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【ミ】『Phantom Castle』
1
:
『あゝ、我が愛しき姫君』
:2013/06/08(土) 01:45:16
いのちをたもつのも、いのちをほろぼすのも、
どちらもたのしいあそびだったら
ほろぼすことをえらんだからって、
どうしてそれがざいあくかしら?
香山滋『海鰻荘奇談』
360
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/01/24(金) 01:39:39
>>359
「実は私、『霊能力者』なんですよ」
唐突に話を切り出す。
「あなた、奥さんを殺しましたね?」
『タウンズ・ヴァン・ザント』は父親に接近させておく。
「確かに殺したはずなのに、なんで生きてるんだ? って感じですか。
その辺りがちょっと解せないんですよね、あまりにもあなた達は冷静すぎる。
殺した人間が生きて動いているのに、なんでそんなに落ち着いてるんです?」
361
:
『暗闇でダンス』
:2014/01/26(日) 01:20:22
>>360
『カタ カタ カタ・・・・』
父親は、夫は――『利一』は、振り返らない。
しかし、キーボードを叩く手が止まった。
『タウンズ・ヴァン・ザント』がその背後に回る。
気付いているのかいないのか、それも判らない。
362
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/01/28(火) 13:17:57
>>361
「お前の人生がどうだろうと、それは僕の知ったことじゃあない。
問題は、残される娘たちだ。どうするつもりだったんだ?
今は、なぜかあの『母親のまがい物』がいるからいいものの、本来は死んだら動かないんだぞ。
ほとんどの殺人は衝動的なことが多いと聞くが、そういうことか?
返事をしろよ、人殺し」
暴力という点において、僕は今圧倒的な優位に立っている。
そのため急ぐことはしない、必要なことを聞ければそれでいい。
363
:
『暗闇でダンス』
:2014/02/06(木) 23:39:19
>>362
「いや……話すことはない」
『ダンッ』
『利一』が椅子を蹴って振り返る――
その手には拳銃が握られていた。
既に撃鉄が起き、引金を引けば今にも発砲される。
「オマエも……バケモノだったのかッ!?」
既に指は引金に掛かっている――
364
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/02/10(月) 22:30:13
>>363
「銃って選択は無いだろう、銃声をどうごまかすつもりだ? まだ日も暮れていないし、僕の死体をどうやって隠す?
バカめ、やっぱりお前に歌歩ちゃんと舞香ちゃんを任せるわけにはいかないな」
>>358
で、『世界を焼き付けてある』 『利一』が振り返った瞬間『世界の焼付け』を解除、振り返る行動は巻き戻される。
その隙に『タウンズ・ヴァン・ザント』は銃を取り上げる。
「できれば、罪を認めて自首してくれるのがベストなんだが、どうだ?
僕もできれば最悪の手段は取りたくないし、子供にとって、両親の死は深い傷跡を残す」
365
:
『暗闇でダンス』
:2014/04/29(火) 23:58:13
>>364
『ズギュゥゥ――z___ン』
振り返ったと思った『利一』の行動が――
『 グンッ! 』
『打ち消される』。『タウンズ・ヴァン・ザント』が背後に回った。
その手に握られた『拳銃』を掴みとる。
「……やはり、バケモノか! 貴様もッ!
どうやってッ! クソッ……クソッ!」
中に浮かんだ銃を睨み――『利一』が叫び続ける。
目が血走り、常軌を逸した表情だ。
「何なんだオマエらは!」
366
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/05/01(木) 01:46:53
>>365
「貴様『も』? 僕も手早く済ませたいんでね…養子縁組の準備もしなくちゃあならない。
とりあえず、殺した母親の死体はどこに隠した? 死体ごとお前を警察に引き渡せばそれで終わりだ」
『タウンズ・ヴァン・ザント』は『利一』の頭を掴んで机に押し付ける。パス精CCC
「勘違いするなよ、『質問』はスデに…『拷問』に変わっているんだぜ」
『利一』を机に押し付けたら『世界の焼付け』を発動する。
367
:
『暗闇でダンス』
:2014/05/01(木) 23:50:25
>>366
(明寺)
『利一』:
「……し、死体は……湖に沈めたッ!
だからなんだ! 化け物仲間同士で何かあるのか!」
『ゴガッ!』
君は『利一』の頭を机に押し付けた。
不可視の力に抵抗で切るわけもなく、目を白黒させている。
「オマエたち……お前たちは何だ!
『養子縁組』とは、娘を狙ってたんだな!」
『世界の焼き付け』が発動する。
当人は気づくべくもない。吠え続けている。
368
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/05/09(金) 01:25:37
>>367
「やかましいぞ」
『タウンズ・ヴァン・ザント』は『利一』の口に手を突っ込み、舌を掴む。
「なんでそんな強気でいられるのか、どういう経緯で俺達を化け物扱いするに至ったか、
銃はどこで手に入れたのか、『スタンド使い』らしき母親をどうやって殺したのか…色々疑問はあるが、それは今重要じゃない。
お前の選択は二つある。警察に自首するか、今ここで死ぬかだ。俺は別にどっちだっていい。
今スグ死にたいなら右目を、生きて罪を償いたいなら左目を閉じて合図しろ」
369
:
『暗闇でダンス』
:2014/05/11(日) 02:29:39
>>368
『利一』:
「…………!?」
『利一』は舌を掴まれて、話すことも出来なくなっている。
目を左右にギョロギョロと動かし、言葉に応じない。
『ヴヴヴヴヴヴ・・・・』
その時、君の携帯が鳴った。誰の着信だろうか。
370
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/05/12(月) 23:07:51
>>369
(もう殺そう)
『タウンズ・ヴァン・ザント』は利一の首に後ろから左腕を回し、右手でそれを掴んで締め付ける。『裸絞』というやつだな。
首を締められれば声も出ない、スタンド相手に抵抗もしようがない。暴れて何かが壊れても、今は『世界を焼き付けている』
こいつが死んだあと、『世界の焼付け』を解除すれば、こいつの命以外は元通りになる。
「? 誰だろうか」
電話に出る。
371
:
『暗闇でダンス』
:2014/05/19(月) 22:01:50
>>370
(明寺)
『ガシ ン』
君はスタンドによる『裸締め』を敢行した。
もはや声も発せない。このまま絞め落として殺すのみだ――
『 キリ キリキリ 』
君は携帯電話に出た。着信は――
『末香』:
「明寺さん? 末香ですが……」
『依頼人』の『末香』だ。この家の姉妹の母親の妹。
「今、どうなっていますか?
実は……近くまで来ているんですけれど……」
372
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/05/29(木) 00:51:15
>>371
僅かに黙考。
「…………大変、ショッキングな事実が分かりました。
あなたにも協力してもらわなければならないかもしれません」
『タウンズ・ヴァン・ザント』は腕を解き、『利一』の腕を背中の後ろで捻り上げて身体を机に押し付ける。
「覚悟をしてください、僕は今から、とてつもなく残酷な事実をあなたに話さなければならない」
373
:
『暗闇でダンス』
:2014/05/30(金) 00:05:10
>>372
(明寺)
君は腕を解き――裸締めを止めた。
呼吸が可能となるが、顔面がすでに青ざめている。
『利一』は喉を鳴らし、激しい呼吸を続けている。
『末香』:
「…………そう、ですか。
電話越しに聞ける、軽い話じゃなさそうですね」
「よろしければ、そちらに伺ってもいいですか?」
374
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/06/08(日) 00:33:41
>>373
『タウンズ・ヴァン・ザント』が捻り上げている腕を本体自身でも掴み、自分がやっているような姿勢にする。
「ええ…そう、ですね、来てもらいましょうか、あなたにはその権利がある」
375
:
『暗闇でダンス』
:2014/06/26(木) 01:43:03
>>374
(明寺)
『末香』:
「……ありがとうございます。
今、すぐに向かいますから」
『プ
ツ!』
通話が切れた。
彼女の言葉を信じるなら、すぐにも来るはずだが――
『利一』:
「…………君は、誰と話していた」
「誰だ、誰が来る? 教えろ……」
376
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/06/30(月) 23:57:54
>>375
「なんでそんなに強気でいられるのかと疑問だったんだが、やっと分かったぞ。
お前にはまだ切れるカードが残っている、だから未知の現象に対しても平常心を失わないでいられる」
利一の髪の毛を掴んで、少し持ち上げ、机に叩きつける。パス精CCC
この一連の動作を、末香が来るか、利一が気絶するまで継続して行う。
「とっくにお前は銃刀法違反だ、通報すればそれでおしまい、余罪もじきに明らかになるだろう」
377
:
『暗闇でダンス』
:2014/07/01(火) 01:47:21
>>376
『バグシャアア!』
君が『利一』の顔を机に叩きつける!
血が飛び散り、机が真っ赤に塗れた。
「……よ、ゆうなんか、あるかッ!?」
「ここでの生活はずっと、そうだッ……!」
何度も叩きつけられながらも――『利一』は叫ぶ。
『バギャアスッ!』
「ぐがッ!?」
..
「『未知の現象』……じゃ、ない」
「オマエも…… 『妻と同じ』、なんだな!?」
「アイツみたいな……『超能力者』ッ。
殺せばいい……オマエらみんな狂人でッ 人殺しだッ!
僕が殺したのだって『娘を守るため』だった……!」
378
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/07/01(火) 23:57:19
>>377
「へぇ、面白いこと言ったな、ちょっと興味が出てきたぞ、続けろ」
喋ってる間は机に叩きつけずにおいてやる。
379
:
『暗闇でダンス』
:2014/07/02(水) 00:20:35
>>378
(明寺)
『利一』はもはや自棄になっているようだ。
叩きつけられた衝撃で眼は完全に充血している。
『利一』:
「僕とアレが好き好んで結婚したと思ってるなら思い違いだ……
アイツは『狂ってた』。僕を追いかけ回す『ストーカー』だったんだぜ」
「どれだけ逃げようとしたか……それでも追いかけてきた。
だから僕は、アレの妹に助けてもらおうとしたんだ」
「…………だけど、『彼女は死んだ』。アレが殺したんだ」
380
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/07/03(木) 02:23:07
>>379
「おい待て、じゃあお前が殺したのは誰なんだ、デタラメを並べるのも大概にしておけよ」
…まずいな、引き込まれている。
正直なところ舞香ちゃんと歌歩ちゃんが無事で、健やかに生きていってくれればそれだけでいいんだが、
それだけに聞き流せない、親の存在とは子にとって非常に重大だ、彼女らのことを思うのならば、真実を明らかにしなければならない。
「……いいだろう、ちゃんと聞いてやる。
この家に何が起こったのか、お前に何が起こったのか、順序立てて説明してみろ」
『利一』を解放し、『世界を焼き付ける』 逃走は不可能だ。
381
:
『暗闇でダンス』
:2014/07/04(金) 19:55:02
>>380
『利一』:
「オマエこそ、何を言ってるんだ。
僕が殺したのは、『美園』だ……」
「バケモノでも、不死身じゃないと思ってた。
.. . . . . .
だから殺した。顔面に斧を叩き込んで」
「なのにアイツは蘇った。
バケモノ仲間がいるとも思ってなかった……
クソ、銃も役に立たない!? お前ら何者なんだ!」
『焼き付け』は行われているが、『利一』は動かない。
「……娘たちに手出しはさせない。
いくら、アレの子供でも……僕の娘でもあるんだから……」
382
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/07/07(月) 03:30:32
>>381
「待て、待て待て、確認するぞ、お前の妻『美園』は『妹』を殺した、お前は『美園』を殺した。そうだな?
『蘇った』ってのには心当たりがある、だが問題は――――――」
今からここに来るのは、一体誰なのかってことだ。
「………………………………なあ、落ち着いて、よく思い出せ。お前の妻、『美園』は
本当に、死んでいたのか?」
383
:
『暗闇でダンス』
:2014/07/08(火) 01:32:28
>>382
『利一』:
「僕には…………『わからない』。
人間なら顔を斧で割れば死ぬ……だろう?」
「脈はなかった。屍体は埋めた」
「だけど、アイツは蘇ってきた。
蘇ってきたんだ。もう僕には手を付けられない」
「頼む、娘だけは逃がさせてくれ。
あの子たちが嫉妬で殺されるのだけは……」
『利一』が涙目になりながら頼み込んでくる。
単に娘を心配する父親の姿そのものだ。
384
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/07/10(木) 03:54:26
>>383
「当たり前だ、僕は罪のない子どもたちを救うために今ここにいるんだ。
ごく当たり前に考えれば、妻を殺した夫がシレッと娘たちと生活してるなんて、どう考えても夫が悪役だろ?
娘たちは安全だ、ボディガードをつけてあるからな」
『タウンズ・ヴァン・ザント』は銃を拾い上げる。銃は『世界の焼付け』の対象としない。
「銃はもらっておくぞ、後ろから撃たれれば流石に僕も死ぬ。
さて、もう少し質問するぞ、お前の妻の『妹』は殺されたと言ったが、なぜお前にそれが分かった? 死体でも見せつけられたか?
もし見せられたんなら、どういう風に死んでいたか、まさか覚えていないはずはないよな、答えろ。
これはかなり重要なことだぜ」
385
:
『暗闇でダンス』
:2014/07/10(木) 21:50:28
>>384
(明寺)
『利一』:
「君は……善良なバケモノなのか。
いや、僕には解らないが、君に任せるしかない」
『利一』が顔の傷を拭いつつ、立ち上がろうとする。
銃は回収できた。弾は込められたままだ。
「妹の『末香』は……『全身を噛み千切られて殺された』。
目の前で殺される場面を見たワケじゃないんだ。
死体は見せつけられた。その上で僕との交際をアレは求めてきた」
「僕は……嘘は言っていない。ニュースにもなってるはずだ。
『十何年前の失踪事件』で『未解決』だ。僕だけが真相を知ってる」
386
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/07/11(金) 12:59:09
>>385
「ふゥん…………」
コツコツと指で額を叩く、考えなければならない。
この男の言うことを信じるとするなら、今ここに向かっているのは恐らく『美園』だ。
『美園』は『末香』を殺した後、『利一』に殺されたが、なんやかやで息を吹き返し、『末香』を名乗って僕に接触した。
あの『猫』は『美園』を殺した『利一』を危険視し、歌歩ちゃんにトラウマを与えないよう、『スタンド』で『美園』を模した。
「しかしなぁ…お前はバケモノ呼ばわりするが僕らもれっきとした人間でな。
父も母もいるし、ちゃんと学校も行ってるし職もある、まぁ、それだけがバケモノであることを否定する材料ってのはやや弱いが、
バケモノってのは化物で、化けた物だ、『化ける前』と、『化けた後』がある。わかるか?
超能力の有無がバケモノの判断基準じゃない、『何か』が歪んで曲がって変わって化けて、その時人は化け物になるんだ」
「とにかく、解決するぞ、着いて来い」
『利一』を伴って部屋を出る。体が傷んで歩きづらい? それは災難だな、健康には気をつけるべきだ。
387
:
『暗闇でダンス』
:2014/07/12(土) 22:14:05
>>386
『利一』:
「………………」
「……わかった。
僕は、『美園』しか、君たちのような人種を知らない。
バケモノというのなら、僕も十分に化け物だ」
「もう、君を撃つことに躊躇しなかったからな」
『利一』と連れ立ち、君は部屋の外に出た。
今のところ、異常はない。
「二階のアレは、大丈夫なんだよな?
388
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/07/15(火) 21:26:20
>>387
「2階のアレ? ああ…大丈夫だろう、話はつけた。
一応言っておくが、お前は誰も殺してないぞ、誰もが本当の事を言っていれば、だがな。
殺してないというか、殺し損なった、というか…いっそしっかり殺しておいてくれれば、僕もこんなに苦労することは無かった。
お前は何をやらせてもダメだな………冗談だよ、泣くな」
実際、落とし所を見つけられないでいる。
『スタンド』による殺人において警察は役に立たないからだ。
妹を殺し、なおかつその妹に成りすます異常者に、説得が通用するとも思えん。
仮に僕が『美園』を殺したとしても、それは解決じゃない、彼女らの受けた傷は癒えず、僕への反発もあるだろう。
父に頼ることもできず、何も信じられないまま生きていくことになる、それは絶対に防ぐ。
どれだけ言葉を尽くしても、父が母を殺した(未遂だが)事実は払拭できまい、父親への信頼は回復しない。
じゃあ母親はといえば、とんだサイコパスで、こんなもん一緒に暮らせるわけがない。
それじゃあ、どうなるのかって言うと、つまり、その、ええと、これは、
彼女らは、もう僕しか頼れる大人がいない。そうなるな。
「……………フヒヒ」
とりあえず『美園』はボコボコにして、『利一』に関しては適当に…殺人未遂か銃刀法違反かなんかでブタ箱に入ってもらおう。
「いや、なんでもない、それよりそろそろ来るぞ、『こいつ』はお前が持ってろ」
『利一』に銃を渡す。
389
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/07/15(火) 21:26:57
>>388
行動追加 玄関前の廊下まで移動する。
390
:
『暗闇でダンス』
:2014/07/28(月) 23:21:58
>>388
(明寺)
『利一』:
「――泣きやしないさ。正直、涙も涸れてる。
アレと暮らすだけでどれだけ消耗するか」
「……わかった。玄関から来るんだな」
『利一』が一歩前に出、銃を構えた。
素人ながら、そこそこ決まっている。
二人で玄関先に注意を凝らすが、動きはない……
391
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/08/08(金) 02:23:04
>>390
「ああ、銃は一応しまっといてくれ、頭カチ割って死なない相手に威嚇の意味はないからな。使うのは最後の最後だ」
「…来ないな、こっちの事情は知らないはずだが、不可解な生命力が能力だとするなら、情報収集する能力は無いと見ていい。
単純に到着してないだけか? いや、違う、違うな、そんな楽観は僕らしくない」
末香(?)に電話する。
392
:
『暗闇でダンス』
:2014/08/09(土) 02:27:39
>>391
(明寺)
『末香』に電話をかけるが――
『トゥルルルルルル』
音が聞こえた。上から……『二階』から。
このタイミングで電話が鳴るというのは……あまりに出来すぎだ。
『利一』:
「……どういうことだ!? やっぱりアレが娘を!」
『利一』は慌てて階段に振り返り、駆けあがろうとしている。
393
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/08/21(木) 01:28:57
>>392
ズギュン!
利一を押しのけ階段を登りつつ、『世界の焼付け』を発動、直後に解除。自分以外の半径15m以内のものは『動いても巻き戻される』
「どけ!」
394
:
『暗闇でダンス』
:2014/08/21(木) 01:37:06
>>393
(明寺)
『ズギュン!』
君が階段を駆け上がり、更に『世界の焼き付け』を発動。
すぐさま解除し、元に戻す――
「……あ、れ?」
声が、聞こえた。子供たちの部屋からの声だ。
『末香』が居る。既に中に入っている。
扉は開いておらず、中の様子はまだ確認出来ていない。
395
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/08/21(木) 01:43:28
>>394
「舞香ちゃん! 歌歩ちゃん! 無事かッ!!」
『タウンズ・ヴァン・ザント』がドアを開け、中に踏み込む。
『世界の焼付け』を発動しておく。
396
:
『暗闇でダンス』
:2014/08/22(金) 02:06:47
>>395
(明寺)
『焼き付け』を行ってから、扉を開けると――
『 ゴバッシャアア――ッ 』
開けた扉から『血が溢れた』。
真っ赤な液体が中から溢れ出し、部屋の中を水槽のように満たしていたらしい。
流れてきた液体が君に当たり、一瞬押し流されそうになる。
「……た、すけ……」
『舞歌』の声が聞こえる……
どうやら『血の海』の中にに居るらしいが。
397
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/08/24(日) 01:04:36
>>396
「ぬうッ!?」
その場に踏ん張り、流されないようにする。
これは本当に血液か? まずは臭いを確かめる。
「おい猫ォッ! 貴様僕の言ったことを忘れたかッ! 三味線にしてくれるぞ!」
やはり畜生はアテにならん、僕が直接守るべきだった…だが後悔は何も生まない。
「舞香ちゃん! 僕はここだ! 安心しろ! すぐに助ける!!
声が出せるのなら『呼吸』はできる、目をつぶってゆっくり息をするんだ!」
『末香』も同じ部屋に居るかもしれないが、なにより舞香ちゃんと歌歩ちゃんを救出するのが先決だ。
声のした方へ急ぐ。
『世界の焼付け』は解除する、この短時間に、『部屋から出た者』があれば、そいつは室内に巻き戻されるだろう。
398
:
『暗闇でダンス』
:2014/09/20(土) 01:33:36
>>397
(明寺)
臭いは――生臭いが、どちらかといえば『潮の香り』だ。
まるで海辺に来たように、強い潮の香が鼻孔を刺す。
溢れ出る血は止まらず、足首から膝丈まで浸かりそうだ。
声に応答はない――いや。
『パシャッ』
『血が溢れ続ける部屋』の中で、血の海から腕が突き出ている。
あれは『舞香』の腕だ。それがもがくように振られている。
『ズギュ!』
焼き付けが解除され、血が戻った。
しかし、それ以外に出た者は確認出来ない。
399
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/09/21(日) 03:03:25
>>398
潮だと? 血液でないことは予想がついたが、ある意味余計に分からなくなった。
頭をカチ割って尚生き続ける事が能力と思っていたが…ええい、それは後で考えよう。
「舞香ッ! 手を伸ばすんだ! 僕はここだ! 必ず助ける!」
『タウンズ・ヴァン・ザント』を舞香の元へと向かわせる。スC
平らな部屋の床で、足首から膝までが浸かる水量、その状態で溺れているということは即ち、『何者かに捕らわれている』のに他ならない。
…
…
…
待てよ。
記憶を遡る、舞香ちゃんによれば母親が死んだその日に、猫はこの家に来た。
『出来すぎ』じゃあないのか? 猫は何故彼女らを守らなかった? この『血の海』 末香の『スタンド』でないとするならば?
考え過ぎか? でもそれでいい、僕の信じるものは、僕自身と、少女たちだけだ。
400
:
『暗闇でダンス』
:2014/09/21(日) 23:55:51
>>399
(明寺)
『ゴボン』 『ゴボボンッ』
スタンドの腕を伸ばし、舞香を引き上げる。
『ズギャアッ』
引き上げる――『舞香』は『血の海』が浮上した。
その身体には『怪魚』が噛り付いている。
『ビチッ ビチビチッ』
『怪魚』はさながらゾンビのように腐食し、骨が見えている。
大きさはコイ程度だろうか。そして、水上に上がった途端に――
《ギャアアア――スッ》
『バシャンッ』
『舞香』から離れ、『怪魚』は血の海の中に再度沈んだ。
『舞香』は動かないが……血にまみれた毛玉のようなモノを抱えている。
401
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/09/24(水) 23:49:42
>>400
舞香を抱えて揺さぶる、血(?)の水位は下がっていないか? 歌歩ちゃんの姿は見えないか?
「舞香ちゃん! しっかりしろ! 目を開けるんだ!」
402
:
『暗闇でダンス』
:2014/09/28(日) 00:27:26
>>401
(明寺)
『血の水位』は先程と殆ど変わっていない。
若干増えてすらいるようだ――
『利一』:
「…………こ、これはッ」
階段下から昇ってきた『利一』が君に近づいてくる。
『舞香』はうっすらと目を開けた。意識があるようだ。
『舞香』:
「…………お、母さんが……」
「『許可が入ったから入れる』、って。
そう言って……窓から……窓から来たの」
『歌歩』の姿は――
『バシャアッ』
「りぃぃぃいぃぃちぃいーさぁあああん」
水面から――声が響いた。
403
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/10/05(日) 02:24:39
>>402
「舞香ちゃんを頼む、それと、抱えている猫を叩き起こしてくれ、死んでるワケはない。
早く逃げろ、もう銃も役に立たん、正真正銘の化物だ」
舞香ちゃんを利一に預ける。
『タウンズ・ヴァン・ザント』は利一と舞香に触れ、『世界の焼付け』の対象外とする。
直後に『世界を焼き付ける』
「ある意味、男として尊敬するよ、利一『さん』 僕にはあんなのを抱くのは、一度だってゴメンだ」
舞香ちゃんが階段を降りるまで、入り口を死守する。
「ジッとしてろ化物、お前らの痴話喧嘩なぞ毛の先ほども興味が無いんだ、歌歩ちゃんを出せ。
そうしたら後は夫婦水入らずにしてやる、早くしろ」
404
:
『暗闇でダンス』
:2014/10/13(月) 04:04:50
>>403
(明寺)
『利一』:
「…………同感だね。自分でもなんで出来たか解らない」
『舞香』と『猫』を『利一』は抱きかかえた。
ゆっくりと階下に降りようと、後ずさっている。
『舞香』:
「血が……『心臓』……お母さんが。
飛び込んできて……『バラバラ』で……」
「『魚』……に……」
『舞香』が話し続けるが、意識が朦朧として、内容に取りとめがない。
その時、部屋の中の血の海。その水面が大きく膨れ上がった。
『ゴポォ』
逆さになった頭が浮かび上がる。
ところどころが腐ったように、崩れた……『末香』の、いや怪物の頭が。
その髪はより合わさって吸盤を備えたタコの足に変化している。
「りぃいいぃぃいちさああああああん」
「むーかえにぃぃぃぃきーたーのぉおぉぉぉ」
頭部までの距離はそれほどと遠くはない。
2〜3メートル。『タウンズ・ヴァン・ザント』で届く距離だ。
『焼き付け』は『頭』が浮かび上がった時点で成功した。
405
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/10/13(月) 04:49:43
>>404
「なるほど、さっき泳いでた魚みたいなのはこいつの身体の一部か。
ふんふん、血で満たされたこの部屋が、こいつの体内というワケかな?
体外に出ては肉片たちは生きていけないからアッサリ離れた、血が減らないのは、
この部屋がスデに能力によって体内化しているからだな、それは分かった、分かったから…」
『タウンズ・ヴァン・ザント』は頭部目掛けて移動、頭部を上に蹴り上げる。パス精CCC
『世界の焼付け』は『未来』を指定して解除、『行動の残像』は残るが、行動の巻き戻しは発生しない。
「歌歩ちゃんを出せと言っとろうがダボがァーーーーッ!!」
406
:
『暗闇でダンス』
:2014/10/13(月) 04:59:23
>>405
(明寺)
『タウンズ・ヴァン・ザント』が接近。頭を蹴り上げる!
『ズギャン』
『――――ドグシャアッ!』
水面に浮かび上がったそれが、サッカーボールのように打ちあがった。
ビクビクともがきつつ、天井に貼りつく……
《ギャアアアアアアア――ッス!!》
『ウジュル ウジュ ウジュ』
髪が変じた触腕の吸盤がぴたりと天井にくっつく。
『ボロ ボロボロ』
しかし、ぐずぐずとその体表が崩れ始めた。
君の推察の通り、『血の海』から離れられないようだ。
《歌歩……は》
《渡さなァァい》 《溺れ死んでもらわなきゃ……》
『 ォ オォ 』
『バシャア!』
その時、君の血に浸かった足元で水音がした……
407
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/11/16(日) 02:59:58
>>406
「戻れッ! 『タウンズ・ヴァン・ザント』ッ!」
『タウンズ・ヴァン・ザント』を手元に呼び戻し、足元の血中に両腕を差し込み、掬い上げる。
さっきの気味の悪い魚モドキならば血から外に出れば生きていられないはずだ。
もしも『僕が探し求めるもの』だった場合でも、ダメージを与えずに救い出せる。
「化け物に親権もクソもあるかよ、僕が育てる」
行動の最中に『世界の焼付け』もしておく、意識一つで能力は発現できる、行動に支障はない。
408
:
『暗闇でダンス』
:2014/12/03(水) 01:34:38
>>407
(明寺)
『 グ ワァ ォ』
まるで恐竜めいた鼻面が、血の水面から突き出た。
『 スィ ィィ 』
『 スゥ 』
出てきたのは『二体』。君は素早くスタンドを戻した。
『タウンズ・ヴァン・ザント』が一体を捕らえる。
『ク″
オ 『
ツ』 ガ
シ
ン
』
捕獲には成功したが――、もう一体が『血の海』の中を這いまわっている。
君の様子を伺っているようだ。そして、天井に貼りついた『末香』。
《歌穂が欲しいんならァアアア〜〜〜》
《利一さんを渡しなさいよ。
『悪霊持ち』なんでしょオオオオ?》
《『仲間の誼』でェェ アンタは見逃したげるルゥゥウゥ》
シュウシュウと煙を立てつつ、ゆっくりと水中に戻ろうとしているようだ……
409
:
明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』
:2014/12/06(土) 02:51:50
>>408
「いいなそれ」
アッサリ快諾した。
「じゃあ利一連れてきてやるから歌歩ちゃんをこっちによこせ、早くしろ。
言っておくが、お前のその悪趣味なスタンドじゃあ僕は倒せないぞ、これは挑発でもなんでもなく、ただの事実だ。
もし歌歩ちゃんがケガでもしてたらこの話はナシだ、人質としての価値があるのは生きてる間だけだってのはまだ理解できるな?」
『世界の焼付け』を解除する。
半径15m内の『動いたもの』は全て巻き戻される。生首も、魚もだ。
「お前が『悪霊』と呼ぶものは、ただの、なんの変哲もない、ありふれた、超能力だ。
ちょっと頭がおかしいうえに、そんな超能力に目覚めちまったもんで、自分で自分を化け物扱いしてんだろう?
ま、ついさっき僕も化け物呼ばわりしたがね…忘れてくれ。
足が速いとか、料理が上手いとか、そんな程度の『特徴』でしかないんだよ、お前の『それ』は。
まぁ…本当に気が狂ってしまっているっていうんなら、もうしょうがないけど」
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