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19(*゚Д゚)さん:2006/03/27(月) 06:18:35 ID:hS9Sm2eE
征男が会社帰りに歩いていると、ビルの陰から
子供のセロリが声をかけてきた。
「おじちゃん、一緒に遊ぼうよ」
セロリにはあまり関わらない方が良いので、無視しようとしたが、
セロリと目が合った瞬間、征男は自身の子供時代の事を
思い出した。その眼差しは親に捨てられた子のそれであった。
「おいらセロリだから、誰も遊んでくれないんだ」
「・・・・・・・・・一緒に行こう」征男はセロリの手を引いて駅に向かった。

電車の中では世間のセロリに対する風当たりの強さを
乗客の態度で感じる事になった。子供のセロリが何をしたっていうんだ・・
あの事件の頃には、このセロリは生まれてすらいなかったじゃないか・・・
征男は心の中でひとりごちた。
そんな事には気がつかないセロリは
「おじちゃん、ポトフごっこしようよ」と笑いながら言った。
征男はセロリの手を強く握り締めた。


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