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【ミ】『病める敵も、健やかなる敵も』【護】
1
:
【護り屋】『ゲートブリッジ』
:2013/06/09(日) 21:58:52
――【護り屋】専用ミッションスレッド。
187
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/07(水) 22:45:26
>>184
(ピエール)
そのまま、まっすぐ西へと、『すずらん』ホール出入口を目指す。
四枚あった扉は、今や一枚しか残っていない。
扉の枠の向こうに、敵の姿はない。
扉前のホール内には、踊る『クレモンティーヌ』の姿。
その『パートナー』は高遠ではなく、敵のスタンドのようだ。
傍にはその本体であろう『学生服』。スタンドに準じて単身『踊らされて』いる。
『『扉が飛んでいく』ぞッ!! 前か後ろか知らないが注意しろォーッ!!』
踊るスタンドが、声を上げている。
高遠は、今しもそこに合流したところのようだ。
入り口まで、あと『15m』。
全力で駆ければ、じきに到着だが――間に合うか?
>>183
(高遠)
「『扉が飛んでいく』ぞッ!! 前か後ろか知らないが注意しろォーッ!!」
扉を蹴り飛ばした瞬間、『パートナー』が叫んだ。
『パートナー』であれ、『スタンド会話』だけは止められない。
それに気付いたか、あるいは余裕をもってか、
『巨躯のスタンド』は迫る扉に反応すらせず、漆戸に手を伸ばす。
その腕を断つように扉は背後から斜めによぎるも、
通常物質はスタンドを『透過』する――
それを見越した上での、『巨躯のスタンド』の『したたかさ』。
(以上は、『クレモンティーヌ』の視認情報)
息を切らし、『クレモンティーヌ』に合流した高遠は、
改めて自身の目で状況を確認する。
続いて、『学生服』もろとも『パートナー』を砲弾に変えるべく、
手を伸ばすが――
グル ゥン!
振り返った『巨躯のスタンド』が、
漆戸の『ドレッドヘア』を掴み、盾のようにぶら下げるのを見て逡巡する。
このまま投げ飛ばせば、漆戸に当たるのは明らかだ!
右手には『人間ハンマー』、左手には『人間盾』という
鬼畜の装備を前に、高遠は決断を迫られる・・・・!
『巨躯のスタンド』まで――『13m』。
>>185
(出羽、瑛徳)
ビシィッ!!
離れた場所から『鞭』を振るう出羽。
『ライダースーツ』の脚――その生身の部分を狙うつもりだったが、
キイィン!
脚は、太ももの付け根まで、完全に『機械製』になっている。
生身の部分は『ない』――!
瑛徳の想像が、おそらくは『正解』なのだろう・・・・
女の手足は、人形のように『付け替えられている』。
そういうスタンドだと――理解するしかない。
「済まないが……君の力への『敬意の証』と思ってもらおう」
続いて、瑛徳が女に迫る。
奇声を発しつつ、掴んだ両脚から、
ともに片手を女の首に伸ばす二人の『戦闘員』たち。
女を押さえ込もうとした、その時。
「・・・・ビビってんじゃね〜ぞ、『セージ』」
対面、北側の舞台裏から、野太い声が届いた。
「【殺し屋】なら、『死神』と遊んでナンボだ。
『脚』を捨てて、さっさと戻って来い」
「――ハッ・・・・はい!」
ガシャ!ガシャ!
女の『脚』から響く、機械の『作動音』。
同時に、床についた肘から『回転音』が唸りを上げ、
キュルルルルルル――――ッ
のしかかる『戦闘員』を掻い潜り、
『ライダースーツ』の体を、北の舞台袖まで運んでいく。
機械の『両脚』は太ももの付け根で切り離され、『戦闘員』の下に残されたままだ。
組み伏せるのを待った『オミクロン』の対応は遅れ、
トカゲのような『ライダースーツ』の逃亡劇に、一瞬遅れを取る。
バッ!
フラッシュライトを持ち上げ、舞台袖を照らす出羽。
そこに浮かび上がる、極端な肥満体の男の姿・・・・
「おいおい・・・・二人だけかよ」
「ババァに聞いてこなかったのか?
それとも聞いた上で、調子付いてンのか?」
「ま〜、どっちでもいいがよ」
バリ ボリボリ
「大人しくしてろ・・・・無駄に死にたくなけりゃあよう〜」
スナック菓子の袋を手に、
口にものをほおばったまま、男が警告する・・・・まるで大きな子供のようだ。
188
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/08(木) 00:45:59
>>187
……ぎっ
食いしばった歯から音が鳴る。
もう我慢ならん。こいつの存在を『否定』しないことには。
「スタンドが……人間をな……!」
『スタンドと薄金』の投げつける方向を床向きへ変更。
その付近の吐しゃ物をふき取らせるようにして、真西の床めがけて叩きつけ、
そのまま真西の壁に激突させて黙らせることを狙う。
もう失血も限界だろうし、黙らせるにはそれぐらいでも十分だろう。
と同時に高遠は巨躯のスタンドを注視しながらクレモンティーヌのそばまで接近し、
投げ捨てた後クレモンティーヌが至近で解除されたら直後に再度自分をパートナーに発現しなおす。
防御の構えで、テンポは遅めに。
漆戸を投げるか、本体・あるいは漆戸をつかんだままでの攻撃か
こちらのダンス崩しを狙って踊りにくい環境にしてくるかだが
一番最後と、直接攻撃に備えて身構えるためでもある。
189
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/09(金) 02:26:02
>>187
「む………」
…やれやれ、またしくじったか。
そしてこの体型、こいつが……………『ナツメグ』か。
(………正直、やりあいたくは無い…………な。
が…こいつが出て来たと言う事は、それdけ『殺し屋』が追い詰められている、とも言える…さて、どうしたものか)
ピッ……
打撃を与え損ねた『機械の脚』にそのまま『鞭』を巻きつけ絡め取り、手元に引寄せる。
「先ほどまでは三人だったのだがな。
彼は私と違ってやる気が有り余っている、さっさと仲間を『護りに』行ってしまったよ。
調子付いている、か…いやいやとんでもない。先ほどからしくじってばかりさ」
『ナツメグ』は視界内においたまま、周囲に視線を走らせつつ瑛徳のほうへ。
引寄せた『機械の脚』を、『セージ』に…いや、正確には『ナツメグ』に向かって、軽く放る。
「これは良いのか?脚がないままでは何かと不便だろう…まあ、普段から無いなら、さほどでもないかも知れないがね」
投げつけるのではなくあくまで軽く放ることで、相手の出方を見たい。
190
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/09(金) 12:23:54
>>188
接近しながらも、音無ピエールは考える。
高遠の『クレモンティーヌ』は高い実力こそあるが、
『踊り』という制約上、単純な一対一では巨躯のスタンドには劣る。
一方、『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』は強者相手に渡り合える可能性も残すも、
自らが体感した圧倒的な実力差を埋められるものではない。
―――――ならば、その差を埋めるには……
「高遠、使えッ!」
バシュゥ!
『ジュリエット』を投擲し、『クレモンティーヌ』へと渡す。
射程距離の『7m』以内であれば、他者への譲渡は可能だ。
「『命』の危機だッ
お前の『剣舞』に賭ける――――」
191
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/09(金) 20:12:51
>>188
(高遠)
人間を道具のように扱う巨躯のスタンドを前に、
かつてない憤りを覚える高遠。
「スーツの人」「気をつけて」
――ギュルン!
そんな言葉を口にする『学生服』とそのスタンドを、予定通り投げつける――
ただし、その方向は下に、滑らせるように。
ビュオワ! ジャジャ ギャンギャンギャン――――ッ
回転しながら投擲された男は、床の吐瀉物と瓦礫を
超高速でモップがけするように一掃し、扉前に『道』を切り開いた。
ドッゴォォ! オォ
そして、西正面の壁に激突する――スタンドは消え、立ち上がって来ない。
狙い通り、『戦闘不能』に持ち込めたようだ。
『パートナー』を失った『クレモンティーヌ』が頼りなく伸ばす手を、
そばに走り込んだ高遠が握る――新たな『踊り手』の誕生だ。
防御重視のスローテンポで踊る二人を前に、
『巨躯のスタンド』が、さも嬉しそうに笑うのが見えた。
【ソソるぜェ〜〜〜】
その手の『人間ハンマー』が解け、床に降り立つ。
漆戸を盾にしたまま、泰然と前進を始めるスタンドと並び、
男は無表情にしゃべり始める・・・・
「どうも参ったね、強いなお前、とってもオソロしいから、『こんな真似』をせざるを得ないよなぁ〜。
『ハッピー・オルガン』のパワーはもう分かってるよな? 仲間を殺したくないなら、『スタンド』を解除しろ。
素直な態度を示してくれるんなら…まぁ、考えてやるよ」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
脅しをかける『巨躯のスタンド』までは、『11m』の距離。
その時、背後から届く声。
「高遠、使えッ!」
バシュゥ!
ピエールだった。
『すずらん』ホール内、ここから『5m』の位置から、
自らのスタンドであろう、『長剣』を投げてくる。
「『命』の危機だッ
お前の『剣舞』に賭ける――――」
(角度的に、敵からはピエールの行動は見えないはずだ)
>>190
(ピエール)
彼我の戦力差を考え、最善と思われる策に至るピエール。
「スーツの人」「気をつけて」
何故か自分に警告する『学生服』をスタンドもろとも投げ飛ばし、
床の清掃とともに『戦闘不能』にした高遠に向かって、
自らの『魂』とも言える剣を投げ渡した。距離は『5m』。
『クレモンティーヌ』の手を再び取った高遠とスタンドが、
廊下の北方向を警戒しながらも、こちらを意識するのがわかる・・・・
「どうも参ったね、強いなお前、とってもオソロしいから、『こんな真似』をせざるを得ないよなぁ〜。
『ハッピー・オルガン』のパワーはもう分かってるよな? 仲間を殺したくないなら、『スタンド』を解除しろ。
素直な態度を示してくれるんなら…まぁ、考えてやるよ」
前後して聞こえる、敵の脅迫。
これはスタンドの声ではない。本体の肉声だ。
しかしどこか、人形めいて聞こえる・・・・
ピエールの位置から、敵の姿は見えない。敵も同様のはずだ。
192
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/09(金) 20:23:15
>>189
(出羽)
ピッ…… クルルルッ
現われた、文字通りの『大物』を警戒しながら、
出羽は『鞭』の先端を操り、機械の脚を絡め取る
グ グン
手元に引っ張ろうとして、驚く――この手足、とんでもない『重量』だ。
いや、見掛けと同じ金属の質量と言うべきか?
バイクのエンジンを易々と持てはしないように、
この『脚』もまた、出羽の全力で引っ張ってやっと動くような代物だと気付く。
こんな『凶器』を振り回されては、『セージ』とやらの破壊力も納得だ。
とりあえず、投げつけることはせず、会話で様子をみる。
「気にすンな。『替え』は幾らでもある」
鷹揚に首を捻り、前に出る『ナツメグ』。
動きを失った【護り屋】の二人以外に、敵に向かう影があった。
キュイ キュイキュイ・・・・
恐れを知らぬ『死の亡霊』――『車椅子』だ。
「『自動的』に追尾する『死神』ってトコかよ。
ま、『死』ってのはそ〜ゆ〜もんだよなあ〜〜ッ。
実際、ブルっちまう能力だぜ、おめーの『鞭』が呼ぶソイツは」
『ナツメグ』の口ぶりは、『ダンス・マカブル』の能力を見知った者のそれだ。
棺の横を越え、なおも接近してくる『車椅子』を前に、
壁のような『ナツメグ』の前に発現するスタンド――
ズ ギュウン
とてつもない『豪腕』を備えた、筋肉質の『人型』。
「・・・・『フランキー・アヴァロン』。
『舞台』は出来てる。ちいっと遊んでやりな」
巨大なその腕が、傍らのカーテンを掴む――!
―――――――――――――――――――――――――┐
幕幕幕幕幕幕幕幕遺影幕幕幕幕幕幕幕幕 │ │
花 花 花 花 │ 回 │
.階 │
棺棺出 瑛 │ 廊 │
ナ 車 │ │
幕 A C 幕 ス . .階 │
幕 幕―┬―――┤ │
幕 D 幕 ┃階 .│
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ │ .│
階
戦闘員BはAと同位置。
出羽と『ナツメグ』の距離は『7m』。
193
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/10(土) 00:10:04
>>192
「成程、実体を伴っているわけか…。
興味深い、本当に色々なタイプがあるのだな」
シュルパシッ
『鞭』を解き……『ナツメグ』の言葉に、目を細める。
(………鋭いな。いや…ありえない。
体感したならともかく、たった今現れて……仮に覗き見をしていたとしても、そこまで知りえるものではないはずだが…?)
場数の違いか、それとも『能力』の関係か。
それにしても、また直接的なパワーに長けていそうなスタンドだ。
「また、私の苦手なタイプのお出ましだな………。
……ところで先ほどの話は覚えているか?」
ぼやきながら一歩退き、瑛徳に耳打ちする。
「今からここから、『撤退』するとして………するまでの、時間を稼げるか?」
194
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/10(土) 02:10:24
>>191
まだ『音楽』は鳴り始めていない。
つまり、互いは対峙したままということか。
「――――私に、だと?
……何かが来ているのか?」
『ジュリエット』の射程距離分、距離を詰めなければならない。
両手を開き、『ザ・リックス』をどちらの手からでも発現出来るようにしながら、
ダッシュにて距離を詰めていく。
195
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/10(土) 06:29:23
>>193
追記。
『ナツメグ』とそのスタンド、その周辺は、常に視界内に入れておく。
196
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/10(土) 07:00:54
>>191
ハンマーにされるときに悲鳴を上げたような男が
こんな脅し交渉もどきをやろうなんてのはとてもじゃないが自然とは思えん。
つまりは、『ハッピー・オルガン』とやらがやっているお芝居、と。
その発言に乗るわけには行かないが、その分
漆戸をどうするのか注意を払いつつ、『ジュリエット』を受け取る。
返すのは、無言の音楽だ。
直接的に漆戸を殺しに来るなら問題は別だが、
さっきの学生服がスーツ(=ピエール)に警告を飛ばしたのが気になる。
ここで私をかわして一気に死体を取りに来る、
あるいは他のものを狙いに行く可能性も考え、徐々にテンポを上げておく。
197
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/10(土) 20:59:55
>>193
(出羽)
シュルパシッ
『鞭』をほどき、油断なく『ナツメグ』を睨みながら、対話する。
「へえ〜、『なりたて』か、おまえ。
これが『初仕事』だったりするのかよ?」
出羽の言葉に反応した言葉。
『ナツメグ』もまた、目を細めている――
剃刀のようなその眼差しから、
磊落な態度に隠された、油断のない『知性』を出羽は感じた。
自身の言葉、一挙手一投足から戦力を探られている気がする。
情報が漏れていないとすれば、この場所での戦いだけで、
『ダンス・マカブル』の性質を推測したことということか。
ザッ!
立ち上がった『戦闘員』と瑛徳が、
棺の北側に回りこみ、ナツメグを阻む配置を取る。
「・・・・『足止め』なら自信ありスけど。
コイツ相手だと、『保障』は出来ないスね」
振り返らず答える瑛徳。
「今は『撤退』より『死守』を考えたい場面だが。
その『鞭』さえ当てれば――時間を稼げる」
ビビビ――――ッ
『フランキー・アヴァロン』が、一息に分厚い幕を引き千切る。
キュリ キュリ
その前に迫る『車椅子』。
ドォンッッ!
唐突に――その前進が阻まれた。
自ら跳躍したように――いや、床に弾かれたように宙に浮き、
『1m』ばかりも後退して着地する・・・・敵スタンドに届く距離ではないのに。
ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ ゴ ゴ
>>194
(ピエール)
『音楽』は聞こえているが、テンポはスローなままだ。
まだ戦いには突入していないらしい。
扉の横(北側)、剣を受け取った『クレモンティーヌ』の傍に到達したピエールは、
その理由に気がついた。
「リアクションつまんないので腕折りまァ〜ッす」
メシィ
「おっと…表情が固かったかな? へへっ スマイルスマイル」
通路から聞こえる声は、巨躯のスタンドの本体のものだ。
姿はここからは見えないが、状況は把握できる。
高遠が動かないのは、『動けない』からかもしれない。
ピエールから敵が見えないように、敵からもまだピエールは見えていないはずだ。
>>196
(高遠)
敵本体がスタンドの傀儡と喝破する高遠。
投げられた『ジュリエット』を、高遠の手で受け止める。
「リアクションつまんないので腕折りまァ〜ッす」
メシィ
返事を待ちもせず、『ハッピー・オルガン』が謡うと、
漆戸の首を持ちつつ、もう片方の手で腕を握り締めた。
ビキッ
骨の砕ける音が聞こえる――漆戸は声もあげない。
「おっと…表情が固かったかな? へへっ スマイルスマイル」
ふざけた口調の敵を前に、『クレモンティーヌ』は次第にテンポを上げていく。
ド ド ド ド
ド ド ド ド ド ド ド ド ド
198
:
瑛徳『オミクロン』
:2013/08/10(土) 22:48:58
>>197
逃がしたか……
だが、出羽が脚を奪ってくれたことで、『ライダースーツ』は腕を使わねば走れない――攻撃行動は大幅に制限できたはずだ。
ピエールが蓋を開けてくれたから、遺体を運び出すには時間もかからない。
だが…
「本来、ステージに立つ者にとって、観客は平等でなければならないが…」
「残念なことに、『大きなお友達』には、『公の場での最低限のマナーをわきまえた者』と『わきまえていない者』がいる」
「歩きながらスナックを食べ散らかして、床を汚す――君は明らかに『後者』だ」
「前列で観てもらうわけにはいかない」
『車椅子』の後退した動き…どこかで見覚えがある。
だが、この床には『敷物』の類は敷かれていない。
ダメージの軽微な『B』と『C』を、棺の周囲に引き返させ、
いつでも跳躍できるよう膝を溜めながら、『ナツメグ』から自分たちにかけての『床』に何らかの変化が起きているか観察する。
199
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/11(日) 23:07:16
>>197
ブワッ
その場にジャケットを脱ぎ捨てる。
あのスタンドは『人質』を取っている。
臓物が煮えたぎり、血液が沸騰する想いだ。
「(『クレモンティーヌ』はパートナーを『破壊不能』に出来ると聞いている。
ならば、あの手を取れば『漆戸』は助かるはずだ。
距離を詰めながら、決定的な『隙』を作らなければならない。
その為に使えるのは、この『ザ・リックス』のみか――――)」
「―――――おい、このスタンド風情!」
扉の影から飛び出し、『巨躯のスタンド』へと呼び掛ける。
そのまま憤怒の表情を宿したまま、悠然と歩み寄っていく。
「そこのスタンドが持つ剣を見ろ。
私のスタンド、『ジュリエット』だ。
この私と、一対一で勝負しろ!」
200
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/12(月) 01:13:02
>>197
「スマイル0円って言うけどさ。
タダより高いものはないんだよ……」
タネは割れてるんだよ、ハッピーオルガン。
しかし、異質だ。人語を理解し頭も回るようだが
このような茶番を突然はじめたり、梁間をやった隙を狙わなかったり。
挑発をかねて楽しんでいるのか、それとも……
しかし、この場でできることといったら、漆戸の奪還を狙って耐えることしか……?
>>199
どうやら、激憤しているのは私だけではないらしい。
到着し、躍り出たピエールと入れ替わりにすずらんに入り、北側の壁に姿を隠したい。
このままでは攻防ともに『ダンスのリズム』が『ハッピー・オルガン』に筒抜けだ。
踊りを解除して、発現しなおす必要がある。
ただし、制止された場合の移動は扉付近までにする。
敵から見えない位置に発現しなおせる様、体は隠したい所だが
ピエールから託された『剣(ジュリエット)』にも射程はあるだろう。
強制解除されないよう、位置取りは気をつけたい
このまま『ハッピー・オルガン』が攻撃を開始した場合がネックだが……。
201
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/12(月) 23:28:42
>>197
「ああ。本日デビューしたてという訳だ。
新人だが是非、ご贔屓に。サービスするぞ?」
後退し、まだ残っているなら『セージ』の『機械の脚』を挟む形で『ナツメグ』と対峙。
…これがいきなり動き出し、足元をすくわれたのでは敵わない。
「止める必要は無い。遅滞で十分。
無理もしなくていい…………連中を『遊ばせ』れれば、最上だ」
瑛徳にそう応えると、一度『ダンス・マカブル』は手元に手繰り寄せておこう。
と、その時……。
「!!」
『車椅子』が吹っ飛ばされた床に目を凝らす。
吹っ飛ぶ直前の『車椅子』と『ナツメグ』のスタンド……『フランキー・アヴァロン』は、どれくらい離れていただろうか。
202
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/12(月) 23:29:22
>>199
(ピエール)
堪えがたい義憤に駆られ、ジャケットを脱ぎ捨てるピエール。
滾る感情に突き動かされるように、扉から飛び出した。
すれ違う高遠は、『クレモンティーヌ』とともにホールに入る。
『10m』ばかり先に、巨躯のスタンドと本体の男が立っている。
スタンドの手には、髪を掴まれ、持ち上げられた漆戸の姿。
男が漆戸に耳を寄せ、囁きかけている。
「かわいそうに…お前、見捨てられたぞ」
メキ ベキベキッ
スタンドがもう一方の手で漆戸の腕を握り潰した。
骨がへし折れ、異常な角度に曲がる・・・・
「次は頭だ」
「―――――おい、このスタンド風情!」
ピエールは声を張り上げ、
徒手空拳のまま、男の凶行に立ちはだかった。
「そこのスタンドが持つ剣を見ろ。
私のスタンド、『ジュリエット』だ。
この私と、一対一で勝負しろ!」
――脳内の『演奏』が、途切れた。
>>200
(高遠)
人質を取られ、こう着状態に陥る高遠だが、
ピエールの参戦によって、状況は変化を見せつつある。
飛び出したピエールと入れ違いに、ホール内に入ると、
とりあえず、扉北の壁際に身を潜めた。
巨躯のスタンドまでは『10m』近い距離があった。
余りに扉から離れすぎると、『剣』の射程距離から出てしまう恐れがある。
フシュッ
『クレモンティーヌ』を解除する。
高遠の手にあるのは、ピエールの『剣』だけだ。
激しい疲労が、『重荷』のようにのしかかってくる・・・・
不意に、携帯の『アラーム』が鳴り始めた。
『40分』経過――だ。リミットまで、後『20分』。
>>198
(瑛徳)
「誰が観客だって? 『特撮野郎』」
これ見よがしに菓子を頬張りながら、肥満漢は足を止めない。
一歩ごとにギシギシと、床は甲板のように揺れる。
その行く手を阻むように、棺の周囲に集う『戦闘員』BとC。
瑛徳は油断なく、足元の床を確認する・・・・
敷物はない。ワックスがけのされた木張りの床だ。
『車椅子』の異常は、自ら『後ろに跳ねた』ように思われた。
無論、『車椅子』にそんな挙動はありえない。
ならば――『跳ね飛ばされた』ということか?
千切り取ったっ垂れ幕を前方に構え、
『フランキー・アヴァロン』と『ナツメグ』はなおも前進してくる。
「オレが気にくわねえなら、排除してみな。
それが【殺し屋】の流儀だ」
彼我の距離――『3m』。危険な領域に突入している。
203
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/13(火) 00:44:20
>>201
(出羽)
「あいにく、『風俗』にゃあ興味がなくってな」
軽口を叩きながら、なおも前進する『ナツメグ』。
一歩進むたびに、木張りの床がぎしぎしと揺れている。
棺を護るように立つ瑛徳に語りかけ、『ダンス・マカブル』を手元に戻した。
『機械の脚』は微動だにしていないが、
念のため『ナツメグ』との間になるよう、位置を変える。
そして『車椅子』が飛ぶのを目撃する・・・・
食い入るように床を見つめるが、かすかに揺れている以外、見た目の変化はない。
敵のスタンドとは『5m』は離れていた・・・・
スタンドが何か行動したようにも見えなかった。
そんな『フランキー・アヴァロン』が、カーテンを構えながら前に出る。
瑛徳らが護る棺まで、後『3m』という距離までやってきた・・・・緊張が高まる。
204
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/13(火) 12:33:27
『現在の状況』:
――――――――――扉―――――
ハ男 ..┌―――
│
│
│
│
ピ .│高
大ホール『すずらん』 ⇒舞台へ
┐
│ .扉
│
│ │
│ │
│ │
│ │
└―――ガ扉-.ガ扉―――┤
│
舞台上:
―――――――――――――――――――――――――┐
幕幕幕幕幕幕幕幕遺影幕幕幕幕幕幕幕幕 │ │
花 花 花 花 │ 回 │
C .階 │
..瑛B棺棺 .│ 廊 │
ナ 車 脚出 │ │
幕 幕 ス . .階 │
幕 幕―┬―――┤ │
幕 D 幕 ┃階 .│
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ │ .│
階
205
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/13(火) 22:29:15
>>202
『クレモンティーヌ』は解除された。
そのことは『音楽』の停止によって相手にも解るだろう。
. . . . ..
「耳を澄ませろ、スタンド」
.
「私は、あの『刃』を振るわずとも、
お前を倒す算段があるということだ。
. . .
『ウケる』冗談だとでも思ったか、だが事実だ」
「さぁ、どうする?
まさか、破天荒な暴君を気取っておいて、
. . . . .
この程度にビビった次には、勝負を投げるわけか!?」
右手を喉元に突き出し、
左手は下腹部に突き出す構えを取る。
柔道初段程度のピエールだが、見真似の格好は取れる。
所々に語調を強めながら、巨躯のスタンドを睨みつける。
206
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/14(水) 21:32:05
>>202
ココから先は奴の対応次第だ。
剣を取り落とさずしっかり持つ。順手で。
ハッピーオルガンが応じるのであれば
多少は息をつくことになるし
そうでなければそのときだ。
再度飛び出していかなければならない。
どちらにでも対応できるよう、深呼吸して構えなおす。(発現はまだ)
時間切れを待つ余裕はなさそうだ。
撃退するか、されるかだ。
207
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/15(木) 00:53:30
>>203
「心配無用。私も無い。今のはいわゆる社交辞令だ」
『5m』、少なくともそれが力の届く『最低射程』か。
見た目あれだけ屈強そうなのに加え、その射程は驚異であり脅威であると言わざるを得ないだろう。
(つまるところ私が、あの男に一撃食らわせてやるには、その間合いに入らなくてはならんと言う事か。
しかし……)
.....................................
……見た目あれだけ屈強そうなのに、カーテンが要るのか?
素手で充分強そうに見える。仮に道具を使うにしても、それこそ花輪でもいいし、床の建材を剥がしてもいいはずだ。
どうやら『ナツメグ』は『本気』ではないようだが、それにしてもこの選択は『無い』………。
(そしてもう一つ。『舞台は出来てる』と言ったな……あれはなんだ…………?
単に比喩的な意味なのか……?)
頭の中で訝しみながら、目線だけ動かして周囲を確認。そう言えば…………『セージ』はどこに居る?
208
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/17(土) 02:13:29
>>205
(ピエール)
柔道の構えを取り、『巨躯のスタンド』を挑発する。
漆戸を持ち上げ、動きかけていた敵スタンドだったが、
ピエールの動きに反応し、その挙動を止めた。
互いに距離を保ったまま、睨みあう――
>>206
(高遠)
扉の傍の陰に隠れながら、廊下の動きに気を配る。
ピエールの『剣』は、しっかりと掌中に握られている。
アラームの音が止む・・・・残り『20分』。
>>207
(出羽)
出羽は、眼前の【殺し屋】――『ナツメグ』の能力について、考察する。
屈強なスタンドと、その能力の射程距離。
そして、含みがありそうな『舞台』への言及。
頭を最大に回転させ、危機を脱する策を探す。
周囲の状況に変化はない。
体感温度が、気のせいか上昇している程度か。
『セージ』の姿は、『ナツメグ』と入れ違いに舞台袖に消えた後、
確認できなかったが――
フシュッ
突如、消滅した『車椅子』が、状況の変化を伝える。
「・・・・おお?」
『ナツメグ』もまた、驚いた様子で出羽と瑛徳の顔を盗み見る。
209
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/18(日) 00:11:20
>>208
「ほう」
消えただと…?
とりあえず自分には、『亡霊』の位置を感覚的に理解できる。
果たしてこれは『追っていった』のかそれとも『解除された』のか…。
(…『亡霊』つきなら、正直任務を失敗しても、逃がしてもよかったのだが)
ビ シ ィ ッ !
もし『解除』で、さらに『脚』がここに残っているのなら、『ナツメグ』への威嚇、能力のデモンストレーションも兼ねてその脚を『鞭打つ』。
例え僅かでも『繋がり』があるのなら、これで再び『亡霊』は追跡を開始するはず。
「どうした?私たちとしてはそのまま様子見してくれているのは、とても助かるのは事実だが…」
ちらりと、『ナツメグ』に視線を流す。
210
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/18(日) 01:07:55
>>208
相手の様子を見ながら3mばかり前進する。
『一瞬』が勝負だ。
211
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/18(日) 02:47:43
>>208
そばの出入り口まで体を移動させ
即座に発現して飛び出せるよう構える。
ピエール、そして『ハッピー・オルガン』の動向を耳でうかがう。
212
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/22(木) 23:01:18
>>210-211
(ピエール、高遠)
【そういえばァ〜〜『コレ』もなんかよくわからんことゴチャゴチャ言ってたなァ〜
チョッとやる気出してさァ〜 楽しんでいこうかなァ〜 と思ってますゥ〜
それじゃあ井上くゥ〜ん 解説よろしくゥ〜】
瓢げた口調で話しかけてくる『巨躯のスタンド』――『ハッピー・オルガン』。
正面に立つピエールも、入り口傍に身を隠した高遠にも、
そのふざけた声音は、嫌というほどよく届いた。
井上と呼ばれた、ボロボロの男が話を引き継ぐ。
「と、いうわけでお前らのくっだらないお喋りに付き合ってやろうと思う。
お前さっき俺がフッ飛ばしたヤツだな、そこまで自信タップリなのを見るに、『本体のスタンド化』はお前の能力じゃなさそうだな。
そんなチンケな能力で、俺と俺の『ハッピー・オルガン』に立ち向かうワケがない。
するとお前の『スタンド』は? って話になるが、そこはお前が今言った『刃』だろうな、今はあの『踊り子』が持ってるヤツだ。
なんで渡したかってのが…まぁいいや、とにかく、もうちょっとお前の能力を調べておかないとチョッピリ不安な気持ちはある。
イイのをもらっちまったからな、警戒はする、だから『こうする』 避ければ…『コレ』 死ぬぞ」
ジリッ ジリッ
相手の様子を伺いながら、やっと『1m』前進したピエールだったが、
『ハッピー・オルガン』の次の行動は予想の範囲だったか。
【元気よくイッてみよォ〜〜〜♪】
ヴォォン!
まるでボールを投げるように軽々と!
スタンドが、漆戸の身体を、ピエールへと投げつけてきた!!
ギャオォ――――オ オ ン !!
唸りを上げて飛来するそれは、避けるにはあまりに大きく、そして速い。(パスAB)
まして投げられたのは、気絶した仲間だ。
避ければ、背後の壁に激突するのは間違いない。
『見殺し』にする覚悟がなければ、【殺し屋】の言葉通り、『受ける』しかない――
>>209
(出羽)
『車椅子』の亡霊の位置を探るが――完全に解除されている。
『亡霊』が解除される理由は、多くはない。
相手が『亡霊』の前から隠れていたならば、さらに条件は狭まる。
無言で機械の『脚』に目を落とす――こちらも消えうせていた。
同時に解除されたということか。
「・・・・はぁあん。なるほど。大体読めたぜ」
油のついた指を舐めながら、『ナツメグ』が言った。
「・・・・様子見ィ?
おいおい、そりゃあオレの台詞だ。
まだわかんね〜のかぁ? ケ リ
オレをここまで近づけさせた時点で、決着はついてンだよ」
言うなり――
バルゥ ン!!
肥満漢のスタンド、『フランキー・アヴァロン』が、
その手に構えていた垂れ幕を、投げ上げた。
人間並みの重量があるはずのそれは、
軽々と投網のように広がり、『ナツメグ』と【護り屋】の間を遮りながら、
棺と、その周囲に立つ戦闘員、瑛徳に覆い被さる――!
「まったく、『危機感』がなっちゃあいねえ〜〜ッ」
213
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/23(金) 02:38:39
>>212
ヴォォン!
「私も受ける気だったよ」
ギャオォ――――オ オ ン !!
飛来する『漆戸』を片手で受け止める。『ハッピー・オルガン』にはそう見えるか。
正確には発現した『ザ・リックス』で身体を受け止め、
『衝撃』を殺したに過ぎないのだが。
「――――今だ!」
一直線上に位置する『ハッピー・オルガン』、『ピエール』、『高遠』。
ピエールは挑発に織り交ぜて、高遠に指示を送っていた。
┌──────────────────────────────┐
│ . . . . .. ...│
│ 「耳を澄ませろ .│
│ ┌─────────────────┐
│ . │耳を澄ませろ、私は攻撃を受ける。 .....│
│ 「私 │その次に投げろ―――― ....│
│ └─────────────────┘
│ . . . .│
│ 『ウケる』 .│
│ ......│
│ ......│
│ . . . . . .│
│ 次に 投げる」 │
└──────────────────────────────┘
自分のスタンドだ、その位置は解る。
高遠の投擲する『ジュリエット』を避けられるギリギリのタイミングで、
その場に半回転気味に身体を離し、己の背中から覗く『刃』を見せる。
射程距離故にこの位置から『ハッピー・オルガン』を狙えないが、
重要なのは『攻撃』の意思を見せること、相手の防御を狙うことだ。
スゥゥ
相手の『接近』がなければ、
『ザ・リックス』で背後からの『攻撃』を受け止め、その衝撃を吸収する。
相手のスピードが高速であっても、その『接近』の有無は見切れる。
214
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/23(金) 04:00:59
>>212-213
(…………今っ!)
ジュリエット
『剣』 を握ったままクレモンティーヌを再発現して最初の一歩で
壁の影から、すずらん入り口まで躍り出る。
次の一歩で踏み込み、『剣』を一直線に投擲。
ピエールの考え付いていた作戦通りに、行う。
215
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/23(金) 23:05:55
>>213-214
(音無、高遠)
――ガシィィッ
飛来する『漆戸』を片手で受け止める。
その手に発現した『ザ・リックス』が、
衝撃を吸収し、表面に『紋章』を描き出す――
ギュゥウウウ・・・・ン!
「――――今だ!」
すでに、挑発に高遠への『メッセージ』を込めておいた。
脳内に高鳴る、『クレモンティーヌ』の『演奏』。
作戦はきっちりと伝わっていたようだ――
グルゥン
『剣』の動きに合わせ、身を捻るピエール。
生じた空間を突きぬけ、ビームのように放たれる『剣』。
正面には『ハッピー・オルガン』が、予想外に接近して(『3m』)来ていた。
避けようがないスピード、タイミング。
これ以上ない奇襲が効を奏したか、『剣』はその胸元に吸い込まれる――
216
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/23(金) 23:14:11
>>215
「来い、高遠!
漆戸は任せた、私は――――」
飛来する『ジュリエット』を追うように駆け、『ザ・リックス』を突き出す。
胸元に突き刺さると予想した『ジュリエット』に『ザ・リックス』を触れさせ、
『漆戸の紋章』を柄へと移動させたい。
もしも貫通するのであれば、止まらぬ『ジュリエット』に追いつける道理はない。
圧倒的なパワーで投擲された『ジュリエット』が解除され、手元に回収されるのだ。
217
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/24(土) 01:33:28
>>215
大きく踏み出す。漆戸を護るため、
漆戸とハッピーオルガンとの直線、その延長線上に立ち
『クレモンティーヌ』に倒れている漆戸の手をやさしく握らせる。
本体である高遠をその場に残し、
クレモンティーヌは漆戸をパートナーに、再度回りだす。
しかし、これまでのダメージ的にあまり長く躍らせることもできないだろう。
(わずかな時間が勝負だ)
ハッピーオルガンの次の瞬間を狙い、少し上げ気味のテンポで機を待つ
218
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/25(日) 22:56:16
>>216
(ピエール)
飛来する『ジュリエット』を追い、
『ザ・リックス』で触れて『紋章』を移す――
即座に動いたピエールだが、それを邪魔するものが二つあった。
一つは半回転させた、自身の無理な姿勢、
もう一つは受け止めた正面で、床に崩れ落ちた漆戸の身体だ。
姿勢を戻し、漆戸という障害を越える(または高遠が動かす)までの、
わずかな時間は、投じた『剣』が敵に到達し、反応されるに十分だった。
【しゃらくせェェェェェ〜〜〜〜〜〜〜ッ!】
バッ キィィ――z_____________ ン ン !!
甲高い金属音に、耳を疑う。
ピエールは『死角』からの攻撃を完成させた。
いかに超速度のスタンドであれ、目前『3m』まで殺到しながら、
突如現われた、高速の投擲物に対応できるとは考えられない。
だが、この敵はやってのけた。
右拳を横殴りに振るい、『ジュリエット』が南へと弾き飛ばされる――
その拳が深く切り裂かれたのが、せめてもの収穫だ。
ズギュンッ
やや遅れて、高遠のスタンドが漆戸の手を握り、『踊り子』に変えた。
ピエールを護るように、『ハッピー・オルガン』との間に屹立する。
【働けやァ〜〜 本体サマよォ〜〜〜〜!】
「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
スタンドの右横から、突如として襲い掛かってきたのは、
ボロを着た『ハッピー・オルガン』の本体の方だった。
血管が破れ、血が飛沫く。明らかに肉体を酷使『させられて』いる。
そうでありながらなお、『気狂い』のような形相で――
バ オ ッ !!
ようやく姿勢を戻したピエールへと、両手を広げ飛びかかってきた!
そのパワー、スピード・・・・ともに『人外』の代物だ。(パスBB)
>>217
(高遠)
【しゃらくせェェェェェ〜〜〜〜〜〜〜ッ!】
バッ キィィ――z_____________ ン ン !!
身を捻ったピエールと異なり、高遠はやや離れた位置から、
『剣』が弾かれるまでの経緯を観察出来る。
それ故に、『失敗』の理由に、すぐに気付くことが出来た。
ピエールの目論みは狙い通り、成功した。
ただし――それは『ハッピー・オルガン』に対するものだ。
『ハッピー・オルガン』の右斜め後ろで並走する本体までは計算に入っていない。
軸をずらした、絶妙なその位置――
意図してか偶然か、それが敵から『死角』を消し、『剣』への対処を可能にしたのだ。
右拳を横殴りに振るい、『ジュリエット』が南へと弾き飛ばされる――
その拳が深く切り裂かれたのが、せめてもの収穫だ。
――♪
体勢を立て直そうとするピエールの前に回り、
『ハッピー・オルガン』の前面に立つなり、
高遠は『クレモンティーヌ』の手を漆戸へ伸ばす。
自身の身体からパワーが抜け、疲労が肩にのしかかるも、
漆戸を『踊り手』とする変化が生じ、意識のない仲間を立ち上がらせる――
――♪ ♪
その時――
【働けやァ〜〜 本体サマよォ〜〜〜〜!】
「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
スタンドの右横から、敵本体が、突如としてピエールに襲い掛かった。
血管が破れ、血が飛沫く。明らかに肉体を酷使『させられて』いる。
そうでありながらなお、『気狂い』のような形相で――
バッ
ようやく姿勢を戻したピエールへと、両手を広げ飛びかかってきた!
そのパワー、スピード・・・・ともに『人外』の代物だ。(パスBB)
正面には間合い内に『ハッピー・オルガン』。
右には衝かれたような敵本体――
>出羽、瑛徳
反応が遅れた一瞬の内に、垂れ幕は収束し、
棺の上で網のように閉じられた。
ズゥウンッ!
その寸前、跳ね上がる『棺』。
先刻、『車椅子』が弾かれた時と同じ、地鳴りのような衝撃が、
今度は棺の一端を突き上げ、立てるように持ち上げる――
グルゥン ギュアッッ!!
立ち上がった棺を、戦闘員ごと『垂れ幕』は巻き込んだ。
「おぅらッ」
こともなげに手首を引く『フランキー・アヴァロン』。
ただそれだけで、戦闘員も棺も、その中の遺体も、
まとめて【殺し屋】の手に渡る――
219
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/25(日) 23:11:36
現在の状況:
本
ハ ク ピ
漆 高
『ハッピー・オルガン』までの距離は、
『クレモンティーヌ』『漆戸』から『2m』ばかり――互いに至近距離。
ピエールからは『3m』。
ピエールと敵本体は『至近』。
220
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/26(月) 07:48:22
>>219
「……」
常軌を逸した悲鳴に、眉をひそめざるを得ない。
そうでなくても疲労で声は出せないが。
ココでふと頭をよぎるのは、
こいつの『本体操作』という能力と『自分が動く』のは
並行して行えるのかだ。
本体をピエールに襲い掛からせ、自分もこちらを襲う。
それができる相手であれば非常に危険だが、
多少なりとも足が止まるのであれば、それだけ互いが楽いになる。
クレモンティーヌに、襲い掛かる際本体が飛ばした『血』を回避するよう、
『ハッピーオルガン』に向かって左側へ接近しつつ、蹴り攻撃を行う。
そして、両方できる、あるいは本体操作を優先して
もしこちらを(高遠狙いでもクレモンティーヌ狙いでも)
排除しに来たときのため、高遠は『イノウエ』本体の挙動を監視しておきたい。
漆戸の意識は戻るかどうかだ。
221
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/26(月) 07:54:22
>>218
バッ キィィ――z_____________ ン ン !!
「な、一体どうやって……?
まさか、いや、まさか――――」
音よりも早く、『ジュリエット』が弾き飛ばされるのを心で感じ取る。
完璧な奇襲のはずだったが、一体何故……。
焦燥に駆られる表情は、すぐに悟ったように顔の熱を引かせていく。
>【働けやァ〜〜 本体サマよォ〜〜〜〜!】
>「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
「ぐゥゥ、理性を失くしたパワー、スピードッ!
まさか、本体がこれほどまでに素早く動けるとは!」
意外ッ それは本体ッ
さながら『火事場の馬鹿力』の如く、
己を律する術を剥奪されたが故に、野人の身体能力を見せている。
「コイツ、『拘束』するつもりか!」
ズォオ!
「ォォオオオオ、防げ! 『ザ・リックス』!」
まだ『ザ・リックス』は解除していない。
盾面を本体へと突き出しながら飛び退き、その動きを止める。
また、『ジュリエット』が解除出来ないかどうか試みる。
222
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/26(月) 07:55:37
>>221
追記:飛び退く方向は七時の方向。(南南西)
223
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/26(月) 20:44:17
>>221
高遠本体が下がらんとするピエールと激突しないよう、脇にどくか、
体が動く余裕があれば、そのまま下がるつもりで。
224
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/26(月) 22:47:35
>>218
「ほう…面白い。
次は何だ?その幕を剥がすと、棺の中からバニーガールが出てくるのか?」
興味津々、と言った風情でその光景を目撃する。
余りにも…ある種、異様なほどに他人事な様子だ。
「先程私の『亡霊』を吹き飛ばしたのもそれだな……?
射程内に自在に衝撃を…いや、幕の動きはそれだけでは説明がつかん…………」
呟きながら移動。ステージから飛び降り、ホールの中央通路に立つ。
「…ミスター、『戦闘員』は出しなおせるか?出せるならそれに仕掛けさせてみてくれ」
225
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/26(月) 23:16:54
>>221
(ピエール)
咄嗟に、『ザ・リックス』を突き出し、横に飛び退こうとするピエール。
敵の動きは速く、不意を突かれもしたが、
『盾』を突き出すのは間に合った――
胸から飛び込んできた敵本体だが、その『衝撃』は『吸収』する。
【クカカ…カカカカカカカカカカカカカカカカッ!!】
だが・・・・次の瞬間。
ギュアッ
ガッシ!
敵は広げた手で、『盾』に抱きついた!
全体重を預けられては、ピエールも支えきれず、
『盾』は敵もろとも、床に近い高さまで下げられる。
南へ引くつもりだったが、それも叶わない・・・・
敵はそれ以上の攻撃をせず、
『盾』にしがみつくばかりだが、このままでは動きが取れない。
弾かれた『剣』は、射程距離外で解除されているものの、
これは『強制解除』だ――少なくともしばらくは、『再発現』できそうにない。
左後方では風切り音が巻き起こっている。
振り返る余裕はないが、おそらくは高遠のスタンドだろう。
戦局はどうなっているのか――
>>220
(高遠)
本体とスタンド、それが完全に同時に行動できる――
例えば自分と『クレモンティーヌ』のような『半自律型』であれば、
それは可能だ。
【クカカ…カカカカカカカカカカカカカカカカッ!!】
やけに『ハイ』になっている『ハッピー・オルガン』の哄笑を聞きながら、
高遠はそれを見極めるべく、一歩下がりつつ観察を続ける。
ギュアッ
ガッシ!
ピエールは突き出した盾で『イノウエ』を食い止めるが、
敵はしゃにむに盾にしがみつき、結果的にピエールを拘束してのけた。
そのせいもあって、ピエールは下がることが出来ずにいる。
『イノウエ』の行動に、知性は感じられない。
応用の利かない、命令されたままやった、という感じの動きだ。
――♪
ギャ ルン!
漆戸の意識は戻っていない。
『クレモンティーヌ』は敵の左に回り込み、
『踊り手』である漆戸を中心とする回し蹴りを放つ!
だが――それを『狙い済ました』ように。
『ハッピー・オルガン』の身体は沈み、
頭部を狙った回し蹴りを掻い潜った。
そのまま、流れるように足元に飛び込み、
『踊り手』たちの膝元に抱きつく――『タックル』だ!(パスAB)
>>224
(出羽)
「そんなサービスはねぇぜ。
こりゃあ『フィナーレ』の垂れ幕だ。新米の【護り屋】」
ズドドドドドドドドドッッ
出羽がステージから飛び降りた瞬間、
凄まじい打撃音が轟いた。
『フランキー・アヴァロン』が拳を振るったのだ。
幕の中に収まったものの輪郭が、何の抵抗もなく粉砕されるのがわかる。
戦闘員も、棺も、その中に納められた『遺体』も――
バ ――z_____________ ン ン
「・・・・『仕事終了』、だ」
くるりと背を向け、『ナツメグ』は舞台袖に歩いていく・・・・
226
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/26(月) 23:36:17
>>225
「ちッ…吝嗇め、まあいい、私たちの負けだよ……『今回は』な」
まるで悪の組織の女幹部が、捨てセリフを吐いて逃げるような光景だ、が…。
「これからもよろしくな、『殺し屋』どの」
その顔はさして悔しそうでも、屈辱に震えている訳でもない。
心の底から本当に、そう思っている……異常、あるいは狂的なまでの『前向きさ』。任務失敗を悪びれもしない『図太さ』。
仮に今回の働きで解雇されても、それはそれ──
「さて、行くか。まだ居るといいが。
…あいつらには付け損なったが、まだまだ、機会はある………」
『ナツメグ』の追撃を警戒しつつも、中央通路を駆け抜けて、ドアを思い切り蹴り開けたい。
外の敵にも、撤退命令が出るだろう。ある意味それが『チャンス』だ。
227
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/27(火) 01:04:44
>>225
「ッ」
あぁ、しくじった。
脳裏に浮かぶのはそれだけ。
リズムから外れた分馬力は出ないがなんとか振り払えないか。
漆戸をこちらに投げてよこせないか、それは試す。
228
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/27(火) 01:37:58
>>225
『ザ・リックス』の解除を試みる。
この『盾』にはダメージフィードバックが存在しない以上、
『拘束』されていても解除が可能かも知れない。
「……き、君!
君は今、あのスタンドに操られている!
それでいいのか!?
『思想』は素晴らしい、『宗教』は偉大だッ
だが、ルソーの哲学は血に濡れたッ
十字を切る指の本数を巡って、教会は二つに割れた。
『精神』が『意思』を上回って良いのか!?
そんなはずはない、『心』とは律するから『心』じゃあないか!」
盾を掴まれたままでは、打つ術がない。
『ザ・リックス』を手放し、南へと遠ざかる。
229
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/27(火) 17:33:42
>>226
(出羽)
背を向け立ち去る『ナツメグ』に言い捨て、
出羽は中央通路を走リ出す。
廊下ではまだ戦っている【殺し屋】がいるはずだ。
決着がついてなお、戦わんとする目論みだったが――
『ジリリリリリリ・・・・』
場内に響き渡る『サイレン』、続くアナウンスが、
その行く手を阻んだ。
『【殺し屋】ガ、標的ヲ『殺害』。
『状況』ヲ終了シマス。
両者ハタダチニ、『戦闘行為』を止メテ下サイ』
機械音声が、『停戦』を呼びかけている――
>>227
(高遠)
足元に飛び込み、脚に抱きつく『ハッピー・オルガン』。
蹴りを見事に読まれた反撃に、高遠は勝負をあきらめる。
せめて、漆戸を戻せないかと画策するが、
今の漆戸は『男性役』だ――支える側であり、投げられる側ではない。
【クカカ…終わりだァ〜〜〜】
ボ ッ
『ハッピー・オルガン』が、嘲りとともに左拳を、
『クレモンティーヌ』の膝に打ち下ろす!
しかし、これは不用意な攻撃だった。
高レベルのパワーで比肩する『ハッピー・オルガン』と『クレモンティーヌ』だが、
『踊り手』は『ペア』なのだ――
両手ならばいざ知らず、その踊りを『片腕』で止められようわけがない。
グルゥン
メシィィ!
回転した漆戸の脚に、『ハッピー・オルガン』の拳が命中するが、
相手は『不滅の踊り手』――微動だにさせられず、
むしろ『剣』で切り裂かれた拳が真っ二つに割れ広がる。
あきらめ半分に高遠の試みた、
『振り切る』という試みは、敵の失態に乗じる形ではあるが『成功』――
『ハッピー・オルガン』の拘束を切り、からくも後方に逃れた、その時。
>>228
(ピエール)
フシュッ!
『盾』を解除し、南へと距離を取るピエール。
人としての心のあり方を説いてみるも、
「アギギギギギギゴゴゴゴガガガガガガガガギギィーーーッ」
――狂気に満たされたその顔には、他の如何なる感情も波紋を広げない。
傷だらけでもなお立ち上がり、向かって来ようとする。
――その時。
>all
『ジリリリリリリ・・・・』
場内に響き渡る『サイレン』、続くアナウンスが聞こえた。
『【殺し屋】ガ、標的ヲ『殺害』。
『状況』ヲ終了シマス。
両者ハタダチニ、『戦闘行為』を止メテ下サイ』
230
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/27(火) 19:37:34
>>229
悔しいが……あぁ悔しいが完璧に読まれた。
もはや半分以上もって行かれたようなもんだったが、首皮一枚つながった。
そして……
「『任務失敗』、か」
すぐさま自分のそばへ漆戸ごと『クレモンティーヌ』をつれてくる。
解除しても大丈夫そう、あるいは解除しなければ危険そうな場合、
もしくは『謎のアナウンス』が警告を継続してきたら解除を。
「……やられたわ。 もっていきなさい」
張り詰めた緊張がきれる。
ひざをつき、苦々しげにつぶやく。
231
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/08/27(火) 23:00:52
>>229
「グッ、駄目だッ
マトモに聞いちゃあくれない、……いやッ!」
「聞いていたとして、マトモに動けるかどうか……」
ふと、頭の中にある疑問が過ぎる。
彼は『人間』なのだろうか? いや、『生きている』といえるのだろうか?
スタンド能力の犠牲に意図して『自由』を捧げているのか、
それとも、能力の副作用で完全に『自由』を剥奪されているのか――――
すなわち、この男に『命』はあるのか?
この男に『生』きているのか?
『ジリリリリリリ・・・・』
『【殺し屋】ガ、標的ヲ『殺害』。
『状況』ヲ終了シマス。
両者ハタダチニ、『戦闘行為』を止メテ下サイ』
「――――ッッ!!
。
お、終わった、のか、」 ヒ
チ
ャ
その場で膝を着き、身体中に滾っていた力を一息で抜く。 ・
……その安堵に、思わず涙が毀れた。 ・
「ぁ、ぅ、
ぐゥ、 クソッ! これで満足か!
これで満足かよォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!
私は、ずっとあの死体の『傍』にいたんだッ
ああ、死んでいたさッ 温もりも何も有りはしなかった―――――
けれど、生きていたんだぞ……
綺麗に化粧をされて、大きな遺影が飾られて、
l |
あの人の『死』を悼む人は確かにいたんだッ ホ
それを、お前ら、 {}
あ
ぁ l |
ホ
i / {}
う
ゥ ___|
地べたを殴りつけながら、泣き崩れる。
吐く言葉は正論ばかり、今のピエールにはこんなことしか言えない。
232
:
出羽千代子『ダンス・マカブル』
:2013/08/29(木) 05:10:35
>>229
「『お土産』をつけてやることもできん、か…!
しかし、本当にゲームだな。まあ、後腐れも恨みっこもなしという点では素晴らしいが…」
眉根にしわを寄せながら脚を止めるが、直にその顔から険が消えた。
「『まあいい』。
次だな……まだ私たちには『次』がある。上手くやるさ」
……『自分に』あるかどうかは解らんが。
「だが困ったぞ…寮が焼け落ちたんだった……………私は今日からどこで寝たらいいんだ…?」
233
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/29(木) 23:33:24
>>232
(出羽)
脚を止め、誰言うとなくこの戦いの感想を述べる出羽。
鳴り響く『サイレン』の下、来るべき再戦への抱負と、
今夜帰る家の心配をするのだった。
>>230-231
(高遠、ピエール)
ともに死力を尽くし、凶悪なスタンドに抗した二人だが、
その努力空しく、勝敗は決した。
『殺す者』と『護る者』の戦いは今、終わったのだ。
膝をつき、負けを認める高遠と、
床を殴り、泣き崩れるピエール。
二人を睨んでいた『ハッピー・オルガン』は、
【必ず殺す】
フッ
――そう言い残して、姿を消した。
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」
『サイレン』と共に、斎場に『イノウエ』の悲鳴がこだまする――
ド ド ド
ド ド ド ド ド ド ド
勝者――【殺し屋】。
『殺す者、護る者』 終了
234
:
『殺す者、護る者』
:2013/08/30(金) 00:13:39
『戦闘結果』:
漆戸征吾『ロス・ロボス』⇒
『肋骨開放性骨折』『肝臓破裂』『後頭部打撲』『右腕骨折』
『全身打撲』『全治五ヶ月』
瑛徳『オミクロン』⇒『無傷』
出羽千代子『ダンス・マカブル』⇒『右足首打撲』『全治二週間』
高遠 嶺『クレモンティーヌ』⇒『全身疲労』『全治ニ日』
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』⇒『無傷』
『報酬』:
――なし。
『保険』適用につき、『治療費』は半額負担。
235
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2013/08/31(土) 02:39:58
「お尻まですっごい凝り固まってあだだだだ」
日常へ戻れた代償は、大きかった。
―――――――――――――
『感想@GM 評価額 7万』
時計のアラームセットのミスが2度あったのは気になりました。
またこのシステムだと交渉や会話が非常に難しいため
言い捨てメインになってしまうのが残念。
ハピオルとはもう少し問答もしたかったです。
『感想@梁間』
改めて殺し屋側を読みましたが行動の意図が不明だったのが残念。
『感想@薄金』
準備段階でつぶれたというのが印象。
『感想@井上+ハッピーオルガン』
本体をスタンドが操る異色の移住スタンド
スペックだけでなくPLの読みや布石が上手くてちょっと悔しいですw
ただ、なぜハピオルだったのかという疑問はいまだにありますが。
236
:
音無ピエール『ジュリエット・アンド・ザ・リックス』
:2013/09/02(月) 01:31:50
>GM
やはり対PC戦というミッションにおいて、
目標破壊が碌に描写の無かったNPCの一撃で行われたというのは、
NPCの登場が前提だったとはいえ、疑問を覚えました。
この行為によってシナリオ的な魅力が増したかというとそうでもなく、
『遅延』や『欠席』による外部的な事情によるものではないかと考えてしまいます。
システムとしては『会話』が成り立たない為、
PC間同士で戦闘を行うという要素の魅力は半減していると感じました。
GMによって届く会話内容が取捨選択されているのも、その一因でしょう。
まだ初回なのでそれほど熱の入った会話もないとは思いますが、
今後のミッションを通じて因縁が絡み合うにつれて、この部分の弊害は強くなると思います。
今回は発展途上ということもあり、報酬は『四万円』とさせて頂きます。
ミッションGM、お疲れ様でした。
>梁間龍郎『トパーズ』
>薄金次郎『アヴェンジド・セヴンフォースド』、
今回は残念でした。以後の活躍に期待しています。
梁間PLは普段は近距離パワー型ばかりを動かしているので、
こういった遠距離型で攻めるのは不慣れだったのだと推測します。
薄金PLは一瞬の油断が命取りとなった形となり、
立場が逆であれば私もハマっていたかもしれないので、同情します。
>井上『ハッピーオルガン』
どんなに優れた行動やロールプレイも、
『まぁ本体無痛のパス精AAAなら出来るよな』、
『まぁパス精AAAならそういう余裕もあるわな』となり、
そういう意味では不遇なスタンドだな、と思いました。
ですが、これは最早『有名税』みたいなものなので諦めて下さい。
僕自身は『優れた行動』よりも『予想外のトリック』に重きを置くタイプであり、、
そういう意味では『ハッピーオルガン』の行動は私の予想を超えるものではない為、
特に目を見張る部分はありませんでした。
以後のトリックに期待しています。
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