(ウィキペディアの管理者に立候補した際、「ご自身が考える、貴殿が管理者として活動するに当たっての強みと弱みを教えていただければと思います。」との質問を受けて)
A. 管理者はコミュニティの意向に従い、最終的判断を下して対処するという立場ですので、まず「他者の主張を正確に汲み取る」ことが何よりも重要と考えております。また、中には管理者の対処に不満を抱き、ノートや会話ページなどに激しい苦言、あるいは暴言を書き込んだり、ひどい場合には管理者ページを荒らしたりする方もおられることと思いますので、そのような場合でも適切に対処できる冷静さも必要となると考えます。私事ながら以前に自動車保険会社の夜間電話受付(保険会社の契約者が当事者となった交通事故の受付)の仕事をしていたことがあり、直前に事故に遭ったばかりで勝手がわからず混乱したり、気が立っていたりするお客様から話を聞き取り、対処するという経験を多少なりとも積んでおります。もちろん交通事故の電話受付とウィキペディアの管理者はまったく異なるものですが、この経験をもとに、私情や独断で判断することなく相手の意見を正確に汲み取り、冷静さを失うことなく対処していくことができると自負しております。一方、大きな決断を下すことに対して少々臆病であることが管理者として活動するにあたっての私の弱みであると自覚しております。しかし、先述のように管理者は独断で管理権限を行使すべきものではなく、コミュニティの意向という「後押し」を得て行動すべきものと考えております。また、管理権限はいずれも非常に強力なものですので、その行使には大変な慎重性が求められるでしょう。このようなことから、他者の意見を十分に聞き、慎重な判断のもとに権限を行使することにより、弱みは十分補いえると考えています。