それは金城武が、台湾で歌手としてデビューした時の曲で、タイトルは「夏天的代誌」。歌詞のほとんどは台湾語で、「5歳の夏の日、お母さんが僕を呼んで、台湾語を教えてくれた、おはようは・・・」というような内容です。
この曲が収録されているデビューアルバム「分手的夜裡」は、彼が日台ハーフであることを“売り”にしている感じの面白いアルバムで、歌詞のあちこちに“日本”が出てくるんです。「108の鐘が鳴る夜、和服を着た君と」とか、「3月の桜の下で」とか。なお、10曲中8曲が北京語、「夏天的代誌」と「Still love you」の2曲が台湾語です。
実は金城武は、台湾と香港の両方で何枚もアルバムを出してるんですが(香港で出したアルバムの中では広東語でも歌っています)、日本では俳優としてしか知られてないですよね。ここ数年は新しいアルバムを出していませんが、是非また歌手活動もしてほしいな〜と個人的に思っています。