円』っていうのは
 一体何のことなのかしら〜・・・」

受け取ったページをまじまじと見つつ問いかける。

628『御蔵神社』:2015/02/25(水) 00:13:21
>>627
「でも当分見込みが無い人は、『神様』もわりとはっきり言いますから、本当にあと少しなんだと思いますっ」

竹箒を片付けながら、仕舞屋の問いに答える。

「さっきもちょっと言いましたけど、私の『神様』が『加護』を授けるには、『対価』としてまず最初に『金銭』が必要なんですよ。
『お金』が一番手っ取り早いですけど、『金銭的価値』があれば『宝石』でも『金塊』でも『絵画』でも『彫刻』でも何でも構いません。
その後、『加護』を定着させるのに、『武功』も必要なんですけど、まあ、これは『加護』を授かってから、のお話ですねっ」

629仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/25(水) 00:23:04
>>628
「ふ〜〜ん・・・・・・」

能力の『成長』に、お金が要るというのも
妙な話だが・・・『そういうもの』だと考えよう。

    「『金銭的価値』があれば」

  「つまり、犯罪者とかを引っ張ってきて、
   『懸賞金』・・・みたいな感じで
   お金扱いすることもできるのかしら〜」

悪党にスタンドを使って経験値を稼ぎ、
『託宣』の為のお金も手に入る。一石二鳥だ。
・・・そんな発想に至るこの女の思考回路の
方が、よっぽど悪党寄りかもしれないが。

630『御蔵神社』:2015/02/25(水) 00:32:48
>>629
「現代社会において、最も人の『欲望』や『情念』が染み付きやすいのが『お金』ですからね。
そういうパワーを『神様』は力として吸い上げて、自らの力を増すと同時に、『加護』と言う形でおすそ分けしてくれる訳です。

えっと、仕舞屋さんは『お抹茶』と『柚子茶』と、『はちみつ生姜湯』と、どれが一番好きですかっ?」

仕舞屋の問いに、『巫女装束の少女』は首を傾げる。

「その人に『懸賞金』がかかっていれば、あるいはその捕縛に誰かが金銭的価値を見出しているなら、いいかも知れませんね。
でも、うちに直接連れて来られても難しいかも………。
一端換金して、そのお金を持ってくるのが確実でかさばらなくて、持ち運びにも楽だと思いますよ」

631仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/25(水) 00:37:31
>>630
「ま、そうよね〜」

人間を金に換えることができたら、
それはそれで凄い能力だ。
『神の所業』とはそういうものかもしれないが。

「あ、そうそう質問の答えね。私は・・・」
「あなたみたいに可愛い女の子が
 淹れてくれたなら、何でも好きかな〜」

悪戯っぽい笑みを浮かべて答える。

「・・・なんて」
「カワイイ女の子の淹れてくれたものが
 好きなのはホントだけど、
 好みで言うなら抹茶かしらね〜」

・・・そういう答えが一番めんどくさいと
知っているので、数拍間を置いて真面目に答えた。

632『御蔵神社』:2015/02/25(水) 01:29:28
>>631
「んふふ、本当のこと言っても、お茶菓子のオマケはありませんよ?」

謙遜どころか堂々と言い切る『巫女装束の少女』(実際可愛いけれど)。

「解りました、お抹茶ですねっ。
普通のも、ラテにしたのもお出しできますけど……」

ビシッ

巫女装束の上からエプロンをはおり、ぎゅっと紐を締める。

「とりあえず、あちらの長椅子にでもかけて待ってて下さい。すぐにお持ちしますからっ」

社務所の近く、境内からやや外れた所に儲けられた、茶店風の一角を指した。
(ttp://image.space.rakuten.co.jp/lg01/01/0000980901/04/imgb7dffe15zik0zj.jpeg)

633仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/25(水) 01:38:05
>>632
「オマケは要らないわよ〜。
 その代わり愛情たっぷりでお願〜い」
「抹茶はラテの方が好きかも〜」

そう言って、長椅子に腰掛ける。

・・・待っている間。

         「『もう少し』、か〜」

『まだ至っていない』という『神様』の言葉に、
不満や落胆といった感情はない。
むしろ『予想外だった』と言えばウソになる。

   「『クリスタル・クリプト』」

手に持った『半球』を意識し、『能力』を使う。
空間の『鈍化』。『雪景色』の形成。『雪景球化』。
軽く回した手の中の『半球』の動きに応じて、
現れた『雪蟲』はぐるぐると円を描くように動く。
さながら――循環する吹雪のように。

『クリスタル・クリプト』の扱いは、もうだいぶ慣れた。
こんな曲芸めいたことも、十分にできる。

  「でも・・・『こういう経験値』じゃないんだろうね〜」

『神様』が求めるのは『闘争』なのだ。
誰かを打ち倒し、勝利する・・・そういう泥臭い『経験』。
だが。

   「私そういうのあんまり好きじゃないし〜」
   「あとちゃんみたいに武者修行っていうのはね〜」

そういう『挑みかかる』のは仕舞屋の趣味ではない。
だが、何もしないというのも・・・そう、『面白くない』。
せっかく『何か』あるのだから、そこまでは手を伸ばしてみたい。

      「・・・どこかに適当にやっつけても問題ない、
       適当な悪者とかいないかしらね〜・・・・・・」

・・・それでそんな思考に至ってしまうあたりが、
仕舞屋璃々という人間の本質的な邪悪さを物語っているのだろうが。

634『御蔵神社』:2015/02/26(木) 23:57:54
>>633
「かしこまりました、愛情たっぷりめで。
少々お待ち下さい!」

一礼し、『巫女装束の少女』は社務所のほうへと駆けて行く。
……(実際には画像ほど大きくは無いが)茶席にかけて待つ仕舞屋は、その手に発現させた『スノードーム』……『クリスタル・クリプト』を見る。
思えば、これの扱いにも、随分慣れたものだ。

だが同時に──自覚もしていた。それだけでは『足りない』のだという事も。
求められているであろうものは、『練習』ではなく『実戦』だという事も。

「………どうかしましたかっ?」

と、声を掛けられる。
顔を上げると、『巫女装束の少女』が仕舞屋を覗きこんでいた。
存外……長く、物思いに耽っていたらしい。

「抹茶ラテです、それから今日のお茶請けは、熊本名物『いきなり団子』ですよ」

こげ茶色の茶碗に満たされた丁寧に泡立てられた抹茶と、饅頭状のものが乗せられた小皿が供される。

「何かお悩みですか?もしよかったら話してみて下さい。
恋のお悩み人間関係、疲労時の栄養補給に心霊相談、困った時の金策まで、何でもお伺いしてますよっ」

635仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/27(金) 23:28:00
>>634
「ちょっと考え事〜」

スタンドをすぐに解除し、
縁組の方に視線を向ける・・・。

   「強いて言うなら『経験値』のアテね〜」
   「ま、それは自分で探すから良いとして・・・」

  モグ

いきなり団子を一口食べる。

  「・・・ところで何で『いきなり』なのかしらね〜」

前にテレビで見たような気もするが、
あいにく前の話なので覚えていなかった。

636『御蔵神社』:2015/02/28(土) 02:27:44
>>635
『いきなり団子』にかぶりつく仕舞屋。
小麦粉を練って作った生地が包むのは、餡子と………蒸した『さつま芋』だ。
特徴的なのはその比率。餡子20〜10%に対して『さつま芋』が80〜90%。殆ど『皮とさつま芋の間に餡子が挟まってる』状態である。
甘みは控えめだが、食べ応えはかなりある代物だ。

「由来ですか?
私が聞いたお話だと、作るのがすごく簡単で、不意の来客にも……『いきなり』お客様が来てもすぐに出せるから、と聞きましたけどっ。」

仕舞屋の隣に座り、自分用の茶碗を両手で包むようにして持ち、一口飲む『巫女装束の少女』。
(実際、社務所に行ってから20分も経っていない)

「………『経験値』、ですか……」

……何か思うところがあるのか、仕舞屋の言葉を繰り返した。

637仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/28(土) 02:37:29
>>636
「なるほどね〜」

言われてみれば確かに、だ。
しかしこの前のと言い、此処の神社は
食事を提供することが多い気がする。
一種のグルメ空間みたいになっているんじゃなかろうか。

    「・・・何かアテがあるのかしら〜?」

『経験値』、という言葉を復唱した縁組に、
興味を持ったのか問い返してみる。

638『御蔵神社』:2015/02/28(土) 03:10:29
>>637
「この『さつま芋』、学校の先生からの頂き物なんですけど、そろそろ品切れ。
次は苺でも仕入れて、『苺大福』でも作りましょうか」

作ること、食べる事自体が好きで楽しいのだろう。茶を飲みながら、にこにこと次の甘味の計画を話す『巫女装束の少女』。

「アテと言うか…。
私もそろそろ、経験値を積まないといけないな、と」

…仕舞屋の言う『経験値』が何かは解らないが、『いくさ神』であるらしい『神様』は『戦い』を求めている。
今までそういう方面の『奉納』は余りしてこなかったが………避けて通ることはできまい。

639仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/28(土) 03:15:31
>>638
「そうね〜」
「この前、同じような経緯で
 『武者修行』してる子と
 戦ったんだけど〜・・・」

       「やっぱり、悪い人とかじゃないと
        『戦いづらい』のよね〜」

    「しかも可愛い女の子だったし〜・・・」

仕舞屋は女の子が好きなので、
女の子と喧嘩するのはあまり好きではない。

「巫女さんが賞金稼ぎの斡旋とかしてくれたら
 私も巫女さんも幸せになれるかもね〜」

         「・・・ま、神社にそれを求めるのは
          ちょっと筋違いよね〜。
          またココさんに聞いてみようかしら〜」

と言って、ぺろりと食べきる。
抹茶ラテも飲む。おいしい。
言い食べっぷりだ。

640『御蔵神社』:2015/02/28(土) 03:40:26
>>639
「ふむっ………あ」

と、ある事を思い出す。

「賞金はどうだか解りませんけど、うちの学園の学生寮で、ちょっとした問題が持ち上がってまして…ご存知ですか?」

能力次第だが、『ダンジョン攻略』はいい『修行』になるかも知れない。
ちなみに団子はまだまだある。

パクパク

こちらもいい食べっぷりだ。

641仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/02/28(土) 03:52:11
>>640
「『学生寮』? それって宗吉君の・・・
 ・・・あ〜、『白亜荘』かしら〜?」

  「あそこがどうかしたの〜?」
  「メイドさんはなかなか
   いい趣味してたと思うけど〜・・・」

あの寮のメイドとはソウルメイトなのである。

642『御蔵神社』:2015/03/01(日) 22:07:40
>>641
「ええ、そこです。
実は今ですね、あそこの地下には『迷宮』がありまして……」

いきさつを話す。

「…と言う訳で、あそこで一人メイドさんが行方不明というか、囚われてまして。
『迷宮』の建造には私に憑いてる『神様』も関わっているので、他人事じゃなくて……。
                                    スタンド
ただ、あそこは『制限』が課せられるみたいなんですよね、『守護霊』の能力に。だからどちらかと言うと『素で強い』タイプが求められるみたいです」

643仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/03/01(日) 23:47:09
>>642
「へえ・・・・・・」

仕舞屋は縁組の言葉に面白そうにうなずき、

「興味あるわね〜・・・」
「・・・あそこのメイドさんには借りもあるし、
 ちょっと行ってみるかしらね〜・・・」

そう言って、抹茶ラテをすべて飲み干す。

「・・・ごちそうさま〜」

644『御蔵神社』:2015/03/02(月) 02:05:17
>>643
「希望してる方向性とは違うかも知れませんが、一度お話を聞いてみるか体験してみるかはしてみてもいいと思いますよっ。
………お粗末様でしたっ」

茶器を片付け、残った『いきなり団子』は小さな紙袋に入れると、仕舞屋に渡す。

「よかったらお土産に。このまま冷えたのを食べても、表面をちょっと濡らして電子レンジとかで15秒くらい温めて食べても美味しいですよっ」

645仕舞屋璃々『クリスタル・クリプト』:2015/03/02(月) 02:09:26
>>644
「そうさせてもらうわ〜」

そう言って、『いきなり団子』を受け取る。
受け渡しの際に指先がふれてしまうのは
ご愛嬌というものである。

    「わざわざありがとね〜」
    「『是非』試させてもらうわ〜」

『迷宮』と『お土産』の調理法、
両方に対する答えだ。

       「それじゃ」

      「『また』」

そう言って、手を振りながら立ち去る。

646『御蔵神社』:2015/03/02(月) 04:11:44
>>645
「頑張って下さい、いつでも『託宣』は受け付けてますからねっ」

仕舞屋を見送る。

「………さて、私もそろそろ、いくさ神の巫女として、戦わなくちゃいけませんかね。
個人的にはそういうのは、他の人にお任せして、後ろでのんびりしてたいんですけど…」

647『桃の節句』:2015/03/06(金) 00:58:28
まだ少し、風に冬の寒さが残る、三月の初め。
今年も神社では、『桃の節句』を祝うささやかなイベントが行われていた。

「はいっ、では皆さん、折り紙の準備はいいですかっ?」

座布団のしかれた本殿では、『巫女装束の少女』が折り紙を手に、雛人形の折り方をレクチャーしていた。

648ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/06(金) 01:07:52
「はい」
正座して折り紙を持っている。

649明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/03/06(金) 01:16:17
>>648
「はい」
正座して折り紙を持っている。

「フゥ…フゥ…フゥ…」
心なしか息も荒い、気合十分だ、折り紙に対する並々ならぬ情熱が見て取れる。

スバッ シャガガッ ズシャァーッ!

背後ではスタンドがスケッチブックと鉛筆を握り、熱心にデッサンをしている。
隙の生ぜぬ二段構え、確かなワザマエを感じる。

650臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/03/06(金) 02:16:23
>>647
「笑止じゃな」

年寄りなので折り紙スキルは高い。

>>648-649
(なんじゃこやつら…)

桃の節句とは明らかに無縁そうな二人を不審げにチラ見した。

651『桃の節句』:2015/03/07(土) 00:48:41
>>648-649(ALL)
「………え、ええと、じゃあまず──」

子連れでもない男性二人の姿に一瞬首を傾げる、が…。
色々事情があるのだろう。子供は今ここに居ないとか、見た目は男性でも心は女性だとか。
参拝客を区別もしないし差別もしない。それがこの神社のモットーだ。

「まずは半分に折って……」
(ttp://happylilac.net/hinaningyo2.html)

ちなみに折り方は非常に簡単なものだ。それこそ幼稚園児でも可能なレベルである。

>>649(明寺)
デッサンをスタンドに任せ、折り紙の講義を受ける明寺だが、時折…周囲の少女たちから、明寺のほうに視線を感じる。
そして、その中の一人……黒髪ショートカットの、まだ十に届くか届かないかという様子の『巫女装束の少女』が、そっと…その手を伸ばした。

明寺ではなく、その背後のスタンドが動かしていた、鉛筆に。

652明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/03/07(土) 00:56:55
>>648ロイド
(何だこいつは…場違いだなぁ)
訝しい顔つきで睨んだ。

>>650臥蛇

ニコォ…

視線に気づき、やさしい微笑みを返した。慈愛そのものだ。

>>651神社
「ほうほう、なるほど」
簡単なのでササッと作ってしまう、カワイイ顔を描いたりしている。

(お、この子は前見たな)

「きみも描くかい? 僕は魔法使いなのさ、一度にふたつのことができる」

明寺はニッコリ微笑み、『タウンズ・ヴァン・ザント』は幼い巫女に鉛筆を差し出す。もちろん持ち手の方だ。

653ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/07(土) 01:04:34
>>649-652
銀髪銀目、尖った耳、2本の触角状の前髪、後ろで結んだ長髪、長身痩躯。右手甲に『M45』、左手甲に『∈M⊃』の刺青。銀のラインが入った黒服。

……奇妙な外見の男だ。
外国人なのだろうか? 折り紙を初めて見るかのように、不思議そうな目で見つめている。

「解析開始……。」(チキチキチキチキ)

「……解析完了。 厚み:約0.1mm  形状:およそ正方形。」(チキチキ……チュゥン)

「主成分:C6H10O5、セルロース。 カロリー:ほぼゼロ。
 『塗料のついた紙』であると予想されます。栄養学上の観点から経口摂取することに意義を見い出せません。」(ピピーン)


「『折り紙』……データベース検索……」(チキチキチキチキ)

「検索ヒット数2,460,000件……代表的な1件の詳細情報を展開」(ヒュオン……ブゥン)

「『紙を折ることで動植物や生活道具などの形状を再現する、日本に古来より伝わる文化的遊戯』。
 『ガウス曲率0の平面を折りたたむことにより様々な形状を再現するその技術は、芸術のみならず、数学、幾何学的観点からも注目されている』。」(チキチキ)

「フォッフォッフォッフォ……なるほど、興味深い。
 地球文化の情報取得は、我が『惑星クレンダス』に大いなる利益をもたらすことでしょう。」(ピピーン)

>>651(桃の節句)
「まずは半分に折って……」
命令を復唱しつつ、たどたどしい手つきで紙を折っていく。

654臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/03/07(土) 02:28:38
>>651
「ふん、欠伸が出るわい」

鼻歌交じりにもっと難しいのを折る。蛸とか。

>>652
(こやつ、『案件』か…………?)

微妙に嫌そうな顔をした。
いざとなったら通報も辞さない構えだ。

>>653
「…なんじゃお主、ロボットか何かかえ?」

こちらはこちらで別種の怪しさ全開ではあるが、明寺よりはマシであろうと判断し、声を掛けてみた。

655朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/07(土) 21:56:15
桃の節句イベントの話を聞いたのはちょうどサナトリウムから退院した直後くらいの話だった
(じ、神社ならご利益をゲットできるはず…)
そんな邪な考えのもと、彼女、朱鷺宮涙音はこの麗らかな春のイベントへと、さりげな〜く
乱入していた。
服装は秋映学園の制服。靴下と靴は真紫の出で立ちである。

さて、彼女はそんな感じで折り紙の確認をし、
本殿の巫女さんの指示のとおりに折り紙を折り始める。

(…あの人たち…誰だろ…)
いつのまにやら色んな人が集まってきていたこの神社。
折り紙をやけに詳しく調べるエルフみたいな耳の男。
凄まじい勢いでデッサンを…スタンドに行わせている人。
後はまぁ小学生がいる、それくらいだが。

「あぁ…えっと、調べとけばよかった…折り方とか…」
こういうのはやったことがないのだろうか。折り紙を半分に折るのも難しそうだ。

656エリー『ラフカディオ』:2015/03/07(土) 22:05:45
>>651
「……フッフッ!」

まともな幼女がいないと聞いたので遊びに来たよ。

  『……』 スス

手先がそんなに器用ではないので、
手元だけスタンドを出して折るという反則行為に出ている。
一応バレないように気を付けているようだ。

>>655(朱鷺宮)
隣で銀髪緑眼の幼女が折り紙をしている。
それは良いのだが……この幼女、
さっき走り回っていたせいで朱鷺宮の鳩尾に頭突きをかました幼女だ。(言い切り)

657『桃の節句』:2015/03/08(日) 08:11:44
>>652(明寺)
折り紙は二色ある。恐らくお内裏様とお雛様をつくるためだろう。
慣れた手つきで折って行く。

「!!」

ビクッ

…前にあった時と髪型こそ違うが、確かにあの時の子供だ。
人見知りする性質も、変わっていないらしい。
そそくさと、すぐ傍にいたもう一人のもしゃもしゃ頭に眼鏡をかけた、『巫女装束の少女』の陰に隠れてしまう…。

「あかんてぇ、お兄さん。
『それ』はあんまり、人前で出すもんちゃうよ〜〜〜?」

ちらりと、『タウンズ・ヴァン・ザント』に、視線を遣る『メガネ』。どうやら見えているようだが……。

>>653(ロイド、臥蛇、朱鷺宮)
「次は一度開いて、両側の角を、今の折り目に合わせるかたちで折って下さい。
………紙飛行機を折るときみたいな感じでいいですよっ?」

たとたどしい手つきで折るロイドと朱鷺宮とは対照的に、どんどん折る臥蛇。
見事な蛸ができたが……代わりに紙が無くなってしまった。

「上手に作ろうと、無理しなくても大丈夫ですよっ。
肝心なのは上手く作ることじゃなくて、厄を引き受けてもらうことへの感謝ですからっ」

苦戦するロイドと朱鷺宮に、鼻から上、額まで覆う『狐のお面』を被った『巫女装束の少女』が声を掛ける。

>>656(エリー)       スタンド
皆に気づかれないように『守護霊』を使い、折っていくエリー。
どうやら誰も気づいていないようだ。それとも気づいていても気にしていないのか……。

658明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/03/08(日) 10:02:51
>>654臥蛇
「折り紙上手だねェ〜 お母さんに習ったのかい?」

親しげに微笑みながらにじり寄っていく。
その笑顔には邪気などこれっぽっちも存在しない、そこに邪な意図を見出すのはあなたの心が汚れているからではありませんか?

>>657神社
「別に構わんだろう、僕の持ち物だ。
どうしてもしまって欲しいというのなら、きみの絵を描かせて欲しいな」

『タウンズ・ヴァン・ザント』はスケッチブックを構える。

「しかしここには何人巫女がいるんだ? 君らアルバイトかなにか?」

659ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/08(日) 22:33:08
>>654(しづゑ)
ギュルンッ……男の首が急角度で曲がり、しづゑの方を向く。

「ロボット……?」 (キュイン……キカカカカッ)
普通なら痛めてしまいそうな首の角度だ。

「いえ、より正確には、この体は『宇宙せn』……」 (ピピーッ)
途中で音声が急に止まった。

「おっと、この前注意されたばかりでしたね。秘密をあまり喋ってはいけない。いけない。いけない」 (チカチカッ)
小声で。

「……見ての通り、私は『何の変哲もない地球人』ですが、何か問題点が発生しましたでしょうか?」 (チキチキチキ)
問題などあろうか。問題ない。多分ない。という無表情な顔をする。

>>657(桃の節句)
「次は一度開いて、両側の角を、今の折り目に合わせるかたちで折って下さい。」
命令を復唱しつつ、たどたどしい手つきで紙を折っていく。

「『紙飛行機』……データベース検索……」(チキチキチキチキ)

「検索ヒット数1,420,000件……代表的な1件の詳細情報を展開」(ヒュオン……ブゥン)

「『紙で飛行機を模した形を作り、飛行させて遊戯するもの』」(チキチキ)

「……『私の本体』ぐらいならば飛ばせそうですね」(ピロリッ)


「『厄』……データベース検索……」(チキチキチキチキ)

「関連語句:『厄払い』……」(チキチキ)

「検索ヒット数890,000件……代表的な1件の詳細情報を展開」(ヒュオン……ブゥン)

「『災厄を避け、今後の人生を無事安泰に過ごすため、祈願祈祷すること』」(チキチキ)

「ふむ……私の『記憶喪失』にも効果があるとよいのですが」(ピピッ)
ブツブツ呟きながら、たどたどしいながらも機械的に紙を折っていく。

660朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/08(日) 22:36:52

>>656(エリー)
「む…あの子は…」
ホンの数分前にあの幼女は自分の鳩尾に必殺のごとき威力の頭突きをぶちかましていた。
 ちなみにその後うずくまっていたので謝ったかどうかについては聞いていなかった。
「まさかあの時に突進を食らうとは…注意は怠るべきではなかった…ですね。」

(スタンドを使って折るとか…反則じゃないのかな)
だんだんとスタンド使いが周辺にいる環境にも慣れはじめた涙音は
時々透けて見えるスタンドの影を見て、呆れ気味な顔をする。
別になにか悪いことをしているわけでもなさそうなので、彼女は一先ず見て見ぬふりだ。

>>657(神社)
「む…折り目に合わせて…」
巫女さんの指示に合わせるように、彼女はピッタリと角の両端に合わせて折り始める。
「厄を引き受けてもらうんですよね…
 ならば、きれいな方が感謝されます…かね?」
色々と自分の厄を気にしている様子の涙音。
なんだかんだ気になってしょうがないのだろう

>>659(ロイドパ)
「…あ、首があぁァァあああ!」
ふと、彼の方を見た彼女は相当ビビった様子を見せている
(いや、落ち着かないと…こういうことが出来る人もおそらく居る…!)
ふう、と深呼吸しながら彼の様子を眺めていたが

「あの、大丈夫…でしょうか?」
妙に機械じみた様子が気になって、軽く声をかけてみる

661臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/03/09(月) 03:54:56
>>657
「紙が無くなった。新しいのを寄越さぬか」

手を突き出して、指をクイックイッとやった。
(ブルース・リーとかが挑発でやるアレだ)

>>658
「………」

顔に蹴りでも入れてやろうかと思い…思い直す。

(…儂としたことが、なんと勿体無い。むしろ弄り甲斐抜群の手合いではないか)

ニヤァ……

妖しげに微笑みながら胡坐をかいた。
ちなみに今日の格好はゴスロリ和服にサイハイソックス。ロシア帽、エナメルのぬいぐるみリュックと言った感じだ。
その笑顔には無邪気さなど欠片も存在しない。そこに子供らしさを見出せるのは余程見境の無いものに限られるのではないだろうか?

「まあ、そんなところじゃ。正確には『ばあ様』に、かのう?」

                    モゾッ

傍らに置いていたぬいぐるみリュックが、身じろぎをする様に動いた。

>>659
「うおッ…」

会話のツカミのつもりだったが思った以上のロボットめいた挙動にビクッとなる。

「う、うむ、そうか、そうじゃな、少なくとも見た目は………いやまあ、げほんごほん。
邪魔をしてすまなんだの。
……あー、その、なんじゃ、お主、何故ここに?娘でもおるのか?」

気を取り直し、神社を訪れた目的を尋ねてみた。まあ、桃の節句は別段男子禁制の年中行事と言う訳ではないが…。

662三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/03/09(月) 05:58:58

   ペタ   ペタ

与えられた折り紙を、巫女の言うままに折っていく。

   「よいしょ」

それ自体は特別面白いことでもなさそうが、この女は微笑んでいた。

金魚の髪飾りを着けた女だ。
年は……10代の終わり、くらいに見える。

「……次、どうやるんー?」

      「ひな人形って、折るの初めてやなー」

今、ちょうど手順(6)のあたりだ。

663ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/09(月) 22:52:40
>>660(朱鷺宮)
「なにも 問題 ありません。」 (キリキリキリキリ)
 なにも 問題 ありません。という無表情な顔をしている。

男の首は一応、『人体でできるギリギリの範囲』でしか動いてないようだ。
それでも『普通なら痛めそうな動作』をしているが……痛みを感じている様子はない。

>>661(しづゑ)
「今現在 私が ここにいるのは 文化調査の ため です。」 (ピピッ)

「この地の文化は 大変 興味深い です。」 (キュィィィン)
そういうと折り紙に向き直った。

「 オ・リ・ガ・ミ 」 (ピピッ)
たどたどしいが、機械的な手つきで折り紙を折っていく。

664エリー『ラフカディオ』:2015/03/09(月) 22:52:45
>>660(朱鷺宮)
「ん?」

エリーの方はぱっぱと折ってしまってちょっと時間に余裕が出来た頃だ。
落ち着きなくあたりを見回していたが、そこで朱鷺宮と目が合った。
ちなみにエリーはごめんなさいして立ち去ったのだが、
そんなことは鳩尾にキツイのを叩き込まれた朱鷺宮には分からないだろう。

     「……なに?」

あきれ顔をされたのを瞬時に察知して絡んで来たぞ!
どうやら突っ込んだことは忘れているか、朱鷺宮がそうだと気付いていない模様。

665朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/09(月) 23:02:04
>>662(三ツ矢)
「…割りとうまいな…」
2つに折るのが精一杯の彼女にとっては随分とうまく見えるようだ。
「とりあえず…手順通りにやるか。」
ふと、自分の方の折り紙もしっかりとやってみようと手順を確認していく。

>>663(ロイドパ)
「も、問題ないんですか?」
確かに首のひねり具合は、まだへし折れてるという範疇ではなさそうだが…

「其の動き方…」
そう言ってジロジロと見ていると
「まるでロボットみたいですねえ!」
なんとなく思ったままの感想を述べてみた。
別に見ぬいたわけではない。ほんとに思ったままの印象である。

>>664(エリー)
「あ、その…
 さっきぶつかってきました…よね?」
軽くお腹を抑えながら答える。

「…その…そうですよね?」
少なくとも涙音はぶつかる寸前の顔は『覚えて』いる!
相手は覚えていないようだが、人間違いだったらどうしようとか不安になる。

666明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/03/09(月) 23:23:45
>>661
「うーん…個性的な服装だね」

やんわりとした表現を選んだ、明寺は実際大人である。

「こら、はしたないぞ、和…服? 着てあぐらなんてかくものじゃない。
おばあ様に怒られるだろう」

勘違いされて当然の趣味嗜好を持ってはいるが、明寺にとって少女とは崇拝の対象であり、決して性の捌け口ではない。
ただ、溢れる敬愛の念が表に溢れ迸ることが稀によくあるだけだ。

「? リュックに何入れてるんだい? 動物なら今までじっとしてた事が不思議だし、スタンドかな?」

さっきから当たり前のように『タウンズ・ヴァン・ザント』を発現させている。
スタンドとはあくまで道具に過ぎない、自分だけの特別な才能だとは思っていない。

667エリー『ラフカディオ』:2015/03/10(火) 00:44:00
>>665(朱鷺宮)
「え?」 「あ!」 「あのときの……」

ぶつかってきた幼女も銀髪だった。
この街にそうそう銀髪がいるはず……
いやよく考えたらけっこういるな……。

「その節はどうもごめんなさい」

      ペコリ

頭を下げる。

668『桃の節句』:2015/03/10(火) 02:52:10
>>(ALL)
「いいですかっ?じゃあ、次は一度裏返して、両端を…飛行機の羽の部分を、また真ん中の線にあわせて折って下さい!」

>>658(明寺)
「…そらまあ、『それ』はお兄さんのもんやろうけど。
まあええわ、そんなことでしまってくれるんならお安い御用やで。好きにしたらええわ」

ぽりぽりと頭をかく『メガネ』。

「何人?さあ………どうなんやろ。
アルバイト?ちゃうよ。ウチらはまあ、あっこにおるボスの………手下、ちゅうとこやね」

顎でアドバイスをして回っている、『狐面』を指す。

>>659(ロイド)
たどたどしくも機械的に、という、微妙に相反する手つきで居っていく。
周囲も既に折り終えているもの、全然違うものを折っているもの、同じく、慣れない手つきで折っているもの…様々だ。
…前に夏にここを訪れた際にも、こうして植物性の繊維をヒューマノイド型に加工したものを渡された事を思い出す(『夏越の祓』)。
もしかしたら…この星では比較的、こうした行為が頻繁に行われているのかも知れない。

>>660(朱鷺宮)
「そうですね……ここは逆に、現れた心の乱れや迷いも折り紙に託して祓う、という考え方はどうでしょうかっ?」

朱鷺宮のシンプルながら中々に難しい問いに、『狐面』は少しだけ首をかしげて考え込む。

「全ては気の持ちようですよ。
上手くやろうと気負いすぎて、それに囚われて心の平穏を見失っては本末転倒ですからねっ」

>>661(臥蛇)
「あっ!もう、折るのは紙のお雛様ですよっ?」

新しい折り紙を渡しつつ、手を差し出して同じ動作を返す『狐面』。

「そのタコさんは没収です。というか上手なので下さい。お部屋に飾りたいです」

>>662(三ツ矢)
……こうして神社のイベントに参加するのは、去年の秋祭り以来だろうか。
相変らず、繁盛と言うにはまだまだ遠いものの……不思議と、不思議な雰囲気の参拝客が多い、ような気がする。
丁度説明も、手順(6)に入ったばかり……ちらほらと、折紙初体験なのか、手つきがたどたどしいものも居る。
彼らに合わせているのか、手順の説明もゆっくり目だ。

669三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/03/10(火) 04:11:33
>>665(朱鷺宮)

「ありがとー」   ニコニコ

>>668(GM)

(小ちゃい子ぉもおるねんから、うちが急かすのはちゃうな。)

反省しつつ、手順に従う。

   くる

      ペタ ペタ…


(……変なんも、ようけおるな。憑き物つきもおる……)

まあ暴れたりするならともかく、気にはしない。

「ふー」

      ス、ス…

しっかり折り目をつける。

……ともかく、彼らにどんな事情があるかなどわからないし、人がいるのはいいことだ。

……静かに折り紙を折っていよう。

670ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/10(火) 22:12:42
>>665(朱鷺宮)
「なにも 問題 ありません。」 (キリキリキリキリ)
機械的に繰り返す。

「ロボットみたい……その言葉は正確ではありません」 (チキチキチキ)

「より正確には、この体は『宇宙せn』……」 (ピピーッ)
途中で音声が急に止まった。

「……見ての通り、私は『何の変哲もない地球人』ですが、何か問題点が発生しましたでしょうか?」 (チキチキチキ)
機械的に繰り返す。

>>668(桃の節句)
タドタド……ウィンカシャカシャ……
   タドタド……ウィンカシャカシャ……
      タドタド……ウィンカシャカシャ……
たどたどしくも機械的に折り紙を折っていく。

「『ヒューマノイド型植物性繊維』……記憶領域にヒット」 (ピピッ)

「『カタシロ』……身体に触れさせることで『ケガレ』を移し、それを川に流して祓い清める。『精神的清掃用品』。」 (チキチキチキ)

「ここまでは覚えています。」 (チキチッ)

「あれから私は我が兵装『ブリッツン・アット・ザ・リッツ』のことを思い出しました。」 (ピピッ)

「しかし、私はいまだ『我が惑星クレンダス』のことを断片的にしか覚えていません。」 (ピーピッ)

「この『カタシロ』は私の『記憶喪失』という、精神的汚染を取ってくれるのでしょうか?」 (キュイン)
誰に言うわけでもなく呟き、折り紙を見つめる。

671朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/10(火) 22:33:45
>>667(エリー)
「…ふう…覚えててくれたんですか。
 とりあえず安心しました。」
そう言って彼女の銀髪をジロジロと見る
(…ウチのクラスにも三人くらい居るな…この髪の人…)
奇異の目を向けてはいるが、そう思う涙音だって頭頂部から触覚のように2本の毛が生えているし、前髪が赤メッシュである。

「いえいえ、謝ってくれたならそれでいいですよ。
 それに元気なのはいいことです。」
お腹をしつこくなでなでしながら答える。気にしてそうだ。絶対に。


>>668(神社)
「心の乱れや迷い…ふむ…」
その言葉を聞いて、改めてよく考える。
(サナトリウムをでたばっかりでそんな大きな迷いとかはないけど…)
「気の持ちよう、ですか。
 なるほど、ならば…」
そう思ってとりあえず指示通りに折り始める。
そして。
「こ っ ち の お 雛 様 の 
 鳩 尾 に あ た れ え え え え え え え !!!」
急に大声で気合を入れながら折り始めた。

>>669(三ツ矢)
「あ、どういたしまして。」
頭を軽く下げて返す。
「本当に、逆に教わりたいくらい。」
はぁ、と溜息をついた。

>>670(ロイドパ)
「あ、えっと…問題ないならいいですけど…」
(この人やっぱり変…まぁ、通報するほどじゃないか。)
心の底ではなんか失礼なことを考えながら見つめる

「うちゅ…宇宙?あ…」
彼の言葉を聞いて…急に話し声を止めて
「…其の発音の仕方で『地球人』…
 あ、なるほど!」
ぽん、と手を叩いてひらめいた

「これがいわゆる『ワレワレハウチュウジンダ』というやつですか…!
 レベル高いですねぇ〜。芸人さんですか?」
興味深そうな様子でロイドパを見ている。
(そういえばさっきから神社の人に『我が惑星』みたいなこと言っているし…。)

672臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/03/10(火) 23:57:46
>>663
(なにやら妙な音が聞えるような気が……いやいや、まさかの)

長い人生経験から、余り気にしてはいけない気がしたので、気にしないことにしておく。

「そ、そうか、それは光栄じゃな、あー……。
なら、こんなのはどうじゃ?」

新しく貰った折り紙で、今度は『フェニックス』を折る。

>>666
「胡坐を掻こうが寝首を掻こう構わぬじゃろう、儂の服じゃし儂の身体じゃ」

モゾモゾ

まるで生きているように…と言うには余り滑らかでない動きで、ぬいぐるみリュックが這い寄った。

「おう、この中かや?この中にはの、『ばあ様』が入っておる」

    ジ ジジ

明寺の目の前で、ぬいぐるみリュックのファスナーが、内側から開かれていくッ………!!

>>668
「硬いことを言うでないわ、ほれ、寄越せ」

蛸と引き換えに折り紙をせしめると、今度はそれでフェニックスを折り始めた。

673『桃の節句』:2015/03/11(水) 01:05:43
>>ALL
「いいですかっ?じゃあ次は…もう一度、真ん中の線に端を合わせて折ってくださいっ」

>>672(臥蛇)
「むむむ…」

自分よりも上位の折り紙スキルの持ち主登場の予感に内心ちょっと焦り気味だった。
蛸と引き換えに、新しい折り紙を渡すが…。

「あっまた………!!」

『タコ』に続いての『フェニックス』に、声をあげる。でもそれもちょっと欲しい。

>>670(ロイド)
「おおっ、よく覚えていましたねっ。
…………え、ええ〜〜〜っと……」

『ワクセイクレンダス』……聞いた事のない国の名前だった。
東欧の小国か、ロシアかアフリカ辺りの新興国だろうか…?

「そういうのは、ちょっと難しいかもですね…………ご、ごめんなさい」

>>671(朱鷺宮)
「まあ何でもいいんですけど。カッコよさげな自分への言い訳程度に考えてもらえば。
ってえええええええええええ?!」

突然の絶叫である。どうしてこうなった……。

>>669(三ツ矢)
突然絶叫しながら折るもの、近くの子供にやけに親しげに話しかけるもの、ロボットみたいな挙動のもの…。
まあ、とりあえず問題は無いだろう。たぶん。

「ふー………。
…あ、どうもお久しぶりですっ。去年以来でしょうかっ」

聞き覚えのある声の、『狐面』の『巫女装束の少女』が話し掛けてくる。

「先だってはありがとうございました。もしよかったら、次の夏のお祭りにも、ご協力いただけると嬉しいんですけどっ…」

674エリー『ラフカディオ』:2015/03/11(水) 01:06:25
>>671
「うん? そうだな!」

子供なので実はかなり気にしてるのは気付かなかったらしい。
そのままの流れで、隣で折り始めた。

「……私の髪がどうかしたのか?

髪を見られていたことには気付いていたらしい。

675三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/03/11(水) 01:40:50
>>670(ロイド)

(なんやあれ)

極めて不審だが……何なのだろう?
別に危険とかではないのか……?

>>671(朱鷺宮)

(逆に? ……折り紙やっとる子ぉなんかな?)

意図は察しかねたが、とりあえず微笑みは保つ。

「……叫ぶのは、やめたほうがええんちゃうー?」

やんわりと嗜める。

>>673(GM)

まあ個性派揃いではあるが……絶叫除き、他人に迷惑を掛けているわけではないのだろう。たぶん。

子供に話しかけてる男は怪しいが、単に優しい男とか、親戚とか知り合いなのかもしれない。

「どーもー」

微笑んだまま応対する。

「あ……お正月、行かれへんでごめんなー。」
「協力? ええよぉ、屋台のことやったら秋でも夏でも任せといてー。」

むしろ、願ったりだ。

676ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/11(水) 23:04:10
>>671(朱鷺宮)
「芸人?」 (カチン)

「私は芸人ではありません。
 より正確な所属と職業は 所属:黄金町メインストリート薄墨書店 職業:秋映学園大学生 です。」 (ピピッ)

「貴女の所属と職業はなんでしょうか?」

>>672(しづゑ)
「素晴らしい」 (ピーピーピピッ)

「折りたたみにより、平面が拡張され、複雑な立体が形成されました。微細な歪みによりガウス曲率≒0。」 (チキチキチキ)

「地球文化を感じます」 (ピピッ)
『フェニックス』を見て素直に賞賛する。

>>673(桃の節句)
「もう一度、真ん中の線に端を合わせて折ってください」 (チキチキ)
命令を復唱しつつ、折り紙を折っていく。

「記憶喪失の 治療は 難しい ですか」 (ペーウー)
少し残念そうな顔をする。

「しかし、素晴らしい文化を見れました。当ミッションに意義を感じます」 (ピピッ)
気を取り直す。

>>674(エリー)
ちなみに私も銀髪銀目です。

>>675(三ツ矢)
銀髪銀目、尖った耳、2本の触角状の前髪、後ろで結んだ長髪、長身痩躯。右手甲に『M45』、左手甲に『∈M⊃』の刺青。銀のラインが入った黒服。

不審な格好の男が女の子たちと問答しながら折り紙を折っている。
……別に危険な様子は見られない。

677朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/11(水) 23:20:19
>>673(神社)
「後ついでに…
 色 々 と  く たば れ こ ら ぁ あ あ  あ あ !!」
かなり投げやりな思いを込めて折った結果。

ビリィィィッ!!!
「ふはぁ〜…破れた。」
力を入れすぎて折り紙が破けてしまった。

「すいません、気持ちを込めすぎて…
 耐えられなかったみたいですね。お雛様のほうが…」
はぁ、と溜息をついて軽く落ち込んでいる。

「あの…まだありますか?折り紙」

>>674(エリー)
「後は前方不注意をどうにかすれば…」
軽い調子で答えた。

「あ、いえ…結構其の髪って流行ってるのかなーと…」
染めてるのか天然なのかは聞いていない。むしろ染めてるとも考えていそうだ。

>>675(三ツ矢)
「…あなたの仰るとおりでした」
彼女の手には、無残にも破れた折り紙の姿があった。

「気合とか、そういうのは調整しないとダメですねこれ…」
そういう問題では無いと思うのだが…

>>676(ロイドパ)
「あ、大学の先輩さん何ですかー。
 確かに…学校ではあんまり会わないですね。大学だと」
彼のロボットっぽい動きをよく確認してから答える。

「えーっと、私は朱鷺宮涙音。所属は白亜荘(予定)…職業は秋映学園の中等部2年であります!」
まだ芸人と考えてるのだろうか。ちょっとノリよく敬礼をしてみせた。
(あ、そういえばこの人も銀髪だ…)

678明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/03/12(木) 01:59:12
>>668神社
「ボスに…手下ぁ? なんだいそりゃあ、ここは神社だろう、なんだか一気にキナくさい感じがするぞ。まぁ描くけどね」

カリカリカリ サッサッ シャッ

「巫女服なんて描く機会が無いんでね、いい練習になる。
きみの後ろの小さな巫女さんも描きたいのだけど? できればきみのヒザの上に座ってる構図がいい」

『タウンズ・ヴァン・ザント』はしまった。


>>672臥蛇
「なんというか…きみのその言葉遣いであったり、動作であったり、本来不自然であるはずなんだが…妙に馴染んで見えるな」

明寺は画家なので観察眼が鋭いのだ。

「『ばあ様』と来たか、いいだろう、僕に見せてごらん」

固唾を飲んで見つめるぞ。

679エリー『ラフカディオ』:2015/03/12(木) 02:07:17
>>677(朱鷺宮)
「そうだな、ちゃんと気を付けろよー」

何故か朱鷺宮の落ち度になっていた。
この幼女、色々と強引だ……!


>>676(ロイド)(あと朱鷺宮も)
「流行ってる?」 「わたしのこれはもともとだぞ……」

    「……って、あれ?」

と、そこでロイドの存在を視認した。
エリーは銀髪緑眼だが、それをおいても銀髪金目とか
銀髪赤目とか白髪赤目とか、人工天然様々な銀髪がいる。
その為に都市伝説の『銀髪の乙女』として噂になっているほどだ。

       「流行ってる、のかなぁ……?」

生まれついての髪の色に流行り廃りもあったものではない。

680臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/03/14(土) 01:49:17
>>673
「ヒヒヒ……どうじゃ、欲しいじゃろ、んん〜〜〜〜〜〜?」

ピコピコ

フェニックスの翼を摘み、羽ばたかせて見せる(凄いゲス顔)。

>>676
「いかにも。『折り紙』は『二次元』を『三次元』に昇華させる芸術…という事じゃな」

ロイドの手の上に、折ったフェニックスを置いてやる。

>>678
「ふむ」

明寺の目利きに、少しだけ抱いていた評価を改める。
そうこの男、只の不審者ではないのかも知れない。

「おう、見て居れ」

ジジジジ…
                                                      ガリッ

鷹揚に頷く。しかし、そこで…………開きかけていたファスナーが、急に止まる!
半開きのリュックに、耳を傾けると…。

「………何?皮を挟んだ?」

681明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/03/14(土) 02:10:12
>>680臥蛇
明寺が今までに残してきたスケッチは膨大な量にのぼる。
優れた観察眼でスミからスミまで余すところなく満遍なく微に入り細を穿って舐め回すように見続けた経験は伊達ではない。

「なんだか無性にイヤな予感がしてきたよ僕は。本能が警鐘を鳴らしている」

ジジジジ…
                                                      ガリッ

「いっづうッ……いや、気にしないでくれ、なんでもないんだ」

682『桃の節句』:2015/03/14(土) 02:36:55
>>ALL
「ここまではいいですかっ?じゃあ次は、今折畳んだ分を広げて…。
真ん中より1本左側の線を、内側にむかって折って下さい!」

>>675(三ツ矢)
「いいえいいえ、お気になさらずに。
むしろこっちも年末年始も色々あったので…」

↓ここから回想シーン
『降り注ぐ流星』
『倒壊する社』
『解放された霊』
『唐突なダンスシーン』
『迫る初日の出』
『500年に一度目覚めるというH湖の怪魚(能力は『水面に映ったものを飲み込む』こと。飲み込まれたものは実際に消失する)』
『細い注連縄でつくった投げ縄を振り回しながら水際を走る巫女装束の少女』
『周囲の水が真っ赤に染まった小船の上で肩に乗せたスタンドに釣り糸を垂らさせる巨漢』
『水平線上から延びる光を逆光に駆けつける何者か(なおシルエットであり誰かは不明)』
『爆発する湖面』
『ぐったり浮かび上がる怪魚(注連縄で縛られている)』
『初日の出と、降り注ぐ細かい湖水が描く虹』
『切り身の浮んだおいしそうな豆乳鍋。〆はもちろんうどん』
↑ここまで回想シーン

「…本当に色々ありましたねっ。
んふふ。ありがとうございますっ。三ツ矢さんの屋台は好評でしたから。集客率の高くてローコストな出店は大歓迎ですよ!!」

思い切り打算的だけどツッコんではいけない。

>>676(ロイド)
「それは、あなたがあなた自身の手で取り戻す事に価値がある…そう思いませんか!?」

カッコいいこと言って誤魔化そうという魂胆だった。

>>677(朱鷺宮)
「は、はあ」

ちょっと引きながら、『狐面』が新しい紙を手渡してくる。

「…あっあのっ。
小さなお子さまも居るので、そのもうちょっと…………お、落ち着いてもらっていいですかっ?」

>>678(明寺)
「まああんまり気にせんとき。
ボスと手下ぁいうのがきな臭いなら、う〜〜〜ん、仲良しニコニコ巫女さんユニットちゅうのはどない?」
                 ジョーカー
基本的に不真面目というかおふざけ屋なようだ。
後ろに回り込もうとしている『小巫女』をひょいと捕まえると、膝の上に乗せた。

「…ぁう、あ………」

顔を真っ赤にした『小巫女』はかちかちに身体を硬くして、固唾をのんで明寺を見つめている…。

>>680(臥蛇)
「あっ……」

ロイドに渡ったフェニックスの折り紙に、思わず惜しそうな声をあげる。
…けれどまあ、既に『タコ』を貰ったのだからこれ以上は………と自分を納得させた。

サッ

…新しい紙を、しずゑに差し出す。

683三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/03/14(土) 02:51:31
>>676(ロイド)

目を細めてその男を見る、が……

(個性的やけど、なんかふれんどりいやし……)

何も問題なさげだ。
あれこれ言うのも悪いし、微笑んで会釈し、そっとしておく。

(…………大学生なんや。)

>>677(朱鷺宮)

「・・・嫌なこと、溜まってるんやねぇー」

微笑んでいるが、声色に関しては苦笑気味だ。

「落ち着いて、そーっと、ゆ〜っくり折ったらええんちゃうかなー。」

アドバイスでもなんでもないが、とりあえず叫ぶのはよくない。


>>680(臥蛇)

(上手いわあ)

何となく、『フェニックス』視界に入った。会話などは聞こえてない。

折紙の腕に素直に感嘆するが、口に出して褒めたりはしない。
目が合ったりしたら軽く会釈し、自分の作業にもどる。

>>682(GM)

「そーなんやー」

微笑む。
三ツ矢の想像は『人が多い行事は大変だろうなァ』くらいだ。

「評判ええんやったらうれしいわー。今度はまた、別のん出してもええねー」

屋台なら何でもできるのだ。
料理だけには留まらないのが『フリーダム・サテライト』。

「射的、かたぬき、くじびき、金魚すくい……夏も、にぎやかになりそうやねー。また今度、その辺も相談しにくるわー」

微笑み、折り紙を進めていく。

684ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/14(土) 21:37:34
>>677(朱鷺宮)
「私は知識取得を目的に大学に通っており、それ以外の活動をしておりません。あまり見ないのも当然かもしれません」 (ピピッ)

「私の名前はヌ・ロイドパ・スバルト。よろしくトキノミヤ・ルネさん」 (ビシィッ)
敬礼で返す。

>>679(エリー)
「我が惑星クレンダスの流行調査能力の高さが伺えます」 (ピピッ)

>>680(しづゑ)
「ありがとうございます」 (ピピッ)
賜り物を受け取るがごとく、うやうやしく『フェニックス』を受け取る。

「オオ……こんな所まで作り込んであるとは……素晴らしい」 (チカチカッ)
『フェニックス』をまじまじと観察する。

「外観的特徴から貴女はホモ・サピエンスの幼少体と見受けられます。
 それでいながら、この高度な芸術技能の所持、貴女は天才芸術家かなにかでしょうか?」 (チキチキッ)

>>682(桃の節句)
「今折畳んだ分を広げて…。真ん中より1本左側の線を、内側にむかって折って下さい」 (チキチキ)
命令を復唱しつつ、折り紙を折っていく。

「私自身の手で取り戻す事に価値がある……非論理的ではありますが、『理解』しました」 (チキチキ)

>>683(三ツ矢)
ギュルンッ……男の首が急角度で曲がり、三ツ矢の方を向く。

ペコリ……一礼した。単なる会釈のようだ。

685朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/14(土) 21:50:51
>>679(エリー)
「あ、えっと…まるで私が不注意みたいな…」
突然気をつけろよ!と言われて軽く戸惑っている。

「…ラッキーカラーなんですかね。銀色が」
なんとなく考えてみる。(単なる朱鷺宮の感覚で)銀髪が多い理由を。
「すいません…私、こう、黒い髪型ですから
 こういうのって染めてるのかな?ッて思ってしまうことが…多いんですよ。」

>>682(神社)
「はい…マジですみません…」
頭を下げながら、差し出された折り紙を受け取った。

「テンションが上がって止まらなくなることもよくあって…
 今日なんてまだ多分マシな方ですよ。」
そう言って落ち着いて折り紙を最初から折り始めた

>>683(三ツ矢)
「はい…それはもう色々と…
 災難がどこからとも無く…」
励まされているが、軽く落ち込んでいる。

「そうそう、落ち着いてやらねばいけませんね…
 冷静に冷静にと…」
まるで自分に言い聞かせるかのようにつぶやく。もう一度最初から折り始めたようだ。

>>684
「はいヌ・ロイド…パ・スバ…ルトさん。
 す、すいません。」
少し名前を読みづらそうに答えている。

「知識習得ですか…日本の文化とか、歴史とかですか?
 名前とか見た感じとか…外国人さんみたいですし。」
興味深そうに聞いている。

686エリー『ラフカディオ』:2015/03/15(日) 00:10:03
>>685(朱鷺宮)
ちなみに、エリーは銀髪緑眼。
肌も色白く、幼いながらも鼻が高い。どう見ても日本人ではない外見だ。
本名もエルヴィラ=グリーンコーラルである。絵里って名前だからエリーとかではない。

「わたしの今日のラッキーカラーは山吹色だったぞ」

サンライトイエローである。聞いていない。
幼女だから話がころころ変わってしまうのだ。


>>684(ロイド)
「み゜ゃっ!?」

流行調査能力はともかく、首がグリンと回ったロイドを見て、
木から飛び降りて華麗に着地をキメたと思いきや地面がぬかるんでいた時の猫みたいな声をあげた。

687臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/03/15(日) 02:33:25
>>681
「……?何故お主が痛がる。
まあ良いわ。止めるなら今の内じゃぞ…………?」

止まっていたファスナーを手動で前後させながら、眉をひそめた。

>>682-684
ニヤリ

完全に調子に乗った様子で『狐面』から紙を受け取ると、今度は『竜』を折り始める。

「一番面倒なのは、どれも足か頭か尾じゃな。
そこの造形さえ押さえれば、後はどうとでもなる。

ヒヒヒ…そう持ち上げるな。この程度、九十年も生きておれば容易いわい。ヒマじゃからのォ〜〜〜〜」

688明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/03/17(火) 00:00:16
>>682神社
「CDデビューでもしたらどうだい? ヒット間違いなしだ、ただし、その子がセンターならな」

喋りながらもスケッチの手は止まらない、むしろどんどんスピードアップしている。
さながら『アスワン・ウェウェ・バエ』をスケッチする某スタンドのようだ。

「アアー…イイ…遥かにイイ…」

シュバッ シャガガガッ!

「アアー……はッ すまない、正気を失っていた、ところでまだ名乗っていなかったな、僕は『明寺悟』(あけでらさとる)きみは?」


>>687臥蛇
「僕を焦らしているのか…? どこでそんなことを覚えた? 悪い子だな。
ほら、早く開くんだ、僕は手を貸さないぞ、きみが自分でやるんだ…フゥーッ フゥーッ」

たのしい折り紙教室に獣じみた息遣いが充満する…。

「ちなみに…フゥーッ 僕が『スタンド使い』であることは…フゥーッ さっき見て知っていると思うが…能力を教えておこう…。
『この場にいる全員を、動けなくすることが出来る』 フゥーッ…ウソだと思うかい…?
僕は…フゥーッ レディーに嘘は吐かない…フゥーッ 『どんな状況でも』ね…フゥーッ」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

689『桃の節句』:2015/03/20(金) 04:25:43
>>ALL
「ここまで来ればあと少し!
反対側を同じように、真ん中より1本右側の線を、内側にむかって折ってください!
これで丁度、お雛様の、襟の合わせ目が出来ます。逆にしてると左前になっちゃいますからねっ。気をつけて下さい!」

>>683(三ツ矢)
「夏ですからね、冷たいものとかがいいかも。
…………あ。あれがいいかもですね、この前見たんですけど、冷たくてさっぱりしてて、それでいてお腹を壊すこともない…」

『狐面』はスマホを出すと、画面を見せた。
(ttp://livedoor.blogimg.jp/vivit_2012/imgs/f/d/fd696a01.jpg)

「『きゅうりの一本漬け』なんか、いいかも知れません。
屋台の食べ物は味が濃いものが多いですからね。きっと口直しに欲しがる人は多いと思いますよっ?」

>>684(ロイド)
順番に折って行くと、僅かずつだが『紙』がデフォルメされた『人間』を象ったものに近づいていく。
…案外『記憶』と言うヤツもそうかも知れない。
少しずつ、一見すると寄り道ばかりで───でも気がつくと、そういうものが積み重なり、形を作っていくのだ。

>>685(朱鷺宮)
「そうなんですか…それはその、なんと言うか………………まあでも、それもそれでアリかも知れないですね」

案外あっさり許された。

「個性は他者の迷惑にならない限り尊重されるべきだし──時には他者の迷惑になっても矯正すべきではないのかも知れない。
個人の都合で他人に迷惑をかけてはならないと言うなら、他人の都合で個性をどうこうしてしまうのも正しいこととは言えない気もします。

ただ……………自分でコントロールは、できるようにしておくべきだとは思いますけどね。そのためには細かい手作業は最適です。レッツ再チャレンジ!!」

>>687(臥蛇)
「成程…………九十年!?」

まじまじと眺める。お肌の張りとかをだ。
長寿なのか不老なのか、はたまた化粧が巧いのか、どれにしてもそのコツを聞き出さなくては…そう考えたのもやむを得まい。

サッ

新しい『折り紙』を差し出した(賄賂)。

>>688(明寺)
「無茶言うたらアカンて、この子メッチャ恥ずかしがりやねん」

隠れれないと解った『小巫女』は、装束の袖で顔を隠していた。
明寺の問いに、『メガネ』は少し考え込む。そして…。

「この子は………うん、せやな、『桃組』ちゃん呼ぶんだって」

690三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/03/20(金) 16:53:16
>>684(ロイド)

   ビク!

「…………!?」「!?」

微笑みが一瞬だけ崩れる。
すぐに戻る。

(ロボット……なんか?)

少なくとも人間には思えない、が。
とはいえ、特に聞き出そうとは思わない……

>>685(朱鷺宮)

「大変やねえ。まあ、ええこともあるよ〜」

何をしてやれるわけでもなし、やんわり励ましておく。

「いっこいっこ、丁寧にやっていったら、ちゃんと出来るはずやよ。」

>>687(臥蛇)


「……?? 90……?」

      (『9、10』の間違えちゃうんか……?)

疑問だが、やはり問い質したりはしない。
もっとも、声に出てしまったが……

>>689(GM)

「あー、ええねぇ。夏らしいし、あんま競合もせえへんやろしー」

かき氷とか、アイスキャンデーとかはやはり定番だ。

それに比べたら、きゅうりはややマイナーと言えるだろう。

「お化け屋敷……は、神社でやるもんとはちゃうかー」

691臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/03/20(金) 23:09:20
>>688
「お主幸せそうな人生送っとるのう、いや良いことじゃ。人生は愉しまねばな。
……おう、やっと開いたわ」

ジジジ

四苦八苦していたが、ようやく引っかかっていたものが外れたようだ。

「そうかそうか、ならば儂のも教えてやろう。
………『若返る』。それだけじゃ、そして………」

   ガシィ

リュックの僅かに開いた口から、皺だらけの…『腕』が伸び、明寺の手首を掴む。

「……紹介しておこう、それが『九十歳』の時の儂じゃ」

ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

>>689-690
『竜』を折り終え、きょろきょろと左右を見回し……今度は三ツ矢の手に、『竜』を乗せる。

「おうさ。ま、尤も今は大分『若返って』おるがのォ〜〜〜〜〜ヒッヒッヒ!!」

692ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/21(土) 23:00:07
>>685(朱鷺宮)
「そうですね。地球の文化・文明全般について知識を取得中です」 (チキチキ)

>>686(エリー)
「大丈夫ですか?」 (チキチキ)
エリーの顔を覗く。

>>687>>691(しづゑ)
「九十年?……90歳?
 貴女はホモ・サピエンスの老年体ということですか?」 (チキチキチューン)
顔に疑問の色を浮かべる。

「極めて珍しい事例です」

>>688(明寺)
「当教室に対する危険なイレギュラー要素を確認」 (チキチキ)

>>689(桃の節句)
「反対側を同じように、真ん中より1本右側の線を、内側にむかって折ってください。これで丁度、お雛様の、襟の合わせ目が出来ます。」(チキチキ)
命令を復唱しつつ、折り紙を折っていく。

「なるほど。記憶というものは案外そういうものなのかもしれません。」(ピピッ)

「その点では地球民も惑星クレンダスの民も同じなのかもしれません。」(ピピッ)
合点がいった、という顔をする。

>>690(三ツ矢)
男は折り紙作業に戻る。たどたどしくも機械的という奇妙な動きだ。

693朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/21(土) 23:10:19
>>686(エリー)
「…私の見てるところと内容が違います…」
ちらりとスマホを確認してつぶやく…
「ん…まぁ人によりけりでしょうねえ
 こう、占い師によって異なるというか…」

>>688(明寺)
>『この場にいる全員を、動けなくすることが出来る』

ピクッ
「それマジですか?」
真に受けてる!ヤバいぞ!
「ならばやられる前に…」
いつの間にか涙音の背後から、彼女のものと思わしき軍服を纏ったスタンドが…

>>689(神社)
「あーはい…個性的…ですか。」
これはこれで、フクザツな気分である。

「まぁ…たしかにさっきのは迷惑も迷惑でしたね…
 とりあえず落ち着いてやっていきます。」
そう言ってまた静々と折り紙を折り始める。
説明の半分までしかまだできていないが、それでもゆっくりと間違えないように注意しているようだ。

>>690(三ツ矢)
「はい、いずれはこの災難さえ吹き飛ばすくらいの
 超絶な幸運が来ると、願っています!」
そう言って意気揚々と折り紙を折り始めた。

「どうも…ご親切にありがとうございます…
 そうですね。丁寧に丁寧にやらないと…」
そう言って軽く頷く。先ほどよりも手際はそれなりに良くなっているようだ。

>>691(ロイド)
「地球全般!つまり世界史とか…その辺ですか。」
興味深そうだ。

「確かに私達はまだ地球について知らないことが多すぎますからねえ。
 研究の対象としては素晴らしいと思います。」

694明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/03/22(日) 02:15:13
>>689神社
明寺の様子がおかしい…。
臥蛇と話し始めたと思ったら、戦慄くようにぶるぶると震えている。

>>691臥蛇

「……」

僕は葛藤している。
ずっと感じていた奇妙な違和感が、巨大な嫌悪感となって迫ってきている。
僕の腕に絡みつくこの醜悪な何かを振り払い、『タウンズ・ヴァン・ザント』で世界を焼付け、この生き物の鼻を折ることくらいは朝飯前だ。
だができない、これがこの姿をしている限り、僕には手出しができない。分かっている、これは嘘だ。
許されざる、唾棄すべき罪深い嘘だ。けれど、僕が僕であることを僕自身が認識し続ける為に、これを殴ることはできない。

「タ……………『タウンズ・ヴァン・ザント』」

僕が取る選択、唯一の正解はこれだ。

ズダダダダダダダダァーッ!

『逃亡』ッ! これが僕を守りうる手段! 萎びたヒョウタンみたいなのを振りほどいて一目散に逃げ出す。

「チ…チクショウッ! 顔は覚えたッ! 覚えたぞッ! この償いはかならずしてもらうッ!
美を愚弄し、僕を傷つけた罪ッ! 必ず贖わせてやるからなァーッ!!」

逃げるぞ、すごく逃げる、誰も邪魔できないぞ。

695エリー『ラフカディオ』:2015/03/22(日) 02:19:22
>>692-693(ロイド、朱鷺宮)
「く、く、首、くび」

ロイドの首を指差す。
なんかヤバげそうなギリギリのラインを突いてるぞ。
明らかにヤバそうだぞ。

         ササッ

後ろに隠れる。こういうところは幼女だ。
いや、あるいは小動物か?

696『桃の節句』:2015/03/24(火) 23:35:53
>>ALL
「できましたか?そうしたら裏返して、だいたい半分くらいに折り返して、表返したら…」

シンプルながら、立たせることも出来る紙の雛人形を、『巫女装束の少女』が手にして微笑む。

「後は皆で顔を描いて、完成です!!」

>>690(三ツ矢)
「これだけでもお酒のつまみにもなりますしねっ。
お店によっては味噌や梅肉のトッピングをしてくれるものもあるみたいですが……」

引き続きスマホで検索しながら、相談する…。
三ツ矢の言葉に、首をかしげた。

「???
そんな事無いと思いますけど……いいんじゃないでしょうか、青春のハプニングの予感がしますよ!!」

>>692(ロイド)
「まあ、焦らない事ですよ。
思い出は作るときも、忘れる時も、思い出す時も、時間をかけたほうが良い結果が得られるものですからっ」

ロイドにペンを渡す『狐面』…どうやら折り終えた後、これで顔を描くようだ。

>>693(朱鷺宮)
「んふふ、じゃあ完成したら、これで顔を描いてあげて下さい」

ロイドと同様に、顔を描くためのペンを差し出した。

>>691>>694(臥蛇、明寺)
「ん、なんや、どないしたん…………あ」

心配そうに見守る『小巫女』、口を丸くする『眼鏡』。
その二人の前でぶるぶると震えると……やおら駆け出していく明寺。
……何があったのかよく解らないが、臥蛇が何かしたのは明白だ。

ジトー

『小巫女』『眼鏡』『狐面』の視線も、臥蛇に集中する………。

697三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/03/25(水) 02:23:04
>>691(臥蛇)

「ありがとー」

(物の怪みたいなやっちゃな……)

微笑んで受け取る。
膝の上にでも置いておこう。

>>692(ロイド)

(なんなんやろ??)

>>693(朱鷺宮)

「そうなるとええね〜」

微笑む。
これ以上何か言うことも、ない。


>>696(GM)

「そうやねえ。食べものやったらこれに決まりでも、ええかもー」

こーいうのは深く悩む物ではない。
悩むなら中身だ。

「……あ、えーんや。やったら、アリかもやねー」

微笑む。

「あ、うちにもペンちょーだいー」

折り終えた。

698臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/03/27(金) 00:23:00
>>690>>692
「ま、今は十二歳相当、と言ったところじゃがな。ちなみにもっと若くもなれるぞ?」

>>694
「………………あやつ、思った以上じゃな。
ふむ…………これは悪い事をしたか?」

逃げ出す明寺の後ろ姿を、神妙な顔つきで見る。

「社会的には眉をひそめられる嗜好やも知れぬが、あそこまで貫けれれば立派なものよ。
叶うならば今一度、どこかで会うて問うてみたいものじゃ。

『人は須らく年を取る。であるならお主は一度愛した者であっても年を食えば捨てるのか?』…さてさて、どう答えるのじゃろうのォ、ヒヒヒ…」

>>696
「んなっ、なんじゃその目は……!!儂も悪い事をしたと言っておろうが!!」

流石に気まずくなり、言い訳する。

「だいたいアレじゃぞ…見た目が幼ければいいなら永遠に若返り続けれる儂はあやつにとって160キロ越えの豪速球でどストライク、三者凡退ゲームセットじゃろ?
詳しい話を聞かずに逃げ出したあやつがアレなだけで…………」

>>689で差し出された折り紙を奪い取ると、そそくさと『ゴリラ』を折ってつき返した。

699ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/03/27(金) 23:44:38
>>693(朱鷺宮)
「そうですね。
 『Sの力』(スタンドパワー)をはじめとした地球で発生する諸現象に関して、
 我らの科学力でも解析できない事例が多いことに感慨を禁じえません」    (チキチキ)

>>694(明寺)
「危険なイレギュラー要素の逃亡を確認……」(チキチキチキ)

>>695(エリー)
「くくくびくび……
 セルフチェック開始……………………終了。
 ご安心ください。我が船体には何の異常もありません」(クルクルチューン)
安心の惑星クレンダス製なのです。

>>696(桃の節句)
「裏返して、だいたい半分くらいに折り返して、表返したら…後は皆で顔を描いて、完成です」(チキチキ)
命令を復唱する。

「完成……」(ピピッ)
顔を描く。

「当オリガミミッションの達成を確認しました」(チキチキチューン)
少々不格好ながら雛人形が完成する。

「オオ……惑星:地球の科学力に栄光あれ!」(クルクルクル〜〜〜)
立ち上がり、雛人形を手にクルクルと回って歓喜を表現する。

>>697(三ツ矢)
男は立ち上がり、雛人形を手にクルクルと回りはじめた。歓喜しているらしい。

>>698(しづゑ)
「変態により若年性へと移行する個体と識別。興味深い事例です」(チキチキ)

「映像情報を記録」(ピピッ)

700朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/03/27(金) 23:56:47
>>694(明寺)
「…あ、逃げたか」
ちょっと残念そうに見送る。

>>695(エリー)
「おっと…」
自分の後ろに隠れられた。
割と怖がりなのかなと考える…

「心配ありませんって。
 フクロウもあれくらい首が曲がりますし。」
そう言ってロイドを指さす。
そんな問題じゃないと思うが…

>>696(神社)
「ええ、必ず完成させてみますよ。」
そう言って今度は慎重に慎重に折り紙を折っていく…
「ふむ、後は顔を描けばいいんでしょうね。」
だんだんと人形風になってきた。
飲み込みがそれなりに早いようだ。

>>697(三ツ矢)
「ええ…それはもうね」
と、それくらいまで言って今度は折り紙に集中し始める。

「よし、ようやく出来ました」
折り紙人形をようやく完成させたようだ。
ちょっとぎこちない作りだが、大丈夫だろう。

>>699(ロイドパ)
「解析できない科学力…我らというと…
 まぁ、人間のことですよね
 よくわからないことは確かに…いっぱいありますよ」
はぁ、と溜息をついてから答える。

「そういえば随分と首が曲がりますねあなた…」
ちょっと気になってきたのだろうか。様子を見守っている。

701エリー『ラフカディオ』:2015/03/28(土) 00:02:15
>>699-700(ロイドパ、朱鷺宮)
「えっそうかな……」

 「それなら大丈夫かな……」 「うん」

   「まったく、ちょっとびっくりしたんだぞ!!」

幼女は元気を取り戻した。やったね。

「で、この後どう折ればいいんだ??」

しかし話は全く聞いてなかったのだ!!

702『桃の節句』:2015/03/31(火) 00:37:37
>>697(三ツ矢)
「はいっ、どうぞ!」
「こんな風に顔も色々オリジナリティを発揮しちゃうといいですよ!」

サインペンを差し出しす『狐面』。
折り方を指導していた『巫女装束の少女』の見せた男雛に描き込まれた顔はどう見ても『デューク東郷』のそれだった。

>>698(臥蛇)
『狐面』が『ゴリラ』を受け取って、おもむろに懐にしまい込む。

「まあ、何があったかは後で『月組』さんに聞くとして…。
困りますね、貴重な参拝客なんですから………悪戯はほどほどにお願いしますよっ」

臥蛇にもペンを渡す『狐面』。

「さ、ええと…おばあちゃん?も早く折っちゃってくださいな」

>>699(ロイド)
「…………どうしましょう、これ今から流しに行くって言ったら物凄くショック受けるんじゃ…」
「いやでも、そこまでが行事ですから…………困りましたねっ」

喜ぶロイドのあまりに嬉しそうな姿に、『巫女装束』と『狐面』が顔を見合わせ、ひそひそと言葉を交わした。

>>700(朱鷺宮)
「折れたらこれで顔を書いてあげてくださいっ」

サインペンを渡された。
皆思い思いの顔を入れているようだ。

703三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/03/31(火) 03:17:39
>>699(ロイド)

(子どもみたいな人やなあ……)

なんとなく、微笑ましい気分にさせられた。

>>700(朱鷺宮)

微笑んで頷いておく。

>>702(GM)

「……?」

(えらい凛々しいな……)

(……なんかの、漫画のキャラクターやったかな……どっかで見たことはあるけど。)

「……んー、そやねー。やってみるわー」

サインペンで、ゆっくりと顔を書き込んでいく三ツ矢。

点が二つの目に、緩やかなカーブを描く口……普通で、地味だ。

704臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/04/03(金) 02:50:56
>>699
「如何せん若すぎるのが問題じゃがのォ〜〜〜〜〜。
あと十歳あれば、まさしく儂の全盛期になるのじゃが…………。

それにこの姿では活計を得ることもできんわい。まあ、贅沢を言うたらバチが当たるやも知れぬが…『それがどうした』」

ニィィ…

貪欲かつ邪悪に、笑う。

「折角生きておるのじゃ、我侭贅沢、言わずしてどうする。さらに寄り良く、もっと良く──人間そうでなくては、のう?」

>>702
「ふっ任せよ」

説明は大体聞いていたし複雑ではないようなのでサクサク折った。

「じゃが少なくとも今の儂を『おばあちゃん』等と呼ぶではない。『しずゑちゃん』と呼べ!!」

705ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/04/03(金) 23:48:09
>>700(朱鷺宮)
「これしきの首の曲がり、痛覚を制御できる我が身体にとっては造作もない事です」(チキチキ)

>>701(エリー)
「びっくりさせて申し訳ありません」(チキチキ)

>>702(桃の節句)
「……なんですって?」(ピコーン)
思わず耳を傾ける。

「…………なんですって?」(ピコーン)
大事な事なので思わず耳を傾ける。

>>703(三ツ矢)
回転を止めて、巫女の言葉に耳を傾けている。

>>704(しづゑ)
「なるほど歳を重ねた者にしかわからない言葉です」(チキチキチキ)

706朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/04/03(金) 23:58:18
>>701(エリー)
「ちょっと…?
 まぁ、ちょっとだと思うのならそうなのかもしれませんけど…」
ほんとにそうなのか?なんて思いながら彼女の方を見た。

「…えーっと、こうやってこう…だったはず…」
そう言って、軽く折り紙を折って見せる。
どうやらある程度は出来るようになったらしい。

>>702-703(神社・三ツ矢)
とりあえず三ツ矢に対しては
軽く微笑み返す程度で済ませると

「お…顔を書いてみろというわけですか…
 とはいえ、誰の顔を描けばいいでしょうね」
手渡されたサインペンを見ながら考える…

「とりあえずこれで…」
そう言ってサラサラを顔を書いていく…
かなりデフォルメした自分の顔を
(あれ…自分の顔でよかったのかこれ?)

>>705(ロイド)
「痛覚を制御できるぅ!?」
ますます驚いた顔でロイドの顔を見る。

「一体どうやってやってのけるんでしょうねそれ!
 何かで痛みを和らげてるんでしょうか…
 修行の賜物?」
すっごく興味が惹かれてるようだ…

707『桃の節句』:2015/04/06(月) 00:48:41
>>703(三ツ矢)
「ちょっと厳つ過ぎるんじゃありませんか…?」
「これくらいのほうが迫力あって、邪気を祓うには丁度いいんですよっ」

『巫女装束』と『狐面』はキャッキャウフフの真っ最中だ。
ふと、『狐面』が三ツ矢の雛に目を留める。

「ほらほらやっぱりこういうカワイイのじゃないと!だってこれ女の子のお祭りですよ?」
「むう…それは見解の相違と言うヤツじゃないですかっ?三ツ矢さんはどう思いますっ?」

>>704(臥蛇)
「「「………………………」」」
「し………しづゑちゃん」

『狐面』『巫女』『眼鏡』が微妙そうな顔をする中、『小巫女』だけがおずおずと名前を呼ぶ。

「久々宮、桃組です。『ももちゃん』と呼んで下さい……」

>>705(ロイド)
「…聞かれちゃいましたか」
「聞かれちゃいましたね…」

申し訳無さそうに、二人揃って頭を下げる。

「ええとこれはですね、人形に、自分に憑いた『よくないもの』を引き受けてもらう儀式なんですよっ」
「折って作った身代わり人形はそのまま、川とかに流して……『よくないもの』を浄化するんですっ」

>>706(朱鷺宮)
「おおっ、これもいいですよっ。 ふむっ、もしかしてこのお顔は……………」
「流し雛は本人に代わって悪しきものを引き受け祓ってもらうもの、模していれば効果は倍増です!」

むしろ絶賛された。そして同時に、妙に『巫女』と『狐面』がニヤニヤしながらキャッキャしだす。

「けどこの場合、相方である男雛はどうするんでしょうねっ」
「それはやっぱり気になる彼を……これが青春ですよ、青春っ」

708エリー『ラフカディオ』:2015/04/06(月) 00:56:30
>>706
「ふむふむ……」

教えてもらいつつ、折り紙を折って行く。
そして。

「できたー!」

完成だ。

   ・・・ グチャア

……酷い有様だが。

709三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/04/06(月) 01:50:40
>>706

「……うちは、どっちでもええと思うけどねー」

微笑む。

「可愛いお雛様も」
「凛々しいお雛様も」

      「『両方』あった方がええと、思うわー」

それが三ツ矢の本心だ。

「邪気払いと、かわええので、分担する〜みたいなねー」

そう付け加えた。

710ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/04/10(金) 00:43:25
>>706(朱鷺宮)
「科学力です」(チキチキ)

「科学の力がそれを可能にしているのです」(ピピッ)

>>707(桃の節句)
「ガガーン」(ガガーン)

へたへたへたり……へたりと座り込む。

「ショック!」(ピピーン)

「この我が努力と英知の結晶を!
 我が惑星クレンダスと地球とを結ぶ結晶を!
 水に流さなければいけないとはなんたる悲劇!」(ピチカート)

「しかししかししかし、これも文化を学ぶための試練!
 当オリガミミッションの達成のためには多少の犠牲は仕方ないのでございましょうか」(ピキーン)

「うううっ、さようならアイテム2号」(シクシクシク)
名前をつけていたらしい。

711<ガオンッ>:<ガオンッ>
<ガオンッ>

712朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/04/10(金) 01:24:35
>>707(神社)
「え、えーっと…
 なるほど、これは間違いではない…
 うーん、我ながら良く出来ました。」
絶賛されて、ちょっと得意げな顔になっている涙音。

「…え、相方?」
突然話題を振られて、ぽかんとする。
「えー…気になる彼…と言っても…
 私の周囲に居るのは友達くらいの…」
改めて思い悩み始める。
「まぁ、白亜荘の誰かでもいいかもしれないですけど…
 あれ、それってかなり誤解呼んじゃいますよね。」
改めて困惑。

>>708(エリー)
「…あらら、やっぱりいきなりは無理ですか。」
かくいう自分もそうだったのだが…

「まぁ慌てずにゆっくり丁寧にやるんですよ。
 そしたらきっと綺麗に折れますよ。」

>>709(三ツ矢)
「ふむ…両方お雛様があってもいいか…」
そう言って再び熟考…

突如として閃く天啓!
「…そうだ、もう一体は『私のスタンド』だ!
 守護霊ならば、行けるでしょう!」
やってやる!とでも言いたげに、次の折り紙を折り始める。

>>710(ロイド)
「か、科学力…?」
ジロジロとロイドの顔を見続ける。一体どこに科学の力があるのだろうか…

「難しいなぁ…大学ではこんな授業があるんですか?
 首がグルンとまがって…何やらするような。」
科学の授業と結びつけて考えてみたが、やはりよくわからないようで、首をかる〜く傾げる。

713臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/04/11(土) 03:26:49
>>705
「悩みがあるのならば精々悩め、悩みは若者の特権よ。
……悩みを克服しても、得られる成果は甘いとは限らぬがのぉ〜〜〜〜〜。

何、枯れた儂よりは、例え苦くとも収穫があるほうが良かろうて」

>>707
「そんな顔をするでないわ、ヒーッヒッヒッヒッ…!!」

魔女の如き高笑いをしていたが、桃組の言葉にぴたりと止まる。
予想外のリアクションに、むしろ虚を突かれた形だ。

「……う、うむ、臥蛇しづゑじゃ。よ、よろしくの、ももちゃんや」

714『桃の節句』:2015/04/13(月) 22:56:15
>>708(エリー)
「ではこれをどうぞ!」
「完成したら、これで雛に顔を描いてあげてください」

サインペンを手渡された。

>>709(三ツ矢)
「なるほど………一理ありますねっ」
「じゃあ私はカワイイ系にしましょう」

『狐面』はいそいそと、一昔前の少女マンガみたいな顔を描きこんで行く。

>>710(ロイド)
「ま、まあまあ…元気を出してください。これはそういう厄除けなんですから」
「ええと、そう、そうじゃなくて…その結晶は旅立つんですよ!重大な使命を帯びて!!」

慰め始める二人の巫女。

「あっそれいいですね!そうです、悪いものを浄化しに行くんですよ!」
「湖を越えて海を渡って、これから長い旅に出る彼女たちを応援してあげてください!!」

>>712(朱鷺宮)
「大丈夫大丈夫大丈夫です!今からこの雛は流しに行くんですからっ」
「それにその雛が誰がモデルかなんて、描いたあなたご自身にしか解らないことですしっ」

完全に、悪癖である人と人をくっつけたがりな面が全開になっている。

「描いちゃいましょう描いちゃいましょう」
「そうして初めて気づく想い…そんなのもあるかも知れません!!」

>>713(臥蛇)
「フフフ……『桃組』さんは無防備な半面、相手の防御の隙間を絶妙に突き刺しますねっ」

しづゑに自分で折った、まだ顔の無い雛を差し出す『桃組』。どうやら交換して欲しいようだ。

715三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/04/13(月) 23:04:10
>>714(GM)

「やろー?」

微笑む。

(……これも、なんかの漫画のキャラなんかなあ。)

狐面の描く顔を見る。
……さて。

「流しに行くんやっけー、これ。」

雛人形を持って、自分の顔の前に掲げる。

716エリー『ラフカディオ』:2015/04/16(木) 00:25:48
>>714
「おう! ありがとうおねーさん」

笑顔でうなずき、サインペンを受け取って顔を書く。

  キュッキュッ
          キュウ〜〜〜ッ

それを反映するような、笑顔の雛だ。

 「できたぞ!!」

……出来は微妙だが、本人は大満足らしい。

>朱鷺宮>ロイド
「じゃあ、おねーさん、おにーさんのと戦わせてみよっか」

そう言って雛を構えた。
なんか色々と間違っているかもしれない。

717臥蛇 しづゑ『バタリオン・オブ・セインツ』@小学校高学年:2015/04/16(木) 22:50:06
>>714
「ふぅむ…」

素早く自分も折って、桃組に渡す。

「在り難く、受け取らせて貰おう。
じゃがそうなると、これは『流す』訳にはゆかぬのォ〜〜〜〜〜〜」

サインペンでペン回しをしつつ、雛に顔を入れ、隅に『ももぐみ』と書き入れる。

「これは預かっておこう。
『ももちゃん』の厄は、この儂が肩代わりしてやるでの。
なあに儂は不老長寿には自信がある。ちと厄が多目でも何という事は無いわ、ヒーっヒッヒッヒ!!」

718『桃の節句』:2015/04/23(木) 05:13:41
>>715(三ツ矢)
ttps://www.hakusensha.co.jp/glass/carta/img/jpg_up/31.jpg

キラァ…

一昔前どころか三昔前くらいの絵柄だが、雄雛と並べるとものすごいインパクトだ。なんだこれ。

「そうですっ!近くに湖から出て海に続く小川がありますから、そこに流しに行きます!!」
「一応水に溶けて、自然分解される素材でできた紙なので環境への配慮も万全ですからご安心!!」

二人の『巫女装束の少女』はそれぞれ顔を描いた『流し雛』を手に、特に意味もなく決めポーズ答える。

>>716(エリー)
「ふふふ………すばらしいですねっ。素敵な笑顔です!!」
「お雛様のもさることながら、作り手の笑顔が抜群ですよっ!」

他人から見て微妙かどうかなどは些細な問題。
作り手の想いがこめれれば、込めやすければそれでいいのだ…。

>>717(臥蛇)
「う、うあ……………あり、がとう……」

しどろもどろになりながら、『桃組』が頭を下げる。

>>ALL
「できたみたいですねっ!では行きましょうか!」
「ご案内しますので、私たちについてきてください!!」

全員が折り終わると、『巫女装束の少女たち』が先導する形で、神社の近くの小川まで案内される。
深さはふくらはぎの中ほどくらいまでだが、流れは穏やかだ。未だ少し水温は冷たいものの、春の到来を感じさせる。

「不幸や不運、悪しきものを代わりに受けてくれるように」
「それを清めてくれるように願って、流してあげてください」

719三ツ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/04/23(木) 13:22:08
>>718

「うわっなんやこれ」

      「……」
      「えらい、きらびやかやねえー」

思わず声が出た。

(まあ、いや、まあ……巫女さんがええんやったらええよね。)

顔はいつも通りニコニコしてるが、けっこう驚かされた……

「そうなんや。ちゃんと考えてるんやねえー」

ということで、川に案内された。

      「つめた」

しゃがみこんで、自分のお雛様を流してやる。

「……」

願いは、心の中に秘める。

720エリー『ラフカディオ』:2015/04/23(木) 23:52:46
>>718
「行くぞー!」

そう言って、雛を流し始める。
若干水遊びになりつつあるのはご愛嬌。

721朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/04/23(木) 23:56:42
>>718
「ば、バトル!?
 …いや、ほらちょうど流すときのようですし…」
そう言って涙音はとりあえず巫女さんの支持する通りに近くの小川まで歩いて行く。

「うおお、つめた、冷てえ!!」
ふくらはぎの辺りまで浸る水の冷たさに思わず身震いしてしまうが

「了解です…頼みましたよ」
そう言って自分と、自分のスタンドの顔をした雛を流し始める
(どうか…災難を運んでいってくださいお願いしますお願いします)
…他の人よりその形相は必死に見えた。

722ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/04/25(土) 20:52:28
>>718(桃の節句)
「ううっ、さようならアイテム2号」 (ピポパッ)

「我が悲しみを癒し、我が記憶喪失を治したまえ」 (ピピピッ)
お雛様を流す。

723臥蛇 しづゑ『バタリオウオブ・セイツ』`学校高学年:2015/04/27(月) 22:34:02
>>718
とりあえず流すモノがないのでやや手持ちぶさただった。

「………おおそうじゃ、アレがあるではないか、アレが」

ふと思い立ち、リュックからおもむろに『皮』を出して流す史した。

「こっ……こりゃッ!?
ななな何をするじゃこのバチ顛りがぁぁぁぁぁ…………」

喚き散らしていたが段々その声も小さくなって行く…………。

「ヒーッヒッヒ!シーユーグッバイじゃ!」

724『桃の節句』:2015/05/01(金) 22:33:26
>>719-723(ALL)
「さてっ!皆さんお疲れ様でした!」

注目を集めるように、ぱんぱん、と手をたたく『狐面』。
その傍らに立つ『小巫女』の持つ竹かごには、紙をひねった包みが山盛りになっていた。

「よかったらお土産に『三色雛あられ』をどうぞ!お一人様お一つになってます!!」

参拝者たちの間を回り、一人ずつ、『小巫女』が『三色雛あられ』を配っていく…。


──各々の折った『流し雛』は(若干、そうでないのも居たが)、春の小川の水面に揺られながら、流れていく。各人の、想いを、悩みを、祈りを背負って──

725三ッ矢 星『フリーダム・サテライト』:2015/05/01(金) 22:37:29
>>724

「流れてくわー」

微笑みながら、その様子を眺めていた三ツ矢も雛あられを受け取る。

「ありがとーなー」

「うちはこのへんで。また今度なー」

そして、その場を去った。

726朱鷺宮 涙音『フォートレス・アンダー・シージ』:2015/05/01(金) 22:46:01
>>724
「ふう…これで私の不幸も流れて消えていけばいい…」
不穏なことを呟きながら、涙音は流し雛を見送っていった。

「あ、ありがとうございますー!
 飛び入り参加みたいな私にもこれをいただけるなんて…」
差し出されたひなあられを確認し、歓喜の声を上げる。

「どうも、ありがとうございました!
 あなたの神社贔屓にします!」
そう言って手を振り、とりあえず足を拭いてから神社から立ち去っていった。

…ちなみに帰り道でテニスボールに衝突したそうな。

727ヌ・ロイドパ・スバルト『ザ・ラジエータ・フロム・スペース』:2015/05/02(土) 00:31:06
>>724
「オオ、我が悲しみよ。流れていけー」 (チキチキチー)



ぱくんぱくんぼりぼりむしゃむしゃごっくん……『三色雛あられ』を食べた。

「ご馳走様でした。」 (ピロリー)

「これであと一か月は活動できます。」 (ピピピッ)

クルクル
      クルゥ〜〜〜

回りながら帰っていく。

728マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/02(日) 00:38:26

         「ネ!?」『YO』

モット君とお散歩してたら、
なんか神社を発見したぞい。

「ヘイモット君!せっかくだしなんかお願いしとくネ!」
『YO!!』

多分その辺にある賽銭箱に小銭をチャリーンって入れて、
鈴紐をカランカラーンってするよ。

「えっとネ、えっとネ!
 ガチャガチャ屋が開けますようにネ!
 後、この間落とした1000万円が帰ってきますようにネ!
 あとネ、えーっとネ、えーっとネ!
 ミーは今ドクターペッパーが飲みたいネ!!」

729『御蔵神社』:2015/08/02(日) 01:01:13
>>728
夏の盛りにも関わらず、神社を囲う森の作る木陰と、湖面を撫でるようにして吹く風が、心地よい涼を運んでくる。
古めかしい神社だが掃除は行き届いていた。

カァーカァー

賽銭を投げ入れ祈願するマフィーの頭上を、カラスが鳴きながら通り過ぎていった。

「一千万たぁ豪気だねえ。姐さんが聞いたらどう思うか……」

ペタリペタリ

そして背後を、石畳を素足で歩く足音がした。

730マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/02(日) 01:10:29
>>729
「落としちゃったもんは仕方ないネ!
 ハハハハハ!ネーッ、モット君ー?」『YO』

モット君とビシバシグッグ!

「ミーは姐さんじゃなくてマフィー君ネ!
 ユーは誰ネー?そっち言っちゃうネー!」

ペコペコペコペコ

タラちゃんみたいな足音を立てながら、
背後の方へ歩いて姿を確認するよ

731『御蔵神社』:2015/08/02(日) 01:26:29
>>730
ペタペタペタ

振り向き追いかけた先の石畳を横切っているのは、頭からタオルを被った『スイカ』だった。
……『スイカ』である。どこからどう見ても。

「坊主、姐さんてのはお前のことじゃあねえよ。ここの跡取りで、俺の…恩人さ」

ペタペタペタ

タオルをいなせにねじり鉢巻にした『スイカ』は手水場までいくと、ちょろちょろと垂れ落ちるしぶきをシャワー代わりにして涼みはじめる。

732マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/02(日) 01:34:50
>>731
「ネネッ!
 スイカネーッ!ウォーターメロンネッ!
 なんでスイカがあるいてるネ!面白いネー!美味しそうネー!」
『YO・・・マフィー君お腹コワスYO!』

手水場までついていくよ。

「跡取り、姐さん…ミー、わかったネ!
 きっと縁組の事言ってるネ!
 ミー、モット君から縁組のフィギュア貰ったネ!モット君!」
『YO!』          キュポッ

モット君に縁組さんのフィギュアを出してもらって

733『御蔵神社』:2015/08/02(日) 05:28:00
>>732
「夏の奇跡、それが俺の名前さ………。
そりゃ歩くだろう?足がついてるんだからな………」

パシャパシャ

渋い声で何だか訳のわからない事を言い出す。

「なんでえ、姐さんの友達かよ。それとも信者か?
ここに来たのを見たことねえってことは、友達…………おお、遂にフィギュアまで出ちまったのか、流石は姐さんだぜ」

興味深そうに眺める。

「んで、ここには何しに来たんだ?参拝か?生憎姐さんは探し物だか買い物だかに行くっつってな…今はいねえんだ。
まあ、じきに帰ってくると思うがな………」

734マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/02(日) 22:18:16
>>733
「す、すごいネェーッ!
 カッチョイイネェ――ッ!
 ミー、こんなカッチョイイスイカ初めて見たネーッ!
 サインくださいネー!」

目キラキラさせた。

「ミーは縁組と会った事ないし、信者でもないネ!
 モット君は、『ガチャガチャ』のスタンドで、
 お金を食べさせてあげると黄金町やM町の
 スタンド使いのフィギュアを吐き出すネ!ミーの友達ネー!」
『YO!YOッ!』

             「あ!」

ガサゴソ!

「これあげるネ!」 

カバンからビラを取り出し、スイカさんに渡すよ。

735『御蔵神社』:2015/08/03(月) 04:15:01
>>734
「サイン……」

しかしスイカには手が無かった…足はあるのに。

「…俺の生きた足跡そのものがサインてやつさ…」

適当に誤魔化した。

「違うんかい!!
つうか無許可でそういうの作っていいもんなのか…?まあいいか、姐さんはそういうのあんまり気にしないだろうしな…」

ぺたり

手が無いのでビラは濡れた身体に貼りついた。

「うおっなんだいこりゃあ…?!」

736マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/03(月) 23:56:06
>>735
「カカカカカカカカカカカカカッチョイイネー!!」

まんまと誤魔化されて、
超武闘伝の隠しコマンド入れた時みたいなリアクションをしたよ!
カカカカカカカカカカカカロットォ・・・!

    ピラァッ

スイカに張り付いたビラには、
==================================
   _圭_____
    ///////.ヘ.
  //////// `lへ.
   ̄||ニlニ厂|ニlニ「l~「 ∩ l ̄
    |`┴ノ l`┴' || | | |
    レ'l´l^'i'^l`lヽ || | | |
    L.LL.L.LL.LLl -

あの『モッ君のガチャガチャ天国』が黄金町に上陸!
近日オープン予定!住所は(このへん)問い合わせは(あのへん)
出張ガチャガチャもやるよ!電話番号は(こっちらへん)
====================================

「ミーはガチャガチャ屋さんネ!
 これを縁組や皆にいっぱいいっぱい配って宣伝して欲しいネ!!」

737『御蔵神社』:2015/08/04(火) 00:31:52
>>736
「ふむ…。
いやしかし、俺はここから滅多に離れないからな、他のやつに頼んだほうがよくねえか。
そりゃま、姐さんに渡すくらいはできるけどよ………」

カァーカァー

頭上でカラスの鳴き声がした。そして………。

     シュタツ

「なんだか私の名前が聞こえましたけど……何か御用ですかっ?」

上から、『ツーサイドアップ』の『巫女装束の少女』が『降ってきた』。

738マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/04(火) 00:47:12
>>737

         シュタツ

「凄いネーッ!!
 今、シュパッて降りてきたネ!
 モット君、今の見たネ!?ラピュタは本当にあったネ!!」
『YO!シュタッテ降リタYO!!』

テコテコ

降ってきた巫女服の少女に駆け寄ります。

「ミーはマフィー君ネ!
 実はペラペーラのホニャラーラ(>>730-737)で、
 モット君と一緒にスイカさんにミーの『ガチャガチャ屋』の宣伝をしてたネ!」

739『御蔵神社』:2015/08/04(火) 01:09:43
>>738
「それならちゃんとキャッチしてくれないと!親方はいませんけどねっ!
ちなみに降ってきたのはラピュタからじゃなく、そこのカラスさんからです」

バサバサバサ

空を旋回するカラスを指差すと、チラシに目を通した。

「ほほう……フィギュアですか。何時の間にそんなものが…。
私もずいぶん有名になったものですねっ。
ただうちの神社ではチラシ配りは基本的にNGなんですよ……うちの神社のイベント関係のは別ですけど。

どこかの、例えばダイナーとかに張り出させてもらったらどうでしょうか?」

740マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/04(火) 01:21:01
>>739
「ネ!ミーはモット君と一緒に、
 ガチャガチャで何千万円も稼いだネ!
 だから黄金町でもガチャガチャ屋をやって、
 ミーも皆もハッピーネ!」

ピース!ピース!

「ネネッ!チラシくばりは駄目ネ!?
 ションボリネー…ミー、困ったネー…」 およおよした。

「ダイナー?ネッ!
 そこへ行けば良いネ!よくわかんないけどわかったネ!
 ベリーベリーサンキューネ!
 あ、そうネ!縁組もガチャガチャするネ!?」

741『御蔵神社』:2015/08/04(火) 01:50:14
>>740
「誰か一人を許可してしまうと、きりが無くなってしまいますから。
それにその………うちはその、参拝客とか余りい、居ませんから…居ませんから…!!」

辛そうに答える。
確かにちょっと、というか大分、都市部からは離れた場所だ。
ここでチラシを配布しても、目に付きにくいかも知れない…。

「やっぱり、街中に近いほうがいいと思います。後はそう、駅前とか………」
「ところで姐さん、そういや一体何を探しに行ってたんだい?」

申し訳なさそうに、毛先を弄る『ツーサイドアップ』に、スイカが問いかける。

「言ってませんでしたっけ?ちょっと晩御飯の食材の買出しついでに、今年用の水着を探しに行ってたんですよ。結局オーダーメイドで頼んできちゃいました。
ガチャガチャですか、いいですねっ。
でも……『私じゃ駄目』です。今ここに居る私は朧な影法師。質量のある残像みたいなものですから。だからあっちの───」

「───私がしますよ。接客ご苦労様でした」

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…』

『巫女装束』の『ツーサイドアップ』が言葉を切り、目線で指した先には、鏡に映したみたいに瓜二つな、もう一人の、こちらは裾の短い『水干』を着た『ツーサイドアップ』がいた。

742マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/04(火) 01:59:18
>>741

「ネ?」  キョロ

『YO?』          キョロッ


    ・  ・  ・

「ネェー――――ッ!!!!!!!!!!!」
『YOOOOOOH!!!!!!!!!!!』

めっちゃ驚いた!!!


「凄いネ!モット君!!『縁組』が2人いるネー!」
『コンナノ”フィギュア”の”説明書”ニハカイテナッタYO!』
「きっと、双子か残像ネ!
 スイカさんと良い縁組はカッチョイイネー!カワイイネー!」

突如とした現れた二人目の縁組に、
目をキラキラ輝かせながらモット君とキャッホーイ!ってするよキャッホーイ! 

「改めましてこんにちはネ!
 ミーはマフィー君ネ!こっちはミーの友達のモット君ネ!」

743『御蔵神社』:2015/08/04(火) 03:08:34
>>742
「ふふふ…残念でした、正解は『双子』でも『残像』でもなく、『分身』ですっ」
「その通り!1+1は2カワイイじゃありません、私たちは1+1で200カワイイです!10倍ですよ10倍!!」

二人で決めポーズする『ツーサイドアップ』×2。

「こんにちは。私のことは『ひさびさみやさん』でも『ぐみぐみ』でも、お好きなように呼んでください!」
「ちょっとちょっと、大事なこと忘れてません?ガチャガチャ、やるんでじゃなかったんですかっ?」

『巫女装束』のほうに促される形で、『水干』のほうがそうでしたそうでしたと、肩から提げていた小型の賽銭箱を開ける。

「……あ。そう言えばガチャガチャ一回、お幾らなんです?」

744マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/04(火) 22:47:18
>>743
「ミーの1000万のそろばんパワーと、
 モット君の体内に貯蔵されている1000のカプセルで、
 2000万パワーズネ!!凄いネ!」

            ガサゴソッ

ポケットに突っ込んでいたカンペを取り出す。

「えっとネ!えっとネ!
 ガチャガチャは1回『1万円』と手数料『3千円』ネ!
 でもネ!『30万円』回す場合の手数料は『5万円』の計35万円ネ!
 ハズレが出てもそこはご愛嬌ネ!

 あとネ!あとネ!ミーの持ってるフィギュアはバラ売りしてるネ!
 値段は応相談!交渉次第ネ!」

と言っておまけファイルにはめ込んだ
フィギュア一覧を見せます。
(:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1325408874/434)

745『御蔵神社』:2015/08/04(火) 23:30:54
>>744
「ふむふむっ……コンプリートの際には何か特典があったりするんですかっ?」
「と言うか、こんな所で立ち話もなんですし……あっちの、もう少し涼しいところに行きません?」

ファイルをしげしげと眺める、丈の短い『水干』の『ツーサイドアップ』。
河岸を変えることを提案する、『巫女装束』の『ツーサイドアップ』。

促すその先には、おみくじやお守りの販売所と一体化した、社務所があった。

746『御蔵神社』:2015/08/04(火) 23:31:57
>>745

747マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/04(火) 23:40:12
>>745
「そうするネ!暑いネー!!」

       テコテコ

社務所へ行くよ。ミー、社務所大好き!

「えっとネ!スタンドと本体のフィギュアを組み合わせると、
 ギミックが起きるネ!例えばこの『薬師丸』と『レディ・リン』をネ」

『薬師丸 幸』と『レディ・リン』を合わせると・・・・


「私が売るのは『幸運』」
「ハッピー。ラッキー・・・私のスタンドはそれを操るからね。」

               『リリン!』

スタンドの指先で、『金鈴』が鳴り響いた!

「こんな感じネ!カッチョイイネ!!
 後、極稀に『レアアイテム』っていう、
 スタンド物質のおもしろアイテムが出てくるネ!!」

キョロキョロと見渡すよ。

748『御蔵神社』:2015/08/04(火) 23:59:37
>>747
水浴びを続けるスイカを残し、畳の青い匂いのする社務所の中に通されるマフィー。
直射日光に当たらないと言うだけで、ずいぶん涼しく感じる。

「お茶とジュースとありますけど、何がいいですかっ?」
「喋る!光る!動く!これはなかなか高性能ですね…………。
……レアアイテム…!?また何か面白そうな話がでてきましたよ…!?」

749マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/05(水) 00:16:31
>>748
「ジュースくださいネ!」『YO!』

即答した。

「ネネ!
 例えばスタンド物質の銃弾の『マルチブレッド』!
 1日だけ性別を入れ替えるキーホルダーの『ゆにせっくす』!
 世にも不思議な『吸血城』へのペアチケット!
 そのうち『フープル社』の人が増やしてくれるネ!」

「でもネ、でもネ!どーいう訳か、
 モット君の出せるおまけのラインナップががらりと変わっちゃったネ!
 今までモット君が溜め込んだ『栄養』もどっかいっちゃったネ!ハハハ!」

「だからネ!
 また前みたいにいっぱいモット君にお金食べさせて、
 ガンガンお金食べてもらって『成長』してもらって、
 元気になってもらってオモチャ出してもらって、
 ミーも黄金町の皆もハッピーになる!それがミーの夢ネ!
 ミーは海賊王になるネ!」

『アリッタケェ ノ 夢ヲ カキアツメェ…』

750『御蔵神社』:2015/08/05(水) 00:50:19
>>749
「かしこまり、ですよっ。
ブドウとモモとメロンがありますけど、どれにしましょうか」

『水干のツーサイドアップ』が愛想よく笑い、立ち上がる。

「つまり……今までの話を総合すると…。
ガチャガチャができる、たまにアイテムも出る、けれど今までそうやって投入されてきたお金が全部リセットされちゃった…そう言うことですねっ?」

マフィーの言葉に、理解がいったとうんうん頷く『巫女装束のツーサイドアップ』。
…とここまで来て、ある単語に行き当たった。

「「『フープル社』…『フープル・マーケッツ』の…?」」

751マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/05(水) 00:59:22
>>750
「そんな感じネ!!
 メロンジュースくださいネ!!」

ください!

「えっとネ、えっとネ。
 この間フープル社の人に質問したんだけど、
 その『フープル・マーケッツ』は『フープル社』の『支店』で、
 モット君は『フープル社』の『出張所』らしいネ!」
『オレモ、ソンナ事全ク知ラナカッタYOッ!』

ざっくばらんに説明した。

「ハハハ!ミーはその『フープル・マーケッツ』ができる
 ずっとずっと前からモット君と一緒に遊んでるけどビックリネ!
 多分、『フープル社』の工場では『モット君』がいっぱい生産されてるネ!」
『オレ、ヨクワカンナイYO!!』
「ミーもよくわかんないけど全然構わないネ!!ハハハハ!!」

752『御蔵神社』:2015/08/06(木) 01:03:58
>>751
「んふふ、少々お待ちくださいっ」

暫くして、氷の入ったグラスに緑色のジュースと、小さなガラスの器に盛られたアイスクリームが供される。

「ふむっ……『守護霊』にも色々いるんですねっ」
「あ、解った、『ネコドラくん』の『ネコドラくん』と『フューチャーデパート』みたいな感じなんですよきっと!」

良く解らないが解らないなりに理解した。

「まあ、同じお金に縁のある者同士、お手伝いはやぶさかじゃありません」

スッ

肩からかけた小型の『賽銭箱』から、『35万円』ほど出した。

「これで『30回』………お願いしてもいいですかっ?」

753マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/06(木) 01:16:24
>>752
「ネネッ!?縁組もお金にまつわるスタンドを持ってるのネ!?
 凄いネー!凄いネー!
 ちなみにモット君は成長性:金次第らしいネ!
 モット君!お仕事の時間ネ!」
『YO ムギュッ!』


5万円をがま口のお財布に入れて、
残りの30万円をモット君のお口に突っ込んだ。


          ≪ポン≫ ≪ポン≫  ≪ポンッ≫

暫くすると、モット君が直径5cm程のカプセルを
ポンポンと吐き出した。

「さ!開けてみるネ!」

754『御蔵神社』:2015/08/06(木) 01:44:44
>>753
「そういう意味でも、私たちには『縁』があったのかも知れませんねっ」
「ちなみに私の場合はお金で人を成長させるので、マフィーさんとは逆と言っていいかも知れません!」

カポカポカポ

カプセルを開けていく。

「ちなみにレアアイテムは確率的にどれくらいで出るんですか?」

755マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/06(木) 01:54:54
>>754
カプセルを開けると、何体かフィギュアが入っていた。
詳しくはフープル・マーケッツを要チェケラッチョ!

「ネェーッ。どっちか揃ってたらトレードしようと思ったけど、
 見事にダブってるネ!」
『オレニモ何ガデルカワカラナイカラYOォ〜ッ、
 ボインノお姉チャン恨ムナYOォ〜ッ』

 カポカポッ

「うーんとネ、モット君は今まで2000万円分くらいお金を食べたけど、
 レアアイテムはざっと10個〜20個くらいしか出てないネ!
 ちなみに『フープル社』がレアアイテムのアイデアの公募を始めるらしいから、
 告知スレを要チェックネ!告知スレってよくわかんないけどネ!」

756『御蔵神社』:2015/08/06(木) 04:02:02
>>755
「むむむ、残念です…はっ危ない、こうして何度もガチャらせる気ですね!?」
「この中で組み合うやつもないみたいですねっ。それと結構ハズレ率も……」

悔しいけれどまあ、それはそれとしてよくできたフィギュアをじっくり手にとって眺めた。
そのうち揃う時もあるだろう…。

「だいたい100万円がレアアイテムの出現率の境界線、という事ですねっ」
「ううっ、またそうやってガチャらせようとする……ずるいですよっ」

とりあえず空になったクッキーの缶にフィギュアをしまった(基本だ)。
メロンジュースで喉を潤しながら、大きくうなづく。

「なるほど。だいたい解かりました。
とは言えうちでは集客率アップはあまり望めません。ダイナーや…後は学生荘の連絡用掲示板とかに貼らせて貰うのが一番だと思いますよ」

757マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/07(金) 22:40:55
>>756
チューチュー

「ジュース美味しいネェ――ッ!」

チューチュー

「ダイナー!学校の寮!
 そこに行けば宣伝できるネ!グミグミサンキューネ!」

     ザムッ

空いたグラスを縁組さんに渡すよ。

「ごちそうさまでしたネ!
 それじゃあミーはそろばん塾の時間だからそろそろお暇するネ!
 ガチャガチャをしたくなったら、
 スイカさんに渡したチラシに書いてあるミーの電話番号に連絡するネ!
 ミー、いつでも駆けつけるネ!

 あ!!!ちなみに土日は『当たり率』がアップするネ!!」

758『御蔵神社』:2015/08/08(土) 08:42:03
>>757
「まあ───いずれはこの神社も、メジャーな観光、参拝スポットにしていくつもりですけどねっ!!」
「いえいえ、あ、折角だから神社の宣伝でもしておいてくださいよ」

声をそろえる、二人の『ツーサイドアップ』。

「「風光明媚で霊験あらたか、綺麗な巫女さんが恋のお悩み人間関係、疲労時の栄養補給に心霊相談、困った時の金策まで、何でもお伺いしてますからっ」」

立ち上がり、神社の外のバス停までお見送り。

「ふふふ、それじゃあまた今度お電話しましょうか…」
「えっちょっ、当たり率アップとかそういう大事なことはもっと速く言ってくださいよ!?」

759マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/08/08(土) 23:44:18
>>758
「がってん承知の助ネ!風光…覚えられないネ!
とにかく皆には縁組と分身さんが可愛いって言っておくネ!
スイカさんにもよろしくネ!バイバイネー!」

だばだばと走り去っていくよ!
バス?使わないんだな!

760『御蔵神社』:2015/08/08(土) 23:48:11
>>759
「あっ一応そこの辺は企業秘密なので」
「歩き!?町まで遠いですよ!?」

止め損ねた。まあいいか…。
とりあえずデンスケからチラシを剥がし取り、綺麗に乾かして保存した。


「…そう言えばそろそろ夏祭りのシーズンですねっ」
「ちょっと準備遅れちゃいましたけど、急いでなんとかしますか…」

761ようこそ、名無しの世界へ…:2015/08/09(日) 01:06:34



――――――8月某日、

御蔵神社に小包が配送された。
差出人の氏名は『我堂 蘭』。
中には、先日公園で注文したデザインの『水着』と、手紙が一枚封入されていた。

“お買い上げありがとう”
“こちらが『ナパーム・ビーチ・ビキニ』の完成品よ”
“注文通りに仕上がったと思うわ”
“何か不具合とかあったら”
“付属の電話番号まで連絡してちょうだい”

762『御蔵神社』:2015/08/11(火) 01:06:29
>>761
「それにしても…こういうのって普通仮縫いとかあるんじゃ………あ」

ぴったりだった。

「むむむ…侮りがたいですね、『フープル社』…!!」
《おおい巫女やい、まさかその格好は…》
「当然、そのまさかです!!」
《うごご………》

763ようこそ、名無しの世界へ…:2015/12/24(木) 11:03:38

――――――12月24日午前11時頃、

御蔵神社にバイク便で小包が配送された。
差出人の氏名は『我堂 蘭』。
中には、カラフルな模様の『片靴下』が一つ封入されていた。

“お買い上げありがとう”
“こちらが『ラスト・クリスマス』よ”
“これを12月24日の夜に『自宅』の枕元につるして”
“ほしいものをお願いすればオッケーよ”
“12月24日”
“つまり今日しか使えないから”
“忘れないよう気をつけてね”
“料金は今週の土日くらいにでも回収にいくから”
“よろしくね”

764『御蔵神社』:2015/12/24(木) 21:00:57
>>763
「ほほう、なるほど…あのおみくじの意味はこういうことですか…………」

頷きながら腕組みをする。

「さて、どうしましょう。
色々欲しいものはありますけど…」

765我堂 蘭『マーチャンダイス』:2015/12/27(日) 17:50:49

――――――12月26日、夕刻。


「もしもし」
「久々宮縁組さん」
「いらっしゃるかしら?」

そう言いながら御蔵神社の門をたたく。

766『御蔵神社』:2015/12/28(月) 00:38:34
>>765
鬱蒼と茂るも、不思議と暗さは感じさせない鎮守の森。
それに半ば埋もれるように、神社の脇にある道の奥、『久々宮家』の古びた平屋建ての邸があった。

「はいはいっ!お待たせしました!!」

我堂が玄関を叩いて十数秒。
白衣に緋袴、狐面を阿弥陀に被った少女が、がらがらと玄関を開ける。

「その節はどうも!済みません、バイク便まで使って手配してくれるなんて…本当に有難う御座いました!!」

深々と一礼する。

767我堂 蘭『マーチャンダイス』:2015/12/28(月) 00:47:43
>>766
「いえいえ」
「とんでもないわ」
「こちらこそお買い上げに感謝よ」

出てきた久々宮にそう応える。

「じゃあ」
「やくそくの代金の方を」
「いただけるかしら」

768『御蔵神社』:2015/12/28(月) 00:56:08
>>767
「ずっと行きたかったんですけど、予約でいっぱいで諦めてたレストランの予約が手に入るなんて…。
…なんでもイタリア人のオーナーシェフが一人で全部切り盛りしていて、おもてなし出来るのは日に数人が限界なんですよ。
      スペシャリテ
噂ではそこの特製料理を食べた、脳腫瘍で死に瀕していた方が余りの美味しさに快癒したとか」

袖に手を入れ、和封筒を我堂に差し出す。

「私もいつかそれ位の料理人になりたいですね…。
はい、どうぞ。バイク便の分、少し包んでおきましたので、受け取ってください」

769我堂 蘭『マーチャンダイス』:2015/12/28(月) 01:08:49
>>768
「あらあら」
「これはこれは」
「わるいわね」
「ありがたく受け取らせてもらうわ」

久々宮から受け取った封筒の中身を確認し、我堂はそう言った。


「『ラスト・クリスマス』」
「意外と使いどころのムズカシイ商品だったとおもうけど」
「うまく役立ててもらえたようで」
「なによりだわ」
「じゃあわたしはこれで」
「またいい新商品が入荷できたら連絡させてもらうわ」
「では」
「よいお年を」

そう告げて、我堂はキャリーバッグを引きながら去っていった。

770『御蔵神社』:2015/12/28(月) 01:13:24
>>769
「こちらこそ。
あっよかったら初詣はうちにきてくださいねっ」

すかさず逆に売り込むのも忘れない。

「はい、よいお年を!!」

771『御蔵神社』:2015/12/29(火) 01:54:47
「今年ももうこんな季節なんですねぇ………」

狐面の『巫女装束の少女』が、参拝客にふるまうためのお餅をぺたんこぺたんこ搗いている。

772『御蔵神社』:2015/12/29(火) 01:55:07
>>771

773『年越しの祓』:2015/12/31(木) 23:50:11
境内に、除夜の鐘の音が奥ゆかしく鳴り響く。
今年は例年に比べやや暖かいものの、それでも思わず身を縮めるほど冷え込んだ。

「ふむっ………今年も色々ありましたねえ……。
来年も、いい年にしたい、ですねっ」

白い息を吐きながら、『巫女装束の少女』が空を見上げた。

774イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/01(金) 23:02:24
→『【場】砂浜』より
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1420040517/624-658


  「おー、ここだここ」

    「しっかしさみィな!」

『友達』を連れ立って、寒い寒いと笑いながら神社にたどり着いた。
参拝客もちらほら見える、御蔵神社だ。

   「なんつったか。ジューヨーブンカザイなんだっけな、ここ」

  「確かに出来は立派な場所だけどなァ」

775葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/01(金) 23:11:16
>>774

「……さ、さむい。」

       ブルッ

     「ここ、ですか……
       ここが、神社。なんかすごいですね……」

神聖な空気――
寒さに身を震わせつつ、イザベルに続く。

           ザリ
               ザリ

「重要、文化財。
 よくわからない、ですけど――」

       「なんだか……あの、不思議な、場所。」

   キョロ
           キョロ

               ・・・・境内を見回しつつ。

776イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/01(金) 23:23:13
>>775

    「まっ、カミサマの家だからなァ」

  「ちょっとぐれェ不思議なオーラ出してくれねェとこっちもその気にならねェわな」

歩きながら境内を見渡せば、さして長蛇というわけでもない参拝客の列が見える。
並べばすぐに賽銭箱までたどり着けるだろう。

   「おみくじだのなんだのもあるが……とりあえず、並んどくか?」

もちろん、出店だの、お守りの販売所だの、おみくじだのなんだのもあるはずだが。
まぁ元旦に神社に来てやることと言えば、まずはそれだろう。

     「えーっと、なんだっけな」

      「一回あそこで手ェ洗うんだっけか……?」

それはそれとして、イザベルも外国人なので作法に詳しい訳では無い。
いわゆる手水舎(ちょうずや)と呼ばれる場所で手を洗う、というのは聞いたことはあるのだが……

777葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/01(金) 23:28:45
>>776

「かみさまの、おうち。」

        「大きい、なあ……」

そして穂風は長蛇の列を見る。
あれが……お参りだ。穂風にも、それが分かる。

「そう、ですね。 
 イザベルさん、並びましょう。」
 
         トト

     ・・・・やり方もよくわからないが。

「えっ、手を洗うん、ですか?
 あっ、そ、そうか、かみさまのおうちですもん、ね。」

        「手を洗ってから入らなきゃ、なのかも……」

     コク   コク

穂風はイザベルに向けて何度も頷く。
手水舎など、穂風が知っているだろうか――いや、知らない。

778イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/01(金) 23:46:28
>>777

さて、並んでいれば、列が進む。
列が進むと、自然と手水舎が近づいてくる。
こうなれば―――――

   「…………よしッ!」

      「わかんねェから前の奴のマネするぞ!」

――――この手に限る。

     じっ……

というわけで、前の参拝客の所作を観察する。
まだ手水舎までに列の余裕はある。観察を怠らなければどうにかなる……はず。
そして手水舎に近寄るのは若い男女……恐らくカップルだろう。
カップルが仲睦まじく手を繋ぎながら、手水舎に近寄って行く。

   「……あっ、『ひしゃく』取った」

      「……ふむふむ。あれで水を汲むんだな」

なおこの際左、右と順番通りに手に水をそそぐ必要があるのだが……

    「で、手に水をかける、と」

あーっと若いカップル普通に順番も気にせず行ったァーッ!

779葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/01(金) 23:52:49
>>778

「そ……そうですね。
  他の人は、知ってるかも……!」

      (あ……恋人同士、なのかな。)

そういうわけで、前の人の様子を観察する穂風。

       ・・・・

         ・・・・

「あんな感じなんですね……
 思ったより、簡単そう……かな。」

間違った知識を身に着ける穂風。
さて、まだ順番は来ていないが――

「……あっ。あの人も、あの、手を洗う、みたいですよ。」

          ジィーーッ

次に手水舎に近付くのは……『老人』だ。
何やら手馴れた様子で、柄杓を手に取り。

         「あっ……!?
           い、イザベルさんっ!」

     バシャ
         ァッ 
            !

それをなんと、自分の顔に浴びせたのだ・・・・

「あ、あれは……
 あれは工程の一部でしょうか……」

            ・・・・こっちが正しいのか?
                宗教文化は奇奇怪怪。

780イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/02(土) 00:09:49
>>779

     バシャ
         ァッ 
            !

    「な、なにィィィ――――ッ!?」

      「い、『意外』ッ! 顔までか……顔までやるのかッ!」

年齢差か?
それともローカルルール的に複数種類の所作があるのか?
まったくわからない……とか思っていると。

     「お、おいッ!」

       グイィィィ―――ッ

    「あの爺さん……『飲んだ』ぞッ!」

ご老人、なんとひしゃくの水を手に移し替えてグイッと口に含んだではないか。

     「ど、どういうことだ……」

           ペッ

         「あッ吐いたッ!」

      「飲んだんじゃねェ、口をゆすいだんだッ!」

    「歳の甲って言うからな……あれが正しいのか……?」

※口をゆすぐのは正しい所作です。

……ともあれ、次は三人組の男子中学生。
ワイワイと喋りながら手水舎に近寄り……

      「あっ、もうひしゃく使ってねェあいつらッ!」

普通に水道水感覚で手を洗ったッ!

――――――――さて、いよいよイザベルと穂風の番なわけだが。

781葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/02(土) 00:24:44
>>780

「えっ、えっ……
 の、飲むのは、なんで……!?
 あっ……う、うがい、したのかな……」

         「ど、どうなん、でしょう?
           誰があってるんでしょう……!?」

  ゴクリ

つばを飲み込む穂風。
次にやって来た男子中学生たちは――

「ひ、ひしゃくは……
 ひしゃくは、あの、使いますよね、流石に……」

       オロ

            オロ

穂風は困惑した様子で、イザベルに視線を向ける。
だが、こうなると、どうしよう。

「と、とりあえず、手を洗ってみましょう、イザベルさん。」

     スイッ

             ぱしゃっ

手に水を掛けてみよう。
こんな感じでいいのだろうか……?

            「……顔もです、かね?」

782イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/02(土) 00:32:37
>>781

    「……よし」

      「腹ァくくるぞホフリ」

      グッ

袖まくりして、手水舎に近寄る。
無駄に深刻な顔だ。覚悟を決めた戦士の表情である。

   「ひしゃくは……まァ流石に使うんだろ。さっきの連中が間違ってたとしか思えねー……」

じゃなきゃなんで用意されてんだひしゃく、ってなもんである。
というわけでひしゃくを手に取って、水を入れて。

       ぱしゃっ

手にかける。
恐らくここまでは間違っていないはず……

       「顔、は……」

チラと横を見る。
あからさまに困惑する友の顔。
ええい、ここで怖気づいては女が廃るッ!

     「ままよッ!」

      バシャァッ!

勢いよくひしゃくから水を自分の顔にかけたッ!

          「冷てェッ!」

当然である。

    「んで、後は……あー、うがいか」

       「……よし、これもやるぞッ!」

その選択は正しかった……しかしッ!

       グイッ

イザベル、ここで『ひしゃくから直接』水を口に入れてしまうッ!
これはタブーだッ! 衛生的にもね!

     クチュクチュ
            ペッ

      「よし、これでいい……はずッ!」

783葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/02(土) 00:41:26
>>782

「は、はい……!
 イザベルさん、やりましょう。」


唇を固く結ぶ。
覚悟だ。覚悟をしなくては。

         ・・・・そして。

「……! よ、よし、私も……っ!」

       バッシャッ!!


          「つめたっ……!」

これでいいのか?

穂風はイザベルを信じる。
間違ってても、二人で間違ったのだ。

「はいっ、うがい、ですね……!」

           グイ

イザベルと同じように、柄杓から口に水を!
同じタイプ……同じタイプの『ミス』だ。

     クチュ    クチュ

             ぺっ

「……ふ、ふう……
  これで、かみさまのいえに、入れますね。」

             ニコ

        ・・・・やリ遂げた顔で、穂風はそう告げる。
             さあ、列に戻って、初もうでを続けよう。

784イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/02(土) 00:49:51
>>783

    「ああ……やり遂げたな……」

なんか色々間違ってたかもしれない……
しかし、いいのだ。『礼を尽くそうとした』という心意気こそが最も重要なのだから……多分……

      「……しかしマジで冷てェなこれ」「ホフリ、タオル貸すぜ」

濡らした手も、顔も冷たい。
列に戻りながら、カバンからハンドタオルを取り出す。
もしもの時のために持ってきていた物だ。
まぁ、まずは自分から使うのだが。

        ゴシ
           ゴシ

      「ほらよ」

手と顔、あと顔から垂れた水を軽く拭き取ってから、タオルを手渡す。
滴る水が体の方に来ると、風邪を引いてしまうかもしれない。大事なことだ。

        「あー、今ので完全に目ェ覚めたなァ」

     「あ、もしかしてそのためにか……?」

※違います。

       「まァなんにせよもうちょいだ」

           「あ、ホフリお前小銭持ってるか?」

785葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/02(土) 01:02:19
>>784

「……あっ、ありがとうございます。」

    グシ

        グシ

     「……ふう。」

顔や手を拭いて、冷たい水で、眠気も飛んで。    

       (……皆、顔拭いてない?
          あれ、そもそも濡れても……)

          何かに気づきそうだ。
            だが、そんなことより。

「小銭は……はいっ、大丈夫です。
 ちゃんと、お札以外も、あの、持ってます。」

         「……小銭を、ええと。」

                 チャリーン

            ガランガラン

前の方の様子を、しばし見て。

「投げて、あの上の……
 ええと、大きな鈴を振るみたい……です、ね。」

             コク

イザベルに頷く。
そして、列は進んでいくだろう・・・・

786イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/02(土) 01:18:56
>>785

     「で、なんか手ェ叩いてから願い事を言う……言うっつーか願うっつーか」

             「まァそんな感じみてェだな」

流石に、それぐらいは間違いそうにない。
……手水はどうやら粗相があったようだがこの際何も言うまい。
とはいえ厳密には二礼二拍一礼だの色々とあるのだが……
…………まぁ、その辺を外国人と参拝初体験に要求するのも酷なものだろう。

       「やっぱたくさん入れたほうがいいのかねェ、これ」

           「お、あいつ札入れてるぜ」

前の方を見れば、学生らしき眼鏡の少年が『1000円札』を投入していた。
恐らくは受験生とかなのだろう。願う姿からも鬼気迫る気配が感じられた。

         「でもみんな小銭で入れてるし、どっちでもいいのかもな」

     「ヒヒヒ、めんどくせェなァ、初詣!」

明らかに神社のど真ん中で言うようなセリフではないことを言いながら、穂風に笑いかける。
よくわからないし、色々間違ってる気もするが、友達と一緒だから悪くない。

787葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/02(土) 01:25:36
>>786

「わ、分かりました。
 心の中で、考えるだけ……みたい、ですね。」

        「声、出してない、みたいですし。
          ……わぁ、あんなにお金、たくさん。」

たくさん入れた方が良いのか?
べつにそういうわけでもないのか?

            ・・・・まあ穂風にそんな金もなし。

「……え、へへ。
 難しいですね、初もうで!」

           「あ、イザベルさん、そろそろ私達……」

    ト
         トト


賽銭箱は、もう目の前。
お願いごとも、決まっているし、小銭もある。

「……じゃあ、その。行きましょう。」

        コク

      ・・・・イザベルに頷いて、空いた鈴の前へ、歩いていく。

788イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/02(土) 01:36:59
>>787

    「おう、行くか!」

      コツ
       コツ

笑って返し、共に鈴の前、賽銭箱へ。
財布から小銭―――― 一応そこそこ奮発して500円――――を取り出して、投げ込む。

          チャリーン

        パンッ

……ほんとは二回手を叩くのだが、イザベルはそれを知らないので、一回だけ、大きく。
心の中で、願うのは――――

      (……『ホフリが今年一年、去年よりももっともっと楽しく過ごせますように』)

――――先ほど宣言した通りの、お願い事。

       スッ

     「……頼むぜ、カミサマ」

最後にそれだけ呟いて、足早に列から抜ける。
長居は後ろの客に迷惑だ。
簡単な所作で、願い事も簡単だから、あるいは穂風より先に列を抜けることになるかもしれない。

789葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/02(土) 01:49:29
>>788

      「はいっ!」

   ト
        ト
     ト

賽銭箱の前に立つ。
そして、財布から出す小銭は、『500円』硬貨。

           チャリン

      パン

手を叩いて、目を閉じて。
 心の中で、決めていた願い事を、反復する――

       (……『今年は去年よりもっと、一年間、楽しいことがたくさんありますように』)

                    (……迷惑じゃないなら、『イザベルさんにも』。
                      お願いします、かみさま。私と、私の友達に。)

    ス


顔を、上げる。
そして――賽銭箱から離れて。

        ト  ト

「……イザベルさん、お願い、終わりました。」

      「これで、初もうで、終わりです……かね?」

             ・・・・先に列を抜けていたイザベルの元に、駆け寄る。

790イザベル『アーキペラゴ』:2016/01/02(土) 02:07:36
>>789

   「おう、アタシのほうもバッチリだ」

     「ま、多分『初詣』自体はこれでおしまいだが……」

……境内をぐるりと見回す。

    「おみくじ」

          「お守り」

               「ついでに甘酒」

      「……アタシもよく知らねェけど、そーいうのはまだまだあるんじゃねェかな」

(メタ的に言ってスレ主不在でどこまで言い切っていいのかは謎だが、去年の元旦の流れを見るに)その辺りのものはありそうだ。
というかまぁ、この規模の神社で元旦におみくじもお守りもやってない方が珍しいだろう。

       「つってもそこそこ混んでるみてェだけど」

          「どうする?」

アタシはどっちでもいいぜ、なんて顔をして、穂風に問いかける。

791葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2016/01/02(土) 02:16:52
>>790

「えへへ、お願い、かみさまに届きましたかね……」

きっと届いているだろう。
穂風の声は決して、小さくなどない。

     「いろいろ」

    キョロ

        「あるん、ですね。」

            キョロ

境内を見回すと、いろいろありそうだ。

「えへ……楽しそう、だから。
 私は……混んでても、行ってみたい、です。」

           「……行きましょう、イザベルさんっ。」

   穂風はそういうと、おみくじの方へ歩いていく。
         二人の初もうでは、まだもう少し続くようだった。

                    ・・・・きっと今年も、良い年になるに違いない!

792『年越しの祓』:2016/01/02(土) 16:49:35
「ふふふ…少しずつ参拝客も増えてきた気がしますね、この調子でお賽銭が増え…もとい、知名度が上がってくれると嬉しいんですけどっ」

参拝客(結構外国人も多い)を眺めながら、満足げに頷く。

「…今年は去年みたいに、妙な騒ぎが起きないようにしないと…………」

793高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/03(日) 23:52:33
>>792
「よいしょ、よいしょ」
境内の中に見覚えのある小さな影が現れた。

「ここがおまつりのところかなーなの…
 ひとがいっぱいいるからまちがいない!」
と、嬉しそうな顔で人混みの中に入り込んでいく


「むぎゅううううう」
息苦しそうに人混みにまみれながら神社の方面へ向かっていく。

794『年越しの祓』:2016/01/04(月) 00:25:33
>>793
境内の脇には露店が並び、焚き火の近くでは『巫女装束の少女』が大なべを柄杓でかき混ぜている。
気温は低いが森に囲まれていせいか、あるいは人ごみのせいか、風は弱く体感温度はむしろ街中よりは上に感じるほどだ。

本殿の周囲は、さすがに参拝客が多い。
その隙間に潜り込むように、リルカは近づいていく。

795高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/04(月) 00:31:22
>>794
「むぎゅうー…
 おみせがいっぱいある…の…」
白亜荘に事前に置かれていた子供用の厚いジャケットのおかげで
凍えるような寒さは感じなかったが…
露店に進もうとした頃には暑いと感じるほどになっている。
果たしてこれはこの人混みの熱気なのか…

露店の近くは割りと空いており
ひとまずは落ち着いてそのあたりで立ち止まる。
本殿まではもう少しというところだ。
「むー…
 みたことあるひとなの」
と、巫女装束の少女をジーっと見ながら応える。

「…あれは何なのかななの?」
かき混ぜてるものに視線が集中する。
ちなみにどこかの露店の前なのでちょっとおじゃまになるかもしれない。

796『年越しの祓』:2016/01/04(月) 01:08:25
>>795
目を凝らす…確かに、あれは海で知り合い、その後『白亜荘』へとリルカを導いた、おせっかい焼きだ。
巫女装束で居るということは、奇しくもここが、彼女の家だったのだろうか。

「はいどうぞっ、熱いので気をつけてくださいねっ」

巨大な鍋の中身は、離れた場所からではよく解らないが…道行く人に、器によそったそれを振舞っているようだ。

フワ…

甘い匂いがする………砂糖で炊いた、『小豆』の甘い匂いが。

797高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/04(月) 01:18:25
>>796
「…あそっか!
 ここがくぐみんのおうちなの!
 …へー、ここがそーなんだー」
興味深そうな顔でジーっと社の様子を見る。

「ん…んうー。
 いっぱいひとがいて、ちかづけないのー」
とりあえず人混みをかき分け進もうとするが、
よく見れば順番待ちの列になっているところがあるようだ。
このままではマナー違反の割り込みをしてしまう…

「これって、おかしのにおいかなーなの。
 たべてみたいのー。」
その芳しい小豆の香りは
子供にはたまらないものだろう。
甘いモノは誰もが好きなのだ。

798『年越しの祓』:2016/01/04(月) 12:44:43
>>797
社は古そうだが、ぼろぼろと言った印象はない。
ずっとずっと、昔々からあったのだろうと思わせる風格、風景との一体感があった。

「はいはい、ちょっと通してあげてね〜」

むぎゅむぎゅともみくちゃにされながら、人波を泳ぐように進もうとするリルカの手が握られる。
顔を上げると、巫女装束を着た、派手な金髪に焼いた肌の、グラマーな少女が周囲の人ごみを整理して…。

「って狭い狭い、通してっていってるっしょこら尻触るな!」

むしろ一緒にもみくちゃにされながら、やっと手を引かれて抜け出すころには、二人とも汗まみれになっていた。

「…だいじょぶ?怪我とかしてない?」

額を拭うと、乱れた装束を直しながら、『金髪ギャル』がリルカに問いかける。

799高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/04(月) 19:39:04
>>798
「うーむ…ふぎゅー」
握られた誰かの手に導かれるままゆっくり歩いて行く。

「む、くぐみん…?」
金髪だったかなーと首を傾げながらその顔をじっと見る。

「あ、だいじょぶだいじょぶなのー。
 けがはしてないから、へーきへーき。」
と言ってもう片方の手を見せてみる。
汗を掻いてしまってはいるものの、たしかにどこかに躓いたというわけでもなさそうだ。

「そ、そいえば、このおうち
 きれー…なところだよねなのー。」
そう言って近くから社の様子を見る。
割と気に行っているのか、或いは友達相手なのでなのだろうか

800『年越しの祓』:2016/01/05(火) 03:42:18
>>799
「アタシは『花組』。よろしくリルカっち。
『くぐみん』………の、まあ姉妹みたいなモン、かな。だからアンタのことも知ってるってワケ。ほら、こっちこっち」

手を引いてリルカを連れて行く、『黒ギャル』。

「綺麗?まあ神社だからね…っつうかさすがにここには住んでないよ、『くぐみん』は。
ここに住んでるのは『神様』。それもあのぐにゃぐにゃしてない方。
…………ほい、じゃ後よろしく」

リルカと共に、鍋をかき混ぜる『巫女装束の少女』の前までたどり着くと、『黒ギャル』は手をひらひらさせて人ごみに戻っていく…。
『巫女装束の少女』はにっこり微笑むと、紙のお椀に柄杓でよそうと、リルカに差し出した。

「……あけましておめでとうございます、リルカさん。お元気そうで何よりですねっ」

お椀の中は……『お汁粉』?
やや白みがかって、『米』のようなものも混じっているが……。

801高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/05(火) 16:07:10
>>800
「はなぐみ?
 なるほどー、じゃーおとしはどっちがうえなの?」
と、『花組』に対してフレンドリーに接する。
花組のちょっと黒い肌とは対照的に、リルカの肌は白っぽい。

「あー、あのたこさんがすんでるところなのー?
 …くぐみんのおうちもみてみたいなーなの…」
白亜荘だったかな?とかつぶやきながら社にたどり着く。
そしてお礼を述べてから手を振り彼女を見送っていく。

「あ、えっと、あけましておめでとうございます、なのー。」
よくわかってないふうな顔でひとまず頭を下げる。
ちょっと慌てた様子であるが、ちょっと可愛く見える、かも知れない。

「ん、ありがとうなのー。…おいしそう…」
差し出されたおわんの中には米のようなものも混じった
お汁粉のようなものが入っている。

「ここって、このときにはいーっぱいひとがくるの?
 これを、たべるためなのかなーなの。」
と、興味津々で差し出されたおわんを覗き込む。
一応お汁粉は見たことがあるのだが、ちょっと違うように見える。

「…なんなのかなーなの。」
ひとまずリルカはゆっくりとすすり始める。
熱いので気をつけながらすするのである。

802『年越しの祓』:2016/01/05(火) 20:59:05
>>801
「ん〜〜〜〜、同じくらい?確かそーゆー『設定』のはずだから。
いやいや、あんな胡散臭いのじゃなくて、ちゃんとしたの。あのタコはいっつも『くぐみん』にくっついてるよ。

おうちが見てみたい?頼んでみたら?まあフツーの家だけど。リルカっちが見て面白がるようなもんはないんじゃね?」

ばいばい、と手を振り合いながら別れる。
………久しぶりの対面だ。前にも言っていた気がするが、どうやら『巫女装束の少女』は寮に部屋はあるものの、基本的にわざわざ遠い自宅から通っているらしい。

「ふふふ、今年もよろしくお願いしますねっ。
今日はですねえ、皆一年の終わりと始まりの日のお祝いに、ここにきてるんですよ。
今年もありがとうございました、来年もいいことがありますように……って。

よくぞ聞いてくれました。それは『お汁粉』は『お汁粉』でも…『甘酒入り汁粉』なんです!」

大鍋を混ぜ混ぜ、説明する『巫女装束の少女』。

「米糀でアルコール分を抑えた甘酒に、お汁粉を合わせたものです。栄養豊富で、体にいいんですよ。
浮いてるものは甘酒の材料のお米と、後からもち米を加えました。普通のお餅だと喉を詰まらせてしまうかもですので。
もち米は満腹感と、身体を温める作用があります。『お汁粉』の小豆にも同じ作用があるので、食べれば相乗作用でぽっかぽかです!

去年はアルコールに弱いお客さんがいましたが…今回こそはばっちりですよ!!」

803高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/05(火) 21:23:29
>>802
「おんなじくらいかーなのー
 …あ、それも『すたんど』ってことなのかなの…」
タコみたいな神様はそういうこともできるんだろうか…
割とリルカはタコ神様への興味が尽きない

「はくあ…とおんなじなのかな〜なの…
 …あ、じゃーねなのー」
リルカも金髪の彼女へ手を振って見送っていく。

「んー、ことしもよろしくなの!」
と、縁組を見習ってひとまず挨拶を返す。

「…んー?あまざけはよくわからないけど…」
そう言いながらクピクピと飲んで見る。

「むー…むずかしいけど…
 あまくておいしいからいっかなーなの!」
そう言って少しずつ甘酒入りしるこを飲んでいく。
若干顔が赤い。

「ぽかぽかするのー!」
癒やされたというふうな顔をしている…

804『年越しの祓』:2016/01/05(火) 23:00:19
>>803
「小豆には邪を祓う力もありますから、これを食べて、新年の始まりをすっきり迎えて下さい!
…………むむむ…大丈夫ですか?

あれから研究を重ねて、アルコール分は限界まで落としたはずですが…」

心配そうな顔になり、リルカの額に手を当てたりしている。

「気分が悪くなったり、目が回ったりはしてませんか?お水飲みます?」

805高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/05(火) 23:16:14
>>804
「むぐむぐ…
 でもこのあじすきなのー。」
と嬉しそうな顔でどんどん飲んでいる。

「うーん…
 きぶんはわるくなったりしてないけどなのー」
と、ちょっと嬉しそうな顔で応える。

「あったかいなーってかんじは…
 するかなーなの…」
でもやっぱり顔は若干赤いようだ。

806『年越しの祓』:2016/01/06(水) 00:42:27
>>805
「と、とりあえずそれくらいにしましょうか。
リルカさんが大丈夫と思ってても、大丈夫じゃない可能性もありますから…」

紙コップに注いだぬるい白湯を差し出す。

「ううーん、まだまだ研究が足りませんね……………。
本当に大丈夫ですか?足元がふらふらしたりとかは?」

807高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/06(水) 00:50:34
>>806
「むー?おいしーんだけどなーなの…」
ちょっと名残惜しそうな顔でしるこを元の場所に戻そうとする。

「…あったかいねーこっちも…なの」
お湯を軽く飲んでから嬉しそうに顔を上げる。
なんだか赤い気がする。

「んー?あしもとはへーきだけどなのー。
 なんだかちょっときもちがいーなーっておもってなの…」
楽しげな顔で応える。
お酒が弱いとかそういうふうに見えそうだが、
周囲の人は大丈夫なのだろうか。

808『年越しの祓』:2016/01/07(木) 23:43:52
>>807
「甘酒抜きの普通のにしましょう。
というか最初からこれにすればよかったですね…。

ちなみにリルカさん、これ、指は何本立ってますか?」

傍らの小さな鍋から、普通のお汁粉をよそって差し出すと、Vサインをしてみせる。

「むむ………どうもいけませんねっ。まさか去年と同じミスをしでかしてしまうとは…」

809高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/08(金) 00:05:19
>>808
「むむむ…ゆび…
 えーっと」
と、ジーっと縁組の指の形を見ていると…

「おー、5ほん!」
なんか変なのがすぐに分かる返答の返し方であった。

「むむむー…
 とってもおいしかったけどなの…」

810『年越しの祓』:2016/01/10(日) 11:23:34
>>809
大失敗だよ!!

「はい!大丈夫じゃないですね!!
…………はっ!?」

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』

……何時の間にか、『巫女装束の少女』の後ろに、雪のような白髪をした、長身の女性が立っている。
同じ巫女装束に身を包み、顔立ちもどこかよく似ていた。

「お…おおおおおおお母様…………!
はっはいっ!直ぐに家で休んでもらいますから……!!」

     ヒョイ

思い切り動揺しながらリルカを抱えあげると、滑るような歩法で境内を後にする…。

「うう、大変なことになってしまいました………」

811高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/10(日) 12:14:36
>>810
「ぬぃー…
 あそこの、いかみそって…
 なにかなーなのー。」
酔ったふうなしゃべり方でイカ焼きやさんの屋台を指差す。
様子は思わしくない!

「あ、からだがふわってういてきたのー。
 へーんなのー。」
抱え上げられたのも酔いどれで気づかないものなのだろうか。
なにはともあれ、特に抵抗もなくリルカは運ばれていく…

『…何かあったのか?』
ちなみにとある屋台では
『焼き肉』の屋台を掲げている肉屋の娘さんが居たようである。

812『年越しの祓』:2016/01/10(日) 21:42:50
>>811
「何かあったみたいだね」

『カルビ串』をもぐもぐしながら、『黒ギャル巫女』が応える。

「ウチらの『座長』かな……誰か脇に抱えてるけど。
…ありゃ拙いかもね。前にも同じヘマやったみたいだし………これは事と次第によると今年は…」

ごくん

「……『座長』、誰かに料理を振舞うの、禁止されちゃうかも」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

鎮守の森に半ば埋もれるように立つ、古びた平屋建ての一軒家。
抱き上げていたリルカを、座椅子に座らせる。

「そのまま、座椅子は倒さないでいてください。
甘いものを食べた直後に寝ると、胃酸過多から胃を逆流する流動性食道炎が…。

…ええと、とにかく、吐くかも知れませんから、そのままで」

そのまま慌しく、ぱたぱたと部屋を駆け出してく…。

813高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/10(日) 21:59:33
>>812
【ツグミさん。】
「んー、ヘマ?
 …そいやぁ去年もなんかいろいろとあったって
 おふくろからきいてるなぁ…」
代々薙精肉店の娘さんは、そう言いつつもどんどん肉を焼いていく。

「んまぁー、屋台を畳まなきゃいけないみたいなもんじゃなきゃ
 ウチは気にならないけどねー。熱中症とかだったら早めに休ませといたほうがいいよ」
と言っておかわりを差し出した。

「その『座長』サンってのは料理が下手なの?」
と言いつつ軽く顔を見ている

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【リルカちゃん。】
「うむー…ん…んん?」
目を白黒させながら周囲の様子を見る。

「むーむー…
 ん?なに…かななのー…」
あたりをチラチラと見回している。
まだ頭がくらくらしている。
自分が座椅子に座ってるということは認識できているぞ!

814『年越しの祓』:2016/01/10(日) 22:17:31
>>813
「ううん、その気になればちょっとしたいいとこの料亭でも即戦力になるくらいの腕はあるよ」

食べ終わった串を捨てつつ、追加を受け取る。

「そんな重症じゃあないとはおもうケド。
曲がりなりにも料理人が出した料理で人が倒れたなんてなったらアウトっしょ、ってこと。

『座長』の場合、単なる料理人じゃなくて、神様の料理人だからさ…ま、色々キビシーんだって、能天気に見えて」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「はい、これをどうぞ」

しばらくして持ってきたのは、緑茶と梅干だった。

「多少はすっきりするはずですよ。
……ごめんなさいリルカさん、まだ小さなあなたには、極わずかとは言え、甘酒入りのを勧めるべきではありませんでした…」

お盆の上の湯のみと小皿をリルカに差し出すと、『巫女装束の少女』は深々と頭を下げた。

815高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/10(日) 22:47:58
>>814
【ツグミさん。】
「…あーそっかぁ。
 でも料理で人が倒れるって言ったらなぁ。
 食い過ぎでぶっ倒れるか、お酒の飲み過ぎくらいじゃァないかな。」
と言ってまたおかわりを差し出す。

「…とりあえずその倒れた人はいたわってやったほうがいいと思うな。
 ウチも他人事じゃないからねぇ。
 もしうちの肉屋ので食中毒でも起こったら…とか感じてね。」
どうやら先程から気が気でないようである…

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【リルカちゃん。】

「む、ありがとうなの…」
そう言って緑茶を軽くすすってから、
梅干しも軽く食べてみた。

「むむむ…すっぱい…」
ちょっと顔をしかめつつも、虚ろだった意識ははっきりとし始める。

「んーう…あれ、けっこうおいしかったんだけどなのー…
 あま、ざけ?っていうの?
 へんなかんじになったけどなのー…」
ぼんやりした顔で応える。
彼女は相当な下戸なのかもしれない。

816『年越しの祓』:2016/01/12(火) 23:17:51
>>815
「にしたって、さ。
過ぎるほど出しちゃうんじゃ未熟者、ってコトじゃね?
……過去の例からすると、たぶんどっかに修行に出されるか……お使いか…」

こりゃ冬休みは全滅かな、と呟きつつ、新しい串を受け取る。

「ま、アタシらは何があっても『座長』についてくだけだケドね……その身に、『神のご加護』ってヤツが宿る限りは。
とりあえず『座長』ん家に運んだみたいだし、大丈夫っしょ。

…………さーて、と……そろそろ仕事に戻んないとね、ごっそさん。あ、代金は『座長』に請求しといて」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「……はいリルカさん、立ってる指は何本ですか?」

顔を上げると、『巫女装束の少女』は指を三本立て、もう一度リルカに質問する。

「ええまあ。甘酒…お米を発酵させたものが入っていまして…。
………アルコール分は限界まで抑えたのですが、どうやらリルカさんにはそれでも効いてしまったみたいで…」

うな垂れ、しゅんとしながら説明した。

817高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/12(火) 23:34:35
>>816
【ツグミさん。】
「修行…ねぇー。
 それってあれ?滝に打たれるとか…
 座禅組んで、木の棒でぶっ叩かれるとかそういう奴?」
そう言ってからふぅ、とため息を付いた。

「まぁ、ウチだってせっかくの大学の冬休みを
 屋台の仕事に使えとか言われて…
 アルバイトってやつだね…」
そう言いながらひとまず次の客をさばく

「そういうのいいと思うよ。
 ウチもねぇ、自分のためにやることだからね、
 こういうのは…
 まいどありー。座長さんによろしく〜」
と言って手を振り見送っていった
(終?)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【リルカちゃん。】
「あーえっと…
 さんぼんー」
と、割とすぐにちゃんとした数を言い当てた。

「うー…あるこーる?
 うーん…のんだらあぶない…ってことわかったの…
 なんだか…へんなきぶんだったのー…」
軽くお茶をすすっている。
しょんぼり顔だ。

「でも、あまいのはだいすきだから
 その、あるこーる?ないのだったらいいかななのー」
すぐに嬉しそうな顔に戻って微笑みかける。

818『年越しの祓』:2016/01/15(金) 00:25:18
>>817
「ふう…だいぶ良くなったみたいで安心ですよっ」

安堵のため息をつく。
装束の袖で、目元を拭った。

「そうですね、今度からは…今度があればですが…子供用と大人用に完全に分けて作りましょう。
…お茶のお代わりは如何ですか?」

819高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/15(金) 00:33:10
>>818
「あー、だいじょうぶなのー!
 もうこんなにげんき!」
と、その場から立ち上がろうとして

「ううー…」
軽くよろけてまたイスに座り込んだ。
急に立とうとすればこうもなってしまうだろう。

「…んー、もうちょっとおとなしくしてるの…
 あまいのはよかったから、そういうのにしたらいいの。
 あと、おみそもはいってると、わたしはすきなの!」
どうやら彼女はあのお汁粉を割と気に行っているらしい。
酔っ払う以外には特に問題はなかったらしい。
…最後の提案は避けるべきものだろう。

「…おちゃおかわりなの…
 おみそしるも、ないかなーなの」
そう言ってからまた軽く頭を抱える。
まだ少しくらくらしているらしい。

820『年越しの祓』:2016/01/15(金) 00:53:14
>>819
「いけませんよリルカさん、まだ休んでないと……。
ほらほら………」

足に毛布をかけ、部屋の暖房も入れる。

「本当にすみません私のせいで…。
解りました。少し待っててくださいねっ。お味噌汁、好きな具はなんですか、リルカさん?」

821高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/15(金) 00:57:31
>>820
「…うー、ごめんなさいなのー…
 げんき、だとおもったんだけどー…なの」
そう言ってふぅ、とため息を付いて頭を押さえる。
もうちょっとゆっくりしてたほうがいいんだろう。

「あー、きにしないでねなのー。
 おいしかったから、へーきへーき」
そう言って片方の手を軽く振ってみせる。
ニコニコとちょっとぎこちない笑みを浮かべる。

「…おみそしるは…
 えーっと、なんだっけなーなの…
 こんなふうな…」
そう言って二枚貝を両手で表現する。
「パカってなるのが、すきかなーなの。」

822『年越しの祓』:2016/01/17(日) 16:53:25
>>821
「ふむっ…………なら、丁度いいのがありますよっ。
リルカさんは、お味噌は白派ですか?赤派ですか?それとも合わせですかっ?」

巫女装束の袖を捲くり上げ襷がけして留めながら問いかける。

「少し時間がかかりますから、そのままそこでゆっくりしていてくださいねっ」

823高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/17(日) 17:19:20
>>822
「ん…んー…
 あか、しろよくわからないけど…
 じゃあしろいのでいいかなーなの」
そう言って軽く微笑んで頷く

「わかったのー、
 ゆっくりしてるー。
 …おかしもあるかなーなの…」
ゆっくりする、とは言いつつもリルカは辺りを確認してみる

824『年越しの祓』:2016/01/18(月) 00:53:42
>>823
「解りました、楽しみにしていてくださいねっ!」

『巫女装束の少女』は、いそいそと駆け出していく。

…パタン

襖が閉まると、リルカは周りを改めて見回した。
六畳ほどの和室。障子窓が一つ。来客用の寝室だろうか。目に付くのは座椅子がしまわれていた押入れくらいだ。

825高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/18(月) 01:32:23
>>824
「わかったー、たのしみにしてるからねーなの!」
ニコニコ笑いながら手を振る。

…さて、ひとまず周囲を確認してみると
真新しい物はさほど有るわけではない。
普通の家…みたいな光景だ

「…ふぁー…
 これって…たたみ、っていうのかななの…」
改めて地面を確認する…


「…わたしのしってたおうちと、
 ちがうなのー…」
周囲の小奇麗さを見て、
改めて白亜荘より更に前の自分の居た場所について考えた

826『年越しの祓』:2016/01/18(月) 02:06:04
>>825
古びた雰囲気はあるが、汚れたりはしていない。丁寧に掃除されているようだ。
普段使っていない部屋なのか、そういう意味では独特の匂いがするが、不快な程ではない。
障子窓の向こうからは、微かに神社のざわめきが聞こえてくる…。
床は今時珍しい、きちんとした畳のそれだった。

…スーッ

襖が開く。

「ちっス、お、大丈夫そうじゃん」

入ってきたのは、さっきの『黒ギャル』だった。

「いやさ、何か退屈してるんじゃないかって。『くぐみん』に言われたもんで。邪魔だったらどっか行くケド」

827高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/18(月) 02:10:22
>>826
「…なんのにおい…
 かなー」
そういってくんくんするが、
まぁリルカには理解できないだろう。

「きのゆか、みたいなのじゃないんだなーなの」
珍しいのかまじまじと見つめている…

そんな中

「…あ、さっきのひと!」
黒ギャルをビシっと指差して嬉しそうに応える。

「そーだねなのー。
 じっとしてたらなんだかたーいくつなの。
 なにか、おもしろいこととか、ないかななの!」
軽く身を乗り出しながら目線をじっと向ける…

828『年越しの祓』:2016/01/19(火) 00:51:26
>>827
「『花組』おねえちゃんと呼びなさいっての。
木の床?フローリングのこと?」

『黒ギャル』はリルカの傍らに、どかりと胡座をかいて座る。

「そう言うだろうと思ってアタシが来ました。
つってもリルカっちは安静にしてなきゃなんだから、面白いこととか言われてもね…漫画でも読む?」

829高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/19(火) 00:58:49
>>828
「んー、ふろー、りんぐっていうのかななのー
 はなぐみ…おねーちゃんなのー」
近くに座ってきたその少女に対して、リルカは首を傾げた

「うーん、わたしがすきなのは…
 じめんほったり、ぐるぐるまわるのをみたりとかだけど…
 まんが?」
不思議そうな顔でじっと見つめてきている…

「どんなまんが、あるの?
 よんでみたーいのー」
どうやら漫画を読みたいらしい

830『年越しの祓』:2016/01/21(木) 00:05:40
>>829
「地面?ぐるぐる回る?」

あからさまに変わった子だと顔に出た。
首をかしげ、数秒考え込み………理解を放棄した。

「まあいいや、ちょっと待ってて」

立ち上がり、そして数分後───

ドサドサ

『波よ聞いてくれ』『目玉焼きの黄身いつつぶす?』『クリスティ・ロンドンマッシブ』『北斗の拳イチゴ味』
『ゴールデンカムイ』『恋は雨上がりのように』『聖☆おにいさん』『翔んで埼玉』……

「色々もってきました。けどよく考えたらリルカっちくらいの子が好きそうなの無くね…?」

831高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/21(木) 00:12:14
>>830
「えーっと、じめんをほってたのはー…
 おとーさんおかーさんにあいたかったからだし…
 ぐるぐるまわるのをみるのは、みててたのしかったから、なのー」
そう言って自分の趣味を説明する。
…説明したところで理解は難しいに違いない。

さて…そんな折、漫画を読もうか、と思ったところで

「…んー?」
それぞれの漫画をジロジロと見る。どうやらどれも知らない漫画のようである。

「じゃー、じゅんばんに、みようかなーなの。」
というわけでまずは『波よ聞いてくれ』から順々に漫画を取っていくことにしたようだ。

内容次第であるが、読んで楽しいかが問題である。

832『年越しの祓』:2016/01/24(日) 02:24:51
>>831
訳がわからないよ……。
そんなような漫画あったかなあ、という顔になる『黒ギャル』。

「うーん、どれも知らないっぽいし…」

実際のところ──『黒ギャル』が持ってきた漫画はどれも、リルカには早すぎたかも知れない。

『波よ聞いてくれ』はラジオ局が舞台の物語。
酔った勢いでもらした恋愛話をラジオで流された主人公は、放送本番中にスタジオに殴りこみ、そのままぶっちゃけトークをかます。
男もない、金もない、ないない尽くしの主人公に残されていた才能、それは「萎縮せず、台本なしでもトークを成立させれること」だった──

「『座長』、ジャンプとかマガジンとかサンデーとか読むけどあんまり買わないんだよねえ…」

833高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/24(日) 02:29:55
>>832
「ふんふんふん…」
ぱらぱらと本をめくっては見たものの…
書かれている内容の理解が出来ずのようである。

「しらないことばがいっぱいあるみたい。
 わたしにはむずかしいみたいなの」
そう言って不思議そうな顔をしながら読み続ける。
一応ルビは振られているのだろうが、
それでも彼女では理解が難しい言葉が多いようだ。

「うーん、あれ、ないかなーなの。
 ほら、『あん…』ぱん、だったかなーなの。
 あのえほんなの」
彼女は少し楽しげな表情で応える。
要するにアンパ○マンの事を言いたいんだろう。

834『年越しの祓』:2016/01/24(日) 02:54:20
>>833
「だよねー」

そりゃそうだ。

「ああ、あれかー…あったかなぁ…。
昔読んだ記憶はあるけど、その後蔵にしまっちゃった気がするんだよネ…」

困り顔になる『黒ギャル』。

「電子書籍にも…あーなってない。てかこーゆーのむしろ電子化しろよな……。
…なんか他にはない?」

835高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/24(日) 03:08:11
>>834
「むー、そうなの?
 あれがいちばんすきーなの」
そういいながらもどうにか理解しようと読み続けている…

「さがしてみようかなーとかおもっちゃうけど…
 やっぱりだめーかななの」
ちょっと残念そうな顔だが、駄々をこねるほどではなさそう…

836『年越しの祓』:2016/01/26(火) 00:20:53
>>835
やはりリルカには難しいかも知れない。
(ただ主人公がバイトをしていたスープカレー屋はおいしそうだった)

「う〜〜〜〜ん、それは『くぐみん』に聞いたほうがいいんじゃね…?
基本、安静にしてるように言われてるっしょ?」

『黒ギャル』は『黒ギャル』で、リルカの退屈を上手く紛らわせることができず、済まなそうでもある。

837高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/26(火) 00:29:53
>>836
「あーうー…
 ごめんなさいねーなのー
 じっとしてたらなんだか、おちつかなくてーなの…」
ちょっと残念そうな顔でリルカは応える。

「…おてだまとかどーかなーなの。
 わたし、そういうのもだいすきだけどなのー」
どうやらこちらから提案をしてみるつもりのようだ。

838『年越しの祓』:2016/01/26(火) 01:13:26
>>837
「うん、その気持ちはめっちゃ解る。アタシも、じっとしてるのチョー苦手」

微苦笑する『黒ギャル』。

「お手玉とは渋いねェ〜〜〜〜〜〜リルカっちぃ〜〜〜?
それならアタシも得意だヨ?」

ちょっと待ってて、と立ち上がると、『黒ギャル』は六畳間を出て行った。

839高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/26(火) 01:21:02
>>838
「だからねー、はしったりとんだりがいいけど
 …やっぱりちょっときぶんわるいかななの」
ちょっと残念そうな顔である。
やっぱりすぐにとは行かなそうだ。


「あ、おねーちゃんもとくいなんだなの!
 じゃあじゃあもしかして」
そう言って出て行った背中を見てから


「…うふふー、
 おてだま、くるかなーなの」
その顔はとても楽しみそうな顔になった

840『年越しの祓』:2016/01/29(金) 01:05:11
>>839
「ほい、お待たせ〜」

2分もしないうちに、襖を開けて『黒ギャル』が戻ってくる。
手には色とりどりのお手玉があった。
…手縫いなのか、少し大きさが不ぞろいだ。

「後こんなのもあります」

ジャラジャラ

指先に摘んだ、巾着袋を揺らして見せた。

841高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/01/29(金) 16:12:03
>>840
「わーい!きれーなおてだまがいっぱいある!
 どれもきれーきれーなの!」
どうやらお手玉のことはそれなりに気に入っているようだ

「うーん、でもちょっとおもさちがうのかなーなの。」
少し不思議そうな顔でそれぞれのお手玉の姿を確認してみる。


「…あ、それっておっきなおとがするやつなのかなー、なの。」
興味深そうに巾着袋を確認する。
「ちっちゃいやつなのかなーなの。
 …それもやってみたいかなーなの…」
お暇な感じは伝わってくる。
どうやらやりたいなと思ってしょうがないようだ。

842『年越しの祓』:2016/02/03(水) 01:05:29
>>841
端切れを縫い合わせてつくったお手玉は、市販のものと違って形もあまりよくない。
途中で中身が足りなくなったのか、明らかに大きさが違うものもあった。

「『くぐみん』がちっさい頃に自分で作ったやつだからね、仕方ないっしょ。
後これはねえ…」

巾着の口をあけて逆さにする。

ザラザラ

中身は色とりどりの………『おはじき』だった。

「これもちっさい頃遊んでたやつ。
まあ、これは最近も使うみたいだけど」

843高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/02/03(水) 17:55:08
>>842
「へー、これぜんぶてづくりなんだーなの。
 でも、どれもきれーだよなの。」
大きさが異なっていたりしても、色々な端切れをつなぎあわせたお手玉のデザインは
リルカには綺麗なものに見えているようだ。

そしてもう一つ、巾着の中身から出てきたのは
「うわー、おいしそうなの!」
何と勘違いしたのか、おはじきを見て妙な感想を漏らすのであった。

「これ、どーやってあそぶのかなーなの。
 いろいろあってたのしいなーなの。」
そう言ってお手玉を幾つかもって、軽く手の上で弄くってみる。
それから少し片手でポーンと放ってみたりしている。

「あ、ちょっとやってなかったから、
 ちょっとむずかしの」
どうやらタイミングがつかめないらしい。

844『年越しの祓』:2016/02/09(火) 00:08:07
>>848
「昔から『何か作る』事に関しては熱中するタイプなんだよネ。
って違う違う、これはお菓子とかじゃないから。食べるものじゃないから」

慌てて、リルカが口に入れないように遠ざける。

「よし、じゃアタシとやってみよっか。いくよー」

まずは三つ、順々に投げ上げては受け止める───早い。

「まだまだイケるかな、リルカっち、一個こっちに投げてきて」

845高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/02/09(火) 00:13:20
>>844
「…あめじゃないの?」
昔のなんかの映画みたいなシチュエーションである。
彼女の目はキョトンとしている。そもそも匂いしないのだが

「よーし…」
リルカは段々と勢いが上がってきたようだ。
お手玉をどうにかうまくやっている。
「いーち、にー、さん…ん?
 わ、かったの…」
こっちに投げて、と言われてリルカは一つを軽く持って。

「えーい、うけとめてなの!」
ちょっと元気そうにポーンと放り投げる。

お手玉は放物線を描いて、縁組の手のひらに飛んで行く。

勢い良く投げたりしないようである。ひとまず安心だろう。

846『年越しの祓』:2016/02/09(火) 00:41:39
>>845
「飴じゃなーい、ガラスだよガラス、っと。おはじき、知ンないの?
お、リルカっちも結構うまいじゃん」

スチャッ

リルカの投げたお手玉を加え、三つが四つに増える。
が、『黒ギャル』の手さばきにはいささかの乱れもない。

「まだあと一個くらいはイケるかな、っと、よろしくリルカっち!」

847高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/02/09(火) 00:44:08
>>846
「むー…みたこと…あるきがするし、ないかもなの…
 ぴーんって、とんできたのあったかなーなの…」
悩み顔でおはじきを見る。

「こっちはどやってあそぶのかなー…」
お手玉しながらおはじきを見ている。
少し慣れてきたんだろうか。

「…あといっこ。
 じゃあ、もっかい」
そう言って今度は反対側の手の方へ

「…よっとなの!」
今度はちょっと低い軌道で投げ込んで見る。
さっきよりもキャッチまでの時間が短い!

848『年越しの祓』:2016/02/10(水) 21:44:44
>>847
「ぴーんと?ああ、まあ、そうかもね、指で弾いて遊ぶものだから。
指で弾いて、ほかのおはじきに当てて、おはじきの取り合いしたりすんの……っと!」

スパッ

低い軌道で飛んできた五つ目を、後ろに飛び退りながら……足の甲で掬うようにして蹴上げる!
(いわゆるサッカーのリフティングというやつだ)
四つ玉でお手玉をしながらである。スゴイ(精密動作性:B)。

「リルカっち今さァ〜〜〜〜わざと低く投げたっしょ!」

と言いつつ、蹴上げた分を加えて五つ玉でお手玉をしてみせる。

849高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/02/10(水) 21:51:13
>>848
「ゆびで……
 『あんぐら』ちゃんをつかうのはだめなのかなーなの…」
軽くおはじきに目をやる…

と…彼女は中々の精密さを持って低い軌道のおてだまをキャッチしたのを見て…

「わー!すごいすごいなの!!」
楽しそうに手を叩きながらその様子を見る。

「うーん、だって…
 あんまりうまくやってるから…
 ちょっとびっくりさせたくなっちゃってなの…」
どうやら、ちょっとしたいたずらごころのようである。

「…ほんとにうまくやってるのー…
 それくらいのことは…『あんぐら』ちゃんにはできないからなの…」
ちょっと羨ましそうだ。彼女は手の上でお手玉をキャッチする。

850『年越しの祓』:2016/02/10(水) 22:20:31
>>849
「ああ…リルカっちのやつはかなりパワーあるからね。
あれでおはじき勝負に来られたら勝てないかも………………ってかあのパワーだとおはじき砕いちゃわない?」

しかし自分も『使って』いるわけだし…と悩む。

「ふふふ伊達に常人越えてないし!
まあねえ、でもそれはさ、なんつうか、持ち味が別みたいな?
足が速い人もいれば絵がうまい人もいるし、力持ちな人もいれば勉強できる人もいるじゃん。
アタシの場合は器用ですばしっこいけど、力は並以下だし。

もしアタシとリルカっちの『あんぐらちゃん』が腕相撲したら、絶対勝てない自信あるよ」

五つ玉を両手でキャッチして、畳の上に座り込む。
と、そのタイミングで襖が開いた。お盆を手にした『巫女装束の少女』が二人を見遣る。

「…………何してるんですか、花組さん。あっそれ私が小さいころに作ったやつじゃないですか恥ずかしい…」
「いいじゃん別に減るもんじゃなし。ほんじゃ後はよろしく、必要になったら呼んでね。ほいリルカっち」

ヒュッ

突然、『黒ギャル』は手にしていた五つのお手玉をひょいひょいと軽くリルカに向かって放ってきた。

851高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/02/10(水) 22:39:05
>>850
「…うん、そうなんだよなの…
 『あんぐら』ちゃんは『ぶきよう』だから」
精密性の悪さのせいで、お手玉どころか、形を崩さずに持てるかも怪しいようだ。

「うらやましーかなーなの…
 ちからつよくても、ぶきようだから
 こう、どんってやるしかできないかんじなの…」
いろいろと思うところがあるのだろうか。
彼女のスタンドは、力が強いが…不器用なのだ。

「おねーちゃんは、かっこいいなーなの…
 おてだまとってもうまい…」
そういったところで、巫女さんが現れたのを見て


「あ、あっと…」
リルカは放り込まれたお手玉を急いでキャッチする。
…二個くらい取りこぼしてしまった。

「……あそんでくれてありがとうねなのー。
 またねー!」
と、立ち去る彼女を見送る。


「…たのしかったよーなの!
 あのひととのおてだま!なの!」
お手玉を交互に見ながら答える。どうやらお手玉を満足してやっていたようである。

852『年越しの祓』:2016/02/13(土) 21:38:33
>>851
慌ててキャッチするリルカが顔を上げると、もう『黒ギャル』は居なくなっていた。
何時の間に出て行ったのだろうか…。

「その『どんってやる』のが役立つときがきっと来ますよ。
そうですね…じゃあこうしましょうか」

正座をすると、お盆に載ったお椀をリルカに渡しながら、その手を包むようにして握った。

「もし私が『どんってやる』ことが出来なくて困ってる時、リルカさんが助けてください。
逆にリルカさんが『どんってやる』事しか出来なくて困ってる時に、私が助けてあげますから。

さて、お待たせしましたリルカさん」

ほわっ…

お椀の中身は『味噌汁』だ。
白味噌の汁に、白い豆腐に、エメラルド色の海苔がたっぷり浮いている。

「『しじみと新海苔と豆腐のお味噌汁』です。
しじみのお味噌汁は酔い覚ましによく効くんですよ。アルコールは対外にミネラルを出してしまうので、新海苔を合わせました。
しじみは一度殻ごと身をあげて、身だけはずした後ミキサーですり潰して加えたので、殻をはずす手間なく全部食べれますよっ」

853高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/02/13(土) 22:02:51
>>852
「あー、もういなくなっちゃった…」
あっという間にいなくなった『黒ギャル』を見て、
不思議そうな表情で首を傾げる

「うーん、そう?
 こわすことばっかりに…なりそなの…」
ちょっと困った顔である。

「わかったの!くぐみん、いっしょにがんばろーなの!」
どうやら納得したようで、嬉しそうにうなずいた。

さて、いよいよメインといえるお味噌汁がやってきた。
『しじみと新のりと豆腐の味噌汁』…
「うわー!おいしそー!!」
その味噌汁から浮き上がってくるいい匂いに鼻をくすぐられる。

「しじみー…これってどんなあじがするのかなーなの!
 まずは、これはたべてみよーなの!」
そう言って軽く味噌汁をすすり始める。

子供にも飲みやすい程よい味わい…
彼女の顔は即座に綻んでいった。

「ふはぁー…すごくおいしいのー」
彼女の顔はまるでSDキャラみたいにのほほんとした表情になっている。

854『年越しの祓』:2016/02/15(月) 00:47:23
>>853
「『守護霊(スタンド)使い』は助け合いですよっ!」

親指を立てると、小指も立てて指きりした。
味噌汁は新のりの香りが芳醇に漂い、しじみのコクのある味わいが汁に溶け出し、啜ると熱々の豆腐が喉を降りていく。

「喜んでもらえて幸いです!
多少覚ましてはありますけど、やけどしないように、気をつけて飲んでくださいねっ。

…今日はここで休んでいってもいいですよ?」

855高井戸リルカ『アングラガルド』:2016/02/15(月) 01:06:38
>>854
「んー、たすけあい、たすけあい!
 『すたんどつかい』どーしだから…ねなの!」
ゆびきりげんまんしながら、ゆっくりと味噌汁を飲み干していく。

「ふー…まだあついところあるの…」
そう言ってゆっくり飲み干していき…

「…ん、いいよーなの!
 ここも、なんだかあんしんなところだから…
 いっしょにおふとんでねよなの!」
ニッコリ微笑んで、リルカは答えた。

小動物っぽい可愛さである。
彼女は無邪気に、言いながら、味噌汁を堪能し続けるのであった。


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