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【ミ】『誰ソ彼刻曲技団〜Twilight Circus〜』

1『リトル・ミス・1565』:2012/02/07(火) 23:42:08
美しく若き骨が
人々の足下に燃える
冷たい石の釘に囲まれ
幼き少女は種となる

姫君のように眠りにつく
もう一人の主が治める大地に
夢見る間に過ぎ去った短き命
けれど、ショウはいまだ終わること無し

330ナツ:2012/12/20(木) 12:21:41
ごばくーorz…すみませーん

331ナツ:2012/12/21(金) 14:44:31
>>326(高泉)
舌の傷の痛みで意識を覚醒させつつ、
『ブタ』が姿を変えたものに懐中電灯を当てる。

   −−−

茶色いサクサクした『パン粉の衣』の中に、輪切りにした白っぽい『肉』の断面。
湯気を立ち昇らせている、とても馴染み深い食べ物――――


>>327(秋元)
秋元一人なら、塀を乗り越える手も幾つかあるが、
『真琴』を連れて脱出するとなると状況は変わる。
無意識の底にある、「真琴を危険な目に遭わせたくない」と言う思いが、次々に浮かぶ思考を無謀な行動に直結させないブレーキとなっている。

警察を呼ぼうと携帯を取り出す―――が、
液晶画面の光が消えている。
今の機種に替えてからだいぶ経ち、バッテリーが古くなっているため頻繁な充電が必要なのだが、
他に気を回す用件が多くなるとつい忘れてしまう……

 「…アッくん!」

真琴が秋元に声をかけ、東の方向を指差す。

グラウンドの向こう、幼稚園の東隣に位置する、立派な瓦屋根の民家。
その『2階』の窓から、明かりが漏れている。

ここからでは大声を出しても聞こえないだろう…が、
園舎の2階に登れば、声が届くかもしれない。


>>328(薬師丸)
ジュッ

思わず取り落としそうになる『熱さ』が、『レディ・リン』の指を通じて伝わる。
食欲をそそる匂い。
カラリと揚がった『パン粉』に包まれた『肉』。
非常によく知っている―――『キャベツ』がよく合う食べ物―――

  ――――

イモの葉のざわめきが止んでいる。
ブタは鎌田に追い散らされ、タコも退却を始めたようだ。

タコがいた地面に、数個のピンポン玉大の物体が湯気を上げている。

332『かあさん、おなかすいたよう』:2012/12/21(金) 14:45:36
名前欄ミス失礼。


>>326(高泉)
舌の傷の痛みで意識を覚醒させつつ、
『ブタ』が姿を変えたものに懐中電灯を当てる。

   −−−

茶色いサクサクした『パン粉の衣』の中に、輪切りにした白っぽい『肉』の断面。
湯気を立ち昇らせている、とても馴染み深い食べ物――――


>>327(秋元)
秋元一人なら、塀を乗り越える手も幾つかあるが、
『真琴』を連れて脱出するとなると状況は変わる。
無意識の底にある、「真琴を危険な目に遭わせたくない」と言う思いが、次々に浮かぶ思考を無謀な行動に直結させないブレーキとなっている。

警察を呼ぼうと携帯を取り出す―――が、
液晶画面の光が消えている。
今の機種に替えてからだいぶ経ち、バッテリーが古くなっているため頻繁な充電が必要なのだが、
他に気を回す用件が多くなるとつい忘れてしまう……

 「…アッくん!」

真琴が秋元に声をかけ、東の方向を指差す。

グラウンドの向こう、幼稚園の東隣に位置する、立派な瓦屋根の民家。
その『2階』の窓から、明かりが漏れている。

ここからでは大声を出しても聞こえないだろう…が、
園舎の2階に登れば、声が届くかもしれない。


>>328(薬師丸)
ジュッ

思わず取り落としそうになる『熱さ』が、『レディ・リン』の指を通じて伝わる。
食欲をそそる匂い。
カラリと揚がった『パン粉』に包まれた『肉』。
非常によく知っている―――『キャベツ』がよく合う食べ物―――

  ――――

イモの葉のざわめきが止んでいる。
ブタは鎌田に追い散らされ、タコも退却を始めたようだ。

タコがいた地面に、数個のピンポン玉大の物体が湯気を上げている。

333高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/12/22(土) 21:24:11
>>332(GM)
>茶色いサクサクした『パン粉の衣』の中に、輪切りにした白っぽい『肉』の断面。
>湯気を立ち昇らせている、とても馴染み深い食べ物――――

   「と」 「『トンカツ』?」

   「なぜゆえに……」
    「『トンカツ』が『スタンド豚』などに?」

考えても仕方ございません。そういう能力なのでございましょう。
食べ物からその元になった生物を再現する能力、ということなのかもしれません。
目に見えての脅威は減じました。眠気はまだ続いておりますが、それは我慢でございます。


     「薬師丸さま!」
     「ご無事でございますか!」

呼びかけて、わたくしであるということを証立てながら近づくといたします。

334秋元『一般人』:2012/12/22(土) 23:53:15
>>332
秋元は警察に通報しようとしたが、ちょうど電池が切れていた。

「……しまった。電池がない」

実際、彼は私生活で携帯電話をほとんど使わないので、バッテリーには非常にルーズである。
日ごろは切れたのに気付いてから充電器に嵌めることも珍しくなかった。
とはいえこのタイミングは、運が悪いとしか言えないだろう。
彼はこの教訓を生かし、今後の人生でヒステリックなほどに充電を絶やさぬ男になるに違いない。
無事に帰れればの話だが。

「(園内の使うか? いや、壊されてるに決まってるよな。
  こう、幼稚園は『警備会社』的な何かとは契約してないのか?
  システムは知らないけど、通報を防がれるような形にはなってないだろ。『職員室』にあるか?
  ……『園長』が殺された場所じゃないか。絶対『ドラゴン』とかが待ってる。行きたくない)」

秋元は思考を巡らせる。
「真琴を危険な目に遭わせたくない」。その無意識が彼の迷いのない無謀な行動を縛りつけ、
先ほどまで何も考えずに進ませてくれたはずの『一本道』から外れ、思考の流れは再び詰まり始める。
心中奥底の部分すら、彼が生来持つ「極端さ」からは逃れられていないのだ。


そこで真琴の声。

> 「…アッくん!」

秋元は指差された方向を見た。
東の方向。民家の二階から、明かりが洩れている。

秋元は通報の代替案として『民家に助けを呼ぶ』という方法を考えた。
声は届かない。いつか読んだ推理小説のように『物』を当てて気を引いたらどうだと思ってみるものの、
幼稚園には『手ごろな石』……投げたら危ないような石は落ちてないだろう。

「(『車のクラクション』を鳴らしまくれば気付いてくれるんじゃないか?
  いや、家はグラウンドの向こうにある。遠すぎる)」

そこで秋元は気付いた。
園舎の2階に登れば、声が届くかもしれないということに。

「…………
 (危なすぎる。なんで人を呼ぶだけでわざわざ中に入らないといけないんだ。
  幼稚園なら『メガホン』がどっかに…… いやそれも園舎の中か?
  真琴は『運転手』ができるくらい体が頑丈だ。俺は車椅子担いで逃げるとかは無理だ。
  そもそも助けを呼んでどうする? 俺らがスタンドだらけの場所から脱出しなきゃ意味がないじゃないか。
  2階からなら塀だって…… いや、塀を越える…… 塀を越えて、民家に助けを呼べば……
  でも、『園舎に入るカギ』は持ってない。玄関の施錠、窓を割ったら危なくないか?
  カギを『敵』に確保された以上は、『塀越え』をしなきゃ絶対に生きて帰れない! 一般人を呼んで意味があるのか!?
  『ホラーゲーム』ならカギがあるし、『下水道』とかから脱出できるのに……『危険な点』だけが合わさっている!
  ああ、なぜ携帯の電池が切れてるんだ!? 警察なんて役に立たない!)」

秋元の想定では『園内は敵がウジャウジャ』。
そこへノコノコ行くのは『自殺行為』……いや、秋元の感覚からすれば『自殺』である。
園舎に入るか、ビルの10階から飛び降りるかの選択肢なら、
着地寸前にスタンドに目覚めて無傷で降り立つ可能性に賭けて飛び降りを選ぶかもしれないくらいのレベルで『自殺』である。
それも、よりにもよって真琴を巻き込む『無理心中』である。

真琴を一人にして単独行動したり、真琴と一緒に塀を無理やり乗り越えるのは『危険かもしれない』だろう。
だが、危険地帯の園舎に真琴と共に乗り込むのは『間違いなく命レベルで危ない』。
とはいえ、ここに突っ立って夜明けを待つのは『確実に危ない』。
すぐそこに民家があるなら、塀を越えてそこに一人で行けばいいのではないか?
越える程度のリスクなら、『園舎侵入』や『待機』と比較した場合、真琴は『安全』なのでは?
何か2階に登らず、真琴も危険な目に遭わせず、民家から人を呼ぶ方法もあるのでは?
塀を越える方法や人を呼ぶ意味なんてあるのか?
園内に向かい、真琴と共に敵の襲撃をかわし、民家の2階に声をかけるか?
一番安全な道は、なんだ?

分かること分からないことはっきりしたことしていないこと意識してるしてないこと。
複合的要素が長寿樹の根っこのように多重に脳へ絡みつき、彼の思考をまたもや止める。
このような『曖昧な問題』とその『決断』は、秋元の致命的苦手分野だ。
人は簡単には変われない。足のない人間は歩くことはできない。目のない人間は見ることをできない。
ならば心に、『勇気』を持たぬ人間は? 石ころのようなくすんだ意思しか持たない人間は?
だがそれでも人は、常に何かをせねばならないのだ。


そして選ばれた、秋元の選択は。

「真琴、どうしよう?」

決断を、誰かに委ねることだった。

335薬師丸 幸『レディ・リン』:2012/12/23(日) 02:02:28
>>332-333

「……あたしゃ無事だけど。」

これは……トンカツ? まさか……あっちはタコ焼きか?

どうなってるんだ? スタンド……?

「……食い物を動物に変える、スタンド能力かな?」
「ぶっちゃけ良く分からない能力だ。どんな精神してんだろ?」

鎌田先生は大丈夫そうかな? 怪我とかしてないよね?
してないなら、まあいい。……『レディ・リン』は一旦解除しとくかな。

336『かあさん、おなかすいたよう』:2012/12/23(日) 21:54:36
>>333(高泉)
>>335(薬師丸)
物質を媒介に発現するスタンド――秋元や鎌田の目にも見えたのはその為か……

  バシャッ       バシャ

        ドドドドド

残った『タコ』は、つかんでいたイモを離して次々と池に逃げ込み、
『ブタ』は、②樹木のアーチの向こうの『裏門』の方へと走っていく。

「ハァ、ハァ、ハァ………もう、いない……?」

スコップを振り上げ、肩で息をしている鎌田。
『畑』はすっかり静まりかえっている。
『ブタ』の行方を追えば、スタンドの本体を見つけられるかもしれない。


>>334(秋元)
>「真琴、どうしよう?」

真琴にそう声をかけたのは、ごく自然な選択。
口に出して言うことは無論ないが、物心ついた時からずっと、真琴は秋元にとって『頼りになるお姉さん』だった。
身長はとっくに追い抜いていても、理性を越えた部分に根づいた『思い』は、そう簡単には変わらない。

「そう、ね……」

考える仕草をした真琴が、ハッと何かを思い出したように目を見開く。

「…あの家…たしか『園長先生』のお家だわ。
 私たちに何も言わず勝手に帰るなんて…無責任だわ、そんなの!」

玄関に駆け寄り、引き戸に手をかけると、鍵はかかっていなかったらしく簡単に開いた。

  パチ  パチ

戸の内側のスイッチを押すと、玄関前の電灯が点く。

「大丈夫、電気は来てるわ。
 アッくん、職員室の電話で他の人たちに知らせて。
 私、2階に上がって声をかけてみる」

337高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/12/23(日) 22:57:36
>>335-336(薬師丸さま、GMさま)
>「……食い物を動物に変える、スタンド能力かな?」
>「ぶっちゃけ良く分からない能力だ。どんな精神してんだろ?」

   「……」
   「『食い意地が張っている方』」

   「ではないでしょうか? あるいは……」

   「『多くの食べ物を必要としている方』」

仮に後者ならば、よほどの大家族でございますね。ブタのスタンドが逃げた方向へ振り返ります。
あれを追うといたしましょう。懐中電灯を構えて、逃げるブタをお二方に指し示すといたします。


   「わたくしはあれを追跡いたします」

   「薬師丸さまは可能なら……」
     「助力をお願いしとうございます」

応答を待ってから、そのまま追い始めるといたします。

338薬師丸 幸『レディ・リン』:2012/12/23(日) 23:13:50
>>336、高泉さん

「もう居ないよ。いまんところは。」

鎌田先生に声を掛けておこう。

「食い意地……成る程ね。よし追おう。手は貸すからね。」

鎌田先生は……どうするかな。
スタンド使い以外を巻き込むのもなんだけど、放置するのもなあ……

力は有りそうだけど……

《……鎌田先生はどうする? 一緒に連れていく?》
《放置するのはまずくない?》

スタンド会話で、高泉さんにも意見を聞いとくか。

339秋元『一般人』:2012/12/23(日) 23:37:03
>>336

「ちょっと待って!」

嫌な予感がした秋元は、玄関に駆け寄った真琴に走って追いつき、その腕を掴んで引き止めようとする。

普段の秋元なら、脳でちゃんと考える前に口が動いて返事してしまうので
「うん、分かった」と簡単に答えたあと、

「(いや、『職員室』には『ドラゴン』が待ってる! 園舎にカギをかけてないのは明らかに『罠』だからだ!
  門を閉じるほど用意周到な敵がなんで玄関にカギをかけず電気も落とさないんだ! 『理由』がある!
  違ったとしてもその次は電話線なんて絶対、切られてるだろうし!
  更にその次は警察を呼んでも絶対に役に立たない!
  警察なら携帯を持ってた『ボランティアの二人』に頼めばいいじゃないか! 死の危険ばかりで何もかも無意味!
  俺の人生はこれからも無意味かもしれない。だけど真琴を巻き込んでしまった!)」

などと手遅れになってから考え、精神的に悶絶し死地に突入してしまったことを後悔するところだっただろうが、
この異常事態だからか、それとも相手が真琴だからか――恐らく後者――珍しく機敏な反応を見せた。

「一人で行った『鎌田先生』がいなくなっちゃったじゃんか。分かれたら危ないよ。
 それにさ、電気が通じてても、なんていうか電話が必ず使えるか分からない。
 俺、みんなの電話番号なんて覚えてないし。
 『他の人たちに知らせる』なら……歩いていって、携帯電話を持ってた『ボランティアの二人』に頼んだ方がいいと思う」

と言って、秋元は『畑』の方を指し示す。
まさか、『戦闘の覚悟』をしてきたスタンド使いの二人が、揃いも揃って『電池切れ』になっているわけはないと秋元は思う。
もしそうなっていたら、薬師丸のスタンドが人を幸福にするように、『不幸になるスタンド』で攻撃を受けていると考えなくてはいけない。

畑の方角、恐らく今も『毒ウナギタコ』との乱戦を繰り広げているであろうスタンド使いの二人の方角に行くことにより
『敵』と『味方スタンド使い二人』の戦闘に巻き込まれるリスクはあるが……
『敵』と『一般人二人』の戦闘になるよりはいいと、秋元は無意識の部分で計算した。
他の可能性として、すでに『味方スタンド使い二人』が『敗北』しているとしたら、もう何をしても生きて帰れることはないだろう。

民家が(秋元の考えでは職員室で死体になっている)『園長』の家で、そこから明かりが洩れていることについて。
秋元はこう考える。

「(死体になった園長が家の中にいるってのか? バカバカしい。
  園長の家庭の事情なんて知らないけど、家族か親戚か何かがいるんだろう。
  犯人は『園長』に用があったのかもしれないな。俺が想像できないスタンド関係の理由で。
  実はあの家の地下に『古代で神々として崇められた究極の生物』が眠っていて、
  空けられるのが園長先生の網膜だけで、犯人は死体から奪って地下の封印を暴こうとしてるのかも。
  そこに真琴が声をかけるって……いや、だからって犯人はわざわざ真琴を殺したりしないだろう。
  でも、とにかく近づくのは止めた方がいいな)」

もうちょっと理論的に考えれば、それなら園を襲わずとも園長が家にいるところを襲えばいいはずだが、
別に彼も真面目に考えているわけではない。
一旦思ったことを中々変えられぬ男特有の、結論ありきのスカスカの空想だ。

「とにかく、分かれるのはやめようよ。危ないよ」

秋元は縋るようにして、真琴を粘り強く説得する。
真琴なら、秋元が『些細なことにもこだわり、中々曲げない性格』であることを知っているはずだ。

340『かあさん、おなかすいたよう』:2012/12/25(火) 20:37:29
>>337(高泉)、>>338(薬師丸)

>   「わたくしはあれを追跡いたします」

>   「薬師丸さまは可能なら……」
>     「助力をお願いしとうございます」

>《……鎌田先生はどうする? 一緒に連れていく?》
>《放置するのはまずくない?》

敵の能力を推理しつつ、スタンド会話で相談を交わす高泉と薬師丸。

    フゥー  フゥー

イモ泥棒への怒りと睡眠薬の反動もあってか、
目をギラギラさせ、闘牛のような鼻息で周囲を見回している鎌田。
下手に近づいたら、こちらにまで殴りかかってきそうだ。


>>339(秋元)
真琴:
「………そ……そう、ね」

園舎の中は広く、死角も多い―――奥に敵が潜んでいるとしたら、お互いに連絡が取れない状態で歩き回るのは、三流のホラー映画並みの自殺行為だ。
真琴もそう感じたのか、素直に頷く。

真琴:
「でも…
 園長先生は、旦那さんが早くに亡くなって一人暮らしって聞いてるわ。
 園長先生でないんなら、あそこに居るのは…」

怪訝に隣家の方を見やった後、

「わかった。
 とりあえず、高泉さん達と合流しましょう。
 鎌田先生の事も心配だし」

車の荷台から降りて立ち上がる。…大きな怪我などはしていないようだ。

341高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/12/25(火) 21:56:23
>>338(薬師丸さま)
>>340(GMさま)

>《……鎌田先生はどうする? 一緒に連れていく?》
>《放置するのはまずくない?》

   「巻き込むのは……」
   「よろしくございませんね かといって放置は」

     「…………」

    「わたくしたちは追いかける」
    「鎌田先生にはついてきていただく」

     「つまり 庇いながら戦うかたちになりますね」

これが最適なのか判りません。しかし、別の場所が安全であるとは確証がございません。
ならば目に見える範囲に居てもらうのが、確実に守れる可能性があるだけよいと考えます。

    「決まったのならば」
    「行くといたしましょうか?」

342秋元『一般人』:2012/12/26(水) 00:12:35
>>340

「さぁ。泥棒じゃない? とにかく、近づかない方がいい」

秋元の無意識の部分が、真琴が無傷そうなことに安心しながらも
同時に脱出のための簡単な計算を一瞬で済ませる。

考えたところ、この闇夜の中で、一直線に『柵を超える策』を実行することは困難だ。
どのみち、無傷で柵を超える手段があったとしても、スタンド使い二人を倒してしまうような『敵』がいるのだとすれば、
恐らく追撃をかけてくるそれからも逃げるのは難しいだろう……
今はスタンド使い二人の『勝利』に賭け、その前提で行動するのが一番合理的だ。
スタンド使い二人の足を引っ張ってしまい、結果的に自分たち二人の首も絞まることになるかもしれないが、
動かないわけにはいかないので仕方ない。

畑に行って二人と合流するとしても、結局は状況が不明なままの行き当たりばったりの行動に変わりないが
『ボランティアの高泉さんじゃない名前を覚えてないもう一人の方(薬師丸)』の能力で『幸福』にしてもらえれば、
脱出にしても、生存にしても、何とかなるだろう……

とまあ理屈は捏ねられるが、実際の秋元の主観としては「真琴が言った策だし、自分も問題に思わないからいいだろう」程度の理解だ。
彼には『極端さ』による思考の遅延を減らすためか、一度考えて結論を出したことを更に深く考えない無意識のクセがあるのだ。
(例えば数桁の暗算のとき、すぐ答えを出すことができても、本当に正しいか不安で何秒もかけて検証してしまい遅くなったりするのだ)
それは『一度決めたことを変えられない』とか『何事にも自信がなく、自信がないまま無謀に突き進む』という悪傾向にも繋がるのだが、
今は『真琴』という、思考のクッションとなり『安心』を与えてくれる存在のおかげか、いくらか健全に運用できているようだ。

「そうだね。行こう」

秋元は簡単に言い、車に立てかけておいた『さすまた』を取り、前方は『懐中電灯』を持たせた真琴に照らしてもらいつつ
先ほどのように足元を探りながら、『畑』の方に遅すぎず早すぎずの速度で前進していく。

「なんか『動物』がいるみたいだ。『足元』に気をつけて」

そのとき、前方から『戦闘の音』が聞こえてこないか警戒する。

343薬師丸 幸『レディ・リン』:2012/12/26(水) 00:14:02
>>340-341

「……そうだね、そうしよう。」

中々、厳しい戦いになりそうだね。まあ仕方ないか……

「行こう。早く追い掛けなきゃ。」

「ただ、鎌田先生は――ちょっと、回りが見えてないっぽいな。どうしようか?」

344『かあさん、おなかすいたよう』:2012/12/27(木) 19:40:32
>>341(高泉)
>>342(秋元)
>>343(薬師丸)

『鎌田』を連れていこうと説得にかかる高泉。
――が、鎌田は思いのほか強硬だった。
子供たちがお世話した大事な畑だ、離れている間にまた何かが盗みに来たら……と譲らない。
『ブタ』は足が早くないとはいえ、あまりぐずぐずしていると見失ってしまう恐れがある。

そこに合流し、3人のやり取りを聞く秋元と真琴。
畑はすっかり静かになり、今のところ『動物』の気配は感じない。

345高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/12/28(金) 20:14:53
>>343(薬師丸さま)
>>344(GMさま)

   「…………」 
   「確かに」

首肯いたします。確かに薬師丸さまの言うとおりでしょう。
しかし、こんな時のために『ナスティ・アイドル』が居るのです。

   「それならば」

   「すぐに落ち着いていただくとしましょう」
                             『シュ バ  !』

『鎌田先生』の『先入観』を剥がし、即座に落ち着いていただくといたします。
冷静に周囲を観ればいくらかいうことを聞いていただけるかもしれません。

346薬師丸 幸『レディ・リン』:2012/12/28(金) 20:25:50
>>344

「……どうする、豚に逃げられるのはまずいよね。」
「私は先に、追い掛けとく。高泉さんは鎌田先生を何とかしてから来て。」

走って、豚が逃げた方に向かおう。見失うのはまずい。
強い鎌田先生はともかく……あの二人はどうぜ邪魔にしかならないんだ。

……だったら私一人で追いかけるのと変わらないじゃん。

まあただし、誰かが制止するなら一応止まってやるけど。

347秋元『一般人』:2012/12/28(金) 21:27:40
>>344

辺りを見回し――といっても、暗闇でほとんど見えないだろうが――三人を発見した。

「あっ、鎌田先生!(殺されたんじゃ?)」

秋元の頭の中では死亡、またはそれに順ずる状態のはずだった『鎌田』が無事だった姿を見て驚いた。
どんなトリックを使ったのだろうか? まさか鎌田先生も『スタンド使い』?
疑問に思う秋元だったが、詳しい事情は『真琴』が話してくれるだろうから、口下手な自身は黙る。

とはいえ、気になった点がスタンド使い二人に向かって口から飛び出す。

「『敵』はどうなりました? ここは安全ですか?
 それと、『職員室』にいるはずの園長先生の反応がなくなりました。悪い奴にやられたんだと思います。
 鎌田先生が無事だったってことは、今ごろケガをして園舎の中に隠れてるのかもしれない……
 俺たちは園舎には危ないから入らなかったけど、できれば助けてあげてください。あと警察への通報をお願いします」

『鎌田』が無事だったのを見たので、消息を絶った『園長』の方も生きているのではないか……
二人の『スタンド使い』なら『ドラゴン』も楽勝で倒せるのではないか……
という気持ちが急に秋元に湧き上がり、頭の中に沸いて出たことがそのまま口から出てくる。
思ったことを一気に話したせいで、目的のはずの『警察への通報』という案件がついでになってしまっている。悪いクセだ。

348『かあさん、おなかすいたよう』:2012/12/29(土) 19:46:51
>>345(高泉)
>>346(薬師丸)
>>347(秋元)
                             『シュ バ  !』

『ナスティ・アイドル』に『先入観』を剥がされた鎌田の表情が、憑き物が落ちたように穏やかになる。

 「…?……う、うん…私なら大丈夫だよ、秋元くん」


正門が施錠されて車では出られないこと、隣の『園長の自宅』の明かりがついていることを話す真琴。

鎌田:
「へ? でも…
 たしかに園長、今夜は町会議員の『矢部』さんって人と会合がある、って言ってたけど…
 私たちに黙って帰るわけないよ」

ブタを追って裏門の外へ飛び出す薬師丸。

    ドドドッ

ブタの足音が、園舎の『東隣』の民家に向かっているのが聞こえた。

秋元が、園長がまだ園舎の中にいる可能性を告げ、高泉たちに救助を頼む。
もし秋元の推測通り、園長がまだ園内にいるとすれば、
『園長』は少なくとも『ブタ』の『本体』ではない、と考えられるが……

349高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2012/12/30(日) 00:14:51
>>347-348(秋元さま、GMさま)
>秋元が、園長がまだ園舎の中にいる可能性を告げ、高泉たちに救助を頼む。
>もし秋元の推測通り、園長がまだ園内にいるとすれば、
>『園長』は少なくとも『ブタ』の『本体』ではない、と考えられるが……

   「むむ」

   「一時にいろんな問題がございますね」
   「どれを優先すべきかと言えば……」

先を行く薬師丸さまの方向を見遣るといたします。追撃は彼女がしてくれはいます。
しかし、一人で行かせるというのは道義に悖るというものです。安全ではございません。

   「鎌田先生」
   「よろしければ……」

   「園の確認をお任せしてもよろしいでしょうか?」
   「わたくしどもにはやるべきことがございます」

    「秋元さまと真琴さまがどうなさるかはお任せします」
    「わたくしは、薬師丸さまを助けねばなりません」

こうして話している間も惜しいところでございます。今は薬師丸さまを追いとうございます。

350秋元『一般人』:2012/12/31(月) 01:01:52
>>348-349

秋元は、裏門の外へ移動していく高泉と薬師丸を見送る。

「…………。
 (鎌田先生と真琴、どうするのかな。
  なぜか開いている裏門…… あれも『罠』じゃないのか?
  だけど、スタンドとかいう特別な超能力みたいなものと契約してるらしい二人なら大丈夫だろう。
  二人が俺たちを置いていったのも、大丈夫だと思ったからに違いない。
  俺はいつも考えすぎなんだ。園内にドラゴンなんているわけないじゃないか。
  タコには驚いたけど全然、大したことのない敵だったな。
  あとは園長先生を助けたら、安心して家に帰れそうだ)」

半ば力を抜きながら、指示を待つ秋元。

351薬師丸 幸『レディ・リン』:2012/12/31(月) 14:47:37
>>348

――園舎。
園舎に園長がいたとして、スタンド使いだとしても……『食べ物を動物に変える』みたいな能力だとしたら、一般人でも対応出来る筈だ。

が、何か隠し玉があったら危ないな。
考えられるのは私か高泉さんのどっちかが園舎に向かう事だけど、戦力分散は良くないな。
やっぱりまずは、外だ。

「よし、行こう高泉さん――いや、イズミンと呼ぼう。信頼と友好を込めて。」

さて――豚を追い掛けよう。

「警察? なんて連絡する気さ。豚の大群が来て、芋を盗んで行ったってか? しかもそいつらは実は豚カツでしたって?」

「それにあいつらが来たら、下手すりゃあ私達みんな事情聴取で動けなくなる。それは良くないねえ?」

352『かあさん、おなかすいたよう』:2013/01/01(火) 16:41:18
>>349(高泉)>>351(薬師丸)
『ニックネーム』を与えられた高泉が、薬師丸を追って門から走り出る。

  ドドド

一番後ろを走る『ブタ』の尻尾が、南への角を曲がって消えた。
その先は、幼稚園の『隣家』の敷地だ。

慎重に『ブタ』の消えた方向へ向かう薬師丸と高泉。
元は農家だったらしい、瓦屋根の古く立派な構えの家だ。
真琴が言ったとおり、2階の窓から明かりが漏れている。

門は開け放され、玄関までは10mほどのスロープがある。
門の周囲に防犯カメラのようなものは見えない。

   ――――

やけに静かだ……ブタの鳴き声も足音もしない。


>>350(秋元)
『魔法使い』二人が裏門から駆け出していく。

真琴:
「鎌田先生…携帯、もってます?」

鎌田:
「ん………あ、れ?
 しまった! 上着といっしょに職員室に置いてきちゃったよ」

少し考えた真琴が、意を決したように言う。

真琴:
「じゃあ………私、懐中電灯を持ってるから、中に入って取ってきます。
 アッくん、先生といっしょに『畑』を見張っててくれる?
 何かあったら、すぐ戻って知らせるから」

353秋元『一般人』:2013/01/02(水) 00:47:10
>>351-352

>「警察? なんて連絡する気さ。豚の大群が来て、芋を盗んで行ったってか? しかもそいつらは実は豚カツでしたって?」
>「それにあいつらが来たら、下手すりゃあ私達みんな事情聴取で動けなくなる。それは良くないねえ?」

「豚カツ? 何を言ってるんですか?」

秋元は薬師丸の言葉を聞いたが、彼に『仮定』を使った説明はあまり伝わらない。
まずはっきりと『結論』から言われ、その理由を後から補強説明される、という形でないと上手く飲み込めない。

そして彼は『仮定』は伝わらなくても、そのネガティブさと極端さにより『否定』の意味合いを過剰なほど受け取る。
薬師丸がまず『仮定』で『否定』して、更に『結論』(今回の場合は、『警察への通報はできない』ということ)についても
「それはよくないね?」と曖昧な、秋元の意見を誤りだと指摘する形で話したので、
彼の頭の中ではただただ馬鹿にされた気持ちだけが膨れ上がり、その感情が重要点を押し流す。

秋元は薬師丸に、自分の携帯が使えなかったので危険を冒しながら『当然の助け』を求め、
『警察を呼ぶ』という「真っ当な対応」を提案しただけなのに、その一生懸命な気持ちを薬師丸に無碍にされ、
無知を皮肉られ、無力を侮辱され、生まれ持った生命と自らの人格そのものを批判された気分になり、非常な反感を抱いた。
彼の脳を激しく駆け巡る言葉にならぬ感情の濁流が、思考回路を隅から隅まで焼き尽くす。

「……………………。
 (……………………)」

とはいっても薬師丸は、秋元の案がNGであるということを、分かりやすく段階を踏んで親切に説明しただけである。
薬師丸は何も悪くない。
母国語しか知らぬ外国人に日本語で話しかけても何も分かってもらえないように、
「ふつうでない人間」である秋元に、「ふつうの話し方」では正しく伝わらない、というだけだ。


高泉と薬師丸が、裏門の外に走っていく。

「……………………、…………。
 (……………………………………)」

秋元は、自分と真琴を無償で助けてくれた親切で勇敢な『魔法使い』の背中を
どうしようもない怒りと憎しみで痛む頭で、最大限の憎悪と呪詛を込めて睨み付けたまま見送った。

だが秋元も、薬師丸に対する感情が「正しい人間に対する、不当で理不尽な怒り」であるということは理解している。
理解しすぎてしまっているからこそ、『そんなことで腹を立てる自身が余計腹立たしい』のだ。人一倍の『感情』と『理屈』と持つ故だ。
やがて他者へ向けられた憤怒は理屈によって『自己否定』に変換され、彼にネガティブさを更に深く深く刻み込むことになる。


>「じゃあ………私、懐中電灯を持ってるから、中に入って取ってきます。
> アッくん、先生といっしょに『畑』を見張っててくれる?
> 何かあったら、すぐ戻って知らせるから」

そこに、真琴が携帯を求めて職員室に行くと言い出した。
だが秋元は彼女を手で制し、止める。

「いや、俺が行くよ。男の俺が行った方がいい。
 それに今『はだし』だから、かなり歩きにくいんだ。足の裏が冷たくて、感覚がなくなってきました。
 暗いし、何かあったらちゃんと歩くことができないかもしれないし、中でスリッパでも探してこないと。
 萩谷さんは鎌田先生と一緒に待っててください」

秋元は真琴の『懐中電灯』と自らの『さすまた』を交換してもらい、自分が代わりに職員室に行こうとする。
彼は、真琴を一人で危険地帯に送らないように『勇気』を発揮したのか?

「…………。
 (こんな理不尽な『スタンド』とかいうのが存在するなんて、もう生きていくことに絶望しかない。
  園内とか、あの二人がさっさと通報してくれれば終わってたとか、呼んでも意味がないとか、
  ……何もかもがどうでもいい)」

秋元の意識の中から、人として当たり前の――彼が当たり前の人間でなくても――美点を見出すこともできるだろう。
だが物事の『真実』というのは往々にして単純ではなく、それが『人の心』であればなおさらだ。

「(真琴にも迷惑をかけてしまったし、もうドラゴンに食われてもいいや。
  無事に家に帰ってしまったら、誰にも言わず遺書も書かず、飛び降りて死のう)」

実際のところ。
空想上の怪物による死を恐れていた彼は、薬師丸との数秒間の短いやり取りで、むしろ自ら強く『死を望む』ようになっていた。
『極端さ』。
家に帰る頃には忘れているであろう一瞬だけの感情でも、現在の0.01秒だけに限れば間違いなく『本心』であり、『真実』の一側面だ。


秋元は半ば……いや完全にヤケになりながら、一人で職員室に向かおうとする。
職員室の扉にカギが掛かっていたら、玄関の方に向かう。

354高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/01/02(水) 21:15:28
>>351(薬師丸さま)
>「よし、行こう高泉さん――いや、イズミンと呼ぼう。信頼と友好を込めて。」

   「イズミン……」
   「ふむ 面白うございますね」

気に入りました。あだなで呼ばれるというのは初めての体験でございます。

>>352(GMさま)
意外に近い場所でございました。ここに居るのでしょうか。
中へとさっそく踏み入りましょう。ただし、身体は屈め気味にいたします。
背後を『ナスティ・アイドル』に確認させ、奇襲にも備えるといたします。

   「わたくしのあとに」
   「続いてくださいませ」

薬師丸さまへと小声で伝えておきます。
最悪の場合でも、薬師丸さまが無事なら望みがございます。

355薬師丸 幸『レディ・リン』:2013/01/06(日) 13:30:07
>>352

「……分かった。」

高泉さんの後ろに、同じような姿勢でついて行く。
『レディ・リン』には、常に周囲を警戒させておこう。

356『かあさん、おなかすいたよう』:2013/01/06(日) 21:21:21
>>353(秋元)
職員室のガラス戸に向かい、扉に触れ引いてみると、

     カラッ

扉は簡単に開いた。
真琴が「戸締まりをして」と言ったのを、園長は聞いていたはずだが…

 パチッ

   パッ   パッ

手探りで内側のスイッチを探り当て押すと、職員室に明かりがともる。
―――園長の姿がないことを除けば、外に出る前と変わった様子はない。
テーブルの上の飲みかけのジュースも、ケーキの皿もそのままだ。
人の気配も、物音もしない。

向かって左手奥の壁に、『職員用更衣室』の扉が見える。
女性の職員やボランティアは、仕事に入る前にあの中で着替え、上着や私物を置いているはずだ。


>>354(高泉)
>>355(薬師丸)
スタンドで周囲を警戒しつつ門をくぐる。
番犬がいる様子もなく、何事も起きず玄関に辿り着いた。
引き戸の上に『沓掛』という表札がかかっている。

先に立つ高泉が、引き戸に手をかけようとした時、


       ガララッ!

いきなり、中から戸が開いた。


      「…どちら様?」


高級そうな仕立ての背広を着た、バーコード頭の中年の男が、
眼鏡をずり上げながら、胡散臭そうに高泉を睨んでいる。

男の顔に、かすかに見覚えがあるのを、高泉と薬師丸は感じる。

357高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/01/06(日) 23:26:11
>>356(GMさま)

       『ズギュッ』

   「こんばんは」
   「申し訳ございません すこし……」
    「お時間を頂いてもよろしいでしょうか?」

『ナスティ・アイドル』に、『沓掛さま』のわたくしどもへの『先入観』を『可視化』させましょう。
さて、どこで会った方か。思い返してみるといたします。何か目立った特徴はあるでしょうか?

   (さて、時間稼ぎにしかなりませんが)

    (この方が本体なのでしょうか?)
    (確認できる手段を考えねば)

358秋元『一般人』:2013/01/07(月) 01:07:25
>>356

「(罠かな。静かだな。よほど静かに園長はやられたんだな。
  ここでさー、『ワーッ!』とエイリアンが出てくるんだろ?
  戻ったときには真琴たちがいなくなってるんだろ? その他、なんか最悪なことがあるんだろ?
  もういいや。もはやなんでもいい。何が起こってもいい……
  ……本当にそうか?)」

秋元は早足で一直線に『職員用更衣室』に行こうとする。
全く警戒していない。
ひねくれきった人間は、360度回転して逆に素直になるのかもしれない。

359薬師丸 幸『レディ・リン』:2013/01/08(火) 00:25:25
>>356

ええ、「誰」だったっけ? 誰かは覚えてないけど――知ってる顔だ。
とりあえず情報とかは、イズミンに任せようかな。私はそういうのは苦手だ。

男の身体には触れないように、『レディ・リン』を玄関に入れたい。
反応を見るにスタンド使いじゃなさそうだし、気付かれないでしょ。

玄関に入ったら辺りを見回させて、怪しい物、気になる物が無いか――とかを確認する。
例えば動物スタンドの材料になる食べ物とか、園長が居るという証拠になる「靴」とか。

360『かあさん、おなかすいたよう』:2013/01/08(火) 20:50:00
>>357(高泉)
>>359(薬師丸)
少し考えるうちに、高泉と薬師丸は、男の顔の記憶に思い当たる。
職員室のテレビで流れていたニュース映像の中で、レポーターにインタビューを受けていた『町議会議員』。
たしか、こことは別の保育園の関係者と言っていたはずだが―――

>       『ズギュッ』

『ナスティ・アイドル』が、男の先入観を可視化する。
見知らぬ者に対する『警戒』…それと共に、
「お高く止まった」人間にありがちな、他人への根拠なき『軽蔑』の感情が強く表れている。

 「そこで止まりなさい!
  人に用があるというなら、まず名乗るものだろう」

 「私は、この隣の幼稚園の園長の友人で『矢部』という。
  いま園長から、『幼稚園の中に不審者がいるから警察を呼んでくれ』と頼まれたところだ」

居丈高な口調で高泉にまくし立てる。

    ス ゥ …
  
その男の脇の下をくぐるように、『レディ・リン』が玄関の中へ入る。
『矢部』は気づいていないようだ。

なぜか玄関の明かりはついておらず、奥の様子は見づらいが、
上がり口の土間に、女物の靴が一足、脱ぎ散らかしたように置かれている。


>>358(秋元)
何物かが飛び出してくる気配はなく、床に血痕なども見当たらない。
早足で更衣室に向かい、ドアを開ける。

ドアを入ったすぐの所にハンガーラックがあり、うち4つのハンガーに女性物のジャケットがかけられている。
おそらく、一番大きい上着が『鎌田』のものだろう。

361高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/01/08(火) 21:37:54
>>360(GMさま)
 「私は、この隣の幼稚園の園長の友人で『矢部』という。
  いま園長から、『幼稚園の中に不審者がいるから警察を呼んでくれ』と頼まれたところだ」



   「あら」
   「左様でございますか」    『 ――ヒュ バ ! 』

わたくし自身の『眠いという先入観』を再度剥がし取るといたしましょう。
コレを『矢部さま』の顔面へと付着させて、叩き込んで『先入観の虜』にいたしとうございます。


   (申し訳ございませんが)
   (ただ眠るだけでございます)

      (――こらえてくださいませ)

362薬師丸 幸『レディ・リン』:2013/01/09(水) 01:27:19
>>360

――ああ、思い出した。
しかしそうなると……こいつはスタンド使いじゃ無いみたいだし、ううん? ……まあ良いや。

とりあえずイズミンの能力がミスった時の保険に、挨拶くらいはしとくか?

「えーと」

「私達は園の「ボランティア」で、いろいろと手伝いをしてる者でぇ……」
「ちょっと、ええと、園長さんに用事、相談があるんですぅ……良いですか?」

なるべく媚びる感じの口調を意識する。
そーいうのが好きでも嫌いでも、精神的に隙を作れるから、いざという時に良い、ハズだ。

363秋元『一般人』:2013/01/09(水) 01:50:04
>>360

「(園長が勝手にいなくなるなんて間違いなく異常事態なのに
  怪しい気配すらないのがむしろ怪しい。いったいどんな攻撃をされるんだ?
  『この文字を見た瞬間死ぬ』みたいな落書きでもどっかあって
  それを読んだ途端俺は粉みじんになって死ぬのか……
  もしかしたらここは異世界で、ドアを超えたことで入り込んだのか)」

秋元の頭の中では、園長を襲ったであろう想像もできない恐ろしい死と、
人生に絶望しての甘い死への渇望と、一人になったことにより気分が落ち着くのと、
その他無意識な色々の竜巻が最大風速でぐちゃぐちゃに掻き混ざっている。
まあ、彼にとっては「いつものこと」だ。
混ぜこぜの車酔いのような感覚に陥りながら、『鎌田』の上着を取る。

「(ああ、寒いな、疲れたな。
  園長はもっと寒いことになってるんだろうけど、俺が寒いから俺は寒いんだ。
  飲み物を飲んだのと寒いせいで、トイレに行きたくなってきたかもしれない)」

上着を上手く取ることに成功したら、
更衣室や職員室の中に「スリッパ」があれば、それも拝借して身に付ける。
ないようなら職員室を出て玄関の方向に移動して探す。

364『かあさん、おなかすいたよう』:2013/01/10(木) 23:54:24
>>361(高泉)
>>362(薬師丸)

  「だから、名前を言いたまえと――――」

 『 ――ヒュ バ ! 』

           ペシャッ!

          「……あ”?」

              「あ”…」
                      ズ…  ズ  ズ

数回まばたきをした後、壁に手をつき、ゆっくりと尻餅をつくように崩れ落ちていく中年男。

玄関を上がったすぐ右手に、2階への階段があるのを、『レディ・リン』の目が捉えた。


>>363(秋元)
鎌田の上着を手に取った。
足元にはスリッパがある。

室内はまだ暖かい。 ――暖房が切られてまだ間がないようだ。

ふと、秋元の頭にある考えが浮かぶ。
上着を持って外へ行くより、外にいる2人を中へ呼ぶべきではないだろうか?
室内ならスリッパで歩きやすいし、電気が来ているのだからエアコンもつくはずだ。

365高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/01/10(木) 23:58:59
>>364(GMさま)
   「あらあら」
   「どうなさいましたか?」

   「家人の方がいらっしゃるかもしれませんね」
    「探してきていただけますか?」

薬師丸さまへ微笑みかけながら、お願いするといたします。
これは善意でございます故、中へ入ることも正当化されますでしょう。

わたくし自身は『ナスティ・アイドル』で『矢部さま』を支えて、中へと引っ張り込みます。
どこかに寝かせて、家探し――ではなく、ご家族を探さなくてはいけません。

366薬師丸 幸『レディ・リン』:2013/01/11(金) 01:26:32
>>364-365(GM、イズミン)

「あらら、寝ちゃった、大変だ。」
「誰か、探して来るよ。……ああ、イズミンあんた、鈴いる?」

二階への階段に向かう。
ああ、辺りになんか手頃な「棒」無い? ホウキとかバットとか。

「私は――二階を見てくるよ。」
「イズミンはそいつ寝かせたら、……どうする?」
「二階を一緒に探すか、二階一階で分かれて探すか……前者は安全、後者はスピード重視だけどさ。」

367秋元『一般人』:2013/01/11(金) 01:28:10
>>364

「(暖房が切られてるな。ん、待てよ。
  明かりはともかく、園長を殺すだけなら暖房を切る必要があるのか?
  付けたらスイッチと連動して何かが攻撃してくる仕掛けかもしれない。
  でも、寒いな、どうしようかな。鎌田先生と真琴も呼ぼうか)」

秋元の頭にある考えが浮かんだ。
だが、同時にこうも思う。
『外』にいた鎌田は無事だったが、『中』にいた園長は行方不明になっている……
安全を完全に確保できていないのに、本当に二人を呼ぶべきだろうか?
寒さで体力を消耗してでも、『スタンド使い』が戻るのを外で待機するべきではないのか?

「(……でも、探索も判断も全部任せたのはスタンド使いの二人だよな。
  何かあったとしても俺は悪くないよな。俺に責任はない)」

そうした心配を他人に被せて一蹴した秋元は、スリッパをはいて上着を持って職員室から外に出る。
その様子はまるで他人に危害が及ぶかどうかより、自己の責任や失敗を追及されることを一番恐れているかのようである。
いや、彼はそれを実際に恐れているのだ。
生まれ持った『極端さ』により、『完璧主義者』的な性質をも持つ彼は、
少しの失敗や躓き――例えば、他人の喋り方がちょっと気に入らないといった程度の――で自分を強く強く責める。
そうした耐え切れないほどの『責任』から『逃げる』ため、彼は16年の人生を経て、
無意識のうちに『何もしない』か、『人に言われたことだけする』ことに努めていた。

このまま彼が親切な『スタンド使い』に助けられて、無事に家に帰ったところで、『救われた』と言えるのだろうか?
客観的には間違いなくそうだ。
幼稚園を襲った悪のスタンド使いは『主役』たる薬師丸と高泉に倒され、『脇役』の秋元たちは助かる。
よくまとまっている。無辜の市民は助けてくれたヒーローにお礼を言って幸せになれば役割は終わりだ。
だが、秋元はそうは思わないだろう。
実在した『超能力』ですら救われない自己のサガに憤り、敵を倒すことしかできなかったスタンド使いに幻滅し、
そして、悪のスタンドは正義のスタンドによって裁かれる因果応報の優しい世界と
危険を顧みず無償で人を助ける勇敢なスタンド使いを、一次の理不尽な感情で呪ってしまう自分という存在に絶望するだろう。

だが仮に、肉体や精神に干渉して改造してしまう何らかの『スタンド能力』がこの世に存在していて、
失意に包まれて生きている彼という生命を、『ふつうの人間』にできたとしたら……
それはすでに、『秋元亜門』という人間だと言えるのだろうか?
『後天的』に『生まれつき持っていたもの』を失った人間なら、正当なるものを『取り戻す』という言葉が使えるだろう。
『人間性』を捨ててでも取り戻そうとする『漆黒のような心』を持つこともできるだろう。
しかし、そんなサガも運命もひっくるめて0からこの世に生まれてきた人間は?
彼の『先天的』で『根本的』なところが変わってしまったら、それが周囲と本人にとって『幸福な道』だったとしても、
それは『秋元亜門』という個人が幸せになった、と言えるのだろうか?
もはやそんな話は哲学の――スタンドがこの世に実在しなければ、思考実験で済んだはずの――『魂』の領域である。


秋元は職員室から庭にスリッパで出て、真琴と鎌田にゆっくり接近してから上着を渡し、話しかける。
大声で遠くから呼ぶのはやめておく。
彼は、『大声で喋る』ことと『何か内容のあることを喋る』ことを両立させるのが苦手なのだ。
(今まで秋元の喋り方が滅茶苦茶な場面がいくつかあったが、
 それも『敬語を使う』ことと『内容のあることを考えながら喋る』ことが上手く両立できないからだ。
 そのときは声の音量も安定せず、相手の顔を見ることすらできない)

「上着ってこれですか? 中で園長先生は見つかりませんでした。職員室にはいなかった。
 そうだ、外は寒いから、中に入りませんか?」

外にいる2人を中へ誘う。

368『かあさん、おなかすいたよう』:2013/01/12(土) 02:26:45
>>365(高泉)
>>366(薬師丸)
ズッ…  ズズッ

『矢部』は痩せ形で、『ナスティ・アイドル』のパワーでもさほど苦もなく玄関奥に引きずり込むことができた。

『介抱』にかこつけて床に横たえる……かすかな鼾をかいており、抵抗はしない。

周りにある『棒状のもの』は、プラスチックの『靴べら』が一本だけだ。
家の奥から誰かが出てくる様子はない。
2階への階段の上から、かすかに電気の光が漏れてくる。

先に2人で2階へ向かうか、念のために二手に分かれて1階も調べるか……


>>367(秋元)
「ああ、それそれ。ありがと。   
 …ふぅ〜さぶッ」

秋元に礼を述べ、上着を着る鎌田。
外の寒気は、先ほどより厳しくなっている。

真琴:
「えっ…じゃあエアコンはつくのね?
 どうしましょうか先生…いったん中に入った方がいいと思いますけど…」

鎌田:
「カチカチカチ……そ、そうね。
 畑のほうは大丈夫みたいだし、一旦中で暖をとりたいわね」

2人とも素直に秋元に同意し、職員室に向かって歩き出す。

369高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/01/12(土) 21:38:27
>>368(GM)
二階に人が居る気配があるのなら、即刻向かいたいところでございますね。
矢部さまが本体でないのならあのスタンドを操る本体が居るはずでございましょう。

まず、確認するのは床でございます。豚や蛸が移動したのなら、何か痕跡があるかもしれません。
それから、薬師丸さまにどうなさるか尋ねてみるといたしましょう。方針は決めておきとうございます。

>薬師丸さま

   「光が漏れているのは二階」
   「しかし、一階にも謎がございます」

    「あと、鈴は欲しゅうございます」

    「手首にでもみっつ」
    「……あれば十分でしょうか?」

設置していただいたのなら『鈴』を手で押さえることで固定し、鳴らないようにいたします。
必要な時に鳴らすタイミングを図れるようにいたしとうございます。

370秋元『一般人』:2013/01/13(日) 01:12:27
>>368

「中には何の気配もなかったけど……
 あの二人が戻ってくるまで気をつけましょう」

秋元は真琴が横にいることに無意識に安堵を憶えながら、二人と共に職員室に向かう。
相変わらずごちゃごちゃ渦巻き続ける思考の中でなんとなく
『もう自分の役割は終わったかな』と思いながら。

371薬師丸 幸『レディ・リン』:2013/01/13(日) 02:03:26
>>368、イズミン

「ま、鈴の乱用は良くない。これは『前借り』なんだ。」
「三つでも十分……恐ろしいよ。」

イズミンに近付き、『レディ・リン』の鈴を手首に三つ取り付ける。
念のため、会話は小声で行おう。

「……ローラー作戦で行こう。」
「そもそも、離れすぎると鈴の音が聞こえないし……で――『一階』から『二階』からか、だけど。」

「敵はまあ『二階』だろう、多分。一階の奥の方とかを調べてる隙に、逃げられるのはまずい。」
「とは言えど、一階も探索すべきなのは確か……迷うね。」

「んー…………」

「……とりあえず二階にしようかな。」

とりあえず、階段を登ろう。
待てよ、その前に「私に付いている金鈴」は全部解除しておこう。うるさいし、邪魔だし。後でつけ直せば良いし。

372『かあさん、おなかすいたよう』:2013/01/13(日) 20:33:06
>>369(高泉)
>>371(薬師丸)
  
  …ズキュンッ

薬師丸が高泉の手首に、ブレスレットの様に3つの『鈴』を取り付けた。
必要な時に鳴らせるよう片手で押さえる高泉。

玄関から階段までの床、そして階段の上、
目に入る範囲に、『足跡』や『粘液』などの痕跡は見えない。
動物の『材料』とおぼしき食べ物も落ちていない。

             ……
                    
            グズッ

              ズスッ

2階の明かりの方から、かすかな物音。
風邪ぎみの人間が『鼻水をすする』ような音。


>>370(秋元)
職員室の中にまだ異変はない。
鎌田がエアコンのスイッチを入れると、ほどなく室内は心地よい暖かさになる。

  「…待って!」

ポットからお茶を注ごうとする真琴を、鎌田が制止し、
「お茶を飲んで眠くなった」ことを話す。


  「…そういえば……アッくんと私だけジュースを飲みました…
   でも…園長先生が、どうしてそんな事……?」


  「んー……「あの話」、もしかしてホントだったのかも……
   いや、聞いた話だから、あんまり大声で言えないんだけどさ……」

鎌田が、言葉に含みを持たせるように声を低くする。

373秋元『一般人』:2013/01/14(月) 01:55:01
>>372

職員室に来た一同。

秋元は先ほどと同じ椅子に座り、『食べかけのケーキ』の続きを食べる。
このまま放っておいても捨ててしまうのだからしっかり腹の中に処分した方がいい
(それに頭がとても痛いので今すぐ甘いものを食べたい)と考えてのことだが
どう贔屓目に見ても、『空気を読めていない』という評価は否めない。
もっとも『彼らしく』はあるので、異常事態の中でもいつもらしくしている秋元を見て真琴は安心するかもしれないが、どうか。

秋元がケーキをもくもくと食べていると、鎌田が何かを言い出した。

>  「んー……「あの話」、もしかしてホントだったのかも……
>   いや、聞いた話だから、あんまり大声で言えないんだけどさ……」


「『あの話』ってなんですか? はっきり言ってください」

単刀直入に秋元は聞く。彼は『具体的』な話でないと理解しにくいというのは前述の通り。
『大声では言えない』という鎌田の「含み」が意味することも、あまりよく分かっていない……というか、多少は分かるのだが
彼の価値観では「言いたくないことなら言わなきゃいいし、言うべきことならちゃんと言えばいい」と極端かつ厳格に決められているため
もったいぶった話し方に対しては『イラつき』の反応のみが表面に現れるようだ。

374薬師丸『レディ・リン』:2013/01/15(火) 01:33:09
>>372

「二階……は確定だね。」

階段を登って行く。
物音は立てないように、細心の注意を払った上で。

375高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/01/15(火) 19:26:18
>>372(GMさま)
   「では」
   「明らかなところから参りましょう」

薬師丸さまの後へと続くといたします。その際、懐中電灯で周囲は照らしておきます。
主に警戒するのは後方、そして天井なども。あの物音が誘いだとしたら、奇襲が考えられます。
相手も動く時は無音とはいかないかもしれませんが、『タコ』ならば天井だろうが這い回れるかもしれません。

376『かあさん、おなかすいたよう』:2013/01/16(水) 22:16:15
>>373(秋元)
  ハグッ

溢れ返るように思考を続けた脳に、ケーキの糖分が快い栄養を供給する。

鎌田:
「あ、ああ、ごめん。なんでもない。忘れて」

鎌田がばつが悪そうに手を振り打ち消した直後、

   カカコッ

空いたケーキの皿が、触れていないのにテーブルとこすれ高い音をたてた。

        ズズッ

ガラス戸に映る室内の明かりが揺れる。

真琴:
「………地震…?」


>>374(薬師丸)
>>375(高泉)
静かに階段に足をかける薬師丸。その後に高泉が続く。

       パシッ   パシッ

何かを叩くような甲高い物音。
その数秒後。

   ズッ

階段が『揺れる』のを感じる二人。


    ピィ  ピィ  ピィ   ピィ  ピィ   
      ピィ   ピィ   ピィ

     
    …………
           ド ザ ァ ァ ァ 

突然、風呂桶の湯があふれ出るかのように、
大量の『何か』が、階段の幅いっぱいに下へと『流れ落ちて』きた。

377高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/01/16(水) 22:36:24
>>376(GMさま)
   「…………これはッ!?」

    「この鳴き声」
        「……『鳥』!?」


このままだと直撃を喰らうのは薬師丸さまですッ! 即座に受け止める準備をいたしますッ!
薬師丸さまを受け止める、あるいは共に下がりながら、わたくし自身は後方へと退避いたしとうございます。

薬師丸さまがなにか前へ進む方策があるのなら、それに続くといたしましょう。

378薬師丸『レディ・リン』:2013/01/17(木) 03:06:32
>>376

「…… ! こういう『手だて』か!」

これでは回避は不可だ。上も横も埋め尽くされている以上は。
まして迎撃などしようものなら、もう其れは、終わりだ。数の暴力に飲まれてしまう。

「『レディ・リン』!」

だが素直に退くのは癪だ。
後退しつつも、『レディ・リン』のラッシュで「迎撃」出来る限りは迎撃してしまう。パス精CBA

仮に耐えきれなくなったら、即座に、素直に後ろに飛ぶ。
イズミンの対処と、幸運を見込んでの行動である。
イズミンに衝突したら、イズミンに着いた鈴は鳴るだろう。その時に幸運を呼び、お互いが受けるダメージを軽減したい。

379秋元『一般人』:2013/01/17(木) 03:21:54
>>376

「いや、なんでもないわけないじゃないですか」

秋元は、引いた鎌田にしつこく噛み付く。
別に鎌田が思ったことが現状と無関係な可能性もあるのだが、
彼は往々にして無意味な情報を知ったり様式を守ることに『こだわり』を見せる。

「今は現実のものとは思えないことが、確かに現実に起きている。
 訳の分からない状況で、まだ訳の分からないことを増やすつもりですか?
 ちゃんと話してくれないと……」

とはいえ彼は基本的に他人に関わることは避けるので、気になっても必要以上には聞かないのだが、
このような異常事態では、そのような表面上の繕いもどこかに行ってしまうようだ。
(あるいは、真琴に危害を及ばせないために、現在の何かを何でもいいから何とかしたいという焦りか)

そこで、触っていないはずのケーキの皿が、音を立てた。
怪訝に思った真琴が呟く。

>「………地震…?」

その瞬間、秋元は素早く机の下に隠れようとした。(机に隠れられるサイズがない場合、椅子の近くで縮こまって頭を防御する)
彼はどんな小さな地震でも即座に『避難』を実施する。
別に恐怖症があるわけではない。これもまた「クセ」だ。


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