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ダンゲロスSSドリームマッチネタバレ感想掲示板
1
:
サブGK
:2016/01/25(月) 21:30:14
この掲示板にはダンゲロスSSドリームマッチのネタバレ感想を書き込むことができます。
予選から本戦まで全てこのスレッドをご使用下さい。
2
:
廃糖蜜根音・カリンカ
:2016/01/27(水) 18:42:51
皇すらら
【キャラクター雑感】
「Sの眷属」と呼ばれる世界集団のひとつにして、その先兵ですね。
一見すると難解に見える説明ですが、粘菌の生態を思うとなんとなく理解しやすいのではないでしょうか?
説明でも触れていますが、胞子→寄生→粘菌→子実体→胞子……のサイクルなわけです。
彼女達の入門編として、独自の世界観に浸ってみるのも一興かもしれません。
比較的眷属たちの中ではとっつきやすい方ですし、自分としてもするりと飲みこめました。
切なくも、恐ろしい、そんな彼女のプロローグを見てみましょう。
【プロローグ感想】
再読は不可避ですが、読みこんでいき噛み締めれば味が滲み出てくるいいプロローグです。
良質なSFで創世記の神話を書き込んでくださっているような感動がやってきます。
能力込みで私の世界観で塗りつぶしてやろうというパワーを感じるようです。
有限の情報(リソース)を蕩尽しなければ存在し得ないなら別世界に混沌を求めるしかない。
言葉にしてみると本文の後追いにしかなりませんが。
完全である以上はひとつになるしかないということ、ここにはないものを求めに旅に出るというものも類似した物語の原型で素す。
すべてを知る中に生を受けながら、ある意味であまりにも無知な「マダマテ」が愛おしく、同時に恐ろしい。
力はあるけれど、振り回し方を知らない超存在が一般的な女子生徒に恋したっていいことあるわけがなかった。
凄く身勝手な思想はこの種の創作に慣れ親しんだ読者にとっては普遍的なものです。
ただ、本当に色んなことが出来る「マダマテ」が「皇すらら」という存在にポテンシャルのすべてを突っ込んでいることが恐ろしくてなりません。
すべてが「情報」という二文字に還元できる中で「魂」の不可侵性が担保されているのはありがたい。
動機と目的にくべる燃料は魂という一文字で説明できるのでその辺りは王道です。
皇すららの本質は彼女の背後にある理不尽な世界法則とそれに抗う我らであると断じます。
敵が「世界」そのものって凄く燃えるシチュエーションではりませんこと?
ただし「夢」という特異な環境において幕間は必須と思われるのでその点だけは書き手泣かせですね。
頑張って自キャラなり世界なりと「皇すらら」の間に接点を作りましょう。
3
:
廃糖蜜根音・カリンカ
:2016/01/27(水) 19:13:12
弥永家子
【キャラクター雑感】
夢見る……イエティ……この時点で何かクトゥルー的な何かを想起しますが多分無関係でしょう。
はじめに読んだ感触では一昔前の角川映画、古良いアドベンチャーの風味ですね。私は好みです。
嫌でも納得させられる乙女心とのギャップとシンデレラもびっくりな短い変身能力が切ない。
失礼ですが、グリム童話(初版)のような残酷なおとぎ話の住人って言葉がぴったりだと感じました。
家子さんのための「夢」を「無色の夢」で見せてくれるのか? それを決めるプロローグを読んでいきましょう。
【プロローグ感想】
導入の役割を果たしているのはもちろんですが、単独でも完成している素晴らしいSSのひとつです。
家子さんの心と体のギャップは現実を寓話化したようにも解釈できるダンゲロス世界でも一際目立ちますね。
もうひとつ「夢」と「現実」と言う対比が印象的にリフレインしていて、実にわかりやすくも興味深い。
日常をこの上なく描く情景にも中の人の力量を感じ取れますね。冒頭からして微笑ましくも物悲しいです。
読み進めていくと色々と対比が効いた要素が次から次へと出てきて読者を飽きさせない魅力に満ちています。
意外と言ってはまた失礼ですが「イエティ」自体でごり押そうという文体でもなく、むしろ繊細な逸品です。
話の展開自体も王道で、奇をてらった変化球でなくストレートを大事にするスタイルがわかります。
中の人を特定する試みは今回はしませんが、過去のネタを丁寧にさらっとお出しする姿勢も嫌味にならず、新参古参問わず、多くの方に好かれる秘訣なのかもしれません。
被差別問題など暗い問題もありますが、くすりと笑える微笑ましさがやはり全編に出ています。
クライマックスまでに読者の感情を先読みして言うべき書くべきことを書いていただいている没入感がよく出ています。
書きやすいは当然ながらこのプロローグを受け継ぐものを作れるか? 書き手の良心と実力が試される時かもしれません。
4
:
廃糖蜜根音・カリンカ
:2016/01/27(水) 20:56:14
裸操埜八見割折牙
【キャラクター雑感】
殺人異能集団「裸繰埜」から参戦されましたか。
初見で異常な身長体重・年齢出自に正しい意味での「異形」や「まれびと」のような認識を抱きました。
一見キャッチーな生き様と背格好が合致しており、全くただものではないと一見してわかります。
殺されること前提の能力が嫌味なく思春期の生き様を補完します。
「想」でなく「躁」であり「葬」的な美しさの権化として今回耳目の的となるのではと思います。
では、生き方以上に殺し方の教本となるである彼女のプロローグを見てみましょう
【プロローグ感想】
そっけなく、多くを語ることをしないんだけどそれ以上のなにかを読者でも掴み取ることが出来る情報量の多いSSです。
野生動物的な獰猛さと、第三の壁と言う名の「檻」越しの愛らしさを見せてくれる彼女は当然ですが。
短い中で人間模様を繰り広げてくれる四人のプロの動向も見ものだったりします。
どの立ち位置で見ても楽しめるのがいいですよね。実は名前を消してみても成立するだろう裏社会の仄暗い闇っぷりも蠱惑的。
半端な黒なら深紅で塗りつぶせるというべきか、うーんノワールですねー。
>四つん這いの体勢を取る
体重ギミックを活かしてくれるでしょう期待感が半端ではありません。機能美ってあると思うんです。
人体解剖のくだりを微に細に渡って描写するのも一手なのでしょうが、サプライズを仕掛ける以上は想像力を刺激する分量に留めていただいたのもありがたいです。
鈴木とのアレな能力コンボ、わたし大好きです。ホラーな能力って趣がありますよね。このプロローグで終わってしまうのも残念な話なので逃げる二人も納得です。
うん、カニバるっていいですね。魅力的な要素に満ち満ちております。
少々私情に走った感想となってしまいましたが材料を各種用意してくださっているので執筆者にとっては取捨選択の妙が肝となりますね。
肝と言えば、苦みは強いですがそれを活かしきってこそ一流のSS書きと言えるのかもしれません。
5
:
廃糖蜜根音・カリンカ
:2016/01/27(水) 21:40:11
宇多津転寝
宇多津と言えば香川県ですね。香川と言えば――さて。
夢の中で戦うといえば、眠りは都合が良いと申さば嘘になるのかもしれません。
そもそも夢枕の戦いで眠っているのにその上で寝てどうするのか? と疑問が湧くからです。
あえて哲学に挑まれるのはそれだけで大いなる挑戦、心意気に感服するしかありません。
地味に主役適正も高い殿方であります上、癖のなさと人の良さも文句なしのいい鼓判ですね
さぁ、眠りを届ける不眠の子の幕開けを見てみましょう。
【プロローグ感想】
図らずも切符をもらってしまった彼ですが、読む方書く方としては白紙小切手を渡された感覚かもしれません。
キャラクター説明の続きになってしまいますが、眠りが二、三日おきという設定は、実際の戦いまで飛ばすにはいささか長いですね。
スタンダードな不良との戦いと言い、ひとりごちる姿と言い、一人ではどうならなくても接点は作れるというメッセージがやってくるようです。
二十七組中、委ねられる部分が最も多いかもしれないですがキャラの輪郭はハッキリしています。
自分色に染めるもよし、無色に似た彼色に塗るより、自由度の高いプロローグがなんといっても魅力的ですね。
6
:
廃糖蜜根音・カリンカ
:2016/01/28(木) 00:06:03
松羽田かの子
【キャラクター雑感】
とにかくわかりやすい能力が個性的ですね。
ならば浅いのかと言えば、そんなことは一切なく。プロローグを読むことでキャラ説が真価を発揮するタイプであります。
なので雑感は短めにしたいところですが、後で見返して「ふむふむ」とにやけるのも一興かと存じます。
ワンセンテンスずつ、効いてくる上に活かしきっているのでどれも見逃せないという意味で完成度が非常に高いです。
なので、疾走感あふれる彼女のプロローグを見てみましょう。
【プロローグ感想】
いきなりクライマックスですが、視覚効果も目覚ましいやり方ですね!
ここまでのあらすじに入る段階で、分量としては少ないですが読者はここまでで相当の情報を感覚に変換されて剛速球で投げられたと思います。
スラップスティックな展開力がひじょ〜に高い! 読ませる力が強く、ネーミングセンスもセンセーショナルでラディカル。
このプロローグを踏まえると、本人が能動的に動かない分上手く追いこんでいく工夫が求められ、なかなかに楽しいけど難しい部分もあるように思います。
その分、自キャラや他キャラの絡みが映え、コメディが得意な方にはまさしく腕の見せどころなのかもしれません。
7
:
ハリー
:2016/01/29(金) 00:33:39
茂木デュー郎
初っ端からこんなのが来るなんて予想出来るわけないだろ…SSDMいい加減にしろよ…
いろんな意味で強烈なトップバッターですが、プロローグssは「理不尽な存在」としての茂木が非常に上手く書かれていたと思います。
狂人が訳の分からない理屈で人を殺す。
ここまでなら創作では珍しくない光景ですが、ここに「アハ体験」という強烈な個性をぶち込んでなんだか不思議な読後感をもたらしています。
「モギロフのアハ」なんて何一つ上手くないのに勢いで笑わせてくる。
ハマる人には抜群にハマるキャラだと思います。自分もどちらかといえばハマってます。
8
:
ハリー
:2016/01/29(金) 01:11:46
曲々 月子
俺、ふたなりロリっ娘書くから、みんなも書いてくれよな!みたいなキャラ。
人間って本当に業が深いなぁって思いました。
もしもこのキャラと本戦で当たったら、必然的に小学4年生の少女の股間に生えた象牙の塔について真剣に考えて、その攻略法を考えなきゃいけない。
いやそりゃあssキャンペーンってそういうものなんですけど、本当に頭が悪い。
でも、そこが好きです。作者さんの情熱を感じる良いプロローグssでした。
9
:
ハリー
:2016/01/29(金) 01:37:11
草凪 悠真
今回のさすおに枠。その名前のそれっぽさは一体なんなんだ。
こういう風にテンプレを皮肉ったパロディ小説って、実はあんまり見かけないんですよね。
前提として読者が「自称最弱だけど実は最強の主人公」というものを見飽きてないといけないし、メタっぽい文章への耐性も必要。
勿論作者もそれらしい描写を研究してしっかり再現出来なきゃいけない。
そういうわけで割とハードルが高い印象なんですが、このキャラに関しては作者さんの圧倒的センスでまず描写は完璧。
あとは読者が上手くハマれば予選通過は確実だと思います。
非常に好みが分かれるキャラだと思いますが、僕は凄く好きです。
10
:
ハリー
:2016/01/29(金) 09:59:49
シャーリィ・トリエント
ある意味王道ともいえるぐらいストレートなキャラ。これだからダンゲロスの聖職者は安心できないんだ。
いやもう、プロローグss読むまで普通に防御能力だと思ってました。見事に引っかかった。
そりゃめちゃくちゃ硬くて軽い壁自在に出せるならそれで攻撃するよね…理にかなってる。
「カエサルのものはカエサルに」って言いながら死体漁りするとか、他人の金で焼肉行って聖餐扱いするとか、聖職者として本当にろくでもないんだけど、信仰心は本物っぽいのがまたタチが悪い!
非常に丁寧に作り込まれたキャラクターだと思います。
純粋に文章の表現力・構成力が高いです。
決して長くないプロローグssの中でこのキャラの魅力をしっかりと伝え、戦闘スタイルも見せてくれるというサービス精神。
安定感でいうなら今回のキャンペーンで一番だと思います。
11
:
ハリー
:2016/01/29(金) 10:32:44
鳥河貫太郎
今キャンペーンで随一の主人公力を持つ男。
なんといってもキャラの好感度が高いです。夢を捨て、世間との折り合いをつけ、自分の境遇を受け入れているつもりなのに、実際にはボールを手にした瞬間確かな高揚感を覚えている。
ここで相手を殺さないように自制できるのが彼の良いところであり、同時に読んでいて物悲しさを覚える部分でもあります。
こういうストレートなキャラに弱いです。カウンター待ち受け回数が1試合につき81球なのも小ネタが効いてて良い。
まあつまり1試合で81人殺せるってことなんですが…
12
:
ハリー
:2016/01/29(金) 11:05:50
菱川 結希
ふ、普通の人だ…普通に善良な、ただの大学生だ…
この作者さんは、良い意味でちょっと技巧派が過ぎると思います。見事に踊らされました。
記憶消去という重すぎる制約、面倒ごとに首を突っ込んでいくヒロインの性格、呆れながらも受け入れてくれる親友、1年前の「全てを失った日」…
…これだけ嫌なフラグ立てといて、寝坊で留年かよ!能力関係ないじゃん!せめて子供をトラックから助けて留年しろよ!
今回の戦いへの不安も「悪夢見てる間に試験が終わったらどうしよう」という日常感溢れるものだし、いや本人にとってはすごく大事なことなのは分かるんだけどなんかこう…平和!
だって多分もう一回留年しても文乃ちゃんは仲良くしてくれると思うし…!
読み終わったあとは悔しさと安堵感が入り混じった不思議な気持ちになりました。
改めて見たらタイトルでネタバレしてるんだよな…くそぅ技巧派め。
13
:
ハリー
:2016/01/29(金) 11:45:16
”女子高生”
女子高生のイデアについて考えさせられるキャラ。
プロローグssは、出オチだと思って油断した読者の頭を作者の文章力でぶん殴ってきた印象です。シンプルに頭が悪くて面白い。
女子高生流痴漢撃退術もちゃんと痴漢撃退できそうな動きしてるし、全体的に作者さんの技量の高さを感じます。
「かわいい女子高生になる」という能力だから1万年間存在し続けたって理屈は本当に何を言ってるのか分かりませんでした。イデア論に逃げたいけどここ物質世界なんだよな…
14
:
初心者読者
:2016/01/29(金) 21:53:54
読者として初参加しました。
駄文ながらも感想を書かせていただきます。
曲々 月子
キャラクター解説を読んだときは難しいキャラだなー背景が重いなーぐらいの印象
でもプロローグを読み進めていくと…
学校での話かな?(興味)
↓
なぜそこで脱ぐんだ!?(動揺)
↓
おいばかやめろ!(再動揺)
↓
カモン、アグネス.ファイト ウィズ ミー.(覚悟)
というインパクトの強い物語でした。
昔の人がいってた、エロはすべてを救うって。
このエロさが縦横無尽に世界を焼き払うか、はたまた救世主となるのか…
楽しみです。
真面目な作品の感想としてはとても丁寧な作品だと思います。
月子ちゃんにどういったものが生えているか
パンツを脱がされた杏ちゃんがどうなったのか
秘部がどのようなコンディションなのか
また足の開閉までしっかり書き体位もイメージしやすい
作品としてとても素晴らしいものだと思います。
15
:
初心者読者
:2016/01/29(金) 21:56:13
白鳥沢 ガバ子
見た目は巨人、心は乙女、白鳥沢 ガバ子!!(コ○ン風)
この子かわいい(錯乱)
ムキムキヒロインで何が悪い、いや悪くなんてちっともないです。
歌でもいうじゃないですか、恋なんてエゴとエゴの戦いです。
恋すれば精神に変調をきたし、思うが故に強くなり、思うが故に弱くもなる。
告白する前なんて戦地に赴く兵士のような気分になる。
だからこそ勝ち取った時の喜びは素晴らしい。
カードゲームにだって筋肉が必要なんだから、恋愛に筋肉が必要なのは当然だな!(混乱)
真面目な作品の感想としては読みやすく、笑えて、楽しめるものだと思います。
とにかくガバ子ちゃんのズレた行動が面白い。
本人はいたって真面目なんだがそのベクトルがズレていて喜劇になる。
でもそのズレた感性でありながらも真ん中にしっかりと立つ優しさがキャラとしての魅力を引き立てる。
見た目は怖いかもしれない、好みはおかしいかもしれない、友人からの評価はいまいちかもしれない。
それでも彼女の良さが分かる人にとっては可愛い子なんだろうなぁと思います。
最後の失恋しちゃうシーンはかわいそう、次は頑張れファイトだ!という言葉が浮かんできました。
作品の中に心がはいっていったという意味では自分の中では一番だと思いました。
テンプレートな面もありますが、作者が込める想いみたいなものを感じ楽しむことができました。
16
:
tasuku
:2016/01/29(金) 22:31:33
【松羽田かの子】
イメージの簡易さと高い戦闘能力を両立した特殊能力が魅力的。
軽快なセリフと短い中に詰め込まれた展開もプロローグとして過不足なく満足度が高い。
全体的にキャッチーで、対戦相手にとって書きやすいキャラクターではないか。
【口舌院語録】
文章を現実化する能力はSS向きだし、イラストに起こすのも楽しそう。
背景設定を持ち、プロローグでは既存の人物も登場するが、新伝奇を彷彿とさせるやり取りは初見でも楽しめるので無問題。
能力はその気になれば万能なので、適切な匙加減を見極める必要がある点で、書き手の挑戦意欲を高めるキャラメイク。
【宇多津転寝】
絶対に他人を傷つけないという強い意志が感じられる。
読者によっては甘いと捉えるかもしれないが、個人的には好感の持てるスタイル。
自信を持って全力を尽くして、自分の物語を実現させてほしい。
【シャーリィ・トリエント】
想像しやすいビジュアルと応用の幅の広い能力で、画的な訴求力が高いキャラクター。
キャラクターの性格と能力の活用法が明快にまとまっているプロローグは、改行も適切で読者にも作者にも親切なつくり。
様式美を体現したようなこのキャラクターが他の混沌と交わると、どのような物語が表現されるのか見てみたい。
【茂木デュ一郎】
予選MVP(Most Violence Player)に選出したいキャラクター。
プロローグの最後、茂木先生死んじゃったんじゃ…?
振り落とされる寸前のドライブ感をもう一度体験してみたくなる、絶叫マシン的な良さがあった。
17
:
tasuku
:2016/01/29(金) 22:32:19
【曲々月子】
もし予選を通過したら対戦相手が困りそうだけど、情景をはっきり思い浮かべられたので文章が上手なんだと思う
【草凪悠真】
私はお前を許すわけにはいかないッ!
18
:
tasuku
:2016/01/29(金) 22:35:14
【廃糖蜜カリンカ根音】
世界観に確固たるものを感じた。
和洋折衷のパーソナリティに多様なゲストキャラクターが混じり合い、さながらSS4オーケストラのよう。
プロローグも本戦に進んでほしいというより、単純にもっとあなたの文章が読みたいと思わせられる魅力があった。
これからも今回のような、魂の籠められた作品に触れていたい。
【皇すらら】
有名なキャラクターだが、何度も目にしてなお全貌を掴めないのは本当に恐ろしい。
理解は結局できなくても、伝わってくる怖さや哀しさは本物なので、やはり惹きつける力が強烈なのだろう。
プロローグの筋書きそのものはSF映画を思い起こさせるようで、普遍的な面白さも備えていると思う。
今はただ、予定されているであろうその先を、共に見てみたいのだ。
【保坂一誠】
リズミカルな会話と欲しい描写が的確に打ち込まれる地の文はまさしく格闘漫画。
そのフォーマットにアイドルを掛け合わせることで、独自の世界が生まれており、のめり込んでしまう。
トレンドに乗れば主人公を女性にしたくなるところを男性にすることで、全体と比較してもソリッドさが際立った。
プロローグの時点で既に感動的ですらあるが、本戦ではさらに皆を楽しませてくれると確信できる信頼感がある。
【安道ハル子】
目を引く一行目と最終段落をはじめとして、改行のタイミングや戦闘における広告の挟み方など、参考になる箇所がたくさん。
キャラクターの特徴を伝えるというプロローグへの要請も完全かつ端的に応えており、最高のプロローグのひとつといえよう。
特殊能力名やキャラクター設定も効率的なイメージ伝達の面で見事で、広告を操る能力者の作者ならではの職人芸。
いずれ実現するべき未来のために利用される今を耐え忍ぶというのはまさしくパンクであり、ロックである。
19
:
tasuku
:2016/01/29(金) 22:35:56
【サブイネン】
普通にSSとして面白いうえに、ある意味で最も続きが気になるキャラクター
【彩妃言葉】
細かい設定のかみ合わせがやや気になるものの、正統派お嬢様で応援したくなる
20
:
tasuku
:2016/01/29(金) 22:42:18
【菱川結希】
劇的な代わりに重い制約を負った能力、優しさ故によく巻き込まれるトラブル、そして全てを失った『あの日の悲劇』……。
プロローグも焦燥感があり不安をかき立てられるが、悲劇とは寝坊して留年したという、いわば脱力系のキャラクター。
とはいえ、本人にとって重大な問題であることは間違いないので、必死になる理由も納得でき、共感からも魅力が生じている隙のない構成。
やりとりが高校生どうしに見えるとか、寝坊して留年って性格も能力も関係ないのではとか、そういうしゃらくさいツッコミを抑え込むパワーのある「かわいい」キャラクターといえる。
また、能力を全開にした状態での戦闘シーンは絶対「かっこいい」ので、本戦への期待感も備えており、まさに攻防一体。
21
:
不束箍女
:2016/01/30(土) 00:20:04
さしあたってキャラ説と能力の感想を。
茂木デュ一郎
パッと見茂木デュー郎と勘違いしてしまうけど、茂木デュ一郎が正しいです。(何故デュ?)元ネタは完全にあの人だと思うんだけど、脳科学研究の大御所と天然パーマとジャンキーを並列に扱うキャラ説にナチュラルな狂気を感じました!
複数人格持ちということで、もしこのキャラと対戦になったら好き放題キャラ弄れるんだろうなあ…という大変期待に満ちたキャラですね。改名とかしたいし、なんなら茂木の人格とか出したくない。全然関係ない人とかにしたいし、名前も健一郎にしちゃいたい。
と、ここまで書いて、そうか、デュ一郎が主人格とは何処にも書いてないな、という恐ろしい事実に気付きました。本人の可能性も存分にあるんですね…茂木さん。
能力に関しては、まあ、人間の感覚に関する能力が幾らか出るのは予想すべきでしたが、ちょっと被ってますね。使い方次第でどこまでも面白くなりそう。
九頭原きよみ
何してもギャグで済ませてくれるとか神様かよ…ってのが第一印象です。ただ、シリアスの限度を超えると能力が解けるとのことで、このキャラクターにはコメディの深淵を見せてあげたいなあ、と思いました。
そして何より、17歳の女子高生というのがギリギリで生身の人間という感じを出していて良いですね…!思春期というのが基本になり、どんなギャグをかましても基本に立ち返ることが出来る、強みですよこれは。ギャグが一瞬で終わるというのを心掛けてるのも良いですね。
ギャグを能力という枠組みで括ることで、どんな作風にも対応出来るようになってる良キャラだと思いました。闇をぶつけたいですね…!
サブイネン
大阪弁等で一見ギャグに見えるが、その実ガチガチの戦闘行為向けのキャラクターという感じ。禅僧に聖邪の判断を委ねる辺りが最も顕著にそれを顕している。これを扱うのは至難の業か。おそらく話が進むにつれシリアスに寄せていくやり方が一番書きやすそう。
でもどうなんだろう?勝手にシリアス向けとか思ってるが、もしかして終始ギャグなのではないか?その辺の境界が読んでて曖昧になる結構怖い。少なくともかなり正気ではあると思う。
能力に関してはまあ、ようは主人公格なんですね、という理解。なんだかんだで王道ということなのか。
エセ大阪弁真似したいです。
曲々月子
なんだこれは!?どうしろというのだ!
ヒエロニムスボスの絵画をそのままキャラ設定に落とし込んで変態性欲とドッキングシステム完了したような狂気。あるいはエロいボボボーボ・ボーボボのアフロ。リアルとファンタジーの境目から理解できない何かが染み出すような恐怖。現代人に彼女を理解できる人はおそらく存在しないでしょう。
キャラクターは小学四年生にさらにそれより年下成分を加えたモノホンっぷり。駄目だ、このキャラクターとは絶対に戦いたくない。
草凪悠真
キャラクターの性格とキャラ製作者様の意図は別にして、好き放題したいなあ、というキャラクター。
だってこの人がラノベ主人公だとかこっちは知らないですもん。知らないですよ。こっちに善意を期待しないでください。悪意の塊ですよこっちは。
とはいえ能力無効化とコピー能力は純粋に強い(ズルいくらい)ので、その辺の対処とかをちゃんと考えないと攻略は難しそうだ。
ラノベテンプレを高いセンスで纏める手腕に脱帽です。
シャーリィ・トリエント
聖属性!なんか今回そういうの多いですね!能力原理は神の力ということで、かなり精度が高そうです。というかこいつ、本当にシスターなのか?という疑問が。修道服の"ような"衣装を身に付けてるのって、それはつまり修道服そのものではないということでは?
いや、神を信じるという今回のキャンペーンで唯一無二の個性を持ってるので、わりと本当に宗教関係のキャラクターなのでしょう。
22
:
不束箍女
:2016/01/31(日) 11:18:01
鳥河貫太郎
しょ、少年ジャンプ!バディストライクじゃないか!
ジャンプ漫画元ネタのキャラクターってダンゲロスではお馴染みのようですね。このキャラクターもその範疇にあると思います。
物理法則とかはイマイチ理解してないのですが、能力発動中は宇宙空間の何もないところでボールを投げるのと同じ効果だと考えれば良いのでしょうか?
そう考えば、単なる貫通効果ではなく、ボールを投げる行為の最純化と捉える事もできそうです。
能力解除条件が地面との接触というのも中々面白いですね。地球の重力や宇宙との関係を考察させられます。
噴流煙
このキャラクターには是非とも禁断症状に陥って暴れて欲しい。そういうキャラクターですね。タバコを愛好するあまり、完全に社会の裏側に足突っ込んでるのが良い感じです。
世界の色んなタバコの豆知識とか披露して欲しい。キセルコレクションとか持ってるのでしょうか。
基本的にタバコは嫌いなのでこの人には禁煙して欲しい。あと暴れて欲しい。
対馬堂穂波
兵器を産み出すというのが背徳感凄いです。あとドローンとか召喚すれば楽なのでは?
スカートから武器を取り出すのは一種のロマンですね。本人の性格はあまりロマンあふれる感じでは無さそうですが、ロマンあふれる立ち回りを期待したいです。
あとは手榴弾とか空気より重い毒ガスとか出しても楽しそうだなぁ。あとはギロチンとか。
本人の腕力があまりないとのことで、位置エネルギーを利用した戦い方とか得意そう。
安道ハル子
予め会社立ち上げて夢の中で自身の能力の広告掲載契約を結んでから夢の戦いに臨めば、金の遣り繰り続く限り無限に能力発動し放題だよなぁ。と思ったけど、わざわざ自分の能力を敵に教えるような真似は悪手ですね。難しいなぁ。
騒音攻撃以外にも使い道はありそうですが、使い方思いつくのがちょっと難しそう。
キャラクターは結構外道っぽいので気になります。
菱川結希
能力の制約が自身の内面に向いてるのが、このキャラクターを上手く使うポイントなのかな。ここは敢えて身体強化に焦点を置いていきたいキャラクターですね。
性格やさそうだなぁ。人造人間16号みたいな感じなんですかね。あんまり不幸になって欲しくないと思わせるキャラクター。身長の高さが不穏だけど。
口舌院語録
ヤメロー!俺はこういう渋い仕事人おっさんキャラに弱い!
能力も分かりにくそうで実際使いやすい!応用もしやすそう!
凄いです!ヒゲは生えてるんですか!?
これは層に届きますよ!完成度も高い!
戦えるならめちゃくちゃにしたい!
”女子高生”
女子高生流痴漢撃退術使いてえ。
とはいえ、あまり挑戦の気概を感じられないですね。謎の安定感があります。
能力について気になったのは、このキャラクターは能力を解除することはあるのか?ということ。おそらく本人にも能力発動前の記憶はないでしょうし、無自覚なのでは?
23
:
曲々月子
:2016/02/01(月) 22:58:05
俺、ふたなりロリっ娘書くから、みんなも書いてくれよな!
もとい、投票にあたっての自分用まとめも兼ねて、受けた印象などをざっくりと。
1、茂木デュ一郎
アイエエエ狂人!
しかもただの狂人ではなく、強くて頭の使える狂人。つまりヤバい怖い。
「簡単にアハ体験する」「三代目 j soul 空海」など極めて短いスパンで腹筋を殺しに来つつ、プロローグがキャラクターを深めるものとしても完成度が高い。
キャラクター一覧では先頭にいますが、最後の一人まで読み終えても印象がまったく薄れていない、強力な個性でした。
2、九頭原きよみ
やめてくれそのキャラはオレに効く。こんなお前……この設定からお前……!
一見すさまじく無体な能力で、それを十二分に活かしたギャグ描写も実に楽しい……
ところからの、「できないこと」がきっちりと示される切なさへの落差。
ギャグとシリアスが互いを引き立たせる、作者様の技巧を感じられるプロローグでした。
3、サブイネン
何度かお見かけした名前。
設定上のスペックもさることながら、物語を重ねてきたゆえの強さを感じます。一読者として応援したい気持ちになってしまう……!
幕間スレッドのプロローグも安定感があり、ダイスロールの結果がおおむね平穏だったのもプラスだったのではないでしょうか。
4、草凪 悠真
やっ、野郎〜ッ! ちくしょうスゲエ面白い!
唐突な死霊召喚を人間の力とか言い切ったり、そのくせピストルや警棒にはちゃんと無力だったりするの、すごく好きです。
指名手配を受けたことに憤って語る言葉が、正当防衛とかそういう方面じゃなくてアレなのも野郎ポイントが高い。
デュ一郎先生とはまた違ったタイプの狂人にして、同じくらいたちが悪い。対戦相手もぜひ絶轟田さんのように救ってあげていただきたい。
5、シャーリィ・トリエント
設定から読み取れる通りの人物像で安心しました。やはり聖職者はこうでなくては……。
モヒカン主人公にシスターMODを入れてるだけなのではと思うくらい実際やってることが悪漢側なんですが、一方で台詞だけ見ると立派な神の使徒っぽく、いい具合に乖離していると思います。
悪漢行為の理由にされる言葉選びのセンスもよく、総じてストレートな強さがありそうです。
6、鳥河貫太郎
すごくまともだ! 良い意味で!
極めて正統派ですが陳腐になっていないのは、描写の細やかさによるんでしょうか。コンビニの光景がすごくリアルです。
そして現実の場面を描きつつ、うまく彼の背景や精神性に繋げているのも巧みでした。
夢の戦いを経ての今後がどうなるのか、見てみたい気持ちにさせられます。
7、噴流 煙
能力がえぐい。普通の戦いだったら一番相手にしたくない。けど本人は割と話せそう。そんな印象。
近所の公園に底なし沼があったり謎のメキシコ人のオッサンがいたり、世界観はかなりクレイジーなようですが、プロローグは落ち着いた雰囲気。
繰り返されるマッチを擦る音がいい味を出しており、静かに高まっていく緊張感が読み取れました。
……でもティアモさんはマジで何者なんだ……。
24
:
曲々月子
:2016/02/01(月) 22:58:59
8、対馬堂 穂波
勝手なイメージですが、いかにも件の学園所属な雰囲気。余裕のない女の子、いいですよね。
キャラクター、プロローグ共に、頽廃的な美しさ。設定と物語の齟齬で「ん?」と思わせておいてのどんでん返しはツボを押さえていらっしゃいます。
また内容自体とは関係ないですが、プロローグまで読まない方への配慮もちゃんとされているのが、面白さとは別の方向でも素敵でした。
9、安道 ハル子
夢の戦いにこんな意味を加える発想力に脱帽……!
とにかくプロローグに魅せられました。ままならなさと言うか世知辛さと言うか、排気ガスや汚水の臭いを孕んだ空気が画面越しに漂ってくるようです。
そしてだからこそ、夢というものに真正面から向き合う内容にもなっていて……ううむ、深い。
本戦で誰を相手にしても独特の味わいがあるSSを披露していただけそうで、楽しみです。
10、菱川 結希
ヒーローや主人公といった言葉がよく似合うキャラ。
能力の効果と代償がたいへん良いバランスで格好良いです。超常の力とはかくあるべし。
朗らかな日常の中で過去の影に怯えているというのも王道ですね。
その正体が留年なのは良くも悪くも突っ込みどころな気がしますが、それ自体は置いておいても、能力を使い続ける限り同じような失敗をしてしまうかもしれないというのは確かに怖いのかも。
11、口舌院語録
探偵らしい探偵! これは層に届きますよ!
モノローグや助手とのやり取りまで基本に忠実な描き方ながら、いくらでも膨らみを持たせられそうな能力が話を安易にしない信頼感があります。
夢の戦いもそうですが、ぜひ現実で謎の昏睡事件を追ってほしいキャラクターでもありますね……。
12、不束 箍女
そっちこそ何なのだこれはだよ! どうすればいいんだよ!
雨が降り出すのと同程度のカジュアルさで平安貴族が登場したり、お蕎麦がビッチだったり、恐るべき常識破壊への意気込みを感じます。
とは言え、そんな不条理ギャグの権化のような話の中でも、きっちりキャラを立てたり能力の用法や応用を見せてきているのが抜け目ない。
何気にプロローグ時点で無色の夢真実に触れている珍しいキャラクターでもありますが……本当かなあこれ……。
13、”女子高生”
火力にステータスを全振りしたかのような造形のキャラクター。
とにかくキャラが濃く、文章が巧く、設定上も強いので強い。このパワーを上回るのは困難だ……。
またこれだけのインパクトを持ちながら、背景もきちんと練られているのがすごい。
色物っぽくありながら、うまくまとめられた設定であると思います。
25
:
不束箍女
:2016/02/02(火) 23:02:04
保坂一誠 自明なる公理
き、奇を衒ってるなあ。なんだこのキョンホジョンリョみたいな奴は…
能力はシンプルかつ扱いやすそうですね。
キャラクター説明はこれだけだと訳がわからないですねぇ。とにかくなんか強そうだと言うのが伝わる。
それにしても、アイドル…とは…?
彩妃 言葉
能力を植物という枠に縛ることで、むしろ多様性を持たせる事に成功してるイメージです。植物って一言に言っても色々ありますからね。尚且つ植物との対話というのもキャラクター性に絡められそうで使いやすそう。
キャラクター説明からも確かなセンスを感じる。
矢塚 白夜 因辺留濃
大変に気合の入ったキャラ説ですね。というかこれもプロローグなのでは?
メタメタしい…すごくメタメタしい。
キャラ説の時点で人を選ぶような…
このキャラクターに関してはプロローグと合わせて詳しい感想を述べたいです。
黒須花火
探偵…妖怪とは…うごごごごご
ダンゲロスなのでわかりきったことですが、やはり独自概念を持つキャラが多いですね。
探偵で妖怪…どちらもわかりやすい。わかりやすいのですが、当たり前のようにバトルも出来そう…バトル概念化…探偵概念の変容…
白鳥沢ガバ子
今回、身体強化能力も多いですね。
ゴリウーキャラは場合によっては好みです。
なんか吊り橋効果で無限に強くなって手がつけられなくなりそう。メンタリティが普通の女の子っぽいのが救いなのか。山籠りしてる時点で普通からはかけ離れてるけど。
当たり前のように彼岸に到達してるのに気付いてないのは哀れとも言えそうですが果たして。
照波しい
なんか踊り食いとか出来なさそう。この子。
友人は昏睡状態なのかな?
常識に囚われない性格とのことで、是非常識に囚われない素敵な立ち回りを期待したいです。
能力は誰かとコンビを組んで初めて真価を発揮しそうなタイプ。
廃糖蜜カリンカ根音
当然聖属性なのか…僕がしらないだけで、ダンゲロスでは歌って踊ったり、舞を舞うことは退魔の力を発揮するものなのでしょうか。
神楽舞に関する能力とのことで、現実に存在しない架空の神楽舞とかではっちゃけて欲しいですね。難易度高そうですが。
そして当たり前のように人造?人間?楽器と伝統芸能と武術関係についてはもっと推察する必要がありそう。
26
:
廃糖蜜根音・カリンカ
:2016/02/03(水) 18:39:38
ヤマノコ(&神代の旗手 ヘヴィ・アイアン)
【キャラクター雑感】
今回珍しい男女ペアでの参戦ですね。勝敗ラインの設定が地味に面白いですね。
無力な少女とマッシヴな好漢というイロモノに見えて父性愛を感じさせる組み合わせは期待を煽りますね。
古代の山の民とゴールドラッシュに湧く時代の黒人男性、戦闘地形をを選ばないサバイバリティは見事ですね。
現代の魔人とは価値観が離れている分、書き手は苦労する部分もありそうですがそれはそれで奮い立たせるものがあります。
奇抜ですが、地に足がついているとでもいいますか、別に一発屋ではないので挑みがいがあります。
静と動、柔と剛、正反対な男女のプロローグを見てみましょう。
【プロローグ感想】
寓話のようなむかしばなしの住人として。理不尽を自然と受け入れる少女と。
伝記に語り継がれる偉人として。理不尽な運命に抗う道を選んだ男性。
そんな二人の奇跡の出会い。三パートに別れるのも納得のプロローグでした。
見事なまでに視点が違うんですよね。どういった立ち位置で読者は運命を語るのか?
加えて、この出会いをどう解釈して、どんな答えを書きだすのか?
委ねられる部分が多くて、やや変則的ですが想像力を刺激するいいはじまり方です。
取っ掛かりの多さでは屈指の感すらある、初心者にも上級者にも間口の広い二人組だと私は思います。
27
:
廃糖蜜根音・カリンカ
:2016/02/04(木) 10:42:12
照波しい
【キャラクター雑感】
いわゆるバディものとは外す形で、託す友人と託される友人という構図ですね。
ひとりで戦う今回のシチュエーションに合わせた関係性の妙と考えると実に趣深いです。
こちらもいい感じに対比が効いていて期待を煽るには十全です。女の子同士でしか出せない友情の一形態はあるのです。
実戦に向かないけど、物語力が高く様々な方面に展開できそうな能力面でも期待大です。絵になりますし、感情にダイレクトアタックです。
対照的なお二人様、凸凹っぷりを堪能できそうなプロローグを見てみましょう。
【プロローグ感想】
まさか……と、言わざるを得ません。
今回のルールの目の付け所にその発想はなかったと思っただけに。
彼女の人となり、理解しました。二人合わさり完璧なものに見えると思ったこと、正解でした。
喪失からはじまる物語は珍しくないといえますが、ここまで残酷だとは。
役割上で行けば、間違いなく主役を演じるタイプ。
全員主演と言う原則を置いても随一の主人公タイプですね。さしずめ心の戦いをどう制するか?
作者になるならそこは外せませんね……!
28
:
廃糖蜜根音・カリンカ
:2016/02/04(木) 11:35:51
白鳥沢ガバ子
【キャラクター雑感】
破壊力高いですね(真顔)。飛び道具は飛び道具なんですけど、ストレートの剛速球なのでフェアだろ? って豪快さを感じます。
一文一文に女子力(心理)と女子力(物理)がやってくるサンドイッチ構造に笑えばいいのやらなんとやら。
内面はあくまで恋する乙女と言うのがポイントですが、なぜか嫌な予感しかしないのは気の毒なような……。
今回参戦した男性陣との絡みを期待したいところですね!
女子力高めなガバ子ちゃんのプロローグを見てみましょう。
【プロローグ感想】
淀みない筆致で描かれる優しい世界ッ! 悪人のいない少し変だけど楽しい世界ですね。
場の空気感が素晴らしいというか、背景にいるだけで世界浸蝕率の高いガバ子さんの神髄を思い知りました。
肉体強度もさることながらこういう濃さな時点で発想の勝利と言わざるを得ません。
それでもって第三者視点から厳つ過ぎる外見・口調と内面の心優しさを両立させる手法は見事。
一人称視点に期待が集まりますが、嫌でも今回の視点の彼に感情移入しちゃうんですよね。
これからの出会いに期待すると共に幸せを祈りたいと思った人は数多いかもしれません。
29
:
不束箍女
:2016/02/07(日) 00:25:01
ヤマノコ(&神代の旗手 ヘヴィ・アイアン)
この二人がどう絡むのかが全く予想つかない。というか能力ではない以上、泉の精霊なんてものが実在するのか?この筋肉おじさんが泉の精霊なのでは?筋肉一つで凡ゆる願いに対応し得るのでは?と思ってしまう。
ラテン系の黒人キャラは凄いキャラ立ってると思いました。
松羽田かの子
脱いだ服を投げたら強そうですね。炎とか水とかに弱そうです。わかりやすくて良い能力ですね。忍術ベースの武術はどんなのでしょうか。戦闘シーンを描くのに向いてると思います。
逆にキャラ説だけからは彼女のキャラクター全てを読み解くのは難しそうです。何かと戦ってるのでしょうか?道場とかもきになるのですが…
宇多津転寝
大丈夫!自分で自分を殴っても場合によっては気絶するよ!と励ましてあげたくなるキャラクター。かなり優しさに満ちた能力ですが、その動機は利己的なものというのが良い味出してます。それ故に自分が救われないのも良いです。
ところで眠りたいのに眠れないのはそれは体質とかではなく不眠症では…?とおもったのですが、武術とか使えてるあたり体に問題はなさそうですね。こういう自分の業に囚われて救いのないキャラクターは大好きです。
裸操埜八見割折牙
残機3とかすごくゲームっぽい能力だ…
いや、それより気になったのは体重の項ですね。480kg…?それはスレンダーをゆうに超えた体型になると思うのですが、ミオスタチン関連の何かとかかな?殴られたら死にそう。代謝とか大丈夫なのかな?
弥永 家子
この子が一つ前のより体重が軽いというのが酷い。何が酷いって2倍以上ですよ。異形の存在が当たり前のように跋扈するダンゲロス界においても精神は常人のまま肉体だけ怪物というのが可哀想過ぎる。周りには精神が怪物の人とか普通にいるのに。
夢の中で夢を見ることができるかは謎ですが、肉体の基本スペックが高いので其方で戦っても良さそうですね。本人の心は傷つきそうですが。
皇すらら
マタンゴかな?そういうホラー系の存在と捉えて良いんですかね?なんか凄く怖いですね。個人の個性を証明する為に他者を徹底的に否定するのはアレですが、それによって得られる個が他者との接点が特にないのが業の深さを感じさせます。
とはいえ侵略される方はたまったものではないのでその辺の応酬は是非見たいですね。
30
:
サンライト=100しっこ
:2016/02/13(土) 12:20:57
茂木デュ一郎
モデルであろう実在の脳科学者さんのことは名前くらいしか知らないのですが、どこまでモデルの人物像に沿っているのだろうか。
いや、ヤバいですね。狂人枠で一発目からこの人が来るのは……。ひでえ。そしてプロローグの最後、これって死んだの? どうなったの?
九頭原きよみ
能力もキャラクターも好感度が高いのですが、プロローグのギャグはそこまで刺さりませんでした。
サブイネン
おお、サブイネンだ! 久しぶり!
プロローグも面白かったです。果たして本戦出場は叶うのか……?
曲々月子
す、スゲー名前……そしてスゲーキャラだ。
ひどい能力なのに文章が美しいのがさらにひどいですね。
プロローグはすごくよかったです。
草凪悠真
ブロックされてるのでRTで知ったんですが、ロリバさんのキャラじゃないそうですね。誰なんだろう……?
クソみたいなラノベ主人公パロとしてはもうちょい捻ってそれっぽさを高めて欲しいなと思いました。
シャーリィ・トリエント
すごくストレートなキャラですね。
能力は明らかにクソ強いけど、強度や大きさ、一度に出せる枚数など重要な情報が割りと曖昧なのがちょっと。
鳥河貫太郎
死神くんはキャッチャーなのでは……?
青春っていうかジュブナイルっていうか、レーベルで言えばアスキー・メディアワークス感のあるキャラクター。
能力は明確で、そこそこに強くて、応用の幅がありそうでとても良心的ですね。好感が持てます。
噴流煙
かっこいい大沢木大鉄、あるいは黒木灰二郎(tp://www.nicovideo.jp/watch/sm14522337)
個人的にフィクションでのタバコというのはかなり心惹かれるアイテムで、それを軸にかっこよくまとめ上げたこのキャラクターは非常に好みです。
「かっこよさ」という観点で言えば予選キャラの中でも屈指じゃないでしょうか。期待しています。
対馬堂穂波
最初は「能力名センスあるな―」くらいの印象だったんですが、プロローグを読んだらガラッと変わりましたね。
自分のアイデンティティを捨てても理想像を演じようとする、それ自体に成り変わろうとするというのは実に心惹かれます。
プロローグも上手く、すごく美味しいキャラですよね。彼女の行く末を見てみたいという気持ちにさせられる。
31
:
サンライト=100しっこ
:2016/02/13(土) 15:09:28
安道ハル子
プロローグもレベルが高かったのですが、能力が白眉。
ダンゲロスの能力バトルにおける最大の特徴はエログロ以上にこの手の(なんと形容すればいいかわかりませんが)能力だと思っているので、
こんなにダンゲロスっぽい能力が送られてきただけですごく嬉しい。
書く人によってどこまで面白い応用ができるか幅が出そうで、本戦が楽しみになるキャラクター。
菱川結希
留年……! うう、留年……!
なんか胸が痛くなるキャラですが、好感度は高いので頑張って欲しいですね。
何かを代償にパワーアップする能力、というのは王道ですが、これはその代償にセンスを感じます。
戦闘の中でどう活かしていくか書き手の技量が問われそう。
口舌院語録
言語を実現する類の能力ってSSキャンペーンだと強すぎて不便という印象。
能力のギミックは凝ってて面白いんですが。
不束 箍女
プロローグの勢いが好きです。希望崎学園が移動したことは過去にもあった気がしますが、「津波で江ノ島まで流された」という設定に笑いました。
江ノ島いいとこだよね。
”女子高生”
女子高生は不老なのか。まあ、女子高生だもんな……1万歳……。
プロローグは女子高生のウザすぎる台詞回しや地の文のノリを臨機応変に使い分ける巧みさに感服しました。
相手の精神に干渉するタイプの能力でも強すぎるのではという懸念はありますが、本戦でも確実に面白い作品を書いてくれると思っています。
保阪一誠
アイドル稼業……アイドル稼業だ……。
詰将棋のような理知的な格闘戦の描写はまさしく喧嘩稼業を思い起こさせます。
そして挿入歌が卑怯。クッソ笑える。
そこに熱いドラマ性まで盛り込まれていて、プロローグの面白さは予選全キャラクター中トップだったと思います。本当に素晴らしかった。最高。
彩妃 言葉
植物を操るお嬢様というのは王道っぽい造形。
戦闘面ではめちゃ不安だと思いますが、どうなんでしょう。
矢塚白夜
キャラ説長え…………。
背景を全て把握するにはダンゲロス初期のキャンペーンまで遡らないといけなそうでなかなか書き手泣かせのキャラだなと思います。
千夜ちゃん……。
黒須花火
探偵なのにわかりやすい……。
ヴィジュアルの設定がかわいくてそれだけでなんとなく応援したくなりますね。
能力は強すぎるのでは……。命をゴミみたいに使い捨てて自爆攻撃を繰り返してほしい。
32
:
初心者読者
:2016/02/14(日) 11:17:18
感想とはちょっとちがいますが…
本選出場者が決まりましたね…
予選落ちのキャラでも活躍してほしかった人がいたな…
たとえば予選落ちしたキャラ同士で団体戦とかはなさらないんですか?
(読者なので勝手に無責任なことを言っています…)
33
:
翻訳者
:2016/03/09(水) 13:21:38
個人戦第一回戦! 投票も〆切られたことですが一番手の強さを衆人に知らしめたことは確実でしょう。
先鋒に強い人を持ってくるのは定石といっても、みなさま強者揃いです。
その中で初めての方にもこれがダンゲロスだ! という衝撃を与えた点で言えば並べそうにはありませんね。
イロモノでありながら深い哀しみも背負った好カードに、どちらに票を投じるか、私も悩みました。
道化師というのは涙なくしては表現しきれないのですから。
【その1】
プロローグの可笑しさと切なさをそのままに押し切った力強いSSです。
相手方の解釈がやや即物的な印象も与える一方で、わかりやすさとサービス精神で読者を巻き込む主人公力が高いです。
舞台設定上、ガチの殺し合いと能力バトルと言った度合いは少なく、物語の力で先に進ませる体が強いのですがその代表格と言ってよいかもしれません。
しかし、この二人相性いいなー。望んでがっちと組み合った仲なだけはあります。
>手を使うのももどかしく、ツインテールで封を破る。
本当にさりげないボケなんですが、シリアスパートでもキャラを忘れないところに魂を感じます。
総じて等身大。魂でボケるきよみちゃんが魅力的でしたねー。
【その2】
こっちは逆に思いきったなーという印象です。精緻に組み上げた物語はどこか一ヶ所が落ちたら崩れてしまいそうな危うさを感じます。
けれど、対戦相手の深層に分け入っていく姿勢は夢を巡る戦いらしく、向いている方向が違うだけで月子ちゃんも立派な主人公です。
それでいてキャラの根幹は揺らいでいない。その1を読んだ後でも双方が少し違った行動を取っただけというような心理の追い方が実に巧み。
こっちのきよみちゃんも魂で戦ってる気がいたします。
ギャグ漫画少女であることと九頭原きよみであること、比重は違ってきていますがこれもまたひとつの解法ですね。
バトルもバトルで前菜ではなく、これもこれボリュームがなかなかにあってハッキリした味付けですね。単独でも美味しい。
34
:
tasuku
:2016/03/13(日) 03:22:32
第3試合の感想です
[その1]
鮮血ほとばしる凄惨な幕開けは否応なしに惹きつけられます。互いに余裕などない必死の戦闘からは目が離せません。
一方で「まどろみの泥濘」や「裏口が開きっぱなしのアカウント」といった細かな表現もこのSSの美点です。
次から次へと展開されるハル子の広告戦術は能力バトルとしての見せ場づくりも、ドラマチックな演出もできて、SS映えという点で今回のキャンペーン中いちばん輝いていたと思いました。
保坂も、焦りや誘惑に襲われながらも最後はアイドルとしての自分を全うする、最高の主人公です。
どちらも等身大でありながらやはりネジが飛んでおり、人間としての魅力を感じました。
冒頭の一見すると幸せそうな世界は、あるいはハル子の悪夢なのでしょうか。
[その2]
とりうる限りの手段を尽くし勝利をめざす姿も、SSキャンペーンの醍醐味です。
キャラクターの特殊能力のみならずバックボーンまでも完全に把握していなければこのような物語は作れません。
どちらが勝利するか全く予想できない闘いは手に汗を握りましたが、真相はまさかの八百長。完全に弄ばれている。
しかし立腹ではなく感心させられたのは、導かれた両者の思惑が完全に合致していたこともありますが、やはりエンターテインメントとしての戦闘がきちんと成立していたからだと思います。
本当の戦闘はあっさりでしたが、こちらもなんとなく決着しているのではなくロジックが存在しているので、納得できました。
余韻を感じさせるラストも丁寧で、最後まで読者や対戦者へのサービス精神にあふれたSSでした。
それを書くことができるのが、エンタメを理解したいわば「プロデューサー」なのかもしれません。
35
:
あまときしん
:2016/03/13(日) 20:40:59
【個人戦1・2回戦のキャラ別雑感】
[曲々 月子]
官能象牙!そうそのまま飲み込んでるんぬのエルフェンバイン!
...エロの力は強大だが制御が難しい。
アクセルの加減を間違えばたちまちセックス魔人の暗黒面へと堕ち、この世の美しきものは全て白濁の渦に流されてしまうだろう。
しかしこのキャラクターはプロローグで緻密で繊細な描写を重ねて、幻想的な物語の世界と官能的な表現の両立をしてみせた。
1回戦その2では特殊能力『エルフェンバイン』で派手な召喚バトルを繰り広げてくれた。
原典から呼び出される数多の幻想生物が繰り広げた戦いは、まさに私が期待していたものだった。
一方、その1では凄いことに。女騎士!
参加者それぞれのアプローチでキャラが掘り下げられていくのはSSキャンペーンの醍醐味である。
■■■
[九頭原きよみ]
プロローグ二度読み必須!
してやられましたと言わざるを得ない...。
1回戦その1ではアバンで読者をつかんできた。あざといぞ(いい意味で)!
夢の戦いに挑む動機も十分、奮戦が期待できる良いキャラクターでした。美津子さんめっちゃ良い人。
その1では触手を生やし、その2では巨大ロボ化。まさにフリーダム。
■■■
[シャーリィ・トリエント]
わぁいシスターあかりシスター大好き。これは私も本気を出さねばなるまい。
銃剣やら黒鍵やらを振り回したり、魔法で肉体を強化して戦ったり、
回転説法で敵を殲滅する――――そんな諸先輩方のせいでやたらと強キャラ感の漂う、
聖職者という名の兵(つわもの)たち。
そんな私の勝手な期待に応えてくれたのがシャーリィさんなのだ。
特殊能力『神の御加護』を拳に纏わせるまでは想像できましたが、盾を高速回転させて押し付けるのは予想できなんだ。
グラインダー(研削盤)の威力は語るに及ばず。チンピラーズが血煙と化すのが容易に想像できますね?
プロローグの薄暗い貸倉庫の中〜から始まるミスリード、
2回戦その2アバンでの台詞の対峙、そして実銃での決着に中の人のこだわりを見た!
無効化能力者は物理で殴って実弾で撃てばいいんだね、先生!
その1では香取と栗栖が凄いことに。
その凶悪巨大武器は俺によく効く!
■■■
[草凪 悠真]
中の人が"分かってやってる"のはしっかり伝わってくるので安心して最後まで読むことができた
感想書くにあたって読み直したらさらっと5万人殺戮とか書いてて焦るなど
指名手配から自然災害認定される日はそう遠くない
36
:
翻訳者
:2016/03/15(火) 11:02:11
個人戦第四回戦の感想です。
予想通りだったりそうでなかったりな結果発表の後ですが、本当に衝撃でしたね。
出来るだけ得票が伸びればいいなと思いつつ、自分の中で整理を付けるためにも書いてみましょう。
今回の試合は口舌院語録さんと弥永家子ちゃん、共に予選の時点で好感度めちゃ高だったお二人です。
多少私情は混じるとは思いますが、楽しく書いていきましょう。発表前から楽しみに思うとともに中の人の実力に身震いしていたのです。
お二人の取り合わせもありましたが、戦いと言う次元で物事を論じていないことにまず貫禄を感じたのです。
【その1】
引用が光る一本です。登場人物を最初に持ってくるところもリーダビリティーに優れた親切さでまさにイケメンですね。
地に足の着いた語録さんの大人の魅力。年上のおじさまと初々しい女子高生と逢引ってとてもいいシチュエーションですよね。
戦車道も普通に考えれば結構奇天烈な話ですが、そういうヘンな話を受容できることすなわちちょっと不思議なこの世界を体現しているようで興味深いです。
ちなみに翻訳者はテレビシリーズは視聴しました。
時事ネタを盛り込みつつも、あれはいいものですから。いいものは夢のように時空を越えるのかもしれません。出来るなら十年後もこのSSを読みに誰かが訪れてほしいですね。
家子ちゃんの心の戦いこそが本分。
この、よく分からない「夢の戦い」を踏み台にして飛躍したこと! まさしくあっぱれです。
あれの回避に使ったワンアイデアも光りますが、それに留まらず印象的な本歌取りも見事と言わざるを得ません!
想像を刺激する、解釈の分かれるラストも大好きです。総じて傑作をありがとうございました。
37
:
翻訳者
:2016/03/15(火) 11:38:06
【その2】
イエティ少女は灰被り姫の夢を見るか? :フィリップ・K・ディック著『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
It's Show time!:多数 青山剛昌著『名探偵コナン』?
こんなうまい水おれ生まれてこのカタ…飲んだ事が!ねーーーぜぇーーーッ!!:荒木飛呂彦著『ジョジョの奇妙な冒険 第四部ダイヤモンドは砕けない』
説明しよう!:タツノコプロ制作『ヤッターマン』
「ありえない」なんて事はありえない:荒川弘著『鋼の錬金術師』
通りすがりのサラリーマンさ:皆川亮二著『ARMS』
ねぇ、探していたのは12時過ぎの魔法:A-1 Pictures制作『アイドルマスターシンデレラガールズ(アニメ)』
と、前準備が済んだところで感想に移りますか。見落としがあったらごめんなさい。
こちらは探偵らしくミステリらしい構成となっております。打って代わって安心と信頼のハードボイルドですね。
一々ユーモアを交えてくる軽々妙々っぷりが光ります。探偵業界の事情がワクワクものですねー。
探偵名物、人間観察が素敵。口舌院語録さん、軽いけど重みがあっていいなー。
こちらもワンアイデアが光りますね。強い(確信)。
それだけでなく、同時進行的に動く組織のメカニズムが壮大さを演出します。
多角的に動いている分、強かさも実感できます。親しみ溢れ、様々なキャラの引き出しも眩しい。
安心と信頼の口舌院さん。間違いなく私の中での最優作です!
38
:
弥永 家子
:2016/03/17(木) 20:36:19
投票期間も終わったので対戦相手のSSについての感想を。
【個人戦4回戦SSその2】
冒頭で終盤の展開を先に見せる手法が丸かぶり……のみならず、語録の能力で「夢の戦い」の仕組みを打破するというコンセプトまで被るとは……。
といいつつ、自分は書いている時に「語録の能力でなんかやらかす」という手法自体はある程度被ることはあるかなあ、という危惧は抱いていたんですが、
この方法論は勿論全く想定外でなるほどな〜という感じでした。
・無色の夢の描写
これ、良いですね。意外にも戦闘開始を告げる際の夢の描写にここまで踏み込んだSSは今回これだけだったりします。
無色透明という情景描写や謎の声の雰囲気も良く、これが正式採用で良いと思わせるほど。
・北条(ほうじょう)綾女ちゃん
あ、そのまんま「入れる飲み物が美味しくなる」能力だったんだ、と笑いました。
自分は語録の周辺関係はプロローグSSから踏み込んだ描写はしなかったんですが(割く力が無かっただけとも言う。言語とかも使いたかったが出せなかった)、
やっぱり本人が書かれる探偵描写は力が非常に入っているな〜と感心させられました。人間関係、設定周りの力の入りっぷりが伺える。
ただ探偵描写周りの比重が実際のバトル自体よりもやや重めに取られている印象もあったので(必要な部分も多いんですが)、
ここが読者にはどう評価を分けるかですね。
かくいう自分も家子周りの人間関係をSSの主軸の一つにしちゃってるんですが。
・決着方法
語録の能力のSSでの使い方については本当に頭を悩ませました。
良く言えば色々できるんですが、悪く言えば無体過ぎるところもあって、しかも適切な描写を探してこなければいけない点が厄介。
果たして能力の考案者はどのような使い方を……と思っていたのですが、蓋を開けてみれば思ったよりもずっと思い切った使い方で、
「あ、そこまでやって良かったんだ!」と感心することしきり。
まさかハンターのあの文面をそのまま使って記憶を引き出せるとは……。
そして夢の戦いのルールの裏をついた決着方法、これが実に予想外で、「やられた!負けるかも!」と思わされています。
確かに死んだふりをする、というのは言われてみれば納得の方法で、魔人能力での解決法としては、自分が提示したものよりずっとスマートですね……。
自分の名前を「薬師寺天膳」にするという手法には強引さも感じますが、その強引さに笑いの要素も感じられる(戒名を使うとは!)ので評価されるポイントにもなり得ると思います。
自分の取った手法もまあ、強引と言えばかなり強引なので……。
一点、正直に言うとラストの部分(コンテナ車輌に入ってから以降の辺り)は時間に押されたか、やや分かり辛い、まとめ切れていないかな〜という印象も受けました。
前半の無色の夢の描写が丁寧だった分、ここが惜しい。
もっとも、自分の方も読んでいる人には同じように映っている可能性も高く、どちらが勝つかは今はGKのみぞ知る、ですね。
とにかく全体的に楽しい、読んでいておお!と思わされるSSでした。執筆お疲れ様でした!
結果発表、どうなるか、震えて待っています!
39
:
tasuku
:2016/03/19(土) 20:37:39
第4試合の感想です
[その1]
丁寧な構成が光る力作でした。
家子の繊細な内面を丁寧に描きつつ、イエティの体が巻き起こすハプニングもコミカル。
語録は少女を導く大人として非常に魅力的で、SSキャンペーン史上まれにみる好感度の高さ。
物語の流れと家子の心の動きが自然に繋がっており、一夜の成長譚として文句なしの逸品でしょう。
あちこち出かけトラブルに巻き込まれながらも少しずつ交流が深まっていく様子が微笑ましかったです。
戦闘も短いながら互いにできることを全力でぶつけあっていて、物足りなさはありません。
戦闘空間の異様さもこれまでの世界観とのギャップがあり、引き込まれます。
いきなり入った夏目漱石の文章が大変格好良く、こういうことができるのも語録の強みですね。
そして爽やかなラスト。夢の戦いのポジティブな面が見え、気持ちよく読み終わることができました。
今回のキャンペーンで最も好きなSSです。素晴らしい作品をありがとうございました。
[その2]
あらゆる側面から語録の魅力を語りつくしたSSでした。
ちょっとでもハズしたらあっという間にダサダサになってしまうところ、17000字にわたって輝いていたのは本当にすごい。
纏う雰囲気は一朝一夕で出せるものでないと思うので、ぜひこれからも物語を書いていってほしいです。
ハッピーリサーチ社の場面で心ときめく人、きっと少なくないと思います。
家子についてもけしておざなりにはなっておらず、むしろ深く理解したエッセンスが語録を立てているのではないでしょうか。
決着も書いてあることならなんでもできる語録だからこそのもので、SSキャンペーンの新たな可能性が見られました。
40
:
無知園児
:2016/03/29(火) 18:17:02
SSDM四人戦その4
大ボリュームの二万字超にして、その内容は多角的に各人の思いと行動を切り取り描写し続けるストロングスタイル。重い文体が、どこか退廃的な夢の世界を映し出しますね。
このSSは、やっぱり噴流君を大変魅力的に書いていた印象です。優しくて人間が甘い噴流君が、うまいこといかずに右往左往する様は、話の枠に縛られない人間味を感じます。
菱川、ガバ子、ヘヴィアイアンの、肉弾戦最強軍団の三つ巴も、圧倒的重量感でした。特に、ヘヴィアイアン対ガバ子は、キャラクターの格的にも、どちらが勝つのか全くわからず手に汗握りました。
総じて、非常に真摯に書かれたSSという印象でした。面白かったです! ごちそうさまでした!
41
:
曲々月子
:2016/04/11(月) 01:00:55
【感想】四人戦その4
おお、バトルしている……!
この面子でのガチ戦闘は見てみたいとは思っていたのですよね。だってみんな強いし!
崩れまくる市街地も脳裏に浮かぶ映像が映えますし、描写の方面でかなり舞台を活かしている印象です。
あとアムネジアエンジンのオーバードライブ! すごく強いけどすごくタチが悪い。そんな性質がたいへんよく分かる。
一方で激戦の水面下で立ち回る噴流君ですが、にも関わらずなんとも主人公らしい。
行動も、菱川さんやヤマノコとの会話もいかにも半端でありながら、そこから彼の人の良さを感じ取れます。
結末は、最終的には収まるべきところに収まったという印象。
とは言えありきたりな読後感ではありませんでした。戦闘の派手さと、結果に至るまでの丁寧さによるものでしょうか。
それと半端などと書いてしまった噴流君ですが、最後には夢の中であれ死ぬ覚悟を決めているんですよね。
劇中での勝ちは譲ったものの、よいヒーローだったと思います。
42
:
名無しさん
:2016/04/13(水) 05:38:01
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