したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

君の知らない救世主物語 『第二幕』

87メシア・エステバン:2020/09/22(火) 22:27:41
このように一番目の進化、二番目の進化、三番目の進化はいずれも進化制御ブレーキを細かくコントロールする
必要のない登り坂社会の環境下においては、楽に達成可能な進化条件ばかりである。

進化制御ブレーキとは、欲求を制御するブレーキの事である。
下から上へとひたすら登っていく登り坂社会では、今走っている下の道(現在)から、これから走ろうとする
上の道(未来)の状況はまったく見えないので、先を視る必要がまったくない社会である。
「一寸先は闇」という言葉があるように、一寸先の未来が見えない者でも成功者となれるのが登り坂社会である。

すなわち、欲求や欲望をガンガン表に出すタイプとか、後先考えないスポーツ馬鹿丸出しの根性系タイプとか、
終わり良ければすべて良しのいきあたりばったり型タイプとか、何しても勝てば官軍、例え正義であろうが負ければ賊軍
といったタイプとか、とにかく行動力だけが自慢のイケイケドンドン猪突猛進(ちょとつもうしん)型タイプとか、
未来に置きそうな事を視ようともしない、感じようともしない情報弱者タイプとか、その場しのぎの目暗や盲目(もうもく)
タイプの馬鹿人間とか愚かな人間とか、じっくり考える事よりも、とにかく行動や実行第一のタイプとかの方が、
登り坂社会では成功を収めたり成り上がれやすい社会となる。


ところが四番目のかわいいを感じて極める進化、五番目のかわいそうを感じて極める進化、六番目の賢いを感じて極める
三つの「頭文字が、か」においては、欲を制御するための思考力の高さと、高度で細かで繊細(せんさい)な
ブレーキ制御能力が求められる下り坂社会となる。

上の道(現在)から下の道(未来)へと下っていく下り坂社会においては、これから走る事となる下り道の様子が
所々で視えてしまう社会であるがために、下り坂での勢いがつきすぎて道から飛び出さないようにのブレーキ制御の
テクニックと、勢いがついてしまった時の危険を回避するためのブレーキの効き具合も良くないといけない社会となる。

登り坂社会においては、暴走を阻止するためのブレーキの役目をする批判や批評は必要とされず、批判する者は排除されて、
ひたすらアクセルを踏むだけのイエスマンや賛同者ばかりが得をする社会が構築されてしまい、国家においても
企業においても組織においても、批判を一切許さないワンマン型の独裁者とイエスマンの側近達が幅を利かせてしまう社会が出来上がる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板