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【ノベール】REDSTONE 小説upスレッド【SS】
30
:
匿名希望
:2009/12/20(日) 16:24:57 ID:uh8NtSZ20
-10-
「ボクはもう彼らの仲間だったんだね?何故悲しそうなの悪魔?ボクはとっても嬉しいんだけど。」
本当に嬉しい、死ぬ必要すらなかった、ボクはとっくに彼らの仲間だったのだ。
「人間ね・・・」
悪魔はボクからゆっくりと離れつつボソリとつぶやいた。
「やつらがネクロをこんなに追い込んだのね」
「ヒッ・・・」
緋色の怒り、先ほどの怒りより更に怒っている。
「やつらは優しいネクロに感謝するべきね・・・」
「あ・・あの・・・」
「大丈夫よ殺さないわ、約束だもの、でも・・・」
不意に言葉を切り、悪魔は笑顔さえ浮かべボクに別れを告げた。
「アタシはもう行くわ、元気でねネクロ、そのデビルメイルはちゃんと着るのよ?」
「あ・・・うん。」
悪魔は軽く手を振り、立ち去っていった。
炎のような人だった。
「君たちはアライブコープスって言うんだね。」
ボクは彼らを振り返る。
うんうんと嬉しそうにうなずく彼ら。
あまり激しくうなずくと頭が取れてしまうのに。
そう思うと急に楽しくなってきた、どうせ今夜はここにいるのだ、彼らとゆっくり話をしよう。
「そうだ!これ着なきゃ。」
デビルメイルという恐ろしげな名前を持ったこれ、どうやら青いのは上着だけのようだ。
彼らが身振り手振りで着方を教えてくれる。
中には頭を取って上着を被る動作をする者もいて、思わず笑う。
「あはははw」
彼らは死んでいる、自分は生きているが彼らの仲間だ、それは死んでも仲間だという事になる。
ずっと仲間なのだ、優しい彼らとずっと同じなのだ、これほど嬉しい事があるだろうか。
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