>>9-12の新国立劇場公演、2回目の鑑賞。もともとは今日行くつもりでチケットを事前に買っていたが、初日は急きょ行くことにしたわけです。
正直言って、「シ戻 月泉 壊れました!!!!!」
どこで壊れたかというと、第1幕幕切れの二重唱、「Vogliatemi, bene, un bene piccolino, un bene da bammbino quale a me si conviene」っていうくだりです。「愛の家」の床に横臥した蝶々さんは、ピンカートンに手を伸ばします。それに応えるかのように、ピンカートンも蝶々さんに手を伸ばします。何でこんな場面でウルウル来ちゃったのか、自分でもわからんのですが、兎に角ハナミズがでました。
それ以降は、涙腺が壊れたわけですから、ハナミズ出っ放しです。「ある晴れた日に」にしても、アリアを聴いて感動するのではなく、「Senti」という蝶々さんのセリフで「あぁ、これから『ある晴れた日に』が始まるんだなぁ」と思っただけで泣けてきました。「ウルウル」というレベルではなく、本当に涙の粒が落ちるような状況です。「花の二重唱」でも、上から桜の花びらが降ってきたら「あぁ、花びらが降ってる〜〜〜」と思っただけで泣けてしまう。。。
あまりにもハナミズ出っ放しで、口で息をしていてちょっと苦しかったので、カーテンコールのとき「あ゛〜〜〜」といううめき声が出てしまいました。まさか他の人には聞こえまいと思っていたのですが、隣のご婦人が「プッ」って吹き出しました。かなり恥ずかしかった……。
演奏についても一言。ピンカートンが初日ほど悪くなかったのが、特筆すべき点ですね。楽日、どうしようかな〜〜〜。本当に迷う。この調子だと、次回は涙を拭うためのバスタオル持っていかないと、間に合いそうにありません。