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ダンゲロスSS裏Raceネタバレ感想スレッド

1スカーレット:2015/06/07(日) 21:50:28
本戦SS一覧:tp://www8.atwiki.jp/dangeurarace/pages/62.html

ダンゲロスSS裏Race用のネタバレ有り感想スレッドです。
ネタバレ感想を書く場合にはこちらをどうぞ。

13ぺんさん:2015/06/20(土) 21:04:11
【その3】
インパクトの有る始まり方だ!この風露さんすごい好きだぞ……。メタ能力をいいかんじに処理したなあ。こいつは期待できるぜ……!
一章!章訳してくれるのは区切りがわかりやすくていいですね。
この開始前の緊張感とキャラの可愛さが混ざってるのいいですねえ。
クルメちゃんを可愛く書くのは難しいだろうなーと思ってたけどいきなりいいかんじだぞ!
アリアちゃんもかわいいなあ。やはりいい腕をしている……!
二章!ファックイエー!MACHIちゃんかわいい!話を聞かない!やっぱMACHIちゃんはこうじゃねえとな!
風紀委員二人も頑張って欲しくなりますね。メリーすろーもーのこののんびりした感じもかわいいぜ……。
キャラ描写力が高いひとだ……。
三章!一気に状況が動く!戦闘描写もいい感じにわかりやすくて迫力があっていいぜ!
アナルパッケージホールドつええー!そしてみらいちゃんの叫び声かわいいぜ!
カレーパン&クルメさんのお互い強いと認識してそうなコンビの雰囲気も好みだなあ。
そして四章!なるほど、ここで天の川さんか。そして怪盗なのにいい人だなこの人。
さっきの場にいなかった奴らがどんどん集まる!すろーもーちゃんつよかったのか……。以外……。
そして雲水さん!やるじゃねえか……!お前のお陰ですろーもーちゃんは救われたぜ!とおもいきや!
五章!なんということだ雲水さん!
そして血を吸われるアリアちゃんかわいい。
しかし、なるほど、考えたな!君が二人目とは!良い能力の使い方だなー。気づくけいいも自然だ!
皆の力がひとつに!いい流れだぜー。
六章!そして決着!描写、特にトドメのコンビネーションがかっこいいなー!
終章!ちょっと駆け足で、最後は時間が足りなかったのかな?と思うところもありましたが、
いやー、いいSSでした。面白かったぜ!またな!

14ぺんさん:2015/06/20(土) 21:05:12

【その4】
状況がなかなか把握しづらいところはありましたが、マチちゃんの概念殺しやみらいさんの体内に入っての脅しなど、
一つ一つのアイデアやキャラの動かし方は光るところが見えてよかったと思います。
全裸に近い状態で血を捧げる女子生徒の群れや、おねえさまとふにゃふにゃになってるステラさんはとてもエロくてグッドでした。
アナルパッケージホールドが正気を取り戻させるのもなんかすごいシュールで面白かったです。
みらいさんもかわいかった。元気でやってほしいなあ。

【その5】
冒頭からMACHIさんの自分勝手狂気がとても可愛くていいです。
みらいさんの処理はかなりいい感じでしたねー。
ちゃんと強いまま、相性差で負けさせた感じ。しかもすごいかわいい……。
驚いて悲鳴あげちゃうのも。ゲホゲホ言いながら問いかけるのも、
ろれつ回りきってないのも、お腹おさえて顔を真赤にして茂みに行くのも可愛い。
対するカレーパン先輩も落ち着いた強者って感じがして俺得だぜー。いいぜいいぜー。

クルメさんとアリアちゃんの戦いはちょっとあっさりめだけど、ちゃんとアリアちゃんが強そうでよかったです。
天の川ちゃんはかわいそう可愛くてグッドでした。下着の替えを求めるみらいちゃんかわいい。
そして出てくるクルメ細胞の悪魔!あの強そうだったカレーパン先輩がこんなに!
でもやっぱ俺先輩好きだなー。
焼きそばパンが本性を表して、自分はぼろぼろなのに戦おうとする……。誇り高き戦士よ!カレーパンなのに!
スパイス読経すごい面白いし、
信じられるバケモノっていう啖呵の切り方もすごいカッコいい。
この人が主人公でもいいんじゃないの?ッて思うくらい好きですね、カレーパン先輩。
クライマックスはもうちょっと盛り上げていいんじゃないかなーとも思いましたが、
決着の付け方自体は良かったと思います。ファックイエー!懲役350年!
最後のまとめもなかなか。懲役350年!日本代表アナルパッケージホールド!そして恋!
面白かったよサンライトさん(多分)!次も期待したいぜ!

15ぺんさん:2015/06/20(土) 21:05:43

【その6】
雲水くんと風露さんのコンビいいな〜。こういう関係とても好きです。
起きてなきゃいけないのに能力にかかって寝ちゃうメリーちゃんかわいい。
おっとりなのに血を吸われるのが癖になってがんばっちゃうすろーもーちゃんかわいい。
うーっ!続き見たいなー。なんでみらいちゃんはああなってしまったのか、
不毛な戦いはどちらが勝ったのか、天の川さんは噛み痕から何を推理するのか……。
気になるところですが、正直これに投票することはできねえから、ここで我慢してくんな!
だんげろだんげろ!

16ぺんさん:2015/06/20(土) 21:07:29

【その7】
五万字……。やべえな……。俺読み終われないかも……。という心配は、予告編の時点で吹っ飛びました。
うおおおおーっ!あんたかよ!あんたのSSなら喜んで全部読むぜー!テンション上がってきた!
予告編自体もすげー面白い!ファッキン手土産!いいぜ、いいぜ……。
このMACHIちゃんの切ないようなうれしいような雰囲気、すごいいいぜー大好きだぜー!ファックイエー!

トラック1!
この人も文章力高いなー!カチッとした上手さだ。
NPC使いも上手いぜ。狼瀬さんつええなー。しかしまだ大きな動きは一つ。ここからが楽しみだぜ。

トラック2!
一ノ瀬さん可愛そうだなあ……。このSSないで救いがあればいいんだけど……。
そしてうおおー!早くもご登場!大会人気投票女性部門一位のMACHIさんだーっ!ファックイエーッ!
他の参加者も包囲網を突破か。さすがに猛者揃いだもんなあ。やりやがるぜ!
雲水くんは普通にいい人でいいですね。等身大!

トラック3!
一ノ瀬くん良いキャラだなあwかっこいいんだけどアホで可愛いところもある。報われて欲しいなー。
MACHIさんも随分強いぜー。しかし焼きそばパンを憎んでいるがゆえ、
焼きそばパンを武器として常に身に付けねばならないとは、なかなか皮肉なものだ。
そして死ぬメリージョエル!悲しい物語だぜ……とでも言うと思ったか!
しかしメリーちゃんはどのSSでもかわいいなー。あやしまさんのセリフが出てくるのは卑怯だよw
天の川さんも可愛いなあ。でもこの甘さはとても心配だぜ。友達、ひかないであげてくれよ。彼女も必死だったんだ。

トラック4!
実際焼きそばパンをバリバリ使ってるんだからカレーパン先輩はそう思うよなー。
風露さんの格高いなー!動けないメリーちゃんかわいいぜー。この後どうなるんだろう。楽しみだぜ。
アナルパッケージホールドつええwそしてやっぱりこのSSの一之瀬くん大好きだわ!
作者さんも多分大好きで書いてるだろうし、今後の活躍が気になるぜー。いいぜいいぜー。
雲水テスラのいい人っぷりいいなあ。
そしてアリアさんもすごいかわいいしかっこいい……。オヤビン〜!
うおおおー!買った!この能力は!ちくしょーこの、お前ー!かわいいじゃねえか天の川ちゃんお前ー!
誰かイラスト化してくれねえかなー!ちくしょー!かわいいぜー!やりやがるぜー!
筆者も同じ意見な紫苑ちゃんかわいいぜー。ほんわかしたいし、起こって頬を膨らませるのもかわいい!
さて次だ!

トラック5!
つええなーカレーパン先輩。しかしそこに割り込む久留米さん!
実力者二人の戦い……!いやー、いい勝負だったなー!
成長を見せてそこで普通は終わりだろうに、それを更に二段上回る!しかもその描写に説得力がある!
短いながらもいい戦いだったなあ。カレーパン先輩かっこいいぜー!

トラック6!
探偵助手をそう使ってきたかー!かっわいそうだな娘!
しかし最後は家族を思うあたり、やっぱアナルパッケージホールドさんは良い奴だよなあ。仲直りできるといいね!
みらいさんもここでリタイアかー。相性と運が悪かったね。
しかしパワーアップしたメアリさんがどう動くかも気になるところだ。

トラック7!
100%ヤンス陣営だ!オヤビンかっこいいぜー!
しかしスーパーヤンス人はどうなんだw。いや、面白いんだけどさw。

17ぺんさん:2015/06/20(土) 21:08:01

【その7続き】
トラック8!
アメリちゃん随分強そうになっちゃってまあ。
しかし強いとはいえ、この数の風紀委員には勝てないだろうし、テスラちゃん共々リタイアかなあ。
あねさまーしか言えない探偵ちゃんかわいい。色恋営業で頬を赤くしちゃうテスラちゃんかわいい。ちびみらいちゃんかわいい。
うおお!MACHIちゃんと雲水さん!
雲水さんほんとうにいい人だなー!負は負でも、それを大事なものだと思える!
あんたは自分で思ってるよりきっと立派な人だよ……!
そしてその救いを自らたちきろうとするMACHIちゃんもかっこいい!なきそうなMACHIちゃんかわいい!

トラック9!
うううー!本当にお前、雲水お前はー!ここまでいい人ポジションでかっこいいやつそういないぞ!
ほんとかっこいい!ふとっちょで戦闘力も殆ど無いだろうに!ロックだぜ!
うう……!MACHIちゃんもすごい……いいよ……!初めて笑えたんだな、あの日から……。もうやばいぜ……。
すごいなあ。ロックとはかけ離れてそうな雲水さんにロックだぜっていうのも、
その行いが成功してのファックイエー!もすごい心に来るよ。
最後に焼きそばパンを置いていくのもすごいかわいい……。このSSのMACHIさんはほんとうに最高だぜ……!
一方始まるのは最強候補アリアちゃん対カレーパン先輩か……!
実際分が悪そうなのはカレーパン先輩だけど、でも俺カレーパン先輩好きだから頑張ってほしいな!
戦闘描写は全SS中トップクラスだと思うし、この勝負も楽しみだぜー!

トラック10!
メアリVSステラさん!まあ、そうなるよね!テスラさんの能力強いし。お姉さましか目にないテスラさんかわいいぜ。
カレーパン先輩は最後までカッコ良かったなー。ヤンス化されたのも相手の能力だし、これは仕方ない。
ヤンス人解除されたってことは、後もう少し粘ってれば勝機はあったってことだしなあ。やっぱ強いよこの人。
そしてそれをみて入ってくる黒天さんの不気味さやばいぜー。アリアちゃん大丈夫かなあ。

トラック11!
メリーさんとリリアちゃんのターン!
いやー、この二人のやりとりはどのSSでみても素晴らしくていいですな。
お互い我を忘れて相手を助けようとしてしまう……素晴らしい……。
おさなちゃんのことをメリーさんが覚えてるのもいいなあ。
どこまでも真っ直ぐで純粋なメリーさんがとても眩しい……。
リリアさんも嫌われないか心配してるのとてもいい……。
いいよね、この二人……。とてもいい……。

トラック12!
自罰的な黒天君のこの思考、悲しいけどかっこいいなー。
実際これのお陰でここまでこれてるわけだしなあ。
そして最後の三人……!MACHIちゃんや黒天さんがいるのはいいけど、
一之瀬くんがいるのはやっぱ嬉しいし、
ひどい理不尽を屁でもないといえる、この不屈の闘志!かっこいいぜー!クライマックスの始まりだー!

トラック13!
反省できるやつは強い。
この能力!MACHIさんの過去気になるぜ!一家心中とは……。
ファックイエー!
そして決着はそれかー!一之瀬くんはことごとく予想を外すな!
食事は大事だぜ!あんたが勝者だファックイエー!

ボーナストラック!
Rock 'n' Roll Never Die!ハッハー!

いやー、これもすごい面白いSSでした。
文章もそうですが、なんとなくすごい考えて書いているんだろうなっていうのが伝わってきましたね。
どうしてこういうことができるのか、どうしてこうなったのかの説明が、
ちゃんとこちらに伝わるようにとても丁寧に書いてくれていて、すごいわかりやすかったです。
それと、キャラクター描写が可愛いですねー。かっこいい中にもちょこっとかわいい成分というか、
抜けているようなところがあって、それがとても微笑ましかったです。
MACHIさんがガンガン活躍してるのもすごい良かった!
五万字もある分感想も長くなってしまいましたが、これで終わりです。
お疲れ様でした!面白いSSをありがとうございました!

18ぺんさん:2015/06/20(土) 21:08:44

【その8】
〜0。いいですね〜この雰囲気。のほほんとしてるような怖いような。期待できるぜー。
〜1。風露さんの能力はまあ強いよねwでもこんなのひどいぜ……!殺人生物焼きそばドッグなんて!
正直すごい笑いました。いいセンスだな〜w。アタックオブザキラー焼きそばドッグ!!
久しぶりのやりたい放題型!でも好きだぜ!じゃんじゃんころせ!ファックイエー!
〜2。このぼんやりしたかんじの地の文、独特で好きだなー。
残酷な一之瀬真実をなんかするのはいいぜ。そしてひどい死に方だ!でもこういうの好きだぜ。
ジャンジャン殺せ!ファックイエー!
〜3。MACHI〜!焼きそばドッグ、間抜けな鳴き声に反してほんと強いなwひでえ話だ!
でもこういうの好きだぜ!ジャンジャン殺せ!ファックイエー!
〜4。雲水さんー!かっこいい死に方した!少女はにげきれたのか……。ファックイエー!
〜5。カレーパン先輩!この人もカッコいいなあ!この行動があとにつながると信じたいぜ……。ファックイエー!
〜6。全員の自己紹介!アリアちゃんがちょっと違うキャラになってるような気もするけど、ホラー映画時空だからまあいいか!
そしてさらば天の川さん!君のことは忘れないよ……。ファックイエー!
〜7〜8あの二人が一瞬でやられるとは!せめて断末魔を聞かせてくれよ!
〜9。アナルパッケージホールドー!強いのにもったいないぜ!だが内ゲバもホラー映画の醍醐味よ!
〜10。と思ったら死んでなかった!生き残れるかアナル!がんばれアナル!と思ったらやっぱり死んだ!
黒天も死んだ!あばよ!
〜11、12。ひどい死にっぷりだぜ!あばよ!
〜13。オブ・ザ・デッド級の電撃!ちょっといい話だったけど死んだ!あばよ!
〜14。クズメーってあんたも相当だろw。十字架は不死者に効く!あばよ!
〜15。なるほど、こういう落ちか!B旧映画から一気に本当のホラーっぽくなったなあ。

このぼんやりした地の文とサクサク死んでいく展開が結構噛み合ってて、いい味出してたと思います。
お疲れ様!楽しいSSでした!

19ぺんさん:2015/06/20(土) 21:09:18

【その9】
冒頭、会議の張り詰めた空気が感じられるようでいいなあ。
クランチ文体っていまいちピンときてなかったけど、これはかなりいい感じに使えてる気がしますね。緊張感がある。
テスラさんは真面目系でかわいいですね。お姉さまも余裕が感じられて素敵だ。
メリーちゃんもリリアちゃんも可愛いなあ。真っ赤なってところが黒くなってるのは素敵な演出だ。
この文華さんのキャラいいなあ。とても好きになれそうだ。
リリアさんの能力はやっぱいいなー。映える。いいメイクだ。メリーさんはやっぱ可愛いなあ。
自キャラだけあって使い方を心得ているぜ。
他のキャラも、焼きそばパン以外の目的がある人は、その目的をはらせれば脱落させてもOKというのは、
良い割り切り方だと思います。風露さんはあれだけど……。
ただちょっと校則違反四天王が長すぎたかなw。最後の締めもお見事。
なんというか、終始メリー・リリアの描写が素晴らしかった印象ですね。
この二人の物語としてみたら、これほどのSSもなかなかないんじゃないでしょうか。
面白かったです。メリーちゃんおつかれ!

【その10】
いいSSでしたねー。
等身大というか、身近な感じでいいキャラになってるのが好みでした。
特に風露さん。もっといやらしい感じになりそうなのを、天の川さんに対して申し訳ないと思ってたり、
適度に考えを見せてくれるのが良いバランスだなあと思いました。
みらいさんとか、ちょいちょい急に情で動き過ぎなところはありましたが、やりたい演出というか、意図は伝わってきたので、良かったと思います。

全体的に文章が柔らかくて読みやすかったのも良かったです。
平行世界ネタばらしも面白い考えだったなあ。
結構ごちゃごちゃしてそうですが、説明が読みやすくてすんなり受け入れられました。
最後もいい感じにまとまってて、特に迷探偵の部分が好きでした。
あと、リリアちゃんのところは両方うふふってなってよかったです。
面白かったぜ!

20ぺんさん:2015/06/20(土) 21:09:56

【その11】
なんでこんなに校則違反四天王やモヒカン十傑集に力を入れてるんだw
たしかにいいキャラしてたけど!特にプロフェッサーCがお気に入りですね。
皆のキャラを活躍させたかったんだろうか。実際それなりに活躍は書かれててよかったと思います。
ドキッ!水着だらけの血みどろバトルロイヤルは是非ともしっかり書いてもらいたかったですね!
なんなら幕間でかいてもいいんだよ!だんげろだんげろ!

【その12】
これも面白いSSだったなー!キャラクター描写がいい感じで、特に可愛さを引き出すのが上手かったと思います。
特に天の川ちゃんのあれが好きでしたねー。可愛く、そして格を落とさず負けさせる。いいぜいいぜー。
あとカレーパン先輩もやっぱいいですね!この人ふざけた外見なのにかっこいいんだよなー。
話を信じさせるためにリリアちゃんを使うのも上手い。良いセンス!
後は思わぬコンビやチームができたりしてるのも面白かったですね。
カレーパン同盟、のんびりヤンス、狼メアリ……。意外なんだけど無理は無い感じでとても良かったです。

ギャグも良かったですね。冒頭のアナルパッケージホールドはずるいよw
賛美歌も、わかってる人だとやっぱクスリときちゃいますね。
狼なのに馬にされてヒヒーンって言ってる狼瀬さんも可愛くて面白くて最高でした。

話の動かし方も上手かったなー。それぞれ頑張って焼きそばパンを手に入れようとしてるのがすごい伝わってきます。
一ノ瀬くんの能力もすごいいい使い方してましたね。さらに見せ方、演出もかなり上手かった。
本人は絶望してるんだけど、こっちはうおー一ノ瀬ー!って感じの使い方で、とても興奮しました。
そしてクライマックス……。焼きそばパン強すぎだろ……。
ってところからのまたいちのせ、そして集う参加者たち。
他のSSでも全員集力する展開はみられましたが、流れの作り方はその中でもかなり上手かったのではないでしょうか。
そんでメリーなー!メリーなー!あんたはわかってる!わかってるよ!
この使い方は素晴らしかった。思わずうるっと来ちゃいましたね。
それでここでも一ノ瀬か……。でもいいよ、お前がそうなら許すよ!セリフでの補完もいい味出てたしね!
最後の締めもいい味出してましたね。カレーだけに。
お疲れ様でした!

【その13】
よくわからないけどなんとなくやりたい事はわかった!
いい話だったような感じがします。
でももうちょっと要点を絞ったほうがいいと思う!
全裸で日光浴をするフウロちゃんが見たかったぜ!
カレーに対して人工呼吸できないめろんちゃんも面白かったです。

21ぺんさん:2015/06/20(土) 21:17:06
【全体】
総じて見ると、やはり女性キャラが多かったのもあって可愛い成分が非常に高くてよかったですね!
焼きそばパン真実について書いたキャラが多かったためか総力戦を書く人達が多かったのですが、
最後のボスをどのような形にするか、それぞれの個性が見えてとても興味深かったと思います。

軸になるキャラも結構かぶっていることが多く、特にメリーリリアの辺は皆使いたかったのだなあ。
キャラメイクって大事だなあというのを思い知らされました。
また、それに伴い近い展開、近い魅せ方だけあって、力量の差というのがいつもよりわかりやすいSSキャンペーンだったように思います。
おそらくそれを一番強く感じているのは作者さんだと思いますが。

しかし力量に差はあったとしても、それぞれやはり持ち味、光るところがあって、どのSSも楽しく読むことが出来ました。
全部読むのは大変でしたが、それをする価値は余裕であったと思います。
みなさん本当にお疲れ様でした、そして面白いSSをありがとうございました。

最後に、みらいさんのお陰でえっちい展開が結構見れてとても満足できたので、個人的なお礼も言っておきます。
一番好きなのはお腹を抑えて茂みにかけるみらいさんです。ありがとうございました。

22雀涙:2015/06/21(日) 12:45:17
各SSの感想です。
※面白いと思ったところについて読みながら箇条書きで連ねたので、基本的に本文が長いSSほど感想も長くなっています

その1
プロローグSSに関する説明が最初にあり、とてもわかりやすかったです。
フーロのプロローグSSに関する記述も、理にかなっていて、説得力がありました。
明石家の名前が最初に出てきたときは、なぜ明石家なのかと思いましたが、美食神明石家という言葉で、なるほどと思いました。
一見むちゃくちゃなタッグマッチ展開も、一之瀬進の魔人能力を使うことで無理なく始まっているので、疑問で読むことが止まることはありませんでした。
一之瀬進を実況にしたところも上手いと思いました。彼の魔人能力で実況をすることで、そのまま逆転やどんでん返しの振りになるからです。
「殺人は反則負けだがラーメンにするだけならギリギリセーフ」など、様々な場面でギリギリ納得できる理論展開がされているところも楽しめたポイントでした。
一回戦の時点で中かなり文字数を消費して、残りの試合をどうするのかと思わせたところで、パートナー食いのテンドンです。これは笑いました。
10万年間噴水待機については、自分も地の文と同じように「なんという気の長さ」とツッコミ、そして、直後の地の文記述で一本取られたと思いました。
「感受性の強いヤスもつられて失神!」のひところで済まされているヤスですが、ヤスの魔人能力を理解していれば、なるほどと思わせる説得力があります。
「華麗パッケージホールド」 には爆笑しました。その後のキャラクター紹介の区切りも華麗パッケージホールドに書き換わっているという二段攻撃もポイントが高かったです。
「華麗パッケージ砲ルド!」 は卑怯です。もうこれは反則級の飛び道具でした。完敗です。
ミルキーウェイの退場理由も、理にかなっています。理にかなっていますが、直前のテンションとの落差をうまく利用しています。すごかったです。
「ヤンスパッケージホールド・・・」 につながるテンドンもこれまた非常に面白く、繰り返しの妙がありました。
最後の解決編とオチも、後味悪くなく終わって良かったです。
全体的にノリとスピードで突っ切るタイプで最後まで笑いながら楽しく読めました。

23雀涙:2015/06/21(日) 12:45:55
その2
須楼望紫苑の「できないんじゃない。遅いだけなのに。」という部分で、彼女の内心の健気さが伝わってきました。
作戦を立てつつも、本人の性格(あるいは性質)でスタートが出遅れてしまうところなど、あまりのかわいそうさに彼女に頑張って欲しいと思ってしまいました。
各キャラクターごとに焦点を当てて小分けしてくことで、各人物の様子がよくわかり、キャラクター紹介ページを読んでいない状態でも分かりやすく読み進めることができました。
「彼が背負うのは己カレーパンの十八年ではない。『カレーパン』の百二十年なのだ。」の僅か2文で、カレーパンの覚悟が伝わってきました。
ヤスとオヤビンのやりとりは見入りました。
「ヤキソバノオロチの尻尾かもしれないよ、このパンは。神の一端だ」このセリフは、後の展開がどうなるかを考えさせてくれました。先が気になり、最後まで一気に読み進める要因になりました。
下半身バイクだろうが大型哺乳類だろうがぶち込んで破壊する様は、その一連の流れでどれだけアナルパッケージホールドがヤバイやつかというのが分かる描写でした。すごいです。
緒山文歌の、「「スゲェヤツ」になりたい。」というただそれだけの、でもとても強い感情が、フィジカルなどで負けても諦めないという描写も相まって、頑張ってほしいと思うキャラクターになっていました。
各キャラクターに合わせて地の文を書き換えるのも、キャタクターをつかみやすかったです。特に、MACHIの地の文は、彼女を理解するのに非常にわかりやすかったです。
「彼女自身が「まだ動ける」と思いこむ限りは、本当に動けるのだから。」の直後に魔人能力の解説を入れることで、ヤスの魔人能力の強さが際立ったと思います。
KIKKAの死についてMACHIが考える場面では、何かあると思わせて興味を惹かせる描写でした。キャラクター紹介ページを読みに行きたくなりました。
下ノ葉安里亜が命令を下す場面は、とても良かったです。
カレーパン&MACHI&アナルパッケージホールドの戦闘は、ここまでシリアスで重い展開が続いていたところに絶妙なタイミングで挟まり、シリアスに潰されて読むことを断念するということがなくなりました。
一日購買部長が伝説の焼きそばパンそのものだという展開は、そうきたかと思いました。それと同時に、どうやってこの事態を収拾するのかという引きもあり、続きがどんどん読みたくなりました。
須楼望紫苑が射出される場面の葛藤も、最初の描写と相まって、良いシーンでした。
時折出てくる、カレーパンの衣がざわつくという描写が、好きでした。華麗流の戦闘演出も分かりやすく、「華麗壁、『弁当』」などの他には使われていないユニークな技があったことも良かったです。
焼きそばパンの「ははは、甘い甘い。おっと、カレーには失礼だったかな?」と「どうしたカレーパン君! 食感もコクも深みも、何一つ足りぬぞ!」のセリフが、とても好きでした。
下ノ葉安里亜が牛乳を飲んだときは、何をやっているのだろうと思いましたが、背が伸びたことで、なるほどと思いました。それと同時に、そこから先のダイナミックな戦闘が想像でき、更に続きが楽しみになりました。
焼きそばパンが、カレーを美味いと言いそうになるところは、カレーパンの逆転を予感させる良い演出でした。
そして、それに対する焼きそばパンの全人類に対する意思の発言で、焼きそばパンを倒すべき敵と捉えることができ、盛り上がりを感じました。
最終対決の後のシメもいい感じで、好きでした。
とにかく全体的に読みやすくて分かりやすく、一気に読めました。

24雀涙:2015/06/21(日) 12:46:31
その3
「知らなくてもいい開演前」は、非常に上手いと思いました。「知らなくてもいい」なんてもったいないと思ったくらいです。
冒頭のセリフは、最初に読んだときはすぐには理解できませんでしたが、少しして意味がわかりました。程よいタイミングでハッと気がつくような絶妙なセリフでした。
久留米杜莉子がカレーパンを美味しそうと思ってしまう場面は、カレーパンの気合が久留米杜莉子を通じて伝わってきました。それと、久留米杜莉子の危うさもあり、先が気になりました。
一之瀬進が思考する場面では、彼の魔人能力をよく知っていると、読みながらニヤニヤできました。
「出来ると考えれば出来る、それが魔人能力」という地の文には、これから何が起こるか全く予想できないという期待が高まる地の文でした。出来ると考えればなんでも出来るのですから、先の予想が全くできなくなるのです。
『夢心地悠長空間』に飲み込まれたメリーの思考描写は、この魔神能力が動作だけではなく思考にも影響を与えるということが分かりやすく書かれており、それによって、この能力の恐ろしさを感じることもでき良かったです。
ホストはアナルに耐性があるという設定は、他のSSには無いユニークな設定でしたが、無理なく納得できるラインをついていて上手いと思いました。
雲水の浄化能力に関する解説は、なるほどと思わせるものがありました。事前に「出来ると考えれば出来る、それが魔人能力」と書かれていることも相まって、魔人能力が精神状態や思い込みに大きく左右されるものだということがよくわかりました。
久留米杜莉子が結局我慢できなくなってカレーパンに押しかかろうとした場面は、爆笑しました。その後のカレーパンの交渉も良かったです。
須楼望紫苑が焼きそばパンを手に入れる場面は、うーむなるほどといった感じでした。「知らなくてもいい開演前」での伏線がどこで回収されるのかと思って読み進めていましたが、まさかこう来るとは思いませんでした。
雲水に焼きそばパンの悪意が乗り移る場面は、意外性のある怒涛の展開で先が気になりました。
可憐塚みらいがタブレットを食べる場面では、『馬鹿は百薬の長』の効果と思わせつつ、『ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュに捧ぐ』の効果も合わせるという、非常に上手い描写でした。
龍玄に繋がる携帯電話が壊れてもうダメになったと思わせつつ、それを利用する場面でも、また唸らされました。
全体を通して、なるほどと唸る場面が多く、後半になるにつれて伏線が回収される度に見入る作品でした。

25雀涙:2015/06/21(日) 12:47:57
その4
一之瀬 進の魔人能力がここでも生きています。予想すればするほど、それが外れてどうなるのかという期待を持たせる布石になっています。
「客を執拗に追い詰め、強制的に高級酒を買わせる」という解釈で、人物に追いつくゾンビの俊足を説明しているのはなるほどと思いました。
「初級技である」という記述も、それだけでこの移動速度が彼女の本気はなくまだすごい技があると想像させる記述でした。
黒天真言が武器をふたつ用意しているというところで、一之瀬 進と黒天真言の魔人能力が直接攻撃を行うものではない(あるい攻撃手段に制限がある)ことが読み取れました。
それによって、戦えそうにないこのふたりに勝ち目はあるのだろうか、勝つとしたらどのように勝つのかと思いを馳せることになりました。
「一つ、一之瀬 進という先輩の居場所までの案内を頼む」 という願いは、黒天真言の能力のリスクを知らない状態で読んだときは別段不思議に思いませんでしたが、使用制限のリスクを知った上で読みなおすと、かなりイメージが変わりました。
ここでコインを使ってしまえば、もう後1枚しか使えないのですから、この状態で生き抜くことができるのかと気になりました。
蝿がコンパスになるという描写は、イメージがしやすく、シンプルですがしかしかっこいい演出でした。
生徒指導の教師をコマにして他者を妨害するというのは、なるほどと思いました。たしかに、生徒指導が目撃者であれば、わざわざ校則違反の報告をしなくても現行犯となるのですからこれほど今回のルールに適したコマはありません。
異常に広い放送室についても、「ダンゲロス・ハルマゲドンが起こっている間、職員達が居住するスペースの一角」という説明があり、広さに疑問を持つこと無く読み進めることができました。
『讃美歌を歌えそうな奴、再生出来そうな奴は取り敢えず潰しとけ』も、一見するとただアタマの悪い火効率な作戦に見えますが、逆に言えば、それだけの生徒教師を事前に潰しておく計画性がなければ、1500忍などという人数を確保することができないわけです。そこに、彼女の計画性と執念を感じました。
須楼網紫苑と霊能者 雲水の能力が合わさってしまったことで牛歩軍団が出来上がってしまった展開は、上手いと思いました。これがどうなるか先が気になり、読み進めるきっかけになりました。
カレーパンをカレーパン先輩と呼ぶことによって、他のSSと比較してかなり読みやすくなっていました。
「手に纏ったカレーに圧力を与えてカッターの様に放ち」敵を攻撃する手段は、暑さや辛さ以外の攻撃方法であり、他には無いユニークなもので好きです。

26雀涙:2015/06/21(日) 12:48:31
その4続き
「KILLER★KILLER」が学園の崩壊ヲ発生させるというのは、能力の拡大解釈のしすぎではと思われるかもしれませんが、地の文の説明によって説得力のあるものとなっています。
黒天真言が金貨(星)の目標を変更するというのは、その手があったかという感じでした。確かに金貨3枚という制限はありますが、1枚の金貨の使用制限はないのですから、このような使い方もできるのです。完全に盲点でした。
カレーによる分身というのも、他にないユニークな技で、好きでした。
可憐塚みらいが胃と腸を取り出すことでカレーを取り出す場面は、瀉血のようで吸血鬼らしい演出だと思いました。
ヤスにサポートを頼みつつ、ヤスが介入する暇もないほどの連続攻撃を繰り出す杜莉子は、いったいヤスになんおサポートを頼んだのかと思いましたが、すぐに続く地の文で解決しました。疑問から解決までの時間が絶妙でした。
ミルキーウェイの衣装の描写中でも、「古着を切って縫った」という部分が好きです。彼女が衣装を自作している様をイメージさせてくれる描写でした。
人工探偵が歩く花粉症作成機だという説明は、「(説明長くない?)」というツッコミを受けていますが、しかし、これほど詳しく独特の表現で解説してあったのは、理解しやすく読みやすかったです。
あなるパッケージホールドの正体がサッカー選手であることを地の文で知ってそのままセリフに持っていく場面は、上手いと思いました。本来であればサッカー選手であることを見ぬいた理由を地の文で説明する必要がありますが、地の文を読むという能力の説明を事前にしていることで、度重なる説明を省くことにつながっています。
狼瀬白子が髪の毛をレイピアにする描写は、先の戦闘を色々とイメージさせる好きな描写です。髪があるかぎりレイピアを作り出せるかとか、だとしたらレイピアを投射するような攻撃もできるのではないか、などです。
6人の死闘が省略される場面は、一見すると手抜きかと思われるかもしれませんが、全体のボリュームが多いなか、あえてカットしたのだと捉えると、シリアスな長い文章が続く中で折れること無く読み進めることができました。
地の文を読む能力が、蝿の音に塗りつぶされることで逆に動揺してしまう場面は、能力の使い方が上手いと思いました。
MACHIが調理部の一員になるオチは、個人的にはとても好きです。
魔人能力の解釈や使い方がユニークで、読み進める度にその手があったかと思う作品でした。

27雀涙:2015/06/21(日) 12:49:01
その5
いきなりお詫びから始まりますが、期待を後で裏切るよりも先に断ってあったほうが読みやすいということでしょう。実際、安心して読み始められました。
購買部の出張販売所というアイディアは他に無く、その手があったかと重いました。話が展開できる場所も増えるので、先が楽しみになりました。
河合爽にルビが貼ってあったのは良かったです。名前のよみがわからないとそこで詰まってしまうことが多いですが、それがなく、名は体を表す可哀想さもストレートに理解できて良かったです。
MACHIのMC(と言っていいのでしょうか)は、他のSSとは違ったベクトルでMACHIの狂気を表していて、好きでした。ナポリタンドッグを巻き添えにしたところも見境のない狂気を感じて好きです。
「(髪型はオールバックである)」には、笑いました。
ドラキュラとカーミラの違いを説明してある地の文は、カーミラについてあまり知らない身としては、とても分かりやすく助かりました。
カレーパンがスパイスを直接叩きつけるというのは、他にない応用方法で好きでした。
「自分の十八番「フリスクを口に放り込んで下剤だと偽る作戦」を、「私、そんなヤワなお腹じゃないもの」の一言で破ってみせた。」この部分だけで、いかに魔人能力といえども、条件を満たさなければ発動しないという回避方法が示されているのが分かりやすくて良かったです。
自らの思い込みを利用されてリタイアしそうになった杜莉子が、同じく自らの思い込みをきっかけに復活する場面は、どんでん返しの連続で、とても好きです。
カレーパンがカレーマントラ(とでも言えばよいのでしょうか)を読み始めた場面では、前の場面で雲水がまともなマントラを唱えたことが上手い前振りとなって、爆笑しました。さらに店長とアナルパッケージホールドが謎マントラで畳み掛けてきて、もう完敗でした。
MACHIが最後の最後で台無しにしたシーンも、MACHIの狂気と自由さがあふれていて好きな場面です。
とにかくMACHIがフリーダムで、フリーダムなだけでなく狂気を感じることができ、その狂気が散りばめられているような作品でした。

28雀涙:2015/06/21(日) 12:49:31
その6
冒頭からかなりの大事件を予感させる展開で、一気に引きこまれました。
「体長20m超のまごう事なき化け物〜」の部分の描写はとてもイメージしやすく、おぞましい不気味な化け物だということが伝わってきました。
風露が、すでに書かれた未来の状況を『地の文』から知るという能力の使い方は、上手いと思いました。見事です。
『手則文帳(クイックメモ・リーズ)』の説明をすることで、手を握った理由がわかりやすかったです。疑問を持たずに読み進めることができました。
一之瀬進の使い方も上手いと思いました。4限終了時点から始まるという予想が出た時点で、先が全く読めなくなりました。
授業が終わり、それぞれの生徒が動き出す場面が切り替わりながら展開するところは、緊張感があり、引きこまれました。
メアリの戦闘開始シーンは、「メアリに少々の理解力があれば発生しなかったはずの不毛な戦い」という部分で、彼女の頭の弱さが表現されていて楽しかったです。
各キャラクターの動き始めの緊張感が全体的に描かれている作品でした。

29雀涙:2015/06/21(日) 12:50:42
その7
まず、5万文字という文字数に驚きました。他の作者と同じ締め切りとは思えない圧倒的な文量です。
「TRACK○○」という独特の見出しが、すでに作品の雰囲気を作り出していました。予告編を読み、TRACK01に入った段階で、すでに世界に引きずり込まれていたのです。
私立希望崎学園の立地や規模の描写は、これから始まる争奪戦の大きさをイメージでき、とても助かりました。
チャイムの音がどのように聞こえただけで、どのキャラクターの場面かがわかってイメージできるという上手い描写でした。
一之瀬が精一杯考えた結果、開幕ダッシュ作戦に出るシーンでは、一之瀬の心理描写が重なれば重なるほどフラグになっていくという、とてもニヤニヤできる演出でした。
「早い話が、クソキャラであった。」という解説が個人的には好きです。チートキャラでもSS形式のキャンペーンなら参加できるというメタ的な説明にもなっており、わかりやすかったです。
雲水が魔人能力を使用し、「では、私はこれで失礼します」 とだけ言って去っていく様は、かっこよさを感じました。
「焼きそばパンの弾帯を巻き付けた怒れる女ランボー」という表現ですが、自分でも不思議なくらい、笑いよりも見入る感情のほうが強かったです。強い意志と覚悟が伝わってきました。
可憐塚みらいを目撃した一之瀬の心理描写シーンは、すさまじいフラグの積立っぷりに笑いました。
焼きそばパンを『銃殺』することで流れ弾で攻撃するというのは、なるほどこういった能力の使い方もあるのかと思いました。
「暫定2位のMACHIに500m以上の差を付けている」という具体的な数値が宣言されることで、状況のイメージがしやすく、わかりやすかったです。
「――そんな都合のいい展開、あるはずねェッ!!」のセリフには、おお、と驚きました。そう言ってしまえば、状況がひっくり返ってしまうからです。実際にその直後に大変なことになっていますし、これは上手いと思いました。
「メリー・ジョエル死亡!!」が赤文字で書かれているという部分は、参加キャラクターの魔人能力を全て理解していればニヤリとできるというニクい演出でした。
「食い物(リアルな意味のほう)」の注釈は笑いました。緊張するシーンが続く中でリラックスに戻る程よい箸休めのような感じで好きです。
怪盗ミルキーウェイと偽予告状の説明もとても丁寧で分かりやすく、それゆえに彼女が陥った状況が可哀想に見える度が増していて、好きです。
浅葱が魔人能力『見抜く』を自身に使うというのは、なるほどと思いました。一見、自分の弱みを改めて知って何になるんだと見えるところを、気持ちを整理するという方法でうまく使っていると思いました。
「それではこれより、ゴールに近い位置から順に、舗装路を走る参加者たちの現在の動向を見てゆこう」という地の文ですが、大人数が参加している状況を分かりやすく整理することができるので、とても読みやすかったです。
MACHIとカレーパンのやりとりが「サノバビッチ! ファックイエー!!」で閉められる部分が、とても好きです。勢いを感じました。
「麻婆豆腐イン中華鍋」という描写ですが、中華鍋という言葉からクレーターのイメージができ、好きな表現です。
「逃走も闘争も相当には遠そう」というセリフが韻を踏んでいて好きです。音声のみでは伝わらない、文章だからこそできる表現を活かしていると思いました。
降参しようとしている生徒に対しても無慈悲にアナルパッケージホールドを決めるアナルパッケージホールドは非常に勢いがあり、笑いました。
「なお、土に汚れたプラチナブロンドも痣を残した顔も、その美しさを些かも減じてはいなかったことをここに付記しておく。」この一文が、下ノ葉安里亜の美しさを際立たせていて、好きな文章です。
「ふわふわとした長いの髪を、右にふんわり、左にふんわり、歩を進めるごとに揺らしている」この文章など、アニメーションがイメージでき、須楼望紫苑のゆったりさがこれ以上ないくらい表現された文章だと思います。

30雀涙:2015/06/21(日) 12:51:30
その7続き
突然出てきた仕橋王道ですが、ここでも丁寧な説明によって彼の動機や準備などがわかり、唐突な新キャラクターの登場にも疑問を持つこと無く読み進めることができました。
「彼の中の悪魔と悪魔と悪魔がそれぞれ殺人凶器を手に、血で血を洗う戦いを繰り広げた。」この文章も、好きです。
「カレーパンが最適に揚がるのを待つ時」という表現が好きでした。揚げ物をしたことがあるなら分かる、張り詰めた緊張感が伝わってきました。
カレーパンと久留米の戦闘での読み合いと逆転の連続は、読んでいて楽しい部分でした。最後までどちらが勝つかわからなかったのです。
アナルパッケージホールドが娘に気がつくシーンは、シリアスでありながらも『地の文』が娘に丸見えというギャップで笑いました。アナルパッケージホールドが考えれば考えるほど、娘にはそれが伝わってしまうという展開は上手いと思いました。
シリアスとギャグの鬩ぎ合いのところに「春人の機転のゴイスーさたるや! これには春人自身もクリビツテンギョー!」は、完全に不意打ちで爆笑しました。
メアリがみらいの肉片を食いながら再生する場面では、その手があったかとうなりました。それと同時に、一体どうなってしまうのだと先が気になり、一気読みのきっかけになりました。
メアリのむちゃ食いに対するみらいの行動も、上手いと思いました。
ヤスとオヤビンのやりとりの中でも、「じゃあ、そいつらに負けたアタシはなんだろうと思った。クズ以下か、と。」の部分はとても好きです。その後の「あのヤスに、アタシの超スゲェ子分に恥じないくらい、強くなりてェ。」もあいまって、この二人の絆を感じました。
安里亜が焼きそばパンを食べる場面(「そんなワケねェでヤンス〜〜ッ! 命を懸けて頂くでヤンス〜〜〜ッ!!」〜「――オヤビン。行ってくるでヤンス」のあたり)は、正直泣きそうになりました。二人の凄まじい絆を感じました。
「はんむはんむ。あー、この子は脚が美味しーねえー。はんむはんむ」のセリフは、先ほどのヤスの場面と打って変わって爆笑しました。独特の可愛さもあり、一種の微笑ましさもある場面でした。
チビみらいの応援は、可愛さがあり、微笑ましい描写でした。
MACHIが雲水の口に焼きそばパンを突っ込んの口を塞ぐ場面は、驚愕でした。それと同時に、MACHIがこれからどう動くのかが非常に気になる演出でした。
そして、凍った焼きそばパンを引きちぎってまでMACHIに声をかけようとする雲水の場面では、雲水の尋常ではない覚悟が伝わってきました。好きなシーンです。
「安里亜の纏うオーラの中に混じった、ソースの匂いに。」という地の文で、カレーパンに対する焼きそばパンへの感情が伝わってきて、小さいけれども好きな描写です。
テスラがメリーゾンビのヘルメットを電子レンジのように攻めるというのは他の作品にはなく、なるほどと納得できるだけの説得力があり、上手いと思いました。
「カレーパンなんて負け犬の食べ物でヤンス〜〜ッ!」というアオリにカレーパンが思い込みで負けてしまう演出は、安里亜の魔人能力の説明も兼ねていてい分かりやすく、上手いと思いました。
忘れた頃に黒天真言が登場する演出は、先が気になる非常に上手い引きだったと思います。
TRACK12は、全体を通して、最終決戦に向かう静かな緊張感に満ちていて、読んでいるうちに完全に見入っていました。
一之瀬がMACHIに言葉で畳み掛ける場面は、高まる緊張感が伝わってきて、読み込みに集中してましました。
そして、直後にMACHIが焼きそばパンを食うという予想外の展開に驚きました。
魔人能力の説明やキャラクターの外見描写など、ひとつひとつが非常に丁寧で分かりやすく、全体的に文量の多さを感じさせないとても読みやすい作品でした。

31雀涙:2015/06/21(日) 12:52:26
その8
「世界認識能力者の殺し方」という始まり方に、驚きました。他とは全く違う独自の戦法を予感させる始まり方でした。
「誰がどう見ても、おいおいそっちがメインじゃねえの?って感じ。」という地の文には、確かにそのとおりだと思わせる説得力がありました。それと同時に、キャラクターの製作者に向けた言葉のようにも思えました。
伊藤風露があっさりと死ぬ場面では、他のキャラクターも絶対に殺すという強い意志が伝わってきました。やりたいことをやるという恐るべき決意が伝わってきたのです。
大災厄の設定は、なるほど上手いと思いました。解釈は自由なのですから、そういうものもありなのだと思わせる流れがありました。
死んだキャラクターに対しても声をかける地の文は、狂気を感じさせるものであり、雰囲気を固めていき、それに次第に飲み込まれていきました。
「『皆助かる』という予測が外れる事が確定したんだからね。」という地の文で、確固たる強く明確な殺意を感じました。絶対に全てのキャラクターを死なすという、強い意志です。
「パンはパンらしく、食われてりゃーいいのさ。」という地の文にも、殺意を感じました。何人たりとも、理由があれば即殺するという、強い意志を感じました。
「コミュニケーションが取れないという点で彼は死んだようなものだったのだ。」という地の文は、とても引き込まれました。ここまで多くのキャラクターが死んているにもかからわず、彼だけは死が明言されていないからです。続きがとても気になりました。
思い出のロケットが銃弾を止める場面は、下ノ葉安里亜の魔人能力が自分以外の物理法則も捻じ曲げるという、他ではあまり見られないユニークな使用法が見れてました。
全体的に殺意に溢れ、「死こそがダンゲロスの醍醐味だ」という確固たる揺るがない強い意志が伝わってきた作品でした。

32雀涙:2015/06/21(日) 12:53:07
その9
始まりの会議の時点で、かなりの雰囲気(脳内に広がる映像化されたイメージ)が伝わってきました。
ミルキーウェイの予告状について対策している描写はほかのSSにもありましたが、これほどスポットを当てた作品は他にないと思いました。
「焼きそばパンさえ売れてしまえば、争う理由などなくなるのですから」というセリフには、なうほどと思うと同時に、その後の強奪戦を予感させるセリフで、好きです。
カンニング、カツアゲ、放火魔、人体錬成の4人の場面は、あからさまにこれからなにか大騒動が起こりそうだということを想像させ、続きが読みたくなりました。
「プレハブ小屋。売り子。」の赤い文字列が羅列されているところは、それだけで多くの偽購買部が同時多発的に登場したことが一目でわかる文字列で、とてもイメージしやすかったです。
「少女」の文字に「浅葱」のルビをふる(漢字に漢字のルビを振る)というのは、文字だからこそできる表現であり、上手いと思いました。
「怪盗ミルキーウェイから、新たな予告状が届いた」の一文は、先の展開がとても気になり、一気読みの要因にもなりました。
「『毎晩ロマネ・コンティ開けてます』みたいな生徒」という分は、参加キャラクターの設定を知っているとそれだけで誰か分かるニクい演出だと思いました。
「しかも言葉が赤くない――つまり、 嘘をついているつもりが一切ない 。」の部分は、魔人能力を最大限に利用した狂人演出で、とても上手いと思いました。
「金色」に「☆」のルビをふるところなど、もはや音読できないという点で、文章だからこそできる表現の極みだと思いました。
「黒天は/可憐塚は/久留米は、まだ走らない。」の部分は緊迫した3人の様子が順番にカメラに映し出されるような映像がイメージできるほどに伝わってきました。
「何でも願いの叶う伝説の焼きそばパンとは、本来たったの108円で売られるべきものではない。」の部分はたしかになるほどと思わせる文章でした。他のSSには無い表現でした。
ラタトスク竹山の魔人能力について説明があったのは、分かりやすくて読みが止まることがなく有りがたかったです。
『放火魔』の真実が噴水で展開するシーンは、見入りました。『放火魔』がいかに恐ろしい存在なのかが伝わってきました。
「悪意を吸収するほどに強くなる魔人能力は、トドメを刺そうする瞬間の敵対者 と、熱海自身の『殺されないために殺そう』とする殺意 によって、最も大きく膨れ上がる。」には、なるほどとうなりました。
「世界に必要なのは、やはり鉄拳だ。」のシンプルな一文が好きです。
「『絆』とか『熱意』とかで人を動かそうとするのは、歪んでいる。」この文章も、好きです。うまく言葉にまとめられませんが、好きです。
「秒速たったの200m。」という表現は、焼きそばパンを狙う魔人達の強さをこの一言で表していいて上手いと思いました。この速さでも、「たった」なのですから、全体のレベルの高さが想像されます。
メリー・ジョエル急速爆進の一連の文章は非常にスピード感があり、一気に読んでしまいました。他の文章との文体の差別化により、読む速度差を感じ、それがより高いスピード感を感じられました。
黒天の魔人能力の第四能力の使い方は、他のSSには無い、とてもうまいものだと思いました。「生き返っても殺害は殺害」というルールの解釈も良かったです。
願いが叶うという設定そのものが嘘だったという大胆な設定は非常に独特で、その手があった方と驚きました。
独特の文体やルビの振り方を駆使した、読者の読む速度を強制的に操作することに特化した作品でした。

33雀涙:2015/06/21(日) 12:53:59
その10
「対峙」に「退治」のルビをふるというのが、読み方が同じで意味を2つ持たせるというのがうまく、好きです。
授業の場面で先生の質問に対して「アナルパッケージホールド!」と回答するところはシュールで笑いました。
須楼望紫苑の魔人能力が上下に影響することで、上階と下階を巻き込むというのは、なるほどと思いました。
黒天の魔人能力が解説されている場面では、能力が分かりやすく説明されると同時に、黒天にもう跡がないことがわかり、緊張感が伝わってきました。
「狼瀬が魔人吸血鬼・可憐塚みらいによって吸血されていたことは、既にご存知の方も多いだろう。」という文章が、投稿時間(つまり多くの読者が読むであろうSSの順番)も考慮したものであったとしたなら、非常に上手いと思いました。
「狼瀬との関係を続けていること」が無意識に望んでいることなのだという演出は、なるほどと思いました。あくまでも彼女の魔人能力は吸血鬼になることではないという、本質を利用した上手い描写だと思いました。
「フーロの得意満面というか、クイズを先に解いた者が解けていない者に向ける独特のニヤケた表情を向けていることに、探偵はいささか気分を悪くする。」この描写が、読んでいる時の感情とリンクして、とても感情移入ができました。
ホスト少女の頭を吹っ飛ばすというのは、なるほどと思いました。たしかに、格をふっ飛ばせば再生は困難ですが、それを書いたSSは少なく、上手いと思いました。
「彼」に「カレー」のルビをふるところも、言葉遊び的で好きでした。
カレーパンとアナルパッケージホールドの戦闘場面は、全体的にスピード感があり、読んでいて楽しい場面でした。
MACHIがモヒカン達を連続で倒す場面は、同じような文章の繰り返しのなかで少しずつ変化があり、ただの繰り返しではなくなっていたところが読んでいてスピード感と変化を同時に味わえて楽しかったです。
下ノ葉安里亜の魔人能力と久留米杜莉子の能力が合わさり復活する場面は、魔人能力の使い方が上手いと思いました。
助手の魔人能力で並行世界に移動するというのは、拡大解釈の無限の可能性を感じさせる演出で、好きでした。
「『願いが実現している並行世界』の内容を、コピー&ペースト(うわがき)している」という焼きそばパンの設定は、他にアはない斬新なものでしたが、説得力があり、上手いと思いました。
焼きそばパンに関する説明の場面は、説明が丁寧で見入って一気に読み込んでしまいました。そして、それをひっくり返すMACHIの登場は大きなインパクトがあり、続きが気になり一気に読み進めました。
須楼望と黒天が駆けつけて窮地を脱する場面は盛り上がりの連続で、まsないクライマックスと言った感じで好きでした。
「また、大災厄が起こっちまうのか」の部分で、初めて赤文字が出てきたことでインパクトが有り、うまい演出だと思いました。
下ノ葉の魔人能力により、伝説の焼きそばパンが無くなった状況を打破する演出は、非常に上手いと思いました。今までの伏線を一気に回収する、すごい演出でした。
各キャラクターのエンディングも、平行世界の設定を最大限に活かしたエンディングでした。
平行世界が存在するという一点を極め、他の作品とは大きく異る結末を演出していた作品でした。

34雀涙:2015/06/21(日) 12:54:36
その11
「校則違反を咎められないためにまずそれを注意する風紀委員を始末してしまえばいい」という発想は、実にモヒカンらしく良かったです。
NPCに混ざってあっという間にやられてしまった雲水には、驚きながら笑いました。
「全力で逃走する。」の直後に「校則違反にならないように全速力で歩いている」と続いたところは、色々と考えて、最終的に上手いなと思いました。逃走には「逃げ去る」という意味もあるのですから、必ずしも走らなければいけないわけではないというところをついたのが上手いと思いました。
レイプ兄弟のあまりにもダイレクトな名前は爆笑しました。
久留米杜莉子がバイオ生物に取り囲まれる場面はあまりの唐突な展開に爆笑しましたが、その後の蟹がバラバラになるところで、久留米杜莉子の強さがはっきりと分かり、上手いと思いました。
安出堂メアリの戦闘場面では、モブ程度なら力でねじ伏せることができるという戦闘力がよくわかり、安出堂メアリの強さが伝わってきました。
巨大なロブスターがいきなり現れる場面は、あまりにも唐突で衝撃的な展開に、先が気になりました。
「ちなみに今回の計画に駆り出されたのは、魔人能力が理由ではなく、伊勢海老に名前が似ているからというそれだけの理由なのだが。」という一文には、プロフェッサーCの異常なまでの甲殻類好きが伝わってきて良かったです。
メリー・ジョエルとロブスターの戦闘場面は、短い章を改行しながら羅列したことでスピード感があり、戦闘の映像が目に浮かぶようでした。
僅か6964字の中でスピード感を維持しつつ完結させるという恐るべき圧縮された作品でした。

35雀涙:2015/06/21(日) 12:55:15
その12
冒頭の美しい描写からの突然の「アナルパッケージホールド!」は笑いました。
「今の読者は長々とした話など求めてないのですよ」というセリフは、ニヒルでとても好きです。全SSの中で一番好きなセリフかもしれません。
車口文華が参戦する理由を説明する場面では、なるほどと思いました。とてもわかりやすく、読む上ですんなりと理解できました。
車口文華がアナルパッケージホールドと出会う場面お改装は、爆笑しました。
「焼きそばパンと同じで、多分、日本独特の食べ物よ」の文字が赤いところは、いい意味で脳の片隅に引っかかる演出で、先の展開が気になりました、
伝説の焼きそばパンの真実をカレーパンが説明する場面は、伝説の焼きそばパンの設定が簡潔によくわかり、読む助けになりました。
『カレーパン同盟』に対して『『その名前は絶対いや』』 とハモった場面は、微笑まし情景が目に浮かぶようでした。
「夥しい」にルビが振ってあったのは、親切でよかったと思います。
須楼望 紫苑が5分で着く距離を30分以上かけて移動したという表現は、具体的な時間があり、須楼望 紫苑ののんびり具合が想像以上だということがとても良くわかりました。
「下ノ葉製薬産スッキリフリスク(税込1050円)」には、思わず「高ぇ!」と声に出して笑ってしまいました。
「アナルパッケージホールド!」「あなたはもっと黙りなさい!!」の流れるようなツッコミは笑いました。
無精髭の説明から「ただのおっさんじゃないですかーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」への流れは爆笑しました。
怪盗ミルキーウェイが夜魔口悪童の弱点を知って気を失うまでの流れは、思わず「ひどいなこれ!」と声に出して爆笑しました。
一之瀬進の回想シーンでは、各キャラクターの同行が彼の予想の裏目になっていたということが淡々と書かれる描写が好きです。
黒天 真言の回想シーンから、続く『王』金貨を使用する場面は、見入りました。
一之瀬進が、この場で最も焼きそばパンを手にする可能性がない人物は自分だと考える場面は、いままでの積み重ねもあって、非常に上手いと思いました。
黒天真言が最後に逆転勝利する展開は、とてもスゴイと思いました。魔人能力の使い方が上手く、それを最大限に活かした逆転劇でした。
焼きそばパンの焼きそばソースにより空が大きく変わる場面は、絵面はギャグっぽいにも関わらず、展開の緊張感から、絶望的な張り詰めた空気が展開されるように感じました。
焼きそばパンが取り込んだ魔人能力すべてを使うことで極小の殺戮軍団となった場面は、そうなるのかと見入ってしまいました。
カレーパンの「そのどちらも選ばん」 の言葉に続いて他の魔人が言葉を発する場面は、とても熱くて良かったです。
片春人が自分のう正体を明かしながらシュートを決める場面は、とても熱かったです。
雲水の『行雲を留め流水に濯ぐ』で紫苑の夢心地悠長空間の能力を中和するというのは、他のSSには無い設定で、上手いと思いました。
カレーパン賛歌には「カレーパン賛歌ってなんだよぉ!」とツッコミを入れながら爆笑しました。
片春人と社長のダブルカタパルトはすごく熱い展開だと思って見入ってしまいましたが、直後の『『アナルパッケージホールド!!!!』』で爆笑しました。
接続確率は99.9999%にひっくり返る場面は、非常に上手いと思いました。赤文字で絶望を演出してからのこれだったので、さらにカタルシスは大きかったです。
伏線回収と回想シーンの使い方が上手く、後半になるほどに驚きがある作品でした。

36雀涙:2015/06/21(日) 12:55:49
その13
冒頭から、通常の小説とは異なる独特の文体に度肝を抜かれました。詩のような独自の文体に、読みいる他ありませんでした。
「黒天」にルビが振ってあったおかげで、正しい読み方がわかってありがたかったです(ずっと、「こくてん」だと思っていました)。
「二八歳」に「アラサー」のルビが振ってあるのは、ジョークが効いていて好きでした。
「ここまで十秒。」という具体的な数字が、事態の急展開速度が理解できて良かったです。
「真っ赤なウソ」が太字で、かつ、その直前の3つのセリフも太字だったことでこれらが結びつき、より強烈にイメージしやすかったです。
「ここまで二十秒。」から「ここまで二十一秒。」に繋がるところで、1秒という僅かな時間で大きな動きがあったことがわかり、映像イメージしやすかったです。
「五月の蝿、そう書いて……五月蠅い。」は、とても上手いと思いました。
「中止となった」が赤文字になっているところは、この後の展開(情報アドバンテージをどう活かすか)を期待させる演出でした。
「目で捉えきれないなら、元より見なければいいと思った。」という理屈(理屈かどうかも怪しいですが)は、ストレートで好きです。
「詩刑の宣穀」という言葉遊びのようなセリフは、その後の演出もあいまって好きです。
「彼は地の文を読み捨てた」という演出が、とても好きです。魔人能力は任意であり必須ではないということを改めて理解させてくれる表現でした、
「ロシア人も調子に乗って飲みまくり、翌日潰れる日本酒である。この日本酒、後に来る。」この表現が好きです、特に、「この日本酒、後に来る。」と淡々と念を押す文章が好きです。
「よくよく考えてみれば、古典の授業と言うのはなかなかにハイセンスである」というのは、たしかになるほどと思い、うなりました。
「 自
 然
 落
 下」の表記は、前後の通常の小説の表記との差別化で、強烈なインパクトが有りました。
校則違反四天王に関する説明は「嗚呼、なんて雑な伏線回収――!」と書いてありますが、実際のところは他のSSには無い独自の設定となっていて、個人的には好きです。
「生きてさえいれば、捨てキャラでもいいことはあるのだ」という文章は、かなり好きです。
「死なせず無力化するのに、性技は極めて重要である。」という説明は、かなり説得力があり、なるほどと思いました。
「あの、ピロシキって知ってますか?」このセリフには、連載漫画の引きのようなものを感じました。早く先を読みたいという欲求を刺激されました。
「ああ。見よ。」から続く焼きそばパンの変貌は、見入りました。
カレーパンの真の名前が『ピロシキ』であるという展開は、前提を大きくひっくり返すものでしたが、非常にうまく、目の付け所が違うと思いました。
最後の展開は深い余韻があり、他の作品にはないパターンの終わり方でした。
地の文やモノローグの表記がうまく、全体的に感想を書くのも忘れてしまうくらいに見入る作品でした。

37雀涙:2015/06/21(日) 12:57:02
全体を通して
投票は、非常に悩みました。どのSSも面白いのですが、面白さの方向性が異なるので、単純に比較できなかったからです。
とにかく笑える面白さ、設定を活かした面白さ、ストーリー展開の面白さ、戦闘描写の面白さなどなど、様々な面白さがあり、どの作品もとても楽しかったです。
作者がベテラン揃いで、全体的に非常に多くの知識を使った作品が多かったと思いました。
多くの知識、それは各キャラクターのプロローグであったり、過去のキャンペーンの設定だったり、ダンゲロス以外の作品のパロディだったりという、非常に幅広い知識です。
これほどまでの幅広く多くのものが詰まっているのがこのキャンペーンであり、知っていると気がついてなるほどと思ったりするところが多く、読んでいてとても楽しかったです。
しかし、逆に言えば、多くの知識について知っていないと作品のすべてを楽しむことができないという側面もあります(実際、「おそらく過去の何らかのキャラクターなのだろう」と思ったけど正体がつかめずに理解できなかったものもありました)。
こう書く、と作品を楽しむために多くの知識が必要というのは、悪いことのように見えますが、実際は悪いことばかりではありません。知っている人にとっては非常に面白いものだからです。
ダンゲロスという世界が積み上がっていくことで、多くの物語が歴史を作っていくというのは、ダンゲロスSSならではの醍醐味だと思います。
もっとも、積み上がった歴史の分だけ、参加者が知らなければならない知識は増えていくので、新規参は厳しい戦いが待っているでしょう。
そうなると、SSを書き続けてきた参加者が更に多くのSSに参加するチャンスが生まれ、どんどん面白い作品が増えていくことになります。
ですが、新規参加者が全く増えないということはないと思います。キャラクター設定がすでに完成している状態から書き始めることができるので、説明を省くことができるからです。
すでに説明が出来上がっているというのは、書く方にとってはとてもありがたいことです。しかし、読む方にとっては困ることもありました。
「読者は全てのキャラクター設定をすでに知っていること」が前提として書かれている作品が多く、読者として参加するためには作者と同じ前提知識が必要になる場面が多かったからです。
しかしこれは、読者がサボらずにキャラクター設定などを全て読んでいれば全く問題はないので、気にするほうが無粋だということかもしれません。
実際、全てのSSに各キャラクターの説明があルとなると、同じ内容を何度も読むことになってしまいますから、それはそれで知っている人にとっては余計なお世話になってしまうでしょう。
ダンゲロスSSのすべてを楽しむためには多くの知識が必要で、それは作者と読者の別け隔てなく平等であるというのが非常に大きな特徴だと感じました。
次回、もしもまたダンゲロスSSが開催されるとしたら、参加する時にそなえて、過去のキャンペーンの設定などを読みあさりたいと思いました。

追伸:年代は表SSRaceの6年前だということを、投票が終わってから知りました。Q&Aを含めてすべてのページに目を通すべきだったと反省しています。

38ドライな感想:2015/09/11(金) 21:19:11
【その9】
・キャラクター
いやーメリジョカワイイですねー!
戦場跡、花園までも十分可愛かったのですが、今回のプロローグと本編のメリジョは別格に可愛いように感じます。
ファンディスク仕様のメリジョのあざといことあざといこと。
リリアさんがいかにメリジョが可愛いかを懇切丁寧に心情描写で説明してくれるおかげで、理論的にメリジョの良さを理解することができ、よりカワイイと感じることができました。
リリアさん、ナイスアシスト!
そしてそのリリアさん。
実はメリジョよりカワイイとのうわさがあるリリアさん。
システム的な面で超重要かつ見栄えが最高な能力とそれに由来した性格がガッチリと嵌った良キャラでした。

・本編NPCず
舞台の広がりを感じられる楽しいNPC達でした。
NPCでありながら、それぞれが自分の考えうる中で最適だと考えられる道に向かい行動している感がして好きでした。
四天王が頑張っているところと、風紀カップルに困惑しているネネさんが特に好きでした。

・百合
チーム風紀委員の百合百合しい百合を当て馬としたチームメリジョのピュア百合がとにかく最高でした。


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