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【場】『湖畔』

1ようこそ、『黄金町』へ:2012/01/04(水) 04:46:18
日本有数の汽水湖、『H湖』に臨むロケーション。
H湖は北側は深く、南は遠浅。
ウナギ、カキ、スッポンの養殖が盛んな他、
マリンスポーツのメッカでもある。
『湖畔』は、『H湖県立自然公園』にも指定されている。


―┘          ┌┘   ◎
―┐ H湖     ┌┘   ┌┐   住  宅  街   
  │      ┌┘   .┌ ..│...      ‖
   ┐     │    ┌ ┌┘       ‖←メインストリート
   │    │   ┌  │         ‖
    ┐   │  ┌  ┌..       黄金原駅
     │  └─┘┌―      ┏ ━■■━ ━ ━
  ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛    ‖←ネオンストリート
       │      └―┐黄金港.. 繁 華 街  
       └┐   ┌――┘       倉庫街
 ─────┘   └――――――――――――

925井上正『ハッピー・オルガン』:2013/05/28(火) 02:36:16
>>924
独立しようが庇護下に置かれようが、投げられた腕はまっすぐ飛ぶだろう。

ズバァッ!

いくら空中でもがこうとも、圧倒的なパワーとスピードは相殺できまい、腕は真っ二つに切断される。

ニヤリ

『井上』は不敵に嘲笑う。実によくできた笑顔だ。

「分かったぞ、お前は近づかないと攻撃できない、そうだろ?」

バシュッ

向かってくる『トミー』を確認した『ハッピー・オルガン』は…『後退』した。(スA
手には『井上』の襟首を掴んでいる。
 
『スタンド』が、『本体』を、掴んでいる。

【「『学習』させてくれよォ〜 俺はもっともっと知りたいんだァ〜 自分だけ安全な所から確実にブッ殺せるようなァ〜…
そォ〜ンなやり方をなァ〜〜〜〜〜ッ」】

926トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/05/28(火) 21:02:11
>>925
質問:『ラム・オブ・ゴッドの腕』の拳は『あたった』?

927井上:2013/05/29(水) 00:19:14
>>926
正体のわからない攻撃をわざわざ食らってあげることはできない。
腕を手刀で迎撃したのだから、攻撃は成功していないと見るのが自然と思うがどうか

928トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/05/29(水) 01:13:23
>>927
了解。

>>925

   ズ  ド!!

「ぐっ!!!・・・」

「む」「うう」「っふ」

叩き切られた『激痛』は腕を襲うが、しかし叫んだりだとか、そういうのはしない。
もちろんムチャクチャ痛いし奥歯は砕けるくらいに噛み締めるし脂汗も出てくるが、

「うう、ぐ」「む」「ん」
「っ   ふ」「ふふふ」

それでも探偵は笑う。
『独立解除』。その意志だけで一瞬で元に戻る・・・元に戻ったところで、手の先は吹っ飛んでいるが。

「『なかなかやるじゃあないか』・・・カエルと言ったのはあやまるよ」「ぶっちゃけナメてたのもあやまろう。ついでだ」
「なるほど、『そういう』スタンドなんだな。しかし見れば見るほど奇妙な絵面だな・・・」

脇の止血点を抑えつつ、痛みを紛らわす意味もあっての言葉。
足は止める。あの『スピード』に追いつける道理はない。『本体』が動いたのではなく、『スタンド』が掴んで動かす・・・規格外だ。

「君が『主』か」「・・・銃を使ったり、ものを投げつけたりすればいいんじゃあないか? 『距離』はスゴく有効な武器だ」

言ってから、困ったなという顔。
片腕だし、実際投げつけられたら『受け止める』だとかそういうのはムズかしそうだ、という困惑だ。

929井上正『ハッピー・オルガン』:2013/05/29(水) 03:23:33
>>928
【「クカカカカカカカカカ…重症だなァ〜 散々『実験』したから知ってるぜェ〜
このままほっとけばお前は死ぬゥ〜〜 ケケケケケケカカカカココココ」】

『井上』と『ハッピー・オルガン』は同じポーズで、同じ言葉を話す。

【「だから俺はもうなにもしなァ〜〜い 殺さないって言ったもんなァ〜 約束は守るゥ〜〜
あァ〜 キャラ付けしようと思ったけどォ〜 やっぱ楽しィなァ〜 どォ〜でもよくなっちまうなァ〜〜
ただ投げたりってのはなァ〜 面白くないしなァ〜 うゥ〜ん…悩ましィ〜〜〜〜 カカカカカカ…・」】

『井上』と『ハッピー・オルガン』はひとしきり笑い転げると、フと真顔になった。
『井上』のみが話す…。

「『慎重さ』ってのが最近分かってきてな、お前のあの『腕』も、恐らく仕掛けがあったんだろう。
アレを受けてれば、俺も無事じゃあなかったかもしれねえ。物体の強度に関係なく、切断できるみたいな芸当ができるんじゃないか?
得意げに足とかもつけたり外したりしてたしな…『自信』みてーなものを感じた。自分の能力への信頼っていうのか? そんなのをな。
また一つ学んだぜ…『切り札』は誰でも持ってる」


グググ……ドシュゥウーッ!

『ハッピー・オルガン』は『井上』を掴んだまま、林の中へと跳んでいった。すぐに姿は見えなくなる。
手首の切断は重症だが、適切な処置を受ければ命に別状はないはずだ。切り落とされた手首も、捜せばその辺に落ちているんじゃあないか?

930久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/05/29(水) 20:47:53
>>928-929
「……えっ?」
「あれっ…?」

……………。

「てっきりこう、ほら、押し倒して…」
「はい。そういう展開かなあって…」

がっかりムードを漂わせつつ、立ち上がる。

「まあ、とりあえず、ここからは私の出番、ですねっ」
「よろしくお願いしますっ。とりあえず私は晩御飯の準備を…」

『サイドポニー』は再び釣竿を垂れた。
『ツーサイドアップ』が、トミーの方に歩み寄ってくる。

「……大丈夫ですかっ?とりあえず治してあげますから、手を拾って来て下さい」

931トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/05/30(木) 20:47:24
>>929
「むふ」「たしかに傷は大したことありますがね。なあに、まだまだ・・・」「この程度」

脂汗まみれの顔でも、声が震えていようとも、だ。
心の余裕は口に出る。口に出す限り余裕はあるのだ。

「ンンー。そこまでわかってるんだ、どうです、試しに一発」
「ああ・・・行っちゃった」

だが相手は立ち去ってしまった。逃げたのではなく、明らかにいまのは『逃がしてもらった』体。

 ギリ

奥歯を噛みながら笑みを浮かべつつ、ネクタイで傷口を巻き締めて『止血』。
『LoG』のパワーで締めたので、多少骨とかが軋むどころじゃない形になってるかもしれないが問題無しだ。

>>930
「やあ、そういうわけでどうも、命拾いをしましたよ。んっふっふ」「ラッキー」

けっこう良いタイミングで割って入ったくせにアレな結果になったことは気にしていないらしい。

「おっ。こんなところに手」「えぐい断面だな・・・どーいうパワーで叩けばこうなるんだ」
「・・・え?治す? 治すっていっても千切れてますし、お医者にいきますよ。ああ大丈夫、救急車もいりません」

止血にしばった手はポケットに突っ込み、無事な手で手を拾っている。

932久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/05/30(木) 23:32:58
>>931
「くっつけれますよ?
勿論、治療費は貰いますけど…………」

あっさりと言う『ツーサイドアップ』。

「まあでも10万円は高いですよねっ」
「うっ、でもでも今すぐ綺麗にくっつくなら安いと思いますけど…」

そんな『ツーサイドアップ』に、ちゃちゃを入れる『サイドポニー』。
どうやらこの二人、双子のように(ようにというか事実瓜二つなのだが)仲が良いようだ。

933トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/05/31(金) 00:08:21
>>932
「いや、まってください。10万円なら・・・」
「たしかこの前の仕事の残りがですね」

あるッ。
興味が勝った。

「どうするんです? ああ、コノ場ですぐに『くっつける』わけだから『スタンド使い』なのは決定として」
「いちおう、ぼくも無警戒ってわけじゃあないので、構えたままで失礼」

あやしいそぶりを見せたら頭を殴るぞ、というポーズだ。
へらへらしているが容赦も無いようだ。

934久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/05/31(金) 01:04:02
>>933
「簡単ですよ」

びしょ濡れのセーラー服姿で、『ツーサイドアップ』が身構えるトミーに微笑んだ。
ポケットを探ると、三本の『空き瓶』を取り出してみせる。
........................
「その中の、お水を飲むだけですから」

…それをトミーが受け取った時には、『空き瓶』には『水』が詰まっていた。

「霊験あらたかな、癒しの『霊水』です。神社の後取り娘が言うんだから、間違い有りません。
傷口は私が抑えててあげます。三本飲んだら、手首と手首の断面を、しっかりくっつけてください」

935久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/05/31(金) 01:11:22
>>933
「簡単ですよ」

びしょ濡れのセーラー服姿で、『ツーサイドアップ』が身構えるトミーに微笑んだ。
ポケットを探ると、三本の『空き瓶』(自販機で売っている、一番小さなペットボトルくらいの大きさだ)を取り出してみせる。
........................
「その中の、お水を飲むだけですから」

…それをトミーが受け取った時には、『空き瓶』には『水』が詰まっていた。

「霊験あらたかな、癒しの『霊水』です。神社の後取り娘が言うんだから、間違い有りません。
傷口は私が抑えててあげますから、とりあえず二本、飲んでください」

936トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/06/01(土) 06:50:21
>>935
「ふむ」

『スタンド能力』!
飲めばケガを回復する『水』か? たしかに便利だ。

「『副作用』なんか無いですよね。
 いや失礼、ちょっと小さい頃、医薬品の副作用でエラい目にあって」

失礼、と言いながら口はまだつけない。答えを待っているのだ・・・

937久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/06/02(日) 05:22:34
>>936
「あっはっは、そりゃ勿論ありますよ!
……まずは、代謝を活性化させるために、それなりの疲労があります。
手首をくっつけるなら…そうですね、『思わずへたり込むくらいぐったり』でしょうか。

本来、治癒というのは負担が掛かるんです。これが一点」

指を一本たて、そしてもう一本立てる。

「もう一つは、これはそうですね…個人差がありますけど、約半日ほどでしょうか?
…私に、熱烈に、恋します。
実はコレ、逆なんですね。私に、恋に堕とされた人に与えられる恩寵が、脅威の回復力…と言った方が正確なんですよ。

その『霊水』は癒しの『霊水』であると同時に、『惚れ薬』……とまでは言いませんけど、『惚れやすくなる薬』になってるんですねっ」

938トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/06/04(火) 01:55:05
>>937
「ほほう」

興味深い・・・
優先するのは好奇心。
『疲労』はともかく、『恋する』とは・・・『半日』と期限も切られているし、

「(いよいよイザとなったら『独立』させて)」

対処すれば。
そういうわけで、

「ではいただきます」

グイィィ―――z___

飲んだッ!!

939久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/06/04(火) 23:42:41
>>938
「さっ、もう一杯!」

トミーが瓶の中身を呷ると、二本目を勧める『ツーサイドアップ』。
それも飲み干すと、『ツーサイドアップ』はやおら両手をばっと左右に突き出し、その場で大きく、舞を舞うようにターン。
桜色の『煌き』が、残像を描き……。

パンッ!!

そして、トミーの目の前で、『猫だまし』のように、両の手を合わせて打ち鳴らす。

ズ ッ キュ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ ♥

その途端、そわそわして、むずむずして、ドキドキして、ぽかぽかする……そんな不思議な感覚が、トミーを貫き、包み込んだ。

940トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/06/05(水) 00:20:14
>>939
「・・・」

「・・・・・・」
「くっ」

なにやら難しい顔をして、胸を押さえてうずくまってしまった。
胸が苦しくなったようだ。これが・・・恋?

「顔が熱いな。まともに見れない・・・」
「しかしぼくは誤魔化されたりはしないぞ。それはそれ、これはこれだからな」「腕」

どうなったのか?

「しかし」

それを聞くのもなんだか気恥ずかしい。これが・・・恋。

      『イヤ、ソレハドーカナ・・・』

そして静かなる『LoG』の突っ込み。

941久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/06/06(木) 22:56:03
>>940
「その胸のドキドキ、悪くない………ですよねっ?」

キラッミ☆

「ほらほら、早くくっつけないとっ」

決めポーズを取る『ツーサイドアップ』を押しのけるように、『サイドポニー』が手の断面と断面をくっつけ合わせた。

シュゥゥゥゥ……

言われたとおり、確かにあっと言う間に接合していく。
同時に……降って湧いたような疲労で、がくんと身体中が重くなる。

942トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/06/08(土) 01:00:23
>>941
「う、うむ・・・そうですね。悪くない・・・」
「悪くない」

うめくように言いながら、

   シュウウ  ウウ  ウ

                ギャン!

「おおッ!!」『手ガ!』
「うおおッ!」『疲レガ!!』

うるさい。
疲労には屈したようだ。片膝を突いた姿勢になる。
そして『ツーサイドアップ』のほうを『見る』。

「・・・悪くないですね」「んっふっふっふ」

『私立探偵阿南トミー』。ズバ抜けた適応力。

「結婚しましょう」

そして行動力。

943久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/06/08(土) 20:26:41
>>942
「はいっ、後は栄養のあるものを食べて、しっかりお休みすればバッチリですよっ!」

『サイドポニー』はもう握っていた手を離していたが、まだその温もりが、指先に残っていた。

「ごめんなさいっ」

トミーの求婚に、0,2秒で頭を下げる『ツーサイドアップ』。
その背後に蟠る───名状しがたきもの。

         エージェント        アイドル
「私は『神様』の代理人、皆に愛される偶像ですから、誰か一人のにはなれないんですよっ。
まあ、強いて言えば…………私は『神様』のもの、と言えなくは無いかもですけどね。

…それはそれとしてタクシー呼ぼうかと思いましたけど、スマホ壊れちゃってますね……むぅ……」

湖に落ちてびしょ濡れのスカートのポケットから、水に濡れて故障したスマホを引っ張り出すと、ため息をついた。

944トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/06/08(土) 22:11:29
>>943
「なるほど、ではその『神様』がいなくなれば結婚『可』能」

「あ、どうもありがとう。栄養なら得意です」

きわめてシンプルな答えを導きだし、立ち上がる探偵。
これは思わぬ展開だ。

「思うにその『後ろのかた』ですか? 正解でもそうでなくてもいいですが、ぼくの恋路を邪魔しようというわけだから、これは当然アレですねえ」

   ゴゴゴゴゴ

拳を振りかぶる『ラム・オブ・ゴッド』。
これは危険な展開だ。『恋は盲目』だから。

945久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/06/08(土) 22:27:18
>>944
「そうですよ、でも…もしあなたが『神様』と敵対するのなら」

笑顔のまま、舞うが如く流麗に身構える『ツーサイドアップ』。
その傍らに立ち、鏡写しのように同じく構える『サイドポニー』。

「「お仕置き、しちゃいますよ?」」

声までハモらせる。良く観ればその顔立ちも瓜二つ───

「ふっふっふ、私『たち』はあんまり強くないですけど」
「疲れでふらふらのあなたの相手くらいなら充分ですよ?」

946トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/06/08(土) 23:07:38
>>945
「おっと、これは心外だ。『ラム・オブ・ゴッド』」

 ニヤリ

拳は振り下ろされる。
腕を治してもらったのは感謝するが、それはそれだ。ああいうことを言う連中は、羊に殴られて死ぬべき・・・

    ドゴ!!

だ。

     『・・・』『アー。ゴメンネ? 何カ』

しかし拳が振り下ろされた先は『阿南トミー』の背であった。
気絶はしないが悶絶している。

     『アンマリ本気ニナルトカ、ソーイウノハ止メテクレヨ?』『コイツ頭オカシイカラサ』『聞キ流シテヤッテ』

『スタンド』が謝ってくる。
予想外の展開だ。

947久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/06/09(日) 00:23:00
>>946
「「でも、あんまり痛くしないで下さいねっ?」」

パンッ

『サイドポニー』が右掌を。
『ツーサイドアップ』が左掌を。
互いに突き出し、互いを突き飛ばしあい、振り下ろされた拳を避け……。

「あっ!」
「えっ?」

…………悶絶しているトミーを、うわあ…と見下ろす2人。

「ええっと……あっはい」
「解りました、私たちこそ………」

2人もまた、謝り返した。

「あのっ…タクシー呼びましょうかっ?」
「電話は壊れちゃいましたけど、家までかけにいけば……」

948トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/06/09(日) 00:29:48
>>947
     『イヤ、平気ダ』

平気らしい。
『阿南トミー』はまた何か言いかけたが、その前に『ラム・オブ・ゴッド』が踏んだので黙った。
おそるべき関係だ。

     『サッキノ話ダト、【時間ガ経テバ元ニ戻ル】ッテコトラシーナ』
     『ジャア問題ネー。ホットケバ直ルナラナ』

つまり、ほっといてお帰り、という意味だ。

     『ア、腕アリガトー』

スタンドもそれはお礼を言う。

949久々宮 縁組『ザ・プレイヤー』:2013/06/09(日) 23:29:02
>>948
「そ、そうですか……ならいいんですけど」
「はいっ、遅くても多分、半日くらいで…」

でもやっぱり心配そうにトミーを見る2人。
『ラム・オブ・ゴッド』に促されると、漸く納得したのか互いに頷きあった。

「いいえっ、よかったら、今度そこの神社に遊びに来て下さいっ」
「お茶とお菓子くらいならご馳走しますからっ」

ぺこり、と同時に会釈をすると、2人は釣竿を手に帰っていった。

「晩のおかず、どうしましょう…」
「今から買い物に行かなきゃ、ですねっ」

950トミー『ラム・オブ・ゴッド』:2013/06/10(月) 21:45:47
>>949
「むう」

約三十分後。

「・・・かなり忍耐を要したが、しかし『醒めた』ってことかな。今、ぼくの気分はまったく晴れ晴れとしているよ」

むっくりと起き上がる。
腰を押さえる。
自分でやったこととはいえ、ちょっと力を入れすぎちまったらしい。

「痛たた」
「ふむ。『霊水』」
「なるほど」

なにかに深く納得して、その場を立ち去った。

951マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/10(月) 23:41:48

・・・寝ている。

まったくもって無防備に、まったくもって無警戒に。

クリーム色の髪、色白な肌、ハーフっぽい顔つき。
背丈は、小さい。140ぐらいか? 白いエプロン・・・シェフのような姿だ。傍に白いクーラーバッグ、レジャーシート。

ぎりぎりと歯を軋ませる。悪魔のようなギザ歯。

「んごっ……」

・・・起きそうだ。
誰かが近付いて来たら、間違いなく起きるだろう。

952高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/11(火) 00:07:01
>>951(マルコ)

     「もし」

  「お休みのところ 申し訳ありません」
  「少々お尋ねしたいことがございます」

寝ている方に声をかけるといたします。

953マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/11(火) 01:20:36
>>952

「んがごぐ?」「ん?」

・・・起きた。

「アタシ?」

その瞳は赤い。太陽のような赤だ。
首をごきごき鳴らしつつ、身体を起こし、向き直った。

「え? ナニ、ナニさ。」
「何さ? この辺で何が釣れるとかオススメのレジャーとかは答えられないけど?」

「ああお菓子食う? アタシ、パティシエ。」
「ほんとはさァ、あんたの分とかは無いんだけど、まあ何かのホラ、よしみ? だし。」

クーラーバッグに手を伸ばす。
声色はやや、ハスキーだ。幼い姿に合わない。
そして、まくしたてるような語調も何と無く、不似合いだ。

「一人で食うよりは、さァ、美味しいっつうかね?」
「・・・で、質問? なんだっけ。答えてやるさ。そりゃもちろん、ワカル範囲でね。」

954高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/11(火) 01:30:55
>>952(マルコ)

  「いえ」 「そのようなことに興味はございません」

   「実はわたくし――」
   「『敵討ちの相手』を探しております」

  「このような外見の男に見覚えはございませんか?」

わたくしが描いた絵を見せるといたします。
素描ですが、出来栄えには自信がございます。
ヒラメ顔の逞しい男性の絵がマルコ様の眼に映るでしょう。

(※改めて姿を確認する――ひどく背の低い少女が話しかけてきた。
  口調ははきはきとしているが、小学生高学年ぐらいの背丈しかない。
  付近の学校の高等部の一年の制服を纏っているので、高校生と辛うじて判る)


  「…………」

  「失礼いたしました」

        『ペコォーッ』

深々と頭を下げましょう。


    「お菓子」
   「大ッ変ッに!」 「……興味がございます」

      「あの」 「貰ってもよろしいでしょうか」

955マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/11(火) 01:49:58
>>954

「敵討ち? ジャパン特有のジョークか何か? へへ……」
「なんて茶化すのは、悪いね。それと、アタシゃそいつを知らない。」

「なんせそいつヒラメみたいな顔だからさァ、見りゃ二度と忘れないだろーし。強そうな顔ジャン。」

へらへら笑いながら、立ち上がる。
クーラーバッグを手に。丸まったレジャーシートを蹴り、テキトーに広げる。粗雑だ。

「コーコー生? いいね、青春ってヤツか? アタシも青春してたよ、タブンだけどね。」
「で、プリンなんだけどさァ、アタシのモンなんだよ、ほんとは。でもあげるんだ、へへ、その方がウマいからね、お互い。」

どっかりと(体格的には、『ちょこん』と)座り込む。
クーラーバッグの中身は保冷剤と硝子容器に入った『プリン』だ。

「テキトーにさぁ、1コ……取っていいよ。」
「スプーンもあるし、あと・・・お手拭きが無いからさァ、その辺は自分で……ホラ、湖もあるし。キレーじゃないの?」

ベラベラ喋りつつ、何処からともなく現れた『白い携帯端末』を弄り始める。
スマホっぽいので、多分そうなのだろう。それに、新しいオモチャを貰った子供の目をしているのだ。

「ホント、勝手に取っていいからさァ、三回断る? みたいなの、まどるっこしいジャン。」
「あんたが取ってから、アタシも取るからさァ……」

956高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/11(火) 23:47:41
>>955(マルコさま)
>「敵討ち? ジャパン特有のジョークか何か? へへ……」
>「なんて茶化すのは、悪いね。それと、アタシゃそいつを知らない。」

   「冗談と思われても仕方のうございます」

   「しかし わたくしは初対面の方に対して」
   「かように悪趣味な冗談を言う趣味はございません」

>「ホント、勝手に取っていいからさァ、三回断る? みたいなの、まどるっこしいジャン。」
>「あんたが取ってから、アタシも取るからさァ……」

   「はあ」   「左様でございますか」

少し考え込んでしまいます。どれも同じモノなのでしょうか。
取れと言われているのなら、取るのがルールに反していないと考えました。


      「…………」
      「では、お言葉に甘えさせていただきます」
                                 『ヒョイ』

一つ手に取るといたします。

957マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/12(水) 00:43:18
>>956

「あはァー、そりゃそうだ、敵討ちなんてのは、冗談にしちゃ悪趣味すぎだ。サムライ映画じゃないんだからさァ?」
「冗談じゃなくてもね。バカにしてるわけじゃない、驚き半分興味半分。うん、実際興味あるわけなのよ、アタシ。まぁ深くは突っ込まないけどねェー?」

『高泉』がプリンを取ったのを見ると、彼女はクーラーバッグを漁り始める。
どこか、選んでいるようにも見える・・・・・どれも、見た目は同じようだが・・・?

・・・疑い出すと、止まらない。
なんとなく、企みめいた笑いを浮かべているようにも・・・

「食べてていいよ、先に。いやなに、毒味させるわけじゃないんだよ、アタシの作だし、毒とか入れた覚えはない。わさびとか唐辛子とかもね、覚えはない……」
「いや別に待ってくれてもいいんだけどね。ああ味には自信あるわけだよ、実際さァ。」

漸く選んだらしい、レジャーシートに容器を置く。
それから『携帯端末』を、『西部のガンマンのピストル』のように一回転させる。

それが消失。跡形もない。


「手品。あは。どう? どうよ? 上手いもんじゃない? アタシはけっこういいと思うんだよ。」

タネはーー『有るのか』?

少なくとも『高泉 切羽は知っているはずだ』『タネの無い手品』を。

958高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/12(水) 01:22:32
>>957(マルコ)


          『 パクゥ 』

躊躇なく食べるといたします!
自ら信用を示すことが友人を作る第一歩にございます!

     『 モ  モ       「んむむ」
       ム  ム 』     「まことに美味しゅうございます」

頂いたモノを堪能しておりましたが、目に映るのは――

>それから『携帯端末』を、『西部のガンマンのピストル』のように一回転させる。

>それが消失。跡形もない。


   「ほ?」  「はて」
         「今のは」

マルコさまの格好を改めて見るといたしましょう。
半袖ならばトリックとして隠す場所がございません。
他にも手段はあると聞いておりますが、咄嗟に隠すのは困難でございます。

もし、手の裏に隠したのでもないのであれば――――

           『     ゴ      ゴゴ  ゴ  』

959マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/12(水) 01:53:05
>>958

「うまそうに食べるねェ。嬉しいんだ、そういうの。供給する側だからさァ、端くれだけどね。」
「『疑』わなかった? なんか入れてたかも、毒とかさぁ……運良くそれを引き当てなかっただけ、カモ? あはァー」

――実際の所、全て、普通の『プリン』だ。
甘く、口の中でとろけるように柔らかい、普通のプリン――毒とかは勿論ない。

マルコには、それくらいの倫理観はある。プライドも。

「タネ無し手品・・・なんて言っちゃってさァ。一回やってみたかったんだ……へへ」
「最近覚えたんだよ、一発芸みたいなモン。まあ一発じゃないんだけどさァ、けっこう、いいカンジなんだよ・・・アタシの。」

『マルコ』のエプロンは、紛う事の無い半袖だ。何か巻いていたりもしない。白く、細い腕が完全に晒されている。
ご丁寧に手をひらひらさせてまでいる。タネは無いのか?

・・・『或いは』

「うま」

当のマルコは自分の分のプリンを食い始めている。

960高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/12(水) 22:12:25
>>959(マルコさま)
一見したところ『本物のスマートフォン』とわたくしには見えました。
しかし、『一見したところ本物の銃としか見えないスタンド』を観たこともございます。

   「…………」
                     『  ス"
   (未だに使い時というのが)    キ"
    (いつなのかは判りませんが)  ユ  』

      (『利用する』といたしましょう)
         (『先入観を見抜く眼』を)

(※高泉の頭から滲むようにして、もう一つの頭が浮かび上がる。
  曇りや染み一つない純白の頭部。その眼は五彩に煌めくオパールのようだ。)

961マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/12(水) 23:43:17
>>960

「うまっ、うま・・・やっぱりアタシが作っただけある、うん。うん・・・」

「・・・うん。」

プリンの容器はすでに空だ。
ギザギザの歯を剥き出しにして笑う。口の周りを一舐めする。

すっくと立ち上がる。その背はやはり小さい。『高泉』よりも少し小さい。
・・・手を伸ばす。スマートフォンを持った右手を。


「『テレフォノ・ビアンキ』」

発現されたのは、身長2m程の、白い人型。
全身に7セグメントのデジタルフォントで『050』のナンバーが刻まれた『人型スタンド』


「そいつ、見えてるよ。アタシにも。キレーな目だね。」
「大丈夫、アタシは喧嘩とかはしない・・・あんた、したい? したくてもしない。大丈夫? 殴られたら殴り返すけどね。」

「結局、仲良くさァ・・・仲良くやりたいんだ、アタシ。」
「どう? 悪くないでしょ、それ。ズレてる? あんま知らないんだ、スタンド使いのジョーシキとか。」

にかっ、と笑う。悪魔のようなギザギザの歯が覗く。

962高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/12(水) 23:59:58
>>961(マルコさま)
>発現されたのは、身長2m程の、白い人型。
>全身に7セグメントのデジタルフォントで『050』のナンバーが刻まれた『人型スタンド』

        『 ト    、
           オ   ノ ッ !! 』

スタンド像――確認と同時に後退。
彼我の距離:3メートルに拡大=退避。

『先入観』=『可視化』実行――『敵意はあるや否や?』

   「申し訳ございませんが」

    「容易く『使う者』は信用しない」
    「それぐらいの警戒の念はございます」


                 『ペコォー』

とはいえ、非礼な動きや真似であるのは事実でございます。
一応頭を下げておくといたしましょう。

963マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/13(木) 00:18:42
>>962

――『敵意』の色は見えない。

『ナスティ・アイドル』は、『高泉』はそれを視認出来る。

「便利だしさァ、貰ったし、使ってるんだ。便利なんだよ・・・コレ。お金も要らないしさ。電波もいいんだ。」
「『こいつ』は、まあ、あんまり便利じゃないけどさァ・・・」

『コレ』=携帯端末。
『こいつ』=人型スタンド。

どちらも『スタンド』なのか?
少なくとも、その名は『テレフォノ・ビアンキ』――それだけは分かる。

「警戒させたんなら謝るし、ま引っ込めるし・・・出さないのがマナーなら、控えるよ。少なくともこいつは。」
「あは・・・」

彼女は、その場でまごつき、あまり動かない。
人型は消えた。携帯端末にぎゅおんと吸い込まれるように。

「ネエ、どう? そんなカンジでいい? ・・・知らないからさァ、教えてちょうだいよ。」
「知らないままじゃ、ホラ、よくない・・・良くはさ、無いでしょ、色々と? どう?」

・・・やや、困惑し、多少焦燥している。そういう色だ。

964高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/13(木) 00:33:49
>>963(マルコさま)
>――『敵意』の色は見えない。

>『ナスティ・アイドル』は、『高泉』はそれを視認出来る。

『ナスティ・アイドル』の能力は『先入観の可視化』でございます。
それは目の周囲にこびりつく『色つきのジェリー』という形をとります。

『敵意の色』がないのであれば、何の色の『ジェリー』が見えるのでしょう。


>「ネエ、どう? そんなカンジでいい? ・・・知らないからさァ、教えてちょうだいよ。」
>「知らないままじゃ、ホラ、よくない・・・良くはさ、無いでしょ、色々と? どう?」

   「……」

   「教える程度ならよろしゅうございます」
 
   「かといって、わたくしも」
   「それほどこの力に詳しいわけでございませんが……」

一応、射程外に置くのは保っておくといたしましょうか。
これはわたくし自身が手を出せない距離であり、互いにとって安全な距離でございます。

965マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/13(木) 00:46:43
>>964

敵意、悪意と言った『マイナスの色』は、無い。

――『ナスティ・アイドル』の目が見破る色は、『善意』だ。
やや詳しく言うなら『親近』だろうか――『スタンド使い』としての親近。

そこから発展し、『友愛』の色もまた見える。
『仲良くしたい』という意思。

「力のルールとかはまあ、おいおい探るワケ。アタシが、自分でやるのね。」
「じゃなくてさァー、『こーいうのしちゃダメ!』みたいな、世間的な・・・ワカル? そういう感じのホラ、そういう・・・さ?」

詰まる所、彼女は『スタンド使いとの穏便な接し方』を知りたがっていた。
『スタンドを出すのはダメ』他に何かあるのか? それを知りがっている、失敗しない為に。

「ねぇーーえ、先生? スタンド使いの先生、やってよ。アタシが生徒としてさァ?」

彼女がその場から動かないので、お互いの無効射程は保たれている筈・・・だ。

966高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/13(木) 23:03:54
>>965(マルコ)
>――『ナスティ・アイドル』の目が見破る色は、『善意』だ。
>やや詳しく言うなら『親近』だろうか――『スタンド使い』としての親近。

   「むむ」

『害意はない』――それは確信できました。
ですが、それはそれ、これはこれでございます。

指導役というのは些か荷を重く感じます。

   「まことに申し訳ございません」

   「わたくしは若輩者でございましゅ故」
   「『先生』などという大義が果たせるかどうか」

   「ただ」  「少なからず……助言」
          「そう、助言程度なら、是非させていただきとうございます」

967マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/13(木) 23:54:12
>>966

>ございましゅ故

「あはァ、噛んだ……まあまあ誰だって噛む事ぐらいあるし……ございましゅ、だって。くふっ……」
「……そんな怖い顔はしないで欲しいなァ、アタシ。茶化したのは悪かったからさァ?」

ひとしきりふざけるのは癖か何かなのだろう。ふざけないと空気を保てないタイプか?
だとすれば曲者だ。やはりスタンド使いには曲者が多いらしい。

「その、なに? 助言? それをお願いする。十分だからさ、そんぐらいのやつで。」
「でもアタシ、スパルタ教育はキライだからさァ・・・・・・」
「『叩き込む』とか、痛いの・・・そういうのはヤメてよね? 出来るだけ、出来るだけよ。」

968高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/14(金) 00:29:22
>>967(マルコさま)


         『  プルプルプル 』

   「べっ 別に教えなくともようございますが!?」

     「ええ 結構ですとも!」
     「わたくし実家に帰らさせていただきましゅっ?!」

……く、くく。
もう一度噛んでしまいました。恥の上塗りとはこの事なり。

(※高泉は顔を赤らめてその場に立ち尽くしている。)


   「……ひどく、簡単な事でございます」

   「あまり気安く見せない」
   「そのほうがよろしゅうございます」

       「何故かと言えば」
     「『スタンドは武器である』」

       「そう考える御仁は多いのです」
       「ナイフをちらつかせる行為は歓迎されません」

     「そう考えれば ご理解いただけますか?」

一応の説明だけはしておきました。
これ以上は知りませんからねッ。

969マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/14(金) 00:51:03
>>968

「いひ、ひ、ひひ……っ!」

「面白い、すごく……笑っちゃう……ゲホッ! ゴホッ」

笑い混じりに何か言ったあと、笑い過ぎて咳込む。
・・・此方も顔が真っ赤だ。笑い過ぎたから。

「ごほっ……いや、悪気は無いんだよ、アタシも。」

「偶然……偶然なんだ、偶然。あんたがそのぉ、ホラ……ね? いや、もう言うのやめよ。お互いそれが良い……うん。」
「うん……真面目に聞くよ、真面目に……」

少しずつ持ち直す。口元にゆるやかな笑みを浮かべている。
あまり真面目ではなさそうにも見える。

「ナイフ」

「わかりやすい、かな? うん、大分分かりやすい。そりゃあ、ダメだね。」
「……そっか、ナイフか。一理無い事もない、確かに、武器だ。」

「怖いね、それ。」

「でも」

「『テレフォノ・ビアンキ』」

「さっきも言ったけど……『便利』だよ……すごく。便利なんだよ、ちょっと使ってみりゃわかるよ。電波がいいんだ。性能も……」
「だから、アタシは使う。」

「・・・危ない事はしないよ。約束する。あんたはアタシに忠告した、これは確かだ。」
「『あいつ』さえ出さなけりゃ、何も危なくないんだ、これ。スタンドだって、わかりにくいし、だからさァ・・・それに、もう『手品』もしないし・・・どう? アタシが決める事?」

子どもの言い訳めいていた。使いたいから使う。
ただ、与えられたおもちゃを存分に使ってみたいという気持ちはわからないでもない(私はそう思っている。)

970高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/14(金) 00:56:33
>>969(マルコさま)
   「…………」

   「手品程度ならば」
   「害はないかと思われます」

自分の思うところを素直に答えるといたしましょう。
あまり難しく考えるより、思ったことを伝えます。

                     『 ヒ ュ 』

          『ピシイ!』

(※『純白のスタンド』が高々と足を振り上げた。
   いわゆるハイキックと呼ばれるポーズだが、その速度は極めて早い。)


   「人型のヴィジョンは」
   「このように即座に攻撃に移れます」

   「故に 見せびらかしながら歩くのは」
   「無用な厄災――入用の厄災など想像できませんが」

    「とまれ、そういったモノを招きかねません」

    「あまりおおっぴらに発現するのはよした方が」

971マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/14(金) 01:24:57
>>970

「かなァ? ・・・だよなァ? うーん、そうだなァ。」

「んー・・・」

悩む。実際、少しぐらい悩んだ方が良い事だ。

「・・・うん、『人型』は出さないどくよ。あ、あんたの。アタシのと同じぐらい速いね。」
「まあさ、不便だしさァ? 百害あって一利ぐらいしかないし・・・使うのはやめとくよ。」

「・・・」

「・・・なんか難しい話してるとさァ、腹減るよね。」
「減らない? まあさァ、アタシは減ったワケでね、プリン食べるからね。」

再び座り込んだ。クーラーバッグからプリンを一つ出す。
蓋を開ける。スプーンを入れる。
口に運ぶ。繰り返す。一つ食べ終わった。

・・・もうちょっと味わえよ! と言うべきか?
だが彼女が作ったプリンだ。もったいない食べ方だが、まあ、良いんじゃないだろうか?

「うま」

972高泉切羽『ナスティ・アイドル』:2013/06/14(金) 01:48:02
>>971(マルコさま)

   「…………」

いやはや、なんと申すべきでしょうか。
これはまたひどく……『暢気な方』でございます。よいわるいは措きまして。

   「如何な力かは存じ上げませんが」

   「マルコさま この絵の男」
   「よっく覚えておいてくださいませ」

   「頼りにはなりますが、危険な男にございます」

    『 スッ 』

                     『ペコォ――ッ』

借り受けたスプーンと容器はお返しいたします。
今一度、しっかりと頭を下げておくといたしましょう。

   「わたくしは 『高泉切羽』」

   「どうか切羽とお呼びください」
   「では」 「今日のところはこれにて」

去るといたしましょう。
目当ての相手は未だ見つかりませぬ故――

973マルコ『テレフォノ・ビアンキ』:2013/06/14(金) 21:09:28
>>672

「・・・ん? んー・・・気をつけるよ。ヒラメ顔ね。」
「危険……危険か。あんまり会いたかないけど、会ったら、うん、気をつける。」

容器とスプーンを受け取る。

「切羽ね、アタシはマルコ。さっき言ったっけ? まあいいや、どっちでもさァ」

「じゃ、また。」

974ようこそ、名無しの世界へ…:2013/06/16(日) 14:11:51
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