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君の知らない救世主物語 『第二幕』

50メシア・エステバン:2020/08/27(木) 15:17:32
最強のトカゲ君。あっけなく絶滅?
いやいや、ごくわずかなトカゲ君の魂は、耐熱効果抜群で非常に硬い殻(から)を持つ植物の種子(しゅし)の中に
寄生していまして、惑星大爆発の影響で豪快に宇宙圏に吹き飛ばされていきました。

トカゲ君の魂が寄生している種子は、水分の中にある程度の期間浸さないと芽を出さないという、発芽(はつが)を
完全コントロールされていて、トカゲ君の魂が乗っけられた100個にも満たない小さな小さな種子達とトカゲ君の魂は、
休眠状態のまま宇宙空間を、とてもとても長い時間漂い続けました。

何億年? いや何十億年? いやいや何百億年? どれだけの時間が経ったかすらわからないぐらい、
休眠中の小さな小さな種子達とトカゲ君の魂の、何億世紀の大冒険はようやく終わりを告げた。


長い長い漂流生活の果てに休眠中の種子は、どこかの惑星のどこかの水場に落ちていたのだった。
たった一個のみの生存? その他の種子は水場に辿り(たどり)着けれずに全滅?

たった一個だろうが、そこから新たな歴史は始まる。
水場に長期間浸されて、種子とトカゲ君の魂は目を覚ました。種子は発芽してみるみるうちに成長していく。

トカゲ君の魂は、破壊された惑星に住んでいたすべての生物の記憶を持っていた。
新たな惑星に住み着いた種子は成長を続けていき、水を得た魚のごとく仲間をどんどんと増やしていく。
トカゲ君の魂は、自分のトカゲ仲間を増やしつつ、記憶していたすべての生き物の情報をたよりに、
新天地の惑星で次々と新たなる種を産み出していった。

それでも、破壊された惑星に住んでいたすべての生物を、新たなる惑星に完全復活させるまでには、
十数億年はかかっただろうか?


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